JP2014075678A - 通信機、通信処理装置、アプリケーション装置、コンピュータプログラム、及び送信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信機2は、アプリケーションデータの送信要求に応じて、前記アプリケーションデータを、周期的に割り当てられる1又は複数の送信期間において送信させる通信処理部25aを備えている。通信処理部25aは、一周期で割り当てられる1又は複数の送信期間において送信できるアプリケーションデータのデータ量を送信要求の要求元に認識させるための情報を、要求元に通知する通知処理を行う。
【選択図】図4
Description
このような高度道路交通システムのための通信方式については、標準規格及びガイドラインが制定されている(非特許文献1,2参照)。
各路側通信機は、割り当てられた送信期間(路車間通信期間)において、交通情報などのアプリケーションデータの送信を行う。
また、例えば、路車間通信期間において、車載通信機向けの路車間通信データだけでなく、他の路側通信機向けの路路間通信データも送信しようとした場合、路車間通信データのデータ量に路路間通信データのデータ量が加わって、データ量が大きくなり、前記最大値を超え易くなる。
しかし、一周期において送信すべきデータ量の最大値を予め見積もるのは必ずしも容易ではない。
したがって、路車間通信期間において、路車間通信に加えて路路間通信も行われる場合、一周期において送信すべきデータ量の最大値を予め見積もることは困難となる。
また、割り当てられる送信期間を長くするとしても、非特許文献1に準拠する場合、非特許文献1に規定される送信周期毎の最大送信時間である10.5msを超えることはできない。
つまり、アプリケーションが、通信処理部に対して、アプリケーションデータを与える前に、そのアプリケーションデータが、予め設定された送信期間で送信可能か否かを判定することで、過剰なデータを通信処理部に与えることが防止できる。
特に、送信処理に関連して、アプリケーションデータに対するセキュリティ処理(暗号化など)が行われる場合、処理負荷が大きくなりやすい。つまり、セキュリティ処理の負荷は大きいため、過剰なデータに対してセキュリティ処理をアプリケーションにて行うと、アプリケーションの処理負荷が非常に大きくなる。
また、非特許文献2に規定する拡張層(Extended Layer)が利用される場合、拡張層では、アプリケーションデータの分割処理という複雑な処理をアプリケーションでも事前に行う必要が生じ、アプリケーションの処理負荷が非常に大きくなる。
この場合、通知の発生頻度を抑えることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る高度道路交通システム(ITS)の全体構成を示す概略斜視図である。なお、本実施形態では、道路構造の一例として、南北方向と東西方向の複数の道路が互いに交差した碁盤目構造を想定している。
図1に示すように、本実施形態の高度道路交通システムは、交通信号機1、路側通信機(通信機)2、車載通信機(通信機)3(図2参照)、中央装置4、車載通信機3を搭載した車両5、及び、車両感知器や監視カメラ等よりなる路側センサ6を含む。
なお、本実施形態において特に説明しない点については、非特許文献1,2に準拠する。
中央装置4は、自身が管轄するエリアの交通信号機1及び路側通信機2とLAN(Local Area Network)を構成している。なお、中央装置4は、交通管制センターではなく道路上に設置してもよい。
なお、図1では、図示を簡略化するために、各交差点に信号灯器が1つだけ描写されているが、実際の各交差点には、互いに交差する道路の上り下り用として少なくとも4つの信号灯器が設置されている。
また、各路側通信機2は、自己の送信波が到達する所定範囲内に位置する他の路側通信機2とも無線通信(路路間通信)が可能である。
また、同じく無線通信システムを構成する車載通信機(通信機)3は、路側通信機2との間で無線通信を行うとともに、キャリアセンス方式で他の車載通信機3と無線通信(車車間通信)が可能である。
通信処理装置25は、制御部23と、必要な情報を記憶する記憶部24と、を備えている。制御部23は、無線通信及び有線通信の通信制御処理を行う。記憶部24は、無線通信及び優先通信のために必要な情報を記憶する。
フレームは、例えば、路側通信機2が有するGPS受信機(図示省略)によって受信したGPS信号に含まれる1PPS(1秒周期の信号)に基づいて生成される。
路車間通信期間SL1は、路側通信機2に割り当てられる路車間通信用のタイムスロット(路側通信機用送信期間)であり、この時間帯SL1においては、路側通信機2による無線送信が許容される。路車間通信期間SL1は、一つの無線フレーム(100ms)内に最大16個まで設定可能である。
路車間通信期間SL1には、それぞれスロット番号i(=1〜16)が付されている。
図3(b)では、路側通信機2にn=4,5,6の3つの路車間通信期間SL1が送信期間として割り当てられている場合の送信禁止期間を示している。路側通信機2は、送信禁止期間以外の期間(送信期間)でデータ送信を行う。
レイヤ2は、MAC副層(Medium Access Control sublayer)と、LLC副層(Logical Link Control sublayer)と、から構成される。なお、MAC副層を、単に、MAC層(Medium Access Control layer)ともいい、LLC副層(Logical Link Control sublayer)を、単に、LLC層(Logical Link Control layer)ともいう。
LLC層は、上位層のエンティティ間でパケット伝送を行うために、確認なしコネクションレス型通信のサービスを提供する。
拡張層ELは、アプリケーションAPに対してデータ伝送サービスを提供する。アプリケーションAPは、送信される通信パケットに格納されるアプリケーションデータ(交通情報、車両情報など)を拡張層ELに与える。データ伝送サービス提供のため、拡張層ELは、レイヤ7以下の下位階層に対してデータ伝送要求を出す。
また、レイヤ7から受け取った分割データを結合させてアプリケーションAPに与えることができる。
なお、拡張層ELは、レイヤ7とともに、セキュリティ管理にアクセスすることができる。
なお、通信処理装置25のうち、図4のアプリケーションAPに相当する機能を、「アプリケーション装置25a」といい、図4のアプリケーションAPよりも下位の機能(拡張層EL、レイヤ7、IVC−RVC層、レイヤ2、セキュリティ管理、及びシステム管理)を、「通信処理部25b」という。
また、例えば、アプリケーション装置25aの機能は、コンピュータプログラムによって実現し、通信処理部25bの機能を、ハードウェアによって構成することができる。また、通信処理部25bの機能を、コンピュータプログラムによって実現してもよい。
PHYヘッダは、受信側の通信機2,3におけるレイヤ1(物理層)において読み取られて、受信側のレイヤ1における通信制御処理に用いられる。なお、PHYヘッダを含む通信パケット全体が、PPDU(PHY Protocol Data Unit)である。PHYヘッダよりも後側のMACフレーム(MPDU)は、PSDU(PHY Service Data Unit)でもある。
MAC制御フィールドは、受信側の通信機2,3のレイヤ2のMAC層において読み取られて、受信側のMAC層における通信制御処理に用いられる。
MAC制御フィールドよりも後側のLLCフレーム(LPDU)は、MSDU(MAC Service Data Unit)でもある。
LLC制御フィールドは、受信側の通信機2,3のレイヤ2のLLC層において読み取られて、受信側のLLC層における通信制御処理に用いられる。
また、LLC制御フィールドよりも後側のIRフレーム(IPDU)は、LSDU(LLC Service Data Unit)でもある。
IR制御フィールドは、受信側の通信機2,3のIVC−RVC層において読み取られて、受信側のIVC−RVC層における通信制御処理に用いられる。
IR制御フィールドよりも後側のAPフレーム(APDU;Application Protocol Data Unit)は、ISDU(IVC-RVC Service Data Unit)でもある。
L7ヘッダは、受信側の通信機2,3のレイヤ7において読み取られて、受信側のレイヤ7における通信制御処理に用いられる。
レイヤ7ヘッダよりも後側のELフレーム(EL−PDU;EL-Protocol Data Unit)は、ASDU(Application Service Data Unit)でもある。
ELヘッダは、受信側の通信機2,3の拡張層ELにおいて読み取られて、受信側の拡張層ELにおける処理に用いられる。
まず、アプリケーションAPのアプリケーションデータの生成部31(図4参照)は、路車間通信データ(例えば、図7に示す「路車A」「路車B」)や路路間通信データ(例えば、図7に示す「路路A」「路路B」「路路C」)を生成する。
すると、アプリケーションAPの要求部32(図4参照)は、生成されたアプリケーションデータそれぞれの送信要求であるEL-BaseStationBroadcastData要求を生成する(ステップS1)。
DataAssociatedInformation(データ関連情報)は、1又は複数のアプリケーションデータそれぞれの順番と、1又は複数のアプリケーションデータの総数と、を含む。
例えば、図7に示すように、路車A、路車B、路路A、路路B、路路Cの5つのデータが生成された場合、総数=5に設定され、5つのアプリケーションデータそれぞれの順番として1〜5の値が設定される。つまり、各アプリケーションデータの「順番/総数」は、路車Aが「1/5」、路車Bが「2/5」、路路Aが「3/5」、路路Bが「4/5」、路路Cが「5/5」となる(図7参照)。
すなわち、拡張層ELは、アプリケーションAPからアプリケーションデータを受け取った際に、セキュリティ管理を経由する旨の指示を受け取った場合には、アプリケーションAPから受け取ったアプリケーションデータ(アンセキュアなアプリケーションデータ)を、セキュリティ管理SECに渡す(EL-Security要求(セキュリティ処理);ステップS2;図6参照)。なお、セキュリティ処理とは、セキュリティ管理SECにて実行される処理をいうだけでなく、拡張層ELのセキュリティ処理部42がセキュリティ管理SECにEL-Security要求を通知することもセキュリティ処理という。
セキュリティ管理SECにおいて、アンセキュアなアプリケーションデータをセキュアなアプリケーションデータにする処理(セキュリティ処理)には、暗号化処理、署名処理などの処理が含まれる(ただし、非特許文献1,2では規定されていない)。
セキュリティ管理は、セキュリティ処理が施されたセキュアなアプリケーションデータを、拡張層ELに戻す(EL-Security応答;ステップS3;図6参照)。
つまり、セキュリティ処理は、アプリケーションデータのデータ量を変動させる変動処理である。変動処理によるアプリケーションデータ量の変動は、アプリケーションAP側において、送信可能なデータ量を把握させるのを困難にさせる要因の一つとなっている。
拡張層ELは、アプリケーションデータを分割した分割データそれぞれを、EL−SDUとして取り扱う。
ELヘッダ構築部44は、ELヘッダの生成のため、ELヘッダを構成する分割番号などの情報を生成する。
この場合、路路A(1/5)を分割して生成された2つの分割データのうちの一方の分割データに対応する分割番号の「順番」には(1)が設定され、他方の分割データに対応する分割番号の「順番」には(2)が設定される。路路A(1/5)を分割して生成された2つの分割データに対応する分割番号の「総数」には、いずれも(2)が設定される。
他のアプリケーションデータ(路路B(2/5)、路車A(3/5)、路車B(4/5)、路車C(5/5))についても、同様に分割番号が設定される。
そこで、EL層は、送信期間A,Bでは送信しきれない路路B(4/5)の2番目の分割データ(2)/(2)と、路路C(5/5)の分割データ(1)/(2),(2)/(2)を破棄する(破棄処理)。
また、要求部45は、拡張層ELは、ELヘッダが付加された各分割データ(EL−PDU)に対応するSequenceNumber(シーケンスナンバ)の設定も行う。SequenceNumber(シーケンスナンバ)は、一つの無線フレーム(送信周期=100ms)毎の送信期間において送信すべき1又は複数のアプリケーションデータすべての分割データの順番/総数を示すものである。
SequenceNumber(シーケンスナンバ)は、分割データ(パケット)のSequence(シーケンス)及びTotalNumber(総数)を含む。
図7では、送信期間A,Bにおいて送信可能な7個の分割データに対し、(Sequence/TotalNumber)として、1/7〜7/7の値が設定される。
送信できないアプリケーションデータを破棄する破棄処理と、前記情報(送信可能データ量)の生成処理と、を、拡張層ELという同一のレイヤで行うことで、処理が容易となる。
例えば、図7では、完全に送信できるのは、3/5の路路Aのデータまでである(4/5の路路Bのデータは一部しか送信できない)。したがって、前記情報(送信可能データ量)としては、路路Aのデータまで送信できたことを示す「3/5」となる。
例えば、図7では、1/5の路車Aのデータ量が600B,2/5の路車Bのデータ量が600B、3/5の路路Aのデータ量が300Bの場合、前記情報(送信可能データ量)としては、1500Bとなる。
応答部46がEL-BaseStationBroadcastData応答を生成するのは、例えば、アプリケーションAPから送信を要求されたアプリケーションデータを、送信期間A,Bで送信しきれないと判定された場合に限ってもよい。
また、応答部46がEL-BaseStationBroadcastData応答を生成するのは、アプリケーションAPから送信を要求されたアプリケーションデータを送信するためのパケットのデータ量が、送信期間A,Bに占める割合が所定の割合(例えば、80%)を超えたと判定された場合に限ってもよい。
このように、EL-BaseStationBroadcastData応答の生成を制限することで、処理を簡素化することができる。
拡張層ELは、EL-BaseStationBroadcastData要求を拡張層EL与えたときの、DataAssociatedInformation(データ関連情報)及びEL_ApplicationDataLength(アプリケーションデータの長さ情報)を、EL-BaseStationBroadcastData応答があるまで保持する。
調整部34は、EL-BaseStationBroadcastData応答に含まれる前記情報(送信可能データ量)を取得すると、EL-BaseStationBroadcastData要求を拡張層EL与えたときの、DataAssociatedInformation(データ関連情報)及び/又はEL_ApplicationDataLength(アプリケーションデータの長さ情報)を参照し、送信できたアプリケーションデータを特定する。また、送信できたアプリケーションデータの総データ量も特定する。
これに対し、第1実施形態のように、実際に通信処理を行う通信処理部25b(拡張層EL)から送信期間A,Bにて送信可能なデータ量を示す情報を取得することで、2重処理を回避することができる。
そして、応答部46は、送信期間A,Bに収まるアプリケーションデータのデータ量をアプリケーションAPに認識させるための情報を含むEL-BaseStationBroadcast応答を、アプリケーションAPに通知する。
さらに、拡張層ELは、セキュリティ管理SECに渡すアプリケーションデータを、送信期間A,Bに収まるアプリケーションデータだけにすることで、無駄なセキュリティ処理の発生を防止できる。
したがって、拡張層ELの分割処理部43は、アプリケーションAPから受け取ったアプリケーションデータ(アンセキュアなアプリケーションデータ)を分割して、分割データを生成する。
図9,10は、第2実施形態に係る路側通信機2が、アプリケーションAPにて生成されたアプリケーションデータを生成するためのシーケンスを示している。第2実施形態の路側通信機2は、図4の拡張層ELを省略したものに相当する。したがって、拡張層ELによるアプリケーションデータの分割は行われない。また、第1実施形態において拡張層ELが有していた応答部46は、第2実施形態においてはMAC層が有する。
なお、第2実施形態において説明を省略した点については、第1実施形態と同様である。
すると、アプリケーションAPの要求部32は、生成されたアプリケーションデータそれぞれの送信要求であるBaseStationBroadcastData要求を生成する(ステップS11)。
SequenceNumber(シーケンスナンバ)は、一つの無線フレーム(送信周期=100ms)毎の送信期間において送信すべき1又は複数のアプリケーションデータの順番/総数を示すものである。
SequenceNumber(シーケンスナンバ)は、アプリケーションデータそれぞれのSequence(シーケンス)及びTotalNumber(総数)を含む。
図10では、生成された5個のアプリケーションデータ(路車A,路車B,路路A,路路B,路路C)に対して、(Sequence/TotalNumber)として、1/5〜5/5の値が設定される。
すなわち、レイヤ7は、アプリケーションAPからアプリケーションデータを受け取った際に、セキュリティ管理を経由する旨の指示を受け取った場合には、アプリケーションAPから受け取ったアプリケーションデータ(アンセキュアなアプリケーションデータ)を、セキュリティ管理SECに渡す(Security要求(セキュリティ処理);ステップS12;図9参照)。なお、セキュリティ処理とは、セキュリティ管理SECにて実行される処理をいうだけでなく、レイヤ7がセキュリティ管理SECにSecurity要求を通知することもセキュリティ処理という。
セキュリティ管理SECにおいて、アンセキュアなアプリケーションデータをセキュアなアプリケーションデータにする処理(セキュリティ処理)には、暗号化処理、署名処理などの処理が含まれる。
セキュリティ管理は、セキュリティ処理が施されたセキュアなアプリケーションデータを、レイヤ7に戻す(Security応答;ステップS13;図9参照)。
アプリケーションデータは、セキュリティ処理前よりもセキュリティ処理後のほうが大きくなる。
IVC−RVC層は、APDUにIR制御フィールドを付加してIPDUを生成し、そのIPDUをLLC層に与えるためのDL−UNITDATA要求をLLC層に送付する(ステップ15;図9参照)。
送信できないアプリケーションデータを破棄する破棄処理と、前記情報(送信可能データ量)の生成処理と、を、MAC層という同一のレイヤで行うことで、処理が容易となる。
例えば、図10では、完全に送信できるのは、4/5の路路Bのデータまでである。したがって、前記情報(送信可能データ量)としては、路路Bのデータまで送信できたことを示す「4/5」となる。
例えば、図10では、1/5〜4/5までのデータ量が、1500Bである場合、前記情報(送信可能データ量)としては、1500Bとなる。
なお、前記情報(送信可能データ量)として、「4/5」と「1500B」の双方が存在していてもよい。
IVC−RVC層は、LLC層からDL−UNITDATA応答を受けると、そのDL−UNITDATAに含まれる前記情報(送信可能データ量)を含むIR−UNITDATA応答を、レイヤ7に通知する(ステップS19;通知処理)。
レイヤ7は、IVC−RVC層からIR−UNITDATA応答を受けると、そのIR−UNITDATAに含まれる前記情報(送信可能データ量)を含むBaseStationBroadcastData応答を、アプリケーションAPに通知する(ステップS20;通知処理)。
2 路側通信機
3 車載通信機
4 中央装置
5 車両
6 路側センサ
7 有線通信回線
21 無線通信部
22 有線通信部
23 制御部
24 記憶部
25 通信処理装置
25a アプリケーション装置
25b 通信処理部
31 生成部
32 要求部
33 取得部
34 調整部
41 取得部
42 セキュリティ処理部
43 分割処理部
44 ヘッダ構築部
45 要求部
46 応答部
AP アプリケーション(アプリケーション装置)
EL 拡張層
Claims (11)
- アプリケーションデータの送信要求に応じて、前記アプリケーションデータを、周期的に割り当てられる1又は複数の送信期間において送信させる通信処理部を備え、
前記通信処理部は、一周期で割り当てられる1又は複数の前記送信期間において送信できるアプリケーションデータのデータ量を前記送信要求の要求元に認識させるための情報を、前記要求元に通知する通知処理を行う
ことを特徴とする通信機。 - 前記通信処理部は、送信要求された前記アプリケーションデータのうち、一周期内で割り当てられる1又は複数の前記送信期間内で送信しきれないデータを破棄する破棄処理を行う
請求項1記載の通信機。 - 前記通信処理部は、通信機が準拠する通信プロトコルにおける複数のレイヤの処理を行うように構成され、
前記通知処理によって通知される前記情報の生成処理と、前記破棄処理と、は、複数の前記レイヤのうちの同一のレイヤにおける処理として行われる
請求項2記載の通信機。 - 前記通信処理部は、通信機が準拠する通信プロトコルにおける複数のレイヤの処理を行うように構成され、
前記複数のレイヤには、送信要求された前記アプリケーションデータに対するセキュリティ処理と、前記セキュリティ処理が行われた前記アプリケーションデータに対するデータ分割処理と、が行われる所定のレイヤを含み、
前記所定のレイヤでは、前記通知処理によって通知される前記情報の生成も行われる
請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信機。 - 前記通信処理部は、前記アプリケーションデータを一周期で割り当てられる1又は複数の前記送信期間において送信させる通信処理の結果に基づいて、前記通知処理によって通知される前記情報を生成する
請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信機。 - 前記通知処理は、
送信要求された前記アプリケーションデータを、一周期内で割り当てられる1又は複数の前記送信期間内で送信しきれないと判定された場合、又は、
送信要求された前記アプリケーションデータを送信するためのパケットのデータ量が、1又は複数の前記送信期間に占める割合が所定の割合を超えたと判定された場合、
に行われる請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信機。 - 請求項1記載の通信機に用いられる通信処理装置であって、
アプリケーションデータの送信要求に応じて、前記アプリケーションデータを、周期的に割り当てられる1又は複数の送信期間において送信させる通信処理部を備え、
前記通信処理部は、一周期で割り当てられる1又は複数の前記送信期間において送信できるアプリケーションデータのデータ量を前記送信要求の要求元に認識させるための情報を、前記要求元に通知する
ことを特徴とする通信処理装置。 - コンピュータを、請求項7記載の通信処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
- 周期的に割り当てられる1又は複数の送信期間において送信されるべきアプリケーションデータの送信要求を、アプリケーションデータの送信処理を行う通信処理装置に対して与える要求部と、
一周期で割り当てられる1又は複数の前記送信期間において送信できるアプリケーションデータのデータ量を認識するための情報を、前記通信処理装置から取得する取得部と、
一周期で割り当てられる1又は複数の送信期間において送信されるべきアプリケーションデータのデータ量を、前記情報に基づいて調整する
アプリケーション装置。 - コンピュータを、請求項9記載のアプリケーション装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
- アプリケーションデータの送信要求が通信処理部に与えられ、
前記送信要求を受けた前記通信処理部は、
前記送信要求に応じて、前記アプリケーションデータを、周期的に割り当てられる1又は複数の送信期間において送信させるとともに、
一周期で割り当てられる1又は複数の前記送信期間において送信できるアプリケーションデータのデータ量を前記送信要求の要求元に認識させるための情報を、前記要求元に通知し、
前記要求元は、一周期で割り当てられる1又は複数の送信期間において送信されるべきアプリケーションデータのデータ量を、前記情報に基づいて調整する
ことを特徴とする送信方法。
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