JP6007626B2 - 通信機、移動局、無線通信システム、及びコンピュータプログラム - Google Patents
通信機、移動局、無線通信システム、及びコンピュータプログラム Download PDFInfo
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非特許文献1及び非特許文献2には、ITSのための無線通信システムについて記載されている。
また、路車間通信を行うことで、路側に設置された基地局が、前記車両情報又は交通信号機の情報などのアプリケーションデータが格納された通信パケットを移動局に送信することができる。
したがって、送信側と受信側との間でACKなどのやりとりを行って接続チャネルを確立するコネクション型通信ではなくコネクションレス型通信が行われる。したがって、受信側は、送信側から一方的に送信された通信パケットを受信する必要があり、たとえ、受信に失敗しても再送処理は行われない。
路路間通信が行われる場合、移動局としては、路側に設置される基地局からの通信パケットのうち、路路間通信用のパケット(路路間通信パケット)は受信するのは避けたいところである。
また、上記問題は、例えば、移動局が基地局向けの通信パケット(車路間通信パケット)を送信した場合にも同様に生じる。
この結果、移動局は、受信した通信パケットの要否を判定できる。
よって、通信パケットを受信した移動局がアプリケーションデータを読み出すための処理を無駄に行ってしまうことを抑制することができる。
この場合、通信パケットは、宛先となった基地局に届く。一方、通信パケットの宛先アドレスとしてブロードキャストアドレスのみが規定された規格に準拠した移動局にとっては、通信パケットの宛先アドレスはブロードキャストアドレスであることが前提となっているため、非ブロードキャストアドレスが格納された通信パケットは、当該移動局によって破棄されることが期待される。
a)700MHz帯高度道路交通システム標準規格(ARIB STD−T109)に規定するIR制御フィールド
b)700MHz帯高度道路交通システム標準規格(ARIB STD−T109)に規定するレイヤ7ヘッダ
c)700MHz帯高度道路交通システム拡張機能ガイドライン(ITS FORUM RC−010)に規定するELヘッダ
d)通信パケットに格納されるアプリケーションデータに対するセキュリティ管理のためのフィールド
よって、通信パケットを受信した移動局がアプリケーションデータを読み出すための処理を無駄に行ってしまうことを抑制することができる。
(9)前記通信機は、移動局として使用できる。
図1は、高度道路交通システム(ITS)の全体構成を示す概略斜視図である。なお、図1では、道路構造の一例として、南北方向と東西方向の複数の道路が互いに交差した碁盤目構造を想定している。
図1に示すように、高度道路交通システムは、交通信号機1、路側に設置された基地局2、車両に搭載された移動局3(図2及び図3参照)、中央装置4、移動局を搭載した車両5、及び、各種の車両感知器よりなる路側センサ6などを含む。なお、以下、路側に設置された基地局2を「路側通信機」といい、車両に搭載された移動局3を「車載通信機」という。
なお、本実施形態に係る高度道路交通システムは、非特許文献1に示す標準規格及び非特許文献2に示すガイドラインに準拠している。
中央装置4は、自身が管轄するエリアに含まれる各交差点Jiの交通信号機1及び路側通信機2とLAN(Local Area Network)を構成している。従って、中央装置4は、各交通信号機1及び各路側通信機2との間で双方向通信が可能である。なお、中央装置4は、交通管制センターではなく道路上に設置してもよい。
この車両感知器としては、例えば、超音波式車両感知器、マイクロ波式車両感知器、光学式車両感知器(光ビーコン)、「画像式車両感知器」及び「旅行時間計測用感知器」などを採用することができる。
中央装置4は、ワークステーション(WS)やパーソナルコンピュータ(PC)等よりなる制御部を有している。この制御部は、路側通信機2や路側センサ6からの各種の交通情報の収集・処理(演算)・記録、信号制御及び情報提供を統括的に行う。
具体的には、中央装置4の制御部は、自身のネットワークに属する交差点Jiの交通信号機1に対して、同一道路上の交通信号機1群を調整する系統制御や、この系統制御を道路網に拡張した広域制御(面制御)を行うことができる。
信号制御指令S1は、前記系統制御や広域制御を行う場合の信号制御パラメータの演算周期(例えば、1.0〜2.5分)ごとに送信され、交通情報S2は、例えば5分ごとに送信される。
中央装置4の制御部は、管轄エリア内の路側通信機2や路側センサ6などから通信部が取得した車両情報S3及び感知情報S4に基づいて、前記系統制御や広域制御を実行することができる。
図2は、上記高度道路交通システムの管轄エリアの一部を示す道路平面図である。
図2では、互いに交差する2つの道路の各々が上りと下りで片側1車線のものとして例示されているが、道路構造はこれに限られるものではない。
図2にも示すように、本実施形態の高度道路交通システムは、車載通信機3との間で無線通信が可能な複数の路側通信機2と、CSMA方式で無線通信を行う移動無線送受信機の一種である複数の車載通信機3とを有する、無線通信システムを含んでいる。
路側通信機2は、自身の受信エリアAr内にある車載通信機3からの無線信号を受信可能であり、その受信エリアArが他の路側通信機2のアンテナに到達している場合には、当該他の路側通信機2からの無線信号も受信可能である。
なお、図2では、交差点J2に設置された路側通信機2の受信エリアArのみが描かれているが、その他の交差点Jiに設置された路側通信機2の受信エリアArも同様に、交差点Jiから道路の延長方向に沿って延びた形状になっている。
なお、前記した通り、交通管制センターに設けられた中央装置4は、各路側通信機2と有線での双方向通信が可能となっているが、これらの間も無線通信であってもよい。
また、路側通信機2は、自身の送信タイミングを制御するために、他の路側通信機2との時刻同期機能を有している。この路側通信機2の時刻同期は、例えば、自身の時計をGPS時刻に合わせるGPS同期や、自身の時計を他の路側通信機2からの送信信号に合わせるエア同期等によって行われる。
図3は、路側通信機2と車載通信機3の内部構成を示すブロック図である。
路側通信機2は、無線通信のためのアンテナ20a,20bを有する無線通信部(送受信部)21と、中央装置4と双方向通信する有線通信部22と、それらの通信制御を行うプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)等よりなる制御部23と、制御部23に接続されたROMやRAM等の記憶装置よりなる記憶部24とを備えている。
例えば、制御部23は、無線通信部21が車載通信機3から受信した車両情報(アプリケーションデータ)S3を記憶部24に一時的に記憶させ、有線通信部22を通じて中央装置4に転送する。また、制御部23は、有線通信部22が中央装置4から受信した交通情報(アプリケーションデータ)S2等を、記憶部24に一時的に記憶させ、当該交通情報S2を含む通信パケットを無線通信部21からブロードキャスト送信する。
路側通信機2から割当情報S5を取得した車両5の車載通信機3は、その割当情報S5を送信した路側通信機2が送信を行わない時間帯(図4の第2スロットT2)に、キャリアセンス方式による無線送信を行う。
図4は、上記割当情報S5に含まれるタイムスロットの一例を示す概念図である。
図4に示すように、タイムスロットには第1スロットT1と第2スロットT2とが含まれており、これらのスロットT1,T2は所定長のサイクルC(例えば、100m秒)内で所定回数だけ繰り返すようになっている。
第1スロットT1は、路側通信機2用のタイムスロットであり、この時間帯においては路側通信機2による無線送信が許容される。第1スロットT1にはスロット番号iが付されており、このスロット番号iは周期的にインクリメント又はデクリメントされる。
図4に示すタイムスロットにおいて、各スロット番号i=1〜3の第1スロットT1に記したドット●は、当該第1スロットT1に複数の路側通信機2の送信時間が割り当てられていることを示している。
かかるスロット割当は、中央装置4が総括的に行うこともできるし、他装置から取得した設置位置やスロット情報を利用して各路側通信機2が自律的に行うこともできる。
また、複数の路側通信機2,2…の中から1つの親機を予め選定しておき、この親機が、他の路側通信機2である子機同士で電波干渉が生じない送信タイミングとなるように、スロット割当を行うようにすることもできる。
図3に戻り、車載通信機3は、無線通信のためのアンテナ30を有する通信部(送受信部)31と、この通信部31に対する通信制御を行うプロセッサ等よりなる制御部32と、この制御部32に接続されたROMやRAM等の記憶装置よりなる記憶部33とを備えている。
記憶部33は、制御部(コンピュータ)32が実行する通信制御処理のためのコンピュータプログラムや、各通信機2,3の通信機ID等を記憶している。制御部23が実行する処理は、コンピュータプログラムが制御部32によって実行されることで行われる。
従って、車載通信機3の通信部31は、所定の搬送波周波数の受信レベルを常時感知しており、その値がある閾値以上である場合は無線送信を行わず、当該閾値未満になった場合にのみ無線送信を行うようになっている。
また、車載通信機3の制御部32は、他の車両5から直接受信した車両情報S3や、路側通信機2から受信した他の車両5の車両情報S3に含まれる、位置、速度及び方向に基づいて、右直衝突や出合い頭衝突等を回避するための安全運転支援制御を行うことができる。
従って、路側通信機2がダウンリンク送信した無線信号と、その路側通信機2の送信エリア外の車載通信機3がブロードキャスト送信した無線信号とが、その路側通信機2の送信エリア内の車載通信機3に同時に届くことはない。
図5は、路側通信機2及び車載通信機3が準拠する非特許文献1に記載の通信プロトコルスタックを示している。
図5に示す機能に基づく処理は、路側通信機2の制御部23及び車載通信機3の制御部32によって実行される。
レイヤ2は、MAC副層(Medium Access Control sublayer)と、LLC副層(Logical Link Control sublayer)と、から構成される。なお、MAC副層を、単に、MAC層(Medium Access Control layer)ともいい、LLC副層(Logical Link Control sublayer)を、単に、LLC層(Logical Link Control layer)ともいう。
LLC層は、上位層のエンティティ間でパケット伝送を行うために、確認なしコネクションレス型通信のサービスを提供する。
また、路側通信機2のアプリケーションとしては、レイヤ7によって提供される通信制御手段によって車載通信機3又は他の路側通信機2から受信したアプリケーションデータ(交通情報・車両情報など)を取得し、処理又は転送するアプリケーションが含まれる。
また、車載通信機3のアプリケーションとしては、レイヤ7によって提供される通信制御手段によって他の車載通信機3又は路側通信機2から受信したアプリケーションデータ(交通情報・車両情報など)を取得し、処理又は転送するアプリケーションが含まれる。
また、前記制御部23及び前記制御部32は、図5におけるセキュリティ管理(SEC)の処理、及びシステム管理(SME)の処理も実行する。
図6は、路側通信機2及び車載通信機2によって送信される通信パケットの構成を示している。図6に示す通信パケットの構成は、基本的に、非特許文献1に準拠したものである。
PHYヘッダは、受信側の通信機2,3におけるレイヤ1(物理層)において読み取られて、受信側のレイヤ1における通信制御処理に用いられる。なお、PHYヘッダを含む通信パケット全体が、PPDU(PHY Protocol Data Unit)である。PHYヘッダよりも後側のMACフレーム(MPDU(MAC Protocol Data Unit))は、PSDU(PHY Service Data Unit)でもある。
MAC制御フィールドは、受信側の通信機2,3のレイヤ2のMAC層において読み取られて、受信側のMAC層における通信制御処理に用いられる。
MAC制御フィールドよりも後側のLLCフレーム(LPDU;LLC Protocol Data Unit)は、MSDU(MAC Service Data Unit)でもある。
ただし、通信パケットの受信側2,3のMAC層では、受信した通信パケットが、車車間通信パケット、路路間通信パケット、及び路車間通信パケットのうちのいずれであるのかは、区別できない。
したがって、MAC制御フィールドに含まれる各フィールドに格納される情報は、通信機2,3の種別を示すものではない。
LLC制御フィールドは、受信側の通信機2,3のレイヤ2のLLC層において読み取られて、受信側のLLC層における通信制御処理に用いられる。
また、LLC制御フィールドよりも後側のIRフレーム(IPDU;IR Protocol Data Unit)は、LSDU(LLC Service Data Unit)でもある。
非特許文献1において、LLC制御フィールドにおける各フィールドに格納される情報は、通信機2,3の種別を示すものではない。
IR制御フィールドは、受信側の通信機2,3のIVC−RVC層において読み取られて、受信側のIVC−RVC層における通信制御処理に用いられる。
IR制御フィールドよりも後側のAPフレーム(APDU;Application Protocol Data Unit)は、ISDU(IR Service Data Unit)でもある。
なお、4ビットの識別情報フィールドのうち、先頭ビット以外の他のビットは、非特許文献1において、今後のための予約とされており、未定義である。
また、IR制御フィールドにおける拡張領域フィールド(16ビット)も、今後のための予約フィールドとされている。
レイヤ7ヘッダは、受信側の通信機2,3のレイヤ7において読み取られて、受信側のレイヤ7における通信制御処理に用いられる。
非特許文献1では、アプリケーション関連情報の詳細は、規定されていない。
図6に示すASDUは、セキュリティ管理SECによってセキュリティ処理が行われたセキュアなアプリケーションデータを示している。非特許文献1においてセキュアなアプリケーションデータの詳細についての規定はないが、セキュアなアプリケーションデータは、セキュリティ管理ヘッダ(セキュリティ管理のためのフィールド)及びアプリケーションデータ本体によって構成することができる。
セキュリティ管理ヘッダには、セキュリティ管理SECによって、セキュリティ管理に関する情報が格納される。
なお、アプリケーションデータがセキュアである場合には、ASDUに含まれる情報のうち、セキュリティ管理ヘッダは、制御フィールであるとみなす。
レイヤ7は、セキュリティ管理SECから与えられたセキュアなアプリケーションデータを、ASDUとして取り扱う。つまり、セキュアなアプリケーションデータ(ASDU)の前にレイヤ7ヘッダが付加される。この場合、レイヤ7ヘッダのセキュリティ区分情報フィールドには、セキュリティ管理SECを経由することを示す「1」が格納される。
セキュリティ管理SECは、アンセキュアになったアプリケーションデータを、レイヤ7に戻す。
レイヤ7は、セキュリティ管理SECから戻されたアンセキュアなアプリケーションデータをASDUとして扱う。つまり、このASDU(アンセキュアなアプリケーションデータ)は、アプリケーションAPに与えられる。
また、セキュリティ管理SECにおいて、セキュアなアプリケーションデータをアンセキュアなアプリケーションデータにする処理には、暗号を復号化する処理、署名検証処理などの処理が含まれる(ただし、非特許文献1では規定されていない)。
図8は、図5のアプリケーションAPとレイヤ7との間の通信機能を拡張する拡張レイヤELを示している。この拡張レイヤELは非特許文献2のガイドラインに準拠したものである。非特許文献1の標準規格に加えて、非特許文献2のガイドラインにも準拠する路側通信機2及び車載通信機3の場合、拡張レイヤELに基づく処理は、路側通信機2の制御部23及び車載通信機3の制御部32によって実行される。
なお、本実施形態に係る路側通信機2及び車載通信機3は、基本的に、非特許文献1の標準規格に加えて、非特許文献2のガイドラインにも準拠するものとする。
つまり、セキュリティ管理SECは、レイヤ7及び拡張レイヤELの双方との間で、情報のやりとりが可能である。
ELヘッダは、受信側の通信機2,3の拡張レイヤELにおいて読み取られて、受信側の拡張レイヤELにおける処理に用いられる。
移動局(車載通信機)3によって付加されるELヘッダ(EL移動局ヘッダ)は、図10(b)に示すように、バージョンフィールド、ELヘッダ種別フィールド、ELセキュリティ区分情報フィールドを有している。
拡張レイヤELは、セキュリティ管理SECに、アンセキュアなアプリケーションデータをセキュアなアプリケーションデータにする処理、及び、セキュアなアプリケーションデータをアンセキュアなアプリケーションデータにする処理を実行させることに関し、レイヤ7と同様に動作する。
ELヘッダ(EL基地局ヘッダ)の予約フィールド(4ビット)は、今後のための予約である。
BaseStationID(基地局ID情報)によって、送信元の基地局を個別に識別することができる。
本実施形態の路側通信機2及び車載通信機3によって送信される通信パケットは、非特許文献1の標準規格だけに準拠する場合、基本的に、図6に示す構成と同じ構成を有し、非特許文献1の標準規格に加えて非特許文献2のガイドラインにも準拠する場合、基本的に、図9に示す構成と同じ構成を有する。
なお、無線通信システム内には、次の相違点1及び2に示す相違点を有する通信パケットを送信することができる路側通信機2及び車載通信機3(実施形態に係る路側通信機2及び車載通信機3)だけでなく、非特許文献1及び2にのみに準拠した路側通信機2及び車載通信機3も含むことができる。
非特許文献1に従うと、MAC制御フィールドの宛先アドレスフィールドには、ブロードキャストアドレスのみが格納されることになるが、本実施形態の路側通信機2の制御部23は、路側通信機2向け通信パケット(路路間通信パケット又は車路間通信パケット)を送信する際には、MAC制御フィールドの宛先アドレスフィールドに、非ブロードキャストアドレスがセットされる。
なお、宛先として指定されていない通信機2,3であっても、必要に応じて、MAC層よりも上位階層での処理を行って、通信パケットに含まれるアプリケーションデータを取得してもよい。
したがって、非特許文献1(及び2)のみに準拠した車載通信機3(全ての通信パケットがブロードキャストアドレスで送信されてくることを前提とした車載通信機3)と、路路間通信パケットはユニキャストアドレス又はマルチキャストアドレスで送信されてくることを前提とした車載通信機3)とを、同一の無線通信システム内に共存させることができる。
非特許文献1及び2によると、IR制御フィールドの識別情報フィールド(図7(c)参照)、及び、ELヘッダのELヘッダ種別フィールド(図10(a)(b)参照)に格納される情報は、送信元の通信機2,3の種別を示す情報(種別情報;第1情報)として利用できる。しかし、宛先の通信機2,3の種別を示す情報は含まれていない。
宛先の通信機2,3の種別を示す情報が通信パケットに含まれていることで、受信側の通信機2,3は、路側通信機2から送信されたパケットが、他の路側通信機2向けのパケット(路路間通信パケット又は車路間通信パケット)であるのか、車載通信機3向けのパケット(路車間通信パケット又は車車間通信パケット)であるのかを区別することができる。
より具体的には、第2情報は、制御フィールドのうち、MAC層よりも上位層において読み取られるフィールド(LC制御フィールド、IR制御フィールド、又はL7ヘッダ)、又は、当該上位層がアクセスする処理部(セキュリティ管理SEC)において読み取られるフィールドに設けられる。
具体的には、例えば、車載通信機3は、受信した通信パケットの送信元の通信機2,3の種別を示す情報(第1情報)と宛先の通信機2,3の種別を示す情報(第2情報)とを参照し、送信元が路側通信機2であって、宛先も路側通信機2である場合には、受信した通信パケットは路路間通信パケットであると判定し、当該路路間通信パケットを破棄することができる。
また、車載通信機3は、受信した通信パケットの送信元の通信機2,3の種別を示す情報(第1情報)と宛先の通信機2,3の種別を示す情報(第2情報)とを参照し、送信元が車載通信機3であって、宛先が路側通信機2である場合には、受信した通信パケットは車路間通信パケットであると判定し、当該車路間通信パケットを破棄することができる。
なお、送信元の通信機種別を考慮せずに、宛先の通信機種別だけを考慮して、通信パケットを破棄するか否か判定してもよい。
したがって、読み取る必要のない通信パケットのアプリケーションデータ(例えば、車載通信機3にとっての路路間通信パケット又は車路間通信パケットのアプリケーションデータ)を、受信側の通信機2,3のアプリケーションAPが読み取って処理することによる処理負荷の発生を避けることができる。
IR制御フィールド、L7ヘッダ及びELヘッダには、非特許文献1,2において、今後のために予約されたフィールド(空フィールド)が確保されているため、当該空フィールドに第2情報を格納することで、非特許文献1,2の規格との整合性を保ちつつ、第2情報を追加することができる。
また、セキュリティ管理ヘッダは、非特許文献1,2において規定されていないため、セキュリティ管理ヘッダに第2情報を格納することで、非特許文献1,2の規格との整合性を保ちつつ、第2情報を追加することができる。
また、IR制御フィールドの識別情報フィールド(の先頭ビット)には、送信元が基地局であるか移動局であるかを識別する識別情報(通信機種別を示す第1情報)が格納されているため、受信側のIVC−RVC層は、第1情報及び第2情報を読み取って、受信した通信パケットが路路間通信パケット又は車路間通信パケットであるか否かを判定し、路路間通信パケット又は車路間通信パケットであれば破棄することができる。
なお、識別情報フィールドの先頭ビット以外の3ビットには、送信元をさらに詳細に識別する情報を格納してもよい。
なお、第1情報も、L7ヘッダの予約フィールド(3ビット)及びアプリケーション関連情報フィールド(8ビット)のうちの少なくともいずれか一方に設けてもよいし、レイヤ7が、IVC−RVC層から第1情報(IR制御フィールドの識別情報)を取得してもよい。いずれの場合においても、受信側のレイヤ7は、受信した通信パケットが路路間通信パケット又は車路間通信パケットであるか否かを判定し、路路間通信パケット又は車路間通信パケットであれば破棄することができる。
第1情報として、ELヘッダのELヘッダ種別フィールドに格納されたELヘッダ種別を用いる場合、受信側の拡張レイヤELは、ELヘッダ種別及び予約フィールド(4ビット)に格納された第2情報を参照することで、受信した通信パケットが路路間通信パケット又は車路間通信パケットであるか否かを判定し、路路間通信パケット又は車路間通信パケットであれば破棄することができる。
路路間通信において、受信側の路側通信機2が、特定の路側通信機2からのアプリケーションデータだけを処理対象とし、それ以外の路側通信機2からのアプリケーションデータは処理対象としたくない場合がある。この場合、受信側の路側通信機2(の拡張レイヤEL)は、受信した通信パケットが特定の路側通信機2からの路路間通信パケットであるか否かを、BaseStationID(基地局ID情報)を参照することによって判定し、特定の路側通信機2からの路路間通信パケットでなければ破棄することができる。
したがって、セキュリティ管理SECにおける処理負荷を避けるには、受信側のレイヤ7又は拡張レイヤELが、セキュリティ管理SECにセキュアなアプリケーションデータを渡す前に、路路間通信パケット又は車路間通信パケットであるか否かの判定が行われるほうがよい。
つまり、受信側のセキュリティ管理SECにおける処理負荷を避けるには、拡張レイヤ若しくはレイヤ7又はレイヤ7よりも下位層で、路路間通信パケット又は車路間通信パケットであるか否かの判定が行われるほうがよい。
図12に示す情報は、第2情報である宛先通信機種別(4ビット)と、情報種別/宛先ID等情報(4ビット)と、を有している。
図12に示す情報は、計8ビットであるため、レイヤ7のアプリケーション関連情報フィールド(8ビット)、又はIR制御フィールドの拡張領域フィールド(16ビット)に設けられる情報として好適である。また、図12に示す情報を、セキュリティ管理ヘッダに設けてもよい。
なお、第2情報は、図12に示すように4ビット必要なものではなく、基地局(路側通信機)と移動局(車載通信機)とを区別するためだけの情報であれば、1ビットあれば足りる。
内容ビット(b2〜b0)には、宛先となる路側通信機2のID、又は、情報種別を示す情報が格納される。
内容ビット(b2〜b0)に格納される情報は、アプリケーションデータとは別に、受信側によって処理される情報であってもよいし、アプリケーションデータの種別を示す情報であってもよい。
図13に示す情報は、第1情報である送信元通信機種別(2ビット)と、第2情報である宛先通信機種別(4ビット)と、データ種別(2ビット)と、を有している。
図13に示す情報は、計8ビットであるため、レイヤ7のアプリケーション関連情報フィールド(8ビット)、又はIR制御フィールドの拡張領域フィールド(16ビット)に設けられる情報として好適である。また、図13に示す情報を、セキュリティ管理ヘッダに設けてもよい。
なお、図13に示す宛先通信機種別は、図12に示す宛先通信機種別と同様である。
図14に示す情報は、第1情報である送信元通信機種別(2ビット)と、第2情報である宛先通信機種別(3ビット)と、データ種別(3ビット)と、を有している。
図14に示す情報は、計8ビットであるため、レイヤ7のアプリケーション関連情報フィールド(8ビット)、又はIR制御フィールドの拡張領域フィールド(16ビット)に設けられる情報として好適である。また、図14に示す情報を、セキュリティ管理ヘッダに設けてもよい。
図14に示す宛先通信機情報は、「路」ビット、「全端末」ビット、及び「予約」ビットを有している。「路」ビットは、宛先の通信機種別が路側通信機(基地局)2であるか否かを示し、「路」ビットに「1」が格納されていれば、路側通信機2が宛先として含まれる。「全端末」ビットに「1」が格納されていれば、路側通信機、車載通信機、及び歩行者用通信機を含む全端末が、宛先となる。「予約」ビットは、今後のための予約ビットである。
図15に示す情報は、第1情報である送信元通信機種別(2ビット)と、第2情報である宛先通信機種別(3ビット)と、データ種別(3ビット)と、を有している。
図14に示す情報は、計8ビットであるため、レイヤ7のアプリケーション関連情報フィールド(8ビット)、又はIR制御フィールドの拡張領域フィールド(16ビット)に設けられる情報として好適である。また、図15に示す情報を、セキュリティ管理ヘッダに設けてもよい。
例えば、第1情報と第2情報は、情報として区別可能に設けられている必要はなく、例えば、路路間通信、路車間通信、及び車車間通信を含む複数の通信形態(送信元種別と宛先種別によって区別される通信形態)の種類を区別する情報が設けられていれば、第1情報及び第2情報の両方が設けられていることに相当する。
2 路側通信機(基地局)
3 車載通信機(移動局)
4 中央装置
5 車両
6 路側センサ
7 有線通信回線
23 制御部
24 記憶部
32 制御部
33 記憶部
Claims (11)
- 基地局向けの通信パケットを送信可能な通信機であって、
前記通信機が送信する通信パケットには、宛先の通信機種別を示す情報を有する種別情報が含まれ、
前記種別情報は、前記通信パケットの制御フィールドであって、前記通信パケットの受信側においてMAC層よりも上位層又は当該上位層がアクセスする処理部において読み取られる制御フィールドに設けられている
ことを特徴とする通信機。 - 前記種別情報は、通信機が基地局であるか移動局であるかを識別可能な情報である
請求項1記載の通信機。 - 前記種別情報は、700MHz帯高度道路交通システム標準規格(ARIB STD−T109)に規定するレイヤ7ヘッダに設けられている
請求項1又は2に記載の通信機。 - 前記種別情報は、前記通信パケットの受信側において、セキュリティ処理が行われたセキュアなアプリケーションデータを、アンセキュアなアプリケーションデータにする処理を行う前に読み取られる制御フィールドに設けられている
請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信機。 - 前記通信パケットには、前記種別情報として、送信元の通信機種別を示す情報が更に設けられている
請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信機。 - 前記通信機は、基地局である
請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信機。 - 前記通信機は、移動局である
請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信機。 - 基地局及び他の移動局との間で無線通信を行う移動局であって、
受信した通信パケットから、宛先の通信機種別を示す情報を読み取ることで、前記通信パケットが、基地局向けに送信された通信パケットであるか否かを識別し、前記通信パケットが、基地局向けに送信された通信パケットである場合には、前記通信パケットを破棄するよう構成され、
前記情報は、前記通信パケットの制御フィールドであって、前記移動局においてMAC層よりも上位層又は当該上位層がアクセスする処理部において読み取られる制御フィールドに設けられている
ことを特徴とする移動局。 - 無線通信を行う基地局及び移動局を含む無線通信システムであって、
前記基地局又は前記移動局は、宛先の通信機種別を示す情報が含まれる通信パケットを送信するよう構成され、
前記移動局は、受信した通信パケットから、前記情報を読み取ることで、前記通信パケットが、基地局向けに送信された通信パケットであるか否かを識別し、前記通信パケットが、基地局向けに送信された通信パケットである場合には、前記通信パケットを破棄するよう構成され、
前記情報は、前記通信パケットの制御フィールドであって、前記通信パケットの受信側においてMAC層よりも上位層又は当該上位層がアクセスする処理部において読み取られる制御フィールドに設けられている
ことを特徴とする無線通信システム。 - 基地局向けの通信パケットを送信可能な通信機に設けられたコンピュータによって実行されるコンピュータプログラムであって、
宛先の通信機種別を示す情報が含まれる通信パケットを生成する処理を前記コンピュータに実行させるよう構成され、
前記情報は、前記通信パケットの制御フィールドであって、前記通信パケットの受信側においてMAC層よりも上位層又は当該上位層がアクセスする処理部において読み取られる制御フィールドに設けられている
ことを特徴とするコンピュータプログラム。 - 基地局及び他の移動局との間で無線通信を行う移動局に設けられたコンピュータによって実行されるコンピュータプログラムであって、
受信した通信パケットから、宛先の通信機種別を示す情報を読み取ることで、前記通信パケットが、基地局向けに送信された通信パケットであるか否かを識別する処理、及び、
前記通信パケットが、基地局向けに送信された通信パケットである場合には、前記通信パケットを破棄する処理、
を前記コンピュータに実行させるよう構成され、
前記情報は、前記通信パケットの制御フィールドであって、前記移動局においてMAC層よりも上位層又は当該上位層がアクセスする処理部において読み取られる制御フィールドに設けられている
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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