JP2014074586A - 電圧監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャパシタに印加される電圧の極性が反転した際の電圧検出精度の向上を図る。
【解決手段】電圧を検出する電圧検出回路24と、各キャパシタC1、C2を有するキャパシタ回路22と、キャパシタC1、C2に対して、各電池セルV1〜V14のセル電圧を順次印加する入力側スイッチ回路21と、キャパシタC1、C2の蓄電電圧を電圧検出回路24の検出端子B1〜B3に印加する出力側スイッチ回路23と、電圧検出回路24にて検出した電圧を補正する電圧補正手段25bと、各キャパシタC1、C2に印加された電圧の極性が反転した際の充電特性を示す反転時充電特性が記憶されたメモリ25aと、を備える。そして、電圧補正手段25は、入力側スイッチ回路21によりキャパシタC1、C2に印加された電圧の極性が反転した場合、メモリ25aに記憶された反転時充電特性に基づいて、電圧検出回路24にて検出した電圧を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電池セルを直列に接続して構成される組電池の電圧を、キャパシタを用いて監視するフライングキャパシタ方式の電圧監視装置に関する。
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される車載高圧バッテリのように、多数個の電池セルを直列に接続して構成した組電池の電圧を監視する電圧監視装置として、キャパシタを利用する装置(フライングキャパシタ方式の電圧監視装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の電圧監視装置では、電池セルの両端子に接続された各入力側サンプリングスイッチをオンして、各電池セルのセル電圧を順次キャパシタに印加し、キャパシタの蓄電電圧を電池セルのセル電圧として検出する構成となっている。
特開2006−292516号公報
ところで、フライングキャパシタ方式の電圧監視装置では、入力側サンプリングスイッチのオンオフの切り替え時に、キャパシタに印加される電圧(セル電圧)の極性が反転することがあるが、極性反転の前後におけるキャパシタの充電時間の増加等によって、キャパシタに印加される電圧(セル電圧)の極性が反転した直後は、極性が反転しない場合に比べて、電圧検出精度が低下してしまうといった問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、キャパシタに印加される電圧の極性が反転した際の電圧検出精度の向上を図ることができるフライングキャパシタ方式の電圧監視装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の電池セル(V1〜V14)が直列に接続されて構成される組電池(1)の電圧を監視する電圧監視装置を対象としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数の検出端子(B1〜B3)を有し、検出端子間の電圧を検出する電圧検出回路(24)と、キャパシタ(C1、C2)を有するキャパシタ回路(22)と、キャパシタに対して、複数の電池セルのセル電圧を順次印加する入力側スイッチ回路(21)と、キャパシタの蓄電電圧を電圧検出回路の検出端子に印加する出力側スイッチ回路(23)と、電圧検出回路にて検出した電圧を補正する電圧補正手段(25b)と、少なくともキャパシタに印加された電圧の極性が反転した際の充電特性を示す反転時充電特性が記憶された記憶手段(25a)と、を備え、電圧補正手段は、入力側スイッチ回路によりキャパシタに印加された電圧の極性が反転した場合、記憶手段に記憶された反転時充電特性に基づいて、電圧検出回路にて検出した電圧を補正することを特徴としている。
これによれば、キャパシタに印加される電圧の極性が反転した際の充電特性に基づいて、電圧検出回路の検出値を補正する構成としているので、キャパシタに印加される電圧の極性が反転した際の電圧を精度よく検出することが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る電圧監視装置を含む監視システムの概略構成図である。 第2実施形態に係る電圧監視装置を含む監視システムの概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。本実施形態では、組電池1を構成する車載高圧バッテリを監視する監視システムに本発明の電圧監視装置2を適用している。
図1の概略構成図に示すように、本実施形態の監視システムは、主たる要素として、組電池1と、フライングキャパシタ方式の電圧監視装置2とを備えている。
組電池1は、例えば、インバータを介して車両走行用の電動機(走行用モータ)に電力を供給するものである。本実施形態の組電池1は、充放電の最小単位であるn個(本実施形態では14個)の電池セルV1〜V14を直列に接続して構成された直列接続体である。なお、電池セルV1〜V14としては、充放電可能なリチウムイオン電池や鉛蓄電池等が用いられる。
このように構成される組電池1は、各電池セルV1〜V14の電極端子(正極端子および負極端子)T1〜T15に接続された複数の検出ラインを介して電圧監視装置2が接続されている。
各電池セルV1〜V14の電極端子T1〜T15は、各電池セル間の電極端子T2〜T14、最も高電圧側の電池セル(高電圧側セル)V14の正極端子T15、および最も低電圧側の電池セル(低電圧側セル)V1の負極端子T1で構成されている。なお、組電池1を構成する電池セルの数がn個である場合、各電池セルの電極端子の数はn+1個となる。
次に、本実施形態に係る電圧監視装置2について説明する。本実施形態の電圧監視装置2は、ダブルフライングキャパシタ方式が採用されており、直列に接続された一対のキャパシタC1、C2を用いて、組電池1における各電池セルV1〜V14の電圧を検出する構成となっている。
本実施形態の電圧監視装置2は、入力側スイッチ回路21、キャパシタ回路22、出力側スイッチ回路23、電圧検出回路24、マイクロコンピュータ25(以下、マイコン25と略称する。)を備えている。
入力側スイッチ回路21は、各電池セルV1〜V14の電極端子T1〜T15を、キャパシタ回路22における一対のキャパシタC1、C2の独立端A1、A2、および一対のキャパシタC1、C2間の接続端A3に順次接続するスイッチング回路である。この入力側スイッチ回路21を作動させることで、少なくとも1つの電池セルV1〜V14の電圧をキャパシタC1、C2に順次印加(充電)することが可能となっている。
本実施形態の入力側スイッチ回路21は、各キャパシタC1、C2における独立端A1、A2、および各キャパシタC1、C2間の接続端A3に接続される複数の入力側スイッチSWi(i:1〜14)を有する。この入力側スイッチSWiは、電池セルV1〜V14の電極端子T1〜T15に、各キャパシタC1、C2の独立端A1、A2、接続端A3を接続するスイッチである。
なお、本実施形態では、各入力側スイッチSWiのうち、各電池セルV1〜V14の電極端子T1〜T15を電位の低いものから順に数えたときに、第[4m−1]番目(m:正の整数)の電極端子T3、T7、T11、T15に接続される入力側スイッチSW3、SW7、SW11、SW15が、第1キャパシタC1の独立端A1に接続されている。
また、各入力側スイッチSWiのうち、第[4m−3]番目の電極端子T1、T5、T9、T13に接続される入力側スイッチSW1、SW5、SW9、SW13が、第2キャパシタC2の独立端A2に接続されている。
さらに、各入力側スイッチSWiのうち、第[2m]番目の電極端子T2、T4、T6、T8、T10、T12、T14に接続される入力側スイッチSW2、SW4、SW6、SW8、SW10、SW12、SW14が、各キャパシタC1、C2の接続端A3に接続されている。
各入力側スイッチSW1〜SW15は、半導体スイッチであり、後述するマイコン25からの指令信号に応じてオンオフが切替制御される。
キャパシタ回路22は、直列に接続された一対のキャパシタC1、C2で構成されている。この一対のキャパシタC1、C2は、静電容量が等しいものを採用している。なお、キャパシタ回路22において、一対のキャパシタC1、C2を接続する接点が接続端A3を構成し、各キャパシタC1、C2間の接続端A3と反対側が独立端A1、A2を構成している。
出力側スイッチ回路23は、一対のキャパシタC1、C2における独立端A1、A2、および接続端A3を、電圧検出回路24に設けられた第1〜第3検出端子B1〜B3に接続するスイッチング回路である。
この出力側スイッチ回路23を作動させることで、各キャパシタC1、C2のうち、少なくとも一方に充電された蓄電電圧(充電量)を電圧検出回路24の各検出端子B1〜B3に印加することが可能となっている。
本実施形態の出力側スイッチ回路23は、第1キャパシタC1の独立端A1に接続される第1出力側スイッチSW16、第2キャパシタC2の独立端A2に接続される第2出力側スイッチSW17、および各キャパシタC1、C2間の接続端A3に接続される第3出力側スイッチSW18を有する。
第1出力側スイッチSW16は、第1キャパシタC1の独立端A1を電圧検出回路24の第1検出端子B1に接続するスイッチである。第2出力側スイッチSW17は、第2キャパシタC2の独立端A2を電圧検出回路24の第2検出端子B2に接続するスイッチである。また、第3出力側スイッチSW18は、各キャパシタC1、C2間の接続端A3を電圧検出回路24の第3検出端子B3に接続するスイッチである。
これら出力側スイッチSW16〜SW18は、半導体スイッチであり、後述するマイコン25からの指令信号に応じてオンオフが切替制御される。
電圧検出回路24は、第1検出端子B1、第2検出端子B2、および第3検出端子B3を有し、各検出端子間の電圧を検出する電圧検出手段である。本実施形態の電圧検出回路24は、第1、第3検出端子B1、B3間の電圧を検出する第1差動電圧検出部241と、第2、第3検出端子B2、B3間の電圧を検出する第2差動電圧検出部242と、を有している。
なお、本実施形態の電圧検出回路24は、第1、第2差動電圧検出部241、242が、各キャパシタC1、C2それぞれに対応して設けられ、対応する前記キャパシタに蓄えられた蓄電電圧を個別に検出する構成となっている。
第1差動電圧検出部241は、第1キャパシタC1に蓄えられた蓄電電圧を所定の増幅率で増幅して出力する差動増幅回路で構成され、第2差動電圧検出部242は、第2キャパシタC2に蓄えられた蓄電電圧を所定の増幅率で増幅して出力する差動増幅回路で構成されている。
なお、各差動電圧検出部241、242は、図示しないAD変換器を備えており、各検出端子B1〜B3を介して入力された電圧信号(アナログ信号)を、デジタル信号に変換してマイコン25側に出力するように構成されている。
マイコン25は、CPU、記憶手段を構成するメモリ25a等からなるマイクロコンピュータであって、メモリ25aに記憶されたプログラムに従って各種処理を実行する制御手段である。
マイコン25は、入力側スイッチ回路21、および出力側スイッチ回路23の作動(各スイッチのオンオフ)を制御すると共に、電圧検出回路24から出力される信号に基づいて、組電池1を構成する各電池セルV1〜V14の電圧を測定する測定処理、および各電池セルV1〜V14の電圧状態を診断する電圧診断処理等を実行するように構成されている。
具体的には、本実施形態のマイコン25は、入力側スイッチ回路21の各入力側スイッチを、メモリ25aに記憶された順序に従ってオンすることで、各電池セルV1〜V14の電圧をキャパシタC1、C2に印加するように構成されている。
また、マイコン25は、出力側スイッチ回路23の各出力側スイッチSW16〜SW18をメモリに記憶された順序でオンすることで、キャパシタC1、C2の独立端A1、A2および接続端A3を各検出端子B1〜B3に接続して、各キャパシタC1〜C3に蓄えられた蓄電電圧を電圧検出回路24の検出端子B1〜B3に印加するように構成されている。
ここで、入力側スイッチ回路21の各入力側スイッチを所定の順序に従ってオンする際に、キャパシタC1、C2に印加される電圧の極性が反転する場合がある。このような極性反転は、例えば、電池セルV1、V2の電圧を検出した後、電池セルV3、V4の電圧を検出する場合に生ずる。
具体的には、電池セルV1、V2の電圧を第1、第2キャパシタC1、C2に充電する際には、入力側スイッチ回路21の入力側スイッチSW1〜SW3が同時にオンに切り替えられる。これにより、電池セルV1の電圧が第2キャパシタC2に充電されると共に、電池セルV2の電圧が第1キャパシタC1に充電される。この際、第1キャパシタC1の独立端A1が正極性(+)となり、第2キャパシタC2の独立端A2が負極性(−)となる。
一方、電池セルV3、V4の電圧を第1、第2キャパシタC1、C2に充電する際には、入力側スイッチ回路21の入力側スイッチSW3〜SW5が同時にオンに切り替えられる。これにより、電池セルV3の電圧が第1キャパシタC1に充電されると共に、電池セルV4の電圧が第2キャパシタC2に充電される。この際、第1キャパシタC1の独立端A1が負極性(−)となり、第2キャパシタC2の独立端A2が正極性(+)となる。
このようにキャパシタC1、C2の極性が反転すると、極性反転の前後におけるキャパシタC1、C2の充電時間の増加等によって、キャパシタC1、C2に印加される電圧(セル電圧)の極性が反転した直後は、極性が反転しない場合に比べて、電圧検出の精度が低下してしまうといった問題がある。
そこで、本実施形態のマイコン25では、キャパシタC1、C2の極性が反転した場合の各キャパシタC1、C2の充電特性である反転時充電特性、およびキャパシタC1、C2の極性が反転しない場合の各キャパシタC1、C2の充電特性である非反転時充電特性を予めメモリ25aに記憶しておき、メモリ25aに記憶された各充電特性により電圧検出回路24にて検出した電圧を補正する電圧補正処理を実行する。
ここで、反転時充電特性、および非反転時充電特性は、予め製品の検査工程やシミュレーション等における結果に基づいて設定するもので、それぞれ異なる充電特性としてメモリ25aに記憶されている。なお、各充電特性は、キャパシタC1、C2の容量や回路内の抵抗成分等に応じて設定した補正値として、メモリ25aに記憶されている。なお、本実施形態では、マイコン25における電圧補正処理を実行する構成が電圧補正手段25bを構成している。
次に、本実施形態の電圧監視装置2の作動を説明する。本実施形態では、一対のキャパシタC1、C2それぞれを用いて、代表的な4つの電池セルV1〜V4の電圧監視を行う場合の具体的な作動例について説明する。なお、本作動例では、電池セルV1、V2→V3、V4といったように、低電圧側の電池セルから順に監視するものとする。
まず、マイコン25は、入力側スイッチ回路21の第1、第2入力側スイッチSW1〜SW3をオンに切り替える。
入力側スイッチSW1、SW2がオンすると、第2キャパシタC2が電池セルV1の電極端子T1、T2に接続され、第2キャパシタC2に電池セルV1の電圧が印加される。また、入力側スイッチSW2、SW3がオンすると、第1キャパシタC1が電池セルV2の電極端子T2、T3に接続され、第1キャパシタC1に電池セルV2の電圧が印加される。この際、第1キャパシタC1の独立端A1が正極性(+)となり、第2キャパシタC2の独立端A2が負極性(−)となる。
その後、マイコン25は、入力側スイッチ回路21の入力側スイッチSW1〜SW3をオフに切り替えると共に、出力側スイッチ回路23の各出力側スイッチSW16〜SW18をオンに切り替える。
第1、第3出力側スイッチSW16、SW18がオンすると、第1キャパシタC1が、電圧検出回路24の第1、第3検出端子B1、B3を介して第1差動電圧検出部241に接続される。そして、第1差動電圧検出部241は、電池セルV2の電圧が印加された第1キャパシタC1の電圧を増幅して、マイコン25側へ出力する。
また、第2、第3出力側スイッチSW17、SW18がオンすると、第2キャパシタC2が、電圧検出回路24の第2、第3検出端子B2、B3を介して第2差動電圧検出部242に接続される。そして、第2差動電圧検出部242は、電池セルV1の電圧が印加された第2キャパシタC2の電圧を増幅して、マイコン25側へ出力する。
マイコン25では、電圧検出回路24から出力された信号をメモリ25aに記憶された非反転時充電特性で補正することで、電池セルV1、V2の電圧を検出し、検出した電圧に基づいて、電池セルV1、V2の過充放電や劣化等の異常の有無を診断する。
続いて、マイコン25は、入力側スイッチ回路21の第1、第2入力側スイッチSW3〜SW5をオンに切り替える。
入力側スイッチSW3、SW4がオンすると、第1キャパシタC1が電池セルV3の電極端子T3、T4に接続され、第1キャパシタC1に電池セルV3の電圧が印加される。また、入力側スイッチSW4、SW5がオンすると、第2キャパシタC2が電池セルV4の電極端子T4、T5に接続され、第2キャパシタC2に電池セルV4の電圧が印加される。この際、第2キャパシタC2の独立端A2が正極性(+)となり、第1キャパシタC1の独立端A1が負極性(−)となる。つまり、各キャパシタC1、C2に印加される電圧の極性が反転する。
その後、マイコン25は、入力側スイッチ回路21の入力側スイッチSW3〜SW5をオフに切り替えると共に、出力側スイッチ回路23の各出力側スイッチSW16〜SW18をオンに切り替える。
第1、第3出力側スイッチSW16、SW18がオンすると、第1キャパシタC1が、電圧検出回路24の第1、第3検出端子B1、B3を介して第1差動電圧検出部241に接続される。そして、第1差動電圧検出部241は、電池セルV3の電圧が印加された第1キャパシタC1の電圧を増幅して、マイコン25側へ出力する。
また、第2、第3出力側スイッチSW17、SW18がオンすると、第2キャパシタC2が、電圧検出回路24の第2、第3検出端子B2、B3を介して第2差動電圧検出部242に接続される。そして、第2差動電圧検出部242は、電池セルV4の電圧が印加された第2キャパシタC2の電圧を増幅して、マイコン25側へ出力する。
マイコン25では、電圧検出回路24から出力された信号をメモリ25aに記憶された反転時充電特性で補正することで、電池セルV3、V4の電圧を検出し、検出した電圧に基づいて、電池セルV3、V4の過充放電や劣化等の異常の有無を診断する。
以上説明した本実施形態に係る電圧監視装置2によれば、各キャパシタC1、C2に印加される電圧の極性が反転した際の充電特性に基づいて、電圧検出回路24の検出値を補正する構成としているので、キャパシタC1、C2に印加される電圧の極性が反転した際のセル電圧を精度よく検出できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、電圧監視装置2の周囲温度の変化を考慮して各電池セルV1〜V14のセル電圧を検出する構成としている点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
ここで、キャパシタ回路22を構成するキャパシタC1、C2は、周囲温度に応じて容量等が変化してしまう傾向があり、この容量変化等によって、電圧印加時の蓄電電圧が変化してしまう。このため、本実施形態では、マイコン25にて、電圧監視装置2の周囲温度の変化に応じて、電圧検出回路24の検出結果を補正する。
具体的には、本実施形態の電圧監視装置2は、図2の概略構成図に示すように、電圧監視装置2の周囲温度を検出する温度検出手段として、温度検出回路26を備えている。
本実施形態の温度検出回路26は、温度依存性を有するダイオードのVF特性(順電圧特性:温度上昇に応じて電圧低下)を利用して、周囲温度を検出するものであり、複数のツェナダイオードを直列接続した一対の温度検知部261、および一対の温度検知部261を選択的に切り替えるマルチプレクサ262等を有して構成されている。なお、本実施形態の温度検出回路26は、温度検知部261を複数有する冗長な回路構成とすることで、故障耐性の向上を図っている。
マイコン25では、電圧補正処理の実行時に、電圧検出回路24から出力された信号をメモリ25aに記憶された各充電特性で補正した補正値を、さらに、温度検出回路26の検出温度に基づいて補正する。
具体的には、マイコン25では、温度検出回路26にて検出された周囲温度に基づいてキャパシタC1、C2の容量変化分を考慮した電圧変化量ΔVを算出し、電圧検出回路24から出力された信号をメモリ25aに記憶された各充電特性で補正した補正値を電圧変化量ΔVで補正する。
その他の構成および作動は、第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様に、キャパシタC1、C2に印加される電圧の極性が反転した際のセル電圧を精度よく検出できる。
さらに、本実施形態では、温度検出回路26にて検出された周囲温度に基づいて、メモリ25aに記憶された各充電特性で補正した補正値を補正するので、セル電圧をより精度良く検出することが可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、以下のように種々変更可能である。
(1)上述の各実施形態では、キャパシタC1、C2の極性が反転する場合、およびキャパシタC1、C2の極性が反転しない場合の双方において、マイコン25にて、電圧検出回路24から出力された信号をメモリ25aに記憶された充電特性で補正する例について説明したが、これに限定されない。例えば、キャパシタC1、C2の極性が反転する場合に限って、電圧検出回路24から出力された信号をメモリ25aに記憶された充電特性で補正するようにしてもよい。
(2)上述の第2実施形態では、温度検出手段を、ツェナダイオードを用いた温度検出回路26で構成する例について説明したが、温度検出手段として、他の形式の温度センサを採用してもよい。また、温度検出回路26を単一の温度検知部261で構成するようにしてもよい。
(3)上述の各実施形態では、直列に接続された一対のキャパシタC1、C2でキャパシタ回路22を構成する例を説明したが、これに限定されない。キャパシタ回路22を単一のキャパシタで構成したり、キャパシタ回路22を3つ以上のキャパシタを複数直列に接続した回路で構成したりしてもよい。
(4)上述の各実施形態では、具体例として14個の電池セルを直列に接続して構成される組電池1に電圧監視装置2を適用する例について説明したが、電圧監視装置2の適用対象は、組電池1を構成する電池セルの個数に制限されない。
(5)上述の各実施形態では、電圧監視装置2を車載高圧バッテリに適用する例について説明したが、車載高圧バッテリに限らず、他のバッテリに適用してもよい。
(6)なお、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
1 組電池
21 入力側スイッチ回路
22 キャパシタ回路
23 出力側スイッチ回路
24 電圧検出回路
25a メモリ(記憶手段)
25b 電圧補正手段
V1〜V14 電池セル
C1、C2 キャパシタ

Claims (4)

  1. 複数の電池セル(V1〜V14)が直列に接続されて構成される組電池(1)の電圧を監視する電圧監視装置であって、
    複数の検出端子(B1〜B3)を有し、前記検出端子間の電圧を検出する電圧検出回路(24)と、
    キャパシタ(C1、C2)を有するキャパシタ回路(22)と、
    前記キャパシタに対して、前記複数の電池セルのセル電圧を順次印加する入力側スイッチ回路(21)と、
    前記キャパシタの蓄電電圧を前記電圧検出回路の検出端子に印加する出力側スイッチ回路(23)と、
    前記電圧検出回路にて検出した電圧を補正する電圧補正手段(25b)と、
    少なくとも前記キャパシタに印加された電圧の極性が反転した際の充電特性を示す反転時充電特性が記憶された記憶手段(25a)と、を備え、
    前記電圧補正手段は、前記入力側スイッチ回路により前記キャパシタに印加された電圧の極性が反転した場合、前記記憶手段に記憶された前記反転時充電特性に基づいて、前記電圧検出回路にて検出した電圧を補正することを特徴とする電圧監視装置。
  2. 前記記憶手段には、前記反転時充電特性と異なる特性であって、前記キャパシタの極性が反転しない際の充電特性を示す非反転時充電特性が記憶されており、
    前記電圧補正手段は、前記入力側スイッチ回路により前記キャパシタに印加された電圧の極性が反転しない場合、前記記憶手段に記憶された前記非反転時充電特性に基づいて、前記電圧検出回路にて検出した電圧を補正することを特徴とする請求項1に記載の電圧監視装置。
  3. 周囲温度を検出する温度検出手段(26)と、
    前記電圧補正手段は、前記温度検出手段にて検出された周囲温度に基づいて前記キャパシタの容量変化分を考慮した電圧変化量を算出し、前記電圧変化量により前記電圧検出回路にて検出した電圧を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の電圧監視装置。
  4. 前記キャパシタ回路は、前記キャパシタが複数直列に接続されて構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電圧監視装置。
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