JP5768693B2 - 電池監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池セルが直列に接続されて構成される組電池の各電池セルを監視する電池監視装置に関する。
従来、組電池の各電池セルを監視する電池監視装置として、キャパシタに対して各電池セルの電圧を順次印加し、キャパシタに印加した電圧を電池セルの電圧として検出する方式(フライングキャパシタ方式)により、各電池セルの電圧を監視するものがある(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の装置では、各電池セルの電圧を極性を反転させてキャパシタに順次印加した際に、キャパシタに印加された電圧が極性反転しているか否かを判定することで、電池セルとキャパシタとの間の入力ラインの断線判定を行うようにしている。
特開2003−84015号公報
しかしながら、各電池セルの電圧を極性を反転させてキャパシタに順次印加し、キャパシタに印加された電圧の極性反転によって断線判定を行ったとしても、組電池を構成する電池セルの個数が奇数個であると、入力ラインの断線を適切に判定できないことがある。
例えば、各電池セルの電圧を一通り検出する電圧検出処理を周期的に行う場合、前回の電圧検出処理にて最後(奇数番目)にキャパシタに印加される電池セルの電圧の極性と、次回の電圧検出処理にて一番目(奇数番目)にキャパシタに印加される電池セルの電圧の極性とが同極性となる。
このため、キャパシタに印加された電圧の極性反転によって断線判定を行ったとしても、一番目にキャパシタに電圧が印加される電池セルの入力ラインの断線判定を行うことができない。
本発明は上記点に鑑みて、奇数個数の電池セルが直列に接続されて構成される組電池に適用され、各電池セルの入力ラインの断線を適切に判定可能な電池監視装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、3以上の奇数個の電池セル(10)が直列に接続されて構成される組電池(1)の電池セルを監視する電池監視装置を対象としている。電池監視装置は、キャパシタ(222)に対して奇数個の電池セル(10)の電圧を極性を反転させて順次印加するキャパシタ回路(22)と、キャパシタ(222)に印加された奇数個の電池セル(10)の電圧を個別に検出する電圧検出回路(23)と、キャパシタ回路(22)の作動を制御して、電圧検出回路(23)にて奇数個の電池セル(10)の電圧を一通り検出する電圧検出処理を周期的に実行するキャパシタ回路制御手段(24a)と、電圧検出処理にて検出した奇数個の電池セル(10)における電圧の極性に基づいて、奇数個の電池セル(10)とキャパシタ回路(22)との間の複数の入力ラインに断線が生じているか否かを一通り判定する断線判定処理を実行する断線判定手段(24b)と、奇数個の電池セル(10)における電圧をキャパシタ(222)に印加する印加順番を入れ替える印加順番入替手段(24c)と、を備える。そして、印加順番入替手段(24c)は、断線判定手段(24b)にて断線判定処理を実行する際に、前回断線判定処理を実行した際に一番目にキャパシタ(222)に印加された電池セルの電圧の印加順番と、一番目以降の奇数番目にキャパシタ(222)に印加された電池セルの電圧の印加順番とを入れ替えることを特徴とする。
これによれば、断線判定処理を実行する際には、一番目にキャパシタ(222)に印加する電池セルの電圧の印加順番を順次入れ替えるので、奇数個数の電池セルが直列に接続されて構成される組電池においても、各電池セル(10)の入力ラインの断線を適切に検出することができる。
ここで、一番目にキャパシタ(222)に電圧が印加される電池セルは、断線判定処理を実行する際に、自己の電圧をキャパシタ(222)に印加することになる。一方、一番目以降の奇数番目にキャパシタ(222)に電圧が印加される電池セルは、断線判定処理を実行する際に、直前にキャパシタ(222)に印加された電圧を放電し、さらに、自己の電圧をキャパシタ(222)に印加することになる。このため、奇数番目にキャパシタ(222)に電圧が印加される各電池セル(10)間に電圧のバラツキが生じてしまう。
そこで、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電池監視装置において、印加順番入替手段(24c)は、断線判定手段(24b)にて断線判定処理を実行する際に、前回断線判定処理を実行した際に一番目にキャパシタ(222)に印加された電池セルの電圧の印加順番と、一番目以降の奇数番目にキャパシタ(222)に印加された電池セルのうち、前回までの断線判定処理にて一番目にキャパシタ(222)に印加された回数が最も少ない電池セルの電圧の印加順番とを入れ替えることを特徴とする。
これによれば、電圧検出処理にて、一番目にキャパシタ(222)に電圧が印加される回数を均等化できるので、奇数番目にキャパシタ(222)に電圧が印加される各電池セル(10)間の電圧のバラツキを抑制することができる。
請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載の電池監視装置において、キャパシタ回路制御手段(24a)にて電圧検出処理が所定回数実行された際に、断線判定手段(24b)にて断線判定処理を実行するようにしてもよい。
具体的には、請求項4に記載の発明のように、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電池監視装置において、キャパシタ回路(22)を、キャパシタ(222)、キャパシタ(222)に対して奇数個の電池セル(10)の電圧を極性を反転させて順次印加するための入力側接続切替手段(221)、およびキャパシタ(222)に印加された電圧を電圧検出回路(23)に出力するための出力側接続切替手段(223)で構成するようにしてもよい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る電池監視装置を含む電池制御システムの全体構成図である。 奇数番目(一番目)にキャパシタに電圧を印加する際のキャパシタ回路の作動を説明するための説明図である。 偶数番目(二番目)にキャパシタに電圧を印加する際のキャパシタ回路の作動を説明するための説明図である。 マイコンで行う電圧検出処理を説明するためのブロック図である。 第1実施形態に係るキャパシタへの電圧の印加順番の入れ替えを説明するための説明図である。 第2実施形態に係るキャパシタへの電圧の印加順番の入れ替えを説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1の全体構成図に示すように、本実施形態では、車載高圧バッテリを構成する組電池1を備える電池制御システムに、本発明の電池監視装置2を適用している。
組電池1は、車両走行用の電動機等の電気機器に接続され、当該電気機器に電力を供給するものである。この組電池1は、3以上の奇数個の電池セル10を直列に接続して構成された直列接続体である。各電池セルは、充放電の最小単位を構成し、例えば、充放電可能なリチウムイオン電池や鉛蓄電池等が採用される。なお、説明の便宜のため、本実施形態では、5個の電池セルV1〜V5を直接接続した組電池1を用いた例について説明する。
このように構成される組電池1は、各電池セルV1〜V5の電極端子(正極端子および負極端子)に接続された複数の入力ラインVBB1〜VBB6を介して電池監視装置2が接続されている。
電池監視装置2は、各電池セルV1〜V5の電圧を監視する機能、および各入力ラインVBB1〜VBB6に断線が生じているか否かを監視する機能を有する装置である。
本実施形態の電池監視装置2は、主にフィルタ回路21、キャパシタ回路22、電圧検出回路23、マイクロコンピュータ24(以下、マイコン24と略称する。)を備えている。
フィルタ回路21は、各入力ラインVBB1〜VBB6に流れる電流を制限する電流制限手段として機能する回路である。フィルタ回路21は、各入力ラインVBB1〜VBB6に配置された抵抗Rで構成されている。
キャパシタ回路22は、入力側接続切替手段を構成する入力側接続切替部221、所定の静電容量を有するキャパシタ222、出力側接続切替手段を構成する出力側接続切替部223を有して構成されている。
入力側接続切替部221は、各電池セルV1〜V5の電圧を、フィルタ回路21を介して、キャパシタ222に順次印加(充電)するためのスイッチング回路である。なお、本実施形態の入力側サンプリングスイッチSSR1〜SSR6は、半導体スイッチで構成され、後述するマイコン24からの制御信号に応じてオンオフが切替制御される。
本実施形態の入力側接続切替部221は、各入力ラインVBB1〜VBB6に配置された複数の入力側サンプリングスイッチSSR1〜SSR6で構成されている。これら入力側サンプリングスイッチSSR1〜SSR6は、一端側がフィルタ回路21の抵抗Rに接続され、他端側がキャパシタ222に接続されている。
具体的には、各入力側サンプリングスイッチSSR1〜SSR6のうち、各電池セルV1〜V5の電極端子を電位の高いものから順に数えたときに、奇数[2m+1]番目(m=0、又は正の整数)の電極端子に接続される入力側サンプリングスイッチSSR1、SSR3、SSR5が、キャパシタ222の一端A1側に接続されている。
また、各入力側サンプリングスイッチSSR1〜SSR6のうち、各電池セルV1〜V5の電極端子を電位の高いものから順に数えたときに、偶数[2m]番目(m=正の整数)の電極端子に接続される入力側サンプリングスイッチSSR2、SSR4、SSR6が、キャパシタ222の他端A2側に接続されている。
出力側接続切替部223は、キャパシタ222に印加された電池セル10の電圧を電圧検出回路23に印加するためのスイッチング回路である。本実施形態の出力側接続切替部223は、一対の出力側サンプリングスイッチSSR11、SSR12で構成されている。なお、本実施形態の出力側サンプリングスイッチSSR11、SSR12は、半導体スイッチで構成され、後述するマイコン24からの制御信号に応じてオンオフが切替制御される。
具体的には、第1出力側サンプリングスイッチSSR11が、キャパシタ222の一端A1および電圧検出回路23の第1入力端子B1に接続され、第2出力側サンプリングスイッチSSR12が、キャパシタ222の他端A2および電圧検出回路23の第2入力端子B2に接続されている。
ここで、本実施形態では、キャパシタ回路22の入力側接続切替部221によって、電池セルV1、V3、V5の電圧をキャパシタ222に印加する場合と、電池セルV2、V4の電圧をキャパシタ222に印加する場合とで、キャパシタ222に印加される電圧の極性が反転する。
具体的には、電池セルV1、V3、V5の電圧をキャパシタ222に印加する場合、キャパシタ222の一端A1側が正極性(+)となり、他端A2側が負極性(−)となる。また、電池セルV2、V4の電圧をキャパシタ222に印加する場合、キャパシタ222の一端A1側が負極性(−)となり、他端A2側が正極性(+)となる。
例えば、入力側サンプリングスイッチSSR1、SSR2がオンすると、図2に示す矢印方向に、電池セルV1の電圧がキャパシタ222に印加される。この場合、キャパシタ222の一端A1側が正極性(+)となり、他端A2側が負極性(−)となる。
また、入力側サンプリングスイッチSSR2、SSR3をオンすると、図3に示す矢印方向に、電池セルV2の電圧がキャパシタ222に印加される。この場合、キャパシタ222の一端A1側が負極性(−)となり、他端A2側が正極性(+)となる。
電圧検出回路23は、キャパシタ222に印加された電圧を電池セルV1〜V5の電圧として個別に検出するもので、差動増幅回路231、AD変換器232を有して構成されている。
差動増幅回路231は、キャパシタ222の両端(上述の第1、第2入力端子B1、B2間)の電位差を所定の増幅率(本実施形態では0.5)で増幅してAD変換器232に出力するものである。
AD変換器232は、差動増幅回路231から出力された電圧信号(アナログ信号)を読み込み、読み込んだ電圧信号をデジタル信号に変換してマイコン24側に出力するものである。
マイコン24は、CPU、ROM、EEPROM、RAM等からなるマイクロコンピュータであって、ROM等の記憶手段24dに記憶されたプログラムに従って、電圧検出処理、断線判定処理といった各種処理を実行する制御手段である。
本実施形態のマイコン24は、キャパシタ回路22の作動を制御して、電圧検出回路23にて各電池セルV1〜V5の電圧を一通り検出する電圧検出処理を周期的に実行するキャパシタ回路制御手段24aとしての機能を果たす。
本実施形態のマイコン24は、一回の電圧検出処理において、キャパシタ222に対して各電池セルV1〜V5の電圧を極性反転させて順次印加するようにキャパシタ回路22の作動を制御する。
具体的には、マイコン24では、一回の電圧検出処理において、電池セルV1、V3、V5の電圧を奇数番目にキャパシタ222に印加し、電池セルV2、V4の電圧を偶数番目にキャパシタ222に印加するようにキャパシタ回路22の作動を制御する。
また、本実施形態のマイコン24は、電圧検出処理にて検出した各電池セルV1〜V5の電圧の極性に基づいて、各電池セルV1〜V5とキャパシタ回路22との間の複数の入力ラインVBB1〜VBB6に断線が生じているか否かを一通り判定する断線判定処理を実行する断線判定手段24bとしての機能を果たす。
さらに、本実施形態のマイコン24は、キャパシタ回路22の入力側接続切替部221の作動を制御して、各電池セルV1〜V5におけるキャパシタ222に電圧を印加する印加順番を入れ替える印加順番入替手段24cとしての機能を果たす。
具体的には、マイコン24では、各電池セルV1〜V5におけるキャパシタ222に電圧を印加する印加順番を規定したデータテーブルを予め記憶手段24dに複数記憶し、参照するデータテーブルを入れ替えることで、キャパシタ222への印加順番を入れ替える。
次に、本実施形態の電池監視装置2のマイコン24が実行する電圧検出処理、および断線判定処理について説明する。
まず、マイコン24にて実行する電圧検出処理の概要について説明する。マイコン24は、各電池セルV1〜V5の電極端子に接続される入力側サンプリングスイッチSSR1〜SSR6を順次オンする。具体的には、マイコン24は、記憶手段24dに記憶されたデータテーブルを参照して、電池セルV1、V3、V5の電圧を奇数番目にキャパシタ222に印加すると共に、電池セルV2、V4の電圧を偶数番目にキャパシタ222に印加する。
そして、入力側サンプリングスイッチSSR1〜SSR6のオンによって、キャパシタ222に各電池セルV1〜V5の電圧が順次印加される度に、オンした入力側サンプリングスイッチSSR1〜SSR6をオフし、各出力側サンプリングスイッチSSR11、SSR12を所定時間オンする。これにより、キャパシタ222に印加された電圧が、電圧検出回路23の差動増幅回路231にて増幅され、AD変換器232にてデジタル信号に変換されてマイコン24に出力される。
マイコン24では、AD変換器232から出力されたデジタル信号に基づいて、電圧検出対象となる電池セルV1〜V5の電圧を監視することで、電池セルV1〜V5の過充放電や劣化等の異常の有無を診断する。
ここで、本実施形態では、一回の電圧検出処理における奇数[2m+1]番目(m=0、又は正の整数)と偶数[2m]番目(m=正の整数)とでキャパシタ222に印加される電圧の極性が反転する。このため、本実施形態のマイコン24では、一回の電圧検出処理における奇数番目に検出する電圧と、偶数番目に検出する電圧とを同極性に変換する処理を行っている。
例えば、奇数番目に検出する電圧が正電圧である場合、マイコン24では、図4に示すように、奇数番目の処理にて電圧検出回路23の出力値の極性を反転させず、偶数番目の処理にて電圧検出回路23の出力値の極性を反転させるようにしている。
このように、マイコン24では、キャパシタ222に印加された電圧の極性が順次反転したとしても、同極性の電圧に変換して各電池セルV1〜V5の電圧を検出するようにしている。
次に、マイコン24にて実行する断線判定処理について説明する。本実施形態のマイコン24は、前述の電圧検出処理を実行する度に断線判定処理を実行する。
本実施形態の断線判定処理の基本原理について説明する。前述のように、本実施形態のマイコン24では、電圧検出処理における奇数番目に検出する電圧と、偶数番目に検出する電圧とを同極性に変換する処理を行うようにしている。このため、電圧検出処理にて奇数番目に検出する電圧を正電圧とすると、各入力ラインVBB1〜VBB6に断線が生じていなければ、マイコン24では、各電池セルV1〜V5の電圧が正電圧として検出される。
これに反して、マイコン24にて、各電池セルV1〜V5のいずれかの電圧が負電圧として検出された場合、負電圧を検出した電池セルに接続された入力ラインが断線し、当該電池セルの電圧がキャパシタ222に印加されず、前回キャパシタ222に印加された残存電圧を負電圧として検出していると考えられる。
このため、本実施形態の断線判定処理は、電圧検出処理にて検出した各電池セルV1〜V5の電圧が負電圧であるか否かを判定し、負電圧であると判定された場合に断線ありとし、負電圧でないと判定された場合に断線なしとする。
ところで、本実施形態の如く、奇数個の電池セル10で構成される組電池に対して、電圧検出処理を実行する場合、前回の電圧検出処理にて最後(奇数番目)にキャパシタ222に印加される電池セルの電圧の極性と、次回の電圧検出処理にて一番目(奇数番目)にキャパシタ222に印加される電池セルの電圧の極性とが同極性となる。
この場合、一回の断線判定処理において、一番目にキャパシタ222に電圧が印加される電池セルの入力ラインは、断線判定を適切に行うことができない。例えば、一回の断線判定処理において、常に電池セルV1の電圧を一番目にキャパシタ222に印加する場合、電池セルV1の入力ラインVBB1、VBB2の断線判定を適切に行うことができない。
そこで、本実施形態では、マイコン24にて断線判定処理を実行する際には、前回の断線判定処理にて一番目にキャパシタ222に印加された電池セルの電圧の印加順番と、前回の断線判定処理にて一番目以降の奇数番目にキャパシタ222に印加された電池セルの電圧の印加順番を入れ替えるようにしている。
例えば、図5に示すように、前回(N回目:N=1、2、3…)の電圧検出処理にて、電池セルV1→V2→V3→V4→V5といった順に電圧を検出し、検出された電圧を用いて断線判定を実行する場合、次回(N+1回目)の電圧検出処理では、電池セルV1と電池セルV3とのキャパシタ222への電圧の印加順番を入れ替える。つまり、次回(N+1回目)の電圧検出処理では、電池セルV3→V2→V1→V4→V5といった順に電圧を検出し、検出された電圧を用いて断線判定を実行する。なお、次回(N+1回目)の電圧検出処理にて、電池セルV1と電池セルV5とのキャパシタ222への電圧の印加順番を入れ替えるようにしてもよい。
これによれば、前回の断線判定処理にて、電池セルV1の入力ラインVBB1、VBB2の断線判定を適切に行うことができなかった場合でも、次回の断線判定処理で、電池セルV1の入力ラインVBB1、VBB2の断線判定を適切に行うことができる。
以上説明した本実施形態によれば、断線判定処理を実行する際には、一番目にキャパシタ222に印加する電池セルの電圧の印加順番を順次入れ替えるので、奇数個数の電池セルV1〜V5が直列に接続されて構成される組電池1においても、各電池セル10の入力ラインVBB1〜VBB6の断線を適切に検出することができる。
従って、奇数個数の電池セルV1〜V5が直列に接続されて構成される組電池1に適用される場合であっても、各電池セルV1〜V5の入力ラインVBB1〜VBB6の断線を適切に検出することが可能となる。
(第2実施形態)
本実施形態では、電圧検出処理において、マイコン24にて断線判定処理を実行する際に、前回の断線判定処理にて一番目にキャパシタ222に印加された電池セルの電圧の印加順番と、前回までの断線判定処理にて奇数番目にキャパシタ222に電圧が印加された回数の最も少ない電池セルの電圧の印加順番を入れ替えるようにしている。
例えば、図6に示すように、前回(N回目)の電圧検出処理にて、電池セルV1→V2→V3→V4→V5といった順に電圧を検出し、検出された電圧を用いて断線判定を実行する場合、次回(N+1回目)の電圧検出処理では、電池セルV1と電池セルV3とのキャパシタ222への電圧の印加順番を入れ替える。つまり、次回(N+1回目)の電圧検出処理では、電池セルV3→V2→V1→V4→V5といった順に電圧を検出し、検出された電圧を用いて断線判定を実行する。
さらに、次々回(N+2)の電圧検出処理では、電池セルV3と電池セルV5とのキャパシタ222への電圧の印加順番を入れ替える。つまり、次々回(N+2回目)の電圧検出処理では、電池セルV5→V2→V1→V4→V3といった順に検出された電圧を用いて断線判定を実行する。
これによれば、第1実施形態と同様に、奇数個数の電池セルV1〜V5が直列に接続されて構成される組電池1に適用される場合であっても、各電池セルV1〜V5の入力ラインVBB1〜VBB6の断線を適切に検出することが可能となる。
これに加えて、電圧検出処理において、一番目にキャパシタ222に電圧が印加される回数を均等化することができるので、奇数番目にキャパシタ222に電圧が印加される各電池セルV1、V3、V5間の電圧のバラツキを抑制することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態では、マイコン24が電圧検出処理を実行する度に断線判定処理を実行する例について説明したが、これに限らず、例えば、マイコン24が電圧検出処理を複数回実行した際に断線判定処理を実行するようにしてもよい。
(2)上述の各実施形態では、電圧検出処理を実行する際に参照するデータテーブルを入れ替えることで、キャパシタ222への印加順番を入れ替える例について説明したが、これに限定されない。例えば、電圧検出処理を実行する度に、前回の印加順番に応じて、マイコン24がキャパシタ222への印加順番を決定するようにしてもよい。
(3)上述の各実施形態では、具体例として5個の電池セル10を直列に接続して構成される組電池1に電池監視装置2を適用する例について説明したが、電池監視装置2は、3以上の奇数個の電池セル10で構成される組電池1であれば適用可能である。
(4)上述の各実施形態では、差動増幅回路231およびAD変換器232にて電圧検出回路23を構成する例について説明したが、これに限定されず、マイコン24を電圧検出回路23として機能させるようにしてもよい。例えば、マイコン24とキャパシタ回路22とを直接接続し、マイコン24の制御処理にて各電池モジュールV1〜V5の電圧を検出する構成とすればよい。
(5)上述の各実施形態では、電池監視装置2を車載高圧バッテリに適用する例について説明したが、車載高圧バッテリに限らず、他のバッテリに適用してもよい。
1 組電池
22 キャパシタ回路
222 キャパシタ
23 電圧検出回路
24a キャパシタ回路制御手段
24b 断線判定手段
24c 印加順番入替手段
V1〜V5 電池セル

Claims (4)

  1. 3以上の奇数個の電池セル(10)が直列に接続されて構成される組電池(1)の前記電池セルを監視する電池監視装置であって、
    キャパシタ(222)に対して前記奇数個の電池セル(10)の電圧を極性を反転させて順次印加するキャパシタ回路(22)と、
    前記キャパシタ(222)に印加された前記奇数個の電池セル(10)の電圧を個別に検出する電圧検出回路(23)と、
    前記キャパシタ回路(22)の作動を制御して、前記電圧検出回路(23)にて前記奇数個の電池セル(10)の電圧を一通り検出する電圧検出処理を周期的に実行するキャパシタ回路制御手段(24a)と、
    前記電圧検出処理にて検出した前記奇数個の電池セル(10)における電圧の極性に基づいて、前記奇数個の電池セル(10)と前記キャパシタ回路(22)との間の複数の入力ラインに断線が生じているか否かを一通り判定する断線判定処理を実行する断線判定手段(24b)と、
    前記奇数個の電池セル(10)における電圧を前記キャパシタ(222)に印加する印加順番を入れ替える印加順番入替手段(24c)と、を備え、
    前記印加順番入替手段(24c)は、前記断線判定手段(24b)にて前記断線判定処理を実行する際には、前回前記断線判定処理を実行した際に、一番目に前記キャパシタ(222)に印加された前記電池セルの電圧の印加順番と、一番目以降の奇数番目に前記キャパシタ(222)に印加された前記電池セルの電圧の印加順番とを入れ替えることを特徴とする電池監視装置。
  2. 前記印加順番入替手段(24c)は、前記断線判定手段(24b)にて前記断線判定処理を実行する際に、前回前記断線判定処理を実行した際に一番目に前記キャパシタ(222)に印加された前記電池セルの電圧の印加順番と、一番目以降の奇数番目に前記キャパシタ(222)に印加された前記電池セルのうち、前回までの前記断線判定処理にて一番目に前記キャパシタ(222)に印加された回数が最も少ない前記電池セルの電圧の印加順番とを入れ替えることを特徴とする請求項1に記載の電池監視装置。
  3. 前記断線判定手段(24b)は、前記キャパシタ回路制御手段(24a)にて前記電圧検出処理が所定回数実行された際に、前記断線判定処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の電池監視装置。
  4. 前記キャパシタ回路(22)は、前記キャパシタ(222)、前記キャパシタ(222)に対して前記奇数個の電池セル(10)の電圧を極性を反転させて順次印加するための入力側接続切替手段(221)、および前記キャパシタ(222)に印加された電圧を前記電圧検出回路(23)に出力するための出力側接続切替手段(223)を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電池監視装置。
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