JP2014073555A - 冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加工機械で用いられる作動流体を少ないエネルギで冷却する。
【解決手段】 冷却装置は、冷却水が流れる第1流路と、冷媒が流れる第2流路と、第1流路に冷却水が流れる状態と流れない状態とに切り替える第1の切換え手段と、第2流路に冷媒が流れる状態と流れない状態とに切り替える第2の切換え手段と、第1の切換え手段と第2の切換え手段を制御するコントローラを有している。コントローラは、第1の切換え手段を作動させて第1流路に冷却水が流れる状態として、冷却水と作動流体とを熱交換させる第1制御モードと、第2の切換え手段を作動させて第2流路に冷媒が流れる状態として、冷媒と作動流体とを熱交換させる第2制御モードと、を少なくとも実行可能となっている。
【選択図】図2

Description

本明細書に開示の技術は、ワークを加工する加工機械(例えば、工作機械、プレス加工機等)に用いられる作動流体(例えば、冷却水、切削液、作動油等)を冷却する冷却装置に関する。
加工機械を作動させると部分的に発熱し、その発熱部位を冷却する必要が生じる場合がある。例えば、ワークをプレス加工するプレス加工機では、金型を冷却するために、金型に冷却水等の作動流体を供給し、金型の冷却が行われる。あるいは、ワークを切削加工する工作機械では、冷却水、切削液、作動油等の作動流体を工作機械に供給し、工作機械の冷却が行われる。例えば、特許文献1に開示された工作機械では、工作機械の発熱部に潤滑油兼用の冷却液(作動流体の一種)が供給される。工作機械の発熱部を冷却して昇温した冷却液はタンクに戻される。タンクに戻された冷却液は、冷却装置によって冷却される。冷却された冷却液は、再び、工作機械の発熱部に供給され、発熱部の冷却に使用される。以下、冷却液を循環させることで、工作機械の発熱部の冷却が行われる。
特開2011−136373号公報
特許文献1の技術では、作動流体を冷却するために冷却装置は、コンプレッサにより冷媒を循環させ、その循環する冷媒と作動流体とを熱交換させ、これによって作動流体を冷却する。作動流体を冷却するためにはコンプレッサを駆動しなければならず、そのための動力(エネルギ)が常に必要となる。本明細書は、加工機械に用いられる作動流体を少ないエネルギで冷却することができる冷却装置を提供する。
本明細書に開示する冷却装置は、加工機械で用いられる作動流体を冷却する。この冷却装置は、冷却水が流れる第1流路と、第1流路から分岐された第1分岐流路と、冷媒が流れる第2流路と、第1流路に冷却水が流れる状態と流れない状態とに切り替える第1の切換え手段と、第2流路に冷媒が流れる状態と流れない状態とに切り替える第2の切換え手段と、第1分岐流路に冷却水が流れる状態と流れない状態とに切り替える第3の切換え手段と、第1分岐流路を流れる冷却水と第2流路を流れる冷媒とを熱交換させる熱交換部と、第1の切換え手段と第2の切換え手段と第3の切換え手段を制御するコントローラと、を有している。コントローラは、第1の切換え手段により第1流路に冷却水が流れる状態とし、第2の切換え手段により第2流路に冷媒が流れない状態とし、かつ、第3の切換え手段により第1分岐流路に冷却水が流れない状態として、第1流路を流れる冷却水と作動流体とを熱交換させて作動流体を冷却する第1制御モードと、第1の切換え手段により第1流路に冷却水が流れない状態とし、第2の切換え手段により第2流路に冷媒が流れる状態とし、かつ、第3の切換え手段により第1分岐流路に冷却水が流れる状態として、熱交換部において冷媒と冷却水とを熱交換させて冷媒を冷却する一方で、第2流路を流れる冷媒と作動流体とを熱交換させて作動流体を冷却する第2制御モードと、を少なくとも実行可能となっている。
この冷却装置では、冷却水を用いて作動流体を冷却する第1制御モードと、冷媒を用いて作動流体を冷却する第2制御モードを有している。冷却水を用いて作動流体を冷却する第1制御モードでは、工場内の配管から冷却水を容易に得ることができる一方で、冷却能力の調整は難しい。一方、冷媒を用いて作動流体を冷却する第2制御モードでは、冷媒を循環させるための動力が必要となる一方で、冷却能力の調整を容易に行うことができる。この冷却装置では、加工機械の熱負荷や環境温度に応じて、第1制御モードと第2制御モードを切換えることで、冷媒を循環させるための動力を不要とする期間ができ、少ないエネルギで作動流体を適切に冷却することができる。また、第2制御モードにおいては、冷媒の冷却に冷却水を用いるため、冷媒を冷却する際に生じる熱が工場内に排出されることが防止される。このため、工場内の温度が上昇することを抑制することができる。
工場内に設置された工作機械と冷却装置と工場内の冷却水配管との関係を模式的に示す図。 冷却装置の構成を模式的に示す図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) 本明細書が開示する冷却装置では、コントローラは、第1の切換え手段により第1流路に冷却水が流れる状態とし、第2の切換え手段により第2流路に冷媒が流れる状態とし、かつ、第3の切換え手段により第1分岐流路に冷却水が流れる状態として、熱交換部において冷媒と冷却水とを熱交換させて冷媒を冷却する一方で、第1流路を流れる冷却水と作動流体、及び。第2流路を流れる冷媒と作動流体とを熱交換させて作動流体を冷却する第3制御モードがさらに実行可能となっていてもよい。このような構成によると、加工機械の熱負荷に応じてより適切に作動流体を冷却することができる。
(特徴2) 本明細書が開示する冷却装置では、作動流体の温度を計測する温度センサをさらに有していてもよい。コントローラは、温度センサで測定される温度が所定値以下のときは第1制御モードとし、温度センサで測定される温度が所定値を超えると第2制御モードとしてもよい。このような構成によると、加工機械の熱負荷に応じて、第1制御モードと第2制御モードを適切に切換えることができる。
実施例に係る冷却装置10について、図面を参照して説明する。図1に示すように、冷却装置10は、工場内に設置された工作機械12に隣接して配置されると共に、屋外に設置された冷却塔34に水配管30,32を介して接続されている。
工作機械12は、ワークを加工して部品形状とするための機械であり、例えば、ワークに切削加工を行う切削機械等が挙げられる。工作機械12と冷却装置10とは、供給流路14及びリターン流路16で接続されている。冷却装置10で冷却された作動流体(例えば、切削液、作動油等)は、供給流路14を通って工作機械12に供給される。工作機械12に供給された作動流体は、工作機械12の加熱部位(例えば、工作機械12の主軸を支持する軸受部等)を冷却する。加熱部位を冷却することで温度が上昇した作動流体は、リターン流路16を通って冷却装置10に戻される。リターン流路16から戻された作動流体は、冷却装置10によって冷却され、再び工作機械12に供給される。
水配管30には、冷却塔34で冷却された冷却水が流れる。水配管30からは供給配管18が分岐しており、供給配管18の末端は冷却装置10に接続されている。したがって、水配管30に流れる冷却水は、供給配管18を通って冷却装置10に供給される。供給配管18には、供給配管18内を流れる冷却水の温度を計測する温度計22と、供給配管18内を流れる冷却水から異物を除去するストレーナ24が設けられている。供給配管18に温度計22を設けることで、作業者は供給配管18内を流れる冷却水の温度を確認することができる。
また、冷却装置10は、リターン配管20により水配管32に接続されている。すなわち、冷却装置10から排出される冷却水(水温が上昇した冷却水)は、リターン配管20を通って水配管32に流れる。水配管32に流れた冷却水は、水配管32を通って冷却塔34に戻され、冷却塔34で冷却される。なお、リターン配管20には、流量計28と温度計26が配設されている。このため、作業者は、リターン配管20を流れる冷却水の流量と温度を確認することができる。
次に、図2を参照して、冷却装置10の構成を詳細に説明する。図2に示すように、冷却装置10は、作動流体を貯留するタンク40と、タンク40内の作動流体を冷却する本体部38と、本体部38を制御するコントローラ82を有している。タンク40にはリターン流路16が接続されている。工作機械10からリターン流路16に流れた作動流体は、タンク40内に戻され、貯留される。タンク40内に貯留される作動流体は、ポンプ42により供給流路14に吐出される。これによって、供給流路14より工作機械10に作動流体が供給される。なお、タンク40内には温度センサ41が配置されている。温度センサ41は、タンク40内に貯留されている作動流体の温度を検出する。温度センサ41で検出された作動流体の温度は、コントローラ82に入力される。
本体部38は、冷却水により作動流体の冷却を行う第1冷却器44と、冷媒により作動流体の冷却を行う第2冷却器60を備えている。第1冷却器44は、流入配管44と、熱交換部48と、流出配管50を有している。流入配管44の一端76には、供給配管18が接続されている。流入配管44の他端には熱交換部48の流入端が接続されている。このため、供給配管18から供給される冷却水は、流入配管44を流れて熱交換部48に供給される。熱交換部48は、冷却水が流れる配管を螺旋状に成形したものであり、タンク40内の作動流体中に浸漬されている。このため、熱交換部48を流れる冷却水と、タンク40内に貯留されている作動流体とが熱交換し、タンク40内の作動流体が冷却される。熱交換部48の流出端には、流出配管50の一端が接続されている。流出配管50の他端78は、リターン配管20に接続されている。したがって、熱交換部48から流出する冷却水は、流出配管50を通ってリターン配管20に流れる。流出配管50には、制御弁52が配されている。制御弁52を開くと、流入配管44、熱交換部48及び流出配管50に冷却水が流れる状態となる。一方、制御弁52を閉じると、流入配管44、熱交換部48及び流出配管50に冷却水が流れない状態となる。制御弁52の開閉は、コントローラ82によって行われる。
なお、流入配管44には、バイパス配管54の一端が接続されており、バイパス配管54の他端は流出配管50に接続されている。バイパス配管54には、後述する凝縮器58と制御弁56が配されている。制御弁56を開くと、バイパス配管54を冷却水が流れる状態となる。一方、制御弁56を閉じると、バイパス配管54を冷却水が流れない状態となる。制御弁56の開閉は、コントローラ82によって行われる。なお、バイパス配管54の他端は、制御弁52が配された位置よりも下流側で流出配管50に接続される。このため、制御弁52が閉じた状態でも、制御弁56を開くことで、バイパス流路54に冷却水が流れる状態とすることができる。
第2冷却器60は、コンプレッサ62と、凝縮器58と、膨張弁(又はキャピラリー等)70と、熱交換部66と、レシーバタンク64とを有している。これら各部62,64,66,70,58は、配管68によって接続されている。コンプレッサ62は、冷媒を圧縮する圧縮機であり、コントローラ82により制御される。コントローラ82がコンプレッサ62をオンすると、コンプレッサ62によって圧縮された冷媒が配管68内を循環する。コントローラ82がコンプレッサ62をオフすると、配管68内の冷媒の流れが停止する。コンプレッサ62で圧縮された冷媒は、高温高圧の気体となり、凝縮器58に送られる。凝縮器58は、冷却水が流れる冷却水流路55(バイパス配管54の一部)と、冷媒が流れる冷媒流路72とを備えている。このため、凝縮器58に送られた冷媒は、冷却水流路55を流れる冷却水と熱交換して冷却される。凝縮器58で冷却された冷媒は、膨張弁70において減圧され、熱交換部66に送られる。熱交換部66は、冷媒が流れる配管を螺旋状に成形したものであり、タンク40内の作動流体中に浸漬されている。このため、熱交換部66を流れる冷媒と、タンク40内に貯留されている作動流体とが熱交換し、タンク40内の作動流体が冷却される。熱交換部66で熱交換を行った冷媒は、レシーバタンク64に貯留される。レシーバタンク64に貯留された冷媒は、再びコンプレッサ62によって圧縮され、配管68内を循環する。
なお、本体部38は、タンク40内に貯留されている作動流体を攪拌するための攪拌羽根80と、攪拌羽根80を駆動するモータ74をさらに備えている。モータ74は、コントローラ82によってオン/オフ制御される。モータ74がオンすると、攪拌羽根80が回転する。これによって、タンク40内の作動流体が攪拌され、タンク40内の作動流体の温度が均一化する。
コントローラ82は、CPU,ROM,RAM等を備えたコンピュータによって構成されている。コントローラ82には、温度センサ41と、制御弁52,56と、コンプレッサ62と、モータ74とが接続されている。コントローラ82は、温度センサ41で検出されるタンク40内の作動流体の温度に基づいて、制御弁52,56のオン/オフ制御、並びに、コンプレッサ62のオン/オフ制御を行う。また、コントローラ82は、モータ74を駆動して攪拌羽根80を回転させる制御を行う。
次に、上述した冷却装置10の動作について説明する。冷却装置10では、温度センサ41で検出される温度(タンク40内に貯留されている作動流体の温度)に応じて、コントローラ82が制御モードを切替る。すなわち、(1)温度センサ41で検出される温度が第1設定値未満のときは、冷却水及び冷媒による作動流体の冷却を行わず、(2)温度センサ41で検出される温度が第1設定値以上で、かつ、第2設定値(>第1設定値)未満のときは、冷却水による作動流体の冷却を行い、(3)温度センサ41で検出される温度が第2設定値以上のときは、冷媒による作動流体の冷却を行う。以下、上記(1)〜(3)の各場合について説明する。
(1)温度センサ41で検出される作動流体の温度が第1設定値未満の場合
コントローラ82は、制御弁52,56をオフすると共に、コンプレッサ62をオフする。これによって、第1冷却器44内で冷却水が循環せず、また、第2冷却器60内でも冷媒が循環しない。このため、タンク40内の作動流体が冷却されることはなく、工作機械12の発熱に応じて作動流体の温度が上昇することとなる。
(2)温度センサ41で検出される作動流体の温度が第1設定値以上で第2設定値未満の場合
コントローラ82は、コンプレッサ62をオフすると共に、制御弁52をオンして流出配管50を開く一方で、制御弁56をオフしてバイパス配管54を閉じる。これによって、供給配管18からの冷却水は、流入配管44→熱交換部48→流出配管50と流れ、リターン配管20に排出される。このため、タンク40内の作動流体は、熱交換部48を流れる冷却水によって冷却される。なお、コントローラ82は、コンプレッサ62をオフしているため、冷媒が第2冷却器60内を流れることはない。このため、タンク40内の作動流体は、冷却水のみによって冷却される。
(3)温度センサ41で検出される作動流体の温度が第2設定値以上の場合
コントローラ82は、コンプレッサ62をオンすると共に、制御弁52をオフして流出配管50を閉じる一方で、制御弁56をオンしてバイパス配管54を開く。これによって、第2冷却器60内を冷媒が流れると共に、バイパス配管54を冷却水が流れる。このため、第2冷却器60内を流れる冷媒によってタンク40内の作動流体が冷却され、また、第2冷却器60内を流れる冷媒がバイパス配管54を流れる冷却水によって冷却される。この際、コンプレッサ62の出力はコントローラ82によって制御され、作動流体の温度に応じて冷却能力が調整される。
以上に説明したように、本実施例の冷却装置10では、工作機械12で使用される作動流体の温度に応じて、冷却水により作動流体を冷却する制御モードと、冷媒により作動流体を冷却する制御モードとに切換える。このため、工作機械12の熱負荷に応じて、冷却装置10の冷却能力を適切に切換えることができる。また、冷媒により作動流体を冷却する時間が短くなるため、コンプレッサ62を駆動する時間を短くすることができる。その結果、冷却装置10の省電力化を図ることができ、また、コンプレッサ62の長寿命化を図ることができる。
また、第2冷却器60の冷媒の冷却(凝縮器58における冷却)は、バイパス配管54を流れる冷却水によって行われるため、冷媒を大気で冷却した時に生じる熱風が工場内に排気されることを防止することができる。その結果、工場内の空調設備の稼働時間を減らすことができ、省エネルギを図ることができる。
最後に、上述した実施例と請求項との対応関係を説明しておく。第1冷却器44の各流路が「第1流路」の一例であり、第2冷却器60の各流路が「第2流路」の一例であり、制御弁52が「第1の切換え手段」の一例であり、コンプレッサ62が「第2の切換え手段」の一例であり、バイパス配管54が「第1分岐流路」の一例であり、制御弁56が「第3の切換え手段」の一例であり、凝縮器58が「冷却水と冷媒とを熱交換させる熱交換部」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
例えば、上述した実施例では、作動流体を冷却水により冷却する制御モードと、作動流体を冷媒により冷却する制御モードに切り換えるようにしたが、作動流体を冷却水と冷媒の両者により冷却する制御モードを備えていてもよい。このような制御モードを備えることで、より緻密に作動流体の冷却を行うことができる。
また、上述した実施例では、工作機械に用いられる作動流体を冷却する冷却装置であったが、本明細書に開示の冷却装置は、その他の用途にも用いることができる。例えば、プレス加工機械の発熱部(例えば、金型)を冷却する作動流体を冷却するために用いることができる。
さらに、上述した実施例において、冷媒によって作動流体を冷却する態様は、種々の態様を採ることができる。例えば、冷媒が流れるメイン流路を分岐し、分岐した分岐流路を冷媒が流れることを可能とし、分岐流路を流れる冷媒で作動流体を冷却可能としてもよい。例えば、大きな冷却能力が必要なときは、メイン流路と分岐流路の両者に冷媒を流し、これら2つの流路を流れる冷媒によって作動流体を冷却してもよい。一方、小さな冷却能力で充分な場合は、メイン流路を冷媒が流れない状態とする一方で分岐流路を冷媒が流れる状態とし、分岐流路を流れる冷媒によって作動流体を冷却してもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:冷却装置
12:工作機械
40:タンク
44:第1冷却器
60:第2冷却器

Claims (4)

  1. 加工機械で用いられる作動流体を冷却する冷却装置であり、
    冷却水が流れる第1流路と、
    第1流路から分岐された第1分岐流路と、
    冷媒が流れる第2流路と、
    第1流路に冷却水が流れる状態と流れない状態とに切り替える第1の切換え手段と、
    第2流路に冷媒が流れる状態と流れない状態とに切り替える第2の切換え手段と、
    第1分岐流路に冷却水が流れる状態と流れない状態とに切り替える第3の切換え手段と、
    第1分岐流路を流れる冷却水と第2流路を流れる冷媒とを熱交換させる熱交換部と、
    第1の切換え手段と第2の切換え手段と第3の切換え手段を制御するコントローラと、を有しており、
    コントローラは、
    第1の切換え手段により第1流路に冷却水が流れる状態とし、第2の切換え手段により第2流路に冷媒が流れない状態とし、かつ、第3の切換え手段により第1分岐流路に冷却水が流れない状態として、第1流路を流れる冷却水と作動流体とを熱交換させて作動流体を冷却する第1制御モードと、
    第1の切換え手段により第1流路に冷却水が流れない状態とし、第2の切換え手段により第2流路に冷媒が流れる状態とし、かつ、第3の切換え手段により第1分岐流路に冷却水が流れる状態として、熱交換部において冷媒と冷却水とを熱交換させて冷媒を冷却する一方で、第2流路を流れる冷媒と作動流体とを熱交換させて作動流体を冷却する第2制御モードと、
    を少なくとも実行可能となっている、冷却装置。
  2. コントローラは、
    第1の切換え手段により第1流路に冷却水が流れる状態とし、第2の切換え手段により第2流路に冷媒が流れる状態とし、かつ、第3の切換え手段により第1分岐流路に冷却水が流れる状態として、熱交換部において冷媒と冷却水とを熱交換させて冷媒を冷却する一方で、第1流路を流れる冷却水と作動流体、及び、第2流路を流れる冷媒と作動流体とを熱交換させて作動流体を冷却する第3制御モードがさらに実行可能となっている、請求項1に記載の冷却装置。
  3. 作動流体の温度を計測する温度センサをさらに有しており、
    コントローラは、温度センサで測定される温度が所定値以下のときは第1制御モードとし、温度センサで測定される温度が所定値を超えると第2制御モードとする、請求項1又は2に記載の冷却装置。
  4. 作動流体の温度を計測する温度センサをさらに有しており、
    コントローラは、温度センサで測定される温度が所定値以下のときは第1制御モードとし、温度センサで測定される温度が所定値を超えると第2制御モード又は第3制御モードとする、請求項2に記載の冷却装置。
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