JP2014073219A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイド管と操作ワイヤーとの摩擦抵抗を低減し、スムーズな操作を行うことができる内視鏡を提供する。
【解決手段】操作部と、該操作部から延びる変形可能な挿入部とを備えており、前記挿入部内に設けられるガイド管の内腔に配置される操作ワイヤーを前記操作部で牽引操作することにより前記挿入部に配置される湾曲部を所望の方向に湾曲可能な内視鏡であって、前記操作ワイヤーは、金属芯材と、前記金属芯材の外周面に螺旋状に巻回されて配置される易滑性樹脂繊維を含む線材とを備える内視鏡。
【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡に関する。
従来、医療分野や工業分野等の様々な分野において、図7に示すような内視鏡が用いられている。医療分野においては、例えば、胃や腸等の体腔内に挿入して、体腔内組織表面の観察や鉗子等による病片の採取による診断や処置等に利用されている。また、工業分野においては、例えば、自動車用エンジンや、ボイラー、化学プラント類等の内部観察に使用されたり、装置内表面の付着物を採取して検査する等の保守に利用されている。
このような内視鏡100は、可撓性を有する挿入部101の先端側に設けた湾曲部102を上下左右自在に湾曲させるために、挿入部101内に挿通した操作ワイヤーの先端を湾曲部102の先端近傍に連結し、その操作ワイヤーを牽引することにより湾曲部102を牽引方向へ湾曲することができるように構成されている。この操作ワイヤーは牽引されるときに、強い張力が加えられた状態で引かれて移動するため、挿入部101の内部空間において、操作ワイヤーの位置決めと、操作ワイヤーが他の内蔵物に強く摺動する干渉を防ぎ、かつ摩耗により他の内蔵物に与える損傷を回避すべく、操作ワイヤーは、挿入部101の内部に設けられるガイド管の内腔に配置されて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−173371号公報
上述のように、操作ワイヤーはガイド管の内腔に配置されているため、操作ワイヤーを牽引操作して前後方向に移動させて湾曲部を湾曲させる度に、ガイド管と操作ワイヤーとの間で摩擦抵抗が発生することとなる。この摩擦抵抗が大きい場合、湾曲部を湾曲させる際の手元側操作部の湾曲ノブの操作力量が増大してしまい、内視鏡の操作をスムーズに行いにくくなるという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決すべくなされたものであって、ガイド管と操作ワイヤーとの摩擦抵抗を低減し、スムーズな操作を行うことができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、操作部と、該操作部から延びる変形可能な挿入部とを備えており、前記挿入部内に設けられるガイド管の内腔に配置される操作ワイヤーを前記操作部で牽引操作することにより前記挿入部に配置される湾曲部を所望の方向に湾曲可能な内視鏡であって、前記操作ワイヤーは、金属芯材と、前記金属芯材の外周面に螺旋状に巻回されて配置される易滑性樹脂繊維を含む線材とを備える内視鏡より達成される。
本発明に係る内視鏡は、ガイド管の内腔に配置される操作ワイヤーを、金属芯材と、前記金属芯材の外周面に螺旋状に巻回されて配置される易滑性樹脂繊維を含む線材とを備えるように構成しているため、操作ワイヤーを牽引操作して前後方向に移動させて湾曲部を湾曲させる際のガイド管と操作ワイヤーとの摩擦抵抗を効果的に低減することが可能となる。この結果、湾曲部を湾曲させる際の操作部の湾曲ノブの操作力量を軽減することができ、軽い操作感でスムーズに内視鏡を操作することが可能となる。
本発明の上記目的は、操作部と、該操作部から延びる変形可能な挿入部とを備えており、前記挿入部内に設けられるガイド管の内腔に配置される操作ワイヤーを前記操作部で牽引操作することにより前記挿入部に配置される湾曲部を所望の方向に湾曲可能な内視鏡であって、前記操作ワイヤーは、金属芯材と、易滑性樹脂繊維を含む線材とを撚り合わせて形成されている内視鏡によって達成される。
上記のように、操作ワイヤーが、金属芯材と、易滑性樹脂繊維を含む線材とを撚り合わせて形成されている構成であっても、易滑性樹脂繊維を含む線材が操作ワイヤーの表面に配置される構造となるため、操作ワイヤーを牽引操作して前後方向に移動させて湾曲部を湾曲させる際のガイド管と操作ワイヤーとの摩擦抵抗を効果的に低減することが可能となる。
操作ワイヤーを、金属芯材と、金属芯材の外周面に螺旋状に巻回されて配置される易滑性樹脂繊維を含む線材とを備えるように構成して内視鏡を構成する場合、前記金属芯材の長手方向に沿う方向における前記線材の線材ピッチは、前記線材の最大径の1.5〜5倍であることが好ましい。
このように、金属芯材の長手方向に沿う方向に隣り合う線材同士が、金属芯材の長手方向に沿う方向に所定の間隔を設けるように構成することにより、ガイド管の内面と、操作ワイヤーの外表面との接触面積を減じることが可能となるため、ガイド管に対する操作ワイヤーの摺動性をより一層高めることが可能となる。更に、金属芯材の長手方向に沿う方向における線材の線材ピッチを、線材の最大径の1.5〜5倍の範囲とすることにより、例えば、操作ワイヤーに対して、その表面に潤滑油を塗布すること等によって、より一層摺動性を高めようとする場合、金属芯材の長手方向に沿う方向に隣り合う線材同士間に形成される隙間が、潤滑油を保持する機能を発揮する。この結果、塗布等された潤滑油が、操作ワイヤーの表面に長期間存在し続けることとなり、極めて安定的に高い摺動性を有する操作ワイヤーを得ることが可能となる。
また、前記線材は、前記金属芯材の外表面に融着していることが好ましい。特に、前記操作ワイヤーは、前記金属芯材を電磁誘導加熱することにより加熱された前記金属芯材の熱によって前記線材を溶融させて前記金属芯材に融着させて形成されることが好ましい。
また、前記易滑性樹脂繊維は、フッ素系樹脂繊維であることを特徴とすることが好ましい。フッ素系樹脂繊維としては、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)から選ばれた少なくとも1種の樹脂繊維が好ましい。また、前記線材の最大径は、10μm以上200μm以下であることが好ましい。
本発明によれば、ガイド管と操作ワイヤーとの摩擦抵抗を低減し、スムーズな操作を行うことができる内視鏡を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る内視鏡の全体を示す概略図である。 図1に示す内視鏡における挿入部本体内に配置されるガイド管の概略構成断面図である。 図1に示す内視鏡が備える操作ワイヤーを示す要部拡大側面図である。 図3に示す操作ワイヤーの軸線方向に沿ったラインで切断した断面図である。 図4に示す操作ワイヤーの変形例を示す断面図である。 図3に示す操作ワイヤーの摺動性を評価する試験内容を説明するための説明図である。 従来の内視鏡示す概略構成斜視図である。
以下、本発明の実施形態にかかる内視鏡1について添付図面を参照して説明する。なお、各図は、構成の理解を容易ならしめるために部分的に拡大・縮小・省略している。図1は、本発明の一実施形態に係る内視鏡1の全体を示す概略図である。この概略図に示すように、内視鏡1は、操作部2と、該操作部2から延びる変形可能な挿入部3とを備えている。
操作部2は、内視鏡1の操作者が把持して操作する構成部であり、操作部本体21と、上下湾曲操作用プーリ22と、左右湾曲操作用プーリ23とを備えている。上下湾曲操作用プーリ22及び左右湾曲操作用プーリ23は、操作部本体21の内部に配置されており、各々が操作部本体21の外部に配置される上下湾曲操作用操作ノブ24及び左右湾曲操作用操作ノブ25に連結されている。上下湾曲操作用プーリ22は、上下湾曲操作用操作ノブ24によって、操作部本体21に回転自在に支持されており、左右湾曲操作用プーリ23は、左右湾曲操作用操作ノブ25によって、操作部本体21に回転自在に支持されている。また、操作部本体21には、内視鏡1により撮影した画像を表示するモニタに接続される図示しない接続コードが設けられている。
挿入部3は、人間の体内やエンジン等の対象物の内部に挿入される構成部であり、操作部2から延びる長尺状の形態を有している。この挿入部3は、図1に示すように、操作部2側から順に、挿入部本体31、湾曲部32、先端部本体33と一列に続き、この順番で接続されている。
挿入部本体31は、可撓性を有するパイプ構造部材であり、例えば、帯状の板材を螺旋状に巻いて管状に形成した螺旋管を骨格とし、この螺旋管の外周に可撓管網管を外装し、さらに可撓管網管の外周に樹脂層を設け、全体として屈曲自在な可撓性を有するパイプ構造部材として構成されている。この挿入部本体31の先端は筒状の接続用口金部31aを介して湾曲部32の後端に接続されている。
湾曲部32は、互いに上下及び左右に交互にリベットで回転自在に連結された複数(例えば10個)の節輪321によって骨組みが形成されており、その外面が、図示されていない弾力性のあるチューブ等で被覆されている。湾曲部32内においては、節輪321の内周面に沿って上下左右4本の操作ワイヤー5が挿通されており、各操作ワイヤー5の先端部分は最先端の節輪321aに取り付けられている。また、最先端の節輪321aには先端部本体33の後端が接続されている。
上述の各操作ワイヤー5は、挿入部本体31の内部に設けられる各ガイド管6の内腔に進退自在に挿通されてそれぞれ配置されており、基端側は、操作部本体21に回転自在に支持された上下湾曲操作用プーリ22及び左右湾曲操作用プーリ23に巻回されて固定されている。より具体的に説明すると、上下方向湾曲操作用の一対の操作ワイヤー5は、上下湾曲操作用プーリ22に固定されており、左右方向湾曲操作用の一対の操作ワイヤー5は、左右湾曲操作用プーリ23に固定されている。
このような構成により、操作部2において上下湾曲操作用操作ノブ24及び左右湾曲操作用操作ノブ25を操作して4本の操作ワイヤー5を選択的に牽引することにより、操作ワイヤー5は、操作部2で牽引された長さだけ湾曲部32において移動し、節輪321がリベットを中心にして各部で傾動して、湾曲部32全体が滑らかに所望の方向に湾曲することとなる。
挿入部本体31内に設けられる各ガイド管6は、図1に示すように、その前端部が、挿入部本体31と湾曲部32とを連結する接続用口金部31aに固定され、基端部は、操作部本体21内に固定された支持フレーム26に固定されている。また、ガイド管6は、図2の断面図に示すように、可撓性のある合成樹脂材からなるチューブ体61と、このチューブ体61内に軸線方向に沿って全長にわたって埋設される複数のステーワイヤー62とを備えるように構成されている。複数のステーワイヤー62は、チューブ本体61の管壁内において同心円状に配置されている。チューブ体61としては、フッ素樹脂チューブやポリエチレン樹脂チューブ等を用いることができる。またステーワイヤー62としては、例えば、ステンレス鋼線や、その他の金属線材52、カーボンワイヤー等非金属線材52等からなる弾性線材52を用いることができ、単線又は撚り線のいずれでも用いることができる。このようにチューブ体61の管壁内にステーワイヤー62が埋設されて形成されたガイド管6は、可撓性を有すると共に、軸方向への圧縮及び引っ張りに対しての耐久性があり、更には、その内面が滑らかな面となるため、操作ワイヤー5との摩擦抵抗を低減させるという観点から好ましく用いることができる。
先端部本体33は、観察窓、照明窓、処置具突出口、観察窓を介して術野の像を取り込む対物光学系、この対物光学系の結像位置に配置される撮像素子、及び、照明窓を介して術野を照らす照明部等(いずれも図示せず)を備える構成部であり、上述のように、湾曲部32の先端に接続されている。対物光学系は、体腔内臓器等の像を撮像し、撮像した光学像を撮像素子に入力する機能を有している。また、撮像素子は、挿入部3内に配置される図示しないケーブル及び操作部2に接続する接続コードを介して外部の信号処理部(図示せず)に接続されており、対物光学系から入力された光学像を電気信号に変換して、信号処理部に出力する機能を有している。なお、信号処理部は、入力された電気信号を信号処理して画像信号を生成し、図示しないモニタに出力して表示する。
本発明に係る内視鏡1における操作ワイヤー5は、図3に示すように、金属芯材51と、当該金属芯材51の外周面に螺旋状に巻回されて配置される線材52とを備えるように構成されている。金属芯材51と線材52とは合着されて構成されている。金属芯材51としては、ステンレス鋼などの鋼材から形成した金属ワイヤーを利用することができる。また金属芯材51の形態としては種々の形態を採用することができる。例えば、一本の鋼材によって芯材を形成してもよく、或いは、一本の鋼材を折り合わせた後撚り合わせて芯材を形成してもよい。また、複数の鋼材を撚り合わせて芯材を形成してもよい。
また、金属芯材51の外周面に巻回される線材52は、易滑性樹脂繊維を含む線材52であり、その最大径が、金属芯材51への合着前において、10μm以上200μm以下であるものを好ましく使用できる。易滑性樹脂繊維としては、潤滑性を有するフッ素系樹脂繊維が好ましい。このようなフッ素系樹脂繊維としては、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA、融点300〜310℃)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE、融点330℃)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP、融点250〜280℃)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE、融点260〜270℃)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF、融点160〜180℃)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE、融点210℃)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(EPE、融点290〜300℃)等、及び、これらのポリマーを含むコポリマー等のフッ素系樹脂から形成した樹脂繊維を挙げることができる。なかでも、優れた摺動特性を有することから、PFA、PTFE、FEP、ETFE、PVDFが好ましい。PFA、PTFE、FEP、ETFE及びPVDF等のフッ素系樹脂繊維により線材52を製造する方法は特に限定されず、例えば、原料を押出成形により紡糸する方法等の従来公知の方法を用いることができる。
金属芯材51に線材52を巻き付ける方法は特に限定されず、例えば、カバリング糸を製造するために使用されるカバリング装置を用いて巻き付ける方法等が挙げられる。
ここで、易滑性樹脂繊維を含む線材52とは、易滑性樹脂単体により製造される線材状部材の他、種類の異なる易滑性樹脂を組み合わせて製造される線材状部材や、易滑性樹脂及び金属材料を組み合わせて製造される線材状部材、易滑性樹脂及び非金属材料を組み合わせて製造される線材状部材を含む概念である。線材52の形態としては、単線でもよく、或いは、同一種類の単線同士を撚り合わせて形成される撚線であってもよい。また、種類の異なる単線を撚り合わせて形成される撚線であってもよく、或いは、易滑性樹脂繊維を含む単線とステンレス製等の金属単線とを撚り合わせて形成される撚線であってもよい。
また、操作ワイヤー5は、図4の断面図に示すように、金属芯材51の長手方向に沿う方向に隣り合う線材52同士が、金属芯材51の長手方向に沿う方向に所定の間隔を設けるようにして構成されている。金属芯材51の長手方向に沿う方向における線材52の線材ピッチは、線材52の最大径の2〜5倍の範囲となるように設定することが好ましい。なお、線材52の線材ピッチとは、図4に示すように、金属芯材51の長手方向に沿う方向に隣り合う線材52同士の中心間距離を表す概念である。なお、操作ワイヤー5は、図5に示すように、金属芯材51の長手方向に沿う方向に隣り合う線材52同士が、互いに密接するように構成してもよい。
また、線材52の合着前の断面形状としては、種々の形状のものを採用することができる。例えば、円形状の他、楕円形状、ラグビーボール形状、タマゴ形状等の扁平形状、三角形状、Y字形状、W字形状、M字形状、十字形状、多角形状、又は、かまぼこ形状等を採用することができる。
ここで、線材52は、金属芯材51の外表面に合着しているが、線材52を金属芯材51の外表面に合着させる方法としては、例えば、線材52を金属芯材51の外表面に螺旋状に巻回した後、加熱することによって線材52を溶融させて、線材52を金属芯材51の表面に融着させる方法を挙げることができる。加熱方法としては、例えば、チャンバー型熱処理装置を用い、金属芯材51に巻回された線材52の外側から熱を付与することにより行うことができる。
また、特に、金属芯材51を、導電性材料(電気を通しやすい材料)により構成するとともに、線材52を、金属芯材51よりも磁性が低い材料により形成する場合には、金属芯材51上に配置された線材52の外側から金属芯材51を電磁誘導加熱装置により電磁誘導加熱し、加熱された金属芯材51の熱によって線材52と金属芯材51との対向領域の少なくともいずれか一方を溶融させて、線材52を金属芯材51に融着させるようにして、線材52を金属芯材51の外表面に合着させることが好ましい。なお、金属芯材51よりも磁性が低い材料とは、金属芯材51よりも磁性が弱い材料の他、磁性が無い材料を含む概念である。なお、電磁誘導加熱とは、電磁調理器(IHクッキングヒーター)や高周波溶接等にも利用されている加熱方式の一種であり、コイルに交流電流を流すことにより磁界(磁束密度)の変化を生じさせ、その磁界内に置いた導電性物質に誘導電流(渦電流)を発生させて、その抵抗により導電性物質自体を発熱させる原理を利用した加熱方式である。
電磁誘導加熱された金属芯材51に生じる誘導電流の密度は、金属芯材51の中心からその表面に近いほど高くなることから、金属芯材51の内部に比べてその表面の方が早く加熱(集中して加熱)されることとなる。したがって、金属芯材51の融点が線材52の融点よりも低い場合には、集中して加熱される金属芯材51の表面(金属芯材51における線材52との対向領域(接触領域))が溶融することとなる。また、線材52の融点が金属芯材51の融点よりも低い場合には、金属芯材51が発した熱が線材52に伝わって、線材52における金属芯材51との対向領域(接触領域)が溶融することとなる。なお、電磁誘導加熱装置に流れる電流(コイルに流れる交流電流)の周波数を高く設定することにより、金属芯材51において発熱する部位をその表面に集めることができ、逆に、電流の周波数を低く設定することにより金属芯材51の内部も均一に発熱させることができるため、電磁誘導加熱装置に流れる電流の周波数を適宜変更できるように構成することが好ましい。
このように電磁誘導加熱を行うことにより、線材52と金属芯材51との接触界面及びその近傍で速やかに軟化又は溶融するため、線材52の物性に寄与する分子配向を維持しやすく、上記線材52の機械的強度をより高く保つことができる。また、外部からの伝熱又は輻射、エネルギー線照射等による加熱と異なり、線材52と金属芯材51との接触界面及びその近傍のみで軟化又は溶融するため、操作ワイヤー5の外表面となる側の表面凹凸を維持しやすく、摺動性を高めることができる。
また、金属芯材51の外表面に線材52をより強固に接着させるためには、プライマーなどの接着剤を金属芯材51の外表面に塗布した後に、当該金属芯材51の外表面に線材52を巻回し、加熱することによって接着剤及び線材52を溶融させて、金属芯材51上に線材52を融着させるのが好ましい。
本実施形態に係る内視鏡1は、ガイド管6の内腔に配置される操作ワイヤー5を、金属芯材51と、金属芯材51の外周面に螺旋状に巻回されて配置される易滑性樹脂繊維を含む線材52とを備えるように構成しているため、操作ワイヤー5を牽引操作して前後方向に移動させて湾曲部32を湾曲させる際のガイド管6と操作ワイヤー5との摩擦抵抗を効果的に低減することが可能となる。この結果、湾曲部32を湾曲させる際の操作部2の湾曲ノブの操作力量を軽減することができ、軽い操作感でスムーズに内視鏡1を操作することが可能となる。特に、易滑性樹脂繊維を含む線材52として、潤滑性を有するフッ素系樹脂繊維を含む線材52を採用することにより、操作ワイヤー5の摺動性を極めて高めることが可能となり、湾曲部32を湾曲させる際の操作部2の湾曲ノブの操作力量を大幅に軽減することが可能となる。
また、本実施形態に係る内視鏡1においては、操作ワイヤー5が、図4に示すように、金属芯材51の長手方向に沿う方向に隣り合う線材52同士が、金属芯材51の長手方向に沿う方向に所定の間隔を設けるようにして構成されている。このような構成を採用することにより、ガイド管6の内面と、操作ワイヤー5の外表面との接触面積を減じることが可能となるため、ガイド管6に対する操作ワイヤー5の摺動性をより一層高めることが可能となる。
また、本実施形態に係る操作ワイヤー5に対して、その表面に潤滑油を塗布すること等によって、より一層摺動性を高めようとする場合、金属芯材51の長手方向に沿う方向における線材52の線材ピッチが、線材52の最大径の1.5〜5倍の範囲となるように構成することにより、金属芯材51の長手方向に沿う方向に隣り合う線材52同士間に形成される隙間Sが潤滑油を保持する機能を効果的に発揮させることが可能となる。この結果、塗布等された潤滑油が、操作ワイヤー5の表面に長期間存在し続けることとなり、極めて安定的に高い摺動性を有する操作ワイヤー5を得ることが可能となる。
以上、本発明に係る内視鏡1について説明したが、具体的構成は、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態においては、操作ワイヤー5は、金属芯材51と、当該金属芯材51の外表面に螺旋状に巻回される線材52とを備えるように構成されているが、例えば、金属芯材51と線材52とを撚り合わせるようにして操作ワイヤー5を構成してもよい。このような構成であっても、潤滑性を有するフッ素樹脂系繊維等の易滑性樹脂繊維を含む線材52が操作ワイヤー5の表面に配置される構造となるため、操作ワイヤー5を牽引操作して前後方向に移動させて湾曲部32を湾曲させる際のガイド管6と操作ワイヤー5との摩擦抵抗を効果的に低減することが可能となる。この結果、湾曲部32を湾曲させる際の操作部2の湾曲ノブの操作力量を軽減することができ、軽い操作感でスムーズに内視鏡1を操作することが可能となる。なお、金属芯材51と線材52とを撚り合わせるようにして操作ワイヤー5を構成する場合、金属芯材51や線材52の本数は特に限定されず、例えば、単一の金属芯材51と、複数の線材52とを撚り合わせて操作ワイヤー5を形成してもよく、或いは、複数の金属芯材51と、複数の線材52とを撚り合わせて操作ワイヤー5を形成してもよい。
本発明の発明者らは、上記操作ワイヤー5の摺動性を評価する試験を行ったので、この試験内容及び評価結果について以下説明する。試験内容は、図6に示すように、4つの溝付きローラ71に可撓性を有するパイプ72を沿わせて配置し、このパイプ72内に操作ワイヤー8を通し、当該操作ワイヤー8の一方端に錘73を吊り下げると共に、操作ワイヤー8の他方端にフォースゲージ74を接続し、当該フォースゲージ74を一軸駆動装置75にて上方に牽引することにより、フォースゲージ74にて計測されるパイプ72内を摺動する操作ワイヤー8の動摩擦力に基づいて操作ワイヤー8の摺動性を評価した。
ここで、操作ワイヤー8の一方端に吊り下げられる錘73の重量は400gとし、一軸駆動装置75の牽引速度を、2.0mm/secとした。また、操作ワイヤー8が挿通されるパイプ72として、内径が2.0mm、内面材料がポリエチレンの可撓性円管を使用した。フォースゲージ74は、イマダ製デジタルフォースゲージ(ZP−50N)を使用した。
また、操作ワイヤー8としては、5種類のサンプル(サンプル1〜サンプル5)を準備し、各サンプルについて上記方法によりパイプ72内を摺動する操作ワイヤー8の動摩擦力を測定した。各サンプルについて説明すると、まず、サンプル1は、金属芯材としてSUS304撚り線を用い、この金属芯材の外表面にPFAにより形成した線材(最大径:110μm)を螺旋状に巻回して構成した。サンプル1における線材の線材ピッチは、250μmとした。サンプル2は、金属芯材としてSUS304撚り線を用い、この金属芯材の外表面にFEPにより形成した線材(最大径:20μm)を螺旋状に巻回して構成した。サンプル2における線材の線材ピッチは、60μmとした。サンプル3は、金属芯材としてSUS304撚り線を用い、この金属芯材の外表面にPTFEのコーティング(コーティング厚み:25μm)を施して構成した。サンプル4は、金属芯材としてSUS304撚り線を用い、この金属芯材の外表面にPFAのコーティング(コーティング厚み:25μm)を施して構成した。サンプル5は、金属芯材(SUS304撚り線)のみにより構成した。なお、各サンプルの直径は、いずれも1.5mmである。
これらサンプル1〜サンプル5についての動摩擦力の測定結果を表1に示す。
Figure 2014073219
表1からも分かるように、本発明に係る操作ワイヤー5と同一構成を有するサンプル1及びサンプル2に関しては、動摩擦力が約7Nであり、金属芯材の表面にフッ素系樹脂をコーティングしたサンプル3及びサンプル4に関しては、動摩擦力が11〜12Nであるという結果を得た。つまり、本発明に係る操作ワイヤー5と同一構成を有するサンプル1及びサンプル2は、金属芯材の表面にフッ素系樹脂をコーティングしたサンプル3及びサンプル4よりも、約45%も動摩擦力が低減しており、本発明に係る操作ワイヤー5が極めて摺動性に優れたものであることが分かる。
1 内視鏡
2 操作部
21 操作部本体
22 上下湾曲操作用プーリ
23 左右湾曲操作用プーリ
24 上下湾曲操作用操作ノブ
25 左右湾曲操作用操作ノブ
26 支持フレーム
3 挿入部
31 挿入部本体
31a 接続用口金部
32 湾曲部
321 節輪
321a 最先端の節輪
33 先端部本体
5 操作ワイヤー
51 金属芯材
52 線材
6 ガイド管
61 チューブ体
62 ステーワイヤー
71 ローラ
72 パイプ
73 錘
74 フォースゲージ
75 一軸駆動装置
8 操作ワイヤー

Claims (8)

  1. 操作部と、該操作部から延びる変形可能な挿入部とを備えており、前記挿入部内に設けられるガイド管の内腔に配置される操作ワイヤーを前記操作部で牽引操作することにより前記挿入部に配置される湾曲部を所望の方向に湾曲可能な内視鏡であって、
    前記操作ワイヤーは、金属芯材と、前記金属芯材の外周面に螺旋状に巻回されて配置される易滑性樹脂繊維を含む線材とを備える内視鏡。
  2. 前記金属芯材の長手方向に沿う方向における前記線材の線材ピッチは、前記線材の最大径の1.5〜5倍であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  3. 操作部と、該操作部から延びる変形可能な挿入部とを備えており、前記挿入部内に設けられるガイド管の内腔に配置される操作ワイヤーを前記操作部で牽引操作することにより前記挿入部に配置される湾曲部を所望の方向に湾曲可能な内視鏡であって、
    前記操作ワイヤーは、金属芯材と、易滑性樹脂繊維を含む線材とを撚り合わせて形成されている内視鏡。
  4. 前記線材は、前記金属芯材の外表面に融着していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の内視鏡。
  5. 前記操作ワイヤーは、前記金属芯材を電磁誘導加熱することにより加熱された前記金属芯材の熱によって前記線材を溶融させて前記金属芯材に融着させて形成される請求項1から4のいずれかに記載の内視鏡。
  6. 前記易滑性樹脂繊維は、潤滑性を有するフッ素系樹脂繊維であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の内視鏡。
  7. 前記フッ素系樹脂繊維は、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)から選ばれた少なくとも1種の樹脂繊維であることを特徴とする請求項6に記載の内視鏡。
  8. 前記線材の最大径は、10μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の内視鏡。
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