JP6448116B2 - ワイヤ部材及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤ部材及びその製造方法に関する。
従来、ワイヤ部材は、種々の装置や機器の操作系や動力伝達系に用いられている。例えば、心臓血管系内や胆管内等にカテーテルを導入する際に、そのカテーテルの挿入を安全確実にするため用いられる医療用ガイドワイヤ(特許文献1)や、医療用マニピュレータのシャフト部に挿通され、シャフト部の先端に配置される先端動作部を駆動させる駆動ワイヤ等として用いられる(特許文献2)。
医療用ガイドワイヤは、その先端をカテーテルの先端より突出させた状態で、血管や胆管等に挿入し、体外に位置する手元部を回転させながら押し引き操作して血管等内を進行させ、カテーテルとともに目的部位付近まで挿入し、この状態で、カテーテルを医療用ガイドワイヤに沿って移動させ、カテーテルの先端部を目的部位付近まで誘導するものである。
医療用マニピュレータは、例えば、中空のシャフトと、当該シャフト内に挿通される駆動ワイヤと、シャフトの一端側に設けられ、駆動ワイヤを軸線方向に進退駆動する駆動機構部と、シャフトの他端側に設けられ、ワイヤ部材の進退駆動によって動作される先端動作部とを備える構造を有している。先端動作部としては、例えば、生体組織を把持するためのグリッパや、切断用の鋏、血管の封止や組織切開・剥離を行う電気メスの電極、縫合用の針を備える縫合ユニット、腸管を吻合する吻合ユニット等、種々のエンドエフェクタが知られている。
このようにカテーテルやシャフトといった筒状部材(導管)の内部に挿通されて使用されるワイヤ部材は、導管内におけるワイヤ部材のスムーズな進退移動や、ワイヤ部材に対する導管のスムーズな進退移動が要求されることから、ワイヤ部材の外径を、導管の内面とワイヤ部材の外周面との間に空間部(隙間)が形成される程度の大きさに設定すると共に、導管の内壁と接触する場合の摺動性を向上させるために、ワイヤ部材の外表面をフッ素系樹脂等のコーティング材で被覆されて構成されるのが一般的である。
特開2004−089305号公報 特開2012−065889号公報
種々の装置や機器の操作系や動力伝達系に用いられるワイヤ部材は、上述のように、導管内におけるワイヤ部材のスムーズな進退移動や、ワイヤ部材に対する導管のスムーズな進退移動が求められるが、同時に、操作者にとってのより高い操作性も求められる。例えば、医療用ガイドワイヤ(ワイヤ部材)の場合には、当該医療用ガイドワイヤに沿ってカテーテルを移動させ、カテーテル先端部を目的部位に誘導するが、このときに、操作者(施術者)の意図するような動作をカテーテルが行うことが求められる。また、医療用マニピュレータの場合には、駆動機構部の駆動による駆動ワイヤ(ワイヤ部材)の進退移動を、操作者の意図を反映して精度よく行うことが求められる。
しかしながら、上述のように、ワイヤ部材の外径は、導管の内面とワイヤ部材の外周面との間に空間部(隙間)が形成される程度の大きさに設定されているため、導管内におけるワイヤ部材の進退移動時やワイヤ部材に対する導管の進退移動時に、ワイヤ部材が導管の径方向に振れてしまう、或いは、導管がワイヤ部材の径方向に振れてしまうことになり、ワイヤ部材の操作性が低下するおそれがあった。
本発明は、かかる問題を解決すべくなされたものであって、ワイヤ部材が導管の径方向に振れてしまう、或いは、導管がワイヤ部材の径方向に振れてしまうことを効果的に抑制しつつ、高い摺動性を発揮できるワイヤ部材を提供すること、及び、そのようなワイヤ部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、可撓性を有する長尺なワイヤ本体と、前記ワイヤ本体の表面に配置される表面配置部材とを備えるワイヤ部材であって、前記表面配置部材は、前記ワイヤ本体の表面に螺旋状に巻回して配置される親水性のマルチフィラメント線材を備えており、前記マルチフィラメント線材は、太さが略同一の2を超えるフィラメント線材からなる無撚糸であり、前記マルチフィラメント線材は、その繊維束が扁平状態で密集して配置されているワイヤ部材により達成される。また、本発明の上記目的は、ワイヤ部材を製造するワイヤ部材の製造方法であって、複数のフィラメント線材からなる撚糸としてのマルチフィラメント線材を形成する線材形成ステップと、形成されたマルチフィラメント線材を、可撓性を有する長尺なワイヤ本体の表面に螺旋状に巻回して前記ワイヤ本体の表面から突出する凸部を形成する線材巻回ステップとを備えており、前記線材形成ステップは、前記マルチフィラメント線材の撚り数を変更して、前記マルチフィラメント線材に基づく前記凸部の高さを調整する撚り数変更ステップを備えているワイヤ部材の製造方法により達成される。

また、前記マルチフィラメント線材としては、親水性を有する高分子材料から形成されるフィラメント線材と、疎水性を有する高分子材料から形成したフィラメント線材とを混在させて収束されているものを使用することができる。
また、前記表面配置部材は、前記ワイヤ本体の表面に熱融着して固着されることが好ましい。
本発明によれば、ワイヤ部材が導管の径方向に振れてしまう、或いは、導管がワイヤ部材の径方向に振れてしまうことを効果的に抑制しつつ、高い摺動性を発揮できるワイヤ部材を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るワイヤ部材における軸線方向に沿った概略構成要部拡大側面図である。 図1のA−A断面を示す概略構成断面図である。
以下、本発明の実施形態にかかるワイヤ部材1について添付図面を参照して説明する。なお、各図は、構成の理解を容易ならしめるために部分的に拡大・縮小している。図1は、本発明の一実施形態に係るワイヤ部材1における軸線方向(ワイヤ部材1の長手方向)に沿った概略構成要部拡大側面図である。また、図2は、図1のA−A断面を示す概略構成断面図である。ワイヤ部材1は、例えば、種々の装置や機器の操作系や動力伝達系等において、筒状部材(導管)の内部に挿通されて使用されるワイヤ部材である。より具体的には、医療現場で使用されるカテーテル内に挿通して使用される医療用ガイドワイヤや、医療用マニピュレータのシャフト部に挿通され、シャフト部の先端に配置される先端動作部を駆動させる駆動ワイヤ等をその一例として挙げることができる。
ここで、医療用マニピュレータとは、例えば、把持鉗子、剥離鉗子、組織切除パンチ、ロンジュール、組織切除器具、経膣摘出器、持針器、クリップアプライヤーニードルドライバ、モノポーラ電気メス、バイポーラ電気メス、吻合器、縫合器等の各種医療器具であり、中空のシャフトと、シャフト内に挿通されるワイヤ部材1と、シャフトの一端側に設けられ、ワイヤ部材1を軸線方向に進退駆動する駆動機構部と、シャフトの他端側に設けられ、ワイヤ部材1の進退駆動によって動作される先端動作部とを備えている。先端動作部の種類を変更することにより、医療用マニピュレータは、把持鉗子、剥離鉗子、組織切除パンチ、ロンジュール、組織切除器具、経膣摘出器、持針器、クリップアプライヤーニードルドライバ、モノポーラ電気メス、バイポーラ電気メス、吻合器、縫合器等の各種医療器具として構成され得る。
本発明に係るワイヤ部材1は、図1及び図2に示すように、ワイヤ本体2と、当該ワイヤ本体2の表面に配置される表面配置部材3とを備えている。ワイヤ本体2は、可撓性を有する長尺な線材状部材である。このワイヤ本体2としては、従来からあるワイヤ部材の芯材として使用される種々の材料を用いて構成することができる。例えば、ステンレス鋼、ピアノ線、コバルト系合金、擬弾性を示す合金(超弾性合金を含む)、スチール線、真鍮線、銅線、アルミニウム線などの各種金属材料を使用してワイヤ本体2を形成することができる。特に、医療用ガイドワイヤとしてワイヤ部材1を構成する場合には、擬弾性を示す合金(超弾性合金を含む)からワイヤ本体2を形成することが好ましい。
コバルト系合金を用いてワイヤ本体2を構成した場合、その弾性率が高く、かつ適度な弾性限度を有するため、コバルト系合金で構成されたワイヤ本体2は、トルク伝達性に優れ、座屈等の問題が極めて生じ難い。コバルト系合金としては、構成元素としてCoを含むものであれば、いかなるものを用いてもよいが、Coを主成分として含むもの(Co基合金:合金を構成する元素中で、Coの含有率が重量比で最も多い合金)が好ましく、Co−Ni−Cr系合金を用いるのがより好ましい。このような組成の合金を用いることにより、前述した効果がさらに顕著なものとなる。また、このような組成の合金は、弾性係数が高く、かつ高弾性限度としても冷間成形可能で、高弾性限度であることにより、座屈の発生を十分に防止しつつ、小径化することができ、所定部位に挿入するのに十分な柔軟性と剛性を備えるものとすることができる。
また、超弾性合金は、比較的柔軟であるとともに、復元性があり、曲がり癖が付き難いので、ワイヤ本体2を超弾性合金で構成することにより、ワイヤ部材1は、高い柔軟性と曲げに対する復元性が得られ、複雑に湾曲・屈曲する血管や導管等に対する追従性が向上し、より優れた操作性が得られる。また、ワイヤ部材1が、湾曲・屈曲変形を繰り返しても、ワイヤ本体2の復元性により曲がり癖が付かないので、ワイヤ部材1の使用中に曲がり癖が付くことによる操作性の低下を防止することができる。
また、ワイヤ本体2の形態としては種々の形態を採用することができる。例えば、金属線材によりワイヤ本体2を構成する場合、一本の金属線によってワイヤ本体2を形成してもよく、或いは、一本の金属線を折り合わせた後撚り合わせてワイヤ本体2を形成してもよい。また、複数の金属線を撚り合わせてワイヤ本体2を形成してもよく、金属線及び高分子線状部材を撚り合わせて形成してもよい。更には、中心部分と表面部分とが異なる材料から形成されているもの等、種々の構成を採用することができる。また、ワイヤ本体2の表面全体に予め高分子材料のコーティングを施してもよい。
また、ワイヤ本体2は、その外径がほぼ一定となるように構成してもよく、或いは、部分的に拡径或いは縮径するように構成してもよい。例えば、ワイヤ本体2の先端部分が、先端方向に向かってその外径が減少するテーパ状となるように構成した場合、ワイヤ本体2の剛性(曲げ剛性、ねじり剛性)を先端方向に向かって徐々に減少させることができ、その結果、ワイヤ部材1の先端部に良好な柔軟性を付与することができ、折れ曲がり等を防止することができる。
また、先端部分を構成する第1ワイヤ本体部と、中間部分及び手元部分を構成する第2ワイヤ本体部とを溶接等により連結することによりワイヤ本体2を構成してもよい。第1ワイヤ本体部と第2ワイヤ本体部とによりワイヤ本体2を構成する場合、第1ワイヤ本体部の径が、第2ワイヤ本体部の径よりも小さくなるように設定することが好ましい。また、連結部分は、第1ワイヤ本体部と第2ワイヤ本体部とが滑らかに連結するようにテーパ状となるように構成することが好ましい。このようにワイヤ本体2を構成した場合も、ワイヤ本体2の剛性(曲げ剛性、ねじり剛性)を先端方向に向かって徐々に減少させることができ、その結果、ワイヤ部材1は、先端部に良好な狭窄部の通過性および柔軟性を得て、折れ曲がり等を防止することができる。
表面配置部材3は、ワイヤ本体2の表面に螺旋状に巻回して配置される親水性のマルチフィラメント線材31を備えている。この表面配置部材3は、ワイヤ本体2の表面に熱融着して固着されている。マルチフィラメント線材31は、図2に示すように、複数のフィラメント線材311を収束させて一本の線材としたものである。このマルチフィラメント線材31は、複数のフィラメント線材311からなる撚糸として構成してもよく、或いは、複数のフィラメント線材311からなる無撚糸として構成してもよい。このマルチフィラメント線材31は、ワイヤ本体2を形成する材料の融点よりも低い融点を有する材料から形成されている。なお、無撚糸としてマルチフィラメント線材31を構成する場合、各フィラメント線材311の収束性を向上させるために、少量の油剤をマルチフィラメント線材31に添加することが好ましい。油剤は、特に限定されず、一般的に市販されている収束性を向上させる糸条用油剤を用いることができる。この糸条用油剤としては、例えば、非イオン系界面活性剤として、ポリオキシエチレン系、アルキルエーテル系、ポリエーテル系、ポリオキシエチレン−エチレンオキサイドコポリマー系等の油剤、またアニオン系界面活性剤として、脂肪属カルボン酸系、アミノ酸型石鹸系等の油剤、流動パラフィン系等の油剤を挙げることができ、これらの油剤は単独もしくは複数を組み合わせて用いることができる。
マルチフィラメント線材31を構成する複数のフィラメント線材311は、親水性を有する高分子材料から形成することが好ましい。親水性を有する高分子材料としては、例えば、セルロースアセテートやセルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレートといったセルロースエステル類のセルロース系高分子材料を挙げることができる。また、綿セルロース、レーヨン(ビスコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン、ポリノジックレーヨンなど)といったセルロース系高分子材料を例示することができる。また、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質、アクリルアミド系高分子物質、水溶性ナイロン等の親水性の高分子材料を使用することもできる。また、これら親水性を有する高分子材料から形成したフィラメント線材311に、天然繊維材料から形成したフィラメント線材を混在させてマルチフィラメント線材31を形成してもよい。天然繊維としては、マニラ麻、サイザル麻、木綿、リンネル等の植物繊維や、羊毛、絹、カシミヤ等の動物繊維や、石綿等の鉱物繊維を例示することができる。なお、これら天然繊維材料は、親水性である。
また、親水性のマルチフィラメント線材31を上述のように親水性を有する高分子材料のみから形成したものを使用するのではなく、疎水性の高分子材料からマルチフィラメント線材を形成し、このマルチフィラメント線材に対して公知の親水性化処理を施すことにより当該線材の少なくとも表面部分が親水性を有するようにしたものを使用してもよい。例えば、疎水性を有するセルロースエステル類材料からフィラメント線材を形成し、当該フィラメント線材を複数収束させてマルチフィラメント線材を構成し、この線材に対して、セルロースの水酸基をカルボキシル基に酸化する等の公知の親水性化処理を施すことにより、少なくとも表面部分が親水性を有するマルチフィラメント線材31を形成し、これを使用してもよい。また、疎水性を有するセルロースエステル類材料から形成したフィラメント線材に対し、セルロースの水酸基をカルボキシル基に酸化する等の公知の親水性化処理を施した後、親水化処理されたフィラメント線材を複数収束させることにより構成した親水性を有するマルチフィラメント線材31を形成し、これを使用してもよい。或いは、疎水性を有するセルロースエステル類材料から形成したフィラメント線材を複数収束させてマルチフィラメント線材を形成し、当該マルチフィラメント線材をワイヤ本体2の表面に螺旋状に巻回して配置した後、当該マルチフィラメント線材に対して上述の親水性化処理を施して、ワイヤ本体2の表面に螺旋状に配置されるマルチフィラメント線材31の親水性化を行うようにしてもよい。
また、親水性を有する高分子材料から形成した複数のフィラメント線材と、疎水性を有する高分子材料から形成した複数のフィラメント線材とを混在させて収束させることにより、親水性を有するマルチフィラメント線材31を形成してもよい。疎水性を有する高分子材料としては、易滑性(潤滑性)を有するフッ素系高分子を好適に使用することができる。このようなフッ素系高分子としては、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(EPE)等、及び、これらのポリマーを含むコポリマー等のフッ素系高分子から形成した疎水性高分子を挙げることができる。また、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ウレタン、シリコーン、ポリエチレンやポリプロピレン等の疎水性高分子を使用することもできる。
上述のように、親水性を有する高分子材料から形成した複数のフィラメント線材と、疎水性を有する高分子材料から形成した複数のフィラメント線材とを混在させて収束させることにより形成したマルチフィラメント線材31を使用する場合、以下のような効果が期待できる。すなわち、本発明においては、マルチフィラメント線材31をワイヤ本体2に熱融着させて固定するが、親水性を有する高分子材料から形成した複数のフィラメント線材のみを収束させたマルチフィラメント線材31の場合、親水性高分子材料の種類によっては、分子間の水素結合に基づいて熱融着するのに十分な熱可塑性を有しない場合もあり、不十分な熱融着に基づき、剥離を生じてしまうことが懸念される。これに対し、疎水性の高分子材料から形成されるフィラメント線材は、その材料特性から熱可塑性の性質を持ちやすく、熱融着に好適であるという特性を有していることから、親水性を有する高分子材料から形成した複数のフィラメント線材と、疎水性を有する高分子材料から形成した複数のフィラメント線材とを混在させて収束させることにより形成したマルチフィラメント線材31を用いる場合、疎水性のフィラメント線材の高度な熱可塑性に基づいてワイヤ本体2との強固な融着構造や、親水性のフィラメント線材との強固な融着構造を得ることができ、親水性のフィラメント線材がワイヤ部材1から離脱することを効果的に防止することが可能となる。
また、上述のように、親水性のフィラメント線材及び疎水性のフィラメント線材を混在させたマルチフィラメント線材31を形成し、このマルチフィラメント線材31をワイヤ本体2表面に巻回してワイヤ部材1を構成する場合、疎水性のフィラメント線材を、例えば、ポリエステル系高分子やポリアミド系高分子等から構成することが好ましい。ポリエステル系高分子やポリアミド系高分子は、比較的低い温度で溶融するため、疎水性のフィラメント線材をポリエステル系高分子やポリアミド系高分子等から形成することで、融着温度を低く抑えることが可能となるため、親水性のフィラメント線材が熱によって劣化することを防止することが可能となる。ここで、ポリエステル系高分子としては、融着温度が低温である点で脂肪族ポリエステル系高分子がより好ましい。脂肪族ポリエステル系高分子としては 例えば、グリコールと脂肪族ジカルボン酸との重縮合などにより得られるポリエチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリヘキサメチレンサクシネート、ポリエチレンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリエチレンオキザレート、ポリブチレンオキザレート、ポリネオペンチルオキザレート、ポリエチレンセバケート、ポリブチレンセバケート、ポリヘキサメチレンセバケートなどが挙げられる。また、脂肪族ポリエステル系高分子としては、例えば、ポリグリコール酸やポリ乳酸などのようなポリ(α−ヒドロキシ酸)またはこれらの共重合体、ポリ(ε−カプロラクトン)やポリ(β−プロピオラクトン)のようなポリ(ω−ヒドロキシアルカノエート)、ポリ(3−ヒドロキシブチレート)、ポリ(3−ヒドロキシバリレート)、ポリ(3−ヒドロキシカプロレート)、ポリ(3−ヒドロキシヘプタノエート)、ポリ(3−ヒドロキシオクタノエート)のようなポリ(β−ヒドロキシアルカノエート)及びポリ(4−ヒドロキシブチレート)などの脂肪族ポリエステルを挙げることができる。また、上述のポリアミド系高分子としては、融着温度が低温である点で脂肪族ポリアミド系高分子がより好ましい。脂肪族ポリアミド系高分子としては、ポリアミド12、ポリアミド11、ポリアミド6、ポリアミド66等を例示できる。
また、マルチフィラメント線材31は、融点が実質的に存在せずビカット軟化温度を示す材料から形成した複数のフィラメント線材を収束して形成することもできる。実質的に融点が存在せずビカット軟化温度を示す材料としては、例えば、ポリウレタンやスチレン-ブタジエン共重合体等を挙げることができる。これらの材料から形成されるマルチフィラメント線材31は、ビカット軟化温度で軟化が始まり、ワイヤ本体2に融着させることができる。
ここで、マルチフィラメント線材31をワイヤ本体2に巻き付ける方法は特に限定されず、例えば、カバリング糸を製造するために使用されるカバリング装置を用いて巻き付ける方法等が挙げられる。また、マルチフィラメント線材31を形成する各フィラメント線材を上述の各種高分子材料から製造する方法は特に限定されず、例えば、原料を押出成形により紡糸する方法等の従来公知の方法を用いることができる。また、複数のフィラメント線材からマルチフィラメント線材31を形成する方法も特に限定されず、従来公知の方法を用いることができる。
マルチフィラメント線材31は、上述のように、ワイヤ本体2の表面に対して螺旋状に巻回されて配置されているが、ワイヤ部材1の長手方向に沿う方向に隣り合うマルチフィラメント線材31同士の間隔は、任意に設定することができる。例えば、ワイヤ部材1の長手方向に沿う方向に隣り合うマルチフィラメント線材31同士が、図1に示すように、ワイヤ部材1の長手方向に沿う方向に所定の間隔を設けるように構成してもよく、或いは、互いに密接するように構成してもよい。また、隣り合うマルチフィラメント線材31同士の間隔を一部分において広く設定し、その他の部分において狭く設定するようにして構成してもよい。ワイヤ部材1の長手方向に沿う方向に隣り合うマルチフィラメント線材31同士に所定の間隔を形成する場合には、例えば、ワイヤ部材1の長手方向に沿う方向におけるマルチフィラメント線材31の線材ピッチが、マルチフィラメント線材31の最大径の1〜10倍の範囲となるように構成することが好ましい。なお、マルチフィラメント線材31の線材ピッチとは、図1に示すように、ワイヤ部材1の長手方向に沿う方向に隣り合うマルチフィラメント線材31同士の中心間距離を表す概念である。
また、ワイヤ本体2の表面に螺旋状に巻回して配置される親水性のマルチフィラメント線材31を備える表面配置部材3は、ワイヤ本体2の表面に熱融着して固着されている。表面配置部材3をワイヤ本体2の表面に熱融着させる方法としては、例えば、マルチフィラメント線材31をワイヤ本体2の表面に螺旋状に巻回した後、加熱することによってマルチフィラメント線材31を溶融させて、マルチフィラメント線材31をワイヤ本体2の表面に融着させる方法を挙げることができる。加熱処理の方法としては、例えば、チャンバー型熱処理装置や遠赤外線ヒータ等を用い、ワイヤ本体2に巻回されたマルチフィラメント線材31の外側から熱を付与することにより行うことができる。また、ワイヤ本体2を高抵抗な導電性材料(電気を通しやすい材料)により構成することで、ワイヤ本体2の両端に電圧を印加して通電加熱することによっても行うことができる。
また、特に、ワイヤ本体2を、導電性材料により構成するとともに、マルチフィラメント線材31を、ワイヤ本体2よりも磁性が低い材料により形成する場合には、ワイヤ本体2上に配置されたマルチフィラメント線材31の外側からワイヤ本体2を電磁誘導加熱装置により電磁誘導加熱し、加熱されたワイヤ本体2の熱によって、マルチフィラメント線材31におけるワイヤ本体2との対向領域を溶融させて、マルチフィラメント線材31をワイヤ本体2に融着させるようにして、マルチフィラメント線材31をワイヤ本体2の外表面に合着させてもよい。なお、ワイヤ本体2よりも磁性が低い材料とは、ワイヤ本体2よりも磁性が弱い材料の他、磁性が無い材料を含む概念である。なお、電磁誘導加熱とは、電磁調理器(IHクッキングヒーター)や高周波溶接等にも利用されている加熱方式の一種であり、コイルに交流電流を流すことにより磁界(磁束密度)の変化を生じさせ、その磁界内に置いた導電性物質に誘導電流(渦電流)を発生させて、その抵抗により導電性物質自体を発熱させる原理を利用した加熱方式である。
電磁誘導加熱されたワイヤ本体2に生じる誘導電流の密度は、ワイヤ本体2の中心からその表面に近いほど高くなることから、ワイヤ本体2の内部に比べてその表面の方が早く加熱(集中して加熱)されることとなる。したがって、集中して加熱されるワイヤ本体231の表面が発した熱がマルチフィラメント線材31に伝わって、マルチフィラメント線材31におけるワイヤ本体231との対向領域(接触領域)が溶融することとなる。なお、電磁誘導加熱装置に流れる電流(コイルに流れる交流電流)の周波数を高く設定することにより、ワイヤ本体2において発熱する部位をその表面に集めることができるため、電磁誘導加熱装置に流れる電流の周波数を適宜変更できるように構成することが好ましい。
このように電磁誘導加熱を行うことにより、マルチフィラメント線材31とワイヤ本体2との接触界面及びその近傍で速やかに軟化又は溶融するため、マルチフィラメント線材31の物性に寄与する分子配向を維持しやすく、当該マルチフィラメント線材31の機械的強度をより高く保つことができる。また、外部からの伝熱又は輻射、エネルギー線照射等による加熱と異なり、マルチフィラメント線材31とワイヤ本体2との接触界面及びその近傍のみで軟化又は溶融するため、ワイヤ本体2の外表面となる側の表面凹凸形状が維持しやすくなる。ここでの表面凹凸形状は、マルチフィラメント線材31の直径や線材ピッチによって異なるだけでなく、ワイヤ本体2の加熱条件を変えることでも、マルチフィラメント線材31の溶融状態が変わるため、さまざまな形状にすることができる。
また、ワイヤ本体2の外表面にマルチフィラメント線材31をより強固に接着させるためには、プライマーなどの接着剤をワイヤ本体2の外表面に塗布した後に、当該ワイヤ本体2の外表面にマルチフィラメント線材31を巻回し、その後、加熱することによって接着剤及びマルチフィラメント線材31を溶融させて、ワイヤ本体21上にマルチフィラメント線材31を融着させてもよい。
本発明に係るワイヤ部材1は、ワイヤ本体2の表面に配置される表面配置部材3が、ワイヤ本体2の表面を螺旋状に巻回して配置される親水性のマルチフィラメント線材31を備えているため、ワイヤ部材1が導管の径方向に振れてしまう、或いは、導管がワイヤ部材1の径方向に振れてしまうことを効果的に抑制することができる。具体的に説明すると、ワイヤ部材1が有する表面配置部材3は、親水性の性質を有しているため、使用に際して水分が表面配置部材3に供給されることにより、表面配置部材3が水分を含んで膨潤してワイヤ部材1の外径が拡径し、導管の内面とワイヤ部材1の外表面との間に形成される隙間寸法が小さくなり(或いは、無くなり)、導管に対するワイヤ部材1の径方向の振れ幅や、ワイヤ部材1に対する導管の径方向の振れ幅を小さくすることができる。換言すると、導管の軸心と、当該導管内に配置され移動するワイヤ部材1の軸心とが略重なる状態とすることができ、導管に対するワイヤ部材1の径方向の所謂遊びが減少し、ワイヤ部材1の操作者の操作性をより一層向上させることができる。
また、本発明に係るワイヤ部材1においては、表面配置部材3に供給される水分量を適時調節することによって、表面配置部材3の膨潤度合いを適宜変更することが可能となる。つまり、異なる内径を有する様々な導管に対し、使用する導管の内径に応じて供給する水分量を変更することにより、各種導管にそれぞれ最適な外径となるようにワイヤ部材1を拡径させて、導管に対するワイヤ部材1の径方向の振れ幅や、ワイヤ部材1に対する導管の径方向の振れ幅を小さくすることができる。
なお、ワイヤ部材1の外径が拡径し、表面配置部材3と導管の内面とが接触する状態となったとしても、表面配置部材3は水分を含むことにより極めて高い摺動性を発揮するため、導管内におけるワイヤ部材1のスムーズな進退移動や、ワイヤ部材1に対する導管のスムーズな進退移動を確保することができる。
また、表面配置部材3が備えるマルチフィラメント線材31を、複数のフィラメント線材からなる撚糸として構成する場合、当該マルチフィラメント線材31を溶融させてワイヤ本体2に熱融着させても、マルチフィラメント線材31の形状は変形しにくく、マルチフィラメント線材31は、ワイヤ本体2の表面から突出する凸部を形成する。この凸部の頂部は、導管の内面と接触する部位となるため、ワイヤ部材1と導管内面との接触面積を大幅に減少させることができ、より一層、導管に対するワイヤ部材1の摺動性(或いは、ワイヤ部材1に対する導管の摺動性)を向上させることができる。また、撚糸されたマルチフィラメント線材31は、当該マルチフィラメント線材31を構成する各フィラメント線材が密に集合しているため、撚糸されたマルチフィラメント線材31により構成される表面配置部材3は、その強度が向上し、良好な耐久性を備えることとなる。
また、表面配置部材3が備えるマルチフィラメント線材31を、複数のフィラメント線材からなる撚糸として構成する場合、マルチフィラメント線材31の撚り数を適宜変更することにより、ワイヤ本体2の表面から突出する凸部の高さを変更することが可能となる。なお、使用するフィラメント線材の本数が同一であれば、撚り数を多くすることにより、凸部の高さを高くすることができる。
また、表面配置部材3が備えるマルチフィラメント線材31を、複数のフィラメント線材からなる無撚糸として構成する場合、繊維束が扁平になり、凹凸の少ない表面を有する表面配置部材3を形成することができる。具体的に説明すると、無撚糸のマルチフィラメント線材31は、マルチフィラメント線材31を構成する各フィラメント線材311同士が撚り合わされていないことから、互いに強固に収束されておらず、ワイヤ本体2に巻回された際に、図2に示すような凸部形状を維持しにくく、各フィラメント線材311がワイヤ本体2の長手方向に沿う方向にばらけるようにしてワイヤ本体2上に配置される。この結果、加熱処理を行い、マルチフィラメント線材31をワイヤ本体2に熱融着させた場合に、表面凹凸の少ない表面配置部材3が形成されることとなる。
1 ワイヤ部材
2 ワイヤ本体
3 表面配置部材
31 マルチフィラメント線材
311 フィラメント線材

Claims (4)

  1. 可撓性を有する長尺なワイヤ本体と、前記ワイヤ本体の表面に配置される表面配置部材とを備えるワイヤ部材であって、
    前記表面配置部材は、前記ワイヤ本体の表面に螺旋状に巻回して配置される親水性のマルチフィラメント線材を備えており、
    前記マルチフィラメント線材は、太さが略同一の2を超えるフィラメント線材からなる無撚糸であり、
    前記マルチフィラメント線材は、その繊維束が扁平状態で密集して配置されているワイヤ部材。
  2. 前記マルチフィラメント線材は、親水性を有する高分子材料から形成されるフィラメント線材と、疎水性を有する高分子材料から形成したフィラメント線材とを混在させて収束されている請求項1に記載のワイヤ部材。
  3. 前記表面配置部材は、前記ワイヤ本体の表面に熱融着して固着される請求項1又は2に記載のワイヤ部材。
  4. ワイヤ部材を製造するワイヤ部材の製造方法であって、
    複数のフィラメント線材からなる撚糸としてのマルチフィラメント線材を形成する線材形成ステップと、
    形成されたマルチフィラメント線材を、可撓性を有する長尺なワイヤ本体の表面に螺旋状に巻回して前記ワイヤ本体の表面から突出する凸部を形成する線材巻回ステップとを備えており、
    前記線材形成ステップは、前記マルチフィラメント線材の撚り数を変更して、前記マルチフィラメント線材に基づく前記凸部の高さを調整する撚り数変更ステップを備えているワイヤ部材の製造方法。
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