JP2014072645A - エネルギー監視システム、エネルギー監視方法及び端末 - Google Patents

エネルギー監視システム、エネルギー監視方法及び端末 Download PDF

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Abstract

【課題】新たな機器が導入された場合に当該機器の機器情報を表示した監視画面をユーザにとって使い易くなるように描画する。
【解決手段】住宅におけるエネルギー需給状況の監視画面を描画するユーザ端末3と、監視画面に表示させる情報を提供するホームサーバ1とを備えたエネルギー監視システムSにおいて、サーバ1は、第1機器と通信して入手した第1機器の機器情報を提供し、ユーザ端末3は、ホームサーバ1から提供された情報を表示した監視画面を描画する。そして、第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が住宅に導入されたときに、ホームサーバ1は、第2機器が採用する通信プロトコルにて第2機器と通信して入手した第2機器の機器情報をユーザ端末3に提供し、ユーザ端末3は、第2機器の機器情報を表示した監視画面を第1機器の機器情報を表示したときの監視画面と同様の画面デザインにて描画する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エネルギー監視システム、エネルギー監視方法及び端末に係り、特に、建物におけるエネルギー需給状況の監視画面を端末に描画し、センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当する機器の機器情報を監視画面に表示させる情報としてサーバから提供するエネルギー監視システム、当該システムが採用するエネルギー監視方法、及び、上記のエネルギー監視システムに用いられる端末に関する。
エネルギー監視システムは、既に知られており、近年では、ホームサーバを住宅内に設置して宅内の電力需給状況を監視するシステム、いわゆるHEMS(Home Energy Management System)が特に注目されている。HEMSにおいてホームサーバは、宅内ネットワークを通じて電気機器や電力センサと通信して電気機器の運転状態や消費電力並びに住宅内の総消費電力を収集する。そして、住宅の居住者、すなわちHEMSのユーザは、タブレット端末やスマートフォン等の情報処理端末を通じてホームサーバが収集した情報を見ることができる。つまり、一般的なHEMSでは、上記の情報処理端末がホームサーバと通信してホームサーバから情報を受信すると、当該情報を表示した監視画面が情報処理端末のディスプレイに描画されるようになっている。
ところで、住宅では電気機器以外のエネルギー消費機器、例えば、ガス使用機器も使用されている。このように住宅で使用されるエネルギー消費機器については多岐に亘るため、各エネルギー消費機器が採用する通信プロトコルについても機器間で異なる場合がある。このような事態に対応すべく、近年、機器間の通信プロトコルの相違による影響を受けずにガス使用量及び電力使用量を管理することが可能なシステムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシステムでは、ガス使用量及び電力消費量を管理する管理制御装置が、所定の電気機器やガス機器とは通信プロトコルの異なる機器とプロトコル変換制御部を介して通信することになっている。これにより、機器間の通信プロトコルの異同を問わず宅内のエネルギー使用量状況を把握することが可能となる。さらに、特許文献1に記載のシステムでは、ルータを介して管理制御装置に接続されたPCを通じて宅内のエネルギー使用量状況を視認することが可能である。より具体的に説明すると、PCのモニタに監視画面が描画され、管理制御装置と通信した各機器の機器情報が同画面に表示されるようになっている。
特開2009−25911号公報
上述した監視画面に関して言うと、従来の監視画面に表示可能な情報については、当該監視画面を描画するプログラムの制約上、システムを構築する時点で既に住宅に備わっている機器に関する機器情報に限定されていた。その一方で、住宅に設置される機器の種類や台数については経年的に変わることがある。この状況に対処する方策として、住宅に対して新たに導入された機器の機器情報を監視画面に表示させるにあたり、監視画面描画用のプログラムを更新(バージョンアップ)することが考えられる。かかる事態は、新たに導入される機器の通信プロトコルが既に住宅内に備えられた機器の通信プロトコルと異なるとき、より顕著に生じる。しかしながら、監視画面描画用のプログラムを更新してしまうと、監視画面のレイアウトや機器情報の表示形式等が大きく変わってしまい、新たな監視画面がユーザにとって使い難いものになってしまう虞がある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、新たな機器が導入された場合に当該機器の機器情報を表示した監視画面をユーザにとって使い易くなるように描画することが可能なエネルギー監視システムを提供することである。
同様に、本発明の他の目的は、新たな機器が導入された場合に当該機器の機器情報を表示した監視画面をユーザにとって使い易くなるように描画することが可能なエネルギー監視方法を提供することである。さらに、本発明の他の目的は、監視画面を描画する端末として、新たな機器が導入された場合に当該機器の機器情報を表示した監視画面をユーザにとって使い易くなるように描画することが可能な端末を実現することである。
前記課題は、本発明のエネルギー監視システムによれば、建物におけるエネルギー需給状況の監視画面を描画する端末と、該端末と通信して前記監視画面に表示させる情報を前記端末に提供するサーバと、を備えたエネルギー監視システムであって、前記サーバは、センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当する第1機器と通信して、該第1機器の機器情報を入手する入手部と、該入手部が入手した前記第1機器の機器情報を前記情報として前記端末に提供する情報提供部と、を有し、前記端末は、前記サーバから提供される前記情報を表示した前記監視画面を描画する画面描画部を有し、センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当し前記第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が前記建物に導入されたときに、前記入手部は、前記第2機器が採用する通信プロトコルにて前記第2機器と通信して、前記第2機器の機器情報を入手し、前記情報提供部は、前記入手部が入手した前記第2機器の機器情報を前記情報として前記端末に提供し、前記画面描画部は、前記第2機器の機器情報を表示した前記監視画面を前記第1機器の機器情報を表示したときの前記監視画面と同様の画面デザインにて描画することにより解決される。
上記のエネルギー監視システムによれば、既に設置された第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が導入された場合にも、当該第2機器の機器情報を表示した監視画面を端末に描画することができる。さらに、上記のエネルギー監視システムでは、第2機器の機器情報を表示した監視画面については、第1機器の機器情報を表示したときの監視画面と同様の画面デザインにて描画される。つまり、第2機器の導入の前後で監視画面の画面デザインが同様であるため、第2機器の機器情報を表示した監視画面についても、ユーザにとって使い易いものとなる。
また、上記のエネルギー監視システムにおいて、前記端末は、前記サーバに対して前記情報の提供を要求する情報提供要求部を有し、前記サーバは、前記入手部に前記第1機器及び前記第2機器の各機器と通信させて当該各機器の機器情報を入手させるためのAPIを実装しており、前記情報提供要求部が前記サーバに対して前記情報としての前記各機器の機器情報の提供を要求する際に前記サーバに向けて送信する要求信号には、前記APIを利用するためのコマンドが組み込まれていると、好適である。
上記の構成であれば、サーバに対して情報の提供を要求するプログラムを開発する際に、サーバの通信相手となる機器の通信プロトコルを意識する必要がなく、上記のプログラムの開発がより容易になる。
また、上記のエネルギー監視システムにおいて、前記情報提供要求部が前記サーバに向けて送信する要求信号は、HTTPリクエストであり、前記情報提供部は、前記情報としての前記各機器の機器情報をXML形式で提供すると、より好適である。
上記の構成であれば、サーバに対する情報提供要求を汎用的な手法で行うことが可能となるとともに、サーバから提供される情報についても汎用的な形式のデータで提供されるため、端末のスペックに応じて適切な表示形式で上記の情報を表示することが可能となる。
また、上記のエネルギー監視システムにおいて、前記画面描画部は、前記各機器としてのエネルギー消費機器の機器情報を該エネルギー消費機器の前記建物内における配置場所に対応付けて表示した前記監視画面を描画すると、より一層好適である。
上記の構成であれば、監視画面に表示された各機器の機器情報が何処に配置された機器の情報であるのかを把握し易くなるので、ユーザにとってより使い易い監視画面が描画されることになる。
また、上記のエネルギー監視システムにおいて、前記入手部は、センサと通信した際には該センサの計測結果を示す前記機器情報を入手し、エネルギー消費機器と通信した際には該エネルギー消費機器のエネルギー消費量を示す前記機器情報を入手し、エネルギー供給機器と通信した際には該エネルギー供給機器のエネルギー供給能力を示す前記機器情報を入手し、前記画面描画部は、前記センサの計測結果を示す前記機器情報を表示した前記監視画面、前記エネルギー消費機器のエネルギー消費量を示す前記機器情報を表示した前記監視画面、及び、前記エネルギー供給機器のエネルギー供給能力を示す前記機器情報を表示した前記監視画面の各々を描画すると、更に好適である。
上記の構成であれば、建物内のエネルギー需給状況を監視するのに必要な情報を各機器から入手し、入手した情報を監視画面で確認することが可能となる。
また、上記のエネルギー監視システムにおいて、前記入手部は、前記建物内の消費電力を計測する電力センサと通信した際に該電力センサの計測結果を示す前記機器情報を入手し、前記建物内のガス使用量を計測するガス使用量センサと通信した際に該ガス使用量センサの計測結果を示す前記機器情報を入手し、前記画面描画部は、前記電力センサの計測結果を示す前記機器情報を表示した前記監視画面、及び、前記ガス使用量センサの計測結果を示す前記機器情報を表示した前記監視画面の各々を描画すると、更に一層好適である。
上記の構成であれば、建物内の消費電力及びガス使用量の双方を監視することが可能となるため、エネルギー別の省エネを図ることが可能となる。
また、上記のエネルギー監視システムにおいて、前記端末は、前記建物としての住宅におけるエネルギー需給状況を監視するための前記監視画面を描画する携帯情報端末であり、前記サーバは、前記住宅に設置されたホームサーバであると、尚一層好適である。
上記の構成であれば、本発明がより一層有意義なものとなる。具体的に説明すると、住宅の耐用年数は比較的長いので、住宅で使用される機器の種類や台数が変化する機会も多くなると考えられる。したがって、新たな機器が導入された場合に当該機器の機器情報を表示した監視画面をユーザにとって使い易くなるように描画するという本発明の効果がより有効に奏されることになる。
また、前述の課題は、本発明のエネルギー監視方法によれば、建物におけるエネルギー需給状況の監視画面を描画する端末と、前記監視画面に表示させる情報を前記端末に提供するサーバとの間の通信を通じて行われるエネルギー監視方法であって、前記サーバがセンサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当する第1機器と通信して、該第1機器の機器情報を入手する工程と、入手した前記第1機器の機器情報を前記情報として前記サーバから前記端末に提供する工程と、前記サーバから提供される前記情報を表示した前記監視画面を前記端末に描画する工程と、を実行し、センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当し前記第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が前記建物に導入されたときには、前記第2機器が採用する通信プロトコルにて前記サーバが前記第2機器と通信して、前記第2機器の機器情報を入手する工程と、入手した前記第2機器の機器情報を前記情報として前記サーバから前記端末に提供する工程と、前記第2機器の機器情報を表示した前記監視画面を前記第1機器の機器情報を表示したときの前記監視画面と同様の画面デザインにて前記端末に描画する工程と、を実行することにより解決される。
上記のエネルギー監視方法によれば、新たな機器が導入された場合に当該機器の機器情報を表示した監視画面をユーザにとって使い易くなるように描画することが可能となる。
また、前述の課題は、本発明の端末によれば、建物におけるエネルギー需給状況の監視画面を描画し、該監視画面に表示させる情報を提供するサーバと通信可能な端末であって、前記サーバから提供される前記情報を表示した前記監視画面を描画する画面描画部を有し、該画面描画部は、前記サーバがセンサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当する第1機器と通信して入手した該第1機器の機器情報を表示した前記監視画面を描画し、センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当し前記第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が前記建物に導入されたときに、前記画面描画部は、前記第2機器が採用する通信プロトコルにて前記サーバが前記第2機器と通信して入手した前記第2機器の機器情報を表示した前記監視画面を、前記第1機器の機器情報を表示したときの前記監視画面と同様の画面デザインにて描画することにより解決される。
上記の端末によれば、新たな機器が導入された場合に当該機器の機器情報を表示した監視画面をユーザにとって使い易くなるように描画することが可能となる。
本発明のエネルギー監視システム、エネルギー監視方法及び端末によれば、新たな機器が導入された場合に当該機器の機器情報を表示した監視画面をユーザにとって使い易くなるように描画することが可能になる。
本発明に係るエネルギー監視システムの概略構成例を示した図であり、変更前のシステム構成を示す。 本発明に係るエネルギー監視システムの概略構成例を示した図であり、変更後のシステム構成を示す。 本発明に係るエネルギー監視システム各部の構成を機能面から示した図である。 本発明に係るエネルギー監視システム各部の間で行われる通信の内容を示した図である。 ホームサーバから提供される機器情報の一例を示した図である。 ホームサーバに対して情報提供を要求する際のHTTPリクエストについての説明図である。 監視画面の一例を示した図であり、システム構成が変更される前の画面を示す。 監視画面の一例を示した図であり、システム構成が変更された後の画面を示す。 本発明に係るエネルギー監視方法の手順を示した図である。 監視画面に表示させる機器情報の選択画面の一例を示した図である。 図9中の監視工程についての流れを示した図である。
以下、本発明に係るエネルギー監視システム、エネルギー監視方法及び端末について、図1乃至11を参照しながら、その一実施例を説明する。
なお、以下では、建物の一例として住宅を挙げ、住宅におけるエネルギー需給状況を監視するための監視システム、監視方法及び端末について説明することとする。ただし、住宅は、あくまで建物の一例にすぎず、本発明は、住宅以外の建物、例えば商業ビル、工場内の建屋、店舗等におけるエネルギー需給状況を監視する場合にも適用可能である。なお、住宅とは、一戸建ての家の他、マンションのような集合住宅における一部屋をも含む概念である。
<<エネルギー監視システムの全体構成>>
先ず、図1及び2を参照しながら、本発明の一実施形態に係るエネルギー監視システム(以下、本システム)Sについて、その全体構成を概説する。
本システムSは、いわゆるHEMSであり、図1に示すように、住宅内に設置されたサーバであるホームサーバ1と、住宅内に構築された通信ネットワークを介してホームサーバ1と通信可能に接続された各種機器と、を主たる構成要素として有する。ホームサーバ1と通信可能に接続された機器には、住宅内のエネルギー消費量を計測するセンサ、住宅内で使用されるエネルギー消費機器、及び、住宅内のエネルギー消費機器にエネルギーを供給するエネルギー供給機器が含まれる。
図1を参照しながら具体的に説明すると、ホームサーバ1は、例えば、住宅内の総消費電力を計測する電力センサ、電力を消費する電気機器、及び、電力を供給する分散電源と通信することが可能である。なお、図1には、電力センサの一例として電力データロガーが、電気機器の一例としてエアコンが、分散電源の一例として太陽電池がそれぞれ図示されている。ただし、図1に図示した機器は、あくまでもホームサーバ1と通信可能に接続された機器の一例であり、当然ながら図1に図示した機器以外の機器がホームサーバ1と通信可能に接続されていることとしてもよい。
そして、ホームサーバ1は、上記の機器との通信を通じて、当該機器の運転状態を制御したり当該機器から機器情報を入手したりする。機器情報について詳しく説明すると、ホームサーバ1は、センサと通信した際にはセンサの計測結果を示す機器情報を入手し、エネルギー消費機器と通信した際には当該エネルギー消費機器のエネルギー消費量を示す機器情報を入手し、エネルギー供給機器と通信した際には当該エネルギー供給機器のエネルギー供給能力を示す機器情報を入手する。ただし、ホームサーバ1が入手する機器情報は上記内容に限定されず、例えば、エネルギー消費機器やエネルギー供給機器と通信した際には当該機器の作動状態、より具体的には、電源のオンオフ状態、運転モード、運転条件等を機器情報として入手することとしてもよい。
上述したホームサーバ1の機能により、本システムSのユーザである住宅の居住者(以下、単に居住者)は、住宅内の各機器を遠隔操作したり、各機器の機器情報を確認したり、さらには住宅全体のエネルギー消費量を視認することが可能となる。ここで、居住者は、ホームサーバ1の機能を利用するにあたりユーザ端末3を用いる。ユーザ端末3は、ホームサーバ1と通信可能な端末の一例であり、ユーザの入力操作を受け付けることでホームサーバ1に対して情報提供や機器制御を要求する。また、ユーザ端末3は、ブラウジング機能を備えており、ホームサーバ1から提供される情報を表示した画面をディスプレイに描画することが可能である。そして、ユーザ端末3のディスプレイに描画される画面には、ホームサーバ1が各機器から入手した機器情報を表示した監視画面が含まれる。監視画面については後に詳しく説明する。
さらに、本システムSにおいて、ユーザ端末3は、タブレット端末(PDA)やスマートフォン等の携帯情報端末により構成されており、無線方式でホームサーバ1と通信する。ただし、これに限定されるものではなく、ユーザ端末3は、監視画面を描画する機能を備えている限り、PCや壁掛け型の表示パネル等、他の端末であってもよい。
ところで、一般的に、HEMSが搭載された住宅では、共通の通信プロトコル(通信方式や通信規格と同義)を採用した機器を使用することが推奨されている。このため、本システムSを構築した時点では、ホームサーバ1と通信可能に接続されたすべての機器が共通の通信プロトコルを採用しており、例えば、図1に示すシステム構成では、ECHONETコンソーシアムが提唱する通信プロトコルであるECHONET(登録商標。以下において同じ)を採用した機器に統一されている。以上のように当初の本システムSの構成機器は、共通の通信プロトコルを採用しており、このような機器を以下では第1機器と呼び、図1及び2ではA1,A2,A3と表記する。なお、第1機器は、センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当する。
その一方で、住宅に設けられる機器の種類や台数は時間の経過に伴って変化し、住宅に新たに導入される機器の中には、上記の第1機器とは通信プロトコルが異なる機器が存在することもある。このように第1機器とは通信プロトコルが異なる機器を以下では第2機器と呼び、図2ではB1,B2,B3と表記する。ここで、第1機器との関係から第2機器を説明すると、ホームサーバ1と既に通信可能な機器が第1機器であるのに対し、ホームサーバ1と新たに通信可能となり、かつ、第1機器とは異なる通信プロトコルを採用する機器が第2機器に該当する。なお、第2機器は、センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当する。また、図2に図示した第2機器B1,B2,B3は、ECHONETコンソーシアムがECHONETの後継として提唱する通信プロトコルであるECHONETLite(登録商標。以下において同じ)を採用した機器である。
図2に図示した第2機器B1,B2,B3について説明すると、B1と表記された第2機器は、エネルギー消費機器の一例としてのエアコンであり、B2と表記された第2機器は、エネルギー供給機器の一例としての蓄電池である。また、B3と表記された第2機器は、センサの一例としてのガス使用量センサであり、住宅内のガス使用量を計測するものである。そして、ホームサーバ1は、以上の第2機器B1,B2,B3の各々と通信して機器情報を入手することが可能である。中でも、ホームサーバ1は、ガス使用量センサである第2機器B3と通信することにより、住宅内のガス使用量の計測結果を示す機器情報を入手する。つまり、本システムSでは、住宅の消費電力及びガス使用量の双方を管理することが可能となり、エネルギー別の省エネを図ることが可能となる。なお、特に図示しないが、ホームサーバ1と通信可能に接続されるセンサとして、住宅内の水道使用量を計測する水道使用量センサが含まれていることとしてもよい。
以上のように本システムSでは、住宅に新たな機器が導入された場合であっても、ホームサーバ1が当該機器と通信して機器情報を取得することが可能である。そして、居住者は、ユーザ端末3のディスプレイに描画された監視画面を通じて上記機器の機器情報を確認することが可能である。つまり、本システムSにおいてホームサーバ1は、ユーザ端末3と住宅内の機器との間のインターフェースとして機能し、ユーザ端末3からの情報提供要求を受け付けると住宅内の機器から入手した情報をユーザ端末3に引き渡す。
ここで、住宅内に新規の通信プロトコルを採用する機器が導入された場合、インターフェースであるホームサーバ1が当該機器の通信プロトコルに対応できるように、ホームサーバ1に搭載されたアプリケーションプログラム(以下、バンドルと言う)が入れ替えられる場合がある。
一方、ホームサーバ1に搭載されたバンドルの入れ替えに伴って、ユーザ端末3に搭載された監視画面描画用のプログラムまで更新(バージョンアップ)してしまうと、監視画面の仕様が変わってしまう虞がある。分かり易く説明すると、プログラム更新後の監視画面が、ユーザにとって使い慣れた監視画面のデザインを踏襲しておらず、使い勝手の悪い画面になってしまう可能性がある。
これに対して、本システムSでは、ホームサーバ1に搭載されたバンドルが入れ替えられた場合であっても、ユーザ端末3のディスプレイに描画される監視画面について、同様の画面デザインにて引き続き描画されるようになっている。このようにホームサーバ1におけるバンドルの入れ替え前後で監視画面の画面デザインが同様となる結果、ユーザは、使い慣れた(すなわち、見慣れた)デザインの監視画面を引き続き利用することができる。以上の効果は、本システムSのように住宅内のエネルギー需給状況を監視するシステムでは特に有意義である。具体的に説明すると、住宅の耐用年数は比較的長いので、住宅で使用される機器の種類や台数が変化する機会も多くなると考えられる。したがって、新たな機器が導入された場合に当該機器の機器情報を表示した監視画面をユーザにとって使い易くなる画像デザインで描画するという上記の効果がより有効に奏されることになる。
なお、画面デザインとは、監視画面の外観(見た目)であり、背景画像や監視画面中の模様、レイアウト及び監視画面の図案パターンを示す概念である。また、画面デザインが同様であるとは、画面デザインが同一となるケースのみならず、字体や色彩等に若干の変更を加えたケースを含む。
住宅内に新規の通信プロトコルを採用する機器が導入された場合に監視画面を同様の画面デザインにてユーザ端末3のディスプレイに描画させるための構成については、後に詳述する。
<<エネルギー監視システム各部の構成>>
次に、図3を参照しながら、本システムSを構成するホームサーバ1及びユーザ端末3の各々の構成を機能面から説明する。
(ホームサーバ1)
ホームサーバ1は、図3に示すように、要求受信部11、入手部12、記憶部13及び情報提供部14を有する。記憶部13は、ホームサーバ1に内蔵されたROMやRAM等のメモリから構成される。要求受信部11、入手部12及び情報提供部14は、それぞれ、ホームサーバ1のCPU、メモリ、通信用インターフェース及びホームサーバ1に搭載されたバンドルから構成される。
要求受信部11は、ユーザ端末3がホームサーバ1に対して情報の提供を要求するために送信する要求信号を受信するものである。入手部12は、宅内ネットワーク5を通じて住宅の各機器と通信し、当該各機器の機器情報を入手するものである。より具体的に説明すると、入手部12は、センサと通信した際には当該センサの計測結果を示す機器情報を入手し、エネルギー消費機器と通信した際には当該エネルギー消費機器のエネルギー消費量を示す機器情報を入手し、エネルギー供給機器と通信した際には当該エネルギー供給機器のエネルギー供給能力を示す機器情報を入手する。
また、入手部12は、住宅内の消費電力を計測する電力センサと通信した際に当該電力センサの計測結果を示す機器情報を入手し、住宅内のガス使用量を計測するガス使用量センサと通信した際に当該ガス使用量センサの計測結果を示す機器情報を入手する。さらに、本システムSにおいて入手部12は、前述した第1機器A1,A2,A3と通信した際には当該第1機器A1,A2,A3の機器情報を入手し、前述した第2機器B1,B2,B3と通信した際には当該第2機器B1,B2,B3の機器情報を入手する。
記憶部13は、ホームサーバ1が通信可能な機器、換言すると、入手部12が機器情報を取得することが可能な機器のリストを記憶している。より具体的に説明すると、住宅に設けられた各機器のうち、ホームサーバ1と通信させる機器については、接続状態に関する点検作業(具体的には、後述する接続確認工程)が行われる。そして、正常な接続状態、すなわち、ホームサーバ1と通信可能に接続された機器については、当該機器の識別情報であるデバイスIDが記憶される。反対に、ホームサーバ1と通信しない機器、及び、ホームサーバ1との接続状態が異常状態となっておりホームサーバ1と通信不能な機器については、通信相手として認識されず、そのデバイスIDも記憶されない。
また、本システムSに係る記憶部13には、デバイスIDが記憶された各機器について、住宅内における配置場所が記憶されている。各機器の配置場所は、後述する接続確認工程において検査者により所定の入力機器を通じて入力される。ただし、配置場所の取得方法については上記のケースに限定されるものではなく、例えば、住宅の施工図面を示すデータから各機器の配置場所を割り出すことによって取得することとしてもよい。また、各機器の配置位置については、ホームサーバ1側で記憶される構成に限定されず、ユーザ端末3側で記憶されることとしてもよい。
情報提供部14は、入手部12が入手した各機器の機器情報を情報としてユーザ端末3に提供するものである。具体的に説明すると、情報提供部14は、入手部12が第1機器A1,A2,A3の機器情報を入手した際には当該第1機器A1,A2,A3の機器情報を提供し、入手部12が第2機器B1,B2,B3の機器情報を入手した際には当該第2機器B1,B2,B3の機器情報を提供する。
なお、本システムSにおいて情報提供部14は、各機器の機器情報をユーザ端末3に向けて提供する際、当該機器のデバイスID及び配置位置と紐付けした状態で機器情報を提供する。このため、情報提供部14は、各機器の機器情報を提供する際、記憶部13に記憶されたデバイスID及び配置位置を読み出し、読み出したデバイスID及び配置情報とセットにした状態で各機器の機器情報をユーザ端末3に提供する。かかる事項については、後に詳しく説明する。
(ユーザ端末3)
ユーザ端末3は、図3に示すように、ホームサーバ1に対して情報の提供を要求する情報提供要求部31と、ホームサーバ1が提供する情報を受信する情報受信部32と、監視画面をユーザ端末3のディスプレイに描画する画面描画部33とを有する。情報提供要求部31と情報受信部32は、ユーザ端末3のCPU、メモリ、通信用インターフェース及びユーザ端末3に搭載された通信用プログラムにより構成される。画面描画部33は、ユーザ端末3のCPU、メモリ及びユーザ端末3に搭載された監視画面描画用のプログラムにより構成される。
本システムSにおいて、情報提供要求部31は、一定時間毎にホームサーバ1に対して情報の提供を要求する。つまり、本システムSにおいて、情報提供要求部31は、定期的にホームサーバ1に向けて情報提供を要求する信号、すなわち、要求信号を送信する。ただし、これに限定されるものではなく、情報提供要求部31が要求信号を送信するタイミングについては、居住者がホームサーバ1に対して情報提供を要求するために行う操作をユーザ端末3が受け付けた時点であってもよい。
上記の要求信号を受信したホームサーバ1側では、前述の入手部12が住宅内の各機器(すなわち、第1機器や第2機器)に向けて機器情報の送信命令を発する。各機器は、当該送信命令に応じて、機器情報をホームサーバ1に向けて送信する。この結果、入手部12が宅内ネットワーク5を通じて各機器の機器情報を入手するようになる。なお、入手部12が各機器に向けて送信命令を発する際にホームサーバ1が採用する通信プロトコルは、当該送信命令の送信先となる機器の通信プロトコルに設定される。同様に、入手部12が各機器から機器情報を入手する際にホームサーバ1が採用する通信プロトコルは、機器情報の送信元である機器の通信プロトコルに設定される。
以上のように本システムSでは、ホームサーバ1側で通信相手の機器が採用する通信プロトコルを認識し、認識結果に応じてホームサーバ1が採用する通信プロトコルを切り替えることが可能である。ホームサーバ1側で相手の通信プロトコルを認識したり、自身が用いる通信プロトコルを切り替えたりする技術については公知であるため、その具体的構成については説明を省略することとする。
ホームサーバ1の情報提供部14がユーザ端末3に向けて各機器の機器情報を送信すると、ユーザ端末3の情報受信部32が当該機器情報を受信する。そして、ユーザ端末3側で情報受信部32が機器情報を受信すると、画面描画部33が当該機器情報を表示した監視画面を所定の画面デザインにて描画する。
具体的に説明すると、情報受信部32が各機器の機器情報をホームサーバ1から受信すると、画面描画部33が当該機器情報を監視画面の所定領域に表示させるための処理を実行する。かかる処理において、画面描画部33は、情報受信部32が受信した機器情報を解析して、監視画面中の当該機器情報の表示領域を割り出す。そして、画面描画部33は、割り出した表示領域に対応する機器情報が表示されるように監視画面をユーザ端末3のディスプレイに描画する。
<<ホームサーバとユーザ端末との間の通信>>
次に、ホームサーバ1とユーザ端末3との間の通信について図4乃至6を参照しながら説明する。なお、図5中、上側に記載されたHTTPリクエストは、ホームサーバ1に対して第1機器の機器情報の提供を要求するためのものであり、下側に記載されたHTTPリクエストは、ホームサーバ1に対して第2機器の機器情報の提供を要求するためのものである。
本システムSにおいて、ユーザ端末3の情報提供要求部31がホームサーバ1に向けて送信する情報提供の要求信号は、図4に示すように、HTTPリクエストである。より具体的に説明すると、情報提供要求部31は、REST(Representational State Transfer)に則って要求信号をホームサーバ1に向けて送信する。このように本システムSではホームサーバ1に対する情報提供の要求を汎用的な電文、すなわちHTTPリクエストにより行うことが可能である。
以上のようにホームサーバ1に対する情報提供の要求をHTTPリクエストにて行うために、本システムSでは、ホームサーバ1が、前述の入手部12に第1機器及び第2機器の各機器と通信させて当該各機器の機器情報を入手させるためのAPIを実装している。このAPIを利用すれば、ホームサーバ1に対して情報提供を要求するユーザ端末3用のプログラムを開発する際に、ホームサーバ1の通信相手となる機器の通信プロトコルを意識する必要がなく、上記のプログラムの開発がより容易になる。
より具体的に説明すると、ホームサーバ1に対して情報提供を要求するプログラムがユーザ端末3で実行されると、情報提供要求部31が、ホームサーバ1に対して各機器の機器情報の提供を要求するために要求信号を生成し、当該要求信号をホームサーバ1に向けて送信する。この要求信号は、前述したようにHTTPリクエストであり、図5に示すように、ホームサーバ1のURI及び命令区分の指定(set/get)を示すコマンドと、機器を特定するための情報(デバイスID)を示すコマンドと、命令の詳細内容(例えば、応答として何の情報を返すか)を示すコマンドと、から構成される。これらのコマンドは、ホームサーバ1が実装したAPIを利用するためのコマンドに相当する。すなわち、情報提供要求部31がホームサーバ1に対して情報としての各機器の機器情報の提供を要求する際にホームサーバ1に向けて送信する要求信号には、上記APIを利用するためのコマンドが組み込まれている。
一方、本システムSにおいて、ホームサーバ1の情報提供部14は、ユーザ端末3に向けて各機器の機器情報を送信する際、図4に示すように、当該機器情報をXML形式で提供する。より具体的に説明すると、ホームサーバ1側で上述のHTTPリクエストを受信すると、応答情報としてのHTTPレスポンスがホームサーバ1の情報提供部14によって送信される。このように情報提供部14がユーザ端末3に対して提供する情報がXML形式で提供される情報、より具体的にはHTTPレスポンスとなっていることにより、当該情報がユーザ端末3の仕様に応じて適切な形式にて監視画面に表示されるようになる。つまり、情報提供部14からの提供情報が汎用的なXML形式の電文であるので、当該提供情報の表示については、ユーザ端末3の仕様に合わせることができる。この結果、例えば、テキスト形式で表示したり、動画を含めたグラフィカルな形式で表示したりする等、提供情報の表示形式について自由度が高くなる。
また、前述したように、本システムSに係る情報提供部14は、各機器の機器情報を提供する際、当該各機器のデバイスID及び配置場所と紐付けした状態で提供する。より具体的には、情報提供部14は、各機器の機器情報を提供する際、図6に図示したテーブル情報をユーザ端末3に向けて送信する。当該テーブル情報には、ある機器についての機種名、デバイスID、配置場所の各々を示す情報、及び機器情報(例えば、エネルギー消費量等)が含まれている。
そして、ユーザ端末3の情報受信部32が上記のテーブル情報をホームサーバ1から受信すると、画面描画部33が受信したテーブル情報を解析する。この結果、受信したテーブル情報が示す内容、具体的には、機器の機種、デバイスID、住宅における配置場所及び機器情報の内容が特定されることになる。
<<監視画面について>>
次に、ユーザ端末3のディスプレイに描画される監視画面について、図7及び8を参照しながら説明する。なお、以下に説明する監視画面は、説明を分かり易くするために幾分簡略化されている。具体的に説明すると、以下に説明するケースでは、住宅の1階玄関に配置された電力センサ、住宅の2階寝室に配置されたエアコン、及び、住宅の屋上に設置された太陽電池を第1機器A1,A2,A3の一例として挙げることとする。また、以下に説明するケースでは、住宅の1階リビングに配置されたエアコン、住宅の1階物置に配置された蓄電池、及び、住宅の1階玄関に設置されたガス使用量センサを第2機器B1,B2,B3として挙げることとする。
監視画面は、前述したように、ユーザ端末3の画面描画部33によって描画されるものであり、図7や8に示す画面デザインにて描画される。本システムSに係る監視画面のデザインについて説明すると、2階建ての住宅の間取りを側面図形式で模式的に示したバックグラウンド画像BGが描画されるとともに、住宅内にある機器中、ホームサーバ1と通信可能な機器の台数と同じ数の表示ウィンドウWa1,Wa2,Wa3,Wb1,Wb2,Wb3がバックグラウンド画像BG上に重ねて表示される。そして、各表示ウィンドウWa1,Wa2,Wa3,Wb1,Wb2,Wb3には、対応する機器の機器情報が表示される。ここで、監視画面に表示される機器情報は、情報受信部32が受信する機器情報であり、換言するとホームサーバ1の入手部12が入手した機器情報である。
以上のように構成された監視画面を視認することにより、ユーザは、住宅に対して設けられた各機器の機器情報を確認するとともに、住宅内のエネルギー需給状況を把握する。
なお、図7や8に図示した監視画面のデザインは、あくまでも一例に過ぎず、監視画面描画用のプログラムの仕様やユーザ設定等に応じて変わり得るものであり、特に制限されるものではない。
また、本システムSに係る監視画面には、センサの計測結果を示す機器情報と、エネルギー消費機器のエネルギー消費量を示す機器情報と、エネルギー供給機器のエネルギー供給能力を示す機器情報とが同時表示される。換言すると、画面描画部33は、監視画面として、センサの計測結果を示す機器情報を表示した監視画面、エネルギー消費機器のエネルギー消費量を示す機器情報を表示した監視画面、及び、エネルギー供給機器のエネルギー供給能力を示す機器情報を表示した監視画面の各々を描画することが可能である。これにより、住宅内のエネルギー需給状況を監視するのに必要な各種情報を監視画面で確認することが可能となる。
なお、センサの計測結果を示す機器情報、エネルギー消費機器のエネルギー消費量を示す機器情報、及び、エネルギー供給機器のエネルギー供給能力を示す機器情報については、同一の監視画面に表示される場合に限定されず、それぞれが個別の監視画面で別々に表示されることとしてもよい。
また、本システムSに係る監視画面では、図7や8に示す通り、各機器の機器情報が当該各機器の配置場所に対応付けられた状態で監視画面に表示されている。換言すると、画面描画部33は、各機器の機器情報を当該各機器の住宅における配置場所に対応付けて表示した表示した監視画面を描画する。
より詳しく説明すると、前述したように、ユーザ端末3の情報受信部32がホームサーバ1から受信するテーブル情報には、各機器の機器情報とともに当該各機器の配置場所が組み込まれている。画面描画部33は、上記のテーブル情報を解析し、各機器の配置場所と機器情報を特定する。その後、画面描画部33は、監視画面中、特定した各機器の配置場所と対応する領域に表示ウィンドウWa1,Wa2,Wa3,Wb1,Wb2,Wb3を表示する。そして、各表示ウィンドウWa1,Wa2,Wa3,Wb1,Wb2,Wb3には、当該各表示ウィンドウWa1,Wa2,Wa3,Wb1,Wb2,Wb3と対応する配置場所に配置された機器の機器情報が表示されるようになる。
以上のように本システムSでは、各機器の機器情報が当該各機器の配置場所に対応付けられた状態で監視画面に表示される。これにより、監視画面に表示された各機器の機器情報が何処に配置された機器の情報であるのかを把握し易くなるので、監視画面がユーザにとってより使い易いものとなる。
さらに、本システムSでは、住宅にある機器のうち、ホームサーバ1と通信可能な機器がすべて第1機器に属する状況下で第2機器が新たに住宅に導入された場合、その後に描画される監視画面は、第2機器導入前に描画されていた監視画面と同様の画面デザインにて描画されることになる。換言すると、第2機器が住宅に導入されたとき、画面描画部33は、当該第2機器の機器情報を表示した監視画面を第1機器の機器情報を表示したときの監視画面(換言すると、第2機器が導入される前の監視画面)と同様の画面デザインにて描画する。
より具体的に説明すると、第2機器が導入される前段階において、住宅にある機器は、いずれも第1機器A1,A2,A3である。したがって、第2機器が導入される前段階でユーザ端末3に描画される監視画面には、第1機器A1,A2,A3の機器情報を表示する表示ウィンドウWa1,Wa2,Wa3が表示される。このとき、各表示ウィンドウWa1,Wa2,Wa3は、図7に示すように、前述したバックグラウンド画像BG上に重ねて表示される。特に、本システムSでは、監視画面において各表示ウィンドウWa1,Wa2,Wa3が表示される領域と、各機器の住宅における配置場所とが対応するように監視画面が描画される。例えば、住宅の2階寝室に配置された第1機器としてのエアコンの消費電力を表示する表示ウィンドウWa2については、バックグラウンド画像BG中、2階寝室に相当する領域に表示される。
一方、第2機器B1,B2,B3が新たに住宅に導入された場合、図8に示すように、監視画面には、当該第2機器B1,B2,B3の機器情報を表示する表示ウィンドウWb1,Wb2,Wb3が追加表示される。このとき、各表示ウィンドウWa1,Wa2,Wa3,Wb1,Wb2,Wb3は、図7に図示した監視画面と同様のバックグラウンド画像BG上に重ねて表示される。また、第2機器B1,B2,B3の機器情報を表示する表示ウィンドウWb1,Wb2,Wb3についても、第2機器B1,B2,B3の住宅における配置場所と対応する領域に配置される。例えば、住宅の1階リビングに配置された第2機器としてのエアコンの消費電力を表示する表示ウィンドウWb1については、バックグラウンド画像BG中、1階リビングに相当する領域に表示される。
以下、上述した内容をユーザ端末3側で実行される情報処理の観点で改めて説明する。画面描画部33は、監視画面を描画する際に用いるバックグラウンド画像BGを記憶しており、第2機器B1,B2,B3の導入前後で同じバックグラウンド画像BGを用いることになっている。
一方、画面描画部33は、情報受信部32がホームサーバ1から受信した情報を解析し、各機器のデバイスID、配置場所及び機器情報を特定する。そして、画面描画部33は、上記解析処理によって割り出された機器の台数(換言すると、特定したデバイスIDの個数)と同じ数の表示ウィンドウを監視画面に表示させるためのデータ処理を実行する。また、画面描画部33は、各機器の住宅における配置場所に対応する監視画面中の領域に各表示ウィンドウを表示させるためのデータ処理、及び、各表示ウィンドウに対応する機器の機器情報を表示させるためのデータ処理を実行する。
以上のデータ処理については、第2機器B1,B2,B3の導入前後で同様である。つまり、画面描画部33は、第2機器B1,B2,B3が導入された場合であっても、それ以前の手順と同様の手順にて監視画面をユーザ端末3のディスプレイに描画する。この結果、図7及び8を対比すると分かるように、表示される表示ウィンドウの数が異なるものの、第2機器B1,B2,B3の機器情報を表示した監視画面は、第2機器B1,B2,B3が導入される前の監視画面と同様の画面デザインにて描画されることになる。
上記のように第2機器B1,B2,B3の導入前後で同様の手順にて画面描画部33が監視画面を描画することができるのは、ホームサーバ1から各機器の機器情報を受信する際に当該機器情報をXML形式で受信する点に起因する。これにより、ユーザ端末3側では各機器の通信プロトコルの相違を意識する必要がなくなるので、画面描画部33についても、各機器間の通信プロトコルの異同に拘わらず、同様の処理手順にて監視画面を描画することが可能となる。この結果、新規の通信プロトコルを採用する機器が住宅に導入された場合であっても、それまでに利用していた監視画面と同様の画面デザインにて描画された監視画面を利用することが可能となる。
なお、本システムSでは、第2機器としてのガス使用量センサが導入された場合、図8に示すように、電力センサの計測結果を示す機器情報と、ガス使用量センサの計測結果を示す機器情報とが同一の監視画面に表示されるようになる。換言すると、本システムSに係る画面描画部33は、電力センサの計測結果を示す機器情報を表示した監視画面、及び、ガス使用量センサの計測結果を示す機器情報を表示した監視画面の各々を描画する。これにより、前述したように、住宅内の消費電力及びガス使用量の双方を監視することが可能となり、エネルギー別の省エネを図ることが可能となる。
なお、電力センサの計測結果を示す機器情報、及び、ガス使用量センサの計測結果を示す機器情報については、同一の監視画面に表示される場合に限定されず、それぞれが個別の監視画面で別々に表示されることとしてもよい。
<<エネルギー監視方法>>
次に、本発明に係るエネルギー監視方法について、図9乃至11を参照しながら説明する。本発明に係るエネルギー監視方法は、本システムSにおいて実行されるエネルギー監視プロセスの中で適用される。このため、以下では、エネルギー監視方法の説明として上記のエネルギー監視プロセスの手順を説明することとする。
エネルギー監視プロセスは、ユーザ端末3とホームサーバ1との間の通信を通じて行われる。図9を参照しながらエネルギー監視プロセスの全体的な流れを説明すると、エネルギー監視プロセスを実行する前提として、機器設置工程S001、接続確認工程S002、設置場所取得工程S003及び表示機器選択工程S004が行われる。これらの工程は、住宅の施工段階で行われるほか、新たな機器(厳密には、ホームサーバ1と通信させる機器)が住宅に導入される度に再度行われる(S007でYes)。
機器設置工程S001では、センサ、エネルギー消費機器若しくはエネルギー供給機器を住宅の所定位置に設置するとともに、当該機器がホームサーバ1と通信可能となるように宅内ネットワーク5の工事を行う。
接続確認工程S002では、前工程S001で設置した機器がホームサーバ1と通信可能に接続されているか否かについて不図示のチェックツールを用いてチェックする。チェックツールは、PING信号のような通信確認信号をホームサーバ1から検査対象機器に向けて出力させ、当該検査対象機器からの応答信号の有無によって当該検査対象機器とホームサーバ1との間の接続状態を検査するものである。そして、接続確認工程S002においてホームサーバ1と通信可能に接続されていると判断された機器(以下、正常機器)については、そのデバイスIDがホームサーバ1のメモリに記憶されるようになっている。
また、接続確認工程S002と並行して設置場所取得工程S003が行われる。この設置場所取得工程S003では、上記の正常機器について、その住宅における配置場所が検査者によりホームサーバ1に入力される。入力された各機器の配置場所については、ホームサーバ1のメモリに記憶されるようになっている。
表示機器選択工程S004では、後の監視工程S006においてユーザ端末3のディスプレイに監視画面を描画する際、当該監視画面に機器情報が表示される機器(以下、表示機器)を選択する。具体的に説明すると、表示機器を選択するにあたり居住者がユーザ端末3を操作すると、図10に図示した選択画面がユーザ端末3に描画される。なお、上記の選択画面を描画するにあたり、ユーザ端末3がホームサーバ1に対して選択画面描画用データを要求し、当該要求を受け付けたホームサーバ1が選択画面描画用データをユーザ端末3に向けて送信する。そして、ユーザ端末3が選択画面描画用データを受信して同データを展開すると、選択画面がユーザ端末3のディスプレイに描画されるようになる。
選択画面について説明すると、当該選択画面には、表示機器の候補となる機器が選択ボタンの一例であるラジオボタンRとともに表示されている。ここで、表示機器の候補となる機器は、ホームサーバ1のメモリに記憶された正常機器、すなわち、接続確認工程S002においてホームサーバ1と通信可能な状態で接続されていると判断された機器である。そして、居住者が選択画面に表示された表示機器の候補のうち、表示機器として設定する機器についてラジオボタンRにチェックを入れたうえで選択完了ボタンBを押すと、居住者の選択結果を示すデータがユーザ端末3からホームサーバ1に向けて送信される。ホームサーバ1は、上記データをユーザ端末3から受信すると、同データを解析して居住者の選択結果を特定する。
その後、ユーザ端末3がホームサーバ1に対して各機器の機器情報の提供を要求するためにホームサーバ1に向けて要求信号を送信すると、ホームサーバ1側では当該要求信号の受信をトリガーとして(S005でYes)、監視工程が実行される(S006)。なお、本実施形態では、定期的に要求信号をホームサーバ1に向けて送信することとなっており、これに伴い、監視工程についても定期的に実行される。ただし、これに限定されるものではなく、情報提供要求部31が要求信号を送信するタイミングについては、居住者がホームサーバ1に対して情報提供を要求するために行う操作をユーザ端末3が受け付けた時点であってもよい。
次に、図11を参照しながら監視工程S006の流れについて説明する。
監視工程S006では、先ず、ホームサーバ1が通信相手となる機器を特定するとともに、当該機器が採用する通信プロトコルを特定する(S011)。ここで、ホームサーバ1が通信相手として特定する機器は、表示機器選択工程S004においてユーザが表示機器として選択した機器である。
その後、ホームサーバ1が通信相手として特定した機器と通信することにより、当該機器の機器情報を入手する(S012)。本工程S012において、ホームサーバ1との通信相手の機器が上述の第1機器であるとき、第1機器が採用する通信プロトコルにて通信して当該第1機器の機器情報を入手する。一方、第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が住宅に導入された場合、本工程S012では、第2機器が採用する通信プロトコルにて第2機器と通信し、当該第2機器の機器情報を入手する。
そして、ユーザが表示機器として選択した機器すべてについて機器情報の入手が完了すると(S013でYes)、入手した各機器の機器情報を提供情報としてホームサーバ1からユーザ端末3に提供する(S014)。より具体的に説明すると、入手した情報が第1機器の機器情報である場合、当該第1機器の機器情報を提供情報としてホームサーバ1からユーザ端末3に提供する。一方、入手した情報が第2機器の機器情報である場合、当該第2機器の機器情報を提供情報としてホームサーバ1からユーザ端末3に提供する。
なお、本工程S014では、前述したように、各機器の機器情報をユーザ端末3に提供する際、当該各機器のデバイスID及び配置場所と紐付けした状態で提供することとし、より具体的には、図6に図示したテーブル情報を送信する。
ユーザ端末3がホームサーバ1からの提供情報を受信した時点で、当該提供情報を表示した監視画面をディスプレイに描画する工程がユーザ端末3側で実行される(S015)。すなわち、前工程S012で入手した各機器の機器情報を表示した監視画面が前述した画面デザインにてユーザ端末3のディスプレイに描画される。本工程によりユーザ端末3のディスプレイに描画される監視画面には、ユーザが表示機器として選択した機器の機器情報が表示される。また、上記の監視画面において、各機器の機器情報は、当該各機器の住宅における配置場所と対応付けられた状態で表示される。
ここで、第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が住宅に導入された場合、本工程S015では、第2機器の機器情報を表示した監視画面のデザインが第1機器の機器情報を表示したときの監視画面と同様の画面デザインにてユーザ端末3に描画する。これにより、第2機器の導入前後で同じ監視画面を用い続けることが可能となる結果、本システムSを構成する機器の種類や台数が変化したとしても、住宅の居住者は、同様のデザインの監視画面にて住宅のエネルギー需給状況を管理し続けることが可能となる。
そして、ユーザ端末3のディスプレイに監視画面が描画された時点で、監視工程S006が終了する。
<<その他の実施形態>>
上記の実施形態では、本発明のエネルギー監視システム及び当該システムを構成する端末、並びにエネルギー監視方法について一例を挙げて説明した。
なお、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、上記の実施形態では、住宅内に既にある第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が新たに住宅に導入された場合に、当該第2機器の機器情報を表示した監視画面を第1機器の機器情報を表示していたときの監視画面(換言すると、第2機器が導入される前の監視画面)と同様の画面デザインにて描画することとした。ただし、上記の構成に限定されるものではなく、例えば、住宅内に既にある機器のうち、設置当初はホームサーバ1と通信することが可能でなかった機器がホームサーバ1と通信可能となった場合に、当該機器の機器情報を表示した監視画面をそれまでの監視画面と同様の画面デザインにて描画することとしてもよい。
また、上記の実施形態では、監視画面に表示される機器の機器情報のすべてについて、当該機器の配置場所と対応付けて表示することとした。ただし、これに限定されるものではなく、エネルギー消費機器の機器情報に限り、当該エネルギー消費機器の住宅内における配置場所に対応付けて監視画面に表示することとしてもよい。さらに、上記の実施形態では、各機器の機器情報を当該各機器の配置場所と対応付けて表示するために、住宅の間取りを示すバックグラウンド画面のうち、上記配置場所に相当する領域に表示ウィンドウを表示し、当該表示ウィンドウに対応する機器の機器情報を表示することとした。ただし、各機器の機器情報を当該各機器の配置場所と対応付けて表示する方法としては、上記の方法に限定されるものではなく、例えば、各機器の機器情報と当該各機器の配置場所をテーブル形式で表示することとしてもよい。
また、上記の実施形態では、監視画面に機器情報を表示させる機器については、住宅においてホームサーバ1と通信可能に接続された機器の中からユーザが選択できることとした。ただし、監視画面の表示内容についてユーザが選択することが可能な事項については、機器情報が表示される機器に限定されるものではない。ユーザにより選択可能な他の事項としては、例えば、各機器の運転モードや運転条件の表示の有無、当月における住宅内の累積電力使用量及び電気料金の表示の有無、住宅のエネルギー需給状況に対するコメントや助言の表示の有無、分電盤における分岐回路毎の消費電力の表示の有無、蓄電池の充放電時間の表示の有無、計測結果を表示させるセンサの個数等が挙げられる。
また、上記の実施形態では、ユーザ端末3に情報を提供するサーバが住宅内に設置されたホームサーバ1であることとしたが、これに限定されるものではなく、住宅の外に配置されたサーバ、例えば住宅の管理会社が保有するサーバであることとしてもよい。
また、上記の実施形態では、第1機器が採用する通信プロトコルがECHONETであり、第2機器が採用する通信プロトコルがECHONETLiteであることとした。ただし、第1機器及び第2機器の各々の通信プロトコルについては、上記以外の通信プロトコルであることとしてもよい。
S 本システム
1 ホームサーバ、3 ユーザ端末
5 宅内ネットワーク
11 要求受信部、12 入手部、13 記憶部、14 情報提供部
31 情報提供要求部、32 情報受信部、33 画面描画部
A1,A2,A3 第1機器
B1,B2,B3 第2機器
BG バックグラウンド画像
B 選択完了ボタン、R ラジオボタン
Wa1,Wa2,Wa3,Wb1,Wb2,Wb3 表示ウィンドウ

Claims (9)

  1. 建物におけるエネルギー需給状況の監視画面を描画する端末と、
    該端末と通信して前記監視画面に表示させる情報を前記端末に提供するサーバと、を備えたエネルギー監視システムであって、
    前記サーバは、
    センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当する第1機器と通信して、該第1機器の機器情報を入手する入手部と、
    該入手部が入手した前記第1機器の機器情報を前記情報として前記端末に提供する情報提供部と、を有し、
    前記端末は、前記サーバから提供される前記情報を表示した前記監視画面を描画する画面描画部を有し、
    センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当し前記第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が前記建物に導入されたときに、前記入手部は、前記第2機器が採用する通信プロトコルにて前記第2機器と通信して、前記第2機器の機器情報を入手し、
    前記情報提供部は、前記入手部が入手した前記第2機器の機器情報を前記情報として前記端末に提供し、
    前記画面描画部は、前記第2機器の機器情報を表示した前記監視画面を前記第1機器の機器情報を表示したときの前記監視画面と同様の画面デザインにて描画することを特徴とするエネルギー監視システム。
  2. 前記端末は、前記サーバに対して前記情報の提供を要求する情報提供要求部を有し、
    前記サーバは、前記入手部に前記第1機器及び前記第2機器の各機器と通信させて当該各機器の機器情報を入手させるためのAPIを実装しており、
    前記情報提供要求部が前記サーバに対して前記情報としての前記各機器の機器情報の提供を要求する際に前記サーバに向けて送信する要求信号には、前記APIを利用するためのコマンドが組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載のエネルギー監視システム。
  3. 前記情報提供要求部が前記サーバに向けて送信する要求信号は、HTTPリクエストであり、
    前記情報提供部は、前記情報としての前記各機器の機器情報をXML形式で提供することを特徴とする請求項2に記載のエネルギー監視システム。
  4. 前記画面描画部は、前記各機器としてのエネルギー消費機器の機器情報を該エネルギー消費機器の前記建物内における配置場所に対応付けて表示した前記監視画面を描画することを特徴とする請求項2または3に記載のエネルギー監視システム。
  5. 前記入手部は、センサと通信した際には該センサの計測結果を示す前記機器情報を入手し、エネルギー消費機器と通信した際には該エネルギー消費機器のエネルギー消費量を示す前記機器情報を入手し、エネルギー供給機器と通信した際には該エネルギー供給機器のエネルギー供給能力を示す前記機器情報を入手し、
    前記画面描画部は、前記センサの計測結果を示す前記機器情報を表示した前記監視画面、前記エネルギー消費機器のエネルギー消費量を示す前記機器情報を表示した前記監視画面、及び、前記エネルギー供給機器のエネルギー供給能力を示す前記機器情報を表示した前記監視画面の各々を描画することを請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエネルギー監視システム。
  6. 前記入手部は、前記建物内の消費電力を計測する電力センサと通信した際に該電力センサの計測結果を示す前記機器情報を入手し、前記建物内のガス使用量を計測するガス使用量センサと通信した際に該ガス使用量センサの計測結果を示す前記機器情報を入手し、
    前記画面描画部は、前記電力センサの計測結果を示す前記機器情報を表示した前記監視画面、及び、前記ガス使用量センサの計測結果を示す前記機器情報を表示した前記監視画面の各々を描画することを特徴とする請求項5に記載のエネルギー監視システム。
  7. 前記端末は、前記建物としての住宅におけるエネルギー需給状況を監視するための前記監視画面を描画する携帯情報端末であり、
    前記サーバは、前記住宅に設置されたホームサーバであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項にエネルギー監視システム。
  8. 建物におけるエネルギー需給状況の監視画面を描画する端末と、前記監視画面に表示させる情報を前記端末に提供するサーバとの間の通信を通じて行われるエネルギー監視方法であって、
    前記サーバがセンサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当する第1機器と通信して、該第1機器の機器情報を入手する工程と、
    入手した前記第1機器の機器情報を前記情報として前記サーバから前記端末に提供する工程と、
    前記サーバから提供される前記情報を表示した前記監視画面を前記端末に描画する工程と、を実行し、
    センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当し前記第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が前記建物に導入されたときには、
    前記第2機器が採用する通信プロトコルにて前記サーバが前記第2機器と通信して、前記第2機器の機器情報を入手する工程と、
    入手した前記第2機器の機器情報を前記情報として前記サーバから前記端末に提供する工程と、
    前記第2機器の機器情報を表示した前記監視画面を前記第1機器の機器情報を表示したときの前記監視画面と同様の画面デザインにて前記端末に描画する工程と、を実行することを特徴とするエネルギー監視方法。
  9. 建物におけるエネルギー需給状況の監視画面を描画し、該監視画面に表示させる情報を提供するサーバと通信可能な端末であって、
    前記サーバから提供される前記情報を表示した前記監視画面を描画する画面描画部を有し、
    該画面描画部は、前記サーバがセンサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当する第1機器と通信して入手した該第1機器の機器情報を表示した前記監視画面を描画し、
    センサ、エネルギー消費機器及びエネルギー供給機器のうちのいずれかに該当し前記第1機器とは通信プロトコルが異なる第2機器が前記建物に導入されたときに、前記画面描画部は、前記第2機器が採用する通信プロトコルにて前記サーバが前記第2機器と通信して入手した前記第2機器の機器情報を表示した前記監視画面を、前記第1機器の機器情報を表示したときの前記監視画面と同様の画面デザインにて描画することを特徴とする端末。
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