JP2014071936A - 温度調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱電変換素子の第1面と第2面の温度差を小さくすることができる温度調節装置を提供すること。
【解決手段】電池パック10は、電池モジュール11に温度調節装置20を設けることで構成されている。電池モジュール11は、ケース12に電池13(二次電池13)を収容してなる。温度調節装置20は、吸熱と放熱の相反する作用を行う第1面34a及び第2面34bを有する熱電変換素子34を備えている。ケース12の内部には、熱電変換素子34の第1面34aで加熱又は冷却された気体状の熱媒体が流通する第1の流路R1が形成されている。第1の流路R1には、毛細管現象を利用して液体を移動させるスポンジ56が設けられている。スポンジ56は、第2の流路R2内で、第2のダクト51の軸方向に延びる立設部56aを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸熱と放熱の相反する作用を行う第1面及び第2面を有する熱電変換素子を備えた温度調節装置に関する。
この種の温度調節装置としては、例えば、特許文献1に記載の二次電池システムが知られている。
特許文献1に記載の二次電池システムにおいて、二次電池(被温調体)には、二次電池の温度を検出する温度検出部及び二次電池の加熱又は冷却を行うペルチェ素子(熱電変換素子)が設けられている。ペルチェ素子は、二つの金属片をN型半導体とP型半導体とで接合した素子であり、半導体に電流を流すことにより一方の金属片が冷却され、他方の金属片が加熱される。そして、ペルチェ素子は、一方の金属片が二次電池と対向するように設置され、一方の金属片を加熱又は冷却することにより、二次電池の温度調節を行っている。
特開2010−282878号公報
ところで、ペルチェ素子は、一方の金属片と他方の金属片との温度差が大きいと、熱電変換効率が低下する。このため、ペルチェ素子においては、一方の金属片と他方の金属片の温度差を小さくすることが望まれている。
本発明の目的は、熱電変換素子の第1面と第2面の温度差を小さくすることができる温度調節装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、放熱と吸熱の相反する作用を行う第1面及び第2面を有する熱電変換素子と、前記第1面に熱的に結合された第1の熱交換器と、前記第2面に熱的に結合された第2の熱交換器と、を備え、前記第1の熱交換器と熱交換された熱媒体によって被温調体の温度調節を行う温度調節装置であって、前記第1の熱交換器に発生した結露水を前記第2の熱交換器に供給する供給手段を備えたことを要旨とする。
これによれば、被温調体を冷却するときに、第1面が吸熱を行い、第1面を介して冷却される第1の熱交換器の温度が、第1の熱交換器の周囲の熱媒体の露点温度以下まで下がると、第1の熱交換器には結露水が発生する。第1の熱交換器に発生した結露水は、供給手段によって第2の熱交換器に供給される。被温調体を冷却するときには、第2面が放熱を行い、これに伴い第2の熱交換器の温度は上昇する。よって、結露水が第2の熱交換器に供給され、第2の熱交換器が冷却されると、第2面が第2の熱交換器を介して冷却されて、第1面と第2面の温度差を小さくすることができる。
また、放熱と吸熱の相反する作用を行う第1面及び第2面を有する熱電変換素子を備え、前記第1面と熱交換された熱媒体によって被温調体の温度調節を行う温度調節装置であって、前記第1面に発生した結露水を前記第2面に供給する供給手段を備えていてもよい。
これによれば、被温調体を冷却するときに、第1面が吸熱を行い、第1面の温度が第1面の周囲の熱媒体の露点温度以下まで下がると、第1面には結露水が発生する。第1面に発生した結露水は供給手段によって第2面に供給される。被温調体を冷却するときには、第2面が放熱を行い、これに伴い第2面の温度は上昇する。よって、結露水が第2面に供給されると、第2面が冷却されて、第1面と第2面の温度差を小さくすることができる。
また、前記供給手段は、毛細管現象を利用して前記結露水を移動させる移動部材であってもよい。
これによれば、第1の熱交換器で発生した結露水を、毛細管現象を利用して第2の熱交換器に供給することができる。毛細管現象は、表面張力によって引き起こされる現象であり、結露水は、重力に影響されずに移動部材の内部を移動することができる。したがって、重力に影響されずに第1の熱交換器で発生した結露水を第2の熱交換器に供給することができる。同様に、第1面で発生した結露水を、重力に影響されずに第2面に供給することができる。
本発明によれば、熱電変換素子の第1面と第2面の温度差を小さくすることができる。
実施形態における温度調節装置を概略的に示す縦断面図。 実施形態における温度調節装置の作用を説明するための拡大図。 別例の温度調節装置を概略的に示す縦断面図。 別例の温度調節装置を概略的に示す縦断面図。
本発明を具体化した一実施形態について図1及び図2にしたがって説明する。
図1に示すように、電池パック10は、電池モジュール11に温度調節装置20を設けることで構成されている。
電池モジュール11は、ケース12に電池13(二次電池)を収容してなる。ケース12は、矩形平板状をなす底板14と、底板14と対向する天板15と、底板14から立設された側壁16とから形成されている。温度調節装置20側の側壁16の内面には、底板14から天板15へ向かって延びるとともに、内部に第1の流路R1が形成された筒状の第1のダクト21が固定されている。第1のダクト21の軸方向一端には、第1のダクト21の軸方向に対して垂直に延びる流入部22が形成されている。また、第1のダクト21の軸方向他端には、第1のダクト21の軸方向に対して垂直に延びる流出部23が形成されている。流入部22及び流出部23は、ケース12の内部に開口しており、第1の流路R1とケース12の内部を連通させている。第1のダクト21の軸方向両端の側壁の内面には、該側壁の厚み方向に凹む凹部21a,21bが形成されている。流入部22には、第1の流路R1に気体状の熱媒体を供給する第1の送風機24が配設されている。
温度調節装置20側の側壁16には、該側壁16の厚み方向に貫通する嵌合孔16aが形成されている。また、第1のダクト21には、嵌合孔16aと対向する位置に貫通孔21cが形成されている。嵌合孔16aには、第1の熱交換器31の基部32が嵌合されている。第1の熱交換器31は、平板状の基部32に対して複数のフィン33を一定の間隔をおいて並設して形成されている。そして、基部32が嵌合孔16aに嵌合されるとともに、貫通孔21cを貫通してフィン33が第1の流路R1内に突出するように第1の熱交換器31が設けられている。第1の熱交換器31の基部32において、フィン33の並設面と反対側の面(フィン33の並設面と対向する面)には、第1の基板42が設けられている。第1の基板42における第1の熱交換器31側の面と反対側の面には、第1の電極41が設けられている。第1の電極41には、複数(本実施形態では3個)の熱電変換素子34(ペルチェ素子)が設けられている。熱電変換素子34は、吸熱と放熱の相反する作用を行う第1面34a及び第2面34bを有しており、第1面34aが第1の電極41に接合されている。これにより、熱電変換素子34の第1面34aは、第1の電極41及び第1の基板42を介して第1の熱交換器31の基部32に熱的に結合されている。
熱電変換素子34の第2面34bは、第2の基板44に設けられた第2の電極43に接合されている。具体的にいえば、第2の基板44における熱電変換素子34側の面には、第2の電極43が設けられており、この第2の電極43に熱電変換素子34の第2面34bが接合されている。複数の熱電変換素子34は、第1の電極41と第2の電極43によって直列接続されている。第2の基板44における熱電変換素子34側の面と反対側の面には、第2の熱交換器35が設けられている。第2の熱交換器35は、平板状の基部36に対して複数のフィン37を一定の間隔をおいて並設して形成されている。熱電変換素子34の第2面34bは、第2の電極43及び第2の基板44を介して第2の熱交換器35の基部36に熱的に結合されている。第2の熱交換器35は、第2のダクト51によって覆われている。第2のダクト51は、第1のダクト21と同一形状をなしている。具体的にいえば、第2のダクト51は、筒状をなすとともに、内部に第2の流路R2が形成されている。第2のダクト51において、熱電変換素子34側の側壁には、第2の熱交換器35の基部36が嵌合される嵌合孔51cが形成されている。第2のダクト51の軸方向一端には、流入部52が形成されるとともに、軸方向他端には流出部53が形成されている。第2のダクト51の軸方向両端の側壁の内面には、該側壁の厚み方向に凹む凹部51a,51bが形成されている。第2のダクト51の流入部52には、第2のダクト51に気体状の熱媒体を供給する第2の送風機54が配設されている。
第1のダクト21には、貫通孔21cよりも流出部23側(鉛直方向下方)に挿通孔21dが形成されている。また、ケース12の温度調節装置20側の側壁16には、挿通孔21dと対向するように挿通孔16bが形成されている。第2のダクト51には、嵌合孔51cよりも流出部53側(鉛直方向下方)に挿通孔51dが形成されている。そして、各挿通孔16b,21d,51dには、第1の流路R1と第2の流路R2を連通させる例えば、ゴムチューブ製の管55が挿入されている。管55の内部には、毛細管現象を利用して液体を移動させる移動部材としてのスポンジ56が収容されている。スポンジ56は、一端が管55内から第1の流路R1に向けて露出して、第1の流路R1と繋がっている。また、スポンジ56は、管55を通って第2の流路R2内にまで延びている。また、スポンジ56は、第2の流路R2内で、第2のダクト51の軸方向に延びる立設部56aを有する。立設部56aには、第2の熱交換器35のフィン37が突き刺さっており、フィン37は、立設部56aを貫通して先端側が立設部56aから突出している。立設部56aは、第2の熱交換器35の基部36における第2の流路R2側の面を覆っている。
管55の外周面におけるケース12と第2のダクト51の間には、管55を挟圧する挟圧部材57が設けられている。挟圧部材57は、制御装置58に信号接続されており、制御装置58に制御されることで、管55の挟圧と、挟圧解除を行えるようになっている。また、制御装置58には、熱電変換素子34、第1の送風機24及び第2の送風機54が信号接続されており、制御装置58によって熱電変換素子34、第1の送風機24及び第2の送風機54が制御されている。
次に、本実施形態の温度調節装置20の作用について説明する。
制御装置58は、電池13を冷却するときには、熱電変換素子34の第1面34aが吸熱を行い、第2面34bが放熱を行うように熱電変換素子34に電流を供給するとともに、第1の送風機24及び第2の送風機54を駆動させる。また、制御装置58は、挟圧部材57が管55を挟圧している場合には、挟圧部材57が挟圧を解除するように制御を行う。
熱電変換素子34の第1面34aが吸熱を行うと、第1面34a、第1の電極41及び第1の基板42を介して第1の熱交換器31の温度が低下する。すると、第1の流路R1を流通する熱媒体が第1の熱交換器31と熱交換されることで冷却され、この熱媒体によって電池13が冷却される。また、熱電変換素子34の第2面34bが放熱を行うと、第2面34b、第2の電極43及び第2の基板44を介して第2の熱交換器35の温度が上昇する。すると、第2の流路R2を流通する熱媒体が第2の熱交換器35と熱交換されることで加熱される。
第1の熱交換器31の温度が第1の流路R1を流通する熱媒体の露点温度以下になると、第1の熱交換器31は結露し、結露水は、第1の熱交換器31から凹部21aに滴下する。すなわち、凹部21aは、第1の流路R1で発生した結露水を貯留する貯留部として機能している。凹部21aに滴下した結露水が溜まっていき、スポンジ56に触れると、結露水は、スポンジ56に保持されて、毛細管現象によって第2の流路R2に向けて管55内を移動する。管55内を移動した結露水は、毛細管現象によって、立設部56aに向けて移動し、保持される。立設部56aに移動した結露水は、立設部56aにおける第2の熱交換器35と接している部分から第2の熱交換器35に供給される。したがって、本実施形態では、スポンジ56が供給手段として機能している。
立設部56aから第2の熱交換器35に供給された結露水により、第2の熱交換器35が冷却される。第2の熱交換器35に供給された結露水のうち、第2の熱交換器35によって加熱されて気化した結露水は、第2の流路R2を流れる熱媒体とともに第2のダクト51外に排出される。第2の熱交換器35に供給された結露水のうち、第2の熱交換器35によって加熱されても気化せず、第2の熱交換器35から凹部51a滴下した結露水は、立設部56aを介して第2の熱交換器35に再度供給される。
制御装置58は、電池13を加熱するときには、熱電変換素子34の第1面34aが放熱を行い、第2面34bが吸熱を行うように熱電変換素子34に電流を供給する。また、図2に示すように、制御装置58は、挟圧部材57が管55を挟圧するように制御を行う。
熱電変換素子34の第1面34aが放熱を行うと、第1面34a、第1の電極41及び第1の基板42を介して第1の熱交換器31の温度が上昇する。すると、第1の流路R1を流通する熱媒体が第1の熱交換器31と熱交換されることで加熱され、この熱媒体によって電池13が加熱される。また、熱電変換素子34の第2面34bが吸熱を行うと、第2面34b、第2の電極43及び第2の基板44を介して第2の熱交換器35の温度が低下する。第2の熱交換器35の温度が第2の流路R2を流通する熱媒体の露点温度以下になると、第2の熱交換器35は結露し、第2の流路R2に結露水が生じる。電池13が収容されるケース12内に第2の流路R2に生じた結露水が流入することを防止するため、挟圧部材57によって管55を挟圧することで、第2の流路R2から第1の流路R1への結露水の移動を防止する。
したがって、上記実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)第1の流路R1と第2の流路R2を管55で連通して、管55の内部にスポンジ56を収容するとともに、このスポンジ56は、第2の熱交換器35に接する立設部56aを有している。第1の熱交換器31で結露水が発生すると、スポンジ56によって結露水が第2の熱交換器35に供給される。電池13を冷却するときには、第2の熱交換器35は、第2面34bを介して加熱されているため、第2の熱交換器35を結露水で冷却することで、第2の熱交換器35を介して第2面34bを冷却することができる。したがって、熱電変換素子34の第1面34aと第2面34bの温度差を小さくすることができる。
(2)供給手段として、毛細管現象によって結露水を移動させるスポンジ56を用いている。このため、第1の熱交換器31で発生した結露水は、重力の影響を受けずに第2の熱交換器35に供給される。したがって、温度調節装置20を、重力を考慮した構造にする必要がない。
(3)管55の内部には、スポンジ56が収容されている。このため、管55内にゴミや虫などの異物が入り込むことが防止される。したがって、第2の流路R2から、管55を介してケース12内に異物が入り込むことが防止される。
(4)凹部21aは、第1の流路R1に結露水が発生したときに、結露水を貯留する貯留部として機能している。このため、第1の流路R1からケース12の内部に結露水が漏れ出すことが防止されている。
なお、実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、第1の熱交換器31及び第2の熱交換器35を設けなくてもよい。この場合、スポンジ56の立設部56aは、第2面34bと接するように設けられる。そして、電池13を冷却するときに、第1面34aに結露水が生じると、第1面34aで生じた結露水は、スポンジ56によって第2面34bに供給される。第2面34bは、結露水によって冷却され、これにより第1面34aと第2面34bの温度差を小さくすることができる。
○ 図3に示すように、実施形態において、供給手段としてパイプ61,62とポンプPとを用いてもよい。第1のパイプ61は、一端が凹部21aに開口するとともに、他端がポンプPに接続されている。また、ポンプPには、第2のパイプ62の一端が接続されるとともに、この第2のパイプ62の他端は、第2の流路R2内に開口している。ポンプPは、凹部21aに貯留された結露水を第1のパイプ61を介して汲み上げて、第2のパイプ62を介して第2の流路R2に供給する。第2の流路R2に供給された結露水は、第2の流路R2に滴下されて第2の熱交換器35に供給される。なお、この場合、液センサなどを設けて、凹部21aに一定量以上の結露水が貯留されたことを検知した場合に、ポンプPを駆動させることが望ましい。
○ 図4に示すように、実施形態において、供給手段から結露水を供給する際に重力を利用してもよい。第1のダクト21は、第2のダクト51よりも鉛直方向上方に配設されている。管55は、第2のダクト51内を第2のダクト51の軸方向に延びており、第2の熱交換器35に接するようになっている。管55は、第2のダクト51の軸方向に沿って第2の熱交換器35から離れるように、鉛直方向下方に向けて傾斜していく。そして、管55において、第2の熱交換器35の近傍には、貫通孔55aが形成されている。第1の熱交換器31に結露水が生じると、第1の熱交換器31で生じた結露水は、第1の流路R1を流れる熱媒体によって凹部21aまで移動させられる。凹部21aまで移動した結露水は、管55内に入り込み、重力にしたがって、第2の流路R2側に移動する。そして、管55内を第2の流路R2側に移動した結露水は、傾斜にしたがって、第2の熱交換器35に向けて移動し、第2の熱交換器35の近傍に設けられた貫通孔55aから管55の外部に排出される。貫通孔55aから管55の外部に移動した結露水は、管55の外周面を伝って第2の熱交換器35に供給される。なお、この場合、重力に逆らって結露水を移動させる必要が無く、管55内にスポンジ56が設けられていなくてもよい。
○ 実施形態において、移動部材として、繊維や、多孔部材など、他の部材を用いてもよい。
○ 実施形態において、第1のダクト21を設けなくてもよい。この場合、ケース12の内部全体が電池13(被温調体)に熱媒体を流通させる第1の流路となる。
○ 実施形態において、スポンジ56は、第1のダクト21の軸方向に延びるとともに、第1の熱交換器31と接する立設部を備えていてもよい。この場合、第2の熱交換器35で結露水が発生した場合には、第2の熱交換器35で発生した結露水は、第1の熱交換器31に供給され、熱電変換素子34の第1面34aと第2面34bの温度差が小さくなる。これによれば、電池13を加熱するとき(熱電変換素子34の第1面34aが放熱を行い、第2面34bが吸熱を行うとき)にも、第1面34aと第2面34bの温度差を小さくすることができる。なお、この場合、ケース12内で気化した結露水をケース12外に排出する排出孔をケースに形成したり、ケース12を設けないことが望ましい。また、この場合、挟圧部材57を設けなくてもよい。
○ 実施形態において、被温調体として、電池13以外を採用してもよい。例えば、モータなどの電子機器を採用してもよい。
○ 実施形態において、管55を設けず、スポンジ56を電池モジュール11と温度調節装置20の間に露出させてもよい。
○ 実施形態において、第2のダクト51を設けなくてもよい。
○ 実施形態において、熱電変換素子34は、第1の基板42及び第2の基板44を介して第1の熱交換器31及び第2の熱交換器35と熱的に結合されているが、これに限られない。例えば、第1の電極41及び第2の電極43を第1の熱交換器31の基部32及び第2の熱交換器35の基部36に設けて、第1の基板42を介さずに熱電変換素子34の第1面34aを第1の熱交換器31に熱的に結合し、第2の基板44を介さずに熱電変換素子34の第2面34bを第2の熱交換器35に熱的に結合してもよい。
13…被温調体としての電池、20…温度調節装置、31…第1の熱交換器、34…熱電変換素子、34a…第1面、34b…第2面、35…第2の熱交換器、56…移動部材及び供給手段としてのスポンジ。

Claims (3)

  1. 放熱と吸熱の相反する作用を行う第1面及び第2面を有する熱電変換素子と、前記第1面に熱的に結合された第1の熱交換器と、前記第2面に熱的に結合された第2の熱交換器と、を備え、前記第1の熱交換器と熱交換された熱媒体によって被温調体の温度調節を行う温度調節装置であって、
    前記第1の熱交換器に発生した結露水を前記第2の熱交換器に供給する供給手段を備えたことを特徴とする温度調節装置。
  2. 放熱と吸熱の相反する作用を行う第1面及び第2面を有する熱電変換素子を備え、前記第1面と熱交換された熱媒体によって被温調体の温度調節を行う温度調節装置であって、
    前記第1面に発生した結露水を前記第2面に供給する供給手段を備えたことを特徴とする温度調節装置。
  3. 前記供給手段は、毛細管現象を利用して前記結露水を移動させる移動部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の温度調節装置。
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