JP2014071624A - 交通システム、及び、交通システムの改造方法 - Google Patents

交通システム、及び、交通システムの改造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014071624A
JP2014071624A JP2012216732A JP2012216732A JP2014071624A JP 2014071624 A JP2014071624 A JP 2014071624A JP 2012216732 A JP2012216732 A JP 2012216732A JP 2012216732 A JP2012216732 A JP 2012216732A JP 2014071624 A JP2014071624 A JP 2014071624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
buffer
traffic system
vehicle
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012216732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6267858B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Hashimoto
康弘 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2012216732A priority Critical patent/JP6267858B2/ja
Publication of JP2014071624A publication Critical patent/JP2014071624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6267858B2 publication Critical patent/JP6267858B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】幹線道路で囲まれた区画内の道路を通行する車両に支障をきたさずに、区画内の道路の交通量を減少させること。
【解決手段】幹線道路と、前記幹線道路で囲まれた区画内の道路と、前記幹線道路と前記区画内の道路を接続するバッファー道路であって、前記幹線道路から進入してきた車両を前記幹線道路に戻すことのできるバッファー道路と、を備えることを特徴とする交通システムである。
【選択図】図2

Description

本発明は、交通システム、及び、交通システムの改造方法に関する。
幹線道路を走行する車両(特に自動車)が、幹線道路で囲まれた区画内(例えば住宅団地や戸建て住宅地内)の道路を抜け道や近道として通過することが多く、歩行者の安全が脅かされたり、騒音問題が発生したりしている。そこで、住宅団地内のコミュニティ道路(区画内の道路)に、人間の歩行や自転車の通行には支障をきたさないが自動車の通常走行には支障となる障害部を配置し、コミュニティ道路に進入してきた自動車を低速で走行させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−177051号公報
しかし、幹線道路で囲まれた区画内の道路に障害部を配置してしまうと、その区画内に住む住民が運転する車両や救急車等の緊急車両の通行にも支障が生じてしまう。また、区画内の道路に障害部が配置されていると知らずに進入してきた車両が幹線道路に戻ろうとしても、道幅が狭かったり、障害部が邪魔になったりして、幹線道路に戻ることが困難であると、結局は区画内の道路を車両が通過することになってしまう。そのため、区画内の交通量は減少せず、歩行者の安全確保の問題や騒音問題は解消されないままである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、幹線道路で囲まれた区画内の道路を通行する車両に支障をきたさずに、区画内の道路の交通量を減少させる交通システム、及び、その改造方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するための交通システムは、幹線道路と、前記幹線道路で囲まれた区画内の道路と、前記幹線道路と前記区画内の道路を接続するバッファー道路であって、前記幹線道路から進入してきた車両を前記幹線道路に戻すことのできるバッファー道路と、を備えることを特徴とする交通システムである。
このような交通システムによれば、区画内の道路を通過しようとバッファー道路に進入してきた車両の運転手が、例えば、区画内の道路への進入制限を知ったときに、幹線道路に戻ることができ、区画内の道路の交通量を減少させることができる。また、障害部を配置することなく区画内の道路の交通量を減少させることができるため、区画内の道路を通行する車両には支障が生じない。
かかる交通システムであって、前記バッファー道路の一端と他端がそれぞれ前記幹線道路に接続し、前記バッファー道路の前記一端と前記他端の間の部位が前記区画内の道路に接続していることを特徴とする交通システムである。
このような交通システムによれば、幹線道路からバッファー道路に進入してきた車両が幹線道路にスムーズに戻ることができる。
かかる交通システムであって、前記バッファー道路の幅は、反対方向に進行する2台の自動車が接触しない幅以上の幅であることを特徴とする交通システムである。
このような交通システムによれば、車両が、バッファー道路の一端からも他端からもバッファー道路へ進入することができ、バッファー道路の一端からも他端からも幹線道路へ戻ることができる。
かかる交通システムであって、前記区画内の道路への進入が許可されている登録車以外の自動車の進入を制限することを特徴とする交通システムである。
このような交通システムによれば、区画内の道路へ進入する自動車の数を減らすことができる。また、不審車両の進入による犯罪等を防止することができる。
かかる交通システムであって、前記幹線道路を走行する自動車に対して、前記登録車以外の自動車が前記区画内の道路へ進入することが制限されている旨が通知されることを特徴とする交通システムである。
このような交通システムによれば、運転者を慌てさせることなく、登録車以外の自動車が無駄にバッファー道路へ進入してしまうことを抑制することができ、バッファー道路へ進入する自動車を安全に且つ効果的に減らすことができる。
かかる交通システムであって、前記バッファー道路から前記区画内の道路へ進入する前記登録車以外の自動車に搭載された車載器との間で無線通信することにより、前記区画内の道路の通行料金を収受する自動料金収受システムを備えることを特徴とする交通システムである。
このような交通システムによれば、区画内の道路へ進入する自動車の数を減らしつつ、区画内の道路へ進入する必要のある登録車以外の自動車の進入を許可することができる。
かかる交通システムであって、前記幹線道路から前記バッファー道路に進入した前記登録車以外の自動車に搭載された前記車載器が、前記区画内の道路へ進入する場合には通行料金が徴収される旨を通知することを特徴とする交通システムである。
このような交通システムによれば、区画内の道路へ進入する必要のない自動車に通行料金が課されてしまうことを防止しつつ、区画内の道路へ進入する自動車の数を減らすことができる。
かかる交通システムであって、前記幹線道路は、2車線以上の車道と、自転車専用道路と、歩行者専用道路とを備えることを特徴とする交通システムである。
このような交通システムによれば、車道が2車線以上であるため、幹線道路での交通渋滞を緩和し、二酸化炭素(CO)の排出量削減に寄与することができる。また、自動車と自転車の事故、及び、自転車と歩行者の事故を防止することができる。
かかる交通システムであって、前記幹線道路はグリーンベルトを備えることを特徴とする交通システムである。
このような交通システムによれば、景観が向上し、自然(鳥類や昆虫類等)との共生を図ることができ、二酸化炭素削減にも寄与することができるため、良好な自然環境を維持することができる。
また、幹線道路と、前記幹線道路で囲まれた区画内の道路とを備えた交通システムの改造方法であって、前記幹線道路と前記区画内の道路の接続部を改造し、当該接続部に前記幹線道路から進入してきた車両を前記幹線道路に戻すことのできるバッファー道路を設けることを特徴とする交通システムの改造方法である。
このような交通システムの改造方法によれば、既存の交通システムを、区画内の道路を通行する車両に支障をきたさずに区画内の道路の交通量を減少させる交通システムに改造することができる。
本発明によれば、幹線道路で囲まれた区画内の道路を通行する車両に支障をきたさずに、区画内の道路の交通量を減少させる交通システム、及び、その改造方法を提供することができる。
図1A及び図1Bは比較例の交通システムの説明図である。 図2A及び図2Bは実施例1の交通システムの説明図である。 実施例2の交通システムの説明図である。 実施例1の交通システムが備えるバッファー道路の変形例の説明図である。 別の交通システムの比較例の説明図である。 別の交通システムのバッファー道路の説明図である。 別の交通システムのバッファー道路の説明図である。 別の交通システムのバッファー道路の説明図である。 別の交通システムのバッファー道路の説明図である。 別の交通システムのバッファー道路の説明図である。
以下、交通システム、及び、交通システムの改造方法の実施例について図を用いて詳細に説明する。
===実施例1===
図1A及び図1Bは、比較例の交通システム1’の説明図であり、図2A及び図2Bは、実施例1の交通システム1の説明図である。比較例の交通システム1’は、横方向に延びる2本の幹線道路10’であって縦方向に所定の間隔を隔てて配置された2本の幹線道路10’と、縦方向に延びる2本の幹線道路10’であって横方向に所定の間隔を隔てて配置された2本の幹線道路10’と、その4本の幹線道路10’に囲まれた区画21’(例えば、住宅団地、戸建て住宅地、街区)内に設けられた区画内道路20’とを備える。換言すると、幹線道路10’は、区画21の外郭を成し、隣接する区画21を連結する道路である。そして、図1Bに示すように、比較例の幹線道路10’は、2車線の車道11’(片側1車線)と車道11’の両側に設けられた歩道12’とを備え、区画内道路20’に直接に接続している。
幹線道路10’は、交通量が多く、渋滞が発生し易い。そのため、幹線道路10’を走行する車両(自動車30)が図1Aの矢印に示すように区画内道路20’を抜け道や近道として利用することが多い。つまり、比較例の交通システム1’では、区画21’内の住民でない者や区画21’内を利用しない者の自動車30が区画内道路20’を通過する。そのため、区画内道路20’の交通量が増えて、歩行者の安全が脅かされたり、騒音問題が発生したり、自動車30の排気ガスや車両からのゴミ捨て等により区画21’内の環境が悪化してしまう。特に、幹線道路10’から区画内道路20’へ進入してくる自動車30は高速で走行することが多く、危険である。また、区画内道路20’は幹線道路10’に比べると交差点が多く、自動車30の停止や発進が繰り返されることにより、二酸化炭素(CO)の排出量も増えてしまう。
一方、区画内道路20’の交通量(自動車30の数)を減少させるために、人間の歩行や自転車の通行には支障をきたさないが自動車30の進入や通常走行には支障となる障害部(不図示)を区画内道路20’に仮に配置したとする。そうすると、区画21’内の住民の自動車30や救急車などの緊急車両の通行にも支障が生じてしまう。また、区画内道路20’に障害部が配置されていると知らずに進入してきた自動車30が幹線道路10’に戻ろうとしても、道幅が狭かったり障害部が邪魔になったりして幹線道路10’に戻ることが困難であると、その自動車30は幹線道路10’に戻らずに区画内道路20’を通過してしまう。そのため、区画内道路20’の交通量を減少させることができない。
そこで、実施例1(図2)の交通システム1では、幹線道路10で囲まれた区画21内の道路を通行する車両に支障をきたさずに、区画21内の道路20の交通量を減少させることを目的とする。そのために、実施例1の交通システム1は、幹線道路10と、幹線道路10で囲まれた区画21内の道路である区画内道路20と、幹線道路10と区画内道路20を接続するバッファー道路40であって、幹線道路10から進入してきた車両を幹線道路10に戻すことのできるバッファー道路40とを備える。つまり、幹線道路10と区画内道路20は、幹線道路10と区画内道路20の相互交通を調整するバッファー道路40を介して接続されている。
そのため、実施例1の交通システム1によれば、区画内道路20を通過しようとバッファー道路40に進入してきた車両(自動車、原動機付自転車、軽車両)を幹線道路20に戻すことができるので、区画内道路20の交通量を減少させることができる。その結果、区画21内の歩行者の安全が確保され、騒音問題が解消し、排気ガスやゴミ捨てによる区画21内の環境悪化を抑制することができ、区画内道路20の交差点での自動車30の停止や発進による二酸化炭素の排出量も抑制することができる。また、障害部を配置することなく区画内道路20の交通量を減少させることができるため、障害部によって区画内道路20を通行する車両にも支障が生じない。つまり、実施例1の交通システム1は、区画内道路20を通行する車両に支障をきたさずに、区画内道路20の交通量を減少させることのできるシステムである。なお、幹線道路10は、例えば国道や都道府県道などの骨格的な道路網を形成する道路であり、広幅員、高規格の道路である。
また、比較例の交通システム1’(図1)のように、幹線道路10’と、幹線道路10’で囲まれた区画21’内の区画内道路20’とを備えた既存の交通システムにおいて、幹線道路10’と区画内道路20’の接続部を改造し、その接続部に幹線道路10’から進入してきた車両を幹線道路10’に戻すことのできるバッファー道路40を設けることで、既存の交通システム1’を実施例1の交通システム1に改造することができる。
図2の交通システム1では、図1Aの比較例と同様に、横方向に延びた2本の幹線道路10と縦方向に延びた2本の幹線道路10に囲われた区画21において、各幹線道路10の中央部にそれぞれ1本の区画内道路20がバッファー道路40を介して接続している。従って、実施例1の交通システム1は4つのバッファー道路40を備える。そして、実施例1の幹線道路10は、図2Bに示すように、2車線の車道11(片側1車線)と、その両側に車道11側から順に、グリーンベルト(緑地帯)14と、自転車専用道路13と、歩行者専用道路12とを備える。
また、実施例1のバッファー道路40は、バッファー道路40の一端40aと他端40bがそれぞれ幹線道路10に接続し、バッファー道路40の一端40aと他端40bの間の部位40cが区画内道路20に接続している。そのため、バッファー道路40の一端40aから進入してきた車両はバッファー道路40の他端40bから幹線道路10に戻ることができ、バッファー道路40の他端40bから進入してきた車両はバッファー道路40の一端40aから幹線道路10に戻ることができる。従って、車両がバックやUターンすることなく、スムーズに幹線道路10に戻ることができる。
詳しく説明すると、バッファー道路40は、幹線道路10に対して垂直方向(図2Bでは横方向)に延び歩行者専用道路12等を横切る2つの道路部と、幹線道路10と平行に(図2Bでは縦方向に)延び歩行者専用道路12よりも外側(車道11とは反対側)に位置する道路部とを有する。そして、幹線道路10に対して垂直方向に延びる2つの道路部がそれぞれ幹線道路10の車道11に接続し、幹線道路10と平行に延びる道路部の中央部が区画内道路20に接続している。換言すると、区画内道路20から幹線道路10にかけてバッファー道路40が二又に分岐している。
また、バッファー道路40の幅Wを、反対方向に進行する2台の自動車30が接触しない幅以上の幅とする。そのために、バッファー道路40に2車線以上の車道を設けてもよい。そうすることで、対向車と接触せずに自動車30が、バッファー道路40の一端40aからも他端40bからもバッファー道路40に進入することができ、また、バッファー道路40の一端40aからも他端40bからも幹線道路10に戻ることができる。ただし、これに限らず、例えば、バッファー道路40の幅が1台の自動車30が通過できる幅であってもよい。
更に、実施例1の交通システム1では、区画内道路20への進入が許可されている登録車以外の自動車30の進入を禁止する。そのために、図2Bに示すように、区画内道路20とバッファー道路40の接続部に、登録車以外の自動車30(普通自動車や自動二輪車など)の進入を禁止する旨を示す標識51を設ける。登録車としては、例えば、区画21内の住民の自動車、区画21内の利用者(商業施設や病院等の利用者)の自動車、バス、タクシー、救急車等の緊急車両、清掃車などが挙げられる。
そうすることで、登録車以外は区画内道路20への進入が禁止されていることを知らずにバッファー道路40に進入してきた自動車30も、標識51を認識した後に、バッファー道路40によって幹線道路10に戻ることができる。その結果、区画内道路20へ進入する自動車30の数を減らすことができ、区画21内の交通量を減少させることができる。また、区画21内を通過するだけの自動車30が区画21内に進入することがなくなるため、不審車両による犯罪(違法駐車,不法投棄,盗難など)を減らし、区画21内の安全を確保することができる。なお、登録車以外の自動車30だけでなく、登録車以外の原動機付自転車の区画内道路20への進入も禁止するようにしてもよいし、原動機付自転車の進入は禁止しなくてもよい。
また、実施例1の交通システム1では、幹線道路10(車道11)を走行する自動車30に対して、登録車以外の自動車30が区画内道路20への進入することが禁止されている旨が通知される(予告される)。そのために、図2Bに示すように、幹線道路10のうちバッファー道路40との接続部40a,40bよりも自動車30の進行方向の上流側の位置に、登録車以外の自動車30の区画内道路20への進入が禁止されている旨を示す標識52を設ける。そうすることで、運転者を慌てさせることなく、登録車以外の自動車30が無駄にバッファー道路40へ進入してしまうことを抑制することができる。即ち、バッファー道路40へ進入する自動車30を安全且つ効果的に減らすことができ、その結果、区画内道路20の交通量を減少させることができる。また、幹線道路10から区画内道路20(バッファー道路40)へ進入する自動車30(左折又は右折する自動車30)によって幹線道路10が渋滞してしまうことを抑制できる。
なお、登録車以外の自動車30の区画内道路20への進入を禁止する旨を標識51,52によって通知(予告)するに限らない。例えば、自動車30にカーナビゲーションシステムが搭載されている場合、カーナビゲーションシステムが、幹線道路10を走行する自動車30やバッファー道路40に進入してきた自動車30に対して、その旨を通知(予告)するようにしてもよい。また、例えば、区画内道路20の入口に登録車の識別装置と遮断バーとを設け、登録者以外の自動車30に対しては遮断バーを開かないようにしてもよい。また、区画内道路20の入口にカメラを設置して、区画内道路20に進入する自動車30のナンバープレート番号等を撮影し、登録車以外の自動車30が区画内道路20を通過した場合に、反則金を課したり、免許証点数を減点したりしてもよい。
また、実施例1の幹線道路10は、2車線の車道11と、自転車専用道路13と、歩行者専用道路12とを備える。なお、図2では車道11の数を2車線とするが、これに限らず、2車線よりも多くしてもよい。そうして、車道11の数を多くすることで、幹線道路10での交通渋滞を緩和し、自動車30の停止や発進による二酸化炭素の排出量を抑制することができる。また、自転車専用道路13と歩行者専用道路12を設けることで、自動車30と自転車の事故、及び、自転車と歩行者の事故(接触事故や衝突事故等)を抑制することができる。
また、実施例1の幹線道路10は、草や木等が植えられたグリーンベルト14を備える。そのため、幹線道路10の景観が向上し、運転者等の精神状態をリラックスさせることができる。また、自然(鳥類や昆虫類等)との共生を図ることができ、二酸化炭素の削減にも寄与することができ、良好な自然環境を維持することができる。また、グリーンベルト14を自転車専用道路13や歩行者専用道路12よりも車道11側に設けることで、自転車や歩行者と自動車30との事故をより抑制することができる。
===実施例2===
図3は、実施例2の交通システム1の説明図である。実施例2では、区画内道路20への進入が許可されている登録車以外の自動車30が区画内道路20を利用する場合、自動料金収受システム、所謂ETCシステム(ETC:登録商標)によって、登録車以外の自動車30に対する通行料金の収受処理を自動的に行う。そのために、実施例2では、全自動車30にETC車載器31(車載器)が搭載され、区画内道路20の入口にETC路側機32が設置されている。
ETC車載器31は、ETCカードを含んで構成され、ETC車載器31全体の制御を行う制御部や、ETC路側機32との間で無線通信を行う通信装置、利用料金等を記憶する記憶部、音声出力部などを有する。一方、ETC路側機32は、ETC路側機32全体の制御を行う制御部や、自動車30に搭載されたETC車載器31との間で無線通信を行う通信装置、バッファー道路40や区画内道路20に進入してきた自動車30を検知する車両検知部などを有する。なお、本実施例2では、歩行者や自転車、登録車の通行に支障をきたさないために、また、システムの簡略化のために、車両の通行を制御する遮断バーや収受金額を表示する路側表示器を設けないとするが、これに限らず、区画内道路20に遮断バーや路側表示機を設けてもよい。
そして、ETC路側機32は、車両検知部によってバッファー道路40に自動車30が進入してきたことを検知すると、その自動車30に搭載されたETC車載器31との間で無線通信を開始し、登録車以外の自動車30がこの先の区画内道路20を通行する場合には通行料金が徴収される旨をETC車載器31に送信する。そうすると、ETC車載器31は、音声出力部によって、その旨を運転者に通知する。なお、全ETC車載器31が通知するようにしてもよいし、登録車以外の自動車30に搭載されたETC車載器31のみ通知するようにしてもよい。また、音声により通知するに限らず、例えば表示により通知してもよい。つまり、ETC車載器31は、登録車以外の自動車30が幹線道路10からバッファー道路40に進入すると、区画内道路20へ進入する場合には通行料金が徴収される旨を通知する、即ち、登録車以外の自動車30が区画内道路20へ進入することが制限されている旨を通知する。
そうすることで、区画内道路20を通過するだけであった自動車30は、区画内道路20に進入せずに、バッファー道路40から幹線道路10に戻ることができ、区画内道路20へ進入する必要のない自動車30に通行料金が課されてしまうことを防止できる。一方、登録車以外の自動車30であっても、区画内道路20へ進入したい自動車30は、バッファー道路40から区画内道路20へ進入することができる。その結果、区画内道路20へ進入する自動車30の数を安全に且つ効果的に抑制することができ、区画内道路20の交通量をより減少させることができる。ただし、これに限らず、バッファー道路40に進入してきた自動車30に対して区画内道路20を通行するには通行料金が必要である旨を予告しなくてもよい。
また、実施例1と同様に、幹線道路10に設けられた標識52やカーナビゲーションシステムによって、幹線道路10を走行する自動車30に対して、登録車以外の自動車30が区画内道路20へ進入する場合に通行料金が徴収される旨を通知(予告)してもよい。そうすることで、運転者を慌てさせることなく、登録車以外の自動車30が無駄にバッファー道路40へ進入してしまうことを抑制できる。また、ETC車載器31による通知に加えて、区画内道路20とバッファー道路40の接続部に、登録車以外の自動車30が区画内道路20へ進入する場合に通行料金が徴収される旨を示す標識51を設けてもよい。
そして、区画内道路20に自動車30が進入すると、ETC路側機32は、その自動車30に搭載されたETC車載器31との間で無線通信を開始し、ETC車載器31が記憶している自動車30の情報(例えば車載器IDやナンバープレート番号)を取得する。そうして取得した情報に基づき、ETC路側機32は、区画内道路20に進入してきた自動車30が登録車か否かを判断し、登録車でない場合には通行料金の収受処理を行い、登録車である場合には通行料金の収受処理を行わない。
このように、実施例2の交通システム1は、バッファー道路40から区画内道路20へ進入する登録車以外の自動車30に搭載されたETC車載器31との間で無線通信することにより、区画内道路20の通行料金を収受する自動料金収受システム(ETC車載器31及びETC路側機32)を備える。そのため、区画内道路20に進入する自動車30の数を減らしつつ、区画内道路20に進入する必要のある登録車以外の自動車30の進入を許可することができる。また、バッファー道路40から自動車30は停止することなく区画内道路20へ進入することができ、区画内道路20を通行する車両に支障が生じない。なお、原動機付自転車の区画内道路20への進入も制限する場合には、自動料金収受システムにより原動機付自転車からも通行料金を収受するとよい。
===バッファー道路40の変形例===
図4は、実施例1の交通システム1が備えるバッファー道路40の変形例の説明図である。図4のバッファー道路40では、区画内道路20からバッファー道路の一部401が直進して幹線道路10の車道11に接続し、区画内道路20から縦方向の一方側にだけ延びたバッファー道路の一部402が途中で曲がって幹線道路10の車道11に接続している。このバッファー道路40であっても、幹線道路10から進入してきた車両を幹線道路10に戻すことができる。また、このバッファー道路40によれば、既存の交通システム(図1A)を改造する場合に、既存の区画内道路20’(幹線道路10’との接続部)をバッファー道路40の一部として利用することができる。また、バッファー道路40をコンパクトにすることができるため、車両は直ぐに幹線道路10に戻ることができ、且つ、区画21内の土地を有効利用することができる。
図5Aは、実施例1の交通システム1とは異なる別の交通システム2’の比較例の説明図であり、図5Bから図5Fは、別の交通システム2のバッファー道路42の説明図である。前述の交通システム1’の比較例(図1A)では、各幹線道路10’の中央部にそれぞれ1本の区画内道路20’が接続している。これに対して別の交通システム2’の比較例(図5A)では、各幹線道路10’に複数の区画内道路20’が接続している。具体的には、横方向に延びる幹線道路10’に3本の区画内道路20’が接続し、縦方向に延びる幹線道路10’に2本の区画内道路20’が接続している。この交通システム2’を改造し、幹線道路10’と区画内道路20’の各接続部(計10個の接続部)にそれぞれ図2Bに示す形状のバッファー道路40を設けるとよい(不図示)。
また、例えば、図5Bに示すように、3本又は2本の区画内道路20に対して1つのバッファー道路42を設けるようにしてもよい。そうすることで、比較例の交通システム2’や、幹線道路10と区画内道路20の各接続部に計10個のバッファー道路を設ける場合に比べて、幹線道路10における交差点(信号)の数を減らすことができる。よって、幹線道路10を自動車30がスムーズに走行することができ、停止や発進による二酸化炭素の排出量も抑制することができる。具体的には、図5Bのバッファー道路42では、横方向に延びる幹線道路10と平行なバッファー道路の一部421に3本の区画内道路20が接続し、幹線道路10と平行なバッファー道路の一部421が左端の区画内道路20よりも左側へ延び且つ右端の区画内道路20よりも右側に延びている。そして、幹線道路10と平行なバッファー道路の一部421の両端に、歩行者専用道路12等を横切って車道11に接続するバッファー道路の一部422,423が設けられている。
また、例えば、図5Cに示すように、幹線道路10と平行なバッファー道路の一部421を、横方向又は縦方向の一端の区画内道路20から他端の区画内道路20までの間だけ延ばし、図5Bのバッファー道路42に比べて短くしてもよい。このバッファー道路42では、比較例の交通システム2’における既存の区画内道路20(幹線道路10との接続部)をバッファー道路42の一部として利用することができる。
また、例えば、図5Dに示すように、幹線道路10と平行なバッファー道路の一部421と幹線道路10(歩行者専用道路12)との間に空間43を設けてもよい。そうすることで、歩行者専用道路12の歩行者とバッファー道路42の自動車30との事故を抑制することができる。なお、この場合、歩行者や自転車は区画内道路20から空間43を直進して幹線道路10へ移動できるようにするとよい。また、バッファー道路42と幹線道路10の間の空間43を公園や防災広場として利用することができる。
また、例えば、図5Eに示すように、各幹線道路10の中央部に前述の図2Bに示す形状のバッファー道路40,42を設け、横方向又は縦方向の両端の区画内道路20からバッファー道路42まで延びた区画内道路201(点線部)を新たに設けてもよい。そうすることで、バッファー道路42をコンパクトにすることができるため、車両は直ぐに幹線道路10に戻ることができ、且つ、区画21内の土地を有効利用することができる。なお、この場合にも歩行者や自転車が区画内道路20を直進して幹線道路10へ移動できるようにするとよい。
また、例えば、図5Fに示すように、横方向に延びて3本の区画内道路20と接続するバッファー道路42を、縦方向に延びる一方の幹線道路10から他方の幹線道路10まで延ばし、且つ、縦方向に延びて2本の区画内道路20と接続するバッファー道路42を、横方向に延びる一方の幹線道路10から他方の幹線道路10まで延ばすようにしてもよい。
また、例えば、図1Aの比較例の交通システム1’における幹線道路10’と区画内道路20’の接続部を、自動車30がUターンできる道路に改造し、その接続部をバッファー道路としてもよい(不図示)。また、図2Bのバッファー道路40では、幹線道路10と平行なバッファー道路40の一部を、歩行者専用道路12よりも外側に設けているが、これに限らず、例えば、グリーンベルト14よりも内側(車道11に隣接して)に設けてもよいし、グリーンベルト14と自転車専用道路13との間に設けてもよい(不図示)。
以上、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
例えば、実施例1のように登録車以外の自動車30の進入を禁止する旨を表示する標識51,52を区画内道路20の入口付近や幹線道路10に設けなくてもよい。また、例えば、幹線道路10が、1車線の車道を有するようにしてもよいし、歩行者専用道路12や自転車専用道路13やグリーンベルト14を有さないようにしてもよい。
1 交通システム、2 交通システム、10 幹線道路、11 車道、
12 歩行者専用道路、13 自転車専用道路、14 グリーンベルト、
20 区画内道路(区画内の道路)、30 自動車、31 ETC車載器(車載器)、
32 ETC路側機、40 バッファー道路、42 バッファー道路、
43 空間、51 標識、52 標識、

Claims (10)

  1. 幹線道路と、
    前記幹線道路で囲まれた区画内の道路と、
    前記幹線道路と前記区画内の道路を接続するバッファー道路であって、前記幹線道路から進入してきた車両を前記幹線道路に戻すことのできるバッファー道路と、
    を備えることを特徴とする交通システム。
  2. 請求項1に記載の交通システムであって、
    前記バッファー道路の一端と他端がそれぞれ前記幹線道路に接続し、
    前記バッファー道路の前記一端と前記他端の間の部位が前記区画内の道路に接続していることを特徴とする交通システム。
  3. 請求項2に記載の交通システムであって、
    前記バッファー道路の幅は、反対方向に進行する2台の自動車が接触しない幅以上の幅であることを特徴とする交通システム。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の交通システムであって、
    前記区画内の道路への進入が許可されている登録車以外の自動車の進入を制限することを特徴とする交通システム。
  5. 請求項4に記載の交通システムであって、
    前記幹線道路を走行する自動車に対して、前記登録車以外の自動車が前記区画内の道路へ進入することが制限されている旨が通知されることを特徴とする交通システム。
  6. 請求項4または請求項5に記載の交通システムであって、
    前記バッファー道路から前記区画内の道路へ進入する前記登録車以外の自動車に搭載された車載器との間で無線通信することにより、前記区画内の道路の通行料金を収受する自動料金収受システムを備えることを特徴とする交通システム。
  7. 請求項6に記載の交通システムであって、
    前記幹線道路から前記バッファー道路に進入した前記登録車以外の自動車に搭載された前記車載器が、前記区画内の道路へ進入する場合には通行料金が徴収される旨を通知することを特徴とする交通システム。
  8. 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の交通システムであって、
    前記幹線道路は、2車線以上の車道と、自転車専用道路と、歩行者専用道路とを備えることを特徴とする交通システム。
  9. 請求項1から請求項8の何れか1項に記載の交通システムであって、
    前記幹線道路はグリーンベルトを備えることを特徴とする交通システム。
  10. 幹線道路と、前記幹線道路で囲まれた区画内の道路とを備えた交通システムの改造方法であって、前記幹線道路と前記区画内の道路の接続部を改造し、当該接続部に前記幹線道路から進入してきた車両を前記幹線道路に戻すことのできるバッファー道路を設けることを特徴とする交通システムの改造方法。
JP2012216732A 2012-09-28 2012-09-28 交通システム、及び、交通システムの改造方法 Expired - Fee Related JP6267858B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012216732A JP6267858B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 交通システム、及び、交通システムの改造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012216732A JP6267858B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 交通システム、及び、交通システムの改造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014071624A true JP2014071624A (ja) 2014-04-21
JP6267858B2 JP6267858B2 (ja) 2018-01-24

Family

ID=50746775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012216732A Expired - Fee Related JP6267858B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 交通システム、及び、交通システムの改造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6267858B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101834364B1 (ko) * 2016-10-25 2018-04-13 메타빌드 주식회사 실시간 차량 속도에 따른 유동적 차로 활용 시스템 및 방법
CN113734052A (zh) * 2021-09-24 2021-12-03 东风汽车集团股份有限公司 车载后备箱电子宠物笼

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10334391A (ja) * 1997-06-05 1998-12-18 Toyota Motor Corp 車両走行制御装置
US6252523B1 (en) * 1996-10-24 2001-06-26 Combitech Traffic Systems Ab Method and a system for registering vehicle fees
JP2002133577A (ja) * 2000-10-25 2002-05-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 住宅団地用交通システム
JP2003099834A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両進入抑制用課金方法
JP2003109052A (ja) * 2001-09-26 2003-04-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 道路課金システム
JP2004110590A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 自転車の走行路面状況の評価モデルを生成する方法、自転車の走行路面環境評価方法及び評価システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6252523B1 (en) * 1996-10-24 2001-06-26 Combitech Traffic Systems Ab Method and a system for registering vehicle fees
JPH10334391A (ja) * 1997-06-05 1998-12-18 Toyota Motor Corp 車両走行制御装置
JP2002133577A (ja) * 2000-10-25 2002-05-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 住宅団地用交通システム
JP2003099834A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両進入抑制用課金方法
JP2003109052A (ja) * 2001-09-26 2003-04-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 道路課金システム
JP2004110590A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 自転車の走行路面状況の評価モデルを生成する方法、自転車の走行路面環境評価方法及び評価システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101834364B1 (ko) * 2016-10-25 2018-04-13 메타빌드 주식회사 실시간 차량 속도에 따른 유동적 차로 활용 시스템 및 방법
CN113734052A (zh) * 2021-09-24 2021-12-03 东风汽车集团股份有限公司 车载后备箱电子宠物笼
CN113734052B (zh) * 2021-09-24 2023-08-08 东风汽车集团股份有限公司 车载后备箱电子宠物笼

Also Published As

Publication number Publication date
JP6267858B2 (ja) 2018-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chandler et al. Signalized intersections informational guide
US20230140569A1 (en) System and method for maps for an autonomous vehicle
JP2018055296A (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP6267858B2 (ja) 交通システム、及び、交通システムの改造方法
Kulanthayan et al. Traffic light violation among motorists in Malaysia
Johnson et al. Painting a designated space: cyclist and driver compliance at cycling infrastructure at intersections
JP3686943B2 (ja) 交通情報提供システム
JP5278021B2 (ja) 運転支援装置
Mitchell et al. Urban travel, intelligent transportation systems, and the safety of elderly and disabled travelers
Retting et al. A simple method for identifying and correcting crash problems on urban arterial streets
JP2005135262A (ja) 車両情報収集装置
JP6900438B2 (ja) 警報器および信号灯器
Pazzini et al. Road users’ behaviour in the" 30 km/h zones". The case study of Bologna
Ewing New traffic calming device of choice
Ko et al. Evaluation of Flexible Traffic Separators at Highway–Railroad Grade Crossings
JP6569413B2 (ja) 車両の逆走検知システム
Hobday Technologies for sensing bicycles and their application at metropolitan intersections
Koike Current issues and problems of bicycle transport in Japan
Lyman The Issues with Deterring Negligence and the Vulnerable User Law in Washington State, plus Recommendations for Legislatures and Prosecutors
JP2004102655A (ja) 運転支援装置
Schuster Reasons why people drive recklessly in Wisconsin, possible solutions
CN117396390A (zh) 用于操作自动驾驶车辆的系统和方法
Ziari et al. CONFLICT BETEWEEN TRANSPORTATION SAFETY AND ENVIRONMENTAL CONCERN
White Illinois Secretary of State
Jacobi et al. Transit vehicle-to-infrastructure (V2I) applications: near term research and development. Transit bus-pedestrian/cyclist crossing safety application: operational concept.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161005

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161014

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20161209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6267858

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees