JP2014070762A - 空調室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前面パネルを閉じた状態において、前面パネルの上部中央付近が室内機本体から離れることを抑止する。
【解決手段】前面パネル10bの裏面10sの上端部には、長手方向の中央付近にパネル係合部23が設けられている。パネル係合部23は、前面グリル10aの仕切壁11に設けられた本体係合部11bに係合する。前面パネル10bの閉動作時に、パネル係合部23が本体係合部11bによって室内機本体90側に引き込まれ、前面パネル10bの閉状態において、パネル係合部23が本体係合部11bに係合している。そのため、閉状態では、前面パネル10bの左右方向中央付近の上端部が、室内機本体90に引き寄せられ、前面パネル10bと前面グリル10aとの間に隙間が殆ど形成されない。よって、空調室内機100の外観が好ましい。
【選択図】図8

Description

本発明は、空調室内機に関する。
空調室内機として、ケーシングと、ケーシング内に収納された熱交換器及び室内ファンとを備えたものが知られている(特許文献1の図1等)。ケーシングは、一般的に、前面グリルと、前面グリルの前面を覆う前面パネルとを有している。前面パネルは、前面グリルの長手方向両端部の上部近傍に配置された一対の支持部によって支持され、支持部を中心に回転することで前面グリルに対して開閉可能となっている。
特開2011−208826号公報
ところで、前面パネルは、樹脂成型されているため、熱収縮等によって変形しやすい。変形した前面パネルを前面グリルに対して閉じると、前面パネルの長手方向中央付近の上部が前面グリルから遠ざかるように膨らんで撓むことがある。前面パネルが撓んだ部分では、前面グリルと前面パネルとの間に大きな隙間が形成されるので、外観上、好ましくない。
そこで、本発明は、前面パネルを閉じた状態において、前面パネルの長手方向中央付近の上部が室内機本体から離れることを抑止できる空調室内機を提供することを目的とする。
第1の発明に係る空調室内機は、室内機本体と、前記室内機本体に対して開閉可能な前面パネルとを備えた空調室内機であり、前記前面パネルは、前記室内機本体の長手方向両端部の上部近傍に配置された一対の支持部を中心に回転可能であり、前記一対の支持部間に配置され且つ閉状態において前記室内機本体の上部に設けられた本体係合部に係合するパネル係合部を有している。
この空調室内機では、前面パネルの閉状態において、前面パネルのパネル係合部が室内機本体の上部に設けられた本体係合部に係合するので、前面パネルの長手方向中央付近の上部が室内機本体から離れることを抑止できる。よって、前面パネルの閉状態において、空調室内機の外観上の問題を解消することができる。
第2の発明に係る空調室内機は、第1の発明において、前記室内機本体は、閉状態において前記前面パネルの裏面に対向する表示部を含んだ電装品箱を有しており、前記本体係合部が、前記電装品箱に設けられている。
この空調室内機では、前面パネルの閉状態において、パネル係合部が電装品箱に設けられた本体係合部に係合するので、前面パネルを電装品箱に近接させることができる。そして、前面パネルに電装品箱の表示部を外部に視認させる窓部が設けられている場合は、窓部を表示部に近接させることができる。これにより、表示部の光を室内機外部に鮮明に表示することができる。
第3の発明に係る空調室内機は、第2の発明において、前記前面パネルは、その裏面に形成され且つ前記電装品箱の位置決めを行う位置決め部を有している。
この空調室内機では、前面パネルの裏面に位置決め部が設けられているため、前面パネルの閉動作時に、上記位置決め部によって前面パネルの窓部と電装品箱の表示部との位置合わせを行うことができる。
第4の発明に係る空調室内機は、第1〜3の発明において、前記本体係合部及び前記パネル係合部の係合面の少なくとも一方は、閉状態において後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面である。
この空調室内機では、前面パネルの閉動作時に、パネル係合部を傾斜した係合面に沿って室内機内部へ誘導することができる。
第5の発明に係る空調室内機は、第1〜第4の発明において、前記本体係合部及び前記パネル係合部の係合面は、いずれも前記傾斜面である。
この空調室内機では、前面パネルの閉動作時に、本体係合部の傾斜面(係合面)とパネル係合部の傾斜面(係合面)とが面同士で接触する。これにより、前面パネルの閉動作時に力を分散させることができるので、接触部の一部に力が集中するのを抑止できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、前面パネルの閉状態において、前面パネルの長手方向中央付近の上部が室内機本体から離れることを抑止できるので、空調室内機の外観を好ましくすることができる。
第2の発明では、前面パネルの閉状態において、前面パネルの窓部を電装品箱の表示部に近接させることができるので、表示部の光を室内機外部に鮮明に表示することができる。
第3の発明では、前面パネルの閉動作時に、前面パネルの裏面に設けられた位置決め部によって、前面パネルの窓部と電装品箱の表示部との位置合わせを行うことができる。
第4の発明では、前面パネルの閉動作時に、パネル係合部を傾斜した係合面に沿って室内機内部へ誘導することができる。
第5の発明では、本体係合部とパネル係合部との係合面がいずれも傾斜面であるので、前面パネルの閉動作時に力を分散させることができる。よって、係合面の一部に力が集中するのを抑止できる。
本発明の実施形態に係る空調室内機の斜視図である。 空調室内機の断面図であり、図1のII−II線に沿った図である。 前面パネルを取り外した状態における空調室内機の斜視図である。 図3の本体係合部及び電装品箱周辺を示す拡大図である。 前面パネルを正面側からみた斜視図である。 前面パネルの背面図である。 前面パネルの閉状態における電装品箱周辺の概略断面図を示しており、(a)は本発明の実施形態に係る空調室内機の断面図であり、(b)は従来の空調室内機の断面図である。 前面パネルの閉動作を順に示す概略断面図である。
以下に、本発明の実施形態について、図1〜8を参照しつつ説明する。
(空調室内機の全体構成)
空調室内機100は、図1,2に示すように、壁掛けタイプであり、本体ケーシング10と、本体ケーシング10の内部に配置された熱交換器20、室内ファン30、フィルタ40、電装品箱50及び底フレーム60とを備えている。また、空調室内機100にはリモコンが付属されており、ユーザーがリモコン等を操作することによって、空調室内機100の操作を行うことができる。
本体ケーシング10は、図1,2に示すように、前面グリル10aと、前面グリル10aの前面側を覆う前面パネル10bと、前面グリル10aの後端部に配置された取付板10cとを有している。また、本体ケーシング10の上部には吸込口70が設けられ、下部には吹出口80が形成されている。そして、本実施形態では、前面グリル10aと、その内部に配置された熱交換器20、室内ファン30、フィルタ40、電装品箱50、及び底フレーム60とによって、室内機本体90が構成されている(図2,3参照)。
(前面グリル)
前面グリル10aは、図3に示すように、略直方体状に形成されており、前面側に、仕切壁11によって仕切られた2つの開口12,13が形成されている。2つの開口12,13は、左右方向に右から順に並んで配置され、内部にフィルタ40が収納されている。また、前面グリル10aの左右両端部の上部近傍には、前面パネル10bを支持する一対の支持部14a,14bが設けられている。支持部14a,14bは他方の支持部に向かって凹んだ凹部となっており、支持部14a,14bには、図6に示す前面パネル10bの突出部15a,15bが嵌まる。
図3に示すように、仕切壁11は、前面グリル10aの後上部から前面側まで延在した前面部11aと、前面部11aの下方に配置された本体係合部11bとを有している。本体係合部11bは、本体ケーシング10の上部に位置し、図4に示すように、前面部11aよりやや前方に配置されている。これにより、前面部11aと本体係合部11bとの間には隙間11cが形成されている(図7参照)。ここで、図4の拡大図に示すように、本体係合部11bの上面(係合面)11sは、後方に向かって(空調室内機100の内部に向かって)下方向に傾斜した傾斜面となっている(図7参照)。そして、前面パネル10bを前面グリル10aに対して閉じたときに、図5に示すように、本体係合部11bには、前面パネル10bの裏面10sに設けられたパネル係合部23が係合する(図5,6に示す「パネル係合部23」参照)。
(前面パネル)
図1に戻って、前面パネル10bは、本体ケーシング10の前面を覆う部材であり、前面グリル10aの左右両端部に設けられた一対の支持部14a,14bによって支持されている。これにより、前面パネル10bは、支持部14a,14bを中心に前面グリル10aに対して回動自在となっており、ヒンジ式に動作することができる。なお、本実施形態では、空調室内機100の長手方向を左右方向としている。また、前面パネル10bは、樹脂成型されている。
前面パネル10bの裏面10sには、図5,6に示すように、左右方向の略中央付近に、室内機本体90に向かって突出したパネル係合部23が設けられている。ここで、図5には、パネル係合部23等の位置関係を示しており、室内機本体90のうち仕切壁11及び電装品箱50を除く部品を省略している。
パネル係合部23は、図6に示すように、前面パネル10bの裏面10sの上端部に設けられ、前面パネル10bの左右両端部に設けられた突出部15a,15b間に位置している。また、パネル係合部23は、前面パネル10bの閉状態において、図7(a)に示すように、前面パネル10bの裏面10sから離れるように斜め下方に延在した後、室内機本体90に向かって突出するように屈曲している。これにより、パネル係合部23は、全体として本体係合部11b(前面グリル10aに設けられた本体係合部11b)に向かって凸状となるように緩やかに屈曲している。また、パネル係合部23の下面(係合面)23sは、後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面となっている。なお、図7(a)は電装品箱50周辺の空調室内機100の断面図を示しており、図5のVIIA-VIIA線に沿った図である。
また、図5,6に示すように、前面パネル10bの裏面10sには、右上部に、窓部24,25,26が右から順に設けられている。また、窓部24,25,26の左右両側には位置決め部27,28が設けられている。窓部24,25,26は、図5に示すように、室内機本体90の電装品箱50に対向する位置に配置され、電装品箱50の表示部51から発光される光を空調室内機100の外部から視認できるようにするものである。表示部51は、後述するように、リモコン受信部52と運転表示部53と人検知部54a,54bとを有しており、窓部24,25,26のうち、窓部24はリモコン受信部52に臨み、窓部25(25a,25b,25c,25d)は運転表示部53に臨み、窓部26は人検知部54a,54bに臨む。また、位置決め部27,28は、電装品箱50の左右両端に配置され、図6に示すように、室内機本体90に向かって突出している。2つの位置決め部27,28のうち右側の位置決め部27は、図5に示すように、前面パネル10bの閉状態において、電装品箱50の左側面の右方に配置され、電装品箱50の右側面に接する。一方、左側の位置決め部28は、電装品箱50の左側面の左方に配置され、電装品箱50の左側面に接する(図7参照)。
(本体ケーシング内部の構成)
図2に戻って、前面グリル10aと前面パネル10bと底フレーム60とによって立体空間が形成されており、その立体空間に、熱交換器20、室内ファン30、フィルタ40及び電装品箱50が配置されている。
熱交換器20は、側面視において両端が下方に向かって屈曲した逆V字状に形成され、底フレーム60に取り付けられている。熱交換器20では、通過する空気との間で熱交換が行われる。
室内ファン30は、熱交換器20の下方に配置され、室内から取り込んだ空気を、熱交換器20に当てて通過させた後、室内に吹き出す。
フィルタ40は、本体ケーシング10の前面パネル10bと熱交換器20との間に配置され、熱交換器20に向かって流入してくる空気に含まれる塵埃を除去する。
電装品箱50は、フィルタ40の前方に配置されている。また、電装品箱50は、図3に示すように、室内機本体90の右部に配置され、前面グリル10aに固定されている。
図4に示すように、電装品箱50には表示部51が設けられており、表示部51には、リモコンからの指令を受信するリモコン受信部52と、運転状態を表示する運転表示部53と、人の存在を検知する人検知部54a,54bとが右方から順に設けられている。運転表示部53は、右側から順に配置された4つの表示部53a,53b,53c,53dによって構成されている。
次に、前面パネル10bを前面グリル10aに対して閉じた状態について、図7を参照しつつ説明する。図7には、電装品箱周辺(空調室内機の前上部周辺)の部分断面図を示しており、図7(a)には本実施形態の空調室内機100の部分断面図を示し、図7(b)には従来の空調室内機200の部分断面図を示している。なお、図7では、断面を示すハッチングを一部省略している。また、図7では、室内機本体90,290の内部を省略して図示している。
(前面パネルの閉状態)
<従来>
図7(b)に示す従来の前面パネル210bは、本実施形態の前面パネル10bと同様に、樹脂成型されているため、熱収縮等で変形しやすい。前面パネル210bが熱収縮した状態で前面グリル210aに対して閉じられると、図7(b)に示すように、上部が室内機本体290から遠ざかるように膨らんで撓む。そのため、前面パネル210bの上部と前面グリル210aとの間の隙間210cが大きくなり、外観上、好ましくない。
また、前面パネル210bが室内機本体290の電装品箱250から遠ざかるため、前面パネル210bの窓部224を電装品箱250の表示部251に近づけることができない。その結果、表示部251から発光される光が周囲に漏れ、空調室内機200外部から表示部251の光を読み取ることができない。
<本実施形態>
本実施形態では、図7(a)に示すように、前面パネル10bの閉状態において、パネル係合部23が本体係合部11bに係合することにより、前面パネル10bの左右方向中央付近の上端部が、室内機本体90に引き寄せられる。その結果、前面パネル10bの左右方向中央付近の上端部と前面グリル10aとの間に、隙間が殆ど形成されない。したがって、前面パネル10bが熱収縮等によって変形しても、前面パネル10bの閉状態において、従来の空調室内機200で生じた外観上の問題を解決できる。
また、前面パネル10bの左右方向中央付近の上端部が室内機本体90側に引き寄せられることによって、前面パネル10bは電装品箱50に近接して配置される。そのため、前面パネル10bの窓部25dと、図5に示す窓部24,25a〜25c,26が電装品箱50の表示部51に近接して配置される(図5参照)。これにより、表示部51から発光される光が、周囲に漏れることなく、窓部24,25,26を通じて空調室内機200外部に発せられる。よって、空調室内機200外部から表示部51の光を鮮明に読み取ることができる。
続いて、本実施形態の前面パネル10bの閉動作時について、図8を参照しつつ説明する。なお、図8では、図7と同様に、前面パネル10bに断面を示すハッチングを付し、その他のハッチングを省略している。また、図8では、室内機本体90の内部を省略して示している。
(前面パネルの閉動作時)
前面パネル10bが閉じられるとき、図8に示すように、パネル係合部23の下面23sが本体係合部11bの上面11sに接する。ここで、パネル係合部23の下面23s及び本体係合部11bの上面11sは、いずれも傾斜しているため、パネル係合部23は、前面部11aと本体係合部11bとの間の隙間11cを通って室内機本体90側へ滑らかに引き込まれる。また、パネル係合部23の下面23s及び本体係合部11bの上面11sが面同士で接触し、一点だけで部分接触しないので、力が分散され一部に集中しない。
また、図5に示すように、前面パネル10bの裏面に設けられた2つの位置決め部27,28が電装品箱50の左右両側に配置されることによって、前面パネル10bの窓部24,25,26を表示部51(リモコン受信部52,運転表示部53、人検知部54a,54b)に対して左右方向に位置決めできる。これにより、前面パネル10bが閉状態となったときに、窓部24はリモコン受信部52に対向し、窓部25は運転表示部53に対向し、窓部26は人検知部54a,54bに対向して配置される。
(本実施形態の空調室内機の特徴)
前面パネル10bの閉状態において、パネル係合部23が室内機本体90の上部に設けられた本体係合部11bに係合するので、前面パネル10bの左右方向中央付近の上部が室内機本体90から離れることを抑止できる。よって、前面パネル10bの閉状態において、空調室内機100の外観が好ましい。
また、前面パネル10bの裏面10sに位置決め部27,28が設けられているため、前面パネル10bの閉動作時に、位置決め部27,28を電装品箱50の左右側面に合わせることにより、前面パネル10bの窓部24をリモコン受信部52に対向させ、窓部25を運転表示部53に対向させ、窓部26を人検知部54a,54bに対向して配置させることができる。これにより、表示部51の光を空調室内機100の外部に鮮明に表示することができる。
さらに、前面グリル10aの本体係合部11bの上面11s及び前面パネル10bのパネル係合部23の下面23sは、前面パネル10bの閉状態において、後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面を有している。これにより、前面パネル10bの閉動作時に、パネル係合部23を上記傾斜面に沿って空調室内機200内部へ誘導することができる。また、本体係合部11bの斜面とパネル係合部23の斜面とが面同士で接触し、一点だけで部分接触しないので、閉動作時に力が分散され、一部に集中しない。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、前面グリル10aに設けられた本体係合部11bと、前面パネル10bに設けられたパネル係合部23とが係合する構成は、上述の実施形態に示す構成に限られない。具体的には、上述の実施形態では、パネル係合部23が本体係合部11bに向かって凸となるように緩やかに屈曲することで本体係合部11bに係合する構成となっているが、本体係合部11bとパネル係合部23とが係合する形状であると、上記形状に限られない。
また、上述の実施形態では、前面グリル10aの仕切壁11に本体係合部11bが設けられているが、本体係合部11bは仕切壁11に設けられる場合に限られない。例えば、本体係合部11bは、電装品箱50に設けられてもよい。この場合、前面パネル10bの閉状態において、パネル係合部23が電装品箱50に設けられた本体係合部に係合するので、前面パネル10bの窓部24,25,26を電装品箱50の表示部51に近接して配置することができる。これにより、表示部51(リモコン受信部52、運転表示部53、人検知部54a,54b)の光を空調室内機100外部により鮮明に表示することができる。
さらに、上述の実施形態では、前面パネル10bの裏面に2つの位置決め部27,28が設けられているが、前面パネル10bに位置決め部27,28が設けられなくてもよい。また、位置決め部27,28の形状、位置及び数等は、変更可能であり、前面パネル10bに1つの位置決め部だけが設けられてもよい。
加えて、上述の実施形態では、本体係合部11bの上面11s及びパネル係合部23の下面21sのいずれもが、後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面となっているが、いずれかの面だけが後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面であってもよい。また、いずれの面も傾斜していない構成でもよい。
また、上述の実施形態では、パネル係合部23が、前面パネル10bの裏面10s上端部において、左右方向の略中央付近に設けられているが、パネル係合部23が本体係合部11bに係合する位置に配置される限り、パネル係合部23の位置は変更可能である。
本発明を利用すれば、前面パネルを閉じた状態において空調室内機の外観を好ましくできる構成を提供できるため、空調室内機に有用である。
10a,210a 前面グリル
10b,210b 前面パネル
10s 裏面
11b 本体係合部
11s 上面(係合面)
14a,14b 支持部
23 パネル係合部
23s 下面(係合面)
24,25,26,224 窓部
27,28 位置決め部
50,250 電装品箱
51,251 表示部
90,290 室内機本体
100,200 空調室内機
本発明は、空調室内機に関する。
空調室内機として、ケーシングと、ケーシング内に収納された熱交換器及び室内ファンとを備えたものが知られている(特許文献1の図1等)。ケーシングは、一般的に、前面グリルと、前面グリルの前面を覆う前面パネルとを有している。前面パネルは、前面グリルの長手方向両端部の上部近傍に配置された一対の支持部によって支持され、支持部を中心に回転することで前面グリルに対して開閉可能となっている。
特開2011−208826号公報
ところで、前面パネルは、樹脂成型されているため、熱収縮等によって変形しやすい。変形した前面パネルを前面グリルに対して閉じると、前面パネルの長手方向中央付近の上部が前面グリルから遠ざかるように膨らんで撓むことがある。前面パネルが撓んだ部分では、前面グリルと前面パネルとの間に大きな隙間が形成されるので、外観上、好ましくない。
そこで、本発明は、前面パネルを閉じた状態において、前面パネルの長手方向中央付近の上部が室内機本体から離れることを抑止できる空調室内機を提供することを目的とする。
第1の発明に係る空調室内機は、室内機本体と、前記室内機本体に対して開閉可能な前面パネルとを備えた空調室内機であり、前記前面パネルは、前記室内機本体の長手方向両端部の上部近傍に配置された一対の支持部を中心に回転可能であり、前記一対の支持部間に配置され且つ閉状態において前記室内機本体の上部に設けられた本体係合部に係合するパネル係合部を有しており、前記前面パネルが閉じられるときに、前記本体係合部の上面と前記パネル係合部の下面とが接触して前記パネル係合部が前記室内機本体側に引き込まれる。
この空調室内機では、前面パネルの閉状態において、前面パネルのパネル係合部が室内機本体の上部に設けられた本体係合部に係合するので、前面パネルの長手方向中央付近の上部が室内機本体から離れることを抑止できる。よって、前面パネルの閉状態において、空調室内機の外観上の問題を解消することができる。
第2の発明に係る空調室内機は、第1の発明において、前記パネル係合部が、前記前面パネルの裏面から離れるように延在した後、室内機本体に向かって突出するように屈曲している。
の発明に係る空調室内機は、第1または第2の発明において、前記本体係合部及び前記パネル係合部の係合面の少なくとも一方は、閉状態において後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面である。
この空調室内機では、前面パネルの閉動作時に、パネル係合部を傾斜した係合面に沿って室内機内部へ誘導することができる。
の発明に係る空調室内機は、第3の発明において、前記本体係合部及び前記パネル係合部の係合面は、いずれも前記傾斜面である。
この空調室内機では、前面パネルの閉動作時に、本体係合部の傾斜面(係合面)とパネル係合部の傾斜面(係合面)とが面同士で接触する。これにより、前面パネルの閉動作時に力を分散させることができるので、接触部の一部に力が集中するのを抑止できる。
第5の発明に係る空調室内機は、第1〜第4の発明において、前記室内機本体は、閉状態において前記前面パネルの裏面に対向する表示部を含んだ電装品箱を有しており、前記本体係合部が、前記電装品箱に設けられている。
この空調室内機では、前面パネルの閉状態において、パネル係合部が電装品箱に設けられた本体係合部に係合するので、前面パネルを電装品箱に近接させることができる。そして、前面パネルに電装品箱の表示部を外部に視認させる窓部が設けられている場合は、窓部を表示部に近接させることができる。これにより、表示部の光を室内機外部に鮮明に表示することができる。
第6の発明に係る空調室内機は、第5の発明において、前記前面パネルは、その裏面に形成され且つ前記電装品箱の位置決めを行う位置決め部を有している。
この空調室内機では、前面パネルの裏面に位置決め部が設けられているため、前面パネルの閉動作時に、上記位置決め部によって前面パネルの窓部と電装品箱の表示部との位置合わせを行うことができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、前面パネルの閉状態において、前面パネルの長手方向中央付近の上部が室内機本体から離れることを抑止できるので、空調室内機の外観を好ましくすることができる。
の発明では、前面パネルの閉動作時に、パネル係合部を傾斜した係合面に沿って室内機内部へ誘導することができる。
の発明では、本体係合部とパネル係合部との係合面がいずれも傾斜面であるので、前面パネルの閉動作時に力を分散させることができる。よって、係合面の一部に力が集中するのを抑止できる。
第5の発明では、前面パネルの閉状態において、前面パネルの窓部を電装品箱の表示部に近接させることができるので、表示部の光を室内機外部に鮮明に表示することができる。
第6の発明では、前面パネルの閉動作時に、前面パネルの裏面に設けられた位置決め部によって、前面パネルの窓部と電装品箱の表示部との位置合わせを行うことができる。
本発明の実施形態に係る空調室内機の斜視図である。 空調室内機の断面図であり、図1のII−II線に沿った図である。 前面パネルを取り外した状態における空調室内機の斜視図である。 図3の本体係合部及び電装品箱周辺を示す拡大図である。 前面パネルを正面側からみた斜視図である。 前面パネルの背面図である。 前面パネルの閉状態における電装品箱周辺の概略断面図を示しており、(a)は本発明の実施形態に係る空調室内機の断面図であり、(b)は従来の空調室内機の断面図である。 前面パネルの閉動作を順に示す概略断面図である。
以下に、本発明の実施形態について、図1〜8を参照しつつ説明する。
(空調室内機の全体構成)
空調室内機100は、図1,2に示すように、壁掛けタイプであり、本体ケーシング10と、本体ケーシング10の内部に配置された熱交換器20、室内ファン30、フィルタ40、電装品箱50及び底フレーム60とを備えている。また、空調室内機100にはリモコンが付属されており、ユーザーがリモコン等を操作することによって、空調室内機100の操作を行うことができる。
本体ケーシング10は、図1,2に示すように、前面グリル10aと、前面グリル10aの前面側を覆う前面パネル10bと、前面グリル10aの後端部に配置された取付板10cとを有している。また、本体ケーシング10の上部には吸込口70が設けられ、下部には吹出口80が形成されている。そして、本実施形態では、前面グリル10aと、その内部に配置された熱交換器20、室内ファン30、フィルタ40、電装品箱50、及び底フレーム60とによって、室内機本体90が構成されている(図2,3参照)。
(前面グリル)
前面グリル10aは、図3に示すように、略直方体状に形成されており、前面側に、仕切壁11によって仕切られた2つの開口12,13が形成されている。2つの開口12,13は、左右方向に右から順に並んで位置され、内部にフィルタ40が収納されている。また、前面グリル10aの左右両端部の上部近傍には、前面パネル10bを支持する一対の支持部14a,14bが設けられている。支持部14a,14bは他方の支持部に向かって凹んだ凹部となっており、支持部14a,14bには、図6に示す前面パネル10bの突出部15a,15bが嵌まる。
図3に示すように、仕切壁11は、前面グリル10aの後上部から前面側まで延在した前面部11aと、前面部11aの下方に配置された本体係合部11bとを有している。本体係合部11bは、本体ケーシング10の上部に位置し、図4に示すように、前面部11aよりやや前方に配置されている。これにより、前面部11aと本体係合部11bとの間には隙間11cが形成されている(図7参照)。ここで、図4の拡大図に示すように、本体係合部11bの上面(係合面)11sは、後方に向かって(空調室内機100の内部に向かって)下方向に傾斜した傾斜面となっている(図7参照)。そして、前面パネル10bを前面グリル10aに対して閉じたときに、図5に示すように、本体係合部11bには、前面パネル10bの裏面10sに設けられたパネル係合部23が係合する(図5,6に示す「パネル係合部23」参照)。
(前面パネル)
図1に戻って、前面パネル10bは、本体ケーシング10の前面を覆う部材であり、前面グリル10aの左右両端部に設けられた一対の支持部14a,14bによって支持されている。これにより、前面パネル10bは、支持部14a,14bを中心に前面グリル10aに対して回動自在となっており、ヒンジ式に動作することができる。なお、本実施形態では、空調室内機100の長手方向を左右方向としている。また、前面パネル10bは、樹脂成型されている。
前面パネル10bの裏面10sには、図5,6に示すように、左右方向の略中央付近に、室内機本体90に向かって突出したパネル係合部23が設けられている。ここで、図5には、パネル係合部23等の位置関係を示しており、室内機本体90のうち仕切壁11及び電装品箱50を除く部品を省略している。
パネル係合部23は、図6に示すように、前面パネル10bの裏面10sの上端部に設けられ、前面パネル10bの左右両端部に設けられた突出部15a,15b間に位置している。また、パネル係合部23は、前面パネル10bの閉状態において、図7(a)に示すように、前面パネル10bの裏面10sから離れるように斜め下方に延在した後、室内機本体90に向かって突出するように屈曲している。これにより、パネル係合部23は、全体として本体係合部11b(前面グリル10aに設けられた本体係合部11b)に向かって凸状となるように緩やかに屈曲している。また、パネル係合部23の下面(係合面)23sは、後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面となっている。なお、図7(a)は電装品箱50周辺の空調室内機100の断面図を示しており、図5のVIIA-VIIA線に沿った図である。
また、図5,6に示すように、前面パネル10bの裏面10sには、右上部に、窓部24,25,26が右から順に設けられている。また、窓部24,25,26の左右両側には位置決め部27,28が設けられている。窓部24,25,26は、図5に示すように、室内機本体90の電装品箱50に対向する位置に配置され、電装品箱50の表示部51から発光される光を空調室内機100の外部から視認できるようにするものである。表示部51は、後述するように、リモコン受信部52と運転表示部53と人検知部54a,54bとを有しており、窓部24,25,26のうち、窓部24はリモコン受信部52に臨み、窓部25(25a,25b,25c,25d)は運転表示部53に臨み、窓部26は人検知部54a,54bに臨む。また、位置決め部27,28は、電装品箱50の左右両端に配置され、図6に示すように、室内機本体90に向かって突出している。2つの位置決め部27,28のうち右側の位置決め部27は、図5に示すように、前面パネル10bの閉状態において、電装品箱50の左側面の右方に配置され、電装品箱50の右側面に接する。一方、左側の位置決め部28は、電装品箱50の左側面の左方に配置され、電装品箱50の左側面に接する(図7参照)。
(本体ケーシング内部の構成)
図2に戻って、前面グリル10aと前面パネル10bと底フレーム60とによって立体空間が形成されており、その立体空間に、熱交換器20、室内ファン30、フィルタ40及び電装品箱50が配置されている。
熱交換器20は、側面視において両端が下方に向かって屈曲した逆V字状に形成され、底フレーム60に取り付けられている。熱交換器20では、通過する空気との間で熱交換が行われる。
室内ファン30は、熱交換器20の下方に配置され、室内から取り込んだ空気を、熱交換器20に当てて通過させた後、室内に吹き出す。
フィルタ40は、本体ケーシング10の前面パネル10bと熱交換器20との間に配置され、熱交換器20に向かって流入してくる空気に含まれる塵埃を除去する。
電装品箱50は、フィルタ40の前方に配置されている。また、電装品箱50は、図3に示すように、室内機本体90の右部に配置され、前面グリル10aに固定されている。
図4に示すように、電装品箱50には表示部51が設けられており、表示部51には、リモコンからの指令を受信するリモコン受信部52と、運転状態を表示する運転表示部53と、人の存在を検知する人検知部54a,54bとが右方から順に設けられている。運転表示部53は、右側から順に配置された4つの表示部53a,53b,53c,53dによって構成されている。
次に、前面パネル10bを前面グリル10aに対して閉じた状態について、図7を参照しつつ説明する。図7には、電装品箱周辺(空調室内機の前上部周辺)の部分断面図を示しており、図7(a)には本実施形態の空調室内機100の部分断面図を示し、図7(b)には従来の空調室内機200の部分断面図を示している。なお、図7では、断面を示すハッチングを一部省略している。また、図7では、室内機本体90,290の内部を省略して図示している。
(前面パネルの閉状態)
<従来>
図7(b)に示す従来の前面パネル210bは、本実施形態の前面パネル10bと同様に、樹脂成型されているため、熱収縮等で変形しやすい。前面パネル210bが熱収縮した状態で前面グリル210aに対して閉じられると、図7(b)に示すように、上部が室内機本体290から遠ざかるように膨らんで撓む。そのため、前面パネル210bの上部と前面グリル210aとの間の隙間210cが大きくなり、外観上、好ましくない。
また、前面パネル210bが室内機本体290の電装品箱250から遠ざかるため、前面パネル210bの窓部224を電装品箱250の表示部251に近づけることができない。その結果、表示部251から発光される光が周囲に漏れ、空調室内機200外部から表示部251の光を読み取ることができない。
<本実施形態>
本実施形態では、図7(a)に示すように、前面パネル10bの閉状態において、パネル係合部23が本体係合部11bに係合することにより、前面パネル10bの左右方向中央付近の上端部が、室内機本体90に引き寄せられる。その結果、前面パネル10bの左右方向中央付近の上端部と前面グリル10aとの間に、隙間が殆ど形成されない。したがって、前面パネル10bが熱収縮等によって変形しても、前面パネル10bの閉状態において、従来の空調室内機200で生じた外観上の問題を解決できる。
また、前面パネル10bの左右方向中央付近の上端部が室内機本体90側に引き寄せられることによって、前面パネル10bは電装品箱50に近接して配置される。そのため、前面パネル10bの窓部25dと、図5に示す窓部24,25a〜25c,26が電装品箱50の表示部51に近接して配置される(図5参照)。これにより、表示部51から発光される光が、周囲に漏れることなく、窓部24,25,26を通じて空調室内機200外部に発せられる。よって、空調室内機200外部から表示部51の光を鮮明に読み取ることができる。
続いて、本実施形態の前面パネル10bの閉動作時について、図8を参照しつつ説明する。なお、図8では、図7と同様に、前面パネル10bに断面を示すハッチングを付し、その他のハッチングを省略している。また、図8では、室内機本体90の内部を省略して示している。
(前面パネルの閉動作時)
前面パネル10bが閉じられるとき、図8に示すように、パネル係合部23の下面23sが本体係合部11bの上面11sに接する。ここで、パネル係合部23の下面23s及び本体係合部11bの上面11sは、いずれも傾斜しているため、パネル係合部23は、前面部11aと本体係合部11bとの間の隙間11cを通って室内機本体90側へ滑らかに引き込まれる。また、パネル係合部23の下面23s及び本体係合部11bの上面11sが面同士で接触し、一点だけで部分接触しないので、力が分散され一部に集中しない。
また、図5に示すように、前面パネル10bの裏面に設けられた2つの位置決め部27,28が電装品箱50の左右両側に配置されることによって、前面パネル10bの窓部24,25,26を表示部51(リモコン受信部52,運転表示部53、人検知部54a,54b)に対して左右方向に位置決めできる。これにより、前面パネル10bが閉状態となったときに、窓部24はリモコン受信部52に対向し、窓部25は運転表示部53に対向し、窓部26は人検知部54a,54bに対向して配置される。
(本実施形態の空調室内機の特徴)
前面パネル10bの閉状態において、パネル係合部23が室内機本体90の上部に設けられた本体係合部11bに係合するので、前面パネル10bの左右方向中央付近の上部が室内機本体90から離れることを抑止できる。よって、前面パネル10bの閉状態において、空調室内機100の外観が好ましい。
また、前面パネル10bの裏面10sに位置決め部27,28が設けられているため、前面パネル10bの閉動作時に、位置決め部27,28を電装品箱50の左右側面に合わせることにより、前面パネル10bの窓部24をリモコン受信部52に対向させ、窓部25を運転表示部53に対向させ、窓部26を人検知部54a,54bに対向して配置させることができる。これにより、表示部51の光を空調室内機100の外部に鮮明に表示することができる。
さらに、前面グリル10aの本体係合部11bの上面11s及び前面パネル10bのパネル係合部23の下面23sは、前面パネル10bの閉状態において、後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面を有している。これにより、前面パネル10bの閉動作時に、パネル係合部23を上記傾斜面に沿って空調室内機200内部へ誘導することができる。また、本体係合部11bの斜面とパネル係合部23の斜面とが面同士で接触し、一点だけで部分接触しないので、閉動作時に力が分散され、一部に集中しない。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、前面グリル10aに設けられた本体係合部11bと、前面パネル10bに設けられたパネル係合部23とが係合する構成は、上述の実施形態に示す構成に限られない。具体的には、上述の実施形態では、パネル係合部23が本体係合部11bに向かって凸となるように緩やかに屈曲することで本体係合部11bに係合する構成となっているが、本体係合部11bとパネル係合部23とが係合する形状であると、上記形状に限られない。
また、上述の実施形態では、前面グリル10aの仕切壁11に本体係合部11bが設けられているが、本体係合部11bは仕切壁11に設けられる場合に限られない。例えば、本体係合部11bは、電装品箱50に設けられてもよい。この場合、前面パネル10bの閉状態において、パネル係合部23が電装品箱50に設けられた本体係合部に係合するので、前面パネル10bの窓部24,25,26を電装品箱50の表示部51に近接して配置することができる。これにより、表示部51(リモコン受信部52、運転表示部53、人検知部54a,54b)の光を空調室内機100外部により鮮明に表示することができる。
さらに、上述の実施形態では、前面パネル10bの裏面に2つの位置決め部27,28が設けられているが、前面パネル10bに位置決め部27,28が設けられなくてもよい。また、位置決め部27,28の形状、位置及び数等は、変更可能であり、前面パネル10bに1つの位置決め部だけが設けられてもよい。
加えて、上述の実施形態では、本体係合部11bの上面11s及びパネル係合部23の下面21sのいずれもが、後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面となっているが、いずれかの面だけが後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面であってもよい。また、いずれの面も傾斜していない構成でもよい。
また、上述の実施形態では、パネル係合部23が、前面パネル10bの裏面10s上端部において、左右方向の略中央付近に設けられているが、パネル係合部23が本体係合部11bに係合する位置に配置される限り、パネル係合部23の位置は変更可能である。
本発明を利用すれば、前面パネルを閉じた状態において空調室内機の外観を好ましくできる構成を提供できるため、空調室内機に有用である。
10a,210a 前面グリル
10b,210b 前面パネル
10s 裏面
11b 本体係合部
11s 上面(係合面)
14a,14b 支持部
23 パネル係合部
23s 下面(係合面)
24,25,26,224 窓部
27,28 位置決め部
50,250 電装品箱
51,251 表示部
90,290 室内機本体
100,200 空調室内機

Claims (5)

  1. 室内機本体と、
    前記室内機本体に対して開閉可能な前面パネルとを備えた空調室内機であり、
    前記前面パネルは、
    前記室内機本体の長手方向両端部の上部近傍に配置された一対の支持部を中心に回転可能であり、
    前記一対の支持部間に配置され且つ閉状態において前記室内機本体の上部に設けられた本体係合部に係合するパネル係合部を有していることを特徴とする空調室内機。
  2. 前記室内機本体は、閉状態において前記前面パネルの裏面に対向する表示部を含んだ電装品箱を有しており、
    前記本体係合部が、前記電装品箱に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空調室内機。
  3. 前記前面パネルは、その裏面に形成され且つ前記電装品箱の位置決めを行う位置決め部を有していること特徴とする請求項2に記載の空調室内機。
  4. 前記本体係合部及び前記パネル係合部の係合面の少なくとも一方は、閉状態において後方に向かって下方向に傾斜した傾斜面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調室内機。
  5. 前記本体係合部及び前記パネル係合部の係合面は、いずれも前記傾斜面であることを特徴とする請求項4に記載の空調室内機。
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