JP2014070316A - ライナー及び段ボールシート - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷ムラを低減することができるライナー及びこれを有する段ボールシートを提供すること。
【解決手段】少なくとも表層及び裏層を有するライナーであって、上記表層の表面に少なくともサイズ剤が塗工されており、動的液体浸透性測定装置により測定した上記表面の浸透特性曲線のピーク出現時間が1.0秒以上1.5秒以下であることを特徴とする。動的液体浸透性測定装置により測定した上記表面の浸透特性曲線のW値が、1.2以上2.5以下であることが好ましく、また、上記サイズ剤の塗工量が0.01g/m以上0.10g/m以下であるとよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ライナー及び段ボールシートに関する。
従来、段ボールシートへの印刷には、一般的にフレキソ印刷が用いられている。フレキソ印刷は、大がかりな装置を必要とせず、経済性に優れるうえ、フレキソインキは水性で環境に優しいことから、今後は更に普及すると考えられる。段ボールシートにフレキソ印刷を行う場合、通常、フレキソインキがアニロックスロールを経てウレタン製等の版胴に転写され、段ボールシートのライナー表面に着肉することで印刷が行われる。ここで、印刷時の圧力が高いと、段ボールシートの中芯部分が潰れて段ボールシートの強度が低下するため、一般的には、極めて低い圧力(キスタッチ)で印刷が行われる。しかし、印刷時の圧力が低すぎるとインキ着肉性が低下し、印刷ムラの原因となる。
インキ着肉性を向上させるためには、一般的には、ライナー表面の平滑度を上げることが考えられる。しかし、ライナー表面の平滑度を上げるために、カレンダー圧やプレス圧を上げると、ライナーの紙厚が減少するため、圧縮強度が低下するおそれがある。また、段ボールシートは、ライナーと段繰り加工した中芯とが貼合されているため、段ボールシート表面には中芯の貼合領域と非貼合領域とでうねりが生じており、ライナー表面の平滑度を上げるだけでは、インキ着肉性の十分な向上効果が得られない。
そこで、フレキソ印刷におけるインキ着肉性等の印刷適性を向上させる方法として、ライナー表面にカチオン性樹脂を塗布する技術が開示されている(特開2004−232158号公報)。上記従来技術は、カチオン性樹脂を塗布することでライナー表面をカチオン性とし、アニオン性のフレキソインキをイオン的に引き合わせることによりインキ着肉性を向上させている。
しかしながら、上記従来技術では、ポリビニルアルコール(PVA)等の紙力剤がアニオン性であるため、表面強度を改善するためにPVA等の紙力剤を塗工すると、上記カチオン性樹脂とアニオン性紙力剤とが互いに反応して凝集物が発生するため塗工液に両者を同時に配合できない。また、凝集物が発生しないよう、カチオン性樹脂と紙力剤とを別々に塗工する方法も考えられるが、塗工工程が2段階となり生産性が悪く現実的ではない。
また、フレキソ印刷適性を向上させる技術として表層中の灰分含有量を特定範囲とし、特定の水溶性表面塗布剤を塗工したライナーの技術が開示されている(特開2005−200773)。しかし、表層面の吸水性の指標として接触時間120秒でのコッブ吸水度を用いており、フレキソ印刷での印刷ムラが十分改善されたものではない。
特開2004−232158号公報 特開2005−200773号公報
本発明は、上記事情に基づいてなされたものであり、本発明は、フレキソ印刷インキ、特に水性フレキソインキを用いた印刷における印刷ムラを低減することができるライナー及びこのライナーを有する段ボールシートを提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するためフレキソ印刷においてライナー表面にフレキソインキが接触した後のフレキソインキの紙層への瞬間的な浸透性の挙動に着目し鋭意研究を重ねた結果、ライナー表面に少なくともサイズ剤を塗工して、動的液体浸透性測定装置で測定した浸透特性曲線のピーク出現時間を特定範囲とすることで印刷ムラを低減できることを見出し、本発明を完成させた。
上記課題を解決するためになされた発明は、
少なくとも表層及び裏層を有するライナーであって、
上記表層の表面に少なくともサイズ剤が塗工されており、
動的液体浸透性測定装置により測定した上記表面の浸透特性曲線のピーク出現時間が1.0秒以上1.5秒以下であることを特徴とする。
本発明のライナーは、少なくとも表層及び裏層を有する2層以上で構成されるライナーであって、上記表層の表面に少なくともサイズ剤が塗工されており、表層の表面を動的液体浸透性測定装置により測定した浸透特性曲線のピーク出現時間が1.0秒以上1.5秒以下であることにより印刷ムラが低減されている。このように浸透特性曲線のピーク出現時間を特定範囲とすることで印刷ムラが低減される理由は定かではないが、おそらく当該ライナー表面にサイズ剤を塗工し、浸透特性曲線のピーク出現時間が上記範囲となるようにすることで、フレキソインキがライナー表面に接触した後、速やかにライナー内部に浸透することなくしばらく表層表面に留まるためであると推測される。つまり、ライナー表面にフレキソインキが着肉後、フレキソインキがライナー表面にしばらく留まることでライナーの表面方向にフレキソインキが広がり、その結果、直接フレキソインキが接触しなかった凹部にもフレキソインキが浸透し印刷ムラが低減されるものと思われる。
動的液体浸透性測定装置により測定した上記表面の浸透特性曲線のW値が、1.2以上2.5以下であるとよい。このように、動的液体浸透性測定装置により測定した浸透特性曲線のW値を上記範囲とすることにより、当該ライナー表面の平滑性に応じたフレキソインキの吸液性が得られ、印刷ムラをさらに低減することができる。
上記サイズ剤の塗工量が0.01g/m以上0.10g/m以下であるとよい。このようにサイズ剤の塗工量を上記範囲とすることにより、ピーク出現時間が上記特定範囲となるような塗工液の被膜を表層表面に形成しやすくなる。その結果、当該ライナーの印刷ムラをより低減することができる。
本発明には、上記ライナーを有する段ボールシートも含まれる。本発明の段ボールシートは、上記ライナーを用いることにより、印刷ムラを低減することができるため、段ボールシートに加工した後の印刷に好適に使用することができる。
なお、本発明における上記W値とは、図1に示すように動的液体浸透性測定装置により測定された浸透特性曲線における斜線部分の面積を示す値である。
以上説明したように、本発明のライナー及びこのライナーを有する段ボールシートは、フレキソ印刷での印刷ムラを低減することができる。
図1は浸透特性曲線を示す。
以下、本発明のライナー及びこのライナーを有する段ボールシートの実施の形態を詳説する。
<ライナー>
当該ライナーは、少なくとも表層及び裏層を有し、表層の表面に少なくともサイズ剤が塗工されている。但し、表層、中層、裏層からなる3層構造とすること、表層、表下層、中層及び裏層からなる4層構造とすること、5層以上の複数層構造とすること等もできる。いずれの形態とするにおいても、当該ライナーにおいて重要な要素となるのは、表層の表面側の物性であり、具体的には、当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が1.0秒以上1.5秒以下を示す。
[表層]
表層は、パルプを主成分とするパルプスラリーを抄紙することによって形成することができる。
(パルプ)
表層の主成分となるパルプとしては、例えば、広葉樹晒クラフトパルプ、針葉樹晒クラフトパルプ、広葉樹未晒クラフトパルプ、針葉樹未晒クラフトパルプ、広葉樹亜硫酸パルプ、針葉樹亜硫酸パルプ等が挙げられる。また、木材繊維を含む主原料として、化学的に処理されたパルプ、木材以外の繊維原料であるケナフ、麻、葦等の非木材繊維を主原料として化学的に処理されたパルプやチップを機械的にパルプ化したグランドパルプ、木材又はチップに化学薬品を添加しながら機械的にパルプ化したケミグランドパルプ、及びチップを柔らかくなるまで蒸解した後、レファイナー等でパルプ化したセミケミカルパルプ等のバージンパルプ及び、段ボールや新聞紙、チラシ等の古紙のほか、塗工紙、非塗工紙、地券、カラー印刷された紙、白黒印刷された紙などを含む雑誌古紙、製本印刷工場等より発生する印刷の無いアート紙などの裁落等も使用することができる。
なお、上記パルプはリサイクル性の点から古紙パルプを用いることが好ましい。表層における全パルプに対する古紙パルプの使用量としては50質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましい。当該ライナーによれば、表層の表面にサイズ剤が塗工され、動的液体浸透性測定装置により測定した表面の浸透特性曲線のピーク出現時間が特定範囲であるため古紙パルプを多く用いても印刷ムラを低減することができる。
(内添サイズ剤)
表層用のパルプスラリーには、内添サイズ剤を添加することができる。表層用パルプスラリーに内添するサイズ剤の量を少なくすると当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が短くなる傾向があり、他方、表層用パルプスラリーに内添するサイズ剤の量を多くすると当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が長くなる傾向がある。内添サイズ剤としては、例えばロジンサイズ、アルキルケテンダイマー(AKD)、アルケニル無水コハク酸(ASA)、アクリル系サイズ剤等の公知の内添サイズ剤を用いることができる。これらの中でもロジンエマルジョンサイズ剤が好ましい。内添サイズ剤としてロジンエマルジョンサイズ剤を用いることにより吸水性の細やかな調節を行うことができ、動的液体浸透性測定装置により測定した表層表面のピーク出現時間を上記特定の数値範囲に調整しやすくなる。
内添サイズ剤の添加量としては、パルプスラリーへの添加量として、パルプ繊維1tに対して、固形分で8kg以上30kg以下が好ましく、10kg以上20kg以下がより好ましく、12kg以上18kg以下がさらに好ましい。内添サイズ剤の添加量を上記範囲とすることで、表層の表面に塗工するサイズ剤の紙内部への過剰な浸透を抑制することができ、表層表面のピーク出現時間を上記特定の数値範囲とすることにより、当該ライナーの印刷ムラをより低減することができる。
上記のとおり、当該ライナー表層用のパルプスラリーに内添するサイズ剤の量を調整することによって当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間を調節することができる。なお、他の層におけるサイズ剤の添加量は上記要素に対する大きな影響がなく、他の層のパルプスラリーに内添するサイズ剤の量は適宜調整することができ、内添しないこともできる。
(硫酸バンド)
表層用のパルプスラリーには、硫酸バンドを添加することが好ましい。表層を構成するパルプスラリーとして古紙パルプを使用する場合は、パルプスラリーに内添する硫酸バンドの量を少なくすると、当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が短くなる傾向があり、他方、表層用パルプスラリーに内添する硫酸バンドの量を多くすると当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が長くなる傾向がある。硫酸バンドの添加量としては、有姿でパルプスラリーへの添加量として、パルプ繊維1tに対して、38kg以上60kg以下が好ましく、40kg以上55kg以下がより好ましく、43kg以上50kg以下がさらに好ましい。硫酸バンドの添加量を上記範囲とすることによって、表層の表面に塗工するサイズ剤の紙内部への過剰な浸透を抑制することができ、表層表面のピーク出現時間を上記特定の数値範囲と調節しやすくなり、当該ライナーの印刷ムラをより低減することができる。
当該ライナーの場合、パルプ繊維1tに対して、サイズ剤を8kg以上30kg以下となるように添加し、且つ、硫酸バンドを43kg以上50kg以下となるように添加することが特に好ましい。このようにサイズ剤と硫酸バンドとを上記数値範囲となるよう添加することで、表層の表面に塗工するサイズ剤の紙内部への浸透を適度な範囲にするとともに塗工するサイズ剤を表層表面に留め、より容易に表層表面のピーク出現時間を上記特定の数値範囲に調節しやすくなり、当該ライナーの印刷ムラをより低減することができる。
上記のとおり、当該ライナー表層用のパルプスラリーに内添する硫酸バンドの量を調整することによって当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間を調節することができる。なお、他の層における硫酸バンドの添加量は上記要素に対する大きな影響がなく、他の層のパルプスラリーに内添する硫酸バンドの量は適宜調整することができ、内添しないこともできる。
(内添紙力剤)
表層用のパルプスラリーには、上記パルプの他に内添紙力剤を添加することができる。表層用パルプスラリーに内添する紙力剤の量を少なくすると当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が短くなる傾向があり、他方、表層用パルプスラリーに内添する紙力剤の量を多くすると当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が長くなる傾向がある。内添紙力剤としては、乾燥紙力剤や湿潤紙力剤があり、乾燥紙力剤としては、例えばカチオン澱粉、両性澱粉等の澱粉、ポリアクリルアミド(PAM)、共重合PAM、両性PAM、カルボキシメチルセルロース(CMC)等が挙げられ、湿潤紙力剤としては、例えばポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂、尿素樹脂、酸コロイド・メラミン樹脂、熱架橋性付与PAM等が挙げられる。これらのうち、動的液体浸透性測定装置により測定した表面の浸透特性曲線のピーク出現時間を長くする観点や罫線割れが生じにくい観点から澱粉が好ましい。
上記内添紙力剤の電荷としては特に限定されず、カチオン性、アニオン性又は両性のいずれを用いてもよい。これらのうち、微小異物の発生が少なく、比圧縮強さの向上効果に優れ、吸水性の細やかな調節に優れる点で両性の内添紙力剤が好ましく、特に両性澱粉が好ましい。
内添紙力剤の添加量としては、パルプスラリーへの添加量として、パルプ繊維1tに対して、固形分で3.0kg以上6.0kg以下が好ましく、3.0kg以上5.5kg以下がより好ましい。内添紙力剤の添加量を上記範囲とすることで、表層表面のピーク出現時間を上記特定の数値範囲に調節しやすくなり、当該ライナーの印刷ムラをより低減することができ好ましい。なお、内添紙力剤の添加量が上記下限未満では、当該ライナーの圧縮強さを向上させる効果が低下するおそれがあり、一方、内添紙力剤の添加量が上記上限を超えると、当該ライナーの圧縮強さは向上するものの罫線割れが生じるおそれがある。
上記のとおり、当該ライナー表層用のパルプスラリーに内添する紙力剤の量を調整することによって当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間を調節することができる。なお、他の層における紙力剤の添加量は上記要素に対する大きな影響がなく、他の層のパルプスラリーに内添する紙力剤の量は当該ライナーに要望される圧縮強さなどに応じ適宜調整することができる。
(その他の内添添加剤)
表層用のパルプスラリーには、上記以外に、例えば、定着剤、滑剤、填料分散剤、pH調整剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、紫外線吸収材、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、蛍光消去剤等の公知の種々の内添添加剤を単独で、あるいは2種以上を混合して添加してもよい。
(外添サイズ剤)
また、当該ライナーは、表層の表面にサイズ剤が塗工されている。当該ライナーの表層の表面に塗布するサイズ剤の量を少なくすると当該ライナー表層表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が短くなる傾向があり、他方、表層の表面に塗布するサイズ剤の量を多くすると当該ライナー表層表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が長くなる傾向がある。このサイズ剤としては、公知のものが用いられ、例えば、スチレン系サイズ剤、オレフィン系サイズ剤、アルキルケテンダイマー、アルケニル無水コハク酸、ロジン等を使用することができる。これらの中でも、浸透特性曲線のピーク出現時間を調節しやすい点でオレフィン系サイズ剤が好ましい。
サイズ剤の塗工量としては、0.01g/m以上0.10g/m以下が好ましく、0.02g/m以上0.05g/m以下がより好ましい。サイズ剤の塗工量が上記上限を超えると当該ライナー表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が長くなりすぎ、フレキソ印刷での滲みの発生や、インキの引きずり汚れ等を招来するおそれがある。一方、サイズ剤の塗工量が上記下限未満の場合、当該ライナー表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が短くなりすぎ、その結果、当該ライナーのフレキソ印刷での印刷ムラが悪化するおそれがある。
当該ライナーの場合、表層表面にサイズ剤を0.02g/m以上0.05g/m以下塗工することに加え、表層用のパルプスラリーに内添するサイズ剤をパルプ繊維1tに対して8kg以上30kg以下となるように添加し、且つ、硫酸バンドを43kg以上50kg以下となるように添加しておくことにより、外添サイズ剤を表層表面に留め、より容易に表層表面のピーク出現時間を上記特定の数値範囲に調節しやすくなり、当該ライナーの印刷ムラをより低減することができ好ましい。
(外添紙力剤)
当該ライナーは、上記表層の表面に紙力剤を塗工することが好ましい。当該ライナーの表層の表面に塗布する紙力剤の量は、当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間への影響は少ないが、紙力剤を塗工することにより当該ライナー表層の表面の表面強度を上げ紙粉等の脱落を防止でき好ましい。外添紙力剤としては、例えばポリビニルアルコール(PVA)、酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、酵素変性澱粉、カチオン澱粉、両性澱粉、ポリアクリルアミド(PAM)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂、尿素樹脂、酸コロイド・メラミン樹脂、熱架橋性付与PAM等が挙げられる。これらのなかでも、被膜性が高く塗布量が少なくても表面強度が向上し、ひいては罫線割れが発生しにくい点でPVAが好ましい。
紙力剤の塗工量としては、0.05g/m以上0.30g/m以下が好ましく、0.08g/m以上0.20g/m以下がより好ましい。紙力剤の塗工量が上記下限を下回ると当該ライナー表面の表面強度が低下するおそれがある。一方、紙力剤の塗工量が上記上限を超えると、罫線割れが発生するおそれや、段ボールの滑りの問題を引き起こすおそれがある。
(その他)
当該ライナーは、表層の表面に上記紙力剤及びサイズ剤以外に、本発明の目的を損なわない範囲において、例えば顔料、分散剤、pH調整剤、消泡剤、防腐剤、蛍光染料、離型剤、染料、耐水化剤、流動変性剤、着色顔料等を塗工してもよい。
表層の坪量としては、20g/m以上40g/m以下が好ましく、25g/m以上35g/m以下がより好ましい。表層の坪量が上記上限を超えると軽量化の要請に反するおそれがある。一方、表層の坪量が上記下限未満の場合、当該ライナーの平滑性が低下し、W値が上記好適な範囲から外れやすくなるおそれがある。なお、表層の坪量は、抄紙の際の付け量で調整することができる。
表層のフリーネスとしては、表層をJIS−P8220(1998)に準拠して離解して得られる離解パルプのフリーネスとして、150ml以上350ml以下が好ましく、180ml以上300ml以下がより好ましい。表層を離解して得られる離解パルプのフリーネスが高くなると、当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が短くなる傾向があり、他方、表層を離解して得られる離解パルプのフリーネスが低くなると、当該ライナー表層の表面の動的液体浸透特性曲線のピーク出現時間が長くなる傾向がある。
<品質等>
当該ライナーは、動的液体浸透性測定装置により測定した上記表面の浸透特性曲線のピーク出現時間が、1.0秒以上1.5秒以下であり、1.2秒以上1.4秒以下であることが好ましい。ピーク出現時間が上記上限を超えると、当該ライナーのサイズ性が高すぎて、インキ着肉後のインキの紙内部への浸透が過度に妨げられることにより、フレキソインキの紙層への浸透が遅く印面の太りが発生するおそれや、インキの引きずり汚れ等を招来するおそれがある。一方、ピーク出現時間が上記下限未満の場合、フレキソインキの紙層への浸透が良すぎフレキソインキがライナー表面に留まることによる印面向上効果が低下し、印刷ムラが生じるおそれがある。なお、上記ピーク出現時間とは、動的液体浸透性測定装置としてEmtec社製の「SURFACE AND SIZING TESTER(EST−12)」を使用して得られる浸透特性曲線における信号強度が最大値を示す時間である。
また、当該ライナーは、動的液体浸透性測定装置により測定した上記表面の浸透特性曲線のピーク出現時間が、1.0秒以上1.5秒以下であることに加え、動的液体浸透性測定装置により測定した上記表面の浸透特性曲線のW値が、1.2以上2.5以下であることが好ましく、1.5以上2.0以下であることがより好ましい。W値を上記範囲にすることにより当該ライナー表面の平滑性に応じたフレキソインキの吸液性が得られ、印刷ムラをさらに低減することができ好ましい。W値が上記上限を超えると、当該ライナー表面の平滑性に対する当該ライナーのサイズ性が高すぎて、インキ着肉後のインキの紙内部への浸透が過度に妨げられることにより、フレキソインキの紙層への浸透が遅く印面の太りが発生するおそれや、インキの引きずり汚れ等を招来するおそれがある。一方、W値が上記下限未満の場合、当該ライナー表面の平滑性に対するフレキソインキの紙層への浸透が良すぎフレキソインキがライナー表面に留まることによる印面向上効果が低下し、印刷ムラが生じるおそれがある。なお、上記W値は、動的液体浸透性測定装置としてEmtec社製の「SURFACE AND SIZING TESTER(EST−12)」を使用して得られる浸透特性曲線において、図1に示す斜線部分の面積である。
当該ライナーの表面の動的液体浸透性測定装置における浸透開始から3秒後の信号強度としては、信号強度の最大値に対して95%以下となることが好ましく、93%以下となることがより好ましい。動的液体浸透性測定装置における浸透開始から3秒後の信号強度が上記上限を超えると、インキ着肉後のインキの紙内部への浸透が過度に妨げられることにより、インキの引きずり汚れ等を招来するおそれがある。なお、上記信号強度は、動的液体浸透性測定装置としてEmtec社製の「SURFACE AND SIZING TESTER(EST−12)」を使用して測定した値である。
当該ライナーのJIS−P8124(1998)「紙及び板紙−坪量測定方法」に準拠して測定した坪量としては、特に限定されず、100g/m以上320g/m以下が好ましく、120g/m以上300g/m以下が好ましい。当該ライナーの坪量が上記上限を超えると近年の軽量化、省資源化の要請に反することとなる。一方、当該ライナーの坪量が上記下限未満の場合、強度が低下するおそれや段ボールシートに加工すると波うちが発生し外観が悪くなるおそれがある。
<ライナーの製造方法>
当該ライナーは、少なくとも表層と裏層を有する2層以上の紙層に対応する原料パルプスラリーを抄紙することによって得られる多層構造体の表層の表面に、紙力剤及びサイズ剤を塗工することによって製造することができる。当該ライナーは、一般に製紙に用いられるシステムで製造することができ、具体的には、例えばワイヤーパート、プレスパート、プレドライヤーパート、コーターパート、カレンダーパート、リールパートを含む製紙システム等を用いることができる。
上記紙力剤及びサイズ剤等を表層表面へ塗工するための塗工装置としては特に限定されず、例えばエアナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコーター及びゲートロールコーター、サイズプレス等のロールコーター、ベルバパコーター等が適宜使用される。
<段ボールシート>
本発明の段ボールシートは、上記ライナーを有する。当該段ボールシートは、ライナーとして表層の表面に少なくともサイズ剤を塗工し、動的液体浸透性測定装置により測定した浸透特性曲線のピーク出現時間を特定範囲とした当該ライナーを用いているため、フレキソ印刷での印刷ムラを低減することができる。
<段ボールシートの製造方法>
当該ライナーを用いて段ボールシートを製造する方法は特に限定されず、例えばシングルフェーサで段ボールシート用中芯を波状に形成(段繰り加工)し、この中芯の一方段頂部に貼合用の接着剤(接着剤水溶液)を塗布した後、当該ライナーと貼り合せて片面段ボールシートを作成し、次に、この片面段ボールシートの中芯の他方段頂部にグルーマシンで貼合用の接着剤(接着剤水溶液)を塗布してダブルフェーサに送り、ヒーティングパートで中芯の他方段頂部側に当該ライナーを貼りあわせ、熱板等で加熱した後、クーリングパートで冷却することにより当該段ボールシートを得ることができる。なお、当該段ボールシートの一方のライナーだけに、当該ライナーを用いることもできる。
貼合用の接着剤としては、例えば澱粉等が挙げられ、具体的には、水、糊化澱粉(α化澱粉)、未糊化澱粉(β澱粉)、アルカリ化合物、硼素化合物等で構成される。主成分となる未糊化澱粉(β澱粉)としては、例えばとうもろこし澱粉、小麦澱粉、じゃがいも澱粉、タピオカ澱粉等の各種生澱粉やリン酸エステル化澱粉、アミノ化澱粉等のカチオン基で澱粉を化学修飾したカチオン化澱粉、酸で加水分解させ分子量を調整した酸化澱粉、α−アミラーゼで加水分解し分子量を調整した酵素変性澱粉等の化学変性された各種加工澱粉等を用いることができる。また、糊化澱粉(α化澱粉)としては、例えば酸加水分解澱粉、カチオン化澱粉、酵素変性澱粉等の加工澱粉やハイアミロース澱粉等が挙げられる。また、耐水性を要求される耐水性には、例えばアクリル、SBR等の合成樹脂や澱粉と合成樹脂を混合した接着剤を用いることができる。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下においては、特に断りのない限り、%は質量%を、薬品添加量はパルプ絶乾質量(t)当たりの固形分質量(kg)を意味する。
本実施例における各測定値は、以下の方法にて測定した値である。
[ピーク出現時間(単位:秒)]
動的液体浸透性測定装置として、Emtec社製の「SURFACE AND SIZING TESTER(EST−12)」を使用し、信号強度が最大値を示すピーク出現時間を測定した。具体的には、ライナーを抄紙流れ方向に50mm、幅方向75mmに裁断した測定用試験片の裏層側を両面粘着テープでサンプルホルダーに固定し、このサンプルホルダーを試験液である温度23℃の蒸留水に浸漬させて、超音波周波数2MHzにてライナーの表面の信号強度を測定した。なお、ピーク出現時間が遅い程、液体浸透性が低い(サイズ性が高い)ことを意味する。
[W値]
動的液体浸透性測定装置として、Emtec社製の「SURFACE AND SIZING TESTER(EST−12)」を使用してW値を測定した。具体的には、ライナーを抄紙流れ方向に50mm、幅方向75mmに裁断した測定用試験片の裏層側を両面粘着テープでサンプルホルダーに固定し、このサンプルホルダーを試験液である温度23℃の蒸留水に浸漬させて、超音波周波数2MHzにて浸透特性曲線を作成し、ライナー表面のW値を測定した。なお、W値とは、紙の表面の粗さや表面の多孔性の特性を表す指標であり、W値が大きくなる程、表面が粗いことを意味する。
[3秒後の信号強度(単位:%)]
動的液体浸透性測定装置として、Emtec社製の「SURFACE AND SIZING TESTER(EST−12)」を使用して得られる浸透特性曲線における3秒後の信号強度を、ピーク時の信号強度を100%として相対的にあらわした。測定条件は上記ピーク出現時間の測定条件と同様である。
[坪量(単位:g/m)]
JIS−P8124(1998)に記載の「紙及び板紙−坪量測定方法」に準拠して測定した。
[印刷ムラ]
得られたライナーを中芯と貼合機で貼り合わせた段ボールシートを実機フレキソ印刷機を用い、110線のアニロックスロールを用いて、フレキソインク(FK−99:サカタインクス製)をベタ印刷しフレキソ印刷面の印面ムラについて、下記の目視評価を行った。中芯として、いわき大王製紙(株)製の強化芯(180g/m)を使用した。
◎:印刷カスレがなく均一性に優れている。
○:印刷カスレはないが、やや濃淡ムラがみられる。
△:印刷カスレがみられる。
×:印刷カスレが甚だしい。
[実施例1]
(表層用パルプスラリーの調製)
表層用パルプスラリーとしては、白物古紙パルプ(白アート古紙)100質量%を配合したものに、以下に記載の内添サイズ剤、硫酸バンド及び内添紙力剤を配合したものを用いた。なお、このパルプスラリーのJIS−P8121(1995)「パルプのろ水度試験方法」に準拠して測定したフリーネスは245mlだった。
[内添サイズ剤]
「R-1600(ロジンエマルジョンサイズ剤)」東邦化学株式会社製、12kg/t
[硫酸バンド]
「液体硫酸バンド(酸化アルミニウム8%)」朝日化学工業株式会社製、有姿で45kg/t
[内添紙力剤]
「OPTIBOND(両性澱粉)」日本NSC株式会社製、固形分で4kg/t
(第二紙層用パルプスラリーの調製)
第二紙層用パルプスラリーとしては、白物古紙パルプ100質量%配合したものに、以下に記載の内添紙力剤を配合し、硫酸バンドでpHが6.5となるように調製したものを用いた。なお、このパルプスラリーのJIS−P8121(1995)「パルプのろ水度試験方法」に準拠して測定したフリーネスは270mlだった。
[内添紙力剤]
「ハーマイドRB−236(両性PAM)」ハリマ化成株式会社製、6.5kg/t
(裏層用パルプスラリーの調製)
裏層用パルプスラリーとしては、段ボール古紙パルプ40質量%と雑誌古紙パルプ60質量%とを配合したものに、以下に記載の内添紙力剤を配合し、硫酸バンドでpHが6.5となるように調製したものを用いた。なお、このパルプスラリーのJIS−P8121(1995)「パルプのろ水度試験方法」に準拠して測定したフリーネスは284mlだった。
[内添紙力剤]
「ハーマイドRB−236(両性PAM)」ハリマ化成株式会社製、2.9kg/t
上記表層用、第二紙層用、及び裏層用パルプスラリーを用いて多層抄きすることで、3層構造の積層体を得た。各層の付け量は、表層35g/m、第二紙層65g/m、裏層70g/mとした。
得られた積層体の表層の表面に、以下に記載の紙力剤及びサイズ剤を含有する塗工液を塗工した。
[外添紙力剤]
「ポバールS75」株式会社クラレ製、塗工量0.13g/m
[外添サイズ剤]
「ポリマロン1329(オレフィン系表面サイズ剤)」荒川化学工業株式会社製、塗工量0.02g/m
[実施例2〜16及び比較例1〜3]
表層用パルプスラリーの原料パルプ、フリーネス、内添サイズ剤、硫酸バンド、内添紙力剤の添加量、外添サイズ剤の塗工量を表1に示すように替えたこと以外は実施例1と同様にして各ライナーを得た。なお、実施例13では内添紙力剤として以下に記載の共重合PAM(ポリアクリルアミド)を、実施例14では表面サイズ剤として以下に記載のスチレン系サイズ剤を用いた。また、実施例15では表層原料パルプとして白物古紙パルプをレファイナーにて叩解しフリーネス157mlに調製したものを用い、実施例16では白物古紙パルプを分級処理しフリーネスを350mlに調製したものを用いた。
[内添紙力剤]
「DS4690(共重合ポリアクリルアミド紙力増強剤)星光PMC成株式会社製
[外添サイズ剤]
「ハーサイズKN−279(スチレン系表面サイズ剤)」ハリマ化成株式会社
[評価]
得られた各ライナーを用いて段ボールシートを作成し、印刷ムラについて上記評価方法にて評価した。結果を表1に示す。
Figure 2014070316
表1に示されるように、本発明のライナーによれば、印刷ムラの発生が低減されていることがわかる。
本発明のライナーは、フレキソ印刷での印刷ムラを低減することができるため、本発明のライナー及びこのライナーを有する段ボールシートは、印刷に好適に用いることができる。

Claims (4)

  1. 少なくとも表層及び裏層を有するライナーであって、
    上記表層の表面に少なくともサイズ剤が塗工されており、
    動的液体浸透性測定装置により測定した上記表面の浸透特性曲線のピーク出現時間が、1.0秒以上1.5秒以下であることを特徴とするライナー。
  2. 動的液体浸透性測定装置により測定した上記表面の浸透特性曲線のW値が、1.2以上2.5以下である請求項1に記載のライナー。
  3. 上記サイズ剤の塗工量が0.01g/m以上0.10g/m以下である請求項1又は請求項2に記載のライナー。
  4. 請求項1、請求項2又は請求項3に記載のライナーを有する段ボールシート。

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