JP2014069473A - 積層発泡シートの製造方法、発泡成形品の製造方法、及び、熱成形用積層発泡シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】炭化水素系の発泡剤の存在下においてポリスチレン系樹脂を押出機内で溶融混練し、該溶融混練された混練物を押出発泡させて前記発泡剤が残存しているポリスチレン系樹脂発泡シートを作製する発泡シート作製工程、前記発泡シート作製工程で得られたポリスチレン系樹脂発泡シートの表面を加熱溶融させたポリスチレン系樹脂でラミネートして該ラミネートした前記ポリスチレン系樹脂からなる非発泡層と前記ポリスチレン系樹脂発泡シートからなる発泡層とを有する積層発泡シートを作製する積層工程、及び、前記積層工程で得られた積層発泡シートを前記非発泡層側から加熱する加熱処理工程、を実施して、前記ポリスチレン系樹脂発泡シート発泡層に残存していた発泡剤の一部が該ポリスチレン系樹脂発泡シートからなる前記発泡層から前記非発泡層に移行された積層発泡シートを作製することを特徴とする積層発泡シートの製造方法を提供する。
【選択図】 なし
Description
特に、ポリスチレン系樹脂発泡シート(以下、単に「発泡シート」ともいう)、或いは、ポリスチレン系樹脂発泡シートに非発泡なポリスチレン系樹脂フィルムを積層して該ポリスチレン系樹脂フィルムからなる非発泡層と前記ポリスチレン系樹脂発泡シートからなる発泡層とを有する積層発泡シートを前記原料シートとして得られる発泡状態の樹脂成形品(発泡成形品)は、軽量でありながら強度に優れ、断熱性などにも優れることから、トレー型や丼型の食品容器などとして広く用いられている。
この内、ポリスチレン系樹脂フィルムを後から発泡シートにラミネートする方法については、ポリスチレン系樹脂フィルムと発泡シートとを熱ロール間を通過させるのに際して該熱ロールで加熱しつつ加圧することでこれらを積層一体化させる熱ラミネートなどと呼ばれる方法や、フラットダイなどで加熱溶融させたポリスチレン系樹脂を発泡シート上にフィルム状に押出して該発泡シートの表面を加熱溶融させた前記ポリスチレン系樹脂でラミネートする押出ラミネートなどと呼ばれる方法が採用されたりしている。
例えば、前記発泡シートを使った熱成形においては、真空成形型や圧空成形型を使って発泡シートに製品形状を形成させる成形工程が実施される前に発泡シートを成形に適した軟化状態とするための予備加熱工程が実施されるが、この予備加熱工程においては発泡剤の作用によって発泡シートを二次発泡させてその厚みを増大させるとともにその気泡の内圧を上げた状態にさせることが次いで行われる成形工程における成形性を良好なものとさせる上において重要な要素となっている。
また、炭化水素系の発泡剤は、ポリスチレン系樹脂の可塑剤として機能することが知られており、発泡シート中における適度な発泡剤の存在が、熱成形において有利に作用することが知られている(下記特許文献2の段落〔0011〕参照)。
しかし、熱成形用の積層発泡シートに対し、その成形性を向上させるのに特に有効な手法は確立されておらず上記要望を満足させることが困難な状況となっている。
そして、炭化水素系の発泡剤は、ポリスチレン系樹脂を可塑化させる効果を有することから積層発泡シートの非発泡層にも発泡層と同様の機構により可塑化効果を発揮させ得る。
従って、発泡剤を含有していない非発泡層を有する積層発泡シートに比べて、非発泡層と発泡層との熱機械特性を近似させることができ、積層発泡シートの成形性を向上させうる。
即ち、本発明によれば高品質な発泡成形品を簡便に製造させ得る。
本実施形態に係る積層発泡シートは、熱可塑性樹脂からなる原料シートを予備加熱して軟化させる予備加熱工程と、該予備加熱された前記原料シートに成形型を使って製品形状を形成させる成形工程とが実施される樹脂成形品の熱成形において前記原料シートとして用いられるもので、且つ、炭化水素系の発泡剤を含有するポリスチレン系樹脂発泡シートからなる発泡層と該発泡層に積層されたポリスチレン系樹脂からなる非発泡層との前記2層構造を有する熱成形用の積層発泡シートである。
具体的には、前記非発泡層に前記発泡剤が0.02質量%以上0.2質量%以下の割合で含有され前記発泡層に前記発泡剤が1.0質量%以上3.5質量%以下の割合で含有されて優れた成形性が当該熱成形用積層発泡シートに備えられている。
従って、本実施形態においては、発泡剤の種類やポリスチレン系樹脂の種類などによらず、当該発泡剤による積層発泡シートの成形性の改善効果を顕著化させるとともに発泡成形品において非発泡層の効果を十分に発揮させ得る点において前記非発泡層における発泡剤の含有量を0.02質量%以上0.2質量%以下の範囲内としている。
従って、本実施形態においては、発泡剤の種類やポリスチレン系樹脂の種類などによらず、熱成形によって高品質な発泡成形品をより確実に形成させ得る点において前記発泡層における発泡剤の含有量を1.0質量%以上3.5質量%以下の範囲内としている。
また、前記発泡層と前記非発泡層とは、それぞれ単独種類のポリスチレン系樹脂によって形成させる必要はなく、ポリスチレン系樹脂の複数を混合した混合樹脂やポリスチレン系樹脂の1種以上をベース樹脂とし、これにポリスチレン系樹脂以外の他の樹脂を混合した混合樹脂を用いて形成させてもよい。
また、前記発泡層には、その形成時において利用される気泡調整剤などの添加剤も含有させうる。
該気泡調整剤としては、タルク、マイカ、シリカ、珪藻土、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カリウム、硫酸バリウム、ガラスビーズなどの無機化合物、ポリテトラフルオロエチレンなどの有機化合物からなる粉末を採用させ得る。
なお、前記非発泡層は、前記発泡層の1/5以下の厚みであることが好ましく、前記発泡層の1/10以下の厚みであることが特に好ましい。
連続気泡率(%)=100×(V1−V2)/V1
本実施形態においては、例えば、
(a)炭化水素系の発泡剤の存在下においてポリスチレン系樹脂を押出機内で溶融混練し、該溶融混練された混練物を押出発泡させて前記発泡剤が残存しているポリスチレン系樹脂発泡シートを作製する発泡シート作製工程、
(b)前記発泡シート作製工程で得られたポリスチレン系樹脂発泡シートの表面を加熱溶融させたポリスチレン系樹脂でラミネートして該ラミネートした前記ポリスチレン系樹脂からなる非発泡層と前記ポリスチレン系樹脂発泡シートからなる発泡層とを有する積層発泡シートを作製する積層工程、及び、
(c)前記積層工程で得られた積層発泡シートを前記非発泡層側から加熱する加熱処理工程、を実施し、
前記ポリスチレン系樹脂発泡シートに残存していた発泡剤の一部が該ポリスチレン系樹脂発泡シートからなる発泡層から前記非発泡層に移行された積層発泡シートを作製させることができる。
そのため、上記のような好ましい割合で発泡剤を残存させた発泡シートを得るためには、押出機への発泡剤の圧入量を調整するだけでなく、押出された発泡体の冷却条件をも調整することが好ましい。
例えば、吐出口から押出された直後の発泡体に対して内周面側と外周面側との両方から風冷を行って、表面付近をいち早く冷却するとともに該表面付近の気泡膜厚をある程度以上確保させることにより発泡シートからの発泡剤の散逸を効果的に抑制させることができる。
即ち、本実施形態に係る積層発泡シートは、前記送出機と前記巻取機とを共働させて発泡シートを長さ方向移動させるとともに前記フラットダイから発泡シートの幅方向全域に行き渡るように加熱溶融させたポリスチレン系樹脂を吐出させ、該加熱溶融されたポリスチレン系樹脂で上面側がラミネートされた状態の発泡シートを前記厚み矯正ロール間を通過させ、上側の厚み矯正ロールで前記ラミネートされたポリスチレン系樹脂を十分に冷却するとともにその表面を平滑化させることによって、面内均一な厚みを有する非発泡層を前記発泡シートからなる発泡層の上側に積層させた状態に作製することができる。
従って、単に非発泡層への発泡剤の移行量をある程度以上に確保させることだけを考慮すると、発泡シート作製工程後、比較的、短期間の間に当該積層工程を実施することが好ましい。
しかし、発泡シートの表面付近において気泡中の発泡剤と空気との置換がある程度進行していない状態で溶融ポリスチレン系樹脂によるラミネートを実施すると、発泡層と非発泡層との間に発泡剤による発泡を生じて数平方ミリメートルの大きさの界面剥離を生じたりするおそれを有する。
また、仮に該積層工程においてこのような界面剥離が肉眼で確認できない場合でも、熱成形において顕在化するおそれを有する。
該加熱処理工程は、前記積層工程において矯正ロールを通過した後、前記巻取機に巻き取られる前の積層発泡シートに対して実施しても良い。
即ち、積層工程に連続して当該熱処理工程を実施しても良い。
また、一旦、積層発泡シートをロール状に巻き取った後に、例えば、12時間から10日間程度の期間を開けた後に当該熱処理工程を実施してもよい。
この発泡剤の移行の機構については、明確に特定はされていないが、前記積層工程における溶融ポリスチレン系樹脂のラミネートに際して発泡シートの表面から発泡剤が溶融ポリスチレン系樹脂に僅かに移行し、該ポリスチレン系樹脂で形成される非発泡層においてポリスチレン系樹脂の分子間に発泡剤分子が入り込み、該非発泡層が十分に冷却された後も発泡剤を移行させやすい状態になるためであると見られる。
そして、その後の加熱処理工程によって発泡剤の移行が促進されて熱成形における成形性の改善効果を顕在化させる程度に非発泡層が発泡剤によって可塑化されるものと見られる。
なお、加熱処理工程を行わなくても、例えば、積層工程から30日以上の長期の時間をかければ、ある程度の発泡剤が発泡層から非発泡層へと移行することが期待できる。
しかし、その場合には、非発泡層に0.02質量%以上0.2質量%以下の割合で発泡剤が含有される前に発泡層側における発泡剤の含有量が1.0質量%未満となって熱成形における十分な二次発泡性を期待できなくなる場合がある。
このように本実施形態においては、非発泡層に0.02質量%以上0.2質量%以下の発泡剤を含有し、且つ発泡層に1.0質量%以上3.5質量%以下の発泡剤を含有している積層発泡シートをより確実に作製し得ることから、前記加熱処理工程を実施している。
(x)積層発泡シートを予備加熱して軟化させる予備加熱工程、
(y)前記予備加熱された積層発泡シートに成形型を使って製品形状を形成させる成形工程、及び、
(z)前記製品形状の形成された積層発泡シートを、該製品形状の外縁に沿って切断し、積層発泡シートから製品(発泡成形品)を切り出すトリミング工程、
を実施すればよい。
即ち、本実施形態においては、従来の積層発泡シートを用いる場合に比べて良好な成形性が当該成形工程において積層発泡シートに発揮され、偏肉、しわ、シート破れなどの不具合が発生するおそれを従来の積層発泡シートを用いる場合に比べて抑制させ得る。
なお、従来、丼容器やカップ容器のようなトレー容器に比べて成形工程において深絞りが必要になる発泡成形品は、非発泡層と発泡層との伸びの違いによって良品を得ることが十分に容易なものとはなっていないために本発明の発泡成形品の製造方法をこのような容器の製造に適用することでその効果をより顕著なものとすることができる。
さらに、本実施形態においては、発泡層と非発泡層との2層構造の積層発泡シートを例示して本発明の積層発泡シートについて説明を行ったが、例えば、2層の非発泡層で発泡層を挟み込んだ非発泡層/発泡層/非発泡層の3層構造を有する積層発泡シートも本発明の積層発泡シートとして意図する範囲のものである。
また、発泡シートと樹脂フィルムとの間に加熱溶融させたポリスチレン系樹脂を押出して、該ポリスチレン系樹脂で発泡シートと樹脂フィルムとを貼り合せた発泡層/非発泡層/非発泡層の3層構造を有する積層発泡シートも本発明の積層発泡シートとして意図する範囲のものである。
さらに、共押出等によって複数の発泡層が積層された発泡シートに対して加熱溶融されたポリスチレン系樹脂をラミネートして作製される(例えば、発泡層/発泡層/非発泡層の3層構造を有する)積層発泡シートも本発明の積層発泡シートとして意図する範囲のものである。
また、3層以上の4層、5層構造を有する積層発泡シートについても本発明の積層発泡シートとして意図されていることは説明するまでもなく当然の事柄である。
(発泡シート作製工程)
イソブタン62質量%、ノルマルブタン38質量%の割合で含有する混合ブタンをポリスチレン系樹脂ポリスチレン系樹脂[PSジャパン社製、商品名「G0002」、MFR:1.6g/10min、重量平均分子量(Mw):2.8×105、Z平均分子量(Mz):5.3×105、Mz/Mw:1.9]と押出機で溶融混練し、該押出機内で前記混合ブタンを3.27質量%の割合で含有する溶融混練物を作製し、該溶融混練物を押出発泡させて厚み2.1mm、坪量240g/m2、密度0.114g/cm3、発泡層の残存発泡剤量が2.77質量%の発泡シートを作製した。
上記の発泡シートを常温(20℃〜40℃)において28日間養生した後、該発泡シートの一面側にポリスチレン系樹脂[東洋スチレン社製ハイインパクトポリスチレン、商品名「E641N」、MFR:3.6g/10min、重量平均分子量(Mw):2.4×105、Z平均分子量(Mz):4.2×105、Mz/Mw:1.8]を樹脂温度が250℃になる条件で加熱溶融したものをラミネートし、厚み114μm(坪量120g/m2)の非発泡層を備えた積層発泡シートを作製した。
該積層発泡シートに対し、非発泡層側の表面から15cm離れた位置から90℃の熱風を吹き付け、該積層発泡シートを非発泡層側から加熱する熱処理工程を実施した。
積層発泡シートを厚み方向にスライスし、該スライスを非発泡層側から0.1mm厚みで実施し、得られた非発泡層試料における発泡剤含有量を下記により評価した。
また、発泡層についても同様に評価した。
試料(発泡層、非発泡層)10〜20mgを20ml専用ガラスバイアルに精秤密封し、パーキンスエルマー社製ヘッドスペースサンプラー「TurboMatrixHS40」にセットし、160℃で30分間加熱後、パーキンスエルマー社製ガスクロマトグラフ「Clarus500GC」(検出器:FID)を用いて定量した。
ヘッドスペースサンプラーにおける測定条件は、ニードル温度160℃、試料導入時間0.08分、トランスファーライン温度160℃、ガスクロマトグラフにおける測定条件は、カラムをJ&W社製DB−1(0.25mmφ×60m、膜厚1μm、カラム温度:50℃で6分間、40℃/分で250℃まで昇温、250℃で1.5分間)、キャリアガスをヘリウム(導入条件:18psiで10分間、0.5psi/分で24psiまで増量)、注入口温度(200℃)とした。
測定値を樹脂質量100質量部に対する値に換算した。
結果を、下記表に示す。
なお、この積層発泡シートは、時間の経過ごとに成形性が良好であった。
特に、積層発泡シート作製後、21日目以降のものは成形性が良好であった。
Claims (4)
- 炭化水素系の発泡剤の存在下においてポリスチレン系樹脂を押出機内で溶融混練し、該溶融混練された混練物を押出発泡させて前記発泡剤が残存しているポリスチレン系樹脂発泡シートを作製する発泡シート作製工程、
前記発泡シート作製工程で得られたポリスチレン系樹脂発泡シートの表面を加熱溶融させたポリスチレン系樹脂でラミネートして該ラミネートした前記ポリスチレン系樹脂からなる非発泡層と前記ポリスチレン系樹脂発泡シートからなる発泡層とを有する積層発泡シートを作製する積層工程、及び、
前記積層工程で得られた積層発泡シートを前記非発泡層側から加熱する加熱処理工程、を実施して、
前記ポリスチレン系樹脂発泡シートに残存していた前記発泡剤の一部が該ポリスチレン系樹脂発泡シートからなる前記発泡層から前記非発泡層に移行された積層発泡シートを作製することを特徴とする積層発泡シートの製造方法。 - 前記非発泡層に前記発泡剤が0.02質量%以上0.2質量%以下の割合で含有され、前記発泡層に前記発泡剤が1.0質量%以上3.5質量%以下の割合で含有されている積層発泡シートを作製する請求項1記載の積層発泡シートの製造方法。
- 炭化水素系の発泡剤の存在下においてポリスチレン系樹脂を押出機内で溶融混練し、該溶融混練された混練物を押出発泡させて前記発泡剤が残存しているポリスチレン系樹脂発泡シートを作製する発泡シート作製工程、
前記発泡シート作製工程で得られたポリスチレン系樹脂発泡シートの表面を加熱溶融させたポリスチレン系樹脂でラミネートして該ラミネートした前記ポリスチレン系樹脂からなる非発泡層と前記ポリスチレン系樹脂発泡シートからなる発泡層とを有する積層発泡シートを作製する積層工程、及び、
前記積層工程で得られた積層発泡シートを前記非発泡層側から加熱する加熱処理工程、が実施されて作製され、且つ、前記ポリスチレン系樹脂発泡シートに残存していた前記発泡剤の一部が該ポリスチレン系樹脂発泡シートからなる前記発泡層から移行されて前記非発泡層に含有されている積層発泡シートを用い、
該積層発泡シートを予備加熱して軟化させる予備加熱工程と、該予備加熱された前記積層発泡シートに成形型を使って製品形状を形成させる成形工程とを実施して発泡成形品を作製することを特徴とする発泡成形品の製造方法。 - 熱可塑性樹脂からなる原料シートを予備加熱して軟化させる予備加熱工程と、該予備加熱された前記原料シートに成形型を使って製品形状を形成させる成形工程とが実施される樹脂成形品の熱成形において前記原料シートとして用いられ、炭化水素系の発泡剤を含有するポリスチレン系樹脂発泡シートからなる発泡層と該発泡層に積層されたポリスチレン系樹脂からなる非発泡層とを有する熱成形用積層発泡シートであって、
前記非発泡層に前記発泡剤が0.02質量%以上0.2質量%以下の割合で含有され前記発泡層に前記発泡剤が1.0質量%以上3.5質量%以下の割合で含有されていることを特徴とする熱成形用積層発泡シート。
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