JP2014069415A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014069415A
JP2014069415A JP2012216865A JP2012216865A JP2014069415A JP 2014069415 A JP2014069415 A JP 2014069415A JP 2012216865 A JP2012216865 A JP 2012216865A JP 2012216865 A JP2012216865 A JP 2012216865A JP 2014069415 A JP2014069415 A JP 2014069415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
cylinder
molding machine
injection molding
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012216865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5839491B2 (ja
Inventor
Koishi Rai
磊 雷
Hiroshi Yokoyama
拓 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012216865A priority Critical patent/JP5839491B2/ja
Priority to TW102122178A priority patent/TWI522227B/zh
Priority to CN201310258024.2A priority patent/CN103707479B/zh
Priority to KR1020130114220A priority patent/KR101521708B1/ko
Publication of JP2014069415A publication Critical patent/JP2014069415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5839491B2 publication Critical patent/JP5839491B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/78Measuring, controlling or regulating of temperature
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/72Heating or cooling
    • B29C45/74Heating or cooling of the injection unit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】計量工程の条件出しを支援できる射出成形機を提供すること。
【解決手段】射出成形機10は、成形材料が供給されるシリンダ11と、シリンダ11内に回転自在に且つ軸方向に移動自在に配設されるスクリュ13と、シリンダ11の温度、スクリュ13の回転数、及びスクリュ13の背圧についての設定を支援する設定支援部60とを備える。設定支援部60は、シリンダ11の設定温度、スクリュ13の設定回転数、及びスクリュ13の設定背圧の組合せと、該組合せを評価するための評価値とを対応付けて記憶する記憶部64を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機に関する。
射出成形機は、成形材料としての樹脂ペレットが供給されるシリンダと、シリンダ内に配設されるスクリュと、シリンダを加熱する加熱源(例えばヒータ)とを備える。スクリュのねじ溝内に供給された樹脂は、スクリュの回転に伴ってシリンダ内を前方に移動しながら、徐々に溶融される。スクリュの前方に一定量の溶融樹脂が蓄えられると、スクリュが前進させられ、シリンダの先端部に形成されるノズルから溶融樹脂が射出され、金型装置のキャビティ空間に充填される。充填された溶融樹脂を固化させることによって成形品が得られる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−103875号
成形品の品質の安定化には、溶融樹脂を計量する計量工程の条件出しが重要である。
従来、計量工程の設定は、ユーザの経験や勘等に頼って、試行錯誤で求められ、ユーザの熟練度によっては条件出しに時間がかかっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、計量工程の条件出しを支援できる射出成形機の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による射出成形機は、
成形材料が供給されるシリンダと、
該シリンダ内に回転自在に且つ軸方向に移動自在に配設されるスクリュと、
前記シリンダの温度、前記スクリュの回転数、及び前記スクリュの背圧についての設定を支援する設定支援部とを備え、
該設定支援部は、前記シリンダの設定温度、前記スクリュの設定回転数、及び前記スクリュの設定背圧の組合せと、該組合せを評価するための評価値とを対応付けて記憶する記憶部を有する。
本発明によれば、計量工程の条件出しを支援できる射出成形機が提供される。
本発明の一実施形態による射出成形機を示す図である。 本発明の一実施形態による計量モータの回転トルク(計量トルク)の実績値を示す図である。 本発明の一実施形態によるスクリュの背圧の実績値を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。以下、樹脂の射出方向を前方とし、樹脂の射出方向とは反対方向を後方として説明する。
図1は、本発明の一実施形態による射出成形機を示す図である。図1に示すように、射出成形機10は、シリンダ11内で溶融した樹脂をノズル12から射出し、図示されない金型装置内のキャビティ空間に充填する。金型装置は固定金型及び可動金型で構成され、型締め時に固定金型と可動金型との間にキャビティ空間が形成される。キャビティ空間で冷却固化された樹脂は、型開き後に成形品として取り出される。成形材料としての樹脂ペレットは、ホッパ16からシリンダ11の後部に供給される。
尚、ホッパ16の代わりに、シリンダ11に樹脂ペレットを定量供給する材料供給装置(例えばスクリュフィーダ)が設けられてもよい。
射出成形機10は、シリンダ11と、シリンダ11内に配設されるスクリュ13と、シリンダ11を加熱する複数の加熱源H〜Hと、シリンダ11の後部を冷却する冷却装置30とを備える。
スクリュ13は、シリンダ11内に回転自在に且つ軸方向に移動自在に配設される。スクリュ13は、スクリュ回転軸14と、スクリュ回転軸14の周りに螺旋状に設けられるフライト15とを一体的に有する。スクリュ13が回転すると、スクリュ13のフライト(ねじ山)15が動き、スクリュ13のねじ溝内に供給された樹脂ペレットが前方に送られる。
スクリュ13は、軸方向に沿って後方(ホッパ16側)から前方(ノズル12側)にかけて、供給部13a、圧縮部13b、計量部13cとして区別される。供給部13aは、樹脂を受け取り前方に搬送する部分である。圧縮部13bは、供給された樹脂を圧縮しながら溶融する部分である。計量部13cは、溶融した樹脂を一定量づつ計量する部分である。スクリュ13のねじ溝の深さは、供給部13aで深く、計量部13cで浅く、圧縮部13bにおいて前方に向かうほど浅くなっている。
尚、スクリュ13の構成は特に限定されない。例えばスクリュ13のねじ溝の深さは、一定であってもよい。また、スクリュ圧縮比が一定であってもよい。スクリュ圧縮比はねじ溝の容積比のことであり、ねじ溝の深さ、フライトピッチ、フライト幅等で決まる。
加熱源H〜Hとしては、例えばシリンダ11を外側から加熱するヒータが用いられる。ヒータは、シリンダ11の外周に沿って環状に巻き付けられるバンドヒータであってよい。
複数の加熱源H〜Hは、シリンダ11の軸方向に沿って配列され、シリンダ11を軸方向に複数のゾーン(図1では4つのゾーンZ〜Z)に分けて個別に加熱する。各ゾーンZ〜Zの温度は温度センサS〜Sにより測定され、その測定結果はコントローラ60に供給される。コントローラ60は。各ゾーンZ〜Zの温度が設定温度になるように、各加熱源H〜Hに供給される電力を制御する。尚、ノズル12にも加熱源が設けられてよい。
冷却装置30は、複数の加熱源H〜Hよりも後方に設けられる。冷却装置30は、シリンダ11の後部を冷却し、シリンダ11の後部やホッパ16内で樹脂ペレットのブリッジ(塊化)が生じないように、樹脂ペレットの表面が溶融しない温度にシリンダの後部の温度を保つ。冷却装置30は、水や空気等の冷媒の流路31を有する。
射出成形機10は、シリンダ11内でスクリュ13を回転させる駆動源としての計量モータ41を備える。計量モータ41の回転は、ベルトやプーリ等の連結部材42を介して、射出軸43に伝えられ、スクリュ13が回転される。尚、計量モータ41はダイレクトドライブモータであってもよく、例えば計量モータ41の出力軸と射出軸43とが同軸的に連結されてもよい。
射出成形機10は、シリンダ11内でスクリュ13を軸方向に移動させる駆動源としての射出モータ51を備える。射出モータ51の回転はボールねじ軸52に伝えられる。ボールねじ軸52の回転により前後進するボールねじナット53はプレッシャプレート54に固定されている。プレッシャプレート54は、ベースフレーム(図示せず)に固定されたガイドバー55、56に沿って移動可能である。プレッシャプレート54の前後進運動は、圧力検出器(例えばロードセル)57、ベアリング58、射出軸43を介してスクリュ13に伝えられ、スクリュ13が進退される。スクリュ13の位置は、プレッシャプレート54に取り付けられる位置検出器59で検出される。
射出成形機10の動作は、コントローラ60によって制御される。コントローラ60は、CPU61、制御プログラム等を格納するROM62、演算結果等を格納する読書き可能なRAM63、ハードディスク等の記憶部64、入力インターフェイス、出力インターフェイス、タイマ、及びカウンタ等で構成される。コントローラ60は、ROM62又は記憶部64に記憶されたプログラムをCPU61で実行させることにより、各種機能を実現する。
次に、射出成形機10の動作について説明する。
射出成形機10は、金型装置を閉じる型閉じ工程、金型装置を締める型締め工程、金型装置内に溶融樹脂を流し込む充填工程、流し込んだ樹脂に圧力をかける保圧工程、保圧工程後に金型装置内で樹脂を固化させる冷却工程、次の成形品のための溶融樹脂を計量する計量工程、金型装置を開く型開き工程、及び型開き後の金型装置から成形品を突き出す突き出し工程を行う。射出成形機10は、これらの工程を繰り返し行うことにより、成形品を繰り返し製造する。成形サイクルの短縮のため、計量工程は、冷却工程の間に行われてよい。
計量工程では、コントローラ60は、計量モータ41を駆動し、スクリュ13を回転させる。スクリュ13の回転数は、計量モータ41の回転数を検出するエンコーダ41aによって検出され、検出結果はコントローラ60に供給される。コントローラ60は、スクリュ13の回転数が設定回転数になるように、計量モータ41に供給される電流を制御する。このとき、コントローラ60は、計量モータ41に供給される電流(計量モータ41のトルク)を電流センサ46で監視する。
計量モータ41を駆動し、スクリュ13を回転させると、スクリュ13のフライト(ねじ山)15が動き、スクリュ13のねじ溝内に供給された樹脂ペレットが前方に送られる。樹脂は、シリンダ11内を前方に移動しながら、シリンダ11からの熱等で加熱され、シリンダ11の先端部において完全に溶融した状態となる。スクリュ13の前方に溶融樹脂が蓄積されるにつれ、スクリュ13は後退する。
スクリュ13が後退する間、コントローラ60は射出モータ51を駆動しスクリュ13に背圧を加える。スクリュ13の背圧は圧力検出器57で検出され、検出結果はコントローラ60に供給される。コントローラ60は、スクリュ13の背圧が設定背圧になるように、射出モータ51に供給される電流を制御する。
スクリュ13が後退する間、コントローラ60はスクリュ13の位置を位置検出器58で監視する。スクリュ13が計量完了位置まで後退し、スクリュ13の前方に所定量の樹脂が蓄積されると、コントローラ60は、計量モータ41の駆動を停止させ、スクリュ13の回転を停止させる。
計量工程後、コントローラ60は、スクリュ13を回転させずに後退させるサックバック工程を行ってもよい。サックバック工程では、コントローラ60はスクリュ13の後退速度が設定速度になるように、射出モータ51を駆動する。スクリュ13がサックバック完了位置まで後退すると、コントローラ60は、射出モータ51の駆動を停止させる。
充填工程では、コントローラ60は、射出モータ51を駆動し、スクリュ13を前進させ、型締め状態の金型装置内のキャビティ空間に溶融樹脂を押し込む。スクリュ13の前進速度(樹脂の射出速度)は位置検出器59で検出され、検出結果はコントローラ60に供給される。尚、スクリュ13の前進速度は、射出モータ51の回転数を検出するエンコーダ51aでも検出可能である。コントローラ60は、スクリュ13の前進速度が設定速度になるように、射出モータ51に供給される電流を制御する。スクリュ13の設定速度は、スクリュ位置に応じて段階的に変更されてよい。コントローラ60は、充填工程の間、位置検出器59でスクリュ13の位置を監視する。スクリュ13の位置がV/P切換位置に達すると、コントローラ60が保圧工程を開始する。尚、充填開始時からの経過時間がV/P切換時間に達すると、コントローラ60が保圧工程を開始してもよい。
保圧工程では、コントローラ60は、スクリュ13に加える圧力(樹脂の射出圧)を圧力検出器57で検出し、樹脂の射出圧が設定圧になるように射出モータ51を駆動する。
ところで、成形品の品質の安定化には、計量工程においてスクリュ13の前方に蓄えられる溶融樹脂の温度の安定化が重要であり、スクリュ13の動作によって樹脂で生じうる剪断熱量をできるだけ低減することが重要である。剪断熱量は、制御困難であるので、安定性を損なう原因となる。剪断熱は、主にスクリュ13の樹脂を圧縮する圧縮部13bで生じる。圧縮部13bにおける樹脂の温度が低くなるほど、圧縮部13bにおける樹脂が固く、計量モータ41の回転トルクが高く、剪断熱量が多くなる。
剪断熱量は、シリンダ11の設定温度、スクリュ13の設定回転数、及びスクリュ13の設定背圧の組合せの影響をうける。シリンダ11(特にゾーンZ、Z)の設定温度が低くなるほど、圧縮部13bに供給される樹脂の温度が低温になり、剪断熱量が多くなる。また、スクリュ13の設定回転数が高くなるほど、単位時間当たりに圧縮部13bに供給される樹脂が増え、樹脂温度が低くなり、剪断熱量が多くなる。また、スクリュ13の設定背圧が高くなるほど、単位時間当たりに圧縮部13bに供給される樹脂が増え、樹脂温度が低くなり、剪断熱量が多くなる。従って、シリンダ11の設定温度、スクリュ13の設定回転数、及びスクリュ13の設定背圧の組合せが、剪断熱量に影響を与える。
本実施形態ではコントローラ60が、シリンダ11の温度、スクリュ13の回転数、及びスクリュ13の背圧についての設定を支援する設定支援部として機能する。尚、設定支援部は、加熱源H〜H、計量モータ41、及び射出モータ51を制御するコントローラ60と別に設けられてもよい。
コントローラ60は、シリンダ11の設定温度、スクリュ13の設定回転数、及びスクリュ13の設定背圧(以下、単に「3つの設定値」ともいう)の組合せと、該組合せを評価するための評価値とを対応付けて記憶する記憶部64を有する。3つの設定値の組合せ、及び評価値は、記憶部64に例えば表形式で記憶されてよい。尚、評価値などの記憶場所は特に限定されない。評価値などのデータを記憶する記憶部64として、ROM62又はRAM63が用いられてもよい。
記憶部64に記憶されるシリンダ11の設定温度は、複数のゾーンZ〜Zのうち、全てのゾーンZ〜Zの設定温度でもよいし、一部のゾーン(例えばゾーンZ、Z)の設定温度であってもよい。設定支援対象のゾーンの設定温度が記憶部64に記憶されていればよい。
記憶部64に記憶される評価値は、剪断熱量を表す値であってよく、例えば計量工程中の所定時間の間における計量モータ41の回転トルクの変化量であってよい。
図2は、本発明の一実施形態による計量モータの回転トルク(計量トルク)の実績値を示す図である。図3は、本発明の一実施形態によるスクリュの背圧の実績値を示す図である。図2及び図3において、横軸は計量工程開始からの経過時間を表す。
図2に示すように、計量モータ41の回転トルクは、計量工程開始後、急激に上昇し、その後、緩やかに上昇する傾向にある。計量モータ41の回転トルクは、電流センサ46の検出結果に基づいて算出される。
また、図3に示すように、スクリュ13の背圧は、計量工程の開始と共に上昇し、その後、設定背圧で保持される。
本発明者等は、実験の結果、計量工程中の所定時間Δtの間における計量モータ41の回転トルクの変化量(例えば上昇量)ΔTが大きくなるほど、剪断熱量が多くなりやすく、成形品の品質の安定性が損なわれることを見出した。そこで、剪断熱量を表す値として、変化量ΔTを用いることにした。
変化量ΔTの計測開始時刻t1は、スクリュ13の背圧が設定背圧に達する時刻t2よりも後であってよい。スクリュ13の背圧の変動の影響を排除できる。
コントローラ60は、ユーザの入力操作を受け付ける入力部71と接続されている。入力部71は、テンキーなどで構成され、3つの設定値の候補を入力する操作を受け付け、受け付けた結果をコントローラ60に供給する。
ユーザは、3つの設定値についてそれぞれ候補を入力してもよいし、3つの設定値のうち、1つのみ又は2つのみについて候補を入力してもよい。各設定値について入力される候補の数は、1つでも、複数でもよい。複数の候補の代わりに、上限値及び下限値の少なくとも一方が入力されてもよい。
先ず、(1)ユーザが3つの設定値それぞれについて1つの候補を入力する場合について説明する。この場合、コントローラ60は、記憶部64を参照して、入力された3つの設定値の適否を判定する。
コントローラ60は、入力部71で入力操作がなされると、記憶部64を参照して、入力された3つの設定値に対応する評価値を調べる。入力された3つの設定値の組合せが記憶部64に記憶されていない場合、コントローラ60は、入力された3つの設定値に近い組合せを記憶部64から抽出し、抽出した組合せ、及び抽出した組合せに対応する評価値に基づいて、入力された3つの設定値に対応する評価値を予測してよい。予測方法としては、内挿法、外挿法などが挙げられる。
次いで、コントローラ60は、調べた評価値に基づいて、入力された3つの設定値の適否を判定する。例えば、コントローラ60は、調べた評価値が良好な場合(例えば変化量ΔTが所定値未満の場合)、剪断熱量が少ないと判断し、ユーザの設定が適切であると判定する。また、コントローラ60は、調べた評価値が良好でない場合(例えば変化量ΔTが所定値以上の場合)、剪断熱量が多いと判断し、ユーザの設定が不適切であると判定する。
このように、コントローラ60がユーザの設定の適否を判定するので、計量工程の条件出しを支援することができる。
コントローラ60は、液晶ディスプレイなどで構成される表示部72と接続されている。表示部72は、コントローラ60による制御下で、判定結果を画像でユーザに通知する。判定結果は、音声でユーザに通知されてもよい。
尚、実施形態では、入力部71と、表示部72とが別に設けられるが、例えばタッチパネルとして、一体に設けられてもよい。
コントローラ60は、ユーザの設定を不適切と判定した場合、記憶部64を参照して、評価値が良好な値となるように(例えば変化量ΔTが所定値未満となるように)、入力された3つの設定値を補正してよい。例えば、記憶部64に記憶されている複数の組合せの中から、入力された3つの設定値に近く、且つ、評価値の良好な組合せが補正値として用いられる。
記憶部64がシリンダ11の設定温度の補正、スクリュ13の設定回転数の補正、及びスクリュ13の設定背圧の補正の優先度を示す優先度データを記憶している場合、コントローラ60は、記憶部64に記憶された優先度データに従って、入力された3つの設定値を補正してよい。
コントローラ60は、評価値が良好な値になるように、最も優先度の高い設定値のみを補正し、2番目に優先度の高い設定値、及び最も優先度の低い設定値を補正しない。この補正で評価値が良好な値にならない場合、コントローラ60は、2番目に優先度の高い設定値を補正する。この補正では、2番目に優先度の高い設定値と共に、最も優先度の高い設定値を補正してもよいが、最も優先度の低い設定値は補正しない。2番目に優先度の高い設定値の補正でも評価値が良好な値とならない場合、コントローラ60は、最も優先度の低い設定値を補正する。この補正では、3つの設定値全てが補正されてもよい。意図した順序で補正が行われるので、他の成形条件(例えば、樹脂の種類や冷却時間など)との兼ね合いで変更の難しい設定値の補正をできるだけ回避できる。
記憶部64に記憶された優先度データは、ユーザによる入力部71での入力操作に応じて更新されてよい。他の成形条件との兼ね合いで変更の難しい設定値の種類が変わることがあるので、ユーザの利便性が良い。
コントローラ60は、補正した設定値を用いて計量工程を制御してよい。また、コントローラ60は、補正した設定値を用いて計量工程を制御する前に、補正した設定値を用いてよいかどうかをユーザに確認する確認画像を表示部72で表示させてよい。確認画像を見たユーザが入力部71で所定の入力を行うと、コントローラ60は補正した設定値を用いて計量工程を制御する。
尚、入力された3つの設定値が適切である場合、コントローラ60は、入力された3つの設定値を用いて計量工程を制御してよい。
コントローラ60は、計量工程で測定した実際の評価値(例えば変化量ΔT)と、目標の評価値との偏差に基づいて、当該計量工程で用いた設定値を補正し、補正した設定値で次回の計量工程を制御してもよい。
コントローラ60は、計量工程で測定した実際の評価値(例えば変化量ΔT)と、当該計量工程で用いた3つの設定値の組合せとを対応付けて、記憶部64に追加で記憶させてもよい。また、コントローラ60は、入力部71での入力操作に応じて、記憶部64のデータを更新してもよい。
(2)ユーザが3つの設定値それぞれについて候補を入力し、且つ、少なくとも1つの設定値の候補として上限値及び下限値の少なくとも一方を入力する(指定する)場合、上記(1)の場合と同様の処理をコントローラ60が行ってよい。尚、上記(1)の場合と異なり、ユーザの設定の適否を判定せずに、ユーザの設定を補正してもよい。「補正」は、ユーザの指定した範囲で最適な設定値を求めることを含む。ユーザの指定した範囲内での最適化では、評価値が良好な値とならない場合、上記(1)の場合と同様の補正を行ってよい。
(3)ユーザが3つの設定値のうち、1つのみ又は2つのみについて候補を入力する場合、上記(1)及び(2)の場合と異なり、ユーザの設定の適否を判定せずに、ユーザの設定を補正してよい。「補正」は、ユーザの設定の足りない部分を補うことを含む。コントローラ60は、記憶部64を参照して、評価値が良好な値となるように(例えば変化量ΔTが所定値未満となるように)、3つの設定値のうち、ユーザが候補を入力しなかった設定値を算出する。少なくとも1つの設定値の候補として上限値及び下限値の少なくとも一方が入力されている場合、上記(2)の場合と同様に、ユーザの指定した範囲内での最適化を行ってもよい。これらの補正では、評価値が良好な値とならない場合、上記(1)と同様の補正を行ってよい。
以上、射出成形機の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で、種々の変形、改良が可能である。
例えば、上記実施形態の加熱源H〜Hは、シリンダ11を外側から加熱するヒータであるが、例えばシリンダ11を誘導加熱する誘導加熱コイルでもよく、加熱源の種類は特に限定されない。
また、上記実施形態のスクリュ13の設定背圧は、一定であるが、スクリュ13の位置や計量開始時からの経過時間などに応じて所定のパターンで変更されてもよい。変更は、段階的な変更でも、連続的な変更でもよく、段階的な変更と連続的な変更を組合せたものでもよい。
また、上記実施形態の射出成形機は、スクリュ・インライン式であるが、スクリュ・プリプラ式でもよい。スクリュ・プリプラ式では、可塑化シリンダ内で溶融された樹脂を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に溶融樹脂を射出する。スクリュ・プリプラ式では、可塑化シリンダ内にスクリュが配設される。
10 射出成形機
11 シリンダ
12 ノズル
13 スクリュ
41 計量モータ(駆動源)
41a エンコーダ
51 射出モータ
51a エンコーダ
57 圧力検出器
60 コントローラ(設定支援部)
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 記憶部
71 入力部
72 表示部
〜H 加熱源
〜Z ゾーン

Claims (7)

  1. 成形材料が供給されるシリンダと、
    該シリンダ内に回転自在に且つ軸方向に移動自在に配設されるスクリュと、
    前記シリンダの温度、前記スクリュの回転数、及び前記スクリュの背圧についての設定を支援する設定支援部とを備え、
    該設定支援部は、前記シリンダの設定温度、前記スクリュの設定回転数、及び前記スクリュの設定背圧の組合せと、該組合せを評価するための評価値とを対応付けて記憶する記憶部を有する、射出成形機。
  2. 前記設定支援部は、前記記憶部を参照して、前記組合せに関するユーザの設定の適否を判定する、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記設定支援部は、前記記憶部を参照して、前記組合せに関するユーザの設定を補正する、請求項1又は2に記載の射出成形機。
  4. 前記記憶部は、前記シリンダの設定温度の補正、前記スクリュの設定回転数の補正、及び前記スクリュの設定背圧の補正の優先度を示す優先度データを記憶し、
    前記設定支援部は、前記記憶部で記憶される優先度データに従って、前記組合せに関するユーザの設定を補正する、請求項3に記載の射出成形機。
  5. ユーザによる入力操作を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記設定支援部は、前記入力部での入力操作に応じて、前記記憶部で記録される優先度データを更新する、請求項4に記載の射出成形機。
  6. 前記評価値は、剪断熱量を表す値である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の射出成形機。
  7. 前記剪断熱量を表す値は、所定時間の間における、前記スクリュを回転させる駆動源の回転トルクの変化量である、請求項6に記載の射出成形機。
JP2012216865A 2012-09-28 2012-09-28 射出成形機 Active JP5839491B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012216865A JP5839491B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 射出成形機
TW102122178A TWI522227B (zh) 2012-09-28 2013-06-21 Injection molding machine
CN201310258024.2A CN103707479B (zh) 2012-09-28 2013-06-26 注射成型机
KR1020130114220A KR101521708B1 (ko) 2012-09-28 2013-09-26 사출성형기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012216865A JP5839491B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 射出成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014069415A true JP2014069415A (ja) 2014-04-21
JP5839491B2 JP5839491B2 (ja) 2016-01-06

Family

ID=50401010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012216865A Active JP5839491B2 (ja) 2012-09-28 2012-09-28 射出成形機

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5839491B2 (ja)
KR (1) KR101521708B1 (ja)
CN (1) CN103707479B (ja)
TW (1) TWI522227B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP1564229S (ja) * 2016-05-09 2016-11-28
WO2017126193A1 (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 宇部興産機械株式会社 射出成形機の成形サイクル終了方法
JP2017205882A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 株式会社日本製鋼所 測温体
JP2018501992A (ja) * 2014-12-23 2018-01-25 ウルトラシオン,エスエル 溶融プラスチック材料を型枠キャビティ内に供給する装置と方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170000285A (ko) 2015-06-23 2017-01-02 엘에스엠트론 주식회사 사출성형기, 그의 제어장치 및 제어방법
KR102277106B1 (ko) 2015-11-30 2021-07-14 엘에스엠트론 주식회사 사출성형기의 제어장치 및 방법
TWI750831B (zh) * 2020-09-29 2021-12-21 銓程國際股份有限公司 抗菌奈米銅纖維射出製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09193224A (ja) * 1996-01-24 1997-07-29 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形機の制御方法及び装置
JP2000334791A (ja) * 1999-05-25 2000-12-05 Fanuc Ltd 射出成形機の計量制御装置
JP2004106187A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機用製品判別装置及び方法
JP2010099859A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Sumitomo Heavy Ind Ltd 設定画面、射出成形機及び設定画面の表示方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139422A (ja) * 1983-12-28 1985-07-24 Fanuc Ltd 射出成形機
JP3279447B2 (ja) * 1995-01-25 2002-04-30 東洋機械金属株式会社 射出成形機
JP2003305758A (ja) * 2002-04-12 2003-10-28 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機
JP5634724B2 (ja) * 2010-03-09 2014-12-03 住友重機械工業株式会社 射出成形機及び射出成形方法
JP5820578B2 (ja) * 2010-11-11 2015-11-24 株式会社松井製作所 粉粒体材料の供給装置、これを備えた粉粒体材料の配合供給装置、及び粉粒体材料の供給方法
JP5735292B2 (ja) * 2011-01-24 2015-06-17 キヤノン電子株式会社 射出成形機及び射出成形機の制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09193224A (ja) * 1996-01-24 1997-07-29 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形機の制御方法及び装置
JP2000334791A (ja) * 1999-05-25 2000-12-05 Fanuc Ltd 射出成形機の計量制御装置
JP2004106187A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機用製品判別装置及び方法
JP2010099859A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Sumitomo Heavy Ind Ltd 設定画面、射出成形機及び設定画面の表示方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018501992A (ja) * 2014-12-23 2018-01-25 ウルトラシオン,エスエル 溶融プラスチック材料を型枠キャビティ内に供給する装置と方法
JP7016699B2 (ja) 2014-12-23 2022-02-07 ウルトラシオン,エスエル 溶融プラスチック材料を型枠キャビティ内に供給する装置と方法
WO2017126193A1 (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 宇部興産機械株式会社 射出成形機の成形サイクル終了方法
JP2017128059A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 宇部興産機械株式会社 射出成形機の成形サイクル終了方法
JP1564229S (ja) * 2016-05-09 2016-11-28
JP2017205882A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 株式会社日本製鋼所 測温体

Also Published As

Publication number Publication date
KR20140042701A (ko) 2014-04-07
KR101521708B1 (ko) 2015-05-19
JP5839491B2 (ja) 2016-01-06
CN103707479B (zh) 2016-11-16
CN103707479A (zh) 2014-04-09
TW201412494A (zh) 2014-04-01
TWI522227B (zh) 2016-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5839491B2 (ja) 射出成形機
JP4824081B2 (ja) 射出成形機
JP5031867B2 (ja) 射出成形方法、およびその装置
WO2005021237A1 (ja) 射出成形機及び射出成形機の温度制御方法
JP6186113B2 (ja) 射出成形機
KR20190104117A (ko) 사출성형기
US20070001332A1 (en) Injection molding machine and method
JP7128071B2 (ja) 射出成形機、射出成形システムおよび射出制御方法
JP5788353B2 (ja) 射出成形機
JP2015128874A (ja) 成形機
JP5390803B2 (ja) 温度制御装置を備えた射出成形機
JP6075693B2 (ja) 射出成形機の計量工程の制御方法
JP5575509B2 (ja) 射出成形機及び射出成形方法
JP5210785B2 (ja) 射出成形機
JP4240450B2 (ja) 射出成形機の制御方法
JP5917336B2 (ja) 射出成形機
JP2006305777A (ja) 射出成形機の制御装置
JP5001073B2 (ja) 射出成形機および成形制御方法
TWI615262B (zh) 判斷與調整塑料品質的方法
JP3737716B2 (ja) 射出成形機の射出制御方法
JP2023173009A (ja) 射出成形機およびオペレータ支援方法
JP2009248518A (ja) 射出ノズル温度制御方法
JP2009090613A (ja) 射出成形機及び成形方法
JPH10272662A (ja) 射出成形機
JP2006192818A (ja) 射出成形機の射出制御方法およびその射出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5839491

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150