JP2014068890A - 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影装置の制御方法 - Google Patents

放射線画像撮影装置および放射線画像撮影装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 移動時でも操作者は表示部に表示される情報を確認することができ、操作者の操作性に優れた放射線画像撮影装置を提供すること。
【解決手段】 放射線を照射する照射部と、照射部を位置決めする位置決め部と、照射部および位置決め部を搭載して移動する台車部と、を有する放射線画像撮影装置は、照射部の下方に表示部を保持し、台車部に対して表示部をスライド移動する移動部を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検者の透過放射線から放射線画像を得るための放射線画像撮影装置および放射線画像撮影装置の制御方法に関する。
近年、医療用のX線撮影装置として、病室や手術室内でX線撮影を行う移動型X線撮影回診車や、X線管をC型アームによりに保持しX線管からX線を照射して患者からの透過X線を検出するX線検出器を有する装置が普及している。
移動形X線撮影回診車を用いてX線撮影をする際、X線管球をベッドで寝ている被検者の上に配置するために、ベッド上でX線管球の位置を変更するための構成が必要である。特に、被検者の撮影部位が四肢である場合、ベッド上のどの位置でもX線管球を配置できるようにしなければ、X線検出器とX線管球のポジショニングを良好な状態に保つことはできず、適切な画像を撮影することができない。
また、移動型X線撮影回診車は、病室内の狭いベッド間や、タンカやその他医療装置が往来する病棟の廊下を走行するために、移動時には、装置全体をコンパクトにする必要がある。このため、X線管球を保持するアームは、移動時には小さく収納でき、X線撮影時には被検者の撮影部位に応じでX線管球をX線検出器に対して良好な位置に位置決めできるように広く展開できる構成が必要となる。
特許文献1には、X線管球を支持するアームを伸縮可能に構成することで、X線撮影時の展開としてのアーム伸長と、移動時の収納としてのアーム短縮を行う構成が開示されている。
特開2006-81690号公報
移動型X線撮影回診車において、回診時、移動台車部に設置されたモニタに表示される、次に撮影する患者情報、患者の場所を確認しながら移動することで、円滑な回診が実現できる。しかし、特許文献1のX線撮影装置では、移動時にX線管球がモニタ近傍に配置されることになるため、移動時にモニタを確認することができない。
そこで、本発明は、移動時でも操作者は表示部に表示される情報を確認することができ、操作者の操作性に優れた放射線画像撮影装置の提供を目的とする。
上述の目的を達成する本発明の一つの側面に係る放射線画像撮影装置は、
放射線を照射する照射部と、
前記照射部を位置決めする位置決め部と、
前記照射部および前記位置決め部を搭載して移動する台車部と、を有する放射線画像撮影装置であって、
前記照射部の下方に表示部を保持し、前記台車部に対して当該表示部をスライド移動する移動手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、移動時でも操作者は表示部に表示される情報を確認することができ、操作者の操作性に優れた放射線画像撮影装置の提供が可能になる。
実施形態1の放射線画像撮影装置の構成を示す図。 実施形態1の放射線画像撮影装置の構成を示す図。 (a)実施形態1のスライド機構部の構成を示す図、(b)装置の機能構成を示すブロック図。 実施形態2の放射線画像撮影装置の構成を示す図。 (a)実施形態2のスライド機構部の構成を示す図、(b)放射線画像撮影装置の制御系の構成を示す図。 実施形態2のモニタ表示の説明図。 (a)実施形態2の装置移動時、ログイン前におけるモニタ表示の説明図、(b)実施形態2の装置移動時、ログイン後におけるモニタ表示の説明図、(c)実施形態2の装置移動完了時のモニタ表示の説明図。 (a)実施形態2のX線管球を収納位置から移動させた時のモニタ表示の説明図、(b)実施形態2のX線管球を収納位置に戻した時のモニタ表示の説明図。 (a)実施形態3の放射線画像撮影装置の構成を示す図、(b)放射線画像撮影装置の制御系の構成を示す図。 制御部の処理の流れを説明する図。 実施形態4の放射線画像撮影装置の構成を示す図。 実施形態5の放射線画像撮影装置の構成を示す図。 実施形態6の放射線画像撮影装置の構成を示す図。
(実施形態1)
図1、図2は、本発明の実施形態1に係る放射線画像撮影装置(以下、移動型X線撮影装置)の構成を示す図である。図1(a)と図2(a)は、装置のモニタ8が収納されている状態を示し、図1(b)と図2(b)は、装置のモニタ8が水平方向(x方向)にスライド移動した状態を示している。図3(b)は、本発明の実施形態1に係る放射線画像撮影装置(移動型X線撮影装置)の機能構成を示すブロック図である。図3(b)の機能構成は、後に説明する実施形態2、3でも同様である。
図1、図2において、X線管球1は放射線(X線)を照射する。このX線管球1は放射線(X線)を照射する照射部として機能する。アーム2はX線管球1を支持し、少なくとも水平方向(x方向)にX線管球1を移動させるための伸縮部と、移動した位置でX線管球1の位置を固定(保持)する伸縮位置固定部を有している。支柱3はアーム2を支持する。アーム支持部4はアーム2と支柱3とを連結し、アーム2を支柱3に沿って鉛直方向(y方向)に移動可能な鉛直方向移動部と、移動による支柱3上の任意の位置にアーム2を固定可能な移動位置固定部とを有する。アーム2、アーム支持部4および支柱3は、X線管球1を位置決めする位置決め部35として機能する。
台車部5は支柱3を支持する。また、X線管球1はアーム2、アーム支持部4および支柱3を介して台車部5に支持される。台車部5はX線管球1、アーム2、アーム支持部4および支柱3を搭載して移動することが可能である。移動機構6は、例えば、複数のタイヤ、もしくはキャスタを地面25に設置した状態で回転することで台車部5を移動可能にする機構である。
支柱回転部7は、台車部5と支柱3とを連結し、台車部5と支柱3との間の連結部に回転部材(例えば、ベアリング)を構成することで、台車部5上で支柱3を地面25に対して垂直な軸を中心に回転可能に支持する。また、支柱回転部7は、例えば、無励磁作動ブレーキ(回転位置保持部)が構成されており、無励磁作動ブレーキの動作により支柱3の回転を任意の位置で止めることができる。
モニタ8(表示部)は、後に説明するスライド機構部9(移動部)を介して台車部5の上面に設置されている。モニタ8(表示部)は、例えば、回診時に撮影する患者情報や、患者の場所、検査情報リストを表示する。また、モニタ8(表示部)は撮影条件の設定や撮影したX線画像を院内ネットワークに送信する操作も可能である。装置内の制御部504に対して操作許可を与えるログインやログアウト、装置の起動やシャットダウン操作をモニタ8(表示部)の操作画面を介して行うことも可能である。
台車部5とモニタ8との間には、モニタ8を水平方向(x方向)に移動(スライド移動)させるスライド機構部9(移動部)が構成されている。スライド機構部9(移動部)は、X線管球1の下方にモニタ8(表示部)を保持し、モニタ8を台車部5およびX線管球1に対してスライド移動させることが可能である。
図1では、水平方向(x方向)にモニタがスライド移動するのに対して、図2では、斜め方向(水平方向(x軸方向)に傾斜した方向)にモニタ8がスライド移動するようにスライド機構部9が構成されている。例えば、図2のようにスライド機構部9を構成した場合、図1のスライド機構部9の構成に対して少ないスライド量でX線管球1とモニタ8との距離を確保することができるため、操作者がモニタ8の表示を視認しやすくすることができる。
図3(a)はスライド機構部9(移動部)の具体的な構成を示す図である。スライド機構部9は、構成要素として、ガイドレール10と、ガイドレール10に沿って移動可能なブロック11とを有する。ガイドレール10の下面側は、台車部5に固定されている。ブロック11は、ガイドレール10に沿って移動可能であり、ブロック11の上部がモニタ8と連結固定されている。これにより、モニタ8は連結固定されているブロック11を介してガイドレール10に沿った方向に移動することが可能である。
球状のコロ12は、コロガイド14および弾性部材15(例えば、圧縮バネ)により、コロガイド14の下面よりコロ12の一部が突出した状態で保持されている。コロガイド14の内部にはコロ12の直径よりも大きい径の貫通穴が形成されており、コロガイド14の貫通穴の内部には弾性部材15(例えば、圧縮バネ)が設けられている。弾性部材15(圧縮バネ)の一端はモニタ8の下面側に固定され、弾性部材15の他端はコロ12に取り付けられている。
弾性部材15(圧縮バネ)はコロ12をガイドレール10側(−y方向側)に付勢する。コロ12がコロガイド14の貫通穴の内部を通り上方(+y方向側)に押し上げられる場合、コロ12の上昇により圧縮された弾性部材15の反発力はコロ12を下方(−y方向側)に押し戻すように作用する。コロ12、コロガイド14および弾性部材15は、モニタ8がガイドレール10に沿って移動する際に、モニタ8と共に移動するように構成されている。ストッパ板13はガイドレール10上に構成されており、コロ12の移動する軌跡上に任意の間隔でコロ12が嵌る複数の窪み部を有する。スライド機構部9(移動部)は、モニタ8を台車部5に対して移動するための移動部として機能する。
モニタ8がスライド移動した際に、コロ12が、ストッパ板13の窪み部に嵌まることで、ガイドレール10上の任意の位置でモニタ8の移動を止めることが可能となる。図2のように、斜め方向にモニタ8を移動する場合には、モニタ8の移動を止める力が図1よりも必要になるが、ストッパ板13の窪み部の形状や弾性部材15(圧縮バネ)を変更することにより対応することができる。スライド機構部9(移動部)において、コロ12、コロガイド14、弾性部材15(圧縮バネ)およびストッパ板13は、モニタ8(表示部)が移動した位置を保持する位置保持部として機能する。
本実施形態によれば、台車部に対してモニタを水平方向や斜め方向に移動可能にすることで、移動時などのモニタの上部にX線管球が配置される場合でも、操作者はモニタの表示情報を確認することができる。また、操作者の操作性の向上が可能になる。
(実施形態2)
図4は本発明の実施形態2に係る放射線画像撮影装置(移動型X線撮影装置)の構成を示す図である。実施形態2では実施形態1の移動型X線撮影装置に対し、モニタ8の位置を検出して制御するための構成(図5(b))と、装置移動時にアーム2およびX線管球1を収納状態にガイドするための収納棒30及び収納棒受け部31の構成を追加している(図4)。図4において、X線管球1からモニタ8の構成は、実施形態1の図1、図2を用いて説明した通りである。
収納棒30はアーム2から鉛直下向き(−y方向)に突出して構成されている。収納棒受け部31は台車部5上に設置されている。収納棒30が収納棒受け部31に嵌まり込むことで、アーム2およびX線管球1は装置移動時の収納位置へとガイドされる。そして、収納棒30もしくは、収納棒受け部31には、互いが嵌まり込んだことを検知する接触センサ505(図5(b))が設けられている。接触センサ505は、X線管球1(照射部)が収納位置に収納されているか否かを検知する収納状態検知部として機能する。接触センサ505の検知結果は、装置の全体的な動作を制御する制御部504に入力される。接触センサ505からの検知結果の信号が制御部504に入力されると、制御部504は収納棒30と収納棒受け部31とが互いに嵌まり込んだ状態にあると判定する。
図5(a)は、実施形態2の移動型X線撮影装置におけるスライド機構部29の具体的な構成を示す図である。スライド機構部29内の側面にはラック16の移動をガイドする溝部17が設けられている。図5(b)はモニタ8の位置を検出し、制御するための機能構成を示す図である。モータ501(生成部)は、モニタ8の移動のための駆動力を生成する。モータ501の回転動力は回転動力伝達機構502により伝達され、ピニオン18(回転駆動機構)が伝達された回転動力に応じて回転する。回転数センサ503はピニオン18(回転駆動機構)の回転数を検知する。回転数センサ503の検知結果は制御部504に入力(フィードバック)される。回転数センサ503は、スライド機構部29の移動(移動量)を検知する移動検知部として機能する。
制御部504は回転数センサ503の検知結果に応じてモータ501の回転を制御する。ピニオン18の回転駆動はラック16(直線移動機構)によって直線移動に変換され、ラック16は溝部17に沿って直線移動する。ラック16上にはモニタ8が設けられている。制御部504は回転数センサ503の検知結果に応じてモータ501の回転を制御することにより、ラック16を直線移動して、モニタ8をx方向の任意の位置に移動制御することができる。制御部504は、回転数センサ503の検知結果とラック16の直線移動量からモニタ8の位置を検知する。これにより、モニタ8の位置を制御部504が把握しながら、モニタ8の位置を自動で変更できる。モータ501のブレーキを切れば、手動でモニタ8の位置を変更することができる。
また、制御部504は、接触センサ505の検知結果より、収納棒30および収納棒受け部31の接触を検知した場合に、モータ501のブレーキ(ロック)を解除するように制御することが可能である。これにより、X線管球1が収納位置にある場合にのみ、モニタ8を手動で移動することができる。あるいは、制御部504は接触センサ505の検知結果より、収納棒30および収納棒受け部31の接触を検知した場合と、接触を検知しなくなった場合とで、それぞれモニタ8を任意の位置まで移動させても良い。例えば、収納棒30および収納棒受け部31の接触が検知されない場合、制御部504は台車部5の上面の外側から内側に向けてモニタ8をスライド移動するようにスライド移動機構を制御することも可能である。また、収納棒30および収納棒受け部31の接触を検知した場合、制御部504は台車部5の上面の内側から外側に向けてモニタ8をスライド移動するようにスライド移動機構を制御することも可能である。これにより、X線管球1を収納した時にモニタ8が全く視認できなくなることがなくなり、X線管球1を使用する場合も、モニタ8が装置から突出することがなくなる。つまり、操作者がモニタ8の移動操作を行うことが少なくて済み、操作性が向上する。
図10は制御部504の処理の流れを説明する図である。まず、電源オンにより制御部504が起動すると(ステップS1010)、ステップS1020で、制御部504はX線管球1の位置検出を行う。そして、ステップS1030で、制御部504はモニタ8の位置検出を行う。制御部504は、接触センサ505および絶対位置センサ506の検出結果を用いてX線管球1およびモニタ8の相対的な位置関係を検知することが可能である。尚、ステップS1020とステップS1030の実行順は、この処理の流れに限定されるものではなく、ステップS1020の実行前にステップS1030を実行してもよい。
ステップS1040において、制御部504は、モニタ8の表示使用領域102を、X線管球1の位置検出結果およびモニタ8の位置検出結果(X線管球1およびモニタ8の相対的な位置関係)を用いて特定する。例えば、モニタ8の移動により、X線管球1とX線管球1との間の相対的な位置関係が変化した場合、制御部504はこの変化した相対的な位置に従った表示使用領域を特定する。制御部504は、モニタ8の位置と操作者が視認可能な表示領域とを対応付けたテーブルを有しており、このテーブルを参照して表示使用領域を特定することが可能である。このテーブルを用いた表示使用領域の表示例は後に具体的に説明する。
ステップS1050において、制御部504は、先のステップS1040で特定した表示使用領域に表示する表示内容(例えば、表示位置、表示サイズ、表示項目)を制御する。ステップS1060において、電源がオフになったか判定し、電源がオフの場合(S1060−Yes)、処理を終了する。ステップS1060の判定で、電源がオフでない場合(S1060−No)、処理をステップS1020に戻し、同様の処理を繰り返す。
次に、ステップS1040、S1050の処理に基づくモニタ8の表示例について説明する。図6は、モニタ8の表示に関する説明図である。図6(a)は、通常のモニタ表示状態を示し、図6(b)は、モニタ8がスライド移動の途中のモニタ表示状態を示している。前提として、実施形態2では、X線管球1が収納位置にある状態(装置の移動時)を考慮している。図6(b)において、モニタ8の領域101は、表示に使用しない領域であり、表示使用領域102は、モニタ8の表示に使用する領域である。領域101と102を合わせることで、モニタ8のモニタ表示可能域となる。図6(a)の通常状態では、モニタ表示可能域の全面を表示使用領域102としている。また、制御部504は、モニタ8の位置の算出結果(位置情報)と操作者が視認可能な表示領域とを対応付けたテーブルを有している。制御部504はテーブルを参照してモニタ8の位置の変更に従って、モニタ8の表示使用領域102の表示(表示位置、表示サイズ)を変更する。尚、制御部504はテーブルの情報を、外部のデータベースやサーバからネットワークを介して取得することも可能である。
図6(b)では、図6(a)からの縦横等倍縮小を示しているが、モニタ8のスライド移動の方向により、制御部504は表示使用領域102の表示を縦方向のみの縮小や横方向のみの縮小により表示制御することができる。また、X線管球1が収納位置にない場合に、制御部504は、常に、図6(a)のような全画面表示に表示制御してもよい。これにより、モニタ8の移動は装置移動時だけに限定されることを操作者に分かりやすくすることができる。
以上のような構成により、モニタ8をスライド移動することで、モニタ8の移動量に伴い、最適な表示位置と表示サイズによる表示使用領域102の表示を実現でき、操作者が表示使用領域102に表示されるモニタ表示情報の全体を視認可能となる。これにより、操作者の操作性が向上する。
また、制御部504は、撮影フローに基づき、モニタ8の表示内容を変更しても良い。図7(a)〜図8(b)によりモニタの表示内容を説明する。図7(a)は、装置を起動させて、装置を移動させる際の表示内容を例示する図である。ログインボタン103、装置の電源を落とすためのシャットダウンボタン104、及びログインやシャットダウンを除く選択に使用するその他の設定ボタン105が、モニタ8の下側にレイアウトされた表示使用領域102に表示される。モニタ8の下側に表示使用領域102がレイアウトされることにより、操作者による表示使用領域102の視認性を向上させることができる。尚、表示使用領域102に表示されるボタンの数や種類は図7(a)の例に限定されるものではなく、その他の設定の中では、選択ボタンを自由に増減させることもできる。
図7(b)は、ログイン後の装置移動状態中の表示内容を例示する図である。検査情報取得ボタン106は、院内ネットワークと通信して検査情報を取得するボタンである。患者位置ボタン107は患者位置情報を見るものであり、患者位置ボタン107を選択すると、院内マップや検査対象患者の病室情報(これらを「被検者の位置情報」という)が表示される。画像送信ボタン108は画像を院内ネットワークに送信するためのものであり、選択前に撮影した画像を送信する。検査情報取得ボタン106、患者位置ボタン107、画像送信ボタン108およびその他の設定ボタン105が、モニタ8の下側にレイアウトされた表示使用領域102に表示される。
図7(c)は、検査対象の患者付近に装置を移動させた時の表示内容を例示する図である。装置は被検者の位置情報を用いて、被検者に対して台車部5が所定の位置に近づいたことを検知する絶対位置センサ506を有する。絶対位置センサ506が、被検者の位置情報を用いて、院内マップ上の患者(被検者)に対して台車部5が所定の位置に近づいたことを検知する。このとき、制御部504は、例えば図7(b)の表示内容から図7(c)の表示内容に表示項目を切り替えても良い。検査情報選択ボタン109は検査情報取得ボタン106の押下により取得した検査情報リストを基に、撮影部位や撮影体位を選択するボタンである。患者情報ボタン110は、患者の氏名、年齢、患者ID、性別と確認するためのボタンである。撮影条件設定ボタン111は、撮影条件として、例えば、管電流、管電圧、X線照射時間を設定する。検査情報選択ボタン109、患者情報ボタン110、撮影条件設定ボタン111およびその他の設定ボタン105が、モニタ8の下側にレイアウトされた表示使用領域102に表示される。
図8(a)は、X線管球1を収納位置から移動させた際の表示内容を例示する図である。領域112は、撮影画像を表示する領域である。領域113はX線センサの状態を表示する領域であり、撮影準備中や照射待機中、画像データ読み出し中、停止中の表示や、グリッドの有無、グリッドの種類を表示する。領域114は、患者情報を表示する領域であり、患者の氏名、年齢、患者ID、性別が表示される。領域115は、撮影部位選択領域である。領域116は、患者の撮影方向を選択する領域である。表示使用領域102の表示位置と表示サイズが切り替えられ、領域112〜116がモニタ表示可能域(表示領域)の全面に表示される。
図8(b)は、X線管球1を収納位置に戻した際の表示内容を例示する図である。X線管球1が収納位置に収納されていることが検知された場合、制御部504は、モニタ8(表示部)の部分表示領域に表示内容を表示するように制御する。制御部504は図8(a)と同様の表示を、モニタ8のスライド移動量に合わせて縮小して表示する。また、制御部504は撮影フローをモニタ8に一覧表示できるようにし、操作者の選択から表示内容を図7(a)から図8(b)の表示のように変更しても良い。以上のような制御部504の表示制御より、撮影フローに合わせた表示内容の変更を行うことが可能となり、さらに操作者の操作性が向上する。
(実施形態3)
図9(a)は、本発明の実施形態3に係る放射線画像撮影装置(移動型X線撮影装置)の構成を示す図であり、図9(b)は移動型X線撮影装置の制御部およびセンサの構成を示す図である。図9(a)、(b)において、先に説明した構成と同一の構成については同一の参照番号を付している。
支柱回転部71は、台車部5に対する支柱36の回転角度を検知する回転角度センサ901を有している。回転角度センサ901の検知結果は制御部504に入力される。また、支柱36には、ラック19が設けられており、ラック19に対応するピニオン21はアーム支持部41に設けられている。ピニオン21には、ピニオン21の回転数を検知する回転数センサ902が構成されている。
アーム支持部41にはラック20が設けられており、ラック20に対応するピニオン22はアーム2に設けられている。ピニオン22にはピニオン22の回転数を検知する回転数センサ903が構成されている。回転数センサ902、903のそれぞれの検知結果は制御部504に入力される。
制御部504は、ピニオン21、22の回転数の検知結果から、ラック19、20上のピニオン21、22の位置を算出する。例えば、支柱36に沿ってアーム支持部41を移動させると、支柱36に構成されたラック19上をアーム支持部41内に構成されたピニオン21が回転する。制御部504はピニオン21の回転数の検知結果とピニオン21の設計値(例えば、ピッチ、直径等)を用いて、アーム支持部4の鉛直方向(y方向)の位置を算出できる。そして、アーム2を水平方向(x方向)に移動させると、アーム支持部41内に構成されたラック20上をアーム2内に構成されたピニオン22が回転する。制御部504はピニオン22の回転数の検知結果とピニオン22の設計値(例えば、ピッチ、直径等)を用いて、アーム2の水平方向(x方向)の位置を算出できる。
アーム2の先端部はX線管球1に接続されている。制御部504は、支柱回転部71の回転角度と、アーム支持部4の鉛直方向の位置およびアーム2の水平方向の位置の算出結果より、X線管球1と台車部5との相対的な位置を算出することが可能となる。
図9(a)では、アーム2とアーム支持部41による1段延長式のアームの伸縮を例示しているが、それ以上の段数を有するアームであっても良く、段数に応じたラックとピニオンと回転数センサを有すれば良い。また、安定したピニオンの回転を得るために、支柱36とアーム支持部41との間やアーム支持部41とアーム2との間には別途、リニアガイド機構を設けても良い。
その他のアームの形状に関しては、X線管球1の収納位置を固定し、X線管球1内に加速度センサ904を構成することで、加速度センサ904の検知結果から、制御部504はX線管球1の移動量を算出することも可能である。
ここで、回転角度センサ901、回転数センサ902、903および加速度センサ904はX線管球1と台車部5との相対的な位置(相対位置)を検知するための相対位置検知部として機能する。これより、制御部504はX線管球1と台車部5との相対的な位置(相対位置)を把握できる。これより、制御部504は、実施形態2で説明したモニタ8と台車部5との相対位置と、前述したX線管球1と台車部5の相対位置とから、X線管球1に対するモニタ8の相対位置を取得する。尚、X線管球1に世界座標検知センサを有することで、制御部504はX線管球1の位置を把握することも可能である。
制御部504は、X線管球1と台車部5の相対位置と、回転数センサ503の検知結果(台車部5上のモニタ8に位置)とを用いて、X線管球1に対するモニタ8の相対位置を取得し、相対位置に応じてモニタ8の表示を制御する。制御部504は、X線管球1に対するモニタ8の相対位置と操作者が視認可能な表示領域とを対応付けたテーブルを有している。このテーブルを使用することにより、制御部504は、モニタ8の位置の変更や、X線管球1の位置の変更に伴い、モニタ8の表示使用領域102を変更する。制御部504はテーブルを参照してモニタ8の相対位置の変更に従って、モニタ8の表示使用領域102の表示(表示位置、表示サイズ)を変更する。尚、制御部504は相対位置の関係を示すテーブルの情報を、外部のデータベースやサーバからネットワークを介して取得することも可能である。
以上のような構成により、操作者が、X線管球、もしくは、モニタを移動することで、それぞれの移動に伴い、最適なモニタ8の表示を実現でき、操作者はモニタ8に表示される表示情報の全体を視認可能となる。これにより、操作者の操作性が向上する。
(実施形態4)
図11は本発明の実施形態4に係る放射線画像撮影装置(移動型X線撮影装置の構成)を示す図であり、図11(a)は平面図、図11(b)はその斜視図である。本実施形態の移動型X線撮影装置は、上述の実施形態の構成に加えて、更に、X線管球1101(照射部)が収納位置に収納された際にX線管球1101(照射部)の少なくとも一部を覆う被曝防護用の壁1113(防護壁)を有する。図11において、X線管球1101は放射線(X線)を照射する。コリメータ1102は、X線管球1101に設置されたX線照射範囲を制限する。アーム1103は、X線管球1101を支持する。アーム1103は少なくとも水平方向(x方向)にX線管球1101を移動させるための伸縮部と、伸縮位置固定部を有している。支柱1104は、アーム1103を支持する。
アーム支持部1105は、アーム1103と支柱1104とを連結し、アーム1103を支柱1104に沿って鉛直方向(y方向)に移動可能な鉛直方向移動部と移動による支柱1104上の任意の位置にアーム1103を固定可能な移動位置固定部とを有する。
台車部1106は支柱1104を支持する。また、X線管球1101はアーム1103、アーム支持部1105および支柱1104を介して台車部1106に支持される。台車部1106はX線管球1101、アーム1103、アーム支持部1105および支柱1104を搭載して移動することが可能である。
移動機構1107は、例えば、複数のタイヤ、もしくはキャスタを地面に設置した状態で回転することで台車部1106を移動可能にする機構である。支柱回転部1108は、台車部1106と支柱1104とを連結し、台車部1106と支柱1104との間の連結部に回転部材(例えば、ベアリング)を構成することで、台車部1106上で支柱1104を地面に対して垂直な軸を中心に回転可能に支持する。また、支柱回転部1108は、例えば、無励磁作動ブレーキ(回転位置保持部)が構成されており、無励磁作動ブレーキの動作により支柱1104の回転を任意の位置で止めることができる。
モニタ1109(表示部)は、X線管球1101を収納するための収納部の底面側に収納時のX線管球1101と接触しない位置に設置されている。そして、モニタ1109は、回診時に撮影する患者情報や、患者の場所、検査情報リストを表示する。モニタ1109は、その対向する2側面を不図示のモニタガイドレールにスライド可能に支持されており、図の矢印の方向にスライド移動することで出し入れが可能である。また、撮影条件の設定や撮影したX線画像を院内ネットワークに送信する操作もモニタ1109(表示部)を介して行うことが可能である。収納棒受け部1111には、アーム1103の下面1110が収納棒受け部1111に接触若しくは近接したことを検知する接触センサを有している。
図11において、アーム1103の下面1110は、アーム1103から突出する凸部として形成される必要はない。例えば、台車部1106に設けられた収納棒受け部1111と、互いに磁石と磁気センサで、アーム1103やX線管球1101が装置移動時の収納位置にあることを検知しても良い。また、図11のような装置では、X線管球1101の取出し時に、アーム支持部1105の支柱1104に対する垂直移動と、支柱回転部1108のブレーキ解除から支柱1104の回転の2つの挙動のみを許可するように構成することができる。あるいは、図11に示す装置では、X線管球1101の取出し時に、アーム支持部1105の支柱1104に対する垂直情報への移動のみの挙動を許可しても良い。アーム1103の伸縮を停止させるには、アーム1103の伸縮位置固定部を制御することにより行えば良い。これらにより、さらにX線管球1101がモニタ1109に接触することがなくなる。また、図11に示す装置では、モニタ1109の上にX線管球1101が収納され、収納時のX線管球1101の周囲に被曝防護用の壁1113(防護壁)がモニタ1109の縁部から突出している。この被曝防護用の壁1113(防護壁)は、少なくともコリメータ1102を覆う高さを有する。これにより、収納時にコリメータ1102が外部から衝撃を受ける可能性を低減し、装置の長寿命化に貢献する。
装置の制御部504(例えば、図5(b))は、更にX線管球1101と台車部1106の被曝防護用の壁とが接触しない位置関係を示すデータを格納する回転角度テーブルを有する。制御部504は、回転角度テーブルを参照することで、X線管球1101が台車部1106の被曝防護用の壁1113(防護壁)に接近していないかを判定することが可能である。この判定ステップを図10のフローチャートのステップS1020からS1050の間のいずれか(例えば、S1020のX線管球の位置検出の後)に追加してもよい。これらにより、X線管球1101がモニタ1109のみならず、台車部1106の被曝防護用の壁1113にも接触することがなくなる。
(実施形態5)
図12は本発明の実施形態5に係る放射線画像撮影装置(移動型X線撮影装置)の構成を示す図であり、図12(a)は平面図、図12(b)はその斜視図である。本実施形態の移動型X線撮影装置は、上述の実施形態の構成に加えて、更に、モニタ1109と、コリメータ1102を介してX線管球1101(照射部)に固定された他のモニタ1212とを備えている。図12において図11に示す参照番号と同様の参照番号により示される構成は同様の構成を示すものとし、説明を省略する。図12の例では、2枚の被曝防護用の壁1113(防護壁)は台車部1106から突出してコリメータ1102の側面を覆う上に、X線管球1101の少なくとも一部をも覆う位置まで延びている。これにより、収納時にコリメータ1102及びX線管球1101が外部から衝撃を受ける可能性を低減し、装置の長寿命化に貢献する。
また図12に示す例では、台車部1106に配置されるモニタ1109(第一のモニタ)に加えて、コリメータ1102に付属するモニタ1212(第二のモニタ)を備える。モニタ1109(第一のモニタ)は図11で説明したように図の矢印の方向にスライド移動が可能なように構成されている。モニタ1212(第二のモニタ)は、表示画面の角度を変更することが可能な、いわゆるバリアングルな表示部として構成されている。例えば、モニタ1212(第二のモニタ)は表示画面の1辺に沿ってコリメータ1102に保持されており、この1辺を角度変更の軸としてモニタ1212(第二のモニタ)の向きを変更可能である。モニタ1212(第二のモニタ)のコリメータ1102に対する保持方法はこれに限定されず、例えば、モニタ1212(第二のモニタ)をコリメータ1102に対して任意の方向に所定角度の範囲で向きを変更可能に構成することも可能である。この場合、モニタ1212(第二のモニタ)の表示部の角度を検出する角度検出センサを更に備えてもよい。
図12に例示されるように、X線管球1101及びコリメータ1102が収納状態にある場合、制御部504(例えば、図5(b))はモニタ1109(第一のモニタ)の電源をオフにしつつ、モニタ1212(第二のモニタ)の電源をONする。そして、制御部504は、モニタ1212(第二のモニタ)に上述の実施形態で説明したように装置の移動時に必要な情報を表示させることができる。この構成に代え、若しくはこの構成に加えて、制御部504の表示制御によって、スライド移動可能なモニタ1109(第一のモニタ)と、モニタ1212(第二のモニタ)にそれぞれ異なる情報を表示させることが可能である。
例えば、制御部504は、X線管球1の位置検出結果、モニタ1109の位置検出結果、モニタ1212の角度検出結果を用いて、2つのモニタ1109、1212に対する表示使用領域を特定することができる。また、制御部504は、2つのモニタ1109、1212のそれぞれに対して特定した表示使用領域の表示内容を制御することができる。2つのモニタ1109、1212の表示使用領域を有効利用することにより操作者の利便性をより高めることができる。
(実施形態6)
図13は本発明の実施形態6に係る放射線画像撮影装置(移動型X線撮影装置)の構成を示す図である。本実施形態に係る移動型X線撮影装置は、位置決め部の構成として、支柱(第一支柱1303、第ニ支柱1304)とX線管支持アーム1305(アーム部)とを有する。支柱は第一の方向(移動台車1301に対して鉛直方法)に伸縮し、移動台車1301(台車部)に結合されている。X線管支持アーム1305は、一端側にX線管装置1306(照射部)が結合され、他端側で支柱の延在する方向に対して移動可能に支持され、第一の方向に対して交差する第二の方向(水平方向1317)に伸縮可能な構成になっている。
図13に示す構成例では、X線管支持アーム1305を支える支柱が多段階構成となっている。またX線管支持アーム1305についても入れ子式あるいはテレスコピックな構成を有しており、それぞれ操作者の操作に応じて伸縮可能である。移動台車1301の上にX線高電圧発生装置やX線制御装置、並びに制御盤を備えたX線制御部1302が搭載されている。このX線制御部1302には移動用のハンドルとX線照射情報の表示および照射指令を入力できるモニタ(表示部)が配置されている。また移動台車1301の上部前方に第一支柱1303が移動台車1301に対して全方位に対して旋回1316が可能に構成し垂直に配置されている。そしてその旋回量を回動変位センサ1314で検出している。この第一支柱1303には支柱に沿って上下方向へ移動可能な第ニ支柱1304が構成されている。また通常の病室専用で特に高い位置を必要としない場合は第一支柱1303と第ニ支柱1304とは一体で構成した一本の支柱でもよい。更に、第ニ支柱1304に対して交差する略直角である水平方向1317に収縮可能なX線管支持アーム1305が設けられ、移動量を変位センサ1315で検出している。このX線管支持アーム1305の先端へX線管装置1306が取り付けられ、そのX線管装置1306の下部にコリメータ1307が取り付けられている。そして病室に配置されているベッド1312の上には、撮像用のフラットパネル1311が配置されている。この撮像用のフラットパネル1311は、ベッド1312とベッド上の被検者1313との間に配置される。X線管装置1306から放射線(X線)1308が照射され、被検者1313を透過した放射線(X線)はフラットパネル1311で検出される。
なお、図13に示すような多段階構成の支柱または伸縮可能なアームのいずれか一方または両方の構成は、本実施形態に限定されるものではない。例えば、先に説明した実施形態1〜5で説明した移動型放射線撮影装置の構成にすることもでき、そのような構成の変形も本発明の実施形態に含まれる。このように支柱、およびアームを伸縮可能な多段階構成とすることにより、収納時はコンパクトとなり、前方視認性を確保でき、また取り回しが容易になるという効果が得られる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (17)

  1. 放射線を照射する照射部と、
    前記照射部を位置決めする位置決め部と、
    前記照射部および前記位置決め部を搭載して移動する台車部と、を有する放射線画像撮影装置であって、
    前記照射部の下方に表示部を保持し、前記台車部に対して当該表示部をスライド移動する移動手段を有することを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 前記移動手段の移動量を検知する移動検知手段と、
    前記表示部の表示を制御する制御手段と、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記移動検知手段の検知結果を用いて前記表示部の移動位置を取得し、当該移動位置に応じで前記表示部の表示を制御することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記表示部の移動位置と、前記表示部の表示に使用する表示領域と、を対応付けたテーブルを参照して、前記制御手段は前記表示部の表示を制御することを特徴とする請求項2に記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記制御手段は、前記表示部の表示領域の位置と表示サイズとを、前記表示部の移動位置に応じで変更することを特徴とする請求項2または3に記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記台車部に対する前記照射部の相対的な位置を検知する相対位置検知手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記相対位置検知手段の検知結果と、前記移動検知手段の検知結果とを用いて、前記照射部に対する前記表示部の相対位置を取得し、当該相対位置に応じて前記表示部の表示を制御することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記照射部に対する前記表示部の相対位置と、前記表示部の表示に使用する表示領域と、を対応付けたテーブルを参照して、前記制御手段は前記表示部の表示を制御することを特徴とする請求項5に記載の放射線画像撮影装置。
  7. 前記制御手段は、前記表示部の表示領域の位置と表示サイズとを、前記相対位置に応じで変更することを特徴とする請求項5または6に記載の放射線画像撮影装置。
  8. 前記台車部の移動の際に、前記位置決め部によって前記照射部が収納位置に収納されていることを検知する収納状態検知手段を更に備え、
    前記照射部が収納位置に収納されていることが検知された場合、前記制御手段は前記表示部の部分表示領域に表示内容を表示するように制御することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  9. 前記照射部が収納位置に収納されていることが検知された場合、前記制御手段は、前記台車部の上面の内側から外側に向けて前記表示部をスライド移動させるように前記移動手段を制御することを特徴とする請求項8に記載の放射線画像撮影装置。
  10. 前記照射部が収納位置に収納されていることが検知された場合、前記制御手段は前記移動手段のブレーキを解除することを特徴とする請求項8に記載の放射線画像撮影装置。
  11. 前記収納状態検知手段により前記照射部が収納位置に収納されていることが検知されない場合、前記制御手段は前記表示部の表示領域の全面に表示内容を表示するように制御することを特徴とする請求項8に記載の放射線画像撮影装置。
  12. 前記収納状態検知手段により前記照射部が収納位置に収納されていることが検知されない場合、前記制御手段は前記台車部の上面の外側から内側に向けて前記表示部をスライド移動させるように前記移動手段を制御することを特徴とする請求項8または11に記載の放射線画像撮影装置。
  13. 被検者の位置情報を用いて、当該被検者に対して前記台車部が所定の位置に近づいたことを検知する位置検知手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記位置検知手段の検知結果により前記表示部の表示内容を切り替えることを特徴とする請求項2乃至12のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  14. 前記照射部が収納位置に収納された際に前記照射部の少なくとも一部を覆う防護壁を更に有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  15. 前記照射部に固定された他の表示部を更に有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  16. 前記位置決め部は、
    第一の方向に伸縮し、前記台車部に結合された支柱と、
    一端側に前記照射部が結合され、他端側で前記支柱の延在する方向に対して移動可能に支持され、前記第一の方向に対して交差する第二の方向に伸縮可能なアーム部と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  17. 放射線を照射する照射部と、前記照射部を位置決めする位置決め部と、前記照射部および前記位置決め部を搭載して移動する台車部と、前記照射部の下方に表示部を保持し前記台車部に対して当該表示部をスライド移動する移動手段を有する放射線画像撮影装置の制御方法であって、
    前記位置決め部と前記移動手段の状態とに基づいて、照射部および表示部の相対的な位置関係を取得する取得工程と、
    前記位置関係に基づいて、前記表示部の表示に使用する表示領域を特定する特定工程と、
    前記特定された表示領域に放射線撮影に関する情報を表示させる表示制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
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