JP2014068794A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント配線板を衝撃から保護すること。
【解決手段】吸引ホース部と掃除機本体とを備え、前記掃除機本体は、前記吸引ホース部が接続される集塵ユニットと、前記吸引ホース部から集塵ユニットを介して空気を吸引する電動送風機と、前記電動送風機を制御する制御部品を搭載したプリント配線板と、前記吸引ホースから流入した空気を集塵ユニットおよび前記電動送風機を介して排出させる流路とを備え、前記プリント配線板は、前記流路中に吊り下げ部材により吊り下げられてなる電気掃除機。
【選択図】図15

Description

この発明は電気掃除機に関する。
サイクロン方式の電気掃除機としては、掃除機本体の前部に配置された吸い込み口と、前記吸い込み口の後方に円筒の中心軸が掃除機本体の左右方向に水平となる姿勢で配置された集塵室と、前記集塵室の円筒の中心軸方向に並設された送風機および電源供給部とを備え、前記送風機から出た空気流を、基板が配置された短い空気流路を介して排気すると共に、掃除機本体を持ち上げるハンドルを掃除機本体の前側上部に固定した電気掃除機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−16607号公報
しかしながら、このような従来の電気掃除機には、基板が空気流の流路に配置されているが、その固定方法に対する配慮が欠けるため電気掃除機の使用時又は運搬時の衝撃により、基板やその搭載部品が破損し易いという問題がある。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、基板やその搭載部品を衝撃から保護するようにした電気掃除機を提供するものである。
この発明は、吸引ホース部と掃除機本体とを備え、前記掃除機本体は、前記吸引ホース部が接続される集塵ユニットと、前記吸引ホース部から集塵ユニットを介して空気を吸引する電動送風機と、前記電動送風機を制御する制御部品を搭載したプリント配線板と、前記吸引ホースから流入した空気を集塵ユニットおよび前記電動送風機を介して排出させる流路とを備え、前記プリント配線板は、前記流路中に吊り下げ部材により吊り下げられてなる電気掃除機を提供するものである。
この発明に係る電気掃除機は、プリント配線板は流路中に吊り下げ部材により吊り下げられるので、掃除機本体に衝撃が加えられても、プリント配線板はその衝撃から保護される。したがって、この発明によれば、基板やその搭載部品を衝撃から保護するようにした電気掃除機を提供することができる。
この発明の一実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図である。 図1に示す電気掃除機の掃除機本体の上面図である。 図1に示す電気掃除機の掃除機本体の側面図である。 図2に示す掃除機本体の要部分解斜視図である。 図2に示す掃除機本体の要部分解斜視図である。 図2に示す掃除機本体の要部分解斜視図である。 図2に示す掃除機本体の要部分解斜視図である。 図2のA−A矢視断面図である。 掃除機本体から集塵ユニットを除去した状態を示す図8対応図である。 図3のB−B矢視断面図である。 図3に示す掃除機本体に備えられる集塵ユニットの外観斜視図である。 図11に示す集塵ユニットの縦断面図である。 図8に示す掃除機本体における空気流の流れを示す説明図である。 図3に示す掃除機本体のリング状車輪の構成を示す要部断面図である。 図3に示す掃除機本体のプリント配線板の配置構造を示す要部断面図である。 図3に示す掃除機本体の手提げハンドルの斜視図である。 図16の手提げハンドルの取り付け構造を示す断面図である。 図9に示す掃除機本体の断面の斜視図である。 図3に示す掃除機本体の後部から見た斜視図である。 図3に示す掃除機本体の側面から見た斜視図である。 図3に示す掃除機本体の上部から見た斜視図である。
この発明による電気掃除機は、吸引ホース部と掃除機本体とを備え、前記掃除機本体は、前記吸引ホース部が接続される集塵ユニットと、前記吸引ホース部から集塵ユニットを介して空気を吸引する電動送風機と、前記電動送風機を制御する制御部品を搭載したプリント配線板と、前記吸引ホースから流入した空気を集塵ユニットおよび前記電動送風機を介して排出させる流路とを備え、前記プリント配線板は、前記流路中に吊り下げ部材により吊り下げられてなることを特徴とする。
前記掃除機本体は、前記電動送風機に電力を供給するためのコードを引き出し可能に収容するコードリールをさらに備え、前記コードリールは、前記流路中に配置されてもよい。
前記吊り下げ部材が弾性部材からなってもよい。
前記掃除機本体は、前記流路中に配置され、前記プリント配線板を収容する配線板ケースをさらに備え、前記配線板ケースには、前記流路を流れる空気を流通させる複数の通風孔が形成されてもよい。
以下、図面に示す実施形態に基づいて、この発明を詳述する。これによってこの発明が限定されるものではない。
図1は、この発明の実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図、図2と図3は、図1に示す電気掃除機の掃除機本体の上面図と側面図である。
これらの図に示すように、電気掃除機1は、サイクロン方式の集塵ユニット500を離脱可能に内蔵した掃除機本体100と、吸引ホース部300とを備える。
吸引ホース部300は、吸引ホース301と、吸引ホース301に接続される延長パイプ302と、延長パイプ302の先端に接続される吸入部303と、手元ハンドル304と、手元ハンドル304に付設された操作部305と、ホース接続部306を備える。
吸引ホース301は接続部306を介して掃除機本体100の前方に離脱可能に接続され、使用者は手元ハンドル304を手で保持しながら延長パイプ302の先端の吸入部303を床面に接触させながら移動させることができる。
掃除機本体100は両側面に一対のリング状車輪140を、前方下部に自在車輪117をそれぞれ備えているので、使用者が手元ハンドル304を手で保持して移動するとき、掃除機本体100はその動作に追随することができる。
掃除機本体100は、床面の塵埃を空気と共に吸入部303から延長パイプ302と吸引ホース301を介して集塵ユニット500へ吸引するようになっている。
使用者は掃除機本体100の内部の集塵ユニット500の集塵状況をリング状車輪140の中央開口141から目で確認し、適宜、集塵ユニット500を掃除機本体100の上部から引出して集塵ユニット500に集められた塵埃を廃棄することができる。
掃除機本体100の後方上部には、図2に示すようにコードリール(後述)の電源コードの差込みプラグ131と、電源コードの引出し長さを調整するためのブレーキボタン132とが設けられている。
また、掃除機本体100は手提げハンドル115を備えるので、作業者は必要に応じて手提げハンドル115を把持し、掃除機本体100を持ち上げて運搬することが可能である。
また、図3の側面図に示すようにリング状車輪140の中央開口を介して集塵ユニット500の集塵状況が目視による確認が可能である。
図4〜図7は掃除機本体100の分解斜視図、図8は図2のA−A矢視断面図、図9は掃除機本体100から集塵ユニット500を除去した状態の図8対応図、図10は図3のB−B矢視断面図である。これらの図を用いて掃除機本体100の構成を説明する。
掃除機本体100は、その下部を構成する細長い台車101(図4参照)と、台車101の前方部に設置され電動送風機106(図5参照)を収容するための下部第1筐体102(図6参照)と、台車101の中央に設置され集塵ユニット500を収容するための第2筐体103(図4参照)と、台車101の後方に設置されコードリール108(図7参照)を収容するための第3筐体107(図7参照)を備える。
電動送風機106(図5、図8参照)は、第1筐体102の中にその回転軸方向が重力方向を向くように台座122(図5参照)を介して設置される。図6に示す第1筐体カバー104とダクト105が下部第1筐体102(図5参照)の上に装着される。
第1筐体カバー104(図6参照)は上面に横中継ダクト104aと縦中継ダクト104bとを備える。ダクト105はパッキン124を介して集塵ユニット500の流出ダクト571(図11参照)を縦中継ダクト104b(図6参照)に気密に接続するために設けられている。
縦中継ダクト104bはダクト105を電動送風機106に接続するために設けられる。横中継ダクト104a(図6参照)の出入口にはそれぞれパッキン125と126が装着されている。
横中継ダクト104aは吸引ホース部300の接続部306(図3、図8参照)を集塵ユニット500の流入口503(図11参照)にパッキン125と126を介して接続するために設けられている。
これによって、吸引ホース部300の接続部306から横中継ダクト104aを介して集塵ユニット500の流入口503に至る流路と、集塵ユニット500の流出ダクト571からダクト105および縦中継ダクト104bを介して電動送風機106に至る流路が形成される。また、集塵ユニット500の流出ダクト571からの流出口と接続されるダクト105の流入口と吸引ホース部300の接続部306から横中継ダクト104aの流入口とが同一面側に形成されている。これは、掃除をする際に電動送風機106の吸引力により流入口が同一方向に引っ張られることで集塵ユニット500が安定する状態になる。
下部第1筐体102(図5参照)は後方に延出する配線板ケース102a(図5、図8参照)を備え、配線板ケース102aにはプリント配線板120が収容され、ケース底板119(図5参照)が装着される。なお、図5に示すように、下部第1筐体102は電動送風機106とプリント配線板120との間に挿入され、例えば樹脂製の多孔板から構成されるフィルタ121を備える。
このように構成された下部第1筐体102は、台車101の前方部に固定され、手提げハンドル115を有する上部第1筐体114(図6参照)がその上から装着される。
一方、台車101の中央に設置された第2筐体103(図4参照)は、上部に上部開口103aを、両側面に窓103bを、窓103bの周囲にリング状の窓枠103cをそれぞれ備える。
また、第2筐体103の底と台車101との間には、電動送風機106から排出される空気流を第3筐体107の方へ流すための下部流路138(図8参照)が形成される。
台車101の後方には、電源コード(図示しない)を引出し可能に巻回するコードリール108(図7参照)と、コードリール108を回転可能に支持するコードリール支持板127、128などが設けられ、それらが第3筐体107(図7参照)によって覆われる。
第3筐体107は、コードリール108をリール軸が台車101の長手方向に平行になるように収容する。また、第3筐体107は、電動送風機106により生成され下部流路138を流れる空気流をコードリール108を介して掃除機本体100の後方に排出するための排気口133を備える。これによって、コードリール108に巻回されている電源コードが通電時に冷却される。
図4に示す一対の円弧状の補強梁109は、第2筐体103のリング状の窓枠103cの上半分と結合するように台車101に固定されると共に、図9に示すように、上部第1筐体114と第3筐体107とを連結する。これによって掃除機本体100の長手方向の剛性が補強される。
そして、図4に示すように、半円弧状の補強梁109と台車101の両側からリング状車輪140が取り付けられる。リング状車輪140は、リング状車輪ガイド111と、リング状車輪本体110と、リング状車輪カバー112と、円弧状化粧カバー113を備えている。
このように構成された掃除機本体100に対して、集塵ユニット500が、図8〜図10に示されるように掃除機本体100の上方から一対の補強梁109の間を、第2筐体103の上部開口103a(図4参照)を介して第2筐体103内へ装填される。
なお、自在車輪117は、電動送風機106の真下の位置に自在フレーム116(図4参照)を介して台車101の外側底面に回転・旋回自在に設けられる。このように電動送風機106が前方にあることで重心が前になり、電動送風機106の下側に自在車輪117も設けることで、掃除をするときに電気掃除機本体100の前方が浮き上がることが抑制でき、ホース301の引っ張りによる電気掃除機本体100の移動が追随しやすくなる。
このようにして、掃除機本体100では、台車101の前方(吸引ホース部300の接続側)から長手方向に一列に、電動送風機106、集塵ユニット500およびコードリール108が配列され、流路がそれらの上と下に設けられるので、掃除機本体100の幅寸法を最小にしている。
また、掃除機本体100の軽量化を図るために、図4に示す台車101と第2筐体103は、PP(ポリプロピレン)をベースに化学発泡剤を配合した材料で成型した発泡性樹脂を使用している。発泡性樹脂で成形された部品の形状が、複雑化、薄肉化などの形状により軽量化の値にバラツキが発生するが、発泡性樹脂を使用しない場合に比べて、約5〜8%の軽量化ができる。
したがって、部品の肉厚等を変更することなく、製作された金型をそのまま使用し発泡性樹脂の材料を使用することで軽量化が図れる。
そして、発泡性樹脂の場合、表面に樹脂の流れた跡が目立ちやすく、縞模様になる場合があるので、外観上の見栄えを損なわせないために、台車101(図4参照)の外観表面上にシボ加工をしている。なお、第2筐体103は、外観上目立たない個所であるが、シボ加工をしてもよい。
また、今回はPP(ポリプロピレン)をベースに化学発泡剤を配合した材料を使用したが、他の材料を使用してもよい。
図11と図12は、集塵ユニット500の外観斜視図と縦断面図である。集塵ユニット500は、カップカバー570、カップカバーハンドル591、フィルタユニット550、内筒ユニット530、ダスト仕切り535および有底円筒状のダストカップ501を有する。
ダストカップ501は集塵状況が外部から目視可能なように透明樹脂から形成される。図11に示すようにダストカップ501の前部の周面には吸引ホース部300(図1参照)からの空気流が流入する流入口503が設けられる。
図10を参照すると、吸引ホース部300の接続部306は、円筒状のダストカップ501の内部円周面にその接線方向から真直ぐに空気が流入するように掃除機本体100の中心から偏って屈曲している。
電動送風機106が作動すると、空気流は接続部306と横中継ダクト104aを介してダストカップ501に周接線方向に真直ぐに流入し、ダストカップ501内に高速の旋回気流を形成する。
これにより、空気流に含まれる塵埃が遠心分離される。集塵ユニット500は、形成する旋回気流の中心軸が重力方向を向くように設置されているので、遠心分離された塵埃の内、重いものは重力の作用によりダスト仕切535の下方に集積される。
ここで、集塵ユニット500の旋回気流の中心軸が重力方向を向くとは、旋回気流の中心軸が真下を向いている必要はなく、集塵ユニット500が縦方向にて掃除機本体100に配置されていればよい。
内筒ユニットの表面には、メッシュフィルタ(図示しない)が設けられており、軽いものは空気流と共に内筒ユニット530のスリットを介して上昇するが、大きい塵埃はこのメッシュフィルタによりろ過され、このメッシュフィルタを通過した細かい塵埃は、フィルタユニット550によりろ過される。フィルタユニット550は山部と谷部とが連続するプリーツフィルタから構成される。ろ過された空気流は流出ダクト571を介して電動送風機106へ吸引される。
図13は図8に示す掃除機本体100における空気流の流路を示す説明図である。
同図に示すように、吸引ホース301からの空気流は、接続部306を介して電動送風機106の上方を通って集塵ユニット500へ流入する。
流入した空気流は集塵ユニット500のダストカップ501内で旋回流となる。そして、集塵の遠心分離が行われた後、空気流は上昇し、フィルタユニット550を通過して電動送風機106を通り、集塵ユニット500の下方に台車101の縦方向に形成された下部流路138に入る。
そして、空気流は下部流路138中に設置された配線板ケース102aの中をプリント配線板120を冷却しながら通過した後、コードリール108の中を通って分散される。分散された空気流は、第3筐体107の背面に設けられた排気口133から外へ排出される。
従って、電動送風機106から空気流に乗って外へ出ようとする騒音は、集塵ユニット500の下方に台車101の縦方向に形成された長い下部流路138によって減衰されると共に、下部流路138中の配線板ケース102aと第3筐体107内のコードリール108とによって分散・吸収される。これによって、掃除機本体100から外へ出る電動送風機106の騒音は効果的に低下する。
また、図13に示すように、空気流の流路は掃除機本体100の上部と下部に分けて設けられ、側面部分に設けられていないので、掃除機本体100の横幅は最小限に小さくなっている。
図14はリング状車輪140の詳細な構成を示す要部断面図である。図14はリング状車輪140の回転方向と垂直な方向の縦断面を示しており、紙面より見て左側が台車101側である。同図に示すように、リング状車輪140では、上側の補強梁109と下側の台車101とにわたって潤滑性を有するリング状車輪ガイド111が取り付けられる。
リング状車輪ガイド111の外周側には、リング状車輪本体110がリング状車輪ガイド111に対して摺動可能に嵌着されている。さらに、リング状車輪ガイド111及びリング状車輪本体110の外側には、リング状車輪カバー112が第2筐体103の窓枠103cへ固定され、リング状車輪本体110の車輪ガイド111からの脱落を防止する。
そして、補強梁109の上部からリング状車輪140を覆うように円弧状化粧カバー113が取付けられる。このようにして中央開口141を中央に有するリング状車輪140が形成される。
このリング状車輪140の大きさを占める割合が、通常の電気掃除機本体の全体の大きさに対して大半を占めるように形成されている。これは、電気掃除機本体100の高さと略同じ長さの直径を有するリング状車輪140が形成されている。そして、リング状車輪140が電気掃除機本体100全体の略中央部分に配置されており、このリング状車輪140が大きいことにより安定感を感じて見え、略中央部分にリング状車輪140があるので常に目につきやすく両サイドにあるリング状車輪140の中央部分から集塵ユニット500に集積された塵埃の状況を目視確認することができる。
本実施形態においては、リング状車輪140がその中央部において中央開口141を有する場合について説明したが、本発明は、それだけに限定されない。例えば、リング状車輪カバー112の代わりに、中央に開口を有さず掃除機本体100側面の中央部を覆うように構成された車輪カバーを用いてもよい。この場合には、該車輪カバーの内少なくとも一部を、例えば透明性を有する樹脂等で形成することによって、本実施形態と同様に、集塵ユニット500の集塵状況を目視可能とすることができる。また、このように構成することによって、掃除機本体100の横幅を小さく保ったまま、掃除機本体100の長手方向の剛性を補強することができる。
図15は配線板ケース102aの詳細な構成を示す要部断面図である。同図に示すように、多数の通風孔を有する配線板ケース102aの内部に、電動送風機106を制御する制御部品と回路とを搭載したプリント配線板120が設置されている。
プリント配線板120は吊り下げ部材143により配線板ケース102a内で吊り下げられ、外部からの機械的な衝撃からプリント配線板120を保護するようになっている。プリント配線板120は、制御部品及び回路が設けられる表面を上方に向けて吊り下げられている。プリント配線板120の表面には、電動送風機106から配線板ケース102aに流入する空気流れの途中に、電動送風機106用の電力制御素子の発熱を放熱する放熱フィン120aが設けられている。
電気掃除機1の使用時においては、例えば被掃除面に存在する段差を乗り越える際、掃除機本体100には、下方より衝撃が加わる。そして、掃除機本体100の下方側に構成されている台車101側にプリント配線基板120が取り付けられていると衝撃が直接加わることになるが、プリント配線板120が吊り下げ部材143によって配線板ケース102a内で吊り下げられている場合には、掃除機本体100に下方より加えられた衝撃は、掃除機本体100の台車101及び配線板ケース102aに加えて、吊り下げ部材143を介してプリント配線板120に伝わることになる。したがって、加えられた衝撃は減衰されてプリント配線板120に伝わることになり、プリント配線板120の損傷を防止することができる。なお、吊り下げ部材143には、弾性部材を用いてもよい。この場合には、弾性部材によって、プリント配線板120に伝わる衝撃をさらに減縮することができる。
配線板ケース102aの底部は、多数の通風孔を有するケース底板119により閉鎖されている。配線板ケース102aおよびケース底板119の多数の通風孔は、下部流路138の中において電動送風機106からの空気流が配線板ケース102a内を通過し、プリント配線板120を効率よく冷却するようにするために設けられている。
配線板ケース102aの電動送風機106側の壁には前述のようにフィルター(樹脂製多孔板)121が設けられ、電動送風機106からモータ用ブラシなどの破片が配線板ケース102aへ侵入することを防止している。
このように構成された配線板ケース102aにおいて、電動送風機106から流出した空気流れは、図15の紙面より見て左側よりフィルター121を通って、配線板ケース102a内に流入する。さらに詳細に現した図18に示すように配線板ケース102a内に流入した空気流れは、プリント配線板120の表面に沿うようにして流れ、配線板ケース102aの通風孔から紙面より見て右側に流出する(図13参照)。また、配線板ケース102a内に流入した空気流れの一部は、プリント配線板120及びケース底板119の隙間を通過すると共に、ケース底板119からも流出する。したがって、プリント配線板120は、配線板ケース102a内に流入した上記空気流れによって十分に冷却することができる。また、プリント配線板120の表面(図面では上面)には、空気流れの途中に、放熱フィン120aが設けられているので、プリント配線板120からの放熱がさらに促進される。
図16は図1〜図3に示す掃除機本体100の手提げハンドル115の斜視図である。同図に示すように手提げハンドル115はU字型であり、回転軸を受入れる一対の凹部144を内側に備える。
図17は図16に示す手提げハンドル115の取り付け構造を示す断面図である。同図に示すように上部第1筐体114の両側に水平方向に突出する一対の回転支軸145が形成されている。一方、手提げハンドル115は弾性変形可能な樹脂から形成されている。
そこで、手提げハンドル115は、その弾性変形を利用して一対の凹部144の間隔が大きくなるように左右に開かれ、手提げハンドル115の一対の凹部144に上部第1筐体114の一対の回転支軸145が同時に嵌入される。
それによって、手提げハンドル115は、上部第1筐体114に回転支軸145を中心にして回転できるように取付けられる。
予めこのように手提げハンドル115を取付けた上部第1筐体114(図6参照)を、前述のように下部第1筐体102に固定した後、補強梁109を上部第1筐体114に取り付けることにより、図17に示すように手提げハンドル115が両側から補強梁109により挟まれる。従って、手提げハンドル115が上部第1筐体114から脱落することが防止される。
なお、手提げハンドル115は、掃除機本体100の構成部品の内、最も重い電動送風機106の上方に、つまり掃除機本体100の重心の近傍に設けられている。それによって、手提げハンドル115を支点とする掃除機本体100の回転モーメントが小さくなり、手提げハンドル115を握って掃除機本体100を持ち上げたときに、掃除機本体100の揺動が小さく、持ち運びが容易である。
図18に示すように、電気掃除機本体100の後部には、イオン発生装置146が取り付けられており、電動送風機106からの送風と集塵ユニットによりろ過された空気流に沿って、イオン発生装置146より放出されたイオンが図19に示すようにイオン放出口139より外部へ放出される。
イオン発生装置は、電動送風機106から電気掃除機本体100より外部に排気されるまでの空気通路に配される。イオン発生装置は空気通路に面したイオン発生面上に複数の電極を有している。電極には交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加される。電極の印加電圧が正電圧の場合はイオンが空気中の水分と結合して主としてH+(H2O)mから成るプラスイオンを発生する。電極の印加電圧が負電圧の場合はイオンが空気中の水分と結合して主としてO2 -(H2O)nから成るマイナスイオンを発生する。ここで、m、nは任意の自然数である。H+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは空気中の浮遊菌や臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。プラスイオン及びマイナスイオンを発生して空気通路12内に放出することにより、イオンが室内に送出される。これにより、室内の殺菌及び脱臭を行うことができる。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m’+n+n’)H2O ・・・(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H22+O2+(m+m’+n+n’)H2O ・・・(3)
また、図19に示すように差込みプラグ131を引き出した際のコードが、差込みプラグ131が収納されてコードが収まっているコード引出し口から急激に屈曲したときに、コードがうける負荷を軽減するために、差込み口付近に壁部150を形成している。
また、図20は、プリント基板120に設けられたコネクタ120bが見えるように掃除機本体100からリング状車輪カバー112を取り外した状態を示す。電気掃除機1の制御プログラムをバージョンアップするときや、電気掃除機の性能検査などをするときにこのコネクタ120bを利用して行うようになっている。そして、図21は、図21より第2筐体103を取り外した状態を示し、プリント基板120とコネクタ120bの配置関係を表したものである。
上記の実施形態で説明した電気掃除機1の構成について、以下に纏める。ここで、電気掃除機1は、以下の構成の全部を備える必要はない。また、本発明の電気掃除機は、以下の構成を適宜組み合わせることができる。
(1)電気掃除機1は、吸引ホース部300と掃除機本体100とを備える。
(2)吸引ホース部300は、吸引ホース301と、吸引ホース301を掃除機本体100に接続する接続部306と、吸引ホース301を延長する延長パイプ302と、延長パイプ302の先端に設けられた吸引部303とを備える。
(3)掃除機本体100は、吸引ホース部300が接続され旋回気流によって集塵する集塵ユニット500と、吸引ホース部300から集塵ユニット500を介して空気を吸引する電動送風機106と、電動送風機106へ電力を供給するためのコードを引出し可能に収容するコードリール108と、細長い台車101とを備える。
(4)電動送風機106と集塵ユニット500とコードリール108は、集塵ユニット500を間に挟んで一列に、台車101にその長手方向に設置される。
(5)吸引ホース部300は、台車101の長手方向に沿って伸びるように集塵ユニット500に接続され、電動送風機106はその送風方向が重力方向を向くように、集塵ユニット500はその旋回気流の軸が重力方向を向くように台車101に設置される。
(6)台車101は、中央に中央開口141を有するリング状車輪140を備え、集塵ユニット500の集塵状況が開口141を介して目視可能である。
(7)電動送風機106を収容する第1筐体、つまり下部第1筐体102および上部第1筐体114と、集塵ユニット500を収容し側面に窓103bを有する第2筐体103と、コードリール108を収容する第3筐体107とを備える。
(8)第1、第2および第3筐体(102,114,103,107)は、第2筐体103を間に挟んで一列に台車101にその長手方向に沿って設置される。
(9)集塵ユニット500の集塵状況が窓103bを介して外から目視可能である。
(10)台車101が複数の車輪を備え、少なくとも1つの車輪が中央に中央開口141を有するリング状車輪140であり、集塵ユニット500の集塵状況が中央開口141と窓103bを介して外から目視可能である。
(11)掃除機本体100は、第2筐体103の上を越えて上部第1筐体114と第3筐体107とをつなぐ2本の補強梁109を備え、第2筐体103は上部に開口103aを有し、集塵ユニット500は2本の補強梁109の間から開口103aを介して離脱可能に第2筐体103に装填される。
(12)細長い台車101は、補強梁109にその一部が支持され中央に中央開口141を有するリング状車輪140を備える。
(13)第2筐体103は側面に窓103bを有し、集塵ユニット500の集塵状況が中央開口141と窓103bを介して外から目視可能である。
(14)掃除機本体100は、吸引ホース部300からの空気を集塵ユニット500から電動送風機106へ導き、集塵ユニット500の下を通ってコードリール108を介して排出させる流路を備える。
(15)掃除機本体100は、電動送風機106を制御する制御部品を搭載したプリント配線板120を備え、プリント配線板120は流路中に吊り下げ部材143により吊り下げられる。
(16)吊り下げ部材143は弾性部材から構成される。
(17)掃除機本体100は、筐体(102,114)に設けられ掃除機本体100を持ち上げて運搬するための手提げハンドル115を備え、筐体(102,114)はその両側面から台車101の幅方向に突出する一対の回転支軸145を有し、手提げハンドル115は、回転支軸145にそれぞれ回転可能にはまり込む一対の凹部144を備え、掃除機本体100は手提げハンドル115が筐体(102,114)から離脱することを防止する防止部材(109)を備える。
(18)手提げハンドル115は弾性変形可能で、その弾性変形により凹部144が回転支軸145にはまり込み可能である。
1 電気掃除機
100 掃除機本体
101 台車
102 下部第1筐体
102a 配線板ケース
103 第2筐体
106 電動送風機
107 第3筐体
108 コードリール
115 手提げハンドル
140 リング状車輪
300 吸引ホース部
301 吸引ホース
302 延長パイプ
303 吸入部
304 手元ハンドル
305 操作部
306 接続部
500 集塵ユニット
501 ダストカップ

Claims (4)

  1. 吸引ホース部と掃除機本体とを備え、
    前記掃除機本体は、
    前記吸引ホース部が接続される集塵ユニットと、
    前記吸引ホース部から集塵ユニットを介して空気を吸引する電動送風機と、
    前記電動送風機を制御する制御部品を搭載したプリント配線板と、
    前記吸引ホースから流入した空気を集塵ユニットおよび前記電動送風機を介して排出させる流路とを備え、
    前記プリント配線板は、前記流路中に吊り下げ部材により吊り下げられてなる電気掃除機。
  2. 前記掃除機本体は、前記電動送風機に電力を供給するためのコードを引き出し可能に収容するコードリールをさらに備え、
    前記コードリールは、前記流路中に配置される請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記吊り下げ部材が弾性部材からなる請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 前記掃除機本体は、前記流路中に配置され、前記プリント配線板を収容する配線板ケースをさらに備え、
    前記配線板ケースには、前記流路を流れる空気を流通させる複数の通風孔が形成される請求項1から3のいずれか1つに記載の電気掃除機。
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