JP2014068565A - トウモロコシ収穫機 - Google Patents

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照男 南
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祐二 田中
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Abstract

【課題】メンテナンス作業の作業能率を向上させることが可能となるトウモロコシ収穫機を提供する。
【解決手段】機体前部に位置して収穫物を収穫する収穫部4と、収穫部4にて収穫された収穫物を機体後方側に搬送して後方側から排出するフィーダ5と、フィーダ5の下方側に位置してフィーダ5から排出される収穫物に排塵用の風を供給する排塵ファン37と、エンジン11の動力が入力される中継伝動軸57と、フィーダ5に対して機体横幅方向一方側において、中継伝動軸57からフィーダ5の駆動軸58及び排塵ファン37の駆動軸39の夫々に動力を伝達する伝動機構Dとが備えられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、トウモロコシから多数の種子を備えた収穫物を収穫するようにしたトウモロコシ収穫機に関する。
トウモロコシ収穫機は、走行車体を走行させながら植立しているトウモロコシから収穫物を収穫して、その収穫した収穫物を貯留部に投入して貯留するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、収穫された収穫物を、横向き搬送するコンベヤ及び前後向き搬送するコンベヤ等の複数のコンベアにより、貯留部に搬送するようにしているが、この構成とは異なり、次のように構成されたものもある。
すなわち、収穫された収穫物をフィーダによって機体後方に向けて搬送させて貯留部に落下放出させ、且つ、フィーダにて搬送される収穫物に排塵用の風を供給して塵埃を除去するように構成されたものである。そして、この構成において、フィーダ及び排塵用の風を生起する送風装置を夫々駆動するにあたり、従来では、フィーダ用の伝動構造と送風装置用の伝動構造とを、フィーダの左右両側に振り分ける状態で配備させるようになっていた。
特開2011−92135号公報
上記従来構成では、点検や修理等のメンテナンス作業を行う場合、作業者は、フィーダ用の伝動構造に対するメンテナンス作業と、送風装置用の伝動構造に対するメンテナンス作業とを夫々異なる箇所で別々に行わなければならず、能率よく作業を行うことができない不利があった。
本発明の目的は、メンテナンス作業の作業能率を向上させることが可能となるトウモロコシ収穫機を提供する点にある。
本発明に係るトウモロコシ収穫機の特徴構成は、機体前部に位置して収穫物を収穫する収穫部と、前記収穫部にて収穫された収穫物を機体後方側に搬送して後方側から排出するフィーダと、前記フィーダの下方側に位置して前記フィーダから排出される収穫物に排塵用の風を供給する排塵ファンと、エンジンの動力が入力される中継伝動軸と、前記フィーダに対して機体横幅方向一方側において、前記中継伝動軸から前記フィーダの駆動軸及び前記排塵ファンの駆動軸の夫々に動力を伝達する伝動機構とが備えられている点にある。
本発明によれば、エンジンの動力が中継伝動軸に入力され、その中継伝動軸から、フィーダに対して機体横幅方向一方側に備えられた伝動機構によって、フィーダの駆動軸及び排塵ファンの駆動軸の夫々に動力が伝達される。
そして、収穫部にて収穫された収穫物がフィーダによって機体後方に向けて搬送され、且つ、フィーダにて搬送される収穫物に排塵用の風が供給されて収穫物から塵埃を除去させることができる。
又、フィーダに対して機体横幅方向一方側に伝動機構が備えられるので、伝動機構に対するメンテナンス作業を行う場合、フィーダの駆動軸に対するメンテナンス作業と、排塵ファンの駆動軸に対するメンテナンス作業とを同じ場所で能率よく行うことができる。
従って、メンテナンス作業の作業能率を向上させることが可能となるトウモロコシ収穫機を提供できるに至った。
本発明においては、前記フィーダの駆動軸が、前記フィーダにおける収穫物搬送方向の終端部に位置し、前記排塵ファンの駆動軸が、前記フィーダの搬送経路途中の下方側に位置する状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、排塵ファンは、フィーダの搬送経路途中の下方側に備えられている。従って、排塵ファンをフィーダの搬送経路の終端部付近に位置する状態で備えれば、吹き飛ばした塵埃を車外に開放された車体上方に向けて排出させることができる。
本発明においては、前記排塵ファンの駆動軸が、前記フィーダの駆動軸よりも下方側に位置する状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、中継伝動軸からの動力が排塵ファンの駆動軸に伝達されたのち、その排塵ファンの駆動軸からフィーダの駆動軸に伝達するような伝動構造を採用する場合に、排塵ファンの駆動軸をフィーダの駆動軸よりも下方側におけるスペースを有効に利用して配備することで、前後方向にコンパクトに配備させることが可能となる。
本発明においては、前記フィーダにおける機体横幅方向一方側の横側に作業者搭乗デッキが備えられていると好適である。
本構成によれば、伝動機構が備えられるフィーダにおける機体横幅方向一方側の横側に作業者搭乗デッキが備えられる。作業者は、この作業者搭乗デッキに乗っている状態で近い場所から伝動機構に対するメンテナンス作業を行うことができる。
従って、作業者搭乗デッキを利用することで、車体の外方側において別体の作業台を用意する等の煩わしさがなく、能率よくメンテナンス作業を行うことができる。
本発明においては、前記作業者搭乗デッキが、前記フィーダの駆動軸及び前記排塵ファンの駆動軸よりも下方側に位置する状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、フィーダの駆動軸や排塵ファンの駆動軸が作業者搭乗デッキより上方側に位置するので、作業者搭乗デッキに乗った状態で、作業者が、フィーダの駆動軸や排塵ファンの駆動軸に対して楽な姿勢で容易に手が届くことになる。その結果、作業者が無理な体勢で作業する等の煩わしさがなく、能率よくメンテナンス作業を行うことができる。
本発明においては、前記中継伝動軸が、車体フレームの下方側に位置して車体横幅方向に延びる状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、中継伝動軸を車体フレームの下方側の広い空間を利用して備えることで、この中継伝動軸を、車体フレームの上方側に設けられるエンジンや収穫作業用の各種の装置類の配置を邪魔することなく、エンジンの入力箇所からフィーダの車体横幅方向一方側箇所に向けて車体横幅方向に延びる状態で配備することができる。
本発明においては、前記伝動機構は、前記中継伝動軸から前記排塵ファンの駆動軸に動力が伝達する伝動ベルトと、前記排塵ファンの駆動軸から前記フィーダの駆動軸に動力を伝達する伝動チェーンとを備えると好適である。
本構成によれば、エンジンの動力が中継伝動軸から伝動ベルト及び排塵ファンの駆動軸を介して、排塵ファン及びフィーダに動力が伝達される。このように伝動ベルトを介して動力が伝達されるので、排塵ファン及びフィーダにおいて、塵埃が詰まって回転が阻害されたような場合に、エンジンからの動力伝達が継続されても、伝動ベルトがプーリとの間でスリップすることにより、排塵ファンやフィーダに対して無理な力が掛かることを回避できて、排塵ファンやフィーダが破損することを回避できる。
ところで、排塵ファンは排塵用の風を生起するために高速で駆動する必要があるが、フィーダは、高速で駆動すると収穫物を傷めるおそれがあるので低速で駆動する方がよい。そこで、排塵ファンの駆動軸とフィーダの駆動軸との間での減速比率を大きく必要がある。
排塵ファンの駆動軸からフィーダの駆動軸に動力伝達するにあたり、伝動ベルトを介して伝動させる構成を採用する場合であれば、排塵ファンの駆動軸とフィーダの駆動軸との間での減速比率を大きくすると、駆動側のプーリの径が小さくなり、スリップが生じるおそれが大となる。これに対して伝動チェーンを介して伝動させる構成を採用する場合であれば、伝動チェーンとスプロケットとの間でスリップは発生しないので、大きな減速比率に設定し易いものとなる。
そこで、本構成では、排塵ファンの駆動軸からフィーダの駆動軸に伝動チェーンを介して動力を伝達する構成とすることで、排塵ファンを高速で駆動しながらも、大きな減速比率で減速させて低速の動力をフィーダに伝達させることが可能となる。
従って、排塵ファンやフィーダが破損することを回避することが可能であり、しかも、排塵ファンを高速で駆動し且つフィーダを低速で駆動することができる。
本発明においては、前記伝動ベルトが前記伝動チェーンよりも機体横幅方向外方側に位置すると好適である。
本構成によれば、伝動ベルトが機体横幅方向外方側に位置するので、伝動ベルトをプーリから取り外すことができ、交換や修理等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。これに対して、伝動ベルトを伝動チェーンよりも機体横幅方向内方側に位置させると、伝動ベルトを取り外す場合には、伝動チェーンも合わせて取り外す必要があり、メンテナンス作業を能率よく行えないおそれがある。
伝動チェーンは、チェーンリンクの連結を解除して分離させることができるので、伝動チェーンが伝動ベルトよりも機体横幅方向内方側に位置していても、メンテナンス作業を行うことができる。
従って、伝動チェーンと伝動ベルトの配置を合理的に構成することで、伝動チェーンと伝動ベルトとのいずれに対しても、修理交換等のメンテナンス作業が行い易いものになる。
本発明においては、前記伝動チェーンの内周面が前記排塵ファンの駆動軸に備えられたファン駆動用スプロケットに巻き掛けられ、前記伝動チェーンの外周面が前記フィーダの駆動軸に備えられたフィーダ用スプロケットに巻き掛けられていると好適である。
例えば、大きな減速比率を設定するために、ファン駆動用スプロケットを小径に、フィーダ用スプロケットを大径に設けることがある。
本構成によれば、小径のファン駆動用スプロケットに伝動チェーンの内周面が巻き掛けられ、大径のフィーダ用スプロケットに伝動チェーンの外周面が巻き掛けられるので、小径のファン駆動用スプロケットに対しては充分に大きい巻き掛け角度にて巻回させることができ、動力を十分に伝える状態で連動連係させることができる。一方、大径のフィーダ用スプロケットに対しては、伝動チェーンの外周面を巻き掛けるので、少ない巻き掛け角度であっても動力を伝える状態で連動連係させることができる。
本発明においては、前記フィーダの駆動軸に設定トルクよりも大きい駆動負荷が掛かると、前記伝動チェーンと前記フィーダ用スプロケットとが歯飛びして相対回動するように、前記フィーダ用スプロケットに対する前記伝動チェーンの巻き掛け角度が設定されていると好適である。
本構成によれば、例えば、フィーダが搬送詰まりを起す等により駆動軸に大きい駆動負荷が掛かると、伝動チェーンとフィーダ用スプロケットとが歯飛びして相対回動することで、伝動機構に無理な力が掛かることを回避できる。
つまり、フィーダ用スプロケットに対する伝動チェーンの巻き掛け角度を適正なものに設定しておくことで、簡易的なトルクリミッターとしての機能を持たせることができ、伝動機構が破損する等の不利を未然に回避できるものとなる。
本発明においては、前記伝動チェーンにおける前記フィーダ用スプロケットとの巻き掛け箇所よりも回動方向上手側箇所、及び、前記巻き掛け箇所よりも回動方向下手側箇所のうちのいずれか一方に、位置固定型のスプロケットが備えられ、他方にテンション作用位置を変更可能なテンションスプロケットが備えられていると好適である。
本構成によれば、テンションスプロケットのテンション作用位置を変更することにより、フィーダ用スプロケットに対する伝動チェーンの巻き掛け角度を適宜変更させることができる。
このように伝動チェーンの巻き掛け角度を変更することで、トルクリミッターとして機能するときに相対回動を開始する設定トルクを適切な値に変更調整することができる。
本発明においては、前記フィーダにより収穫物と共に排出される非収穫物を収穫物の排出方向と異なる方向に掻き出す掻き出し装置が備えられ、前記伝動機構が、前記フィーダに対して機体横幅方向一方側において、前記掻き出し装置に動力を伝達すると好適である。
本構成によれば、収穫物と共に排出される非収穫物、例えば、トウモロコシの葉屑や茎稈屑等が、掻き出し装置によって、フィーダによる収穫物の排出方向と異なる方向に掻き出される。つまり、非収穫物を収穫物の排出方向と異なる方向に掻き出すので、非収穫物が混入されない状態で良好に収穫物を回収することができる。
そして、掻き出し装置に対する動力伝達も、フィーダの機体横幅方向一方側において行われるので、掻き出し装置に対する伝動作用部のメンテナンス作業を能率よく行うことができる。
本発明においては、前記フィーダにより収穫物と共に排出される非収穫物を収穫物を貯留する貯留部とは異なる方向に掻き出す掻き出し装置が備えられ、前記伝動機構が、前記フィーダに対して機体横幅方向一方側において、前記掻き出し装置に動力を伝達すると好適である。
本構成によれば、収穫物は貯留部に貯留されるようにフィーダにより搬送される。一方、収穫物と共に排出される非収穫物、例えば、トウモロコシの葉屑や茎稈屑等は、掻き出し装置によって、収穫物を貯留する貯留部とは異なる方向に掻き出される。このようにして、非収穫物が貯留部に混入することを回避することができる。
そして、掻き出し装置に対する動力伝達も、フィーダの機体横幅方向一方側において行われるので、掻き出し装置に対する伝動作用部のメンテナンス作業を能率よく行うことができる。
本発明においては、前記掻き出し装置により掻き出された非収穫物を細断処理する細断装置が備えられ、前記伝動機構が、前記フィーダに対して機体横幅方向一方側において、前記細断装置に動力を伝達すると好適である。
本構成によれば、掻き出し装置により掻き出された葉屑や茎稈屑等の非収穫物は細断装置によって細断処理されて、排塵ファンの排風により外方に排出される。
そして、細断装置に対する動力伝達も、フィーダの機体横幅方向一方側において行われるので、掻き出し装置に対する伝動作用部のメンテナンス作業を能率よく行うことができる。
本発明においては、前記伝動機構は、前記掻き出し装置及び前記細断装置の夫々に対して動力を伝達するように構成されていると好適である。
本構成によれば、伝動機構は、中継伝動軸からフィーダの駆動軸及び排塵ファンの駆動軸の夫々に動力を伝達するとともに、それらフィーダの駆動軸及び排塵ファンの駆動軸に伝達された動力を、さらに掻き出し装置及び細断装置の夫々に対して伝達するのである。
従って、掻き出し装置及び細断装置に対して単独で各別に動力を伝達するものに比べて、効率よく動力を伝達することができる。
本発明においては、前記エンジンの動力が伝動ベルトを介して前記中継伝動軸に伝達されると好適である。
本構成によれば、中継伝動軸よりも伝動下手側において、過大な駆動負荷が発生しても、エンジンと中継伝動軸との間に備えられた伝動ベルトがスリップしてトルクリミッターとしての機能を果たすことができ、中継伝動軸よりも伝動下手側の伝動系が破損する等の不利を回避できる。
本発明においては、前記エンジンが前記フィーダに対して機体横幅方向他方側に備えられていると好適である。
本構成によれば、フィーダに対して機体横幅方向他方側の箇所には、伝動機構が存在しないので、その領域が空きスペースとなる。そこで、その空いたスペースを利用して、エンジンを配置させることができる。
本発明においては、前記フィーダにおける機体横幅方向一方側の横側に作業者搭乗デッキが備えられ、前記作業者搭乗デッキと前記エンジンとが前記フィーダを挟んで機体横幅方向に沿って対向する位置に配備されていると好適である。
本構成によれば、作業者搭乗デッキとエンジンとの間にフィーダが存在するので、作業者搭乗デッキにいる作業者がエンジンによる高温に晒されることがなく、伝動機構のメンテナンス作業時における作業環境が悪化することを回避できる。しかも、作業者搭乗デッキにてメンテナンス作業が行われる伝動機構とエンジンとが機体横幅方向に沿って対向する位置に配備されるから、エンジンからの伝動機構に対する伝動構成が、例えば、フィーダの下方あるいは上方を通して配備させることができ、車体前後方向にコンパクトに伝動構造を配備させることができる。
本発明においては、前記エンジンの上方にラジエータが備えられていると好適である。
本構成によれば、例えば、エンジンをフィーダの横側の低い位置に配備すると、そのエンジンの上方に空きスペースができるので、その空きスペースを利用してラジエータを備えるようにした。その結果、エンジンとラジエータとを車体横幅方向に並べる構成に比べて、車体横幅方向の寸法をコンパクトにすることができる。
このようにスペースを有効利用して、エンジンとラジエータとを車体横幅方向の寸法をコンパクトにさせた状態で合理的に配備することができる。
トウモロコシ収穫機の右側面図である。 トウモロコシ収穫機の平面図である。 トウモロコシ収穫機の左側面図である。 フィーダ後端部における伝動機構を示す側面図である。 フィーダ後端部における縦断側面図である。 フィーダの横断平面図である。 伝動系統を示す図である。 掻き出し装置の一部切欠平面図である。 別実施形態のフィーダ後端部における伝動機構を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態に係るトウモロコシ収穫機について図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、本発明に係るトウモロコシ収穫機は、左右一対の前輪1と左右一対の後輪2とを備えた走行車体3と、この走行車体3の前部に位置する収穫部としての収穫処理装置4と、収穫処理装置4の後部から走行車体3の上方にわたって後方上がりの状態で前後方向に延びる搬送装置としてのフィーダ5と、走行車体3の後部に位置する回収部としての回収タンク6と、走行車体3の下部であって前輪1と後輪2との間の前後中間部に位置する残稈処理装置7とを備えて構成されている。
トウモロコシは、植立する茎稈に対し収穫時期に多数の種子(実)を内包する房状部を作る。この房状部は、包葉の内部に多数の種子が含まれ、この種子は棒状の芯の外面に整列する形態で形成される。本発明に係るトウモロコシ収穫機は、包葉の内部に多数の種子を備えた房状部を収穫物として収穫して回収するものである。
すなわち、このトウモロコシ収穫機では、収穫作業時には、前輪1の駆動により走行車体3を走行させ、収穫処理装置4で収穫した収穫物がフィーダ5によって回収タンク6に向けて搬送されて、回収タンク6に貯留される。そして、収穫時に圃場に残された茎稈は残稈処理装置7により細断処理される。残稈処理装置7は、詳述はしないが、横軸芯周りで駆動回転されるハンマーナイフ式の細断装置であり、収穫時に圃場に残された茎稈を細かく細断する。
走行車体3は、車体前部に上方がキャビン8により覆われる状態で運転部9が備えられ、その運転部9の後方に原動部10が備えられている。そして、走行車体3は、左右向き固定状態の左右一対の前輪1が、原動部10に設けたエンジン11によって駆動されて自走する。また、後輪2は油圧操作式の操向シリンダ(図示せず)によって操向操作自在に設けられている。
図2及び図3に示すように、キャビン8の左側出入り口の横外側に、乗降デッキ12及び乗降階段13が設けられている。乗降階段13は、上下向きの揺動軸芯まわりに揺動操作することにより、前輪1の横外側に位置した使用位置と、前輪1の後側に位置した格納位置とに切り換えできるようになっている。
走行車体3のうち、フィーダ5に対して車体横幅方向左側(機体横幅方向一方側の一例)の横側部に、作業者搭乗デッキ14が備えられ、この作業者搭乗デッキ14に、車体操縦を行う作業者とは別の作業者(補助作業者)が搭乗して、フィーダ5の搬出状況を監視するなどの補助作業を行えるようになっている。作業者搭乗デッキ14は、前端が乗降デッキ12の後端の近くに位置するよう配備されている。乗降階段13及び作業者搭乗デッキ14には、作業者が身体を支えるための保護部材13A,14Aが設けられている。
作業者搭乗デッキ14は、エンジン11に供給される燃料を貯留するための燃料タンク15の上方に位置しており、燃料タンク15の上方を覆うカバー機能を備えている。又、原動部10には、エンジン11、エンジン冷却用のラジエータ16、吸気ケース17、燃焼用空気を吸気するエアクリーナ18及びプレクリーナ19等が備えられている。
図2に示すように、エンジン11は、フィーダ5に対して機体横幅方向右方側(機体横幅方向他方側の一例)に備えられている。又、図1に示すように、ラジエータ16及び吸気ケース17は、エンジン11の上方に位置する状態で配備されており、エンジン支持フレーム部24から立設した縦向き支持フレーム24fにより支持されている。
図1に示すように、作業者搭乗デッキ14とエンジン11とがフィーダ5を挟んで機体横幅方向に沿って対向する位置に配備されている。
収穫処理装置4は、車体フレームFにおける運転部フレーム23に横軸芯P1周りで揺動自在に支持され、車体フレームFの下部に支持された左右一対の油圧操作式の収穫処理装置用の昇降シリンダC1(以下、収穫処理シリンダと略称する)により駆動昇降自在に設けられている。
図1及び図2に示すように、収穫処理装置4は、横方向に並列する3列の導入経路が形成され、各々の導入経路を挟む位置に左右一対の収穫ロール25、その上部の位置する左右一対の無端搬送チェーン26等を備えている。詳述はしないが、収穫ロール25は、導入経路と平行する姿勢の回転軸芯を中心に回転自在に支持され、導入されるトウモロコシの植立茎稈から収穫物(房状部)を引き千切って分離させるものである。
又、複数の収穫ロール25と複数の無端搬送チェーン26との後方位置には収穫物を横方向の中央位置に移送するオーガ27が備えられている。このオーガ27が、3列の導入経路にて夫々、植立茎稈から分離された収穫物を横方向の中央位置に移送させる。そして、このオーガ27は、収穫物をその送出口からフィーダ5の搬送始端部に設けられた投入口(図示せず)に供給する。
フィーダ5は、図5及び図6に示すように、後方側ほど上方に向かう斜め姿勢のフィーダケース28内に、左右一対の無端回動チェーン29に亘って設定間隔をあけて複数の搬送プレート30bが架設支持される状態で備えられている。このフィーダ5は、搬送コンベアとして機能するものであり、投入口から供給された収穫物を搬送案内板30aの上面側に沿わせて搬送プレート30bにて押し移動しながら搬送する。フィーダケース28の後端部(搬送終端部)には機体後方向きに開口する排出部31が形成され、搬送してきた収穫物を排出部31から回収タンク6の上方に機体後方向きに排出する。フィーダ5は、車体フレームFから固定立設した左右一対の支柱42により後部側箇所が支持されている。
図5及び図6に示すように、フィーダ5の後部に、フィーダ5により収穫物と共に排出される非収穫物、例えば葉屑や茎稈屑等を収穫物の排出方向と異なる方向に掻き出す掻き出し装置43と、掻き出し装置43により掻き出された非収穫物を細断処理する細断装置44とが、フィーダケース28の後端部に連設された処理ケース45の内部に備えられている。
掻き出し装置43は、処理ケース45の内部のフィーダ5の排出部31より後方に位置する箇所に一対の掻込み回転体46a,46bを備えている。この一対の掻込み回転体46a,46bは、夫々の回転支軸47a,47bの軸芯周りで回転する円筒状体48a,48bの外周部に、周方向に適宜間隔をあけて軸芯方向に沿って複数の長尺の掻込みバー49a,49bが固定されている。
そして、一対の掻込み回転体46a,46bは、夫々の掻込みバー49a,49bが互いに回転位相を異ならせて回転するように、後述する伝動機構Dによって逆回転方向に回転駆動される。
図5及び図6に示すように、細断装置44は、処理ケース45の内部で回転駆動される回転刃50と、回転刃50の回転域の外側近くに配置して処理ケース45の内部に固定された固定刃51とを備えて、その回転刃50と固定刃51とにより非収穫物を細断処理する。
そして、回転刃50と固定刃51とにより細断した処理物を、回転刃50の回転による放出作用により、回転刃50の回転域の外周囲に配備してある放出ガイド体52に沿わせて排出口53から後方上方向きに放出する。排出口53から飛散した処理物は、排出口53の上方に位置する傾斜ガイド板54による案内を受けて後方下方向きに排出案内される。
従って、この構成によれば、フィーダ5によって搬送された収穫物(房状部)は、排出部31から放出されるのに対し、収穫処理装置4の収穫の際の稈切れなどによって収穫物に混入して搬送された非収穫物は、搬送プレート30bによる押し出しを受けて排出部31から後方に突出する。排出部31から後方に突出する非収穫物を、掻き出し装置43によって受け取って後方に掻き出して細断装置44に供給する。細断装置44は、掻き出し装置43によって供給された非収穫物を細断し、回転刃50の回転による放出作用により、排出口53から後方上方向きに放出するのである。
回収タンク6は、前側壁6a、後側壁6b、及び、左右両側の横側壁6cを備えて平面視で矩形状に形成されるとともに、上部が開放された形状となっている。又、前部側底部6dが後方側程下方に位置する傾斜姿勢の傾斜面に形成され、後部側底部6eは水平面に形成されている。又、前側壁6aは、上端縁6a1が左右両側の横側壁6cの上端縁6c1よりも下方に位置するように、上部側が一部開放される形状となっており、その開放された領域から収穫物を受け入れるようになっている。
図4及び図5に示すように、回収タンク6における前側壁6aの上部には、フィーダ5の排出部31から排出された収穫物を回収タンク6の内部に案内する後下がり傾斜姿勢のタンク側案内面32を構成する板状のタンク側案内体33が備えられている。このタンク側案内体33は、回収タンク6の前側壁6aの上端縁6a1に沿って横方向に延びる状態で備えられた角筒状の桟部材34に取り付けられ、前側壁6aの上部から前方上方側に向けて突出するように設けられている。
又、フィーダ5には、排出部31から排出された収穫物を回収タンク6に案内する後下がり傾斜姿勢のフィーダ側案内面35を構成する板状のフィーダ側案内体36が備えられている。このフィーダ側案内体36は、タンク側案内体33に対して少し間をあけて連なるように、タンク側案内体33と略同じ傾斜角の後下がり姿勢にて設けられている。
図5に示すように、フィーダ5における排出部31の下方側箇所には、フィーダケース28の搬送終端部の下側に位置する状態で排塵ファン37が備えられている。排塵ファン37は、フィーダ5を支持するための左右両側の支柱42の上下途中部と、フィーダケース28の途中部とに亘って連結された左右両側の支持部材55にて架設支持されている。
排塵ファン37は、ファンケース38及びファンケース38の内部に横向き姿勢の駆動軸39と一体回転する複数の送風翼体40を備え、この送風翼体40の回転により、ファンケース38の外部の空気をファンケース38の側面から吸引して風を発生させ、発生した風をファンケース38の送風口38aから排出部31を内側から外側に抜け出るように送出する。
図5に示すように、フィーダ側案内体36に、排塵ファン37から供給される風を上方に向けて通過させるための通風用のスリット41が複数形成されている。
排塵ファン37は、フィーダ側案内体36に形成されたスリット41を通して、排出部31から吐出される収穫物に排塵用の風を供給し、収穫物に混在して吐出された葉の一部や茎稈の一部等の塵埃を風圧により吹き飛ばして収穫物と選別する。
次に、フィーダ5、排塵ファン37、掻き出し装置43、細断装置44に対する伝動構造について説明する。
図7に示すように、エンジン11の動力が、伝動ベルト56を介して中継伝動軸57に供給される。この中継伝動軸57は、図3に示すように、車体フレームFの下方側に位置して車体横幅方向に延びる状態で備えられている。
そして、フィーダ5に対して機体横幅方向左側において、中継伝動軸57からフィーダ5の駆動軸58及び排塵ファン37の駆動軸39の夫々に動力を伝達する伝動機構Dが備えられている。この伝動機構Dは、中継伝動軸57から排塵ファン37の駆動軸39に動力を伝達する伝動ベルト59と、排塵ファン37の駆動軸39からフィーダ5の駆動軸58に動力を伝達する伝動チェーン60とを備える。
説明を加えると、図3及び図7に示すように、中継伝動軸57から排塵ファン37の駆動軸39に動力を伝達する伝動ベルト59が備えられている。この伝動ベルト59は、フィーダ5の機体横幅方向の左側箇所において上下方向に沿って延びる状態で中継伝動軸57に設けられたプーリ61と排塵ファン37の駆動軸39に設けられたプーリ62とに亘って張設されている。
中継伝動軸57に設けられたプーリ61と排塵ファン37の駆動軸39に設けられたプーリ62とは略同径であり、排塵ファン37は中継伝動軸57の回転動力と略同じ高速の回転動力にて駆動され、充分な風量の風を供給できる。
図5に示すように、フィーダ5の駆動軸58が、フィーダ5における収穫物搬送方向の終端部に位置する状態で備えられている。これに対して、排塵ファン37の駆動軸39は、フィーダ5の搬送経路途中の下方側に位置する状態で備えられている。
図2及び図7に示すように、伝動ベルト59よりも車体横幅方向内方側(フィーダ側)に位置する状態で伝動チェーン60が備えられている。言い換えると、伝動ベルト59が伝動チェーン60よりも機体横幅方向外方側に位置する状態で備えられている。そして、この伝動チェーン60は、図4に示すように、排塵ファン37の駆動軸39からフィーダ5の駆動軸58だけでなく、掻き出し装置43における他方の掻込み回転体46の回転支軸47にも動力を伝達する。
すなわち、伝動チェーン60は、排塵ファン37の駆動軸39に設けられた駆動スプロケット64、張力を付与するためのテンションスプロケット65、フィーダ5の駆動軸58に設けられたフィーダ用スプロケット66、掻き出し装置43における一方の掻込み回転体46aの回転支軸47aに設けられた掻き出し用のスプロケット67、位置固定状態の案内用スプロケット68の夫々に巻き掛けられる状態で設けられている。
テンションスプロケット65は、フィーダケース28に回動自在に支持されたテンションアーム65Aに回転自在に支持されるとともに、バネ65Bによって伝動チェーン60を押圧するように揺動付勢されている。
従って、伝動チェーン60は、テンションスプロケット65によって張力を付与されて、駆動スプロケット64の動力をフィーダ用スプロケット66及び掻き出し用のスプロケット67に伝達させることができる。
駆動スプロケット64は小径であり、フィーダ用スプロケット66は大径であって、排塵ファン37の駆動速度に比べ、フィーダ5の駆動速度が低速になるように減速させる構成となっている。しかも、減速比率が大となるように設定されている。
伝動チェーン60及びフィーダ用スプロケット66を介してフィーダ5の駆動軸58に動力が伝達され、駆動軸58に備えられたスプロケット29Aにより無端回動チェーン29に動力が伝達される(図5及び図6参照)。
図6及び図8に示すように、掻き出し装置43における他方の掻込み回転体46bの回転支軸47bと、一方の掻込み回転体46aの回転支軸47aとが、フィーダケース28の機体横幅方向右側に設けられたギア連動機構Gによって、一対の掻込み回転体46aが非収穫物を後方に掻き出すように互いに逆方向に回転するように、連動連結されている。つまり、ギヤ連動機構Gは、一方の掻込み回転体46aの回転支軸47aに一体回転自在に設けたギヤ69と、このギヤ69に咬み合う状態で他方の掻込み回転体46bの回転軸47bに一体回転自在に設けたギヤ70とを備えて構成される。
ギア連動機構Gは、カバー体71によって外方側が覆われている。このカバー体71は、弾性変形自在な合成樹脂材にて一体形成され、ギア連動機構Gを支持するための支持部材70Aから延設した取付け部70Bにボルト71Cで固定されると、端縁が弾性力によって支持部材70Aに押し付けられる構成となっている。このように、弾性力によって隙間を閉じるように作用することで、シール材を不要としている。
伝動チェーン60を介して掻き出し用のスプロケット67に伝達された動力は、掻き出し用のスプロケット67と一体回転する掻込み回転体46aの回転支軸47aに備えられたスプロケット78と細断装置44の回転支軸79に備えられたスプロケット80とにわたって巻回された伝動チェーン81を介して、細断装置44に伝達される。
図3に示すように、作業者搭乗デッキ14は、フィーダ5の駆動軸58及び排塵ファン37の駆動軸39よりも下方側に位置する状態で備えられており、作業者搭乗デッキ14にて伝動機構Dのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
尚、中継伝動軸57の動力は、図7に示すように、前部側の伝動チェーン72を介して収穫処理装置4に供給され、伝動ケース73及び伝動ベルト74を介して残稈処理装置7にも供給される。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、掻き出し装置43と細断装置44とを備える構成としたが、図9に示すように、掻き出し装置43と細断装置44とを備えないで、次のように構成してもよい。
すなわち、排塵ファン37の駆動軸39からフィーダ5の駆動軸58に動力を伝達する伝動チェーン60として、伝動チェーン60の内周面が排塵ファン37の駆動軸39に備えられた駆動スプロケット64に巻き掛けられ、伝動チェーン60の外周面がフィーダ5の駆動軸58に備えられたフィーダ用スプロケット66に巻き掛けられるものであって、フィーダ5の駆動軸58に設定トルクよりも大きい駆動負荷が掛かると、伝動チェーン60とフィーダ用スプロケット66とが歯飛びして相対回動するように、フィーダ用スプロケット66に対する伝動チェーン60の巻き掛け角度が設定される構成である。
つまり、伝動チェーン60におけるフィーダ用スプロケット66との巻き掛け箇所よりも回動方向下手側箇所に位置固定型のスプロケット75が備えられ、回動方向上手側箇所に、テンション作用位置を変更可能なテンションスプロケット76が備えられている。尚、巻き掛け箇所よりも回動方向下手側箇所にテンションスプロケット76が備えられ、回動方向上手側箇所に位置固定型のスプロケット75が備えられるものでもよい。
この構成では、フィーダ用スプロケット66に対する伝動チェーン60の巻き掛け角度が小さいものとなり、伝動チェーン60とフィーダ用スプロケット66との間での歯飛びによってトルクリミッターとして機能させることができる。しかも、テンションスプロケット76によるテンション作用位置を変更させることで、設定トルクを適宜変更調整することができる。
又、収穫物に混ざり込む葉屑や茎稈屑等の非収穫物は、排塵ファン37からの風により吹き飛ばされて案内ダクト77の内部に送り込まれ、案内ダクト77による排出案内を受けて機体外方に飛散するようにしている。
(2)上記実施形態では、フィーダ5における機体横幅方向一方側の横側に作業者搭乗デッキ14が備えられる構成としたが、作業者搭乗デッキ14が備えられていないものでもよい。
(3)上記実施形態では、フィーダ5の駆動軸58が、フィーダ5における収穫物搬送方向の終端部に位置し、排塵ファン37の駆動軸39が、フィーダ5の搬送経路途中の下方側に位置する状態で備えられ、排塵ファン37の駆動軸39が、フィーダ5の駆動軸58よりも下方側に位置する状態で備えられるものを示したが、各駆動軸39,58の位置関係はこのような構成に限定されるものではなく、適宜変更して実施してもよい。
本発明は、トウモロコシを収穫するためのトウモロコシ収穫機に適用できる。
4 収穫部
5 フィーダ
11 エンジン
14 作業者搭載デッキ
16 ラジエータ
37 排塵ファン
39 駆動軸
43 掻き出し装置
44 細断装置
56 伝動ベルト
57 中継伝動軸
58 駆動軸
59 伝動ベルト
60 伝動チェーン
64 ファン駆動用スプロケット
66 フィーダ用スプロケット
75 位置固定型のスプロケット
76 テンションスプロケット
D 伝動機構
F 車体フレーム

Claims (19)

  1. 機体前部に位置して収穫物を収穫する収穫部と、
    前記収穫部にて収穫された収穫物を機体後方側に搬送して後方側から排出するフィーダと、
    前記フィーダの下方側に位置して前記フィーダから排出される収穫物に排塵用の風を供給する排塵ファンと、
    エンジンの動力が入力される中継伝動軸と、
    前記フィーダに対して機体横幅方向一方側において、前記中継伝動軸から前記フィーダの駆動軸及び前記排塵ファンの駆動軸の夫々に動力を伝達する伝動機構とが備えられているトウモロコシ収穫機。
  2. 前記フィーダの駆動軸が、前記フィーダにおける収穫物搬送方向の終端部に位置し、
    前記排塵ファンの駆動軸が、前記フィーダの搬送経路途中の下方側に位置する状態で備えられている請求項1記載のトウモロコシ収穫機。
  3. 前記排塵ファンの駆動軸が、前記フィーダの駆動軸よりも下方側に位置する状態で備えられている請求項1又は2記載のトウモロコシ収穫機。
  4. 前記フィーダにおける機体横幅方向一方側の横側に作業者搭乗デッキが備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  5. 前記作業者搭乗デッキが、前記フィーダの駆動軸及び前記排塵ファンの駆動軸よりも下方側に位置する状態で備えられている請求項4記載のトウモロコシ収穫機。
  6. 前記中継伝動軸が、車体フレームの下方側に位置して車体横幅方向に延びる状態で備えられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  7. 前記伝動機構は、前記中継伝動軸から前記排塵ファンの駆動軸に動力が伝達する伝動ベルトと、前記排塵ファンの駆動軸から前記フィーダの駆動軸に動力を伝達する伝動チェーンとを備える請求項1〜6のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  8. 前記伝動ベルトが前記伝動チェーンよりも機体横幅方向外方側に位置する請求項7記載のトウモロコシ収穫機。
  9. 前記伝動チェーンの内周面が前記排塵ファンの駆動軸に備えられたファン駆動用スプロケットに巻き掛けられ、前記伝動チェーンの外周面が前記フィーダの駆動軸に備えられたフィーダ用スプロケットに巻き掛けられている請求項7又は8記載のトウモロコシ収穫機。
  10. 前記フィーダの駆動軸に設定トルクよりも大きい駆動負荷が掛かると、前記伝動チェーンと前記フィーダ用スプロケットとが歯飛びして相対回動するように、前記フィーダ用スプロケットに対する前記伝動チェーンの巻き掛け角度が設定されている請求項9記載のトウモロコシ収穫機。
  11. 前記伝動チェーンにおける前記フィーダ用スプロケットとの巻き掛け箇所よりも回動方向上手側箇所、及び、前記巻き掛け箇所よりも回動方向下手側箇所のうちのいずれか一方に、位置固定型のスプロケットが備えられ、他方にテンション作用位置を変更可能なテンションスプロケットが備えられている請求項10記載のトウモロコシ収穫機。
  12. 前記フィーダにより収穫物と共に排出される非収穫物を収穫物の排出方向と異なる方向に掻き出す掻き出し装置が備えられ、
    前記伝動機構は、前記フィーダに対して機体横幅方向一方側において、前記掻き出し装置に動力を伝達する請求項1〜11のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  13. 前記フィーダにより収穫物と共に排出される非収穫物を収穫物を貯留する貯留部とは異なる方向に掻き出す掻き出し装置が備えられ、
    前記伝動機構は、前記フィーダに対して機体横幅方向一方側において、前記掻き出し装置に動力を伝達する請求項1〜12のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  14. 前記掻き出し装置により掻き出された非収穫物を細断処理する細断装置が備えられ、
    前記伝動機構は、前記フィーダに対して機体横幅方向一方側において、前記細断装置に動力を伝達する請求項12又は13記載のトウモロコシ収穫機。
  15. 前記伝動機構は、前記掻き出し装置及び前記細断装置の夫々に対して動力を伝達するように構成されている請求項14記載のトウモロコシ収穫機。
  16. 前記エンジンの動力が伝動ベルトを介して前記中継伝動軸に伝達される請求項1〜154のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  17. 前記エンジンが前記フィーダに対して機体横幅方向他方側に備えられている請求項1〜16のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
  18. 前記フィーダにおける機体横幅方向一方側の横側に作業者搭乗デッキが備えられ、
    前記作業者搭乗デッキと前記エンジンとが前記フィーダを挟んで機体横幅方向に沿って対向する位置に配備されている請求項17記載のトウモロコシ収穫機。
  19. 前記エンジンの上方にラジエータが備えられている請求項1〜18のいずれか1項に記載のトウモロコシ収穫機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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