JP2014067815A - ダイボンディング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置スペースの省スペース化及び製造コストの低コスト化に寄与する、銀ペイント塗布機能と半導体素子実装機能の両機能を備えたダイボンディング装置を提供することにある。
【解決手段】回動機構部1の回動軸に10、20に銀ペイント6の塗布に係わるインカー12及び半導体素子3の実装に係わるコレット22を一体的に取り付け、回動軸10、20の回動制御によるインカー12とコレット22の回動、及び、回動機構部1をYZ移動制御することによる回動軸10、20のYZ移動制御によるインカー12及びコレット22のY方向の移動及びZ方向の移動、を適宜組み合わせた連続動作によって、被実装体4の複数の半導体素子実装領域の夫々に、銀ペイント6の塗布及び塗布された銀ペイントを介する半導体素子3の実装が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイボンディング装置に関するものであり、詳しくは、半導体素子を実装する被実装体上に銀ペイントを塗布し、塗布された銀ペーストを介して半導体素子を被実装体上に搭載する、銀ペイント塗布機能と半導体素子搭載機能の両機能を備えたダイボンディング装置に関する。
従来、この種(銀ペイント塗布機能と半導体素子搭載機能の両機能を備えた)のダイボンディング装置としては、例えば、特開平7−249646号公報(特許文献1)にダイボンディング装置95として開示されたものがある。それは、図22に示すように、回転駆動機構80によって回転可能に設けられたペースト収容部81に接着剤としての銀ペースト或いは金ペースト等のペースト82が充填されてなるペレット位置修正機構83と、ペレットトランスファ84がピックアップユニット85に水平方向及び垂直方向に移動可能に設けられてなるペレット取出機構86と、ボンディングヘッド87がボンディングユニット88に水平方向及び鉛直方向に移動可能に設けられてなるボンディング機構89を備えた構成とされている。
このような構成により、ダイシングされて複数の半導体素子(ペレット)90に分割されたウエハ91の各ペレット90をペレット取出機構86のピックアップユニット85のペレットトランスファ84で吸着して水平方向に回動し、ペレット位置修正機構83のペースト収納部81内のペースト82表面上に載置する。ペースト収納部81内のペースト82表面上に載置されたペレット90は、位置検出カメラ(図示せず)によって検知された位置情報に基づいて回転駆動機構80が回動することにより正規の位置に修正され、位置修正後のペレット90はボンディング機構89のボンディングヘッド87によりピックアップされて図示しないリードフレーム搬送装置上に載置されたリードフレーム92のアイランド部に、裏面全域に付着したペースト82を介してダイボンディングされる。
特開平7−249646号公報
ところで、上記構成のダイボンディング装置95は、ペレット位置修正機構83、ペレット取出機構86及びボンディング機構89の夫々の機構を設ける領域が必要であり、ウエハ91を配置する領域も必要となる。更に、ペレットトランスファ84が回動する動作領域も必要である。
そのため、ダイボンディング装置が大型化して大きな設置スペースを必要とすると共にダイボンディング装置自体の製造コストも高くなる。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、設置スペースの省スペース化及び製造コストの低コスト化に寄与する、銀ペイント塗布機能と半導体素子搭載機能の両機能を備えたダイボンディング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、回動制御手段により回転中心軸を中心に回動制御される回動体と、前記回転中心軸をX方向としたとき、X方向に所定の距離を隔てて前記回動体に設けられたインカーおよびコレットと、を有する回動機構部と、移動制御手段により前記回動機構部を、少なくとも前記X方向に垂直なY方向と、該Y方向および前記X方向に垂直なZ方向の2方向に移動制御する面内方向移動制御機構部と、前記インカーのZ方向下方の位置で、ダイボンド用の液状接着剤を収容する接着剤収容体ステージおよび前記インカーから被実装体に前記接着剤を付着させる被実装体設置ステージと、前記コレットに対向する位置で、前記回転軸を通るXZ面と平行な面内に、前記被実装体に実装する前の状態の複数の半導体素子が整列して貼付されてなる半導体素子供給シートを配設する半導体素子供給部と、を備え、前記インカーおよびコレットは、インカーとコレットとは前記回転中心軸を中心とする放射状に互いが所定の角度をなしており、且つ、前記回動体の回転中心軸と同軸を中心として前記回動体とともに回転可能に取り付けられており、前記インカーは、前記回動機構部のZ方向およびY方向の移動を行って前記接着剤収容体ステージと、前記被実装体ステージとの間を往復運動するように前記移動制御手段により制御され、前記被実装体ステージは、複数の被実装体をX方向に所定ピッチで移動する送り機構部を備え、前記コレットは、前記回動機構部のZ方向およびY方向の移動を行って前記半導体素子供給部と、前記被実装体ステージとの間を往復運動するように前記移動制御手段および前記回動制御手段により制御され、前記移動制御手段および前記回動制御手段は、少なくとも前記被実装体設置ステージに位置する被実装体に、前記接着剤収容ステージに設けられた液状接着剤を付着させる第1回目の付着工程と、その後に、前記被実装体設置ステージに位置する他の被実装体に、前記接着剤収容ステージに設けられた液状接着剤を付着させる第2回目以降の付着工程を行うように前記回動機構部を制御すると共に、前記第2回目以降の付着工程を終えた後に、前記半導体素子供給部から前記コレットにより実装する半導体素子の移動を行って前記第1回目の付着工程を終えている被実装体の接着剤の上に当該半導体素子を実装するように前記回動機
構部を制御され、前記送り機構部は、前記移動制御手段および前記回動制御手段の制御と同期して被実装体を送る送り制御手段により制御されている、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記インカーと前記コレットがなす角度は、は90°であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2において、前記インカーと前記コレットの前記回動中心軸の軸方向における距離は、前記被実装体に設けられた複数の半導体素子実装領域のピッチの倍数であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、前記回動体にはエンコーダが設けられ、該エンコーダによって前記回動体の基準となる回動位置を検知して前記回動制御手段に送ることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載された発明は、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、前記リングシートに対向する位置にカメラが配置され、前記カメラで撮影しながらその画像に基づいて、予め、前記コレットにより抜き取られる半導体素子が所定の位置に位置するように前記リングシートの位置の位置制御を行うリングシート位置制御手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明のダイボンディング装置は、銀ペイント塗布機能と半導体素子実装機能の両機能を備えたているため、それらを個別に設けた場合に比べて装置を小型化することができ、装置の製造コストの低コスト化を図ることができる。同時に、装置を設置するための占有面積を低減することができる。
また、回動機構部の回動体に銀ペイントの塗布に係わるインカー及び半導体素子の実装に係わるコレットを一体的に取り付け、回動体の回動制御によるインカーとコレットの回動、及び、回動機構部をYZ移動制御することによる回動体のYZ移動制御によるインカー及びコレットのY方向の移動及びZ方向の移動、を適宜組み合わせた連続動作によって、被実装体4複数の半導体素子実装領域の夫々に、銀ペイントの塗布及び塗布された銀ペイントを介する半導体素子の実装が行われる。
このように、インカーとコレットはいずれも、ダイボンディング装置の設置面に平行な面となるXY面に対しては、Y方向のみの移動のみで、銀ペイントの塗布及び半導体素子の実装が行われる。そのため、インカーとコレットのこのような動作はダイボンディング装置の小型化に寄与するものとなる。
実施形態のダイボンディング装置の説明図である。 実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 同じく、実施形態のダイボンディング装置に係わる動作説明図である。 従来例の説明図である。
以下、この発明の好適な実施形態を図1〜図21を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
図1は本発明の構成を示す説明図であり、そのうち図1(a)は左側面説明図、図1(b)は平面説明図、図1(c)は右側面説明図である。
本発明のダイボンディング装置は、1軸の回動軸10、20を備えると共に該回動軸10、20を回動制御手段により回動制御する回動機構部1と、回動機構部1を、移動制御手段により回動軸10、20の軸方向をX方向とするY方向及Z方向に移動制御するYZ移動制御機構部(図示せず)を備えている。
回動機構部1は両軸回転モータ2と両軸回転モータ2の両軸に接続されて互いに反対方向に一直線に延び且つ一体に連動する回動軸10、20を有している。
回動軸10、20の一方の回動軸10は、Lアングル状のインカーアーム11の一方の板部11aを垂直に嵌挿して保持固定し、他方の板部11bは外側(両軸回転モータ2側と反対側)に折曲されて該板部11bに、先端部が細径化された無垢材からなるインカー12が垂直に貫装されて保持固定されている。
他方の回動軸20は、インカーアーム11と同様のLアングル状のコレットアーム21の一方の板部21aを垂直に嵌挿して保持固定し、他方の板部21bは外側(両軸回転モータ2側と反対側)に折曲されて該板部21bに、先端部が細径化されて内部を中空とするコレット22が垂直に貫装されて保持固定されている。
コレット22の後端部は、一端部が真空ポンプ等の吸引手段の吸気口(図示せず)に接続された吸引ホース23の他端部が接続されている。
したがって、インカー12とコレット22は、互いに回動軸10、20の軸方向に対して所定の距離を隔てた位置に位置し、夫々が回動軸10、20の軸を中心とする放射状に配設されると共に互いのなす角度が90°となるように設定されている。なお、インカー12とコレット22の、互いに回動軸10、20の軸方向に対しする所定の距離は、後述する被実装体4に設けられた複数の半導体素子実装領域のピッチの倍数に設定される。
回動軸10には、周縁部に穿孔或いはスリット等の切欠部(図示せず)が形成された円盤状の回動板30が一体に取り付けられ、回動板30の周縁部近傍には、該回動板30の周縁部を互いに対向する受発光素子で挟んで回動軸10の回動に同期して回動する回動板の切欠部を光学的に検出する透過型光学式センサ(以下、「光学式センサ」と略称する)31が配設されている。
上記、回動板30と光学式センサ31で構成されたロータリーエンコーダ35は、インカー12及びコレット22が基準となる方向を向いた時の回動軸10(20)の回動位置検出するように設定されており、回動軸10を回動制御するにあたって、回動軸10が光学式センサで検知されたインカー12及びコレット22の基準方向を基準として所望の回動角となるように回動制御される。
回動機構部1をYZ方向に移動制御するYZ移動制御機構部は、上述したように図示はしないが、Y方向移動機構部とZ方向移動機構部で構成されると共に、Y方向移動機構部の上にZ方向移動機構部が載設されている。
Y方向移動機構部は、例えば、モータに連結されたボールネジにY方向移動ステージが螺合されており、モータの回転運動がボールネジによってY方向移動ステージのY方向の直線運動に変換される。そして、Y方向移動機構部のY方向移動ステージ上に載設されたZ方向移動機構部は、例えば、Z方向移動ステージがモータに取り付けられたカムに支持されており、モータの回動運動がカムによってZ方向移動ステージのZ方向の上下運動に変換される。
回動機構部1は該回動機構部1全体を支持固定する基台を介してZ方向移動機構部のZ方向移動ステージ上に載設されており、Y方向移動機構部におけるY方向移動制御及びZ方向移動機構部におけるZ方向移動制御の夫々が適宜のタイミングでなされることにより、回動機構部1のY方向の移動及びZ方向の移動が所望するタイミングで確実に行われる。
ダイボンディング装置は、Y方向移動機構部による回動機構部1のY方向の移動、Z方向移動機構部による回動機構部1のZ方向の移動及び回動機構部1を構成する回動軸10、20の回動の夫々を適宜なタイミングで行うことにより、銀ペイント塗布機能と半導体素子実装機能の両機能が発揮される
次に、ダイボンディング装置による銀ペイント塗布動作と半導体素子実装動作の一連の動作手順を図2〜図21を参照して具体的に説明する。なお、図2〜図21においては、(a)はいずれも平面(上面)説明図であり、図の紙面の横方向が上述のY方向を示し、縦方向がX方向を示し、厚み方向がZ方向を示している。また、(b)はいずれも側面説明図であり、図の紙面の横方向が上述のY方向を示し、縦方向がZ方向を示し、厚み方向がX方向を示している。以下の説明においては、ダイボンディング装置の設置状態に基づいて、X方向を前後方向、Y方向を左右方向及びZ方向を上下方向として表記する。
さらに、図2〜図21においては、回動機構部1のZ方向の移動制御に係わるY方向移動機構部及びその上に載設された回動機構部1のZ方向の移動制御に係わるZ方向移動機構部は図示せず回動機構部1のY方向(左右方向)及びZ方向(上下方向)の動きのみの説明とする。
そこで、ダイボンディング装置は、上記回動機構部、Y方向移動機構部及Z方向移動機構部以外の構成部材として、図2に示すように、回動機構部1の下方に半導体素子3を実装する被実装体4が送り機構部を備えた被実装体設置ステージ(図示せず)により前後方向(X方向)に移動可能に配設され、同時に被実装体4と所定の距離を置いて、円環状の銀ペイント収容溝5の内部に銀ペイント6が常時所定の高さまで収容保持されてなる銀ペイントディスク(図示せず)が接着剤(銀ペイント)収容体ステージ(図示せず)により回転可能に併設されている。さらに、被実装体4の銀ペイントディスクと反対側には、ウエハを切断して個片化された複数の半導体素子3が縦横所定の間隔で貼付されてなる半導体素子供給シート(リングシート)7が配置されている。
被実装体4は、夫々半導体素子を実装する複数の半導体素子実装領域が所定のピッチで直線状に設けられてなる。
この場合、リングシート7は、半導体素子供給部(図示せず)により互いに直交する前後方向(X方向)と上下方向(Z方向)を含む面に平行に、且つ前後方向(X方向)、上下方向(Z方向)及びθ方向に移動可能に配置されたリングシート支持板8に、半導体素子3が回動機構部1の方向を向くように貼着されている。円形リング内の粘着シートに、図22のウエハ91のように個片化した半導体素子3を貼付したリングシート7を上下方向に立てた状態でリングシート支持板8に設置している。
最初に、図2のように、回動機構部1の回動軸10、20が両軸回転モータ2によって一体に回動してインカー12が下方を向くと共に回動機構部1が左方の銀ペイントディスク側に移動してインカー12の先端部が銀ペイントディスクの銀ペイント収容溝5の直上に位置する。このとき、インカー12に対して90°の角度に設定されたコレット22はリングシート支持板8に貼着されたリングシート7の方向を向いている。
この状態で図3に示すように、回動機構部1が下方に降下してインカー12の先端部が銀ペイント収容溝5内に収容保持された銀ペイント6内の所定の深さの位置まで挿入される。
次に、図4に示すように、回動機構部1がそのまま銀ペイント収容溝5の上方に上昇する。このとき、インカー12の先端部には銀ペイント6が付与されている。
その後、図5に示すように、回動機構部1が右方に移動して被実装体4上に移動すると共に、インカー12の先端部が被実装体4の半導体素子実装領域の直上に位置する。このとき、被実装体4は、所望の半導体素子実装領域に銀ペイント6が塗布されるように予め前後方向の位置設定がなされている。
その後、図6に示すように、回動機構部1が下降してインカー12の先端部に付与された銀ペイント6が被実装体4の、所定のピッチで設けられた複数の半導体素子実装領域のうちの1つめ(1回目)の領域に転写される(第1回目の付着工程)。
次に、図7に示すように、回動機構部1が上昇した後に、左方に移動して図2〜図7で示す動作を繰り返し、被実装体4の1つめ(1回目)の半導体素子実装領域に銀ペイントが塗布された後に前方に半導体素子実装領域間のピッチだけ移動した2つめ(2回目)の半導体素子実装領域に銀ペイントが塗布される(第2回目の付着工程)。
このような、被実装体4に所定のピッチで設けられた複数の半導体素子実装領域に銀ペイントを塗布する動作のみを繰り返す動作は、銀ペイントが塗布された半導体素子実装領域が順次前方に送られて1つめ(1回目)の半導体素子実装領域がコレット22の動作領域に入るまで続けられる。
被実装体4の、銀ペイントが塗布された1つめ(1回目)の半導体素子実装領域がコレット22の動作領域に入ると、被実装体4の半導体素子実装領域に銀ペイントを塗布する動作と銀ペイントが塗布された半導体素子実装領域に半導体素子を実装する動作とが交互に行われる。
具体的には図8に示すように、回動機構部1のコレット22が右方のリングシート支持板8に貼着されたリングシート7の方向を向くと共に、回動機構部1が右方に移動してコレット22の先端部が複数の半導体素子3のうち所定の素子に当接する。このとき、コレット22が当接する半導体素子3は、予めカメラ(図示せず)で撮影しながらその撮影画像を画像処理した結果に基づいてリングシート7が貼着されたリングシート支持板8を前後方向、上下方向及びθ方向に調整することにより、所定の位置に位置合わせされている。 コレット22の先端部が半導体素子3に当接すると、吸引手段とコレット22の後端部を繋ぐ吸引ホース23を介してコレット22の先端部に半導体素子3が吸着される。
その後、図9に示すように、回動機構部1が左方に移動して被実装体4上に位置すると共に、回動軸10、20が回動して半導体素子3が吸着されたコレット22の先端部が被実装体4の銀ペイント6が塗布された1つめ(1回目)の半導体素子実装領域の直上に位置する。
その後、この状態で図10に示すように、回動機構部1が下降してコレット22の先端部に吸着された半導体素子3が、被実装体4の1つめ(1回目)の半導体素子実装領域上に塗布された銀ペイント6上に載置されて吸着が解除される。このとき、インカー12は左方を向いている。
その後、図11に示すように、回動機構部1が上昇すると被実装体4の1つめ(1回目)の半導体素子実装領域に対する半導体素子3のダイボンディング動作が終了する。
ここまでは、被実装体4の銀ペイント6が塗布された1つめ(1回目)の半導体素子実装領域に半導体素子3をダイボンディングする動作である。この動作に続く半導体素子実装領域に銀ペイント6を塗布する動作は、図12に示すように、回動機構部1が左方に移動して銀ペイント6が収容保持された銀ペイント収容溝5の上方に位置すると共に、回動軸10、20が回動してインカー12が下方を向いて先端部が銀ペイント収容溝5の直上に位置する。 このとき、このとき、インカー12に対して90°の角度に設定されたコレット22はリングシート支持板8に貼着されたリングシート7の方向を向いている。
その状態で図13に示すように、回動機構部1が下方に降下してインカー12の先端部が銀ペイント収容溝5内に収容保持された銀ペイント6内の所定の深さの位置まで挿入される。
次に、図14に示すように、回動機構部1がそのまま銀ペイント収容溝5の上方に上昇する。このとき、インカー12の先端部には銀ペイント6が付与されている。
その後、図15に示すように、回動機構部1が右方に移動して被実装体4上に移動することにより、インカー12の先端部が被実装体4の所望の半導体素子実装領域の直上に位置する。
その後、図16に示すように、回動機構部1が下降してインカー12の先端部に付与された銀ペイント6が被実装体4の所定の半導体素子実装領域に転写され、この状態で図17に示すように、回動機構部1が上昇すると銀ペイント6が被実装体4の所定の半導体素子実装領域に塗布された状態となる。
ここまでは、半導体素子実装領域に銀ペイントを塗布する動作であり、この動作に続く再度、被実装体4の銀ペイント6が転写された半導体素子実装領域に半導体素子3をダイボンディングする動作は、この状態でコレット22は右方のリングシート7の方向を向いているため、図18に示すように、回動機構部1をそのまま右方に移動してコレット22の先端部が所定の半導体素子3に当接する。このとき、コレット22が当接する半導体素子3は、予めカメラ(図示せず)で撮影しながらその撮影画像を画像処理した結果に基づいてリングシート7が貼着されたリングシート支持板8を前後方向、上下方向及びθ方向に調整することにより、所定の位置に位置合わせされている。コレット22の先端部が半導体素子3に当接すると、吸引手段とコレット22の後端部を繋ぐ吸引ホース23を介してコレット22の先端部に半導体素子3が吸着される。
その後、図19に示すように、回動機構部1が左方に移動して被実装体4上に位置すると共に、回動軸10、20が回動して半導体素子3が吸着されたコレット22の先端部が被実装体4の銀ペイント6が塗布された2つめ(2回目)の半導体素子実装領域の直上に位置する。
この場合、上記銀ペイント6を塗布する動作が終了した後、被実装体4は、予め、隣接する半導体素子実装領域間のピッチだけ前方に移動している。
その後、この状態で図20に示すように、回動機構部1が下降してコレット22の先端部に吸着された半導体素子3が、被実装体4の2つめ(2回目)の半導体素子実装領域上に塗布された銀ペイント6上に載置されて吸着が解除される。
その後、図21に示すように、回動機構部1が上昇すると被実装体4の2つめ(2回目)の半導体素子実装領域に対する半導体素子3のダイボンディング動作が終了する。
上述のような、被実装体4の半導体素子実装領域に銀ペイントを塗布する動作と銀ペイントが塗布された半導体素子実装領域に半導体素子を実装する動作の一対の動作が終わると、その度毎に、被実装体4は隣接する半導体素子実装領域間のピッチだけ前方に移動する。
そのとき、被実装体4の半導体素子実装領域がインカー12の動作領域から抜けると、銀ペイントが塗布された半導体素子実装領域に半導体素子3を実装する動作のみの繰り返しとなる。
具体的には、回動機構部1が上昇してコレット22が右方のリングシート7の方向を向いた図17の状態から、回動機構部1が右方に移動して図18〜図21で示す動作を繰り返すことになる。
このような、銀ペイント6が塗布された被実装体4の半導体素子実装領域に半導体素子3を実装する動作の繰り返しは、被実装体4の、銀ペイント6が塗布された半導体素子実装領域がコレット22の動作領域から抜けるまで行われ、被実装体4の、銀ペイント6が塗布された半導体素子実装領域がコレット22の動作領域から抜けると一連のダイボンディング動作は終了する。
なお、上記ダイボンディング動作において、半導体素子実装領域にインカー12によって銀ペイントが塗布されてからその半導体素子実装領域にコレット22によって半導体素子が実装されるまでには、被実装体4がX方向に半導体素子実装領域間のピッチに基づく所定のピッチ数だけ送られる間の時間間隔がある。
この時間間隔はその間に、被実装体4の半導体素子実装領域上に塗布された銀ペイントが自然流動によって半導体素子実装領域上に広範囲に広がりを持つものとなり、その上に実装する半導体素子の実装を確実なものにすることができる。言い換えると、その間は、被実装体4に対して塗布された銀ペイント6の濡れ性を高める工程である。
また、複数の半導体素子実装領域が設けられた被実装体4は、半導体素子実装領域が直線状に設けられたものにあってはダイボンディング動作中に上述のようにX方向にのみ送られるが、半導体素子実装領域が縦横面状に設けられた被実装体4にあってはXY両方向の送りが適宜なタイミングで行われる。
いずれにしても、被実装体4の送り機構部は、移動制御機構部の移動制御手段および回動機構部1の回動制御手段の制御と同期して被実装体4を送る送り制御手段により制御されている。
以上のように、本発明のダイボンディング装置は、銀ペイント塗布機能と半導体素子実装機能の両機能を備えているため、それらを個別に設けた場合に比べて装置を小型化することができ、装置の製造コストの低コスト化を図ることができる。同時に、装置を設置するための占有面積を低減することができる。
また、回動機構部の回動軸を回動制御手段により回動制御することにより、回動軸に一体的に取り付けられた、銀ペイントの塗布に係わるインカー及び半導体素子の実装に係わるコレットが回動制御され、回動機構部をYZ移動制御機構部によりYZ移動制御することにより、回動機構部の回動軸がYZ移動制御されて回動軸に一体的に取り付けられたインカー及びコレットがYZ移動制御される。
そして、インカーの回動、Y方向の移動及びZ方向の移動、及び、コレットの回動、Y方向の移動及びZ方向の移動、を適宜組み合わせた連続動作によって、被実装体の複数の半導体素子実装領域の夫々に、銀ペイントの塗布及び塗布された銀ペイントを介する半導体素子の実装が行われる
このように、インカーとコレットはいずれも、ダイボンディング装置の設置面に平行な面となるXY面に対しては、Y方向のみの移動のみで、銀ペイントの塗布及び半導体素子の実装が行われる。
そのため、従来例として上述した、吸着したペレット90を吸着してペースト収納部81内のペースト82表面上に載置するペレットトランスファ84のような水平方向(XY方向)に回動する操作部分がなく、この点もダイボンディング装置の小型化に寄与するものとなる。
また、複数の半導体素子が縦横所定の間隔で貼付されてなるリングシートがXY面に対して垂直に配置されており、リングシートの配置がダイボンディング装置のXY面方向の大きさを大きくすることがないように図られている。
更に、銀ペイントの塗布時におけるインカーの移動距離及び半導体素子の実装時におけるコレットの移動距離が短いため、ダイボンディング装置の高速化も実現可能となる。
なお、上述のダイボンディング装置は、例えば、銀ペイント収容溝5に収容保持されてなる銀ペイント6をインカー12の先端部に付与する工程及びリングシート7に貼付された半導体素子3をコレット22の先端部に吸着する工程においては、回動機構部をYZ移動制御機構部によりYZ移動制御することにより行われるが、回動機構部をYZ移動制御する替わりに、銀ペイント収容溝5及びリングシート7をYZ移動制御することでも上記工程を実施することができる。
また、例えば、インカー12の先端部に付与された銀ペイント6を被実装体4の半導体素子実装領域に転写する工程及びコレット22の先端部に吸着された半導体素子3を被実装体4の半導体素子実装領域上に塗布された銀ペイント6上に載置する工程のおいては、回動機構部をYZ移動制御機構部によりZ移動制御することにより行われるが、回動機構部をZ移動制御する替わりに、被実装体4をZ移動制御することでも上記工程を実施することができる。
このように、ダイボンディング装置によるダイボンディング工程においては、必ずしも、回動機構部、銀ペイント収容溝5、リングシート7及び被実装体4の夫々を固定した構成または移動する構成のいずれかに限定するものではなく、それらの適宜な組み合わせによる相対的な動作によってダイボンディング工程が行われる。
1… 回動機構部
2… 両軸回転モータ
3… 半導体素子
4… 被実装体
5… 銀ペイント収容溝
6… 銀ペイント
7… リングシート
8… リングシート支持板
10… 回動軸
11… インカーアーム
11a… 一方の板部
11b… 他方の板部
12… インカー
20… 回動軸
21… コレットアーム
21a… 一方の板部
21b… 他方の板部
22… コレット
23… 吸引ホース
30… 回動板
31… 透過型光学式センサ
35… ロータリーエンコーダ

Claims (5)

  1. 回動制御手段により回転中心軸を中心に回動制御される回動体と、前記回転中心軸をX方向としたとき、X方向に所定の距離を隔てて前記回動体に設けられたインカーおよびコレットと、を有する回動機構部と、
    移動制御手段により前記回動機構部を、少なくとも前記X方向に垂直なY方向と、該Y方向および前記X方向に垂直なZ方向の2方向に移動制御する面内方向移動制御機構部と、
    前記インカーのZ方向下方の位置で、ダイボンド用の液状接着剤を収容する接着剤収容体ステージおよび前記インカーから被実装体に前記接着剤を付着させる被実装体設置ステージと、
    前記コレットに対向する位置で、前記回転軸を通るXZ面と平行な面内に、前記被実装体に実装する前の状態の複数の半導体素子が整列して貼付されてなる半導体素子供給シートを配設する半導体素子供給部と、を備え、
    前記インカーおよびコレットは、インカーとコレットとは前記回転中心軸を中心とする放射状に互いが所定の角度をなしており、且つ、前記回動体の回転中心軸と同軸を中心として前記回動体とともに回転可能に取り付けられており、
    前記インカーは、前記回動機構部のZ方向およびY方向の移動を行って前記接着剤収容体ステージと、前記被実装体ステージとの間を往復運動するように前記移動制御手段により制御され、
    前記被実装体ステージは、複数の被実装体をX方向に所定ピッチで移動する送り機構部を備え、
    前記コレットは、前記回動機構部のZ方向およびY方向の移動を行って前記半導体素子供給部と、前記被実装体ステージとの間を往復運動するように前記移動制御手段および前記回動制御手段により制御され、
    前記移動制御手段および前記回動制御手段は、少なくとも前記被実装体設置ステージに位置する被実装体に、前記接着剤収容ステージに設けられた液状接着剤を付着させる第1回目の付着工程と、その後に、前記被実装体設置ステージに位置する他の被実装体に、前記接着剤収容ステージに設けられた液状接着剤を付着させる第2回目以降の付着工程を行うように前記回動機構部を制御すると共に、
    前記第2回目以降の付着工程を終えた後に、前記半導体素子供給部から前記コレットにより実装する半導体素子の移動を行って前記第1回目の付着工程を終えている被実装体の接着剤の上に当該半導体素子を実装するように前記回動機構部を制御され、
    前記送り機構部は、前記移動制御手段および前記回動制御手段の制御と同期して被実装体を送る送り制御手段により制御されている、
    ことを特徴とするダイボンディング装置。
  2. 前記インカーと前記コレットがなす角度は、は90°であることを特徴とする請求項1に記載のダイボンディング装置。
  3. 前記インカーと前記コレットの前記回動中心軸の軸方向における距離は、前記被実装体に設けられた複数の半導体素子実装領域のピッチの倍数であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイボンディング装置。
  4. 前記回動体にはエンコーダが設けられ、該エンコーダによって前記回動体の基準となる回動位置を検知して前記回動制御手段に送ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のダイボンディング装置。
  5. 前記リングシートに対向する位置にカメラが配置され、前記カメラで撮影しながらその画像に基づいて、予め、前記コレットにより抜き取られる半導体素子が所定の位置に位置するように前記リングシートの位置の位置制御を行うリングシート位置制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のダイボンディング装置。
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