JP2014066577A - 道案内メッセージ提供システム、道案内メッセージ提供装置、携帯通信端末および道案内メッセージ提供方法 - Google Patents

道案内メッセージ提供システム、道案内メッセージ提供装置、携帯通信端末および道案内メッセージ提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】街中等において道を聞かれた場合に、道を聞いてきた人(道を尋ねてきた人)にとって確実に有用となる情報だけを要領よく伝えることができるようにする。
【解決手段】道案内メッセージ提供装置3では、要求抽出部310が、ユーザー端末装置1からの道案内メッセージ提供要求に含まれる移動手段、出発地、目的地を抽出し、当該移動手段で出発地から目的地に行く場合の経路をルート探索処理部311が探索する。この探索された経路の複雑さに応じて、道案内メッセージ形成部312が、案内すべき場所(目的地あるいは途中位置)を特定し、その特定した場所に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成し、これをメッセージ等提供部313が要求元のユーザー端末装置1に提供する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、街中等において道を尋ねられた(聞かれた)場合に、適切な場所までの道案内を迅速に行えるようにするシステム、装置および方法に関する。
後に記す特許文献1には、歩行者用案内文自動生成装置に関する発明が開示されている。当該特許文献1では、出発地及び目的地を入力し、歩行経路を求め、求めた歩行経路を簡略化し、簡略化した経路上のランドマークを特定し、これらに基づき道案内文を作成して、これを利用者に提示することが説明されている。これにより、例えば、携帯電話端末の小さな表示画面に表示される地図だけに頼ることなく、目的地までの経路を案内文により正確に把握し、目的に到達することが可能となる。
当該特許文献1に記載の発明は、道案内の対象者が当該歩行者用案内文自動生成装置の使用者であり、歩行者用の道案内文は必ず出発地から目的地まで作成され、道案内文を繰り返し参照しながら、目的地に向かうことができる。このため、複雑な道案内文であっても、その道案内文を何度も確認しながら移動することができるので、迷うことなく、目的地に向かうことができる。
特開2001−215130号公報
ところで、街中等において、見知らぬ人から道を尋ねられるという経験は誰にでもよくある。そして、道を尋ねてくる人は、地図が表示できる高機能携帯電話端末(スマートフォン)やナビゲーション装置を持っていないか、あるいは、持っていても使えないと思われる人が多い。このような場合に、その目的地までの経路を知っていたとしても、要領よく道順を説明することは慣れていないと難しい。
そこで、上述した特許文献1に記載の技術を利用することが考えられる。しかし、当該特許文献1に記載の技術を用いたとしても、教える道順がある程度の情報量を超えると、道を尋ねた人が覚えられないために、結局、何の役にも立たないといった結果となる。このことは、自分が道を聞いた場合に、教えられた内容(情報量)が多いために覚えきれずに、結局何も分からなかったといった経験からも容易に理解できる。
以上のことに鑑み、この発明は、街中等において道を尋ねられた場合に、道を尋ねてきた人にとって確実に有用となる情報だけを要領よく伝えられるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の道案内メッセージ提供システムは、
道案内メッセージ提供装置と、携帯通信端末とがネットワークを通じて接続されて構成される道案内メッセージ提供システムであって、
前記道案内メッセージ提供装置は、
前記携帯通信端末からの道案内メッセージ提供要求に含まれる出発地と目的地とを抽出する抽出手段と、
前記出発地から前記目的地までの経路を探索する探索手段と、
探索の結果得られた前記経路の複雑さに応じて、案内すべき場所を特定し、その場所に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成する形成手段と、
形成された前記道案内メッセージを要求元の前記携帯通信端末に提供する提供手段と
を備え、
前記携帯通信端末は、
出発地を特定する出発地特定手段と、
目的地の入力を受け付ける目的地受付手段と、
前記出発地と前記目的地とを含む道案内メッセージ提供要求を形成し、これを前記道案内メッセージ提供装置に提供する要求形成手段と、
前記道案内メッセージ提供装置から提供される前記道案内メッセージを受信する受信手段と、
前記道案内メッセージを、出力手段を通じて出力するように制御する出力制御手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の道案内メッセージ提供システムによれば、当該システムは、道案内メッセージ提供装置と携帯通信端末とからなる。道案内メッセージ提供装置では、抽出手段が、携帯通信端末からの道案内メッセージ提供要求に含まれる出発地と目的地とを抽出し、この抽出された出発地から目的地までの経路(ルート)を探索手段が探索する。この探索された経路の複雑さに応じて、形成手段が、案内すべき場所(目的地あるいは途中位置)を特定し、その特定した場所に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成する。そして、形成された道案内メッセージを、提供手段が要求元の携帯通信端末に提供する。
一方、携帯通信端末では、要求形成手段が、出発地特定手段が特定した出発地と、目的地受付手段が受け付けた目的地とを含む道案内メッセージ提供要求を形成し、これを道案内メッセージ提供装置に提供する。そして、受信手段を通じて道案内メッセージ提供装置からの道案内メッセージを受信し、この後、出力制御手段が、出力手段を通じて当該道案内メッセージを出力するように制御する。
これにより、道を尋ねてきた人が確実に道順を確実に覚えられると考えられる地点までの道案内メッセージであって、当該地点に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成して、道を尋ねてきた人に対して提供することができる。これにより、道を尋ねてきた人に対して、確実に有用となる情報を要領よく伝えることができ、道を尋ねてきた人を確実に目的地に向かうように手助けすることができる。
この発明によれば、街中等において道を尋ねられた場合に、道を尋ねてきた人にとって確実に有用となる情報だけを要領よく伝えることができる。これにより、道を尋ねてきた人を確実に目的地に向かうように手助けすることができる。
実施の形態の道案内メッセージ提供システムの概要と、当該道案内メッセージ提供システムを構成するユーザー端末装置1と道案内メッセージ提供装置3の概略構成を説明するための図である。 提供要求形成部111で形成される道案内メッセージ提供要求の一例を説明するための図である。 テンプレートDB308に用意されるテンプレートデータの例を説明するための図である。 ユーザー端末装置1で実行される道案内メッセージ提供処理を説明するためのフローチャートである。 図4に示す道案内メッセージ提供処理で用いられる入力画面等の例を示す図である。 道案内メッセージ提供装置3において行われる道案内メッセージ等の提供処理を説明するためのフローチャートである。
以下、この発明のシステム、装置、方法の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、ユーザー端末装置と道案内メッセージ提供装置とがネットワークを通じて接続されて構成される道案内メッセージ提供システムについて説明する。なお、当該道案内メッセージ提供システムと同様の機能を、ノート型PC(PCはPersonal Computerの略称である。)やタブレットPCなどのより高機能の携帯端末を用いていわゆるスタンドアロンの道案内メッセージ提供装置としても実現可能である。この点については後述する。
[道案内メッセージ提供システムの構成例]
図1は、この実施の形態の道案内メッセージ提供システムの概要と、当該道案内メッセージ提供システムを構成するユーザー端末装置1と道案内メッセージ提供装置3の概略構成を説明するための図である。まず、この実施の形態の道案内メッセージ提供システムの概要について説明する。図1に示すように、この実施の形態の道案内メッセージ提供システムは、ユーザー端末装置1と道案内メッセージ提供装置3とがネットワーク2を通じて接続されて構成されている。
ユーザー端末装置1は、ユーザーによって持ち運ばれて利用される携帯通信端末であり、スマートフォンと呼ばれる高機能携帯電話端末、ノート型PC、タブレットPCなどにより実現される。この実施の形態において、ユーザー端末装置1は、高機能携帯電話端末により実現されているものとする。ネットワーク2は、主にインターネットであるが、各通信機器からインターネットまでを接続する、例えば、携帯電話網、固定電話網、その他、種々のLAN(Local Area Network)等を含む。
道案内メッセージ提供装置3は、1つのサーバ装置により構成することもできるし、ネットワーク2上の複数の装置に、データ処理機能やデータ記憶機能等を分散させるようにした複数の処理装置からなるクラウドシステムとして構成することもできる。この実施の形態において、道案内メッセージ提供装置3はクラウドシステムとして構築されているものとする。
また、この実施の形態において、ユーザー端末装置1は、自機の現在位置を常時適切に取得できるように、ネットワーク2に接続された携帯端末位置情報サーバ4を利用できる。携帯端末位置情報サーバ4は、電話会社側に設けられ、各基地局の番号、各基地局の設置位置の緯度、経度などを管理する。そして、携帯端末位置情報サーバ4は、基地局から送られてくる携帯電話端末の端末識別情報や当該携帯電話端末からの電波の受信電界強度の情報から、携帯電話端末の位置を三角測量の手法を用いて算出して管理する機能を備える。
また、携帯端末位置情報サーバ4は、算出した携帯電話端末の位置情報を当該携帯電話端末に送るなどの機能をも備える。これにより、ユーザー端末装置1は、GPS機能による現在位置の測位ができない場合であっても、携帯端末位置情報サーバ4からの情報により、自機の現在位置を把握し、これを自機の現在位置として用いることができる。
そして、ユーザー端末装置1を所持するユーザーが、街中等において、人から道を訪ねられたとする。この場合に、尋ねられた場所(目的地)が分からない場合、あるいは、分かっていても道順を要領よく説明できない場合に、ユーザーは、自分の所持するユーザー端末装置1において、道案内アプリケーション(以下、道案内アプリと記載する。)を実行する。
道案内アプリが実行されたユーザー端末装置1では、自機のGPS機能を用いて出発地となる現在位置を特定し、さらに、目的地となる施設の名称や住所を入力し、目的地を特定する。この場合、目的地の特定は、目的地となる施設の名称や住所を道案内メッセージ提供装置3に送信することにより、道案内メッセージ提供装置3が備える地図DBから当該目的地の位置データ(緯度、経度)を取得することにより特定できる。そして、ユーザー端末装置1では、特定した出発地の位置データ(緯度、経度)と目的地の位置データ(緯度、経度)とを含む道案内メッセージ提供要求を形成し、これを道案内メッセージ提供装置3に送信する。
道案内メッセージ提供装置3では、ユーザー端末装置1からの道案内メッセージ提供要求から出発地と目的地の緯度、経度を抽出し、当該緯度、経度により特定される出発地から目的地までの経路(ルート)を探索する。この場合、道案内メッセージ提供装置3は、できるだけ案内し易い経路を探索する。具体的には、曲がり角が少ない経路や目印となるランドマークの多い経路などである。そして、道案内メッセージ提供装置3は、探索した経路の複雑さに応じて、案内すべき場所を特定し、その場所に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成する。
すなわち、道案内メッセージ提供装置3は、出発地から目的地までの探索した経路を、例えば30文字程度の短文で表現できる場合には、当該目的地までの経路を案内する道案内メッセージを形成する。しかし、探索した経路が複雑で、当該目的地までの経路を例えば30文字程度の短文で表現できない場合には、当該経路上の途中位置を特定し、その途中位置までを案内すると共に、その途中位置でもう1度、他の人に道を尋ねること促す道案内メッセージを形成する。なお、途中位置は、目的地に到達するための経路上の分かり易い位置であり、次に道を尋ねるのに適した位置である。
このように、道案内メッセージ提供装置3は、ユーザー端末装置1からの道案内メッセージ提供要求に応じて、出発地から目的地までの経路探索を行う。そして、道案内メッセージ提供装置3は、探索した経路の複雑さに応じて、道を尋ねてきた人に対して分かり易い道案内メッセージを形成し、これをユーザー端末装置1に提供する。そして、ユーザー端末装置1のユーザーは、道案内メッセージ提供装置3からの道案内メッセージに基づいて、道を尋ねてきた人に対して、適切に要領よく道案内を行うことができる。
なお、道を尋ねてきた人が利用する移動手段によっては、探索される経路が全く異なる場合がある。すなわち、移動手段が、徒歩か、自転車か、バイクか、自動車かによって、探索される経路が異なる場合がある。そこで、ユーザー端末装置1からの道案内メッセージ提供要求には、道を尋ねてきた人の利用する移動手段を示す情報を含める。これにより、当該移動手段を示す情報を、道案内メッセージ提供装置3で抽出し、移動手段をも考慮して、経路探索を行うと共に、移動手段に応じた道案内メッセージを形成できるようにしている。また、この実施の形態のユーザー端末装置1は、TTS(Text To Speech)機能を備えており、道案内メッセージ提供装置3からの道案内メッセージを読み上げさせて、道を尋ねてきた人に道案内メッセージを提供することもできるようにしている。
さらに、道を尋ねた人が外国人である場合をも考慮している。具体的には、例えば、道案内メッセージ提供装置3側で指示された言語の道案内メッセージを形成して、ユーザー端末装置1に提供する。あるいは、道案内メッセージ提供装置3からの日本語の道案内メッセージを、ユーザー端末装置1側で指示された言語に翻訳して出力してもよい。この場合の翻訳は、ユーザー端末装置1が翻訳機能を備えることにより実現してもよい。また、ユーザー端末装置1がネットワーク2上の所定の翻訳サイトに、道案内メッセージを送信して、指示された言語に翻訳することを依頼し、その翻訳結果を得るようにすることでも実現できる。もちろん、指示された言語に翻訳された道案内メッセージについても、TTS機能を用いて、音声出力することも可能である。
このように、この実施の形態の道案内メッセージ提供システムは、道を尋ねられた人が、道を尋ねてきた人に対して、要領よく道順を説明できない場合に、道を尋ねてきた人に対して、確実に有用になる情報だけを要領よく伝える機能を実現する。当該機能は、以下に詳述知するように、ユーザー端末装置1と道案内メッセージ提供装置3とが協働して実現する。
また、図1においては、ユーザー端末装置1は、1つしか示していないが、実際には多数のユーザーが所持する多数のユーザー端末装置1のそれぞれが、道案内メッセージ提供装置3と協働して動作する。以下、この実施の形態の道案内メッセージ提供システムを構成するユーザー端末装置1と道案内メッセージ提供装置3のそれぞれについて詳細に説明する。
[ユーザー端末装置1の構成例]
次に、ユーザー端末装置1の構成例について説明する。図1の下端側のブロック図に、ユーザー端末装置1の基本構成を示す。図1において、無線通信部101は、ネットワーク2を通じて受信した信号を自機(ユーザー端末装置1)が処理可能なデータに変換して取り込んだり、送信用の種々のデータをプロトコルに準拠した信号に変換してネットワーク2に送出したりする。当該無線通信部101には、送受信アンテナ101Aが接続されている。
制御部102は、ユーザー端末装置1の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access Memory)がCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。また、制御部102は、種々のアプリケーションを実行するアプリ実行部としても機能する。
記憶装置103は、記録媒体として不揮発性メモリを備え、種々のアプリケーションプログラムや種々の処理により得られたデータ等の不揮発性メモリへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。操作部104は、ユーザー端末装置1に設けられたハードウェアキーからなり、ユーザーからの操作入力を受け付けて、受け付けた情報を制御部102に供給する。なお、操作部104に設けられたハードウェアキーは例えば電源のオン/オフキーや基本機能を実行するための幾つかのファンクションキー等である。
時間制御部105は、現在年月日、現在曜日、現在時刻を管理する。GPS部106およびGPSアンテナ106Aは、自機の現在位置を測位する。表示部107は、種々の画像データや映像データの供給を受けて、これを映像信号に変換し、当該映像信号に応じた画像や映像を自己の表示画面に表示する。また、表示部107の表示画面に貼付されたタッチパネル108は、表示画面に表示される情報と共に、いわゆるソフトウェアキーを構成する。したがって、制御部102は、タッチパネル108からのユーザーの指示位置を示す情報と当該指示位置に対応する表示部107の表示画面上に表示された情報とに基づいて、ユーザーからの指示入力が認識できるようになっている。
音声出力部109は、これに供給される種々の音声データをアナログ音声信号に変換し、これをスピーカ110に供給する。これにより、音声出力部109に供給された音声データに応じた音声がスピーカ110から放音される。これら音声出力部109およびスピーカ110は、TTS(Text To Speech)機能を実現する場合などに用いられる。
提供要求形成部111は、道案内メッセージ提供要求を形成し、これを無線通信部101を通じて道案内メッセージ提供装置3に送信する。図2は、提供要求形成部111で形成される道案内メッセージ提供要求の一例を説明するための図である。この実施の形態において、提供要求形成部111で形成される道案内メッセージ提供要求は、図2に示すように、種別、言語、移動手段、出発地、目的地からなっている。種別は、当該データがどのようなデータかを示す情報である。したがって、この例の場合、種別により、図2に示すデータが道案内メッセージ提供要求であることが示される。
また、言語は、道案内メッセージの言語を指示する情報である。すなわち、言語は、何語の道案内メッセージを形成するのかを指示するものであり、日本語、英語、中国語、韓国語等を示す情報が入力される。また、移動手段は、道を尋ねてきた人の移動手段を示す情報である。道を尋ねる人は、歩行者だけでなく、自転車、バイク、自動車に乗っている人の場合も想定できる。このため、移動手段には、徒歩、自転車、バイク、自動車等を示す情報が入力される。
また、出発地、目的地は、それらに対応する場所の緯度、経度である。具体的に、出発地は、GPS部106を通じて取得したユーザー端末装置1の現在位置(緯度、経度)である。なお、出発地にある施設の名称や住所を入力し、それらの情報に対応する場所の緯度、経度を道案内メッセージ提供装置3から取得し、この取得した緯度、経度を用いることもできる。また、目的地は、目的地である施設の名称や住所を入力し、その名称や住所に対応する場所の緯度、経度を道案内メッセージ提供装置3から取得して、これを用いる。
このように、入力した名称や住所に対応する場所の緯度、経度を道案内メッセージ提供装置3から取得するのは、入力した名称や住所が誤っているなどして、目的地の特定を道案内メッセージ提供装置3でできないことを防止するためである。すなわち、入力した名称や住所が誤っている場合には、対応する緯度、経度が取得できない。そこで、道案内メッセージ提供装置3と協働することによって、ユーザー端末装置1において、道案内メッセージ提供要求を形成する前に、入力に誤りがあることが検知でき、入力をし直すことができるようにしている。
なお、図2の道案内メッセージ提供要求には示さなかったが、道案内メッセージ提供要求に、例えば、道案内メッセージ提供要求の形成時に時間制御部105から取得した現在時刻を含めてもよい。これにより、道案内メッセージ提供装置3において、受信した道案内メッセージ提供要求が形成された時刻を把握できる。
そして、提供要求形成部111で形成され、道案内メッセージ提供装置3に送信された道案内メッセージ提供要求に応じて、道案内メッセージ提供装置3から道を尋ねてきた人に対する道案内メッセージが形成されて送信されてくる。道案内メッセージ提供装置3からの道案内メッセージは、ユーザー端末装置1が無線通信部101を通じて受信する。そして、制御部102は、受信した道案内メッセージを表示部107に供給し、当該道案内メッセージを表示部107に表示する。また、制御部102は、道案内メッセージ提供装置3からの道案内メッセージを音声データに変換し、これを音声出力部109に供給し、道案内メッセージを音声としてスピーカ110から放音させることもできる。このように、制御部102は、道案内メッセージの出力制御手段としての機能をも有する。
このように、この実施の形態のユーザー端末装置1は、少なくとも、出発地と目的地とを含む道案内メッセージ提供要求を形成し、これを道案内メッセージ提供装置3に送信して、道案内メッセージ提供装置3から必要となる道案内メッセージ情報を取得する。そして、当該道案内メッセージ情報を出力して、道を尋ねてきた人に対して提供できるようにしている。
[道案内メッセージ提供装置3の構成例]
次に、道案内メッセージ提供装置3の構成例について説明する。図1の上端側のブロック図に、道案内メッセージ提供装置3の基本構成示す。図1において、通信I/F301は、ネットワーク2を通じて受信した信号を自機(道案内メッセージ提供装置3)が処理可能なデータに変換して取り込んだり、送信用の種々のデータをプロトコルに準拠した信号に変換してネットワーク2に送出したりする。
制御部302は、道案内メッセージ提供装置3の各部を制御するものであり、図示しないが、CPU、ROM、RAMがCPUバスを通じて接続されて構成されたコンピュータ装置である。また、制御部302は、種々のアプリケーションを実行するアプリケーション実行部としても機能する。記憶装置303は、記録媒体としてハードディスクを備え、種々のアプリケーションプログラムや種々の処理により得られたデータ等のハードディスクへの書込み/記録保持/読み出し/削除を行う。
地図DB304、POI(Point Of Interest)DB305、道路ネットワークDB306、歩行者ネットワークDB307、テンプレートDB308のそれぞれは、ハードディスクなどの大容量記録媒体に形成され、所定のデータを記憶保持する。ここで、文字「DB」は、データベースの略称である。
地図DB304は、地図を描画するための例えばベクトルデータやラスタデータ、注記データ等の種々の地図情報(地図データ)を緯度・経度情報に対応付けて記憶保持する。具体的に、地図DB304に蓄積されている地図情報は、例えば、道路、鉄道、河川、山岳、施設、住宅、標識などの所定の種別毎(レイヤ毎)に形成されている。
POIDB305は、緯度・経度により特定される種々の店舗や種々の施設、あるいは、地形上の特徴点などである種々の拠点についての情報である拠点情報を記憶保持する。例えば、地図上にランドマークとなる建物や種々の施設等の拠点が存在する場合、その拠点は、どのような拠点なのか、どのような特徴を有しているかなどの詳細情報が整えられている。
道路ネットワークDB306は、ノードデータ及びリンクデータからなる道路ネットワークデータを記憶保持する。ノードデータは、ランドマーク、建物、施設、交差点、分岐点、屈曲点などの地点を表す。また、リンクデータは、ノードデータを結ぶ線分によって、高速道路、国道、県道、市町村道、私道などのタクシーなどの自動車が通行可能な経路を示す。そして、各リンクデータには、そのリンクを構成するノードの番号と、リンクコストと、リンク種別等の情報が対応付けられている。
リンクコストは、そのリンクが表す道路を通行する際にユーザーにかかる負荷を表している。この実施の形態においてリンクコストは、そのリンクが表す道路の長さに応じて設定されている。なお、リンクコストは、そのリンクが表す道路を通行するのに要する時間に応じて設定されていてもよい。そして、リンクコストは、いわゆるダイクストラ法により、リンクコストが最小となる経路を探索する場合に参照される。リンク種別は、当該リンク部分が、高速道路、国道、県道、市町村道、私道の内のどれかを示す情報である。この他にも、リンクデータは、そのリンクの道幅などの詳細情報を備えている。
歩行者ネットワークDB307は、基本的なデータ構成は、上述した道路ネットワークDB306と同様である。しかし、歩行者ネットワークDB307で管理されるリンクデータは、歩行者が通行可能な一般道、種々の道路に付随する歩道、横断歩道、歩道橋、建物内や公園内の通り抜け可能な歩行者用通路など、歩行者が通行可能な道路についてのものである。
また、テンプレートDB308は、道案内メッセージを形成するための種々のテンプレートデータを保持する。図3は、テンプレートDB308の格納データの例を説明するための図である。図3に示すように、移動手段別、ランク別に、多数の案内メッセージ用のテンプレートデータを記憶保持する。ここで、移動手段は、道を尋ねてきた人の移動手段であり、徒歩、自転車、バイク、自動車等である。また、ランクは、出発地から目的地までの経路の複雑に応じて決められるものである。
具体的に、この実施の形態では、右左折を伴わないか、あるいは、分かり易いランドマークがあるなどして、簡単な道案内メッセージで足りる場合には、ランクは「1」とされる。また、右左折いずれか1回で目的地まで案内できる場合には、ランクは「2」とされる。また、右左折が2回で目的地まで案内できる場合には、ランクは「3」とされ、右左折が3回以上必要な場合には、ランクは「4」とされる。
そして、図3に示す移動手段が徒歩の場合のランク「1」のテンプレートにより形成される案内メッセージとしては、以下のようなものになる。例えば、1番目のテンプレートに従えば、例えば、「まっすぐ100m位行った右側になります。」などというように、詳しくは後述するように探索された経路に基づき、「○○」や「□□」の部分に適切に語句が穴埋めされて案内メッセージが形成される。
この他にも、図3に示すランク「1」のテンプレートを用いて、「この駅の反対側の東西銀行の裏になります。」や「このまま東京タワーに向かって進んで、大きな公園の右側です。」といった案内メッセージが形成できる。また、図3に示すランク「2」のテンプレートを用いては、例えば、「まっすぐ行って、三つ目の信号を右に曲がって50m位です。」といった案内メッセージが形成できる。また、図3に示すランク「3」のテンプレートを用いては、例えば、「この先の2つ目の交差点を右に曲がって、3つ目の交差点を左に曲がったところで、もう一度お尋ね下さい。」といった案内メッセージが形成できる。
また、図3に示すランク「4」のテンプレートを用いては、例えば、「300m先に交番がありますので、そこでお聞き下さい。」や「距離がありますので、タクシーでいかれたらどうですか。」といった案内メッセージを形成できる。また、図3には示さなかったが、さらに、ランク「5」のテンプレートとしては、電車やバスなどの公共交通機関を利用する案内メッセージ形成用のテンプレートなども用意されている。同様にして、自転車、バイク、自動車のそれぞれについても、ランク毎に種々のテンプレートが用意されている。
また、翻訳辞書309(1)、…は、この実施の形態では、日本語で作成される案内メッセージを指示された言語に翻訳するための辞書データベースであり、この実施の形態においては、英語、中国語、韓国語などの種々の国の言語の翻訳辞書が用意されている。
そして、要求抽出部310は、通信I/F301を通じて制御部302がユーザー端末装置1からの要求を受信した場合に、制御部302の制御の下、受信した要求を分解し、必要となる情報を抽出して、抽出した情報を関係する処理部に供給する。例えば、要求抽出部310は、受信した要求の種別を示す情報から当該要求が図2を用いて説明した道案内メッセージ提供要求であると判別したとする。この場合、要求抽出部310は、当該要求から言語、移動手段、出発地、目的地の各データを抽出し、移動手段と出発地と目的地についてはルート探索処理部311に供給し、言語については道案内メッセージ形成部312に供給する。
ルート探索処理部311は、制御部302に制御され、要求抽出部310からの移動手段、出発地、目的地に基づき、移動手段が徒歩の場合には、歩行者ネットワークDB307を利用して出発地から目的地までのルート探索を行う。また、ルート探索処理部311は、移動手段が自転車、バイク、自動車の場合には、道路ネットワークDB306を利用して出発地から目的地までのルート探索を行う。この場合、必要に応じて地図DB304やPOIDB305が参照される。そして、ルート探索処理部311は、探索して得られた出発地から目的地までの経路情報(ルート情報)を道案内メッセージ形成部312に供給する。
道案内メッセージ形成部312は、ルート探索処理部311のルート探索の結果得られた出発地から目的地までの経路の複雑さに応じて、テンプレートのランクを特定すると共に、案内すべき場所を特定する。すなわち、出発地から目的地までの経路が簡単な場合には、目的地が案内すべき場所となるが、出発地から目的地までの経路が複雑な場合には、案内すべき場所は、もう一度道を尋ねるのに適した探索した経路上の途中位置となる。
そして、道案内メッセージ形成部312は、出発地から案内すべき場所に至るまでの案内すべきノード(ポイント)を特定し、そのノードにおいてどのような案内をするのか、例えば、直進、右左折、右側や左側や裏側にある旨の案内等の案内の内容を特定する。そして、道案内メッセージ形成部312は、特定したランクと、特定したノードや案内の内容に基づいて、用いるテンプレートを特定し、そのテンプレートを用いて、実際に提供する道案内メッセージを形成する。この道案内メッセージが、道を尋ねてきた人に対して提供する、必要となる要点を要領よく伝えるようにするための簡略化した道案内メッセージとなる。
また、道案内メッセージ形成部312は、出発地から目的地にいたる距離が通常の歩行可能な距離を越えている場合、例えば2kmを超えている場合には、タクシーの利用を促す道案内メッセージを形成することもできる。また、道案内メッセージ形成部312は、要求抽出部310からの言語を示す情報が、日本語以外の場合には、形成した道案内メッセージを対応する翻訳辞書309(1)、…を用いて、指示された言語に翻訳する。なお、翻訳辞書309(1)、…は、テンプレートDB308のテンプレートデータの翻訳に適したものとして構成しておくことにより、目的とする言語への翻訳を迅速に行うことができる。
メッセージ等提供部313は、制御部302の制御の下、通信I/F301と協働し、道案内メッセージ形成部312で形成された道案内メッセージ情報を、要求元のユーザー端末装置1に提供する機能を実現する。なお、この実施の形態において、メッセージ等提供部313は、出発地から案内すべき場所までの経路を含む地図を形成するための地図情報を地図DB304から抽出し、この地図情報を道案内メッセージと共に提供する機能をも有する。
このように、道案内メッセージ提供装置3は、ユーザー端末装置1からの道案内メッセージ提供要求に応じて、出発地から目的地までのルート探索を行う。そして、道案内メッセージ提供装置3は、ルート探索の結果得られた経路の複雑さに応じて、案内すべき場所を特定し、その場所に到達できるようにする要点を通知する簡略化した道案内メッセージを形成する。そして、道案内メッセージ提供装置3は、形成した道案内メッセージをユーザー端末装置1に提供する。
また、道案内メッセージ提供装置3は、提供する案内メッセージを指示された言語に翻訳し、これを提供できる。さらに、道案内メッセージ提供装置3は、道案内メッセージと共に出発地から案内すべき場所までの経路を含む地図情報をもユーザー端末装置1に提供できる。このように、道案内メッセージ提供装置3は、ユーザー端末装置1からの要求に応じて、道を尋ねてきた人に対して提供すべき道案内メッセージや地図情報をユーザー端末装置1に提供する機能を実現する。
[道案内メッセージ提供システムを構成する各機器で行われる処理]
次に、この実施の形態の道案内メッセージ提供システムを構成する、ユーザー端末装置1で行われる処理と、道案内メッセージ提供装置3で行われる処理について、フローチャート等を参照しながら具体的に説明する。
[ユーザー端末装置1の処理]
まず、ユーザー端末装置1において行われる処理について説明する。図4は、ユーザー端末装置1において、道案内アプリが実行された場合に行われる、道案内メッセージ提供処理を説明するためのフローチャートである。また、図5は、図4に示す道案内メッセージ提供処理でユーザー端末装置1の表示部107に表示される入力画面等の例を示す図である。
この実施の形態のユーザー端末装置1においては、例えば、所定のメニューから道案内アプリを実行する項目が選択されると、制御部102は、図4のフローチャートに示す道案内メッセージ提供処理を実行する。そして、制御部102は、まず、所定のURL(Uniform Resource Locator)を用いて道案内メッセージ提供装置3が提供する道案内メッセージ提供サイトにアクセスする(ステップS101)。そして、当該道案内メッセージ提供サイトから入力画面等の必要な情報の提供を受けて、当該入力画面を表示部107に表示する(ステップS102)。
図5Aは、ステップS102で表示部107に表示される入力画面の一例を説明するための図である。当該入力画面は、言語の入力欄G1と、移動手段の入力欄M1とを備える。さらに、当該入力画面は、出発地の緯度、経度の出力(表示)欄S1と、出発地の施設の名称や住所の入出力欄S2、目的地の緯度、経度の出力(表示)欄E1と、目的地の施設の名称や住所の入出力欄E2とを備える。さらに、当該入力画面は、地図表示エリアAR1を備えると共に、下端部には、「終了」ボタンと「OK」ボタンとを備える。
そして、制御部102は、ステップS102で表示部107に表示した入力画面において、必要な情報を表示したり、ユーザーからの情報の入力を受け付けたりする情報入力受付処理を実行する(ステップS103)。このステップS103では、主に制御部102が機能し、言語の表示処理、移動手段の表示処理、出発地に関する情報の取得と表示処理、目的地に関する情報の入力受付と表示処理、確認入力処理の各処理が順に行われる。
この実施の形態において、言語の入力欄G1には、通常「日本語」が選択された状態になっている。しかし、言語の入出力欄G1にカーソルが位置付けられることにより、選択可能な言語のプルダウンメニューが表示される。そして、当該言語のプルダウンメニューから目的とする言語を選択できる。この実施の形態においては、日本語、英語、中国語、韓国語等の言語の中から目的とする言語を選択できる。
また、移動手段の入出力欄M1には、通常「徒歩」が選択された状態になっている。しかし、移動手段の入出力欄M1にカーソルが位置付けられることにより、選択可能な移動手段のプルダウンメニューが表示される。そして、当該移動手段のプルダウンメニューから目的とする移動手段を選択できる。この実施の形態においては、徒歩、自転車、バイク、自動車の中から目的とする移動手段を選択できる。
そして、この実施の形態のユーザー端末装置1においては、制御部102が、GPS部106から現在位置を取得し、これを出発地の緯度、経度の出力(表示)欄S1に表示する。さらに、制御部102は、無線通信部101を通じて、当該出発地の緯度、経度を道案内メッセージ提供装置3に送信し、当該出発地の緯度、経度に対応する場所の住所と、当該住所地を含む所定のエリアの地図を取得する。そして、取得した出発地の住所を、出発地の住所の入出力欄S2に表示すると共に、取得した地図を地図表示エリアAR1に表示する。
このような出発地に関する情報の取得と表示処理により、出発地の緯度、経度の出力(表示)欄S1と、出発地の施設の名称や住所の入出力欄S2と、地図表示エリアAR1に情報が表示され、ユーザーは、出発地を特定し、これを認識できる。なお、地図表示エリアAR1に表示された地図の上で実際の出発地に対応するタッチパネル108上の位置をタッチして出発地を変更することができる。また、出発地の経度、緯度の出力(表示)欄S1に対応するタッチパネル108上にタッチして、GPS部106から現在位置を取得し直すこともできる。
また、何らかの原因により、GPS部106から現在位置を取得できないときには、図1に示した携帯端末位置情報サーバ4からの位置情報を利用することもできる。あるいは、タッチパネル108を通じて、出発地の施設の名称や住所の入出力欄S2に出発地の施設の名称や住所を入力し、これを道案内メッセージ提供装置3に送信して、対応する場所の緯度、経度を取得し、これを出発地の緯度、経度とすることもできる。なお、出発地の施設の名称や住所の入出力欄S2に出発地の施設の名称や住所を入力する場合には、例えば、地図表示エリアAR1部分などに表示されるソフトウェアキーボードを通じて行うことができる。
なお、出発地の施設の名称や住所の入出力欄S2に入力した情報が正しくなく、出発地の緯度、経度を道案内メッセージ提供装置3において特定できなかったとする。この場合には、エラーメッセージが道案内メッセージ提供装置3から提供されて、これが表示部107に表示される。これにより、入力情報が正しくないことがユーザーに通知され、出発地の施設の名称や住所の入出力欄S2への情報の再入力を行うことができる。
次に、制御部102は、タッチパネル108を通じて、目的地の施設の名称や住所の入出力欄E2に目的地の施設の名称や住所の入力を受け付ける。そして、受け付けた目的地の施設の名称や住所を道案内メッセージ提供装置3に送信して、対応する場所の緯度、経度と当該目的地を含む所定のエリアの地図を取得する。なお、目的地の施設の名称や住所の入力は、出発地の施設の名称や住所の入力を行う場合と同様に、例えば、地図表示エリアAR1に表示されるソフトウェアキーボードを通じて行うことができる。
そして、制御部102は、道案内メッセージ提供装置3からの目的地の緯度、経度を目的地の緯度、経度の出力(表示)欄E1に表示し、地図を地図表示エリアAR1に表示する。これにより、ユーザーが指示した目的地が正しく認識された否かを確認できる。なお、目的地の施設の名称や住所の入出力欄E2に入力した情報が正しくなかった場合の対応は、上述した出発地の施設の名称や住所の入出力欄S2に入力した情報が正しくなかった場合と同様の処理により、入力し直すことができる。
また、例えば、目的地の住所を入力して目的地を特定するようにした場合、例えば、同じ住所に複数の建物が建っているなどして、目的地が正確に示されていないこともある。このような場合には、地図表示エリアAR1に表示された地図上において、正しい目的地上をタッチするなどして、目的地を修正することができる。
そして、確認入力処理は、「終了」ボタンに対する選択操作や、必要な情報の全てが入力された後の「OK」ボタンの選択操作を受け付ける処理である。「終了」ボタンや「OK」ボタンが操作された場合には、これらが操作されたことを示す情報も、道案内メッセージ提供装置3に送信される。そして、ステップS103において、出発地、目的地の緯度、経度と、言語と移動手段とが特定された後においては、制御部102は、ステップS103において、「終了」ボタンが選択されたか否かを判別する(ステップS104)。
このステップS104の判別処理において、「終了」ボタンが選択されたと判断したとする。この場合には、制御部102は、表示部107に現在表示されている画面を消去し、道案内アプリを実行する前の表示に戻すなどの所定の終了処理を行って(ステップS105)、この図4に示す処理を終了する。
また、ステップS104の判別処理において、「終了」ボタンは操作されていないと判別したとする。この場合、制御部102は、提供要求形成部111を制御して、図2に示した道案内メッセージ提供要求を生成し、これを無線通信部101を通じて道案内メッセージ提供装置3に送信する(ステップS106)。このステップS106においては、図5Aに示した入力画面に対する情報の入力等により特定された、言語、移動手段、出発地の緯度、経度、目的地の緯度、経度が用いられる。
この後、制御部102は、当該道案内メッセージ提供要求に応じて、道案内メッセージ提供装置3において形成されて送信されてくる道案内メッセージと地図情報を、無線通信部101を通じて受信し、これを表示部107に表示する(ステップS107)。図5Bは、ステップS107において表示される道案内メッセージの表示画面を説明するための図である。図5Bに示したように、当該道案内メッセージの表示画面には、実行中のアプリのタイトルと、道を尋ねてきた人に対する道案内メッセージと、出発地から案内すべき場所までの経路を示す地図と、「音声出力」ボタンと「終了」ボタンとが表示される。
ユーザー端末装置1のユーザーは、図5Bに示したように表示される表示画面を見ながら、道を尋ねてきた人に対して、道案内メッセージを提供する。なお、日本語以外の言語を選択した場合には、道案内メッセージは、当該選択された言語で表現されたものとなる。そして、制御部102はタッチパネル108を通じて、「音声出力」ボタンまたは「終了」ボタンに対する操作入力を受け付ける(ステップS108)。
そして、制御部102は、ステップS108において、「音声出力」ボタンに対する操作入力を受け付けたか否かを判別する(ステップS109)。ステップS109の判別処理において、「音声出力」ボタンに対する操作入力を受け付けたと判別したときには、制御部102は、ステップS107で受信した道案内メッセージに応じた音声メッセージを出力する処理を実行する(ステップS110)。
具体的に、ステップS110において制御部102は、ステップS107で受信した道案内メッセージを音声出力するための音声データに変換し、これを音声出力部109に供給する。音声出力部109は、当該音声データを音声信号に変換し、スピーカ110に供給するので、道案内メッセージに応じた音声が、スピーカ110から放音される。
これにより、ユーザー端末装置1のユーザーが直接に道案内メッセージを読み上げなくても、ユーザー端末装置1からの音声出力により、道を尋ねてきた人に対して、適切に道案内メッセージを提供できる。特に、道案内メッセージを日本語以外の言語で形成した場合には、ユーザー端末装置1のユーザーが当該言語に不慣れであっても、道を尋ねてきた人に対して、その人が使用する言語で道案内メッセージを提供できる。そして、ステップS110の処理の後においては、ステップS108からの処理を繰り返し、道案内メッセージの表示画面に対する操作入力が繰り返される。したがって、必要がある場合には、「音声出力」ボタンを繰り返し操作することにより、道案内メッセージを繰り返し音声出力できる。
また、ステップS109の判別処理において、「音声出力」ボタンに対する操作入力は受け付けていないと判別したときには、制御部102は、ステップS108において、「終了」ボタンに対する操作入力を受け付けたか否かを判別する(ステップS111)。ステップS111の判別処理において、「終了」ボタンに対する操作入力を受け付けたと判別したとする。この場合、制御部102は、道案内メッセージ提供処理を終了させるための所定の終了処理を実行し(ステップS112)、この図4に示す道案内メッセージ提供処理を終了させる。また、ステップS111の判別処理において、「終了」ボタンに対する操作入力は受け付けていないと判別したときには、ステップS108からの処理を繰り返し、道案内メッセージ提供画面に対する操作入力を受け付ける処理を繰り返す。
このように、ユーザー端末装置1では、言語、移動手段、出発地、目的地を特定して、道を尋ねてきた人に対する道案内メッセージの提供を道案内メッセージ提供装置3に要求する。これにより、道案内メッセージ提供装置3から道案内に特化した要点を適切に伝える道案内メッセージを取得し、道を尋ねてきた人に対して提供できる。
[道案内メッセージ提供装置3の処理]
次に、道案内メッセージ提供装置3において行われる処理について説明する。図6は、道案内メッセージ提供装置3において行われる道案内メッセージ等の提供処理を説明するためのフローチャートである。この図6に示す処理は、道案内メッセージ提供装置3の主に制御部302によって常時実行されている処理である。
道案内メッセージ提供装置3において、制御部302は、通信I/F301を通じてユーザー端末装置1からのアクセスを受け付けるようにし(ステップS201)、ユーザー端末装置1からのアクセスを受け付けたか否かを判別する(ステップS202)。ステップS202の判別処理において、ユーザー端末装置1からのアクセスを受け付けていないと判別したときには、ステップS201からの処理を繰り返し、ユーザー端末装置1からのアクセスを待つことになる。
ステップS202の判別処理において、ユーザー端末装置1からのアクセスを受け付けたと判別したときには、制御部302は、当該ユーザー端末装置1に対する情報受付処理を行う(ステップS203)。このステップS203においては、図5Aに示した入力画面をユーザー端末装置1に提供する。さらに、ステップS203においては、ユーザー端末装置1からの出発地の緯度、経度の提供を受けて、これに対応する住所や地図を提供したり、目的地の名称や住所の提供を受けて、これに対応する緯度、経度や地図を提供したりするなどの処理を行う。このステップS203の情報受付処理は、ユーザー端末装置1から「終了」ボタンが操作されたことを示す情報や「OK」ボタンが操作されたことを示す情報が送信されてくるまで行われる。
そして、ステップS203の処理の後、ユーザー端末装置1から送信されてきた情報は、「終了」ボタンが操作されたことを示す情報か否かを判別する(ステップS204)。ステップS204の判別処理において、「終了」ボタンが操作されたことを示す情報が送信されてきたと判別したときには、当該ユーザー端末装置1との接続を解放し(ステップS209)、ステップS201からの処理を繰り返す。
また、ステップS204の判別処理において、「終了」ボタンが操作されたことを示す情報が送信されてきていない判別したときには、送信されてきた情報は「OK」ボタンを操作することを示す情報であると判別し、ステップS205の処理に進む。この場合、制御部302は、ユーザー端末装置1からの道案内メッセージ提供要求を受信し、これを要求抽出部310に供給して、言語、移動手段、出発地の緯度、経度、目的地の緯度、経度を抽出する(ステップS205)。要求抽出部310は、抽出した移動手段、出発地の緯度、経度、目的地の緯度、経度の各情報は、ルート探索処理部311に提供し、言語の情報は道案内メッセージ形成部312に提供する。
この後、制御部302は、ルート探索処理部311を制御し、ユーザー端末装置1からの要求に応じた移動手段で移動する場合の出発地から目的地までのルート探索を行う(ステップS206)。このステップS206では、上述もしたように、道路ネットワークDB306、または、歩行者ネットワークDB307を用い、地図DB304やPOIDB305をも利用して、出発地から目的地までの経路(ルート)を探索する。この場合、ルート探索処理部311は、曲がり角が少ない経路やランドマークが多い経路など、道案内し易い経路を探索する。このルート探索の結果得られた経路情報は道案内メッセージ形成部312に通知される。
次に、制御部302は、道案内メッセージ形成部312を制御し、ルート探索処理部311が探索した経路の複雑さに応じて、案内すべき場所を特定し、当該案内すべき場所に向かうことができるようにする道案内メッセージを形成する(ステップS207)。具体的に、ステップS207においては、移動手段、出発地から目的地までの距離、通過する(経由する)ノードの数、道案内メッセージの文字数などの情報を考慮して、道案内メッセージを形成する。
そして、上述もしたように、出発地から目的地までの探索された経路が単純で、目的地までの道案内メッセージが複雑にならないときには、当該目的地が案内すべき場所となる。しかし、出発地から目的地までの経路が複雑で、目的地までの道案内メッセージが複雑になってしまう場合には、当該経路上において、次に道を尋ねるのに適した場所(途中位置)を案内すべき場所として特定する。そして、道案内メッセージ形成部312は、その特定した案内すべき場所までの道案内メッセージを形成する。
なお、道案内メッセージ形成部312は、要求抽出部310からの言語を示す情報が、日本語以外のときには、形成した日本語の道案内メッセージを、対応する言語の翻訳辞書309(1)、…を用い指示された言語に翻訳する。そして、翻訳した道案内メッセージを提供の対象とする。
そして、制御部302は、メッセージ等提供部313を制御し、道案内メッセージ形成部312が形成した道案内メッセージと、出発地から案内すべき場所までの経路を地図とを、要求元のユーザー端末装置1に提供する(ステップS208)。ここで、地図情報は、地図DB304から取得するものである。この後、制御部302は、道案内メッセージ提供要求を送信してきたユーザー端末装置1との間の接続を解放し(ステップS209)、この後、ステップS201からの処理を繰り返す。
このように、道案内メッセージ提供装置3では、ユーザー端末装置1からの要求に応じて、出発地から目的地までのルート探索を行う。そして、探索した経路に基づき、道を尋ねてきた人に対して、道案内を要領よく行うことができるようにする道案内メッセージを形成すると共に、地図情報をも取得し、これらをユーザー端末装置1に提供できる。
[実施の形態の効果]
ユーザー端末装置1と道案内メッセージ提供装置3とが協働し、道を尋ねてきた人に対して、要領よく道案内をできるようにする道案内メッセージを形成して、これを用いて道案内を行うことができる。すなわち、案内すべき場所までの要点を手短に口頭あるいは音声出力によって伝えることができる、従来に無い使用形態のナビゲーションシステムを実現できる。これにより、道を尋ねてきた人が迷ったり、不安になったりすることがないように、適切な道案内を行うことができる。また、移動手段に応じて、適切な道案内を行うことができる他、道案内メッセージの翻訳機能を備えているので、道を尋ねてきた外国人に対しても適切に道案内を行うことができる。
[変形例]
なお、上述した実施の形態では、ユーザー端末装置1と道案内メッセージ提供装置3とにより構成される道案内メッセージ提供システムについて説明したが、これに限るものではない。上述した実施の形態では道案内メッセージ提供装置3が備えていた機能をユーザー端末装置1が備えれば、いわゆるスタンドアロンで機能する道案内メッセージ提供装置を実現できる。具体的は、地図DB304、POIDB305、道路ネットワークDB306、歩行者ネットワークDB307、テンプレートDB308、翻訳辞書309(1)、…、ルート探索処理部311、道案内メッセージ形成部312を、ユーザー端末装置1に設ければよい。この場合の道案内メッセージ提供装置は、ノート型PCやタブレットPCにより構成できる。
また、この場合、地図DB304、POIDB305、道路ネットワークDB306、歩行者ネットワークDB307は、広範囲なエリアについて持つことは現実的でない。そこで、出発地と目的地とに応じて、必要なエリアの地図データ、POIデータ、道路ネットワークデータ、歩行者ネットワークデータを取得する。そして、これらのデータを地図DB304、POIDB305、道路ネットワークDB306、歩行者ネットワークDB307に格納して利用する構成とすればよい。
また、上述した実施の形態では、道案内メッセージの翻訳機能は、道案内メッセージ提供装置3側が持つようにしたが、これに限るものではない。道案内メッセージの翻訳機能は、ユーザー端末装置1が持ってもよい。また、日本語の道案内メッセージを、ユーザー端末装置1や道案内メッセージ提供装置3が、所定の翻訳サイトに送信し、当該翻訳サイトで目的とする言語に翻訳された道案内メッセージを取得する構成とすることもできる。
なお、図2においては省略したが、道案内メッセージ提供要求には、ユーザー端末装置1を特定する例えばIPアドレス等の識別情報も含まれる。これにより、道案内メッセージ提供装置3は、受信した道案内メッセージ提供要求がどのユーザー端末装置1からのものかを特定でき、当該要求に応じた道案内メッセージ等を要求元に適切に提供できる。
また、ユーザー端末装置1の提供要求形成部111の機能は、制御部102で実行されるソフトウェアによって、制御部102の機能として実現することもできる。また、道案内メッセージ提供装置3の要求抽出部310、ルート探索処理部311、道案内メッセージ形成部312、メッセージ等提供部313の各機能は、制御部302で実行されるソフトウェアによって、制御部302の機能として実現することもできる。
[その他]
なお、上述した実施の形態の記載からも分かるように、請求項1における道案内メッセージ提供装置の各手段と、実施の形態の道案内メッセージ提供装置3の各部とを対応付けると以下のようになる。すなわち、抽出手段の機能は要求抽出部310が、探索手段の機能はルート探索処理部311が、形成手段の機能は道案内メッセージ形成部312が、提供手段の機能はメッセージ等提供部313が実現している。
また、請求項1における携帯通信端末の各手段と、実施の形態のユーザー端末装置1の各部とを対応付けると以下のようになる。すなわち、出発地特定手段の機能はGPS部106やタッチパネル108が、目的地受付手段の機能はタッチパネル108が、要求形成手段の機能は提供要求形成部111が、出力制御手段の機能は制御部102が実現している。また、請求項2における携帯通信端末の移動手段受付手段の機能は、ユーザー端末装置1のタッチパネル108が実現している。
また、請求項3の道案内メッセージ提供装置の地図情報取得手段の機能は、道案内メッセージ提供装置3のメッセージ等提供部313が実現している。また、請求項4の携帯通信端末の音声出力手段の機能は、ユーザー端末装置1の音声出力部109およびスピーカ110が実現している。また、請求項5における道案内メッセージ提供装置側の翻訳手段の機能は、道案内メッセージ形成部312が実現し、携帯通信端末側の翻訳手段の機能は、図示しなかったが、専用の翻訳手段を備えるか、あるいは、翻訳手段の機能を制御部102が実現することになる。
また、この発明の道案内メッセージ提供装置は、実施の形態の道案内メッセージ提供装置3に対応し、この発明の携帯通信端末は、実施の形態のユーザー端末装置1に対応する。また、この発明の道案内メッセージ提供装置は、上述もしたように、ユーザー端末装置1に、地図DB304、POIDB305、道路ネットワークDB306、歩行者ネットワークDB307、テンプレートDB308、翻訳辞書309(1)、…、ルート探索処理部311、道案内メッセージ形成部312を設けたものとなる。
また、この発明の道案内メッセージ提供方法は、図4、図6に示した方法に対応している。さらに、ユーザー端末装置1で実行する道案内アプリは、図4に示した処理を実行するプログラムである。また、道案内メッセージ提供装置3で実行する道案内メッセージ提供プログラムは、図6に示した処理を実行するプログラムとなる。
1…ユーザー端末装置、101…無線通信部、101A…送受信アンテナ、102…制御部、103…記憶装置、104…操作部、105…時間制御部、106…GPS部、106A…GPSアンテナ、107…表示部、108…タッチパネル、109…音声出力部、110…スピーカ、111…提供要求形成部、2…ネットワーク、3…道案内メッセージ提供装置、301…通信I/F、302…制御部、303…記憶装置、304…地図DB、305…POIDB、306…道路ネットワークDB、307…歩行者ネットワークDB、308…テンプレートDB、309…翻訳辞書、310…要求抽出部、311…ルート探索処理部、312…道案内メッセージ形成部、313…メッセージ等提供部、4…携帯端末位置情報サーバ

Claims (9)

  1. 道案内メッセージ提供装置と、携帯通信端末とがネットワークを通じて接続されて構成される道案内メッセージ提供システムであって、
    前記道案内メッセージ提供装置は、
    前記携帯通信端末からの道案内メッセージ提供要求に含まれる出発地と目的地とを抽出する抽出手段と、
    前記出発地から前記目的地までの経路を探索する探索手段と、
    探索の結果得られた前記経路の複雑さに応じて、案内すべき場所を特定し、その場所に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成する形成手段と、
    形成された前記道案内メッセージを要求元の前記携帯通信端末に提供する提供手段と
    を備え、
    前記携帯通信端末は、
    出発地を特定する出発地特定手段と、
    目的地の入力を受け付ける目的地受付手段と、
    前記出発地と前記目的地とを含む道案内メッセージ提供要求を形成し、これを前記道案内メッセージ提供装置に提供する要求形成手段と、
    前記道案内メッセージ提供装置から提供される前記道案内メッセージを受信する受信手段と、
    前記道案内メッセージを、出力手段を通じて出力するように制御する出力制御手段と
    を備えることを特徴とする道案内メッセージ提供システム。
  2. 請求項1に記載の道案内メッセージ提供システムであって、
    前記道案内メッセージ提供装置において、
    前記抽出手段は、前記出発地と前記目的地に加えて、前記道案内メッセージ提供要求に含まれる移動手段を抽出することができるものであり、
    前記探索手段は、前記移動手段を考慮して、経路の探索を行うことができるものであり、
    前記形成手段は、前記移動手段を考慮して、前記案内すべき場所を特定し、その場所に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成するものであり、
    前記携帯通信端末は、
    移動手段の入力を受け付ける移動手段受付手段を備え、
    前記携帯通信端末において、
    前記要求形成手段は、前記出発地と前記目的地に加えて、前記移動手段を含む道案内メッセージ提供要求を形成するものであることを特徴とする道案内メッセージ提供システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の道案内メッセージ提供システムであって、
    前記道案内メッセージ提供装置は、
    探索の結果得られた前記経路に関連する地図情報を取得する地図情報取得手段を備え、
    前記道案内メッセージ提供装置の前記提供手段は、前記道案内メッセージと共に、取得した前記地図情報を要求元の携帯通信端末に提供するものであり、
    前記携帯通信端末の出力制御手段、前記道案内メッセージに加えて前記地図情報に応じた地図を、出力手段を通じて出力するように制御することを特徴とする道案内メッセージ提供システム。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の道案内メッセージ提供システムであって、
    前記携帯通信端末の前記出力手段は、音声出力手段を含み、前記出力制御手段は、前記道案内メッセージを、前記音声出力手段を通じて音声として出力することができるように制御することができるものであることを特徴とする道案内メッセージ提供システム。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の道案内メッセージ提供システムであって、
    前記道案内メッセージ提供装置と前記携帯通信端末との一方が、提供する前記道案内メッセージを、あるいは、受信した前記道案内メッセージを、指示された言語に翻訳する翻訳手段を備え、翻訳した道案内メッセージを前記携帯通信端末の出力手段を通じて出力することを特徴とする道案内メッセージ提供システム。
  6. 道案内メッセージ提供装置と、携帯通信端末とがネットワークを通じて接続されて構成される道案内メッセージ提供システムの前記道案内メッセージ提供装置であって、
    前記携帯通信端末からの道案内メッセージ提供要求に含まれる出発地と目的地とを抽出する抽出手段と、
    前記出発地から前記目的地までの経路を探索する探索手段と、
    探索の結果得られた前記経路の複雑さに応じて、案内すべき場所を特定し、その場所に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成する形成手段と、
    形成された前記道案内メッセージを要求元の前記携帯通信端末に提供する提供手段と
    を備えることを特徴とする道案内メッセージ提供装置。
  7. 道案内メッセージ提供装置と、携帯通信端末とがネットワークを通じて接続されて構成される道案内メッセージ提供システムの前記携帯通信端末であって、
    前記道案内メッセージ提供装置は、前記携帯通信端末からの道案内メッセージ提供要求に含まれる出発地と目的地とを抽出し、前記出発地から前記目的地までの経路を探索し、探索の結果得られた前記経路の複雑さに応じて、案内すべき場所を特定し、その場所に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成し、形成された前記道案内メッセージを要求元の前記携帯通信端末に提供するものであり、
    出発地を特定する出発地特定手段と、
    目的地の入力を受け付ける目的地受付手段と、
    前記出発地と前記目的地とを含む道案内メッセージ提供要求を形成し、これを前記道案内メッセージ提供装置に提供する要求形成手段と、
    前記道案内メッセージ提供装置から提供される前記道案内メッセージを受信する受信手段と、
    前記道案内メッセージを、出力手段を通じて出力するように制御する出力制御手段と
    を備えることを特徴とする携帯通信端末。
  8. 出発地を特定する出発地特定手段と、
    目的地の入力を受け付ける目的地受付手段と、
    前記出発地から前記目的地までの経路を探索する探索手段と、
    探索の結果得られた前記経路の複雑さに応じて、案内すべき場所を特定し、その場所に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成する形成手段と、
    前記道案内メッセージを、出力手段を通じて出力するように制御する出力制御手段と
    を備えることを特徴とする道案内メッセージ提供装置。
  9. 道案内メッセージ提供装置と、携帯通信端末とがネットワークを通じて接続されて構成される道案内メッセージ提供システムで用いられる道案内メッセージ提供方法であって、
    前記道案内メッセージ提供装置においては、
    抽出手段が、前記携帯通信端末からの道案内メッセージ提供要求に含まれる出発地と目的地とを抽出する抽出工程と、
    検索手段が、前記出発地から前記目的地までの経路を探索する探索工程と、
    形成手段が、探索の結果得られた前記経路の複雑さに応じて、案内すべき場所を特定し、その場所に到達できるようにする要点を通知する道案内メッセージを形成する形成工程と、
    提供手段が、形成された前記道案内メッセージを要求元の前記携帯通信端末に提供する提供工程と
    を有し、
    前記携帯通信端末においては、
    出発地特定手段を通じて出発地を特定する出発地特定工程と、
    目的地受付手段を通じて目的地の入力を受け付ける目的地受付工程と、
    要求形成手段が、前記出発地と前記目的地とを含む道案内メッセージ提供要求を形成し、これを前記道案内メッセージ提供装置に提供する要求形成工程と、
    受信手段が、前記道案内メッセージ提供装置から提供される前記道案内メッセージを受信する受信工程と、
    前記道案内メッセージを、出力制御手段が出力手段を通じて出力するように制御する出力制御工程と
    を有することを特徴とする道案内メッセージ提供方法。
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