JP6348863B2 - 地図表示システム、地図を表示させる方法 - Google Patents

地図表示システム、地図を表示させる方法 Download PDF

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Description

本発明は、地図表示システムに関する。
従来から、例えばスマートフォン等の情報処理装置を用いて、利用者の現在位置近傍の地図画像や、利用者に指定された位置近傍の地図画像を表示させる地図表示システムが知られている。特許文献1には、このようなシステムにおいて、利用者から指定された言語による注記と、地図画像とを合成した地図情報を、情報処理装置に表示させる技術が記載されている。特許文献2には、ナビゲーションシステムにおいて、情報処理装置と接続している通信キャリアが属する国に対応する言語を検出し、検出された言語に応じた起動モジュールおよびデータベースを利用する技術が記載されている。
特開2002−297027号公報 特開2007−18104号公報
特許文献1に記載された技術では、利用者において、注記として表示される言語を指定する手間が生じるという課題があった。特許文献2に記載された技術では、例えば、ドバイへ旅行に行った日本人がナビゲーションシステムを利用しようとした場合、アラビア語の起動モジュールおよびデータベースが選択されてしまう。アラビア語は多くの日本人にとって馴染みがない。このように、特許文献2に記載された技術では、起動モジュールおよびデータベースの言語が、情報処理装置と接続している通信キャリアが属する国に依拠するため、使い勝手が悪いという課題があった。
このため、地図表示システムにおいて、地図画像に対して利用者と親和性の高い言語に基づく注記を付し、かつ、当該言語を指定する手間を削減することが望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためのなされたものであり、以下の形態として適用することが可能である。
本発明の第1の形態は、情報処理装置を含む地図表示システムであって、
前記情報処理装置は、
地図画像に対して、所定の言語で表された注記を重畳させた地図情報を表示する表示部と、
前記所定の言語を、前記情報処理装置のユーザインタフェースにおいて使用される設定言語であって、前記情報処理装置に対して予め設定されている設定言語と、前記設定言語に応じて決定された代替言語と、のいずれかに決定する決定部と、を備え、
前記地図表示システムは、
前記注記と、前記注記に対して一意に付された識別子と、を対応付けて記憶する文字記憶部であって、同一の対象を表す前記注記には同一の前記識別子が付与された文字記憶部を言語別に備え、
前記文字記憶部のうちの、前記決定部により決定された前記所定の言語に対応する文字記憶部から、前記地図画像に重畳させるための前記注記を取得し、前記地図情報を生成する地図情報生成部を有し、
前記決定部は、
前記文字記憶部の中に、前記設定言語に対応した文字記憶部が存在する場合は、前記設定言語を前記所定の言語とし、
前記文字記憶部の中に、前記設定言語に対応した文字記憶部が存在しない場合は、対応した文字記憶部が存在する言語の中から前記代替言語を決定し、前記所定の言語とする、地図表示システムである。
本発明の第2の形態は、情報処理装置に地図を表示させる方法であって、
所定の言語を、前記情報処理装置のユーザインタフェースにおいて使用される設定言語であって、前記情報処理装置に対して予め設定されている設定言語と、前記設定言語に応じて決定された代替言語と、のいずれかに決定する工程と、
地図画像に対して、前記所定の言語で表された注記を重畳させた地図情報を生成する工程と、
前記地図情報を表示する工程と、を備え、
前記地図情報を生成する工程では、
前記注記と、前記注記に対して一意に付された識別子と、を対応付けて記憶する文字記憶部であって、同一の対象を表す前記注記には同一の前記識別子が付与され、言語別に備えられた文字記憶部のうちの、前記決定する工程において決定された前記所定の言語に対応する文字記憶部から、前記地図画像に重畳させるための前記注記を取得して、前記地図情報を生成し、
前記決定する工程では、
前記文字記憶部の中に、前記設定言語に対応した文字記憶部が存在する場合は、前記設定言語を前記所定の言語とし、
前記文字記憶部の中に、前記設定言語に対応した文字記憶部が存在しない場合は、対応した文字記憶部が存在する言語の中から前記代替言語を決定し、前記所定の言語とする、方法である。
また、本発明は、以下の形態として適用することも可能である。
(1)本発明の一形態によれば、情報処理装置を含む地図表示システムが提供される。この地図表示システムは;前記情報処理装置は;地図画像に対して、所定の言語で表された注記を重畳させた地図情報を表示する表示部と;前記所定の言語を、前記情報処理装置のユーザインタフェースにおいて使用される設定言語であって、前記情報処理装置に対して予め設定されている設定言語と、前記設定言語に応じて決定された代替言語と、のいずれかに決定する決定部と、を備える。
この形態の地図表示システムによれば、決定部は、地図画像に対して重畳される注記の言語を、設定言語と、代替言語と、のいずれかとする。設定言語は、情報処理装置のユーザインタフェースにおいて使用される言語であるため、利用者にとって親和性の高い言語であると推定される。このため、注記の言語が設定言語とされた場合、地図画像に重畳される注記の言語を、利用者にとって親和性の高い言語とすることができる。また、注記の言語が代替言語とされた場合、地図画像に重畳される注記の言語を、利用者にとって親和性の高い言語に応じて決定された言語とすることができる。さらに、設定言語は情報処理装置に対して予め設定されているため、決定部は、地図画像に重畳される注記の言語を決定する際に、利用者による言語の指定を必要としない。この結果、地図表示システムにおいて、地図画像に対して利用者と親和性の高い言語に基づく注記を付し、かつ、当該言語を指定する手間を削減することができる。
(2)上記形態の地図表示システムでは、さらに;前記注記と、前記注記に対して一意に付された識別子と、を対応付けて記憶する文字記憶部を言語別に備え;前記地図情報を生成する地図情報生成部を備え;前記文字記憶部において;同一の対象を表す前記注記には同一の前記識別子が付与されており;前記地図情報生成部は;前記文字記憶部のうちの、前記決定部により決定された前記所定の言語に対応する文字記憶部から、前記地図画像に重畳させるための前記注記を取得してもよい。
この形態の地図表示システムによれば、言語別に用意された文字記憶部において、同一の対象を表す注記には同一の識別子が付与されている。このため、地図情報生成部は、言語別の文字記憶部において共通して付された識別子を利用して、決定部により決定された言語に対応する文字記憶部から、決定された言語で表された注記を取得することができる。具体的には例えば、地図情報生成部は、「東京タワー」を表す注記に付された識別子「001」を利用して、英語用に用意された文字記憶部を検索すれば、英語で表された注記「Tokyo Tower」を取得することができる。同様に、地図情報生成部は、識別子「001」を利用して、中国語用に用意された文字記憶部を検索すれば、中国語で表された注記を取得することができる。この結果、文字記憶部におけるデータ管理が容易になると共に、地図情報生成部の処理内容を単純化することができる。
(3)上記形態の地図表示システムにおいて;前記決定部は;前記文字記憶部の中に、前記設定言語に対応した文字記憶部が存在する場合は、前記設定言語を前記所定の言語とし;前記文字記憶部の中に、前記設定言語に対応した文字記憶部が存在しない場合は、対応した文字記憶部が存在する言語の中から前記代替言語を決定し、前記所定の言語としてもよい。
この形態の地図表示システムによれば、決定部は、文字記憶部の中に設定言語に対応した文字記憶部が存在しない場合は、対応した文字記憶部が存在する言語の中から代替言語を決定する。このため、設定言語に対応した文字記憶部が無い場合であっても、地図情報生成部による処理を実行することができる。
(4)上記形態の地図表示システムでは、さらに;出発地から目的地までの経路を探索する経路探索部を備え;前記地図情報生成部は;前記経路探索部によって探索された前記経路を含む前記地図情報を生成してもよい。
この形態の地図表示システムによれば、経路探索機能を備えた地図表示システム(いわゆる経路探索システム)を提供することができる。
(5)上記形態の地図表示システムにおいて;前記情報処理装置は、さらに、前記情報処理装置の現在位置を表す現在位置情報を取得する現在位置取得部を備え;前記表示部は;前記地図画像に対して、前記所定の言語で表された前記注記に加えて、前記所定の言語とは異なる他の言語で表された前記注記を重畳させた前記地図情報を表示し;前記決定部は、さらに;前記現在位置取得部により取得された前記現在位置に応じて、前記他の言語を決定してもよい。
この形態の地図表示システムによれば、決定部は、地図画像に対して付加的に重畳される注記の言語を、情報処理装置の「現在位置」に応じて、すなわち、情報処理装置の利用者が現在いる場所(国や地域)に応じて決定することができる。このため、情報処理装置の利用者は、利用者にとって親和性の高い言語に応じた注記と、利用者が現在いる場所に応じた注記と、の両方を、地図情報において確認することができる。例えば日本人がドバイに旅行に行った場合、情報処理装置の利用者(日本人)は、日本語による注記と、アラビア語による注記と、の両方を地図情報において確認することができる。この結果、利用者における利便性を向上させることができる。
(6)上記形態の地図表示システムにおいて;前記情報処理装置は、さらに、前記地図情報を利用した案内を実施するための案内音声を出力する音声出力部を備えてもよい。
この形態の地図表示システムによれば、音声出力部は、地図情報を利用した案内を実施するための案内音声を出力するため、利用者における利便性を向上させることができる。
(7)上記形態の地図表示システムでは、さらに;前記案内音声の生成に利用される音声情報と、前記音声情報に対して一意に付された識別子と、を対応付けて記憶する音声記憶部を言語別に備え;前記案内音声を生成する案内生成部を備え;前記音声記憶部において;同一の対象を表す前記音声情報には同一の前記識別子が付与されており;前記案内生成部は;前記音声記憶部のうちの、前記決定部により決定された前記所定の言語に対応する音声記憶部から、前記案内音声の生成に用いる前記音声情報を取得してもよい。
この形態の地図表示システムによれば、言語別に用意された音声記憶部において、同一の対象を表す音声情報には同一の識別子が付与されている。このため、案内生成部は、言語別の音声記憶部において共通して付された識別子を利用して、決定部により決定された言語に対応する音声記憶部から、決定された言語で表された音声情報を取得することができる。この結果、音声記憶部におけるデータ管理が容易になると共に、案内生成部の処理内容を単純化することができる。
(8)上記形態の地図表示システムにおいて;前記設定言語は、前記情報処理装置のオペレーティングシステムのユーザインタフェースにおいて使用される言語であってもよい。
情報処理装置において、オペレーティングシステムのユーザインタフェースにおいて使用される言語は、広範な種類の言語がサポートされ、かつ、利用者にとって最も親和性の高い言語が指定されている可能性が高い。このため、この形態の地図表示システムによれば、地図画像に対して、利用者との親和性がより高い言語に基づく注記を付すことができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素は全てが必須のものではなく、上述の課題の一部または全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部または全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部または全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部または全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部または全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部または全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。例えば、本発明の一形態は、表示部と、決定部と、の2つの要素のうちの一部または全部の要素を備えた装置として実現可能である。すなわち、この装置は、表示部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、この装置は、決定部を有していてもよく、有していなくてもよい。
例えば、本発明は、地図表示システムにおいて、地図画像に対して利用者と親和性の高い言語に基づく注記を付し、かつ、当該言語を指定する手間を削減することを課題とする。しかし、地図表示システムにおいては、他にも、利用者の使い勝手の向上、システムのRASIS(信頼性、可用性、保守性、保全性、機密性)の向上、システム開発の容易化、システム開発コストの低減等が望まれている。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、地図表示システム、経路探索システム、施設検索システム、地図表示装置、経路探索装置、施設検索装置、これらのシステムまたは装置を制御する方法、これらシステム、装置、方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを配布するための情報処理装置、そのコンピュータプログラムを記憶した一時的でない記憶媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としての地図表示システム1の構成を示す図である。 注記DB154の一例を示す図である。 施設DB155の一例を示す図である。 言語別文字DB156の一例を示す図である。 案内音声DB157の一例を示す図である。 言語別音声DB158の一例を示す図である。 代替言語テーブル252の一例を示す図である。 地図表示処理の手順を示すシーケンス図である。 地図データ生成処理について説明する図である。 地図データ生成処理の結果を表す図である。 案内用データ生成処理について説明する図である。 第2実施形態における地図表示システム1aの構成を示す図である。 第2実施形態における地図表示処理の手順を示すシーケンス図である。 第2実施形態の地図データ生成処理の結果を表す図である。 他の実施形態における地図表示処理の手順を示すシーケンス図である。
A.第1実施形態:
A−1.地図表示システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態としての地図表示システム1の構成を示す図である。本実施形態の地図表示システム1は、利用者からの要求に応じて、指定された出発地から目的地までの経路を含んだ地図情報を表示する。「地図情報」とは、地図画像と、所定の言語で表された注記と、が重畳された情報である。本実施形態の地図表示システム1は、注記を表すための「所定の言語」を、利用者が使用する情報処理装置のユーザインタフェースにおいて使用される言語である「設定言語」に応じて決定する。以降、注記を表すための所定の言語のことを、単に「注記言語」とも呼ぶ。
「注記」とは、地図上に存在する物の名称を表す文字列である。地図上に存在する物とは、例えば、行政区画の名称、自然名称(地名、山、河川、島、湖、沼、海、湾等の名称)、建物名称(ビル名、橋名等の名称)、施設名称(公共施設、店舗等の名称)、交通名称(駅、鉄道名、サービスエリア、高速道路、交差点等の名称)が例示される。
本実施形態の地図表示システム1は、サーバ10と、スマートフォン20と、を備えている。サーバ10は、有線通信によってインターネットINTに接続されている。スマートフォン20は、通信キャリアBSを介して無線通信によってインターネットINTに接続されている。通信キャリアBSには、送受信アンテナや、無線基地局、交換局が含まれる。すなわち、サーバ10とスマートフォン20とは、インターネットINTを介して接続されており、相互に通信することができる。
A−1−1.サーバの構成:
サーバ10は、CPU110と、通信部120と、ROM130と、RAM140と、記憶部150と、を備えており、各部はバスにより相互に接続されている。図1の記載、および、以降の説明において「データベース」を「DB」と略す。
記憶部150は、ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカード等で構成される。記憶部150は、地図DB151と、経路DB152と、交通情報DB153と、注記DB154と、施設DB155と、言語別文字DB156と、案内音声DB157と、言語別音声DB158と、を含んでいる。これらのDBには予めデータが格納されている。
地図DB151には、地図画像を表すデータが格納されている。地図画像を表すデータには、地形、建物、道路の形状等、地図表示のために必要な情報が含まれている。
経路DB152には、道路の構成を表すデータが格納されている。道路の構成を表すデータには、ノードに関する情報と、リンクに関する情報等、道路の構成を特定するために必要な情報が含まれている。ノードとは、交通経路における要素点を意味する。例えば、交差点、分岐点、終点、始点、駅等がノードに該当する。リンクとは、ノード間を結ぶ線分を意味する。例えば、車道や歩行者道等の道路、線路等の交通経路がリンクに該当する。
交通情報DB153には、経路DB152に格納されている各々のリンクについて、各リンクを通過するために要する時間を表す情報が格納されている。
図2は、注記DB154の一例を示す図である。注記DB154は、例えば、後述の地図データ生成処理において、地図画像に重畳させる注記を取得するために使用される。注記DB154は、緯度と、経度と、注記内容と、のフィールドを含む。緯度は、注記を表示する位置を特定するための緯度である。経度は、注記を表示する位置を特定するための経度である。注記内容は、注記として表示する内容である。ここで、注記内容には、注記として表示する内容を表す具体的な文字列は格納されず、言語別文字列DB156を検索するための識別子が格納される。
例えば、図2のエントリE1に示すように、注記「白通り」についてのデータの場合、緯度には「XX.XXX1」が格納され、経度には「XXX.XXX1」が格納され、注記内容には言語別文字列DB156において「白通り」に対応付けられて記憶されている識別子「001」が格納される。図2および以降の図において「X」は任意の文字列を意味する。なお、注記DB154は、図2に示したフィールドの他に、注記を表示するフォント、色、大きさ、書体等を記憶するためのフィールドを含んでもよい。
図3は、施設DB155の一例を示す図である。施設DB155は、例えば、後述の地図データ生成処理において、地図画像に重畳させる施設名称(施設に関する注記)を取得するために使用される。施設DB155は、緯度と、経度と、施設名称と、連絡先と、のフィールドを含む。緯度は、施設が存在する位置を特定するための緯度である。経度は、施設が存在する位置を特定するための経度である。施設名称は、施設の名称である。ここで、施設名称には、施設の名称を表す具体的な文字列は格納されず、言語別文字列DB156を検索するための識別子が格納される。連絡先は、施設の連絡先(電話番号、メールアドレス、URL等)についての情報である。
例えば、図3のエントリE1に示すように、施設「黄ストア」についてのデータの場合、緯度には「XX.XXX2」が格納され、経度には「XXX.XXX2」が格納され、施設名称には言語別文字列DB156において「黄ストア」に対応付けられて記憶されている識別子「002」が格納され、連絡先には「XXXXXXXX」が格納されている。なお、施設DB155は、図3に示したフィールドの他に、施設の住所、施設(店舗)の評価等を記憶するためのフィールドを含んでもよい。
図4は、言語別文字DB156の一例を示す図である。言語別文字DB156は、例えば、後述の地図データ処理において、地図画像に重畳させる注記(施設に関する注記も含む)を取得するために使用される。言語別文字DB156は、言語別に用意された複数の文字DBによって構成されている。図4(A)は、英語用の文字DB156aの一例を示す。図4(B)は、日本語用の文字DB156bの一例を示す。図4(C)は、アラビア語用の文字DB156cの一例を示す。図4の例では3つを例示したが、言語別文字DB156には、フランス語、中国語、韓国語等、種々の言語に対応した文字DBを含みうる。以降、言語別の各文字DBを区別して説明する場合は「英語用の文字DB156a」等と呼び、言語別の各文字DBを区別せず説明する場合は「言語別文字DB156」と呼ぶ。
図4(A)〜(C)に示すように、言語別文字DB156において、言語別の各文字DBは同一のフィールド構成を有している。具体的には、言語別文字DB156は、識別子と、文字列と、を含んでいる。識別子は、文字列に対して一意に付された識別子である。文字列は、注記(施設に関する注記も含む)として表示する内容を表す具体的な文字列である。例えば、図4(A)〜(C)のエントリE1にそれぞれ示すように、同一の対象「白通り」を表す文字列「white street」、「白通り」等には、同一の識別子「001」が付与されている。なお、言語別の各文字DBは、それぞれ「文字記憶部」として機能する。
図5は、案内音声DB157の一例を示す図である。案内音声DB157は、例えば、後述の案内用データ生成処理において、案内音声を生成するために使用される。案内音声DB157は、音声種別と、音声内容と、のフィールドを含む。音声種別は、案内音声の種別、すなわち、案内音声がどのような種別の案内であるのか(例えば、読み上げ、進行案内、警告等)を表す情報である。音声内容は、案内音声の生成に利用される音声データを示す情報である。ここで、音声内容には、具体的な音声データは格納されず、言語別音声DB158を検索するための識別子が格納される。この識別子はエントリE3の例のように、複数格納されていてもよい。
例えば、図5のエントリE1に示すように、案内音声「白通り」についてのデータの場合、音声種別には読み上げを意味する「1」が格納され、音声内容には言語別音声DB158において「白通り」の音声データに対応付けられて記憶されている識別子「00A」が格納される。なお、案内音声DB157は、図5に示したフィールドの他に、音量等を記憶するためのフィールドを含んでもよい。
図6は、言語別音声DB158の一例を示す図である。言語別音声DB158は、例えば、後述の案内用データ生成処理において、案内音声を生成するために使用される。言語別音声DB158は、言語別に用意された複数の音声DBによって構成されている。図6(A)は、英語用の音声DB158aの一例を示す。図6(B)は、日本語用の音声DB158bの一例を示す。図6(C)は、アラビア語用の音声DB158cの一例を示す。図6の例では3つを例示したが、言語別音声DB158には、フランス語、中国語、韓国語等、種々の言語に対応した音声DBを含みうる。以降、言語別の各音声DBを区別して説明する場合は「英語用の音声DB158a」等と呼び、言語別の各音声DBを区別せず説明する場合は「言語別音声DB158」と呼ぶ。
図6(A)〜(C)に示すように、言語別音声DB158において、言語別の各音声DBは同一のフィールド構成を有している。具体的には、言語別音声DB158は、識別子と、音声データと、を含んでいる。識別子は、音声データに対して一意に付された識別子である。音声データは、具体的な音声データである。例えば、図6(A)〜(C)のエントリE2にそれぞれ示すように、同一の対象「500メートル先」を出力するための音声データ「500 meters away」、「500メートル先」等には、同一の識別子「01E」が付与されている。なお、言語別の各音声DBはそれぞれ「音声記憶部」として機能し、音声データは「音声情報」として機能する。
図1において、CPU110は、ROM130に格納されているコンピュータプログラムをRAM140に展開して実行することにより、サーバ10の各部を制御する。そのほか、CPU110は、経路探索部112、地図情報生成部114、案内生成部116としても機能する。
経路探索部112は、後述の地図表示処理において、経路探索処理を実行する。経路探索処理は、出発地から目的地までの経路を探索する処理である。地図情報生成部114は、後述の地図表示処理において、地図データ生成処理を実行する。地図データ生成処理は、地図画像に注記を重畳させて、地図情報を生成する処理である。案内生成部116は、後述の地図表示処理において、案内用データ生成処理を実行する。案内用データ生成処理は、音声データを組み合わせて、案内音声を生成する処理である。
通信部120は、他の装置との間における、図示しない通信インターフェースを介した通信を制御する。他の装置とは、例えば、スマートフォン20、図示しない車両、図示しないVICS(登録商標)感知器、図示しない他のサーバである。
A−1−2.スマートフォンの構成:
スマートフォン20は、CPU210と、通信部220と、ROM230と、RAM240と、記憶部250と、入出力部260と、現在位置取得部270と、を備えており、各部はバスにより相互に接続されている。スマートフォン20は「情報処理装置」として機能する。
記憶部250は、ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカード等で構成される。記憶部250は、地図言語設定251と、代替言語テーブル252と、を含んでいる。
地図言語設定251は、後述の地図表示処理における注記言語(注記を表すための所定の言語)の決定方法についての設定である。地図言語設定251には、デフォルト設定と、ユーザ設定と、の2種類がある。スマートフォン20の利用者は、デフォルト設定と、ユーザ設定と、のうち、好みの一方を予め選択しておく。デフォルト設定が選択されている場合、注記言語は、スマートフォン20のユーザインタフェースにおいて使用される言語(設定言語)に応じて決定される。ユーザ設定が選択されている場合、注記言語は、スマートフォン20の利用者によって指定される言語に応じて決定される。
図7は、代替言語テーブル252の一例を示す図である。代替言語テーブル252は、後述の地図表示処理において、注記言語を決定するために使用される。代替言語テーブル252は、言語と、代替言語と、のフィールドを含む。言語は、世界中で利用されている種々の言語である。代替言語は、言語のフィールドで指定された言語に代替する言語である。代替する言語は、言語別文字DB156に当該言語の文字DBが存在し、かつ、言語のフィールドで指定された言語に類似する(または親和性の高い)言語とされることが好ましい。例えば、図7のエントリE4に示すように、言語「中国語」に代替する代替言語は、同じ漢字を利用する「日本語」とされる。
図1において、CPU210は、ROM230に格納されているコンピュータプログラムをRAM240に展開して実行することにより、スマートフォン20の各部を制御する。そのほか、CPU210は、経路案内部212、決定部214としても機能する。
経路案内部212は、後述の地図表示処理において、スマートフォン20の利用者からの経路案内要求に基づいて、指定された出発地から目的地までの経路と、当該経路を通行するために要すると予測される旅行時間と、を利用者に案内する。決定部214は、後述の地図表示処理において、注記言語を決定する。
通信部220は、他の装置との間における、図示しない通信インターフェースを介した通信を制御する。他の装置とは、例えば、サーバ10や図示しない他のサーバである。
入出力部260は、利用者とスマートフォン20との間の情報のやり取り(入出力)に使用される種々のインターフェースである。入出力部260には、例えば、「入力部」としてのタッチパネル、操作ボタン、マイク、「表示部」としてのタッチパネル、液晶パネル、LED(Light Emitting Diode)インジケータ、「音声出力部」としてのスピーカー等が採用され得る。
現在位置取得部270は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から送信された電波を受信し、スマートフォン20の現在位置を表す現在位置情報(例えば緯度経度)を取得する。
A−2.地図表示処理:
図8は、地図表示処理の手順を示すシーケンス図である。本実施形態の地図表示処理は、スマートフォン20の経路案内部212の機能を実現するためのアプリケーションの実行を契機として実行される。
ステップS102において、スマートフォン20の決定部214は、地図言語設定251に設定されている内容を取得する。ステップS104において決定部214は、取得した地図言語設定251がデフォルト設定か、ユーザ設定かを判定する。
ステップS106において、スマートフォン20の決定部214は、サーバ10に対して、言語別DBの種類取得要求を送信する。ステップS108においてサーバ10は、スマートフォン20に対して、言語別文字DB156において文字DBが用意されている言語の種類を含む応答を送信する。例えば、図4に示す言語別文字DB156の構成の場合、サーバ10は「英語、日本語、アラビア語」を含む応答を送信する。
地図言語設定251がデフォルト設定である場合(ステップS104:デフォルト設定)、ステップS110においてスマートフォン20の決定部214は、スマートフォン20のオペレーティングシステム(OS)のユーザインタフェースにおいて使用される言語、として設定されている言語(設定言語)を取得する。具体的には、決定部214は、スマートフォン20のOSのAPI(Application Programming Interface)を利用して、設定言語を取得することができる。
一方、地図言語設定251がユーザ設定である場合(ステップS104:ユーザ設定)、ステップS120においてスマートフォン20の決定部214は、スマートフォン20の利用者によって設定され、地図言語設定251内に記憶されている言語(ユーザ設定言語)を取得する。
ステップS130において、スマートフォン20の決定部214は、注記言語(注記を表すための所定の言語)を決定する。具体的には、決定部214は、以下の手順a1〜a3を実行する。
(a1)設定言語またはユーザ設定言語に対応する文字DBがあるか判定:決定部214は、文字DBが用意されている言語の種類(ステップS108)と、設定言語(ステップS110)またはユーザ設定言語(ステップS120)と、を照合することで、設定言語またはユーザ設定言語に対応する文字DBがあるか否かを判定する。
(a2)対応する文字DBがある場合:決定部214は、設定言語またはユーザ設定言語を、そのまま注記言語として決定する。
(a3)対応する文字DBがない場合:決定部214は、設定言語またはユーザ設定言語をキーとして代替言語テーブル252の言語フィールドを検索し、代替言語を取得する。決定部214は、取得した代替言語を注記言語として決定する。
このように、ステップS130によれば、スマートフォン20の決定部214は、言語別文字DB156(言語別の文字記憶部)の中に設定言語に対応した文字DB(文字記憶部)が存在しない場合は、代替言語テーブル252を利用して、対応した文字DBが存在する代替言語を検索し、この代替言語を注記言語(所定の言語)とする。このため、言語別文字DB156に設定言語に対応した文字DBの用意が無い場合であっても、後の処理を実行することができる。
ステップS132において、スマートフォン20の経路案内部212は、経路探索要求をサーバ10に対して送信する。経路探索要求には、ステップS130で決定された注記言語と、利用者により指定された出発地および目的地と、が含まれている。なお、経路案内部212は、利用者により指定された出発地に代えて、現在位置取得部270により検出された現在位置を利用してもよい。
ステップS134において、サーバ10の経路探索部112は、経路探索処理を実行する。具体的には、経路探索部112は、所定の経路探索アルゴリズム(例えばダイクストラ法)を利用して経路DB152を検索し、経路探索要求に含まれる出発地から目的地までの最小コストの経路を求める。この際、経路探索部112は、交通情報DB153を検索してリンクコストを取得する。さらに、経路探索部112は、求めた最小コストの経路を通行するために要すると予測される旅行時間を求める。
図9は、地図データ生成処理について説明する図である。図10は、地図データ生成処理の結果を表す図である。図8のステップS136において、サーバ10の地図情報生成部114は、地図データ生成処理を実行する。具体的には、地図情報生成部114は、以下の手順b1〜b4を実行する。
(b1)地図画像を取得:地図情報生成部114は、地図DB151を検索し、ステップS134で求められた最小コストの経路の全体を含む地図画像を取得する。
(b2)注記内容、施設名称を取得:地図情報生成部114は、注記DB154を検索し、手順b1で取得した地図画像に含まれる緯度経度を有する注記内容(識別子)を、全て取得する。同様に、地図情報生成部114は、施設DB155を検索し、手順b1で取得した地図画像に含まれる緯度経度を有する施設名称(識別子)を、全て取得する。
例えば、図9の例によれば、地図情報生成部114は、注記DB154を検索して注記内容「001」を取得し、施設DB155を検索して施設名称「003」を取得する。
(b3)注記を取得:地図情報生成部114は、経路探索要求に含まれる注記言語を取得し、言語別文字DB156の中から注記言語に対応する1つの文字DBを特定する。地図情報生成部114は、手順b2で取得した注記内容および施設名称をキーとして特定された文字DBの識別子フィールドを検索し、具体的な文字列を取得する。このようにして地図情報生成部114は、手順b2で取得した全ての注記内容および施設名称について、具体的な文字列を取得する。例えば、図9の実線枠で囲んだ例によれば、注記言語が「英語」である場合、地図情報生成部114は、英語用の文字DB156aを検索して、文字列「white street」と文字列「red restaurant」とを取得する。一方、図9の破線枠で囲んだ例によれば、注記言語が「日本語」である場合、地図情報生成部114は、日本語用の文字DB156bを検索して、文字列「白通り」と文字列「赤レストラン」とを取得する。
(b4)地図データを生成:地図情報生成部114は、手順b1で取得した地図画像に対して、手順b3で取得した文字列を重畳させて、地図データ(地図情報)を生成する。この際、地図情報生成部114は、注記DB154および施設DB155の緯度経度によって文字列を配置する位置を決定する。この結果、図10に示すように、地図データによって描画される画像IM1には、注記言語によって表された注記ANが付される。
このように、ステップS136の地図データ生成処理によれば、サーバ10の地図情報生成部114は、言語別文字DB156(言語別の文字記憶部)において共通して付された「識別子」を利用して、スマートフォン20の決定部214により決定された注記言語に対応する文字DB(文字記憶部)から、決定された注記言語で表された注記を取得することができる(手順b3)。この結果、言語別文字DB156におけるデータ管理が容易になると共に、地図情報生成部114の処理内容を単純化することができる。
図11は、案内用データ生成処理について説明する図である。図8のステップS138において、サーバ10の案内生成部116は、案内用データ生成処理を実行する。具体的には、案内生成部116は、以下の手順c1〜c4を実行する。
(c1)音声種別を取得:案内生成部116は、ステップS134で求められた最小コストの経路において、節目となる点、すなわち、右左折や合流が生じる点を特定する。案内生成部116は、特定した各点において実施すべき案内を表す音声種別を、図示しないDB等から取得する。
(c2)音声内容を取得:案内生成部116は、案内音声DB157を検索し、手順c1で取得した音声種別に対応する音声内容(識別子)を、全て取得する。例えば、図11の例によれば、案内生成部116は、案内音声DB157を検索して音声内容「01E、02A」を取得する。
(c3)音声データを取得:案内生成部116は、経路探索要求に含まれる注記言語を取得し、言語別音声DB158の中から注記言語に対応する1つの音声DBを特定する。案内生成部116は、手順c2で取得した音声内容をキーとして特定された音声DBの識別子フィールドを検索し、音声データを取得する。このようにして案内生成部116は、手順c2で取得した全ての音声内容について、音声データを取得する。例えば、図11の実線枠で囲んだ例によれば、注記言語が「英語」である場合、案内生成部116は、英語用の音声DB158aを検索して、音声データ「500 meters away」と音声データ「turn right」を取得する。一方、図11の破線枠で囲んだ例によれば、注記言語が「日本語」である場合、案内生成部116は、日本語用の音声DB158bを検索して、音声データ「500メートル先」と音声データ「右折です」とを取得する。
(c4)案内用データを生成:案内生成部116は、注記言語の文法に従って手順c3で取得した音声データを組み合わせ、案内用データ(案内音声)を生成する。例えば、図11の実線枠で囲んだ例によれば、注記言語が「英語」である場合、案内生成部116は、英語の文法に従って「turn right 500 meters away」という案内用データを生成する。一方、図11の破線枠で囲んだ例によれば、注記言語が「日本語」である場合、案内生成部116は、日本語の文法に従って「500メートル先 右折です」という案内用データを生成する。このようにして案内生成部116は、手順c1で特定した各点における案内用データをそれぞれ生成する。
このように、ステップS138の案内用データ生成処理によれば、サーバ10の案内生成部116は、言語別音声DB158(言語別の音声記憶部)において共通して付された「識別子」を利用して、スマートフォン20の決定部214により決定された注記言語に対応する音声DB(音声記憶部)から、決定された注記言語で表された音声データ(音声情報)を取得することができる。この結果、言語別音声DB158におけるデータ管理が容易になると共に、案内生成部116の処理内容を単純化することができる。
図8のステップS140において、サーバ10の経路探索部112は、経路探索要求に対する応答を、スマートフォン20へ送信する。この応答には、ステップS134で探索された最小コストの経路の経路データと、ステップS136で生成された地図データと、ステップS138で生成された案内用データと、が含まれている。
ステップS142において、スマートフォン20の経路案内部212は、受信した経路データと、地図データと、案内用データと、を用いて案内処理を実施する。例えば、経路案内部212は、地図データと経路データとから生成された画像を入出力部260のタッチパネルに表示させ、案内用データを入出力部260のスピーカーから出力させる。
以上のように、第1実施形態の地図表示処理(ステップS130)によれば、スマートフォン20(情報処理装置)の決定部214は、地図画像に対して重畳される注記ANの言語(すなわち、注記言語)を、設定言語と、代替言語と、のいずれかとする。設定言語は、スマートフォン20のユーザインタフェースにおいて使用される言語であるため、利用者にとって親和性の高い言語であると推定される。このため、注記ANの言語(注記言語)が設定言語とされた場合、地図画像に重畳される注記ANの言語を、利用者にとって親和性の高い言語とすることができる。また、注記ANの言語(注記言語)が代替言語とされた場合、地図画像に重畳される注記ANの言語を、利用者にとって親和性の高い言語に応じて決定された言語とすることができる。さらに、設定言語はスマートフォン20に対して予め設定されているため、決定部214は、地図画像に重畳される注記ANの言語(注記言語)を決定する際に、利用者による言語の指定を必要としない。この結果、地図表示システム1において、地図画像に対して利用者と親和性の高い言語に基づく注記を付し、かつ、当該言語を指定する手間を削減することができる。
また、第1実施形態の地図表示処理(ステップS110、S130)によれば、スマートフォン20(情報処理装置)の決定部214が取得する設定言語は、スマートフォン20のOSのユーザインタフェースにおいて使用される言語である。スマートフォン20において、OSのユーザインタフェースにおいて使用される言語は、広範な種類の言語がサポートされ、かつ、利用者にとって最も親和性の高い言語が指定されている可能性が高い。このため、地図表示システム1によれば、地図画像に対して、利用者との親和性がより高い言語に基づく注記を付すことができる。
さらに、第1実施形態の地図表示処理(ステップS138、S142)によれば、スマートフォン20(情報処理装置)の入出力部260(音声出力部)は、地図情報を利用した案内を実施するための案内音声を出力するため、スマートフォン20の利用者における利便性を向上させることができる。さらに、第1実施形態の地図表示処理によれば、地図表示システム1のサーバ10は経路探索部112を備えるため、経路探索機能を備えた地図表示システム1(いわゆる経路探索システム)を提供することができる。
B.第2実施形態:
本発明の第2実施形態では、地図画像に対して2種類の言語による注記を付す構成について説明する。図中において第1実施形態と同様の構成および処理を有する部分は、先に説明した第1実施形態と同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。すなわち、以下に説明しない構成および処理は、上述した第1実施形態と同様である。
B−1.地図表示システムの構成:
図12は、第2実施形態における地図表示システム1aの構成を示す図である。図1に示した第1実施形態との違いは、地図表示システム1aが、サーバ10に代えてサーバ10aを備え、スマートフォン20に代えてスマートフォン20aを備えている点である。
B−1−1.サーバの構成:
サーバ10aは、地図情報生成部114に代えて地図情報生成部114aを備え、案内生成部116に代えて案内生成部116aを備えている。地図情報生成部114aおよび案内生成部116aは、地図表示処理における処理内容が、第1実施形態とは相違する。
B−1−2.スマートフォンの構成:
スマートフォン20aは、経路案内部212に代えて経路案内部212aを備え、決定部214に代えて決定部214aを備えている。経路案内部212aおよび決定部214aは、地図表示処理における処理内容が、第1実施形態とは相違する。
B−2.地図表示処理:
図13は、第2実施形態における地図表示処理の手順を示すシーケンス図である。図8に示した第1実施形態との違いは、ステップS130の後にステップS200が実行される点と、ステップS132に代えてステップS232を、ステップS136に代えてステップS236を、ステップS138に代えてステップS238を、それぞれ備える点である。以降、区別のために、ステップS130において決定される注記言語を「第1の注記言語」とも呼ぶ。
ステップS200において、スマートフォン20aの決定部214aは、第2の注記言語を決定する。具体的には、決定部214aは、以下の手順d1〜d4を実行する。
(d1)現在位置から所在地言語を決定:決定部214aは、現在位置取得部270から現在位置情報を取得する。決定部214aは、取得した現在位置情報を用いて、スマートフォン20の利用者が居る国や地域における言語(以降「所在地言語」とも呼ぶ。)を決定する。この際、決定部214aは、国や地域と使用言語とを対応付けたDB(図示省略)を利用してもよい。
(d2)所在地言語に対応する文字DBがあるか判定:決定部214aは、文字DBが用意されている言語の種類(ステップS108)と、手順d1で決定した所在地言語とを照合することで、所在地言語に対応する文字DBがあるか否かを判定する。
(d3)対応する文字DBがある場合:決定部214aは、所在地言語を、そのまま第2の注記言語として決定する。
(d4)対応する文字DBがない場合:決定部214aは、所在地言語をキーとして代替言語テーブル252を検索し、代替言語を取得する。決定部214aは、取得した代替言語を第2の注記言語として決定する。第2の注記言語は「他の言語」として機能する。
このように、ステップS200によれば、スマートフォン20aの決定部214aは、言語別文字DB156の中に所在地言語に対応した文字DBが存在しない場合は、対応した文字DBが存在する代替言語を検索し、この言語を第2の注記言語(他の言語)とする。このため、言語別文字DB156に所在地言語に対応した文字DBの用意がない場合であっても、後の処理を実行することができる。
ステップS232において、スマートフォン20aの経路案内部212aは、経路探索要求をサーバ10aに対して送信する。第2実施形態の経路探索要求には、ステップS130で決定された第1の注記言語に加えて、ステップS200で決定された第2の注記言語が含まれている。
ステップS236において、サーバ10aの地図情報生成部114aは、地図データ生成処理を実行する。第1実施形態の地図データ生成処理(図8、ステップS136)と相違するのは、次の2点である。
・手順b3において地図情報生成部114aは、第1の注記言語と、第2の注記言語と、のそれぞれに対して手順b3を実行する。
・手順b4において地図情報生成部114aは、地図画像に対して、第1の注記言語について取得した文字列と、第2の注記言語について取得した文字列と、の両方を重畳させて地図データを生成する。
図14は、第2実施形態の地図データ生成処理の結果を表す図である。地図データ生成処理の結果、地図データによって描画される画像IM2には、第1の注記言語によって表された注記AN1と、第2の注記言語によって表された注記AN2と、が付される。
ステップS238において、サーバ10aの案内生成部116aは、案内用データ生成処理を実行する。第1実施形態の案内用データ生成処理(図8、ステップS138)と相違するのは、次の2点である。
・手順c3において案内生成部116aは、第1の注記言語と、第2の注記言語と、のそれぞれに対して手順c3を実行する。
・手順c4において案内生成部116aは、第1の注記言語の案内用データと、第2の注記言語の案内用データと、の両方をそれぞれ生成する。
なお、ステップS142の案内処理において、スマートフォン20aの経路案内部212aは、第1の注記言語の案内用データだけをスピーカーから出力させてもよい。また、経路案内部212aは、第1の注記言語の案内用データと第2の注記言語の案内用データとの両方を連続的にスピーカーから出力させてもよい。経路案内部212aは、原則は第1の注記言語の案内用データをスピーカーから出力させることとし、利用者からの要求を取得した場合に、第2の注記言語の案内用データをスピーカーから出力させてもよい。
以上のように、第2実施形態の地図表示処理(ステップS200)によれば、スマートフォン20a(情報処理装置)の決定部214aは、地図画像に対して付加的に重畳される注記AN2の言語(すなわち、第2の注記言語)を、スマートフォン20aの「現在位置」に応じて、すなわち、スマートフォン20aの利用者が現在いる場所(国や地域)に応じて決定することができる。このため、スマートフォン20aの利用者は、利用者にとって親和性の高い言語に応じた注記AN1と、利用者が現在いる場所に応じた注記AN2と、の両方を、地図情報において確認することができる。例えば日本人がドバイに旅行に行った場合、スマートフォン20の利用者(日本人)は、日本語による注記と、アラビア語による注記と、の両方を地図情報において確認することができる。この結果、利用者における利便性を向上させることができる。
また、第2実施形態の地図表示処理(ステップS238)によれば、サーバ10aの案内生成部116aは、第1の注記言語の案内用データ(案内音声)と、第2の注記言語の案内用データ(案内音声)と、の両方を生成し、スマートフォン20a(情報処理装置)へ送信する。このため、スマートフォン20aにおいて、利用者にとって親和性の高い言語に応じた案内音声と、利用者が現在いる場所(国や地域)に応じた案内音声と、の両方を出力することができる。利用者が現在いる場所に応じた案内音声は、旅行先での現地人との意思疎通に有用である。この結果、利用者における利便性をさらに向上させることができる。
C.他の実施形態:
第1、2実施形態で説明した地図表示システムは、以下に例示する種々の形態で実現することもできる。
C−1.経路探索機能を持たない地図表示システム:
図15は、他の実施形態における地図表示処理の手順を示すシーケンス図である。第1実施形態で説明した地図表示システム1を、経路探索機能を持たない地図表示システムとして構成する場合、図8のステップS132〜S142に代えて、図15のステップS300〜S306を実行すればよい。なお、図15ではステップS130より前のステップについて図示を省略している。
ステップS300においてスマートフォン20bは、注記言語と、中心地点と、を含む地図データ取得要求を、サーバ10bへ送信する。中心地点は、地図画像の中心地点を特定するための情報(緯度経度、住所、地物の名称等)である。
ステップS302において、サーバ10bの地図情報生成部114は、地図データ生成処理を実行する。第1実施形態の地図データ生成処理(図8、ステップS136)と相違するのは、手順b1において、地図DB151から、地図データ取得要求に含まれる中心地点を中心とした所定範囲内の地図画像を取得する点のみである。
ステップS304において、サーバ10bの地図情報生成部114は、ステップS302で生成された地図データを含む応答を、スマートフォン20bへ送信する。ステップS306において、スマートフォン20bは、受信した地図データを入出力部260のタッチパネルに表示させる。
このようにすれば、経路探索機能を持たない地図表示システムを提供することができる。本形態は第1実施形態の変形として説明したが、第2実施形態の変形として構成されてもよい。
C−2.施設検索システム:
第1実施形態で説明した地図表示システム1を、施設検索システムとして構成する場合、図8のステップS132〜S142に代えて、図15のステップS400〜S410を実行すればよい。
ステップS400においてスマートフォン20bは、注記言語と、中心地点と、を含む施設情報取得要求を、サーバ10bへ送信する。中心地点は、施設検索の中心地点を特定するための情報(緯度経度、住所、地物の名称等)である。
ステップS402において、サーバ10bの図示しない施設検索部は、施設検索処理を実行する。具体的には、施設検索部は、施設DB155を検索し、施設情報取得要求に含まれる中心地点から所定範囲内の緯度経度を持つ施設名称を取得する。この所定範囲は任意に設定することができる。ステップS404において、サーバ10の地図情報生成部114は、地図データ生成処理を実行する。第1実施形態の地図データ生成処理(図8、ステップS136)と相違するのは、手順b1において、地図DB151から、施設情報取得要求に含まれる中心地点を中心とした所定範囲内の地図画像を取得する点のみである。ステップS406において、サーバ10bの案内生成部116bは、ステップS402で検索された施設の一覧を生成する。
ステップS408において、サーバ10bの施設検索部は、ステップS404で生成された地図データと、ステップS406で生成された施設の一覧と、を含む応答を、スマートフォン20bへ送信する。ステップS410において、スマートフォン20bは、受信した地図データと施設の一覧とを、入出力部260のタッチパネルに表示させる。
このようにすれば、地図表示システムのサーバ10bは施設検索部を備えるため、施設検索機能を備えた地図表示システム(いわゆる施設検索システム)を提供することができる。本形態は第1実施形態の変形として説明したが、第2実施形態の変形として構成されてもよい。
C−3.地図表示装置:
第1、2実施形態で説明した地図表示システムを、地図表示装置として構成することもできる。この場合、サーバ10が備えるとした経路探索部112、地図情報生成部114、案内生成部116の各機能を、スマートフォン20bに実現させればよい。また、サーバ10が備えるとした各DB(地図DB151、経路DB152、交通情報DB153、注記DB154、施設DB155、言語別文字DB156、案内音声DB157、言語別音声DB158)を、スマートフォン20bの記憶部に持たせればよい。
D.変形例:
上記実施形態において、ハードウェアによって実現されるとした構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されるとした構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。その他、以下のような変形も可能である。
・変形例1:
上記実施例では、地図表示システムの構成の一例を示した。しかし、地図表示システムの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、スマートフォンが備えるとした機能をサーバが備えても良く、サーバが備えるとした機能をスマートフォンが備えてもよい。
・変形例2:
上記実施形態では、地図表示システムのクライアント装置として、スマートフォンを例示した。しかし、上記実施形態におけるクライアント装置およびその構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、クライアント装置としてスマートフォン以外のデバイスを採用することができる。クライアント装置としては、ナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、ゲーム機、等の情報処理機器を採用してもよい。
例えば、クライアント装置は、その構成要素の一部を省略したり、更なる構成要素を付加したり、構成要素の一部を変更してもよい。例えば、クライアント装置が備える現在位置取得部は、GPSからの電波を受信して現在位置情報を取得することに代えて、通信部との間で接続を確立している通信キャリアの情報(例えば、通信キャリアが属する国や地域の情報)に基づいてクライアント装置の現在位置を推定し、現在位置情報を生成してもよい。
・変形例3:
上記実施形態では、サーバの構成を示した。しかし、上記実施形態におけるサーバの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、サーバは、その構成要素の一部を省略したり、更なる構成要素を付加したり、構成要素の一部を変更してもよい。例えば、上述したサーバの機能は、複数台のサーバが協働することによって実現されてもよい。
・変形例4:
上記実施形態では、地図表示処理について、処理の手順の一例を挙げて説明した。しかし、上記手順はあくまで一例であり種々の変更が可能である。一部のステップを省略してもよいし、更なる他のステップを追加してもよい。また、実行されるステップの順序を変更してもよい。
例えば、ステップS102、S104は省略し、デフォルト設定のみとしてもよい。この場合、地図言語設定についても省略してよい。
例えば、ステップS110において決定部が取得する設定言語は、ユーザインタフェースにおいて使用される言語である限りにおいて、任意に変更することができる。すなわち、決定部が取得する設定言語は、スマートフォンのOSの設定言語でなくてもよい。決定部が取得する設定言語は、例えば、スマートフォンにインストールされている任意のアプリケーションの設定言語であってもよい。
例えば、ステップS130において決定部は、代替言語テーブルを利用せずに代替言語を決定してもよい。この場合、例えば決定部は、設定言語またはユーザ設定言語の文字の形を画像解析することにより、代替言語を決定してもよい。
例えば、ステップS102〜S130の処理は、地図表示処理が実行される度に実行されなくてもよい。例えば、ステップS102〜S130の処理は、スマートフォンの電源がONされた後、初回の地図表示処理が実行された場合に限って実行されてもよい。この場合、スマートフォンの決定部は、ステップS130の処理が終了した後に、記憶部に注記言語を記憶させておけばよい。
例えば、案内用データ生成処理(ステップS138、S238)は省略してもよい。この場合、案内生成部、案内音声DB、言語別音声DBについても省略してよい。
・変形例5:
上記実施形態では、各DBの構成を説明した。しかし、上述した各DBの構成はあくまで一例であり、任意の態様を採用することができる。例えば、DBに含まれると説明したフィールドの一部を省略したり、異なるフィールドを付加したり、変更したりする変形が可能である。また、1つのDBを複数のDBに分割してもよく、複数のDBを1つに統合してもよい。
・変形例6:
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1、1a…地図表示システム
10、10a、10b…サーバ
20、20a、20b…スマートフォン
110…CPU
112…経路探索部
114、114a…地図情報生成部
116、116a、116b…案内生成部
120…通信部
130…ROM
140…RAM
150…記憶部
151…地図DB
152…経路DB
153…交通情報DB
154…注記DB
155…施設DB
156…言語別文字DB
157…案内音声DB
158…言語別音声DB
210…CPU
212、212a…経路案内部
214、214a…決定部
220…通信部
230…ROM
240…RAM
250…記憶部
251…地図言語設定
252…代替言語テーブル
260…入出力部
270…現在位置取得部
AN、AN1、AN2…注記
BS…通信キャリア

Claims (7)

  1. 情報処理装置を含む地図表示システムであって、
    前記情報処理装置は、
    地図画像に対して、所定の言語で表された注記を重畳させた地図情報を表示する表示部と、
    前記所定の言語を、前記情報処理装置のユーザインタフェースにおいて使用される設定言語であって、前記情報処理装置に対して予め設定されている設定言語と、前記設定言語に応じて決定された代替言語と、のいずれかに決定する決定部と、を備え
    前記地図表示システムは、
    前記注記と、前記注記に対して一意に付された識別子と、を対応付けて記憶する文字記憶部であって、同一の対象を表す前記注記には同一の前記識別子が付与された文字記憶部を言語別に備え、
    前記文字記憶部のうちの、前記決定部により決定された前記所定の言語に対応する文字記憶部から、前記地図画像に重畳させるための前記注記を取得し、前記地図情報を生成する地図情報生成部を有し、
    前記決定部は、
    前記文字記憶部の中に、前記設定言語に対応した文字記憶部が存在する場合は、前記設定言語を前記所定の言語とし、
    前記文字記憶部の中に、前記設定言語に対応した文字記憶部が存在しない場合は、対応した文字記憶部が存在する言語の中から前記代替言語を決定し、前記所定の言語とする、地図表示システム。
  2. 請求項1記載の地図表示システムであって、さらに、
    出発地から目的地までの経路を探索する経路探索部を備え、
    前記地図情報生成部は、
    前記経路探索部によって探索された前記経路を含む前記地図情報を生成する、地図表示システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の地図表示システムであって、
    前記情報処理装置は、さらに、前記情報処理装置の現在位置を表す現在位置情報を取得する現在位置取得部を備え、
    前記表示部は、
    前記地図画像に対して、前記所定の言語で表された前記注記に加えて、前記所定の言語とは異なる他の言語で表された前記注記を重畳させた前記地図情報を表示し、
    前記決定部は、さらに、
    前記現在位置取得部により取得された前記現在位置に応じて、前記他の言語を決定する、地図表示システム。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の地図表示システムであって、
    前記情報処理装置は、さらに、前記地図情報を利用した案内を実施するための案内音声を出力する音声出力部を備える、地図表示システム。
  5. 請求項に記載の地図表示システムであって、さらに、
    前記案内音声の生成に利用される音声情報と、前記音声情報に対して一意に付された識別子と、を対応付けて記憶する音声記憶部を言語別に備え、
    前記案内音声を生成する案内生成部を備え、
    前記音声記憶部において、
    同一の対象を表す前記音声情報には同一の前記音声情報に対して一意に付された識別子が付与されており、
    前記案内生成部は、
    前記音声記憶部のうちの、前記決定部により決定された前記所定の言語に対応する音声記憶部から、前記案内音声の生成に用いる前記音声情報を取得する、地図表示システム。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の地図表示システムであって、
    前記設定言語は、前記情報処理装置のオペレーティングシステムのユーザインタフェースにおいて使用される言語である、地図表示システム。
  7. 情報処理装置に地図を表示させる方法であって、
    所定の言語を、前記情報処理装置のユーザインタフェースにおいて使用される設定言語であって、前記情報処理装置に対して予め設定されている設定言語と、前記設定言語に応じて決定された代替言語と、のいずれかに決定する工程と、
    地図画像に対して、前記所定の言語で表された注記を重畳させた地図情報を生成する工程と、
    前記地図情報を表示する工程と、を備え、
    前記地図情報を生成する工程では、
    前記注記と、前記注記に対して一意に付された識別子と、を対応付けて記憶する文字記憶部であって、同一の対象を表す前記注記には同一の前記識別子が付与され、言語別に備えられた文字記憶部のうちの、前記決定する工程において決定された前記所定の言語に対応する文字記憶部から、前記地図画像に重畳させるための前記注記を取得して、前記地図情報を生成し、
    前記決定する工程では、
    前記文字記憶部の中に、前記設定言語に対応した文字記憶部が存在する場合は、前記設定言語を前記所定の言語とし、
    前記文字記憶部の中に、前記設定言語に対応した文字記憶部が存在しない場合は、対応した文字記憶部が存在する言語の中から前記代替言語を決定し、前記所定の言語とする、方法。
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