JP2014065990A - 水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体及びその製造方法 - Google Patents

水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体及びその製造方法 Download PDF

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Atsushi Matsunaga
篤 松永
Nobuo Kensho
伸夫 見正
Shogo Kawai
昭吾 河合
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Abstract


【課題】 水流交絡不織布に周縁が明瞭なロゴ等のスポット的模様を付与しうる穿孔付き孔開き支持体を提供する。
【解決手段】 この穿孔付き孔開き支持体は、マルチフィラメント糸が製編されたのち剛直糸となっている孔開き支持体に、穿孔を設ける共に、穿孔の周縁に樹脂を充填してなるものである。マルチフィラメント糸は、多数本の複合フィラメントが集束してなる。複合フィラメントは、繊維形態を持つ低融点重合体成分と、繊維形態を持つ高融点重合体成分とが繊維軸方向に沿って接合されてなり、少なくとも低融点重合体成分が表面の一部を形成している。製編後に低融点重合体成分を加熱溶融させ冷却して固化させることにより、マルチフィラメント糸中の複合フィラメント相互間は、低融点重合体成分の溶融固化により固着一体化され、剛直糸となっている。
【選択図】 なし

Description

本発明は、水流交絡不織布を製造する際に用いる孔開き支持体に関し、特にスポット的な鮮明な模様を持つ水流交絡不織布を容易に得ることのできる穿孔付き孔開き支持体及びその製造方法に関するものである。
水流交絡不織布は、従来より、以下のような方法で製造されている。すなわち、天然繊維や合成繊維等の構成繊維を集積してなる繊維ウェブを、支持体に担持して、繊維ウェブ側から水流を施し、構成繊維に水流のエネルギーを与えて、構成繊維相互間を交絡させるという製造方法が採用されている。そして、支持体として、孔開き支持体を用いると、構成繊維は孔の箇所に移動する傾向が生じ、孔開き支持体の孔に対応する部位の繊維密度が高く、孔以外の箇所に対応する部位の繊維密度が低い、凹凸模様或いは濃淡模様を持つ水流交絡不織布が得られる。
孔開き支持体としては、一般的に、金属線(ワイヤ)を用いた平織組織の織物が用いられている。しかしながら、この従来の孔開き支持体を用いた場合、平織組織に対応する凹凸模様或いは濃淡模様を持つ水流交絡不織布しか得られなかった。そこで、本件出願人は、孔開き支持体として複雑な孔開き模様のものを採用し、意匠性に富む水流交絡不織布を得ることを課題として、特許文献1に記載の孔開き支持体を提案した。すなわち、繊維形態を持つ低融点重合体成分と、繊維形態を持つ高融点重合体成分とが繊維軸方向に沿って接合されてなり、少なくとも該低融点重合体成分が表面の一部を形成している複合フィラメントを多数本集束してなるマルチフィラメント糸が、任意の孔開き模様を持つ編組織となるように製編されてなり、該マルチフィラメント糸中の複合フィラメント相互間は、該低融点重合体成分の溶融固化により固着一体化され、該マルチフィラメント糸が剛直糸となっていることを特徴とする水流交絡不織布製造用孔開き支持体を提案した。
特許第4357591号公報
特許文献1に記載された孔開き支持体は、意匠性に富む水流交絡不織布を得られ好ましいものであるが、編組織から得られる模様に制限され、水流交絡不織布に「商標」や「会社名」の如きロゴを付与することは困難であった。水流交絡不織布にロゴ等の任意の模様を付与するには、孔開き支持体に、当該模様に対応する穿孔を設ければよいと考えられる。しかしながら、特許文献1に記載された孔開き支持体に穿孔を設けると、穿孔の周縁に剛直糸の切断端が露出した状態となり、穿孔の周縁は切断端と孔とからなる凹凸状態となる。したがって、この穿孔に基づいて設けられた任意の模様も、その模様周縁が凹凸になり不明瞭になるということがあった。
本発明の課題は、特許文献1に記載された発明を利用しながら、水流交絡不織布に周縁が明瞭なロゴ等の任意の模様を付与しうる孔開き支持体を提供することにある。
すなわち、本発明は、繊維形態を持つ低融点重合体成分と、繊維形態を持つ高融点重合体成分とが繊維軸方向に沿って接合されてなり、少なくとも該低融点重合体成分が表面の一部を形成している複合フィラメントを多数本集束してなるマルチフィラメント糸が、任意の孔開き模様を持つ編組織となるように製編されてなり、該マルチフィラメント糸中の複合フィラメント相互間は、該低融点重合体成分の溶融固化により固着一体化され、該マルチフィラメント糸が剛直糸となっている水流交絡不織布製造用孔開き支持体において、前記孔開き模様とは別異の穿孔が設けられており、該穿孔の周縁には樹脂が充填されていることを特徴とする水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体に関するものである。
本発明では、まず、複合フィラメントが多数本集束してなるマルチフィラメント糸を準備する。かかるマルチフィラメント糸は、複合フィラメントが単に集束してなるものであるため、複合フィラメント間に融通性があり、非常に柔軟なものである。そして、複合フィラメントとしては、繊維形態を持つ低融点重合体成分と、繊維形態を持つ高融点重合体成分とが繊維軸方向に沿って接合されてなり、少なくとも低融点重合体成分が表面の一部を形成しているものが採用される。たとえば、高融点重合体成分が芯となっており、低融点重合体成分が鞘となっている芯鞘型複合フィラメントを用いることができる。また、横断面半月状の高融点重合体成分と、横断面半月状の低融点重合体成分とが貼合され、横断面円形のサイドバイサイド型複合フィラメントも用いることができる。一般的には、芯鞘型複合フィラメントの方が、表面の概ね全部が低融点重合体成分となっているため、複合フィラメント相互間の固着が強力になり、好ましい。
低融点重合体成分と高融点重合体成分の組み合わせとしては、低融点ポリエステル/高融点ポリエステル、低融点ポリプロピレン/高融点ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン、低融点ナイロン/高融点ナイロン等の組み合わせが好ましい。具体的には、低融点ポリエステルとして共重合ポリエステルを採用し、高融点ポリエステルとしてポリエチレンテレフタレートを採用するのが最も好ましい。ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルは、比較的強度が高く、剛直性が要求される穿孔付き孔開き支持体として好適である。
複合フィラメント及びマルチフィラメント糸の繊度は、製編しうる柔軟性があれば、どの程度であってもよい。複合フィラメントは5〜20デシテックス程度で、マルチフィラメント糸は500〜2000デシテックス程度であれば、十分である。また、マルチフィラメント糸は、複合フィラメントを50〜200本程度集束して得てもよいし、いったん複合フィラメントを集束してマルチフィラメント糸を得た後、このマルチフィラメント糸を合糸等の手段で集束して得てもよい。本発明において、マルチフィラメント糸を用いる理由は、製編時には、複合フィラメント間の融通性により柔軟性があり、製編後に複合フィラメント間を固着すると剛直になるからである。また、紡績糸ではなくマルチフィラメント糸を用いる理由は、複合フィラメント相互間を固着すると毛羽が発生しにくくなるからである。紡績糸の場合は、固着した後も、水流等が衝突すると毛羽が発生する恐れがある。
マルチフィラメント糸を用いて、従来公知の任意の編組織で製編される。編組織が採用される理由は、特に制約なしに、自由自在に任意の孔開き模様を製編しうるからである。なお、この任意の孔開き模様は、編組織によるものであるから、一定のパターンで形成されている。編組織は緯編であっても経編であってもよい。
製編後の編物は、複合フィラメントを構成している低融点重合体成分の融点以上の温度で加熱される。たとえば、熱風を吹き付けて加熱してもよいし、加熱ロールや加熱板に当接して加熱してもよい。この加熱によって、複合フィラメントの表面を形成している低融点重合体成分が溶融し、マルチフィラメント糸中の複合フィラメント相互間が一体化する。そして、冷却すると、溶融した低融点重合体成分が固化し、複合フィラメント相互間が固着して、マルチフィラメント糸は剛直な糸(剛直糸)となる。かかる処理により、剛直糸で形成された剛直な孔開き支持体が得られる。
加熱する際の温度は、低融点重合体成分の融点以上で高融点重合体成分の融点以下であるのが好ましい。高融点重合体成分の融点以上に加熱すると、複合フィラメントの収縮が大きくなり、所望の孔径を持つ孔開き模様の支持体が得にくくなる。すなわち、高融点重合体成分の融点以下であれば、繊維形態を持つ低融点重合体成分は収縮するが、繊維形態を持つ高融点重合体成分が殆ど収縮しないので、複合フィラメントは当初の形態を維持し、製編したときの孔径を概ね維持しうるのである。
編物を加熱した際、マルチフィラメント糸を剛直糸にすると共に、編物中におけるマルチフィラメント糸の交錯点においても、マルチフィラメント糸相互間を低融点重合体成分の溶融固化により固着するのが好ましい。すなわち、交錯点も固着によって固定するのが好ましい。かかる固定を行うと、剛直糸が移動しにくくなり、孔開き支持体の孔は当初の孔の形態を維持するので、好ましい。
以上により、剛直糸で構成された孔開き支持体が得られた後、ロゴ等に対応する穿孔を設ける。穿孔を設ける前には、まず、穿孔を設けたい領域に樹脂を充填する。この領域は穿孔が確実に収まるような面積となっている。樹脂としては従来公知の合成樹脂を用いるのが一般的であり、たとえば、ポリ塩化ビニル樹脂やポリオレフィン樹脂を用いることができる。また、この樹脂の融点又は軟化点は、低融点重合体成分の融点又は軟化点よりも低いものを用いるのが好ましい。この理由は、一般に樹脂を軟化又は溶融させて充填するため、充填の際に剛直糸が軟化したり溶融したりするのを防止するためである。樹脂の充填方法も従来公知の方法で行うことができる。たとえば、四辺形の合成樹脂板を二枚準備する。そして、この二枚の合成樹脂板で、孔開き支持体の所定の箇所を挟み、二枚の合成樹脂板を加熱させて軟化又は溶融させながら、加圧することによって、孔開き支持体内部に充填させる方法を採用することができる。
孔開き支持体の所定の領域に樹脂を充填させた後、従来公知の方法で穿孔を設ける。たとえば、トムソン刃等の刃物を当て打ち抜いて、穿孔を設けたり、あるいはレーザー加工により、穿孔を設ける。この穿孔はロゴ等に対応するものであるが、その周縁には樹脂が充填されているため、孔開き支持体の厚さ方向の周縁面は、樹脂皮膜となっている。したがって、かかる周縁面は、孔開き支持体を構成する剛直糸が飛び出した状態で露出しておらず、比較的平滑な面となっている。
以上により、剛直糸で構成され、任意の穿孔が設けられた孔開き支持体は、従来公知の水流交絡不織布を製造する際の支持体として用いられる。すなわち、構成繊維が集積されてなる繊維ウェブを、かかる孔開き支持体に担持させる。そして、孔開き支持体が位置する反対側から、繊維ウェブに向けて水流を噴射する。繊維ウェブに水流が衝突すると、水流の作用(エネルギー)によって、孔開き支持体の剛直糸上に存在する構成繊維が、剛直糸上から孔上に移動する。また、穿孔周辺の樹脂が充填された箇所上に存在する構成繊維は、穿孔上に移動する。そして、孔開き支持体の剛直糸に対応する箇所及び穿孔周辺の樹脂が充填された箇所が繊維密度の低い部位となり、孔開き支持体の孔に対応する箇所及び穿孔に対応する箇所が繊維密度の高い部位となる。したがって、全体に凹凸模様或いは濃淡模様を持つと共に、スポット的に穿孔に対応する模様を持つ水流交絡不織布が得られるのである。なお、水流のエネルギーにもよるが、一般的には、構成繊維が移動すると共に構成繊維相互間が交絡する。
また、本発明に係る水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体と従来公知の金属線を用いた平織組織支持体との間に、繊維ウェブを挟み、当該孔開き支持体側から繊維ウェブに向けて水流を噴射し、水流交絡不織布を製造することもできる。この場合、水流は穿孔付き孔開き支持体の孔及び穿孔を通過して、繊維ウェブに衝突した後、平織組織支持体の目を通過することになる。したがって、この水流の作用によって、孔開き支持体の孔及び穿孔に対応する位置に存在した構成繊維は、平織組織支持体の目の位置に移動することとなる。この場合、孔開き支持体の孔及び穿孔に対する箇所が繊維密度の低い部位となり、その他の箇所が繊維密度の高い部位となる。したがって、全体に凹凸模様或いは濃淡模様を持つと共に、スポット的に穿孔に対応する模様を持つ水流交絡不織布が得られるのである。
本発明に係る水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体は、特許文献1記載の孔開き支持体に穿孔を設け、その穿孔の周縁に樹脂が充填されているものであり、穿孔の周縁面は比較的平滑となっている。したがって、本発明に係る孔開き支持体を用いて水流交絡不織布を得ると、穿孔に対応する模様の周縁が明瞭になり、鮮明なスポット的な模様を得ることができるという効果を奏する。
実施例1(水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体の製造例)
鞘が融点160℃の共重合ポリエステル(低融点重合体成分)よりなり、芯が融点260℃のポリエチレンテレフタレート(高融点重合体成分)よりなる複合フィラメントよりなる560デシテックス/96フィラメントのマルチフィラメント糸(ユニチカ株式会社製、「メルセット」)を準備した。このマルチフィラメント糸を3本合糸し、天竺編組織にて編物を製編した。そして、この編物をテンター加工機に搬送速度10m/分で導入し、温度180℃の熱風を風速16m/秒で吹き付けた。テンター加工機から排出した編物を冷却し、マルチフィラメント糸を剛直糸とした孔開き支持体を得た。
一方、縦3.5cm×横3.5cm×厚さ0.3mmのポリ塩化ビニル樹脂シートを準備した。二枚のポリ塩化ビニル樹脂シートで孔開き支持体を挟み、温度150℃で熱プレス加工をして、孔開き支持体に、11cmのピッチで一列にポリ塩化ビニル樹脂が充填された領域を作成した。そして、この領域内において、トムソン刃を用いて、長辺1cmで短辺が3mmのトラック形の穿孔を設けた。以上のようにして、水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体を得た。
実施例2(水流交絡不織布の製造例1)
木綿繊維100質量%を集積してなる繊維ウェブを準備した。そして、この繊維ウェブを金属線を用いた平織組織支持体(目開きは100メッシュ)上に担持して、繊維ウェブ側から2Mpaの噴出圧力で水流を付与し、さらに7Mpaの噴出圧力で水流を付与し、木綿繊維相互間を交絡した。その後、交絡処理した繊維ウェブを、実施例1で得られた水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体上に担持して、繊維ウェブ側から9Mpaの噴出圧力で水流を付与し、さらに6Mpaの噴出圧力で水流を付与して、水流交絡不織布を得た。得られた水流交絡不織布は、剛直糸で構成された天竺編組織に対応する模様と、充填されたポリ塩化ビニル樹脂シートの非穿孔部に対応する模様と、ポリ塩化ビニル樹脂シートの穿孔に対する模様とが顕れており、特に穿孔に対応する模様は、繊維密度が高く、その周縁が鮮明に顕されたものであった。
実施例3(水流交絡不織布の製造例2)
実施例2で得られた交絡処理された繊維ウェブを、実施例1で得られた水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体と、金属線を用いた平織組織支持体(目開きは100メッシュ)の間に挟んだ。そして、孔開き支持体側から9Mpaの噴出圧力で水流を繊維ウェブに付与して、水流交絡不織布を得た。得られた水流交絡不織布は、剛直糸で構成された天竺編組織に対応する模様と、充填されたポリ塩化ビニル樹脂シートの非穿孔部に対応する模様と、ポリ塩化ビニル樹脂シートの穿孔に対する模様とが顕れており、特に穿孔に対応する模様は、繊維密度が低く、その周縁が鮮明に顕されたものであった。

Claims (7)

  1. 繊維形態を持つ低融点重合体成分と、繊維形態を持つ高融点重合体成分とが繊維軸方向に沿って接合されてなり、少なくとも該低融点重合体成分が表面の一部を形成している複合フィラメントを多数本集束してなるマルチフィラメント糸が、任意の孔開き模様を持つ編組織となるように製編されてなり、該マルチフィラメント糸中の複合フィラメント相互間は、該低融点重合体成分の溶融固化により固着一体化され、該マルチフィラメント糸が剛直糸となっている水流交絡不織布製造用孔開き支持体において、
    前記孔開き模様とは別異の穿孔が設けられており、該穿孔の周縁には樹脂が充填されていることを特徴とする水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体。
  2. 高融点重合体成分が芯となり、低融点重合体成分が鞘となっている芯鞘型複合フィラメントを用いる請求項1記載の水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体。
  3. 高融点重合体成分がポリエチレンテレフタレートであり、低融点重合体成分が共重合ポリエステルである請求項1又は2記載の水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体。
  4. 樹脂が、低融点重合体成分の融点又は軟化点よりも低い融点又は軟化点を持つ合成樹脂である請求項1記載の水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体。
  5. 繊維形態を持つ低融点重合体成分と、繊維形態を持つ高融点重合体成分とが繊維軸方向に沿って接合されてなり、少なくとも該低融点重合体成分が表面の一部を形成している複合フィラメントよりなるマルチフィラメント糸を用いて任意の孔開き模様を有する編物を製編した後、該編物を該低融点重合体成分の融点以上で該高融点重合体成分の融点以下に加熱した後、冷却して水流交絡不織布製造用孔開き支持体を得る工程、
    前記水流交絡不織布製造用孔開き支持体の所定の領域に樹脂を充填させる工程及び
    前記領域内において穿孔を設ける工程
    を含むことを特徴とする水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体の製造方法。
  6. 構成繊維が集積されてなる繊維ウェブを、請求項1記載の水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体上に坦持させると共に、該穿孔付き孔開き支持体が位置する反対側から、該繊維ウェブに向けて水流を噴射して、該水流の作用によって、該孔開き支持体の剛直糸上に存在する構成繊維を、該剛直糸上から孔上及び穿孔上に移動させることを特徴とする模様を持つ水流交絡不織布の製造方法。
  7. 構成繊維が集積されてなる繊維ウェブを、請求項1記載の水流交絡不織布製造用穿孔付き孔開き支持体と平織組織支持体の間に挟んだ状態で、該穿孔付き孔開き支持体が位置する側から、該繊維ウェブに向けて水流を噴射して、該穿孔付き孔開き支持体の孔及び穿孔を通過した水流の作用によって、該孔及び該穿孔に対応する位置に存在した構成繊維を、該平織組織支持体の目の位置に移動させることを特徴とする模様を持つ水流交絡不織布の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017031518A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 ユニチカ株式会社 水流交絡不織布の製造方法

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