JP2014065539A - 液体流出防止機能付バッグ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体流出防止機能付バッグ1は、2枚の外フィルム2a、2b、2枚の内フィルム1a、1b、貯蔵区域4、湾曲部84、入口81、出口82を備えた排出路8、切開部10を含み、そのうち貯蔵区域4はヒートシール手段で2枚の外フィルムを融着して形成され、2枚の内フィルムが2枚の外フィルムの間に介在されて、ヒートシール手段で2枚の外フィルムと2枚の内フィルムが融着されて排出路8が形成されるか、排出路8がヒートシール手段で2枚の内フィルムを融着して2枚の内フィルムの間に形成され、かつヒートシールで2枚の内フィルム内面が融着されない方法で入口81及び出口82が形成され、切開部10が2枚の内フィルムと2枚の外フィルムの一側に位置し、切開部10を2枚の内フィルムから離脱させると排出路8の出口が露出される。
【選択図】図1A
Description
米国特許第5529224号(出願日1994年5月27日)は自動閉鎖式の液体分配包装(Self−closing liquid dispensing package)を提示しており、液体容器と自動閉鎖式フラットチャネル弁を備えている。前記チャネル弁は液体容器付近に液体の流通に供する入口を備えている。さらに開口、第1シート部材、第2シート部材を備え、そのうち第1シート部材と第2シート部材は、原始平面位置と長手方向辺縁を備え、対面して配置され、かつ長手方向辺縁に沿って相互に密封されており、かつ充分な柔軟性を備え、液体容器に外力が加えられたとき相手側から離脱して相互間に液体が流動するフローチャネルが形成される。外部圧力から解放されると、少なくとも1つのシート部材が充分な弾性を備え、第1シート部材と第2シート部材を元の原始平面位置に戻して密封する。前記入口の横幅は前記開口の横幅より大きく、かつ自動閉鎖式フラットチャネル弁は前記入口と開口の間に、前記入口の横幅と前記開口の横幅より横幅が大きい追加部分を備えている。
この特許の特徴は、第1シート部材と第2シート部材が一定の弾性を備えていなければならない点であり、つまり弾性を備えた材料で第1シート部材と第2シート部材を形成する必要があるため、これが生産工程の増加と材料の弾性度を選択する手間につながり、さらに弾性が衰えてくると漏洩の可能性があるが、弾性が大きすぎても液体を押し出せない可能性があり、かつ完全自動を達成できず、改善の必要がある。
この3つの方法の目的は、湾曲部84内の2枚の内フィルム1a、1bを強化し、液体が貯蔵区域4に戻るとき、反作用力を発生してこの2枚の内フィルム1a、1bを相互に吸着させることにあり、吸着力の大きさは、吸着時の空間の大きさによって決定される。第(1)方式は湾曲部84の2枚の内フィルム1a、1bが2枚の外フィルム2a、2bと相互に結合されていないため、活動空間が大きく、比較的大きい吸着力が得られる。
液体流出防止機能付バッグに液体を充填して封鎖すると、完全密閉された液体貯蔵バッグが形成される。使用時は10b箇所を切り開くと、2枚の内フィルムの排出路8の出口82が露出され、かつバッグ本体に圧力をかけると、圧力でバッグ内の液体9の水位が上がり、2枚の外フィルムが外側に向かって拡張され、排出路8の入口81が自然に開かれて、液体を排出路8の入口81から湾曲部84を通り、出口82へと排出させることができる。外圧が解除されると、液体9がその瞬間に湾曲部84から貯蔵区域4に戻る。
この戻る際に反作用力が発生し、排出路8の2枚の内フィルム1aと1bが吸引力によって相互に吸着され、排出路8の閉鎖効果が形成される。また、湾曲部84がないため、2枚の内フィルム1aと1bが湾曲部84の箇所でよりしっかりと吸着され、閉鎖効果が強化される。
また、液体流出防止機能付バッグが傾いても、外圧がないため、液体9そのものは2枚の外フィルム2aと2bを開かせる力はなく、排出路8の入口81は開かれないため、傾斜時も液体9がバッグ本体から流出しない効果が形成され、液体流出防止機能付バッグの実際の使用上のメリットをより一層高めることができる。
同時に、出口82箇所の外フィルムに切り開き線10aを備えた切開部と切り開くことができる切り口10bが設置され、液体の充填が完了すると、充填区域3aをヒートシールして完全に密閉された液体バッグが形成される。使用したいときは、切り口10bを切り開くと出口82が露出され、便利に使用することができる。また、傾いた際の貯蔵された液体の流出防止を強化するため、排出路の湾曲部84内にヒートシールで欄干85を設け、流出防止の効果を高めてもよい。また、垂直式の2枚の内フィルム1a、1bはその排出区域6を4枚のフィルム1a、1b、2a、2b一側の中段部に設けてもよく、排出区域の構造は上段部の設置と同じであり、即ち少なくとも入口81、湾曲部84、出口82を備えた排出路及び切開部10が設けられる。
液体バッグに液体を充填した後、3aのヒートシールを実施し、封鎖して1つの完全な密閉空間を形成する。実際の使用時は直接切り口10bから切り開くと、2枚の内フィルム1aと1bの出口82が露出され、かつ2枚の外フィルムの外袋に圧力をかけると液体の液面が上昇し、圧力を受けていない外フィルムが外側に向かって開かれ、内フィルム入口箇所が開かれた外フィルムに融着されているため、自然に入口82が開かれて、液体9が排出路8を通り出口82から流出される。圧力が解除されると、液体9が排出路8に戻り反作用力が生まれて排出路8の2枚の内フィルム1aと1bが相互に吸引し合い、閉鎖を形成して流出防止の目的を達することができる。
この液体流出防止機能付バッグの充填完了後、充填区域5をヒートシール線3aで封鎖する。使用時は切り口10bを切り開き、外フィルムの破線から排出路の出口82が露出され、排出袋内の液体を押し出したり、圧迫を解除して自動的に液体の流出を停止されたりすることができる。傾いたときは、外部圧力がないため、排出路8の入口81が開かず、排出路8内の湾曲部の2枚の内フィルム1aと1bが相互に吸着しており、封鎖が形成されるため、バッグ内の液体が排出路から流出するのを防止することができる。
湾曲部84内の欄干85は2枚の内フィルム1aと1bをヒートシールして形成される。外力がバッグの液体を圧迫して上昇させ、第3ヒートシール線3fを破壊してしまうことがないように、第3ヒートシール線3fの境界のヒートシール範囲を拡大し、かつ流線化して、空気抵抗の力を低下させ、バッグ内の液体が入口81を通って流出するときの抵抗力を減少することができる。
1a/1b 内フィルム
1d 第1側
1e 第2側
2a/2b 外フィルム
21 第1端
22 第2端
23 第3端
3a/3b/3c/3d/3e/3f ヒートシール線
3h ジッパー
4 貯蔵区域
4’ 内袋
41 支持区域
5 充填区域
6 排出区域
8 排出路
80 ヒートシール区域
81 入口
81’ 下入口
82 出口
84 湾曲部
85 欄干
9 液体
10 切開部
10a 切り開き線
10b 切り口
Claims (10)
- 液体流出防止機能付バッグであって、
第1端、第2端、第3端を含み、前記第3端が前記第1端に相対し、前記第2端が前記第1端と前記第3端の間に位置する2枚の外フィルムと、
前記2枚の外フィルムの間に位置し、前記第1端と前記第2端の間に重ね合わせて設置され、そのうち相互間にあらかじめ隔離片が配置された、または耐熱材料が塗布され、前記隔離片または前記耐熱材料が前記第2端まで延伸された2枚の内フィルムと、
前記第1端に位置し、前記2枚の内フィルムを接合し、かつ各前記外フィルムを近隣の各前記内フィルムに接合する第1ヒートシール線と、
前記第1端と前記第2端の間に位置し、ヒートシール手段で前記2枚の内フィルムを接合し、かつ各前記外フィルムを近隣の各前記内フィルムに接合するために用いられるヒートシール区域と、
前記第3端に位置し、前記第1ヒートシール線と平行であり、前記2枚の外フィルムを接合する第2ヒートシール線と、
前記第2端と前記第3端の間に位置し、ヒートシール手段で融着されてバッグ状に形成され、液体の貯蔵に用いられる貯蔵区域と、
を含み、前記ヒートシール区域が、前記2枚の内フィルムの間の前記隔離片が配置された、または前記耐熱材料が塗布された箇所に位置する排出路を含み、前記排出路が入口、湾曲部、出口を含み、前記湾曲部が前記入口と前記出口に連接され、前記入口が前記第2端に位置し、前記入口が前記2枚の外フィルムの間を前記排出路に連通させるために用いられ、そのうち前記隔離片または塗布された前記耐熱材料の形状が前記排出路の形状と同じであり、
前記貯蔵区域が外力を受けて圧迫されると前記液体が圧迫されて前記第2端へ上昇し、前記第2端が液圧を受けて外側に向かって膨張し、自動的に前記排出路の前記入口が開いて、前記液体が前記排出路の前記湾曲部に沿って前記出口へと流れ、
前記外力が解除されると、前記液体が前記貯蔵区域に戻るときに反作用の吸引力が生じ、前記反作用の吸引力によって前記2枚の内フィルムを相互に吸着させて前記入口を閉鎖することを特徴とする、液体流出防止機能付バッグ。 - 前記排出路の前記出口の一側に位置し、切り開いた後前記排出路の前記出口が外部空間に連接される切開部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の液体流出防止機能付バッグ。
- 前記貯蔵区域の一側に設置され、前記液体を前記貯蔵区域に充填するために用いられる充填区域を含み、前記液体を前記貯蔵区域に充填した後、封鎖部材で前記2枚の外フィルムを接着し、前記充填区域が封鎖されることを特徴とする、請求項1に記載の液体流出防止機能付バッグ。
- 前記封鎖部材がヒートシール手段で形成されたヒートシール線またはジッパーであることを特徴とする、請求項3に記載の液体流出防止機能付バッグ。
- 前記2枚の内フィルムの前記ヒートシール区域に相対する一側が前記充填区域または前記貯蔵区域に位置することを特徴とする、請求項3に記載の液体流出防止機能付バッグ。
- 前記湾曲部が鋭角を備え、前記湾曲部が前記入口に連接する方向と前記出口に連接する方向が前記鋭角を呈することを特徴とする、請求項1に記載の液体流出防止機能付バッグ。
- 前記排出路内に設けられ、前記2枚の内フィルムの結合箇所に位置し、前記液体が前記排出路から逆流することを防止して前記反作用の吸引力を増加するために用いられる複数の欄干を含むことを特徴とする、請求項1に記載の液体流出防止機能付バッグ。
- 前記ヒートシール区域の一側が前記2枚の外フィルムに突出し、前記排出路の前記出口が前記2枚の外フィルムから露出されたことを特徴とする、請求項1に記載の液体流出防止機能付バッグ。
- 前記ヒートシール区域が、
前記第2端に位置し、前記入口に重ねられ、前記貯蔵区域と前記ヒートシール区域を仕切る第3ヒートシール線と、
前記第1端から前記第2端まで延伸されて前記ヒートシール区域を定義する第4ヒートシール線を含むことを特徴とする、請求項1に記載の液体流出防止機能付バッグ。 - 前記ヒートシール区域が前記湾曲部を含み、前記出口が前記第1端に位置し、前記隔離片または前記耐熱材料が前記第1端まで延伸されたことを特徴とする、請求項1に記載の液体流出防止機能付バッグ。
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