JP2014065164A - グラビア印刷機のドクター装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バンク部のインキの液高をドクター刃の長さ方向で均一にし印刷品質を高める。
【解決手段】ドクター刃(3)と、ドクター刃を保持するドクターホルダ(4)とを具備し、ドクター刃及びドクターホルダの背後にインキのバンク部(5)が形成されるようにしたグラビア印刷機のドクター装置において、バンク部内のインキを吸引する吸引孔(6)が版胴(1)の軸方向に沿うように、所定間隔で多数形成され、ドクターホルダのバンク部と反対側には上記吸引孔を覆うマニホルド(7)が取り付けられ、マニホルドにインキの吸引手段(8)が接続される。
【選択図】図3
【解決手段】ドクター刃(3)と、ドクター刃を保持するドクターホルダ(4)とを具備し、ドクター刃及びドクターホルダの背後にインキのバンク部(5)が形成されるようにしたグラビア印刷機のドクター装置において、バンク部内のインキを吸引する吸引孔(6)が版胴(1)の軸方向に沿うように、所定間隔で多数形成され、ドクターホルダのバンク部と反対側には上記吸引孔を覆うマニホルド(7)が取り付けられ、マニホルドにインキの吸引手段(8)が接続される。
【選択図】図3
Description
本発明は、グラビア印刷機に設けられるドクター装置に関する。
従来、出版物、包装材料等の大量印刷にグラビア印刷方法が採用されている。グラビア印刷は、インキを版胴(凹版)に塗工し、版胴の凹部に入ったインキを紙面に転写する印刷方式である。
すなわち、シリンダー型の版胴の一部をインキパンの中の液状インキに浸して版胴を回転させ、版胴の周面に付着した余剰のインキをドクター装置によって掻き取り、版胴の凹部内に入ったインキを紙等の被印刷物に転写することで、所定の画像を被印刷物に印刷しようというものである。グラビア印刷中、ドクター刃によって掻き取られた上記余剰のインキはインキパンに戻り、再び版胴の表面に供給される。
ところが、生産条件や環境によって上記インキパンを装備できない場合がある(例えば、特許文献1、2参照)。このような場合は、ホースでドクター刃の背後のバンク部(インキが溜まっている部分)にノズル等からインキを供給し、バンク部からインキがオーバーフローしないようにバンク部の両側からインキを吸引してインキの供給源に戻すようにしている。従来、バンク部からのインキの吸引は、作業者がバンク部にホースを当てて行っている。
従来のホースによるインキ吸引方法は、ドクター刃の両側すなわち版胴の両側の一方又は双方からバンク部のインキを吸引するものであるが、そのような吸引を行うとバンク部内でのインキの液高がドクター刃の中心部と両側部との間で相違し、版胴に対するインキの塗工も版胴の軸方向で不均一となり、印刷品質が低下する。
また、版胴へのインキの供給量を増加させた場合に、ドクター刃の両脇からの吸引だけでは吸引不良によるインキ漏れが発生するおそれがある。
したがって、本発明は上記問題点を解決することができるグラビア印刷機のドクター装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
なお、本発明の理解を容易にするため括弧付きの符号を付すが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、請求項1に係る発明は、ドクター刃(3)と、ドクター刃(3)を保持するドクターホルダ(4)とを具備し、ドクター刃(3)及びドクターホルダ(4)の背後にインキのバンク部(5)が形成されるようにしたグラビア印刷機のドクター装置において、バンク部(5)内のインキを吸引する吸引孔(6)が版胴(1)の軸方向に沿うように、少なくともドクターホルダ(4)の両側と中央に各々形成され、ドクターホルダ(4)のバンク部(5)と反対側には上記吸引孔(6)を覆うマニホルド(7)が取り付けられ、マニホルド(7)にインキの吸引手段(8)が接続されたグラビア印刷機のドクター装置を採用する。
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載のグラビア印刷機のドクター装置において、多数の吸引孔(6)が版胴(1)の軸方向に沿うように所定間隔でドクターホルダ(4)に形成されたものとすることができる。
本発明によれば、バンク部(5)内インキを吸引する吸引孔(6)が版胴(1)の軸方向に沿うように、少なくともドクターホルダ(4)の両側と中央に各々形成され、又は所定間隔で多数形成され、ドクターホルダ(4)のバンク部(5)と反対側には上記吸引孔(6)を覆うマニホルド(7)が取り付けられ、マニホルド(7)にインキの吸引手段(8)が接続されたことから、バンク部(5)でのインキの液高がドクター刃(3)の中心部と両側部との間で均一化し、版胴(1)に対するインキの塗工も版胴(1)の軸方向で均一となって、グラビア印刷の品質が向上する。
また、版胴(1)へのインキの供給量を増加させた場合であっても、ドクター刃(3)の両側のみならず中央からも吸引することができるので、インキ漏れの発生が的確に防止される。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
図1乃至図3に示すように、このグラビア印刷機はそのシリンダー型の版胴1の周りにドクター装置2を備えるが、インキパンは設けられていない。
ドクター装置2は、ドクター刃3と、ドクター刃3を保持するドクターホルダ4とを具備する。
ドクター刃3は可撓性のある薄い鋼板等で作られる。このドクター装置2では、二枚のドクター刃3が重なり合うように設けられている。両ドクター刃3はそれらの先端が版胴1の表面に押し付けられることによって多少撓んでいる。
なお、ドクター刃3は、図示例では二枚であるが、一枚であってもよいし、三枚以上であってもよい。
ドクター刃3はドクターホルダ4に対し着脱可能であるが、その着脱機構は公知であるから、詳細な説明は省略する。
ドクター刃3及びドクターホルダ4の背後には、インキのバンク部5が設けられる。インキは、図示しないノズル等から供給されることによってバンク部5として貯留される。このバンク部5のインキは、版胴1が矢印方向に回転することにより、ドクター刃3によって版胴1のセル1a内に充填され、それ以外の余剰分はドクター刃3によってバンク部5内へと掻き戻される。
図2及び図3に示すように、ドクターホルダ4には、バンク部5のインキを吸引する吸引孔6が版胴1の軸方向に沿うように一定間隔で多数形成される。
なお、吸引孔6は、少なくともドクターホルダ4の両側と中央に各々一つずつ形成してもよい。
ドクターホルダ4の背後のバンク部5と反対側には、吸引孔6を覆うマニホルド7が取り付けられる。また、マニホルド7には、インキの吸引手段が接続される。吸引手段は、例えばインキの吸引ポンプ8であり、マニホルド7の両端の一方又は双方にホース等の導管9を介して接続される。吸引ポンプ8の作動により、バンク部5のインキは吸引孔6からマニホルド7内へと吸引され、導管9を通って図示しないインキの供給源へと戻される。その際、吸引孔6は版胴1の軸方向に平行に一定間隔で多数設けられているので、バンク部5内のインキの液高は版胴1の軸方向で均一に保持される。従って、版胴1のセル1aに充填されるインキ量も版胴1の軸方向でバラツキを生じなくなり、印刷品質が向上する。
次に、上記構成のドクター装置の作用について説明する。
図1乃至図3に示すバンク部5にインキが供給される。インキは、図示しないノズル等により消費量に見合った量ずつバンク部5に供給される。
版胴1が矢印方向に回転し、この回転に伴って、バンク部5内のインキがドクター刃3によって版胴1のセル1a内に充填され、それ以外の余剰のインキがドクター刃3によってバンク部5内へと掻き戻される。
印刷の最中、吸引ポンプ8が作動し、バンク部5内からインキが吸引孔6からマニホルド7内へと吸引され、導管9を通ってインキの供給源へと戻される。
吸引孔6は版胴1の軸方向に平行に均一間隔で多数設けられていることから、バンク部5内のインキの液高は版胴1の軸方向で均一に保持される。従って、版胴1のセル1aに充填されるインキ量も版胴1の軸方向でバラツキを生ぜず均等になる。その結果、グラビア印刷の品質が向上する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
1…版胴
2…ドクター装置
3…ドクター刃
4…ドクターホルダ
5…バンク部
6…吸引孔
7…マニホルド
8…吸引ポンプ
2…ドクター装置
3…ドクター刃
4…ドクターホルダ
5…バンク部
6…吸引孔
7…マニホルド
8…吸引ポンプ
Claims (2)
- ドクター刃と、ドクター刃を保持するドクターホルダとを具備し、ドクター刃及びドクターホルダの背後にインキのバンク部が形成されるようにしたグラビア印刷機のドクター装置において、バンク部内のインキを吸引する吸引孔が版胴の軸方向に沿うように、少なくともドクターホルダの両側と中央に各々形成され、ドクターホルダのバンク部と反対側には上記吸引孔を覆うマニホルドが取り付けられ、マニホルドにインキの吸引手段が接続されたことを特徴とするグラビア印刷機のドクター装置。
- 請求項1記載のグラビア印刷機のドクター装置において、多数の吸引孔が版胴の軸方向に沿うように所定間隔でドクターホルダに形成されたことを特徴とするグラビア印刷機のドクター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012210479A JP2014065164A (ja) | 2012-09-25 | 2012-09-25 | グラビア印刷機のドクター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012210479A JP2014065164A (ja) | 2012-09-25 | 2012-09-25 | グラビア印刷機のドクター装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014065164A true JP2014065164A (ja) | 2014-04-17 |
Family
ID=50742044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012210479A Pending JP2014065164A (ja) | 2012-09-25 | 2012-09-25 | グラビア印刷機のドクター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014065164A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107249889A (zh) * | 2015-03-17 | 2017-10-13 | 株式会社藤仓 | 刮刀装置、印刷装置、印刷方法以及配线基板的制造方法 |
CN109590157A (zh) * | 2018-12-25 | 2019-04-09 | 广东国伟兴塑胶科技股份有限公司 | 一种可快速干燥阳光板涂层的涂装机 |
CN111531960A (zh) * | 2020-05-11 | 2020-08-14 | 胡俊好 | 一种通过负压减少脏版印刷的复合袋制备加工方法 |
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2012
- 2012-09-25 JP JP2012210479A patent/JP2014065164A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107249889A (zh) * | 2015-03-17 | 2017-10-13 | 株式会社藤仓 | 刮刀装置、印刷装置、印刷方法以及配线基板的制造方法 |
CN109590157A (zh) * | 2018-12-25 | 2019-04-09 | 广东国伟兴塑胶科技股份有限公司 | 一种可快速干燥阳光板涂层的涂装机 |
CN109590157B (zh) * | 2018-12-25 | 2021-02-26 | 广东国伟兴塑胶科技股份有限公司 | 一种可快速干燥阳光板涂层的涂装机 |
CN111531960A (zh) * | 2020-05-11 | 2020-08-14 | 胡俊好 | 一种通过负压减少脏版印刷的复合袋制备加工方法 |
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