JP2014064221A - 無線通信装置およびその障害検出方法 - Google Patents

無線通信装置およびその障害検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アンテナ部の異常の検出機能を有し、幅広い送信出力設定で利用可能な無線通信装置を得る。
【解決手段】無線通信装置を増幅手段51と、無線送信手段52と、信号減衰手段53と、信号検出手段54と、送信信号測定手段55と、障害検出手段56と、減衰量判断手段57とで構成する。減衰量判断手段57は、送信信号測定手段55により測定された増幅後の信号の強度を基に信号減衰手段54による信号の減衰後の強度が所定の範囲内となるように減衰量を判断する。信号減衰手段53は無線送信手段52において反射される反射電力を減衰量判断手段57で判断された減衰量に従って減衰し減衰信号として出力する。信号検出手段54は減衰信号の強度を測定し、障害検出手段56は信号検出手段54により測定された減衰信号の強度の測定結果を基に、無線送信手段52の異常の有無の判断を行う。
【選択図】 図7

Description

本発明は、無線通信に関する技術であり、特にアンテナの障害検出機能を有する無線通信装置およびその障害検出方法に関するものである。
情報通信社会の発展とともに無線通信の重要性が高まっている。重要性の高まりとともに無線通信の安定性に対する要求も高くなり、無線通信装置の障害検出技術の検討が盛んに行われている。無線通信装置において、他の装置と無線ネットワークを介しての信号の送受信を行うアンテナ部は重要な要素の1つである。そのため、障害が起きた際などに早期に対処できるようにアンテナ部の異常を検出する技術の開発も盛んに進められている。
アンテナ部の異常の検出にはVSWR(Voltage Standing Wave Ratio;電圧定在波比)の値が用いられることがある。VSWRとは無線通信装置の送信回路等でアンテナ部へ向かう進行波とアンテナ部で反射され戻ってくる反射波との合成波の電圧の最大振幅と最小振幅の比率である。アンテナ部等に異常があった場合には、反射波が強くなるため最大振幅と最小振幅の差が大きくなりVSWRの値も大きくなる。よって、VSWRの値を測定から求めることにより、アンテナ部の異常の検出が可能となる。VSWRの値をアンテナ部の異常の検出に用いたものとして、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1にはアンテナ部の監視システムが開示されている。特許文献1の技術は、無線通信装置を設置するときに、アンテナ部が正常なときと異常なときのデータを個々に収集しそのデータを基に、運用時の異常の有無を監視するというものである。異常の有無の判定にはVSWRの値が用いられ、無線通信装置の設置時の測定で設定された閾値との比較により異常の有無が判断される。
特許文献2においてもアンテナの異常の検出に関する技術が開示されている。特許文献2ではアンテナで受信する受信信号の強度を検出し、受信信号の強度が所定の閾値以下になった時に反射電力の測定が実施される。その際、反射電力の測定値が一定以上であった場合に、アンテナに異常が発生していると判断される。また、反射電力の大きさの判定にはVSWRを用いることもできるとしている。
特許文献3にはアンテナ部へ向かう信号と、アンテナ部で反射して戻ってくる信号とが合成された信号を検出し、異常の検出を行う機能を有する無線通信装置が開示されている。合成された信号が所定の範囲から外れた場合に、スイッチ切り替え操作を実施することにより増幅器の故障かアンテナ部の故障かの故障箇所の切り分けが可能としている。
特開2004−96689号公報 特開2006−13622号公報 特開2007−251333号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術には次のような課題がある。特許文献1では無線通信装置の設置の際に、アンテナ部が正常な場合と異常時相当の場合のVSWRの測定を実施し、異常の有無の判断を行うための閾値を決定している。そのため、使用時に想定される送信信号の出力範囲全てについて試験を行わなければならず作業量が膨大になるとともに閾値の設定も複雑になる。また、設置時の範囲以外で使用する際には改めて測定を行い、閾値を決定しなければアンテナ部の障害検出技術として用いることができない。
また、特許文献2では、送信出力を変更した場合等についての技術は開示されておらず、送信出力が変化あるいは変更するような無線通信装置には用いることができない。
特許文献3においても送信出力を変更した場合等についての技術は開示されておらず、送信出力が変化あるいは変更するような無線通信装置には用いることができない。
また、特許文献3の技術では増幅器とアンテナ部の異常の切り分けを行うためにはスイッチの切り替えが必要であり、装置構成の複雑化や作業量の増加につながる。
本発明では、アンテナ部の異常の検出機能を有し、幅広い送信出力設定で利用可能な無線通信装置を得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の無線通信装置は増幅手段と、無線送信手段と、信号減衰手段と、信号検出手段と、送信信号測定手段と、障害検出手段と、減衰量判断手段とを備える。
増幅手段は入力された信号を増幅し増幅信号として出力する。無線送信手段は増幅信号を無線送信する。信号減衰手段は無線送信手段において反射される増幅信号の反射電力を減衰し、減衰信号として出力する。信号検出手段は減衰信号の強度を測定する。送信信号測定手段は増幅信号の強度を測定する。障害検出手段は信号検出手段により測定される減衰信号の測定結果を基に、無線送信手段の異常の有無の判断を行う。減衰量判断手段は、
信号減衰手段における信号の減衰後の強度が所定の範囲内となるように減衰量を判断する。また、信号減衰手段は減衰量判断手段により判断された信号の強度の減衰量を基に信号の減衰を行い、減衰信号として出力する。
本発明によれば、無線通信装置において送信信号の出力を変更または変化させても、出力設定に応じた判断基準の設定を必要とせずにアンテナの異常の有無の検出を行うことができる。また、減衰信号の信号強度が所定の範囲内になることで、信号検出が可能な範囲を広げる事無く実現することが出来る。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるフローの概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態の説明での反射電力の例をグラフに示した図である。 本発明の第1の実施形態における反射電力をグラフに示した図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるフローの概要を示す図である。 本発明の第3の実施形態の構成の概要を示す図である。
本発明の第1の実施形態について図1を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態の無線通信装置の構成の概要を示した図である。
本実施形態の無線通信装置10はベースバンド処理部11と、変調送信部12と、電力増幅器13と、方向性結合器14と、サーキュレータ15と、バンドパスフィルタ16と、アンテナ17とを備えている。また、無線通信装置10は、制御部21と、可変アッテネータ22と、信号検出部23とをさらに備えている。
ベースバンド処理部11は無線通信装置10に入力された信号を無線ネットワークの規格に沿って符号化等の処理を行い出力する機能を有する。変調送信部12はベースバンド処理部11からの信号を無線送信用の信号に変調して出力する。電力増幅器13は変調送信部12からの信号を所定の設定量に応じて増幅して出力する。電力増幅器13には所定の設定量が可変であり、出力電力が可変であるものを用いる。本実施形態の無線通信装置10から送信される際の定格出力電圧は無線ネットワーク等の設計に基づいて変更され、その際に、電力増幅器13での増幅における所定の設定量等が変更される。
方向性結合器14は電力増幅器13からの信号をサーキュレータ15へと送るが、その際に信号の一部を分岐する機能を有している。方向性結合器14で分岐された信号の一部は信号検出部23へと送られる。方向性結合器14には、例えば、単方向性結合器を用いる。サーキュレータ15は方向性結合器14側から入力される信号をバンドパスフィルタ16側へ出力し、バンドパスフィルタ16側から入力された信号を可変アッテネータ22側へと出力する機能を有する。
バンドパスフィルタ16は、所定の帯域外の周波数の信号を減衰させ、所定の帯域内の信号を通過させるフィルタ機能を有する。所定の帯域は無線ネットワークの設計に基づいて設定されている。バンドパスフィルタ16には、例えば、誘電体セラミック製の誘電体共振器で構成される誘電体フィルタを用いることができる。誘電体フィルタは所定の数の誘電体共振器がコンデンサ等を介して接続されて構成されている。誘電体フィルタにおいて、所定の帯域外の周波数の信号の減衰は誘電体セラミック製の誘電体共振器で行われ、入力側からの信号と出力側からの信号に対してほぼ等価に機能する。すなわち、本実施形態でバンドパスフィルタ16として誘電体フィルタを用いた場合、バンドパスフィルタ16はサーキュレータ15側からの信号とアンテナ17側から反射してくる信号に対してほぼ等価に機能する。よって、バンドパスフィルタ16はサーキュレータ15側から入力される信号とアンテナ17側から反射して入力される信号とに対し、同一の帯域の信号を通過させる。また、サーキュレータ15側から入力される信号とアンテナ17側から反射して入力される信号とで、バンドパスフィルタ16の通過前後での信号の減衰の比率等はほぼ同等である。バンドパスフィルタ16には、信号の入力方向が逆であっても電気的にほぼ等価に機能する構造のものであれば他の形式のものを用いてもよい。アンテナ17はバンドパスフィルタ16からの信号を無線ネットワークへと送信する。
制御部21は、可変アッテネータ22を制御して可変アッテネータ22での電力の減衰量、すなわちアンテナからの反射信号の強度の減衰量を変更する機能を有する。また、制御部21は信号検出部23での測定結果に基づいて、可変アッテネータ22での減衰量を決定する機能を有する。減衰量の決定は、信号検出部23において測定される方向性結合器14で分岐された信号の強度に基づいて決定される。また、制御部21は信号検出部23で測定される可変アッテネータ22からの信号の強度の測定結果に基づいて、アンテナ17の異常の有無を判断する機能を有する。可変アッテネータ22はサーキュレータ15からの信号の電力の強度を減衰させる機能を有する。可変アッテネータ22での信号の減衰量は制御部21からの指示に基づいて設定される。信号検出部23は方向性結合器14とサーキュレータ15からの信号の強度をそれぞれ測定し、制御部21へとそれぞれの測定結果を送信する機能を有する。信号検出部23での信号の測定は所定の時間、信号の強度の測定を行うことによって実施される。
本実施形態の無線通信装置10における信号の流れについて説明する。無線通信装置10に入力された信号はベースバンド処理部11で符号化等の処理が行われ、さらに、変調送信部12で無線送信用の信号に変調されて電力増幅器13へと送られる。電力増幅器13に入力された信号は、増幅が行われて出力される。電力増幅器13から出力された信号は方向性結合器14に入力される。方向性結合器14に入力された信号はサーキュレータ15へと送られるが、方向性結合器14で信号の一部が分岐され信号検出部23へと送られる。
方向性結合器14からサーキュレータ15へと入力された信号はバンドパスフィルタ16へと送られる。バンドパスフィルタ16では所定の帯域内の周波数の信号のみが通過しアンテナ17へと送られる。アンテナ17において信号は無線ネットワークへと送信されるが、その際、信号の有する電力分のうち一部が送信されずに反射電力として回路を戻る。アンテナ17が完全に故障して、アンテナ17から通信ネットワークへ信号が送信されない場合などは信号の有するほぼ全ての電力が反射電力となる。
方向性結合器14で分岐された信号は信号検出部23へと送られる。信号検出部23では方向性結合器14からの信号の強度が測定され、測定結果のデータは制御部21へと送られる。制御部21は、信号検出部23から方向性結合器14で分岐された信号の強度の測定結果のデータを受信すると、可変アッテネータ22での信号の減衰量を決定する。減衰量は方向性結合器14で分岐された信号の強度に応じて設定される。減衰量は、送信信号の強度が変化しても、反射電力を減衰処理した後の信号が一定の範囲の強度の信号となるように設定される。
本実施形態において、無線通信装置10で送信される信号が最大の強度であるときの電力がPmaxの場合に、方向性結合器14で分岐された信号の電力がXであったとする。このときの可変アッテネータ22での減衰量がAとなるように設定されるとする。また、送信信号の電力がPであり、方向性結合器14で分岐された信号の電力がYであるとする。この場合、そのときの減衰量はA−(X−Y)[dB]として設定される。すなわち、方向性結合器14で分岐された信号の強度が大きくなるにつれ減衰量を大きく設定し、方向性結合器14で分岐された信号の強度が小さくなるにつれて減衰量は小さく設定される。
本実施形態において、送信信号の電力がPmaxであったときの反射電力の最大値をPxr、送信信号の電力がPであったときの反射電力の最大値をPyrとする。このとき、可変アッテネータ22での減衰処理後の反射電力の最大値をPcとすると、Pc=Pxr−A=Pyr−(A−(X−Y))と表せ一定の値となる。また、閾値の値も同様の計算により一定の値となる。
可変アッテネータ22での減衰を行っていない場合の、送信される信号の電力である送信出力電力と反射電力の関係を図3に示した。また、本実施形態の可変アッテネータ22での減衰を行った場合の、送信出力電力と反射電力の関係を図4に示した。図3および図4のグラフでは横軸に送信出力電力、縦軸に反射電力が示されている。図3に示す可変アッテネータ22で減衰を行っていない場合では、各送信出力電力で検出が必要な範囲は異なっている。送信出力電力によっては、測定される反射電力の値が、信号検出部23で検出できる範囲より大きくなる場合があり、測定できないことがある。また、可変アッテネータ22での減衰を行わない場合は、異常とみなす反射電力の値、すなわち閾値の値も、送信出力電力によって異なっている。
一方で可変アッテネータ22で減衰を行っている場合を示す図4では、減衰により各送信出力電力で検出が必要な電力の最大値はPcで一定である。また、異常とみなす反射電力の値である閾値Pctも一定の値となる。本実施形態のように、基準に対して一定の割合で減衰量を決定することにより、送信出力が変わっても、異常の有無の判定を行う際の閾値Pctは一定であり変更は不要となる。また、信号検出部23は一定出力下での反射電力のとりうる範囲を検波できればよい。本実施形態において、基準に対して一定の割合で減衰量を決定する方法ならば、減衰量の決定方法は他の方法としてもよい。例えば、送信信号の出力の電力で、反射電力の値を正規化する方法などを用いることもできる。
制御部21は可変アッテネータ22での減衰量を決定すると、可変アッテネータ22に減衰量のデータを送る。可変アッテネータ22は減衰量のデータを受信すると、その値に基づいた減衰量の設定で信号の強度の減衰を行う。
アンテナ17から無線ネットワークへ送信されずに反射電力となった信号は、バンドパスフィルタ16を経由して、サーキュレータ15へと送られる。アンテナ17で反射して回路を戻りサーキュレータ15へと入力された信号は可変アッテネータ22側へ出力される。可変アッテネータ22にサーキュレータ15からの信号が入力されると、制御部21により設定された減衰量で信号の強度の減衰処理が行われる。可変アッテネータ22で減衰処理が行われた信号は出力され、信号検出部23へと送られる。信号検出部23は可変アッテネータ22から信号を受信すると、信号の強度を測定する。信号検出部23は信号の強度の測定値を得ると、測定値を制御部21へと送る。制御部21は信号検出部23から送られてきたデータとあらかじめ設定されている閾値データとを比較し、アンテナ17の異常の有無を判断する。
本実施形態の無線通信装置10において、アンテナ17の異常の有無を判断し異常の検出を行う際の動作について図2を参照して説明する。図2はアンテナ17の異常の有無を判断する際のフローの概要を示したものである。
無線通信装置10の制御部21がアンテナ17の異常の有無の確認の開始を判断したとする(ステップ100)。アンテナ17の異常の有無の確認の開始の判断は、例えば、前回の異常の有無の確認から一定の時間が経過していることとする。また、異常の有無の確認の開始の判断は、他装置や作業者からの要求があった場合や、無線通信装置10での通信異常を検出したときなどとしてもよい。
制御部21はアンテナ17の異常の有無の確認を開始すると、信号検出部23に方向性結合器14からの信号の強度の測定を要求する(ステップ101)。信号検出部23は制御部21から測定の要求を受けると、方向性結合器14からの信号の強度を測定する(ステップ102)。信号検出部23は方向性結合器14からの信号の強度を測定すると、方向性結合器14からの信号の強度を制御部21へと送る(ステップ103)。
制御部21は方向性結合器14からの信号の強度を信号検出部23から受信すると(ステップ104)、可変アッテネータ22での信号の減衰量を判断する(ステップ105)。制御部21は可変アッテネータ22での信号の減衰量を判断すると、可変アッテネータ22へ減衰量のデータを送信する(ステップ106)。可変アッテネータ22は制御部21から減衰量のデータを受信すると(ステップ107)、制御部21からの減衰量のデータに基づいて信号の減衰処理を開始する(ステップ108)。可変アッテネータ22は信号の減衰処理を開始すると、信号の減衰を開始した情報を制御部21へ送信する(ステップ109)。制御部21は可変アッテネータ22から信号の減衰を開始した情報を受信すると(ステップ110)、信号検出部23へ可変アッテネータ22から入力される信号の強度を要求する(ステップ111)。
信号検出部23は制御部21から可変アッテネータ22から入力される信号の強度の要求を受けると、可変アッテネータ22から入力される信号の強度を測定する(ステップ112)。信号検出部23は可変アッテネータ22から入力される信号の強度を測定すると、可変アッテネータ22から入力される信号の強度を制御部21へと送る(ステップ113)。制御部21は可変アッテネータ22から入力される信号の強度を信号検出部23から受信すると(ステップ114)、信号の強度を閾値と比較しアンテナ17の異常の有無を判断する(ステップ115)。異常の有無の判断は信号の強度を反射電力やその他の値に換算して行われることがある。信号の強度またはそれを基に算出した値が、あらかじめ設定された閾値以上であるとき(ステップ116でYes)、制御部21はアンテナ17で異常が発生していると判断する(ステップ117)。ステップ116でNoのとき、制御部21はアンテナ17で異常が発生していないと判断し、アンテナ17の異常の有無の確認を終了する(ステップ118)。
制御部21によりアンテナ17を含む送信機能に異常が発生していると判断された場合には、無線通信装置10は警報音やランプ点灯等で異常の発生の情報を作業者等に知らせる。無線通信装置10が異常の発生を警報音やランプ点灯で知らせる場合は、無線通信装置10はスピーカや警告灯を備えた構造とする。また、閾値設定を2以上の段階に分け、無線通信装置10が軽微な異常を検出した段階で作業者等に状況を知らせる構成としてもよい。また、警報音やランプ点灯だけでなく、無線通信装置10に接続した端末装置や、通信ネットワークを介した情報装置に無線通信装置10から障害発生の情報が送信される構成とすることもできる。その場合は、異常の認識が通信システムでの自動認識が行われる形としてもよく、作業者による確認が行われる形としてもよい。
方向性結合器14で分岐される信号は元の信号の強度に対して一定の割合である。従って、制御部21は信号検出部23で測定した信号の強度からアンテナ17へと送られた信号の強度を求めることができる。また、アンテナ17から反射してくる信号は可変アッテネータ22で減衰されるが、減衰量は制御されているため、制御部21は信号検出部23での検出値と減衰量から、減衰処理前の信号の強度を求めることができる。よって、制御部21は信号検出部23で測定した信号の強度から、アンテナ17へ送られた信号の強度と、アンテナ17で反射した信号の強度を求めることができる。制御部21はアンテナ17へ送られた信号と、アンテナ17で反射した信号の最大振幅時の電圧などから反射係数を算出することができる。また、制御部21は反射係数と同様にリターンロスを算出することもできる。さらに、制御部21は反射係数やリターンロスからVSWRの値を推定して求めることができる。制御部21は、反射係数、リターンロス、または、VSWRの値をあらかじめ設定した所定の閾値と比較することにより、アンテナ17の異常の有無を判断することができる。アンテナ17の異常の有無の判断に用いる値は、上記の反射係数などだけでなく反射電力の値の大小が一定の比で反映されたものであれば他の方法による値でもよい。
可変アッテネータ22での減衰量は方向性結合器14で分岐された信号の強度に応じて、一定の割合で減衰されるように設定される。すなわち、可変アッテネータ22で減衰処理が行われた後に出力される信号は、無線通信装置10で送信される信号の強度によらず一定の範囲内の強度の信号となる。よって、無線通信装置10で送信の際の出力の設定を変更しても、アンテナ17の異常の有無を判断する際の反射電力などの閾値を変更する必要はなく、条件に応じた複数のデータを準備して閾値を設定することが不要となる。
本実施形態では反射電力などの測定結果からアンテナ17の異常の有無を判断したが、電力増幅器13などの異常は、方向性結合器14から分岐されて信号検出部23で測定される信号の強度から判断することができる。その場合は、方向性結合器14から分岐された信号が所定の値以下である場合に、電力増幅器13やその他の送信機能に障害が発生していると判断される。
本実施形態の無線通信装置を用いると送信信号の出力設定を変更しても、出力設定に応じた判断基準の設定を必要とせずにアンテナの異常の有無の検出を行うことができる。また、減衰信号の信号強度が所定の範囲内になることで、信号検出が可能な範囲を広げる事無く実現することが出来る。
本発明の第2の実施形態について図5を参照して詳細に説明する。図5は本実施形態の無線通信装置の構成の概要を示したものである。第1の実施形態では反射電力を測定するためにサーキュレータを用いて信号検出部に信号を導いたが、本実施形態ではサーキュレータの代りに方向性結合器を用いて信号を分岐する。
本実施形態の無線通信装置30は、ベースバンド処理部31と、変調送信部32と、電力増幅器33と、第1の方向性結合器34と、第2の方向性結合器35と、バンドパスフィルタ36と、アンテナ37とを備えている。また、無線通信装置30は、制御部41と、可変アッテネータ42と、信号検出部43とをさらに備えている。
ベースバンド処理部31、変調送信部32及び電力増幅器33は第1の実施形態の同一名称の部位と構成及び機能が同様のものを用いることができる。第1の方向性結合器34は電力増幅器33からの信号を第2の方向性結合器35へと送るが、その際に信号の一部を分岐する機能を有している。第1の方向性結合器34で分岐された信号の一部は信号検出部43へと送られる。第1の方向性結合器34には、単方向性結合器を用いる。第2の方向性結合器35は第1の方向性結合器34側から入力される信号をバンドパスフィルタ36側へ出力する。また、第2の方向性結合器はバンドパスフィルタ36側から入力された信号の一部を可変アッテネータ42側へと出力する機能を有する。第2の方向性結合器35には単方向性結合器や双方向性結合器を用いることができる。本実施形態では第2の方向性結合器35に単方向性結合器が用いられているものとする。バンドパスフィルタ36は、所定の帯域外の周波数の信号を減衰させ、所定の帯域内の信号を通過させるフィルタ機能を有する。所定の帯域は無線ネットワークの設計に基づいて設定されている。バンドパスフィルタ36には第1の実施形態のバンドパスフィルタ16と同様の方式のものを用いることができる。アンテナ37はバンドパスフィルタ37からの信号を無線ネットワークへと送信する。本実施形態の無線通信装置30は、電力増幅器33よりアンテナ37側に反射電力が電力増幅器33に入力されることを防ぐためのアイソレータを備えることがある。また、電力増幅器33に反射電力の保護回路が形成されていることがある。
制御部41は、可変アッテネータ42を制御して可変アッテネータ42での電力の減衰量、すなわちアンテナからの反射信号の強度の減衰量を変更する機能を有する。また、制御部41は信号検出部43での測定結果に基づいて、可変アッテネータ42での減衰量を決定する機能を有する。減衰量の決定は、信号検出部43において測定される第1の方向性結合器34で分岐された信号の強度に基づいて決定される。また、制御部41は信号検出部43で測定される可変アッテネータ42からの信号の強度の測定結果に基づいて、アンテナ37の異常の有無を判断する機能を有する。可変アッテネータ42は第2の方向性結合器35からの信号の電力の強度を減衰させる機能を有する。可変アッテネータ42での信号の減衰量は制御部41からの指示に基づいて設定される。信号検出部43は第1の方向性結合34と第2の方向性結合器35からの信号の強度をそれぞれ測定し、制御部41へとそれぞれの測定結果を送信する機能を有する。
本実施形態の無線通信装置30における信号の流れについて説明する。無線通信装置30に入力された信号はベースバンド処理部31で符号化等の処理が行われ、さらに、変調送信部32で無線送信用の信号に変調されて電力増幅器33へと送られる。電力増幅器33に入力された信号は、増幅が行われて出力される。電力増幅器33から出力された信号は第1の方向性結合器34に入力される。第1の方向性結合器34に入力された信号は第2の方向性結合器35へと送られるが、第1の方向性結合器34で信号の一部が分岐され信号検出部43へと送られる。第1の方向性結合器34から第2の方向性結合器35へと入力された信号はバンドパスフィルタ36へと送られる。バンドパスフィルタ36では所定の帯域内の周波数の信号のみが通過しアンテナ37へと送られる。アンテナ37において信号は無線ネットワークへと送信されるが、その際、信号の有する電力分のうち一部が送信されずに反射電力として回路を戻る。
第1の方向性結合器34で分岐された信号は信号検出部43へと送られる。信号検出部43では第1の方向性結合器34からの信号の強度が測定され、測定結果のデータは制御部41へと送られる。制御部41は、信号検出部43から第1の方向性結合器34で分岐された信号の強度の測定結果のデータを受信すると、可変アッテネータ42での信号の減衰量を決定する。減衰量は第1の実施形態の場合と同様に設定される。制御部41は可変アッテネータ42での減衰量を決定すると、可変アッテネータ42に減衰量のデータを送る。可変アッテネータ42は減衰量のデータを受信すると、その値に基づいた減衰量の設定で信号の強度の減衰を行う。
アンテナ37から無線ネットワークへ送信されずに反射電力となった信号は、バンドパスフィルタ36を経由して、第2の方向性結合器35へと送られる。アンテナ37で反射して回路を戻り第2の方向性結合器35へと入力された信号は一部が分岐され可変アッテネータ42側へ出力される。可変アッテネータ42に第2の方向性結合器35からの信号が入力されると、制御部41により設定された減衰量で信号の強度の減衰処理が行われる。可変アッテネータ42で減衰処理が行われた信号は出力され、信号検出部43へと送られる。信号検出部43は可変アッテネータ42から信号を受信すると、信号の強度を測定する。信号検出部43は信号の強度の測定値を得ると、測定値を制御部41へと送る。
信号検出部43において測定される可変アッテネータ42からの信号、すなわち、アンテナ37からの反射電力は、第2の方向性結合器35で分岐されるため元の信号強度に比べて小さくなっている。第2の方向性結合器35で分岐された信号の強度と分岐前の信号の強度、すなわちアンテナ37での反射電力の大きさの割合は一定となる。よって、可変アッテネータ42での減衰量を合わせて考慮することにより、制御部41は信号検出部43での測定結果からアンテナ37での反射電力の大きさを求めることができる。
本実施形態の無線通信装置30において、反射電力を信号検出部43へと導くために第2の方向性結合器35を用いた。その結果、反射電力の一部が可変アッテネータ42に入力されるようになる。可変アッテネータ42に入力される信号の強度が小さくなることにより、可変アッテネータ42が減衰処理を行う前の信号の強度の最大値も小さくなる。そのため、対応する信号強度の幅の減少から可変アッテネータ42を選定する際の選択肢が広がる効果や、可変アッテネータ42での信号の減衰処理の精度が向上する効果が得られる。
本実施形態の無線通信装置30において、アンテナ37の異常の有無を判断し異常の検出を行う際の動作について図6を参照して説明する。図6はアンテナ37の異常の有無を判断する際のフローの概要を示したものである。
無線通信装置30の制御部41がアンテナ37の異常の有無の確認の開始を判断したとする(ステップ130)。アンテナ37の異常の有無の確認の開始の判断は、例えば、前回の異常の有無の確認から一定の時間が経過していることとする。また、異常の有無の確認の開始の判断は、他装置や作業者からの要求があった場合や、無線通信装置30での通信異常を検出した際としてもよい。
制御部41はアンテナ37の異常の有無の確認を開始すると、信号検出部43に第1の方向性結合器34からの信号の強度の測定を要求する(ステップ131)。信号検出部43は制御部41から測定の要求を受けると、第1の方向性結合器34からの信号の強度を測定する(ステップ132)。信号検出部43は第1の方向性結合器34からの信号の強度を測定すると、第1の方向性結合器34からの信号の強度を制御部41へと送る(ステップ133)。
制御部41は第1の方向性結合器34からの信号の強度を信号検出部43から受信すると(ステップ134)、可変アッテネータ42での信号の減衰量を判断する(ステップ135)。制御部41は可変アッテネータ42での信号の減衰量を判断すると、可変アッテネータ42へ減衰量のデータを送信する(ステップ136)。可変アッテネータ42は制御部41から減衰量のデータを受信すると(ステップ137)、制御部41からの減衰量のデータに基づいて信号の減衰処理を開始する(ステップ138)。可変アッテネータ42は信号の減衰処理を開始すると、信号の減衰を開始した情報を制御部41へ送信する(ステップ139)。制御部41は可変アッテネータ42から信号の減衰を開始した情報を受信すると(ステップ140)、信号検出部43へ可変アッテネータ42から入力される信号の強度を要求する(ステップ141)。
信号検出部43は制御部41から可変アッテネータ42から入力される信号の強度の要求を受けると、可変アッテネータ42から入力される信号の強度を測定する(ステップ142)。信号検出部43は可変アッテネータ42から入力される信号の強度を測定すると、可変アッテネータ42から入力される信号の強度を制御部41へと送る(ステップ143)。制御部41は可変アッテネータ42から入力される信号の強度を信号検出部43から受信すると(ステップ144)、信号の強度を閾値と比較してアンテナ47の異常の有無を判断する(ステップ145)。異常の有無の判断には信号の強度から算出された反射電力などのその他の値を用いることもできる。信号の強度またはそれを基に算出した値が、あらかじめ設定された閾値以上であるとき(ステップ146でYes)、制御部41はアンテナ37で異常が発生していると判断する(ステップ147)。ステップ146でNoのとき、制御部41はアンテナ37で異常が発生していないと判断し、アンテナ37の異常の有無の確認を終了する(ステップ148)。
制御部41によりアンテナ37で異常が発生していると判断された場合には、無線通信装置30は第1の実施形態の無線通信装置10と同様の方法で異常の発生を他の装置や作業者へと伝達する。また、制御部41は、第1の実施形態と同様に、信号検出部43から受け取る信号の強度の測定値から反射係数、リターンロス、VSWRなどの値を求め、それらの値を基にアンテナ37の異常の有無を判断することもできる。
本実施形態の無線通信装置を用いると信号の減衰処理の精度が向上するためアンテナの異常の有無の判断精度が向上する。また、第1の実施形態と同様に、送信信号の出力設定を変更しても、出力設定に応じた判断基準の設定を必要とせずにアンテナの異常の有無の検出を行うことができる。減衰信号の信号強度が所定の範囲内になることで、信号検出が可能な範囲を広げる事無く実現することができる。
本発明の第1および第2の実施形態において、送信機能を有する無線通信装置について示したが、送受信機能を有する無線通信装置としてもよい。アンテナを送受信で兼用する場合は、バンドパスフィルタの代りにデュプレクサが用いられることがある。
第1および第2の実施形態において、送信信号の出力の測定は方向性結合器を用いて分岐した信号の強度を測定したが、実測を行わずに送信信号の出力の設定値を用いてもよい。また、電力増幅器に歪み補正機能が備えられている場合には、歪み補正用の素子に流れる電力を計測して送信信号の出力を求めることもできる。また、電力増幅器に反射電力保護用のアイソレータが備えられているときは、その終端部分に反射電力の測定回路を形成して測定を行うこともできる。
第1および第2の実施形態において、ベースバンド処理部、変調送信部、制御部などの各素子は2つ以上の素子がまとめられて1つの半導体デバイスとして形成されていてもよい。また、2つ以上の素子が1つの基板上に実装された形で形成されていてもよい。
本発明の第3の実施形態について図7を参照して詳細に説明する。図7は本実施形態の無線通信装置の構成の概要を示した図である。
本実施形態の無線通信装置は、増幅手段51と、無線送信手段52と、信号減衰手段53と、信号検出手段54と、送信信号測定手段55と、障害検出手段56と、減衰量判断手段57とを備える。
増幅手段51は入力された信号を増幅し増幅信号として出力する。無線送信手段52は増幅信号を無線送信する。信号減衰手段53は無線送信手段52において反射される増幅信号の反射電力を減衰し、減衰信号として出力する。信号検出手段54は減衰信号の強度を測定する。送信信号測定手段55は増幅信号の強度を測定する。障害検出手段56は信号検出手段54により測定される減衰信号の測定結果を基に、無線送信手段52の異常の有無の判断を行う。減衰量判断手段57は、送信信号測定手段55により測定された増幅信号の強度を基に信号減衰手段54による信号の減衰後の強度が所定の範囲内となるように減衰量を判断する。また、信号減衰手段53は減衰量判断手段57により判断された信号の強度の減衰量を基に信号の減衰を行い、減衰信号として出力する。
本実施形態の無線通信装置を用いると送信信号の出力設定を変更または変化させても、出力設定に応じた判断基準の設定を必要とせずにアンテナの異常の有無の検出を行うことができる。また、減衰信号の信号強度が所定の範囲内になることで、信号検出が可能な範囲を広げる事無く実現することができる。
本発明は、無線通信分野において基地局や端末装置などとして用いられる無線通信装置に利用することができる。
10 無線通信装置
11 ベースバンド処理部
12 変調送信部
13 電力増幅器
14 方向性結合器
15 サーキュレータ
16 バンドパスフィルタ
17 アンテナ
21 制御部
22 可変アッテネータ
23 信号検出部
30 無線通信装置
31 ベースバンド処理部
32 変調送信部
33 電力増幅器
34 第1の方向性結合器
35 第2の方向性結合器
36 バンドパスフィルタ
37 アンテナ
41 制御部
42 可変アッテネータ
43 信号検出部
51 増幅手段
52 無線送信手段
53 信号減衰手段
54 信号検出手段
55 送信信号測定手段
56 障害検出手段
57 減衰量判断手段
100−118 アンテナの異常検出時の各ステップ
130−148 アンテナの異常検出時の各ステップ

Claims (8)

  1. 入力された信号を増幅し増幅信号として出力する増幅手段と、
    前記増幅信号を無線送信する無線送信手段と、
    前記無線送信手段において反射される前記増幅信号の反射電力を減衰し減衰信号として出力する信号減衰手段と、
    前記減衰信号の強度を測定する信号検出手段と、
    前記信号検出手段により測定される前記減衰信号の測定結果を基に前記無線送信手段の異常の有無の判断を行う障害検出手段と、
    前記増幅信号の強度を測定する送信信号測定手段と、
    前記送信信号測定手段により検出された前記増幅信号の強度を基に前記信号減衰手段による信号の減衰後の強度が所定の範囲内となるように減衰量を判断する減衰量判断手段とを備え、
    前記信号減衰手段は前記減衰量判断手段により判断された信号の強度の減衰量を基に信号の減衰を行い前記減衰信号として出力することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記増幅信号の一部を分岐して分岐増幅信号として出力する分岐手段をさらに備え、
    前記送信信号測定手段は前記分岐増幅信号の強度を測定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記増幅手段から出力される前記増幅信号を前記無線送信手段への経路に送り、前記無線送信手段からの前記反射電力を前記信号減衰手段への経路へと送る経路切替手段を有することを特徴とする請求項1または2いずれかに記載の無線通信装置。
  4. 前記経路切替手段がサーキュレータまたは方向性結合器であり、
    前記増幅信号が前記サーキュレータまたは前記方向性結合器に入力され、前記無線送信信号として出力され、
    前記反射電力が前記サーキュレータまたは前記方向性結合器に入力され、前記信号減衰手段への経路に出力されることを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記分岐手段が方向性結合器であり、
    前記増幅信号が前記方向性結合器に入力され、前記分岐増幅信号として出力されることを特徴する請求項2から4いずれかに記載の無線通信装置。
  6. 前記異常検出手段において判断に用いられる前記減衰信号の測定結果が、電圧定在波比であることを特徴とする請求項1から5いずれに記載の無線通信装置。
  7. 入力された信号を増幅して増幅信号として出力し、前記増幅信号を無線送信し、
    前記無線送信の際に反射される前記増幅信号の反射電力を所定の条件に基づいて減衰して減衰信号として出力し、前記減衰信号の強度を測定して信号測定結果として出力し、前記信号測定結果を基に前記無線送信手段の異常の有無を判断することを特徴とする無線通信装置の障害検出方法。
  8. 前記増幅信号の強度を測定し、前記増幅信号の強度の測定結果を基に、前記所定の条件を判断することを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置の障害検出方法。
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