JPH0573576U - アンテナ監視装置 - Google Patents

アンテナ監視装置

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JPH0573576U
JPH0573576U JP2133192U JP2133192U JPH0573576U JP H0573576 U JPH0573576 U JP H0573576U JP 2133192 U JP2133192 U JP 2133192U JP 2133192 U JP2133192 U JP 2133192U JP H0573576 U JPH0573576 U JP H0573576U
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antenna
wave
diode
monitoring device
reflected wave
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JP2133192U
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English (en)
Inventor
容平 石川
秀一 和田
貞夫 山下
義人 正藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度が変化しても常に正確に入射波および反
射波の検出が行えるアンテナ監視装置を提供することを
目的とする。 【構成】 アンテナ監視装置101においては、方向性
結合器12と入射波をダイオード検波するダイオード検
波回路14との間には可変減衰器20が挿入され、方向
性結合器12と反射波をダイオード検波するダイオード
検波回路15との間には可変減衰器21が挿入される。
各可変減衰器20および21は、それぞれ温度センサ2
4および25で検出された温度に対応する制御電圧によ
ってそれぞれの減衰量が制御される。これによって、温
度変化に伴うダイオード検波回路14および15の各検
波出力の変動が抑制され、常に正確に入射波および反射
波の検出が行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、アンテナ監視装置に関し、より特定的には、たとえば移動体通信 方式等において送信機からアンテナ系に供給される搬送波の入射波と反射波を検 出して送信機とアンテナとのインピーダンス・マッチングの状態を監視するアン テナ監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線通信技術の進歩に伴って、自動車電話等の移動体通信システムが実 用化されている。この種の移動体通信システムの一例として、セルラー方式と呼 ばれるシステムを図3に示す。
【0003】 図3に示したセルラー方式の移動体通信システムにおいては、サービスエリア を分割する各小ゾーン1内に基地局2が配置され、その小ゾーン1内の移動局3 と基地局2との間で、通信チャネル4および制御チャネル(呼出信号等を含む) 5を介して通信が行われる。各基地局2は、交換制御局6および交換制御サブシ ステム7を介して、固定電話網9に接続されている。固定電話網9には、固定電 話機8が接続されている。上記のようなセルラー方式の移動体通信システムでは 、ユーザの増加等に伴い、セルが細分化される。
【0004】 ところで、上記基地局2は、図4に示すように、互いに異なる周波数f1〜f n(以下、nは自然数である)の搬送波をそれぞれ出力する複数の送信機Tx1 ,…,Txi,…,Txn(以下、iは1以上n以下の自然数である)を備える 。これら送信機Tx1,…,Txi,…,Txnの各出力は、コンバイナ11に 与えられる。コンバイナ11では、送信機Tx1,…,Txi,…,Txnの各 出力は、一端が終端された3端子型サーキュレータからなるアイソレータI1, …,Ii,…,Inを介して、帯域通過フィルタF1,…,Fi,…,Fnに入 力されて帯域ろ波され、これら帯域通過フィルタF1,…,Fi,…,Fnの各 出力が互いに周波数多重化される。この周波数多重化後の上記各搬送波からなる 多重波は、アンテナ系への入射波およびアンテナ系からの反射波を取り出す方向 性結合器12を介してアンテナ13に給電され、空間に電波として放射される。
【0005】 ところで、基地局2では、通信の信頼性を確保するとともに、電波障害の発生 等を防止するために、常時、アンテナ13から空間に放射される高周波電力や、 送信回路系とアンテナ回路系とのインピーダンス・マッチングの状態を監視して いる。従来、この種の監視を行うアンテナ監視装置としては、図4に示すような 構成のアンテナ監視装置100が周知である。
【0006】 図4に示すように、アンテナ監視装置100では、方向性結合器12により、 アンテナ13への入射波およびアンテナ13からの反射波を検出する。方向性結 合器12によって検出された入射波および反射波は、それぞれ、ダイオード検波 回路14および15によって検波された後、低域通過フィルタ16および17に よって低域ろ波されることにより、入射波および反射波のレベルに比例する直流 電圧に変換される。このようにして得られた入射波および反射波のレベルに比例 する直流電圧は、演算回路18に与えられる。演算回路18は、アンテナ13か ら空間に放射される高周波電力や、方向性結合器12からアンテナ13までの伝 送線路とアンテナ13とからなるアンテナ系の反射係数または電圧定在波比(V SWR)を演算する。演算回路18の演算結果は、表示装置19に表示される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記のごとく、従来のアンテナ監視装置100では、方向性結合器12によっ て検出された入射波および反射波を、ダイオード検波回路14および15を用い て検波するようにしている。しかしながら、ダイオード検波回路は、温度特性が 不安定であり、動作点が温度により大きく左右されるという欠点を有する。すな わち、図5に示すように、ダイオード検波回路の入力電力P(横軸)に対する出 力電圧V(縦軸)の値は、温度によって大きく変化する。したがって、従来のア ンテナ監視装置100において正確に入射波と反射波のレベル検出を行うために は、常に温度を一定にしておかなければならないという問題点があった。
【0008】 それゆえに、この考案の目的は、温度変化による影響を受けることなく常に正 確に入射波および反射波を検出することのできるアンテナ監視装置を提供するこ とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るアンテナ監視装置は、複数の送信機からそれぞれ出力される複 数の搬送波を周波数多重化して得られた多重波をアンテナに給電し、このアンテ ナから空間に多重波を放射する無線送信システムにおいて、多重波の伝送線路に おける反射係数または電圧定在波比を測定する装置であって、 多重波の伝送線路に設けられ、多重波のアンテナへの入射波とアンテナからの 反射波とをそれぞれ検出する結合手段と、 結合手段によって検出された入射波と反射波をそれぞれダイオード検波して各 検波信号を出力するダイオード検波手段と、 ダイオード検波手段から出力された各検波信号に基づいて伝送線路における反 射係数または電圧定在波比を演算する演算手段と、 温度変化に応じて、結合手段からダイオード検波手段に与えられる入射波の検 出出力と反射波の検出出力との減衰度または増幅度を変化させる可変手段とを備 えている。
【0010】
【作用】
この考案においては、結合手段からダイオード検波手段に与えられる入射波の 検出出力と反射波の検出出力との減衰度または増幅度を、温度変化に応じて変化 させることにより、温度変動に伴うダイオード検波手段の検波出力の変動を抑制 するようにしている。これによって、温度が変化しても常に正確に入射波と反射 波とを検出でき、その結果アンテナ監視装置の監視精度が向上する。
【0011】
【実施例】 図1は、この考案の一実施例に係るアンテナ監視装置101を備えたセルラー 方式の通信システムにおける基地局の構成を示すブロック図である。なお、図1 に示す実施例は、図4に示す従来例と以下の点を除いて同様の構成であり、相当 する部分には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0012】 本実施例におけるアンテナ監視装置101においては、方向性結合器12と入 射波を検波するダイオード検波回路14との間に可変減衰器20が挿入され、方 向性結合器12と反射波を検波するダイオード検波回路15との間に可変減衰器 21が挿入されている。これら可変減衰器20および21は、たとえばPINダ イオードを用いて構成され、それぞれ方向性結合器12から与えられる入射波お よび反射波を減衰させる。可変減衰器20および21における減衰量は、非線形 増幅器22および23から与えられる制御電圧に応じて制御される。非線形増幅 器22および23は、それぞれ、温度センサ24および25から与えられる出力 電圧に応じて上記制御電圧を発生する。温度センサ24および25は、サーミス タ等の感温素子を用いて構成され、温度変化を電圧に変換して出力する。なお、 PINダイオードを用いた可変減衰器20および21としては、たとえば特開昭 62−64111号公報に示されたような構成の可変減衰器が知られている。
【0013】 上記のように構成された本実施例のアンテナ監視装置101では、可変減衰器 20および21が、それぞれダイオード検波回路14および15への入力信号の 減衰量を温度変化に応じて制御することにより、温度の変動に伴うダイオード検 波回路14および15の検波出力の変動分を相殺するようにしている。たとえば 、温度が上昇していったとき、各温度センサ24および25に含まれるサーミス タの抵抗値が下がり、各可変減衰器20および21に与えられる制御電圧が低く なる。これにより、可変減衰器20および21における減衰量が大きくなり、各 ダイオード検波回路14および15への入力電力が低下する。このとき、各ダイ オード検波回路14および15は温度上昇のため動作点が上昇しているが、各可 変減衰器20および21からの入力電力の低下により、各ダイオード検波回路1 4および15の検波出力の上昇が抑えられる。したがって、ダイオード検波回路 14および15の各検波出力は温度変化による影響を受けず、常に正確な入射波 および反射波の検波出力を得ることができる。その結果、アンテナ監視装置10 1は、たとえ温度が変化しても、常に正確な監視を行うことができる。
【0014】 図1に示すアンテナ監視装置101では、温度センサ24および25の出力電 圧を増幅するために非線形増幅器22および23を用いているが、これは以下の 理由による。すなわち、各温度センサ24および25に含まれるサーミスタの温 度と抵抗値との関係、および各可変減衰器20および21における制御電圧と減 衰量との関係は、それぞれ非線形であるので、温度センサ24および25の出力 電圧をそれぞれ線形増幅して可変減衰器20および21に与えても、可変減衰器 20および21の減衰量を最適な値に制御することができない。そこで、非線形 増幅器22および23を用いて各温度センサ24および25の検出電圧を非線形 処理することにより、各可変減衰器20および21の減衰量を最適な値に制御す るようにしているのである。
【0015】 なお、図1に示すアンテナ監視装置101では、温度センサおよび非線形増幅 器を可変減衰器20および21のそれぞれに対して個別に設けるようにしたが、 一組の温度センサと非線形増幅器を設け、この非線形増幅器から出力される制御 電圧を可変減衰器20および21に共通に与えるようにしてもよい。
【0016】 図2は、この考案の他の実施例に係るアンテナ監視装置102を備えた基地局 の構成を示すブロック図である。図2に示すように、この実施例のアンテナ監視 装置102では、方向性結合器12とダイオード検波回路14との間に可変減衰 器200が挿入され、方向性結合器12とダイオード検波回路15との間に可変 減衰器201が挿入されている。各可変減衰器200および201は、それぞれ に含まれる抵抗素子の一部がサーミスタによって構成されている。その結果、各 可変減衰器200および201は、外部からの制御電圧を受けることなく、温度 変化に応じて自動的に減衰量が変化する。したがって、アンテナ監視装置102 では、図1に示すような温度センサ24,25および非線形増幅器22,23は 設けられていない。図2に示す実施例のその他の構成は、図1に示す実施例の構 成と同様であり、相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を省略する 。
【0017】 なお、以下説明した実施例では、ダイオード検波回路14および15に入力さ れる入射波および反射波の減衰度を変化させるようにしたが、可変増幅器を設け 、入射波および反射波の増幅度を温度変化に応じて変化させるようにしてもよい 。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、結合手段とダイオード検波手段との間に可 変手段を設け、ダイオード検波手段に入力される入射波と反射波の減衰度または 増幅度を温度変化に連動して変化させるようにしたので、温度変化に伴うダイオ ード検波手段の検波出力変動を抑えることができ、常に正確な入射波および反射 波の検出が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るアンテナ監視装置を
備えた基地局の構成を示すブロック図である。
【図2】この考案の他の実施例に係るアンテナ監視装置
を備えた基地局の構成を示すブロック図である。
【図3】移動体通信方式の一例である従来例のセルラー
方式の通信システムを示すブロック図である。
【図4】図3に示すセルラー方式の通信システムにおけ
る基地局の構成を示すブロック図である。
【図5】温度変化に伴うダイオード検波回路の動作点の
変動を示すグラフである。
【符号の説明】
12: 方向性結合器 13: アンテナ 14,15: ダイオード検波回路 16,17: 低域通過フィルタ 18: 演算回路 19: 表示装置 20,21,200,201: 可変減衰器 22,23: 非線形増幅器 24,25: 温度センサ
フロントページの続き (72)考案者 正藤 義人 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の送信機からそれぞれ出力される複
    数の搬送波を周波数多重化して得られた多重波をアンテ
    ナに給電し、このアンテナから空間に前記多重波を放射
    する無線送信システムにおいて、前記多重波の伝送線路
    における反射係数または電圧定在波比を測定するアンテ
    ナ監視装置であって、 前記伝送線路に設けられ、前記多重波の前記アンテナへ
    の入射波と前記アンテナからの反射波とをそれぞれ検出
    する結合手段と、 前記結合手段によって検出された前記入射波と前記反射
    波をそれぞれダイオード検波して各検波信号を出力する
    ダイオード検波手段と、 前記ダイオード検波手段から出力された各検波信号に基
    づいて前記伝送線路における反射係数または電圧定在波
    比を演算する演算手段と、 温度変化に応じて、前記結合手段から前記ダイオード検
    波手段に与えられる前記入射波と前記反射波の減衰度ま
    たは増幅度を変化させる可変手段とを備える、アンテナ
    監視装置。
JP2133192U 1992-03-09 1992-03-09 アンテナ監視装置 Pending JPH0573576U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181063A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Tokimec Inc 方向性結合器、空中線整合器及び送信機
JP2009130881A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Ntt Docomo Inc 整合装置
JP2014064221A (ja) * 2012-09-24 2014-04-10 Nec Corp 無線通信装置およびその障害検出方法

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