JP2014063894A - 研磨装置及びsoiウェーハの研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの外周部におけるハネ形状の形成を抑制できる研磨装置及びこの研磨装置を用いたSOIウェーハの研磨方法を提供する。
【解決手段】定盤上に貼り付けられた研磨布と研磨ヘッドを有し、該研磨ヘッドは、円盤状のプレートの外周部に下方に延伸するように設けられたリング部材を有する保持プレートと、該保持プレートのリング部材の下面部に貼着され、かつワークの裏面が当接する発泡樹脂層を有するバッキング材と、保持プレートとバッキング材で囲まれた圧力室に流体を供給してバッキング材を押圧するための流体供給手段と、バッキング材の発泡樹脂層の下面の周辺部に設けられワークのエッジ部を保持するリング状のテンプレートを含むものであり、テンプレートは保持プレートのリング部材の内周面より内側に突出して配置され、該突出したテンプレートの突出部をバッキング材を介して上方から押さえ付ける押さえ部材を有する研磨装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は円盤状のウェーハ等のワークを研磨する研磨装置に関し、特にSOIウェーハのSOI層を微量研磨するのに好適な研磨装置と、その研磨装置を用いたSOIウェーハの研磨方法に関する。
近年、半導体装置の高集積化が進むのに伴い、その基板であるシリコン単結晶ウェーハの平坦度や表面品質の向上が厳しく要求されている。半導体装置を形成する材料ウェーハがSOIウェーハの場合、平坦度や表面品質に加えてSOI層の高い膜厚均一性も要求されるため、SOI層を研磨する際には高精度の研磨が必要である。
SOIウェーハの代表的な製造方法として、2枚のウェーハを貼り合せた後、一方のウェーハの薄膜化を研削・研磨で行う方法とイオン注入剥離法(スマートカット(登録商標)法ともいう)で行う方法が知られているが、シリコン薄膜が500nm以下の貼り合わせウェーハの製造に限定すればイオン注入剥離法が主流となっている。
イオン注入剥離法は、2枚のシリコンウェーハの少なくとも一方のウェーハ(ボンドウェーハ)の一主面に水素イオン、希ガスイオンの少なくとも一種類を注入し、ウェーハ内部にイオン注入層(剥離層)を形成させた後、該イオン注入した面と他方のシリコンウェーハ(ベースウェーハ)の一主面を直接あるいは酸化膜を介して密着させ、その後熱処理を加えて剥離層で分離する方法であり、±10nm以下のSOI層膜厚均一性を有する薄膜SOIウェーハを容易に作製できる優位性と、剥離したボンドウェーハを複数回再利用しコスト低減が図れる優位性を有している。
しかしながら、剥離直後のSOIウェーハ表面はラフネスが十分ではないために、そのままではデバイス作製用の基板としては使用できない。そこで、平坦化のための追加プロセスとして、例えば、タッチポリッシュと呼ばれる微量研磨(100nm以下の研磨代)が行われることがある。
一方、ウェーハWを囲んでそのエッジ部を保持するリング状のテンプレートを具備した研磨装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この研磨装置は、従来の研磨装置に比べ、テンプレートの高さ精度を向上させることができ、精度よくワークの研磨を行うことができるとされている。
特開2012−35393号公報
しかし、イオン注入剥離法によって作製された剥離直後のSOIウェーハのSOI層表面の平坦化を行うため、特許文献1の研磨装置を用いてSOI層表面の微量研磨を行い、研磨後のSOI層の膜厚分布を測定したところ、SOI層の外周端から数mm〜10mm程度の位置の膜厚が急激に厚くなる形状(ハネ形状)が観察され、このハネ形状によって研磨後の膜厚分布を悪化させてしまうことが分かった。
本発明は前述のような問題に鑑みてなされたもので、例えばSOIウェーハなどのワークを研磨する際、ワークの外周部におけるハネ形状の形成を抑制できる研磨装置及びこの研磨装置を用いたSOIウェーハの研磨方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、定盤上に貼り付けられた研磨布と、ワークを保持するための研磨ヘッドを有し、該研磨ヘッドは、円盤状のプレートの外周部に下方に延伸するように設けられたリング部材を有する保持プレートと、該保持プレートのリング部材の下面部に貼着され、かつ前記ワークの裏面が当接する発泡樹脂層を有するバッキング材と、前記保持プレートとバッキング材で囲まれた圧力室に流体を供給して前記バッキング材を押圧するための流体供給手段と、前記バッキング材の発泡樹脂層の下面の周辺部に設けられ前記ワークのエッジ部を保持するリング状のテンプレートを含むものであり、前記ワークの表面を前記研磨布に摺接させて研磨する研磨装置であって、前記テンプレートは前記保持プレートのリング部材の内周面より内側に突出して配置され、該突出したテンプレートの突出部を前記バッキング材を介して上方から押さえ付ける押さえ部材を有するものであることを特徴とする研磨装置が提供される。
このような研磨装置であれば、研磨中にテンプレートが圧力室側に反ってしまうのを抑制でき、ワークの外周部にハネ形状が形成されてしまうのを抑制できるものとなる。
このとき、前記押さえ部材は金属製又は樹脂製であることが好ましい。
このようなものであれば、研磨中にテンプレートが圧力室側に反ってしまうのを効果的に抑制できる。
前記押さえ部材の垂直断面形状はL字型であり、該押さえ部材の側面が前記保持プレートのリング部材の内周面に当接し、前記押さえ部材の底面で前記テンプレートの突出部を前記バッキング材を介して上方から押さえ付けるものであることが好ましい。
このようなものであれば、押さえ部材の剛性を確保してテンプレートの反りを抑制する効果を十分に発揮させつつ、ワークの外周部に対する圧力室の圧力調整への影響を最小限に抑えることができる。
また、本発明によれば、上記本発明の研磨装置を用い、前記ワークとしてSOIウェーハを用い、該SOIウェーハのSOI層を研磨することを特徴とするSOIウェーハの研磨方法が提供される。
このような研磨方法であれば、研磨中にテンプレートが圧力室側に反ってしまうのを抑制でき、SOIウェーハの外周部にハネ形状が形成されてしまうのを抑制できる。
このとき、前記研磨するSOIウェーハのSOI層の膜厚が1000nm以下であり、研磨代を100nm以下として研磨することができる。
SOI層の膜厚が1000nm以下の薄膜SOIを研磨する際、研磨代が100nm以下の微量研磨の場合には、僅かなテンプレートの反りが、面内膜厚分布の均一性に対し大きく影響するので、テンプレートの反りを抑制できる本発明が極めて有効に機能する。
またこのとき、前記研磨するSOIウェーハの前記発泡樹脂層の下面に当接する面を疎水性とすることができる。
このようにすれば、ワークの保持力をより高めることができる。
本発明の研磨装置では、テンプレートは保持プレートのリング部材の内周面より内側に突出して配置され、該突出したテンプレートの突出部をバッキング材を介して上方から押さえ付ける押さえ部材を有するものであるので、研磨中にテンプレートが圧力室側に反ってしまうのを抑制でき、ワークの外周部にハネ形状が形成されてしまうのを抑制できる。特にSOIウェーハのSOI層を研磨する場合、SOI層膜厚分布の悪化を抑制できる。
本発明の研磨装置の一例を示した概略図である。 本発明の研磨装置を用いてワークを研磨した際のテンプレート付近の様子を示した説明図である。 本発明の研磨装置における押さえ部材の一例を示した上面図である。 従来の研磨装置のテンプレート付近を拡大した概略図である。 実施例及び比較例の結果を示した図である。
以下、本発明について実施の形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記したように、従来の研磨装置を用いてSOI層表面の微量研磨を行う際にSOI層の外周部にハネ形状が形成されてしまう原因について、本発明者等が鋭意検討した結果、次のような知見を得た。
すなわち、図4に示すように、テンプレート125は、保持プレート126のリング部材128の内周面よりも内側に数mm程度突出して配置される。これは、ワークWの外周部に対しても圧力室129の圧力調整の効果が働くようにするためである。しかしながら、このテンプレート125の突出部は、その上部には軟質のバッキング材122が存在するのみで剛性の高い部材が存在しないため、研磨中に定盤からの圧力により、圧力室129側に反ってしまう。
このようにテンプレート125の突出部に反りが発生した状態で研磨が行われると、ワークWの外周部の研磨代が少なくなるため、結果として外周部にハネ形状が形成されてしまう。
そこで、発明者等は更に検討を重ね、テンプレートの突出部をバッキング材を介して上方から押さえ付ける押さえ部材によってその突出部の反りを抑制させれば上記問題を解決できることに想到し、本発明を完成させた。
図1に示すように、本発明の研磨装置1は、定盤3上に貼り付けられた研磨布4と、ワークWを保持するための研磨ヘッド2と、研磨布4上に研磨剤を供給するための研磨剤供給機構5を有するものである。
定盤3の下部には駆動軸6が垂直に連結され、その駆動軸6の下部に連結された定盤回転モータ(不図示)によって定盤3が回転できるようになっている。
図1に示すように、研磨ヘッド2は、円盤状のプレート27の外周部に下方に延伸するように設けられたリング部材28を有する保持プレート26、バッキング材22、テンプレート25を有する。図2に示すように、バッキング材22は例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムなどからなる樹脂シート層23とその表面に形成された発泡ポリウレタン等からなる発泡樹脂層24で構成される。バッキング材22の発泡樹脂層24は下方に向けられ、樹脂シート層23は保持プレート26のリング部材28の下面部に貼着される。
研磨するワークWは、その裏面が発泡樹脂層24に当接して保持される。ワークWを保持する際にはバッキング材22に水を含ませ、水の表面張力によりワークWを確実に保持することができる。
バッキング材22の発泡樹脂層24の下面の周辺部にはリング状のテンプレート25が設けられている。このテンプレート25は、ワークWのエッジ部を保持してワークWの飛び出しを防止するためのものである。テンプレート25の内径は研磨する例えば円盤状のウェーハなどのワークの直径よりも1〜2mm程度大きく形成することができる。
研磨ヘッド2には、保持プレート26とバッキング材22で囲まれた圧力室29が形成され、この圧力室29に流体を供給してバッキング材22を押圧するための流体供給手段30が設けられている。流体供給手段30で流体を圧力室29に供給してバッキング材22を押圧することにより、ワークWを研磨布4に対して押圧できる。
図2に示すように、テンプレート25は保持プレート26のリング部材28の内周面より内側に数mm程度突出して配置される。このテンプレート25の突出部の幅は特に限定されないが、例えば5mm程度とすることができる。このようにすれば、ワークWの外周部に対する押圧を効果的に調整できる。
更に、図1、2に示すように、本発明の研磨装置1は、テンプレート25の突出部をバッキング材22を介して上方から押さえ付ける押さえ部材21を有する。この押さえ部材21により、研磨中にテンプレート25の突出部が圧力室29側に反ってしまうのを抑制できる。
押さえ部材21の材質としては、剛性を有する、例えばSUSやAlなどの金属や、エポキシ樹脂やPOM(ポリアセタール)材などの樹脂とすることが好ましい。このような材質の押さえ部材21を設ければ、テンプレート25の突出部が圧力室29側に反るのを効果的に抑制できる。
尚、このような押さえ部材21をテンプレート25の突出部の上方に設置すると、ワークの外周部に対する圧力室の圧力調整が作用しにくくなることが懸念されるが、押さえ部材21の底面とバッキング材22とを接着しない構造にすれば、ワークWの外周部に対する圧力調整が妨げられることを抑制できる。
図2に示すように、押さえ部材21の垂直断面形状はL字型とし、押さえ部材21の側面が保持プレート26のリング部材28の内周面に当接し、押さえ部材21の底面でテンプレート25の突出部をバッキング材22を介して上方から押さえ付けるものであることが好ましい。
このようなものであれば、押さえ部材21の剛性を確保してテンプレート25の突出部の反りを効果的に抑制しつつ、ワークの外周部に対する圧力室の圧力調整への影響を最小限に抑えることができる。
上記L字型の押さえ部材21は、図3に示すように、リング部材28の内周面の全面に当接する円筒状の一体構造のものとすることができる。或いは、円筒状の一体構造が分割され、リング部材28の内周面に隙間をあけて部分的に当接するものとすることもできる。
本発明の研磨装置1を用いてワークWを研磨する際には、研磨剤供給機構5から研磨布4上に研磨剤を供給するとともに、定盤3と研磨ヘッド2をそれぞれ回転させてワークWの表面を研磨布4に摺接させながら、ワークWを研磨布4に対して押圧して研磨を行う。
このような研磨装置であれば、上記したように、研磨中にテンプレート25の突出部が圧力室29側に反ってしまうのを抑制できるので、ワークの外周部にハネ形状が形成されてしまうのを抑制でき、特にSOIウェーハのSOI層の微量研磨においても、研磨前の面内膜厚分布の均一性を維持できる。
本発明のSOIウェーハの研磨方法では、上記した本発明の研磨装置を用い、ワークとしてSOIウェーハを用い、該SOIウェーハのSOI層を研磨する。特に、研磨するSOIウェーハのSOI層の膜厚を1000nm以下、研磨代を100nm以下とすることができる。このような微量研磨の場合には、僅かなテンプレートの反りが、面内膜厚分布の均一性に対し大きく影響するので、テンプレートの反りを抑制できる本発明を好適に適用できる。
また、研磨するSOIウェーハの発泡樹脂層の下面に当接する面は、研磨前の洗浄工程の最終薬液としてHF水溶液を用いることで疎水性としておくことが好ましい。疎水性の面は親水性の面に比べてバッキング材の保持力が高いので、ワークを安定して保持できる。
以下、本発明の実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例)
図1に示すような本発明の研磨装置を用いてSOIウェーハを研磨し、SOI膜厚分布を評価した。
研磨したSOIウェーハは、直径が300mm、SOI膜厚が88nm、BOX層厚が146nmのものを用いた。研磨前の洗浄工程でHF水溶液を用いて洗浄し、発泡樹脂層の下面に当接するSOIウェーハの裏面を疎水性にした。
テンプレートはガラスエポキシ樹脂製のものを用い、その内径を302mmとし、保持プレートのリング部材の内周面より内側に突出した突出部の幅を5.5mmとした。
バッキング材は、PETフィルムからなる樹脂シート層及び発泡ウレタンからなる発泡樹脂層を有するものを用いた。
押さえ部材の材質はPOM製とし、垂直断面形状がL字型で、リング部材の内周面の全面に当接する円筒状の側面を有するものとした。また、L字型の底面の幅を4mmとした。
研磨前にSOI膜厚分布を測定したところ、平均87.8nm、P−V(Peak to Valley)値は1.1nmであった。
研磨後にSOI膜厚分布を測定したところ、平均57.2nm、P−V値は2.9nmであった。研磨後のP−V値が1.8nm増加したが、比較的小さい値に抑えることができた。また、図5に示すように、研磨後のウェーハの外周部にハネ形状は観察されなかった。更に、研磨代の面内分布のP−V値も2.6nmに抑制することができた。
このようにして本発明の研磨装置は、例えばSOIウェーハなどのワークを研磨する際、ワークの外周部におけるハネ形状の形成を抑制できるものであることが確認できた。
(比較例)
押さえ部材を有さない従来の研磨装置を用いた以外、実施例と同様な条件でSOIウェーハを研磨し、実施例と同様な方法で評価した。
研磨前のSOI膜厚分布は平均88.1nm、P−V値は1.0nmであったのに対し、研磨後のSOI膜厚分布は平均56.4nm、P−V値は3.4nmと大きかった。また、図5に示すように、研磨後のウェーハの外周部にハネ形状が明確に形成されていた。これは、外周部の研磨代が中央部に比べて小さかったことを示しており、そのため、研磨代の面内分布のP−V値は3.2nmと大きくなってしまった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1…研磨装置、 2…研磨ヘッド、 3…定盤、 4…研磨布、
5…研磨剤供給機構、 6…駆動軸、
21…押さえ部材、 22…バッキング材、 23…樹脂シート層、
24…発泡樹脂層、 25…テンプレート、 26…保持プレート、
27…プレート、 28…リング部材、 29…圧力室、 30…流体供給手段。

Claims (6)

  1. 定盤上に貼り付けられた研磨布と、ワークを保持するための研磨ヘッドを有し、該研磨ヘッドは、円盤状のプレートの外周部に下方に延伸するように設けられたリング部材を有する保持プレートと、該保持プレートのリング部材の下面部に貼着され、かつ前記ワークの裏面が当接する発泡樹脂層を有するバッキング材と、前記保持プレートとバッキング材で囲まれた圧力室に流体を供給して前記バッキング材を押圧するための流体供給手段と、前記バッキング材の発泡樹脂層の下面の周辺部に設けられ前記ワークのエッジ部を保持するリング状のテンプレートを含むものであり、前記ワークの表面を前記研磨布に摺接させて研磨する研磨装置であって、
    前記テンプレートは前記保持プレートのリング部材の内周面より内側に突出して配置され、該突出したテンプレートの突出部を前記バッキング材を介して上方から押さえ付ける押さえ部材を有するものであることを特徴とする研磨装置。
  2. 前記押さえ部材は金属製又は樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記押さえ部材の垂直断面形状はL字型であり、該押さえ部材の側面が前記保持プレートのリング部材の内周面に当接し、前記押さえ部材の底面で前記テンプレートの突出部を前記バッキング材を介して上方から押さえ付けるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の研磨装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の研磨装置を用い、前記ワークとしてSOIウェーハを用い、該SOIウェーハのSOI層を研磨することを特徴とするSOIウェーハの研磨方法。
  5. 前記研磨するSOIウェーハのSOI層の膜厚が1000nm以下であり、研磨代を100nm以下として研磨することを特徴とする請求項4に記載のSOIウェーハの研磨方法。
  6. 前記研磨するSOIウェーハの前記発泡樹脂層の下面に当接する面を疎水性とすることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のSOIウェーハの研磨方法。

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