JP2014063074A - 現像カートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】シールを容易に組み付けることができ、現像剤の漏れを抑制することのできる現像カートリッジを提供すること。
【解決手段】
現像カートリッジ7において、現像フレーム27は、現像ローラ11と層厚規制ブレード13とを備えており、現像フレーム27と現像ローラ11との間には、ロアシール105が設けられ、現像フレーム27と層厚規制ブレード13との間には、アッパシール107が設けられている。現像フレーム27に対して、ロアシール105は第1規制突起68と、アッパシール107は第2規制突起82との、粘着を伴わない接触により、左右方向への移動を規制される。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に装着される現像カートリッジに関する。
従来より、現像カートリッジが着脱自在に装着される電子写真方式のプリンタが知られている。
このようなプリンタに着脱自在に装着される現像装置は、トナーを収容するケースと、そのケースに支持され、トナーを担持する現像ローラと、現像ローラの表面に担持されるトナーの層厚を規制する層厚規制ブレードとを備えている。
このような現像装置では、現像ローラと層厚規制ブレードとが、ケースの開口に臨むように配置されているので、ケースと現像ローラとの隙間、または、ケースと層厚規制ブレードとの隙間から、トナーが漏れることを防止する必要がある。
そこで、例えば、ケースとの間の隙間からトナーの漏れを防止するためのロアフィルムおよびアッパシールを備える現像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そのような現像装置では、現像ローラがロアフィルムを押圧して、現像ローラとケースの間からのトナー漏れを抑制するとともに、層厚規制ブレードがアッパシールを押圧して、層厚規制ブレードとケースの間からのトナー漏れを抑制している。
特開2007−188109号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載の現像装置では、ロアフィルムおよびアッパシールは、ケースに対して両面テープによって貼着されている。
そのため、ロアフィルムおよびアッパシールをケースに対して組み付けるときに、両面テープにしわが寄った場合には、そのしわとケースとの隙間からトナーが漏れるという不具合を生じる場合がある。
また、そのようなしわが寄らないように、両面テープの貼着には慎重を要する。
そこで、本発明の目的は、シールを容易に組み付けることができ、現像剤の漏れを抑制することのできる現像カートリッジを提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の現像カートリッジは、現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤収容部の内外を連通し、長手方向に延びる開口とを有する筐体と、開口に対して、現像剤収容部の反対側に設けられる取付部材と、長手方向に延び、筐体と取付部材との間に配置されるシールと、筐体から長手方向と交差する交差方向に延びる突起であって、シールと筐体との間、および/または、シールと取付部材との間に設けられ、シールとの粘着を伴わない接触により、シールの長手方向への移動を規制する突起とを備えている。
このような構成によれば、シールを突起に接触させることによって、粘着を伴うことなく、シールの長手方向への移動を規制することができる。
そのため、シールを、筐体に対して、突起に接触させるという簡易な構成により、組み付けることができる。
その結果、シールを筐体に容易に組み付けることができながら、筐体からの現像剤の漏れを確実に抑制することができる。
(2)また、シールは、筐体と接触する第1面と、交差方向において、第1面に対して、筐体の反対側に形成される第2面とを備え、突起の先端部は、シールが取付部材と接触した状態において、第1面と第2面との間に位置してもよい。
このような構成によれば、シールに突起を刺すように接触させることによって、突起の先端部をシールの第1面と第2面との間に配置させることができる。
そのため、シールを筐体に対して確実に組み付けることができるとともに、シールの長手方向への移動を確実に規制することができる。
(3)また、取付部材は、現像ローラであってもよい。
このような構成によれば、筐体と現像ローラとの間にシールが配置されている。
そのため、筐体と現像ローラとの間から現像剤が漏れることを抑制することができる。
(4)また、シールは、シールにおける現像ローラの回転方向下流側端部に配置され、第1面と第2面とをつなぐ第3面を備え、筐体は、第3面と接触可能な第1壁を備えていてもよい。
このような構成によれば、シールは、現像ローラの回転に追従すると、その第3面が第1壁に押圧される。
そのため、シールが、現像ローラの回転に追従しても、回転方向下流側に移動することを、第1壁によって規制することができる。
(5)また、シールは、シールにおける現像ローラの回転方向上流側端部に配置され、第1面と第2面とをつなぐ第4面を備え、筐体は、第4面と接触可能な第2壁を備えていてもよい。
このような構成によれば、第1壁と第2壁との間にシールを配置することができる。
そのため、筐体に対して、シールの確実な位置決めをすることができる。
(6)また、筐体は、第1壁と第2壁とを連結する第3壁を備え、突起は、第3壁に設けられていてもよい。
このような構成によれば、第1壁と第2壁とを連結する第3壁が設けられているので、シールを、第1壁と第2壁との間に配置するとともに、第3壁によって確実に支持することができる。
また、第3壁に突起が設けられているので、シールと突起とを確実に接触させることができる。
そのため、シールを確実に支持することができながら、シールの長手方向への移動を規制することができる。
(7)また、第2壁は、第4面と接触され、第3壁から交差方向に向かうに従って、回転方向上流側に傾斜する壁側傾斜面を備えていてもよい。
このような構成によれば、シールの第4面を、第2壁の壁側傾斜面に沿うようにして、シールを筐体に組み付けることができる。
そのため、シールを筐体に対して、位置精度よく組み付けることができる。
(8)また、交差方向は、第1壁と第2壁との対向方向と直交する直交方向であって、第1壁は、第3壁から連続して、直交方向に延びる直交面を備えていてもよい。
このような構成によれば、シールが現像ローラの回転に追従して移動する方向と、直交面とは、略直角をなしている。
そのため、現像ローラの回転に追従するシールは、第1壁の直交面を、略直角に押圧する。
その結果、シールと第1壁とが密着し、筐体からの現像剤の漏れをより確実に抑制することができる。
(9)また、第1壁は、第3面と接触され、第3壁から交差方向に向かうに従って、回転方向下流側に傾斜する壁側傾斜面を備えていてもよい。
このような構成によれば、シールの第3面を、第1壁の壁側傾斜面に沿うようにして、シールを筐体に組み付けることができる。
そのため、シールを筐体に対して、より位置精度よく組み付けることができる。
(10)また、突起は、第3壁から交差方向へ向かうに従って、回転方向上流側に傾斜する突起側傾斜面を備えていてもよい。
このような構成によれば、シールが現像ローラの回転に追従して、突起を回転方向下流側に向けて押圧するときに、突起は回転方向上流側に傾斜する突起側傾斜面を備えているので、突起をシールに対して確実に食い込ませることができる。
そのため、シールを筐体に対して確実に組み付けることができる。
(11)また、突起側傾斜面と、第3壁におけるシールと接触する面とのなす角度は鋭角であってもよい。
このような構成によれば、シールが筐体から、第1壁と第2壁との対向方向と直交する直交方向に沿って離脱されることを抑制することができる。
(12)また、第3壁は、第1壁と第2壁との間において、凹部を備え、凹部には、突起が形成されていてもよい。
このような構成によれば、突起を凹部に設ける場合には、突起を第3壁に直接設けるよりも、凹部が凹んでいる分、突起の突出長さを確保することができる。
そのため、突出長さの長い突起に、シールを接触させることができるので、シールの長手方向への移動を確実に規制することができる。
また、突起に接触されることによるシールの変形を、凹部によって、吸収することができる。
その結果、凹部が形成される分、筐体の省スペース化を図ることができる。
(13)また、凹部は、現像剤を蓄積する蓄積部であってもよい。
このような構成によれば、現像剤が筐体とシールとの間に侵入したときには、現像剤を蓄積部に貯留させることができる。
そのため、現像剤が筐体とシールとの間に侵入することによって、筐体とシールとの間に隙間を形成することなく、筐体からの現像剤の漏れを確実に抑制することができる。
(14)また、突起は、第1壁と第2壁との間において、現像ローラの回転方向の下流側に設けられていてもよい。
このような構成によれば、突起が現像ローラの回転方向の下流側、すなわち、第1壁側に設けられているので、現像ローラが回転したときに、シールと第1壁との間に隙間ができないように、シールを配置することができる。
そのため、シールと第1壁との間からの現像剤の漏れをより確実に抑制することができる。
(15)また、突起は、現像ローラの回転方向に沿って複数設けられていてもよい。
このような構成によれば、突起が、現像ローラの回転方向に沿って、複数設けられているので、シールが現像ローラの回転に追従して移動することを確実に規制することができる。
(16)また、現像カートリッジは、現像剤を担持する現像ローラと、現像ローラ上の現像剤の量を規制する層厚規制部材とをさらに備え、取付部材は、層厚規制部材であってもよい。
このような構成によれば、筐体と層厚規制部材との間にシールが配置されている。
そのため、筐体と層厚規制部材との間から現像剤が漏れることを抑制することができる。
(17)また、突起は、層厚規制部材に設けられていてもよい。
このような構成によれば、突起が層厚規制部材に設けられているので、筐体に突起を設けることなく、シールを筐体に組み付けた後に、層厚規制部材に設けられる突起によって、シールの長手方向への移動を規制することができる。
そのため、筐体からの現像剤の漏れを確実に抑制することができる。
(18)また、シールは、取付部材と接触するフィルム部材と、フィルム部材を取付部材へ向けて押圧する押圧部材とを備えていてもよい。
このような構成によれば、シールにおいて、フィルム部材を押圧部材により確実に取付部材に押圧させることができる。
そのため、シールと取付部材との間から現像剤が漏れることをより確実に抑制することができる。
(19)また、突起は、シールの長手方向両端部と接触してもよい。
このような構成によれば、シールの長手方向両端部における長手方向への移動を規制することができる。
そのため、シールの長手方向両端部から現像剤が漏れることを抑制することができる。
(20)また、突起は、長手方向両端部において、複数設けられていてもよい。
このような構成によれば、シールの長手方向両端部における長手方向への移動を確実に規制することができる。
そのため、シールの長手方向両端部から現像剤が漏れることをより抑制することができる。
(21)また、突起は、筐体と一体的に形成されていてもよい。
このような構成によれば、突起を筐体と一体的に形成することができるので、製造工数および部品点数の低減を図ることができる。
本発明のカートリッジでは、シールを容易に組み付けることができ、現像剤の漏れを抑制することができる。
図1は、プリンタの第1実施形態を示す側断面図である。 図2は、図1に示される現像カートリッジの右上側から見た斜視図である。 図3は、図2に示す現像カートリッジのロアシールおよびアッパシールの組み付けを示す分解斜視図である。 図4は、図2に示す現像カートリッジの層厚規制ブレードの組み付けを示す分解斜視図である。 図5は、図2に示す現像カートリッジの現像ローラの組み付けを示す。分解斜視図である。 図6(a)は、図2に示す現像カートリッジの側断面図であり、図6(b)は、アッパシールがアッパシール保持部に保持された状態の要部拡大図であり、図6(c)は、ロアシールがロアシール保持部に保持された状態の要部拡大図である。 図7(a)は、本発明の現像カートリッジの第2実施形態における要部を示す側断面図であり、図7(b)は、本発明の現像カートリッジの第3実施形態における要部を示す側断面図である。 図8(a)は、本発明の現像カートリッジの第4実施形態における要部を示す側断面図であり、図8(b)は、本発明の現像カートリッジの第5実施形態における層厚規制ブレードの前下側から見た斜視図である。 図9は、本発明の現像カートリッジの第6実施形態の右上側から見た斜視図である。 図10は、図9に示す現像カートリッジの組み付けを説明するための説明図であって、(a)は、ロアシール保持部にロアシールが保持される前の状態を示し、(b)は、ロアシール保持部にロアシールが保持され、嵌合ピンが嵌合される前の状態を示し、(c)は、ロアシール保持部に嵌合ピンが嵌合された状態を示す。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、プリンタ1は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラープリンタである。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とし、具体的には、各図に示した矢印方向を基準とする。
プリンタ1は、略ボックス形状の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2の上端部には、本体開口部3を開閉するトップカバー4が、その後端部を支点として揺動可能に設けられている。プリンタ1は、複数(4つ)のプロセスカートリッジ5を備えている。
すべてのプロセスカートリッジ5は、本体ケーシング2内に着脱可能に設けられ、互いに間隔を隔てて並列配置されている。また、複数(4つ)のプロセスカートリッジ5は、それぞれ、複数(4つ)の色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)のうちの1つに対応している。
プロセスカートリッジ5は、ドラムカートリッジ6と、ドラムカートリッジ6に着脱可能に装着される現像カートリッジ7とを備えている。
ドラムカートリッジ6は、感光ドラム8とスコロトロン型帯電器9とを備えている。
感光ドラム8は、左右方向に長手の略円筒形状に形成されており、ドラムカートリッジ6に回転可能に設けられている。
スコロトロン型帯電器9は、感光ドラム8の後上側に対向配置されている。
現像カートリッジ7は、現像ローラ11と、現像ローラ11にトナーを供給する供給ローラ12とを備えている。
現像ローラ11は、左右方向に延びる現像ローラ軸87と、その現像ローラ軸87を被覆するゴムローラ88とを備えている。
現像ローラ軸87は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
ゴムローラ88は、現像ローラ軸87を被覆し、現像ローラ軸87の左右方向両端部が露出されるように設けられている。
そして、現像ローラ11は、現像ローラ軸87の左右方向両端部が、現像フレーム27(後述)の両側壁35間に回転可能に支持されるように設けられ、感光ドラム8に対して前上側から接触されている。
供給ローラ12は、左右方向に延びる供給ローラ軸89と、その供給ローラ軸89を被覆するスポンジローラ90とを備えている。
供給ローラ軸89は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
スポンジローラ90は、供給ローラ軸89を被覆し、供給ローラ軸89の左右方向両端部が露出されるように設けられている。
そして、供給ローラ12は、供給ローラ軸89の両端部が、現像フレーム27(後述)の両側壁35間に回転可能に支持されるように設けられ、現像ローラ11に対して前上側から接触されている。
また、現像カートリッジ7は、現像ローラ11に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制部材の一例としての層厚規制ブレード13を備えている。
また、現像カートリッジ7には、現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
現像カートリッジ7内のトナーは、供給ローラ12と現像ローラ11との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード13により、一定厚さの薄層として現像ローラ11の表面に担持される。
一方、感光ドラム8の表面は、スコロトロン型帯電器9によって一様に帯電された後、感光ドラム8の上側に対向配置されるLEDユニット10によって所定の画像データに基づいて露光される。これにより、感光ドラム8の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ11に担持されるトナーが感光ドラム8の表面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム8の表面上にトナー像(現像剤像)が担持される。
用紙Pは、本体ケーシング2の底部に設けられる給紙トレイ18内に収容されており、各種ローラによって、後上側へUターンするように搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム8と搬送ベルト19との間に給紙される。そして、搬送ベルト19によって、すべての感光ドラム8とすべての転写ローラ20との間を前側から後側に向かって搬送される。このとき、用紙Pにトナー像が転写される。
そして、用紙Pは、加熱ローラ21と加圧ローラ22との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Pには、トナー像が熱定着される。
その後、用紙Pは、前上側へUターンするように搬送されて、トップカバー4に設けられる排紙トレイ23に排紙される。
2.現像カートリッジ
現像カートリッジ7は、図2および図6に示すように、筐体の一例としての現像フレーム27を備えている。
なお、現像フレーム27の右側には、外部から電力が入力される給電ユニット31が設けられ、現像フレーム27の左側には、プリンタ1から駆動力が入力されるギア列(図示せず)を有する駆動ユニット32が設けられている。
なお、以下の現像カートリッジ7の説明において、方向について言及するときには、現像ローラ11が配置されている側(図6における紙面右側)が現像カートリッジ7の後側(前後方向(第1方向)一方側)であり、その反対側(図6における紙面左側)が前側(前後方向(第1方向)他方側)である。また、層厚規制ブレード13が配置されている側(図6における紙面上側)を上側(上下方向(第2方向)一方側)とし、その反対側(図6における紙面下側)を下側(上下方向(第2方向)他方側)とする。また、現像カートリッジ7を前側から見たときを左右の基準とする。つまり、図6の紙面手前側が右側(左右方向(第3方向)一方側)であり、紙面奥側が左側(左右方向(第3方向)他方側)である。すなわち、現像カートリッジ7に関する上下前後方向は、プリンタ1に関する上下前後方向と若干異なり、現像カートリッジ7は、その後側がプリンタ1の後下側、その前側がプリンタ1の前上側となるように、プリンタ1およびドラムカートリッジ6に装着されている。
現像フレーム27は、図3および図6(a)に示すように、左右方向に延び、後上側に向かって開放される略ボックス形状に形成されており、下フレーム28と、下フレーム28に組み合わされる上フレーム29とを備えている。
(1)下フレーム
下フレーム28は、1対の側壁35と、下壁36と、前壁37とを備えている。
(1−1)側壁
1対の側壁35は、図3に示すように、上下前後に延びる側面視略矩形状の略平板形状に形成され、互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。また、側壁35には、第1被当接部38と、ブレード固定部39と、係合溝41と、供給ローラ露出穴42と、現像ローラ露出溝43とが形成されている。
第1被当接部38は、側壁35の前側部分において、その上端部から左右方向外側に延びる略平板形状に形成されている。
ブレード固定部39は、側壁35の後側部分において、その上端部から左右方向内側に向かって突出する略角柱形状に形成されている。また、ブレード固定部39は、第1ねじ穴40を備えている。
第1ねじ穴40は、ブレード固定部39の後面から前方に向かって凹む、略円形状に形成されている。第1ねじ穴40の内周面には、ねじ山が形成されている。
係合溝41は、側壁35の後側部分の上端部の左右方向内面から、左右方向外側へ凹む凹溝として形成されている。係合溝41の前面と、ブレード固定部39の後面とは連続し、略面一となるように形成されている。
供給ローラ露出穴42は、側壁35の下側後端部において、側面視略矩形状に貫通形成されている。供給ローラ露出穴42の内寸は、供給ローラ12の供給ローラ軸89の左右方向端部の直径よりも長い。そして、供給ローラ軸89の左右方向端部は、供給ローラ露出穴42を介して、側壁35から左右方向外側へ露出されている。
現像ローラ露出溝43は、側壁35の上側後端部において、後上側に開放される側面視略U字形状に貫通形成されている。現像ローラ露出溝43の上下方向長さは、現像ローラ11の現像ローラ軸87の左右方向端部の直径よりも広く形成されている。そして、現像ローラ軸87の左右方向端部は、現像ローラ露出溝43を介して、側壁35から左右方向外側へ露出されている。
(1−2)下壁
下壁36は、左右方向に延びる略平板形状に形成され、両側壁35の下端部間に一体的に架設されている。下壁36は、図6(a)に示すように、湾曲壁48と、円弧壁49と、区画壁44と、ロアシール保持部45とが一体的に形成されている。
湾曲壁48は、下壁36の前側部分において、側断面視略W字状に形成されている。
円弧壁49は、湾曲壁48の後端部から連続し、供給ローラ12の回転軌跡に沿う略円弧形状に形成されている。また、円弧壁49には、1対の供給サイドシール46が設けられている(図3参照)。
1対の供給サイドシール46は、図3に示すように、円弧壁49の両端部の上面に配置されている。供給サイドシール46は、側面視略矩形状に形成され、その側面視略中央部分には、供給ローラ軸89の通過を許容するように、左右方向に沿って貫通する挿通穴47が形成されている。また、供給サイドシール46の上面は、現像ローラ11のゴムローラ88の周面に沿って前下側に窪む側面視略円弧状に形成されて。
区画壁44は、図6(a)に示すように、下壁36における前側部分と後側部分との連続部分に設けられ、上方に向かって突出する側断面視略三角形状に形成され、左右方向に延びるように形成されている。
ロアシール保持部45は、図6(c)に示すように、第1壁の一例としてのロアシール保持前壁60と、第3壁の一例としてのロアシール保持底壁62と、第2壁の一例としてのロアシール保持後壁61とを備えている。
ロアシール保持前壁60は、円弧壁49の後端部から連続して、上方に向かって突出する側断面視略矩形状の略平板形状に形成されている。ロアシール保持前壁60の後面は、ロアシール保持部直交面65として区画されている。
ロアシール保持底壁62は、円弧壁49の後端部、および、ロアシール保持前壁60の下端部から連続して、後方に向かって延びる側断面視略矩形状の略平板形状に形成されている。なお、ロアシール保持底壁62の上面と、ロアシール保持前壁60のロアシール保持部直交面65とのなす角度は、略直角である。つまり、ロアシール保持部直交面65は直交面の一例として構成されている。また、ロアシール保持底壁62には、複数(2つ)の凹部および蓄積部の一例としての第1蓄積凹部67が形成されている。
複数の第1蓄積凹部67は、図3に示すように、ロアシール保持底壁62の上面の前端部において、左右方向に間隔を隔てて、左端部および右端部にそれぞれ形成されている。第1蓄積凹部67は、ロアシール保持底壁62の上面から下方に向かって、左右方向に長手の平面視略矩形状に窪むように形成されている。第1蓄積凹部67には、複数(4つ)の突起の一例としての第1規制突起68が設けられている。
第1規制突起68は、図3および図6(c)に示すように、第1蓄積凹部67の下面および後面と一体的に形成されており、第1蓄積凹部67の下面から上方に向かって延び、その先端部(第1先端部69とする)が、ロアシール保持底壁62の上面よりも上方に配置されるように突出形成されている。第1規制突起68は、上方に向かうに従って、後側に傾斜するように形成されており、その後面が規制突起傾斜面70として区画されている。つまり、規制突起傾斜面70は、突起側傾斜面の一例として構成されている。
規制突起傾斜面70とロアシール保持底壁62の上面とがなす角度は、略80°(鋭角)となるように形成されている。
ロアシール保持後壁61は、ロアシール保持底壁62の後端部から連続して、上方および下方に向かって延びる側断面視略矩形状の略平板形状に形成されている。ロアシール保持後壁61の上側部分における前面は、ロアシール保持部傾斜面71として区画されている。
ロアシール保持部傾斜面71は、ロアシール保持底壁62の上面の後端縁から、上方に向かうに従って、後側に傾斜している。つまり、ロアシール保持部傾斜面71は、壁側傾斜面の一例として構成されている。
(1−3)前壁
前壁37は、下壁36の湾曲壁48の前端部から連続し、側壁35の前端部間に一体的に架設され、上方へ向かうに従って後方へ傾斜するように形成されている。
また、前壁37の上端部には、第2被当接部50が形成されている。第2被当接部50は、図6(a)に示すように、前壁37の上端から連続して、前上側に延びる略平板形状に形成されている。
(2)上フレーム
上フレーム29は、前側上壁51と後側上壁52とを一体的に備えている。
前側上壁51は、膨出部53と当接部54とを備えている。
膨出部53は、前側上壁51の中央部分において、上側に膨出するように形成されている。
当接部54は、略平板形状に形成され、膨出部53を囲むように、膨出部53の左右方向両側および前側に設けられている。また、当接部54は、上フレーム29が下フレーム28に組み合わされたときに、前壁37の第2被当接部50、および両側壁35の第1被当接部38と対応するように形成されている。
後側上壁52は、前側上壁51の後端部から連続して後方に延びる略平板形状に形成されている。後側上壁52は、アッパシール保持部55を備えている。
アッパシール保持部55は、第1壁の一例としてのアッパシール保持上壁75と、第3壁の一例としてのアッパシール保持前壁77と、第2壁の一例としてのアッパシール保持下壁76とを備えている。
アッパシール保持上壁75は、図6(b)に示すように、上フレーム29の後側上壁52の後端部から連続して、後方に向かって突出する側断面視略矩形状の略平板形状に形成されている。アッパシール保持上壁75の下面は、アッパシール保持部直交面80として区画されている。
アッパシール保持前壁77は、上フレーム29の後側上壁52の後端部、および、アッパシール保持上壁75の前端部から連続して、下方に向かって延びる側断面視略矩形状の略平板形状に形成されている。なお、アッパシール保持前壁77の後面と、アッパシール保持上壁75のアッパシール保持部直交面80とのなす角度は、略直角である。つまり、アッパシール保持部直交面80は、直交面の一例として構成されている。また、アッパシール保持前壁77には、複数(2つ)の凹部および蓄積部の一例としての第2蓄積凹部81が形成されている。
2つの第2蓄積凹部81は、アッパシール保持前壁77の後面において、上下方向に間隔を隔てて、上端部および下端部にそれぞれ形成されている。第2蓄積凹部81は、図3に示すように、アッパシール保持前壁77の後面から前方に向かって、アッパシール保持前壁77の左右方向全域にわたって、平面視略矩形状に窪むように形成されている。第2蓄積凹部81には、複数(17個)の規制部および突起の一例としての第2規制突起82が設けられている。
第2規制突起82は、図6(b)に示すように、第2蓄積凹部81の前面から後方に向かって延び、その先端部(第2先端部83とする)が、アッパシール保持前壁77の後面よりも後方に配置されるように突出形成されている。そして、2つの第2蓄積凹部81に設けられる第2規制突起82のそれぞれは、上下方向に投影したときに重なるように配置されている。
アッパシール保持下壁76は、アッパシール保持前壁77の下端部から連続して、後方に向かって延びる側断面視略矩形状の略平板形状に形成されている。アッパシール保持下壁76の上面は、アッパシール保持部直交面84として区画されている。
なお、アッパシール保持前壁77の後面と、アッパシール保持部直交面84とのなす角度は、略直角である。
(3)現像フレーム
そして、図6(a)に示すように、下フレーム28と上フレーム29とが組み合わされると、現像フレーム27には、区画壁44より前側の空間にトナー収容室56が区画され、区画壁44より後側の空間に現像室57が区画され、区画壁44の上方に開口部の一例としての連通口58が形成される。すなわち、トナー収容室56と現像室57とは、連通口58により連通されている。
トナー収容室56には、各色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応するトナーが収容されている。
現像室57には、後方に向かって開放される開放口59が形成されている。具体的には、ロアシール保持部45のロアシール保持後壁61の上端部、および、アッパシール保持部55のアッパシール保持部直交面84の後端部により区画されている。
また、現像室57には、現像ローラ11と、供給ローラ12と、層厚規制ブレード13と、シールの一例としてのロアシール105と、現像サイドシール106(図3参照)と、シールの一例としてのアッパシール107とが設けられている。
現像ローラ11は、後で詳述するが、そのゴムローラ88が開放口59から後側および上側が露出するように、現像室57の後端部に配置されている。現像ローラ11は、現像時には、本体ケーシング2に設けられるモータなどの駆動源(図示せず)からの駆動力が伝達される。また、現像ローラ11には、現像時において、電源(図示せず)から現像バイアスが印加される。駆動源(図示せず)からの駆動力が伝達されると、現像ローラ11は、現像ローラ軸87の軸線を回転中心として、矢印で示す回転方向X(右側面視時計回り)に回転駆動される。これにより、ゴムローラ88の表面には、トナー収容室56から供給されるトナーが担持される。
供給ローラ12は、上記したように、両側壁35の供給ローラ露出穴42に供給ローラ軸89が回転可能に支持されることにより、円弧壁49内に配置されている。供給ローラ12は、現像時において、本体ケーシング2に設けられるモータなどの駆動源(図示せず)からの駆動力が伝達される。また、供給ローラ12には、現像時において、電源(図示せず)から供給バイアスが印加される。駆動源(図示せず)からの駆動力が伝達されると、供給ローラ12は、現像ローラ11と対向接触する部分において、現像ローラ11と逆方向に回転するように、図4において矢印方向(右側面視時計方向)に回転駆動される。
層厚規制ブレード13は、上フレーム29の後端部を左右方向全域にわたって被覆するように配置されている。層厚規制ブレード13は、ブレード部材92と、支持部材93と、補強部材94とを備えている。
ブレード部材92は、弾性を有する薄い金属板などから形成され、左右方向に長手の平面視略矩形状の略平板形状に形成されている。ブレード部材92には、接触部95が設けられている。
接触部95は、ウレタンゴムなどの弾性樹脂からなり、ブレード部材92の下端部の後面において、左右方向に沿って設けられ、後方に突出する側断面視略円弧形状に形成されている。
また、ブレード部材92の左右方向両端部には、正面視略円形状の貫通穴(図示せず)が形成されている。
支持部材93は、ブレード部材92よりも厚い金属板などから、側断面視略L字状に形成されている。詳しくは、支持部材93は、前後方向に延びる水平部分と、水平部分の後端部から下方に延びる垂直部分とを備えている。支持部材93には、複数(2つ)の係合部96(図4参照)と、複数(4つ)の第2ねじ穴99とが設けられている。
係合部96は、図4に示すように、支持部材93の垂直部分における左右方向両端部から、左右方向外側に向かって突出する略角柱形状に形成されている。
複数の第2ねじ穴99は、図6(a)に示すように、支持部材93の水平部分を厚み方向(上下方向)に貫通するように、左右方向に間隔を隔てて形成されている。
また、支持部材93の垂直部分の左右方向両端部には、正面視略円形状の貫通穴(図示せず)が形成されている。
補強部材94は、支持部材93と同様に、ブレード部材92よりも厚い金属板などから、側断面視略L字状に形成されており、前後方向に延びる水平部分と、水平部分の後端部から下方に延びる垂直部分とを備えている。
補強部材の水平部分には、支持部材93の第2ねじ穴99と同じ間隔を隔てて、4つの貫通穴(図示せず)が形成されている。
また、補強部材94の垂直部分の左右方向両端部には、正面視略円形状の貫通穴(図示せず)が形成されている。
そして、ブレード部材92が、支持部材93の垂直部分の後面に取り付けられ、支持部材93に上方から被さるように、補強部材94が支持部材93に対して組み合わされている。詳しくは、支持部材93と補強部材94とは、その水平部分同士が上下方向に対向するとともに、その垂直部分同士が前後方向に対向する。
そして、ねじ100が、補強部材94の水平部分の貫通穴(図示せず)を介して、支持部材93の第2ねじ穴99に螺合されている。これにより、支持部材93と補強部材94とが、ブレード部材92を挟持した状態で、互いに固定され、層厚規制ブレード13が形成されている。
さらに、ねじ101が、補強部材94の垂直部分の貫通穴(図示せず)、ブレード部材92の貫通穴(図示せず)、および、支持部材93の垂直部分の貫通穴(図示せず)(貫通穴98とする)を介して、ブレード固定部39の第1ねじ穴40に螺合されている。これにより、層厚規制ブレード13は、現像フレーム27に固定されている。
ロアシール105は、押圧部材の一例としてのスポンジ111と、フィルム部材の一例としてのフィルム110とから形成されている。
スポンジ111は、ウレタンスポンジ部材などの弾性発泡体から形成され、左右方向に長手の側面視略矩形状の略角柱形状に形成されている(図3参照)。スポンジ111の上下方向長さは、ロアシール保持前壁60およびロアシール保持後壁61の上下方向長さよりも長い。
フィルム110は、PET(ポリエチレンテレフタレート)から形成され、スポンジ111の上面を覆うシート状に形成されている。
そして、ロアシール105の上面(フィルム110の上面、以下、ロアシール第1面113とする。)には、現像ローラ11のゴムローラ88が、下側から対向接触されている。また、図6(c)に示すように、ロアシール105は、その下側部分がロアシール保持部45に保持されている。詳しくは、ロアシール105の下面(以下、ロアシール第2面114とする。)は、ロアシール保持底壁62の上面と接触されている。このとき、ロアシール保持底壁62の第1規制突起68は、ロアシール105に刺さっている。それにより、第1規制突起68の第1先端部69は、ロアシール第1面113とロアシール第2面114との間に位置している。
また、ロアシール105の下側部分における前面(以下、ロアシール第3面115とする。)は、ロアシール保持前壁60のロアシール保持部直交面65と接触されている。ロアシール105の下側部分における後面(以下、ロアシール第4面116とする。)は、ロアシール保持部傾斜面71と接触されている。
これにより、ロアシール第1面113は第1面の一例として構成され、ロアシール第2面114は第2面の一例として構成され、ロアシール第3面115は、第3面の一例として構成され、ロアシール第4面116は、第4面の一例として構成されている。
現像サイドシール106は、現像室57の左右方向両端部からのトナーの漏れを防止するために設けられ、1対の供給サイドシール46に対応して2つ備えられている。
現像サイドシール106は、図3に示すように、基材119と、起毛部材120とを備えている。
基材119は、ウレタンスポンジ部材などの弾性発泡体から形成され、後方に向かって開放される側面視略C字状に形成されている。基材119の左右方向内側部分は、その上面から上方に向かって略角柱形状に突出している。
起毛部材120は、ポリテトラフルオロエチレンフェルトから形成され、後方に向かって開放される側面視略C字状に形成されている。
そして、起毛部材120は、起毛部材120の上端部と、基材119の上端部(突出部分除く)とが面一となり、起毛部材120の後端部と、基材119の後端部とが面一となるように基材119の後面に接着されている。
現像サイドシール106は、ゴムローラ88の左右方向両端部の周面に接触するように供給サイドシール46の上面に配置に収容されている。
アッパシール107は、図6(a)に示すように、ウレタンスポンジ部材などの弾性発泡体から形成され、左右方向に長手の側面視略矩形状の略角柱形状に形成されている(図3参照)。アッパシール107の前後方向長さは、アッパシール保持上壁75およびアッパシール保持下壁76の前後方向長さよりも長い。アッパシール107は、その後面(以下、アッパシール第1面124とする。)が、層厚規制ブレード13におけるブレード部材92の後面および支持部材93の垂直部分の後面と接触されている。また、図6(b)に示すように、アッパシール107は、その前側部分がアッパシール保持部55に保持されている。詳しくは、アッパシール107の前面(以下、アッパシール第2面125とする。)は、アッパシール保持前壁77の後面と接触されている。このとき、アッパシール保持前壁77の第2規制突起82は、アッパシール107に刺さっている。それにより、第2規制突起82の第2先端部83は、アッパシール第1面124とアッパシール第2面125との間に位置している。
また、アッパシール107の前側部分における上面(以下、アッパシール第3面126とする。)は、アッパシール保持上壁75のアッパシール保持部直交面80と接触されている。
アッパシール107の前側部分における下面(以下、アッパシール第4面127とする。)は、アッパシール保持下壁76のアッパシール保持部直交面84と接触されている。
これにより、アッパシール第1面124は第1面の一例として構成され、アッパシール第2面125は第2面の一例として構成され、アッパシール第3面126は、第3面の一例として構成され、アッパシール第4面127は、第4面の一例として構成されている。
(2−4)現像カートリッジの組み立て
現像カートリッジ7を組み立てるには、まず、図3に示すように、下壁36のロアシール保持部45にロアシール105を組み付ける。なお、供給ローラ12および現像サイドシール106は、上記したように、現像フレーム27に組み付けられている(図4)。
ロアシール保持部45にロアシール105を組み付けるには、ロアシール保持部45の上方にロアシール105を配置する。
そして、ロアシール105を、その後下端縁(ロアシール第2面114とロアシール第4面116との境界)がロアシール保持後壁61のロアシール保持部傾斜面71に沿うように、ロアシール保持前壁60とロアシール保持後壁61との間に挿入させる。
これにより、図4に示すように、ロアシール105の左右方向両外面と、現像サイドシール106の左右方向内面とが接触されるとともに、ロアシール105のロアシール第2面114が、ロアシール保持底壁62の上面と接触される(図6(c)参照)。
このとき、第1蓄積凹部67に設けられる第1規制突起68は、図6(c)に示すように、ロアシール保持底壁62の上面よりも上方に突出しているので、ロアシール第2面114側からロアシール105に刺さり、その第1先端部69がロアシール105のロアシール第1面113とロアシール第2面114との間に配置される。
次に、下壁36のアッパシール保持部55にアッパシール107を組み付ける。
アッパシール保持部55にアッパシール107を組み付けるには、図3に示すように、アッパシール保持部55の後方にアッパシール107を配置する。
そして、アッパシール107をアッパシール保持上壁75とアッパシール保持下壁76との間に挿入させる。
これにより、図6(b)に示すように、アッパシール107の下側部分における左右方向両外面と、現像サイドシール106の突出部分の左右方向内面とが接触されるとともに(図4参照)、アッパシール107のアッパシール第2面125が、アッパシール保持前壁77の後面と接触される。
このとき、第2蓄積凹部81に設けられる第2規制突起82は、アッパシール保持前壁77の後面よりも後方に突出しているので、アッパシール第2面125側からアッパシール107に刺さり、その第2先端部83がアッパシール107のアッパシール第1面124とアッパシール第2面125との間に配置される。
次に、層厚規制ブレード13を現像フレーム27に組み付ける。
層厚規制ブレード13を現像フレーム27に組み付けるには、まず、図4に示すように、層厚規制ブレード13を現像フレーム27の後方に配置する。
そして、層厚規制ブレード13を、図5に示すように、その1対の係合部96が両側壁35の係合溝41に係合されるように、現像フレーム27に重ね合わせる。このとき、両側壁35のブレード固定部39の第1ねじ穴40が、層厚規制ブレード13の貫通穴98から露出される。
次いで、層厚規制ブレード13の貫通穴98を介して、ねじ101を第1ねじ穴40に螺合させる。
これにより、図5に示すように、層厚規制ブレード13が現像フレーム27に固定され、層厚規制ブレード13の現像フレーム27に対する組付けが完了する。
このとき、図6(a)に示すように、アッパシール107のアッパシール第1面124は、その上側部分が支持部材93の垂直部分によって前側へ押圧され、その下側部分がブレード部材92に接触されている。
次に、現像ローラ11を現像フレーム27に組み付ける。
現像ローラ11を現像フレーム27に組み付けるには、現像ローラ軸87の左右方向両端部を両側壁35の現像ローラ露出溝43に回転可能に支持させる。そうすると、現像ローラ11は、ロアシール105の上面と対向接触され、ブレード部材92の接触部95の後側部分と対向接触される。
これによって、現像ローラ11の現像フレーム27に対する組付けが完了する。
このとき、ロアシール105は、現像ローラ11によって下方に押圧されていることによって弾性変形し、そのロアシール第3面115が、ロアシール保持後壁61のロアシール保持部傾斜面71に接触している。また、ブレード部材92は、その接触部95が後側から現像ローラ11によって接触されることによって、その下端部が前側に湾曲変形される。これにより、アッパシール107のアッパシール第1面124の下側部分が、ブレード部材92によって押圧されている。
以上により、現像カートリッジ7の組み立てが完了する。
3.作用効果
(1)この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、ロアシール105を第1規制突起68に接触させ、アッパシール107を第2規制突起82に接触させることによって、粘着を伴うことなく、ロアシール105およびアッパシール107の左右方向(長手方向)への移動を規制することができる。
そのため、ロアシール105を、現像フレーム27のロアシール保持部45に対して、第1規制突起68に接触させる、また、アッパシール107を、現像フレーム27のアッパシール保持部55に対して、第2規制突起82に接触させるという簡易な構成により、組み付けることができる。
その結果、ロアシール105およびアッパシール107を現像フレーム27に容易に組み付けることができながら、現像フレーム27からのトナーの漏れを確実に抑制することができる。
(2)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、現像カートリッジ7は、現像フレーム27から延びる突起(第1規制突起68および第2規制突起82)を有している。
そのため、ロアシール105に第1規制突起68を刺すように接触させることによって、第1先端部69をロアシール105のロアシール第1面113とロアシール第2面114との間に配置させることができる。
また、アッパシール107に第2規制突起82を刺すように接触させることによって、第2先端部83をアッパシール107のアッパシール第1面124とアッパシール第2面125との間に配置させることができる。
その結果、ロアシール105およびアッパシール107を現像フレーム27に対して確実に組み付けることができるとともに、ロアシール105およびアッパシール107の左右方向への移動を確実に規制することができる。
(3)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、現像フレーム27と現像ローラ11との間にロアシール105が配置されている。
そのため、現像フレーム27と現像ローラ11との間からトナーが漏れることを抑制することができる。
(4)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、ロアシール105は、現像ローラ11の回転に追従すると、そのロアシール第3面115がロアシール保持前壁60に押圧される。
そのため、ロアシール105が、現像ローラ11の回転に追従しても、回転方向下流側に移動することを、ロアシール保持前壁60によって規制することができる。
(5)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、ロアシール保持前壁60とロアシール保持後壁61との間にロアシール105を配置することができ、アッパシール保持上壁75とアッパシール保持下壁76との間にアッパシール107を配置することができる。
そのため、現像フレーム27に対して、ロアシール105およびアッパシール107の確実な位置決めをすることができる。
(6)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、ロアシール保持前壁60とロアシール保持後壁61とを連結するロアシール保持底壁62が設けられているので、ロアシール105を、ロアシール保持前壁60とロアシール保持後壁61との間に配置するとともに、ロアシール保持底壁62によって確実に支持することができる。
そして、第1規制突起68は、ロアシール保持前壁60およびロアシール保持後壁61に対してロアシール105を組み付けるときの組付方向下流側のロアシール保持底壁62に設けられているので、ロアシール105を現像フレーム27に組み付けるときに、ロアシール105と第1規制突起68とを確実に接触させることができる。
そのため、ロアシール105を確実に支持することができながら、ロアシール105の左右方向への移動を規制することができる。
また、アッパシール保持上壁75とアッパシール保持下壁76とを連結するアッパシール保持前壁77が設けられているので、アッパシール107を、アッパシール保持上壁75とアッパシール保持下壁76との間に配置するとともに、アッパシール保持前壁77によって確実に支持することができる。
そして、第2規制突起82は、アッパシール保持上壁75およびアッパシール保持下壁76に対してアッパシール107を組み付けるときの組付方向下流側のアッパシール保持前壁77に設けられているので、アッパシール107を現像フレーム27に組み付けるときに、アッパシール107と第2規制突起82とを確実に接触させることができる。
そのため、アッパシール107を確実に支持することができながら、アッパシール107の左右方向への移動を規制することができる。
(7)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、ロアシール105のロアシール第4面116を、ロアシール保持後壁61のロアシール保持部傾斜面71に沿うようにして、ロアシール105を現像フレーム27に組み付けることができる。
そのため、ロアシール105を現像フレーム27に対して、位置精度よく組み付けることができる。
(8)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、ロアシール105が現像ローラ11の回転に追従して移動する方向と、ロアシール保持部直交面65とは、略直角をなしている。
そのため、現像ローラ11の回転に追従するロアシール105は、ロアシール保持前壁60のロアシール保持部直交面65を、略直角に押圧する。
その結果、ロアシール105とロアシール保持前壁60とが密着し、現像フレーム27からのトナーの漏れをより確実に抑制することができる。
(9)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、ロアシール105が現像ローラ11の回転に追従して、第1規制突起68を回転方向Xに向けて押圧するときに、第1規制突起68は回転方向上流側に傾斜する規制突起傾斜面70を備えているので、第1規制突起68をロアシール105に対して確実に食い込ませることができる。
そのため、ロアシール105を現像フレーム27に対して確実に組み付けることができる。
(10)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、規制突起傾斜面70と、ロアシール保持底壁62の上面とのなす角度は鋭角をなしている。
そのため、ロアシール105が現像フレーム27から、上側に離脱されることを抑制することができる。
(11)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、第1規制突起68を第1蓄積凹部67に設ける場合には、第1規制突起68をロアシール保持底壁62に直接設けるよりも、第1蓄積凹部67が凹んでいる分、第1規制突起68の第1先端部69が同一高さの場合には、第1規制突起68の突出長さを確保することができる。つまり、第1蓄積凹部67を設けた場合は、第1蓄積凹部67を設けずに第1規制突起68を形成した場合と比べて、第1規制突起68の長さが長いので、第1規制突起68の強度を高めることができる。
そのため、突出長さの長い第1規制突起68に、ロアシール105を接触させることができるので、ロアシール105の左右方向への移動を確実に規制することができる。
そして、第1規制突起68に接触されることによるロアシール105の変形を、第1蓄積凹部67によって、吸収することができる。
また、第2規制突起82を第2蓄積凹部81に設ける場合には、第2規制突起82をアッパシール保持前壁77に直接設けるよりも、第2蓄積凹部81が凹んでいる分、第2規制突起82の第2先端部83が同一高さの場合には、第2規制突起82の突出長さを確保することができる。つまり、第2蓄積凹部81を設けた場合は、第2蓄積凹部81を設けずに第2規制突起82を形成した場合と比べて、第2規制突起82の長さが長いので、第2規制突起82の強度を高めることができる。
そのため、突出長さの長い第2規制突起82に、アッパシール107を接触させることができるので、アッパシール107の左右方向への移動を確実に規制することができる。
そして、第2規制突起82に接触されることによるアッパシール107の変形を、第2蓄積凹部81によって、吸収することができる。
その結果、第1蓄積凹部67および第2蓄積凹部81が形成される分、現像フレーム27の省スペース化を図ることができる。
(12)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、トナーが現像フレーム27とロアシール105との間に侵入したときには、トナーを第1蓄積凹部67に貯留させることができる。
そのため、トナーが現像フレーム27とロアシール105との間に侵入することによって、現像フレーム27とロアシール105との間に隙間を形成することなく、現像フレーム27からのトナーの漏れを確実に抑制することができる。
また、トナーが現像フレーム27とアッパシール107との間に侵入したときには、トナーを第2蓄積凹部81に貯留させることができる。
そのため、トナーが現像フレーム27とアッパシール107との間に侵入することによって、現像フレーム27とアッパシール107との間に隙間を形成することなく、現像フレーム27からのトナーの漏れを確実に抑制することができる。
(13)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、第1規制突起68が現像ローラ11の回転方向の下流側、すなわち、ロアシール保持前壁60側に設けられているので、現像ローラ11が回転したときに、ロアシール105とロアシール保持前壁60との間に隙間ができないように、ロアシール105を配置することができる。
そのため、ロアシール105とロアシール保持前壁60との間からのトナーの漏れをより確実に抑制することができる。
(14)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、現像フレーム27と層厚規制ブレード13との間にアッパシール107が配置されている。
そのため、現像フレーム27と層厚規制ブレード13との間からトナーが漏れることを抑制することができる。
(15)また、この現像カートリッジ7によれば、図6に示すように、ロアシール105において、フィルム110をスポンジ111により確実に現像ローラ11に押圧させることができる。
そのため、ロアシール105と現像ローラ11との間からトナーが漏れることをより確実に抑制することができる。
(16)また、この現像カートリッジ7によれば、図3に示すように、第1規制突起68は、ロアシール105の左右方向両端部と接触し、第2規制突起82は、アッパシール107の左右方向両端部と接触している。
そのため、ロアシール105およびアッパシール107の左右方向両端部における左右方向への移動を規制することができる。
その結果、ロアシール105およびアッパシール107の左右方向両端部からトナーが漏れることを抑制することができる。
(17)また、この現像カートリッジ7によれば、図3に示すように、第1規制突起68および第2規制突起82は、左右方向両端部において、複数設けられていている。
そのため、ロアシール105およびアッパシール107の左右方向両端部における左右方向への移動を確実に規制することができる。
その結果、ロアシール105およびアッパシール107の左右方向両端部からトナーが漏れることをより抑制することができる。
(18)また、この現像カートリッジ7によれば、図3に示すように、第1規制突起68および第2規制突起82を現像フレーム27と一体的に形成することができるので、製造工数および部品点数の低減を図ることができる。
4.第2実施形態
図7(a)を参照して、現像カートリッジ7の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、第1蓄積凹部67は、ロアシール保持底壁62の上面の前端部において、左右方向に間隔を隔てて2つ形成されている。
これに対して、本発明の第2実施形態では、さらに、複数(2つ)の第1蓄積凹部67が、ロアシール保持底壁62の上面において、後方に間隔を隔てて形成されている。すなわち、第1蓄積凹部67は4つ形成されており、それぞれに第1規制突起68が設けられている。そして、前後方向に間隔を隔てて形成される第1蓄積凹部67に設けられる第1規制突起68のそれぞれは、前後方向に投影したときに重なるように、すなわち、現像ローラ11の回転方向において重なるように配置されている。
第2実施形態によれば、図7(a)に示すように、第1規制突起68が、現像ローラ11の回転方向に沿って、複数設けられているので、ロアシール105が現像ローラ11の回転に追従して移動することを確実に規制することができる。
また、第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
5.第3実施形態
図7(b)を参照して、現像カートリッジ7の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、ロアシール保持前壁60のロアシール保持部直交面65は、ロアシール保持底壁62の上面とのなす角度が、略直角であり、直交面の一例として構成されている。
これに対して、本発明の第3実施形態では、ロアシール保持前壁60の後面は、ロアシール保持部傾斜面130として区画されており、ロアシール保持底壁62の上面の前端縁から上方に向かうに従って、前側に傾斜している。つまり、ロアシール保持部傾斜面130は、壁側傾斜面の一例として構成されている。
第3実施形態によれば、図7(b)に示すように、ロアシール105のロアシール第3面115を、ロアシール保持前壁60のロアシール保持部傾斜面130に沿うようにして、ロアシール105を現像フレーム27に組み付けることができる。
そのため、ロアシール105を現像フレーム27に対して、より位置精度よく組み付けることができる。
また、第3実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
6.第4実施形態
図8(a)を参照して、現像カートリッジ7の第4実施形態を説明する。なお、第4実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、アッパシール保持部55のアッパシール保持前壁77には、第2規制突起82を備える第2蓄積凹部81が設けられており、第2規制突起82がアッパシール107に刺さることによって、アッパシール107がアッパシール保持部55に保持されている。
これに対して、本発明の第4実施形態では、アッパシール保持前壁77には、第2規制突起82を備える第2蓄積凹部81が設けられておらず、滑り止めシート132が設けられている。
滑り止めシート132は、シリコンゴムから形成され、アッパシール保持前壁77の後面全域を覆うシート状に形成され、接着剤などにより接着されている。
そして、アッパシール107をアッパシール保持部55に組み付けると、滑り止めシート132がアッパシール107のアッパシール第2面125と接触される。
そうすると、滑り止めシート132とアッパシール第2面125との摩擦によって、アッパシール107の左右方向への移動が規制される。
また、第4実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
7.第5実施形態
図8(b)を参照して、現像カートリッジ7の第5実施形態を説明する。なお、第5実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、アッパシール保持部55のアッパシール保持前壁77には、第2規制突起82を備える第2蓄積凹部81が設けられており、第2規制突起82がアッパシール107に刺さることによって、アッパシール107がアッパシール保持部55に保持されている。
これに対して、本発明の第5実施形態では、第2規制突起82を備える第2蓄積凹部81が設けられておらず、層厚規制ブレード13が、裏板134を備えている。
裏板134は、左右方向に長手の略平板形状に形成されており、支持部材93の垂直部分の前面に固定されている。裏板134には、複数(2つ)の凹部および蓄積部の一例としての第3蓄積凹溝135を備えている。
2つの第3蓄積凹溝135は、裏板134の前面において、上下方向に間隔を隔てて形成されている。第3蓄積凹溝135は、裏板134の前面から後方に向かって、第3蓄積凹溝135の左右方向全域にわたって、平面視略矩形状に窪むように形成されている。第3蓄積凹溝135には、複数の規制部および突起の一例としての第3規制突起136が設けられている。
第3規制突起136は、第3蓄積凹溝135の後面から前方に向かって延び、その先端部(第3先端部137とする)が、裏板134の前面よりも前方に配置されるように突出形成されている。そして、2つの第3蓄積凹溝135に設けられる第3規制突起136のそれぞれは、上下方向に投影したときに重なるように配置されている。
そして、図示しないが、層厚規制ブレード13を現像フレーム27に組み付けると、裏板134の前面と、アッパシール107のアッパシール第1面124とが接触される。
このとき、第3蓄積凹溝135に設けられる第3規制突起136は、裏板134の前面よりも前方に突出しているので、アッパシール第1面124側からアッパシール107に刺さり、その第3先端部137がアッパシール107のアッパシール第1面124とアッパシール第2面125との間に配置される。
第5実施形態によれば、図8(b)に示すように、第3規制突起136が、層厚規制ブレード13の裏板134に設けられているので、現像フレーム27に規制部を設けることなく、アッパシール107を現像フレーム27に組み付けた後に、層厚規制ブレード13に設けられる第3規制突起136によって、アッパシール107の左右方向への移動を規制することができる。
そのため、現像フレーム27からのトナーの漏れを確実に抑制することができる。
また、第5実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
8.第6実施形態
図9および図10を参照して、現像カートリッジ7の第6実施形態を説明する。なお、第6実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した第1実施形態では、ロアシール保持部45に第1規制突起68を備える第1蓄積凹部67が設けられている。
これに対して、本発明の第6実施形態では、ロアシール保持部45には、第1規制突起68を備える第1蓄積凹部67が設けられておらず、ロアシール保持部45のロアシール保持後壁61は、複数(3つ)の嵌合穴140を備えている。
複数の嵌合穴140は、左右方向に間隔を隔てて配置されている。嵌合穴140は、ロアシール保持後壁61において、後面視略矩形状に貫通形成されている。また、嵌合穴140は、1対の被係止部141を備えている。
被係止部141は、嵌合穴140の後側部分における両側面から、左右方向内側に向かって突出する略角柱形状に形成されている。
また、現像カートリッジ7は、複数(3つ)の嵌合ピン143を備えている。
嵌合ピン143は、ベース144と、規制部および突起の一例としての第4規制突起145と、係止爪147とを備えている。
ベース144は、後面視略矩形状の平板形状に形成されている。
第4規制突起145は、ベース144の前面から前方に向かって延びる略円錐形状に突出形成されている。
係止爪147は、第4規制突起145の左右方向両外側に間隔を隔てて1対設けられている。係止爪147は、ベース144の前面から、前方に向かって延び、その前側部分が左右方向外側に向かって膨出している。
そして、ロアシール保持部45にロアシール105が組み付けられた状態において、ロアシール保持後壁61の後方から、嵌合穴140に対して、嵌合ピン143を嵌合する。
そうすると、嵌合ピン143の係止爪147が、左右方向内側へ弾性変形しながら嵌合穴140に嵌合され、係止爪147の膨出部分が、嵌合穴140の被係止部141に前側から当接されることによって、係止される。
このとき、第4規制突起145が、ロアシール第4面116側からロアシール105に刺さり、その先端部(第4先端部146とする)がロアシール105のロアシール第3面115とロアシール第4面116との間に配置される。
以上によって、嵌合ピン143が嵌合穴140に組み付けられる。
第6実施形態によれば、現像フレーム27と別体の嵌合ピン143を組み付けるという簡易な構成により、ロアシール105の左右方向への移動を規制することができる。
また、第6実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
7 現像カートリッジ
11 現像ローラ
13 層厚規制ブレード
27 現像フレーム
56 トナー収容室
58 連通口
60 ロアシール保持前壁
61 ロアシール保持後壁
62 ロアシール保持底壁
65 ロアシール保持部直交面
67 第1蓄積凹部
68 第1規制突起
69 第1先端部
70 規制突起傾斜面
71 ロアシール保持部傾斜面
75 アッパシール保持上壁
76 アッパシール保持下壁
77 アッパシール保持前壁
80 アッパシール保持部直交面
81 第2蓄積凹部
82 第2規制突起
83 第2先端部
105 ロアシール
107 アッパシール
110 フィルム
111 スポンジ
113 ロアシール第1面
114 ロアシール第2面
115 ロアシール第3面
116 ロアシール第4面
124 アッパシール第1面
125 アッパシール第2面
126 アッパシール第3面
127 アッパシール第4面
130 ロアシール保持部傾斜面
135 第3蓄積凹溝
136 第3規制突起
137 第3先端部
145 第4規制突起
146 第4先端部

Claims (21)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部の内外を連通し、長手方向に延びる開口とを有する筐体と、
    前記開口に対して、前記現像剤収容部の反対側に設けられる取付部材と、
    前記長手方向に延び、前記筐体と前記取付部材との間に配置されるシールと、
    前記筐体から前記長手方向と交差する交差方向に延びる突起であって、前記シールと前記筐体との間、および/または、前記シールと前記取付部材との間に設けられ、前記シールとの粘着を伴わない接触により、前記シールの長手方向への移動を規制する突起と
    を備えていることを特徴とする、現像カートリッジ。
  2. 前記シールは、
    前記筐体と接触する第1面と、
    前記交差方向において、前記第1面に対して、前記筐体の反対側に形成される第2面と
    を備え、
    前記突起の先端部は、前記シールが前記取付部材と接触した状態において、前記第1面と前記第2面との間に位置する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記取付部材は、現像ローラであることを特徴とする、請求項2に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記シールは、前記シールにおける前記現像ローラの回転方向下流側端部に配置され、前記第1面と前記第2面とをつなぐ第3面を備え、
    前記筐体は、前記第3面と接触可能な第1壁を備えている
    ことを特徴とする、請求項3に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記シールは、前記シールにおける前記現像ローラの回転方向上流側端部に配置され、前記第1面と前記第2面とをつなぐ第4面を備え、
    前記筐体は、前記第4面と接触可能な第2壁を備えている
    ことを特徴とする、請求項4に記載の現像カートリッジ。
  6. 前記筐体は、前記第1壁と前記第2壁とを連結する第3壁を備え、
    前記突起は、前記第3壁に設けられていることを特徴とする、請求項5に記載の現像カートリッジ。
  7. 前記第2壁は、前記第4面と接触され、前記第3壁から前記交差方向に向かうに従って、前記回転方向上流側に傾斜する壁側傾斜面を備えていることを特徴とする、請求項6に記載の現像カートリッジ。
  8. 前記交差方向は、前記第1壁と前記第2壁との対向方向と直交する直交方向であって、
    前記第1壁は、前記第3壁から連続して、前記直交方向に延びる直交面を備えていることを特徴とする、請求項6または7に記載の現像カートリッジ。
  9. 前記第1壁は、前記第3面と接触され、前記第3壁から前記交差方向に向かうに従って、前記回転方向下流側に傾斜する壁側傾斜面を備えていることを特徴とする、請求項6または7に記載の現像カートリッジ。
  10. 前記突起は、前記第3壁から前記交差方向へ向かうに従って、前記回転方向上流側に傾斜する突起側傾斜面を備えていることを特徴とする、請求項6ないし9のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  11. 前記突起側傾斜面と、前記第3壁における前記シールと接触する面とのなす角度は鋭角であることを特徴とする、請求項10に記載の現像カートリッジ。
  12. 前記第3壁は、前記第1壁と前記第2壁との間において、凹部を備え、
    前記凹部には、前記突起が形成されていることを特徴とする請求項6ないし11のいずれか一項に記載のカートリッジ。
  13. 前記凹部は、前記現像剤を蓄積する蓄積部であることを特徴とする、請求項12に記載の現像カートリッジ。
  14. 前記突起は、前記第1壁と前記第2壁との間において、前記現像ローラの回転方向の下流側に設けられていることを特徴とする、請求項5ないし13のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  15. 前記突起は、現像ローラの回転方向に沿って複数設けられていることを特徴とする、請求項3ないし14のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  16. 現像剤を担持する現像ローラと、前記現像ローラ上の現像剤の量を規制する層厚規制部材とをさらに備え、
    前記取付部材は、前記層厚規制部材であることを特徴とする、請求項1ないし15のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  17. 前記突起は、前記層厚規制部材に設けられていることを特徴とする、請求項16に記載の現像カートリッジ。
  18. 前記シールは、前記取付部材と接触するフィルム部材と、前記フィルム部材を前記取付部材へ向けて押圧する押圧部材とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし17のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  19. 前記突起は、前記シールの前記長手方向両端部と接触することを特徴とする、請求項1ないし18のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  20. 前記突起は、前記長手方向両端部において、複数設けられていることを特徴とする、請求項19に記載の現像カートリッジ。
  21. 前記突起は、前記筐体と一体的に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし20のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
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