JP2014063006A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014063006A
JP2014063006A JP2012207817A JP2012207817A JP2014063006A JP 2014063006 A JP2014063006 A JP 2014063006A JP 2012207817 A JP2012207817 A JP 2012207817A JP 2012207817 A JP2012207817 A JP 2012207817A JP 2014063006 A JP2014063006 A JP 2014063006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
opening
roller
heating roller
heating rotator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012207817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6123201B2 (ja
Inventor
Yosuke Hata
陽介 畑
Masaki Yasuda
真己 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012207817A priority Critical patent/JP6123201B2/ja
Publication of JP2014063006A publication Critical patent/JP2014063006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6123201B2 publication Critical patent/JP6123201B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】加熱ローラにおけるファン設置側の端部付近に熱がたまるのを抑制する画像形成装置を提供する。
【解決手段】カラープリンタ1(画像形成装置)は、本体筐体10と、記録紙Pにトナー像を形成する画像形成部30と、加熱ローラ110および加圧ローラ120を有し、画像形成部30から搬送された記録紙Pのトナー像を定着する定着部100と、本体筐体10内において、加熱ローラ110の一端部(右側端部111)側に設けられ、筐体内から筐体外へ排気する排気ファンとを備える。排気ファン80は、画像形成部30よりも定着部100側で、定着部100よりも下方に配置される。加熱ローラ110の上方を覆う定着部フレーム101は、加熱ローラ110の一端部(右側端部111)に対向する位置に第1開口部102を有している
【選択図】図2

Description

本発明は、定着部の下方に排気ファンを備えた画像形成装置に関する。
筐体と、記録シートに現像剤像を形成する画像形成部と、加熱ローラおよび加圧ローラを有し、画像形成部から搬送された記録シートの現像剤像を定着する定着部と、筐体内の空気を筐体外へ排気する排気ファンとを備えた画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置のうち、排気ファンを1つにして、加熱ローラよりも下方に設けた構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−78424号公報
特許文献1に開示された画像形成装置では、加熱ローラの一端部側で、筐体の側壁に排気ファンが固定されているため、記録シートが排紙される筐体の排出口から取り込まれた空気は、加熱ローラの軸方向に沿って当該一端部側へと流れることになる。その結果、定着部で発生する熱も加熱ローラの一端部側へと流れることになる。
しかしながら、定着部では、加熱ローラが定着部フレームに囲まれているため、加熱ローラの一端部付近で熱がたまりやすい構造となっていた。
そして、端部に熱がたまると、加熱ローラの軸受部の温度が高くなりすぎる虞があった。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、加熱ローラにおけるファン設置側の端部付近に熱がたまるのを抑制する画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、筐体と、記録シートに現像剤像を形成する画像形成部と、加熱回転体および加熱回転体に押圧力を付与する加圧部材を有し、前記画像形成部から搬送された記録シートの現像剤像を定着する定着部と、前記筐体内において、前記加熱回転体の一端部側に設けられ、筐体内から筐体外へ排気する排気ファンと、を含む。
前記筐体は、前記加熱回転体の上方を覆う第1フレームを含み、前記排気ファンは、前記画像形成部よりも前記定着部側で、前記定着部よりも下方に配置される。
そして、前記第1フレームは、前記加熱回転体の一端部に対向する位置に第1開口部を有する構成とする。
一例として、前記第1フレームは、前記加熱回転体を回転可能に支持するフレームとすることができる。
このような構成によれば、加熱回転体の一端部に対向する位置に第1開口部を設けたことにより、排気ファンを回した際に、第1開口部から加熱回転体の一端部付近に適度に空気を流して空気の滞溜を抑制し、加熱回転体の一端部に熱がたまるのを抑制することができる。
前記した画像形成装置は、前記定着部の下方に配置され、第2開口部を有する第2フレームをさらに備え、前記第2開口部は、少なくとも一部が、前記加熱回転体と前記加圧部材とのニップ位置と前記加熱回転体の回転軸とを通る平面よりも、前記記録シートの搬送方向下流側に位置している構成とすることができる。
これによれば、定着部よりも下方位置に設けた第2開口部の少なくとも一部が、ニップ位置と加熱回転体の回転軸とを通る平面よりも記録シートの搬送方向下流側に位置しているので、定着部を冷却して温度が高くなった空気は、加熱回転体と加圧部材の反対側に流れ難くなり、画像形成部側への空気の流れを抑制することができる。
前記した画像形成装置において、前記第1開口部は、前記平面よりも、前記記録シートの搬送方向下流側に位置している構成とすることができる。
これによれば、第1開口部が、ニップ位置と加熱回転体の回転軸とを通る平面よりも記録シートの搬送方向下流側に位置しているので、さらに画像形成部側に空気が流れ難くなる。
前記した画像形成装置において、前記第2開口部の面積を前記第1開口部の面積よりも大きくした構成とすることができる。
これによれば、第1開口部の面積よりも第2開口部の面積を大きくしたことで、第1開口部から第2開口部への空気の流れを作り易くなり、さらに画像形成部側に空気が流れ難くなる。
前記した画像形成装置は、前記加熱回転体の他端部に対向して配置され、前記加熱回転体の温度を検知する検知部材をさらに備える構成とすることができる。
画像形成装置の筐体内部において、加熱回転体の一端部側に排気ファンと第1開口部を設けたことで、加熱回転体の一端部側は過熱が効果的に抑制されるので、過熱防止のためには、加熱回転体の温度を検知し、所定の温度よりも高い温度になることを防止するための構成を他端部側に対してのみ設ければ済む。そのため、加熱回転体の温度を検知する検知部材を片側のみに設ければ済むので、検知部材を両側に設ける場合に比較して、コストを削減することができる。
本発明によれば、排気ファンを回した際に、第1開口部から加熱回転体の一端部付近に適度に空気を流して空気の滞溜を抑制し、加熱回転体の一端部に熱がたまるのを抑制することができる。
本発明の実施形態に係るカラープリンタの概略構成を示す断面図である。 定着部と排気ファンの配置を示す断面図である。 定着部と排気ファンの配置を示す斜視図である。 定着部を冷却するエアフローを説明する平面図である。 排気ファンのダクトを示す斜視図である。 定着部を冷却するエアフローを説明する斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向は、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<カラープリンタの概略構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、筐体の一例としての本体筐体10内に、給紙部20と、画像形成部30と、定着部100とを主に備えている。本体筐体10の上側には、後側を回動中心として上下に開閉可能に構成されたアッパーカバー12が設けられている。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、記録シートの一例としての記録紙Pを収容する給紙トレイ21と、用紙押圧板22と、給紙ローラ23と、記録紙Pの搬送経路24上に設けられた分離ローラ25、分離パッド26、紙粉取りローラ27およびレジストローラ28とを主に備えている。給紙トレイ21内の記録紙Pは、用紙押圧板22によって給紙ローラ23に寄せられ、給紙ローラ23によって送り出される。送り出された記録紙Pは、分離ローラ25と分離パッド26によって1枚ずつ分離され、紙粉取りローラ27によってある程度紙粉が回収された後、レジストローラ28によって画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70とから主に構成されている。
LEDユニット40は、感光体ドラム53の上方に配置され、その下端に左右方向に配列された図示しない複数のLED(発光ダイオード)を備えている。このLEDユニット40は、画像データに基づいてLEDが明滅することで、感光体ドラム53の表面を露光する。また、LEDユニット40は、アッパーカバー12に保持されており、アッパーカバー12を開くことで感光体ドラム53から離間する。
プロセスカートリッジ50は、アッパーカバー12と給紙トレイ21との間で前後方向に沿って複数並んで配置されており、アッパーカバー12が開かれた状態において本体筐体10に対し交換可能に装着される構成となっている。各プロセスカートリッジ50は、それぞれ、感光体カートリッジ51と、感光体カートリッジ51に対して着脱自在な現像カートリッジ61とを備えている。
各感光体カートリッジ51は、それぞれ、感光体ドラム53と、帯電器54と、回収ローラ55とを主に有して構成されている。回収ローラ55は、感光体ドラム53上に付着した転写残トナーを回収するためのローラである。また、各現像カートリッジ61は、それぞれ、現像ローラ63と、供給ローラ64と、層厚規制ブレード65と、アジテータ66と、現像剤の一例としての正帯電性のトナーが収容される収容部67とを主に有して構成されている。
転写ユニット70は、給紙トレイ21とプロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、駆動ローラ71と従動ローラ72との間に張設され、外側の面が配列された感光体ドラム53に対向して配置されており、その内側には転写ローラ74が対応する感光体ドラム53との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
定着部100は、画像形成部30の後方に設けられ、加熱ローラ110と、加熱ローラ110と対向配置されて加熱ローラ110を押圧する加圧ローラ120とを主に備えている。
なお、定着部100の詳細については後述する。
定着部100の下方には、排気ファン80が設けられている。排気ファン80は、本体筐体10の内部から外部へと排気することで、定着部100を冷却するように構成されている。本実施形態においては、カラープリンタ1は、冷却用のファンとして、1つの排気ファン80のみを備えている。
画像形成部30では、感光体ドラム53の表面が、帯電器54により一様に正帯電された後、LEDユニット40によって露光されることで、感光体ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、収容部67内のトナーは、アジテータ66によって撹拌されつつ、供給ローラ64を介して現像バイアスが印加された現像ローラ63に供給され、現像ローラ63と層厚規制ブレード65の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ63上に担持される。そして、現像ローラ63が感光体ドラム53に接触するときにトナーが現像ローラ63から感光体ドラム53に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム53上に現像剤像としてのトナー像が形成される。
その後、画像形成部30に供給された記録紙Pが、感光体ドラム53と搬送ベルト73の間を搬送されることで、感光体ドラム53上に形成されたトナー像が記録紙P上に転写される。
トナー像が転写された記録紙Pは、定着部100に搬送され、加熱ローラ110と加圧ローラ120の間を通過する間にトナー像が熱定着され、これによって、記録紙P上に画像が形成される。
その後、記録紙Pは、搬送ローラ90や排出ローラ95により、排紙経路14に沿って搬送され、本体筐体10の排出口15を通って、本体筐体10内から排紙トレイ13上に排出される。
排紙経路14は、本体筐体10の上壁部10Aと排紙フレーム10Bにより構成され、搬送ローラ90から排出ローラ95までの間を延びる通路として形成されている。
排紙フレーム10Bには、上下に貫通する複数のスリット10Cが形成されており、排紙経路14と、定着部100の上部の空間との間で、空気の流通が可能となっている。
<定着部と排気ファンの周辺構造>
図2および図3に示すように、定着部100は、第1フレームの一例としての定着部フレーム101を備え、加熱回転体の一例としての加熱ローラ110と、加圧部材の一例としての加圧ローラ120が、定着部フレーム101にそれぞれ回転自在に支持されている。
図2および図4に示すように、定着部フレーム101は、加熱ローラ110の右側端部111に対向する位置に第1開口部102を有している。第1開口部102は、加熱ローラ110の上方に位置し、加熱ローラ110と加圧ローラ120とのニップ位置NPと加熱ローラ110の回転軸113とを通る平面PLよりも記録紙Pの搬送方向下流側に位置している。
また、加熱ローラ110の左側端部112に対向する位置には、検知部材の一例としてのサーモスタット130が固定されている。
サーモスタット130は、加熱ローラ110の表面温度を検知し、検知温度が所定値を超えるとハロゲンヒータ115への通電を遮断することで、加熱ローラ110の端部が過熱されることを防止する。
さらに、定着部フレーム101は、加熱ローラ110の中央部に対向する位置に、加熱ローラ110の表面温度を検知するためのサーミスタ135が固定されている。
図2に示すように、加熱ローラ110は、内部にハロゲンヒータ115を有する中空の円柱状に形成された金属管からなる。加熱ローラ110は、右側端部111と左側端部112が、軸受(図示せず)を介して定着部フレーム101に回転可能に支持されている。
加圧ローラ120は、その中央部に設けた芯金121の周囲をウレタンゴム等で被覆することで構成され、加熱ローラ110との間で所望のニップ圧を付与するようになっている。加圧ローラ120は、その両端が定着部フレーム101に揺動可能に支持された揺動アーム(図示せず)に支持され、当該揺動アームが図示しないバネにより上方へ付勢されることで、加熱ローラ110に所定の力で押圧されている。
図1および図2に示すように、画像形成部30よりも記録紙Pの搬送方向下流側で、定着部100よりも下方の位置には、排気ファン80が設けられている。
詳細には、排気ファン80は、本体筐体10の右側サイドパネル(図示せず)のうち、最も後側(記録紙Pの搬送方向の最下流側)の位置で、画像形成部30よりも後側、且つ、加熱ローラ110よりも下側の位置に設けられている。
図3および図5に示すように、排気ファン80は、第2フレームの一例であるダクト82と接続されている。
ダクト82は、上面視で略L字型に形成されており、主に、左右方向に延びる延在部83と、排気ファン80に接続される接続部84とを含んでいる。接続部84は、連通孔86によって延在部83と連通している。
ダクト82の延在部83は、その上面に複数の第2開口部85を有している。第2開口部85は、延在部83の上面のほぼ全幅にわたって配置されている。このため、第2開口部85は、加熱ローラ110の右側端部111に対向する位置にも設けられている。
図2に示すように、第2開口部85は、加熱ローラ110よりも下、より詳しくは定着部フレーム101の下端部103よりも下方に位置し、排気ファン80の回転軸81よりも上方に位置している。そして、第2開口部85は、少なくとも一部が、加熱ローラ110と加圧ローラ120とのニップ位置NPと加熱ローラ110の回転軸113とを通る平面PLよりも記録紙Pの搬送方向下流側に位置している。
これにより、第2開口部85は、加熱ローラ110および加圧ローラ120の後側の空気をダクト82内に取り込むことが可能となっている。
なお、第1開口部102の面積は、複数の第2開口部85の合計面積よりも小さくなるように設定されている。
<排気ファンによるエアフロー>
次に、図2、図4および図6を参照して、カラープリンタ1の機外から取り込まれ、定着部100を冷却するエアフローについて説明する。なお、図6においては、説明のため、加圧ローラ120の後側の部品を外した状態を示している。
図2に示すように、排気ファン80を回すと、機外の空気が排出口15を通って機内に取り込まれ、ニップ位置NPと加熱ローラ110の回転軸113とを通る平面PLよりも記録紙Pの搬送方向下流側を通り、加熱ローラ110および加圧ローラ120を冷却しながら排気ファン80へ流れるエアフローAFが発生する。
詳細には、図2に示すように、エアフローAFは、排出口15から排紙経路14を通り、排紙フレーム10Bに設けた複数のスリット10Cを抜けて、定着部100を冷却しながら排気ファン80へと流れる。
このエアフローAFは、図4および図6に示すように、ダクト82の上面に設けた複数の第2開口部85を通り、ダクト82内を流れて排出される主流のエアフローAF1と、加熱ローラ110の軸方向に沿って、排気ファン80の設置側である加熱ローラ110の右側端部111へと流れる副流のエアフローAF2を含む。
エアフローAF2が発生すると、加熱ローラ110の軸方向に沿って熱が流れ、加熱ローラ110の右側端部111の周辺では、熱がたまりやすくなる。
しかしながら、本実施形態によるカラープリンタ1では、加熱ローラ110の右側端部111に対向する位置で、定着部フレーム101に第1開口部102が設けられているため、第1開口部102を通り、加熱ローラ110および加圧ローラ120の右側端部を冷却した後、第2開口部85からダクト82内へと取り込まれるエアフローAF3が発生することになる。
その結果、加熱ローラ110の右側端部111に適度に空気を流して、定着部100の右側端部周辺を効率的に冷却することが可能となる。
ダクト82内に取り込まれた空気(エアフローAF1およびAF3)は、ダクト82の延在部83から連通孔86を通り、排気ファン80によって機外に排出される。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
画像形成部30よりも定着部100側で、且つ、定着部100よりも下方に排気ファン80を1つだけ設けたカラープリンタ1において、定着部フレーム101が、加熱ローラ110の右側端部111(排気ファン80を設置した側の端部)に対向する位置に第1開口部102を有しているので、排気ファン80を回した際に、第1開口部102から加熱ローラ110の右側端部111付近に適度に空気を流して、空気の滞溜を抑制し、加熱ローラ110の右側端部111に熱がたまるのを抑制することができる。
そのため、例えば、幅の小さい記録紙Pを連続して印刷する場合でも、加熱ローラ110の軸受部が過熱されることを防止することができる。
ダクト82の延在部83の上面に設けた複数の第2開口部85は、定着部フレーム101の下端部103よりも下方に位置しており、少なくともその一部が、加熱ローラ110と加圧ローラ120とのニップ位置NPと加熱ローラ110の回転軸113とを通る平面PLよりも記録紙Pの搬送方向下流側に位置しているので、定着部100を冷却するエアフローAFは、加熱ローラ110と加圧ローラ120の後側を流れ、画像形成部30側へ流れること抑制することができる。
画像形成部30側に空気が流れると、画像形成部30での温度が上昇し、トナーが劣化したり、プロセスカートリッジ50のフレームが膨張したりすることで印字不良が起こる虞があるため、画像形成部30側への空気の流れを抑制することで、このような問題が生じることを防止することができる。
第2開口部85に加えて、第1開口部102が、ニップ位置NPと加熱ローラ110の回転軸113とを通る平面PLよりも記録紙Pの搬送方向下流側に位置しているので、定着部100を冷却するエアフローAFは、さらに画像形成部側に流れ難くなる。
第1開口部102の面積よりも、複数の第2開口部85の合計面積を大きくしたことで、第1開口部102から第2開口部85への空気の流れを作り易くなり、定着部100を冷却するエアフローAFは、さらに画像形成部側に流れ難くなる。
加熱ローラ110の表面温度を検知し、検知温度が所定値を超えるとハロゲンヒータ115への通電を遮断するサーモスタット130を、加熱ローラ110の左側端部112に対向して、定着部フレーム101の片側のみに設けたことで、両側にサーモスタット130を設ける場合に比較して、コストを削減することができる。
詳述すると、カラープリンタ1の本体筐体10の内部において、加熱ローラ110の右側端部111側に排気ファン80と第1開口部102を設けたことで、加熱ローラ110の右側端部111は過熱が効果的に抑制される。そのため、過熱防止のためには、加熱ローラ110の左側端部112にのみサーモスタット130を設ければ済むので、サーモスタット130を加熱ローラ110の両側端部に設ける場合に比較して、コストを削減することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、所望のエアフローが得られる範囲において、第1開口部102と第2開口部85の配置、数、大きさ等を適宜変更することが可能である。
具体的には、加熱ローラ110と加圧ローラ120の取付け位置や、排紙フレーム10Bに設けた複数のスリット10Cとの位置関係等を考慮した上で、第1開口部102を、ニップ位置NPと加熱ローラ110の回転軸113とを通る平面PLに対して記録紙Pの搬送方向上流側に設けたり、平面PLを跨いで設けたりすることもできる。
同様に、複数の第2開口部85を、平面PLに対して記録紙Pの搬送方向上流側に設けることもできる。しかしながら、複数の第2開口部85のうち、最も下流側に位置する第2開口部の少なくとも一部は、平面PLよりも記録紙Pの搬送方向下流側に位置することが望ましい。
前記実施形態では、加熱ローラ110と加圧ローラ120を備えた定着部100を一例として説明したが、例えば、加熱ローラに加えて定着ローラを設け、これらの間に無端状のベルトを張設した加熱回転体を構成したり、無端状の定着フィルムを加熱部材の周囲で回転駆動させるフィルム式の加熱回転体を構成したりすることもできる。
また、加熱回転体に押圧される加圧部材は、必ずしも回転可能なローラである必要はなく、例えば、プレート状の部材を加熱回転体に押圧させる構成としてもよい。
前記実施形態では、加熱ローラ110の左側端部112に対向する位置にサーモスタット130を設けているが、検知部材としてサーミスタを設けることも可能である。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えばモノクロのプリンタ、複写機、複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、画像形成部30が複数のプロセスカートリッジ50と転写ユニット70を含んでいるが、本発明はこれに限定されず、例えば1つのプロセスカートリッジと転写ユニットを含む構成してもよい。
前記実施形態では、第1開口部102は、定着部100のフレームである定着部フレーム101に形成されていたが、第1開口部は、本体筐体10の一部であって、加熱回転体の上方を覆うフレームに形成されていてもよい。
前記実施形態では、記録シートとして、厚紙、はがき、薄紙などの記録紙Pを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
1 カラープリンタ
P 記録紙
10 本体筐体
50 プロセスカートリッジ
70 転写ユニット
80 排気ファン
82 ダクト
85 第2開口部
100 定着部
101 定着部フレーム
102 第1開口部
110 加熱ローラ
111 右側端部
112 左側端部
120 加圧ローラ
130 サーモスタット

Claims (6)

  1. 筐体と、
    記録シートに現像剤像を形成する画像形成部と、
    加熱回転体および加熱回転体に押圧力を付与する加圧部材を有し、前記画像形成部から搬送された記録シートの現像剤像を定着する定着部と、
    前記筐体内において、前記加熱回転体の一端部側に設けられ、筐体内から筐体外へ排気する排気ファンと、を含む画像形成装置であって、
    前記筐体は、前記加熱回転体の上方を覆う第1フレームを含み、
    前記排気ファンは、前記画像形成部よりも前記定着部側で、前記定着部よりも下方に配置され、
    前記第1フレームは、前記加熱回転体の一端部に対向する位置に第1開口部を有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着部の下方に配置され、第2開口部を有する第2フレームをさらに備え、
    前記第2開口部は、少なくとも一部が、前記加熱回転体と前記加圧部材とのニップ位置と前記加熱回転体の回転軸とを通る平面よりも、前記記録シートの搬送方向下流側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1開口部は、前記平面よりも、前記記録シートの搬送方向下流側に位置していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1フレームは、前記加熱回転体を回転可能に支持するフレームであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2開口部の面積は、前記第1開口部の面積よりも大きいことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記加熱回転体の他端部に対向して配置され、前記加熱回転体の温度を検知する検知部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2012207817A 2012-09-21 2012-09-21 画像形成装置 Active JP6123201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012207817A JP6123201B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012207817A JP6123201B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014063006A true JP2014063006A (ja) 2014-04-10
JP6123201B2 JP6123201B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=50618317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012207817A Active JP6123201B2 (ja) 2012-09-21 2012-09-21 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6123201B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296956A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Ricoh Co Ltd ベルト定着装置・画像形成装置
JP2005077877A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2007219192A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Seiko Epson Corp 画像形成装置およびその冷却制御方法
JP2012078424A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296956A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Ricoh Co Ltd ベルト定着装置・画像形成装置
JP2005077877A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Murata Mach Ltd 画像形成装置
JP2007219192A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Seiko Epson Corp 画像形成装置およびその冷却制御方法
JP2012078424A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Brother Ind Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6123201B2 (ja) 2017-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7130421B2 (ja) 画像形成装置
JP5100228B2 (ja) 画像加熱装置
US20200201238A1 (en) Image forming apparatus
JP2009145623A (ja) 画像形成装置
CN100580582C (zh) 图像形成装置
JP5392310B2 (ja) 画像形成装置
JP2014063017A (ja) 定着装置および画像形成装置
US9116485B2 (en) Temperature sensor and frame configuration for an image forming apparatus
JP6094802B2 (ja) 用紙冷却装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5915120B2 (ja) 画像形成装置
JP5935626B2 (ja) 画像形成装置
JP5012431B2 (ja) 画像形成装置
JP6123201B2 (ja) 画像形成装置
JP5901730B2 (ja) 画像形成装置又は画像形成装置に対して着脱可能な転写ユニット
JP2008268527A (ja) 画像形成装置
JP6155585B2 (ja) 定着装置
JP4842662B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5463730B2 (ja) 画像形成装置
JP5789458B2 (ja) 画像形成装置
JP2012141645A (ja) 画像形成装置
JP4983763B2 (ja) 画像形成装置
JP6256232B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2010197574A (ja) 画像形成装置
JP2007147862A (ja) 画像形成装置
JP4791764B2 (ja) 画像形成機における冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6123201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150