JP2014061080A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】払出制御装置28に搭載されている払出CPU67が、満タン検知スイッチ68によって貯留皿が満タンである旨を検知すると、満タン検知信号をメインCPU32へ送信する。一方、メインCPU32は、満タン検知信号を受信すると、その旨を含んだ注意喚起信号をサブ統合CPU42へ送信する。そして、サブ統合CPU42では、注意喚起信号を受信すると、貯留皿が満タンであるため球抜きレバーを操作するよう遊技者に促す球抜き要求メッセージ表示と、遊技者にプリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する注意喚起メッセージ表示とを図柄表示部に表示するようにした。
【選択図】図5
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、所定の図柄を変動/確定表示する図柄表示部を備えており、所定の条件が成立すると、前記制御装置による制御のもと、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、所定の変動時間の経過に伴い前記図柄を所定の確定表示態様で確定表示させるパチンコ機であって、前記注意喚起手段が前記図柄表示部であり、前記制御装置は、前記貯留部材が満タンであることを検知すると、前記図柄表示部に所定の注意喚起メッセージ表示を表示することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記貯留部材から遊技球を抜くための球抜き手段を備えており、前記制御装置は、前記貯留部材が満タンであることに起因して前記注意喚起手段を作動させた際、前記注意喚起手段によって、遊技者に前記球抜き手段の操作をも促すことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明によれば、図柄表示部を注意喚起手段としているし、請求項3に記載の発明によれば、注意喚起手段によって遊技者に球抜き手段の操作を促すように構成している。したがって、注意喚起手段として別途専用の部材を設けたり、新たな信号ラインを設けたりする必要がなく、部材の増加に伴う遊技として使用可能なスペースの低減、制御の複雑化に伴う制御装置の負荷増大等といった事態も生じない。
図1は、パチンコ機1及び球貸機71を前面側から模式的に示した説明図である。また、図2は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。加えて、図4は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
球貸機71は、パチンコ機1(特に後述する払出制御装置28)と電気的に接続され、パチンコ機1における貸球の払い出しの可否を制御するものであって、パチンコ機1毎に隣設されている。そして、球貸機71の前面には、紙幣や硬貨を投入するための投入口72、残額を記憶したプリペイド媒体を挿入/排出するための出入口73、残額等を表示する球貸機表示部74、各種操作を行う操作部75等が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
メイン制御装置30には、「大当たり抽選」の実行とともに下記部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載されたメイン制御基板31が内蔵されている。そして、該メイン制御基板31は、インターフェイス35を介して、始動入賞口19やチューリップ式電動役物17、大入賞装置18、払出制御装置28、電源装置29、及び特別図柄表示部61等と接続されている。また、メイン制御基板31は、サブ制御装置40内に内蔵されたサブ統合基板41とも電気的に接続されている。
遊技者によってハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動し、発射通路13を介して遊技球が遊技領域16内へ打ち込まれる。そして、遊技領域16内を流下する遊技球が始動入賞口19又はチューリップ式電動役物17へ入賞すると、当該入賞がメインCPU32により検出される。すると、メインCPU32は、所定個数(たとえば4個)の遊技球を賞球として供給皿7へ払い出す一方、入賞検出のタイミングでcカウンタ及びdカウンタから夫々1つの数値を取得するとともに、特別図柄表示部61において特別図柄を変動表示中であるか否か、及び保留情報の有無を確認する。そして、特別図柄表示部61において特別図柄が変動中でなく、且つ、保留情報が1つも存在しない場合、予め記憶手段33に設定されている大当たり判定用テーブルを参照し、今回cカウンタから取得した数値が所定の「大当たり数値(たとえば“0”又は“300”)」であるか否か、すなわち今回の「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを判定する。そして、「大当たり抽選」の結果、「大当たり」である(すなわち、大当たり判定用乱数から取得した数値が「大当たり数値」である)と、図6(b)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、dカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す(変動時間決定用乱数から取得した数値をもとに図柄変動時間を決定する)。一方、「大当たり抽選」の結果、「外れ」である(すなわち、大当たり判定用乱数から取得した数値が「大当たり数値」以外の数値である)と、図6(a)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、dカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。その後、メインCPU32は、「大当たり抽選」の結果(「大当たり」であるか「外れ」であるか)、及び読み出した基本変動パターン(特に変動時間)の種類を示す情報を含んだ開始コマンドを作成するとともに、当該開始コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。また、特別図柄表示部61において特別図柄を所定の態様で変動させるとともに、タイマ34による計時を開始する。そして、読み出した基本変動パターンの変動時間が経過すると、「大当たり抽選」の結果に対応する特別図柄を確定表示させる(「大当たり」の場合には大当たり特別図柄表示態様である“3”又は“7”で、「外れ」の場合には“−”で夫々確定表示させる)とともに、停止信号を含んだ停止コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。
なお、チューリップ式電動役物17の開閉動作に関しては、ゲート部材60への遊技球の通過をもって、「大当たり抽選」同様の乱数からの数値の取得による「抽選」を実行し、当選した場合にのみチューリップ式電動役物17の翼片を所定の設定時間だけ開動作させるようになっている。
一方、「大当たり抽選」の結果が「外れ」であると、装飾図柄及び特別図柄の確定表示後、保留情報が存在する場合には、メインCPU32が、記憶している保留情報のうち最も古い保留情報について、特別図柄の変動を開始する直前に「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを判定するとともに図柄変動時間を決定し、開始コマンドを送信する等の上記同様の制御を実行するとともに、当該最も古い保留情報を保留情報記憶領域から削除する。また、保留情報が存在しない場合には、次の始動入賞口19又はチューリップ式電動役物17への遊技球の入賞をもって「大当たり抽選」及びその結果の判定等を実行する。
次に、パチンコ機1と球貸機71との間での球貸しに係る制御について、図5及び図8をもとに説明する。図8は、供給皿7を上側から示した説明図である。
パチンコ機1の供給皿7の上面右側には、プリペイド媒体の残額を所定の態様で表示するための残度表示部55が設けられているとともに、該残度表示部55を挟んで貸し球の払い出しを要求するための球貸しボタン56、及びプリペイド媒体の返却を要求するための返却ボタン57が設けられている。そして、残度表示部55、球貸しボタン56、及び返却ボタン57は、パチンコ機1に内蔵された操作基板53に接続されており、両ボタン56、57の操作は、操作基板53により検出される。また、操作基板53は、中継基板54を介して払出制御装置28及び球貸機71と電気的に接続されている。なお、58は、供給皿7に溜まっている遊技球を貯留皿8へと排出するための球抜きレバーである。
ここで、本発明の要部となるプリペイド媒体の返却忘れの防止に係る制御について、詳細に説明する。
遊技者によるプリペイド媒体の返却忘れがどのような状況で起こりやすいかを考えると、まず大当たり状態が生起したことにより、貸し球を使わずとも賞球のみによって遊技を継続することが可能になったという状況が考えられる。そこで、パチンコ機1では、サブ統合CPU42による制御のもと、大当たり状態の終了時(すなわち終了デモ中)に、タイマ44によって計時しながら所定の表示時間(たとえば2秒間)にわたり図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示領域6aを設けるとともに、図9(a)に示す如く注意喚起メッセージ表示領域6aに所定の注意喚起メッセージ表示(たとえば「カードの取り忘れにご注意下さい」等)65を表示する。すなわち、図柄表示部6を注意喚起手段として作動させ、遊技者に対してプリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する。なお、注意喚起メッセージ表示65は、記憶手段43に記憶されている。
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、大当たり状態の終了時に、図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示65を所定の表示時間にわたって表示することによって、遊技者にプリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する。したがって、遊技者がプリペイド媒体の返却を忘れたまま席を離れてしまうといった事態を効果的に防止することができる。
また、貯留皿8が満タンである旨を検知すると、球抜きレバー58が操作されて満タンが解除となるまで、図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示66及び球抜き要求メッセージ表示69を表示することによって、遊技者にプリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する。したがって、遊技者がプリペイド媒体の返却を忘れたまま席を離れてしまうといった事態を更に効果的に防止することができる。
加えて、図柄表示領域6を注意喚起手段とするとともに、従来同様の満タン検知に係る制御を利用して注意喚起メッセージ表示66を表示するように構成しているため、注意喚起手段として別途専用の部材を設けたり、新たな信号ラインを設けたりする必要がない。したがって、部材の増加に伴う遊技として使用可能なスペースの低減、制御の複雑化に伴うメインCPU32の負荷増大等といった事態も生じない。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、プリペイド媒体の返却忘れの注意喚起に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
また、貯留皿8が満タンである旨を検知した際、図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示66及び球抜き要求メッセージ表示69を表示するのみならず、スピーカ14、14を注意喚起手段として作動させ、所定の球抜き要求メッセージ及び注意喚起メッセージを報音させるように構成しても何ら問題はない。なお、球抜き要求メッセージのみを報音させる、注意喚起メッセージのみを報音させる等したり、スピーカ14、14で報音させる際の順序や、スピーカ14、14で報音させるメッセージについては図柄表示部6に表示しないようにする等についても適宜設計変更可能であることは言うまでもない。
さらにまた、上記実施形態では、図柄表示部6やスピーカ14以外にも、たとえばランプ部材15、押しボタン25等を注意喚起手段として作動させても何ら問題はなく、ランプ部材15、15を点滅させる、押しボタン25を振動させる等して、遊技者にプリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起するように構成することも可能である。なお、それらを組み合わせることも当然可能である。
またさらに、図柄表示部6やスピーカ14、14等ではなく、別途専用の注意喚起手段(注意喚起メッセージ表示用の表示手段等)を設けることも可能である。加えて、図柄表示部6におけるどこに注意喚起メッセージ表示領域6a、6bを設けるかについては設計事項であるし、図柄表示部6の特定の領域を常に注意喚起メッセージ表示領域として確保するように構成しても何ら問題はない。
さらに、上記実施形態では、遊技に係る制御をメイン制御装置とサブ制御装置との2つの制御装置に分けて制御するように構成しているが、メイン制御装置1つで制御するように構成してもよく、メイン制御装置の記憶手段に図柄変動パターン記憶領域等を設けてもよいし、メイン制御装置1つで制御する際には、注意喚起信号等を作成する必要はない。
加えて、特別図柄と装飾図柄との2つの図柄を用いるのではなく、特別図柄のみを用い、図柄表示部に特別図柄を表示するように構成することも可能である。そして、払出制御装置をメイン制御装置と一体に構成しても何ら問題はない。
Claims (3)
- 残額を記憶したプリペイド媒体を挿入/排出可能で、遊技者により挿入された前記プリペイド媒体の残額にもとづき貸し球の払い出しに係る制御を実行する一方、所定の操作に応じて前記プリペイド媒体を排出して遊技者に返却する球貸機と電気的に接続されているとともに、
遊技球が入賞可能な入賞部材と、遊技に係る動作を制御する制御装置と、遊技球を貯留可能な貯留部材とを備えており、前記入賞部材へ遊技球が入賞すると、所定個数の遊技球を賞球として前記貯留部材へ払い出すパチンコ機であって、
遊技者に前記プリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する注意喚起手段と、前記貯留部材が満タンであるか否かを検知する検知手段とを備えており、
前記制御装置は、前記貯留部材が満タンであることを検知すると、所定のタイミングで前記注意喚起手段を作動させることを特徴とするパチンコ機。 - 所定の図柄を変動/確定表示する図柄表示部を備えており、所定の条件が成立すると、前記制御装置による制御のもと、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、所定の変動時間の経過に伴い前記図柄を所定の確定表示態様で確定表示させるパチンコ機であって、
前記注意喚起手段が前記図柄表示部であり、
前記制御装置は、前記貯留部材が満タンであることを検知すると、前記図柄表示部に所定の注意喚起メッセージ表示を表示することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。 - 前記貯留部材から遊技球を抜くための球抜き手段を備えており、
前記制御装置は、前記貯留部材が満タンであることに起因して前記注意喚起手段を作動させた際、前記注意喚起手段によって、遊技者に前記球抜き手段の操作をも促すことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機。
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