JP2014060385A5 - - Google Patents

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上記課題を解決するために、本発明は、型を用いて第1基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント装置であって、第1基板を保持する第1基板保持部と、型に付着したインプリント材の硬化物を除去するための第2基板を保持する第2基板保持部と、型に付着したインプリント材の硬化物を軟化または溶解させる気体を供給する気体供給部と、を有し、インプリント材の硬化物を、気体によって軟化または溶解させ、第2基板のインプリント材と接触させ、第2基板上で再硬化させる、ことを特徴とする。
ウエハWは、例えば、単結晶シリコン基板やSOI(Silicon on Insulator)基板、またはガラス基板である。このウエハW(ウエハW1)上には、複数のショット(ショット領域、パターン形成領域)が存在し、これらのショットには、パターン部Maにより樹脂のパターン(パターンを含む層)が成形される。
気体供給機構(気体供給部)6は、後述のモールドMの洗浄工程において、モールドMに付着した樹脂の硬化物を軟化、または溶解させる気体を供給する。この気体供給機構6は、気体容器20と、ノズル(供給口)21と、気体制御部22とを含む。気体容器20は、供給する気体を一旦収容する。ノズル21は、モールド保持機構3の近傍に設置され、モールドMとウエハWとの隙間空間に向かって気体を供給(放出)する。なお、ノズル21の形状、設置場所または設置個数は、気体を効率良く上記の隙間空間に供給できるものであれば、特に限定するものではない。気体制御部22は、制御部7からの指示に基づいて、気体の供給量や濃度などを調節する。ここで、洗浄工程にて使用される気体としては、本実施形態では、ペンタフルオロプロパン(以下「PFP」と表記する)を使用する。なお、洗浄工程にて使用される気体は、樹脂硬化物を軟化させる性質を有する気体であれば、PFPに限定するものではない。例えば、アクリル系光硬化型樹脂を軟化または溶解させる気体であれば、PFPの他に、CHF(ノナフルオロブタン)、C(ヘキサフルオロブタン)などのハイドロフルオロカーボン(HFC)が挙げられる。
ある1つのショットに対する洗浄工程におけるインプリント動作(洗浄動作)として、制御部7は、まず、ステージ駆動機構13bにより塗布部5の吐出口の直下に洗浄用ウエハW2上の塗布位置を位置決めさせる。その後、塗布部5は、洗浄用ウエハW2上のショットに樹脂を塗布する(ステップS301:第2塗布工程)。次に、制御部7は、ステージ駆動機構13bによりパターン部Ma直下の押し付け位置にショットが位置するように洗浄用ウエハW2を移動させ、位置決めさせる。次に、制御部7は、ノズル21からパターン部Maに付着した硬化物を軟化させるPFPを供給させ、モールドM(パターン部Ma)と、洗浄用ウエハW2(ショット上の樹脂)との隙間空間をPFPの雰囲気とする(ステップS302:気体供給工程)。図5(a)は、ステップS302において、硬化物40が付着しているパターン部Maの直下に樹脂(未硬化樹脂)41が塗布された洗浄用ウエハW2を配置し、ノズル21からPFP42を供給している状態を示す図である。次に、制御部7は、モールド駆動機構を駆動させて、PFPの雰囲気中で、パターン部Maとショット上の樹脂41とを押し付ける(ステップS303:第2押型工程)。図5(b)は、ステップS303において、押し付けが完了した状態を示す図である。PFP42は、供給開始から樹脂41に溶解し始め、パターン部Maが樹脂41に接触することでパターン部Maに閉じ込められる。そして、PFP42は、押し付けにより圧力がかかることで凝縮し、パターン部Ma内は、凝縮したPFP42の液体と、PFP42が溶解した樹脂41とで満たされる。このとき、硬化物40は、軟化および溶解し、樹脂41と一体化する。この樹脂41は、PFP42を多く溶解するものが望ましく、ステップS100のインプリント工程で使用する樹脂と異なるものを使用してもよい。また、樹脂41は、単位体積当たりの未硬化の樹脂に溶解する気体の量が多いものを利用するのがよい。つまり、ウエハW2上に供給される未硬化の樹脂への気体溶解度は、ウエハW1上に供給される未硬化の樹脂への気体溶解度よりも大きいものが良い。これにより、樹脂41に溶解するPFP総量が多くなるので、硬化物40を効率的に軟化、溶解させることができる。樹脂41がPFP42を溶解する量は、最大気体溶解度(PFP/(樹脂+PFP))(g/g)が0.4より大きいことが好ましい。ただし、最大気体溶解度は、樹脂3gを9ml用茶褐色瓶に入れ、23°C、1気圧において、前記気体を0.1L/minの流量で15分間バブリングした前後の重量を測定した際、その前後で増加した増加重量をバブリング後の全重量で除したものである。なお、第2押型工程では、この軟化と溶解を促進させる観点から、制御部7は、図5(b)に示す状態を可能な限り長く保持させ、硬化物40とPFP42とが触れる時間を長くすることが望ましい。この状態で、光照射部2は、モールドMの背面から紫外線10を所定時間照射し、モールドMを透過した紫外線10により樹脂41を硬化させる(ステップS304:第2硬化工程)。この樹脂41の硬化に伴い、一体化している硬化物40が再硬化する。そして、樹脂41が硬化した後、制御部7は、モールド駆動機構を再駆動させて、パターン部Maと硬化した樹脂41とを引き離す(ステップS305:第2離型工程)。図5(c)は、ステップS305において、引き離しが完了した状態を示す図である。このようにパターン部Maと硬化した樹脂41とが引き離されることで、パターン部Maに付着していた硬化物40が除去されて、モールドMの洗浄が終了する。

Claims (15)

  1. 型を用いて第1基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント装置であって、
    前記第1基板を保持する第1基板保持部と、
    前記型に付着した前記インプリント材の硬化物を除去するための第2基板を保持する第2基板保持部と、
    前記型に付着した前記インプリント材の硬化物を軟化または溶解させる気体を供給する気体供給部と、
    を有し、
    前記インプリント材の硬化物を、前記気体によって軟化または溶解させ、前記第2基板のインプリント材と接触させ、前記第2基板上で再硬化させる
    ことを特徴とするインプリント装置。
  2. 前記気体は、ペンタフルオロプロパンであることを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。
  3. 前記気体は、ハイドロフルオロカーボンであることを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。
  4. 前記第1基板保持部と前記第2基板保持部とを移動可能に保持する駆動機構を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインプリント装置。
  5. 前記駆動機構は、前記第1基板保持部を保持し移動させる第1駆動機構と、前記第2基板保持部を保持し移動させる第2駆動機構とから構成されることを特徴とする請求項4に記載のインプリント装置。
  6. 前記型に向けて、真空紫外線を照射する光源と、前記型を保持する型保持部と、前記気体供給部を構成する前記気体を放出するノズルとを少なくとも内部に含む収容部と、を備え、
    前記気体供給部は、前記気体に換えて窒素と酸素とを含む混合気体を供給可能とする、ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のインプリント装置。
  7. 前記気体供給部は、前記気体に換えてヘリウムを供給可能とすることを特徴とする請求項6に記載のインプリント装置。
  8. 前記第2基板保持部の前記第2基板を保持する面の面積は、前記第1基板保持部の前記第1基板を保持する面の面積よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のインプリント装置。
  9. 型を用いて第1基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント方法であって、
    第1基板上に前記インプリント材のパターンの形成を少なくとも1回行うパターン形成工程と、
    前記型に付着した前記インプリント材の硬化物を軟化または溶解させ第2基板のインプリント材と接触させ、前記第2基板上で再硬化させることで前記型から前記インプリント材の硬化物を除去する工程と、
    を含むことを特徴とするインプリント方法。
  10. 前記インプリント材の硬化物を除去する工程における前記第2基板に対する前記インプリント材の塗布量は、前記パターン形成工程における前記第1基板に対する前記インプリント材の塗布量よりも多いことを特徴とする請求項9に記載のインプリント方法。
  11. 前記インプリント材の硬化物を除去する工程における前記第2基板上のインプリント材が前記気体を溶解する量は、前記第1基板上のインプリント材が前記気体を溶解する量よりも多いことを特徴とする請求項9または10に記載のインプリント方法。
  12. 前記インプリント材の硬化物を除去する工程における前記第2基板に対する前記気体の供給量は、前記パターン形成工程における前記第1基板に対する前記気体の供給量よりも多いことを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載のインプリント方法。
  13. 前記パターン形成工程の後に、前記インプリント材の硬化物除去する工程が必要とするかどうかを判断する工程を含むことを特徴とする請求項9に記載のインプリント方法。
  14. 前記判断する工程にて前記インプリント材の硬化物の除去が必要であると判定された場合に、前記インプリント材の硬化物を除去する工程の前に、窒素と酸素との混合気体の雰囲気で真空紫外線を前記型に照射する工程を含むことを特徴とする請求項13に記載のインプリント方法。
  15. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のインプリント装置、または請求項9ないし14のいずれか1項に記載のインプリント方法を用いて基板上にインプリント材のパターンを形成する工程と、
    前記工程で前記インプリント材のパターン形成された基板を加工する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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