JP2014060365A - 異常警告機能を有する太陽光発電システム - Google Patents
異常警告機能を有する太陽光発電システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014060365A JP2014060365A JP2012206126A JP2012206126A JP2014060365A JP 2014060365 A JP2014060365 A JP 2014060365A JP 2012206126 A JP2012206126 A JP 2012206126A JP 2012206126 A JP2012206126 A JP 2012206126A JP 2014060365 A JP2014060365 A JP 2014060365A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power generation
- generation amount
- panel
- amount
- photovoltaic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
【課題】気象条件や日照条件に左右されずに汚損または故障による太陽光発電パネルの発電量低下を検知し、太陽光発電パネルの異常を警告する手段を提供する。
【解決手段】太陽光発電パネル101−1〜nが発電した発電量を、発電量測定部103−1〜nが測定し、測定した発電量データを発電量履歴記憶部104に格納する。比較要求時間となると発電量比較部105は、発電量データから単位面積あたりの発電量をパネルタイプ別、期間別に算出し、設置角度補正係数で補正した発電量を算出、比較を行う。また、予め定められた所定値未満の発電量であった場合、通信制御部107およびWAN IF108、LAN IF109を介して所定の通知先へパネルの異常または汚れに係わる警告を通知する。
【選択図】 図2
【解決手段】太陽光発電パネル101−1〜nが発電した発電量を、発電量測定部103−1〜nが測定し、測定した発電量データを発電量履歴記憶部104に格納する。比較要求時間となると発電量比較部105は、発電量データから単位面積あたりの発電量をパネルタイプ別、期間別に算出し、設置角度補正係数で補正した発電量を算出、比較を行う。また、予め定められた所定値未満の発電量であった場合、通信制御部107およびWAN IF108、LAN IF109を介して所定の通知先へパネルの異常または汚れに係わる警告を通知する。
【選択図】 図2
Description
本発明は太陽光発電システムの異常を検知して警告を行う場合の検知方法に関する。
複数の太陽光発電パネルを備える太陽光発電システムにおいて、太陽光発電パネルの汚損または故障などによって発電量が低下した場合、複数の太陽光発電パネルから汚損または故障した太陽光発電パネルを特定する必要がある。その為に、太陽光発電パネルの各々が自身の動作状態(動作しているか否か、動作が正常か否か)を検出し、作業者がメンテナンスを行う端末を用いて当該太陽光発電パネルから動作状態を取得したときに、同時に端末自身の位置情報をGPS等で取得することにより、異常な動作をしている太陽光発電パネルの位置を特定する技術が特許文献1に提案されている。
しかしながら、特許文献1の技術により太陽光発電パネルの位置を特定することは可能ではあるが、気象条件や日照条件に発電量が大きく左右される太陽光発電パネルにおいて、発電量の低下が真に故障によるものか否かについては考慮されておらず、これを検知することは困難であり、誤検知が多くなり易いという問題がある。かつ、作業者がメンテナンスを行う端末を持ち、実際に太陽光発電パネルの元まで行き動作状態を取得しなければならないという不便がある。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、気象条件や日照条件に左右されずに汚損または故障による太陽光発電パネルの発電量低下を検知し、太陽光発電パネルの異常を警告する太陽光発電システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は1以上の太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの発電量を監視する発電監視装置と、発電量に係わる情報を所定の宛先へ通知する通信装置から成る発電システムであって、前記発電監視装置は、前記太陽光発電パネルが発電する発電量を定期的または不定期に測定する発電量測定手段と、前記発電量測定手段が測定した発電量を履歴として記憶する発電量履歴記憶手段と、前記発電量測定手段が測定した発電量と前記発電量履歴記憶手段に記憶されている発電量のいずれかと比較する発電量比較手段と、を有し、前記発電量履歴記憶手段に記憶された発電量から複数の所定期間の平均値を算出し、前記算出した現在時刻に近い第1の期間の平均値と前記第1の期間より過去の第2の期間の平均値を比較し、前記第1の期間の平均値の値が前記第2の期間の平均値の値より予め定められた所定値より小さい値であったならば、前記通信装置は、前記通知先に前記太陽光発電パネルの異常または汚れに係わる警告を通知することを特徴とする。
また、本発明は1以上の太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの発電量を監視する発電監視装置と、発電量に係わる情報を所定の宛先へ通知する通信装置から成る発電システムであって、前記発電監視装置は、前記太陽光発電パネルの各々が発電する発電量を定期的または不定期に測定する発電量測定手段と、前記発電量測定手段が測定した発電量を履歴として記憶する発電量履歴記憶手段と、を有し、前記通信装置は、前記太陽光発電パネルの発電量に係わる情報を他の発電システムへ通知する発電量通知手段と、予め登録された他発電システムから前記他の発電システムが備える太陽光発電パネルの発電量に係わる情報を受信する発電量受信手段と、を有し、前記発電量測定手段が測定したまたは前記発電量履歴記憶手段に記憶されている所定の発電量と前記発電量に対応する日時の前記他通信システムから受信した発電量を比較し、前記発電量測定手段が測定したまたは前記発電量履歴記憶手段に記憶されている発電量が前記他通信システムから受信した発電量より予め定められた所定値より小さい値であったならば、前記通信装置は、前記通知先に前記太陽光発電パネルの異常または汚れに係わる警告を通知することを特徴とする。
また、本発明は複数の太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの各々の発電量を監視する発電監視装置と、発電量に係わる情報を所定の宛先へ通知する通信装置から成る発電システムであって、前記発電監視装置は、前記太陽光発電パネルの各々が発電する発電量を定期的または不定期に測定する発電量測定手段と、前記発電量測定手段が測定した前記太陽光発電パネルの各々の発電量を履歴として記憶する発電量履歴記憶手段と、を有し、前記発電量測定手段が測定したまたは前記発電量履歴記憶手段に記憶されている所定の位置に設置されている第1の太陽光発電パネルが発電した発電量と前記第1の太陽光発電パネルとは別の位置に設置されている第2の太陽光発電パネルが発電した発電量を比較し、同一日時の発電量の差分が予め定められた所定値以上あったならば、前記通信装置は、前記通知先に前記太陽光発電パネルの異常または汚れに係わる警告を通知することを特徴とする。
本発明によれば、太陽光発電パネルの汚損または故障により発電量が低下したことを検知し、かつ過去の発電パネルの発電量、または他の発電システムの発電量、または他の発電パネルの発電量と現在時刻に近い所定期間の発電量とを比較することにより、気象条件や日照条件に左右されずに太陽光発電パネルの発電量低下を検知し、誤検知を減少させることが可能である。
図1は本発明の異常警告機能を有する太陽光発電システムの接続構成図である。自発電システムと他発電システムの接続方法を表した図であり、自発電システムおよび他発電システムとは図2で説明する太陽光発電システムである。自発電システムおよび他発電システムは発電した電力を外部へ給電するものである。
自発電システム100には、LANを介して端末C−1〜n(200a−1〜n)を接続し、自発電システムの内線端末として使用する。また、他発電システムA−1〜n(300a−1〜n)をLANを介して接続する。さらにWANを介しネットワーク500(電話網、IP網)に接続される他発電システムB−1〜n(300b−1〜n)とのデータの送受信を行う。尚、以上で説明した各々の接続は有線に限らず無線でもよい。
また、自発電システム100には、LANを介して外部機器400を接続する。例えば外部機器400は発電パネル洗浄装置であって、自発電システム100から送信される発電量の低下の通知を発電パネル洗浄装置が受信した場合に、発電パネルを洗浄する。また、例えば外部機器400は監視カメラであって、発電量の低下の通知を受信した場合に、当該発電パネルを撮影する。このように、通知を受けて動作を開始するような機器を接続するものとして、複数台接続可能とする。
このように自発電システム100は、自発電システムが備えるLAN、およびWANに接続される他発電システム、端末または外部機器と発電量データを送受信することが可能である。また、所定の通知先と発電量データの送受信を行い、自発電システムの発電量を他発電システムと比較することで、自発電システムの発電効率の低下を知ることができる。また自発電システムの太陽光発電パネルの発電量低下または汚れの警報を所定の通知先へ通知することができる。尚、所定の通知先とは、図1で示す自発電システムとデータ送受信可能な他通信システムおよび端末全てが対象である。以下、「所定の通知先へ通知」という表現で略す。
図2は本発明の異常警告機能を有する太陽光発電システムのブロック図である。太陽光発電システム100は、太陽光発電パネル1〜n(101−1〜n)と発電監視装置102と通信装置106とで構成される。尚、図2において発電監視装置102と通信装置106とをブロックに分けて記載しているが、一体型としてもよい。
太陽光発電パネル1〜n(101−1〜n)は太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する発電パネルである。尚、太陽光発電パネルはどのような形状でもよく、通常の長方形でも球体でもよい。
発電監視装置102は、発電量測定部1〜n(103−1〜n)と発電量履歴記憶部104と発電量比較部105とで構成される。
発電量測定部1〜n(103−1〜n)は、太陽光発電パネル1〜n(101−1〜n)毎に備えており、接続される太陽光発電パネル1〜n(101−1〜n)毎の発電量を測定し、発電量データを発電量履歴記憶部104に送信する。ここで、この場合の発電量とは発電電力であるが、発電パネル固有の発電特性に応じて発電電流、発電電圧を測定してもよい。
また発電電力は太陽光発電パネル1〜n(101−1〜n)から発電量測定部1〜n(103−1〜n)を経由し、蓄電部110に蓄電し、外部へ給電する。発電量測定部1〜n(103−1〜n)を経由する理由は、発電電流を測定するためであり、発電電圧のみ測定する場合は発電量測定部1〜n(103−1〜n)を経由せず、太陽光発電パネル1〜n(101−1〜n)から蓄電部110に蓄電し、外部へ給電してもよい。
発電量履歴記憶部104は、発電量測定部1〜n(103−1〜n)から発電量データを受信し、発電パネル毎に蓄積する。発電量データについての詳細は図3で後述する。
発電量比較部105は、あらかじめ設定しておいた比較要求時間が到来した場合、発電量履歴記憶部104に蓄積されている各発電パネルから発電量データを取得し、各発電パネルの発電量を単位面積あたりの発電量をパネルタイプ別、期間別に算出し、設置角度補正係数で補正した発電量どうしを比較する。所定値以上の差分があった場合、発電量比較部105は通信装置106に対し発電パネルの発電量低下の旨の通知を送信する。
通信装置106は、通信制御部107とWANインターフェース108(以下、インターフェースをIFと略す)、LAN IF109で構成され、自発電システムと外部とのデータの送受信、所定の通知先に対する発電量低下または汚れの警報を通知する。
通信制御部107は、発電量比較部105から発電パネルの発電量低下の旨の通知を受信し、WAN IF108、LAN IF109を介した通信の制御を行う。また、WAN IF108、LAN IF109は、各々複数備えるものとし、有線に限らず無線でもよい。またWAN IF108はアナログ外線またはISDN回線、LAN IF109は内線IFでもよく、構内交換装置やボタン電話装置のように外線と内線を複数備える装置であってもよい。
さらに通信制御部107は、他発電システムから発電量データの送信要求を受信すると、発電量履歴記憶部104を参照し、WAN IF108、LAN IF109を介して他発電システムに発電量データを送信する。または、他発電システムへ発電量データの送信要求を送信し、WAN IF108、LAN IF109を介して他発電システムから発電量データを受信する。
図3は本発明の異常警告機能を有する太陽光発電システムにおける発電量履歴データイメージ図である。図3を用いて発電量履歴記憶部104における発電量データの蓄積方法について説明する。
パネルID501のA−1とは、Aがパネルタイプを示し、パネルの製造メーカー、パネルの発電方式、パネルの形状による発電量の差を分けて管理する記号であり、A、B・・・とアルファベットで示す。1はパネルナンバーを示し、図2の太陽光発電パネル1(101−1)に対応している番号である。
設置角度補正係数502のKa1とは、パネルIDがA−1の設置角度補正係数を示す。パネル毎に設置角度が異なる場合、発電量を補正係数で補正するための係数である。設置角度補正係数502は、例えば角度が何度異なると発電量が何%変化するという開示された測定データをもとにあらかじめ係数として設定しておく。また角度に限らず、日照時間による発電量の差、地域毎の季節による発電量の差、天候による発電量の差を補正してもよい。
測定日時503のT1とは、パネル発電量を測定した日時であり、2012年8月1日12時00分というように年、月、日、時間を管理する。測定する毎にT1、T2、・・・Tjとデータを蓄積していき、Tjが現在時刻に最も近い最新データを示す。
面積(平方メートル)504は、異なる面積の太陽光発電パネルの発電量を比較する場合、所定の面積あたりの発電量を算出するために必要である。発電量(W:ワット)505は、太陽光発電パネルの発電量であり、発電量の測定値である。このようにパネルID毎の測定データ(506)を管理する。
図4は本発明の異常警告機能を有する太陽光発電システムにおける動作フローチャートである。
発電監視装置102は、あらかじめ設定しておいた測定時間が到来した場合(S100 YES)、発電パネル1〜nの発電量を測定(S101)する。測定時間到来S100はユーザーが通信装置の内線端末からの操作により任意に要求するものであってもよい。
発電監視装置102は、あらかじめ設定しておいた測定時間が到来した場合(S100 YES)、発電パネル1〜nの発電量を測定(S101)する。測定時間到来S100はユーザーが通信装置の内線端末からの操作により任意に要求するものであってもよい。
発電パネル1〜nの発電量の測定データを発電量履歴記憶部104に追加し、発電パネル1〜nの発電量履歴を更新(S102)する。
測定時間が到来していない場合(S100 NO)、自発電システムに対し他発電システムから発電量データの要求が有りの場合(S103 YES)、要求元の他発電システムに対し、通信装置106を介して発電量データを送信(S104)する。発電量データの要求は、図3で示すパネルIDで指定するが、複数のパネルまたは全てのパネルの発電量データを指定してもよい。
自発電システムに対し他発電システムから発電量データの要求が無しの場合(S103 NO)、S100へ戻る。
次にあらかじめ設定しておいた比較要求時間が到来した場合(S105 YES)、各発電パネルの発電量データを取得(S106)する。発電量データを取得する対象のパネルはパネルIDで指定する。また自発電システムの発電監視装置102が通信装置106を介して他発電システムに対し発電量データをパネルIDで指定してもよい。パネルID指定による発電量データの取得は、複数でもよい。比較要求時間到来S105はユーザーが通信装置の内線端末からの操作により任意に要求するものであってもよい。比較要求時間が到来していない場合(S105 NO)、S100へ戻る。
次に各発電パネルの発電量を単位面積あたりの発電量をパネルタイプ別、期間別に算出し、設置角度係数で補正(S107)する。図3を用いて詳細を説明する。
パネルID(A−1)とパネルID(B−1)の測定日時T1の発電量の比較をする場合を例に説明する。パネルID(A−1)とパネルID(B−1)は、パネルタイプとパネル面積の異なるパネルである。パネルID(A−1)の測定日時T1の発電量505は120Wである。面積504は100平方メートルであるため、単位面積あたりの発電量は120W÷100平方メートルで、1.2Wである。設置角度補正係数Ka1は、1.1だとすると、1.2W×1.1=1.32Wとなり、この1.32Wという値がパネルID(A−1)の設置角度補正後の発電量である。
パネルID(B−1)の測定日時T1の発電量505は78Wである。面積504は64平方メートルであるため、単位面積あたりの発電量は78W÷100平方メートルで、0.78Wである。設置角度補正係数Kb1は、1.2だとすると、0.78W×1.2=0.936Wとなり、この0.936Wという値がパネルID(B−1)の設置角度で補正した発電量である。
パネルID(A−1)の1.32W、パネルID(B−1)の0.936Wを使用し、パネルタイプ別に発電量データ比較(S108)を行う。1.32W÷0.936W=1.41で、パネルID(A−1)はパネルID(B−1)の141%の発電量と算出できる。また0.936W÷1.32W=0.71で、パネルID(B−1)はパネルID(A−1)の71%の発電量と算出できる。発電量が低下していると判断する値を80%未満とあらかじめ設定しておいたとすると、パネルID(B−1)は所定値以上の差分有り(S109 YES)と判断し、通信装置106を介し、発電量低下または汚れの警報を所定の通知先へ通知(S110)する。通知内容はパネルID、発電量低下の旨の通知である。所定の通知先とは図1の説明で行ったとおりである。また所定値以上の差分無しの場合(S109 NO)は、S100へ戻る。
また前述のとおりパネルタイプ別に比較を行うが、パネルの製造メーカー、パネルの発電方式、パネルの形状による発電量の差が正確に開示されている場合、設置角度補正係数502でパネルタイプによる発電量の差を補正して、異なるパネルタイプどうしの比較を行うことも可能である。
ここで、パネルID(A−1)とパネルID(B−1)の測定日時T1の発電量の比較を例に説明を行ったが、測定日時をある一定の期間として比較を行ってもよい。ある一定期間どうしの発電量の比較の場合、平均発電量で比較する。期間は時間単位、日数単位、週単位、月単位、季節単位が挙げられるが、同じ期間どうしで比較を行うことで比較の精度が向上する。また、より正確な比較が要求される場合、実際に設置されている隣り合う発電パネル同士のみ比較を行ってもよい。設置場所が近ければ近いほど、季節による気象条件、日照時間による発電量の変化、天候による発電量の変化の相違が少ないためである。
また他のパネルとの比較に限らず、ある1つのパネルに対する過去と現在の発電量の比較を行うことができる。測定日時T1〜Tjのうち現在時刻に近い30日間の設置角度で補正した平均発電量を第一の期間の平均発電量とし、測定日時T1〜Tjのうち第一の期間よりも過去の30日間の設置角度で補正した平均発電量を第二の期間の平均発電量とする。第一の期間と第二の期間の平均発電量を比較するものであってもよい。
また自発電システムのパネルと他発電システムのパネルの発電量を比較してもよい。図4の各発電パネルの発電量データ取得S106で、通信装置106を介し他発電システムに対し、特定のパネルIDの発電量データを要求し、他発電システムから送信された発電量データを取得することで、自発電システムのパネルとの比較が可能である。他発電システムに要求する発電量データは、複数の測定日時の発電量データでもよく、前述の期間での比較を行ってもよい。また他発電システムから受信した発電量データを発電量履歴記憶部104に格納してもよい。格納することで、他通信システムとの通信が不可能な場合に利用可能である。
ここで太陽光発電システムについて説明を行ったが、複数の内線と外線を備える電話システムの内線に太陽光発電パネル搭載内線端末を接続してもよい。構成は図2に示す太陽光発電パネル1〜n(101−1〜n)を太陽光発電パネル搭載内線端末とする。また発電監視装置102と通信装置106を一体化させたものを電話システムとし、通信制御部107を介し他の内線、WAN、LANとの通信を行う内線IFを設け、内線IF内に発電量測定部1〜n(103−1〜n)を搭載する。
主なメリットについて説明する。1つ目としては、電話システムと太陽光発電パネル搭載内線端末は電話機能としての音声データおよび画像データ、時刻および端末収容位置のデータを時分割多重に代表される多重方式により元々送受信しているため利用でき、発電量に関するデータを挿入し、時刻データおよび端末収容位置データと関連付けることは容易である。
2つ目としては、太陽光発電パネル搭載内線端末が発電量低下の通知を受信した際、音声によるアラーム、表示によるアラームを元々端末が搭載しているスピーカーや表示器で容易に実現可能である。
3つ目としては、太陽光発電パネル搭載内線端末が発電する発電電力を太陽光発電パネル搭載内線端末自体の給電に容易に利用可能であること。また電話システムに発電電力を送電し、電話システムから外部へ売電目的で送電しても、また電話システム内部の電力として使用してもよい。
4つ目としては、太陽光発電パネルを内線端末に搭載することでオフィスやホテルで小規模な発電システムを実現でき、かつ多数の太陽光発電パネル搭載内線端末を接続できる発電システムを実現できることである。
このように本発明によれば、発電パネルの発電量を一定期間の平均値、または別の発電パネルの発電量、または他発電システムの発電パネルの発電量と比較を行うことで、気象条件、日照時間に左右されず、発電量低下の検知の精度を上げることが可能となる。
また、本発明は発電量が低下していることを所定の通知先へ警告通知するが、発電量がある所定の期間中において、所定の発電量低下を継続している場合には、所定の通知先へ故障の警告通知をすることも可能である。
また本発明は小規模な発電システムからメガソーラーに代表される大規模な発電システムにまで適用可能である。また太陽光発電パネルに限らず、発電装置を複数台利用する発電システムに容易に適用可能である。
100・・・太陽光発電システム(自発電システム)
101−1〜101−n・・・太陽光発電パネル
102・・・発電監視装置
103−1〜103−n・・・発電量測定部
104・・・発電量履歴記憶部
105・・・発電量比較部
106・・・通信装置
107・・・通信制御部
108・・・WAN IF
109・・・LAN IF
200a−1〜200a−n・・・端末
300a−1〜300a−n、300b−1〜300b−n・・・他発電システム
400・・・外部機器
101−1〜101−n・・・太陽光発電パネル
102・・・発電監視装置
103−1〜103−n・・・発電量測定部
104・・・発電量履歴記憶部
105・・・発電量比較部
106・・・通信装置
107・・・通信制御部
108・・・WAN IF
109・・・LAN IF
200a−1〜200a−n・・・端末
300a−1〜300a−n、300b−1〜300b−n・・・他発電システム
400・・・外部機器
Claims (3)
- 1以上の太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの発電量を監視する発電監視装置と、発電量に係わる情報を所定の宛先へ通知する通信装置から成る発電システムであって、
前記発電監視装置は、前記太陽光発電パネルが発電する発電量を定期的または不定期に測定する発電量測定手段と、前記発電量測定手段が測定した発電量を履歴として記憶する発電量履歴記憶手段と、前記発電量測定手段が測定した発電量と前記発電量履歴記憶手段に記憶されている発電量のいずれかと比較する発電量比較手段と、を有し、
前記発電量履歴記憶手段に記憶された発電量から複数の所定期間の平均値を算出し、前記算出した現在時刻に近い第1の期間の平均値と前記第1の期間より過去の第2の期間の平均値を比較し、前記第1の期間の平均値の値が前記第2の期間の平均値の値より予め定められた所定値より小さい値であったならば、前記通信装置は、前記通知先に前記太陽光発電パネルの異常または汚れに係わる警告を通知することを特徴とする異常警告機能を有する太陽光発電システム。 - 1以上の太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの発電量を監視する発電監視装置と、発電量に係わる情報を所定の宛先へ通知する通信装置から成る発電システムであって、
前記発電監視装置は、前記太陽光発電パネルの各々が発電する発電量を定期的または不定期に測定する発電量測定手段と、前記発電量測定手段が測定した発電量を履歴として記憶する発電量履歴記憶手段と、を有し、
前記通信装置は、前記太陽光発電パネルの発電量に係わる情報を他の発電システムへ通知する発電量通知手段と、予め登録された他発電システムから前記他の発電システムが備える太陽光発電パネルの発電量に係わる情報を受信する発電量受信手段と、を有し、
前記発電量測定手段が測定したまたは前記発電量履歴記憶手段に記憶されている所定の発電量と前記発電量に対応する日時の前記他通信システムから受信した発電量を比較し、前記発電量測定手段が測定したまたは前記発電量履歴記憶手段に記憶されている発電量が前記他通信システムから受信した発電量より予め定められた所定値より小さい値であったならば、前記通信装置は、前記通知先に前記太陽光発電パネルの異常または汚れに係わる警告を通知することを特徴とする異常警告機能を有する太陽光発電システム。 - 複数の太陽光発電パネルと、前記太陽光発電パネルの各々の発電量を監視する発電監視装置と、発電量に係わる情報を所定の宛先へ通知する通信装置から成る発電システムであって、
前記発電監視装置は、前記太陽光発電パネルの各々が発電する発電量を定期的または不定期に測定する発電量測定手段と、前記発電量測定手段が測定した前記太陽光発電パネルの各々の発電量を履歴として記憶する発電量履歴記憶手段と、を有し、
前記発電量測定手段が測定したまたは前記発電量履歴記憶手段に記憶されている所定の位置に設置されている第1の太陽光発電パネルが発電した発電量と前記第1の太陽光発電パネルとは別の位置に設置されている第2の太陽光発電パネルが発電した発電量を比較し、同一日時の発電量の差分が予め定められた所定値以上あったならば、前記通信装置は、前記通知先に前記太陽光発電パネルの異常または汚れに係わる警告を通知することを特徴とする異常警告機能を有する太陽光発電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012206126A JP2014060365A (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | 異常警告機能を有する太陽光発電システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012206126A JP2014060365A (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | 異常警告機能を有する太陽光発電システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014060365A true JP2014060365A (ja) | 2014-04-03 |
Family
ID=50616549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012206126A Pending JP2014060365A (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | 異常警告機能を有する太陽光発電システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014060365A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015226423A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | 住友電気工業株式会社 | 異常判定装置、異常判定方法、及びコンピュータプログラム |
JP2016103908A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 株式会社ガリレオ | 太陽光パネル警報報知システム |
CN106385220A (zh) * | 2016-10-17 | 2017-02-08 | 常州元乾智能科技有限公司 | 光伏电站多功能智能管理方法及系统 |
JP2017093050A (ja) * | 2015-11-04 | 2017-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | ソーラーパネル汚れ検出装置 |
JP2017204991A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-16 | オムロン株式会社 | 太陽光発電管理装置、太陽光発電管理方法、太陽光発電管理プログラム及びコンピュータ可読媒体 |
JP2018107954A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 三菱電機株式会社 | 太陽光発電システム |
CN109101592A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-12-28 | 中国计量大学 | 一种快速低成本的光伏大数据处理平台 |
WO2020065871A1 (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 富士電機株式会社 | 太陽光発電用パワーコンディショナおよび太陽光発電システム |
-
2012
- 2012-09-19 JP JP2012206126A patent/JP2014060365A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015226423A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | 住友電気工業株式会社 | 異常判定装置、異常判定方法、及びコンピュータプログラム |
JP2016103908A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 株式会社ガリレオ | 太陽光パネル警報報知システム |
JP2017093050A (ja) * | 2015-11-04 | 2017-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | ソーラーパネル汚れ検出装置 |
JP2017204991A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-16 | オムロン株式会社 | 太陽光発電管理装置、太陽光発電管理方法、太陽光発電管理プログラム及びコンピュータ可読媒体 |
CN106385220A (zh) * | 2016-10-17 | 2017-02-08 | 常州元乾智能科技有限公司 | 光伏电站多功能智能管理方法及系统 |
JP2018107954A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 三菱電機株式会社 | 太陽光発電システム |
CN109101592A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-12-28 | 中国计量大学 | 一种快速低成本的光伏大数据处理平台 |
WO2020065871A1 (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 富士電機株式会社 | 太陽光発電用パワーコンディショナおよび太陽光発電システム |
CN111226390A (zh) * | 2018-09-27 | 2020-06-02 | 富士电机株式会社 | 太阳能发电用功率调节器以及太阳能发电系统 |
JPWO2020065871A1 (ja) * | 2018-09-27 | 2021-01-07 | 富士電機株式会社 | 太陽光発電用パワーコンディショナおよび太陽光発電システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014060365A (ja) | 異常警告機能を有する太陽光発電システム | |
US20120116696A1 (en) | Systems, devices and methods for predicting power electronics failure | |
TWI528157B (zh) | 使用於分散式網路的不斷電電源供應器 | |
JP6087200B2 (ja) | 太陽光発電システムの異常検出装置、異常検出方法、及び太陽光発電システム | |
JP5197690B2 (ja) | 停電復旧支援システム及び停電復旧支援方法 | |
KR101061220B1 (ko) | 태양광 발전 설비의 모니터링 방법 및 이에 사용되는 모니터링 장치 | |
JP2015198485A (ja) | 異常検出装置、異常検出システム、及び異常検出方法 | |
JP2016039766A (ja) | 太陽電池パネル異常検出システム | |
ES2712675T3 (es) | Procedimiento para controlar las cadenas de los módulos solares en una instalación fotovoltaica y un inversor fotovoltaico para implementar el procedimiento | |
JP5258364B2 (ja) | 太陽光発電システム、太陽光発電システムの故障太陽電池モジュール検出方法、太陽電池モジュールの制御回路 | |
KR101410333B1 (ko) | 태양전지 모듈 모니터링 방법 | |
JP6429691B2 (ja) | 太陽光発電システムおよびパワーコンディショナ | |
KR20170015262A (ko) | 모듈을 대응하는 인버터에 자동으로 연관시키기 위한 방법 및 관련 모듈 및 발전 시스템 | |
JP6833303B1 (ja) | 発電量予測装置 | |
CN108352808B (zh) | 监视装置、收集装置、监视系统及监视方法 | |
EP3793174B1 (en) | Monitoring of heat consumption | |
KR101323139B1 (ko) | 원격감시시스템 및 방법 | |
KR20180129399A (ko) | 태양광 발전 시스템 | |
JP2015089145A (ja) | パワーコンディショナ | |
JP6405932B2 (ja) | 地絡検出装置および地絡検出方法 | |
US11061056B2 (en) | Voltage rating validator for advanced metering | |
JP5879079B2 (ja) | 太陽光発電装置 | |
JP2020198711A (ja) | 太陽光発電設備の異常検出システムおよび異常検出方法 | |
WO2017141580A1 (ja) | 監視装置、収集装置、監視システムおよび監視方法 | |
JP7229089B2 (ja) | 異常検知システムおよび異常検知方法 |