JP2014059594A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】会議の参加者の特定を容易にすることを目的とする。
【解決手段】会議の議事録の作成を支援する情報処理装置であって、情報端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記会議の議事録作成者の端末である作成者端末から指定された時刻に前記会議の行われた場所に属していた前記情報端末を特定する端末特定手段と、特定された前記情報端末の使用者の情報を前記作成者端末に送信する使用者情報送信手段と、を有する、情報処理装置を提供する。
【選択図】図7

Description

本発明は、会議の議事録の作成を支援する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システムに関する。
会議の議事録作成者は、PCのような情報端末を用いて議事録を作成するとき、会議における発言内容だけでなく、会議参加者の情報、会議資料の情報、及び会議中の板書情報のような、様々な情報を、議事録に付随する情報として、記録する必要がある。
特許文献1には、音声とグラフィックデータを用いた通信会議装置において、会議開始時に入力された、会議参加者の氏名等の各種パラメータを、自動的に議事録フォーマットの所定位置に書き込むことのできる装置が開示されている。
しかしながら、会議参加者の人数が増加すると、議事録作成者は、全ての参加者を把握することが困難である。議事録作成者は、例えば、出席簿を回覧するか、その場で目視又は問いかけによって把握することが可能であるが、そのために多大な労力を要する可能性がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、会議の参加者の特定を容易にすることを目的とする。
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明の一実施形態における情報処理装置は、
会議の議事録の作成を支援する情報処理装置であって、
情報端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記会議の議事録作成者の端末である作成者端末から指定された時刻に前記会議の行われた場所に属していた前記情報端末を特定する端末特定手段と、
特定された前記情報端末の使用者の情報を前記作成者端末に送信する使用者情報送信手段と、
を有する。
また、本発明の一実施形態における情報処理方法は、
会議の議事録の作成を支援する方法であって、
情報端末の位置情報を取得する位置情報取得段階と、
前記会議の議事録作成者の端末である作成者端末から指定された時刻に前記会議の行われた場所に属していた前記情報端末を特定する端末特定段階と、
特定された前記情報端末の使用者の情報を前記作成者端末に送信する使用者情報送信段階と、
を有する。
会議の議事録の作成を支援する情報処理装置と、会議の議事録作成者の端末である作成者端末とを有する情報処理システムであって、
前記作成者端末は、
前記情報処理装置に対して、前記会議の行われた時刻を指定して、前記会議の参加者の情報を送信するよう要求する要求手段と
を有し、
前記情報処理装置は、
情報端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記会議の議事録作成者の端末である作成者端末から指定された時刻に前記会議の行われた場所に属していた前記情報端末を特定する端末特定手段と、
前記要求に応じて、特定された前記情報端末の使用者の情報を前記作成者端末に送信する使用者情報送信手段と、
を有する。
本発明によれば、会議の参加者の特定を容易にできる。
本発明の一実施形態におけるシステムの概要を表す図。 本発明の一実施形態において用いられるPANの構成を説明するための図。 本発明の一実施形態におけるサーバのハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における情報端末のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態における通信装置のハードウェア構成図。 本発明の一実施形態におけるゲートウェイのハードウェア構成図。 本発明の一実施形態におけるサーバ、情報端末、通信装置及びゲートウェイの機能ブロック図。 本発明の一実施形態における情報端末ごとの位置情報を管理するためのテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態における情報端末の識別情報と使用者情報とを関連付けるためのテーブルの例を表す図。 場所の名前と位置情報とを関連付けるテーブルの例を表す図。 本発明の一実施形態におけるシステムの位置情報管理処理についての動作例を表すシーケンス図。 本発明の一実施形態におけるシステムの議事録生成処理についての動作例を表すシーケンス図。 本発明の一実施形態における議事録生成のための入力フォームの例を表す図。 本発明の一実施形態における議事録生成のための入力フォームの例を表す図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.システムの概要
2.ハードウェア構成
2.1 サーバ
2.2 端末
2.3 通信装置
2.4 ゲートウェイ
3.機能
3.1 位置情報管理機能
3.2 議事録生成機能
4.動作例
4.1 位置情報取得処理
4.2 議事録生成処理
(1.システムの概要)
図1は、本発明の一実施形態におけるシステム1の概要を表す。図1は、ある会議室で、4人のユーザA−Dが、それぞれ、情報端末120(例えば、ノートPC)、122(例えば、スマートフォン)、124(例えば、タブレットPC)、126(例えば、ノートPC)を用いて、会議を行う様子を表している。本発明の一実施形態における、これらの情報端末は、通信装置140−146が送信する、屋内向けの測位信号(図1において円錐形の破線で表される)を受信するための受信装置を備えており、自らの位置情報を、測位によって取得することができる。図1において、ユーザA−Dの使用する情報端末120−126は、通信装置140−146から、それぞれ、固有の位置情報(経緯座標、階数、棟番号等)を含む測位信号を受信する。測位信号は、例えば、IMES(Indoor Messaging System)規格に従って構成される。情報端末120−126は、取得した位置情報と、自らの識別情報とを、ネットワーク180を介して、位置情報管理サーバ100−1に送信する。ネットワーク180の構成については後述する。一方、位置情報管理サーバ100−1は、各情報端末から送信された位置情報を、それぞれの識別情報と関連付けて保管する(図8)。このように、本システム1では、情報端末による屋内測位を通じて、情報端末の使用者である会議参加者の位置を把握することができる。
議事録作成担当者は、会議中又は会議終了後に、議事録生成サーバ100−2が提供する、議事録作成のための入力フォームを利用して、議事録を作成することができる。詳しくは後述するが、例えば,図13に示されるような入力フォームが用いられる。議事録作成担当者は、この入力フォームを通じて、会議の開催時刻と開催場所を入力する。議事録生成サーバ100−2は、この開催時刻と開催場所の情報を取得し、位置情報管理サーバ100−1で管理される各情報端末の位置情報を参照して、当該会議の開催時刻に、当該場所に存在したユーザ(情報端末)を特定することができる。そして、議事録生成サーバ100−2は、特定されたユーザの情報を、会議参加者情報として、情報端末120に通知する。これにより、ユーザAは、議事録に記載すべき会議参加者の情報を、会議の場で自らが収集することなく、得ることができる。
また、会議室には、会議の参加者によって書き込まれた文字や図形を読み取り、その内容を表す電子データを、ネットワークを通じて議事録作成サーバ100−2に送信可能な、文字データ記録装置128が設置されている。文字データ記録装置128は、例えば、スキャナ機能を備えたホワイトボードである。書き込まれた内容は、ユーザの操作によって読み取られ、テキスト形式又は画像形式の電子データとして、議事録作成サーバ100−2に送信される。送信された電子データには、読み取られた日時情報と、文字データ記録装置128の設置場所を表す場所情報とが含まれる。当該電子データは、後に、当該会議の議事録に添付され得る。
なお、図1において、位置情報取得サーバ100−1と、議事録作成サーバ100−2とは、別個の筐体として記載されているが、サーバの物理的な構成は任意であり、例えば、これらと同等の機能を提供する、単一のサーバによって構成されても良い。クラウドのようなネットワーク上に、各サーバの機能が、物理的又は論理的に、集中又は分散して配置されることが一般的となっており、本発明においても、サーバの設置される形態に、特に制限されない。そこで、以下の説明においては、これらのサーバのハードウェア構成については、仮想的に一台のサーバ(又は、情報処理装置)100と記述し、各機能の説明において、「位置情報管理機能」と「議事録生成機能」とに分けて説明を行う。
ここで、情報端末120−126が、通信装置140−146より位置情報をそれぞれ取得し、その位置情報を、ネットワーク180を介して、サーバ100に送信する流れについて、詳しく説明する。
図1において示される、ネットワーク180は、例えばZigBee(登録商標)のような、近距離無線通信方式によるPANであり、情報端末120−126と、通信装置140−146と、ゲートウェイ160によって構成される。図2は、理解を容易にするために、図1からネットワーク180の部分のみを抽出して表したものである。
通信装置140−146は、例えば、IMES規格に従って測位信号を送信するIMES送信機を有し、当該通信装置が設置された位置を表す位置情報を含む測位信号を、一定の送信範囲(半径5m範囲程度)に送信し続ける。位置情報には、例えば、緯度、経度、フロア、建物の棟番号を表す情報が含まれ得る。情報端末120−126は、IMES受信機を備えており、上記測位信号を受信し、測位信号に含まれる位置情報を取得することができる。
また、通信装置140−146は、さらに、例えばZigBee(登録商標)における「ZigBeeルータ」の機能を有し、情報端末から送信されたデータを、ゲートウェイ160に中継することができる。情報端末120−126は、受信した位置情報と、自らの識別情報(例えば、MACアドレス)とを、各通信装置を介して、サーバ100宛に送信することができる。この場合、各情報端末は「ZigBeeエンドデバイス」として動作する。
ゲートウェイ160は、ネットワーク180と外部のネットワーク190(LAN及びインターネットを含む)とを相互に接続し、ネットワーク180側から送信されたデータを、ネットワーク190にブリッジする。例えば、ネットワーク180がZigBee(登録商標)によるPANであり、外部のネットワーク190がIEEE802.3規格に基づくLANである場合には、それらの間での通信方式の変換を行う。なお、外部のネットワーク190が、LANとインターネットとを含む場合には、通常、LANとインターネットの間に、別途、プロキシサーバ、ルータ及び/又はファイアウォールが設けられ得る。また、ゲートウェイ160は、PANの構成を管理することができる。すなわち、ゲートウェイ160は、「ZigBeeコーディネータ」として動作することができる。
上記の通り、各情報端末は、各通信装置を通じて、現在の位置情報を取得し、その位置情報と、自らの識別情報とを、サーバ100に送信することができる。各情報端末は、位置情報をサーバ100宛に送信する際に、測位信号を送信した、最寄りの各通信装置に対して通信を行えばよいため、消費電力を低く抑えることができる。
上記の構成により、本発明の一実施形態におけるシステム1では、位置情報管理サーバによって、各情報端末の位置情報を管理する。そして、会議の開催時刻に、開催場所に存在した情報端末を特定し、その使用者を、会議参加者とすることができる。議事録作成担当者は、この情報を用いることで、会議参加者情報を収集する手間を軽減することができる。
(2.ハードウェア構成)
次に、図3、図4、図5、図6を用いて、本発明の一実施形態におけるサーバ(情報処理装置)100、情報端末120、通信装置140、ゲートウェイ160のハードウェア構成について説明する。
(2.1 サーバ)
図3は、本発明の一実施形態におけるサーバ100のハードウェア構成を表す。サーバ100は、CPU300、RAM302、ROM304、HDD306、通信部308、表示部310、入力部312及びバス314を有する。
CPU300は、サーバ100の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM302は、CPU300のワークエリア等を構成する。ROM304は、サーバ100のシステムプログラム等を記憶する。HDD306は、OSやアプリケーションのプログラムや、データ等を保管する。HDD306は、例えば磁気ディスク装置や光学ディスク装置のような、任意の記憶装置であってもよい。通信部308は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインターフェースを含む装置である。表示部310は、例えば液晶ディスプレイのように、サーバ100の処理結果を、ユーザに対して表示する装置である。入力部312は、例えばキーボードや、マウスのように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス314は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態におけるサーバ100は、各情報端末120−126の位置情報を管理し、会議の行われた時刻と場所を特定することにより、会議に参加したユーザの使用する情報端末を特定することができる。
(2.2 端末)
図4は、本発明の一実施形態における情報端末120−126(以下、代表的に情報端末120について説明する)のハードウェア構成を表す。情報端末120は、CPU400、RAM402、ROM404、第一通信部406、第二通信部408、測位信号受信部410、表示部412、入力部414及びバス416を有する。
CPU400は、情報端末120の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM402は、CPU400のワークエリア等を構成する。ROM404は、CPU400が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。また、ROM404は、ユーザアプリケーションや、ユーザデータも記憶する。第一通信部406は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような、近距離無線通信方式に従って通信を行う装置である。第二通信部408は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、無線LAN又は携帯電話通信網のような無線通信方式に従って通信を行う装置である。測位信号受信部410は、通信装置140が送信する測位信号を受信するための装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットの測位信号を受信する。表示部412は、例えば液晶ディスプレイのように、情報端末120の処理結果を、ユーザに対して表示する装置である。入力部414は、例えばタッチパネルやボタンのように、ユーザからの入力を受け付ける装置である。バス416は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における情報端末120は、通信装置140から送信された測位信号を用いて、現在位置を取得することができる。また、端末120は、PANを用いて、位置情報と接続情報とをサーバに送信することができる。さらに、会議の議事録を作成するユーザは、情報端末120を用いて、サーバ100によって提供される、議事録作成のための入力フォームを用いて、議事録を作成することができる。
(2.3 通信装置)
図5は、本発明の一実施形態における通信装置140−146(以下、代表的に通信装置140について説明する)のハードウェア構成例を表す。通信装置140は、CPU500、RAM502、ROM504、通信部506、測位信号送信部508及びバス510を有する。
CPU500は、通信装置140の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM502は、CPU500のワークエリア等を構成する。ROM504は、CPU500が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。通信部506は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。測位信号送信部508は、情報端末120が測位するために用いる測位信号を送信する装置であり、例えば、IMES規格により定義されたフレームフォーマットで測位信号を送信する。より具体的には、測位信号送信部508は、IMESによって定義されるフレーム構造を有するデータを用いて、1.5754GHzの搬送波を変調して信号を生成し、これをアンテナより送出する。バス510は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態における通信装置140は、情報端末120が測位を行うために必要な、測位信号を送信することができる。また、情報端末120とサーバ100(ゲートウェイ160)との間の通信を中継することができる。
(2.4 ゲートウェイ)
図6は、本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160のハードウェア構成を表す。ゲートウェイ160は、CPU600、RAM602、ROM604、第一通信部606、第二通信部608及びバス610を有する。
CPU600は、ゲートウェイ160の動作制御を行うプログラムを実行する。RAM602は、CPU600のワークエリア等を構成する。ROM604は、CPU600が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。第一通信部606は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、ZigBee(登録商標)のような近距離無線通信方式に従って無線通信可能な装置である。第二通信部608は、外部の装置と通信するための装置であり、例えば、IEEE802.3規格に基づくLANと接続するためのインターフェースを含む装置である。バス610は、上記装置を電気的に接続する。
上記構成により、本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160は、通信装置140と情報端末120の属するネットワーク180と、外部のネットワーク190とを相互に接続することができる。
(3.機能)
次に、図7を用いて、サーバ100、情報端末120、通信装置140及びゲートウェイ160の機能ブロックの構成について説明する。図7には、これらの装置が備える様々な要素のうち、本実施形態の説明に特に関連する要素が示されている。以下では、サーバ100、情報端末120、通信装置140及びゲートウェイ160による機能を、「位置情報管理機能」と、「議事録生成機能」の、二つに分けて説明する。
(3.1 位置情報管理機能)
まず、サーバ100による、情報端末120の位置情報を管理する機能について説明する。
本発明の一実施形態における通信装置140は、位置情報格納手段700と、測位信号送信手段702を有する(中継手段712については後述する)。
位置情報格納手段700は、通信装置140が設置される位置を表す位置情報を格納する。位置情報には、例えば、緯度、経度、階数(フロア)、棟番号を表す情報を含む。位置情報は、予め、通信装置ごとに、管理者等によって設定される。
測位信号送信手段702は、位置情報格納手段700に格納された位置情報を含む測位信号を生成して、情報端末120に送信する。測位信号は、例えば、IMES規格によって定義されるフレーム構造によって構成され得る。なお、図7において、通信装置140の測位信号送信手段702と、情報端末120の測位信号受信手段704との間に示される破線の矢印は、各手段の間の論理的な情報の流れを表す。図7に示される他の破線の矢印についても、同様に、各手段の間の論理的な情報の流れを表す。
本発明の一実施形態における情報端末120は、測位信号受信手段704、位置情報取得手段706、識別情報格納手段708、位置情報送信手段710を有する(他の手段については後述する)。
測位信号受信手段704は、通信装置140から送信された測位信号を受信する。受信した測位信号は、位置情報取得手段706に渡される。
位置情報取得手段706は、測位信号受信手段704が受信した測位信号から、例えばIMES規格に従って、位置情報を取得する。位置情報には、例えば、緯度、経度、階数、棟番号が含まれ得る。取得した位置情報は、位置情報送信手段710に渡される。
識別情報格納手段708は、情報端末120の識別情報を格納する。識別情報として、情報端末120を他の端末と識別可能な、任意の情報を利用することができる。識別情報の一例として、情報端末120のMACアドレスがある。
位置情報送信手段710は、位置情報取得手段706が取得した位置情報と、識別情報格納手段708に格納される識別情報とを、サーバ100宛に送信する。ここで、当該情報は、通信装置140と、ゲートウェイ160とにより中継されて(PAN180経由で)、サーバ100に伝送され得る。よって、情報端末120は、最寄りの通信装置140に対して通信を行えばよいため、通信に係る消費電力を低く抑えることができる。通信装置140と、ゲートウェイ160とによる中継処理の詳細については後述する。位置情報と識別情報は、任意のタイミングで送信され得るが、例えば、所定の時刻、一定間隔、又は端末120に備えられた加速度センサ(図示されない)による加速度の変化の検出に応じて、送信され得る。
本発明の一実施形態における通信装置140は、さらに、中継手段712を有する。
中継手段712は、情報端末120から送信されたサーバ100宛の情報を中継する。中継された情報は、ゲートウェイ160を介して、サーバ100に伝送される。
本発明の一実施形態におけるゲートウェイ160は、通信変換手段714を有する。
通信変換手段714は、PAN180に属する通信装置140から受信したデータを、外部のネットワーク(例えば、図1のネットワーク190)に適合する形式に変換し、そのデータを、サーバ160へと送信する。
本発明の一実施形態におけるサーバ100は、位置情報受信手段716及び位置情報格納手段718(これらの手段を「位置情報管理手段720」と総称する)を有する(他の手段については後述する)。
位置情報受信手段716は、情報端末120から送信された識別情報と位置情報とを受信する。受信した識別情報と位置情報とは、位置情報格納手段718に格納される。
位置情報格納手段718は、情報端末ごとの、識別情報と位置情報を格納する。図8は、情報端末ごとに、識別情報と位置情報とを格納するテーブル(以下、「位置情報管理テーブル」と呼ぶ)の例を表している。図8は、(A)〜(E)で表される5つの情報端末の、15分間隔で取得された位置情報を格納している。先述したように、各情報端末の位置情報は、任意のタイミングで取得され得る。実際には、位置情報を取得した時刻は、情報端末ごとに、異なる可能性がある。なお、図8では、簡単のため、分までの情報を格納しているが、実際には、秒やそれ以下の単位の情報を格納してもよい。
また、各情報端末の識別情報は、各情報端末の使用者情報と関連付けられる。図9は、当該関連付けのためのテーブル(以下、「端末使用者情報テーブル」と呼ぶ)の例を表す。端末使用者情報テーブルは、サーバ100と異なる外部のサーバによって保管され、当該サーバ100から適宜参照されるように構成されてもよいし、当該サーバ100の図示しない記憶手段に保管され、適宜参照されてもよい。
また、各位置情報は、部屋又は会議室の名前や、オフィスエリアに付された名前のような、所定の場所を表す名称と関連付けられる。図10は、当該関連付けのためのテーブル(以下、「位置情報変換テーブル」と呼ぶ)の例を表す。位置情報変換テーブルは、サーバ100と異なる外部のサーバによって保管され、当該サーバ100から適宜参照されるように構成されてもよいし、当該サーバ100の図示しない記憶手段に保管され、適宜参照されてもよい。
上記機能によって、本発明の一実施形態におけるサーバ100は、情報端末120が屋内向け測位信号を用いて取得した位置情報を受信し、各情報端末の使用者の所在を把握することができる。
なお、情報端末120の位置情報送信手段710は、位置情報と識別情報とを、携帯電話通信網又は無線LANのようなネットワークを用い、基地局又はアクセスポイントを介して、サーバ100に送信してもよい。これにより、ゲートウェイ160における通信変換処理が不要となる。
(3.2 議事録生成機能)
次に、会議の議事録作成者であるユーザAが、情報端末120を通じて、議事録を作成するための機能について説明する。
本発明の一実施形態における情報端末120は、議事録生成指示手段750、議事録項目表示手段752、議事録項目入力手段754、議事録格納要求手段758及び電子データ受信手段760をさらに有する。
議事録生成指示手段750は、ユーザAによる議事録の新規作成操作に応じて、サーバ100に対して、議事録生成を指示する。
議事録項目表示手段752は、議事録生成指示手段750による指示に応じて、サーバ100から送信された、複数の議事録項目を含む議事録の入力フォームを、当該情報端末120の画面上に表示する。図13は、情報端末120上に表示された、議事録の入力フォームの例を表す。
議事録項目入力手段754は、会議参加者情報取得要求手段756を含み、議事録項目表示手段752に表示された入力フォームの各議事録項目に対する、ユーザの入力を受け付ける。図13の例では、「秘密分類」の項目については、「極秘」「秘」「社外秘」のような、ラジオボタンの選択を受け付ける。また、「読者制限」の項目については、「なし」か、予め定められた読者のグループ名の選択を受け付ける。また、「出席者」の項目については、出席者の名前、ID又はメールアドレスのような情報のテキスト入力を受け付ける。ユーザAによって入力されたこれらの情報は、一時的に、当該情報端末120上に保管され得る。
会議参加者情報取得要求手段756は、ユーザAによって特定された会議の参加者情報を取得するよう、サーバ100に要求する。当該要求は、例えば、図13の入力フォームの中に設けられた、「参加者情報取得」ボタンを押すことによって、発行される。ここで、参加者の自動取得を行うために、ユーザAは、例えば、入力フォーム上で、会議の「開始時刻」及び「終了時刻」並びに会議の「開催場所」を特定する。会議参加者情報取得要求手段756は、特定されたこれらの情報とともに、会議参加者情報取得要求をサーバ100に送信する。図13の例では、「支社C0601会議室」で、「2012/6/6 10:15」から「2012/6/6 11:00」の間に行われた会議への参加者情報を取得するよう要求する。当該要求がサーバ100によって正しく処理されると、ユーザAによって特定された会議への参加者情報が通知され、その参加者情報が、議事録項目表示手段752に表示される。図14は、入力フォームの「参加者」項目に、会議参加者情報が自動入力されたときの画面の例を表している。すなわち、図14は、ユーザAによって特定された会議に、ユーザ「A」と「B」と「C」と「D」が参加していたことを示している。
議事録格納要求手段758は、作成中又は作成済の議事録の格納要求を、サーバ100に送信する。この時、議事録項目入力手段754により入力され、一時的に保管されていた入力情報が、サーバ100に送信される。
電子データ受信手段760は、サーバ100から送信された、テキスト形式又は画像形式の電子データを受信する。この電子データは、会議で使用されるホワイトボードに描かれた、文字や図形を、スキャナ等で読みとることによって取得される。電子データは、スキャンされた画像そのものを表す画像データであってもよいし、スキャンされた画像をOCR処理によってテキスト化したテキストデータであってもよい。ここで受信される電子データは、ユーザAによって特定された会議において使用された、文字データ記録装置128の内容を示すデータである。受信した電子データは、議事録項目表示手段752上に表示され得る。図14の例では、受信された電子データの識別子(ファイル名)を、議事録項目の「配布資料」の欄に表示している。ユーザは、当該識別子を選択し、電子データの中身を、電子データの形式に適合するアプリケーションを用いて、確認することができる。
本発明の一実施形態におけるサーバ100は、議事録生成指示受付手段770、議事録項目出力手段772、会議参加者情報取得要求受付手段774、会議参加端末特定手段776、会議参加者情報格納手段778、会議参加者情報通知手段780、電子データ格納手段782、電子データ特定手段784、電子データ送信手段786及び議事録格納手段788(これらを「議事録生成手段790」と総称する)を有する。
議事録生成指示受付手段770は、情報端末120の議事録生成指示手段750から、議事録生成指示を受け付ける。ここで、当該指示は、ネットワーク180を通じてなされてもよいし、WiFi(登録商標)や移動体通信網のような、外部のネットワークを通じてなされてもよい(以後、サーバ100と情報端末120との間の通信についても同様である)。
議事録項目出力手段772は、議事録生成指示受付手段770が、議事録生成指示を受け付けたことに応じて、予め準備された議事録の雛形に基づいて、複数の議事録項目を有する入力フォームを生成し、その情報を、情報端末120に送信する。
会議参加者情報取得要求受付手段774は、情報端末120の会議参加者情報取得要求手段756から要求を受け付ける。このとき、情報端末120から、会議の「開始時刻」及び「終了時刻」並びに会議の「開催場所」のような、会議を特定するための情報を受信する。
会議参加端末特定手段776は、会議参加者情報取得要求受付手段774が上記要求を受信したことに応じて、同様に受信した、会議を特定するための情報(会議の「開始時刻」、「終了時刻」、「開催場所」)を用いて、その会議の参加者についての情報を特定する。まず、会議参加端末特定手段776は、図10の位置情報変換テーブルを参照し、会議の「開催場所」を、経緯座標や階数、棟によって表される位置情報へと変換する。例えば、図13の例における「開催場所」である「支社C0601会議室」は、対応する四つの位置情報へと変換される。
−緯度「35.460600」、経度「139.389200」、階数「6」、棟「C」
−緯度「35.460650」、経度「139.389200」、階数「6」、棟「C」
−緯度「35.460600」、経度「139.389250」、階数「6」、棟「C」
−緯度「35.460650」、経度「139.389250」、階数「6」、棟「C」
これらの位置情報は、上から順に、図1における通信装置140、142、144、146の夫々が有する位置情報と対応している。会議参加端末特定手段776は、次に、図8の位置情報管理テーブルを参照し、特定された、会議の「開始時刻」と「終了時刻」との間に、変換済みの位置情報を送信した情報端末を特定する。図8に示された5つの情報端末のうち、「2012/6/6 10:15」から「2012/6/6 11:00」の間に、「支社C0601会議室」を表す位置情報を送信した情報端末の識別情報は、「002673abcdef01」、「002673abcdef02」、「005001abcdef03」、「005011abcdef04」である。この例では、当該期間内に、一度でも、該当する位置情報を送信したことのある情報端末を特定している。しかしながら、当該期間内に、一度でも、該当する位置情報以外の位置情報を送信した情報端末(例えば、「005001abcdef03」、「005011abcdef04」)は、特定対象から除外する等の処理が行われてもよい。さらに、会議参加端末特定手段776は、図9のような端末使用者情報テーブルを用いて、特定された情報端末の識別情報から、その情報端末の使用者を特定し、この使用者が、会議の参加者であると特定する。そして、会議参加端末特定手段776は、特定された参加者の情報を、会議参加者情報格納手段778に格納する。
会議参加者情報格納手段778は、会議参加端末特定手段776によって特定された、会議の参加者情報を格納する。参加者情報は、図9に示されるような、参加者の名前のほかに、参加者のIDや、メールアドレス、所属部署のような情報を含んでもよい。
会議参加者情報通知手段780は、会議参加者情報格納手段778に格納された、会議の参加者情報を、情報端末120に通知する。
電子データ格納手段782は、文字データ記録装置128から、任意のタイミングで送信された、テキスト形式又は画像形式の電子データを格納する。このとき、電子データは、ユーザの操作によって読み取りが実行された日時情報と、文字データ記録装置128の場所(又は設置場所を表す識別子)情報を含む。
電子データ特定手段784は、電子データ格納手段782に格納された電子データのうち、ユーザAによって特定された会議と関連する電子データを特定する。電子データ特定手段784は、電子データに含まれる日時情報及び場所情報と、会議参加者情報取得要求受付手段774が受信した、会議の「開始時刻」、「終了時刻」及び「開催場所」とを用いることにより、電子データを特定する。例えば、電子データに含まれる日時情報が「2012/6/6 10:25」であり、設置場所情報が「支社C0601会議室」を示している場合には、当該電子データは、図13の例で示した会議と関連するデータであることがわかる。
電子データ送信手段786は、任意のタイミングで、ユーザAによって特定された会議に対応する電子データを、情報端末120に送信することができる。例えば、電子データは、会議参加者情報通知手段780が、会議参加者情報を情報端末120に送信される際に、同時に送信されてもよい。あるいは、電子データは、情報端末120から、(図示しない)電子データ送信要求を受信したタイミングで、送信されてもよい。
議事録格納手段788は、情報端末120の議事録保管要求に応じて、現在作成中又は作成済の議事録を格納する。このとき、情報端末120の議事録項目入力手段754により入力された情報を格納する。
以上の構成により、本発明の一実施形態におけるシステム1は、ある会議に参加していた参加者の情報を、参加者の使用する情報端末の位置情報を用いて、取得することができる。議事録作成者は、情報端末を通じて、会議の時間と場所を特定することにより、会議の参加者情報を取得して、議事録を作成することができる。この結果、議事録作成者は、会議の参加者情報を手動で集める必要がなくなる。また、本システム1は、議事録作成中の会議で使用された文字データ記録装置に書き込まれた内容を表す電子データを特定することができる。議事録作成者は、この電子データを取得し、議事録に添付することができる。この結果、議事録作成者は、電子データを手動でコピーして添付する必要がなくなる。
なお、上記の例では、ユーザAは、会議を特定するために、会議の「開始時刻」、「終了時刻」、「開催場所」の情報を用いたが、その代わりに、会議を特定するための他の情報を用いてもよい。例えば、予めサーバ100上で、会議時刻や場所情報を含む会議情報が登録され、その会議情報を特定するための識別子(例えば、会議名又は会議ID)が、ユーザAによって特定されてもよい。この場合には、情報端末120の会議参加者情報取得要求手段756は、会議の「開始時刻」、「終了時刻」、「開催場所」を表す情報の代わりに、上記のような識別子をサーバ100に送信すればよい。サーバ100の会議参加端末特定手段776は、識別子を用いて、会議の「開始時刻」、「終了時刻」、「開催場所」を特定し、上述した処理に従って、会議への参加者情報を特定することができる。また、他の例では、ユーザAによって、会議の「開催時刻」(「開始時刻」と「終了時刻」のいずれか、又は両方)のみが指定され、サーバ100に送信されてもよい。この場合には、サーバ100の会議参加端末特定手段776は、指定された開催時刻に、ユーザAが属していた場所の情報を、例えば図8の位置情報管理テーブル及び図10の場所定義テーブルを用いて取得する。そして、取得された場所が「開催場所」であるとみなして、上述したものと同様の処理により、参加者情報を取得することができる。ここで、「開始時刻」又は「終了時刻」の一方のみが指定される場合には、該当時刻と同時刻又は前後の所定の時間内に、その場所に存在した情報端末の使用者を、会議参加者としてもよい。
(4.動作例)
次に、図11、図12を用いて、本発明の一実施形態におけるシステム1の動作例について説明する。
(4.1 位置情報取得)
まず、図11を用いて、サーバ100が、ユーザA−Dのそれぞれ使用する情報端末120−126の位置情報を、ネットワーク180を通じて、取得する動作例について説明する。当該説明は、図1における装置構成に基づいてなされる。すなわち、情報端末120−126は、該端末の使用者と共に、会議の行われる「支社C0601会議室」に属し、それぞれ、通信装置140−146から送信される測位信号を受信する。また、情報端末120−126の識別情報(MACアドレス)は、それぞれ、「002673abcdef01」、「002673abcdef02」、「005001abcdef03」、「005011abcdef04」である。
ステップS1100において、通信装置140−146の測位信号送信手段702は、位置情報(緯度「35.460600」、経度「139.389200」、階数「6」、棟「C」)を含む測位信号を送出する。なお、他の通信装置142−146は、それぞれ、以下に示される位置情報を送出する。
−通信装置142:緯度「35.460650」、経度「139.389200」、階数「6」、棟「C」
−通信装置144:緯度「35.460600」、経度「139.389250」、階数「6」、棟「C」
−通信装置146:緯度「35.460650」、経度「139.389250」、階数「6」、棟「C」
通信装置140−146が有する位置情報は、図10の位置情報変換テーブルに示されるように、何れも「支社C0601会議室」と関連付けられている。
ステップS1112において、情報端末120−126の測位信号受信手段704は、それぞれ、通信装置140−146の測位信号送信手段702から送信された測位信号を受信する。
ステップS1114において、情報端末120−126の位置情報取得手段706は、測位信号から位置情報を取得する。
ステップS1116において、情報端末120−126の位置情報送信手段710は、識別情報格納手段708に格納された識別情報とともに、位置情報を、PAN180を介して、それぞれ、通信装置140−146に送信する。
ステップS1118において、通信装置140−146の中継手段712は、それぞれ、情報端末120−126から受信した位置情報と識別情報とを、ゲートウェイ160に中継する。
ステップS1120において、ゲートウェイ160の通信変換手段714は、通信装置140−146の属するネットワーク180から送信された通信データを、LAN又はインターネットのような外部ネットワークに適合する形式に変換する。
ステップS1122において、サーバ100の位置情報受信手段716は、通信装置140−146及びゲートウェイ160経由で、それぞれ、情報端末120−126から送信された、位置情報と識別情報とを受信する。
ステップS1124において、サーバ100の位置情報格納手段718は、受信した、情報端末120−126の位置情報と識別情報とを格納する。位置情報格納手段718は、情報端末ごとの、識別情報と位置情報を格納する。図8は、5つの情報端末(識別情報)ごとに、予め定められた時刻に取得された、位置情報を格納する位置情報管理テーブルの例を表す。この例では、「2012/6/6 10:00」以降、15分刻みで、各情報端末の位置情報を取得した例を表している。図8によれば、ユーザAの情報端末120(識別情報:002673abcdef01)は、「2012/6/6 10:00」から「2012/6/6 11:00」の間、常に、緯度「35.460600」、経度「139.389200」、階数「6」、棟「C」の位置(すなわち、「支社C0601会議室」)に属していたことがわかる。また、図8では、ユーザB−Dの情報端末122−126は、上記期間に、「支社C0601会議室」だけでなく、他の場所にも属していたことがわかる。さらに、図1に示されない他の情報端末のユーザEは、上記期間に、一度も「支社C0601会議室」に属していないことがわかる。
以上の動作によって、本発明の一実施形態におけるサーバ100は、情報端末120の位置情報を取得し、管理することができる。
(4.2 議事録生成)
次に、図12を用いて、本発明の一実施形態において、議事録作成者が、情報端末120を通じて、会議の議事録を作成する場合の動作例について説明する。当該説明は、上述した、図11で用いた位置情報管理テーブルの内容に即して行われる。
ステップS1200において、会議中に使用された文字データ記録装置128の内容が、会議参加者の操作によってスキャンされ、電子データ化される。その電子データは、LAN等を通じて、サーバ100に送信される。電子データには、当該電子データがスキャンされた日時情報「2012/6/6 10:25」と、文字データ記録装置128が設置された場所情報「支社C0601会議室」とが含まれる。
ステップS1202において、電子データ格納手段782は、文字データ記録装置128から受信した電子データを格納する。
ステップS1210において、情報端末120の議事録生成指示手段750は、ユーザの操作に応じて、議事録生成指示を、サーバ100の議事録生成指示受付手段770へ送信する。当該送信は、PAN180を経由してなされてもよいし、有線LAN又は無線LANのような無線ネットワークを通じてなされてもよい。
ステップS1212において、サーバ100の議事録項目出力手段772は、議事録生成指示を受け付けたことに応じて、議事録の雛形に基づき、複数の議事録項目を有する入力フォームを生成する。そして、その情報を、情報端末120に送信する。
ステップS1214において、情報端末120の議事録項目表示手段752は、サーバ100から受信した入力フォームを表示する。入力フォームの例は、図13に示される。図13に示されるように、議事録項目は、「秘密分類」、「読者制限」、「文書名」のような情報のほか、会議の時刻と場所を特定するための「開始時刻」、「終了時刻」、「開催場所」や、文字データ記録装置128に記録された内容を添付する「添付資料」の項目を含む。
ステップS1216において、議事録作成者は、情報端末120の議事録項目入力手段754を通じて、上述した各議事録項目に、データを入力する。図13は、「開始時刻」や「終了時刻」を含む、いくつかの項目を入力した例を示している。例えば、「開始時刻」は「2012/6/6 10:15」であり、「終了時刻」は「2012/6/6 11:00」であり、「開催場所」は「支社C0601会議室」である。入力された情報は、情報端末120の記憶装置等に一時的に保管される。
ステップS1218において、議事録作成者が、図13における「開始時刻」、「終了時刻」、「場所」の項目を入力した後、「参加者情報取得」ボタンを押下すると、情報端末120の会議参加者情報取得要求手段756が、会議参加者情報取得要求を、サーバ100に送信する。ここで、当該要求とともに、「開始時刻」、「終了時刻」及び「開催場所」の情報がサーバ100に送信される。当該要求は、サーバ100の会議参加者情報要求取得受付手段774によって受信される。
ステップS1220において、サーバ100の会議参加端末特定手段776は、図10に例示される、位置情報変換テーブルを参照する。
ステップS1222において、会議参加端末特定手段776は、位置情報変換テーブルの情報を用いて、情報端末120から受信した「開催場所」の情報を、位置情報に変換する。この例では、「支社C0601会議室」という場所は、以下の位置情報に変換される。
−緯度「35.460600」、経度「139.389200」、階数「6」、棟「C」
−緯度「35.460650」、経度「139.389200」、階数「6」、棟「C」
−緯度「35.460600」、経度「139.389250」、階数「6」、棟「C」
−緯度「35.460650」、経度「139.389250」、階数「6」、棟「C」
ステップS1224において、会議参加端末特定手段776は、位置情報格納手段718に格納される位置情報管理テーブルを参照する。
ステップS1226において、会議参加端末特定手段776は、位置情報管理テーブルの情報を用いて、会議の「開始時刻」と「終了時刻」との間に、変換済みの位置情報を送信した情報端末を探索する。図13の例では、「2012/6/6 10:15」から「2012/6/6 11:00」の間に、「支社C0601会議室」を表す上記位置情報を送信した情報端末の識別情報は、「002673abcdef01」、「002673abcdef02」、「005001abcdef03」、「005011abcdef04」である。よって、この例では、特定された会議に参加していたユーザの情報端末は、上記4つの識別情報によって表される情報端末であることが特定される。一方、識別情報「005021abcdef05」の情報端末は、上記時間内に、「支社C0601会議室」を表す上記位置情報の何れも送信していないため、会議に参加したユーザの情報端末ではないと判定される。なお、この例では、当該期間内に、一度でも、該当する位置情報を送信したことのある情報端末を特定している。しかしながら、当該期間内に、一度でも、該当する位置情報以外の位置情報を送信した情報端末(例えば、「005001abcdef03」、「005011abcdef04」)は、対象としない処理が行われてもよい。
ステップS1228において、会議参加端末特定手段776は、図9に例示される、端末使用者情報テーブルを参照する。
ステップS1230において、会議参加端末特定手段776は、端末使用者情報テーブルの情報を用いて、特定された端末の使用者情報を取得する。そして、その使用者情報を、会議への参加者情報として、会議参加者情報格納手段778に格納する。この例では、識別情報が「002673abcdef01」、「002673abcdef02」、「005001abcdef03」、「005011abcdef04」である情報端末の使用者は、それぞれ、「ユーザA」「ユーザB」「ユーザC」「ユーザD」である。従って、これらのユーザが、会議の参加者として特定され、その名前やID等の情報が、会議参加者情報格納手段778に格納される。
ステップS1232において、サーバ100の会議参加者情報通知手段776は、格納された会議の参加者情報を、情報端末120に通知する。
ステップS1234において、情報端末120の議事録項目表示手段752は、通知された会議の参加者情報を、議事録項目の「参加者」の欄に表示する。図14は、その表示例を表している。
ステップS1236において、サーバ100の電子データ特定手段784は、ステップS1218で取得した情報を用いて、関連する電子データが電子データ格納手段782に格納されていないか検索する。ここで、電子データ格納手段782に格納された電子データのうち、上記会議の行われた場所と同一の場所情報を含み、かつ、上記会議の開催期間に取得された電子データを検索する。ここでは、ステップS1200−1202において、文字データ記録装置128から受信した電子データを特定する。
ステップS1238において、電子データ送信手段786は、特定された電子データを、情報端末120に送信する。電子データは、情報端末120の電子データ受信手段760によって受信される。
ステップS1240において、情報端末120の議事録項目表示手段752は、受信した電子データのファイル名を、例えば、図14の「添付資料」の欄に表示する。
ステップS1242において、議事録作成者が、入力フォーム上に設けられた、(図示しない)「議事録保存」ボタンを押下したことに応じて、情報端末120の議事録格納要求手段758は、議事録格納要求を、サーバ100に送信する。この時、情報端末100の議事録項目入力手段754を通じて入力され、一時的に保管されていた入力済データが、サーバ100に送信される。サーバ100の議事録格納手段788は、当該要求を受信し、入力済データとともに、当該議事録を格納する。
以上の構成により、本発明の一実施形態におけるシステム1は、ある会議に参加していた参加者の情報を、参加者が所持する情報端末の位置情報に基づいて取得することができる。議事録作成者は、情報端末を通じて、会議の参加者情報を取得して、議事録を作成できる。
なお、図12のステップS1236で実行される電子データの特定処理は、ステップS1220−S1230で実行される会議参加者の特定処理と並行して実行されてもよい。そして、ステップS1238で示される電子データの送信は、ステップS1232の会議参加者情報の通知と同時になされてもよい。
1 システム
100 サーバ
120、122、124、126 情報端末
128 文字データ記録装置
140、142、144、146 通信装置
160 ゲートウェイ
180、190 ネットワーク
700 位置情報格納手段
702 測位信号送信手段
704 測位信号受信手段
706 位置情報取得手段
708 識別情報格納手段
710 位置情報送信手段
712 中継手段
714 通信変換手段
716 位置情報受信手段
718 位置情報格納手段
720 位置情報管理手段
750 議事録生成指示手段
752 議事録項目指示手段
754 議事録項目入力手段
756 会議参加者情報取得要求手段
758 議事録格納要求手段
760 電子データ受信手段
770 議事録生成指示受付手段
772 議事録項目出力手段
774 会議参加者情報取得要求受付手段
776 会議参加端末特定手段
778 会議参加者情報格納手段
780 会議参加者情報通知手段
782 電子データ格納手段
784 電子データ特定手段
786 電子データ送信手段
788 議事録格納手段
790 議事録生成手段
特開平07−023119号公報 特開2011−160393号公報 特許第4296302号公報
"準天頂衛星システムユーザインタフェース仕様書"、IS−QZSS1.4版、宇宙航空研究開発機構

Claims (7)

  1. 会議の議事録の作成を支援する情報処理装置であって、
    情報端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記会議の議事録作成者の端末である作成者端末から指定された時刻に前記会議の行われた場所に属していた前記情報端末を特定する端末特定手段と、
    特定された前記情報端末の使用者の情報を前記作成者端末に送信する使用者情報送信手段と、
    を有する、情報処理装置。
  2. 前記部屋に設置された文字データ記録装置に記録された文字データを取得する電子データ取得手段と、
    前記文字データを前記作成者端末に送信する文字データ送信手段と、
    を有し、
    前記文字データは、特定された前記情報端末の使用者の情報とともに、前記作成者端末に送信される、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記位置情報は、屋内に設置された通信装置から送信される測位信号に含まれる位置情報である、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記測位信号は、地上補完信号である、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記時刻は、前記作成者端末に表示される、所定の入力フォームを通じて指定される、
    請求項1乃至4何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 会議の議事録の作成を支援する情報処理方法であって、
    情報端末の位置情報を取得する位置情報取得段階と、
    前記会議の議事録作成者の端末である作成者端末から指定された時刻に前記会議の行われた場所に属していた前記情報端末を特定する端末特定段階と、
    特定された前記情報端末の使用者の情報を前記作成者端末に送信する使用者情報送信段階と、
    を有する、情報処理方法。
  7. 会議の議事録の作成を支援する情報処理装置と、会議の議事録作成者の端末である作成者端末とを有する情報処理システムであって、
    前記作成者端末は、
    前記情報処理装置に対して、前記会議の行われた時刻を指定して、前記会議の参加者の情報を送信するよう要求する要求手段と
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    情報端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記会議の議事録作成者の端末である作成者端末から指定された時刻に前記会議の行われた場所に属していた前記情報端末を特定する端末特定手段と、
    前記要求に応じて、特定された前記情報端末の使用者の情報を前記作成者端末に送信する使用者情報送信手段と、
    を有する、情報処理システム。
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