JP2014059473A - 反射型表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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藤 健 人 佐
Masaki Umetani
谷 雅 規 梅
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Abstract

【課題】余剰の表示媒体によって基板や周囲の機材が汚染されることのない反射型表示装置の製造方法、及び、当該製造方法により製造された反射型表示装置を提供すること。
【解決手段】少なくとも一方が透明であり各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性を示す材料を含む液状の表示媒体が封入されている反射型表示装置、を製造する方法であって、前記一方の基板または他方の基板上に、当該基板の電極が形成された領域を挟んで、互いに対向する一対の側方表示媒体誘導部材を配置する誘導部材配置工程と、前記一方の基板または前記他方の基板上に、当該基板の前記電極が形成された領域を含み、前記一方の基板と前記他方の基板とが互いに押圧されて接着される際に前記一対の側方表示媒体誘導部材の間に位置することができるような領域に前記表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子ペーパー等に応用されている反射型表示装置及びその製造方法に関する。
反射型表示装置として、最近、表示媒体に含まれる電気応答性材料として電気泳動体を用いた電気泳動表示装置が広く用いられている。電気泳動表示装置とは、空気中または溶媒中の電気泳動体(通常は電気泳動する粒子)の電気的な泳動、すなわち粒子移動を利用して情報を表示する装置である。通常、2枚の基板間に電界を与えることで電気的な泳動の状態が制御され、それによって所望の表示が実現されるように構成される。電気泳動体としては、荷電粒子の他、荷電粉体をも利用され得る。その場合、当該荷電粉体は気体中を電気的に泳動する。
電気泳動表示装置は、近年では特に、電子ペーパーとしての応用が注目されている。電子ペーパーとして応用する場合には、印刷物レベルの視認性(目にやさしい)、情報書き換えの容易性、低消費電力、軽量といった利点を享受できる。
電気泳動表示装置では、しかし、粒子や粉体の沈降や偏在に起因して、表示の不良、特にコントラストの低下が生じることがある。この現象を防止するべく、上下の電極基板間に隔壁を形成して、電気泳動する粒子や粉体の泳動空間、すなわち移動空間を微小な空間に分割することが採用されている。この微小な空間は、セルあるいは画素と呼ばれている。各セルの中に、電気泳動体を含むインキやガス(表示媒体)が封入されている。
例えば特許文献1(特開2003−345260号公報)及び特許文献2(特開2007−163660号公報)には、表示媒体として電気泳動体を含むガスを使用した電気泳動表示装置の従来例が開示されている。
また、特許文献3(特許4642014号公報)には、表示媒体を封入するためのセルを有する電気泳動表示装置製造用シートの製造方法が開示されている。
特開2003−345260号公報 特開2007−163660号公報 特許4642014号公報
本件発明者は、セルの中に液状の表示媒体を封入する方法について鋭意研究を重ねるうち、以下のような知見を得るに至った。
表示媒体が液状である場合には、セルの中に表示媒体が封入される際、セル内に気泡が残らないように隔壁が形成されている方の電極基板(隔壁基板)と他方の電極基板とが貼り合わされる必要がある。この点において、空気が存在しない真空環境下で当該封入工程が実施されれば気泡の残存は確実に防止できると考えられるが、液状の表示媒体に用いられる溶剤は一般に揮発性が高いため、表示媒体の性状が変化してしまう懸念がある。したがって、真空環境は利用できず、空気が存在する環境が利用される。そこで、気泡が残存するのを防止するためには、隔壁基板と他方の電極基板とが貼り合わされる際、セルの容積以上の表示媒体が基板上に配置されて、当該表示媒体は、セルから溢れ出されながらセル内に封入される必要がある。
しかしながら、セル内に封入されなかった表示媒体、すなわち余剰の表示媒体、は、隔壁の形成された領域の周囲に流れ出て電極基板や周囲の機材を汚染し、その後の表示装置の製造や搬送、保管等の際に不都合を生じさせる場合がある。例えば、表示装置の製造装置に付着した表示媒体中の電気泳動体が、その後に剥がれて隔壁や電極基板に再付着して隔壁と電極基板間の接着強度を低下させたり、隔壁と電極基板の間隔に影響を及ぼしてしまうことがある。
本発明は、このような事情に基づいて行われたものであり、その目的は、余剰の表示媒体によって隔壁基板や他方の電極基板などの基板や周囲の機材が汚染されることのない反射型表示装置の製造方法、及び、反射型表示装置を提供することにある。
本発明は、少なくとも一方が透明であり各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む液状の表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に前記表示媒体が所定の表示をする、反射型表示装置、を製造する方法であって、一方の基板上に所定のパターンで隔壁を形成する隔壁形成工程と、前記一方の基板または他方の基板上に、当該基板の電極が形成された領域を挟んで、互いに対向する一対の側方表示媒体誘導部材を配置する誘導部材配置工程と、前記一方の基板または前記他方の基板上に、当該基板の前記電極が形成された領域を含み、前記一方の基板と前記他方の基板とが互いに押圧されて接着される際に前記一対の側方表示媒体誘導部材の間に位置することができるような領域に前記表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、前記隔壁で区画された各領域をセルとして、前記一方の基板と前記他方の基板とを互いに押圧して接着する対向基板接着工程と、を備え、前記対向基板接着工程では、前記一対の側方表示媒体誘導部材の一方の端部の側から他方の端部の側に向けて、前記一方の基板と前記他方の基板とが互いに押圧される部位が移動されていくようになっていることを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
本発明によれば、一方の基板または他方の基板上に電極が形成された領域を挟むように、側方表示媒体誘導部材が設けられることにより、余剰の表示媒体によって隔壁基板や他方の電極基板などの基板や周囲の機材が汚染されるということが抑制される。
また、好ましくは、前記誘導部材配置工程では、前記一対の側方表示媒体誘導部材が配置される基板上において、前記一方の基板と前記他方の基板とが互いに押圧される部位の移動方向の下流に、下流側表示媒体誘導部材が配置される。これにより、一方の基板と他方の基板とが押圧されて接着される際に、前記移動方向に押し流された余剰の表示媒体が下流表示媒体誘導部材によって堰き止められるため、当該余剰の表示媒体によって基板や周囲の機材等が汚染されるということが顕著に抑制される。
また、好ましくは、下流側表示媒体誘導部材は、少なくとも1つの開口部を有するように配置されると共に、対向基板接着工程では、当該開口部を介して溢れ出される表示媒体が回収される。これにより、余剰の表示媒体の再利用がし易い。さらに、余剰の表示媒体によって基板や周囲の機材等が汚染されるということが、さらに顕著に抑制される。
あるいは、本発明は、少なくとも一方が透明であり各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む液状の表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に前記表示媒体が所定の表示をする、反射型表示装置であって、一方の基板上に所定のパターンで隔壁が形成されており、前記一方の基板と他方の基板との間に、当該一方の基板または当該他方の基板の電極が形成された領域を挟むように、互いに対向する一対の側方表示媒体誘導部材が配置されており、前記側方表示媒体誘導部材で挟まれた領域内に、前記隔壁で区画された各領域をセルとして、前記表示媒体が配置されている、ことを特徴とする反射型表示装置である。
本発明によれば、一方の基板と他方の基板との間に、一方の基板または他方の基板の電極が形成された領域を挟むように側方表示媒体誘導部材が設けられていることにより、余剰の表示媒体によって隔壁基板や他方の電極基板などの基板や周囲の機材が汚染されるということが抑制される。
本発明によれば、電極が形成された領域を挟むように、側方表示媒体誘導部材が設けられることにより、余剰の表示媒体によって隔壁基板や他方の電極基板などの基板や周囲の機材が汚染されるということが抑制される。
図1は、本発明の一実施の形態による反射型表示装置の製造方法を概略的に示すフロー図である。 図2は、隔壁形成工程の一例を概略的に示す図である。 図3は、接着層形成工程の一例を概略的に示す図である。 図4は、側方表示媒体誘導部材、下流側表示媒体誘導部材、及び、上流側表示媒体誘導部材の一例を概略的に示す図である。 図5は、表示媒体配置工程の一例を概略的に示す図である。 図6は、対向基板接着工程において、他方の基板上に一方の基板が接着されている様子を示す斜視図である。 図7は、対向基板接着工程において、他方の基板上に一方の基板が接着されている様子を示す断面図である。 図8は、隔壁、側方表示媒体誘導部材、下流側表示媒体誘導部材、上流側表示媒体誘導部材、及び、表示媒体の配置の仕方の一例を概略的に示す図である。 図9は、隔壁、側方表示媒体誘導部材、下流側表示媒体誘導部材、上流側表示媒体誘導部材、及び、表示媒体の配置の仕方の他の一例を概略的に示す図である。 図10は、隔壁、側方表示媒体誘導部材、下流側表示媒体誘導部材、上流側表示媒体誘導部材、及び、表示媒体の配置の仕方のさらに他の一例を概略的に示す図である。 図11は、隔壁、側方表示媒体誘導部材、下流側表示媒体誘導部材、上流側表示媒体誘導部材、及び、表示媒体の配置の仕方のさらに他の一例を概略的に示す図である。
図1乃至図11において、一方の基板11と他方の基板16の各面上には、それぞれ電極が設けられているが、それら電極の図示は省略されている。本実施の形態では、他方の基板16上には、6インチ相当のパネルの駆動電極に相当する電極が、4面付けで形成されている。一方の基板11ないし他方の基板16において電極が形成されている個々の領域は、一方の基板11及び他方の基板16を用いて製造される反射型表示装置において所望の情報が表示される領域に対応する。したがって、以下では、一方の基板11ないし他方の基板16の電極が形成されている領域を「表示エリア」と称する。
<反射型表示装置の製造方法>
図1は、本発明の一実施の形態による反射型表示装置の製造方法を概略的に示すフロー図である。図2は、隔壁形成工程の一例を概略的に示す図である。図2に示すように、まず、一般には水平方向に載置される一方の基板11の上面に、例えばフォトリソグラフィ法(紫外線(UV)照射による露光→現像→焼成)によって、所定のパターンの隔壁12が形成される。なお、本実施形態においては、一方の基板11を視認側に配置される例として示しているので一方の基板11は透明である必要がある。隔壁12は、後述する複数のセルを規定する部材である。例えば、隔壁12のパターンは格子状である。隔壁の厚みは、5〜50μm、好ましくは10〜50μmである。セルのサイズは、表示パネルの大きさにもよるが、0.05〜1mmピッチ、好ましくは0.1〜0.5mmピッチである。
次に、隔壁12上に接着層22が形成される(接着層形成工程)。この接着層形成工程では、例えば転写法や印刷法により、ポリエステル系熱可塑性接着剤のようなヒートシール剤が形成される。転写法として典型的な熱転写法の一例について具体的な説明を補足すれば、例えばPETフィルム上に30μmの厚みでポリエステル系熱可塑性接着剤のようなヒートシール剤を形成した転写シートを用意し、この転写シートのヒートシール剤の面を隔壁上に常温で0.1MPaの圧力でラミネートする。これをヒートシール剤の軟化温度以上の温度である例えば120℃に保たれたホットプレート上において1分間加熱し、その後転写シートを剥離する。これにより、隔壁上に例えば6μmの接着剤が形成される(図3参照)。なお、本実施の形態では、隔壁頂部に対し接着層形成工程が行われるが、表示エリア外周に配置される表示エリア外周シールにより各パネルは封止及び接着されるため、隔壁頂部の接着層形成工程は省略することもできる。
図1に戻って、他方の基板16上に形成されている4面の表示エリア60に配置される電極の各々の外周に、表示エリア外周シール61が配置される(表示エリア外周シール配置工程)。表示エリア外周シール61の配置方法の一例について具体的な説明を補足すれば、当該表示エリア外周シール61は、例えば紫外線硬化性樹脂のような接着剤を、ディスペンサを用いて線幅0.5mm、高さ50μmで線状に塗布することによって配置される。
さらに、他方の基板16上には、4つの表示エリア外周シール61を囲むように、互いに対向する一対の側方表示媒体誘導部材71と、下流側表示媒体誘導部材72と、上流側表示媒体誘導部材73と、が配置される(誘導部材配置工程)。図4に示すように、互いに対向する一対の側方表示媒体誘導部材71は、4つの表示エリア外周シール61を挟むように配置され、また、下流側表示媒体誘導部材72及び上流側表示媒体誘導部材73は、一対の側方表示媒体誘導部材71の両端部に、4つの表示エリア外周シール61を挟むように、互いに対向して配置される。より詳しくは、対向する一対の側方表示媒体誘導部材71は、他方の基板16の電極が形成された領域を挟んで配置され、下流側表示媒体誘導部材72は、後の対向基板接着工程において、一方の基板11と他方の基板16とが接着のために互いに押圧される部位の移動方向の下流に設けられ、上流側表示媒体誘導部材73は、当該移動方向の上流に設けられる。
なお、本実施の形態では、下流側表示媒体誘導部材72は、開口部74を有するように配置される。
側方表示媒体誘導部材71、下流側表示媒体誘導部材72、及び、上流側表示媒体誘導部材73の配置方法の一例について具体的な説明を補足すれば、当該誘導部材は、例えば熱可塑性樹脂や紫外線硬化性樹脂を、ディスペンサを用いて線幅0.5mm、高さ50μmで線状に塗布することによって配置される。
前記誘導部材として用いられる熱可塑性樹脂は、好ましくは、後述する対向基板接着工程において、一方の基板11と他方の基板16とを接着させる際に、これらの基材の融点より低い温度、例えば100℃、で軟化可能な熱可塑性樹脂であり、例えば、東洋紡製バイロン630、500、550、670、300、GA6300、GA6400、UR8700、UR3200等が適用可能である。
また、前記誘導部材が紫外線硬化性樹脂で形成されれば、当該樹脂を加熱することなく低温(常温)で前記誘導部材を形成可能である。この場合、基板上に加熱された樹脂が配置されることによって、表示媒体材料の性質や基材などのパネル構成部材が熱で変化したりする恐れが無く、表示媒体やパネル構成部材として使用可能な材料が制限されることがない。また、紫外線硬化性樹脂は、紫外線で硬化された後はポリマー化して化学的に安定な状態になる。したがって、当該硬化された樹脂と表示媒体とが接触することによる表示性能の劣化が生じる恐れがない。なお、前記誘導部材に使用される紫外線硬化性樹脂は、好ましくは、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレートのモノマー、オリゴマーであり、例えば、サートマー製CN966、CN981、CN2003A、CN964、CN9893NS、スリーボンド製3033、3034、3057、3052、3054、3056Bなどが適用可能である。
さらに、前記誘導部材は、好ましくは接着性を有する。この場合、一方の基板11ないし他方の基板16に歪みがあることなどによって一方の基板11ないし他方の基板16の姿勢が平坦に保たれにくい場合であっても、後に一方の基板11ないし他方の基板16の基板上に表示媒体が配置された状態で両基板が接着される際に、前記誘導部材71ないし73と両基板11及び16との間に間隙が形成されず、インキが誘導部材71ないし73を乗り越えてしまうことによる基板及びその周囲機材の汚染が起こらない。接着性を有する誘導部材としては、フィルムやガラスなどの基材表面と反応することができるヒドロキシル基、アルコキシ基、ウレタン基、エポキシ基などの官能基を有するものが好ましい。
さらに、前記誘導部材71ないし73は、好ましくは、表示エリア外周シール61と同じ材料である。この場合、前記誘導部材71ないし73と表示エリア外周シール61とを同一プロセスで形成することができ、製造プロセスが簡単になる。
図1に戻って、一対の側方表示媒体誘導部材71と下流側表示媒体誘導部材72と上流側表示媒体誘導部材73とで囲まれた領域内に表示媒体としてのインキ13が配置される(表示媒体配置工程)。一対の側方表示媒体誘導部材71と下流側表示媒体誘導部材72と上流側表示媒体誘導部材73とで囲まれた領域内には、他方の基板16上の表示エリア外周シール61で囲まれた領域、すなわち他方の基板16の電極が形成された領域、が含まれる。
図5は、表示媒体配置工程の一例を概略的に示す図である。ここでは、(1)ディスペンサ31あるいはインクジェット、ダイコートからインキ13が滴下され(インキ滴下工程)、(2)アプリケータ32あるいはドクターブレード、ドクターナイフ、中央スキージによって面内均一となるようにインキ13が塗工される(インキ塗布工程)。
その後、隔壁12上の接着層22と、一方の基板11に対して対向する他方の基板16とが接着される(対向基板接着工程)。これにより、表示媒体(インキ13)が各セル内に封止される。
対向基板接着工程は、図6及び図7に示すように、接着層として塗工されたヒートシール剤22を加熱させて接着力を得るようになっている。具体的には、ラミネータ91によって所定の熱圧着圧力(ラミネート圧力)を付与しながら、ヒートシール剤22を周辺からヒートシール剤22の軟化温度を超える温度にまで加熱して軟化させることによって、隔壁12とインキ13が塗工されている他方の基板16とを接着する。もっとも、他の熱圧着の態様が採用されてもよい。
対向基板接着工程では、一方の基板11と他方の基板16との間でセル内に気泡が残らないように、一方の基板11をカールさせて、側方表示媒体誘導部材71の上流側表示媒体誘導部材73側の端部から下流側表示媒体誘導部材72側の端部に向けて、ラミネータ91によって一方の基板11と他方の基板16とが互いに押圧される部位を移動させ、他方の基板16上のインキを、表示エリア外周シール61で囲まれた領域から押し出しながら貼り合わせ、表示パネル4面付けのマザーパネル基板81が製造される。
また、下流側表示媒体誘導部材72の開口部74を介して溢れ出された余剰の表示媒体13は、表示媒体回収部75によって回収する。
その後、図1に示すように、マザーパネル基板81は、ギロチン、上刃スライド装置、レーザカット装置、レーザーカッター等の断裁装置51によって所定のサイズに断裁され、さらにその後、外周封止処理が施されて、所望の反射型表示装置の製造が完了する。
以上のように、本実施の形態によれば、互いに対向する一対の側方表示媒体誘導部材71を、インキ13が塗工される領域の両側に設けることにより、当該両側に向けて流れる余剰の表示媒体を基板上で堰き止めることができ、余剰のインキが基板の外周及び裏面、貼合装置を汚染することが防止される。
さらに、下流側表示媒体誘導部材72を一方の基板11と他方の基板16とがラミネータ91によって互いに押圧される部位の移動方向の下流に設けることにより、前記移動方向に押し流された余剰の表示媒体が堰き止められ、当該余剰の表示媒体によって基板や周囲の機材等が汚染されるということが顕著に防止される。
さらに、下流側表示媒体誘導部材72を、開口部74を有するように配置することにより、開口部74を介して溢れ出される表示媒体を回収することができ、余剰の表示媒体13の再利用がし易い。さらに、余剰の表示媒体13によって基板や周囲の機材等が汚染されるということが、さらに顕著に抑制される。
また、開口部74を封止することにより、または開口部74のインキ13を乾燥させて固めることにより、インキ13が封入されたマザーパネル基板81を搬送及び保管することができる。
また、接着層のヒートシール剤22は、熱可塑性材料からなる場合においては、常温においてはタック、すなわちねばつきが無いため、取り扱いの便宜が極めて良い。また、タック、すなわちねばつきが無いことによって、その後の表示媒体配置工程が容易である。具体的には、アプリケータあるいはスキージ、ドクターブレード、ドクターナイフ等を用いて表示媒体を配置しても、表示媒体(インキ13)がヒートシール剤22と接着してしまうことがない。
なお、一方の基板11の電極(不図示)と他方の基板16の電極(不図示)との間に所定の電界(電圧)が与えられる際、表示媒体であるインキ13中の電気泳動粒子が駆動され、文字パターン等の所定の情報が表示される。その後、電界が与えられなくなっても、新たな電界が両基板間に与えられるまで、当該情報表示状態が維持される。
次に、実際に行われた実施例について説明する。
<反射型表示装置の実施例>
一方の基板11として、370mm×470mm×厚さ0.125mmのPETフィルム(東洋紡製A4100)の一方の面に透明電極として酸化インジウムスズ(ITO)蒸着膜(厚さ0.2μm)が設けられた基板が用意された。透明電極は、スパッタリング、真空蒸着法、CVD法などの一般的な成膜方法によって形成され、酸化インジウムスズ(ITO)の他に、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等によっても形成され得る。
次に、当該一方の基板11に、ネガ型感光性樹脂材料(デュポンMRCドライフィルムレジスト(株)製のドライフィルムレジスト)を30μmの厚さにラミネートして100℃、1分間の条件で加熱し、次いで露光マスクを使用して露光(露光量500mJ/cm)し、その後、1%KOH水溶液を用いた現像を30秒行い、200℃、60分間の条件で焼成することで、隔壁12の一方の基板11側の端部の幅が13μm、他方の基板16側の端部の幅が15μm、セルピッチ300μmの格子状パターンの隔壁12が形成された。
そして、接着層22としてのポリエステル系熱可塑性接着剤が、隔壁12上に厚み5μmで印刷法により塗布され、乾燥された。
次いで、他方の基板16として、370mm×470mm×厚さ0.7mmの無アルカリガラス(日本電気硝子製OA−10G)に、Cu電極等の各種電極がパターン状に形成されたものが用いられた。各種電極のパターン形成は、一般的なエッチング法によって形成された。本実施例では、6インチ相当のパネルの駆動電極に相当する電極パターンが、1枚の他方の基板16上に4面付けで形成された。
続いて、4面の電極パターンの各々の外周に、ディスペンサを用いて紫外線硬化性樹脂(イー・エッチ・シー(株)製:LCB−610)が切れ目なく塗工されて、表示エリア外周シール61が線幅1.0mm、高さ100μmで形成された。
また、他方の基板16の外辺から内側10mmの位置で、前記4面の電極パターンを囲うように、紫外線硬化性樹脂(イー・エッチ・シー(株)製:LCB−610)が線状に塗布されて、側方表示媒体誘導部材71と、下流側表示媒体誘導部材72と、上流側表示媒体誘導部材73とが、線幅0.5mm、高さ50μmで形成された。下流側表示媒体誘導部材72は、50mm幅の開口部74を有するように、紫外線硬化性樹脂を塗布しないエリアを設けて配置された。
続いて、表示媒体として、以下の成分を有するインキ13が用いられ、ディスペンサ31から滴下されて、アプリケータ32(テスター産業製)にて、他方の基板16の表面より50μmのギャップにて、他方の基板16上にインキ13が塗工された。塗工は、他方の基板の中心を基準に、300mm×400mmの位置に行われ、膜厚は35μmとした。
<インキ成分>
・電気泳動粒子(二酸化チタン)・・・60重量部
・分散液 ・・・40重量部
そして、大気中にて、他方の基板16の上に一方の基板11の隔壁12上の接着層22を配置し、重ね合わせてラミネータ91で一定の熱圧着圧力をさらに付与しつつ、一方の基板11の隔壁12と他方の基板16とが密着された(図6、図7参照)。熱圧着時の温度は、110℃であった。また、熱圧着圧力は、0.5MPaであった。このとき、両基板の間に気泡が残らないように、一方の基板11はカールされた状態で、上流側表示媒体誘導部材73の側から下流側表示媒体誘導部材72の側へ向けて、表示エリア外周シール61で囲まれた空間の容積を超える余剰のインキを押し出しながら、貼り合わされた。余剰のインキは、下流側表示媒体誘導部材72の開口部74からのみ流れ、開口部74を介して溢れ出された余剰のインキ13は、表示媒体回収部75によって回収された。
その後、紫外線を露光(露光量3000mJ/cm)して表示エリア外周シール61、側方表示媒体誘導部材71、下流側表示媒体誘導部材72、及び、上流側表示媒体誘導部材73を硬化させた(外周封止処理)。以上により表示パネル4面付けマザーパネル基板81が作製された。
以上のようにして得られたマザーパネル基板81は、表示エリア外周シール61内はインキ13で気泡なく全て満たされ、余剰のインキ13は、開口部74の設けられている下流側表示媒体誘導部材72以外の辺において、基板からはみ出ることなく、基板の外周及び裏面、貼合装置を汚染することがなかった。
また本実施例では、図8に示すようにインキ13が電極パターンの形成された基板(他方の基板16)の表示部に予め塗布されるため、得られる表示パネルにおいて、表示ムラや表示欠け等の欠陥が発生しにくい。また、表示エリア外周シール61と側方表示媒体誘導部材71と下流側表示媒体誘導部材72と上流側表示媒体誘導部材73とが同一基板(他方の基板16)上に形成されるため、一つの工程で、互いの位置関係が所望の位置関係となるよう形成されることが容易であり、互いの位置関係を考慮して一方の基板11と他方の基板16とを貼合する必要がない。さらに、一方の基板11には、表示エリア外周シール61、側方表示媒体誘導部材71、下流側表示媒体誘導部材72、上流側表示媒体誘導部材73、インキ13が配置されないため、装置に設定する際などに扱いやすく、貼合直前まで基板洗浄などの前工程を行うことができる。
なお、図8に示す実施例においては、側方表示媒体誘導部材71と下流側表示媒体誘導部材72と上流側表示媒体誘導部材73の配置、及び、インキ13の塗工は、全て同一の基板(他方の基板16)に対して行われたが、これに限られない。
例えば、図9に示すように、側方表示媒体誘導部材71と下流側表示媒体誘導部材72と上流側表示媒体誘導部材73は、一方の基板11上に配置され、インキ13及び表示エリア外周シール61は他方の基板16上に塗工されてもよい。この場合も、インキ13が電極パターンの形成された基板(他方の基板16)の表示部に予め塗布されるため、得られる表示パネルにおいて、表示ムラや表示欠け等の欠陥が発生しにくい。また、表示エリア外周シール61と、側方表示媒体誘導部材71、下流側表示媒体誘導部材72及び上流側表示媒体誘導部材73と、は異なる基板に形成される為、工程タクトを短縮することができ、生産性を上げることができる。
また、図10に示すように、側方表示媒体誘導部材71と下流側表示媒体誘導部材72上流側表示媒体誘導部材73の配置、及び、インキ13の塗工は、一方の基板11に対して行われ、表示エリア外周シール61は他方の基板16上に配置されてもよい。この場合も、表示エリア外周シール61と、側方表示媒体誘導部材71、下流側表示媒体誘導部材72及び上流側表示媒体誘導部材73と、は異なる基板に形成される為、工程タクトを短縮して生産性を上げることができる。
さらに、図11に示すように、側方表示媒体誘導部材71と下流側表示媒体誘導部材72と上流側表示媒体誘導部材73、及び、表示エリア外周シール61は、他方の基板16上に配置され、インキ13は一方の基板11上に塗工されてもよい。この場合、一方の基板11には、隔壁12及び電極の高さ以上の障害物がないため、インキ13を均一に塗布することができる。また、表示エリア外周シール61と側方表示媒体誘導部材71と下流側表示媒体誘導部材72と上流側表示媒体誘導部材73とが同一基板(他方の基板16)上に形成されるため、一つの工程で、互いの位置関係が所望の位置関係となるように形成されることが容易であり、互いの位置関係を考慮して一方の基板11と他方の基板16とを貼合する必要がない。
<各部材の材料ないし特性>
最後に、本発明の製造対象としての反射型表示装置ないし反射型表示装置製造用シートの各部材の材料ないし特性等について、さらに詳しく補足しておく。
表示媒体としては、少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む液状の表示媒体が用いられ得る。電気応答性材料としては、電荷粒子材料、液晶材料があり、電荷粒子材料には白や黒、カラーなどの色づけされた粒子が電場に応答して移動するいわゆる電気泳動材料、または、粒子が二色に色分けされ電場により回転するツイストボールに代表される材料、または、電場により移動するナノ粒子材料等がある。一方、液晶材料はPDLC(Polymer Dispersed Liquid Crystal)で知られる透過と散乱を電気的に制御する材料や液晶に色素を混合した材料、コレステリック液晶材料などがある。これら電気応答し光学特性を変化させる材料は種類に問わずセルに隔離する必要があり本発明の適用範囲となり得る。
一方の基板11としては、PE、PET、PES、PEN等の透明フィルムや透明ガラスに、ITO、ZnO等の透明電極を付したものが、典型的に用いられ得る。本実施形態では一方の基板を視認側に配置される例として示しているので表示媒体の視認側の部材は透明である必要がある。透明電極は、塗工法や蒸着法等によって形成され得る。透明電極はアクティブマトリクス駆動の場合及びセグメント駆動の場合は共通電極として用いられるので必ずしもパターンが形成されている必要は無く基板全面が電極であってもよい。一方、パッシブマトリクス駆動の場合、対向する両方の基板はパターン電極である必要があるため、前記透明電極もストライプなどのパターンが形成される。
なお、電極パターンの形成は、フォトリソ法、レーザ描画法、インクジェット法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、等によって行われ得る。
一方の基板11の厚みは、10μm〜1mmが好適である。10μmよりも薄いと、パネルとしての強度を得ることができず、破損に至る危険度が増す一方、1mmよりも厚いと、パネル重量が重くなり過ぎて取り扱いが不便になるし、コストも高くなるからである。破損しにくく取り扱いが容易である好適な厚みの範囲は、50μm〜300μm程度である。
一方の基板11の表面には、メッキ処理による酸化防止処理が施されてもよい。また、一方の基板11の裏面(外側)には、バリア層が設けられてもよい。バリア層の機能は、インキが水分を吸着することによる表示劣化を防止することである。バリア層は、本実施形態では視認側に配置される一方の基板は透明、非視認側に配置される他方の基板は透明でも不透明でも良く、無機膜を蒸着することで得られる。あるいは、予めバリア層が形成されたフィルムが貼り合わせられてもよい。
視認側に配置される基板には、更なる機能層が付加され得る。一方の基板11の表面に、紫外線カットフィルムが貼付され得る。一方の基板11の表面に他の紫外線カット処理が施されても、これと同様の機能を発揮できる。その他の表面コート層として、AG層(防眩層)、HC層(傷防止層)、AR層(反射防止層)などが付加され得る。
一方の基板11は、ロール状でもシート状でもどちらでも適用可能である。
隔壁12は、紫外線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、常温硬化性樹脂等によって構成可能であり、前述のように、5〜50μmの厚みに形成されることが好適である。5μm以下では、充填するインキ量が少なく、十分な表示特性、特にコントラストが得られない一方、50μm以上では、パネルの厚みが厚すぎて、駆動電圧が上昇し過ぎてしまう。低駆動電圧で良好な表示特性が得られるという観点から、10〜50μmの範囲の厚みが好適である。
隔壁12のパターン形状は、円、格子、ハニカム状(六角形)、その他の多角形など、基本的に任意である。開口率は、70%以上が好ましく、特に90%以上が好ましい。高開口率であるほど、表示可能エリアが広くなるため、高コントラストを得ることができる。
隔壁12の形成方法は、フォトリソグラフィ法の他、エンボス加工などの型転写方法も採用され得る。さらに、メッシュ加工の構造物を隔壁として製造しておいて、それを一方の基板11に貼り付けるという方法も採用され得る。
接着層(ヒートシール剤)22としては、熱可塑性材料を用いたものが好ましく、加熱により軟化して、冷却すると固化する性質を有し、冷却と加熱を繰り返した場合に、塑性が可逆的に保たれる材料である。熱可塑性材料からなるヒートシール剤を接着層として用いた場合には、転写フィルム基材上の固化しているヒートシール剤をその軟化温度を超える温度にまで加熱することにより軟化させて、隔壁上面のみに確実にヒートシール剤を熱転写することもできる。また、熱転写後のヒートシール剤は常温まで冷却して再び固化することにより、タック、すなわちねばつきが無くなるため、取り扱いの便宜が極めて良い。また、タック、すなわちねばつきが無いことによって、セル内に充填された表示媒体がヒートシール剤と接着してしまうことがない。そして、再び隔壁上面のヒートシール剤をその軟化温度を超える温度にまで加熱して軟化させることにより、タック、すわなちねばつきを有するようになるため、他方の基板に確実に接着される。他方の基板との接着後のヒートシール剤は、再び常温においてはタック、すなわちねばつきが無いため、やはり表示媒体がヒートシール剤と接着してしまうことがなく、表示品質の低下のおそれもない。具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリウレタンなどの熱可塑性ベースポリマーや、天然ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体などの熱可塑性エラストマーを主成分とし、粘着性付与樹脂や可塑剤を配合した樹脂が主に使用される。
隔壁12とヒートシール剤22との密着性を上げるために、隔壁12に紫外線照射やプラズマ処理などにより表面処理が施されてもよいし、プライマーが形成されてもよい。あるいは、ヒートシール剤22の方にシランカップリング剤が添加されてもよい。
また、接着層としてヒートシール剤を使用する場合には、表示媒体や基板の耐熱性を考慮してヒートシール材の軟化温度は100℃以下であることが好ましい。また、表示装置の環境信頼性を確保することではヒートシール材の軟化温度は50℃以上であることが好ましい。
他方の基板16としては、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス、エポキシガラス(ガラエポ)等の表面に金属等の導電性材料によって電極が形成されたものが用いられ得る。また他方の基板16は、光透過性の基材が用いられてもよい。さらに光透過性で不透明な基材であってもよく、電極面とは異なるもう一方の面を粗面下した不透明なガラス基材、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス、エポキシガラス(ガラエポ)等が用いられ得る。本実施の形態では、他方の基板16は、視認側と反対側の位置に配置されるため、透明である必然性はない。しかし、熱膨張など対向する一方の基板と同じ物性が必要とされる場合は一方の基板と合わせて透明部材が使用されてもよい。
電極としてはセグメント駆動およびパッシブマトリクス駆動の場合はパターン状の電極、また、アクティブマトリクス駆動の場合はTFT(Thin Film Transistor)が配置される画素電極が用いられる。
他方の基板16の厚みも、一方の基板11の厚みと同様に、10μm〜1mmが好適である。10μmよりも薄いと、パネルとしての強度を得ることができず、破損に至る危険度が増す一方、1mmよりも厚いと、パネル重量が重くなり過ぎて取り扱いが不便になるし、コストも高くなるからである。破損しにくく取り扱いが容易である好適な厚みの範囲は、50μm〜300μm程度である。
他方の基板16の表面に、バリアフィルムが貼付され得る。予め透明無機膜のバリア層が蒸着等で形成された透明フィルムが他方の基板16として採用されても、これと同様の機能を発揮できる。他方の基板16も、ロール状でもシート状でもどちらでも適用可能である。
また、側方表示媒体誘導部材71、下流側表示媒体誘導部材72、及び、上流側表示媒体誘導部材73に関しては、余剰のインキが基板の外周及び裏面、貼合装置を汚染することが防止できれば、必ずしも連続している必要は無く、また、下流側表示媒体誘導部材72と上流側表示媒体誘導部材73の一方または両方は省略されてもよい。また、下流側表示媒体誘導部材72には、開口部74が設けられていなくてもよい。
表示エリア外周シールは、紫外線硬化性樹脂の他に、熱硬化性樹脂、常温硬化性樹脂、ヒートシール樹脂等によっても構成可能である。それらは、ディスペンサによって、あるいは、各種の印刷法によって、あるいは、熱圧着によって、両方の基板11,16の周辺に適用される。
11 一方の基板
12 隔壁
13 インキ(表示媒体)
16 他方の基板
22 ヒートシール剤
31 ディスペンサ
32 アプリケータ
34 ロールワイパ
41 ディスペンサ
51 断裁装置
60 表示エリア
61 表示エリア外周シール
71 側方表示媒体誘導部材
72 下流側表示媒体誘導部材
73 上流側表示媒体誘導部材
74 開口部
81 マザーパネル基板
91 ラミネータ

Claims (4)

  1. 少なくとも一方が透明であり各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む液状の表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に前記表示媒体が所定の表示をする、反射型表示装置、を製造する方法であって、
    一方の基板上に所定のパターンで隔壁を形成する隔壁形成工程と、
    前記一方の基板または他方の基板上に、当該基板の電極が形成された領域を挟んで、互いに対向する一対の側方表示媒体誘導部材を配置する誘導部材配置工程と、
    前記一方の基板または前記他方の基板上に、当該基板の前記電極が形成された領域を含み、前記一方の基板と前記他方の基板とが互いに押圧されて接着される際に前記一対の側方表示媒体誘導部材の間に位置することができるような領域に前記表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、
    前記隔壁で区画された各領域をセルとして、前記一方の基板と前記他方の基板とを互いに押圧して接着する対向基板接着工程と、
    を備え、
    前記対向基板接着工程では、前記一対の側方表示媒体誘導部材の一方の端部の側から他方の端部の側に向けて、前記一方の基板と前記他方の基板とが互いに押圧される部位が移動されていくようになっている
    ことを特徴とする反射型表示装置の製造方法。
  2. 前記誘導部材配置工程では、前記一対の側方表示媒体誘導部材が配置される基板上において、前記一方の基板と前記他方の基板とが互いに押圧される部位の移動方向の下流に、下流側表示媒体誘導部材が配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の反射型表示装置の製造方法。
  3. 前記下流側表示媒体誘導部材は、少なくとも1つの開口部を有するように配置されると共に、
    前記対向基板接着工程では、前記開口部を介して溢れ出される表示媒体が回収される
    ことを特徴とする請求項2に記載の反射型表示装置の製造方法。
  4. 少なくとも一方が透明であり各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む液状の表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に前記表示媒体が所定の表示をする、反射型表示装置であって、
    一方の基板上に所定のパターンで隔壁が形成されており、
    前記一方の基板と他方の基板との間に、当該一方の基板または当該他方の基板の電極が形成された領域を挟むように、互いに対向する一対の側方表示媒体誘導部材が配置されており、
    前記側方表示媒体誘導部材で挟まれた領域内に、前記隔壁で区画された各領域をセルとして、前記表示媒体が配置されている、
    ことを特徴とする反射型表示装置。
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