JP2014058810A - 分割補強金属板 - Google Patents
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Abstract
【課題】 仮止めの必要がなく、精度良く容易に積み上げることができるようにした分割補強金属板を提供する。
【解決手段】 柱を補強するための囲い金属板に用いられる分割補強金属板であり、L字状の補強金属板本体と、前記補強板本体の上下端に配置された水平方向補強リブと、前記補強板本体の左右端に配置された鉛直方向補強リブと、前記上端の水平方向補強リブに設けられた少なくとも一つの突起部と、前記突起部に対応して前記下端の水平方向補強リブに設けられた少なくとも一つの孔部と、を有するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】 柱を補強するための囲い金属板に用いられる分割補強金属板であり、L字状の補強金属板本体と、前記補強板本体の上下端に配置された水平方向補強リブと、前記補強板本体の左右端に配置された鉛直方向補強リブと、前記上端の水平方向補強リブに設けられた少なくとも一つの突起部と、前記突起部に対応して前記下端の水平方向補強リブに設けられた少なくとも一つの孔部と、を有するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンクリート製の柱を補強するための囲い金属板に用いられる分割補強金属板に関する。
従来、ビルなどの建造物の耐震性を向上させるために、コンクリート製の柱を補強金属板で補強する補強構造として、例えば、特許文献1に記載された柱の補強構造が知られている。
特許文献1に記載された補強構造は、柱の周囲全面に、所定の間隔を保った囲い鋼板を対向させ、この間隔内にクラウト材を充填することによって、既存の柱と囲い鋼板とを一体化して柱の強度を向上させるものである。
また、特許文献1に記載された囲い鋼板を改良したものとして、図9及び図10に示すような、囲い鋼板も使われるようになってきている。
図9及び図10において、符号100は、コンクリート製の柱を補強するための囲い鋼板を示す。囲い鋼板100は、4個のL字状の分割補強金属板103を対向させて柱の周囲全面を覆うようにするものである。分割補強金属板103は、分割補強金属板本体102の上下端に配置された水平方向補強リブ104a,104cと左右端に配置された鉛直方向補強リブ104b,104dとを有している。
鉛直方向補強リブ104bと鉛直方向補強リブ104dとを合わせるように、4個の分割補強金属板103を対向させて柱の周囲全面を覆うようにして囲い鋼板100とし、水平方向補強リブ104aと水平方向補強リブ104cとを合わせるようにして分割補強金属板103を積み上げて、囲い鋼板100が積み上がった構造とするものである。
しかしながら、分割補強金属板103は、図9のように複数段に積み上げて且つ図10のように4個を対向させて使用されるが、分割補強金属板103を複数段にただ単に積み上げるだけであるため、積み上げる工程の際に、ずれてしまうおそれがある。そのため、ずれないように精度良く複数段に積み上げるためには、コーキング剤などで仮止めを行う必要があった。そのため、仮止めを行う分の工期を要するという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、仮止めの必要がなく、精度良く容易に積み上げることができるようにした分割補強金属板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の分割補強金属板は、柱を補強するための囲い金属板に用いられる分割補強金属板であり、L字状の補強金属板本体と、前記補強金属板本体の上下端に配置された水平方向補強リブと、前記補強金属板本体の左右端に配置された鉛直方向補強リブと、前記上端の水平方向補強リブに設けられた少なくとも一つの突起部と、前記突起部に対応して前記下端の水平方向補強リブに設けられた少なくとも一つの孔部と、を有することを特徴とする。
前記突起部が前記上端の水平方向補強リブの両端部近傍に設けられ、前記突起部に対応して前記孔部が前記下端の水平方向補強リブの両端部近傍に設けられてなるのが好ましい。
前記分割補強金属板の材質としては、金属であれば特に限定はないが、電気亜鉛メッキ鋼板で作製されてなるのが好適である。
また、前記突起部は、板状又は円柱状であるのが好適である。
本発明の囲い金属板は、前記分割補強金属板を4個対向せしめてなることを特徴とする。
本発明の分割補強金属板によれば、仮止めの必要がなく、精度良く容易に積み上げることができるようにした分割補強金属板を提供することができるという著大な効果を奏する。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、これら実施の形態は例示的に示されるもので、本発明の技術思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことはいうまでもない。図示において、同一部材は同一符号であらわされる。
図1〜図6において、符号10Aは本発明の分割補強金属板の一つの実施の形態を示す。分割補強金属板10Aは、柱を補強するための囲い金属板に用いられる分割補強金属板であり、L字状の補強金属板本体12と、前記補強金属板本体12の上下端に配置された水平方向補強リブ14a,14cと、前記補強金属板本体12の左右端に配置された鉛直方向補強リブ14b,14dと、前記上端の水平方向補強リブ14aに設けられた突起部16a,16bと、前記突起部16a,16bに対応して前記下端の水平方向補強リブ14cに設けられた孔部18a,18bと、を有する構成とされている。なお、分割補強金属板10Aは、電気亜鉛メッキ鋼板で作製した。
図1〜図6に示した分割補強金属板10Aの例では、突起部と孔部は、それぞれ2つずつ設けた例を示した。また、前記突起部16a,16bは、前記上端の水平方向補強リブ14aの両端部近傍にそれぞれ設けられており、前記突起部16a,16bに対応して前記孔部18a,18bが前記下端の水平方向補強リブ14cの両端部近傍にそれぞれ設けられた構成を示した。
そして、分割補強金属板10Aの例では、前記突起部16a,16bは、板状とされている。なお、板状の突起部とする場合には、上端の方が下端よりも狭まった形状である台形状が好ましい。
分割補強金属板10Aは、図2に示されるように、前記突起部16a,16bを前記孔部18a,18bに挿入せしめて、複数段に積み上げられて使用される。
より詳しくは、図3,図4及び図5に示されるように、コンクリート柱38の周囲を囲むように、複数の分割補強金属板10Aを対向させる(図示例では4つ)。前記分割補強金属板10Aを4個対向させると、図5に示される囲い金属板34となる。
そして、複数の分割補強金属板10Aを対向させて、前記突起部16a,16bを前記孔部18a,18bに挿入せしめて、複数段積み上げれば、図6のように、コンクリート製の柱を補強金属板で補強する補強構造36となる。なお、図6において、符号30は天井であり、符号32は床を示す。
さらに、図3に示すように、モルタル24で仕上げることで、制震効果の有する柱ができあがる。
次に、本発明の分割補強金属板の別の実施の形態を図7に示す。図7において、符号10Bは、本発明の分割補強金属板の別の実施の形態を示す。
分割補強金属板10Bは、柱を補強するための囲い金属板に用いられる分割補強金属板であり、L字状の補強金属板本体40と、前記補強金属板本体40の上下端に配置された水平方向補強リブ42a,42c(42cの図示は省略)と、前記補強金属板本体40の左右端に配置された鉛直方向補強リブ42b,42dと、前記上端の水平方向補強リブ42aに設けられた突起部44と、前記突起部44に対応して前記下端の水平方向補強リブ42cに設けられた孔部(図示は省略)と、を有する構成とされている。
このように、分割補強金属板10Bでは、上端の水平方向補強リブ突起部及び下端の水平方向補強リブに設けられた孔部とは、それぞれ一つとされている。そして、分割補強金属板10Bの例では、前記突起部44は、板状とされている。なお、板状の突起部とする場合には、上端の方が下端よりも狭まった形状である台形状が好ましい。分割補強金属板10Bは、上端の水平方向補強リブ突起部及び下端の水平方向補強リブに設けられた孔部以外の構成は、分割補強金属板10Aと同様である。
さらに、本発明の分割補強金属板の他の実施の形態を図8に示す。図8において、符号10Cは、本発明の分割補強金属板の他の実施の形態を示す。
分割補強金属板10Cは、柱を補強するための囲い金属板に用いられる分割補強金属板であり、L字状の補強金属板本体46と、前記補強金属板本体46の上下端に配置された水平方向補強リブ48a,48c(48cの図示は省略)と、前記補強金属板本体46の左右端に配置された鉛直方向補強リブ48b,48dと、前記上端の水平方向補強リブ48aに設けられた突起部50a,50bと、前記突起部50a,50bに対応して前記下端の水平方向補強リブ48cに設けられた孔部(図示は省略)と、を有する構成とされている。
このように、分割補強金属板10Cでは、上端の水平方向補強リブ突起部及び下端の水平方向補強リブに設けられた孔部とは、それぞれ2つとされている。そして、分割補強金属板10Cの例では、前記突起部50a,50bは、円柱状とされている。分割補強金属板10Cは、上端の水平方向補強リブ突起部及び下端の水平方向補強リブに設けられた孔部以外の構成は、分割補強金属板10Aと同様である。
10A,10B,10C:分割補強金属板、12,40,46:補強金属板本体、14a,14c,42a,42c,48a,48c,104a,104c:水平方向補強リブ、14b,14d,42b,42d,48b,48d,104b,104d:鉛直方向補強リブ、16a,16b,44,50a,50b:突起部、18a,18b:孔部、24:モルタル、30:天井、32:床、34:囲い金属板、36:補強構造、38:コンクリート柱、100:囲い鋼板、102:分割補強金属板本体、103:従来の分割補強金属板。
Claims (4)
- 柱を補強するための囲い金属板に用いられる分割補強金属板であり、
L字状の補強金属板本体と、
前記補強板本体の上下端に配置された水平方向補強リブと、
前記補強板本体の左右端に配置された鉛直方向補強リブと、
前記上端の水平方向補強リブに設けられた少なくとも一つの突起部と、
前記突起部に対応して前記下端の水平方向補強リブに設けられた少なくとも一つの孔部と、
を有することを特徴とする分割補強金属板。 - 前記突起部が前記上端の水平方向補強リブの両端部近傍に設けられ、
前記突起部に対応して前記孔部が前記下端の水平方向補強リブの両端部近傍に設けられてなることを特徴とする請求項1記載の分割補強金属板。 - 前記突起部が、板状又は円柱状であることを特徴とする請求項1又は2記載の分割補強金属板。
- 柱を補強するための囲い金属板であり、請求項1〜3いずれか1項記載の分割補強金属板を4個対向せしめてなることを特徴とする囲い金属板。
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JP2012204327A JP2014058810A (ja) | 2012-09-18 | 2012-09-18 | 分割補強金属板 |
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JP2014058810A true JP2014058810A (ja) | 2014-04-03 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5664989B1 (ja) * | 2014-04-28 | 2015-02-04 | 一般社団法人 レトロフィットジャパン協会 | 既存柱の補強構造 |
JP2016035188A (ja) * | 2014-06-03 | 2016-03-17 | 一般社団法人 レトロフィットジャパン協会 | 建造物の補強構造 |
JP5974314B1 (ja) * | 2016-02-09 | 2016-08-23 | 株式会社フジモト | H型鋼柱の耐震補強構造 |
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2012
- 2012-09-18 JP JP2012204327A patent/JP2014058810A/ja active Pending
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