JP2014056294A - 端末装置、管理サーバ、端末装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1表示制御部は、グループにおいて、当該端末利用者及び登録利用者から送信されたチャットメッセージを時系列に表示させる。第2表示制御部は、端末利用者又は登録利用者から送信されたニュースを、当該ニュースに対する他の利用者から送信されたコメントに関連付けて表示させる。第2表示制御部は、登録利用者の全部又は一部から送信されたニュースについては差出人情報を付加して表示させ、登録利用者の全部又は一部から送信されたニュースに対する登録利用者のコメントについては差出人情報を付加して表示させ、登録利用者の全部又は一部から送信されたニュースに対する登録利用者以外の利用者のコメントについては差出人情報の全部若しくは一部を非表示とさせる、又は、端末利用者が特定できないように表示させる。
【選択図】図1
Description
なお、第1メッセージは、具体的には後述するチャットメッセージ(の本文)をいい、第2メッセージは、具体的には後述するニュース(の本文)をいうが、これに限られず、静止画や、動画像、音声であっても良いし、これらを含んでも良い。したがって、メッセージの表示には、動画像や音声などの再生も含まれる。
また、「端末利用者から送信された第1メッセージ」とは、端末利用者の操作に基づいて当該端末利用者が操作する端末装置から実際に送信された第1メッセージのみならず、実際に送信する前の第1メッセージも含まれる。これは、後述するように、登録利用者の端末装置では、当該登録利用者の操作に基づいて第1メッセージを表示部に表示させた後に、第1メッセージを実際に送信する構成が一般的であるが、第1メッセージを表示部に表示させた段階で、つまりメッセージを通信状況などの影響によって実際に送信する前の段階であっても、登録利用者の端末装置では時系列に表示することが可能なためである。
一方、「登録利用者から送信された第1メッセージ」とは、登録利用者の操作に基づいて当該利用者が操作する端末装置から送信された第1メッセージであることをいう。
また、本発明は、端末装置(20)や、管理サーバ(10)のみならず、端末装置(20)の制御方法や、コンピュータを端末装置(20)として機能させるプログラムとしても概念することができる。
上記プログラムは記録媒体に記憶させても良い。この記録媒体を用いれば、例えば上記コンピュータに上記プログラムをインストールすることができる。ここで、上記プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
また、上記プログラムには、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶される上記プログラムのコードは、端末装置(20)で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでも良い。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置(20)で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、上記プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置(20)で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていても良い。
携帯電話機のような端末装置において、アプリケーションプログラム(チャットアプリ)を利用者が実行させることによって、予め登録された相手と1対1のチャットや、複数の相手とグループを構成してグループ同士でのグループチャットが可能である。チャットする相手の情報は、利用者のみが管理しているものであり、第三者が把握できない情報である。これはメールソフトで言えば、自身のアドレス帳が第三者に開示されていないのと同じである。したがって、自分とチャットする相手が自分以外の誰とチャットしているのかを知ることができないし、自分とチャットする相手が誰であるのかを他者に知られることもない。
したがって、誰がコメントしたかにより、「友だち」が自分以外の誰と「友だち」になっているかが知られてしまうことになる。ただし、上記交流サイトでは、一般的に自分の「友だち」の関係を公開する形式で運営されているので、交流サイトにおいて「友だち」関係が知られることは問題になり難いといえる。
ここで、考慮すべき点は、上記交流サイトと同様なロジックでシステムを構築できない点にある。その理由は、タイムライン投稿に対してコメントを投稿した利用者の情報が、チャット相手でない他の利用者に知られてしまうからである。換言すれば、自分とチャットする相手が自分以外の誰とチャットしているのかを知ることができないし、自分とチャットする相手が誰であるのかを他者に知られることもない、という前提が崩れてしまうのである。
そこで、各実施形態では、上記課題を解決するために、チャットアプリでタイムライン投稿を実現する場合に、上記前提を崩さないようする。
この場合、利用者Aの端末装置では、図の上側に示されるように、自身の利用者A、チャット相手である利用者Bおよび利用者Cのコメントの差出人情報(名前、プロフィール画像)が表示されても、なんら差し支えない。なお、図において、4つのうち、最上位がニュース表示であり、その下側において四角枠で囲まれた3つが、当該ニュースに関連付けられたコメント表示である。
これにより、利用者Bは、自己である利用者Bとチャットする利用者Aが自分以外の利用者Cとチャットしているのかを知ることができないし、自己である利用者Bと利用者Aとがチャットしていることを、利用者Cに知られることもない。同様に、利用者Cは、自己である利用者Cとチャットする利用者Aが自分以外の利用者Bとチャットしているのかを知ることができないし、自己である利用者Cと利用者Aとがチャットしていることを、利用者Bに知られることもない。
図2は、本発明の第1実施形態に係る端末装置を含むシステムの全体的な構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、システム1では、複数の端末装置20−1、20−2、20−3、…が、移動通信網Nb、ゲートウェイ15およびインターネットNaを介して管理サーバ10に接続された構成となっている。
なお、以降において端末装置20−1は利用者Aによって所有されるものとし、同様に、端末装置20−2、20−3は、利用者B、Cによって所有されるものとする。また、端末装置20−1、20−2、20−3、…について、利用者を特定せずに一般的に説明する場合には、符号における「−(ハイフン)」以下を省略して単に「20」とする。
ここで、特定可能なタッチ操作の種類には、例えばタップ、フリック、ドラッグ、ピンチ等が含まれる。このうち、タップとは、表示画面を指で軽く叩く操作である。フリックとは、画面に表示された対象物を指で軽く払う操作である。ドラッグとは、画面に表示された対象物を指で接触させた状態で移動させる操作である。ピンチとは、表示画面に二本の指を接触させた状態で広げたり狭めたりする操作である。
端末装置20は、携帯電話機に限られず、タブレット型コンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)などでも良い。
なお、この図においては、システム1のうち、管理サーバ10と、複数台のうち、ある1台について着目した端末装置20とで構築される機能ブロックを示している。
この図に示されるように、端末装置20の側では、表示部205、操作検出部231、管理部233、送信部236、第1表示制御部241および第2表示制御部242のほか、データベース218において端末利用者情報登録テーブルTB21、送信相手管理テーブルTB22、第1履歴登録テーブルTB23および第2履歴登録テーブルTB24の4つのテーブルが構築される。なお、これらの4つのテーブルの詳細については後述する。表示部205は、表示パネル210の表示領域に設けられて、各種の表示をしたり、タッチパネル220に対する操作を受け付けたりする。
管理部233は、管理サーバ10にチャットメッセージなどを送信する場合に各種情報を添付して送信部236に供給するほか、管理サーバ10から各種情報を受信したり、4つのテーブルを管理したり、表示部205での表示に必要な情報を第1表示制御部241および第2表示制御部242に供給したりする。
送信部236は、管理部233から供給されたメッセージを、添付された各種情報とともに管理サーバ10に送信する。
第2表示制御部242は、タイムライン投稿の実行時に、表示部205に対する操作が反映されるように表示内容を制御する、具体的には、第2表示制御部242は、表示部205に、管理サーバ10から転送されたニュースを投稿日時の順に表示させたり、当該ニュースに1以上のコメントがあった場合には、当該コメントを、元となるニュースに関連付けて表示させたりする。
なお、後述するテーブル格納処理が実行される場合、上記チャットアプリが実行されていなくても、管理部233、送信相手管理テーブルTB22および第1履歴登録テーブルTB23が構築される。
受付部121は、端末装置20から各種情報が添付されたチャットメッセージ、ニュース、コメントを受け付ける。
利用者/グループ登録テーブルTB11は、特に詳細については図示しないが、チャットに参加可能な利用者やグループに関する情報が登録されている。換言すれば、このチャットは、アカウントの取得など所定の手続きを経て、利用者/グループ登録テーブルTB11に登録されないと、利用できない構成となっている。
なお、利用者の端末装置20で、このチャットアプリが初めて起動されたとき、当該端末装置20は管理サーバ10と通信し、この通信の過程において管理サーバ10で当該利用者を一意に識別する利用者IDが生成される。この利用者IDは、利用者/グループ登録テーブルTB11に登録されるとともに、端末装置20に送信されて記憶される。これにより、端末装置20において、このチャットアプリを実行するためのアカウントが取得されたことになる。
ここで、管理サーバ10における利用者/グループ登録テーブルTB11では、利用者全員とすべてのグループとについて情報がマスター登録されたものであり、端末装置20における送信相手管理テーブルTB22では、当該端末装置20とチャット相手となるグループについての情報が利用者/グループ登録テーブルTB11が転送されて登録されたものである。例えば、あるグループのメンバー(利用者)が増減して、当該グループの構成に変更が生じた場合には、まず、管理サーバ10における利用者/グループ登録テーブルTB11が更新され、当該グループに参加している利用者の端末装置20に通知され、それぞれの利用者の送信相手管理テーブルTB22が更新される。
転送部125は、受付部121で受け付けられたメッセージを、転送先が特定された端末装置20に転送する。
本実施形態では、ある利用者(端末利用者)が端末装置20を用いてチャット相手にチャットメッセージの送信を指示すると、当該チャットメッセージに当該端末利用者を示す情報(差出人情報)が添付されて当該チャット相手の端末装置20に、管理サーバ10を経由して送信される一方、当該チャット相手側の端末装置20では、当該チャットメッセージに当該差出人情報が付加されて表示される。これにより、当該チャット相手は、表示されたチャットメッセージが、誰によって送信されたものであるかが直感的に判るようになっている。タイムライン投稿においても、ニュースやコメントの投稿が指示されると、その端末利用者を示す情報が添付されて送信される。
端末利用者情報登録テーブルTB21は、端末装置20の端末利用者の差出人情報を登録したものである。
この図に示されるように、端末利用者情報登録テーブルTB21は、端末利用者の利用者IDに対して、利用者の名前情報と、プロフィール画像とが対応付けられて登録されている。ここで、利用者IDは、利用者を一意に識別するための情報であり、上述したように、管理サーバ10によって生成されて送信されたものが登録される。
利用者の名前情報には、チャットにおける相手利用者が端末利用者を識別するための名前が登録され、当該端末利用者の実名やニックネームなどが用いられる。プロフィール画像情報には、当該利用者の実画像やイラスト像が登録され、利用者によって選択または編集されたものが用いられる。なお、プロフィール画像情報については、実体的な画像情報そのものではなく、当該画像情報のリンク先(参照先)であっても良い。いずれにしても、利用者ID等から、プロフィール画像情報を取得できる手段が講じられていれば良い。
なお、図6では、利用者IDが「aa11」である端末利用者の端末装置20に登録された端末利用者情報登録テーブルTB21の例である。また、利用者IDが「aa11」である利用者を「利用者A」として簡易的に表記する場合がある。
送信相手管理テーブルTB22は、チャットにおける相手をグループ単位で、端末装置20の側で管理するためのテーブルである。
この図に示されるように、送信相手管理テーブルTB22では、当該端末装置20とチャット可能なグループを一意に識別するグループID毎に、名称(名前)情報と、グループを構成するメンバーの利用者IDとが関連付けられて登録される。
このうち、名称情報には、グループを構成するメンバーが端末装置20の利用者である本人(端末利用者)を含んで3名以上であれば、グループの名称が登録され、メンバーが端末利用者を含んで2名であれば相手利用者の名前が登録される。ただし、2名である場合に相手利用者の名前を事後的にグループの名称に変更できるようにしても良い。また、2名である場合にメンバーが追加されて3名以上となるとき、入力されたグループの名称に登録内容が変更される。なお、3名以上であってもグループに参加した利用者の名前を繋げた名称で登録され、事後的にグループの名称に変更できるようにしても良い。
送信相手管理テーブルTB22は、端末装置20からみたときのグループメンバーを管理するものであるから、各グループのメンバーには端末利用者が必ず含まれる。図の例では、利用者IDが「aa11」である者が端末利用者である。
一方、図において登録された利用者のうち、端末利用者以外の利用者は、当該端末利用者とチャット相手が可能であるから、登録利用者またはメンバーと呼ぶ場合がある。
なお、図の例において、<null>は、未設定の空き状態であることを示している。
便宜的に、利用者IDが「aa13」である利用者を「利用者B」として簡易的に表記すると、 図7の例において、グループIDが「ax16」であるグループでは、端末利用者(利用者A)からみて利用者Bがチャット相手となる。このため、グループIDが「ax16」であるグループの名前は、利用者Bの名前情報が登録されることになる。
なお、利用者Bの端末装置20−2の送信相手管理テーブルTB22においても、図8に示されるように、当該利用者Bからみて利用者Aを相手とするグループが登録される。これは、グループの新規作成や、グループのメンバー追加、削除などの変更があったときに、後述するように、その変更内容が端末装置から管理サーバ10の利用者/グループ登録テーブルTB11にマスター登録されるとともに、当該グループを構成するメンバーにも送信されて、当該グループの登録内容がメンバー同士で同期されるためである。
便宜的に、利用者IDが「aa14」である利用者を「利用者C」として簡易的に表記したとき、グループIDが「ax20」であるグループでは、端末利用者からみて利用者Cがチャット相手となる。このため、グループIDが「ax20」であるグループの名前は、利用者Cの名前情報が登録されることになる。
なお、利用者Cの端末装置20−3の送信相手管理テーブルTB22においても、図9に示されるように、当該利用者Cからみて利用者Aを相手とするグループが登録される。
特に図示しないが、利用者A以外のメンバーの、すなわち利用者IDが「aa12」、「aa15」、「aa16」であるメンバーの、端末装置の送信相手管理テーブルTB22のそれぞれにおいても当該グループが登録される。
なお、ここでは説明のために、グループを構成するメンバー数の最大値を「5」としているが、これに限定する趣旨ではなく、2名以上であれば、4人以下でも、6人以上でも、あるいは人数に上限を設けなくても良い点については、いうまでもない。
換言すれば、利用者Aの端末装置20−1における送信相手管理テーブルTB22では、利用者B、Cの利用者IDが登録される一方、利用者Bの端末装置20−2における送信相手管理テーブルTB22では、利用者Aの利用者IDが登録されているのに対し、利用者Cの利用者IDが登録されていないことになる。同様に、利用者Cの端末装置20−3における送信相手管理テーブルTB22では、利用者Aの利用者IDが登録されているのに対し、利用者Bの利用者IDが登録されていないことになる。
本実施形態において、端末装置20では、送信相手管理テーブルTB22で登録されたメンバーから送信されたチャットメッセージ等が、管理サーバ10を経由して逐一受信される。このときに受信されたチャットメッセージ等の格納先が第1履歴登録テーブルTB23である。なお、受信したチャットメッセージ等には、本体である文字情報のほかに、様々な付帯情報が添付されている。
この図に示されるように、第1履歴登録テーブルTB23では、チャットメッセージを一意に識別するために管理サーバ10によって付与される投稿ID毎に、当該チャットメッセージを投稿した利用者を示す投稿者IDと、チャット相手のグループを一意に識別するグループIDと、当該チャットメッセージが送信された日時を示す投稿日時情報と、投稿者の差出人情報と、本体であるチャットメッセージの文字情報とが互いに関連付けられて記憶されている。このうち、差出人情報は、投稿者の名前情報およびプロフィール画像情報である。
一方、端末利用者の端末装置20から管理サーバ10に送信されるチャットメッセージには、付帯情報のうち、投稿IDが含まれない状態で添付される。ただし、チャット相手の端末装置20に転送する際に、管理サーバ10は、当該チャットメッセージを識別する投稿IDを付与して付帯情報に含ませる。
また、端末利用者がチャットメッセージを送信する操作したとき、当該チャットメッセージは、投稿IDを含まない付帯情報とともに、管理サーバ10を経由しないで、直接、自己の端末装置20における第1履歴登録テーブルTB23に格納される場合がある。ただし、この場合でも、管理サーバ10が、チャットメッセージの受信通知とともに投稿IDを返信するので、当該端末装置20では、返信された投稿IDが当該チャットメッセージに関連付けられて第1履歴登録テーブルTB23に格納される。
なお、投稿されたチャットメッセージの本体(本文)については、投稿IDと関連付けられて別のテーブル(図示省略)で管理・記憶しても良い。
本実施形態では、タイムライン投稿を実行する端末装置20では、送信相手管理テーブルTB22に登録された登録利用者から送信されたニュース等が、管理サーバ10を経由して逐一受信される。このときに受信されたニュース等を端末装置20で格納するのが、第2履歴登録テーブルTB24である。
この図に示されるように、第2履歴登録テーブルTB24では、投稿されたニュースまたはコメントを一意に識別する投稿IDと、当該ニュースまたはコメントを投稿した利用者を示す投稿者IDと、投稿された日時を示す投稿日時情報と、種別情報と、元投稿IDと、元投稿者IDと、差出人情報と、本体であるニュースまたはコメントの文字情報と、が投稿毎に互いに関連付けられて記憶されている。
なお、投稿されたニュースまたはコメントの本体(本文)については、投稿IDと関連付けられて別のテーブル(図示省略)で管理・記憶しても良い。また、投稿者IDには、投稿した利用者の利用者IDが登録される。
例えば図12において投稿IDの「yyy114」は、利用者IDが「aa11」である利用者によって投稿された「ニュース」であることを示し、この「ニュース」には、次の3つのコメントが関連付けられていることを示している。すなわち、利用者IDが「aa13」である利用者によって投稿されて投稿IDが「yyy115」であるコメントと、利用者IDが「aa11」である利用者によって投稿されて投稿IDが「yyy121」であるコメントと、利用者IDが「aa14」である利用者によって投稿されて投稿IDが「yyy122」であるコメントとである。
次に、システム1の動作について説明する。
まず、端末装置20において、上記チャットアプリを起動するために端末利用者が所定の操作をしたとき、例えばメインメニュー画面(図示省略)において当該チャットアプリに対応したアイコンなどをタップ操作したとき当該チャットアプリが起動され、管理部233は、第1表示制御部241に対してトップ画面を表示部205に表示させるように指示する。これにより、表示部205では、トップ画面が表示される(ステップSa11)。
操作がなければ、または、操作があっても想定されていない無効な操作であれば(ステップSa12の判別結果が「No」であれば)、処理手順がステップSa11に戻る。このため、何らかの適切な操作があるまで、トップ画面の表示が継続することになる。
適切な操作がなされたとき(ステップSa12の判別結果が「Yes」になったとき)、操作検出部231は、まず、当該操作がボタン271の表示部分への操作であったか否かを判別する(ステップSa13)。
ボタン271の表示部分への操作、すなわちチャットの実行画面への移行を指示する操作であれば(ステップSa13の判別結果が「Yes」であれば)、操作検出部231は、その旨を管理部233に通知し、管理部233は、後述するチャット処理を実行する(ステップSa14)。
ボタン272の表示部分への操作であれば(ステップSa15の判別結果が「Yes」であれば)、操作検出部231は、その旨を管理部233に通知し、管理部233は、後述するタイムライン投稿処理を実行する(ステップSa16)。
ボタン273の表示部分への操作であれば(ステップSa17の判別結果が「Yes」であれば)、操作検出部231は、その旨を管理部233に通知し、管理部233は、各種設定処理を実行する(ステップSa18)。
各種設定処理は、チャットやタイムライン投稿に関するものであり、ここでは詳細については説明しないが、自己の差出人情報の変更や編集などや、後述するタイムライン投稿における設定などが含まれる。
次に、ステップSa14におけるチャット処理の動作について説明する。
図14は、チャット処理を示すフローチャートである。
トップ画面においてボタン271の表示部分が操作されたとき、管理部233は、まず、送信相手管理テーブルTB22にアクセスして、端末利用者とチャットが可能なグループの名称情報と構成メンバーの利用者IDとを取得する。管理部233は、取得した情報を第1表示制御部241に転送する。第1表示制御部241は、転送された情報に基づいて、チャットが可能な相手一覧画面を作成して、表示部205に表示させる。これにより、表示部205においては、チャット相手一覧画面が表示される(ステップSb11)。
また、第1表示制御部241は、チャット相手一覧画面において相手利用者の名前の表示部分近傍に、当該相手利用者に対応付けられているプロフィール画像を表示させ、グループの名称表示部分近傍に、それが利用者本人を含んで3名以上のグループ(利用者本人以外に複数人のメンバーにメッセージが送信されるグループ)であることを示すとともにメンバー確認用のボタン251を表示させる。さらに、第1表示制御部241は、チャット相手一覧画面において、図の上側右隅にボタン252を表示させる。このボタン252は、チャット相手一覧画面の表示を終了してトップ画面(図17参照)に戻ることを指示するソフトウェアボタンである。
相手利用者に対応付けられているプロフィール画像については、例えば第1履歴登録テーブルTB23に記憶されているものが用いられる。詳細には、管理部233は、送信相手管理テーブルTB22から取得した構成メンバーの利用者IDをキーとして、第1履歴登録テーブルTB23において当該利用者IDに対応付けられているプロフィール画像を取得し、第1表示制御部241に転送して、第1表示制御部241が、相手利用者の名前と関連付けて表示させる。
このような一覧表示において、チャット相手の選択は、例えば相手利用者の名前またはグループの名称の表示部分を利用者がタッチすることによって行われる。また、チャット可能な相手名称が多数であって一度に表示しきれない場合、フリックなどの操作によってチャット相手一覧画面が上下にスクロールして表示されるようになっている。
なお、この例では、チャットが可能な相手を1対1チャットとグループチャットと混在させて一覧表示させているが、区別して一覧表示させても良い。
適切な操作がなされたとき(ステップSb12の判別結果が「Yes」になったとき)、操作検出部231は、まず、当該操作がボタン252の表示部分への操作であったか否かを判別する(ステップSb13)。
一方、ボタン252の表示部分への操作でなければ(ステップSb13の判別結果が「No」であれば)、操作検出部231は、次に、当該操作がチャット相手の選択、つまり、相手利用者の名前やグループの名称の表示部分へのタッチ等の操作であったか否かを判別する(ステップSb21)。
このような処理の例としては、ボタン251への操作や、チャット相手一覧画面のフリックである。このうち、ボタン251への操作である場合、操作検出部231は、当該操作の検出を管理部233に通知し、管理部233は、当該ボタン251に対応するグループの構成メンバーについての情報を取得する。詳細には、管理部233は、第1に、送信相手管理テーブルTB22にアクセスして当該グループのメンバーの利用者IDを取得し、第2に、第1履歴登録テーブルTB23にアクセスして、当該利用者IDに対応する名前情報およびプロフィール画像を取得し、第3に、取得した情報を第1表示制御部241に転送する。第1表示制御部241は、転送された情報を基に、ボタン251に対応するグループの構成メンバーを確認させる画面を作成して表示させる。
なお、チャット相手一覧画面のフリックについては、上述した通りである。
ステップSb27の後、処理手順がステップSb11におけるチャット相手一覧画面の表示に戻る。
このテーブル格納処理は、管理サーバ10から何らかの情報を受信したことを契機として実行される。すなわち、このテーブル格納処理は、チャットアプリが実行されていなくても、また、チャットアプリが実行されていても、当該チャットアプリとは並行して実行される。
上述したように、管理サーバ10から受信するチャットメッセージには、チャットメッセージ本体である文字情報のほかに、付帯情報として、投稿IDと、投稿者IDと、グループIDと、投稿日時情報、投稿者の差出人情報(名前情報およびプロフィール画像情報)とが添付されている。
また、管理サーバ10で付与された投稿IDは、自己の端末装置20でチャットメッセージの送信を指示したときに、当該チャットメッセージが投稿IDを除いた付帯情報とともに第1履歴登録テーブルTB23に格納されるので、このときに不足している投稿IDを補うのである。
なお、当該変更後のメンバーに関する情報については、すでに送信相手管理テーブルTB22で説明した通りである。
また、受信した情報が投稿IDでなければ(ステップSb103の判別結果が「No」であれば)、当該情報は、グループ変更後のメンバーに関する情報である。このため、管理部233は、当該変更後のメンバーに関する情報を、送信相手管理テーブルTB22に反映させる(ステップSb105)。
このため、第1履歴登録テーブルTB23では、テーブル格納処理によって自他の利用者によるチャットメッセージがグループ毎に対応付けられて逐一格納されるので、一種のチャットメッセージ履歴が形成されることになる。
そして、このようなチャットメッセージ履歴を用いて、チャット投稿・表示画面が表示される。
詳細には、第1表示制御部241は、転送されたチャットメッセージを、付帯情報の投稿日時情報で示される時間の順にソートして、例えば新しいものほど、表示部205の上側になるように配列させて表示させる。このため、図の例においては、チャットメッセージ(4)、(5)、(6)、(8)、(10)のうち、チャットメッセージ(4)が最新であって、下に向かうほど古くなる。
また、チャットメッセージの本文は、当該プロフィール画像から発せられたように吹き出しで囲まれて表現されている。
このようにして、当該端末装置20の端末利用者と他のメンバーとが時系列で、あたかもチャットしているかのような場が共有されることになる。
この場合、利用者IDが「aa11」である端末利用者が、グループIDが「ax16」であるグループ、すなわち利用者IDが「aa13」であるメンバーのひとりをチャット相手として選択したことになる。このため、第1履歴登録テーブルTB23において登録されたチャットメッセージ等のうち、グループIDが「ax16」である(4)、(5)、(6)、(8)、(10)のそれぞれが、表示部205において表示される。
また、図の例では、チャットメッセージについて5件分しか表示されていないが、フリックなどの操作によって上下方向にスクロールして表示されるようになっている。また、ピンチなどの操作によってチャットメッセージの表示が拡大・縮小されるようになっている。
この場合、利用者IDが「aa11」である端末利用者が、グループIDが「ay03」であるグループをチャット相手として選択したことになる。このため、第1履歴登録テーブルTB23において登録されたチャットメッセージのうち、グループIDが「ay03」である(1)、(2)、(3)、(7)、(9)のそれぞれが、表示部205において表示される。
このため、何らかの適切な操作がなされるまで、処理手順がステップSb23→Sb24→(Sb23)という経路で循環するので、チャット投稿・表示画面が継続するとともに、循環経路の途中で、受信されたチャットメッセージがテーブル格納処理によって第1履歴登録テーブルTB23に登録されると、そのチャットメッセージが表示部205に追加表示されることになる。
ボタン255への操作であったとき(ステップSa25の判別結果が「Yes」であったとき)、操作検出部231は、当該操作時点においてチャットメッセージ入力部214に入力されたチャットメッセージの内容を管理部233に供給する。
管理部233は、当該指示がなされたときの時間情報をRTC206から取得して、当該チャットメッセージの投稿日時情報とする。また、管理部233は、端末利用者情報登録テーブルTB21から自己の差出人情報(利用者の名前情報およびプロフィール画像情報)を取得する。なお、チャットメッセージの投稿日時情報として、管理サーバ10が当該チャットメッセージを受信したタイミングで管理サーバ10のRTC106から取得した時間情報を用いても良い。
そして、管理部233は、チャットメッセージ入力部214に入力されたチャットメッセージ(本文)に、端末利用者の利用者IDと、投稿日時情報と、先のステップSb21で選択されたチャット相手のグループIDと、差出人情報とを付帯情報として添付して、第1履歴登録テーブルTB23に格納する。なお、この時点では、まだ、投稿IDが付与されていない。
一方、管理部233は、操作検出部231から供給されたチャットメッセージを付帯情報とともに送信部236に供給し、送信部236は、チャットメッセージおよび付帯情報を管理サーバ10に送信する(ステップSb26)。この後、処理手順はステップSb22に戻る。
そして、転送部125は、受け付けられたチャットメッセージを、管理部123によって特定された転送先の端末装置20に転送する。
これにより、転送先の端末装置20では、当該チャットメッセージ等がテーブル格納処理(図15参照)によって第1履歴登録テーブルTB23にグループIDに関連付けられて格納される(ステップSb102)。したがって、転送先の端末装置20では、当該チャットアプリが実行されて、同じグループが選択されていれば、チャット投稿・表示画面の表示(ステップSb23)においてそのチャットメッセージが表示部205において追加表示されることになる。
このようにして、グループのメンバー同士においては、送信されたチャットメッセージが共有されることになる。
なお、管理サーバ10は、付与した投稿IDをチャットメッセージの受信通知とともに当該チャットメッセージを送信した端末利用者の端末装置20に返信する。これにより、当該端末装置20では、管理サーバ10から返信された投稿IDが第1履歴登録テーブルTB23において先のチャットメッセージに関連付けられて格納される(ステップSb104)。
ボタン255への操作であったとき(ステップSb28の判別結果が「Yes」であったとき)、処理手順がステップSb11におけるチャット相手一覧画面の表示に戻る。
次に、ステップSa16におけるタイムライン投稿処理の動作について説明する。
図16は、タイムライン投稿処理を示すフローチャートである。
トップ画面においてボタン272の表示部分が操作されたとき、操作検出部231は、その旨を管理部233に通知し、この通知を受けて管理部233は、ニュース/コメントの受信処理を実行する(ステップSc22)。
管理部233は、種別情報が「コメント」である投稿者IDが登録利用者であれば(ステップSc23の判別結果が「Yes」であれば)、第2表示制御部242に対し当該コメントの差出人情報の表示を「許可」にセットする(ステップSc24)。一方、管理部233は、種別情報が「コメント」である投稿者IDが登録利用者でなければ(ステップSc23の判別結果が「No」であれば)、第2表示制御部242に対し当該コメントの差出人情報の表示を「制限」にセットする(ステップSc25)。
表示部205においては、ニュースが、例えば投稿日時が新しいものほど図において上側になるように表示されるとともに、当該ニュースに対してコメントがあれば、当該コメントが当該ニュースに関連付けて、この例では、当該ニュースの下側に、当該ニュースに対する一群のコメントが四角枠で囲まれて、例えばニュースとは反対に投稿日時が古いものほど図において上側となるように、インデントして表示されている。
この場合、投稿IDが「yyy114」であるニュース(11)と、投稿IDが「yyy231」であるニュース(12)とが新しい順に表示される。投稿IDが「yyy115」であるコメント(13)と、投稿IDが「yyy121」であるコメント(14)と、投稿IDが「yyy122」であるコメント(15)とは、いずれも元投稿IDが「yyy114」である。このため、3つのコメント(13)、(14)、(15)は、「yyy114」であるニュース(11)に関連付けられて表示されている。
また、図の例において、ニュース、コメントについては、フリックなどの操作によって上下方向にスクロールして表示されるようになっている。また、ピンチなどの操作によってニュース、コメントの表示が拡大・縮小されるようになっている。
コメント(13)についても同様に、投稿者のプロフィール画像が例えば画面左端に表示され、当該プロフィール画像の右隣上側に投稿者の名前が表示され、さらにその名前表示部分の右隣に投稿日時が表示されている。コメントの本文は、当該プロフィール画像の右隣において名前表示部分の下側に表示されている。
ニュース入力部281は、端末利用者が新規のニュースを投稿する場合に、投稿するニュース本文をソフトウェアキーボードなどによって入力するための領域である。ボタン282は、ニュース入力部281に入力されたニュース本文の内容を確定させて、投稿を指示するソフトウェアボタンである。
コメント入力部283およびボタン284は、ニュースに関連付ける四角枠内においてコメントの表示部分の最下段に表示される。このため、コメント入力部283およびボタン284は、ニュース表示のそれぞれに対応して設けられる。コメント入力部283は、対応するニュースにコメントを端末利用者が投稿する場合に、投稿するコメントの本文をソフトウェアキーボードなどによって入力するための領域である。ボタン284は、コメント入力部283に入力されたコメントの内容を確定させて、投稿を指示するソフトウェアボタンである。なお、ボタン257は、タイムライン投稿処理を終了させて、トップ画面に戻ることを指定するソフトウェアボタンである。
このため、何らかの適切な操作がなされるまで、処理手順がステップSc22→Sc23→Sc24またはSc25→Sc26→Sc27→(Sc22)で循環するので、タイムライン投稿・表示画面が継続するとともに、管理サーバ10を経由して新たなニュース、コメントが受信されれば、そのニュース、コメントが表示部205に追加表示されることになる。
ボタン282への操作であったとき(ステップSc28の判別結果が「Yes」であったとき)、操作検出部231は、当該操作時点においてニュース入力部281に入力されたニュースの内容を管理部233に供給する。
管理部233は、当該指示がなされたときの時間情報をRTC206から取得して、当該ニュースの投稿日時情報とする。また、管理部233は、端末利用者情報登録テーブルTB21から自己の差出人情報(利用者の名前情報およびプロフィール画像情報)を取得する。なお、ニュースの投稿日時情報として、管理サーバ10が当該ニュースを受信したタイミングで管理サーバ10のRTC106から取得した時間情報を用いても良い。
そして、管理部233は、ニュース入力部281に入力されたニュース(本文)に、当該ニュースを投稿した端末利用者の利用者IDと、投稿日時情報と、ニュースであることを示す識別情報と、差出人情報とを付帯情報として添付して、第2履歴登録テーブルTB24に格納する。なお、この時点では、まだ、投稿IDが付与されていない。
一方、管理部233は、当該ニュースを付帯情報とともに送信部236に供給し、送信部236は、供給されたニュースおよび付帯情報を管理サーバ10に送信する(ステップSc29)。この後、処理手順はステップSc22に戻る。
そして、転送部125は、受け付けられたニュースおよび付帯情報を、管理部123によって特定された転送先の端末装置20に転送する。これにより、転送先の端末装置20は、当該タイムライン投稿処理を実行していれば、ニュース/コメントの受信処理(ステップSc22)において、管理サーバ10からのニュースおよび付帯情報を受信して、第2履歴登録テーブルTB24に格納するとともに、チャット投稿・表示画面の表示(ステップSc26)において当該ニュースが表示部205において追加表示されることになる。したがって、ある利用者が投稿したニュースは、当該ニュースを投稿した利用者とチャットが可能な利用者に対して閲覧可能な状態となる。
なお、管理サーバ10は、付与した投稿IDをニュースの受信通知とともに当該ニュースを投稿した端末利用者の端末装置20に返信する。これにより、当該端末装置20では、管理サーバ10から返信された投稿IDが第2履歴登録テーブルTB24において先のニュース等に関連付けられて格納される。
ボタン284への操作であったとき(ステップSc30の判別結果が「Yes」であったとき)、操作検出部231は、当該操作時点においてコメント入力部283に入力されたコメントの内容を管理部233に供給する。
管理部233は、当該指示がなされたときの時間情報をRTC206から取得して、当該コメントの投稿日時情報とする。また、管理部233は、端末利用者情報登録テーブルTB21から自己の差出人情報(利用者の名前情報およびプロフィール画像情報)を取得する。
そして、管理部233は、コメント入力部283に入力されたコメント(本文)に、当該コメントを投稿した端末利用者の利用者IDと、投稿日時情報と、コメントであることを示す識別情報と、どのニュースに関連付けられたコメントであるのかを示す元投稿IDと、当該ニュースを投稿した利用者の投稿者IDである元投稿者IDと、差出人情報とを付帯情報として添付して、第2履歴登録テーブルTB24に格納する。
なお、ニュースについての元投稿IDと元投稿者IDとについては、第2履歴登録テーブルTB24を参照することで取得できる。また、この時点では、投稿IDが付与されていない。
一方、管理部233は、当該コメントを付帯情報とともに送信部236に供給し、送信部236は、供給されたコメントおよび付帯情報を管理サーバ10に送信する(ステップSc31)。この後、処理手順はステップSc22に戻る。
そして、転送部125は、受け付けられたコメントおよび付帯情報を、管理部123によって特定された転送先の端末装置20に転送する。これにより、転送先の端末装置20は、当該タイムライン投稿処理を実行していれば、ニュース/コメントの受信処理(ステップSc22)において、管理サーバ10からのコメントおよび付帯情報を受信して、第2履歴登録テーブルTB24に格納するとともに、チャット投稿・表示画面の表示(ステップSc26)において当該コメントが表示部205においてニュースに関連付けられて追加表示されることになる。したがって、ある利用者がニュースに対して投稿したコメントは、当該ニュースを投稿した利用者とチャットが可能な利用者に対して閲覧可能な状態となるが、後述するように当該コメントの差出人情報の表示が制限される場合がある。
なお、管理サーバ10は、付与した投稿IDをコメントの受信通知とともに当該コメントを投稿した端末利用者の端末装置20に返信する。これにより、当該端末装置20では、管理サーバ10から返信された投稿IDが第2履歴登録テーブルTB24において先のコメント等に関連付けられて格納される。
しかしながら、利用者Cからみれば、利用者Bは、図9の送信相手管理テーブルTB22において登録されていないので、登録利用者ではない。このため、利用者Cが、利用者Aによるニュースに対してコメントを投稿したときに、当該コメントの差出人情報が、チャット相手ではない利用者Bに知られてしまうのは、個人情報保護の観点からいえば、好ましいことではない。
同様に、利用者Bからみれば、利用者Aは、チャットが可能な登録利用者であるので、タイムライン投稿・表示画面において、自己の差出人情報が当該利用者Aに知られてもなんら差し支えないが、利用者Cは登録利用者ではないので、利用者Bが、利用者Aによるニュースに対してコメントを投稿したときに、当該コメントの差出人情報が利用者Cに知られてしまうのは、好ましいことではない。
このため、図26に示されるように、利用者Cのコメント表示にあっては、コメントおよび投稿日時は表示されるものの、利用者Cの差出人情報の名前が「unknown」に置き換えられて表示されるとともに、プロフィール画像が表示されない。
したがって、本実施形態によれば、利用者Bが、チャット相手でない利用者Cの差出人情報を知ることを防止することができる。
このため、図27に示されるように、利用者Bのコメント表示にあっては、利用者Bの差出人情報の名前が「unknown」に置き換えられて表示されるとともに、プロフィール画像が表示されない。
したがって、利用者Cが、チャット相手でない利用者Bの差出人情報を知ることを防止することができる。
なお、置き換える名前については「unknown」に限られず、例えば「××××」であっても良い。また、プロフィール画像についても、予め用意されたデフォルトのパターン画像(例えば人物部分が塗り潰された画像)に置き換えても良い。いずれにしても差出人情報が特定できないような態様であれば良い。その意味において差出人情報の表示部分にモザイク処理などのように判別し難くさせる画像処理を施しても良い。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る端末装置20は、第1実施形態において各種の設定機能を持たせたものである。
なお、ボタン257は、トップ画面に戻ることを指定するソフトウェアボタンである。
第1実施形態では、端末装置20の端末利用者がニュースを投稿した際に、この端末利用者とチャットが可能な登録利用者では、当該ニュースの閲覧が可能になった。そして、当該ニュースにコメントが投稿されたとき、このコメント投稿者が当該登録利用者とチャットが可能な利用者であれば、当該コメント投稿者の差出人情報の表示が許可される一方、チャットが可能な利用者でなければ、当該コメント投稿者の差出人情報の表示が制限された。
第2実施形態における解除設定部291は、自身である端末利用者が投稿したニュースに対してコメントがあったときに、当該コメント投稿者の差出人情報を、ニュースの閲覧者(当該端末利用者からみた登録利用者)とチャットが可能であるか否かに関係なく、表示させることを、当該端末利用者の登録利用者の端末装置に指定するソフトウェアスイッチである。
解除設定部291の設定を反映させるには、図16のタイムライン投稿処理を次のように変更すれば良い。すなわち、端末利用者がニュースを投稿したとき(ステップSc28の判別結果が「Yes」となったとき)、第1に、当該端末利用者の端末装置における管理部233は、解除設定部291の設定内容を示すフラグを添付情報に含ませてニュースとともに管理サーバ10に送信する一方、第2に、管理サーバ10を介して当該ニュースを受信した端末装置20、すなわち上記端末利用者からみた登録利用者の端末装置20において、管理部233は、上記フラグが「する」に対応する「1」であれば、タイムライン投稿処理におけるステップSc23の判別を無効にして、強制的にステップSc24に分岐させ、「しない」に対応する「0」であれば、ステップSc23の判別を有効にすれば良い。
一方、解除設定部291が「しない」に設定されると、端末利用者が投稿したニュースに対してコメントが投稿された場合に、当該コメントの投稿者が当該端末利用者からみた登録利用者とチャットが可能である相手であるときに限り、当該コメントの差出人情報が表示される。
第1実施形態では、ある端末装置20で閲覧されるニュースの投稿者は、当該端末装置20の端末利用者からみて登録利用者の全員であった。換言すれば、端末利用者は、登録利用者の全員から投稿されたニュースが閲覧可能であった。このため、登録利用者(チャットが可能な利用者)が増加するにつれて、閲覧可能なニュースも増加するので、端末利用者からみて、関心のあるニュースが、その他のニュースに埋没してしまう可能性がある。そこで、第2実施形態では、閲覧設定部293によって、登録利用者のうち、限られた一部の利用者から投稿されたニュースのみを閲覧できるようにした。
閲覧設定部293の設定を反映させるには、図16のタイムライン投稿処理を次のように変更すれば良い。すなわち、ステップSc26のニュース投稿・表示画面の処理において、第2表示制御部242が、第2履歴登録テーブルTB24を用いてタイムライン投稿・表示画面を表示部205に表示させる際の表示対象を、閲覧利用者によって投稿されたニュースおよび当該ニュースに対するコメントに限定すれば良い。
上述したように第1実施形態では、端末利用者が投稿したニュースは、当該端末利用者からみた登録利用者の全員に閲覧可能であった。このため、端末利用者が投稿したニュースは、閲覧させたくない登録利用者にも閲覧されてしまう。そこで、第2実施形態では、公開先設定部295によって、登録利用者のうち、限られた一部の利用者だけ、自己である端末利用者が投稿したニュースを閲覧できるようにした。
なお、閲覧設定部293は、投稿されたニュースを閲覧する側の設定であったが、この公開先設定部295は、ニュースを投稿する側の設定である。
これにより、端末利用者によって投稿されたニュースは、当該端末利用者によって設定された公開先利用者の端末装置20に転送される。この場合でも、端末利用者によって投稿されたニュースは、当該端末利用者の端末装置における第2履歴登録テーブルTB24に登録されるので、管理サーバ10から転送されなくても、当該端末装置の表示部205に表示されることになる。
換言すれば、第2表示制御部242は、端末利用者が閲覧設定部293により閲覧利用者に設定する一方、当該閲覧利用者の端末装置において当該端末利用者が公開先利用者として設定された場合に、当該閲覧利用者によって投稿されたニュース(および当該ニュースに対するコメント)を表示部205に表示させる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の応用・変形が可能である。なお、次に述べる応用・変形の態様は、任意に選択された一または複数を適宜に組み合わせることもできる。
実施形態において、タイムライン投稿以外の表示制御、すなわちトップ画面などの表示制御を、第1表示制御部241が実行する旨記載したが、第2表示制御部242が実行しても良い。また、各実施形態では、第1表示制御部241と第2表示制御部242とを便宜敵に別個のブロックとして記載したが、これらを一体にしたものを表示制御部として考えても良い。
チャット、ニュース、コメントについては、文字のみとしたが、音声信号や、静止画像、動画像としても良いし、これらを適宜組み合わせたものであっても良い。メッセージに、音声信号や、動画像を含ませる場合、これらを再生することが閲覧となる。
端末装置20がタッチパネル220を有する構成として説明したが、ハードウェアのキーやスイッチなどの操作子を有し、これらの操作子を介して各種の入力操作を行う構成としても良い。
各種実施形態では、管理サーバ10がデータベース118を内包して管理する構成としていたが、管理サーバ10以外のサーバで管理する構成、すなわちクラウドコンピューティングで管理するようにしても良い。同様に、各種実施形態では、端末装置20がデータベース218を内包して管理する構成としていたが、管理サーバ10や他のサーバによってクラウドコンピューティングで管理するようにしても良い。
また、サーバ側で第2履歴登録テーブルTB24を利用者毎にではなく、一元管理して、端末装置20の管理部233から要求があったときに、当該端末装置20の端末利用者からみて登録利用者によって投稿されたニュースと、当該ニュースに関連付けられたコメントとを、当該管理部233に返信しても良い。
2名以上の利用者をメンバーとする既存のグループに別の利用者が参加しようとする場合、既存メンバーの全員ではなく、一部の承認が得られれば、当該参加が認められて、当該別の利用者がメンバーとして登録されることがある。この登録状態では、承認した利用者からみれば、参加した利用者が「友だち」であるかもしれないが、承認していない利用者からみれば、参加した利用者が「友だち」であるとは限らない。
しかしながら、実施形態であれば、この状態であっても、当該別の利用者がメンバーとして加わったグループにおいてグループチャットが可能になるので、グループでのチャット相手が「友だち」以外の利用者であることもあり得る。換言すれば、「端末利用者が登録している登録利用者」には、端末利用者が自らの意志によって(送信相手管理テーブルTB22に)登録した利用者のみならず、当該端末利用者が操作する端末装置に、他の利用者の意志によって結果的に登録されることになった利用者も含まれるのである。
Claims (9)
- 端末利用者と、当該端末利用者が登録している一又は複数の登録利用者とで構成されたグループにおいて、当該端末利用者及び前記登録利用者から送信された第1メッセージを時系列に表示部に表示させる第1表示制御部と、
前記端末利用者又は前記登録利用者から送信された第2メッセージを、当該第2メッセージに対する他の利用者から送信されたコメントに関連付けて前記表示部に表示させる第2表示制御部と、
を備え、
前記第1表示制御部は、
少なくとも前記登録利用者から送信された第1メッセージを、当該第1メッセージを送信した前記登録利用者の差出人情報を付加して前記表示部に表示させ、
前記第2表示制御部は、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージについては、当該第2メッセージに対応した差出人情報を付加して前記表示部に表示させ、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージに対する前記登録利用者のコメントについては、当該コメントに対応した差出人情報を付加して前記表示部に表示させ、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージに対する前記登録利用者以外の利用者のコメントについては、当該コメントに対応した差出人情報の全部若しくは一部を前記表示部に、非表示とさせる、又は、前記端末利用者が特定できないように表示させる、
ことを特徴とする端末装置。 - 前記第2表示制御部は、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージに対する前記登録利用者以外の利用者のコメントを前記表示部に非表示とさせる、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記第2表示制御部は、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージに対する前記登録利用者以外の利用者のコメントに対応した差出人情報の全部若しくは一部を、予め定められたパターンで表示させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。 - 前記第2表示制御部は、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージに対して、当該第2メッセージを送信した前記登録利用者の端末装置にて所定の設定がなされている場合、当該第2メッセージに対する前記登録利用者以外の利用者のコメントに対応した差出人情報の全部若しくは一部を非表示とさせること、及び、特定できないように表示させることを解除する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の端末装置。 - 前記登録利用者の中から、閲覧利用者を設定する閲覧設定部を備え、
前記第2表示制御部は、
前記閲覧利用者から送信された第2メッセージを前記表示部に表示させる
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の端末装置。 - 前記登録利用者の中から、前記端末利用者から送信された第2メッセージを閲覧させる公開先利用者を設定する公開先設定部を備え、
前記第2表示制御部は、
前記端末利用者及び前記公開先設定部で前記端末利用者を公開先に設定している前記閲覧利用者から投稿された第2メッセージを前記表示部に表示させる
ことを特徴とする請求項5に記載の端末装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の端末装置と通信可能な管理サーバであって、
前記端末装置から送信された第1メッセージ及び第2メッセージ並びに当該第2メッセージに対するコメントを受信する受付部と、
前記端末装置へ前記第1メッセージを転送し、
前記端末装置へ前記第2メッセージ及び当該第2メッセージに対するコメントを転送する転送部と、
を備えることを特徴とする管理サーバ。 - 端末利用者と、当該端末利用者が登録している一又は複数の登録利用者とで構成されたグループにおいて、当該端末利用者及び前記登録利用者から送信された第1メッセージを時系列に表示部に表示させる一方、
前記端末利用者又は前記登録利用者から送信された第2メッセージを、当該第2メッセージに対する他の利用者から送信されたコメントに関連付けて前記表示部に表示させるステップ、
を備え、
前記第1メッセージを表示させる場合、
少なくとも前記登録利用者から送信された第1メッセージを、当該第1メッセージを送信した前記登録利用者の差出人情報を付加して前記表示部に表示させ、
前記第2メッセージを表示させる場合に、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージについては、当該第2メッセージに対応した差出人情報を付加して前記表示部に表示させ、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージに対する前記登録利用者のコメントについては、当該コメントに対応した差出人情報を付加して前記表示部に表示させ、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージに対する前記登録利用者以外の利用者のコメントについては、当該コメントに対応した差出人情報の全部若しくは一部を前記表示部に、非表示とさせる、又は、前記端末利用者が特定できないように表示させる、
ことを特徴とする端末装置の制御方法。 - コンピュータを、
端末利用者と、当該端末利用者が登録している一又は複数の登録利用者とで構成されたグループにおいて、当該端末利用者及び前記登録利用者から送信された第1メッセージを時系列に表示部に表示させる第1表示制御部、及び、
前記端末利用者又は前記登録利用者から送信された第2メッセージを、当該第2メッセージに対する他の利用者から送信されたコメントに関連付けて前記表示部に表示させる第2表示制御部、
として機能させ、
前記第1表示制御部は、
少なくとも前記登録利用者から送信された第1メッセージを、当該第1メッセージを送信した前記登録利用者の差出人情報を付加して前記表示部に表示させ、
前記第2表示制御部は、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージについては、当該第2メッセージに対応した差出人情報を付加して前記表示部に表示させ、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージに対する前記登録利用者のコメントについては、当該コメントに対応した差出人情報を付加して前記表示部に表示させ、
前記登録利用者の全部又は一部から送信された第2メッセージに対する前記登録利用者以外の利用者のコメントについては、当該コメントに対応した差出人情報の全部若しくは一部を前記表示部に、非表示とさせる、又は、前記端末利用者が特定できないように表示させる、
ことを特徴とするプログラム。
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