JP2014056224A - 撮像ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】大きさ寸法の増大を招くことなく光学部材を適切に支持することのできる撮像ユニットを提供する。
【解決手段】撮影光学系12から撮像素子22に至る撮影光路上に光学部材(31)を設ける撮像ユニット30である。撮像素子22が取り付けられる固定部材40と支持部材50とで光学部材を支持し、固定部材40は、光学部材を受け入れる受入凹所43を有し、支持部材50は、固定部材40に固定される枠部(51、52)と、撮影光軸OA方向へと弾性変形可能に枠部から伸びる光軸方向弾性部53と、撮影光軸OAに直交する方向へと弾性変形可能に枠部から伸びる直交方向弾性部(54、55)と、を有し、光軸方向弾性部53は、光学部材が受入凹所43に配された状態において、支持部材50側から光学部材を押し、直交方向弾性部は、光学部材が受入凹所43に配された状態において、撮影光軸OAに直交する方向から光学部材を押す。
【選択図】図10

Description

本発明は、撮像素子に至る撮影光路に光学部材を設ける撮像ユニットに関する。
撮像装置では、撮影光学系を通して被写体像を撮像素子(CCD等)に受光させる撮像ユニットを搭載し、その撮像素子からの画像信号に基づいて被写体像に対応したデジタル画像を生成するデジタルカメラがある。このようなデジタルカメラでは、撮影光学系から撮像素子に至る撮影光路上に光学部材としてのローパスフィルタを設けるものがある。
そのようなものとしては、ローパスフィルタに押し当てる押圧部を構成する枠部と、その枠部(押圧部)から撮影光軸と直交する方向に張り出された弾性変形部と、を有する弾性支持部材を用いて、ローパスフィルタおよび撮像素子を固定部(ベース)に取り付ける構成とすることが考えられている(特許文献1参照)。このものでは、弾性支持部材の押圧部にローパスフィルタを押して当てるとともに、そのローパスフィルタと固定部とで撮像素子を挟む位置関係としつつ弾性支持部材の弾性変形部を固定部とに固定することにより、ローパスフィルタおよび撮像素子を固定部に一体的に固定することができる。その弾性支持部材の枠部には、撮影光軸に直交する面に沿う方向において、ローパスフィルタの長手方向に位置決めするための一対の位置決め部と、その長手方向と直交する方向に位置決めするための一対の位置決め部と、が設けられており、ローパスフィルタを適切な位置で固定部に取り付けることができる。
しかしながら、上記した従来の構成では、弾性変形部により弾性支持部材を固定部に取り付ける構成であることから、押圧部(枠部)に押し当てたローパスフィルタとともに枠部すなわち弾性支持部材や撮像素子を弾性変形部で支持する必要がある。このため、弾性変形部や当該弾性変形部の枠部(押圧部)への取り付け箇所の強度を確保する必要があるので、当該弾性変形部の厚さ寸法(大きさ寸法)の増加を招くとともにその取り付け箇所の厚さ寸法(大きさ寸法)の増大を招いてしまい、延いては撮像ユニットの大きさ寸法の増大を招いてしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、大きさ寸法の増大を招くことなく光学部材を適切に支持することのできる撮像ユニットを提供することを目的とする。
請求項1に記載の撮像ユニットは、撮影光学系から撮像素子に至る撮影光路上に光学部材を設ける撮像ユニットであって、前記撮像素子が取り付けられる固定部材と、前記光学部材を前記固定部材との間で支持する支持部材と、を備え、前記固定部材は、撮影光軸方向で前記光学部材と当たることを可能としつつ撮影光軸に直交する方向で該光学部材を取り囲んで該光学部材を受け入れる受入凹所を有し、前記支持部材は、前記光学部材に適合する環状を呈し前記固定部材に固定される枠部と、該枠部に対して撮影光軸方向へと弾性変形可能に該枠部から伸びる少なくとも1つの光軸方向弾性部と、前記枠部に対して撮影光軸に直交する方向へと弾性変形可能に該枠部から伸びる少なくとも1つの直交方向弾性部と、を有し、前記光軸方向弾性部は、前記光学部材が前記受入凹所に配された状態において、前記支持部材側から前記光学部材を押し、前記直交方向弾性部は、前記光学部材が前記受入凹所に配された状態において、撮影光軸に直交する方向から前記光学部材を押すことを特徴とする。
本発明に係る撮像ユニットでは、大きさ寸法の増大を招くことなく光学部材を適切に支持することができる。
本発明に係る一例としての撮像ユニット30を搭載するデジタルカメラ10の概略構成を示す説明図である。 デジタルカメラ10における制御ブロックを示す説明図である。 本発明に係る一例としての撮像ユニット30を前後方向後側から示す模式的な斜視図である。 本発明に係る一例としての撮像ユニット30を模式的な断面で示す説明図である。 光学部材保持機構32により固定部材40と支持部材50とでローパスフィルタ31を支持する様子を示す模式的な斜視図である。 固定部材40を示す図4と同様の模式的な斜視図である。 支持部材50を前後方向前側から示す模式的な斜視図である。 支持部材50の構成を説明するための説明図であり、(a)は前後方向後側から見た正面図で示し、(b)は(a)に示すI−I線に沿って得られた断面図で示す。 固定部材40の受入凹所43にローパスフィルタ31を挿入した状態を示す図4と同様の斜視図である。 光学部材保持機構32により固定部材40と支持部材50とでローパスフィルタ31を支持する様子を説明するための説明図であり、(a)は前後方向後側から見た正面図で示し、(b)は(a)に示すII−II線に沿って得られた断面図で示す。 光学部材保持機構32により固定部材40と支持部材50とでローパスフィルタ31を支持する様子を、第2光軸方向弾性部532、第3光軸方向弾性部533および左右方向弾性部54の周辺を拡大して示す模式的な斜視図である。 実施例2の撮像ユニット30Aにおける光学部材保持機構32Aにより固定部材40と支持部材50Aとでローパスフィルタ31を支持する様子を前後方向後側から示す模式的な正面図である。
以下に、本発明に係る撮像ユニットおよびそれを搭載する撮像装置(電子機器)の各実施例について図面を参照しつつ説明する。
本発明に係る撮像ユニットの一実施例である撮像ユニット30、およびそれが搭載される撮像装置(電子機器)の一実施例としてのデジタルカメラ10の構成を、図1から図11を用いて説明する。以下の説明では、デジタルカメラ10を基準として、後述する撮影光学系12の撮影光軸(図1の矢印OA参照)方向を前後方向(被写体側が前方(F側))とし(矢印FB参照)、デジタルカメラ10を正面視した高さ方向を上下方向とし(矢印UD参照(上側がU))、前後方向および上下方向を含む面に直交する方向を左右方向(デジタルカメラ10を被写体側から正面視して左手が右側方向(R側)となる)とする(矢印LR参照)。
まず、撮像ユニット30が搭載される撮像装置(電子機器)の一例としてのデジタルカメラ10の概要を図1および図2を用いて説明する。デジタルカメラ10は、図1に示すように、カメラ本体部11の前面(図1を正面視して手前側の面)側に撮影光学系12を有する撮像ユニット30が設けられている。この撮影光学系12は、図示は略すが、固定レンズ、ズームレンズ、シャッタユニットおよび絞りユニット等の複数の光学素子を備える。撮影光学系12としての各光学素子は、撮像ユニット30により撮影光学系12の後述する撮影光軸OA方向に移動可能に保持される。その撮像ユニット30は、撮影光学系12の後述する撮影光軸OAに沿って、所定の収納位置(沈胴収納状態(図1参照))と所定の繰出位置(撮影待機状態(図示せず))との間で進退移動(繰り出しおよび繰り入れ)可能とされている。撮像ユニット30では、所定の収納位置と所定の繰出位置とで移行することにより、撮影光学系12の各光学素子(図示せず)を所定のごとく移動させる。
カメラ本体部11では、上面(図1を正面視して上側の面)に、操作部としての電源ボタン13、シャッターボタン14、モード切替ダイアル15が設けられている。電源ボタン13は、デジタルカメラ10を動作状態とすべく起動するための操作(起動操作)と、デジタルカメラ10を非動作状態とすべく停止するための操作(停止操作)と、をするために、上下方向の下方へと押し下げる操作をするものである。シャッターボタン14は、被写体の撮影動作を実行するために、上下方向の下方へと押し下げる操作をするものである。モード切替ダイアル15は、各種の撮影モード(各種の静止画モード、動画モード、シーンモード等)を設定するために、自身の内方に設定された回転軸を回転中心として回転(自転)させる操作をするものである。
また、カメラ本体部11の背面には、図示は略すが、その他の操作スイッチ16、表示部24(その表示面)(図2参照)が設けられている。その操作スイッチ16は、取得した画像の再生、方向の支持および決定、各メニュー等の設定のために操作される方向指示用スイッチや各種スイッチである。また、表示部24は、液晶ディスプレイ等からなり、撮像された画像データや記録媒体に記録された画像データに基づき画像を表示する。
このデジタルカメラ10は、図2に示すように、制御部21と、撮像素子22と、レンズ鏡胴駆動ユニット23と、上述した表示部24と、を有する。制御部21は、操作部としての上述した電源ボタン13、シャッターボタン14、モード切替ダイアル15および操作スイッチ16に為された操作に基づく駆動処理や、撮像素子22からの信号に基づく画像データの生成処理や、レンズ鏡胴駆動ユニット23および表示部24の駆動等の制御を、記憶部21aに格納されたプログラムにより統括的に行う。制御部21は、撮影光学系12(図4参照)を経て撮像素子22で画像を取得し、その画像をカメラ本体部11の後面側に設けられた表示部24に適宜表示させる。撮像素子22、レンズ鏡胴駆動ユニット23および表示部24には、制御部21を介して、図示を略す電池から電力が供給され、それぞれの動作の実行が可能とされている。
撮像素子22は、CCD(電荷結合素子)イメージセンサやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子で構成されている。この撮像素子22は、撮影光学系12を通して受光面22a上に結像された被写体像を電気信号(画像データ)に変換して出力する(図4参照)。その出力された電気信号(画像データ)は、制御部21へと伝送される。
レンズ鏡胴駆動ユニット23は、撮像ユニット30を収納位置(図1参照)と繰出位置(図示せず)とで移行させることにより、撮影光学系12の各光学素子を各々支持する光学素子保持枠(図示せず)を移動させる。
デジタルカメラ10では、制御部21がシャッターボタン14に押下操作が為されたこと認識すると、撮影光学系12を通して撮像素子22の受光面22a(図4参照)で受光した被写体像の画像データを記録処理する。また、デジタルカメラ10では、制御部21の制御下で、記録処理した画像データに基づく画像を表示部24に適宜表示させることができる。制御部21は、モード切替ダイアル15の回転姿勢に応じた信号に応じて、各種の撮影モード(各種の静止画モード、動画モード、シーンモード等)の切り替えを実行する。
次に、デジタルカメラ10に搭載された本発明に係る撮像ユニットの一実施例としての撮像ユニット30の特徴部分の概略的な構成を、図3から図11を用いて説明する。なお、図4では、理解容易のために、撮像ユニット30における光学部材保持機構32およびそこに関連して撮像素子22が設けられる様子を断面で示すとともに、撮像ユニット30における他の構成を簡略化して示している。また、図5、図9、図10(a)および図11では、理解容易のために、ローパスフィルタ31にドットを付して示している。以下の説明では、個別の部材を説明する際にも撮像ユニット30がデジタルカメラ10に組み付けられた状態における各方向を用いて説明し、個別の部材を示す図6から図9でも同様の各方向を記している。
撮像ユニット30は、明確な図示は略すがカメラ本体部11内に収容されており、撮影光学系12により形成される被写体像の適切な取得を可能とすべく、その撮影光学系12が形成する撮影光路上に受光面22aを適切に存在させて撮像素子22を保持するとともに、その撮影光路上であって撮影光学系12から撮像素子22へと至る間にローパスフィルタ31を光学部材保持機構32により保持する(図4等参照)。そのローパスフィルタ31は、高周波成分をカットするために設けられる光学部材であり、実施例1では、薄板の直方体形状とされている(図4、図6および図11等参照)。ローパスフィルタ31は、後述するように、前後方向後側(撮影光軸OA方向で見て像面側の面)の裏面31aが撮像素子22の受光面22aと撮影光軸OA方向で対向して支持されて(図4等参照)、撮像ユニット30に設けられる。
その撮像ユニット30は、実施例1では、図3および図4に示すように、全体に直方体形状を呈する固定枠33に、可動筒部34が所定の収納位置と所定の繰出位置とで移行することが可能に設けられて構成されている。その可動筒部34は、明確な図示は略すが、光学素子保持部材を介して撮影光学系12の複数の光学素子を保持しており、所定の収納位置と所定の繰出位置とで移行することにより、固定枠33に対して各光学素子を進退させるべく後述する撮影光軸OA方向に移動させる。この明細書では、撮影光学系12の各光学素子おける光学的な軸線、すなわち撮影光学系12の中心軸位置となる各光学素子の回転対称軸を、撮影光学系12すなわちデジタルカメラ10の撮影光軸OAとする。このように可動筒部34により撮影光軸OA方向に移動可能に保持された撮影光学系12は、撮像素子22の受光面22a上に被写体像を形成する。このため、固定枠33および可動筒部34の内方において、撮影光軸OAに沿って撮影光学系12から受光面22a(撮像素子22)に至る間が撮影光路となる。
その撮像素子22は、図4に示すように、保持板35で保持されており、その保持板35が後述する固定部材40を介して固定枠33に取り付けられることにより、固定枠33に設けられている。その保持板35は、全体に平坦な板状を呈する。この保持板35は、中央部分が前方側(撮影光軸OA方向の被写体側)へとずらすように屈曲変形されて形成された接着部35aを有する。その接着部35aは、保持板35が基板36の裏面側に配置された状態において、その基板36の後述する取付開口36aを経て撮像素子22の裏面22b(受光面22aとは反対側の面)に宛がうことが可能とされている。
その撮像素子22は、基板36に電気的に接続(実装)されている。その基板36は、図示は略すがコンデンサや抵抗等の複数の電子部品が実装されており、電気的に接続されるメイン基板(図示せず)とともに上述した各構成(制御部21等)の電子回路(図2参照)を構成する。基板36には、実装された撮像素子22の裏面22bと対向する位置に、取付開口36aが設けられている。その取付開口36aは、基板36の裏面側(撮像素子22が実装される面とは反対側)から、保持板35の接着部35aを撮像素子22の裏面22bに宛がうことを可能としている。
この撮像素子22は、基板36に実装された状態で、その取付開口36aを通じて保持板35の接着部35aが裏面22bに宛がわれ、その接着部35aが当該裏面22bに接着されることにより、保持板35に取り付けられる。これにより、保持板35は、撮像素子22が実装された基板36と一体的に、撮像素子22を保持することができる。この保持板35は、固定部材40に取り付けられる。
その固定部材40は、撮影光学系12から撮像素子22へと至る撮影光路上に光学部材としてのローパスフィルタ31を保持する光学部材保持機構32を構成する。その光学部材保持機構32は、図5に示すように、固定部材40に加えて、支持部材50と3つのネジ部材37とによりローパスフィルタ31を保持する。
その固定部材40は、図6に示すように、全体に平坦な板状を呈し、貫通穴41と、フランジ部42と、受入凹所43と、取付凹所44と、3つのネジ穴45と、2つの位置決め突起46と、ズレ止め凹所47と、を有する。その貫通穴41は、板状の固定部材40の中央を、左右方向に伸びる2辺と上下方向に伸びる2辺とを有する矩形状に前後方向(撮影光軸OA方向)に貫通して形成されている。貫通穴41は、隙間38(図9等参照)を設けつつローパスフィルタ31を受け入れることが可能な大きさ寸法とされている。
フランジ部42は、貫通穴41の前後方向の前側(撮影光軸OA方向の被写体側)の端部から内側へ向けて突出された板状を呈し、貫通穴41の全周に渡って設けられている。そのフランジ部42は、内側への突出端で開口48を規定している。その開口48は、ローパスフィルタ31の通り抜けを阻む大きさ寸法であって、後述するようにローパスフィルタ31を撮像素子22の前方(撮影光軸OA方向の被写体側)に取り付けた状態において、撮影光学系12から撮像素子22へと至る撮影光路を阻害することのない大きさ寸法とされている(図4等参照)。
このフランジ部42と貫通穴41とにより受入凹所43が形成されている。この受入凹所43は、撮影光軸OAに直交する方向(上下方向および左右方向を含む面に沿う方向)が貫通穴41により囲まれ、かつ前後方向の前側(撮影光軸OA方向の被写体側)の端部がフランジ部42により規定されている。このため、受入凹所43は、全体に直方体形状を呈し、前後方向の後側(撮影光軸OA方向の像面側)から後述する隙間38を設けつつローパスフィルタ31を受け入れることができるとともに(図9等参照)、受け入れたローパスフィルタ31が前後方向の前側へと抜け落ちることを防止することができる。
その受入凹所43すなわち貫通穴41の前後方向の後側(撮影光軸OA方向の像面側)の端部に連続して取付凹所44が設けられている。その取付凹所44は、固定部材40の前後方向の後側の後面における貫通穴41(受入凹所43)の左右方向の両側と上下方向の下側とを、前後方向の前側に凹ませて形成されている。取付凹所44は、支持部材50の後述する嵌込辺部52(図7等参照)を受け入れることが可能な大きさ寸法および形状とされている。
3つのネジ穴45は、ネジ部材37(図5等参照)を固定するために設けられている。各ネジ穴45は、固定部材40における取付凹所44を、前後方向の前側に凹ませて形成されており、その内周面にネジ溝が設けられている。この各ネジ穴45(そのネジ溝)は、ネジ部材37の後述する軸部37b(そのネジ山(図5参照))との噛み合いが可能とされている。3つのネジ穴45は、後述する支持部材50の3つの取付穴56(図7等参照)に対応する位置に設けられている。
2つの位置決め突起46は、固定部材40における取付凹所44から、前後方向の後側へ向けて撮影光軸OA方向(前後方向)に伸長する棒状を呈する。各位置決め突起46は、支持部材50の後述する位置決め穴57(図7等参照)への挿入が可能な大きさ寸法とされている。
ズレ止め凹所47は、両位置決め突起46との協働により、固定部材40に対する支持部材50すなわちローパスフィルタ31の位置ずれを防止するものである。このズレ止め凹所47は、受入凹所43すなわち貫通穴41の周囲において、取付凹所44が設けられていない上下方向の上側に設けられている。ズレ止め凹所47は、固定部材40を前後方向の前側に凹ませて形成されており、前後方向(撮影光軸OA方向)で見ると、上下方向で下側(貫通穴41側)に向かうに連れて左右方向の幅寸法を大きくする台形状を呈している。このズレ止め凹所47は、支持部材50の後述するズレ止め突起58(図7等参照)を受け入れることが可能な大きさ寸法および形状とされている。
このように構成された固定部材40と協働してローパスフィルタ31を支持するために、支持部材50を用いる。その支持部材50は、図7および図8に示すように、全体に平坦な板状の部材の中央が矩形状に貫通されて形成された枠状を呈し、押当辺部51と、嵌込辺部52と、3つの光軸方向弾性部53と、左右方向弾性部54と、上下方向弾性部55と、3つの取付穴56と、2つの位置決め穴57と、ズレ止め突起58と、を有する。
押当辺部51は、所定の幅寸法および厚さ寸法の帯状箇所が上下方向および左右方向に沿って長方形状に伸びて形成されており、内方に長方形状の開口59を規定している。この押当辺部51は、その開口59で全体に枠状の支持部材50における内周縁部を規定するとともに、支持部材50における枠状の上辺箇所を規定している(図5、図7および図8等参照)。その開口59は、ローパスフィルタ31の通り抜けを阻む大きさ寸法であって(図4等参照)、後述するように支持部材50がローパスフィルタ31に後方(撮影光軸OA方向の被写体側)から宛がわれた状態において、撮影光学系12から撮像素子22へと至る撮影光路を阻害することのない大きさ寸法とされている。なお、この押当辺部51は、実施例1では、3つの光軸方向弾性部53と左右方向弾性部54と上下方向弾性部55とにより部分的に切り欠かれている。
嵌込辺部52は、押当辺部51における左右方向の両側と上下方向の下側とにおいて、当該押当辺部51の前後方向の前側となる前面に板状箇所が設けられて、すなわち当該板状箇所(嵌込辺部52)が押当辺部51に対して前側へと変位して形成されている。この嵌込辺部52は、固定部材40の取付凹所44に嵌め込むことが可能な大きさ寸法および形状とされている。嵌込辺部52は、押当辺部51と協働して、全体に枠状の支持部材50における枠状の左右辺箇所および下辺箇所を規定している(図5、図7および図8等参照)。この押当辺部51と嵌込辺部52とは、支持部材50において、ローパスフィルタ31(光学部材)に適合する環状(実施例1では矩形状)を呈し固定部材40に固定される枠部として機能する。
また、嵌込辺部52は、押当辺部51が規定する開口59よりも大きな開口部52aを規定している。その開口部52aは、ローパスフィルタ31を受け入れることのできる大きさ寸法とされている。このため、支持部材50では、前後方向前側から見ると、嵌込辺部52の開口部52aの内方において、嵌込辺部52と前後方向で段差を設けつつ押当辺部51が内側へと突出する位置関係とされている。この支持部材50では、押当辺部51における当該突出箇所と上下方向の上側辺部とにより、開口部52aの内方へと突出するストッパ61(図7においてドットを付した箇所)を形成している。このストッパ61は、後述するように光学部材保持機構32が組み付けられた状態、すなわちローパスフィルタ31を受入凹所43で受け入れた固定部材40へと支持部材50を宛がった状態において、ローパスフィルタ31の裏面31aの縁部と撮影光軸OA方向で所定の間隔を置いて対向される(図11参照)。その所定の間隔は、上記した状態において、ローパスフィルタ31のストッパ61(押当辺部51が規定する開口59)を経た脱落の防止を可能とするとともに、各光軸方向弾性部53が塑性変形することを防止すべく撮影光軸OA方向の像面側(前後方向後側)への変位量を制限することを可能とする観点から設定する。
3つの光軸方向弾性部53は、後述するように固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配したローパスフィルタ31に撮影光軸OA方向へと押す力を付与するものであり、撮影光軸OA方向へと弾性変形可能とされている。この各光軸方向弾性部53は、支持部材50の枠部(押当辺部51および嵌込辺部52)が部分的に切り欠かれて形成されており、設けられた位置および姿勢が異なることを除くと互いに等しい構成とされている。
各光軸方向弾性部53は、嵌込辺部52に連続しつつ長方形状の開口59(支持部材50の内周縁部)の辺部に沿って伸びる変形基部分53aと、その先端箇所から開口59の内方へ向けて突出する接触片部分53bと、その接触片部分53bから前後方向の前側へと突出する接触突起53cと、を有する。その変形基部分53aは、無負荷状態では嵌込辺部52と平行に伸びるとともに、接触片部分53b(接触突起53c)を嵌込辺部52に対して撮影光軸OA方向へと変位させるように湾曲変形させる動作に抗する弾性力を発揮する所謂片持ちの板ばねとして形成されている。接触片部分53bは、後述するように固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配したローパスフィルタ31へと上下方向で宛がうことを可能とすべく、そのローパスフィルタ31と撮影光軸OA方向(前後方向)で重なる位置へと突出して形成されている(図10および図11等参照)。
接触突起53cは、光軸方向弾性部53における嵌込辺部52から伸びる先端部分としての接触片部分53b(光軸方向弾性部53)において、ローパスフィルタ31(その裏面31a)へと当てられる箇所となる押当箇所を構成するものである。この接触突起53cは、実施例1では、図7に示すように、半球状とされており、その径方向に沿う突出方向(撮影光軸OA方向)を含む断面で見ると半円形状とされている。すなわち、接触突起53cは、先端部が曲面状とされており、後述するように固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配したローパスフィルタ31とは極めて小さな面(理論上は点)で当たることとなる。なお、ここで半円状とは、正確に半分である場合だけを指すものではなく、円形の一部である場合も含むものを言う。また、円形とは、真円(中心から所定の半径の軌跡で形成される)である場合だけを指すものではなく、湾曲した線で全体として丸く囲むものであればよい。
この各光軸方向弾性部53は、図7および図8に示すように、実施例1では、撮影光軸OAに直交する方向(左右方向および上下方向を含む面に沿う方向)で見て、開口59すなわち受入凹所43に配したローパスフィルタ31を取り囲むように3箇所に設けられている。そのうちの1つの光軸方向弾性部53(以下では、個別に述べるときには第1光軸方向弾性部531ともいう)は、開口59(支持部材50の内周縁部)における左右方向右側であって上下方向上側に設けられている。その第1光軸方向弾性部531は、変形基部分53aが嵌込辺部52から上下方向上側へ向けて伸びて、接触片部分53bが左右方向左側へと突出されている。残りの2つのうちの1つの光軸方向弾性部53(以下では、個別に述べるときには第2光軸方向弾性部532ともいう)は、開口59(支持部材50の内周縁部)における上下方向下側であって左右方向左側に設けられている。その第2光軸方向弾性部532は、変形基部分53aが嵌込辺部52から左右方向左側へ向けて伸びて、接触片部分53bが上下方向上側へと突出されている。残りの1つの光軸方向弾性部53(以下では、個別に述べるときには第3光軸方向弾性部533ともいう)は、開口59(支持部材50の内周縁部)における左右方向左側であって上下方向下側に設けられている。その第3光軸方向弾性部533は、変形基部分53aが嵌込辺部52から上下方向上側へ向けて伸びて、接触片部分53bが左右方向右側へと突出されている。
それら各光軸方向弾性部53では、上述したように、いずれも接触突起53cが前後方向前側へと突出されており、その突出端が同一面上に存在している。その各接触突起53cが存在される同一面は、後述するように固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)にローパスフィルタ31が配されると、その裏面31aよりも前後方向前側に設定されている。このため、各光軸方向弾性部53は、後述するように固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配されたローパスフィルタ31の裏面31aに各接触突起53cを宛がうと、変形基部分53aが弾性変形して接触突起53c(接触片部分53b)が前後方向後側へと変位される。
その各光軸方向弾性部53は、図10に示すように、後述するようにローパスフィルタ31を固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配しつつ支持部材50を宛がった状態(図5等参照)において、そのローパスフィルタ31の重心位置31Gを挟んで対向する位置関係となるように、支持部材50(その枠部)における位置が設定されている。実施例1では、3つの光軸方向弾性部53の接触突起53cで上述した状態のローパスフィルタ31の重心位置31Gを取り囲むべく、その3つの接触突起53cを結んで得られる三角形の内方に重心位置31Gが存在するように各光軸方向弾性部53の支持部材50(枠部)における位置が設定されている。
左右方向弾性部54は、後述するように固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配したローパスフィルタ31に撮影光軸OAに直交する左右方向へと押す力を付与するものであり、左右方向へと弾性変形可能とされている。この左右方向弾性部54は、図7および図8に示すように、支持部材50の枠部(押当辺部51および嵌込辺部52)が部分的に切り欠かれて形成されている。
左右方向弾性部54は、開口59(支持部材50の内周縁部)における左右方向左側であって第3光軸方向弾性部533の左側で並列して設けられて、変形基部分54aと連結部分54bと接触片部分54cとを有する。変形基部分54aは、嵌込辺部52に連続しつつ当該嵌込辺部52よりも前側に変位された位置で長方形状の開口59(支持部材50の内周縁部)の辺部に沿って、嵌込辺部52から上下方向に伸びて設けられている。この変形基部分54aは、無負荷状態では嵌込辺部52と平行に伸びるとともに、連結部分54bとともに接触片部分54c(後述する接触角部分54d)を嵌込辺部52に対して左右方向へと変位させるように湾曲変形させる動作に抗する弾性力を発揮する所謂片持ちの板ばねとして形成されている。
その変形基部分54aの先端箇所に連結部分54bが設けられている。その連結部分54bは、当該先端箇所から開口59の内方へ向けて左右方向右側へと伸びて設けられている。連結部分54bは、後述するように接触片部分54c(後述する接触角部分54d)を固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配したローパスフィルタ31(その外周面31b)へと左右方向で宛がうことを可能とすべく、変形基部分54a(その先端箇所)と接触片部分54cとを繋いでいる。
その接触片部分54cは、連結部分54bの先端箇所から前後方向の前側へと突出して設けられている。接触片部分54cは、実施例1では、開口59の内方側すなわち左右方向右側の内側面が、突出方向である前後方向で見た中間位置で最も内側(右側)へと突出されて接触角部分54dを形成している。すなわち、接触片部分54cは、内側面が上下方向に直交する断面で見ると内側(右側)へと突出する三角形状とされており(図8(b)参照)、その頂角となる箇所で接触角部分54dを形成している。このため、接触片部分54cは、後述するように固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配したローパスフィルタ31(その外周面31b)とは極めて小さな面(理論上は線)で当たることとなる。
その接触片部分54cは、後述するように固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)にローパスフィルタ31が配された状態において、後述する隙間38(図10参照)を考慮しつつ当該ローパスフィルタ31の外周面31b(撮影光軸OAを取り巻く環状の面(左右方向および上下方向と直交する面))が存在する位置よりも内方(右側)に接触角部分54dを存在させるべく大きさ寸法および位置が設定されている。換言すると、その接触角部分54dは、受入凹所43におけるローパスフィルタ31の位置(偏り)に拘らず、当該ローパスフィルタ31の外周面31bよりも内方(右側)に存在されている。また、接触片部分54cは、実施例1では、開口59の内方側すなわち左右方向右側の内側面における突出端部54e(前後方向の前側の端部)を、嵌込辺部52の開口部52aよりも外側に存在させるべく大きさ寸法および位置が設定されている。この左右方向弾性部54は、接触片部分54cの接触角部分54dを上下方向で見たローパスフィルタ31(その外周面31b)の中間位置へと宛がうことができるように、支持部材50(その枠部)における位置が設定されている。
上下方向弾性部55は、開口59(支持部材50の内周縁部)における上下方向下側であって第2光軸方向弾性部532の左右方向右側に設けられて、変形基部分55aと連結部分55bと接触片部分55cとを有する。変形基部分55aは、嵌込辺部52に連続しつつ当該嵌込辺部52よりも前側に変位された位置で長方形状の開口59(支持部材50の内周縁部)の辺部に沿って、嵌込辺部52から左右方向に伸びて設けられている。この変形基部分55aは、無負荷状態では嵌込辺部52と平行に伸びるとともに、連結部分55bとともに接触片部分55c(後述する接触角部分55d)を嵌込辺部52に対して上下方向へと変位させるように湾曲変形させる動作に抗する弾性力を発揮する所謂片持ちの板ばねとして形成されている。
その変形基部分55aの先端箇所に連結部分55bが設けられている。その連結部分55bは、当該先端箇所から開口59の内方へ向けて上下方向上側へと伸びて設けられている。連結部分55bは、後述するように接触片部分55c(後述する接触角部分55d)を固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配したローパスフィルタ31へと上下方向で宛がうことを可能とすべく、変形基部分55a(その先端箇所)と接触片部分55cとを繋いでいる。
その接触片部分55cは、連結部分55bの先端箇所から前後方向の前側へと突出して設けられている。接触片部分55cは、実施例1では、開口59の内方側すなわち上下方向上側の内側面が、突出された前後方向で見た中間位置で最も内側(上側)へと突出されて接触角部分55dを形成している。すなわち、接触片部分55cは、内側面が左右方向に直交する断面で見ると内側(上側)へと突出する三角形状とされており、その頂角となる箇所で接触角部分55dを形成している。このため、接触片部分55cは、後述するように固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配したローパスフィルタ31(その外周面31b)とは極めて小さな面(理論上は線)で当たることとなる。
その接触片部分55cは、後述するように固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)にローパスフィルタ31が配された状態において、後述する隙間38(図10参照)を考慮しつつ当該ローパスフィルタ31の外周面31bが存在する位置よりも内方(上側)に接触角部分55dを存在させるべく大きさ寸法および位置が設定されている。換言すると、その接触角部分55dは、受入凹所43におけるローパスフィルタ31の位置(偏り)に拘らず、当該ローパスフィルタ31の外周面31bよりも内方(右側)に存在されている。また、接触片部分55cは、実施例1では、開口59の内方側すなわち上下方向上側の内側面における突出端部55e(前後方向の前側の端部)を、嵌込辺部52の開口部52aよりも外側に存在させるべく大きさ寸法および位置が設定されている。この上下方向弾性部55は、接触片部分54cの接触角部分54dを左右方向で見たローパスフィルタ31(その外周面31b)の中間へと宛がうことができるように、支持部材50(その枠部)における位置が設定されている。
3つの取付穴56は、後述するように、ネジ部材37により支持部材50を固定部材40に固定することを可能とするものであり、嵌込辺部52(支持部材50の後述する枠部)を貫通して設けられている。この各取付穴56は、3つの光軸方向弾性部53における変形基部分53aの嵌込辺部52への接続箇所となる基端部分の近傍位置に設けられている。各取付穴56は、支持部材50を固定部材40に固定するためのネジ部材37の後述する軸部37bを通すことを可能としつつそのネジ部材37の後述する頭部37aを通すことを阻む内径寸法とされている。
2つの位置決め穴57は、固定部材40に対する支持部材50の位置決めのために、嵌込辺部52(支持部材50の枠部)を貫通して設けられている。実施例1では、一方の位置決め穴57が、左右方向弾性部54および第3光軸方向弾性部533の嵌込辺部52への接続箇所となる基端部分の近傍位置に設けられており、他方の位置決め穴57が第1光軸方向弾性部531の嵌込辺部52への接続箇所となる基端部分の近傍位置に設けられている。各位置決め穴57は、固定部材40の対応する位置決め突起46(図6等参照)を通すことが可能とされている。なお、実施例1では、第1光軸方向弾性部531の近傍に存在する他方の位置決め穴57が、長穴すなわち位置決め突起46の外径寸法よりも一方向のみが大きくされた内径寸法とされており、位置決め突起46が通される位置の自由度、すなわち支持部材50の固定部材40に対する調整代が確保されている。
ズレ止め突起58は、両位置決め穴57との協働により、固定部材40に対する支持部材50すなわちローパスフィルタ31の位置ずれを防止するものである。このズレ止め突起58は、前後方向前側へ向けて撮影光軸OA方向(前後方向)に突出されて形成されており、前後方向(撮影光軸OA方向)で見ると、上下方向の下側(貫通穴41側)に向かうに連れて左右方向の幅寸法が大きくする台形状を呈している。ズレ止め突起58は、固定部材40のズレ止め凹所47(図6等参照)へと挿入することが可能な大きさ寸法および形状とされている。
その支持部材50の固定部材40への取り付けのために3つのネジ部材37を用いる(図5等参照)。この各ネジ部材37は、図5に示すように、円板状の頭部37aと、そこよりも小さな外径寸法とされた長尺な円柱状の軸部37bと、を有する。その頭部37aは、明確な図示は略すが、支持部材50の取付穴56(図7等参照)に通すことのできない外径寸法とされており、軸部37bは、その取付穴56に通すことのできる外径寸法とされている。その軸部37bは、外周面にネジ山が設けられており、固定部材40の3つのネジ穴45(図6等参照)のネジ溝と噛み合わせることが可能とされている。
この光学部材保持機構32では、以下のように光学部材としてのローパスフィルタ31を、撮影光学系12から撮像素子22へと至る撮影光軸上で保持する。まず、ローパスフィルタ31を、前後方向後側から固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に挿入する(図9参照)。すると、図9に示すように、受入凹所43(貫通穴41)がローパスフィルタ31に対して上述したように設定されていることから、ローパスフィルタ31の撮影光軸OAに直交する方向(上下方向および左右方向)、すなわちローパスフィルタ31の外周面31bと受入凹所43(貫通穴41)との間には隙間38が形成される。換言すると、受入凹所43では、隙間38の分だけローパスフィルタ31が撮影光軸OAに直交する方向へと移動することが可能とされている。このとき、受入凹所43では、前後方向の前側(撮影光軸OA方向の被写体側)の端部がフランジ部42により規定されていることから、ローパスフィルタ31の表面31c(裏面31aとは反対側の面)にフランジ部42が当たることとなり、当該ローパスフィルタ31が前後方向の前側へと抜け落ちることを防止している。
その固定部材40に、図5、図10、図11に示すように、前後方向後側から支持部材50を宛がう。このとき、支持部材50では、嵌込辺部52を固定部材40の取付凹所44に嵌め込み、2つの位置決め穴57に固定部材40の2つの位置決め突起46を挿入させ、ズレ止め突起58(図7等参照)を固定部材40のズレ止め凹所47に挿入する。これにより、固定部材40およびローパスフィルタ31に対する支持部材50の位置が決定される。このとき、支持部材50では、3つの光軸方向弾性部53の変形基部分53aが弾性変形して接触片部分53bが前後方向後側へと変位された状態で、その接触片部分53bの接触突起53cがローパスフィルタ31の裏面31aに宛がわれる(図10(b)参照)。このため、各光軸方向弾性部53は、ローパスフィルタ31(その裏面31a)に対して、前後方向前側すなわち撮影光軸OA方向で被写体側へと押す力を常に付与することとなる。
また、支持部材50では、上述したように、左右方向弾性部54の接触片部分54cの突出端部54eが嵌込辺部52の開口部52aよりも外側に存在されているととともに、その接触片部分54cの接触角部分54dが受入凹所43におけるローパスフィルタ31の位置(偏り)に拘らず左右方向弾性部54の接触角部分54dがローパスフィルタ31の外周面31bよりも内方(右側)に存在されている。このため、左右方向弾性部54では、支持部材50を固定部材40へと宛がう際、接触片部分54c(その突出端部54eと接触角部分54dとの間の傾斜面)がローパスフィルタ31(その隅部)に当たることにより、変形基部分54aが弾性変形して接触片部分54cが外方(左側)に変位される(図10(a)参照)。その後、接触片部分54cがローパスフィルタ31(その外周面31b)の外方へと移動して、変形基部分54aが弾性変形した状態を維持しつつ接触片部分54cの接触角部分54dがローパスフィルタ31の外周面31bに左側から宛がわれる(図10(a)参照)。このため、左右方向弾性部54は、ローパスフィルタ31(その外周面31b)に対して、左右方向(撮影光軸OAと直交する方向(実施例1ではこれを第1方向とする))で右側へと押す力を常に付与することとなる。
さらに、支持部材50では、上述したように、上下方向弾性部55の接触片部分55cの突出端部55eが嵌込辺部52の開口部52aよりも外側に存在されているととともに、その接触片部分55cの接触角部分55dが受入凹所43におけるローパスフィルタ31の位置(偏り)に拘らず上下方向弾性部55の接触角部分55dがローパスフィルタ31の外周面31bよりも内方(上側)に存在されている。このため、上下方向弾性部55では、支持部材50を固定部材40へと宛がう際、接触片部分55c(その突出端部55eと接触角部分55dとの間の傾斜面)がローパスフィルタ31(その隅部)に宛がわれることにより、変形基部分55aが弾性変形して接触片部分55cが外方(下側)に変位される(図10(a)参照)。その後、接触片部分55cがローパスフィルタ31(その外周面31b)の外方へと移動して、変形基部分55aが弾性変形した状態を維持しつつ接触片部分55cの接触角部分55dがローパスフィルタ31の外周面31bに下側から宛がわれる(図10(a)参照)。このため、上下方向弾性部55は、ローパスフィルタ31(その外周面31b)に対して、上下方向(撮影光軸OAと直交する方向(実施例1ではこれを第2方向とする))で上側へと押す力を常に付与することとなる。
このため、実施例1では、左右方向弾性部54と上下方向弾性部55とは、ローパスフィルタ31(光学部材)に対して、撮影光軸OAと直交する方向へと押す力を付与する直交方向弾性部として機能する。また、左右方向弾性部54は、撮影光軸OAと直交する第1方向へと押す力をローパスフィルタ31(光学部材)に付与する第1直交方向弾性部として機能し、上下方向弾性部55は、撮影光軸OAおよび第1方向と直交する第2方向へと押す力をローパスフィルタ31(光学部材)に付与する第2直交方向弾性部として機能する。
加えて、支持部材50では、明確な図示は略すが3つの取付穴56が固定部材40の3つのネジ穴45と撮影光軸OA方向で対向するとともに、押当辺部51で規定するストッパ61がローパスフィルタ31の裏面31aの縁部と撮影光軸OA方向で間隔を置いて対向する(図11参照)。
上記した状態において、支持部材50の3つの取付穴56にネジ部材37の軸部37bを通しつつその頭部37aを各取付穴56の周縁部に押し当てた状態で、当該軸部37bを固定部材40の3つのネジ穴45に噛み合わせることにより、支持部材50が固定部材40に固定される(図5等参照)。これにより、光学部材保持機構32が組み付けられる。このため、ネジ部材37は、支持部材50(その枠部)を固定部材40に固定する取付部材として機能する。その固定部材40は、固定枠33に固定される(図4参照)。このとき、固定部材40には、撮像素子22を保持する保持板35が取り付けられる(図4参照)。このため、固定部材40には、保持板35を介して撮像素子22が取り付けられている。これにより、撮像ユニット30では、固定部材40と支持部材50の間で光学部材としてのローパスフィルタ31を支持する光学部材保持機構32により、当該ローパスフィルタ31を撮影光学系12から撮像素子22へと至る撮影光軸上で保持している(図4参照)。
この撮像ユニット30(光学部材保持機構32)では、固定部材40の受入凹所43において、表面31cがフランジ部42に当てられたローパスフィルタ31に対して、3つの光軸方向弾性部53が撮影光軸OA方向で被写体側(前後方向前側)へと押す力を常に付与していることから、ローパスフィルタ31が撮影光軸OA方向でフランジ部42(受入凹所43)に押し当てられることにより、当該ローパスフィルタ31の撮影光軸OA方向での位置が決定されている(図10参照)。
また、撮像ユニット30(光学部材保持機構32)では、固定部材40の受入凹所43において、外周面31bが受入凹所43(貫通穴41)と対向されたローパスフィルタ31に対して、左右方向弾性部54が左右方向(撮影光軸OAと直交する第1方向)で右側へと押す力を常に付与していることから、ローパスフィルタ31が受入凹所43内で右側へと押し当てられることにより、当該ローパスフィルタ31の左右方向(第1方向)での位置が決定されている(図10参照)。
さらに、撮像ユニット30(光学部材保持機構32)では、固定部材40の受入凹所43において、外周面31bが受入凹所43(貫通穴41)と対向されたローパスフィルタ31に対して、上下方向弾性部55が上下方向(撮影光軸OAおよび第1方向と直交する第2方向)で上側へと押す力を常に付与していることから、ローパスフィルタ31が受入凹所43内で上側へと押し当てられることにより、当該ローパスフィルタ31の上下方向(第2方向)での位置が決定されている(図10参照)。
加えて、撮像ユニット30(光学部材保持機構32)では、上記したように受入凹所43に位置決めされたローパスフィルタ31の裏面31aの縁部に、支持部材50の押当辺部51で規定するストッパ61を撮影光軸OA方向で間隔を置いて対向させている(図11参照)。このため、撮像ユニット30(光学部材保持機構32)に意図しない力が付与されることにより、3つの光軸方向弾性部53からの押す力に抗してローパスフィルタ31が撮影光軸OA方向の像面側(前後方向後側)へと変位した場合であっても、そのローパスフィルタ31の裏面31a(その縁部)に支持部材50のストッパ61が接触する。
この本発明に係る撮像ユニット30(それが設けられたデジタルカメラ10)では、支持部材50の枠部(押当辺部51および嵌込辺部52)を固定部材40に固定するとともに、その支持部材50の光軸方向弾性部53と直交方向弾性部(実施例1では左右方向弾性部54および上下方向弾性部55)とで固定部材40の受入凹所43に配した光学素子としてのローパスフィルタ31に撮影光軸OA方向へと押す力と撮影光軸OAに直交する方向へと押す力とを付与するものであることから、光軸方向弾性部53および当該直交方向弾性部ではローパスフィルタ31のみを支持することのできる強度を確保すればよいので、光軸方向弾性部53および当該直交方向弾性部の大きさ寸法の増大を招くことを防止しつつローパスフィルタ31を適切に支持することができる。
また、撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、固定部材40の受入凹所43に配したローパスフィルタ31(光学素子)に支持部材50の光軸方向弾性部53で撮影光軸OA方向に押す力を付与するとともに、その直交方向弾性部(左右方向弾性部54および上下方向弾性部55)で撮影光軸OAに直交する方向に押す力を付与して、受入凹所43に対してローパスフィルタ31を撮影光軸OA方向および撮影光軸OAに直交する方向へと押し当てることで当該ローパスフィルタ31を支持するものであることから、光軸方向弾性部53および当該直交方向弾性部ではローパスフィルタ31を受入凹所43に押し当てることのできる強度を確保すればよいので、より効果的に光軸方向弾性部53および当該直交方向弾性部の大きさ寸法の増大を招くことを防止しつつローパスフィルタ31を適切に支持することができる。
さらに、撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、固定部材40の受入凹所43に配したローパスフィルタ31(光学素子)に対して、支持部材50の光軸方向弾性部53により受入凹所43に対してローパスフィルタ31を撮影光軸OA方向へと押し当てるとともに、支持部材50の直交方向弾性部(左右方向弾性部54および上下方向弾性部55)により受入凹所43に対してローパスフィルタ31を撮影光軸OAに直交する方向へと押し当てるものであることから、光軸方向弾性部53ではローパスフィルタ31の受入凹所43に対する撮影光軸OA方向への移動を防止することのできる強度を確保すればよく、直交方向弾性部ではローパスフィルタ31の受入凹所43に対する撮影光軸OAと直交する方向への移動を防止することのできる強度を確保すればよいので、より効果的に光軸方向弾性部53および当該直交方向弾性部の大きさ寸法の増大を招くことを防止しつつローパスフィルタ31を適切に支持することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、ローパスフィルタ31(光学素子)に撮影光軸OA方向および撮影光軸OAに直交する方向へと押す力を付与する光軸方向弾性部53および直交方向弾性部(左右方向弾性部54および上下方向弾性部55)を設けた支持部材50を、高い剛性を確保することの容易な枠部(押当辺部51および嵌込辺部52)で固定部材40に固定するものであることから、簡易な構成で支持部材50の固定部材40への取り付け強度を確保することができ、より適切にローパスフィルタ31を支持することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、光軸方向弾性部53および直交方向弾性部(左右方向弾性部54および上下方向弾性部55)を、ローパスフィルタ31を受入凹所43に押し当てることのできる強度を確保すればよいものとすることができるので、それらを支える支持部材50の枠部すなわち支持部材50に求める強度の増大も防止することができる。このため、支持部材50の大きさ寸法の増大を招くことを防止することができ、より小型化に寄与することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、ローパスフィルタ31(光学素子)に対して撮影光軸OA方向へと押す力を付与する各光軸方向弾性部53が、そのローパスフィルタ31の重心位置31Gを挟んで対向する位置関係で設けられていることから、ローパスフィルタ31をより安定して支持することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、ローパスフィルタ31(光学素子)に対して撮影光軸OA方向へと押す力を付与する各光軸方向弾性部53が、ローパスフィルタ31の重心位置31Gを取り囲むべく3つの接触突起53cを結んで得られる三角形の内方に重心位置31Gが存在するように支持部材50(その枠部)における位置が設定されていることから、ローパスフィルタ31をバランスよく支持することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、支持部材50の枠部(押当辺部51および嵌込辺部52)を、その3つの光軸方向弾性部53における変形基部分53aの嵌込辺部52への接続箇所となる基端部分の近傍位置に設けられた3つの取付穴56を通したネジ部材37により、固定部材40に固定するものであることから、支持部材50の枠部においてローパスフィルタ31(光学素子)に撮影光軸OA方向に押す力を付与する3つの光軸方向弾性部53を支える箇所、すなわち支持部材50の枠部において3つの光軸方向弾性部53からの力が作用する箇所の近傍を固定部材40に固定することができるので、バランスよくローパスフィルタ31を支持することができる。特に、実施例1では、3つの接触突起53cを結んで得られる三角形の内方に重心位置31Gが存在するように、支持部材50における位置を設定した3つの光軸方向弾性部53における基端部分の近傍位置を固定部材40に固定していることから、よりバランスよくローパスフィルタ31を支持することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、ローパスフィルタ31(光学素子)を固定部材40の受入凹所43において撮影光軸OAに直交する方向へと押し当てる支持部材50の直交方向弾性部として、左右方向(撮影光軸OAと直交する第1方向)で右側へと押す力を付与する左右方向弾性部54と、上下方向(撮影光軸OAおよび第1方向と直交する第2方向)で上側へと押す力を付与する上下方向弾性部55と、を設けていることから、より効率よくローパスフィルタ31を支持することができ、より効果的に直交方向弾性部(左右方向弾性部54および上下方向弾性部55)の大きさ寸法の増大を招くことを防止することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、撮影光軸OA方向へと押す力を付与する各光軸方向弾性部53と、左右方向(撮影光軸OAと直交する第1方向)で右側へと押す力を付与する左右方向弾性部54と、上下方向(撮影光軸OAおよび第1方向と直交する第2方向)で上側へと押す力を付与する上下方向弾性部55と、を設けてローパスフィルタ31(光学素子)を固定部材40の受入凹所43に押し当てるものであることから、より効率よくローパスフィルタ31を支持することができるので、大型のローパスフィルタ31(光学素子)を用いる場合であっても、大きさ寸法の増大を招くことを防止しつつ当該大型のローパスフィルタ31(光学素子)を適切に支持することができる。このため、大型の撮像素子22を搭載する場合であっても、大きさ寸法の増大を招くことなく対応することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、各光軸方向弾性部53が半球状の接触突起53cをローパスフィルタ31(光学素子)に宛がうものであることから、変形基部分53a(光軸方向弾性部53)での弾性変形の程度の差異に拘らず、極めて小さな面(理論上は点)で接触片部分53b(光軸方向弾性部53)を受入凹所43に配したローパスフィルタ31(その裏面31a)に宛がうことができ、各光軸方向弾性部53による撮影光軸OA方向への押す力をローパスフィルタ31に付与する態様を略等しいものとすることができる。このため、より安定してローパスフィルタ31を支持することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、光軸方向弾性部53と左右方向弾性部54と上下方向弾性部55とを支持部材50に設けるものであることから、単一の部材で受入凹所43に配したローパスフィルタ31に対して、撮影光軸OA方向の被写体側へと押す力と、左右方向(撮影光軸OAと直交する第1方向)で右側へと押す力と、上下方向(撮影光軸OAおよび第1方向と直交する第2方向)で上側へと押す力と、を付与することができるので、より小さな構成でローパスフィルタ31を適切に支持することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、受入凹所43内で位置決めされたローパスフィルタ31の裏面31aの縁部に、支持部材50の押当辺部51で規定するストッパ61を撮影光軸OA方向で間隔を置いて対向させていることから、意図しない力が付与されることにより、各光軸方向弾性部53からの押す力に抗してローパスフィルタ31が撮影光軸OA方向の像面側(前後方向後側)へと変位した場合であっても、ローパスフィルタ31の裏面31a(その縁部)に支持部材50のストッパ61が接触させることができ、ローパスフィルタ31が脱落することを防止することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、ストッパ61を構成する支持部材50の押当辺部51が内方に規定する長方形状の開口59をローパスフィルタ31の通り抜けを阻む大きさ寸法としていることから、ストッパ61を裏面31a(その縁部)に接触させることで、そのローパスフィルタ31が脱落することをより確実に防止することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、各光軸方向弾性部53からの押す力に抗してローパスフィルタ31が撮影光軸OA方向の像面側(前後方向後側)へと変位した場合には裏面31a(その縁部)にストッパ61を接触させてローパスフィルタ31の脱落を防止できることから、各光軸方向弾性部53での押す力(バネ力量)をローパスフィルタ31を受入凹所43へと撮影光軸OA方向で適切に押し当てることを可能とする観点から設定することができ、より効果的に大きさ寸法の増大を招くことを防止することができる。これは、本発明の撮像ユニット30のようにストッパ61を設けていない場合、各光軸方向弾性部(53)での押す力(バネ力量)をローパスフィルタ31の脱落を防止する観点から設定する必要があるので、各光軸方向弾性部(53)の大きさ寸法を増大させる必要が生じることによる。換言すると、実施例1の撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、ローパスフィルタ31を受入凹所43へと撮影光軸OA方向で押し当てる役割を各光軸方向弾性部53に担わせるとともに、ローパスフィルタ31の脱落を防止する役割をストッパ61に担わせることから、それぞれの小型化を容易なものとすることができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、各光軸方向弾性部53からの押す力に抗してローパスフィルタ31が撮影光軸OA方向の像面側(前後方向後側)へと変位した場合、裏面31a(その縁部)にストッパ61を接触させることでローパスフィルタ31の撮影光軸OA方向の像面側(前後方向後側)への変位量を制限することができるので、各光軸方向弾性部53が塑性変形することを防止することができる。このため、上述したような各光軸方向弾性部53からの押す力に抗してローパスフィルタ31を撮影光軸OA方向の像面側(前後方向後側)へと変位させる力が生じた場合であっても、当該力が解除されると再びもとの状態に復帰することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、ストッパ61を、支持部材50における高い剛性を確保することの容易な枠部の押当辺部51で規定しているので、簡易な構成でストッパ61の剛性を確保することができ、大きさ寸法の増大を招くことなくローパスフィルタ31の脱落防止の機能と各光軸方向弾性部53の塑性変形を防止する機能とを具備させることができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、3つの光軸方向弾性部53を互いに等しい構成としていることから、ローパスフィルタ31を受入凹所43へと撮影光軸OA方向で押し当てる力量を互いに等しいものとすることができ、より安定してローパスフィルタ31を支持(保持)することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、固定部材40に左右方向に伸びる2辺と上下方向に伸びる2辺とを有する直方体形状を呈し隙間38を置いてローパスフィルタ31を受け入れることが可能な受入凹所43を設けるとともに、その受入凹所43に対してローパスフィルタ31を左右方向(撮影光軸OAと直交する第1方向)に押し当てるとともに上下方向(撮影光軸OAおよび第1方向と直交する第2方向)に押し当てるものであることから、より安定してローパスフィルタ31を支持(保持)することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、安定してローパスフィルタ31を支持することができることから、固定部材40や支持部材50に対してローパスフィルタ31が移動することを防止することができるので、それらの相対的な移動に伴って固定部材40や支持部材50やローパスフィルタ31が削れることに起因する塵(削りカス等)が生じることを防止することができ、その塵がローパスフィルタ31に付着することに起因して画像品質が劣化することを防止することができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、隙間38を置いて受入凹所43でローパスフィルタ31を受け入れることを可能としていることから、ローパスフィルタ31の受入凹所43への組み付け作業を容易なものとすることができる。
撮像ユニット30(デジタルカメラ10)では、受入凹所43にローパスフィルタ31を配した固定部材40に前後方向後側から支持部材50を宛がうだけで、その光軸方向弾性部53と左右方向弾性部54と上下方向弾性部55とでローパスフィルタ31を受入凹所43に押し当てる状態とすることができるので、光学部材保持機構32の組み付け作業を容易なものとすることができる。
撮像ユニット30では、ローパスフィルタ31を適切に支持しつつより効果的に大きさ寸法の増大を招くことを防止することができるので、全体の小型化延いてはデジタルカメラ10の小型化に大きく寄与することができる。
したがって、本発明に係る撮像ユニット30では、大きさ寸法の増大を招くことなく光学部材としてのローパスフィルタ31を適切に支持することができる。
次に、本発明の実施例2に係る撮像ユニット30Aについて、図12を用いて説明する。この実施例2は、光学部材保持機構32Aの支持部材50Aの構成が異なる例である。この実施例2の撮像ユニット30Aは、基本的な構成は上記した実施例1の撮像ユニット30と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図12は、実施例2の撮像ユニット30Aにおける光学部材保持機構32Aにより固定部材40と支持部材50Aとでローパスフィルタ31を支持する様子を前後方向後側から示す模式的な正面図である。なお、図12では、理解容易のために、ローパスフィルタ31にドットを付して示している。
実施例2に係る撮像ユニット30Aでは、図12に示すように、実施例1の撮像ユニット30と同様に、受入凹所43にローパスフィルタ31を配した固定部材40に、支持部材50Aを3つのネジ部材37で固定することにより、光学部材保持機構32Aが構成されてローパスフィルタ31を支持する。その支持部材50Aでは、実施例1の支持部材50と比較して、光軸方向弾性部53Aの数とその枠部における設定位置とが異なるものとされている。その各光軸方向弾性部53Aは、支持部材50Aの枠部における設定位置が異なることを除くと、上記した実施例1の支持部材50の光軸方向弾性部53と同様の構成とされている。
光軸方向弾性部53Aは、実施例2では、撮影光軸OAに直交する方向(左右方向および上下方向を含む面に沿う方向)で見て、開口59すなわち受入凹所43に配したローパスフィルタ31の重心位置31Gを挟んで対向する位置関係で2箇所に設けられている。そのうちの1つの光軸方向弾性部53A(以下では、個別に述べるときには第1光軸方向弾性部53A1ともいう)は、開口59(支持部材50Aの内周縁部)における左右方向右側であって上下方向上側に設けられている。その第1光軸方向弾性部53A1は、変形基部分53aが嵌込辺部52から上下方向下側へ向けて伸びて、接触片部分53bが左右方向左側へと突出されている。残りの1つの光軸方向弾性部53A(以下では、個別に述べるときには第2光軸方向弾性部53A2ともいう)は、開口59(支持部材50Aの内周縁部)における左右方向左側であって上下方向下側に設けられている。その第2光軸方向弾性部53A2は、変形基部分53aが嵌込辺部52から上下方向上側へ向けて伸びて、接触片部分53bが左右方向右側へと突出されている。
それら両光軸方向弾性部53Aでは、接触突起53cが前後方向前側へと突出されており、その突出端が同一面上に存在している。この両光軸方向弾性部53Aは、固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配されたローパスフィルタ31の裏面31aに各接触突起53cを宛がうことで、変形基部分53aが弾性変形して接触突起53c(接触片部分53b)が前後方向後側へと変位される。
その両光軸方向弾性部53Aは、ローパスフィルタ31を固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配しつつ支持部材50Aを宛がった状態において、2つの光軸方向弾性部53Aの接触突起53cを結んで得られる直線上に当該ローパスフィルタ31の重心位置31Gが存在するように両光軸方向弾性部53Aの支持部材50A(枠部)における位置が設定されている。
この撮像ユニット30A(光学部材保持機構32A)では、固定部材40の受入凹所43において、表面31cがフランジ部42に当てられたローパスフィルタ31に対して、2つの光軸方向弾性部53Aが撮影光軸OA方向で被写体側(前後方向前側)へと押す力を常に付与していることから、ローパスフィルタ31が撮影光軸OA方向でフランジ部42に押し当てられることにより、当該ローパスフィルタ31の撮影光軸OA方向での位置が決定されている。
また、撮像ユニット30A(光学部材保持機構32A)では、固定部材40の受入凹所43において、外周面31bが受入凹所43(貫通穴41)と対向されたローパスフィルタ31に対して、左右方向弾性部54が左右方向(撮影光軸OAと直交する第1方向)で右側へと押す力を常に付与していることから、ローパスフィルタ31が受入凹所43内で右側へと押し当てられることにより、当該ローパスフィルタ31の左右方向(第1方向)での位置が決定されている。
さらに、撮像ユニット30A(光学部材保持機構32A)では、固定部材40の受入凹所43において、外周面31bが受入凹所43(貫通穴41)と対向されたローパスフィルタ31に対して、上下方向弾性部55が上下方向(撮影光軸OAおよび第1方向と直交する第2方向)で上側へと押す力を常に付与していることから、ローパスフィルタ31が受入凹所43内で上側へと押し当てられることにより、当該ローパスフィルタ31の上下方向(第2方向)での位置が決定されている。
加えて、撮像ユニット30A(光学部材保持機構32A)では、上記したように受入凹所43に位置決めされたローパスフィルタ31の裏面31aの縁部に、支持部材50Aの押当辺部51で規定するストッパ61を撮影光軸OA方向で間隔を置いて対向させている。このため、撮像ユニット30A(光学部材保持機構32A)に意図しない力が付与されることにより、2つの光軸方向弾性部53Aからの押す力に抗してローパスフィルタ31が撮影光軸OA方向の像面側(前後方向後側)へと変位した場合であっても、そのローパスフィルタ31の裏面31a(その縁部)に支持部材50Aのストッパ61が接触する。
この実施例2の撮像ユニット30A(それが設けられたデジタルカメラ10)は、基本的には実施例1の撮像ユニット30(デジタルカメラ10)と等しい構成であることから、同様の効果を得ることができる。
それに加えて、実施例2の撮像ユニット30A(デジタルカメラ10)では、ローパスフィルタ31(光学素子)に対して撮影光軸OA方向へと押す力を付与する2つの光軸方向弾性部53Aが、そのローパスフィルタ31の重心位置31Gを挟んで対向する位置関係で設けられていることから、ローパスフィルタ31をバランスよく支持することができる。
また、撮像ユニット30A(デジタルカメラ10)では、ローパスフィルタ31(光学素子)に対して撮影光軸OA方向へと押す力を付与する2つの光軸方向弾性部53Aが、2つの接触突起53cを結んで得られる直線上にローパスフィルタ31の重心位置31Gが存在するように支持部材50Aにおける位置が設定されていることから、ローパスフィルタ31をよりバランスよく支持することができる。
さらに、撮像ユニット30A(デジタルカメラ10)では、2つの光軸方向弾性部53Aであってもローパスフィルタ31をより安定して支持することを可能とするものであることから、より簡易な構成とすることができ、より効果的に大きさ寸法の増大を招くことを防止することができる。
したがって、本発明に係る撮像ユニット30Aでは、大きさ寸法の増大を招くことなく光学部材としてのローパスフィルタ31を適切に支持することができる。
なお、上記した実施例2では、ローパスフィルタ31(光学素子)に対して撮影光軸OA方向へと押す力を付与する2つの光軸方向弾性部53Aが、2つの接触突起53cを結んで得られる直線上にローパスフィルタ31の重心位置31Gが存在するように支持部材50Aにおける位置が設定されていたが、ローパスフィルタ31をよりバランスよく支持することを可能とするものであれば、厳密な意味で2つの接触突起53cを結んで得られる直線上にローパスフィルタ31の重心位置31Gが存在するものではなくてもよい。
なお、上記した各実施例では、本発明に係る撮像ユニットの一例としての撮像ユニット30、30Aについて説明したが、撮影光学系から撮像素子に至る撮影光路上に光学部材を設ける撮像ユニットであって、前記撮像素子が取り付けられる固定部材と、前記光学部材を前記固定部材との間で支持する支持部材と、を備え、前記固定部材は、撮影光軸方向で前記光学部材と当たることを可能としつつ撮影光軸に直交する方向で該光学部材を取り囲んで該光学部材を受け入れる受入凹所を有し、前記支持部材は、前記光学部材に適合する環状を呈し前記固定部材に固定される枠部と、該枠部に対して撮影光軸方向へと弾性変形可能に該枠部から伸びる少なくとも1つの光軸方向弾性部と、前記枠部に対して撮影光軸に直交する方向へと弾性変形可能に該枠部から伸びる少なくとも1つの直交方向弾性部と、を有し、前記光軸方向弾性部は、前記光学部材が前記受入凹所に配された状態において、前記支持部材側から前記光学部材を押し、前記直交方向弾性部は、前記光学部材が前記受入凹所に配された状態において、撮影光軸に直交する方向から前記光学部材を押すことを特徴とする撮像ユニットであればよく、上記した各実施例に限定されるものではない。
また、上記した各実施例では、直交方向弾性部としての左右方向弾性部54がローパスフィルタ31に付与する押す力の第1方向と、上下方向弾性部55がローパスフィルタ31に付与する押す力の第2方向と、が互いに直交するものとされていたが、第1方向と第2方向とは、撮影光軸OAに直交する面に沿う方向で互いに傾斜を為す関係とされていればよく、上記した各実施例に限定されるものではない。
さらに、上記した各実施例では、直交方向弾性部として左右方向弾性部54と上下方向弾性部55とを設けていたが、受入凹所43に対して撮影光軸OAに直交する方向へとローパスフィルタ31を押し当てることで当該ローパスフィルタ31の撮影光軸OAに直交する方向での位置決めをすべく撮影光軸OAに直交する方向に弾性変形可能であれば、個数、付与する押す力の方向および構成は適宜設定すればよく、上記した各実施例に限定されるものではない。
上記した各実施例では、3つの光軸方向弾性部53もしくは2つの光軸方向弾性部53Aを設けていたが、受入凹所43に対して撮影光軸OA方向へとローパスフィルタ31を押し当てることで当該ローパスフィルタ31の撮影光軸OA方向での位置決めをすべく撮影光軸OA方向に弾性変形可能であれば、個数および構成は適宜設定すればよく、上記した各実施例に限定されるものではない。
上記した各実施例では、各光軸方向弾性部53(53A)が、ローパスフィルタ31を固定部材40の受入凹所43(貫通穴41)に配しつつ支持部材50を宛がった状態において、そのローパスフィルタ31の重心位置31Gを挟んで対向する位置関係となるように支持部材50(その枠部)における位置が設定されていたが、撮影光軸OA方向に弾性変形可能であって弾性変形した状態で光学部材(ローパスフィルタ31)の裏面(31a)に宛がわれるものであればよく、上記した各実施例に限定されるものではない。
上記した各実施例では、各光軸方向弾性部53(53A)に半球状の接触突起53cを設けていたが、弾性変形した状態で各光軸方向弾性部53(53A)が光学部材(ローパスフィルタ31)の裏面(31a)へと宛がわれるものであればよく、上記した各実施例に限定されるものではない。
上記した各実施例では、デジタルカメラ10に設けられて構成された撮像ユニット30、30Aを示していたが、撮影光学系により形成される被写体像を撮像素子で取得するものであって撮影光学系から撮像素子に至る撮影光路上に光学素子を設けるものであれば、撮影光学系と撮像素子とが筐体に収容され当該筐体が撮像装置本体に着脱自在とされた撮像ユニットであってもよく、撮影光学系を保持する各筒状部が着脱可能とされた撮像装置(デジタルカメラ)の筐体(撮像装置本体)に設けられる撮像ユニットであってもよく、上記した各実施例に限定されるものではない。
上記した各実施例では、撮影光学系12から撮像素子22へと至る撮影光路上で支持する光学部材としてローパスフィルタ31を示していたが、撮影光学系12から撮像素子22へと至る撮影光路上に設けられる光学部材であれば、赤外線カットフィルタであってよく、他の光学部材であってもよく、上記した各実施例に限定されるものではない。
上記した各実施例では、デジタルカメラ10に撮像ユニット30、30Aを搭載していたが、撮影光学系により形成される被写体像を撮像素子で取得するものであって撮影光学系から撮像素子に至る撮影光路上に光学素子を設ける電子機器であれば、カメラ機能を組み込んだPDA(personal data assistant)や携帯電話機等の携帯型情報端末装置としての電子機器であっても本発明に係る撮像ユニットの構成を適用することができ、上記した各実施例に限定されるものではない。これは、このような携帯型情報端末装置も外観は若干異にするもののデジタルカメラ10と実質的に全く同様の機能・構成を含んでいるものが多いことによる。同様に、本発明に係る撮像ユニットの構成を画像入力装置としての電子機器に採用してもよい。
以上、本発明の撮像ユニットを各実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については各実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。また、構成部材の数、位置、形状等は各実施例に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
10 (撮像装置の一例としての)デジタルカメラ
12 撮影光学系
22 撮像素子
30、30A 撮像ユニット
31 (光学部材の一例としての)ローパスフィルタ
31a 裏面
31b 外周面
31G 重心位置
40 固定部材
43 受入凹所
50、50A 支持部材
51 (一例としての枠部を構成する)押当辺部
52 (一例としての枠部を構成する)嵌込辺部
53、53A 光軸方向弾性部
53c (押当箇所の一例としての)接触突起
54 (直交方向弾性部の一例としての)左右方向弾性部
55 (直交方向弾性部の一例としての)上下方向弾性部
61 ストッパ
OA 撮影光軸
特開2003−244492号公報

Claims (10)

  1. 撮影光学系から撮像素子に至る撮影光路上に光学部材を設ける撮像ユニットであって、
    前記撮像素子が取り付けられる固定部材と、前記光学部材を前記固定部材との間で支持する支持部材と、を備え、
    前記固定部材は、撮影光軸方向で前記光学部材と当たることを可能としつつ撮影光軸に直交する方向で該光学部材を取り囲んで該光学部材を受け入れる受入凹所を有し、
    前記支持部材は、前記光学部材に適合する環状を呈し前記固定部材に固定される枠部と、該枠部に対して撮影光軸方向へと弾性変形可能に該枠部から伸びる少なくとも1つの光軸方向弾性部と、前記枠部に対して撮影光軸に直交する方向へと弾性変形可能に該枠部から伸びる少なくとも1つの直交方向弾性部と、を有し、
    前記光軸方向弾性部は、前記光学部材が前記受入凹所に配された状態において、前記支持部材側から前記光学部材を押し、
    前記直交方向弾性部は、前記光学部材が前記受入凹所に配された状態において、撮影光軸に直交する方向から前記光学部材を押すことを特徴とする撮像ユニット。
  2. 前記光軸方向弾性部は、撮影光軸に直交する方向で見て、前記光学部材の重心を挟んで対向して前記枠部の少なくとも2箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
  3. 前記光軸方向弾性部は、撮影光軸に直交する方向で見て、前記受入凹所に配された前記光学部材へと当てられる箇所が前記光学部材の重心を取り囲むように前記枠部の3箇所に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の撮像ユニット。
  4. 前記光軸方向弾性部は、撮影光軸に直交する方向で見て、前記受入凹所に配された前記光学部材へと当てられる箇所が前記光学部材の重心を通る直線上に存在するように前記枠部の2箇所に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の撮像ユニット。
  5. 前記支持部材は、前記光軸方向弾性部における前記枠部から伸びる基端部分の近傍位置が前記固定部材に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  6. 前記直交方向弾性部は、前記枠部に対して撮影光軸に直交する第1方向へと弾性変形可能に前記枠部から伸びる第1直交方向弾性部と、前記枠部に対して撮影光軸および前記第1方向に直交する第2方向へと弾性変形可能に前記枠部から伸びる第2直交方向弾性部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  7. 前記光軸方向弾性部は、前記受入凹所に配された前記光学部材へと当てられる箇所として、先端部分から撮影光軸方向へと突出する押当箇所を有し、
    該押当箇所は、少なくとも突出端部が撮影光軸方向を含む断面で見て半円形状であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  8. 前記枠部には、前記受入凹所に配されて弾性変形された前記光軸方向弾性部と前記直交方向弾性部とが宛がわれた前記光学部材の前記裏面と、撮影光軸方向で間隔を置きつつ対向するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の撮像ユニットを搭載したことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の撮像ユニットを搭載したことを特徴とする電子機器。
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JP2012202545A Pending JP2014056224A (ja) 2012-09-14 2012-09-14 撮像ユニット

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