JP2014056132A - アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置、ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置、ヘッドマウントディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】駆動効率が高いアクチュエーターを提供する。
【解決手段】可動板111と、可動板111を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部3と、可動板111に固着され、光を反射する反射面114を有する反射部113と、反射部113の反射面114とは反対側の面に設けられたコイル31と、外枠支持部15を挟むように、一対の永久磁石21a,21bと、コイル31に対して所定の電圧を印加させる電圧印加部を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエーター、光スキャナー、画像表示装置及びヘッドマウントディスプレイに関する。
従来、板状の取付部と当該取付部を所定軸周りに揺動可能に支持する弾性支持部を有する軸部と、取付部の面に設けられた光反射部材と、を有する光学デバイスが知られている。このような光学デバイスでは、例えば、取付部の反射部材が設けられた面とは反対側に面にコイルを設け、さらに、強磁性体としての永久磁石を配置し、コイルと永久磁石との相互作用によって取付部に設けられた光反射部を所定軸周りに揺動させることが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−217648号公報
しかしながら、上記の光学デバイスでは、全体構造の小型化に伴い、取付部の面積が小さくなると、コイルの巻き数(コイルの形成面積)が小さくなる。これにより、磁力が弱まり、取付部の面に設けられた光反射部材の揺動(駆動)効率を低下させてしまう、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるアクチュエーターは、可動板と、前記可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、前記可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、前記反射部の前記反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、可動板を含んだ全体構造を小型化させる場合であっても、反射部と可動板とは別体であるため、可動板の大きさに影響されることなく、反射部の大きさを維持することができるとともに、コイルの巻き数(形成面積)が小さくならないようにできる。これにより、磁力を高め、反射部の揺動効率を向上させることができる。
[適用例2]上記適用例にかかるアクチュエーターは、前記可動板の板厚方向からの平面視において、前記反射部の面積が前記可動板の面積よりも大きいことを特徴とする。
この構成によれば、コイルの形成面積を増加させることができる。
[適用例3]上記適用例にかかるアクチュエーターは、前記可動板に設けられた導通接続部を備え、前記導通接続部上に設けられ、前記コイルと前記導通接続部とを電気的に接続させるコンタクト部を有することを特徴とする。
この構成よれば、反射部に形成されたコイルと可動板に形成された導通接続部とが電気的に接続される。これにより、導通接続部側からコイルに対して容易に電圧を供給することが可能となる。さらに、コンタクト部が可動板の導通接続部上に配置されているため、コンタクト部が可動板と反射部との間のスペーサー(支柱)の機能を有する。従って、反射部が揺動運動する際に反射部と他の部材とが接触することを防止することができる。
[適用例4]上記適用例にかかるアクチュエーターは、前記第1軸部に、前記第1軸部に生じる応力を検出する第1検出部が設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、第1検出部により第1軸部に生じる応力を検出し、第1軸周りの可動板の揺動角を検出することができる。
[適用例5]上記適用例にかかるアクチュエーターは、前記可動板の周囲に配置され、かつ、前記第1軸部が接続される可動枠と、前記可動枠に接続され、かつ、前記第1軸に交差する第2軸周りに前記可動枠を揺動可能に支持する第2軸部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、可動板に固着された反射部は、第1軸及び第2軸周りに揺動可能となる。そして、可動枠等の寸法に規制されることなく、反射部の面にコイルを確実に配置することがきる。
[適用例6]上記適用例にかかるアクチュエーターでは、前記可動枠に、さらにコイルが設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、反射部に設けられたコイルに加え、さらに可動枠にもコイルが設けられるため、さらに磁力を高め、反射部の揺動(駆動)効率を向上させることができる。
[適用例7]上記適用例にかかるアクチュエーターでは、前記平面視において、前記反射部が前記可動枠を覆って設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、例えば、外部から反射部に向けて光を照射した際、可動板、第1軸部および可動枠に光が到達することがない。従って、これらにて反射する迷光の発生を防止することができる。
[適用例8]上記適用例にかかるアクチュエーターでは、前記第2軸部に、前記第2軸部に生じる応力を検出する第2検出部が設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、第2検出部により第2軸部に生じる応力の検出が可能となる。
[適用例9]本適用例にかかる光スキャナーは、可動板と、前記可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、前記可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、前記反射部の前記反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、可動板を含んだ全体構造を小型化させる場合であっても、反射部と可動板とは別体であるため、可動板の大きさに影響されることなく、反射部の大きさを維持することができるとともに、コイルの巻き数(形成面積)が小さくならないようにできる。これにより、磁力を高め、反射部の揺動効率を向上させることができる。
[適用例10]本適用例にかかる画像表示装置は、可動板と、前記可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、前記可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、前記反射部の前記反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を有するアクチュエーターと、前記アクチュエーターに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、効率よく反射部が駆動するアクチュエーターが搭載された画像表示装置を提供することできる。
[適用例11]本適用例にかかるヘッドマウントディスプレイは、可動板と、前記可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、前記可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、前記反射部の前記反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を有するアクチュエーターと、前記アクチュエーターに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、効率よく反射部が駆動するアクチュエーターが搭載されたヘッドマウントディスプレイ(HMD)を提供することできる。
第1実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す概略図。 第1実施形態にかかる光スキャナーの一部拡大図。 画像表示装置の構成を示す概略図。 携帯用画像表示装置の構成を示す概略図。 ヘッドアップディスプレイの構成を示す概略図。 ヘッドマウントディスプレイの構成を示す概略図。 第2実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す平面図。 第2実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す断面図。 電圧印加部の構成を示すブロック図。 発生電圧の一例を示す説明図。 第3実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す平面図。 第3実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す断面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
[第1実施形態]
(アクチュエーター(光スキャナー)の構成)
まず、アクチュエーターの構成について説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとしての光スキャナーを例に挙げて説明する。図1は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示し、図1(a)は平面図であり、図1(b)は図1におけるA−A断面図であり、図1(c)は反射部の平面図である。また、図2は、本実施形態にかかる光スキャナーの一部拡大図である。図1に示すように、光スキャナー1は、可動板111と、可動板111を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部3と、可動板111に固着され、光を反射する反射面114を有する反射部113と、反射部113の反射面114とは反対側の面に設けられたコイル31を備えている。また、外枠支持部15を挟むように、一対の永久磁石21a,21bを備えている。さらに、コイル31に対して所定の電圧を印加させる電圧印加部(図示せず)を備えている。
第1軸部3は、一対の軸部11a,11bを含んでいる。また、可動板111の周辺を囲むように外枠支持部15が配置され、可動板111は、軸部11a,11bを介して外枠支持部15に接続されている。軸部11a,11b弾性変形可能である。そして、軸部11a,11bは、可動板111をY軸周りに回動(揺動)可能とするように、可動板111と外枠支持部15とを連結している。
軸部11a,11bは、可動板111を介して互いに対向するように配置されている。また、軸部11a,11bは、それぞれ、Y軸に沿った方向に延在する長手形状を成す。そして、軸部11a,11bは、それぞれ、一端部が可動板111に接続され、他端部が外枠支持部15に接続されている。そして、軸部11a,11bは、それぞれ、中心軸とY軸とが一致するように配置されている。このように構成された軸部11a,11bは、それぞれ、可動板111によるY軸周りの揺動に伴ってねじれ変形する。なお、軸部11a,11bの形態は上記の形態に限定されない。例えば、途中の少なくとも1箇所に屈曲または湾曲した、ミアンダー形状を有していてもよい。また、軸部11a,11bの軸の本数に関して単数であってもよいし、複数であってもよい。可動板111、軸部11a,11b及び外枠支持部15は、例えば、シリコン単結晶の基板を用いて一体的に形成されている。
反射部113は、板状を成すととともに、平面視において円形を成している。なお、平面視とは、可動板の板厚方向から見ることを指し、以下では特に説明がなければ同様の意味で用いるものとする。そして、反射部113の第1面113aには光を反射させる反射面114が形成されている。また、図1(b),(c)に示すように、反射部113の第1面113aとは反対側の第2面113bにはコイル31が形成されている。なお、平面視における反射部113の形状は、円形に限定されず、例えば、楕円形、四角形等の多角形であってもよい。
また、図1に示すように、反射部113は、平面視において、可動板111を覆うように形成されている。すなわち、平面視において、反射部113の面積が可動板111の面積よりも大きい。本実施形態では、平面視において、可動板111及び軸部11a,11bが反射部113の内側に配置されている。そのため、軸部11aと軸部11bとの間の距離を短くしつつ、反射部113の面積を大きくすることができる。また、軸部11aと軸部11bとの間の距離を短くすることができることから、外枠支持部15の小型化を図ることができる。これにより、反射部113の面積を大きく維持しつつ、光スキャナー1の全体構造を小型化させることが可能となる。また、不要な光が可動板111及び軸部11a,11bで反射して迷光となるのを防止することができる。また、外枠支持部15の表面には、反射防止処理が施されているのが好ましい。これにより、外枠支持部15に照射された不要光が迷光となるのを防止することができる。かかる反射防止処理としては、特に限定されないが、例えば、反射防止膜(誘電体多層膜)の形成、粗面化処理、黒色処理等が挙げられる。なお、外枠支持部15の他に可動板111や軸部11a,11b等の表面にも反射防止処理を施してもよい。
図1(b),(c)に示すように、反射部113の第2面113b上にはコイル31が形成されている。コイル31は、反射部113の中心に対して環状に巻かれて形成されている。コイル31の材料としては。導電性を有するものであればよく、例えば、銅やアルミニウム等の金属が好適である。そして、コイル31の一端は、反射部113の第2面113bに設けられた第1端子63aに電気的に接続されている。また、コイル31の他端は、反射部113の第2面113bに設けられた第2端子63bに電気的に接続されている。
また、可動板111には導通接続部65を備え、可動板111上に配置され、反射部113に形成されたコイル31と導通接続部65とを電気的に接続させるコンタクト部60を有する。具体的には、導通接続部65の一部として、可動板111上に第1接続端子61aと第2接続端子61bが形成され、第1接続端子61aと第2接続端子61bのそれぞれから導通配線70a,70bが引き出されている。また、各導通配線70a,70bは、それぞれ、外枠支持部15上に形成された外部端子71a,71bに接続されている。そして、外部端子71a,71bは、図示しない電圧印加部に電気的に接続されている。
コンタクト部60は、コイル31から引き出された第1端子63a及び第2端子63bと可動板111上に形成された第1接続端子61a及び第2接続端子61bとを導電部材62a,62bを用いて電気的に接続するものである。本実施形態では、第1端子63a及び第2端子63bと可動板111上に形成された第1接続端子61a及び第2接続端子61bとが導電部材62a,62bとして、例えば、はんだ材(はんだボールやはんだペースト)を用いて接続されている。なお、第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bには、ニッケルやパーマロイ(ニッケル―鉄合金)等の導電性を有する軟磁性体を用いることが好適である。このようにすれば、第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bをコア材として機能させることができる。
また、可動板111と反射部113との間にコンタクト部60を有するので、反射部113は軸部11a,11bに対して厚さ方向(Z軸方向)に離間する構成となる。すなわち、コンタクト部60が支柱の機能を果たす。このため、反射部113が軸部11a、11bの側面に直接接続されないので、反射部113の揺動(回動)時に、軸部11a、11bの捩れ変形による応力が反射部113に及ぶのを防止または抑制することができ、その結果、反射部113の撓みを低減させることができる。
外枠支持部15の側面には一対の永久磁石21a,21bが配置される。具体的には、図1に示すように、一対の永久磁石21a,21bは、可動板111(反射部113)のY軸(揺動中心軸)を介して互いに対向するとともに、図1(b)に示すように、コイル31を挟むように配置される。そして、永久磁石21a,21bは、それぞれ異なる磁極同士が対向するように配置されている。本実施形態では、一方の永久磁石21aのN極と他方の永久磁石21bのS極とが対向するように配置されている。
上記の永久磁石21a,21bとしては、例えば、ネオジム磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルニコ磁石、ボンド磁石等を好適に用いることができる。
また、第1軸部3には、第1軸部3の挙動を検出する検出部(第1検出部)50(50a,50b)が配置されている。具体的には、検出部50は、第1軸部3に生じる応力を検出するものである。本実施形態の検出部50(50a,50b)としては、ピエゾ抵抗素子52a,52bを含むものである。軸部11aの上面には、ピエゾ抵抗素子52aが設けられ、また、軸部11bの上面には、ピエゾ抵抗素子52bが設けられている。より具体的には、ピエゾ抵抗素子52aは、軸部11aの外枠支持部15側(可動板111と反対側)の端部に設けられ、ピエゾ抵抗素子52bは、軸部11bの外枠支持部15側(可動板111と反対側)の端部に設けられている。以下、さらに詳細に説明する。なお、ピエゾ抵抗素子52a,52bを含む検出部50a,50bの構成は同様なので、検出部50aを例に挙げて説明する。
図2に示すように、検出部50aにおけるピエゾ抵抗素子52aは、基材571上に形成された配線群55を介して、外枠支持部15上に設けられた電極群56に電気的に接続されている。配線群55は、配線551,552,553,554で構成され、電極群56は、電極561,562,563,564で構成されている。
ピエゾ抵抗素子52aは、軸部11a上に設けられたピエゾ抵抗領域521と、ピエゾ抵抗領域521上に揺動(回動)中心軸(Y軸)上に並設された1対の入力電極522,523と、ピエゾ抵抗領域521上に揺動(回動)中心軸(Y軸)に対し直角な方向に並設された1対の出力電極524,525とを有している。ピエゾ抵抗領域521は、軸部11aの表面にn型またはp型の不純物をドーピング(拡散あるいはイオン注入)することにより形成することができる。
このようなピエゾ抵抗領域521上における回動中心軸Y方向での両端部のうち、一端部(可動板111側の端部)に設けられた入力電極522は、配線551を介して電極561に接続され、他端部(可動板111と反対側の端部)に設けられた入力電極523は、配線553を介して電極563に接続されている。これにより、1対の入力電極522,523間に電圧を印加することができる。
また、ピエゾ抵抗領域521上における揺動中心軸に対し直角な方向の両端部のうち、一端部に設けられたに出力電極524は、配線554を介して電極564に接続され、他端部に設けられた出力電極525は、配線552を介して電極562に接続されている。これにより、1対の出力電極524,525間の電圧値や比抵抗値を検知することができる。上記のように構成されたピエゾ抵抗素子52では、1対の入力電極522,523を介してピエゾ抵抗領域521に電界Eを印加しつつ、1対の出力電極524,525を介してピエゾ抵抗領域521の電圧値を検知することにより、ピエゾ抵抗領域521の比抵抗値を検知することができる。すなわち、1対の入力電極522,523間に電圧を印加することにより、ピエゾ抵抗領域521上に電界Eを生じさせる。そして、このような電界Eのもと、ピエゾ抵抗領域521にせん断応力が生じると、そのせん断応力の程度に応じて、ピエゾ抵抗領域521の比抵抗値が変化し、その変化に応じた電位差が1対の出力電極524,525間に生じる。この電位差は、軸部11aの捩れ変形量や可動板111の回動角(揺動角)に応じたものである。したがって、この電位差に基づき、可動板111の挙動を検知することができる。
また、図2に示すように、配線群55の配線551〜554上の一部に絶縁膜77が形成され、絶縁膜77上に導通配線70aが形成され、導通配線70aは外部端子71aに接続されている。なお、検出部50bの構成、導通配線70b及び外部端子71bの構成についても上記構成と同様なので説明を省略する。
次に、光スキャナー1の動作について説明する。まず、図示しない電源回路から外部端子71a,71b、導通配線70a,70b及びコンタクト部60を介してコイル31に交番電圧を印加する。これにより、コイル31に生じる磁界の方向が上方向と下方向とで交互に切り換わる。そのため、一対の永久磁石21a,21bの磁界中に配置された反射部113は、軸部11a,11bの捩れ変形を伴いながら、Y軸周りに揺動(回動)する。
また、コンタクト部60の一部を構成する第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bは、軟磁性体の材料で形成されているため、コア材として機能する。すなわち、永久磁石21aで発生した磁界は、コイル31を横切って永久磁石21bに向かう一方で、永久磁石21aで発生した磁界が、コイル31を横切らず、コイル31の外側(外周)を経由して永久磁石21bに向かう場合もあり得る。この場合、コイル31の外側を経由する磁界(無効磁界)はコイル31に流れる電流との相互作用に寄与しないため、可動板111等の揺動効率の低下の原因の一つとなる。そこで、本実施形態では、平面視において環状に形成されたコイル31の中心部にコア材の機能を有するコンタクト部60が配置されている。従って、永久磁石21aで発生した磁界は、コア材(コンタクト部60)に向かいながら永久磁石21bに進行するため、コイル31を横切るように磁界を集中させることができる。これにより、無効磁界の発生が低減され、コイル31に流れる電流と磁界との相互作用効率を高めることができる。
また、1対の入力電極522,523間に電圧を印加することにより、ピエゾ抵抗領域521上に電界Eを生じさせる。そして、生成された電界Eのもと、1対の出力電極524,525間に生じる電位差を検出し、検出された電位差に基づき、可動板111の周波数、振幅、回動角などの挙動を検知する。そして、図示しない制御手段が、検出された挙動に基づき、可動板111が所望の挙動となるように、コイル31への交番電圧を制御する。
(画像表示装置の構成)
次に、画像表示装置の構成について説明する。画像表示装置は、可動板と、可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、反射部の反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を有するアクチュエーターと、アクチュエーターに対して光を照射する照射部を備えたものである。図3は、画像表示装置の構成を示す概略図である。以下、具体的に説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとして前述の光スキャナー1を用いた場合について説明する。
図3に示すように、画像表示装置9は、光スキャナー1と、光スキャナー1に対して光を照射する照射部91等を備えている。本実施形態の照射部91は、赤色光を照射する赤色光源911と、青色光を照射する青色光源912と、緑色光を照射する緑色光源913とを備えている。さらに、赤色光源911、青色光源912及び緑色光源913のそれぞれに対応してダイクロイックミラー92A,92B,92Cが配置されている。
各ダイクロイックミラー92A,92B,92Cは、赤色光源911、青色光源912、緑色光源913のそれぞれから照射された光を合成する光学素子である。このような画像表示装置9は、図示しないホストコンピューターからの画像情報に基づいて、照射部91(赤色光源911、青色光源912、緑色光源913)から照出された光をダイクロイックミラー92A,92B,92Cでそれぞれ合成し、この合成された光が光スキャナー1に照射される。そして、光スキャナー1が2次元走査され、スクリーンS上でカラー画像を形成するように構成されている。
2次元走査の際、光スキャナー1の可動板111のY軸周りの回動により反射部113で反射した光がスクリーンSの横方向に走査(主走査)される。一方、光スキャナー1の可動板111のX軸周りの回動により反射部113で反射した光がスクリーンSの縦方向に走査(副走査)される。なお、本実施形態では、ダイクロイックミラー92A,92B,92Cで合成された光を光スキャナー1によって2次元的に走査した後、その光を固定ミラー93で反射させてからスクリーンSに画像を形成するように構成されているが、固定ミラー93を省略し、光スキャナー1によって2次元的に走査された光を直接スクリーンSに照射する構成であってもよい。
上記の画像表示装置9は、例えば、携帯用画像表示装置として適用することができる。図4は、携帯用画像表示装置の構成を示す概略図である。携帯用画像表示装置100は、手で把持することができる寸法で形成されたケーシング110と、ケーシング110内に内蔵された画像表示装置9とを有している。この携帯用画像表示装置100により、例えば、スクリーンや、デスク上等の所定の面に、所定の画像を表示することができる。また、携帯用画像表示装置100は、所定の情報を表示するディスプレイ120と、キーパット130と、オーディオポート140と、コントロールボタン150と、カードスロット160と、AVポート170とを有している。なお、携帯用画像表示装置100は、通話機能、GSP受信機能等の他の機能を備えていてもよい。
(ヘッドアップディスプレイの構成)
次に、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の構成について説明する。ヘッドアップディスプレイ(HUD)は、可動板と、可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、反射部の反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を有するアクチュエーターと、アクチュエーターに対して光を照射する照射部を備えたものである。なお、本実施形態では、アクチュエーターとして前述の光スキャナー1を用いた場合について説明する。
図5は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の構成を示す概略図である。図5に示すように、ヘッドアップディスプレイ(HUD)210は、上述の光スキャナー1を備えた画像表示装置9を搭載している。そして、ヘッドアップディスプレイシステム200では、画像表示装置9が、例えば、自動車のダッシュボードに、ヘッドアップディスプレイ210を構成するよう搭載されている。このヘッドアップディスプレイ210により、フロントガラス220に、例えば、目的地までの案内表示等の所定の画像を表示することができる。なお、ヘッドアップディスプレイシステム200は、自動車に限らず、例えば、航空機、船舶等にも適用することができる。
(ヘッドマウントディスプレイの構成)
次に、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成について説明する。可動板と、可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、反射部の反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を有するアクチュエーターと、アクチュエーターに対して光を照射する照射部を備えたものである。なお、本実施形態では、アクチュエーターとして前述の光スキャナー1を用いた場合について説明する。
図6は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成を示す概略図である。図6に示すように、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)300は、上述の光スキャナー1を備えた画像表示装置9を搭載している。ヘッドマウントディスプレイ300は、眼鏡310を備え、眼鏡310に画像表示装置9が配置されている。そして、画像表示装置9により、眼鏡310の本来レンズである部位に設けられた表示部320に、一方の目で視認される所定の画像を表示する。
表示部320は、透明であってもよく、また、不透明であってもよい。表示部320が透明な場合は、現実世界からの情報に画像表示装置9からの情報を重ねて使用することができる。なお、ヘッドマウントディスプレイ300に、2つ画像表示装置9を設け、両方の目で視認される画像を、2つの表示部に表示するようにしてもよい。
以上、アクチュエーターとしての光スキャナーおよび画像表示装置等の形態について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができ、また、他の任意の構成を付加することもできる。また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
以上、上記第1実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)可動板111を小スペース化させ外枠支持部15を含む全体構造を小型化させる場合であっても、反射部113と可動板111とは別体であるため、可動板111の大きさに影響されることなく、反射部113の大きさを維持することができる。また、このような反射部113の第2面113bにコイル31を形成することにより、コイルの巻き数(形成面積)を確保する(小さくしないようにする)ことができる。これにより、磁力を高め、可動板111、反射部113の揺動効率を向上させることができる。
(2)反射部113の第2面113bにコイル31を形成することにより、外枠支持部15において検出部50a,50bにおける配線群55及び電極群56とコイル31に接続される導通配線70a(70b)及び外部端子71a(71b)の引き回しを容易に行うことができる。
[第2実施形態]
(アクチュエーター(光スキャナー)の構成)
次に、第2実施形態にかかるアクチュエーターの構成について説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとしての光スキャナーを例に挙げて説明する。図7は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す平面図であり、図8は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す断面図である。そして、図7は、反射部を透視した平面図であり、図8は、図7におけるA−A断面図である。なお、第1実施形態と同じ部材等には同じ符号を付している。
図7及び図8に示すように、光スキャナー1aは、可動板111と、可動板111を第1軸(Y軸)周りに揺動可能に支持する第1軸部12a,12bと、可動板111に固着され、光を反射する反射面114を有する反射部113と、反射部113の反射面114とは反対側の面に設けられたコイル31を備え、可動板111の周囲に配置され、かつ第1軸部12a,12bが接続される可動枠13と、可動枠13に接続され、かつ、第1軸に交差する第2軸(X軸)周りに可動枠13を揺動可能に支持する第2軸部14a,14bと、を備えたものである。また、外枠支持部15を挟むように、一対の永久磁石21a,21bを備えている。さらに、コイル31に対して所定の電圧を印加させる電圧印加部4(図9参照)を備えている。以下、具体的に説明する。
本実施形態の可動板111は、平面視において円形を有し、光スキャナー1aの中心部に配置されている。可動枠13は、枠状を成し、可動板111の周囲を囲むように設けられている。換言すれば、可動板111は、枠状の可動枠13の内側に設けられている。また、外枠支持部15は、枠状を成し、可動枠13の周囲を囲むように設けられている。換言すれば、可動枠13は、外枠支持部15の内側に設けられている。可動枠13は、第2軸部14a,14bを介して外枠支持部15に支持されている。
また、可動枠13は、Y軸に沿った方向における長さがX軸に沿った方向の長さよりも長くなっている。すなわち、Y軸に沿った方向における可動枠13の長さをaとし、X軸に沿った方向における可動枠13の長さをbとしたとき、a>bなる関係を満たす。これにより、第1軸部12a,12bに必要な長さを確保しつつ、X軸に沿った方向における光スキャナー1の長さを抑えることができる。
また、可動枠13は、平面視において、可動板111および第1軸部12a,12bからなる構造体の外形に沿った形状を成している。なお、可動枠13の形状は、枠状であれば、特に限定されない。このような構成において、可動板111、第1軸部12a,12bおよび永久磁石21a,21bで構成された振動系の振動、すなわち、可動板111のY軸周りの揺動を許容しつつ、可動枠13の小型化を図ることができる。
第1軸部12a,12b及び第2軸部14a,14bは、それぞれ、弾性変形可能である。そして、第1軸部12a,12bは、可動板111をY軸周りに回動(揺動)可能とするように、可動板111と可動枠13とを連結している。また、第2軸部14a,14bは、可動枠13をY軸に直交するX軸周りに回動(揺動)可能とするように、可動枠13と外枠支持部15とを連結している。
第1軸部12a,12bは、可動板111を介して互いに対向するように配置されている。また、第1軸部12a,12bは、それぞれ、Y軸に沿った方向に延在する長手形状を成す。そして、第1軸部12a,12bは、それぞれ、一端部が可動板111に接続され、他端部が可動枠13に接続されている。また、第1軸部12a,12bは、それぞれ、中心軸とY軸とが一致するように配置されている。このように構成された第1軸部12a,12bは、それぞれ、可動板111のY軸周りの揺動に伴ってねじれ変形する。
第2軸部14a,14bは、可動枠13を介して互いに対向するように配置されている。また、第2軸部14a,14bは、それぞれ、X軸に沿った方向に延在する長手形状を成す。そして、第2軸部14a,14bは、それぞれ、一端部が可動枠13に接続され、他端部が外枠支持部15に接続されている。このように構成された第2軸部14a,14bは、可動枠13のX軸周りの揺動に伴って、第2軸部14a,14b全体がそれぞれねじれ変形する。このように、可動板111をY軸周りに揺動可能とするとともに、可動枠13をX軸周りに揺動可能とすることによりX軸およびY軸の2軸周りに揺動(回動)させることができる。
なお、第1軸部12a,12b及び第2軸部14a,14bの形態は上記の形態に限定されない。例えば、途中の少なくとも1箇所が屈曲または湾曲した、ミアンダー形状を有していてもよい。また、第1軸部12a,12bや第2軸部14a,14bの軸の本数に関しても単数であってもよいし、複数であってもよい。なお、可動板111、可動枠13、第1軸部12a,12b、第2軸部14a,14b及び外枠支持部15は、例えば、シリコン単結晶の基板を用いて一体的に形成されている。
反射部113は、板状を成すととともに、平面視において円形を成している。そして、反射部113の第1面113aには光を反射させる反射面114が形成されている。また、図8に示すように、反射部113の第1面113aとは反対側の第2面113bにはコイル31が形成されている。なお、平面視における反射部113の形状は、円形に限定されず、例えば、楕円形、四角形等の多角形であってもよい。
また、図7に示すように、反射部113は、平面視において、可動枠13を覆うように形成されている。本実施形態では、平面視において、可動板111、第1軸部12a,12b、可動枠13、第2軸部14a,14bが反射部113の内側に配置されている。そのため第1軸部12aと第1軸部12bとの間の距離を短くしつつ、反射部113の面積を大きくすることができる。また、第1軸部12aと第1軸部12bとの間の距離を短くすることができることから、可動枠13の小型化を図ることができる。さらに、可動枠13の小型化を図ることができることから、第2軸部14aと第2軸部14bとの間の距離を短くすることができる。これにより、反射部113の面積を大きく維持しつつも、光スキャナー1の全体構造を小型化させることが可能となる。また、不要な光が可動板111、第1軸部12a,12b、可動枠13及び第2軸部14a,14bで反射して迷光となるのを防止することができる。また、外枠支持部15の表面には、反射防止処理が施されているのが好ましい。これにより、外枠支持部15に照射された不要光が迷光となるのを防止することができる。かかる反射防止処理としては、特に限定されないが、例えば、反射防止膜(誘電体多層膜)の形成、粗面化処理、黒色処理等が挙げられる。なお、外枠支持部15の他に可動板111、第1軸部12a,12b、可動枠13や第2軸部14a,14b等の表面にも反射防止処理を施してもよい。
図8に示すように、反射部113の第2面113b上にはコイル31が形成されている。コイル31は、反射部113の中心に対して環状に巻かれて形成されている(図1(c)参照)。コイル31の材料としては。導電性を有するものであればよく、例えば、銅やアルミニウム等の金属が好適である。そして、コイル31の一端は、反射部113の第2面113bに設けられた第1端子63aに電気的に接続されている。また、コイル31の他端は、反射部113の第2面113bに設けられた第2端子63bに電気的に接続されている。
また、可動板111には導通接続部65を備え、可動板111上に配置され、反射部113に形成されたコイル31と導通接続部65とを電気的に接続させるコンタクト部60を有する。具体的には、導通接続部65の一部として、可動板111上に第1接続端子61aと第2接続端子61bが形成され、第1接続端子61aと第2接続端子61bのそれぞれから導通配線70a,70bが引き出されている。また、各導通配線70a,70bのそれぞれが、外枠支持部15上に形成された外部端子71a,71bに接続されている。そして、外部端子71a,71bは、電圧印加部4(図9参照)に電気的に接続されている。
コンタクト部60は、コイル31から引き出された第1端子63a及び第2端子63bと可動板111上に形成された第1接続端子61a及び第2接続端子61bとを導電部材62a,62bを用いて電気的に接続するものである。本実施形態では、第1端子63aと第1接続端子61aと、第2端子63bと第2接続端子61bとが、導電部材62a,62bとして、例えば、はんだ材(はんだボールやはんだペースト)を介して接続されている。なお、第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bには、ニッケルやパーマロイ(ニッケル−鉄合金)等の導電性を有する軟磁性体を用いることが好適である。このようにすれば、第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bをコア材として機能させることができる。
また、可動板111と反射部113との間にコンタクト部60を有するので、反射部113は第1軸部12a,12bに対して厚さ方向(Z軸方向)に離間する構成となる。すなわち、反射部113が第1軸部12a,12bの側面に直接接続されないので、反射部113の揺動(回動)時に、第1軸部12a,12bの捩れ変形による応力が反射部113に及ぶのを防止または抑制することができ、その結果、反射部113の撓みを低減させることができる。
一対の永久磁石21a,21bは、第1軸部12a,12b及び第2軸部14a,14bに対して角度を成して磁界が生じるように配置される。具体的には、図7に示すように、一対の永久磁石21a,21bは、平面視において、外枠支持部15を挟むように、すなわち、形成されたコイル31を挟むように第1軸部12a,12b及び第2軸部14a,14bに対して傾斜する方向に配置されている。本実施形態の場合では、一対の永久磁石21a,21bが、X軸及びY軸に対して傾斜して配置されている。また、一対の永久磁石21a,21bは、平面視において、X軸およびY軸に対して傾斜した軸上に配置されている、と言い換えることもできる。なお、本実施形態では、一対の永久磁石21a,21bが、外枠支持部15の一対の対角を挟むように配置されている。このように一対の永久磁石21a,21bを配置することにより、第1軸及び第2軸に対して角度を成して磁界を生じさせることができる。
永久磁石21a,21bは、それぞれ、外枠支持部15の中心部に対する方向に対して一方側がN極に、他方側がS極に磁化され、さらに、一対の永久磁石21a,21bにおいて、それぞれ異なる磁極同士が対向するように配置されている。本実施形態では、一方の永久磁石21aのN極と他方の永久磁石21bのS極とが対向するように配置されている。
配置された永久磁石21a,21bのX軸(またはY軸)に対する傾斜角度は、30〜60度であることが好ましく、40〜50度であることがより好ましく、ほぼ45度であることがさらに好ましい。このように永久磁石21a,21bを配置することにより可動板111を円滑に揺動(回動)させることができる。
上記の永久磁石21a,21bとしては、例えば、ネオジム磁石、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、アルニコ磁石、ボンド磁石等を好適に用いることができる。
また、第1軸部12a,12bには、第1軸部12a,12bの挙動を検出する第1検出部50a,50bが配置され、第2軸部14a,14bには、第2軸部14a,14bの挙動を検知する第2検出部50c,50dが配置されている。本実施形態の検出部50(50a,50b,50c,50d)としては、ピエゾ抵抗素子52a,52b,52c,52dを含むものである。図7に示すように、第1軸部12aの上面には、ピエゾ抵抗素子52aが設けられ、第1軸部12bの上面には、ピエゾ抵抗素子52bが設けられ、また、第2軸部14aの上面には、ピエゾ抵抗素子52cが設けられ、第2軸部14bの上面には、ピエゾ抵抗素子52dが設けられている。より具体的には、ピエゾ抵抗素子52a,52bは、第1軸部12a,12bの可動枠13側(可動板111と反対側)の端部に設けられ、ピエゾ抵抗素子52c,52dは、第2軸部14a,14bの外枠支持部15側(可動枠13と反対側)の端部に設けられている。なお、各検出部50a,50b,50c,50dの構成は、第1実施形態と同様なので説明を省略する(図2参照)。
次に、電圧印加部の構成について説明する。図9は、電圧印加部の構成を示すブロック図であり、図10は、発生電圧の一例を示す説明図である。
図9に示すように、電圧印加部4は、可動板111をY軸周りに揺動させるための第1電圧V1を発生させる第1電圧発生部41と、可動板111をX軸周りに揺動させるための第2電圧V2を発生させる第2電圧発生部42と、第1電圧V1と第2電圧V2とを重畳する電圧重畳部43とを備えている。電圧印加部4の第1電圧発生部41及び第2電圧発生部42はそれぞれ制御部7に接続されている。また、電圧印加部4は、コイル31の第1端子32a及び第2端子32bに電気的に接続されており、電圧重畳部43で重畳した電圧をコイル31に印加するように構成されている。
第1電圧発生部41は、図10(a)に示すように、周期T1で周期的に変化する第1電圧V1(水平走査用電圧)を発生させるものである。すなわち、第1電圧発生部41は、第1周波数(1/T1)の第1電圧V1を発生させるものである。第1電圧V1は、正弦波のような波形を成している。そのため、光スキャナー1は効果的に光を主走査することができる。なお、第1電圧V1の波形は、これに限定されない。
また、第1周波数(1/T1)は、水平走査に適した周波数であれば、特に限定されないが、10〜40kHzであるのが好ましい。本実施形態では、第1周波数は、可動板111、第1軸部12a、12bで構成される第1の振動系(ねじり振動系)のねじり共振周波数(f1)と等しくなるように設定されている。つまり、第1の振動系は、そのねじり共振周波数f1が水平走査に適した周波数になるように設計(製造)されている。これにより、可動板111のY軸周りの回動角を大きくすることができる。
一方、第2電圧発生部42は、図10(b)に示すように、周期T1と異なる周期T2で周期的に変化する第2電圧V2(垂直走査用電圧)を発生させるものである。すなわち、第2電圧発生部42は、第2周波数(1/T2)の第2電圧V2を発生させるものである。第2電圧V2は、鋸波のような波形を成している。そのため、光スキャナー1は効果的に光を垂直走査(副走査)することができる。なお、第2電圧V2の波形は、これに限定されない。
第2周波数(1/T2)は、第1周波数(1/T1)と異なり、かつ、垂直走査に適した周波数であれば、特に限定されないが、30〜120Hzであるのが好ましい。さらに、60Hz程度が好適である。このように、第2電圧V2の周波数を60Hz程度とし、前述したように第1電圧V1の周波数を10〜40kHzとすることで、ディスプレイでの描画に適した周波数で、可動板111を互いに直交する2軸(X軸およびY軸)のそれぞれの軸周りに回動させることができる。ただし、可動板111をX軸およびY軸のそれぞれの軸周りに回動させることができれば、第1電圧V1の周波数と第2電圧V2の周波数との組み合わせは、特に限定されない。
本実施形態では、第2電圧V2の周波数は、可動板111、第1軸部12a、12b、可動枠13、第2軸部14a,14b,14c,14dで構成された第2の振動系(ねじり振動系)のねじり共振周波数(共振周波数)と異なる周波数となるように調整されている。このような第2電圧V2の周波数(第2周波数)は、第1電圧V1の周波数(第1周波数)よりも小さいことが好ましい。すなわち、周期T2は、周期T1よりも長いことが好ましい。これにより、より確実かつより円滑に、可動板111をY軸周りに第1周波数で回動させつつ、X軸周りに第2周波数で回動させることができる。
また、第1の振動系のねじり共振周波数をf1[Hz]とし、第2の振動系のねじり共振周波数をf2[Hz]としたとき、f1とf2とが、f2<f1の関係を満たすことが好ましく、f1≧10f2の関係を満たすことがより好ましい。これにより、より円滑に、可動板111を、Y軸周りに第1電圧V1の周波数で回動させつつ、X軸周りに第2電圧V2の周波数で回動させることができる。
このような第1電圧発生部41および第2電圧発生部42は、それぞれに接続された制御部7からの信号に基づき駆動する。そして、第1電圧発生部41及び第2電圧発生部42は、電圧重畳部43に接続されている。電圧重畳部43は、コイル31に電圧を印加するための加算器43aを備えている。加算器43aは、第1電圧発生部41から第1電圧V1を受けるとともに、第2電圧発生部42から第2電圧V2を受け、これらの電圧を重畳しコイル31に印加する。
次に、光スキャナー1の動作について説明する。なお、本実施形態では、前述したように、第1電圧V1の周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数と等しく設定されており、第2電圧V2の周波数は、第2の振動系のねじり共振周波数と異なる値に、かつ、第1電圧V1の周波数よりも小さくなるように設定されている(例えば、第1電圧V1の周波数が15kHz、第2電圧V2の周波数が60Hzに設定されている)。
まず、例えば、図10(a)に示すような第1電圧V1と、図10(b)に示すような第2電圧V2とを電圧重畳部43にて重畳し、重畳した電圧をコイル31に印加する。そして、第1電圧V1の印加によってコイル31に電流が流れる。その結果、コイル31に流れる電流と一対の永久磁石21a,21b間における磁界との相互作用によって生じるローレンツ力により、第1軸部12a,12bが捩れ変形され、可動板111がY軸(第1軸)を中心軸として揺動する。また、第1電圧V1の周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数と等しい。そのため、第1電圧V1によって、効率的に、可動板111をY軸周りに回動させることができる。すなわち、前述した可動枠13のY軸周りのねじり振動成分を有する振動が小さくても、その振動に伴う可動板111のY軸周りの回動角を大きくすることができる。
また、第2電圧V2の印加によってコイル31に電流が流れる。その結果、コイル31に流れる電流と一対の永久磁石21a,21b間における磁界との相互作用によって生じるローレンツ力により、第2軸部14a,14bが捩れ変形され、可動枠13が可動板111とともにX軸(第2軸)を中心軸として揺動する。また、第2電圧V2の周波数は、第1電圧V1の周波数に比べて極めて低く設定されている。また、第2の振動系のねじり共振周波数は、第1の振動系のねじり共振周波数よりも低く設計されている。そのため、可動板111が第2電圧V2の周波数でY軸周りに回動してしまうことを防止することができる。
また、コンタクト部60の一部を構成する第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bは、軟磁性体の材料で形成されているため、コア材として機能する。すなわち、永久磁石21aで発生した磁界は、コイル31を横切って永久磁石21bに向かう一方で、永久磁石21aで発生した磁界が、コイル31を横切らず、コイル31の外側(外周)を経由して永久磁石21bに向かう場合もあり得る。この場合、コイル31の外側を経由する磁界(無効磁界)はコイル31に流れる電流との相互作用に寄与しないため、可動板11等の揺動効率の低下の原因の一つとなる。そこで、本実施形態では、平面視において環状に形成されたコイル31の中心部にコア材の機能を有するコンタクト部60が配置されている。従って、永久磁石21aで発生した磁界は、コア材(コンタクト部60)に向かいながら永久磁石21bに進行するため、コイル31を横切るように磁界を集中させることができる。これにより、無効磁界の発生が低減され、コイル31に流れる電流と磁界との相互作用効率を高めることができる。
なお、本実施形態にかかる光スキャナー1aを搭載した画像表示装置の構成については、第1実施形態と同様なので説明を省略する。また、ヘッドアップディスプレイ(HUD)やヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成についても、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
以上、上記第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(1)可動板111と可動枠13を含んで構成され、可動板111に固着された反射部113は、第1軸部12a,12b周り及び第2軸部14a,14b周りに揺動可能となる。そして、可動枠13等の寸法に規制されることなく、反射部113の面にコイル31を形成する箇所を確実に確保することがきる。
(2)反射部113の第2面113bにコイル31を形成することにより、可動枠13において検出部50a,50bにおける配線群55及び電極群56とコイル31に接続される導通配線70a(70b)及び外部端子71a(71b)の引き回しを容易に行うことができる。
[第3実施形態]
(アクチュエーター(光スキャナー)の構成)
次に、第3実施形態にかかるアクチュエーターの構成について説明する。なお、本実施形態では、アクチュエーターとしての光スキャナーを例に挙げて説明する。図11は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す平面図であり、図12は、本実施形態にかかる光スキャナーの構成を示す断面図である。そして、図11は、反射部を透視した平面図であり、図12は、図11におけるA−A断面図である。なお、第2実施形態と同じ部材等には同じ符号を付している。また、第2実施形態と形態が異なる部分について主に説明する。
図11及び図12に示すように、光スキャナー1bは、可動板111と、可動板111を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部12a,12bと、可動板111に固着され、光を反射する反射面114を有する反射部113と、反射部113の反射面114とは反対側の面に設けられたコイル31aを備え、可動板111の周囲に配置され、かつ第1軸部12a,12bが接続される可動枠13と、可動枠13に接続され、かつ、可動枠13を第1軸に交差する第2軸(X軸)周りに揺動可能に支持する第2軸部14a,14bと、を備えたものである。そして、可動枠13に、さらにコイル31bが設けられたものである。また、外枠支持部15を挟むように、一対の永久磁石21a,21bを備えている。さらに、コイル31に対して所定の電圧を印加させる電圧印加部4(図9参照)を備えている。
本実施形態の光スキャナー1bは、コイル31aとコイル31bとを有している。具体的には、図11及び図12に示すように、反射部113の第2面113b上にはコイル31aが形成されている。コイル31は、反射部113の中心に対して環状に巻かれて形成されている(図1(c)参照)。コイル31aの材料としては。導電性を有するものであればよく、例えば、銅やアルミニウム等の金属が好適である。そして、コイル31aの一端は、反射部113の第2面113bに設けられた第1端子63aに電気的に接続されている。また、コイル31の他端は、反射部113の第2面113bに設けられた第2端子63bに電気的に接続されている。
また、可動板111上に第1接続端子61aと第2接続端子61bが形成され、第1接続端子61aと第2接続端子61bのそれぞれから導通配線70a,70bが引き出されている。
コンタクト部60は、コイル31から引き出された第1端子63a及び第2端子63bと可動板111上に形成された第1接続端子61a及び第2接続端子61bとを導電部材62a,62bを用いて電気的に接続するものである。本実施形態では、第1端子63aと第1接続端子61aと、第2端子63bと第2接続端子61bとが、導電部材62a,62bとして、例えば、はんだ材(はんだボールやはんだペースト)を介して接続されている。なお、第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bには、ニッケルやパーマロイ(ニッケル‐鉄合金)等の導電性を有する軟磁性体を用いることが好適である。このようにすれば、第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bをコア材として機能させることができる。
また、可動枠13にはコイル31bが形成されている。コイル31bは、可動枠13の形状に倣って環状に巻かれて形成されている。コイル31bの材料は、コイル31aと同様である。さらに、詳細には、反射部113に形成されたコイル31aの一端は、コンタクト部60を介して導通配線70aに接続され、当該導通配線70aと外枠支持部15に形成されたコイル31bの一端とが接続されている。また、コイル31aの他端は、コンタクト部60を介して導通配線70bに接続され、当該導通配線70bとコイル31bの他端とが接続されている。
そして、コイル31bの一方の終端は、導通配線70cに接続され、導通配線70cは外枠支持部15上に形成された外部端子71aに接続されている。また、コイル31bの他方の終端は、導通配線70dに接続され、導通配線70dは外枠支持部15上に形成された外部端子71bに接続されている。そして、外部端子71a,71bは、電圧印加部4(図9参照)に電気的に接続されている。
なお、光スキャナー1bの他の形態については、第2実施形態と同様なので説明を省略する。また、本実施形態にかかる光スキャナー1bを搭載した画像表示装置の構成についても、第1実施形態と同様なので説明を省略する。さらに、ヘッドアップディスプレイ(HUD)やヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成についても、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
以上、上記第3実施形態によれば、第1及び第2実施形態の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
反射部113の第2面113bに形成されたコイル31aに加え、さらに可動枠13にもコイル31bが形成されるため、さらに磁力を高め、反射部113の駆動効率を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態の可動板111のコンタクト部60が形成された面とは反対側の面にコア材を設置してもよい。このようにすれば、さらに、永久磁石21a,21bにおける磁界をコア材が設置された方向に集中されるので、反射部113の駆動効率をより高めることができる。
(変形例2)上記実施形態では、コンタクト部60を支柱の機能として形成したが、この構成に限定されない。例えば、可動板111と反射部113との間に支柱を設け、当該支柱に沿ってコンタクト部60を形成してもよい。また、支柱の内部にコンタクト部60を備える構成であってもよい。このようにすれば、可動板111と反射部113との固着強度を高めることができる。また、上記実施形態におけるコンタクト部60を絶縁性の樹脂等で覆ってもよい。このようにすれば、可動板111と反射部113との固着強度を高めるとともに、コンタクト部60における防水性を高めることができる。
1,1a,1b…光スキャナー、3…第1軸部、4…電圧印加部、7…制御部、9…画像表示装置、11a…軸部、11b…軸部、12a,12b…第1軸部、13…可動枠、14a,14b…第2軸部、15…外枠支持部、21a,21b…永久磁石、31,31a,31b…コイル、50(50a,50b,50c,50d)…検出部、60…コンタクト部、65…導通接続部、91…照射部、100…携帯用画像表示装置、111…可動板、113…反射部、113a…第1面、113b…第2面、114…反射面、210…ヘッドアップディスプレイ、300…ヘッドマウントディスプレイ。
本実施形態では、第2電圧V2の周波数は、可動板111、第1軸部12a、12b、可動枠13、第2軸部14a,14bで構成された第2の振動系(ねじり振動系)のねじり共振周波数(共振周波数)と異なる周波数となるように調整されている。このような第2電圧V2の周波数(第2周波数)は、第1電圧V1の周波数(第1周波数)よりも小さいことが好ましい。すなわち、周期T2は、周期T1よりも長いことが好ましい。これにより、より確実かつより円滑に、可動板111をY軸周りに第1周波数で回動させつつ、X軸周りに第2周波数で回動させることができる。
また、コンタクト部60の一部を構成する第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bは、軟磁性体の材料で形成されているため、コア材として機能する。すなわち、永久磁石21aで発生した磁界は、コイル31を横切って永久磁石21bに向かう一方で、永久磁石21aで発生した磁界が、コイル31を横切らず、コイル31の外側(外周)を経由して永久磁石21bに向かう場合もあり得る。この場合、コイル31の外側を経由する磁界(無効磁界)はコイル31に流れる電流との相互作用に寄与しないため、可動板111等の揺動効率の低下の原因の一つとなる。そこで、本実施形態では、平面視において環状に形成されたコイル31の中心部にコア材の機能を有するコンタクト部60が配置されている。従って、永久磁石21aで発生した磁界は、コア材(コンタクト部60)に向かいながら永久磁石21bに進行するため、コイル31を横切るように磁界を集中させることができる。これにより、無効磁界の発生が低減され、コイル31に流れる電流と磁界との相互作用効率を高めることができる。
図11及び図12に示すように、光スキャナー1bは、可動板111と、可動板111を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部12a,12bと、可動板111に固着され、光を反射する反射面114を有する反射部113と、反射部113の反射面114とは反対側の面に設けられたコイル31aを備え、可動板111の周囲に配置され、かつ第1軸部12a,12bが接続される可動枠13と、可動枠13に接続され、かつ、可動枠13を第1軸に交差する第2軸(X軸)周りに揺動可能に支持する第2軸部14a,14bと、を備えたものである。そして、可動枠13に、さらにコイル31bが設けられたものである。また、外枠支持部15を挟むように、一対の永久磁石21a,21bを備えている。さらに、コイル31a,31bに対して所定の電圧を印加させる電圧印加部4(図9参照)を備えている。
本実施形態の光スキャナー1bは、コイル31aとコイル31bとを有している。具体的には、図11及び図12に示すように、反射部113の第2面113b上にはコイル31aが形成されている。コイル31aは、反射部113の中心に対して環状に巻かれて形成されている(図1(c)参照)。コイル31aの材料としては。導電性を有するものであればよく、例えば、銅やアルミニウム等の金属が好適である。そして、コイル31aの一端は、反射部113の第2面113bに設けられた第1端子63aに電気的に接続されている。また、コイル31aの他端は、反射部113の第2面113bに設けられた第2端子63bに電気的に接続されている。
コンタクト部60は、コイル31aから引き出された第1端子63a及び第2端子63bと可動板111上に形成された第1接続端子61a及び第2接続端子61bとを導電部材62a,62bを用いて電気的に接続するものである。本実施形態では、第1端子63aと第1接続端子61aと、第2端子63bと第2接続端子61bとが、導電部材62a,62bとして、例えば、はんだ材(はんだボールやはんだペースト)を介して接続されている。なお、第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bには、ニッケルやパーマロイ(ニッケル‐鉄合金)等の導電性を有する軟磁性体を用いることが好適である。このようにすれば、第1端子63a、第2端子63b、第1接続端子61a及び第2接続端子61bをコア材として機能させることができる。
また、可動枠13にはコイル31bが形成されている。コイル31bは、可動枠13の形状に倣って環状に巻かれて形成されている。コイル31bの材料は、コイル31aと同様である。さらに、詳細には、反射部113に形成されたコイル31aの一端は、コンタクト部60を介して導通配線70aに接続され、当該導通配線70aと可動枠13に形成されたコイル31bの一方の基端とが接続されている。また、コイル31aの他端は、コンタクト部60を介して導通配線70bに接続され、当該導通配線70bとコイル31bの他方の基端とが接続されている。

Claims (11)

  1. 可動板と、
    前記可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、
    前記可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、
    前記反射部の前記反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を備えたことを特徴とするアクチュエーター。
  2. 請求項1に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記可動板の板厚方向からの平面視において、前記反射部の面積が前記可動板の面積よりも大きいことを特徴とするアクチュエーター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記可動板に設けられた導通接続部を備え、
    前記導通接続部上に設けられ、前記コイルと前記導通接続部とを電気的に接続させるコンタクト部を有することを特徴とするアクチュエーター。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記第1軸部に、前記第1軸部に生じる応力を検出する第1検出部が設けられたことを特徴とするアクチュエーター。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記可動板の周囲に配置され、かつ、前記第1軸部が接続される可動枠と、
    前記可動枠に接続され、かつ、前記第1軸に交差する第2軸周りに前記可動枠を揺動可能に支持する第2軸部と、を備えたことを特徴とするアクチュエーター。
  6. 請求項4に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記可動枠に、さらにコイルが設けられたことを特徴とするアクチュエーター。
  7. 請求項5または請求項6に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記平面視において、前記反射部が前記可動枠を覆って設けられたことを特徴とするアクチュエーター。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか一項に記載のアクチュエーターにおいて、
    前記第2軸部に、前記第2軸部に生じる応力を検出する第2検出部が設けられたことを特徴とするアクチュエーター。
  9. 可動板と、
    前記可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、
    前記可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、
    前記反射部の前記反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を備えたことを特徴とする光スキャナー。
  10. 可動板と、
    前記可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、
    前記可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、
    前記反射部の前記反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を有するアクチュエーターと、
    前記アクチュエーターに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  11. 可動板と、
    前記可動板を第1軸周りに揺動可能に支持する第1軸部と、
    前記可動板に固着され、光を反射する反射面を有する反射部と、
    前記反射部の前記反射面とは反対側の面に設けられたコイルと、を備えたアクチュエーターと、
    前記アクチュエーターに対して光を照射する照射部と、を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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