JP2014056111A - 検出装置、検出プログラム、及び画像形成装置 - Google Patents

検出装置、検出プログラム、及び画像形成装置 Download PDF

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靖厚 二瓶
Koji Masuda
浩二 増田
Hiroyoshi Funato
広義 船戸
Takeshi Ueda
健 上田
Koichi Kudo
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Abstract

【課題】移動部材の移動速度を高精度で検出する。
【解決手段】検出装置10の光源51は、移動部材53にレーザ光を照射する。取得部57Aは、移動部材53におけるレーザ光の照射箇所の撮像画像を取得する。変換部57Bは、第1時間に取得した第1画像及び第2時間に取得した第2画像をフーリエ変換する。生成部57Cは、フーリエ変換された第1画像とフーリエ変換された第2画像との位相情報の相関強度を示す相関強度画像を生成する。探索部57Dは、相関強度画像における、該相関強度画像の画像中心より移動部材53の移動方向下流側の探索領域内を探索し、該相関強度画像におけるピーク位置を探索する。演算部57Eは、相関強度画像の画像中心とピーク位置とのずれ量を第1時間と第2時間との差で除算した除算値を、移動部材53の移動速度として演算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出装置、検出プログラム、及び画像形成装置に関する。
中間転写ベルトや記録媒体等の移動部材の速度を検出する装置が知られている。
例えば、特許文献1及び特許文献2には、画像形成装置に設けられた転写ベルトのベルト面や記録媒体に対してレーザ光を照射するレーザ発光装置を備えた構成が開示されている。特許文献1及び特許文献2では、読み取りカメラにより、転写ベルトや記録媒体上のレーザ光の照射箇所をスペックル画像パターンとして周期的に読み取る。そして、特許文献1及び特許文献2には、時刻T0で撮影した第1スペックル画像と、当該時刻T1から転写ベルトが撮影範囲の約半分程度移動した後の時点である時刻T1で撮影した第2スペックル画像と、に対してフーリエ変換等の演算を行うことによって、転写ベルトや記録媒体の移動速度を検出することが開示されている。
特許文献3には、移動部材に対して照射したレーザ光の照射箇所の画像を取得するエリアセンサの受光面を、移動部材の移動面に対して垂直方向に設け、エリアセンサで受光した画像パターンから移動部材の速度を検出することが開示されている。
しかしながら、従来では、移動部材の移動速度が変動した場合、移動部材の速度検出精度が低下するという問題があった。
本発明は、移動部材の移動速度を高精度で検出することができる、検出装置、検出プログラム、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の検出装置は、光源と、取得部と、変換部と、生成部と、探索部と、演算部と、を備える。光源は、移動部材にレーザ光を照射する。取得部は、前記移動部材における前記レーザ光の照射箇所の撮像画像を取得する。変換部は、第1時間に取得した第1画像及び第2時間に取得した第2画像をフーリエ変換する。生成部は、フーリエ変換された前記第1画像とフーリエ変換された前記第2画像との位相情報の相関強度を示す相関強度画像を生成する。探索部は、前記相関強度画像における、該相関強度画像の画像中心より前記移動部材の移動方向下流側の探索領域内を探索し、該相関強度画像におけるピーク位置を探索する。演算部は、前記相関強度画像の画像中心と前記ピーク位置とのずれ量を前記第1時間と前記第2時間との差で除算した除算値を、前記移動部材の移動速度として演算する。
本発明によれば、移動部材の移動速度を高精度で検出することができる、という効果を奏する。
図1は、検出装置の模式図である。 図2は、スペックルパターンの一例を示す模式図である。 図3は、相関強度画像の画像データの一例を示す説明図である。 図4は、相関強度画像の一例を示す模式図である。 図5は、相関強度画像の一例を示す模式図である。 図6は、相関強度画像の一例を示す模式図である。 図7は、探索領域の一例を示す模式図である。 図8は、相互相関演算の動作タイミングを示す説明図である。 図9は、画像形成装置の模式図である。 図10は、画像形成装置の模式図である。 図11は、画像形成装置の模式図である。
以下に添付図面を参照して、検出装置、検出プログラム、及び画像形成装置の一の実施の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、検出装置10の模式図である。
検出装置10は、移動部材53の移動速度や速度変動を検出する装置である。
移動部材53は、検出装置10による移動速度検出対象の領域が所定方向(図1中、矢印X方向)に移動する部材である。移動部材53は、例えば、ベルト状や無端ベルト状等のベルト部材や、記録媒体等が挙げられるが、これらに限られない。なお、ベルト部材は、画像形成装置等の各種装置に搭載された中間転写ベルトや搬送ベルトやドラム状部材等である。
検出装置10は、光源51、コリメートレンズ52、アパーチャ54、レンズ55、エリアセンサ56、及び制御部57を備える。
光源51は、レーザ光(レーザビーム)を移動部材53に向かって照射する。コリメートレンズ52は、光源51から出射されたレーザ光の光路上に設けられており、光源51から出射されたレーザ光を略平行光とする。光源51は、移動部材53の移動面に対して垂直な方向から傾いた方向から、コリメートレンズ52を介して移動部材53の移動面にレーザ光を照射するように設置されている。
エリアセンサ56は、移動部材53におけるレーザ光の照射箇所を撮影して1次元又は2次元の画像データを出力する撮像センサである。エリアセンサ56には、例えば、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)センサ、フォトダイオードアレイ等がある。エリアセンサ56は、移動部材53の移動面、すなわち、移動部材53におけるレーザ光の照射箇所に対して平行で且つ該照射箇所に向かい合うように配置されている。
光源51から出射されたレーザ光は、コリメートレンズ52で略平行光にされた後に、該レーザ光を移動部材53に対して斜めから照射する。エリアセンサ56は、光源51によるレーザ光の照射箇所を所定時間毎に撮影し、撮影した撮影画像を該所定時間毎に制御部57へ順次出力する。本実施の形態では、エリアセンサ56は、二次元のエリアセンサである場合を説明する。エリアセンサ56は、移動部材53の移動面に対して垂直方向から、該移動面におけるレーザ光の照射箇所を撮影する。
ここで、本実施の形態では、移動部材53は、表面もしくは内部に散乱性を有するベルト状の部材である場合を説明する。本実施の形態では、エリアセンサ56は、光源51から照射されたレーザ光の照射箇所を所定時間毎に撮像する。これによって、エリアセンサ56は、スペックルと称されるランダムな画像パターン(スペックルパターン)を撮像画像として取得し、取得したスペックルパターンを順次(取得順に)制御部57へ出力する。
図2は、スペックルパターンの一例を示す模式図である(図2中、スペックルパターンA参照)。スペックルパターンは、移動部材53の表面もしくは内部の凹凸形状に対応したパターンであり、レーザ光のランダムな干渉により形成される。このため、移動部材53の移動に応じて、スペックルパターンも移動することとなる。
制御部57は、CPU、ROM、及びRAM等を含むコンピュータであり、検出装置10を制御する。制御部57は、撮像画像としてのスペックルパターンを、エリアセンサ56から取得し、取得したスペックルパターンを用いて、移動部材53の移動速度及び速度変動を演算する。
制御部57は、取得部57A、変換部57B、生成部57C、探索部57D、及び演算部57Eを含む。
取得部57Aは、エリアセンサ56から、照射箇所の撮像画像としてのスペックルパターンを順次取得する。変換部57Bは、ある時間t1(第1時間)のスペックルパターン画像である第1画像と、時間t1よりΔt時間後の時間t2(第2時間)に取得したスペックルパターン画像である第2画像と、をフーリエ変換する。本実施の形態では、変換部57Bは、第1時間としての時間t1からΔt時間後の時間t2の撮像画像(第2画像)として、時間t1の第1画像の後に連続して取得されたスペックルパターンを用いる。Δtの値は、小さい値であるほど好ましい。
生成部57Cは、変換部57Bによってフーリエ変換された第1画像と、変換部57Bによってフーリエ変換された第2画像と、の位相情報の相関強度を示す相関強度画像を生成する。
具体的には、生成部57Cは、相互相関演算を行うことで、相関強度画像を生成する。相互相関演算は、下記式(1)で表される。
f1★f2*=F−1[F[f1]・F[f2]*] ・・・式(1)
式(1)中、f1は、第1画像(第1時間のスペックルパターン)を示す。f2は、第2画像(第2時間のスペックルパターン)を示す。*は、位相共役を示す。F[]は、フーリエ変換を示す。F−1[]は、逆フーリエ変換を示す。★は、相互相関演算を表す。
また、式(1)中、f1★f2*は、相関強度画像の画像データを表す。相関強度画像の画像データは、第1画像及び第2画像が2次元画像である場合、二次元の画像データである。
図3は、相関強度画像の画像データの一例を示す説明図である。図4は、相関強度画像の一例を示す模式図である。
図3に示すように、相関強度画像Sには、図3に示すようなピーク(相関強度の高い画素)が現れる。図4に示すように、相関強度画像Sの画像中心P0と、ピーク位置Pと、には、ずれ量dが生じている。このずれ量d(相関距離)は、第1画像と第2画像との位置ずれ量に相当する。
探索部57Dは、生成部57Cが生成した相関強度画像Sから、ピーク位置Pを探索する。演算部57Eは、相関強度画像Sの画像中心P0とピーク位置Pとのずれ量dから、移動部材53の移動速度及び速度変動を検出する。
探索部57Dによるピーク位置の探索について、詳細を説明する。
探索部57Dは、生成部57Cが生成した相関強度画像から、ピーク位置Pを探索する。本実施の形態では、探索部57Dは、相関強度画像の全領域ではなく、予め定めた探索領域内を探索することで、ピーク位置Pを探索する。
ここで、移動部材53は、あるきまった移動方向(図1中、矢印X方向)に移動する。このため、相関強度画像に現れるピーク位置も、相関強度画像の画像中心から該移動方向に応じた方向にしか現れない。そこで、本実施の形態では、探索部57Dは、相関強度画像における、相関強度画像の画像中心より、移動部材53の移動方向下流側の探索領域内を探索することで、ピーク位置Pを探索する。
すなわち、本実施の形態では、探索部57Dは、相関強度画像における、該相関強度画像の画像中心より、移動部材53の移動方向下流側に探索領域を設定する。そして、探索部57Dは、設定した探索領域内の各画素位置の画素の相関強度を探索することで、相関強度画像におけるピーク位置を探索する。なお、相関強度画像における、該相関強度画像の画像中心より移動部材53の移動方向下流側の探索領域とは、相関強度画像における、画像中心の画素位置を含み、該画素の画素位置から移動方向下流側の領域を示す。
図5及び図6は、相関強度画像の一例を示す模式図である。なお、本実施の形態では、相関強度画像は、8×32の256画素で構成されている場合を説明する。探索部57Dは、図5における、相関強度画像Sを構成する画素1〜画素256の各々の画素位置に対応する相関強度ではなく、画像中心P0(画素145の位置)から、移動部材53の移動方向(矢印X方向)下流側の探索領域内を探索する。具体的には、図6に示すように、探索部57Dは、相関強度画像Sにおける、画像中心P0(画素145の位置)から移動部材53の移動方向(矢印X方向)下流側の探索領域(図6中、探索領域SA)を探索する。
図6に示す例では、相関強度画像Sにおける探索領域SAは、画像中心P0を含み該画像中心P0から移動方向(矢印X方向)下流側の領域である。図6に示す例では、探索領域SAは、相関強度画像Sにおける、相関強度画像Sの画像中心P0から移動部材53の搬送方向下流側に向かって半分の領域である。
このように、探索部57Dは、相関強度画像Sにおける、相関強度画像の画像中心より、移動部材53の移動方向下流側の探索領域内を探索することで、ピーク位置Pを探索する。これにより、探索部57Dは、ピーク位置の探索時間の短縮を図ることが出来る。このため制御部57における移動部材53の移動速度の演算時間の短縮を図る事ができるので、エリアセンサ56による撮像画像の取得間隔をより短い時間に設定することができる。従って、本実施の形態の検出装置10では、高精度の移動部材53を検出することができる。
なお、探索部57Dは、更に狭い領域を探索領域として設定してもよい。
この場合、取得部57Aは、移動部材53の移動方向に交差する方向の移動量を更に取得する。例えば、移動部材53の蛇行などにより、移動部材53が移動方向に対して交差する方向にずれる場合がある。例えば、検出装置10に、移動部材53における移動方向に交差する方向の移動量を検出する公知の装置を更に設けた構成とし、取得部57Aは、該装置から、該交差方向への移動量を取得する。なお、取得部57Aは、エリアセンサ56から取得した撮像画像を用いて、公知の方法により、移動部材53の移動方向に交差する方向の移動量を算出することで取得してもよい。
そして、探索部57Dは、相関強度画像Sにおける、画像中心P0を含み該画像中心P0から移動方向(矢印X方向)下流側の領域の内、移動部材53の移動方向に交差する方向への移動量が小さい程、該領域における該交差する方向の幅の狭い領域を、探索領域として設定することが好ましい。
図7は、探索領域の他の例を示す模式図である。
図7に示すように、探索部57Dは、相関強度画像Sの画像中心P0から移動部材53の搬送方向下流側の領域の内、移動部材53の移動方向に交差する方向への移動量が小さい程、該搬送方向(矢印X方向)に交差する方向の幅の狭い領域を、探索領域SBとして設定する。なお、探索部57Dは、相関強度画像Sにおける、画像中心P0に対して、該画像中心P0より移動方向(矢印X方向)下流側で、該画像中心P0を移動方向に貫く直線上に位置する画素を含み、且つ移動部材53の移動方向に交差する方向への移動量に応じた幅の領域を、探索領域として設定する。
図1に戻り、演算部57Eは、相関強度画像Sにおける、探索部57Dが探索したピーク位置と画像中心とのずれ量dから、移動部材53の移動量を算出し、移動部材53の移動速度及び速度変動を演算する。具体的には、演算部57Eは、探索部57Dが探索したピーク位置と画像中心とのずれ量dを、第1時間と第2時間との差(ΔT)で除算した除算値を、移動部材53の移動速度として演算する。
例えば、探索部57Dが、図5に示す相関強度画像Sにおける、画素140の位置をピーク位置Pとして探索したとする。図5の場合、第1画像と第2画像とのずれ量d(相関距離)は、相関強度画像Sにおける5画素分に相当する。
エリアセンサ56の1画素のサイズをs[μm]、レンズ55の結像倍率をMとする。この場合、演算部57Eは、上記Δt(第1時間と第2時間との差)の間に移動部材53が移動した移動量に相当するずれ量dを、下記式(2)を用いて算出する。
ずれ量d=s×5画素/M ・・・式(2)
式(2)中、sは、エリアセンサ56の1画素のサイズ(s[μm])を示す。また、式(2)中、Mは、レンズ55の結像倍率を示す。
演算部57Eは、相関強度画像の画像中心P0とピーク位置Pとのずれ量dを、移動部材53のΔtにおける移動量dとし、移動部材53の移動速度Tを、下記式(3)を用いて算出する。
T=d/Δt ・・・式(3)
また、演算部57Eは、算出した移動速度Tを、過去に算出した移動速度Tと比較することで、移動部材53の移動速度Tの速度変動を演算することができる。
次に、制御部57が行う相互相関演算の動作タイミングを説明する。図8は、制御部57が行う相互相関演算の動作タイミングを示す説明図である。
まず、取得部57Aが、時間t1(第1時間)に取得した撮像画像(スペックルパターン)である第1画像f1を取得する。次に、変換部57Bが、時間t1の第1時間において取得した撮像画像(スペックルパターン)の二次元フーリエ変換を行う。その後、時間t2において、生成部57Cが、二次元フーリエ変換した後の、時間t1の第1時間において取得した撮像画像(スペックルパターン)である第1画像と、二次元フーリエ変換した後の、時間t2の第2時間において取得した撮像画像(スペックルパターン)である第2画像と、の位相共役データの積算を行う。
次に、時間t3において、生成部57Cは、位相共役データの積算結果について、2次元逆フーリエ変換を行い、相互相関演算による画像である、相関強度画像を生成する。次に、時間t4において、探索部57Dが、生成された相関強度画像におけるピーク位置を探索し、演算部57Eが、移動量d及び移動部材53の移動速度T等を演算する。これを、1つの一連の演算処理(1フレーム)とし、この演算処理を順次繰り返し実行することで、制御部57は、移動部材53の移動速度、及び移動速度の速度変動を演算する。
なお、時間t1から時間t5の撮影画像の取得の間隔(Δt)が大きい程、撮像画像であるスペックルパターンの変形が発生しやすい。スペックルパターンの変形は、速度演算に誤差を生じさせる場合がある。このため、相関強度画像の生成に用いる第1画像と第2画像との取得時間の差(Δt)は、短いほど好ましい。この取得時間の差を短くするためには、制御部57による演算時間の短縮を図る必要がある。
上述したように、本実施の形態の検出装置10の探索部57Dは、相関強度画像における、相関強度画像の画像中心より、移動部材53の移動方向下流側の探索領域内を探索することで、ピーク位置Pを探索する。これにより、探索部57Dは、ピーク位置の探索時間の短縮を図ることが出来る。そして、制御部57における移動部材53の移動速度の演算時間の短縮を図る事ができるので、エリアセンサ56による撮像画像の取得間隔をより短い間隔に設定することができる。
従って、本実施の形態の検出装置10では、高精度に移動部材53の移動速度を検出することができる。
(実施形態2)
以下、本発明の一実施形態である画像形成装置について、図9、図10、図11を参照して説明する。
図9に本発明の一実施形態の多色対応の画像形成装置(図中、符号200で示す)の基本的な構成例を示す。図中の符号1Y、1M、1C、1Kは、移動部材53としての中間転写ベルト105に沿って並設された像担持体である。像担持体はドラム状の感光体である。各感光体1Y、1M、1C、1Kは図中の矢印方向に回転され、その周囲には、帯電手段である帯電器2Y、2M、2C、2K(各図では帯電ローラによる接触式のものを示しているが、この他、帯電ブラシや、非接触式のコロナチャージャ等を用いることもできる)、現像手段である各色の現像器4Y、4M、4C、4K、一次転写手段(転写チャージャ、転写ローラ、転写ブラシ等)6Y、6M、6C、6K、感光体クリーニング手段5Y、5M、5C、5K等が配備されている。また、図中の符号30は定着部、40は二次転写部、41は搬送部を示している。
また、画像形成装置200は、中間転写ベルト方式の多色画像形成装置であり、検出装置10を備える。検出装置10は、画像形成装置200に設けられた中間転写ベルト105を移動部材53とし、該中間転写ベルト105の移動速度を検出する。画像形成装置200では、移動部材53としての中間転写ベルト105は、駆動ローラR1、従動ローラR2、R3、R4に張架されており、モータ81が、この中間転写ベルト105(駆動ローラR1)を移動方向Xに回転駆動する。また、上述した検出装置10が、中間転写ベルト105についての移動速度等を検出して、モータ制御部82が、検出された移動速度に基づいて中間転写ベルト105が目標速度で回転するようにモータ81を制御する。図9において、モータ制御部82及び画像形成装置200の上位コントローラ90は記載を省略している。
各感光体1Y、1M、1C、1Kは帯電器2Y、2M、2C、2Kにより均一に帯電され、その後、潜像形成手段である光走査装置20により画像情報に応じて強度変調された光ビーム(例えばレーザ光)が露光され、静電潜像が形成される。
各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに形成された静電潜像は、イエロー(Y)現像器4Y、マゼンタ(M)現像器4M、シアン(C)現像器4C、ブラック(K)現像器4Kによって現像され、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として顕像化される。
上記の現像工程で顕像化された各感光体1Y、1M、1C、1K上のトナー像は、中間転写ベルト105に順次重ね合わせて一次転写される。そして、中間転写ベルト105上で重ね合わされた各色のトナー画像は、図示しない給紙部から給紙され、図示しない搬送手段を経て二次転写手段40の位置に搬送されて来た紙等の記録媒体に一括して二次転写される。そして、トナー画像が転写された記録媒体は搬送ベルト等の搬送部41で定着部30に搬送され、定着部30によりトナー画像が記録媒体に定着されることで多色画像またはフルカラー画像が得られる。そして、定着後の記録媒体は図示しない排紙部や後処理装置等に排紙される。
また、トナー画像転写後の各感光体1Y、1M、1C、1Kは、クリーニング手段5Y、5M、5C、5Kのクリーニング部材(ブレード、ブラシ等)によりクリーニングされて残留トナーが除去される。また、トナー画像転写後の中間転写ベルト105も、図示しないベルトクリーニング手段によりクリーニングされて残留トナーが除去される。
なお、図9に示す画像形成装置200では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれか1色の画像を形成する単色モード、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれか2色の画像を重ねて形成する2色モード、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれか3色の画像を重ねて形成する3色モード、上記のように4色の重ね画像を形成するフルカラーモードを有し、これらのモードを図示しない操作部にて指定して実行することで単色、多色、フルカラーの画像形成が可能である。
また、図9に示す構成の画像形成装置200は、中間転写ベルト105を用い、各感光体1Y、1M、1C、1Kから中間転写ベルト105に一次転写して各色の重ね画像を形成した後、中間転写ベルト105から紙等の記録媒体に一括して二次転写する構成の、中間転写方式の多色画像形成装置であるが、図10に示す構成の多色対応の画像形成装置(図中、符号200Aで示す)のように、中間転写ベルト105の代わりに紙等の記録媒体を担持搬送する移動部材としての搬送ベルト106を用い、各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kから紙等の記録媒体に直接転写する方式の多色画像形成装置としてもよい。この直接転写方式の画像形成装置200Aでは、図10に示すように、紙等の記録媒体の進入経路が図9とは異なっており、搬送ベルト106により記録媒体を各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに向けて搬送するようになっている。
また、画像形成装置200Aは、搬送ベルト106を移動部材53とし、該搬送ベルト106の移動速度を検出する検出装置10を備える。移動部材53としての搬送ベルト106は、駆動ローラR1、従動ローラR2に張架されており、モータ81が、この搬送ベルト106(駆動ローラR1)を図中反時計回り(移動方向X)に回転駆動する。また、上述した検出装置10が、搬送ベルト106の移動速度を検出して、モータ制御部82が、検出された移動速度に基づいて搬送ベルト106が目標速度で回転するようにモータ81を制御する。図10において、モータ制御部82及び画像形成装置200の上位コントローラ90は記載を省略している。
図10に示す画像形成装置200Aでも上記と同様に、各感光体1Y、1M、1C、1Kは帯電器2Y、2M、2C、2Kにより均一に帯電され、その後、潜像形成手段である光走査装置20により画像情報に応じて強度変調された光ビーム(例えばレーザ光)が露光され、静電潜像が形成される。
各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに形成された静電潜像は、イエロー(Y)現像器4Y、マゼンタ(M)現像器4M、シアン(C)現像器4C、ブラック(K)現像器4Kによって現像され、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として顕像化される。
そして、この現像工程にタイミングを合わせて図示しない給紙部から紙等の記録媒体が給紙され、図示しない搬送手段を経て搬送ベルト106に搬送されて搬送ベルト106に担持される。搬送ベルト106に担持された記録媒体は各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに向けて搬送され、上記の現像工程で顕像化された各感光体1Y、1M、1C、1K上のトナー像は、一次転写手段6Y、6M、6C、6Kにより記録媒体に順次重ね合わせて転写される。そして、記録媒体上に転写された4色重ね合わせのトナー画像は定着手段30に搬送され、定着手段30によりトナー画像が記録媒体に定着されることで多色またはフルカラー画像が得られる。そして、定着後の記録媒体は図示しない排紙部や後処理装置等に排紙される。
また、トナー画像転写後の各感光体1Y、1M、1C、1Kはクリーニング手段5Y、5M、5C、5Kのクリーニング部材(ブレード、ブラシ等)によりクリーニングされて残留トナーが除去される。
図11は、インクジェット方式の画像形成装置に検出装置10を適用した場合を示す模式図である。なお、図11は、インクジェット方式の画像形成装置の一部のみを模式的に示している。
図11に示すように、画像形成装置200Bは、記録媒体を搬送する搬送経路に沿って、ローラ204、ローラ206、及びローラ208を備える。ローラ204は、用紙トレイ202に貯留された記録媒体を搬送経路へ一枚ずつ送り出す。ローラ206及びローラ208は、記録媒体を搬送経路に沿って移動方向Xに順次搬送する。搬送経路に沿って搬送された記録媒体には、インクを吐出する印字ヘッド210からインク滴が吐出されることで、画像が形成される。検出装置10は、この搬送経路に沿って配置されている。詳細には、検出装置10のエリアセンサ56の受光面が搬送経路を搬送される記録媒体の面に対応するように配置されている。画像形成装置200Bでは、検出装置10で検出された記録媒体の移動速度や移動速度の速度変動に基づいて、記録媒体の搬送速度を調整する。
以上説明したように、画像形成装置200、画像形成装置200A、及び画像形成装置200Bは、検出装置10を有している。このため、画像形成装置200、画像形成装置200A、及び画像形成装置200Bは、中間転写ベルト105、搬送ベルト106、及び記録媒体等の移動部材53の移動速度を短時間で取得することができる。そして、画像形成装置200、画像形成装置200A、及び画像形成装置200Bは、取得した移動速度に基づいて、中間転写ベルト105、搬送ベルト106、及び記録媒体等の移動部材53の移動速度が目的とする速度となるように、また、速度変動が抑制されるように、調整する。
従って、画像形成装置200、画像形成装置200A、及び画像形成装置200Bは、高画質な画像を形成することができる。
なお、光走査装置20には、液晶偏向素子を用いることが好ましい。液晶変更素子は、液晶に印加する電圧値によって、照射する光の位置を容易に調整することができる。このため、画像形成装置200、画像形成装置200A、及び画像形成装置200Bは、検出装置10によって検出された移動速度に基づいて、移動部材53の移動速度を調整すると共に、感光体における画像の書き込み位置を調整することで、更に高画質な画像を形成することができる。
上述した実施形態は、画像形成装置について説明するものであったが、本発明は、これに限定されるものではなく、一方向に移動する移動部材の速度検出が必要な装置、システムなどであれば、本発明を適用することができる。
なお、上記制御部57が行う処理を実行するための検出プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、上記制御部57が行う処理を実行するための検出プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記制御部57が行う処理を実行するための検出プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上記制御部57が行う処理を実行するための検出プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
上記制御部57が行う処理を実行するための検出プログラムは、上述した各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から検出プログラムを読み出して実行することにより上記各部がRAM等の主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
10 検出装置
51 光源
53 移動部材
56 エリアセンサ
57A 取得部
57B 変換部
57C 生成部
57D 探索部
57E 演算部
105 中間転写ベルト
106 搬送ベルト
200、200A、200B 画像形成装置
特開2009−15240号公報 特開2003−267591号公報 特開2010−55064号公報

Claims (5)

  1. 移動部材にレーザ光を照射する光源と、
    前記移動部材における前記レーザ光の照射箇所の撮像画像を取得する取得部と、
    第1時間に取得した第1画像及び第2時間に取得した第2画像をフーリエ変換する変換部と、
    フーリエ変換された前記第1画像とフーリエ変換された前記第2画像との位相情報の相関強度を示す相関強度画像を生成する生成部と、
    前記相関強度画像における、該相関強度画像の画像中心より前記移動部材の移動方向下流側の探索領域内を探索し、該相関強度画像におけるピーク位置を探索する探索部と、
    前記相関強度画像の画像中心と前記ピーク位置とのずれ量を前記第1時間と前記第2時間との差で除算した除算値を、前記移動部材の移動速度として演算する演算部と、
    を備えた検出装置。
  2. 前記取得部は、前記移動部材の前記移動方向に交差する交差方向への移動量を更に取得し、
    前記探索部は、前記移動量が小さい程、前記交差方向の幅の狭い前記探索領域内を探索する、
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記演算部は、前記ずれ量に基づいて、前記移動部材の移動速度の速度変動を演算する、請求項1または請求項2に記載の検出装置。
  4. 光源からレーザ光を照射される移動部材における前記レーザ光の照射箇所の撮像画像を取得するステップと、
    第1時間に取得した第1画像及び第2時間に取得した第2画像をフーリエ変換するステップと、
    フーリエ変換された前記第1画像とフーリエ変換された前記第2画像との位相情報の相関強度を示す相関強度画像を生成するステップと、
    前記相関強度画像における、該相関強度画像の画像中心より前記移動部材の移動方向下流側の探索領域内を探索し、該相関強度画像におけるピーク位置を探索するステップと、
    前記相関強度画像の画像中心と前記ピーク位置とのずれ量を前記第1時間と前記第2時間との差で除算した除算値を、前記移動部材の移動速度として演算するステップと、
    をコンピュータに実行させるための検出プログラム。
  5. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の検出装置を備えた画像形成装置。
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