JP2014054891A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体フレームにエンジン本体が搭載され、スイングアームの後部に後輪が軸支され、車体フレームおよびスイングアーム間に設けられるリヤクッションユニットが上下方向に延びてエンジン本体の後方に配置され、エンジン本体に上流端が接続される排気管の下流端が、エンジン本体の前方に配置される消音器に接続される鞍乗り型車両において、車両の軽快感を維持しつつ、排気管の長さを充分に確保してエンジン性能を高める。
【解決手段】排気管52が、エンジン本体EBの前方からエンジン本体EBの車幅方向一側およびリヤクッションユニット30の後方を経てエンジン本体EBの車幅方向他側を通るように取り回して配設され、エンジン本体EBの前方で排気管52の下流端が消音器53に接続される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、前輪を軸支するフロントフォークを操向可能に支承するヘッドパイプならびに該ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームを有する車体フレームに、エンジン本体が前記メインフレームの下方に配置されるようにして搭載され、前記車体フレームもしくは前記エンジン本体に上下揺動可能に支承されるスイングアームの後部に後輪が軸支され、前記車体フレームおよび前記スイングアーム間に設けられるリヤクッションユニットが上下方向に延びて前記エンジン本体の後方に配置され、前記エンジン本体に上流端が接続される排気管の下流端が前記エンジン本体の前方に配置される消音器に接続される鞍乗り型車両に関する。
エンジン本体の前方に配置される消音器に、前記エンジン本体の前側壁に設けられる排気ポートに連なる排気管が接続されるようにした自動二輪車が、特許文献1で知られている。
特開2007−223483号公報
ところが上記特許文献1で開示されたものでは、前記排気管が、その排気管長を稼ぐために前記エンジン本体の前方で略S字状に湾曲するように形成されており、車両の軽快感が損なわれている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、車両の軽快感を維持しつつ、排気管の長さを充分に確保してエンジン性能を高め得るようにした鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、前輪を軸支するフロントフォークを操向可能に支承するヘッドパイプならびに該ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームを有する車体フレームに、エンジン本体が前記メインフレームの下方に配置されるようにして搭載され、前記車体フレームもしくは前記エンジン本体に上下揺動可能に支承されるスイングアームの後部に後輪が軸支され、前記車体フレームおよび前記スイングアーム間に設けられるリヤクッションユニットが上下方向に延びて前記エンジン本体の後方に配置され、前記エンジン本体に上流端が接続される排気管の下流端が前記エンジン本体の前方に配置される消音器に接続される鞍乗り型車両において、前記排気管が、前記エンジン本体の前方から前記エンジン本体の車幅方向一側および前記リヤクッションユニットの後方を経て前記エンジン本体の車幅方向他側を通るように取り回して配設され、前記エンジン本体の前方で前記排気管の下流端が前記消音器に接続されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記排気管が、前記エンジン本体の一部を構成するシリンダヘッドの前部側壁に上流端が接続される上流側管部と、該上流側管部の下流端から二股に分岐した一対の下流側管部とを有し、両下流側管部が前記消音器に共通に接続されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記消音器が、車幅方向からの側面視で下方に向けて末広がりとなる三角形状に形成され、前記エンジン本体の前記車幅方向他側に配置される一対の前記下流側管部が、前記消音器の前記車幅方向他側の端部に、上下に分かれて接続されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記エンジン本体の後部側面に接続される吸気装置が、前記リヤクッションユニットの上方を通るように配置されることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記排気管が、前記リヤクッションユニットの後方で左右に分割可能に構成されることを第5の特徴とする。
さらに本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記消音器は、車幅方向に沿う両端を閉じた筒状のケースと、一対の前記下流側管部に個別に連なって前記ケース内を前記車幅方向に沿って上下に平行に延びる一対のインナーパイプとを有し、前記車幅方向一側で前記ケースの後部に、一対の前記インナーパイプに個別に通じる一対の排気出口が上下に分かれて設けられることを第6の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、排気管が、エンジン本体の前方から該エンジン本体を一周してエンジン本体の前方に戻るように配管されるので、エンジン本体から消音器までの排気管の長さを充分に長く確保することができるとともに、排気管および消音器によるマスの集中が可能となり、車両の軽快感向上に寄与することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、排気管が、上流側管部と、該上流側管部の下流端から二股に分岐した一対の下流側管部とを有するので、排気管の下流部の径を上流部の径に比べて細くし、下流側管部の曲げ半径を小さくすることができ、排気管の下流部を車体に対してコンパクトに配置することができ、マスの集中による軽快感の向上を図ることができる。
本発明の第3の特徴によれば、排気管が側面視で下方に向けて末広がりとなる三角形状に形成され、一対の下流側管部が消音器の車幅方向他側の端部に上下に分かれて接続されるので、消音器の上部が車両の前後方向で大きくなることを回避して、車体に対して上下に相対移動する前輪との干渉を回避しながら消音器をエンジン本体および前輪間に配置することができ、マスの集中および車両の小型化が可能となる。
本発明の第4の特徴によれば、リヤクッションユニットの後方を通るように排気管が配置され、吸気装置がリヤクッションユニットの上方を通るように配置されるので、吸気性能を高めつつ排気管の長さを稼ぐことができ、しかもマスの集中による軽快感の向上を図ることができる。
本発明の第5の特徴によれば、長くかつ大型となる排気管でありながら排気管の応力低減を図ることが可能となる。すなわちエンジン本体の一側方からリヤクッションユニットの後方を経てエンジン本体の他側方を通るようにすることで、排気管はリヤクッションに対応する部分で略U字状に湾曲することになるが、リヤクッションユニットの後方で排気管を左右に分割可能であるので、振動に伴う負荷が大きくなるU字状部で分割する構造とすることで、排気管の応力を低減することができ、排気管をより軽量なものとして車両の軽快感向上に寄与することができる。
さらに本発明の第6の特徴によれば、消音器は、筒状のケースと、該ケース内を上下に平行に延びる一対のインナーパイプとを有し、車幅方向一側でケースの後部に、一対の排気出口が上下に分かれて設けられるので、車両の前後方向に沿う消音器の幅を薄くするとともに、排気出口を後向きとするものの排気出口を上下に分けることで外観性を高めるとともに消音器の車幅方向での小型化を図り、車両全体の小型化を図ることができる。
自動二輪車の左側面図である。 図1の要部拡大図である。 機関本体、リヤクッションユニットおよび排気装置を上方から見た平面図である。 図3の4矢視方向から見た消音器の一部切欠き正面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付の図1〜図4を参照しながら説明する。なお以下の説明で、前後、左右および上下は、鞍乗り型車両に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
先ず図1および図2において、この鞍乗り型車両は、モトクロス競技用の自動二輪車であり、その車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11およびバー状の操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム14…と、それらのメインフレーム14…よりも急角度で前記ヘッドパイプ13から後下がりに延びるダウンフレーム15と、該ダウンフレーム15の下端部に連設されて後方に延びる左右一対のロアフレーム16…と、前記メインフレーム14…の後端部に上端部が接合されて下方に延びるとともに前記両ロアフレーム16…の後端部が下端部に連設される左右一対のピボットプレート17…と、左右一対の前記メインフレーム14…の後部間に設けられる上部クロスメンバ18と、前記両ピボットプレート17…の下端部間に設けられる下部クロスメンバ19と、前記上部クロスメンバ18に前端部が連結されて後方に延びる左右一対のシートレール20…と、前記両ピボットプレート17…の上下方向中間部および前記両シートレール20…の後部間を連結する左右一対のリヤフレーム21…と、前記ダウンフレーム15の下部および前記両メインフレーム14…間を結ぶ略U字状の補強フレーム22とを備える。
前記車体フレームFには、単気筒であるエンジンEのエンジン本体EBが前記メインフレーム14…の下方に配置されるようにして搭載されるものであり、このエンジン本体EBの前部は第1のエンジンハンガ23を介して前記ダウンフレーム15に支持され、前記エンジン本体EBの下部は前記ロアフレーム16…に設けられた第2のエンジンハンガ24…に支持され、前記エンジン本体EBの上部は、前記ピボットプレート17…の上部に第3のエンジンハンガ25…を介して支持される。
後輪WRの車軸33は、後輪WRを両側から挟んで前後方向に延びるスイングアーム26の後端部に軸支され、このスイングアーム26の前端部は、前記エンジン本体EBもしくは前記車体フレームFに上下揺動可能に支承されるものであり、この実施の形態では、前記車体フレームFにおける前記ピボットプレート17…の下部に、スイングアーム26の前端部が支軸27を介して上下揺動可能に支承される。
前記車体フレームFの前記下部クロスメンバ19および前記スイングアーム26間にはリンク機構28が設けられ、このリンク機構28の一部を構成するリンク部材28aと、前記車体フレームFとの間には、前記エンジン本体EBの後方に配置される左右一対のピボットプレート27…間に配置されて上下に延びるリヤクッションユニット30が設けられる。すなわち前記車体フレームFの上部クロスメンバ18よりも下方に位置する中間クロスメンバ29が左右の前記ピボットフレーム17…の上部間に設けられており、前記中間クロスメンバ29に上端部が連結されるようにして前記エンジン本体EBの後方に配置される前記リヤクッションユニット30の下端部が、リンク機構28の前記リンク部材28aを介して前記スイングアーム26に連結される。
前記エンジン本体EBの一部を構成するクランクケース31内には、図示しない変速機が収容されており、その変速機の出力軸32は前記クランクケース31から左側方に突出され、その出力軸32に設けられた駆動スプロケット34と、前記後輪WRの車軸33に設けられた被動スプロケット35とには無端状のチェーン36が巻き掛けられる。
また前記エンジン本体EBの上方で両メインフレーム14…上には燃料タンク37が設けられ、その燃料タンク37の後方に、前記シートレール20…で支持されるようにして乗車用シート38が配置される。
前記前輪WFの回転は前輪用ディスクブレーキBFで制動可能であり、前記後輪WRの回転は後輪用ディスクブレーキBRで制動可能である。
前記エンジン本体EBの一部を構成するシリンダヘッド39の後部側壁には吸気装置41が接続されており、該吸気装置41は、前記シリンダヘッド39の後部側壁に下流端が接続される吸気管42と、該吸気管42の上流端に下流端が接続されるスロットルボディ43と、該スロットルボディ43の上流端に下流端が接続されるコネクティングチューブ44と、該コネクティングチューブ44の上流端が接続されるエアクリーナ45とを備える。
前記吸気装置41は、前記リヤクッションユニット30の上方を通るように配置されるものであり、この実施の形態では、左右のメインフレーム14…の後部間に設けられる前記上部クロスメンバ18と、前記リヤクッションユニット30の上端部が連結されるようにして左右のピボットフレーム17…の上部間に設けられる前記中間クロスメンバ29との間に、前記吸気装置41の前記スロットルボディ43が配置される。
前記エアクリーナ45は、クリーナエレメント46と、該クリーナエレメント46を支持するとともに前記コネクティングチューブ44の後端部が接続される支持ケース47と、前記クリーナエレメント46を下方から覆うクリーナケース48とを備え、前記支持ケース47には燃料噴射弁49が取付けられる。
ところで前記エアクリーナ45における前記クリーナエレメント46は、前記乗車用シート38で上方から覆われ、前記クリーナケース48で下方から覆われるのであるが、さらに前記乗車用シート38の両側下方に配置される左右一対のサイドカバー50…(図1参照)で側方から覆われる。
前記エンジン本体EBにおけるシリンダヘッド39の前部側壁には、排気装置51が接続されるものであり、この排気装置51は、前記シリンダヘッド39の前部側壁に上流端が接続される排気管52の下流端が前記エンジン本体EBの前方に配置される消音器52に接続されて成る。
図3を併せて参照して、前記排気管52は、前記エンジン本体EBの前方から前記エンジン本体EBの車幅方向一側(左側)および前記リヤクッションユニット30の後方を経て前記エンジン本体EBの車幅方向他側(右側)を通るように取り回して配設され、前記エンジン本体EBの前方で前記排気管52の下流端が前記消音器53に接続される。
前記排気管52は、前記シリンダヘッド39の前部側壁に上流端が接続される上流側管部52aと、該上流側管部52aの下流端から二股に分岐した一対の下流側管部52b,52cとを有しており、両下流側管部52b,52cが前記消音器53に共通に接続される。
しかも前記排気管52は、前記リヤクッションユニット30の後方で左右に分割可能に構成されるものであり、この実施の形態では、前記上流側管部52aが、前記シリンダヘッド39の前部側壁からエンジン本体EBの左側方を経て前記リヤクッションユニット30の後方に回り込むように曲げ加工された第1管部材54と、前記リヤクッションユニット40の後方からエンジン本体EBの右側に回り込むように曲げ加工される第2管部材55とが、車幅方向の中心部で前後方向に沿う車体中心線C上に配置される前記リヤクッションユニット30の後方で接続部材56を介して分割可能に接続されて成る。
また一対の下流側管部52b,52cは、第2管部材55よりも小径である管部材が、前記エンジン本体EBの右側方で第2管部材55に溶接、接合されて成る。
図4を併せて参照して、前記消音器53は、車幅方向に沿う両端を閉じた筒状のケース57と、該ケース57の前記車幅方向他側の端部(この実施の形態では右端部)に接続される一対の前記下流側管部52b,52cに個別に連なって前記ケース57内を前記車幅方向に沿って上下に平行に延びる一対のインナーパイプ58,59とを有し、車幅方向からの側面視では、下方に向けて末広がりとなる三角形状に形成される。
前記エンジン本体EBの前記車幅方向他側に配置される一対の前記下流側管部52b,52cは、前記消音器53におけるケース54の右端壁に上下に分かれて接続される。また前記下流側管部52b,52cに個別に連なる前記インナーパイプ58,59は、前記ケース54内で上下で平行にして車幅方向に延びるものであり、これらのインナーパイプ58,59の側壁には、多数の透孔60,60…;61,61…が設けられ、それらの透孔60,60…;61,61…が設けられる部分でインナーパイプ58,59は、円筒状の網部材62,63で同軸に囲繞され、前記ケース54内にはグラスウール64が充填される。
また前記ケース54の前記車幅方向一側(この実施の形態では左端側)の後部には、一対の前記インナーパイプ58,59に個別に接続されるテールパイプ65,66が後方にわずかに延びるようにして上下に分かれて接続されており、それらのテールパイプ65,66は、前記インナーパイプ58,59に個別に通じるようにして上下に分かれた排気出口67,68をそれぞれ形成する。すなわち前記車幅方向に沿う一端側(この実施の形態では左端側)で前記ケース54の後部には、一対の前記インナーパイプ58,59に個別に通じる一対の排気出口67,68が上下に分かれて設けられる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、排気管52が、エンジン本体EBの前方からエンジン本体EBの車幅方向一側およびリヤクッションユニット30の後方を経てエンジン本体EBの車幅方向他側を通るように取り回して配設され、エンジン本体EBの前方で排気管52の下流端が消音器53に接続されるので、排気管52は、エンジン本体EBの前方から該エンジン本体を一周してエンジン本体EBの前方に戻るように配管されることになり、エンジン本体EBから消音器53までの排気管52の長さを充分に長く確保することができるとともに、排気管52および消音器53によるマスの集中が可能となり、車両の軽快感向上に寄与することができる。
また排気管52が、エンジン本体EBの一部を構成するシリンダヘッド39の前部側壁に上流端が接続される上流側管部52aと、該上流側管部52aの下流端から二股に分岐した一対の下流側管部52b,52cとを有し、両下流側管部52b,52cが消音器53に共通に接続されるので、排気管52の下流部の径を上流部の径に比べて細くし、下流側管部52b,52cの曲げ半径を小さくすることができ、排気管52の下流部を車体に対してコンパクトに配置することができ、マスの集中による軽快感の向上を図ることができる。
また消音器53が、車幅方向からの側面視で下方に向けて末広がりとなる三角形状に形成され、エンジン本体EBの車幅方向右側に配置される一対の下流側管部52b,52cが、消音器53の車幅方向右側の端部に上下に分かれて接続されるので、消音器53の上部が車両の前後方向で大きくなることを回避して、車体に対して上下に相対移動する前輪WFとの干渉を回避しながら消音器53をエンジン本体EBおよび前輪WF間に配置することができ、マスの集中および車両の小型化が可能となる。
またエンジン本体EBの後部側面に接続される吸気装置41がリヤクッションユニット30の上方を通るように配置されるので、リヤクッションユニット30の後方を通るように排気管52が配置されることと相まって、吸気性能を高めつつ排気管52の長さを稼ぐことができ、しかもマスの集中による軽快感の向上を図ることができる。
また排気管52が、リヤクッションユニット30の後方で左右に分割可能に構成されるので、長くかつ大型となる排気管52でありながら排気管52の応力低減を図ることが可能となる。すなわちエンジン本体EBの左側方からリヤクッションユニット30の後方を経てエンジン本体EBの右側方を通るようにすることで、排気管52はリヤクッション30に対応する部分で略U字状に湾曲することになるが、排気管52が、リヤクッションユニット30の後方で左右に分割可能であるので、振動に伴う負荷が大きくなるU字状部で分割する構造とすることで、排気管52の応力を低減することができ、排気管52をより軽量なものとして車両の軽快感向上に寄与することができる。
さらに消音器53は、車幅方向に沿う両端を閉じた筒状のケース57と、前記車幅方向右側で前記ケース57の端部に接続される一対の下流側管部52b,52cに個別に連なって前記ケース57内を前記車幅方向に沿って上下に平行に延びる一対のインナーパイプ58,59とを有し、前記車幅方向左端側で前記ケース57の後部に、一対の前記インナーパイプ58,59に個別に通じる一対の排気出口67,68が上下に分かれて設けられるので、車両の前後方向に沿う消音器53の幅を薄くするとともに、排気出口67,68を後向きとするものの排気出口67,68を上下に分けることで外観性を高めるとともに消音器53の車幅方向での小型化を図り、車両全体の小型化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施の形態ではスイングアーム26が車体フレームFのピボットフレーム17に上下に揺動可能に支承される場合について説明したが、エンジン本体にスイングアームが上下に揺動可能に支承される自動二輪車にも本発明を適用可能である。また本発明は、自動二輪車だけでなく、自動三輪車を含む鞍乗り型車両に広く適用可能である。
11・・・フロントフォーク
12・・・ヘッドパイプ
14・・・メインフレーム
26・・・スイングアーム
30・・・リヤクッションユニット
39・・・シリンダヘッド
41・・・吸気装置
52・・・排気管
52a・・・上流側管部
52b,52c・・・下流側管部
53・・・消音器
57・・・ケース
58,59・・・インナーパイプ
67,68・・・排気出口
EB・・・エンジン本体
F・・・車体フレーム
WF・・・前輪
WR・・・後輪

Claims (6)

  1. 前輪(WF)を軸支するフロントフォーク(11)を操向可能に支承するヘッドパイプ(12)ならびに該ヘッドパイプ(12)から後方に延びるメインフレーム(14)を有する車体フレーム(F)に、エンジン本体(EB)が前記メインフレーム(14)の下方に配置されるようにして搭載され、前記車体フレーム(F)もしくは前記エンジン本体(EB)に上下揺動可能に支承されるスイングアーム(26)の後部に後輪(WR)が軸支され、前記車体フレーム(F)および前記スイングアーム(26)間に設けられるリヤクッションユニット(30)が上下方向に延びて前記エンジン本体(EB)の後方に配置され、前記エンジン本体(EB)に上流端が接続される排気管(52)の下流端が前記エンジン本体(EB)の前方に配置される消音器(53)に接続される鞍乗り型車両において、前記排気管(52)が、前記エンジン本体(EB)の前方から前記エンジン本体(EB)の車幅方向一側および前記リヤクッションユニット(30)の後方を経て前記エンジン本体(EB)の車幅方向他側を通るように取り回して配設され、前記エンジン本体(EB)の前方で前記排気管(52)の下流端が前記消音器(53)に接続されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記排気管(52)が、前記エンジン本体(EB)の一部を構成するシリンダヘッド(39)の前部側壁に上流端が接続される上流側管部(52a)と、該上流側管部(52a)の下流端から二股に分岐した一対の下流側管部(52b,52c)とを有し、両下流側管部(52b,52c)が前記消音器(53)に共通に接続されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記消音器(53)が、車幅方向からの側面視で下方に向けて末広がりとなる三角形状に形成され、前記エンジン本体(EB)の前記車幅方向他側に配置される一対の前記下流側管部(52b,52c)が、前記消音器(53)の前記車幅方向他側の端部に、上下に分かれて接続されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記エンジン本体(EB)の後部側面に接続される吸気装置(41)が、前記リヤクッションユニット(30)の上方を通るように配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記排気管(52)が、前記リヤクッションユニット(30)の後方で左右に分割可能に構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記消音器(53)は、車幅方向に沿う両端を閉じた筒状のケース(57)と、一対の前記下流側管部(52b,52c)に個別に連なって前記ケース(57)内を前記車幅方向に沿って上下に平行に延びる一対のインナーパイプ(58,59)とを有し、前記車幅方向一側で前記ケース(57)の後部に、一対の前記インナーパイプ(58,59)に個別に通じる一対の排気出口(67,68)が上下に分かれて設けられることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両。
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