JP2014054615A - 中和装置、中和システム、および、中和方法 - Google Patents

中和装置、中和システム、および、中和方法 Download PDF

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Abstract

【課題】二酸化炭素の導入態様を工夫することで、使用する二酸化炭素量を低減するとともに、中和に要する時間を短縮する。
【解決手段】中和装置100は、セメントと水とを接触させた結果生じる廃水102に、平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡をバブリングすることで、廃水102を中和するバブリング部130を備える。こうすることで、廃水102への二酸化炭素の溶解効率を向上することができ、廃水102の中和に要する時間を短縮することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、セメントと水とを接触させた結果生じる廃水を中和する中和装置、中和システム、および、中和方法に関する。
コンクリートで構造物を建設する場合、砂、砂利等と、セメントおよび水とを混合する。そうすると、セメントと水が反応(水和反応)して、反応生成物が糊として機能し、砂や砂利等を固定する。このような、一連の工程を経て、コンクリートで構造物を建設する処理を、一般的に「コンクリートを打つ」という。
打ち終わった直後のコンクリートには、未反応のセメントが含まれるため、強度が低い。そこで、コンクリートを打ち終わった後、散水を行うことで、未反応のセメントを水と反応させ、強度を向上させることが一般的に行われている(所謂、養生)。
養生を行った後に生じる廃水(養生水)は、pH12程度と高アルカリ性の水溶液であるため、中和を行い、pHを放流基準値まで下げた後に、放流することとなる。
セメントと水とを接触させた結果生じる養生水等の廃水(以下、単に廃水と称する)を中和する技術として、廃水中に希硫酸を導入することで、廃水を中和する技術が開発されている。
しかし、希硫酸は、相対的に粘性が高く、拡散速度が遅いため、高機能な攪拌装置が必要であったり、特定化学物質等作業主任者といった資格が必要であったり、労働基準監督署への届出が必要であったり、貯留量によっては消防署への届出が必要であったりと、使用者にとって制約が多い。
そこで、エジェクタを用いて廃水に二酸化炭素を導入することで、廃水と二酸化炭素とを接触させる技術が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の技術によれば、取り扱いに特別な資格や届出が不要である二酸化炭素を用いることができるため、使用者は煩わしい手続きを経ずとも、廃水を中和することができる。また、二酸化炭素は、常温常圧下(例えば、25℃、1気圧)において、気体であるため、希硫酸と比較して拡散速度が速く、攪拌装置が不要となり、装置自体のコストを低減することができる。
特許第4430204号公報
特許文献1の技術では、エジェクタによって、アルカリ性水溶液中に二酸化炭素の気流が生じ、アルカリ性溶液が二酸化炭素の気流によって攪拌されることとなる。この場合、二酸化炭素とアルカリ性水溶液の接触時間が短く、アルカリ性水溶液に二酸化炭素が十分に溶解せずに、二酸化炭素が大気に放出されてしまう。
そうすると、放流基準値まで中和するには、長時間を要することとなる。また、放流基準値まで中和するには、二酸化炭素を大量に導入しなければならない。したがって、二酸化炭素を導入するためのポンプの駆動に要するコストや、二酸化炭素自体のコストが高くなってしまっていた。
そこで本発明は、このような課題に鑑み、二酸化炭素の導入態様を工夫することで、使用する二酸化炭素量を低減するとともに、中和に要する時間を短縮することが可能な中和装置、中和システム、および、中和方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の中和装置は、セメントと水とを接触させた結果生じる廃水に、平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡をバブリングすることで、廃水を中和するバブリング部を備えたことを特徴とする。
バブリング部を、廃水内に位置させた状態に維持する係止部をさらに備えるとしてもよい。
大気圧より高圧に圧縮された二酸化炭素を貯留する二酸化炭素ボンベをさらに備え、バブリングには、二酸化炭素ボンベから二酸化炭素が圧送されるとしてもよい。
廃水のpHを測定するpHセンサと、測定されたpHが予め定められた閾値を上回る値である間、バブリング部を制御して二酸化炭素をバブリングさせ、測定されたpHが閾値以下となると、バブリング部を制御して二酸化炭素のバブリングを停止させる制御部と、をさらに備えるとしてもよい。
予め定められた閾値は、pH8.6〜pH5.8の間から選択された数値であるとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の中和システムは、セメントと水とを接触させた結果生じる廃水を収容する貯水槽と、貯水槽に収容された廃水に、平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡をバブリングすることで、廃水を中和するバブリング部を有する中和装置と、を含むことを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の中和方法は、セメントと水とを接触させた結果生じる廃水に、平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡をバブリングすることで、廃水を中和することを特徴とする。
本発明によれば、二酸化炭素の導入態様を工夫することで、使用する二酸化炭素量を低減するとともに、中和に要する時間を短縮することが可能となる。
第1の実施形態にかかる中和装置の斜視図である。 第1の実施形態にかかる中和装置を説明するための図である。 (a)は、「気泡・分散工学−基礎と応用 槙書店 1982年発行」を出典とする気泡の平均粒径に対する上昇速度を示すグラフであり、(b)は、「気泡・分散工学−基礎と応用 槙書店 1982年発行」を出典とする気泡の鉛直断面を示す図である。 「九州大学講義資料 第5章乱流 http://www.esst.kyushu-u.ac.jp/textbook/chap05.pdf」を出典とするレイノルズ数と円柱の後流の様子を示す図である。 第2の実施形態にかかる中和システムを説明するための図である。 変形例1の中和装置を説明するための図である。 変形例2の中和装置を説明するための図である。 二酸化炭素の粒径と、アルカリ性水溶液のpH変化とを説明するための図である。 pH14のアルカリ性水溶液の中和を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態:中和装置100)
図1、図2は、第1の実施形態にかかる中和装置100を説明するための図であり、図1は、中和装置100の斜視図を、図2(a)は、中和装置100を上面視した図、図2(b)は、図1のXZ断面図を示す。本実施形態の図1では、垂直に交わるX軸、Y軸、Z軸を図示の通り定義している。これらの図に示すように、中和装置100は、貯水槽110と、ガス導入部120と、支持部材128(図1では、図示を省略する)と、バブリング部130と、pHセンサ140と、制御部150とを含んで構成される。
貯水槽110は、廃水102を収容する。ここで、廃水102は、セメントと水とを接触させた結果生じる、コンクリートの養生水、コンクリートの洗浄水等の水溶液である。
ガス導入部120は、ガス供給管122と、ガス圧送管124とを含んで構成される。
ガス供給管122は、例えば、可撓性を有する樹脂製の管で構成され、二酸化炭素供給源104とガス圧送管124とを連通する。
二酸化炭素供給源104は、例えば、二酸化炭素ボンベ等で構成される。本実施形態では、二酸化炭素供給源104として、大気圧より高圧(例えば、6MPa)に圧縮された二酸化炭素を貯留した二酸化炭素ボンベを用いているため、ポンプを用いずとも二酸化炭素を圧送することができる。したがって、ポンプといった二酸化炭素を圧送するための専用の装置が不要となり、ポンプ自体のコスト、および、ポンプを駆動するための電源(動力)に要するコストを削減することができる。
しかし、大気圧の二酸化炭素、または、圧縮率の低い二酸化炭素を貯留した貯留槽や、大気圧の二酸化炭素、または、圧縮率の低い二酸化炭素を生成する生成装置を二酸化炭素供給源104とする場合、ガス導入部120は、ポンプを含んで構成され、ポンプを駆動して、二酸化炭素供給源104からガス供給管122へ二酸化炭素を圧送するとよい。
ガス圧送管124は、環状に形成されており、一部がガス供給管122に接続され、他部の一部がバブリング部130に接続された管である。また、図2に示すように、ガス圧送管124は、支持部材128によって貯水槽110の底部近傍に支持されている。
したがって、二酸化炭素供給源104から供給された二酸化炭素は、ガス供給管122、ガス圧送管124を通じて、バブリング部130に供給される。
バブリング部130は、ガス圧送管124と連通するとともに、ガス供給管122、ガス圧送管124を通じて二酸化炭素供給源104から供給された二酸化炭素を廃水102にバブリングする。
バブリング部130は、例えば、樹脂で形成された多孔質体、ガラスで形成された多孔質体、セラミックで形成された多孔質体、金属で形成された多孔質体、軽石等の多孔質体で形成され、廃水102中に、平均粒径(平均の気泡径)が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡(気泡)、好ましくは、平均粒径が200μm以上1mm未満の二酸化炭素の泡(図1、図2においては、理解を容易にするために、実際よりも大きく示している)を導入する。
バブリング部130が生成する気泡の粒径は、バブリング部130の材質に対する水の表面張力、および、バブリング部130付近において廃水102の流れが実質的にゼロとみなすことができること、の2点より決定される。したがって、ここでは、平均粒径が200μm以上2.5mm以下の気泡を生成するのに適している樹脂、ガラス、セラミック、金属で形成された多孔質体や、軽石等の多孔質体で形成されたバブリング部130を採用している。
平均粒径が2.5mm以下の泡は、上昇速度が極めて遅い。例えば、粒径が10μmの泡(気泡)の上昇速度は、3mm/分程度である。
図3(a)は、「気泡・分散工学−基礎と応用 槙書店 1982年発行」を出典とする気泡の平均粒径に対する上昇速度を示すグラフであり、図3(b)は、「気泡・分散工学−基礎と応用 槙書店 1982年発行」を出典とする気泡の鉛直断面を示す図である。図3(a)中、実線で示すように、精製水において、平均粒径が1.5mm程度になるまでは、気泡の平均粒径が大きくなるほど、精製水中の気泡の上昇速度は大きくなるが、平均粒径が1.5mmを超えると、上昇速度は一旦徐々に低下し、平均粒径が6mm以上となると、平均粒径が大きくなるほど、上昇速度が大きくなる。
一方、図3(a)中、破線で示すように、実際の廃水としてみなすことができる汚染水では、平均粒径が4mm程度になるまでは、気泡の平均粒径が大きくなるほど、汚染水中の気泡の上昇速度は徐々に大きくなり、4mmを超えると上昇速度は20cm/秒と一定値となり、さらに、平均粒径が10mmを超えると、また、平均粒径が大きくなるほど、上昇速度が徐々に大きくなる。
このように、実際の廃水としてみなすことができる汚染水では、気泡の平均粒径が10mm未満であれば、気泡の上昇速度を18cm/秒未満とすることができ、気泡の滞留時間を長くすることが可能となることが分かる。
また、水中において、気泡の粒径が1mm未満であると、気泡の形状は球状になり(図3(b)参照)、気泡の粒径が1mm以上20mm未満であると、気泡の形状は楕円体状になり(図3(c)、(d)参照)、気泡の粒径が20mm以上であると、気泡の形状は半球状になる(図3(e)、(f)参照)。したがって、気泡の粒径を1mm未満とすることで、気泡の形状を均一化することができ、安定的に気泡を水中に溶解させることができる。
このように、バブリング部130が、後述する制御部150による制御に応じて、平均粒径が10mm未満の泡の状態で二酸化炭素を導入することで、エジェクタによって二酸化炭素を導入する従来と比較して、廃水102における二酸化炭素の滞留時間を長くすることができる。つまり、廃水102と二酸化炭素の接触時間を長くすることができ、廃水102への二酸化炭素の溶解効率を向上させることが可能となる。
また、同じ量の二酸化炭素を導入する場合、二酸化炭素を平均粒径が10mm未満の泡とすることで、平均粒径が10mm以上の泡とした場合と比較して、二酸化炭素の比表面積を大きくすることができるため、これによっても、廃水102への二酸化炭素の溶解効率を向上させることが可能となる。さらに、詳しくは後述するが、二酸化炭素の平均粒径が2.5mm以下の泡とすることで、廃水102の中和に要する時間を著しく短縮することが可能となる。
また、二酸化炭素を平均粒径が1mm未満の泡とすることで、泡の形状を球状とすることができ、気泡の形状を均一化することが可能となり、二酸化炭素を安定的に廃水102に溶解させることができる。
図4は、「九州大学講義資料 第5章乱流 http://www.esst.kyushu-u.ac.jp/textbook/chap05.pdf」を出典とするレイノルズ数と円柱の後流の様子を示す図であり、図4(a)は、レイノルズ数が1以下である場合を、図4(b)は、レイノルズ数が1を上回る値から10未満である場合を、図4(c)は、レイノルズ数が10以上から100未満である場合を示す。
図4に示すように、流速、および、流れの方向が実質的に同一とみなされる流体の流れ(一様流)の途中に円柱10が配されると仮定した場合、レイノルズ数が10未満であると、図4(a)に示すように、円柱10の後流(下流側の流れ)は層流(整然とした流れ:laminar flow、図4(a)中、矢印で示す)となる。また、図4(b)に示すように、レイノルズ数が1を上回る値から10未満であると、円柱10の下流側に双子渦は形成されるものの、層流(図4(b)中、矢印で示す)となる。一方、図4(c)に示すように、レイノルズ数が10以上となると、円柱10の後流は乱流(不規則な流れ:turbulent flow、図4(c)中、矢印で示す)となる。
このようにレイノルズ数が10以上となるように円柱10を配すると、円柱10の後流が乱流となることから、円柱10の下流側を攪拌することができる。
そこで、気泡を円柱10とみなし、気泡が廃水102を上昇することにより、廃水102が気泡に対して相対的に鉛直下方に一様流を形成すると仮定し、レイノルズ数が10以上となる気泡の粒径を、下記数式(1)、(2)を用いて算出した。
Re=Ud/ν
…数式(1)
U=dρg/18η
…数式(2)
ここで、Reはレイノルズ数、Uは気泡の上昇速度、dは気泡の粒径、νは水の動粘性係数、ρは水の質量密度、gは重力加速度、ηは水の粘度を示す。
その結果、気泡の粒径が264μm以上であると、レイノルズ数が10以上となることが分かった。つまり、バブリング部130が、廃水102中に、平均粒径が200μm以上の二酸化炭素の泡(気泡)を導入する構成により、気泡の下流側、つまり、気泡の鉛直下方側の廃水102を攪拌することができる。これは、平均粒径が200μm未満の二酸化炭素の泡(気泡)を導入しても、攪拌効果に乏しいことを示す。したがって、バブリング部130が、平均粒径が200μm以上の二酸化炭素の泡を導入するといった簡易な構成で、廃水102を攪拌できることから、廃水102を攪拌するための専用のインペラ等の攪拌機を設ける必要がなく、攪拌機自体に要するコストや攪拌機を駆動するための電源(動力)に要するコストを削減することが可能となる。
また、廃水102が攪拌されるため、廃水102中に存在する未反応の水酸化物イオンと、気泡との接触効率を向上させることができ、中和時間をさらに短縮することが可能となる。
そうすると、廃水102中の水酸化物イオンOHが中和される。例として一価および二価の陽イオンを含む水酸化物の反応式を(1)、(2)に示す。
2XOH+CO→XCO+H
…反応式(1)
X(OH)+CO→XCO+H
…反応式(2)
したがって、従来と比較して、少量の二酸化炭素で上記中和反応を行うことができ、二酸化炭素自体のコストを低減することが可能となる。また、従来と比較して、短時間で上記中和反応を行うことができる。
なお、図1に戻って説明すると、本実施形態の中和装置100では、バブリング部130を4つ備える構成を例に挙げて説明したが、バブリング部130の数に限定はない。
pHセンサ140は、廃水102と接触する位置に設けられ、廃水102のpHを測定する。
制御部150は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成され、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して中和装置100全体を管理および制御する。本実施形態において制御部150は、pHセンサ140によって測定されたpHが予め定められた閾値(例えば、放流基準値であるpH8.6〜pH5.8の間から選択された数値)を上回る値である間、バブリング部130を制御して二酸化炭素をバブリングさせ、閾値以下となると、バブリング部130を制御して二酸化炭素のバブリングを停止させる。
pHセンサ140、制御部150を備える構成により、廃水102が放流基準値に達した後であっても、二酸化炭素が過剰に導入され、無駄に二酸化炭素が消費されてしまう事態を回避することができる。
以上説明したように、本実施形態にかかる中和装置100によれば、平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡を廃水102にバブリングすることで、二酸化炭素の泡の表面積を大きくするとともに、二酸化炭素の泡による撹拌効果を利用することができ、使用する二酸化炭素量を低減するとともに、攪拌装置を要さずに、中和に要する時間を短縮することが可能となる。
(第2の実施形態:中和システム200)
上述した第1の実施形態では、貯水槽110を備えた中和装置100について説明した。しかし、必ずしも貯水槽110は必要ではない。第2の実施形態では、貯水槽110を有しない中和装置300と、中和装置300外に設けられた貯水槽210とを含んで構成される中和システム200について説明する。
図5は、第2の実施形態にかかる中和システム200を説明するための図であり、図5(a)は、中和システム200の斜視図を、図5(b)は、中和装置300の斜視図を示す。本実施形態の図5では、垂直に交わるX軸、Y軸、Z軸を図示の通り定義している。図5(a)に示すように、第2の実施形態にかかる中和システム200は、貯水槽210と、二酸化炭素ボンベ220と、中和装置300とを含んで構成される。
建設現場や工事現場等においては、廃水や揚水を一時的に貯水したり、工事用具を洗浄するための水を貯水したりするための、中和を目的としない釜場等の貯水槽が設けられていることが多い。そこで、本実施形態の中和システム200では、貯水槽210として、建設現場や工事現場等において既に設置されている、中和を目的としない貯水槽を利用する。
また、建設現場や工事現場等においては、消火用に二酸化炭素ボンベが設置されていることが多い。そこで、本実施形態の中和システム200では、二酸化炭素ボンベ220として、建設現場や工事現場等において既に設置されている、中和を目的としない二酸化炭素ボンベを利用する。
中和装置300は、図5(b)に示すように、ガス導入部120と、バブリング部130と、pHセンサ140と、制御部150と、係止部310と、を含んで構成される。なお、上述した第1の実施形態において、すでに説明した、ガス導入部120、バブリング部130、pHセンサ140、制御部150は、実質的に機能が等しいため、重複説明を省略し、ここでは、係止部310について詳述する。
係止部310は、例えば、図5中、XZ断面がL字形状の平板で構成され、制御部150に接続されるとともに、既存の貯水槽210に係止可能に形成されている。そして、制御部150からガス圧送管124が延伸し、ガス圧送管124における制御部150に接続される端部と反対側の端部にバブリング部130が接続されている。
図5(a)に示すように、既存の貯水槽210に収容された廃水102を中和する場合、係止部310を貯水槽210の側壁の上端に係止する。そうすると、係止部310によって、ガス圧送管124、バブリング部130、pHセンサ140が貯水槽210(廃水102)内に維持されることとなる。そして、既存の二酸化炭素ボンベ220からガス導入部120を介して二酸化炭素が導入されると、バブリング部130が廃水102に二酸化炭素をバブリングすることとなる。
以上説明したように、本実施形態にかかる中和システム200によれば、既存の貯水槽210および二酸化炭素ボンベ220を利用しているため、貯水槽210および二酸化炭素ボンベ220に要するコストを低減することができる。
また、既存の貯水槽210、および二酸化炭素ボンベ220を利用しているため、中和装置300を、ガス導入部120、バブリング部130、pHセンサ140、制御部150、係止部310のみで構成することができ、可搬性(容易に運搬できること)を向上することが可能となる。したがって、本実施形態にかかる中和装置300によれば、中和装置300を建設現場や工事現場等に運搬し、建設現場や工事現場等に予め設置されている貯水槽210に係止部310を係止するとともに、ガス供給管122を二酸化炭素ボンベ220に接続するだけといった簡易な操作で、貯水槽210に収容された廃水102を中和することが可能となる。
(変形例1)
図6は、変形例1の中和装置400を説明するための図である。本実施形態の図6では、垂直に交わるX軸、Y軸、Z軸を図示の通り定義している。図6に示すように、中和装置400は、貯水槽110と、ガス導入部120と、支持部材128(図6では、図示を省略する)と、バブリング部130と、pHセンサ140と、制御部150と、蓋部410とを含んで構成される。なお、上述した第1の実施形態において、すでに説明した、貯水槽110、ガス導入部120、支持部材128、バブリング部130、pHセンサ140、制御部150は、実質的に機能が等しいため、重複説明を省略し、ここでは、蓋部410について詳述する。
蓋部410は、貯水槽110の開口部を封止する。蓋部410を備える構成により、貯水槽110の内部を密閉することができ、ガス導入部120による二酸化炭素の供給が遂行されることで、貯水槽110内を加圧状態にすることができる。これにより、二酸化炭素の廃水102への溶解を促進することができ、二酸化炭素の溶解効率をさらに向上させることが可能となる。
(変形例2)
図7は、変形例2の中和装置500を説明するための図である。本実施形態の図7では、垂直に交わるX軸、Y軸、Z軸を図示の通り定義している。図7に示すように、中和装置500は、貯水槽110と、ガス導入部120と、バブリング部530と、pHセンサ140と、制御部150とを含んで構成される。なお、上述した第1の実施形態において、すでに説明した、貯水槽110、ガス導入部120、pHセンサ140、制御部150は、実質的に機能が等しいため、重複説明を省略し、ここでは、バブリング部530について詳述する。
変形例2において、バブリング部530は、焼結金属や、図7中Z軸方向(鉛直方向)に複数枚重畳された複数枚の金属メッシュで構成されており、貯水槽110におけるXY断面に亘って板状に形成されている。したがって、バブリング部530は、貯水槽110を鉛直方向に2分割する機能を有し、バブリング部530の鉛直上方には、廃水102が収容され、鉛直下方には、空間510が形成されることとなる。
なお、バブリング部530は、平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡を廃水102に導入するため、バブリング部530に形成された孔は、極めて小さい。したがって、廃水102は、バブリング部530の鉛直上方に収容されたとしても、水の表面張力によって、孔を通過できず、空間510まで廃水102が到達する事態を回避することができる。
そして、ガス導入部120のガス圧送管124は、一端がガス供給管122に接続され、他端がバブリング部530の鉛直下方に形成された空間510に接続された管である。したがって、二酸化炭素供給源104から供給された二酸化炭素は、ガス供給管122、ガス圧送管124、空間510、バブリング部530の孔を通じて、廃水102に供給される。
なお、バブリング部530に形成された微細な孔の閉塞を防ぐために、バブリング部530を通じて二酸化炭素を常時流したり、バブリング部530を傾けたりするとよい。
以上説明したように、本実施形態にかかる中和装置500によれば、使用する二酸化炭素量を低減するとともに、中和に要する時間を短縮することが可能となる。
(実施例1)
図8は、二酸化炭素の粒径と、アルカリ性水溶液のpH変化とを説明するための図である。実施例1では、アルカリ性水溶液として、pH12.40〜pH12.41のNaOH水溶液を作成した。そして、400mlのNaOH水溶液(pH12.40〜pH12.41)に流量5ml/分で、実施例1として0.2mm(200μm)の粒径の二酸化炭素を、比較例として5mmの粒径の二酸化炭素、および、10mmの粒径の二酸化炭素をそれぞれ30分間バブリングした。その結果を表1に示す。
Figure 2014054615
表1および図8(a)に示すように、二酸化炭素の粒径が5mmである場合(図8中黒四角で示す)や、10mmである場合(図8中白丸で示す)には、pH12程度までしかpHの低下が見られなかった。すなわちpHが0.4程度しか低下しなかった。
一方、二酸化炭素の粒径が0.2mmである場合(図8中、白三角で示す)、pH10程度まで低下することが分かった。すわなち、pHを2程度低下させることができることが確認された。
以上の結果から、アルカリ性水溶液にバブリングする二酸化炭素の粒径が小さいほど、短時間でpHを低下することができることが分かった。
また、上記結果に基づいて、二酸化炭素の粒径それぞれについて、バブリング時間に対するpH値変化を線形近似し、pH8に達する時間を求めた。その結果を表2に示す。
Figure 2014054615
そうすると、表2に示すように、実施例1である粒径が0.2mmである場合、pH8にするまでの時間は、58分(約1時間)であった。一方、従来行われていたエジェクタによって二酸化炭素を導入する場合の二酸化炭素の泡の粒径であると考えられる粒径10mmである場合、pH8にするまでには、367分(約6時間)を要し、粒径5mmである場合には、299分(約5時間)を要することが分かった。
したがって、図8(b)に示すように、粒径が2.5mmの二酸化炭素の泡を導入すれば、従来行われていたエジェクタによって二酸化炭素を導入する場合の約半分の時間(3時間)でpH12.4のアルカリ性水溶液をpH8にまで低下させることができることが確認できた。
(実施例2)
実施例2では、アルカリ性水溶液として、pH14のNaOH水溶液を作成し、17.7LのNaOH水溶液(pH14)に流量200ml/分で、0.5mm(500μm)程度の粒径の二酸化炭素をバブリングした。なお、NaOH水溶液の温度は、20℃〜25℃に調整した。
図9は、pH14のアルカリ性水溶液の中和を説明するための図である。図9に示すように、二酸化炭素をバブリングしてから約23時間を経過するまでは、わずかにしかpHが低下していないが、23時間以上経過すると、急激にpHが低下し、pH7〜pH8まで低下する。これにより、上記中和装置100、300、400、500、中和システム200は、pH14といった高アルカリ性の溶液であっても中和できることが確認された。
従来、pH14程度の高アルカリ性の溶液を中和する場合、中和剤として希硫酸を用いていた。したがって、高アルカリ性の溶液の中和を行う場合、例えば、特定化学物質等作業主任者の資格が必要であり、また、労働基準監督署への届出を要していた。しかし、上述したように、本実施例では、特定化学物質等作業主任者の資格、および、労働基準監督署への届出を要することなく、二酸化炭素を利用してpH14といった高アルカリ性の溶液を中和できることが確認された。したがって、上記中和装置100、300、400、500、中和システム200を利用することで、特定化学物質等作業主任者の資格を取得させる人材育成や、労働基準監督署への届出といった煩雑な作業を回避しつつ、pH14といった高アルカリ性の溶液を中和することが可能となることが分かった。
また、図9に示すように、二酸化炭素をバブリングしてから23時間以上経過しても、pH7未満に低下することはない。したがって、従来の希硫酸を利用する場合と比較して、pHが低下しすぎて放流基準値(pH8.6〜pH5.8)未満となってしまう事態を回避することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した第2の実施形態において、係止部310がL字形状の平板で構成される場合を例に挙げて説明した。しかし、係止部310は、バブリング部130およびpHセンサ140を廃水102内に維持(廃水102に接触)できれば、形状に限定はない。
また、上述した第2の実施形態において、中和装置300が、二酸化炭素ボンベ220を有しない構成について説明した。しかし、中和装置は、ガス導入部120、バブリング部130、pHセンサ140、制御部150、係止部310に加えて、二酸化炭素ボンベを備えるとしてもよい。この場合であっても、中和装置の可搬性(容易に運搬できること)を向上することが可能となる。
また、二酸化炭素供給源104を二酸化炭素ボンベで構成する場合や、二酸化炭素ボンベ220を利用する場合、作業者の操作入力に応じて設定された時間が経過すると、二酸化炭素ボンベからバブリング部130への供給を停止するタイマ付きのバルブを備えるとしてもよい。具体的に説明すると、廃水102のpHの初期値、廃水102の量、pHを放流基準値まで低下させるために必要な二酸化炭素量、二酸化炭素ボンベからバブリング部130への供給される二酸化炭素の流量に基づいて、二酸化炭素ボンベからバブリング部130へ二酸化炭素を供給する時間を導出しておき、タイマに保持させておく。そして、作業者が貯水槽110、210に収容された廃水102のpHの初期値と、廃水102の量とを入力することで、タイマのカウントがスタートし、pHを放流基準値まで低下させるために必要な時間が経過したら、バルブが閉状態となるように構成してもよい。
また、二酸化炭素供給源104を二酸化炭素ボンベで構成する場合や、二酸化炭素ボンベ220を利用する場合、二酸化炭素ボンベ220の残量が予め定められた閾値を下回った場合に、警報を発する報知部を備えるとしてもよい。
また、上述した実施形態において、貯水槽110、210の材質に限定はないが、例えば、可撓性を有するプラスチック、防水加工が施された布等で構成されてもよいし、硬質のプラスチック、金属等で構成された剛性を有する物質で構成されてもよい。
貯水槽110、210を、可撓性を有するプラスチック、防水加工が施された布等で構成することにより、貯水槽110、210を利用しないときに、折りたたむ等コンパクトにすることができ、敷地が制限される工事現場等において、中和専用の敷地を常時確保しなければならなくなる事態を回避することが可能となる。また、貯水槽110、210を容易に運搬することができる。
さらに、仮に貯水槽110、210が破損し廃水102が漏出して、貯水槽110、210内の水位がバブリング部130、530の高さ未満まで低下したとしても、バブリング部130、530から二酸化炭素が放出されるだけなので、安全上問題は生じない。
以下にその理由を説明する。
例えば、可搬型と称される従来のエジェクタを例に挙げると、従来のエジェクタは、エジェクタ本体と、エジェクタ本体に廃水を導入するための水中ポンプとで構成され、エジェクタ本体および水中ポンプを貯水槽内に配置し、エジェクタ本体内で廃水と二酸化炭素とを接触させている。したがって、貯水槽内の水位が水中ポンプの吸水口の高さ未満まで低下すると水中ポンプが空焚き状態となってしまう。このため、貯水槽を頑丈な構成とする必要があり、貯水槽に要するコストが増加してしまう。また、空焚き状態が継続されると、火災が発生するおそれもあるため、中和している全時間に亘って水位やエジェクタを監視する必要がある。また、エジェクタ本体内で廃水と二酸化炭素とを接触させる構成では、上記反応式(1)に示す反応が進行した結果、炭酸カルシウム(CaCO)がエジェクタ本体内に蓄積して、エジェクタ本体内を閉塞し、水中ポンプが空焚き状態となるおそれもある。
しかし、上記中和装置100、300、400、500、中和システム200によれば、貯水槽110、210内の水位がバブリング部130、530の高さ未満まで低下したとしても、バブリング部130、530から二酸化炭素が放出されるだけであるため、貯水槽110、210の材質や形状を問わず、また、中和している全時間に亘って監視する必要がない。また、上記中和装置100、300、400、500によれば、中和装置100、300、400、500の外で、廃水102と二酸化炭素とを接触させているため、中和装置100、300、400、500自体に炭酸カルシウムが蓄積することがなく、炭酸カルシウムによって中和装置100、300、400、500が故障してしまうおそれもない。
また、上述した中和装置300は、係止部310を備えているが、廃水102に平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡をバブリングできれば、係止部310を備えなくともよい。
また、上述した中和装置100、300、400、500は、pHセンサ140、制御部150を備えているが、廃水102に平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡をバブリングできれば、pHセンサ140、制御部150を備えなくともよい。
本発明は、アルカリ性水溶液を中和する中和装置、中和システム、および中和方法に利用することができる。
100、300、400、500 中和装置
104 二酸化炭素供給源(二酸化炭素ボンベ)
130、530 バブリング部
140 pHセンサ
150 制御部
200 中和システム
210 貯水槽
220 二酸化炭素ボンベ
310 係止部

Claims (7)

  1. セメントと水とを接触させた結果生じる廃水に、平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡をバブリングすることで、該廃水を中和するバブリング部を備えたことを特徴とする中和装置。
  2. 前記バブリング部を、前記廃水内に位置させた状態に維持する係止部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の中和装置。
  3. 大気圧より高圧に圧縮された二酸化炭素を貯留する二酸化炭素ボンベをさらに備え、
    前記バブリングには、前記二酸化炭素ボンベから二酸化炭素が圧送されることを特徴とする請求項1または2に記載の中和装置。
  4. 前記廃水のpHを測定するpHセンサと、
    測定された前記pHが予め定められた閾値を上回る値である間、前記バブリング部を制御して二酸化炭素をバブリングさせ、測定された前記pHが該閾値以下となると、前記バブリング部を制御して二酸化炭素のバブリングを停止させる制御部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の中和装置。
  5. 前記予め定められた閾値は、pH8.6〜pH5.8の間から選択された数値であることを特徴とする請求項4に記載の中和装置。
  6. セメントと水とを接触させた結果生じる廃水を収容する貯水槽と、
    前記貯水槽に収容された廃水に、平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡をバブリングすることで、該廃水を中和するバブリング部を有する中和装置と、
    を含むことを特徴とする中和システム。
  7. セメントと水とを接触させた結果生じる廃水に、平均粒径が200μm以上2.5mm以下の二酸化炭素の泡をバブリングすることで、該廃水を中和する中和方法。
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