JP2014053662A - 画像表示装置および画像表示装置の制御方法 - Google Patents

画像表示装置および画像表示装置の制御方法 Download PDF

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文夫 小山
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Abstract

【課題】映像が急激に変化したときに、映像が不自然な変化をしてしまうことのない画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置(プロジェクター1)は、入力される画像情報に基づいて画像を表示する画像表示装置であって、画像情報から1画面毎に特徴量(特徴パラメーター)を検出する検出部(特徴量検出部331)と、検出部によって特徴量が検出された画面の画像情報をフレームメモリー333に記憶し、フレームメモリー333において、画像情報の変換を行う画像変換部(台形歪補正部332)と、画像変換部で変換された画像情報に対して、特徴量に基づいた補正を行う補正部(階調補正部334)と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示装置および画像表示装置の制御方法に関する。
従来、プロジェクター等の画像表示装置において、輝度階調補正処理を行うものが知られている。例えば、入力画像信号から、1画面の画像ごとに最小輝度、平均輝度、および最大輝度等の特徴量を取得し、取得した最小輝度、平均輝度、および最大輝度等の特徴量の組み合わせに応じて、輝度についての階調特性を補正するための補正情報を決定し、補正情報に基づいた多項式関数を用いて演算処理を行い、輝度についての階調特性を補正する階調特性補正装置が知られている(特許文献1)。
特開2006−25263号公報
画像表示装置等において、このような輝度階調補正処理を行う場合、入力された1画面(1フレーム)の画像信号から輝度情報を取得して、その特徴量に応じた補正情報を決定し、階調特性を補正しようとしても、当該フレームの画像は既に出力されてしまっている。このため、階調特性を補正するのは、次のフレーム以降の画像となってしまっていた。このため、映像(画像)が急激に変化したときなどに、映像が不自然な変化をしてしまう場合があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る画像表示装置は、入力される画像情報に基づいて画像を表示する画像表示装置であって、前記画像情報から1画面毎に特徴量を検出する検出部と、前記検出部によって前記特徴量が検出された画面の画像情報をフレームメモリーに記憶し、当該フレームメモリーにおいて、前記画像情報の変換を行う画像変換部と、前記画像変換部で変換された前記画像情報に対して、前記特徴量に基づいた補正を行う補正部と、を備えることを特徴とする。
このような画像表示装置によれば、検出部は、画像情報から1画面毎に特徴量を検出する。画像変換部は、画像情報をフレームメモリーに記憶し、フレームメモリーにおいて、画像情報の変換を行う。補正部は、変換された画像情報に対して、特徴量に基づいた補正を行う。これにより、1画面の画像情報から検出した特徴量に基づいた補正を、同一の画像情報に施すことが可能になる。
[適用例2]上記適用例に係る画像表示装置において、前記特徴量は、前記画像情報が表す画像の輝度についての特性値を含むことを特徴とする。
このような画像表示装置によれば、特徴量は、画像情報が表す画像の輝度についての特性値を含む。これにより、1画面の画像情報から検出した画像の輝度についての特性値に基づいた補正を、同一の画像情報に施すことが可能になる。
[適用例3]上記適用例に係る画像表示装置において、前記画像情報はRGB信号であり、前記特徴量は、前記RGB信号のRGBの各要素の前記特性値を含むことを特徴とする。
このような画像表示装置によれば、特徴量は、RGB信号のRGBの各要素の特性値を含む。これにより、1画面の画像情報から検出したRGBの各要素の特性値に基づいた補正を、同一の画像情報に施すことが可能になる。
[適用例4]上記適用例に係る画像表示装置において、前記画像変換部が行う前記変換は、台形歪補正処理を含むことを特徴とする。
このような画像表示装置によれば、画像変換部が行う変換は、台形歪補正処理を含む。これにより、台形歪補正処理を行う前の画像情報から検出した特徴量に基づいた補正を、台形歪補正後の同一の画像情報に施すことが可能になる。
[適用例5]本適用例に係る画像表示装置の制御方法は、入力される画像情報に基づいて画像を表示する画像表示装置の制御方法であって、前記画像情報から1画面毎に特徴量を検出する検出ステップと、前記検出ステップで前記特徴量が検出された画面の画像情報をフレームメモリーに記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップによって前記画像情報が記憶された前記フレームメモリーにおいて、前記画像情報の変換を行う画像変換ステップと、前記画像変換ステップによって変換された前記画像情報に対して、前記特徴量に基づいた補正を行う補正ステップと、を備えることを特徴とする。
このような画像表示装置の制御方法によれば、1画面の画像情報から検出した特徴量に基づいた補正を、同一の画像情報に施すことが可能になる。
また、上述した画像表示装置、および画像表示装置の制御方法が、画像表示装置に備えられたコンピューターを用いて構築されている場合には、上記形態および上記適用例は、その機能を実現するためのプログラム、あるいは当該プログラムを前記コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやHDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray Disc(登録商標)、光磁気ディスク、不揮発性メモリーカード、画像表示装置の内部記憶装置(RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の半導体メモリー)、および外部記憶装置(USB(Universal Serial Bus)メモリー等)等、前記コンピューターが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示すブロック図。 画像処理部の概略構成を示すブロック図。 輝度階調の補正を行う場合の階調特性を示す説明図。
(実施形態)
以下、画像表示装置の実施形態として、光源から射出された光を画像情報(映像信号)に基づいて変調して光学像を形成し、この光学像を外部のスクリーン等に投写するプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、操作受付部21、映像信号入力部30、映像処理部33等を備えている。
画像投写部10は、光源としての光源装置11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動部14等で構成されている。画像投写部10は、光源装置11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで画像光に変調し、この画像光を投写レンズ13から投写して投写面Sに画像を表示する。
光源装置11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源装置11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、複数の画素(図示せず)がマトリクス状に配列された矩形状の画素領域を備えており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。液晶駆動部14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源装置11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの画素領域を透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によって拡大投写される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM、不揮発性のROM等を備えており、ROMに記憶されている制御プログラムに従ってCPUが動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、コンピューターとして機能する。
操作受付部21は、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。本実施形態の操作受付部21が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを切り替えるための電源キー、入力された映像信号を切り替えるための入力切替キー、各種設定用のメニュー画像を表示させるメニューキー、メニュー画像における項目の選択等に用いられる方向キー、選択した項目を確定させるための決定キー、台形歪補正を行うための台形歪補正キー等がある。
ユーザーが操作受付部21の各種操作キーを操作すると、操作受付部21は、この操作を受け付けて、操作された操作キーに対応する制御信号を制御部20に出力する。そして、制御部20は、操作受付部21から制御信号が入力されると、入力された制御信号に基づく処理を行って、プロジェクター1の動作を制御する。なお、操作受付部21の代わりに、あるいは操作受付部21とともに、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を入力操作部として用いた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発信し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
映像信号入力部30は、複数の入力端子を備えており、これらの入力端子には、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、図示しない外部の映像供給装置から各種形式の映像信号が入力される。映像信号入力部30は、入力された映像信号をデジタルの映像情報に変換し、その映像情報を映像処理部33に出力する。
映像処理部33は、画像処理部33aを有しており、映像信号入力部30から入力されるデジタルの映像信号を、1画面(1フレーム)の画像毎に画像処理部33aにて処理をして、画像情報として出力する。さらに、映像処理部33は、制御部20の指示に基づいて、画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等の画質を調整するための画質調整処理等を行い、処理後の画像情報を液晶駆動部14に出力する。
ここで、画像処理部33aについて説明する。
図2は、画像処理部33aの概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像処理部33aは、検出部としての特徴量検出部331、画像変換部としての台形歪補正部332、補正部としての階調補正部334、フレームメモリー333等を備えている。
特徴量検出部331は、各画面の画像の特徴を示す特徴情報を、表示する画像の1画面単位で入力される映像信号に基づく輝度信号に基づいて、特徴パラメーター(特徴量)として取得(検出)する。本実施形態では、特徴量検出部331には、デジタルの映像信号としてRGB信号(Ri,Gi,Bi)が入力される。特徴量検出部331は、RGB信号をYUV信号に変換して、YUV信号のうちの輝度信号成分Yi(ここでは図示せず)を用いて、1画面の中で、輝度信号の最小輝度、最大輝度、および、平均輝度の3つの情報を特徴パラメーターとして取得する。取得した特徴パラメーターの値は、階調補正部334に出力される。なお、1画面単位で入力される映像信号に基づく輝度信号Yiから輝度信号の最小輝度、最大輝度、および、平均輝度を求める構成は画像処理の分野において一般的であるので、ここではその説明を省略する。また、RGB信号をYUV信号に変換するための構成も画像処理の分野において一般的であるので、ここではその説明を省略する。特徴パラメーターが取得されたYUV信号は、台形歪補正部332に出力される。
なお、特徴量検出部331は、RGB信号をYUV信号に変換せずに、R,G,Bの各要素の特性に基づいて、特徴パラメーターを検出してもよい。この場合には、特徴パラメーターが取得されたRGB信号が、台形歪補正部332に出力される。
台形歪補正部332は、スクリーンSに対してプロジェクター1を傾けた状態で画像を投写する場合に、投写画像が傾斜方向に拡大してしまう歪(台形歪)を抑制するために、入力される映像信号の補正(台形歪補正)を行う。操作受付部21から入力される台形歪補正キー押下の情報、即ち台形歪補正指示の情報に基づいて、制御部20は、台形歪補正部332に対して台形歪補正の実施を指示し、台形歪補正部332は台形歪補正を実施する。
台形歪補正部332は、特徴量検出部331によって特徴パラメーターを検出した後の映像信号(YUV信号またはRGB信号)を入力し、フレームメモリー333に書き込む。ここで、フレームメモリー333は、1画面毎の映像信号に基づく画像情報を格納するメモリーである。台形歪補正部332は、フレームメモリー333上において、台形歪補正を行う。台形歪補正とは、画像情報から画素値の間引きを行って、傾斜方向に向かうほど投写画像を縮小させるものである。このときの台形歪補正が画像情報の変換に相当し、台形歪補正部332が画像変換部に相当する。そして、台形歪補正部332は、変換後の画像情報をフレームメモリー333から読み出し、階調補正部334に出力する。なお、制御部20から台形歪補正の実施の指示が無い場合についても、台形歪補正部332は、1画面毎の映像信号に基づく画像情報をフレームメモリー333に書き込み、書き込んだ画像情報を読み出して階調補正部334に出力する。
階調補正部334は、1画面の画像情報毎に、特徴量検出部331から入力される特徴パラメーターの値に応じて、補正パラメーターの値を決定する。階調補正部334は、台形歪補正部332から入力される画像情報に対して、補正パラメーターに基づいた補正を行う。具体的には、画像情報の輝度信号成分Yiについて非線形演算処理を施し、非線形演算処理後の輝度信号Yo(ここでは図示せず)を算出する。この非線形演算処理の特性は、補正パラメーターに従って設定される。なお、階調補正部334における非線形演算処理は、特徴量検出部331によって特徴パラメーターの検出を行った画面(フレーム)に対応した画像情報に対して実施される。つまり、特徴量検出部331によって特徴パラメーターが検出された後、台形歪補正部332によって台形歪補正が施された画像情報に対して、階調補正部334は、非線形演算処理(補正処理)を行い、画像情報の輝度階調の補正を行う。
階調補正部334は、補正が行われた画像情報をYUV信号からRGB信号の形式に変換する。具体的には、YUV信号をRGB信号Ro,Go,Boに変換する。変換後のRGB信号Ro,Go,Boは、画像処理部33aから出力される。なお、YUV信号をRGB信号に変換する構成は画像処理の分野において一般的であるので、その説明は省略する。
なお、特徴量検出部331において、RGB信号から、R,G,Bの各要素についての特徴パラメーターを検出した場合には、階調補正部334は、1画面の画像情報毎に、特徴量検出部331から入力される特徴パラメーターの値に応じて、補正パラメーターの値を決定する。そして、階調補正部334は、台形歪補正部332から入力される画像情報のR,G,Bについて非線形演算処理を施し、非線形演算処理後のRo,Go,Boを算出する。非線形演算処理の特性は、補正パラメーターに従って設定される。この場合においても、階調補正部334における非線形演算処理は、特徴量検出部331によって特徴パラメーターの検出を行った画面(フレーム)に対応した画像情報に対して実施される。つまり、特徴量検出部331によって特徴パラメーターが検出された後、台形歪補正部332によって台形歪補正が施された画像情報に対して、階調補正部334は、非線形演算処理(補正処理)を行い、画像情報のR,G,Bの補正を行う(ゲインを掛ける)。
階調補正部334によって、補正が行われたRGB信号Ro,Go,Boは、画像処理部33aから出力され、必要に応じて画質調整処理等が行われた後で、映像処理部33から出力される。
ここで、階調補正部334が輝度階調の補正を行う場合の階調特性(入出力特性)についての例を示す。
図3は、輝度階調の補正を行う場合の階調特性を示す説明図である。
図3では、入力される輝度信号Yiに対して出力される輝度信号Yoのグラフが表されている。ここで、輝度階調は、1024階調で表現されている。図3には、基準直線L、および、例としての補正曲線Rが示されている。この場合の補正曲線Rでは、輝度の低い側、即ち暗い側を重視した階調特性となっている。
このように、階調補正部334は、特徴量検出部331で検出した特徴パラメーター(特徴量)に基づいた輝度階調補正処理を行うことができる。
図1に戻り、映像処理部33から出力された補正された画像情報は、液晶駆動部14に入力される。
液晶駆動部14は、映像処理部33から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動する。これにより、光源装置11から射出された光は、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bによって画像情報に応じて変調され、投写レンズ13から投写される。
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)プロジェクター1は、1画面毎の映像信号(画像情報)から特徴パラメーターを検出する。そして、特徴パラメーター(特徴量)を検出した1画面毎の画像情報をフレームメモリー333に記憶し、台形歪補正を行う。そして、台形歪補正された後の画像情報に対して、前述した特徴パラメーターに基づいた補正を行う。つまり、画像情報をフレームメモリー333に一旦記憶することによって、1画面の画像情報から検出した特徴パラメーターに基づいた補正を、同一の画像情報に施すことが可能になる。これにより、映像が急激に変化したときに、映像が不自然な変化をしてしまうことを回避できる。
従来のプロジェクターにおいては、入力された1画面の画像情報をフレームメモリーに格納して台形歪補正処理を行い、その後に画像情報から特徴パラメーターを検出し、その特徴パラメーターを所定のメモリーに記憶させていた。そして、次に入力された1画面の画像情報に対して、所定のメモリーに記憶されている特徴パラメーターに基づいた補正を行っていたため、補正が施される画像情報が1画面分遅れていた。本実施形態のプロジェクター1によれば、補正の遅れを解消し、映像の不自然な変化を回避することができる。
さらに、従来のプロジェクターでは、台形歪補正処理を行った後で、特徴パラメーター(特徴量)を検出していたため、台形歪補正処理によって、1画面の画像情報内に黒色の画素が設定された場合、階調特性に影響を及ぼしてしまう虞があった。つまり、黒色の画素が、検出する特徴パラメーターに影響を与えてしまい、結果として、画像情報に対する階調補正が正しく行えない場合があった。本実施形態のプロジェクター1によれば、画像情報に対する階調補正を良好に行うことができる。
(2)プロジェクター1において、特徴パラメーターは、画像情報が表す画像の輝度についての特性値(輝度信号の最小輝度、最大輝度、および、平均輝度)を含むことができる。これにより、1画面の画像情報から検出した輝度の特徴パラメーターに基づいた補正を、同一の画像情報に施すことが可能になる。よって、映像の輝度が急激に変化したときに、映像が不自然に変化してしまう事態を回避することができる。
(3)プロジェクター1において、特徴パラメーターは、RGB信号のR,G,Bの各要素の特性値を含むことができる。これにより、1画面の画像情報から検出したRGBの各要素の特性値に基づいた補正を、同一の画像情報に施すことが可能になる。よって、映像のRGBの階調特性が急激に変化したときに、映像が不自然に変化してしまう事態を回避することができる。
(4)プロジェクター1は、画像情報の変換として台形歪補正を行う。そして、プロジェクター1は、台形歪補正(変換)を行う前の画像情報から検出した特徴パラメーターに基づいた補正を、台形歪補正(変換)後の画像情報に施す。画像情報において、ユーザーが視認する画像部分の階調特性は、台形歪補正を行う前と行った後とを比較した場合に、変化が少ない。即ち、台形歪補正は、画像情報の階調特性(特徴量)に与える影響が少ないため、特徴パラメーターによって、好適な階調補正を行うことが可能になる。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、画像情報の変換として台形歪補正を行うものとしたが、他の幾何学的変換処理としてもよい。また、画像情報の変換は、幾何学変換処理に限られず、スケーラーによるスケーリング処理やフレームレートの変換処理としてもよい。これらの処理は、フレームメモリー333に画像情報を一旦記憶して行う処理であり、また、画像情報の階調特性に与える変化が少ないため、特徴量を検出して、その特徴量に基づいた階調補正を施す場合に好適である。また、フレームメモリー333に画像情報を一旦記憶する変換処理であれば、その他の幾何学変換や、画像情報の階調特性に与える変化が少ない変換であってもよい。
(変形例2)上記実施形態では、RGB信号をYUV信号に変換する態様について説明しているが、RGB信号から輝度信号成分Yだけを算出してもよい。この場合には、特徴量検出部331、台形歪補正部332および階調補正部334において処理される画像情報はRGBで表される。そして、階調補正部334における補正では、RGBの各要素に対して、輝度信号成分Yの特徴パラメーター(特徴量)に基づいた補正を行う(ゲインを掛ける)。
(変形例3)上記実施形態では、特徴パラメーターは、輝度信号の最小輝度、最大輝度、および、平均輝度としているが、特徴パラメーターはこれに限定するものではなく、映像信号(画像情報)に基づく他の情報としてもよい。
(変形例4)上記実施形態では、特徴パラメーターに基づく補正パラメーターの値は、階調補正部334によって決定するものとしたが、特徴量検出部331において、特徴パラメーターに基づく補正パラメーターの値を決定してもよい。この場合は、特徴量検出部331は、決定した補正パラメーターを階調補正部334に出力する。そして、階調補正部334は、入力された補正パラメーターに基づいて、画像情報に補正を行う。
(変形例5)上記実施形態では、特徴パラメーターに基づく補正によって、画像の輝度階調を補正するものとしたが、プロジェクター1は、光源装置11から射出される光を調整する調光駆動部(図示せず)を備えるものとし、輝度階調の補正と調光駆動部とを連携して制御してもよい。こうすれば、投写される画像の輝度調整をダイナミックに行うことが可能になる。
(変形例6)上記実施形態では、画像処理部33aにフレームメモリー333を有するものとしているが、フレームメモリー333は、画像処理部33aの外部に備えられるDRAM(図示せず)等としてもよい。この場合は、画像処理部33aにDRAMインターフェースを有するものとする。
(変形例7)上記実施形態では、画像表示装置としてプロジェクター1を例にして説明しているが、画像表示装置はプロジェクターに限定するものではない。例えば、透過型のスクリーンを一体的に備えたリアプロジェクター、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、テレビ受信機等に適用することも可能である。
(変形例8)上記実施形態では、光源装置11は、放電型の光源ランプ11aを有して構成されているが、LED(Light Emitting Diode)光源やレーザー等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
(変形例9)上記実施形態では、プロジェクター1は、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
1…プロジェクター、10…画像投写部、11…光源装置、11a…光源ランプ、11b…リフレクター、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動部、20…制御部、21…操作受付部、30…映像信号入力部、33…映像処理部、33a…画像処理部、331…特徴量検出部、332…台形歪補正部、333…フレームメモリー、334…階調補正部。

Claims (5)

  1. 入力される画像情報に基づいて画像を表示する画像表示装置であって、
    前記画像情報から1画面毎に特徴量を検出する検出部と、
    前記検出部によって前記特徴量が検出された画面の画像情報をフレームメモリーに記憶し、当該フレームメモリーにおいて、前記画像情報の変換を行う画像変換部と、
    前記画像変換部で変換された前記画像情報に対して、前記特徴量に基づいた補正を行う補正部と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記特徴量は、前記画像情報が表す画像の輝度についての特性値を含むことを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記画像情報はRGB信号であり、前記特徴量は、前記RGB信号のRGBの各要素の前記特性値を含むことを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記画像変換部が行う前記変換は、台形歪補正処理を含むことを特徴とする画像表示装置。
  5. 入力される画像情報に基づいて画像を表示する画像表示装置の制御方法であって、
    前記画像情報から1画面毎に特徴量を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで前記特徴量が検出された画面の画像情報をフレームメモリーに記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップによって前記画像情報が記憶された前記フレームメモリーにおいて、前記画像情報の変換を行う画像変換ステップと、
    前記画像変換ステップによって変換された前記画像情報に対して、前記特徴量に基づいた補正を行う補正ステップと、
    を備えることを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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