JP2014052425A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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隆司 吉田
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英樹 善波
Noriyuki Koinuma
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Abstract

【課題】定着手段におけるシート分離不良によるジャム頻発時に生じるダウンタイムが最小限となるよう構成された画像形成装置を提供する。
【解決手段】ジャム画像記録メモリに同じ画像情報が連続して記憶された場合、その画像情報をジャム頻発画像情報としてジャム画像記録メモリに記憶させ、前記ジャムからの復帰後、ジャム頻発画像情報に基づいた画像を用紙に出力する際には、トナー像未転写の用紙を定着ユニットに少なくとも1回通し、その後に、ジャム頻発画像情報に基づいてトナー像を画像形成部で作像し、画像形成部で作像したトナー像を、定着ユニットに通すことによって含水量が低下したトナー像未転写の用紙に転写し、定着ユニットによって加熱定着するジャム回避モードを実行するよう、画像形成部、給紙搬送部および定着ユニットの各動作を制御する制御部を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ装置や複写装置あるいはプロッタ、さらにはこれら複数の機能を併せ持つ複合機などの画像形成装置および画像形成方法に関する。
従来、プリンタ、ファクシミリ装置や複写装置あるいはプロッタ、さらにはこれら複数の機能を併せ持つ複合機などの画像形成装置では、画像情報に基づいて用紙やプラスチック薄板等のシート状記録媒体(以下、「シート」といい、具体例として用紙で代表する)上に画像を形成するように構成されている。
このような画像形成装置は、用紙を収容する1つあるいは複数の給紙部、所定のタイミングで給紙部から用紙を転写部へ搬送する転写搬送部、転写後の用紙を定着して排紙する定着排紙部を有する。さらには両面複写機能を有する場合には反転搬送部、排紙後の用紙を仕分け・綴じなどを行うフィニッシャーと呼称されるシート後処理装置を備えた装置、システムが一般的に知られている。
上記のような装置やシステムにおいて、給紙から最終的に排紙されるまでの搬送系においては、それぞれの搬送経路で用紙の紙詰まりが発生することがある(以下、紙詰まりを「ジャム」と記述する)。このジャムは、用紙の多数枚送りによるもの、不送り、搬送路での引っかかり、用紙サイズの誤セット、規格外の用紙の使用、搬送ローラの劣化・汚れ、多湿による用紙のヘタリ、定着分離不良など様々な原因が考えられる。
中でも定着分離不良は、余白の少ない高画像面積率の画像を出力したときに発生しやすく、1度発生するとジャムが頻発することがあり、その場合、入力画像や紙種、定着条件を変更しない限り、ジャムは再発し続ける。これでは、ユーザはサービス担当者に対応してもらうことになり、ダウンタイムが生じる。
上述したようなジャムを未然に防止する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、印刷用紙の定着後の挙動を検出し、定着部の巻き付きジャムを未然に防止すること、また、ジャムが発生する場合の条件を記憶し、最適な条件で印刷することによりジャム発生の確率を低減する定着部を有する画像形成装置を提供する目的とした技術が開示されている。
すなわち、同文献には、上記目的を達成するために、定着ローラ(1)の入口と出口近傍に配置され、印刷用紙の搬送状況を検出する入口センサ(4)及び出口センサ(5)と、印刷の搬送速度毎に設けられ、印刷用紙の種類とサイズに応じた定着温度設定テーブル(7a)と、入口センサ(4)及び出口センサ(5)の検出結果に基づいて、印刷用紙の搬送速度を制御するコントローラ部(7)とを備えるようにした技術が開示されている。
以下、本願においても「印刷」という用語は、トナーなどを用いてシートに画像形成を行うときに用いる「画像形成」と同義で用いるものとする。
特許文献2には、画像処理装置において発生するジャムを管理し、ジャムが頻発する装置での無駄なジャム発生を未然に防ぐとともに、原因究明を効率よく行うことを目的とした技術が開示されている。
すなわち、同文献には、上記目的を達成するために、不揮発性のジャム履歴用メモリと、前記ジャムセンサーによりジャムが検知されたとき、ジャム発生箇所と、発生時刻と、用紙サイズ等の画像処理に係る条件を、前記ジャム履歴メモリに記憶する手段と、所定期間に、ジャムが所定回数発生しているか判定する手段と、前記判定手段によって所定回数発生したと判断された場合、画像装置側で警告を表示する手段と、前記ジャム履歴を表示する手段と、前記表示手段によって警告表示している間、ユーザからの入力ジョブを拒否する手段と、ジャム履歴情報を送信する手段とを備える技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、線速を下げることで、ジャム頻発を回避しているため、生産性が悪くなる。
特許文献2記載の技術では、ジャム頻発時の回避方法として、適当な別装置に振替えて出力することでジャム頻発を回避するようになっている。別装置がない場合は、同文献の技術は適用できず、また別装置があったとしても、記録紙のセットという手間が生じ、さらに出力させたとしても画像、調湿された紙種が同じであれば同様にジャムが発生する可能性が残る。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、画像形成装置のユーザに対して、特には定着手段におけるシート分離不良によるジャム頻発時に生じるダウンタイムが最小限となるよう構成された画像形成装置を実現し提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するとともに上述した目的を達成するために、本発明では、以下のような特徴ある手段・発明特定事項(以下、「構成」という)を採っている。
請求項1記載の発明は、画像情報に基づいてトナー像を像担持体に作像し、該像担持体上のトナー像を、吸湿性を備えたシートを含むシートに転写する作像手段と、搬送されてくるシートを加熱定着する定着手段と、前記作像手段から前記定着手段を経由して、再度、前記定着手段に至る搬送路にシートを搬送すべく設けられた搬送手段と、ジャム発生時の前記画像情報を記憶するジャム画像記憶手段と、前記ジャム画像記憶手段に同じ画像情報が連続して記憶された場合、その画像情報をジャム頻発画像情報として前記ジャム画像記憶手段に記憶させ、前記ジャムからの復帰後、前記ジャム頻発画像情報に基づいた画像をシートに形成する際には、トナー像未転写のシートを前記定着手段に少なくとも1回通し、その後に、前記ジャム頻発画像情報に基づいてトナー像を前記像担持体に作像し、該像担持体上のトナー像を、前記定着手段に通すことによって含水量が低下した前記トナー像未転写のシートに転写し、前記定着手段によって加熱定着するジャム回避モードを実行するよう、前記作像手段、前記搬送手段および前記定着手段の各動作を制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、上記構成により、上記課題を解決して新規な画像形成装置を提供することができる。すなわち、本発明によれば、上記構成により、定着手段におけるシート分離不良によるジャム頻発時に生じるダウンタイムを最小限に抑えることができる。
本発明の第1の実施形態を示す画像形成装置の全体構成図である。 図1の画像形成装置に設けられている定着ユニットの簡略的な拡大断面図である。 図1の画像形成装置の主な制御構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の動作例1を示すフローチャートである。 図4の続きのフローチャートである。 第1の実施形態の動作例2を示すフローチャートである。 図6の続きのフローチャートである。 第1の実施形態の動作例3を示すフローチャートである。 図8の続きのフローチャートである。 図9の続きのフローチャートである。 図10の続きのフローチャートである。 第1の実施形態の動作例4を示すフローチャートである。 図12の続きのフローチャートである。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品等)については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態を示す画像形成装置の全体構成および動作を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態を示す画像形成装置の全体構成図である。
図1に示す画像形成装置は、電子写真方式を利用した胴内排紙タイプのカラー複写機である。図1に示す画像形成装置は、装置本体11の上方に配置され、原稿の画像を読み取る画像読取部50と、この画像読取部50の下方に配置され、画像読取部50で読み取るかまたは外部機器であるパーソナルコンピュータ等から送信される画像情報(画像データ)を基にシートに画像を記録・形成する作像手段としての画像形成部60と、装置本体11の最下部に配置され、シート搬送路にシート(以下、吸湿性を備えた「用紙」で代表して説明する)を供給する給紙部70と、画像形成部60の上方に設けられ、画像が記録された用紙を排紙する排紙部80と、給紙部70と排紙部80との間に設けられた通常搬送路16および両面搬送路27とを備えている。
ここで、本実施形態で用いるシートとしては、吸湿性を備えたシートを含むシートである。具体的には、吸湿性の紙・パルプ繊維などを含有した吸湿性を備えたコピー用紙、PPC用紙や普通紙などを含む他、殆ど吸湿性のない、例えばPET樹脂で形成されたOHPフィルムシートなどが挙げられる。通常用いられるOHPフィルムシートなどは、その厚さにもよるが、一般的に用いられているものはコシ(剛性・強度)があるため、本発明による効果はそれ程望めない。
画像読取部50は、その内部構成の図示を省略しているが、原稿が載置される原稿台としてのコンタクトガラス、このコンタクトガラスの直下に配置され移動しながら原稿に光を当てる光源、原稿からの反射光を結像する結像レンズ、結像位置に配置され原稿画像を読み取る読取手段としてのCCD等のイメージセンサ、および原稿からの反射光を反射しながら前記結像レンズに導く複数のミラーなどを備えた周知の構成である。
画像形成部60は、色材三原色であるイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)と、無彩色であるブラック(K)の計4色のトナーに対応する4つの画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kと、これら4つの画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの下方に設けられ、後述の各感光体ドラムに潜像を書き込む光書込ユニット6と、各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kに対応する色の新規トナーを収容する4つのトナー補給容器12Y、12C、12M、12Kと、各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kで形成されたトナー像を一旦中間転写ベルト7aに転写する転写ユニット7と、中間転写ベルト7aに転写されたトナー像を用紙に転写する2次転写ユニット10とを有する。
なお、Y、C、M、Kの色順は、図1に限るものでなく、他の並び順であっても構わない。各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kは、装置本体11に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして構成しているものでもよい。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kは、それぞれの画像形成ユニットに対応して、像担持体としての感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kと、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの外周表面を一様に帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2K上に光書込ユニット6で形成された静電潜像を対応する各色のトナーで単色のトナー像に可視像化する現像手段としての現像装置4Y、4C、4M、4Kと、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの外周面に転写後も残留する転写残トナー等をクリーニングして回収するクリーニング手段としてのクリーニング装置5とを備えている。
各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kは、駆動手段としての図示しないモータによって図1の正面視で時計回りに回転駆動される。各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの配置は、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの回転軸が平行になるように、かつ、後述する中間転写ベルト7aの移動方向(図中矢印)に沿って所定のピッチで順に配列されている。
現像装置4Y、4C、4M、4Kは、いずれも同様の構成からなり、使用するトナーの色のみが異なる二成分現像方式の現像装置である。現像装置4Y、4C、4M、4K内には、トナーと磁性キャリアとからなる現像剤が収容されている。
現像装置4Y、4C、4M、4Kは、それぞれの感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kに対向した現像ローラ4a、現像剤を搬送・撹拌するスクリュー、トナー濃度センサ等を有する。現像ローラ4aは、外側の回転自在のスリーブと内側に固定された磁石とを備えている。トナー濃度センサの出力に応じて、トナー補給装置(トナー補給容器12Y、12C、12M、12K)よりトナーが補給される。
各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの下方には、図示を省略した、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像読取部50やパソコン、外部スキャナなどから入力される画像情報(画像データ)に基づいて各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの表面にレーザ光を走査しながら照射する露光手段としての光書込ユニット6が配置されている。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの上方には、転写ユニット7が配置されている。転写ユニット7は、各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kでのトナー像を重ね合わせて転写するように搬送する中間転写体としての無端状ベルトである中間転写ベルト7aと、この中間転写ベルト7aを支持・張架(張力がかかった状態で掛け渡すことを意味する、以下同じ)する4つの支持ローラ7b、7c、7d、7eと、感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kとそれぞれ中間転写ベルト7aを挟んで対向する4つの1次転写ローラ8と、支持ローラ7bに対向配置された2次転写ローラ10aなどを備えている。このように、転写ユニット7は、中間転写方式の転写装置である。
支持ローラ7bは、図示しない駆動手段に接続された駆動ローラとなっており、図中矢印方向に中間転写ベルト7aを回転駆動させる機能を有している。中間転写ベルト7aを挟んで支持ローラ7b(以下、「駆動ローラ7b」という)と対向する位置には、2次転写ローラ10aが配設(配置して設けること、または位置を決めて設けることを意味する、以下同じ)されている。支持ローラ7cの近傍には、中間転写ベルト7aの外周表面に付着する残留トナーや異物を掻き取ってクリーニングするベルトクリーニング装置9が設けられている。ベルトクリーニング装置9は、ブラシローラとクリーニングブレードとを有し、これらが中間転写ベルト7aの外周表面に接触するように配置されている。駆動ローラ7bは、図示しないベルト駆動装置によって回転駆動される。
なお、2次転写ユニット10とは、中間転写ベルト7aを挟んで駆動ローラ7bと対向する位置に配設された2次転写ローラ10aの装置部分を指す。
各1次転写ローラ8は、空隙放電による画像劣化を考慮し、各光体ドラム2Y、2C、2M、2Kと中間転写ベルト7aを挟んで中心間距離が最短距離で当接する正対位置から中間転写ベルト7aの搬送方向下流側に少しずらした位置に配設された接触印加方式の転写バイアス(転写電圧)印加手段として機能する。各1次転写ローラ8は、図示しないバイアス電源に接続され、1次転写バイアスを中間転写ベルト7aの裏面(内周面)から印加(電圧を加えることを意味する、以下同じ)可能に構成されている。
2次転写ローラ10aは、図示しない付勢手段により付勢(勢いを増加することを意味する、以下同じ)されて駆動ローラ7bの外周において中間転写ベルト7aに圧接され、駆動ローラ7bとの間に2次転写ニップを形成するよう構成されている。そして、駆動ローラ7bが、図示しないバイアス電源に接続された接触方式の転写バイアス印加手段となっている。また、2次転写ローラ10aが転写バイアス印加手段となっていてもよく、その場合、転写するトナー像とは逆極性の転写バイアスを印加することになる。
2次転写ユニット10の上方には、通常搬送路16を搬送されてくる用紙Pを加熱定着する定着手段としての定着ユニット13が配置されている。図2は、定着ユニット13の断面を拡大して示す簡略的な拡大断面図である。
定着ユニット13は、図1および図2に示すように、加熱回転部材としての定着ローラ14と、これに対向し圧接(加圧接触させることを意味する、以下同じ)する加圧回転部材としての加圧ローラ15とを有する。定着ローラ14の内側には、ハロゲンヒータが配設されていて、定着ローラ14の外周表面が所定の温度となるように、図示しない電源から前記ハロゲンヒータへ電力が供給される。用紙Pの上のトナー像(図示せず)は、定着ローラ14と加圧ローラ15との圧接部である定着ニップにて定着ローラ14からの熱とともに圧力が加えられることにより、トナー像が用紙Pに溶融付着して加熱定着される。用紙Pは定着ニップにより送り出され、図示しない搬送ローラ対へ搬送される。
定着ニップの下流位置にあたる定着ローラ14表層には、分離爪29の先端部が加熱定着された用紙Pを分離すべく配設されている。また、定着ニップの下流位置から図示しない搬送ローラ対への間(定着ニップ出口近傍)には、ジャムの発生位置を検知するジャム発生位置検知手段の一例としての定着出口センサ30が配置されている。
定着出口センサ30は、反射型のフォトセンサである。用紙Pが定着出口センサ30の対向位置にない場合には、信号レベルはオフ(OFF)であるが、用紙Pが定着出口センサ30の対向位置にある場合には、定着出口センサ30の発光部からの出射光を用紙Pが反射して、この反射光を定着出口センサ30の受光部が受光することにより、信号レベルがオン(ON)となり、用紙Pの有無を検知することができる。これにより、用紙Pが正常に通過したか否かを検知し判断する。
給紙部70は、シートとしてそれぞれ大きさ・サイズの異なる所定の用紙Pを収容・ストックし、装置本体11から引き出し可能な給紙カセット17a、17bと、このストックされた用紙Pに上方から所定圧で圧接する給紙ローラ18、給紙ローラ18により送り出された用紙Pを1枚ずつに分離する分離ローラ19などが備えられている。後述する制御部からの制御信号に基づいて、給紙カセット17a、17bにそれぞれ収容されている用紙Pを給紙ローラ18、分離ローラ19で後述の通常搬送路16に送り出すようになっている。
また、給紙部70には、搬送可能な所定の大きさ・サイズの範囲内の任意の用紙を載置する手差トレイ22と、この用紙を送り出す給紙ローラ23とが設けられている。給紙部70では、手差トレイ22に載置された用紙を、給紙ローラ223を回転駆動させることにより後述の通常搬送路16に送り出せるようになっている。
排紙部80は、前述のトナー補給容器12Y、12C、12M、12Kと、画像読取部50との間の排紙空間下方の装置本体11に斜面で形成された第1排紙トレイ40と、この第1排紙トレイ40に定着ユニット13を通過した用紙を後述の通常搬送路16から排紙(排出)する複数の排紙ローラ対24a、24bなどを有する。
また、第1排紙トレイ40の上方近傍には、ファクシミリ受信等によって画像の形成された用紙を排紙(排出)するとともに、用紙を表裏反転するためのスイッチバック搬送路を兼ねる第2排紙トレイ41と、この第2排紙トレイ41に上記した用紙を排紙(排出)する排紙ローラ対25などを有する。排紙ローラ対25は、駆動ローラと従動ローラとからなり、用紙の第1面を反転する反転手段として機能する。排紙ローラ対25は、正逆転可能に構成されており、図示しない駆動手段としてのモータによって回転駆動される。
通常搬送路16から分岐して排紙ローラ対24a、24bに至る排紙路と通常搬送路16との分岐部には、搬送経路変更手段としての切替爪26aが配設されている。また、切替爪26a配置部よりも上方の通常搬送路16と後述する両面搬送路27との合流部には、搬送経路変更手段としての切替爪26bが配設されている。これらの切替爪26a、26bの先端部は、各基端部の軸が装置本体11に揺動可能に支持されていることにより、揺動可能に構成されている。切替爪26a、26bの先端部は、図示しない付勢手段としてのバネと駆動手段としてのソレノイドとの組み合わせにより、片面印刷モードまたは両面印刷モードに応じて所定のタイミングでその揺動位置を切り替えられるように構成されている。
次に、シートの搬送路および搬送手段について説明する。搬送路は、装置本体11の下部に設けられた給紙部70から装置本体11の上部に設けられた排紙部80へ下から上に向けて搬送する縦搬送方式(縦パス方式)の通常搬送路16と、両面印刷のために用紙を反転させる両面搬送路27とからなる。これらの搬送路16、27は、切替爪26bで切り替え可能となっている。切替爪26bで両面搬送路27へ案内され、排紙ローラ対25で第2排紙トレイ41上方へ運ばれた用紙が排紙ローラ対25が反転することによりスイッチバック式に反転されて両面搬送路27を経由して後述のレジストローラ対21手前の通常搬送路16へ搬送される仕組みとなっている。
通常搬送路16、両面搬送路27には、最小用紙サイズに応じた間隔で複数の搬送ローラ対20、28a、28b、28cが設けられ、これらの搬送ローラ対で用紙を挟持しながら回転することで搬送する仕組みとなっている。また、通常搬送路16には、2次転写ニップの下方にレジストローラ対21が設けられており、このレジストローラ対21により後述する制御部からの指令に基づいて2次転写ニップへ用紙を搬送するタイミングが調整される。
図3を参照して、画像形成装置の主な制御構成について説明する。図3は、画像形成装置の主な制御構成を示すブロック図である。同図において、制御部35は、内部にCPU、ROM、RAMおよびタイマ等を備え、それらが信号バスによって接続された構成を有するマイクロコンピュータを具備している。
制御部35の上記CPUは、操作・表示部32からの各種信号および画像形成装置に設けられた各種センサ(定着出口センサ30)からの検知信号および上記ROMから呼び出された動作プログラムに基づいて、画像読取部(スキャナ部)50、作像手段としての画像形成部60、給紙搬送部90(給紙部70および排紙部80)、定着ユニット13に設けられた各駆動手段(モータやソレノイドを含む)の作動等を制御し、画像形成装置全体の動作を制御する。上記ROMには、画像形成装置全体の動作プログラムが予め記憶されており、この動作プログラムは上記CPUによって適宜呼び出される。上記RAMは、上記CPUの計算結果を一時的に記憶する機能、操作・表示部32上の各種キーおよび各種センサから設定および入力されたデータ信号およびオン・オフ信号を随時記憶する機能等を有している。
また、制御部35は、ジャム発生時の画像情報(画像データ)を記憶するジャム画像記憶手段の一例としてのジャム画像記録メモリ31と、外部記憶装置であるHDD33と、画像情報(画像データ)を記憶する画像記憶手段の一例としてのメモリ34と、相互に指令信号、データ信号等を送受信している。ジャム画像記録メモリ31、メモリ34としては、例えばフラッシュメモリなどが用いられる。
ここで、操作・表示部32とは、画像形成装置を操作するための指示手段としての各種キーを備えた操作部および上記各装置の動作状態等を表示・報知する報知・表示手段としてのLCD等で構成された表示部を意味する。給紙搬送部90とは、給紙部70および排紙部80等の通常搬送路16、両面搬送路27周りに配設されている搬送手段、すなわち各種搬送ローラ対、切替爪等を駆動するモータやソレノイド等の駆動手段を含む構成を意味する。
制御部35は、第1に、ジャム画像記録メモリ31に同じ画像情報が連続して記憶された場合、その画像情報をジャム頻発画像情報としてジャム画像記録メモリ31に記憶させ、前記ジャムからの復帰後、ジャム頻発画像情報に基づいた画像を用紙に出力・形成する際には、トナー像未転写の用紙を定着ユニット13に少なくとも1回通し、その後に、ジャム頻発画像情報に基づいてトナー像を画像形成部60で作像し、画像形成部60で作像したトナー像を、定着ユニット13に通すことによって含水量が低下したトナー像未転写の用紙に転写し、定着ユニット13によって加熱定着するジャム回避モードを実行するよう、画像形成部60、給紙搬送部90および定着ユニット13の各動作を制御する制御手段として機能する。
制御部35は、第2に、定着出口センサ30によりジャムの発生位置が定着ユニット13として検知されたとき、上記した同じ画像情報をジャム頻発画像情報としてジャム画像記録メモリ31に記憶させる制御手段として機能する。
制御部35は、第3に、ジャム頻発画像情報を該当する印刷ジョブの指示の出力が終わるまでジャム画像記録メモリ31に記憶させ、印刷ジョブの指示が複数の部数であった場合、1枚毎にジャム回避モードを実行する制御手段として機能する。
装置本体11には、上述した構成の他、図示しない廃トナーボトル、電源ユニットなども備えられている。
図1〜図3を参照して、画像形成装置の画像形成(印刷)動作について説明する。
コピーを取るときは、画像読取部50のコンタクトガラス(図示せず)上に原稿をセットし、原稿の画像の読み取りを行う。そして、操作・表示部32に配設されている各種モード設定キーで選択されたモード設定等に応じて、フルカラーモード、または白黒モードで画像形成動作が開始される。
操作・表示部32でフルカラーモードが選択されて、カラー画像を形成する場合を説明する。先ず、各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kにおいて、画像形成動作が開始されると、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kが装置本体11の正面(図1の方向)から見て時計回りの方向に回転駆動し、このとき図示しない電源より帯電ローラ3に所定の電圧が印加されて、対向する感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの外周面が所定の極性(例えば、マイナス)に一様に帯電される。次いで、それぞれの帯電面に、光書込ユニット6からトナー色に対応するよう色分解された画像情報に基づいてレーザ光が照射・走査され、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの外周面上に静電潜像が形成される。そして、この静電潜像を担持した各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kが各現像装置4Y、4C、4M、4Kに到達すると、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kと対向する現像ローラ4aにより、各色のトナーが供給されて、単色のトナー像として可視像化される。次いで、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの外周面上の各色のトナー像はそれぞれ対応する1次転写ローラ8に、図示しない電源より各感光体ドラム上のトナーと逆極性の電圧である1次転写バイアスが印加されることにより、図1中矢印方向に走行する中間転写ベルト7a上に順次重ねて転写されてゆき、フルカラーのトナー像が形成される。上記の動作は各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1K全てで同様にして所定のタイミングで行われる。
なお、単色の画像を形成する場合は、ブラックの画像形成ユニット1Kで前記動作が行われる。感光体ドラム2Y、2C、2M、2K上の残留トナーは、各クリーニング装置5でクリーニングされる。また、中間転写ベルト7a上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置9によってクリーニングされて、次の画像形成動作に備えられる。
一方、給紙部70の給紙カセット17a、17bまたは手差トレイ22に収納されている何れかの用紙Pが、給紙ローラ18、分離ローラ対19または給紙ローラ23により1枚ずつに分離されて通常搬送路16に送り出される。そして、用紙Pが通常搬送路16または両面搬送路27の下湾曲部を上昇していき、その先端がレジストローラ対21のニップ部に突き当たって一旦停止する。突き当たることによって用紙Pの先端が整えられ、前述の画像形成動作タイミングに合せて、すなわち中間転写ベルト7a上に形成された前記カラートナー像が2次転写ニップ(中間転写ベルト7aと2次転写ローラ10aとのニップ)に到達するタイミングに合わせてレジストローラ対21を回転させ、2次転写ニップに向けて用紙Pが搬送される。
次に、2次転写ユニット10の2次転写ニップで、2次転写バイアスが印加され中間転写ベルト7a上のフルカラーのトナー像が用紙Pに静電気力により転写された上、定着ユニット13の定着ニップに送られる。2次転写ユニット10の2次転写ニップでのトナー像の転写は、2次転写ローラ10aに図示しない電源より中間転写ベルト7a上のトナーと逆極性の電圧が印加されることで行われる。
用紙Pは2次転写ニップにより定着ユニット13へ搬送される。そこで、定着ローラ14と加圧ローラ15によって熱と圧力が加えられ、用紙Pに担持された未定着のトナー像が用紙Pに加熱定着される。このように、用紙Pにトナー像が定着された後、切替爪26aによって第1排紙トレイ40に向かう排紙搬送路に切り替えられた状態で、各排紙ローラ対24a、24bが回転することによって第1排紙トレイ40に排紙・積載される。
また、操作・表示部32で両面モードが選択されて両面コピーを行う場合は、搬送路が切替爪26aによって上方に延びる通常搬送路16に切り替えられ、片面に画像が定着済みの用紙Pは、排紙ローラ対25の正転駆動により、用紙Pの先端部が第2排紙トレイ41に一時的にスタックされた後、排紙ローラ対25の逆転駆動によってスイッチバック式に用紙Pの進行方向が反転され、各搬送ローラ対28a、28b、28cにより両面搬送路27を搬送され、画像形成動作にタイミングを合わせて、レジストローラ21に再給紙され、前記画像形成動作と同様に裏面側の画像形成(印刷)が行われる。
(動作例1)
図4および図5を参照して、第1の実施形態の制御部による制御の下に実行される動作例1について説明する。この動作例1は、本発明に特有のジャム回避モードに係る作像タイミング制御と搬送タイミング制御とに関するものである。図4は、第1の実施形態の動作例1を示すフローチャート、図5は、図4の続きのフローチャートである。
ここで、以下説明する制御動作の前提となる事項を説明しておく。図3に示したメモリ34は、出力中の画像がジャムを発生することなく排出されるまで、画像情報を記録・保存しておく。ジャムが発生しなかった場合は、順次、画像情報を消去していく。
一方、ジャムが発生した場合において、ジャム検出位置よりジャム画像を特定し、図3等に示す定着出口センサ30によって定着分離不良でのジャムが発生したと特定されたときには、ジャム画像記録メモリ31に「ジャム発生画像」として画像情報をそのまま記録・保存しておく(1度目の定着分離不良ジャム)。ユーザがジャム紙を取り除いた後、ジャム画像記録メモリ31に残ったジャム画像に対応した印刷動作で、ジャム発生することなく排紙された場合、その画像情報を消去する。
ジャム画像記録メモリ31に残ったジャム画像は、印刷指示が変更され、別の画像の印刷指示が入った場合も同様に画像情報を消去する。一方、2度目の定着分離不良でのジャムが発生した場合は、ジャム画像記録メモリ31内のジャム画像にフラグを立て、「ジャム頻発画像」として記録・保存しておく(2度目以降の定着分離不良ジャムに同じ)。
以下説明する各動作例のフローでは、印刷指示が変更されることなく、「ジャム頻発画像」の印刷指示が残っている場合の動作を示す。なお、印刷指示が変更され、別の画像の印刷指示が入った場合は画像情報を消去する。
まず、図4に示すステップ1において、画像情報として出力ページAに対応して1枚の用紙の第1面への印刷が画像形成部60で開始(以下、第1の実施形態では同じ内容の印刷を意味する)された後、ステップS2で、定着出口センサ30によって定着分離不良でのジャム(以下、「定着出口ジャム」ともいう)が発生したと特定されたときには、図3に示した操作・表示部32のLCD表示装置による警告表示や、適宜配設されるブザーによって警告音吹鳴によりユーザがジャム紙を取り除くジャム処理作業が行われる(以下、同じ)。このジャム処理に前後して、ジャム画像記録メモリ31には、「ジャム発生画像」として画像情報がそのまま保存される(ステップS3)。
ステップS2において、定着出口センサ30によって定着出口ジャムが検出されなかったときには、出力ページAに係る画像情報はジャム画像情報としてジャム画像記録メモリ31に保存しない、換言すれば図3に示したメモリ34に保存されている画像情報は消去される(ステップS12)。
ステップS3に前後するジャム処理後、出力ページAの印刷が画像形成部60において再開され(ステップS4)、ステップS5において、定着出口センサ30によって定着出口ジャムが再度検出されたときには、ユーザによってジャム紙が取り除かれるジャム処理作業に前後して、ジャム画像記録メモリ31には、「ジャム頻発画像」として画像情報が保存される(ステップS6)。一方、ステップS5において、定着出口センサ30によって定着出口ジャムが検出されなかったときには、出力ページAに係る画像情報は消去される(ステップS13)。
ステップS6に前後するジャム処理後、画像形成部60において出力ページAの印刷が再開される場合(図5のステップS7)は、画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kによるトナー像を作成する作像タイミングを変更する(ステップS8)。
すなわちステップS8において、先ず、上述したように給紙部70から給紙された用紙Pが、レジストローラ対21から2次転写ユニット10へ用紙Pが搬送され、用紙Pにはトナー像が載ることなく、2次転写ユニット10から定着ユニット13へと搬送される。この際、画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kではトナー像を作成する動作は行われず、中間転写ベルト7aは図1中矢印方向に走行している状態にある(後述の動作例でも同じ)。
定着ユニット13の定着ローラ14は、予めトナー像を定着する温度まで昇温されている。トナー像未転写の用紙Pは定着ユニット13を通過される際に、定着ローラ14による加熱によって用紙Pの持つ含水量が低減される。これにより用紙Pの硬さ(剛性)が増すこととなる。トナー像未転写の用紙Pは定着ユニット13から通常搬送路16を経由し、上記した切替爪26aおよび切替爪26bによる搬送路切替動作、排紙ローラ対25によるスイッチバック・反転動作によって両面搬送路27へ搬送され、レジストローラ対21を経由して、再び2次転写ユニット10へ搬送される。
この動作と並行して画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kではジャム頻発画像に基づくトナー像が形成されていて、用紙Pの搬送タイミングと合わせて、トナー像が2次転写ユニット10まで搬送される。ジャム頻発画像に基づくトナー像が、2次転写ユニット10で硬さの増した用紙Pに転写された後、定着ユニット13へ搬送される。用紙Pは、ステップS2およびステップS5における前回のジャム発生時よりもその硬さを増しているため、定着ユニット13の定着ニップ出口にて定着ローラ14に巻き付くことなく、通常搬送路16の下流側へ搬送され排紙される(ステップS9、ステップS10、ステップS14)。
なお、予め用紙Pへのトナー像の転写なしに定着ユニット13を通過する際の定着ローラ14の温度は、上記したように必ずしも印刷時と同じ温度である必要はなく、本モード用の温度設定に切り替えてもよい(後述の動作例でも同じ)。
一方、ステップS9でその硬さを増した用紙Pが、万一ステップS10において定着出口センサ30によって定着出口ジャムが再度検出されたとき(図4および図5で3度目)には、ユーザによるジャム処理作業に前後して、ジャム画像記録メモリ31には、「ジャム頻発画像」として画像情報が保存される(ステップS11)。一方、ステップS10において、定着出口センサ30によって定着出口ジャムが検出されなかったときには、出力ページAに係る画像情報は消去される(ステップS14)。以下、ステップS7〜ステップS11の動作が繰返される。
以上説明した動作例1では、ステップS2およびステップS5において定着出口ジャムを発生するごとに、ユーザによるジャムした用紙の除去が行われるため、トナー像未転写の同一の用紙Pを定着ユニット13に通す回数が1回である。上述したとおり、動作例1には請求項7に係る画像形成方法が記載されていたと言える。
(実施例1)
第1の実施形態の構成・動作で、画像情報として出力ページAに対応して1枚の用紙の第1面への印刷を実際に行った実施例1を説明する。
搬送速度300mm/sec一定で、片面印刷60cpm(枚/分)の印刷条件で印刷を行った場合、定着ユニット13〜両面搬送路27〜定着ユニット13までの搬送経路長が900mmであり、本ジャム回避モードに3秒の時間を要した。このため生産性が57cpmに低下した。これにより、5%の生産性の低下は発生するものの、大幅な生産性の低下はなく、ジャムが頻発することを防止し回避できる。
なお、実施例1の試験機としては図1の画像形成装置に相当する株式会社リコー製の「imagio MP C5001」を用い、用紙としては「GF−600、タイプ6000〈70W〉、タイプ6200」などを用いた。
(実施例2)
第1の実施形態の構成・動作で、画像情報として出力ページAに対応して1枚の用紙の第1面への印刷を、以下の印刷条件で実施例1の試験機を使用して行った実施例2を説明する。
定着ローラ14の外周表面150℃とした一定の定着条件で行った。そして、機内温度30℃、機内湿度80%(相対湿度)の環境下で、調湿した含水量の多い用紙と、調湿しなかった用紙を用いた際の、定着分離不良によるジャム発生の有無の関係を試験した結果を下表1に示す。入力画像情報・データとしては、マゼンタ、イエローの画像面積率がそれぞれ100%の画像である。
Figure 2014052425
表1から分かるように、坪量の小さい用紙(60、70g/m)では、調湿なしの用紙の方が、調湿ありの用紙と比べて、調湿させずに含水量の少ない用紙であれば定着分離不良によるジャム発生がしない結果が得られた。また、坪量の大きい用紙(80g/m)では、調湿あり/なしに関らず、剛性が高く硬いため定着分離不良によるジャム発生がしない結果が得られた。定着装置の構成差や温度制御の差により、この限りではないが、表1の試験結果の傾向は自明の理である。
本実施形態、実施例1および2、動作例1によれば、以下の効果を奏する。入力画像によっては、用紙(シート)の定着部材からの分離不良により、定着部材への巻き付きジャムが発生しやすい。巻き付きジャムが発生した場合、ユーザにより紙詰りを除去した後、印刷しようとしても再度巻き付きジャムが発生することがある。このような場合、何度印刷しようとしても入力画像、紙種、温湿度などの出力環境を変更しない限り、ジャムは頻発することが多い。定着を含め、搬送経路上でジャムが発生しても、紙を除去して再度印刷し、用紙を出力できれば、ユーザはサービスマンを呼ぶことは少なく、最小限のダウンタイムで済む。
しかしながら、ジャムが頻発する場合、入力画像、紙種の変更を避けると、サービス担当者を呼んで定着条件などの個別対応を依頼しなくてはならず、大きなダウンタイムが生じる。そこで、このような入力画像に対しては、トナー像未転写の用紙を加熱定着を行う定着ユニットに通して含水量を低下させてから印刷させることで、ジャムを回避して出力することができるため、大幅な生産性の低下をすることなく、ユーザに対して、特には定着ユニットにおける用紙(シート)分離不良によるジャム頻発時に生じるダウンタイムを最小限に抑えることができる。
(動作例2)
図6および図7を参照して、第1の実施形態の制御部による制御の下に実行される動作例2について、動作例1と相違する点を中心に説明する。図6は、第1の実施形態の動作例2を示すフローチャート、図7は、図6の続きのフローチャートである。
この動作例2は、図4および図5に示した動作例1と比較して、トナー像未転写の同一の用紙Pを定着ユニット13に通す回数が複数回(2回)である点が主に相違する。
動作例2では、図6のステップS21から始まるが、図6のステップS21から図7のステップS28までは、図4および図5に示した動作例1の図4のステップS1からステップS7までと実質的に同じ動作が実行されるため、その動作説明を省略する。
そして、図7のステップS27で行われる画像形成部60において出力ページAの印刷が再開される場合は、画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kによるトナー像を作成する作像タイミングを変更する(ステップS28)。
すなわちステップS28において、動作例1の図5のステップS8と同様の動作が実行される。上述したように給紙部70から給紙された用紙Pが、レジストローラ対21から2次転写ユニット10へ用紙Pが搬送され、用紙Pにはトナー像が載ることなく、2次転写ユニット10から定着ユニット13へと搬送される。
定着ユニット13の定着ローラ14は、予めトナー像を定着する温度まで昇温されている。トナー像未転写の用紙Pは定着ユニット13を通過される際に、定着ローラ14による加熱によって用紙Pの持つ含水量が低減される。これにより用紙Pの硬さ(剛性)が増すこととなる。トナー像未転写の用紙Pは定着ユニット13から通常搬送路16を経由し、上記した切替爪26aおよび切替爪26bによる搬送路切替動作、排紙ローラ対25によるスイッチバック・反転動作によって両面搬送路27へ搬送され、レジストローラ対21を経由して、再び2次転写ユニット10へ搬送される。
次いで、ステップS29において、ステップS28と同様の動作が再度実行される。すなわち、トナー像未転写の用紙Pが定着ユニット13に搬送され、この定着ユニット13を通過される際に、定着ローラ14による加熱によって用紙Pの持つ含水量がさらに低減される。
トナー像未転写の用紙Pを定着ユニット13に連続的に2回通す動作と並行して、画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kではジャム頻発画像に基づくトナー像が形成されていて、トナー像未転写の用紙Pの搬送タイミングと合わせて、トナー像が2次転写ユニット10まで搬送される。ジャム頻発画像に基づくトナー像が、2次転写ユニット10でさらに硬さの増した用紙Pに転写された後、定着ユニット13へ搬送される。用紙Pは、ステップS22およびステップS25における前回のジャム発生時よりもその硬さをさらに増しているため、定着ユニット13の定着ニップ出口にて定着ローラ14に巻き付くことなく、通常搬送路16の下流側へ搬送され排紙される(ステップS29、ステップS30、ステップS35)。
一方、ステップS29でその硬さをさらに増した用紙Pが、万一ステップS31において定着出口センサ30によって定着出口ジャムが再度検出されたとき(図6および図7で3度目)には、ユーザによるジャム処理作業に前後して、ジャム画像記録メモリ31には、「ジャム頻発画像」として画像情報が保存される(ステップS31)。一方、ステップS31において、定着出口センサ30によって定着出口ジャムが検出されなかったときには、出力ページAに係る画像情報は消去される(ステップS35)。以下、ステップS27〜ステップS32の動作が繰返される。
以上説明した動作例2では、ステップS22およびステップS25において定着出口ジャムを発生するごとに、ユーザによるジャムした用紙の除去が行われるため、トナー像未転写の同一の用紙Pを定着ユニット13に通す回数が2回である。
本動作例2によれば、動作例1よりは生産性は劣るものの、動作例1よりも定着ユニットにおける用紙(シート)分離不良によるジャム頻発を高確率で回避することが可能となる。
(動作例3)
図8〜図11を参照して、第1の実施形態の制御部による制御の下に実行される動作例3について、動作例1と相違する点を中心に説明する。図8は、第1の実施形態の動作例3を示すフローチャート、図9は、図8の続きのフローチャート、図10は、図9の続きのフローチャート、図11は、図10の続きのフローチャートである。
この動作例3は、図4および図5に示した動作例1と比較して、ジャム頻発画像が両面印刷時における用紙の第2面に対応する印刷である点が主に相違する。
動作例3では、図8のステップS41から始まるが、図8のステップS41から図9のステップS51までの用紙の第1面(以下、図に示すフローでは「第1作像面」と記載している)印刷時の動作は、図4および図5に示した動作例1の図4のステップS1からステップS7までと実質的に同じ動作が実行されるため、その動作説明を省略する。
図8および図9に示したように、画像情報として出力ページBに対応して1枚の用紙の第1面への印刷が終了した後、図10以降の動作が行われる。
図10のステップ61において、画像情報として出力ページBに対応して1枚の用紙の第2面(以下、フローでは「第2作像面」と記載している)への印刷が画像形成部60で開始された後、ステップS62で定着出口ジャムが発生したときには、ユーザによるジャム処理作業が行われる。このジャム処理に前後して、ジャム画像記録メモリ31には、「ジャム発生画像」として画像情報がそのまま保存される(ステップS63)。
ステップS62において、定着出口ジャムが検出されなかったときには、出力ページBに係る画像情報はジャム画像情報としてジャム画像記録メモリ31に保存しない(ステップS74)。
ステップS63に前後するジャム処理後、出力ページAの用紙の第1面への印刷が再開され(ステップS64)、これに引き続き、出力ページBの用紙の第2面への印刷が再開される(ステップS65)。
次いで、ステップS66において、定着出口ジャムが再度検出されたときには、ユーザによるジャム処理作業に前後して、ジャム画像記録メモリ31には、出力ページBに係る画像情報が「ジャム頻発画像」として。一方、ステップS66において、定着出口ジャムが検出されなかったときには、出力ページBに係る画像情報は消去される(ステップS75)。
ステップS67に前後するジャム処理後、出力ページAの印刷が再開される場合(図11のステップS68)は、画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kによるトナー像を作成する作像タイミングを変更し、動作例1の図5のステップS8と同様の特有の動作が実行される(ステップS69)。
すなわち、用紙Pにはトナー像が載ることなく、2次転写ユニット10から定着ユニット13へと搬送され、トナー像未転写の用紙Pは定着ユニット13を通過される際に、定着ローラ14による加熱によって用紙Pの持つ含水量が低減される。これにより用紙Pの硬さ(剛性)が増すこととなる。トナー像未転写の用紙Pは定着ユニット13から通常搬送路16を経由して両面搬送路27へ搬送され、レジストローラ対21を経由して、再び2次転写ユニット10へ搬送される。
この動作と並行して、ステップS70において、動作例1の図5のステップS9と同様の画像形成動作が実行され、ジャム頻発画像に基づくトナー像が、2次転写ユニット10で硬さの増した用紙Pに転写された後、定着ユニット13へ搬送される。用紙Pは、ステップS62およびステップS66おける前回のジャム発生時よりもその硬さを増しているため、定着ユニット13の定着ニップ出口にて定着ローラ14に巻き付くことなく、通常搬送路16の下流側へ搬送され排紙される。
次いで、ステップS71において、出力ページBの用紙の第2面への印刷が再開される。
一方、ステップS70でその硬さを増した用紙Pが、万一ステップS72において定着出口ジャムが再度検出されたとき(図10および図11で3度目)には、ユーザによるジャム処理作業に前後して、ジャム画像記録メモリ31には、出力ページBに係る画像情報が「ジャム頻発画像」として保存される(ステップS73)。一方、ステップS72において、定着出口ジャムが検出されなかったときには、出力ページBに係る画像情報は消去される(ステップS76)。以下、ステップS68〜ステップS73の動作が繰返される。
以上説明した動作例3では、出力ページBに係るジャム頻発画像が第2面への印刷であった場合は、第1面の印刷前に動作例1に示す動作が実施されていた。このとき、出力ページBに係る第2面のジャム頻発画像に対応してトナー像が用紙Pに転写・定着される際には、ステップS69でトナー像未転写の用紙Pが定着ユニット13を1回通り、これにより硬さの増した同一の用紙Pに出力ページAに対応したトナー画像が形成された後、同一の用紙Pが反転されてその用紙Pの第2面に、出力ページBに係る第2面のジャム頻発画像に対応してトナー像が用紙Pに転写・定着されるので、同一の用紙Pは定着ユニット13を合計2回通紙されたことになり、前回ジャム発生時よりも用紙Pの含水量は低減され、用紙Pの硬さは増すため、定着ローラ14に巻き付くことなく、ジャム頻発を回避することができる。
動作例3によれば、用紙の第2面に対応したジャム頻発画像に対応して用紙の第2面に印刷する場合でも、高確率にジャム頻発を回避することが可能となる。
(動作例4)
図12および図13を参照して、第1の実施形態の制御部による制御の下に実行される動作例4について、動作例3と相違する点を中心に説明する。図12は、第1の実施形態の動作例4を示すフローチャート、図13は、図12の続きのフローチャートである。
この動作例4は、図4および図5に示した動作例1と比較して、複数部数印刷の指示でジャム頻発画像が発生した場合で、ジャム頻発画像が用紙の第2面に印刷される点が主に相違する。
動作例4では、図12のステップS81から始まるが、図12のステップS82から図13のステップS93までの動作は、図10および図11に示した動作例3のステップS61からステップS72までと実質的に同じ動作が実行されるため、その動作説明を省略する。
ステップS90でその硬さを増した用紙Pが、万一ステップS93において定着出口ジャムが再度検出されたとき(図12および図13で3度目)には、ユーザによるジャム処理作業に前後して、ジャム画像記録メモリ31には、出力ページBに係る画像情報が「ジャム頻発画像」として保存される(ステップS94)。
一方、ステップS93において、定着出口ジャムが検出されなかったときには、複数部数のうちの最終部の印刷であるか否かがチェックされる(ステップS97)。
ステップS97において、最終部の印刷である場合には出力ページBに係る画像情報は消去され(ステップS98)、最終部の印刷でない場合には出力ページBに係る画像情報は「ジャム頻発画像」としてジャム画像記録メモリ31に保存される(ステップS94)。以下、ステップS89〜ステップS94の動作が繰返される。
以上説明した動作例4では、複数部数印刷の指示でジャム頻発画像が発生した場合で、かつ、出力ページBに係るジャム頻発画像が第2面への印刷であった場合は、複数部数において第1面の印刷前に動作例1に示す動作が実施されていた。このとき、出力ページBに係る第2面のジャム頻発画像に対応してトナー像が用紙Pに転写・定着される際には、ステップS90でトナー像未転写の用紙Pが定着ユニット13を1回通り、これにより硬さの増した同一の用紙Pに出力ページAに対応したトナー画像が形成された後、同一の用紙Pが反転されてその用紙Pの第2面に、出力ページBに係る第2面のジャム頻発画像に対応してトナー像が用紙Pに転写・定着されるので、同一の用紙Pは定着ユニット13を合計2回通紙されたことになり、前回ジャム発生時よりも用紙Pの含水量は低減され、用紙Pの硬さは増すため、定着ローラ14に巻き付くことなく、ジャム頻発を回避することができる。
動作例4によれば、同じ印刷指示の中で、ジャム頻発を回避することが可能となる。
本発明を特定の実施形態等について説明したが、本発明が開示する技術内容は、上述した実施形態等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
定着手段は、上記実施形態の定着ユニット13に限らず、シートを加熱定着できる構成であればよく、例えば定着部材としての定着ローラと加熱部材としての加熱ローラとの間に張架された無端状のベルトである定着ベルトと、定着ローラに対向し定着ベルトに圧接する加圧部材としての加圧ローラとを有する構成等でもよい。
上記実施形態ではシート(用紙)の両面に画像形成・印刷可能な両面搬送路27を利用して定着ユニット13に搬送したが、これに限らず、シートの第1面(片面)のみ画像形成・印刷可能な画像形成装置にあっては、作像手段から定着手段を経由して、再度、定着手段に至る搬送路にシートを搬送すべく設けられた搬送手段を備えた構成、すなわちトナー像未転写のシートを定着手段に通すための専用の搬送路と搬送手段等を備えた構成であってもよい。
本発明に係る画像形成装置は、上記実施形態における電子写真方式の画像形成装置に限らず、例えば、プリンタ、プロッタ、ワープロ、ファクシミリ、複写機等またはこれら2つ以上の機能を備えた複合機等の画像形成装置にも適用可能である。像担持体を複数備えた画像形成装置に限らず、像担持体を単数備えた画像形成装置にも適用可能である。
1Y、1C、1M、1K 画像形成ユニット(作像手段)
2Y、2C、2M、2K 感光体ドラム(像担持体の一例)
3 帯電ローラ
4Y、4C、4M、4K 現像装置
5 クリーニング装置
6 光書込ユニット(露光手段の一例)
7 転写ユニット
7a 中間転写ベルト
8 1次転写ローラ
9 ベルトクリーニング装置
10 2次転写ユニット
10a 2次転写ローラ
11 装置本体
13 定着ユニット(定着手段の一例)
14 定着ローラ
15 加圧ローラ
16 通常搬送路(搬送路の一例)
17a、17b 給紙カセット
22 レジストローラ対
27 両面搬送路(搬送路の一例)
30 定着出口センサ(ジャム発生位置検知手段の一例)
31 ジャム画像記録メモリ(ジャム画像記憶手段の一例)
32 操作・表示部
34 メモリ(画像記憶手段の一例)
35 制御部(制御手段の一例)
50 画像読取部
60 画像形成部(作像手段の一例)
70 給紙部
80 排紙部
90 給紙搬送部(搬送手段の一例)
P 用紙(シートの一例)
特開2006−154153号公報 特開2007−136675号公報

Claims (7)

  1. 画像情報に基づいてトナー像を像担持体に作像し、該像担持体上のトナー像を、吸湿性を備えたシートを含むシートに転写する作像手段と、
    搬送されてくるシートを加熱定着する定着手段と、
    前記作像手段から前記定着手段を経由して、再度、前記定着手段に至る搬送路にシートを搬送すべく設けられた搬送手段と、
    ジャム発生時の前記画像情報を記憶するジャム画像記憶手段と、
    前記ジャム画像記憶手段に同じ画像情報が連続して記憶された場合、その画像情報をジャム頻発画像情報として前記ジャム画像記憶手段に記憶させ、前記ジャムからの復帰後、前記ジャム頻発画像情報に基づいた画像をシートに形成する際には、トナー像未転写のシートを前記定着手段に少なくとも1回通し、その後に、前記ジャム頻発画像情報に基づいてトナー像を前記像担持体に作像し、該像担持体上のトナー像を、前記定着手段に通すことによって含水量が低下した前記トナー像未転写のシートに転写し、前記定着手段によって加熱定着するジャム回避モードを実行するよう、前記作像手段、前記搬送手段および前記定着手段の各動作を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記ジャムの発生位置を検知するジャム発生位置検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記ジャム発生位置検知手段により前記ジャムの発生位置が前記定着手段として検知されたとき、前記同じ画像情報を前記ジャム頻発画像情報として前記ジャム画像記憶手段に記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記トナー像未転写のシートを前記定着手段に通す回数が、1回であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記トナー像未転写のシートを前記定着手段に通す回数が、複数回であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    シートの第1面を反転する反転手段を有し、シートの両面への印刷が可能に構成されており、
    前記ジャム頻発画像情報がシートの第2面に対するものである場合、前記トナー像未転写のシートを前記定着手段に通す回数が、前記シートの第1面に対する前記トナー像未転写のシートを前記定着手段に通すときを含めて複数回であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし4の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記ジャム頻発画像情報を該当する印刷ジョブの指示の出力が終わるまで前記ジャム画像記憶手段に記憶させ、前記印刷ジョブの指示が複数の部数であった場合、1枚毎に前記ジャム回避モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  7. 画像情報に基づいてトナー像を像担持体に作像し、該像担持体上のトナー像を、吸湿性を備えたシートを含むシートに転写する作像手段と、搬送されてくるシートを加熱定着する定着手段と、前記作像手段から前記定着手段までを含みシートを搬送すべく設けられた搬送手段と、ジャム発生時の前記画像情報を記憶するジャム画像記憶手段とを有する画像形成装置を使用する画像形成方法であって、
    前記ジャム画像記憶手段に同じ画像情報が連続して記憶された場合、その画像情報をジャム頻発画像情報として前記ジャム画像記憶手段に記憶させ、前記ジャムからの復帰後、前記ジャム頻発画像情報に基づいた画像をシートに形成する際には、トナー像未転写のシートを前記定着手段に少なくとも1回通し、その後に、前記ジャム頻発画像情報に基づいてトナー像を前記像担持体に作像し、該像担持体上のトナー像を、前記定着手段に通すことによって含水量が低下した前記トナー像未転写のシートに転写し、前記定着手段によって加熱定着するジャム回避モードを実行することを特徴とする画像形成方法。
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