JP2014052398A - 光ファイバ基準位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光ファイバケーブル接続装置3を構成する位置認識手段13(光ファイバ基準位置検出装置)は、中心に形成されたコア部4aとクラッド部4bとからなる光ファイバ4の端面を撮像する第1カメラ21(撮像手段)と、光ファイバに照明光Lを照射する照明手段23と、上記撮像手段が撮像した画像から光ファイバの端面の基準位置を検出する画像処理手段24とを備えている。
上記照明手段は、上記照明光が外部からクラッド部の外周面より内部に入射し、かつ当該照明光が上記クラッド部とコア部との境界面およびクラッド部と外部との境界面の間で反射して、クラッド部の内部を導光されるような傾斜角度で当該照明光を照射する。
上記画像処理手段は、上記撮像手段が撮像した画像に基づき上記光ファイバの端面における基準位置を検出する。
【効果】 光ファイバの端面の基準位置を高精度かつ容易に検出できる。
【選択図】 図2
上記照明手段は、上記照明光が外部からクラッド部の外周面より内部に入射し、かつ当該照明光が上記クラッド部とコア部との境界面およびクラッド部と外部との境界面の間で反射して、クラッド部の内部を導光されるような傾斜角度で当該照明光を照射する。
上記画像処理手段は、上記撮像手段が撮像した画像に基づき上記光ファイバの端面における基準位置を検出する。
【効果】 光ファイバの端面の基準位置を高精度かつ容易に検出できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は光ファイバ基準位置検出装置に関し、詳しくは撮像手段が撮像した画像から光ファイバの端面の基準位置を検出する光ファイバ基準位置検出装置に関する。
光ファイバは中心に形成されたコア部と当該コア部を囲繞するクラッド部とから構成されており、この光ファイバの端面にコネクタ等のワークを接続する際には、光ファイバの端面の中心位置等の基準位置を検出する必要がある。
このような光ファイバの基準位置を検出する光ファイバ基準位置検出装置として、光ファイバの端面を撮像する撮像手段と、光ファイバに照明光を照射する照明手段と、上記撮像手段が撮像した画像から光ファイバの端面の基準位置を検出する画像処理手段とを備えたものが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1の光ファイバ基準位置検出装置は、照明光を撮像手段の撮像方向に重畳させて照射し、光ファイバの端面で反射した照明光を撮像手段によって撮像するようになっている。
特許文献2の光ファイバ基準位置検出装置は、光ファイバの他端部より照明光を入射させ、光ファイバを通過してその端面より出射した照明光を撮像手段によって撮像するようになっている。
このような光ファイバの基準位置を検出する光ファイバ基準位置検出装置として、光ファイバの端面を撮像する撮像手段と、光ファイバに照明光を照射する照明手段と、上記撮像手段が撮像した画像から光ファイバの端面の基準位置を検出する画像処理手段とを備えたものが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1の光ファイバ基準位置検出装置は、照明光を撮像手段の撮像方向に重畳させて照射し、光ファイバの端面で反射した照明光を撮像手段によって撮像するようになっている。
特許文献2の光ファイバ基準位置検出装置は、光ファイバの他端部より照明光を入射させ、光ファイバを通過してその端面より出射した照明光を撮像手段によって撮像するようになっている。
しかしながら特許文献1の場合、光ファイバの端面に割れや欠けがあると、光ファイバの端面で照明光が乱反射してしまい、撮像手段において端面の鮮明な画像を得ることができず、光ファイバの正確な基準位置を算出できないという問題がある。
また特許文献2の場合、光ファイバが長い場合には上記撮像手段と照明手段とを離隔させて配置しなければならず、また照明手段に光ファイバを位置決めして接続する必要があるなど、操作が煩雑であるという問題があった。
このような問題に鑑み、本発明は高精度かつ容易に光ファイバの端面の基準位置を検出することが可能な光ファイバ基準位置検出装置を提供するものである。
また特許文献2の場合、光ファイバが長い場合には上記撮像手段と照明手段とを離隔させて配置しなければならず、また照明手段に光ファイバを位置決めして接続する必要があるなど、操作が煩雑であるという問題があった。
このような問題に鑑み、本発明は高精度かつ容易に光ファイバの端面の基準位置を検出することが可能な光ファイバ基準位置検出装置を提供するものである。
すなわち請求項1にかかる光ファイバ基準位置検出装置は、中心に形成されたコア部と当該コア部を囲繞するクラッド部とからなる光ファイバの端面を撮像する撮像手段と、光ファイバに照明光を照射する照明手段と、上記撮像手段が撮像した画像から光ファイバの端面の基準位置を検出する画像処理手段とを備えた光ファイバ基準位置検出装置において、
上記照明手段は、上記照明光が外部からクラッド部の外周面より内部に入射し、かつ当該照明光が上記クラッド部とコア部との境界面およびクラッド部と外部との境界面の間で反射して、クラッド部の内部を導光されるような傾斜角度で当該照明光を照射し、
上記撮像手段は、上記クラッド部より照明光が出射した状態の光ファイバの端面を撮像し、上記画像処理手段は、上記撮像手段が撮像した画像に基づき上記光ファイバの端面における基準位置を検出することを特徴としている。
上記照明手段は、上記照明光が外部からクラッド部の外周面より内部に入射し、かつ当該照明光が上記クラッド部とコア部との境界面およびクラッド部と外部との境界面の間で反射して、クラッド部の内部を導光されるような傾斜角度で当該照明光を照射し、
上記撮像手段は、上記クラッド部より照明光が出射した状態の光ファイバの端面を撮像し、上記画像処理手段は、上記撮像手段が撮像した画像に基づき上記光ファイバの端面における基準位置を検出することを特徴としている。
上記発明によれば、上記照明手段の照明光は光ファイバのクラッド部を通過して当該光ファイバの端面より出射するため、特許文献1のように照明光が反射して端面の形状が不鮮明になるという問題がなく、安定した画像の取得が可能となっている。
また、上記照明光は光ファイバにおけるクラッド部の外周面より入射させるようになっているため、特許文献2のように光ファイバの他端部を照明手段に接続する必要はなく、また光ファイバの長さにかかわらず照明光を照射することが可能となっている。
また、上記照明光は光ファイバにおけるクラッド部の外周面より入射させるようになっているため、特許文献2のように光ファイバの他端部を照明手段に接続する必要はなく、また光ファイバの長さにかかわらず照明光を照射することが可能となっている。
以下図示実施例について説明すると、図1は光ファイバケーブル1にコネクタやフェルール等のワーク2を接続する光ファイバケーブル接続装置3の側面図を示している。
上記光ファイバケーブル1は、図2に示すように軸方向に直交する方向に整列した2本の光ファイバ4と、これら2本の光ファイバ4を一体的に被覆する被覆材料5とから構成されている。
上記光ファイバ4は、中心に形成された断面円形のコア部4aと、当該コア部4aを囲繞する断面リング状のクラッド部4bとから構成され、従来公知のようにこれらコア部4aおよびクラッド部4bはそれぞれ光を透過させるとともに異なる屈折率を有した素材からなっている。
上記ワーク2には被覆材料5より露出した光ファイバ2が接続されるようになっており、その際光ファイバ2の端面の中心位置をワーク2における所要の接続位置に当接させ、これらを接着剤等で固定するようになっている。
上記光ファイバケーブル1は、図2に示すように軸方向に直交する方向に整列した2本の光ファイバ4と、これら2本の光ファイバ4を一体的に被覆する被覆材料5とから構成されている。
上記光ファイバ4は、中心に形成された断面円形のコア部4aと、当該コア部4aを囲繞する断面リング状のクラッド部4bとから構成され、従来公知のようにこれらコア部4aおよびクラッド部4bはそれぞれ光を透過させるとともに異なる屈折率を有した素材からなっている。
上記ワーク2には被覆材料5より露出した光ファイバ2が接続されるようになっており、その際光ファイバ2の端面の中心位置をワーク2における所要の接続位置に当接させ、これらを接着剤等で固定するようになっている。
上記光ファイバケーブル接続装置3は、光ファイバケーブル1を保持するケーブル保持手段11と、ワーク2を保持するワーク保持手段12と、上記光ファイバケーブル1における光ファイバ4の端面および上記ワーク2の位置を認識する位置認識手段13と、上記光ファイバケーブル1とワーク2とを接続する接続手段14とを備えている。
上記ケーブル保持手段11は図示しない搬送手段によって図示しない被覆除去装置から供給された光ファイバケーブル1を保持するようになっており、光ファイバケーブル1の先端部近傍の被覆材料5を保持して、露出した光ファイバ4の先端が下方を向くようにしている。
上記ワーク保持手段12は、上記ワーク2を保持するチャック15と、当該チャック15を水平方向および垂直方向に移動させるX−Y−Z−θテーブル16とから構成されており、上記X−Y−Z−θテーブル16によってチャック15に保持されたワーク2を光ファイバ4の端面に当接あるいは近接するように移動させる。
上記ケーブル保持手段11は図示しない搬送手段によって図示しない被覆除去装置から供給された光ファイバケーブル1を保持するようになっており、光ファイバケーブル1の先端部近傍の被覆材料5を保持して、露出した光ファイバ4の先端が下方を向くようにしている。
上記ワーク保持手段12は、上記ワーク2を保持するチャック15と、当該チャック15を水平方向および垂直方向に移動させるX−Y−Z−θテーブル16とから構成されており、上記X−Y−Z−θテーブル16によってチャック15に保持されたワーク2を光ファイバ4の端面に当接あるいは近接するように移動させる。
上記位置認識手段13は、光ファイバ4の端面およびワーク2を撮像する撮像手段としての第1カメラ21および第2カメラ22と、光ファイバケーブル1に照明光Lを照射する照明手段23と、上記第1、第2カメラ21、22が撮像した画像から光ファイバ4の端面の基準位置およびワーク2における光ファイバ4の接続位置を検出する画像処理手段24とを備えており、本発明にかかる光ファイバ基準位置検出装置を包含するものとなっている。
上記第1、第2カメラ21、22はステー25に一体的に固定されるとともに図示しない移動手段によって移動し、当該移動手段によって上記光ファイバケーブル1とワーク2との間に位置すると、第1カメラ21は上方の光ファイバ4を撮像し、第2カメラ22は下方のワーク2を撮像するようになっている。
上記第1、第2カメラ21、22はステー25に一体的に固定されるとともに図示しない移動手段によって移動し、当該移動手段によって上記光ファイバケーブル1とワーク2との間に位置すると、第1カメラ21は上方の光ファイバ4を撮像し、第2カメラ22は下方のワーク2を撮像するようになっている。
上記照明手段23は、上記ケーブル保持手段11に保持された光ファイバケーブル1の側方に設けられており、照明光Lを照射する光源26と、上記照明光Lを集光する集光レンズ27とを備えている。
上記光源26は例えば白色のLED光を略水平方向に照射し、上記集光レンズ27は上記光源26が照射した照明光Lを直線状にして、図2に示すように光ファイバケーブル1の被覆材料5より露出している光ファイバ4に対して斜め上方から照射するようになっている。
具体的に説明すると、上記集光レンズ27には例えばシリンドリカルレンズを用いることが可能となっており、上記光源26が照射した照明光Lを光ファイバ4の整列方向と平行な直線状の光へと屈折させるようになっている。
このように照明光Lを直線状として光ファイバ4に照射することで、照明光Lが拡散して上記第1カメラ21に入射してしまうことを防止し、より高精度に光ファイバ4の端面の基準位置を認識することが可能となる。
また、上記照明光Lの傾斜角度は、上記クラッド部4bおよびコア部4aの屈折率によって設定され、上記照明光Lが外部から上記クラッド部4bの外周面(クラッド部4bと外部との境界面)よりクラッド部4bの内部に入射し、かつ入射した照明光Lが上記コア部4aの表面(クラッド部4bとコア部4aとの境界面)で反射して、コア部4bには入射しないような角度に設定されている。
このようにして上記光ファイバ4の外部からクラッド部4bの内部に入射した照明光Lは、コア部4aの表面とクラッド部4bの外周面との間で反射を繰り返して、光ファイバ4の端面からはリング状の光となって出射する。
上記第1カメラ21は、このクラッド部4bより照明光Lが出射した状態の光ファイバ4の端面を撮像し、その画像を上記画像処理手段24へと送信する。
上記光源26は例えば白色のLED光を略水平方向に照射し、上記集光レンズ27は上記光源26が照射した照明光Lを直線状にして、図2に示すように光ファイバケーブル1の被覆材料5より露出している光ファイバ4に対して斜め上方から照射するようになっている。
具体的に説明すると、上記集光レンズ27には例えばシリンドリカルレンズを用いることが可能となっており、上記光源26が照射した照明光Lを光ファイバ4の整列方向と平行な直線状の光へと屈折させるようになっている。
このように照明光Lを直線状として光ファイバ4に照射することで、照明光Lが拡散して上記第1カメラ21に入射してしまうことを防止し、より高精度に光ファイバ4の端面の基準位置を認識することが可能となる。
また、上記照明光Lの傾斜角度は、上記クラッド部4bおよびコア部4aの屈折率によって設定され、上記照明光Lが外部から上記クラッド部4bの外周面(クラッド部4bと外部との境界面)よりクラッド部4bの内部に入射し、かつ入射した照明光Lが上記コア部4aの表面(クラッド部4bとコア部4aとの境界面)で反射して、コア部4bには入射しないような角度に設定されている。
このようにして上記光ファイバ4の外部からクラッド部4bの内部に入射した照明光Lは、コア部4aの表面とクラッド部4bの外周面との間で反射を繰り返して、光ファイバ4の端面からはリング状の光となって出射する。
上記第1カメラ21は、このクラッド部4bより照明光Lが出射した状態の光ファイバ4の端面を撮像し、その画像を上記画像処理手段24へと送信する。
上記画像処理手段24は、上記第1、第2カメラ21、22が撮像した画像を画像処理して、光ファイバ4の端面の基準位置および上記ワーク2における光ファイバ4の接続位置とを検出するものとなっている。なお上記第2カメラ22が撮像したワーク2の画像から、光ファイバ4の接続位置を認識することについては、従来公知であるため詳細な説明を省略する。
図3は上記第1カメラ21が撮像した光ファイバケーブル1の端面の画像を示した図となっており、撮像された画像には光ファイバケーブル1における光ファイバ4および被覆材料5が現れており、これらは所定のしきい値によって2値化され、白黒の画像となって表示されている。
本実施例では、上述したように上記光ファイバ4の端面からはクラッド部4bからリング状の照明光Lが出射するため、第1カメラ21が撮像した画像は、クラッド部4bから出射した照明光Lを示す白色の画素からなるリング状の部分と、当該リング状の部分の外側および内側に位置するコア部4aおよび被覆材料5を示す黒色の画素となって表示される。
このようにしてクラッド部4bを示すリング状の画像が得られると、画像処理手段24は当該リング状の部分における外周側の円と内周側の円を認識し、さらに従来公知の方法でこれらの円の中心位置を算出して、これを光ファイバ4の端面の基準位置として認識する。
このように、リング状の画像の外周側および内周側の円の中心位置を認識することにより、光ファイバ4の外周側の円、すなわちクラッド部4bの外周側の円の中心位置だけを認識する場合に比べて、より高精度に光ファイバ4の端面の中心位置を認識することが可能となっている。
仮に、算出した円の中心位置に誤差が生じた場合には、例えばこれらの中央の位置を光ファイバ4の端面の中心位置として認識することができる。
このようにして上記画像処理手段24が光ファイバ4の端面の基準位置およびワーク2における光ファイバ4の接続位置を検出すると、上記第1、第2カメラ21、22は光ファイバケーブル1とワーク2との間から退避する。
すると、この光ファイバ4の端面の基準位置に基づいて、上記ワーク保持手段12のX−Y−Z−θテーブル16がワーク2を水平方向に移動させるとともに上昇および回転させ、光ファイバ4の端面にワーク2の接続位置を当接させる。
図3は上記第1カメラ21が撮像した光ファイバケーブル1の端面の画像を示した図となっており、撮像された画像には光ファイバケーブル1における光ファイバ4および被覆材料5が現れており、これらは所定のしきい値によって2値化され、白黒の画像となって表示されている。
本実施例では、上述したように上記光ファイバ4の端面からはクラッド部4bからリング状の照明光Lが出射するため、第1カメラ21が撮像した画像は、クラッド部4bから出射した照明光Lを示す白色の画素からなるリング状の部分と、当該リング状の部分の外側および内側に位置するコア部4aおよび被覆材料5を示す黒色の画素となって表示される。
このようにしてクラッド部4bを示すリング状の画像が得られると、画像処理手段24は当該リング状の部分における外周側の円と内周側の円を認識し、さらに従来公知の方法でこれらの円の中心位置を算出して、これを光ファイバ4の端面の基準位置として認識する。
このように、リング状の画像の外周側および内周側の円の中心位置を認識することにより、光ファイバ4の外周側の円、すなわちクラッド部4bの外周側の円の中心位置だけを認識する場合に比べて、より高精度に光ファイバ4の端面の中心位置を認識することが可能となっている。
仮に、算出した円の中心位置に誤差が生じた場合には、例えばこれらの中央の位置を光ファイバ4の端面の中心位置として認識することができる。
このようにして上記画像処理手段24が光ファイバ4の端面の基準位置およびワーク2における光ファイバ4の接続位置を検出すると、上記第1、第2カメラ21、22は光ファイバケーブル1とワーク2との間から退避する。
すると、この光ファイバ4の端面の基準位置に基づいて、上記ワーク保持手段12のX−Y−Z−θテーブル16がワーク2を水平方向に移動させるとともに上昇および回転させ、光ファイバ4の端面にワーク2の接続位置を当接させる。
上記接続手段14は、上記光ファイバケーブル1の端部近傍に設けられて接着剤を収容した接着剤供給手段28と、当該接着剤供給手段を移動させる移動手段29とから構成されている。
上記ワーク保持手段12によって光ファイバ4の端面にワーク2が当接すると、上記移動手段29によって接着剤供給手段28が移動し、上記光ファイバ4とワーク2とが当接あるいは近接した部分に接着剤を供給する。
上記接着剤が光硬化性接着剤の場合、接着剤供給手段28に隣接して設けた図示しない照明手段が所要の光を照射し、上記接着剤を硬化させるようになっている。
上記ワーク保持手段12によって光ファイバ4の端面にワーク2が当接すると、上記移動手段29によって接着剤供給手段28が移動し、上記光ファイバ4とワーク2とが当接あるいは近接した部分に接着剤を供給する。
上記接着剤が光硬化性接着剤の場合、接着剤供給手段28に隣接して設けた図示しない照明手段が所要の光を照射し、上記接着剤を硬化させるようになっている。
上記実施例における光ファイバケーブル接続装置3によれば、上記位置認識手段13において上記光ファイバ4の端面の基準位置を高精度に認識することが可能となっている。
すなわち、照明手段23が照射した照明光Lは、光ファイバ4の外周面からクラッド部4bの内部に入射し、その後コア部4aの外周とクラッド部の外周面との間を反射することで、光ファイバ4の端面からはリング状の光となって出射するようになっている。
その結果、上記画像処理手段は撮像手段としての第1カメラ21が撮像した上記リング状の光の画像から、外周側の円と内周側の円のそれぞれの中心位置を算出することができ、この2つの中心位置に基づいて正確に光ファイバ4の端面の基準位置を認識することが可能となっている。
また、照明手段23が直線状の照明光を照射することにより、軸方向に対して直交する方向に整列した複数の光ファイバ4であっても、これらの基準位置を認識することが可能となっている。
すなわち、照明手段23が照射した照明光Lは、光ファイバ4の外周面からクラッド部4bの内部に入射し、その後コア部4aの外周とクラッド部の外周面との間を反射することで、光ファイバ4の端面からはリング状の光となって出射するようになっている。
その結果、上記画像処理手段は撮像手段としての第1カメラ21が撮像した上記リング状の光の画像から、外周側の円と内周側の円のそれぞれの中心位置を算出することができ、この2つの中心位置に基づいて正確に光ファイバ4の端面の基準位置を認識することが可能となっている。
また、照明手段23が直線状の照明光を照射することにより、軸方向に対して直交する方向に整列した複数の光ファイバ4であっても、これらの基準位置を認識することが可能となっている。
なお、上記実施例では被覆材料5より露出した光ファイバ4の外部より照明光Lを照射するようになっているが、被覆材料5の素材や厚さ等に応じて、被覆材料5の外部より照明光Lを照射して、照明光Lが被覆材料5を透過して上記クラッド部4bに入射するようにしてもよい。
これにより、被覆材料5から露出する光ファイバ4の長さが短い場合であっても、被覆材料5に照明光Lを照射することで光ファイバ4に入射させることができるため、照明手段23の配置を容易に行うことができる。
また上記実施例では、上記画像処理手段24はクラッド部4bより出射したリング状の光の外周側の円および内周側の円のそれぞれの中心位置を算出しているが、より中心位置に近い内周側の円の中心位置だけを算出して、これを光ファイバ4の端面の基準位置として検出するようにしてもよい。
さらには、撮像されたリング状の光の外周側の円や内周側の円における所要の円上の点を基準位置として検出することも可能であり、ワーク2との位置決めに用いることが可能な位置であれば、任意の位置を基準位置として採用することが可能である。
これにより、被覆材料5から露出する光ファイバ4の長さが短い場合であっても、被覆材料5に照明光Lを照射することで光ファイバ4に入射させることができるため、照明手段23の配置を容易に行うことができる。
また上記実施例では、上記画像処理手段24はクラッド部4bより出射したリング状の光の外周側の円および内周側の円のそれぞれの中心位置を算出しているが、より中心位置に近い内周側の円の中心位置だけを算出して、これを光ファイバ4の端面の基準位置として検出するようにしてもよい。
さらには、撮像されたリング状の光の外周側の円や内周側の円における所要の円上の点を基準位置として検出することも可能であり、ワーク2との位置決めに用いることが可能な位置であれば、任意の位置を基準位置として採用することが可能である。
1 光ファイバケーブル 2 ワーク
3 光ファイバケーブル接続装置 4 光ファイバ
4a コア部 4b クラッド部
13 位置認識手段(光ファイバ基準位置検出装置)
21 第1カメラ 23 照明手段
24 画像処理手段 L 照明光
3 光ファイバケーブル接続装置 4 光ファイバ
4a コア部 4b クラッド部
13 位置認識手段(光ファイバ基準位置検出装置)
21 第1カメラ 23 照明手段
24 画像処理手段 L 照明光
Claims (3)
- 中心に形成されたコア部と当該コア部を囲繞するクラッド部とからなる光ファイバの端面を撮像する撮像手段と、光ファイバに照明光を照射する照明手段と、上記撮像手段が撮像した画像から光ファイバの端面の基準位置を検出する画像処理手段とを備えた光ファイバ基準位置検出装置において、
上記照明手段は、上記照明光が外部からクラッド部の外周面より内部に入射し、かつ当該照明光が上記クラッド部とコア部との境界面およびクラッド部と外部との境界面の間で反射して、クラッド部の内部を導光されるような傾斜角度で当該照明光を照射し、
上記撮像手段は、上記クラッド部より照明光が出射した状態の光ファイバの端面を撮像し、上記画像処理手段は、上記撮像手段が撮像した画像に基づき上記光ファイバの端面における基準位置を検出することを特徴とする光ファイバ基準位置検出装置。 - 上記光ファイバは軸方向に直交する方向に一方向に並べられ、かつ被覆材料によって一体的に被覆された光ファイバケーブルを構成し、
上記照明手段は、照明光を照射する光源と、当該光源と光ファイバとの間に設けた光学レンズとから構成され、
上記光学レンズは、上記光源が照射した照明光を光ファイバの整列方向に沿って直線状に集光し、当該直線状の照明光を整列した複数の光ファイバの外周面に照射させることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ基準位置検出装置。 - 上記照明手段は、上記光ファイバを被覆する被覆材料の外部より照明光を照射して、照明光が被覆材料を透過して上記クラッド部に入射するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の光ファイバ基準位置検出装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112161992A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-01 | 中国建筑材料科学研究总院有限公司 | 一种实时检测光纤排列结构的装置及方法 |
-
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112161992A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-01 | 中国建筑材料科学研究总院有限公司 | 一种实时检测光纤排列结构的装置及方法 |
CN112161992B (zh) * | 2020-09-30 | 2023-12-22 | 中国建筑材料科学研究总院有限公司 | 一种实时检测光纤排列结构的装置及方法 |
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