JP2014050556A - 乾燥機 - Google Patents

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晴志 沼田
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Abstract

【課題】分けられた被乾燥物の乾燥を順番に仕上げること。
【解決手段】乾燥機1は、空気を加熱する加熱手段16と、加熱された空気を略中空円柱の周面に沿って導く流路10と、被乾燥物を収容し、かつ通風性を有する複数の容器21〜24と、流路10において加熱空気の下流から上流へ向かうように、複数の容器21〜24の位置をそれぞれ中空円柱の軸18の周りに間欠移動させる移動手段18,50と、流路10に設けられ、複数の容器21〜24のうち所定の位置にある容器に対して被乾燥物の出し入れを行うための開口部17と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、乾燥機に関する。
病院や介護施設などで洗濯物を乾燥させる際に、個人の洗濯物が混ざらないように乾燥させる私物用乾燥機が知られている(特許文献1参照)。従来技術は、通気性の周壁を備えたバスケットの内部を複数の小室に分け、それぞれの小室に個人ごとの洗濯物を入れて乾燥させる。
特開2002−45596号公報
従来技術のものは、全ての小室における乾燥が同時に仕上がる。作業者は、乾燥工程が終了すると各小室から洗濯物を取り出し、新たな洗濯物を各小室へ入れて次の乾燥工程を開始させる。ここで、乾燥後の洗濯物を取り出してたたむまでに時間がかかると、乾燥した洗濯物に皺が生じてしまう。一方で、洗濯物をたたむ作業を優先すると、次の乾燥工程の開始が遅れてしまう。このように、全小室の乾燥が一度に終了すると、使い勝手がよくないという問題があった。
(1)請求項1の発明による乾燥機は、空気を加熱する加熱手段と、加熱された空気を略中空円柱の周面に沿って導く流路と、被乾燥物を収容し、かつ通風性を有する複数の容器と、流路において加熱空気の下流から上流へ向かうように、複数の容器の位置をそれぞれ中空円柱の軸の周りに間欠移動させる移動手段と、流路に設けられ、複数の容器のうち所定の位置にある容器に対して被乾燥物の出し入れを行うための開口部と、を備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明による乾燥機は、空気を加熱する加熱手段と、加熱された空気の流路と、被乾燥物を収容し、かつ通風性を有する複数の容器と、流路において加熱空気の下流から上流へ向かって複数の容器の位置をそれぞれ間欠移動させるとともに、最も上流の位置にある容器を最も下流の位置へ移動させる移動手段と、流路に設けられ、複数の容器のうち所定の位置にある容器に対して被乾燥物の出し入れを行うための開口部と、を備えることを特徴とする。
本発明による乾燥機では、複数の被乾燥物が順番に仕上がる。
本発明の第一の実施形態による洗濯物乾燥機を正面から見た図である。 洗濯物乾燥機内の乾燥用内胴を透視する図である。 乾燥用空気の導風部材を説明する図である。 図4(a)は、図4(b)の洗濯物乾燥機におけるE−E’断面図である。図4(b)は、背面側の移動機構を表す図である。 洗濯物乾燥機による乾燥手順を説明するフローチャートである。 内胴ごとの処理の流れを説明する図である。 第二の実施形態による洗濯物乾燥機の外胴内を説明する図である。 冷却時の外胴内を説明する図である。 変形例による洗濯物乾燥機の外胴内を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態による洗濯物乾燥機1を正面から見た図である。洗濯物乾燥機1は、個人ごとの洗濯物の乾燥が所定時間間隔で仕上げる点に特徴を有する。図1において、洗濯物乾燥機1は、外装2と、モータ11と、ファン12と、排気口13と、リントボックス14と、吸気口15と、ヒータ16と、扉17と、水平軸18とを備える。
モータ11がファン12を駆動すると、吸気口15から外部の空気が取り込まれる。取り込まれた空気は、ヒータ16で加熱された後、乾燥用空気として外装2内の外胴10(図2)へ送られる。乾燥用空気は、外胴10内で洗濯物を乾燥させた後、リントボックス14を介して排気口13から外部へ排出される。扉17は、洗濯物の投入/取り出し用開口の蓋である。
<乾燥用空気の流れ>
外胴10内の乾燥用空気の流れを説明する。図2は、洗濯物乾燥機1内の外胴10および乾燥用内胴21〜24を透視する図である。洗濯物乾燥機1は、中空円柱状の外胴10の内部に、複数個(本実施形態では4つ)の乾燥用内胴21〜24を有する。
外胴10は、例えばSS材(鉄)などで構成される。外胴10は、高温の乾燥用空気を外部へ漏らさないように、乾燥用空気の流路を形成する。内胴21〜24はそれぞれ、洗濯、脱水後の洗濯物を入れる中空円柱状のバスケットである。各内胴21〜24に個人の洗濯物が分け入れられる。内胴21〜24は、例えばステンレス材によって構成され、各内胴の周面は、通風性を備えるように多数のパンチング穴が設けられている。外胴10内に送り込まれた乾燥用空気は、各内胴の周面に設けられたパンチング穴を通して、内胴24→内胴23→内胴22→内胴21の順に、各内胴を略直径方向に貫通するように流れ、排気口13から排出される。
内胴21〜24は、それぞれが水平軸21P〜24Pの回りに回転するように構成されている。また、各内胴の周壁の内面には、それぞれ水平軸21P〜24Pと平行に伸びた複数の桟(凸部)Bが周方向に等間隔に設けられている。内胴21〜24内の洗濯物は、内胴21〜24が回転すると凸部Bにより掻き上げられて内胴内を落下する。洗濯物は、この落下中に内胴21〜24を貫通する乾燥用空気に晒される。
洗濯物の乾燥過程においては、繊維屑等のリントが発生する。上述したリントボックス14は、内部に金網等のリントフィルタ14aを有し、乾燥用空気を排気口13から排出する前にリントを回収する。
<導風部材>
図3は、外胴10内における乾燥用空気の導風部材を説明する図である。外胴10内で乾燥用空気を内胴24→内胴23→内胴22→内胴21へ流すため、洗濯物乾燥機1は、以下の導風部材を備える、導風部材は、可動仕切り板39と、内胴間仕切り板35〜38と、シール部材31a,31bと、シール部材32a,32bと、シール部材33a,33bと、シール部材34a、34bとで構成される。
内胴間仕切り板35は、内胴21と内胴24との間に設けられ、外胴10内を水平軸18から径方向(図3上向き)に所定の長さ(例えば、外胴10の半径の約40パーセント)だけ仕切る。
内胴間仕切り板36は、内胴22と内胴21との間に設けられ、外胴10内を水平軸18から径方向(図3左向き)に所定の長さ(例えば、外胴10の半径の約40パーセント)だけ仕切る。
内胴間仕切り板37は、内胴23と内胴22との間に設けられ、外胴10内を水平軸18から径方向(図3下向き)に所定の長さ(例えば、外胴10の半径の約40パーセント)だけ仕切る。
内胴間仕切り板38は、内胴24と内胴23との間に設けられ、外胴10内を水平軸18から径方向(図3右向き)に所定の長さ(例えば、外胴10の半径の約40パーセント)だけ仕切る。
可動仕切り板39は、外胴10の上部に設けられ、例えば上記内胴間仕切り板35に当接する第1位置と、外胴10の外部へ引き出された第2位置(二点鎖線で表示)との間を、不図示の駆動機構によって進退可能に構成される。可動仕切り板39が外胴10内の上記第1位置まで挿入されることによって上記内胴間仕切り板35に当接すると、外胴10内で水平軸18より上の空間が左右に仕切られる。これにより、外胴10内に送り込まれた乾燥用空気は、内胴24→内胴23→内胴22→内胴21の順に、各内胴を略直径の方向に貫通するように流れる。
上述したように、内胴間に内胴間仕切り板36、37、38を設けることにより、外胴10の水平軸18側において半径の約40パーセントを塞いだので、乾燥用空気は外胴10の周面(中空円柱の内周面)に沿って流れる。
ここで、外胴10の周面と、内胴21〜24の外側との間の隙間に流れる乾燥用空気を抑えるため、外胴10の周面の4箇所において、それぞれ内胴に向かって延設したシール材31a〜34aを設ける。同様に、外胴10の水平軸18側と、内胴21〜24との間の隙間に流れる乾燥用空気を抑えるため、水平軸18を覆う円筒部材19の外周面の4箇所において、それぞれ内胴に向かって延設したシール材31b〜34bを設ける。
<内胴21〜24の移動機構>
本実施形態はさらに、内胴21〜24を一体として移動可能に構成する。本実施形態は、内胴を4つ有するので、4回に分けて行う移動で1周するように、内胴21〜24を一体として水平軸18の回りに90度ずつ回動させる、例えば、可動仕切り板39を外胴10の外部へ退避(図3の二点鎖線)した状態で、内胴21〜24を図3の反時計回りに90度回動すると、回動前に吸気口15の下に位置する内胴24が、回動後にリントボックス14の下部へ移動する。本実施形態では、扉17の位置をリントボックス14の下部へ移動した内胴の位置(詳しくは、内胴を構成する中空円柱の上面に設けられている円形開口の位置)に合わせてあるので、リントボックス14の下部へ移動した内胴に対して、扉17を開いて洗濯物の投入および取り出しを行う。
図4は、内胴21〜24を一体移動するとともに、各内胴21〜24を回転させるための要部構成を説明する図である。図4(a)は、図4(b)の洗濯物乾燥機1におけるE−E’断面図であり、図4(b)は、洗濯物乾燥機1の背面側の移動機構を表す図である。図4(a)において外胴10の水平軸18方向の長さは、外胴10を構成する中空円柱の高さに相当する。内胴21〜24を構成する中空円柱の高さは、外胴10の高さと略等しい(略内接する)。
円板50は、水平軸18の周りに回動可能に設けられる。内胴21〜24は、円板50上の4点において、それぞれ水平軸21P〜24Pを中心に回転可能に設けられる。ここで、水平軸18は、外胴10を構成する中空円柱の中心軸に相当する。円板50が図示しない駆動モータによって水平軸18の周りに90度ずつ間欠的に回動されると、内胴21〜24が一体として、内胴21→内胴22→内胴23→内胴24→内胴21…の位置へ移動する。
外胴10は、円板50と重なる部分に円形開口を有し、この円形開口を塞ぐように円板50が設けられている。円板50の周部分には、外胴10の円形開口との合わせ目から乾燥用空気が漏れないように、環状のシール材Pが設けられている。すなわち、円板50が回動する際、シール材Pは円板50の円形開口の縁を摺動する。
図4(b)において、水平軸21P〜24Pには、洗濯物乾燥機1の背面側からそれぞれプーリー51〜54が固定される。プーリー51〜54は、駆動モータ55によって駆動される。駆動モータ55の動力を水平軸21P〜24Pに伝えるために、プーリー51〜54と駆動モータ55との間にベルト58が張設される。ベルト58の張力は、張力調節機構56および57によって調節される。駆動モータ55を回転させることにより、内胴21〜24がそれぞれ水平軸21P〜24Pの回りに回転する。駆動モータ55は正逆回転機能を備えており、内胴21〜24の回転方向は、適宜切り替え可能である。
内胴21〜24の回転速度は、洗濯物の種類、量、乾燥時間の経過などに応じて最適な乾燥が行われるように制御する。
<乾燥工程の説明>
洗濯物乾燥機1は、内胴21〜24を外胴10内で4回に分けて移動させ、外胴10内の異なる4つの位置で順番に乾燥用空気に晒しながら、一連の乾燥を行う。以上説明した洗濯物乾燥機1による乾燥手順について、図5に例示するフローチャートを参照して説明する。便宜上、内胴の4つの位置を以下のように呼ぶことにする。すなわち、図1においてリントボックスの14の下の位置を第1乾燥位置、第1乾燥位置の下を第2乾燥位置、吸気口15の下の位置を第4乾燥位置、第4乾燥位置の下(すなわち第2乾燥位置の右)を第3乾燥位置と呼ぶ。
図5のステップS11において、洗濯物乾燥機1は、第1乾燥位置にある内胴に洗濯物が投入されると、扉17をロックする。ステップS12において、洗濯物乾燥機1は、第1乾燥位置で上記駆動モータ55を回転(すなわち内胴21〜24を回転)させながら乾燥処理1を行ってステップS13へ進む。乾燥処理1は、冷風ダンパー41を閉じた状態で行う。冷風ダンパー41は、後述する冷却時に開き、通常は閉じておく。ステップS13において、洗濯物乾燥機1は、上記駆動モータ55を停止(すなわち内胴21〜24の回転を停止)後、可動仕切り板39を外胴10の外へ退避させてステップS14へ進む。ステップS14において、洗濯物乾燥機1は、円板50を水平軸18の周りに90度回動させてステップS15へ進む。これにより、第1乾燥位置の内胴が第2乾燥位置へ移動する。ステップS15において、洗濯物乾燥機1は、可動仕切り板39を外胴10の中へ挿入してステップS16へ進む。
ステップS16において、洗濯物乾燥機1は、第2乾燥位置で上記駆動モータ55を回転(すなわち内胴21〜24を回転)させながら乾燥処理2を行ってステップS17へ進む。ステップS17において、洗濯物乾燥機1は、上記駆動モータ55を停止(すなわち内胴21〜24の回転を停止)後、可動仕切り板39を外胴10の外へ退避させてステップS18へ進む。ステップS18において、洗濯物乾燥機1は、円板50を水平軸18の周りに90度回動させてステップS19へ進む。これにより、第2乾燥位置の内胴が第3乾燥位置へ移動する。ステップS19において、洗濯物乾燥機1は、可動仕切り板39を外胴10の中へ挿入してステップS20へ進む。
ステップS20において、洗濯物乾燥機1は、第3乾燥位置で上記駆動モータ55を回転(すなわち内胴21〜24を回転)させながら乾燥処理3を行ってステップS21へ進む。ステップS21において、洗濯物乾燥機1は、上記駆動モータ55を停止(すなわち内胴21〜24の回転を停止)後、可動仕切り板39を外胴10の外へ退避させてステップS22へ進む。ステップS22において、洗濯物乾燥機1は、円板50を水平軸18の周りに90度回動させてステップS23へ進む。これにより、第3乾燥位置の内胴が第4乾燥位置へ移動する。ステップS23において、洗濯物乾燥機1は、可動仕切り板39を外胴10の中へ挿入してステップS24へ進む。
ステップS24において、洗濯物乾燥機1は、第4乾燥位置で上記駆動モータ55を回転(すなわち内胴21〜24を回転)させながら乾燥処理4を行ってステップS25へ進む。ステップS25において、洗濯物乾燥機1は、上記駆動モータ55を停止(すなわち内胴21〜24の回転を停止)後、可動仕切り板39を外胴10の外へ退避させてステップS26へ進む。ステップS26において、洗濯物乾燥機1は、円板50を水平軸18の周りに90度回動させてステップS27へ進む。これにより、第4乾燥位置の内胴が第1乾燥位置へ移動する。ステップS27において、洗濯物乾燥機1は、可動仕切り板39を外胴10の中へ挿入してステップS28へ進む。
ステップS28において、洗濯物乾燥機1は、第1乾燥位置で上記駆動モータ55を回転(すなわち内胴21〜24を回転)させながら冷却処理を行ってステップS29へ進む。洗濯物乾燥機1は、冷却処理時に冷風ダンパー41を開いて外部の空気を第1乾燥位置にある内胴へ取り入れる。これにより、第1乾燥位置にある内胴内の洗濯物の温度が、洗濯物の取り出しに適した温度まで下がる。冷風ダンパー41が開いている場合、吸気口13から取り込まれる空気が減少するので、外胴10内を流れる乾燥用空気が減少する。洗濯物乾燥機1は、温度センサー40により検出される温度に応じてヒータ16に供給する蒸気をコントロールし、乾燥用空気の温度を略一定に制御する。
ステップS29において、洗濯物乾燥機1は、上記駆動モータ55を停止(すなわち内胴21〜24の回転を停止)して扉17のロックを解除する。洗濯物乾燥機1は、第1乾燥位置にある内胴から洗濯物が取り出されるとステップS30へ進む。ステップS30において、洗濯物乾燥機1は終了判定を行う。洗濯物乾燥機1は、乾燥工程を継続する場合はステップS30を否定判定してステップS11へ戻り、上述した処理を繰り返す。洗濯物乾燥機1は、乾燥工程を終了する場合はステップS30を肯定判定して図5による処理を終了する。
上述したフローチャートは、洗濯物が投入されている1つの内胴に着目し、この内胴に対する一連の乾燥工程の流れを説明したものである。実際には、他の3つ内胴にも洗濯物が存在する場合は、他の乾燥位置においてもそれぞれ並行して乾燥が行われる。図6は、内胴ごとの処理の流れを説明する図である。
例えば、一連の乾燥工程を20分かけて行うと仮定すると、内胴が1つの乾燥位置に留まる時間は20/4=約5分である。この場合、第1乾燥位置にある内胴は、5分の間に冷却処理、取り出し/投入、および乾燥処理1を行う。一方、第2乾燥位置〜第4乾燥位置にある内胴は、5分の間にそれぞれ乾燥処理2〜乾燥処理4を行う。
すなわち、第1乾燥位置にある内胴が1分間冷却処理する間に、第2乾燥位置〜第4乾燥位置にある内胴がそれぞれ1分間の前乾燥処理を行う。この間、駆動モータ55を回転させて、内胴21〜24をそれぞれ所定の速度で回転させる。各内胴の回転方向は、1方向でもよいし、30秒ごとに反転させてもよい。
冷却処理後の約20秒の間に、第1乾燥位置にある内胴から仕上がった洗濯物が取り出され、代わりに新たな洗濯物が投入される。この間、第2乾燥位置〜第4乾燥位置にある内胴は回転休止であるものの、乾燥処理時に比べて少ない流量の乾燥用空気が第4乾燥位置→第3乾燥位置→第2乾燥位置→第1乾燥位置の順に流れる。この後、3分30秒の間に、第1乾燥位置〜第4乾燥位置にある内胴がそれぞれ乾燥処理を行う。すなわち、第1乾燥位置にある内胴は3分30秒の乾燥処理1を行い、第2乾燥位置〜第4乾燥位置にある内胴がそれぞれ3分30秒の後乾燥処理を行う。この間、駆動モータ55を回転させて、内胴21〜24をそれぞれ所定の速度で回転させる。回転方向は、1方向でもよいし、30秒ごとに反転させてもよい。
以上説明した洗濯物乾燥機1によれば、5分ごとに1個人の洗濯物の乾燥が仕上がるので、作業者は、5分に1回の割合で乾燥済みの洗濯物を取り出し、新たな洗濯物を投入した上で乾燥処理を開始させる。そして、次の洗濯物の乾燥が仕上がるまでの間に、取り出した洗濯物をたたむ。
なお、洗濯物乾燥機1は、冷風ダンパー41の開量を、洗濯物の種類、量、外部空気の温度などに応じて適切に制御する。
以上説明した第一の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)洗濯物乾燥機1は、空気を加熱するヒータ16と、加熱された空気を中空円柱の周面に沿って導く流路(外胴10)と、被乾燥物を収容し、かつ通風性を有する複数の内胴21〜24と、流路(外胴10)において加熱空気の下流から上流へ向かうように、複数の内胴21〜24の位置をそれぞれ中空円柱の軸の周りに間欠移動させる水平軸18、円板50と、流路(外胴10)に設けられ、複数の内胴21〜24のうち第1乾燥位置にある内胴に対して被乾燥物の出し入れを行うための扉17と、を備えるようにしたので、被乾燥物の乾燥が順番に仕上がる。これにより、例えば一連の乾燥工程が20分の場合、5分ごとに乾燥が仕上がるので、複数の内胴による乾燥が一度に仕上がる場合に比べて使い勝手が向上する。
(2)洗濯物乾燥機1は、空気を加熱するヒータ16と、加熱された空気の流路(外胴10)と、被乾燥物を収容し、かつ通風性を有する複数の内胴21〜24と、流路(外胴10)において加熱空気の下流から上流へ向かって複数の内胴21〜24の位置をそれぞれ間欠移動させるとともに、最も上流の位置にある内胴を最も下流の位置へ移動させる水平軸18、円板50と、流路(外胴10)に設けられ、複数の内胴21〜24のうち第1乾燥位置に移動した内胴に対して被乾燥物の出し入れを行うための扉17と、を備えるようにしたので、被乾燥物の乾燥が順番に仕上がる。これにより、例えば一連の乾燥工程が20分の場合、5分ごとに乾燥が仕上がるので、複数の内胴による乾燥が一度に仕上がる場合に比べて使い勝手が向上する。
また、内胴21〜24を下流から上流へ向かって移動させることで、以下の作用効果を奏する。一般に、洗濯物の乾燥が進むにつれて、そこを通る乾燥用空気の温度は下がりにくくなり、湿度は上がりにくくなる。一方、湿っている洗濯物を通った乾燥用空気は温度が下がりやすく、湿度も上がりやすい。よって、乾燥工程が進んだ内胴ほど乾燥用空気の上流側に配し、乾燥工程が浅い内胴ほど乾燥用空気の下流側に配することで、湿った洗濯物が入る内胴を通った乾燥用空気で他の内胴の洗濯物を再び湿らせてしまうことを防止できる。
(3)上記(1)または(2)の洗濯物乾燥機1において、所定の位置は、最も下流の位置(第1乾燥位置)としたので、最下流の位置に湿った洗濯物を入れることができる。
(4)上記(3)の洗濯物乾燥機1において、最も下流の位置(第1乾燥位置)に移動した内胴に対し、被乾燥物の取り出し前に冷却する冷風ダンパー41をさらに備えるようにしたので、熱い被乾燥物をさますことができる。また、他の乾燥位置にある内胴を冷やすことがないので、他の内胴における乾燥を阻害しない。
(5)上記(4)の洗濯物乾燥機1において、最も下流の位置(第1乾燥位置)で被乾燥物が入れられた内胴に対し、1回目の乾燥工程が行われるようにしたので、湿った洗濯物が入る内胴を通った乾燥用空気が、他の内胴の洗濯物を湿らせてしまうおそれがない。
(6)上記(5)の洗濯物乾燥機1において、最も下流の位置(第1乾燥位置)以外の他の位置に移動した内胴に対し、それぞれ2回目以降の乾燥工程が行われるようにしたので、各内胴において並行して乾燥を行えるため、効率がよい。
(7)上記(6)の洗濯物乾燥機1において、2回目以降の乾燥工程時間は、冷却の時間と、被乾燥物の出し入れの時間と、1回目の乾燥工程時間とを加えた合計時間と略同じであるので、全ての内胴において無駄なく処理を行える。
(8)上記洗濯物乾燥機1において、加熱空気は、上流の位置にある内胴から下流の位置にある内胴に向かってそれぞれの内胴を貫通して流れるようにしたので、複数の内胴に対して1系統の乾燥用空気の流路を設ければよい。1系統の流路への乾燥用空気は、1組の熱源(ヒータ16)、送風源(モーター11、ファン12)で構成できることから、省エネルギー性に優れ、乾燥機1を小型でシンプルに構成できる。
(9)上記実施形態では、洗濯物が一度投入された内胴から他の内胴へ移送することがないので、洗濯物の挟み込みや、他の内胴の洗濯物と混ざるおそれがない。
(10)複数の内胴を水平に並べずに上下に並べる構成としてので、洗濯物乾燥機1の設置スペースを抑えることができる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態では、冷却処理時に外部の空気を取り入れる冷風ダンパー41Bが外胴10Bの第1乾燥位置に設けられる点、および冷却処理時の乾燥用空気が第1乾燥位置を経由しないで外部へ排気されるようにバイパス流路10Fを備える点において第一の実施形態と相違する。
図7は、本発明の第二の実施形態による洗濯物乾燥機1Bの外胴10B内を説明する図である。第一の実施形態(図3)に例示した構成と同様の部材には、同一符号を付して説明を省略する。図7において、略中空円柱状の外胴10Bの内部に、複数個(本実施形態では4つ)の乾燥用内胴21〜24を有する。なお、扉17および内胴21〜24内部の桟(凸部)については図示を省略する。
<導風部材>
外胴10B内で乾燥用空気を内胴24→内胴23→内胴22→内胴21へ流すため、洗濯物乾燥機1Bは以下の導風部材を備える、導風部材は、内胴間仕切り板35A〜38Aと、フリーダンパー35B〜38Bと、シール部材31a,31bと、シール部材32a,32bと、シール部材33a,33bと、シール部材34a、34bと、冷風ダンパー41Bと、開閉ダンパー42とで構成される。
内胴間仕切り板35Aは、内胴21と内胴24との間に設けられ、外胴10B内を水平軸18から径方向(図7上向き)に所定の長さ(例えば、外胴10Bの半径の約80パーセント)だけ仕切る。
内胴間仕切り板36Aは、内胴22と内胴21との間に設けられ、外胴10B内を水平軸18から径方向(図7左向き)に所定の長さ(例えば、外胴10Bの半径の約80パーセント)だけ仕切る。
内胴間仕切り板37Aは、内胴23と内胴22との間に設けられ、外胴10B内を水平軸18から径方向(図7下向き)に所定の長さ(例えば、外胴10Bの半径の約80パーセント)だけ仕切る。
内胴間仕切り板38Aは、内胴24と内胴23との間に設けられ、外胴10B内を水平軸18から径方向(図7右向き)に所定の長さ(例えば、外胴10Bの半径の約80パーセント)だけ仕切る。
フリーダンパー35Bは、内胴21と内胴24との間に設けられる開閉自在のダンパーである。フリーダンパー35Bは、内胴21側から内胴24側へ通気する向きに開く一方で、内胴24側から内胴21側への通気を遮断する弁のように機能する。本例では、フリーダンパー35Bが外胴10Bの半径の約20パーセント相当を仕切る。すなわち、閉じたフリーダンパー35Bと上記内胴間仕切り板35Aとで外胴10Bを半径方向に仕切るように構成される。
フリーダンパー36Bは、内胴22と内胴21との間に設けられる開閉自在のダンパーである。フリーダンパー36Bは、内胴22側から内胴21側へ通気する向きに開く一方で、内胴21側から内胴22側への通気を遮断する弁のように機能する。本例では、フリーダンパー36Bが外胴10Bの半径の約20パーセント相当を仕切る。すなわち、閉じたフリーダンパー36Bと上記内胴間仕切り板36Aとで外胴10Bを半径方向に仕切るように構成される。
フリーダンパー37Bは、内胴23と内胴22との間に設けられる開閉自在のダンパーである。フリーダンパー37Bは、内胴23側から内胴22側へ通気する向きに開く一方で、内胴22側から内胴23側への通気を遮断する弁のように機能する。本例では、フリーダンパー37Bが外胴10Bの半径の約20パーセント相当を仕切る。すなわち、閉じたフリーダンパー37Bと上記内胴間仕切り板37Aとで外胴10Bを半径方向に仕切るように構成される。
フリーダンパー38Bは、内胴24と内胴23との間に設けられる開閉自在のダンパーである。フリーダンパー38Bは、内胴24側から内胴23側へ通気する向きに開く一方で、内胴23側から内胴24側への通気を遮断する弁のように機能する。本例では、フリーダンパー38Bが外胴10Bの半径の約20パーセント相当を仕切る。すなわち、閉じたフリーダンパー38Bと上記内胴間仕切り板38Aとで外胴10Bを半径方向に仕切るように構成される。
上述した内胴21〜24、内胴間仕切り板35A〜38A、フリーダンパー35B〜38B、シール部材31b〜34b、水平軸18(円筒部材19)は、第一の実施形態と同様に、円板50とともに回動する。円板50が図示しない駆動モータによって水平軸18の周りに90度ずつ間欠的に回動されると、上記各部材が一体として、第1乾燥位置→第2乾燥位置→第3乾燥位置→第4乾燥位置へ移動する。
<乾燥工程の説明>
以上説明した第二の実施形態による洗濯物乾燥機1Bによる乾燥手順について、図5に例示したフローチャートを参照して説明する。図5のステップS11において、洗濯物乾燥機1Bは、第1乾燥位置にある内胴に洗濯物が投入されると、扉17をロックする。ステップS12において、洗濯物乾燥機1Bは、第1乾燥位置で上記駆動モータ55を回転(すなわち内胴21〜24を回転)させながら乾燥処理1を行ってステップS13へ進む。
乾燥処理1および後述する乾燥処理2〜4は、冷風ダンパー41Bおよび開閉ダンパー42をともに閉じた状態で行う。冷風ダンパー41Bおよび開閉ダンパー42は、冷却時に開き、通常は閉じておく。図7に例示する状態で外胴10B内に乾燥用空気が送り込まれると、第4乾燥位置の圧力が第1乾燥位置より高くなることからフリーダンパー35Bが閉じ、フリーダンパー36Bが開く。このため、乾燥用空気は、第4乾燥位置→第3乾燥位置→第2乾燥位置→第1乾燥位置の順に、各内胴を略直径の方向に貫通するように流れる。
上述したように、各フリーダンパー36B〜38Bは外胴10Bの周側において半径の約20パーセント分を開放するので、乾燥用空気は外胴10Bの周面(中空円柱の内周面)に沿って流れる。なお、フリーダンパー37Bおよび38Bは、流れる乾燥用空気によって自動的に開く。
ステップS13において、洗濯物乾燥機1Bは、上記駆動モータ55を停止(すなわち内胴21〜24の回転を停止)後、ステップS13をスキップしてステップS14へ進む。第二の実施形態では、第一の実施形態のような可動仕切り板39の挿抜制御は不要である。ステップS14において、洗濯物乾燥機1Bは、円板50を水平軸18の周りに90度回動させてステップS15へ進む。これにより、第1乾燥位置の内胴が第2乾燥位置へ移動する。洗濯物乾燥機1Bは、ステップS15をスキップしてステップS16へ進む。
ステップS16において、洗濯物乾燥機1Bは、第2乾燥位置で上記駆動モータ55を回転(すなわち内胴21〜24を回転)させながら乾燥処理2を行ってステップS17へ進む。ステップS17において、洗濯物乾燥機1Bは、上記駆動モータ55を停止(すなわち内胴21〜24の回転を停止)後、ステップS17をスキップしてステップS18へ進む。ステップS18において、洗濯物乾燥機1Bは、円板50を水平軸18の周りに90度回動させてステップS19へ進む。これにより、第2乾燥位置の内胴が第3乾燥位置へ移動する。洗濯物乾燥機1Bは、ステップS19をスキップしてステップS20へ進む。
ステップS20において、洗濯物乾燥機1Bは、第3乾燥位置で上記駆動モータ55を回転(すなわち内胴21〜24を回転)させながら乾燥処理3を行ってステップS21へ進む。ステップS21において、洗濯物乾燥機1Bは、上記駆動モータ55を停止(すなわち内胴21〜24の回転を停止)後、ステップS21をスキップしてステップS22へ進む。ステップS22において、洗濯物乾燥機1Bは、円板50を水平軸18の周りに90度回動させてステップS23へ進む。これにより、第3乾燥位置の内胴が第4乾燥位置へ移動する。洗濯物乾燥機1Bは、ステップS23をスキップしてステップS24へ進む。
ステップS24において、洗濯物乾燥機1Bは、第4乾燥位置で上記駆動モータ55を回転(すなわち内胴21〜24を回転)させながら乾燥処理4を行ってステップS25へ進む。洗濯物乾燥機1Bは、上記駆動モータ55を停止(すなわち内胴21〜24の回転を停止)後、ステップS25をスキップしてステップS26へ進む。ステップS26において、洗濯物乾燥機1Bは、円板50を水平軸18の周りに90度回動させてステップS27へ進む。これにより、第4乾燥位置の内胴が第1乾燥位置へ移動する。洗濯物乾燥機1Bは、ステップS27をスキップしてステップS28へ進む。
ステップS28において、洗濯物乾燥機1Bは、第1乾燥位置で上記駆動モータ55を回転(すなわち内胴21〜24を回転)させながら冷却処理を行ってステップS29へ進む。図8は、冷却時の外胴内を説明する図である。洗濯物乾燥機1Bは、冷却処理時に冷風ダンパー41Bを開いて外気を導入する。これにより、第1乾燥位置にある内胴内の洗濯物の温度が、洗濯物の取り出しに適した温度まで下がる。なお、冷風ダンパー41Bが開くと、第1乾燥位置の圧力が高まること、およびフリーダンパーの自重によってフリーダンパー36Bが自動的に閉じる。このため、冷却用空気は、冷風ダンパー41B→第1乾燥位置を経て、リントボックス14を介して排出される。
洗濯物乾燥機1Bはさらに、冷却処理時に開閉ダンパー42を開いてバイパス流路10Fを有効にする。これにより、冷却時の乾燥用空気は、第4乾燥位置→第3乾燥位置→第2乾燥位置→バイパス流路10Fを経て、リントボックス14を介して排出される。
ステップS29において、洗濯物乾燥機1Bは、上記駆動モータ55を停止(すなわち内胴21〜24の回転を停止)して扉17のロックを解除する。洗濯物乾燥機1Bは、第1乾燥位置にある内胴から洗濯物が取り出されるとステップS30へ進む。ステップS30において、洗濯物乾燥機1Bは終了判定を行う。洗濯物乾燥機1Bは、乾燥工程を継続する場合はステップS30を否定判定してステップS11へ戻り、上述した処理を繰り返す。洗濯物乾燥機1Bは、乾燥工程を終了する場合はステップS30を肯定判定して図5による処理を終了する。
以上説明した第二の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)洗濯物乾燥機1Bは、空気を加熱するヒータ16と、加熱された空気を中空円柱の周面に沿って導く流路(外胴10B)と、被乾燥物を収容し、かつ通風性を有する複数の内胴21〜24と、流路(外胴10B)において加熱空気の下流から上流へ向かうように、複数の内胴21〜24の位置をそれぞれ中空円柱の軸の周りに間欠移動させる水平軸18、円板50と、流路(外胴10B)に設けられ、複数の内胴21〜24のうち第1乾燥位置にある内胴に対して被乾燥物の出し入れを行うための扉17と、を備えるようにしたので、被乾燥物の乾燥が順番に仕上がる。これにより、例えば一連の乾燥工程が20分の場合、5分ごとに乾燥が仕上がるので、複数の内胴による乾燥が一度に仕上がる場合に比べて使い勝手が向上する。
(2)洗濯物乾燥機1Bは、空気を加熱するヒータ16と、加熱された空気の流路(外胴10B)と、被乾燥物を収容し、かつ通風性を有する複数の内胴21〜24と、流路(外胴10B)において加熱空気の下流から上流へ向かって複数の内胴21〜24の位置をそれぞれ間欠移動させるとともに、最も上流の位置にある内胴を最も下流の位置へ移動させる水平軸18、円板50と、流路(外胴10B)に設けられ、複数の内胴21〜24のうち第1乾燥位置に移動した内胴に対して被乾燥物の出し入れを行うための扉17と、を備えるようにしたので、被乾燥物の乾燥が順番に仕上がる。これにより、例えば一連の乾燥工程が20分の場合、5分ごとに乾燥が仕上がるので、複数の内胴による乾燥が一度に仕上がる場合に比べて使い勝手が向上する。
また、内胴21〜24を下流から上流へ向かって移動させることで、以下の作用効果を奏する。一般に、洗濯物の乾燥が進むにつれて、そこを通る乾燥用空気の温度は下がりにくくなり、湿度は上がりにくくなる。一方、湿っている洗濯物を通った乾燥用空気は温度が下がりやすく、湿度も上がりやすい。よって、乾燥工程が進んだ内胴ほど乾燥用空気の上流側に配し、乾燥工程が浅い内胴ほど乾燥用空気の下流側に配することで、湿った洗濯物が入る内胴を通った乾燥用空気で他の内胴の洗濯物を再び湿らせてしまうことを防止できる。
(3)上記(1)または(2)の洗濯物乾燥機1Bにおいて、所定の位置は、最も下流の位置(第1乾燥位置)としたので、最下流の位置に湿った洗濯物を入れることができる。
(4)上記(3)の洗濯物乾燥機1Bにおいて、最も下流の位置(第1乾燥位置)に移動した内胴に対し、被乾燥物の取り出し前に冷却する冷風ダンパー41をさらに備えるようにしたので、熱い被乾燥物をさますことができる。また、他の乾燥位置にある内胴を冷やすことがないので、他の内胴における乾燥を阻害しない。
(5)上記(4)の洗濯物乾燥機1Bにおいて、最も下流の位置(第1乾燥位置)で被乾燥物が入れられた内胴に対し、1回目の乾燥工程が行われるようにしたので、湿った洗濯物が入る内胴を通った乾燥用空気が、他の内胴の洗濯物を湿らせてしまうおそれがない。
(6)上記(5)の洗濯物乾燥機1Bにおいて、最も下流の位置(第1乾燥位置)以外の他の位置に移動した内胴に対し、それぞれ2回目以降の乾燥工程が行われるようにしたので、各内胴において並行して乾燥を行えるため、効率がよい。
(7)上記(6)の洗濯物乾燥機1Bにおいて、2回目以降の乾燥工程時間は、冷却の時間と、被乾燥物の出し入れの時間と、1回目の乾燥工程時間とを加えた合計時間と略同じであるので、全ての内胴において無駄なく処理を行える。
(8)上記洗濯物乾燥機1Bにおいて、加熱空気は、上流の位置にある内胴から下流の位置にある内胴に向かってそれぞれの内胴を貫通して流れるようにしたので、複数の内胴に対して1系統の乾燥用空気の流路を設ければよい。1系統の流路への乾燥用空気は、1組の熱源(ヒータ16)、送風源(モーター11、ファン12)で構成できることから、省エネルギー性に優れ、乾燥機1Bを小型でシンプルに構成できる。
(9)上記実施形態では、洗濯物が一度投入された内胴から他の内胴へ移送することがないので、洗濯物の挟み込みや、他の内胴の洗濯物と混ざるおそれがない。
(10)複数の内胴を水平に並べずに上下に並べる構成としてので、洗濯物乾燥機1Bの設置スペースを抑えることができる。
(変形例1)
第二の実施形態において、冷却処理時の乾燥用空気を排出するために、新たにファン(排気口)を設けてもよい。図9は、変形例1の洗濯物乾燥機1Cを説明する図である。図9において、外胴10Cの第1乾燥位置と第2乾燥位置との間の周部分に、新たなモータ11B、ファン12Bおよび図示しない排気口が設けられる。
洗濯物乾燥機1Cは、冷却処理時に冷風ダンパー41Bを開いて外気を導入する。これにより、第1乾燥位置にある内胴内の洗濯物の温度が、洗濯物の取り出しに適した温度まで下がる。なお、冷風ダンパー41Bが開くと第1乾燥位置の圧力が高まり、フリーダンパー36Bが自動的に閉じる。このため、冷却用空気は、冷風ダンパー41B→第1乾燥位置を経て、リントボックス14を介して排出される。
洗濯物乾燥機1Cはさらに、冷却処理時にファン12Bを回転させる。これにより、冷却時の乾燥用空気は、第4乾燥位置→第3乾燥位置→第2乾燥位置→ファン12Bを介して排出される。この場合のリントは、フィルタ20により捕獲される。
変形例1のファン12Bは乾燥処理時に停止する。ファン12Bの停止中はファン12の回転によって第1乾燥位置に負圧が生じるので、フリーダンパー35Bが閉じてフリーダンパー36Bが開く。このため、乾燥用空気は、第4乾燥位置→第3乾燥位置→第2乾燥位置→第1乾燥位置の順に各内胴を流れ、リントボックス14を介して排出される。
変形例1によれば、ファン12のみを用いる場合に比べて、冷却処理時における乾燥用空気の流量低下を抑えることができる。
(変形例2)
以上の説明では、内胴の数を4つにしたが、4つに限られず、例えば6つでも8つでもよい。
(変形例3)
4つの内胴21〜24をベルト駆動するように説明したが、チェーンで駆動してもよい。
(変形例4)
4つの内胴21〜24の水平軸にそれぞれモータを設け、各モータによって内胴21〜24を回転させる構成にしてもよい。
(変形例5)
上述した説明では、円板50を90度ずつ回動させることによって4つの内胴21〜24をそれぞれ間欠移動させる例を説明した。回動させる代わりに、例えば直線上に並進移動させるように構成してもよい。この場合は、乾燥用空気の流路を直線形状に構成して、この流路において各内胴を並進移動させる。なお、最も上流の位置に到達した容器を最も下流の位置へ移動させる点は、上述した場合と同様である。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1、1B、1C…洗濯物乾燥機
10、10B、10C…外胴
10F…バイパス流路
12、12B…ファン
13…排気口
14…リントボックス
15…吸気口
16…ヒータ
17…扉
18…水平軸
19…円筒部材
20…フィルタ
21〜24…内胴
21P〜24P…水平軸
31a〜34a、31b〜34b…シール材
35〜38、35A〜38A…内胴間仕切り板
35B〜38B…フリーダンパー
39…可動仕切り板
40…温度センサー
41、41B…冷風ダンパー
42…開閉ダンパー
51〜54…プーリー
55…駆動モータ
58…ベルト
B…凸部
P…シール材

Claims (4)

  1. 空気を加熱する加熱手段と、
    前記加熱された空気を略中空円柱の周面に沿って導く流路と、
    被乾燥物を収容し、かつ通風性を有する複数の容器と、
    前記流路において前記加熱空気の下流から上流へ向かうように、前記複数の容器の位置をそれぞれ前記中空円柱の軸の周りに間欠移動させる移動手段と、
    前記流路に設けられ、前記複数の容器のうち所定の位置にある容器に対して前記被乾燥物の出し入れを行うための開口部と、
    を備えることを特徴とする乾燥機。
  2. 空気を加熱する加熱手段と、
    前記加熱された空気の流路と、
    被乾燥物を収容し、かつ通風性を有する複数の容器と、
    前記流路において前記加熱空気の下流から上流へ向かって前記複数の容器の位置をそれぞれ間欠移動させるとともに、最も上流の位置にある容器を最も下流の位置へ移動させる移動手段と、
    前記流路に設けられ、前記複数の容器のうち所定の位置にある容器に対して前記被乾燥物の出し入れを行うための開口部と、
    を備えることを特徴とする乾燥機。
  3. 請求項1または2に記載の乾燥機において、
    前記所定の位置は、前記最も下流の位置であることを特徴とする乾燥機。
  4. 請求項3に記載の乾燥機において、
    前記最も下流の位置に移動した容器に対し、前記被乾燥物の取り出し前に冷却する冷却手段をさらに備えることを特徴とする乾燥機。
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