JP2014050353A - 農作物振り分け装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 畝から拾い上げた農作物を走行機体上で仕分けして容器に収容する乗用型の農作物収穫機に好適な農作物振り分け装置を提供する。
【解決手段】 ベース体3の上で前後へ傾動できる可動台2に農作物が収容された容器20を置き、その可動台2を前後いずれかへ人力で傾けて容器20を搬出する装置であって、前記可動台2が、左右のフレーム2a間に容器20を載せる複数のフリーローラ2bを所定間隔おいて設け、フレーム2aの前後端部に傾動時の支点となる支軸2cをそれぞれ設け、左右のフレーム2aの側部に傾動時の作用点となる作用軸2dをそれぞれ設けた構造で、前記ベース体3が、フレーム3aの前後端部に可動台2の前後の支軸2cを嵌合して支える凹部2bを設け、可動台2の左右の作用軸2dを押し上げる操作ペダル3eを左右のフレーム3aに設けた構造とする。
【選択図】 図5
【解決手段】 ベース体3の上で前後へ傾動できる可動台2に農作物が収容された容器20を置き、その可動台2を前後いずれかへ人力で傾けて容器20を搬出する装置であって、前記可動台2が、左右のフレーム2a間に容器20を載せる複数のフリーローラ2bを所定間隔おいて設け、フレーム2aの前後端部に傾動時の支点となる支軸2cをそれぞれ設け、左右のフレーム2aの側部に傾動時の作用点となる作用軸2dをそれぞれ設けた構造で、前記ベース体3が、フレーム3aの前後端部に可動台2の前後の支軸2cを嵌合して支える凹部2bを設け、可動台2の左右の作用軸2dを押し上げる操作ペダル3eを左右のフレーム3aに設けた構造とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、主として乗用型の農作物収穫機に搭載し、畝から拾い上げた農作物が収容された容器を走行機体の左右に搬出するために用いられる農作物振り分け装置に関する。
従来の農作物収穫機(例えば特許文献1参照)は、傾斜コンベヤで畝から拾い上げた農作物を横送りコンベヤに搬送し、走行機体の後方で作業者が横送りコンベヤ上の農作物を選別して仕分けし、走行機体の左右に取り付けられた容器に収容する構造となっており、現場で仕分け作業しながら収穫することで、仕分け場所の確保や同所への運搬作業を省略して直接出荷できるようにしたものである。
ところで、前記技術では、作業者が走行機体の走行に合せて足場の悪い畝を歩行しながら作業するから、長時間の作業は負担が大きいものであった。また、農作物で満杯になった容器は走行機体から取り外し、空の容器を走行機体に取り付けるから、満杯になった容器は手作業で出荷場所まで運ぶか、又は別の台車等で運んでおり、作業が煩雑であった。
近年では作業者が乗用できる農作物収穫機も提供されているが、さらにその走行機体に乗ったまま仕分けして容器に収容し、しかもその収容された容器を走行機体から運び降ろすことなく走行機体上に載せたまま作業できる技術が求められている。本発明は、そのような乗用型の農作物収穫機に好適な農作物振り分け装置を提供するために成されたものである。
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、畝から拾い上げた農作物を走行機体上で仕分けして容器に収容する乗用型の農作物収穫機に好適な農作物振り分け装置を提供することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) ベース体の上で前後へ傾動できる可動台に農作物が収容された容器を置き、その可動台を前後いずれかへ人力で傾けて容器を搬出する装置であって、前記可動台が、左右のフレーム間に容器を載せる複数のフリーローラを所定間隔おいて設け、フレームの前後端部に傾動時の支点となる支軸を対称に設け、左右のフレームの側部に傾動時の作用点となる作用軸をそれぞれ設けた構造で、前記ベース体が、フレームの前後端部に可動台の前後の支軸を嵌合して支える凹部を対称に設け、可動台の左右の作用軸を押し上げる操作ペダルを左右のフレームに設けた構造であることを特徴とする、農作物振り分け装置
2) 可動台のフリーローラ間の位置に容器を計量するロードセルを設け、且つそのロードセルの計量面が、可動台の前後の支軸がベース体の凹部に嵌合した状態でフリーローラより高い位置とし、農作物の重量を計量できるようにした、前記1)記載の農作物振り分け装置
3) 畑を走行する走行機体に農作物を畝から拾い上げるコンベヤを設け、そのコンベヤの後方に拾い上げた農作物から土を取り除いて選別するための作業テーブルを設け、その作業テーブルに農作物を落下させるシュートを設け、そのシュートの誘導先に前記1)又は2)記載の農作物振り分け装置を横向きに搭載し、その農作物振り分け装置の各搬出先の位置に農作物が収容された容器を置く容器台を設けた、農作物収穫機
にある。
1) ベース体の上で前後へ傾動できる可動台に農作物が収容された容器を置き、その可動台を前後いずれかへ人力で傾けて容器を搬出する装置であって、前記可動台が、左右のフレーム間に容器を載せる複数のフリーローラを所定間隔おいて設け、フレームの前後端部に傾動時の支点となる支軸を対称に設け、左右のフレームの側部に傾動時の作用点となる作用軸をそれぞれ設けた構造で、前記ベース体が、フレームの前後端部に可動台の前後の支軸を嵌合して支える凹部を対称に設け、可動台の左右の作用軸を押し上げる操作ペダルを左右のフレームに設けた構造であることを特徴とする、農作物振り分け装置
2) 可動台のフリーローラ間の位置に容器を計量するロードセルを設け、且つそのロードセルの計量面が、可動台の前後の支軸がベース体の凹部に嵌合した状態でフリーローラより高い位置とし、農作物の重量を計量できるようにした、前記1)記載の農作物振り分け装置
3) 畑を走行する走行機体に農作物を畝から拾い上げるコンベヤを設け、そのコンベヤの後方に拾い上げた農作物から土を取り除いて選別するための作業テーブルを設け、その作業テーブルに農作物を落下させるシュートを設け、そのシュートの誘導先に前記1)又は2)記載の農作物振り分け装置を横向きに搭載し、その農作物振り分け装置の各搬出先の位置に農作物が収容された容器を置く容器台を設けた、農作物収穫機
にある。
本発明によれば、農作物が収容された容器を可動台に置き、作業者が一方の操作ペダルを踏むと、作用軸を押し上げて可動台が一方の支軸を支点として傾き(他方の支軸はベース体の凹部から浮き上がる)、容器がその自重とフリーローラの回転で一方へ搬出される。他方の操作ペダルを踏むと、作用軸を押し上げて可動台が他方の支軸を支点として反対側へ傾き(一方の支軸はベース体の凹部から浮き上がる)、容器がその自重とフリーローラの回転で他方へ搬出される。
この農作物振り分け装置を左右に容器台を備えた乗用型の農作物収穫機に横向きに搭載すると、交互に搬出された容器を左右の容器台にバランス良く載せることで農作物収穫機の走行姿勢が安定し、多数の容器を載せたまま一連の収穫作業が楽に行えるようになる。
本発明では、可動台のフリーローラ間の位置に容器を計量するロードセルを設けると、定量の農作物を容器に詰めて搬出することができ、容器の重量を一定にして農作物収穫機をより正確にバランスさせることができる。以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
本実施例の農作物振り分け装置1を図1,2に示す。可動台2は、左右のフレーム2a間に4本のフリーローラ2bを一定間隔おいて設け、左右のフレーム2aの前後端部に傾動時の支点となる支軸2cを対称に設け、左右のフレーム2aの側部の前後位置に傾動時の作用点となる作用軸2dを対称に設けている。
ベース体3は、左右のフレーム3aの前後端部に可動台2の前後の支軸2cを嵌合して支える凹部3bを対称に設け、その凹部3bの外側位置にガイドローラ3cを設け、左右のフレーム3aの側部の中間部に可動台2の作用軸2dと係止するアーム3dを枢支し、そのアーム3dの先端部に操作ペダル3eを設けている。符号3fはアーム3eの枢支軸である。
可動台2のフリーローラ2b間の位置には容器20を計量するロードセル4を2体設けている。ロードセル4は、可動台2の前後の支軸2cがベース体3の凹部3bに嵌合した状態で計量面がフリーローラ2bより高い位置に設けている。可動台2は、操作ペダル3eを操作していないときに前後の支軸2cがベース体3の凹部3bに自重で嵌合し、容器20の載置面が水平となっている。
農作物収穫機10は、図3,4に示すように、農作物を畝Gから拾い上げるコンベヤ11と、その拾い上げた農作物を仕分けるための作業テーブル12と、その作業テーブル12から農作物を落下させるシュート13と、作業者Hが座って作業する椅子14と、容器20を置く左右の容器台15で構成され、シュート13の誘導先に前記の農作物振り分け装置1を横向きに搭載し、向かい合った作業者Hが操作ペダル3eを操作して作業できるようにしている。
本実施例では、作業者Hが左右の椅子14に向かい合って座り、農作物振り分け装置1の可動台2に空の容器20を置き、農作物収穫機10を走行させて掘り取られた畝G上の農作物をコンベヤ11で拾い上げる。拾い上げた農作物は作業テーブル12に搬送され、作業者Hは作業テーブル12上で農作物から土や根や茎を取り除いたり状態や大きさに応じて選別したりして仕分けし、シュート13で容器20へ投入する。その作業の間、容器20は図1の状態でロードセル4で計量される。
計量値が所定の重量値に達すると農作物の投入を止め、図5(a)に示すように、例えば右側の作業者Hが一方の操作ペダル3eを踏むと、アーム3dによって可動台2の左側の作用軸2dが押し上げられ、右側の支軸2cを支点として可動台2が右側へ傾き(左側の支軸2cはベース体3の凹部3bから浮き上がる)、容器20がその自重とフリーローラ2bとガイドローラ3cの回転で右方向へ搬出される。
次の空の容器20を可動台2に置き、農作物を投入して所定の重量になり、図5(b)に示すように、こんどは左側の作業者Hが他方の操作ペダル3e(反対側のため図には現れない)を踏むと、アーム3dによって可動台2の右側の作用軸2dが押し上げられ、左側の支軸2cを支点として可動台2が左側へ傾き(右側の支軸2cはベース体3の凹部3bから浮き上がる)、容器20がその自重とフリーローラ2bとガイドローラ3cの回転で左方向へ搬出される。
このようにして、農作物を収容した容器20を交互に搬出し、左右の容器台15に同数づつバランス良く段積みされる。
本発明の技術は、馬鈴薯・里芋・さつまいも・タマネギ・にんにく等の農作物を収穫する農作物収穫機に搭載して用いられるが、容器を仕分けして他のラインに分岐させる搬送ライン等で使用することもできる。
1 農作物振り分け装置
2 可動台
2a フレーム
2b フリーローラ
2c 支軸
2d 作用軸
3 ベース体
3a フレーム
3b 凹部
3c ガイドローラ
3d アーム
3e 操作ペダル
3f 枢支軸
4 ロードセル
10 農作物収穫機
11 コンベヤ
12 作業テーブル
13 シュート
14 椅子
15 容器台
20 容器
G 畝
H 作業者
2 可動台
2a フレーム
2b フリーローラ
2c 支軸
2d 作用軸
3 ベース体
3a フレーム
3b 凹部
3c ガイドローラ
3d アーム
3e 操作ペダル
3f 枢支軸
4 ロードセル
10 農作物収穫機
11 コンベヤ
12 作業テーブル
13 シュート
14 椅子
15 容器台
20 容器
G 畝
H 作業者
Claims (3)
- ベース体の上で前後へ傾動できる可動台に農作物が収容された容器を置き、その可動台を前後いずれかへ人力で傾けて容器を搬出する装置であって、前記可動台が、左右のフレーム間に容器を載せる複数のフリーローラを所定間隔おいて設け、フレームの前後端部に傾動時の支点となる支軸を対称に設け、左右のフレームの側部に傾動時の作用点となる作用軸をそれぞれ設けた構造で、前記ベース体が、フレームの前後端部に可動台の前後の支軸を嵌合して支える凹部を対称に設け、可動台の左右の作用軸を押し上げる操作ペダルを左右のフレームに設けた構造であることを特徴とする、農作物振り分け装置。
- 可動台のフリーローラ間の位置に容器を計量するロードセルを設け、且つそのロードセルの計量面が、可動台の前後の支軸がベース体の凹部に嵌合した状態でフリーローラより高い位置とし、農作物の重量を計量できるようにした、請求項1記載の農作物振り分け装置。
- 畑を走行する走行機体に農作物を畝から拾い上げるコンベヤを設け、そのコンベヤの後方に拾い上げた農作物から土を取り除いて選別するための作業テーブルを設け、その作業テーブルに農作物を落下させるシュートを設け、そのシュートの誘導先に請求項1又は2記載の農作物振り分け装置を横向きに搭載し、その農作物振り分け装置の各搬出先の位置に農作物が収容された容器を置く容器台を設けた、農作物収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012197257A JP2014050353A (ja) | 2012-09-07 | 2012-09-07 | 農作物振り分け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012197257A JP2014050353A (ja) | 2012-09-07 | 2012-09-07 | 農作物振り分け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014050353A true JP2014050353A (ja) | 2014-03-20 |
Family
ID=50609474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012197257A Pending JP2014050353A (ja) | 2012-09-07 | 2012-09-07 | 農作物振り分け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014050353A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017012045A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | 田中工機株式会社 | 農作業機 |
JP2017012044A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | 田中工機株式会社 | 農作業機 |
JP2017012046A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | 田中工機株式会社 | 農作業機 |
JP2018046858A (ja) * | 2017-12-27 | 2018-03-29 | 田中工機株式会社 | 農作業機 |
CN107896617A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-04-13 | 中国农业大学 | 用于马铃薯收获机的叠式并联调整清土除杂装置 |
JP2019082764A (ja) * | 2017-10-27 | 2019-05-30 | 株式会社日本総合研究所 | 情報処理システム及びプログラム |
-
2012
- 2012-09-07 JP JP2012197257A patent/JP2014050353A/ja active Pending
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JP2018046858A (ja) * | 2017-12-27 | 2018-03-29 | 田中工機株式会社 | 農作業機 |
CN107896617A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-04-13 | 中国农业大学 | 用于马铃薯收获机的叠式并联调整清土除杂装置 |
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