JP2014049987A - 光信号受信装置、光信号受信方法および光周波数分割多重伝送システム - Google Patents

光信号受信装置、光信号受信方法および光周波数分割多重伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】波長分割多重伝送において、受信側に必要な分散量を適切に設定して受信品質を高める。
【解決手段】光伝送路101上の複数ノードに設けられる光多重装置102において入力信号をそれぞれ異なるサブキャリア周波数のサブキャリア変調信号に変換し、非線形光学媒質113により搬送光に相互変調して伝送させる光周波数分割多重伝送システム100に設けられる光信号受信装置103である。光信号受信装置103は、サブキャリア変調信号の周波数に対応して受信に必要な波長分散量の関係に基づく値の波長分散量を有する波長分散媒質121と、波長分散媒質121を透過した搬送光を電気信号に変換するフォトディテクタ122と、フォトディテクタ122により変換された電気信号を用いて受信データ処理を行うバンドパスフィルタ123および位相同期回路124を含む多重信号受信部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送光に対してサブキャリア変調信号を付加して伝送する方式の光信号受信装置、光信号受信方法および光周波数分割多重伝送システムに関する。
異なる波長(光キャリア周波数)の光信号を多重する技術として、波長分割多重技術(WDM:(Wavelength Division Multiplexing)がある。このWDMは、異なる波長の複数の搬送光に対してそれぞれベースバンド変調を行い、光合分波器により多重・分離を行う。このため、狭い波長(周波数)間隔での多重のためには、送信器間および波長分波器において非常に高精度な波長制御が必要となり、狭い波長(周波数)間隔での多重が困難である。
また、光周波数分割多重技術(光FDM:Frequency−Division Multiplexing)がある。このFDMは、送信側(光伝送路途中の各光多重装置)においてそれぞれ異なるサブキャリア周波数のデータ信号を搬送波に乗せて多重伝送させ、受信側において電気的に信号の分離を行う(例えば、下記特許文献1参照。)。
この光FDMによれば、受信側では、一般的な狭帯域高周波フィルタを用いて信号の分離が可能であるため、高密度な信号多重が行える。送信側において、搬送光に対して制御光に重畳された変調信号を多重する際には、非線形光学媒質を用いて、搬送光と制御光の相互位相変調(XPM:Cross Phase Modulation)効果を用いる。
光FDMでは、単一の波長(光周波数)の搬送光に対して、搬送光を光伝送路の途中で非線形光学媒質を用いてサブキャリア変調信号により位相変調することで搬送光に対して異なるデータ信号を付加することが可能である。これを送信側がそれぞれ異なるサブキャリア周波数で行うことで各送信側のデータ信号を一つの搬送光に対して多重する周波数分割多重が実現可能である。受信側では、受信した変調信号を光フィルタにより片側波帯成分のみを抽出して各送信側のデータ信号を受信できる。光FDMでは、複数のデータ信号を一つの搬送光に多重するため、受信側では搬送光のみを受信すればよく、波長多重通信(WDM)に比して簡単な構成で受信することができる。
特開2011−215603号公報
しかし、光FDMにおいて、搬送光をフォトディテクタで一括受信して自乗検波した場合、サブキャリア変調信号は両側波帯を同時に受信するとデータ変調成分が相殺されて消えるため、そのままではサブキャリア変調信号を受信することができない。
このため、光FDMでは、波長分散を持つ波長分散媒質を透過させ受信することが考えられる。サブキャリア変調信号を光ファイバ(SMF)や分散補償ファイバ(DCF)、ファイバブラッググレーティング(FBG)、エタロンフィルタ等の波長分散媒質に透過させて分散を付加することで位相変調信号を光強度信号として受信することが可能となる。しかし、波長分散媒質を用いて付加する分散量には物理的な制限が生じる。このため、必要量に対して分散量が少ない場合や、また逆に与え過ぎた場合には、受信信号が歪み、受信強度が弱くなってしまう。また、最適な分散量は、ベースバンド信号とサブキャリア変調信号を分離するために、サブキャリア変調信号を重畳した周波数帯域にも依存する。
このように光FDMでは、サブキャリア変調信号を光強度信号として取り出すために波長分散を適切に設定しなければならない。この波長分散は、光伝送路の波長分散特性や、光伝送路上の複数の送信側における各サブキャリア周波数に対応させなければならない。
一つの側面では、本発明は、波長分割多重伝送において、受信側に必要な分散量を適切に設定して受信品質を高めることを目的とする。
一つの案では、光伝送路上の複数ノードに設けられる光多重装置において入力信号をそれぞれ異なるサブキャリア周波数のサブキャリア変調信号に変換し、非線形光学媒質により搬送光に相互変調して伝送させる光周波数分割多重伝送システムに設けられる光信号受信装置において、前記サブキャリア変調信号の周波数に対応して受信に必要な波長分散量の関係に基づく値の波長分散量を有する波長分散媒質と、前記波長分散媒質を透過した搬送光を電気信号に変換するフォトディテクタと、前記フォトディテクタにより変換された電気信号を用いて受信データ処理を行う多重信号受信部と、を有する光信号受信装置を用いる。
一つの実施形態によれば、波長分割多重伝送において、受信側に必要な分散量を適切に設定して受信品質を高めることができる。
図1は、実施の形態にかかる光周波数分割多重伝送システムを示す図である。 図2は、光周波数分割多重伝送システムの分散の影響について実際の伝送結果を示す図である。 図3は、光周波数分割多重伝送システムのサブキャリア変調信号周波数と、受信時に必要な波長分散量との関係を示す図表である。 図4は、分散値を固定としたときの受信可能な周波数帯域幅を示す図表である。 図5は、受信装置に設ける波長分散媒質を説明する図である。 図6は、光周波数分割多重伝送システム全体におけるサブキャリア変調信号の周波数とノードの位置の関係を示す図である。 図7は、複数のサブキャリア変調の周波数毎に固定の波長分散媒質を用いる受信側の構成例を示す図である。 図8は、複数のサブキャリア変調の周波数毎に固定の波長分散媒質を用いる受信側の他の構成例を示す図である。 図9は、変調信号の周波数帯域がシステム構成で定められている場合の受信側の構成例を示す図である。 図10は、可変波長分散媒質を用いた場合の受信側の構成例を示す図である。 図11は、可変波長分散媒質を用いた場合の受信側の他の構成例を示す図である。 図12は、図11に示す監視制御回路が行う分散量可変制御の処理内容を示すフローチャートである。 図13は、可変波長分散媒質を用いた場合の受信側の他の構成例を示す図である。 図14は、多重信号管理情報の一例を示す図である。 図15は、図13に示す監視制御部が行う分散量可変制御の処理内容を示すフローチャートである。
(実施の形態)
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、実施の形態にかかる光周波数分割多重伝送システムを示す図である。
この光周波数分割多重(光FDM)伝送システム100は、CW光等の搬送光を伝送する光伝送路101の途中に、N個の非線形光学媒質を用いた光多重装置102を設置する。この光多重装置102は、搬送光に対してN個の周波数分割多重信号群を多重して伝送し、受信装置103により一括受信する。
光伝送路101の途中に設置された光多重装置102は、制御光生成部111と、光合波器112と、非線形光学媒質113とを含む。制御光生成部111は、搬送光の周波数νcとは異なる少し離れた周波数のサブキャリア周波数fjのサブキャリア変調信号である制御光Esjを生成する。光合波器112は、搬送光Ec (j-1)(光周波数νc)と、制御光生成部111により生成された制御光Esjとを合波する。非線形光学媒質113は、搬送光を制御光により相互に位相変調する。これにより、光多重装置102では、搬送光に対して広帯域に周波数分割多重信号νc±fjを多重する。
受信装置103は、光分波器104を介して複数設けられる。この受信装置103は、波長に対して所定の分散量を有する波長分散媒質121と、波長分散媒質121を介して光受信する光信号を電気信号に変換するフォトディテクタ(PD)122と、PD122が出力する電気信号に基づき、電気的に受信処理を行う多重信号受信部とを含む。多重信号受信部は、所望する変調信号のみ通過させるバンドパスフィルタ123と、バンドパスフィルタ通過後の電気信号を位相同期させ検波する位相同期回路124と、位相同期回路124の後段に設けられ、受信信号をデータ処理するデータ処理部(不図示)とを含む。
複数の受信装置103は、複数の光多重装置102のサブキャリア変調信号の周波数に対応して、波長分散媒質121の波長分散量が異なるよう設定される(詳細は後述する)。これにより、複数の光多重装置102が送信するサブキャリア変調信号からデータ変調成分を抽出して受信可能にする。
非線形光学媒質113内では、相互位相変調(XPM)効果により、信号光に重畳された強度変調信号fNが搬送光に転写されて伝搬する。複数の光多重装置102から次々に信号光を多重することで、非線形光学媒質113の広帯域性を利用した超広帯域な光周波数分割多重伝送システムが実現できる。図1に示すように、光伝送路101の1段目の光多重装置102では、f1の制御光により搬送光νcを中心として±f1の変調信号が合波される。同様に、光伝送路101の各段の光多重装置102では、f2,…,fNの制御光により搬送光νcを中心として±f2,±fNの変調信号が合波される。
サブキャリア変調信号E(t)は下記式(1)のように表わすことができる。
Figure 2014049987
ここで、Eは電界振幅、ω0は搬送光の光周波数、ωはサブキャリア変調周波数、mpj(t),maj(t)は、位相および振幅データ変調、φ0jは初期位相である。この式はベッセル関数を用いて各周波数成分(ω0,ω0+ω,ω0−ω)の和として下記式(2)のように表わされる。
Figure 2014049987
1は、1次の第一種ベッセル関数であり、βは十分小さいとして0次のベッセル関数J0=1、また2次以降の項は無視する。このサブキャリア変調信号の光電力P(t)=|E(t)|2は、下記式(3)となる。
Figure 2014049987
ここでβは十分小さいとして、J0=1,J12=0となる。受信装置103において、フォトディテクタ(PD)122により自乗検波した場合、データ変調成分mpj,majの項は消失する。このため、サブキャリア変調信号のすべての周波数成分をフォトディテクタ122により電気信号に変換した場合、そのままではサブキャリア変調信号を受信することができない。このため、受信装置103で受信する際には、上記の波長分散媒質121や複屈折媒質を用いてサブキャリア変調信号のデータ変調成分を光強度信号として取り出す。これ以外に、急峻な光フィルタにより片側波帯成分のみを抽出する方法がある。これらの中でも、波長分散媒質121が最も安価であり、容易に入手しやすい。
波長分散媒質121としては、一般に市販されているものとして、通常の光ファイバ(SMF)や分散補償ファイバ(DCF)、分散量を制御したファイバブラッググレーティング(FBG)、エタロンフィルタを利用したものがある。受信装置103において、このような波長分散媒質121を用いることで、サブキャリア変調信号のデータ変調成分を光電力成分として取り出すことが可能となる。伝搬定数β、長さLの波長分散媒質121透過後のサブキャリア変調信号の電界は、下記式(4)で示される。
Figure 2014049987
βは波長分散媒質121の伝搬定数であり、周波数ω0付近のテイラー級数展開は、下記式(5)となる。
Figure 2014049987
ここで、下記式(6)が得られる。
Figure 2014049987
よって、上記式(2)の各項にそれぞれ異なる群遅延を与えることになり、下記式(7)となる。
Figure 2014049987
そして、2次分散までを考慮すると、下記式(8)となる。
Figure 2014049987
波長分散媒質透過後の光電力は、下記式(9)により得ることができる。
Figure 2014049987
となりデータ変調成分が検出可能となる。
上記式(9)より、sin(1/2・β2ωj 2L)=±1
のときデータ変調成分が最大となる。
最適な波長分散媒質121の長さは、下記式(10)で表される。
Figure 2014049987
ここで、λ0は中心波長(λ0=2πc/ω0)、Dは波長分散(D=2πcβ2/λ0 2)である。
例えば、λ0=1.55μm、サブキャリア変調周波数f=6GHzにおいて最適な分散量D×L=1730ps/nmとなり、シングルモードファイバ(D=16ps/nm/km)のみで分散を付加する場合は、Lopt=108kmとなる。上記式(9)より、データ変調信号の振幅が−3dB以内の効率を得るためには、下記式(11)が条件となる。
Figure 2014049987
したがって、下記式(12)が最適な条件となる。
Figure 2014049987
また、波長分散媒質121を一定としたとき、データ変調信号の振幅が−3dB以内の効率を満たす周波数帯域は、下記式(13)で表される。
Figure 2014049987
例えば、λ0=1.55μm、D×L=1730ps/nmとすると、3.5GHz<f<7.7GHzとなる。
上記のように、適度な分散を付加し、複数の多重信号が重畳された搬送光をフォトディテクタ122で一括受光した後は、バンドパスフィルタ(BPF)123により電気的に所望の変調周波数(f1〜fN)を切り出し検波することにより、強度変調信号として受信可能となる。
光多重装置102は、光伝送路中101に挿入するものであり、光多重装置102により多重する信号は単一のサブキャリア変調信号に限らず、複数の互いに独立なサブキャリア変調信号を足し合わせた多重信号でもよい。
光多重装置102における非線形光学媒質113を用いた光相互変調としては、相互位相変調による光位相変調や光パラメトリック効果による光強度変調などを用いることができる。非線形光学媒質113としては、光ファイバ、周期分極反転ニオブ酸リチウム、半導体光増幅器、シリコン細線導波路等の高屈折率差光導波路等を用いることができる。例えば、光ファイバとしては、高非線形ファイバ(HNLF:High NonLinear optical Fiber)をはじめ、コアにゲルマニウムやビスマス等をドープして非線形屈折率を高めたファイバや導波路構成、モードフィールドを小さくすることで光パワー密度を高めたファイバや導波路構成、カルコゲナイドガラスを用いたファイバや導波路構成、フォトニック結晶ファイバや導波路構成等を採用するようにしてもよい。
また、他の非線形光学媒質として、量子井戸構造の半導体光アンプ、量子ドット半導体光アンプ、シリコンフォトニクス型導波路等を用いることも可能である。さらに、他の非線形光学媒質として、三光波混合などの2次の非線形光学効果を発生させるデバイスを利用することもできる。この場合、これらのデバイスは、例えば、擬似位相整合構造を有するLiNbO3導波路、GaAlAs素子、あるいは2次非線形光学結晶等を用いることもできる。また、2次非線形光学媒質での光相互変調の後、光フィルタにより搬送光のみを抽出し、制御光を分離してもよい。
(光FDM伝送における分散の影響について)
図2は、光周波数分割多重伝送システムの分散の影響について実際の伝送結果を示す図である。受信する際の分散量を−2400〜+1800ps/nmまで変化させたときのPD122受信後のアイパターンをそれぞれ示す。表201は、横軸が±の分散量であり、縦軸が受光強度である。波長分散媒質121としてSMFファイバを用いたとき、このSMFファイバの長さを可変させて分散量を異ならせる。この際、最適分散量を得るには最長で105km等の長さが必要となる。表202は、横軸が±の分散量であり、縦軸が挿入損失である。波長分散媒質(DCF)121挿入時の挿入損失を示し、プラス側とマイナス側とでは損失の特性が異なっている。
そして、図2の特性図210に示すように、分散がゼロでは信号が消失してしまい、受信装置103での受信が不可能となる。分散を適度にマイナス方向、もしくはプラス方向へ与えていくと、信号振幅が大きくなる。分散を与え過ぎると信号振幅が小さくなり、アイパターン自身も汚くなる(特性図211,212等)。この結果から、受信する際には、波長分散媒質121により適切な分散を与える必要があることがわかる。すなわち、受信装置103において所望の変調信号をフォトディテクタ122により自乗検波する際に、位相変調がかかった両側波帯を一括受信するため、適度な分散を与える必要がある。さらに、プラス方向でもマイナス方向でも、分散量が同じであれば同じ受信強度が得られることがわかる。
図3は、光周波数分割多重伝送システムのサブキャリア変調信号周波数と、受信時に必要な波長分散量との関係を示す図表である。横軸は周波数、縦軸は最適分散量および波長分散媒質121としてのSMFの長さを示す。受信装置103における受信時に必要な波長分散量Doptは、下記式(14)で示され、サブキャリア変調信号周波数の二乗に反比例する。
Figure 2014049987
例えば、1GHzのサブキャリア周波数を受信する際の波長分散量は、62400ps/nmとなる。この波長分散量は、SMFを用いて実現することは不可能である。一方、10GHzのサブキャリア周波数を受信する際の波長分散量は、624ps/nmとなる。このように、周波数が10倍高い信号は、必要な分散量は100分の1になる。サブキャリア周波数が低周波信号であるほど、莫大な波長分散量が必要となり、受信の際に不利となる。また、逆にサブキャリア周波数が高周波信号であるほど、波長分散量は少なくて済むが、光部品や電気部品の価格が上昇する。つまり、波長分散の観点からも、適度な利用周波数範囲が存在する。
図4は、分散値を固定としたときの受信可能な周波数帯域幅を示す図表である。横軸は周波数、縦軸は最適分散量および波長分散媒質121としてのSMFの長さを示す。最大信号振幅±3dBの周波数範囲を示す。図4に示すように、波長分散媒質121を200ps/nmの波長分散量とした場合、12.6GHz[10.2〜22.8GHz]の帯域幅が受信可能となる。また、1000ps/nmの波長分散量とした場合には、5.64GHz[4.56〜10.2GHz]の帯域幅が受信可能となる。また、10000ps/nmの波長分散量とした場合には、1.78GHz[1.44〜3.22GHz]の帯域幅が受信可能となる。このように、波長分散量が固定の一つの波長分散媒質121としたとき、すべてのサブキャリア変調信号を受信することはできず、受信装置103が受信可能な周波数範囲に制限が生じる。
(受信装置に設ける波長分散媒質について)
図5は、受信装置に設ける波長分散媒質を説明する図である。受信装置103に設ける波長分散媒質121は、以下のように、プラス(正)の分散を持つものを利用したほうが全体のコストが下げられ有利となる。図2に示したように、受信する際に必要な波長分散量Doptは、正負どちらの分散でもよいことがわかっている。そして、通常のシングルモードファイバ(SMF)を光伝送路101として使用する場合、分散は正(1.55μm帯の搬送光を使用する場合、約16ps/nm/km)となる。
例えば、図5に示すように、10GHzのサブキャリア変調信号を40km伝送後に受信する場合を想定する。搬送光の波長が1.55μmの場合、SMFから受ける分散は16ps/nm/kmであるため、光伝送路101全体では16×40=640ps/nmの分散量となる。また、上記図3,図4により、10GHz信号を受信する際に必要な分散量は、約624ps/nm(200〜1040ps/nmであれば±3dB以内の振幅)である。つまり、正の分散を与えて受信する場合、特別な波長分散媒質121を設置することなく、光伝送路101が波長分散媒質121の機能を有し、受信装置103での受信が可能となる。一方、負の分散を与えて受信する場合、光伝送路101と合わせて−624ps/nmを実現するためには、−640−624=−1264ps/nm(−860〜−1680ps/nmが±3dB幅)の波長分散媒質121が別途必要となる。
市販されている波長分散媒質121は、通常、分散量に対し価格が増大するため、多くの分散量を持つ波長分散媒質121はそれだけ価格が上昇する。したがって、光伝送路101を正の波長分散媒質として利用することにより、別途、負の波長分散媒質を用いるよりも低コスト化できることになる。
(光FDM伝送におけるサブキャリア変調信号の周波数とノードの位置について)
図6は、光周波数分割多重伝送システム全体におけるサブキャリア変調信号の周波数とノードの位置の関係を示す図である。上述した図3,図4の変調信号の周波数対波長分散の図表が示すように、受信装置103の受信の際は、周波数が低い信号が高い信号よりも、より多くの波長分散量を必要とすることがわかる。光伝送路101で分散を与える場合、距離に比例して波長分散量は累積し大きくなる。
例えば、変調信号f1が光伝送路101から受ける分散量=D1+D2+…DN
変調信号f2が光伝送路101から受ける分散量=D2+…DN
変調信号fNが光伝送路101から受ける分散量=DN
したがって、変調信号kが光伝送路101から受ける分散量は下記式(15)となる。
Figure 2014049987
したがって、サブキャリア変調信号の周波数が低い信号を、受信側(受信装置103)からみたときにより遠くに位置する光多重装置102(図6の例では光多重装置1側)に割り当てる。サブキャリア変調信号の周波数が低い信号を受信側に近い位置の光多重装置102に割り当てるよりも波長分散媒質121として必要な分散量を少なくでき、光FDMシステム全体として波長分散媒質のコストの削減に有利となる。
(複数のサブキャリア変調帯域の受信構成例1)
図7は、複数のサブキャリア変調の周波数毎に固定の波長分散媒質を用いる受信側の構成例を示す図である。光伝送路101に複数の信号が多重されており、かつ分散量を考慮した結果、これら複数の信号を一括して受信できない場合には、受信するサブキャリア変調帯域別に複数の受信装置103を用意する。複数の受信装置103の前段にはカプラ等の光分波器104を設けて複数の受信装置103に光分岐させる。
この図7は、分散量が異なる波長分散媒質1〜3用いた例である。1.8〜4GHz受信装置1(103)と、4〜9GHz用受信装置2(103)と、9〜20GHz用受信装置3(103)の3つに分けた例を示している。光伝送路101は、これら各帯域に共通の波長分散媒質として共用し、波長分散媒質1〜3は、所望の分散量から光伝送路101の分散を差し引いた分散量を用意する。
例えば、図7の図表701を参照すると、
分散媒質1の分散量=図7の分散1−光伝送路101の分散D1
分散媒質2の分散量=図7の分散2−光伝送路101の分散D2
分散媒質3の分散量=図7の分散3−光伝送路101の分散D3
各受信装置1〜3(103)では、受信可能な周波数帯を分けて適切な分散量に設定する。例えば、図表701に示す±3dB幅を基準として各周波数帯が重ならない分散量に設定する。これに限らず各周波数帯の一部(周波数の端部)が重なるようにしてもよい。これにより、1.8G〜20Gまで幅広い変調信号を分散量が異なる波長分散媒質1〜3(121)を用いた3つの受信装置1〜3(103)により受信可能となる。
(複数のサブキャリア変調帯域の受信構成例2)
図8は、複数のサブキャリア変調の周波数毎に固定の波長分散媒質を用いる受信側の他の構成例を示す図である。上述した構成例1(図7参照)では周波数帯個別に波長分散媒質121を用いたが、この図8に示す構成例2では、それぞれの波長分散媒質121を縦続接続させている。受信装置1は、波長分散媒質1(121)通過後の変調信号が光分波器1(104)を介して入力される。受信装置2は、光分波器1(104)から波長分散媒質2(121)通過後の変調信号が光分波器2(104)を介して入力される。受信装置3は、光分波器2(104)から波長分散媒質3(121)通過後の変調信号が入力される。縦列の段数が多い箇所には、光増幅器801を設けてもよい。
受信装置1〜3(103)それぞれの受信信号に付加された分散量は、図表802を参照すると、
受信装置1:光伝送路101D+波長分散媒質1
受信装置2:光伝送路101D+波長分散媒質1+波長分散媒質2
受信装置3:光伝送路101D+波長分散媒質1+波長分散媒質2+波長分散媒質3となる。
結果として、受信装置103の数が増えて波長分散媒質121を縦続接続する数が増えるとそれだけ受信感度が悪くなっていく反面、それぞれの波長分散媒質121の分散量を少なくできる利点がある。所望する分散量の計算式から、受信装置103の構成に応じて、周波数帯域毎に必要な波長分散量を受信装置103に与える構成としても、複数のサブキャリア変調帯域の変調信号を受信できるようになる。
(複数のサブキャリア変調帯域の受信構成例3)
図9は、変調信号の周波数帯域がシステム構成で定められている場合の受信側の構成例を示す図である。システム全体がある特定の周波数帯域だけを使用する構成の場合には、 使用周波数帯域の下限周波数におけるD-3dB<波長分散媒質X(121)+光伝送路101の分散量D<使用周波数帯域の上限周波数におけるD+3dB
の条件式を満たす分散量に設定する。より詳細には、下記式(16)で示される。
Figure 2014049987
例えば、図表901に示すように、変調信号の全使用帯域を5〜10GHzとした場合、光伝送路101と合わせた総分散量Daとなる波長分散媒質X(121)を設ければよい。
上記条件式を満足できない場合、使用周波数帯域を一つの固定の波長分散媒質で受信することができないことを意味する。その場合は、上述した図7,8のように、使用周波数帯域を分けて受信するか、使用周波数帯域を見直し、より狭い帯域へ変更すればよい。
(複数のサブキャリア変調帯域の受信構成例4)
図10は、可変波長分散媒質を用いた場合の受信側の構成例を示す図である。上述したように、分散量が最適化されていれば、得られる信号振幅は最大となる(図2参照)。例えば、図表1003に示すように、(a)分散量が最適な状態、(b)分散量が合っていない状態、および(c)分散量が全くない状態が考えられる。このため、受信装置103は、受信した変調信号振幅を制御回路1002によりモニターする。位相同期回路124の後段には、受信した変調信号振幅を電気的受信部と制御回路1002にそれぞれ分岐させる電気的な分岐カプラ1001を設ける。
そして、制御回路1002では、モニターした信号振幅が最大となるように可変波長分散媒質X(1000)の分散量を可変制御する。可変波長分散媒質X(1000)としては、FBGやエタロンを用いて温度可変により分散量を可変させる構成、VIPA(Virtually Imaged Phased Array)を用いて電気的に分散量を可変させる構成等が考えられる。この際、モニターした信号振幅が最大となるように可変波長分散媒質X(1000)の分散量を可変制御すればよく、図表1003に示したアイパターンの開口状態を検出する処理は不要である。このように、可変波長分散媒質X(1000)を用い、モニターした信号振幅が最大となるように可変波長分散媒質X(1000)の分散量を可変制御することにより、図表1003の(a)に示すように常に分散量が最適な状態となるように制御できる。
(複数のサブキャリア変調帯域の受信構成例5)
図11は、可変波長分散媒質を用いた場合の受信側の他の構成例を示す図である。図11は、図10と同じく可変波長分散媒質X(1000)を用いた構成であるが、信号振幅をモニターするのではなく、電気スペクトラムアナライザ1103によりフォトディテクタ122が受信した変調信号の電気スペクトルをモニターする。
電気スペクトラムアナライザ1103を設けるため、フォトディテクタ(PD)122の後段には、分波器1102を設けてフィルタ(ローパスフィルタ)123と、電気スペクトラムアナライザ1103にそれぞれ変調信号を分岐させる。電気スペクトラムアナライザ1103によるモニター出力は、監視制御回路1101に入力される。監視制御回路1101は、電気スペクトラムアナライザ1103によるモニター出力に基づき、可変波長分散媒質X(1000)に対する分散量を制御する。
図12は、図11に示す監視制御回路が行う分散量可変制御の処理内容を示すフローチャートである。監視制御回路1101は、はじめに、光伝送路101の分散量Dを取得して、可変波長分散媒質X(1000)に分散量の初期値を設定する(ステップS1201)。次に、電気スペクトラムアナライザ1003にてスキャンさせる(ステップS1202)。すなわち、監視制御回路1101は電気スペクトラムアナライザ1103に対し、所定の周波数範囲内の周波数スペクトルを取得させる。
次に、監視制御回路1101は、取得した周波数スペクトルから各変調信号の周波数を取得する(ステップS1203)。そして、監視制御回路1101は、変調信号を検出できたか(受信ノードに信号が入力されたか)を判断する(ステップS1204)。変調信号を検出できれば(ステップS1204:Yes)、ステップS1205に移行し、変調信号を検出できなければ(ステップS1204:No)、ステップS1208に移行する。
次に、ステップS1205にて、監視制御回路1101は、変調信号の中で最短、最長周波数を持つ変調信号の周波数をそれぞれfLOW,fHighに設定する(ステップS1205)。そして、監視制御回路1101は、上記式(16)の演算を実行し、分散量の最適値を算出する(ステップS1206)。そして、監視制御回路1101は、算出された分散量の最適値を可変波長分散媒質X(1000)に設定する(ステップS1207)。この後、処理終了したか判断し(ステップS1208)、スキャンが必要であれば(ステップS1208:No)、ステップS1202に戻り、スキャン済みであれば(ステップS1208:Yes)、処理終了する。
例えば、図11の図表1105に示すように、変調信号の全使用帯域が5〜10GHzの場合、D-3dB:831.9ps/nm〜D+3dB:1039.8ps/nmの間(図中Da)が最適な総分散量(光伝送路101の分散を含む)となる。この値から光伝送路101の総分散を差し引くことにより、可変波長分散媒質X(1000)の分散量を算出することができる。
先に説明した図10に示す構成ではそれぞれの変調信号に対しては分散量を最適化可能であるが、変調信号群に対して一括して分散量を制御することができない。これに対し、図11に示した構成によれば、電気スペクトラムアナライザ1103を用いることにより、変調信号群を識別可能となる。そして、システムの使用帯域全体に最適化した分散量の設定が可能となる。
(複数のサブキャリア変調帯域の受信構成例6)
図13は、可変波長分散媒質を用いた場合の受信側の他の構成例を示す図である。上述した構成例同様に、可変波長分散媒質X(1000)を用いる構成である。また、受信装置103は、複数の光多重装置1〜N(102)を多重信号管理情報を用いて管理する。この多重信号管理情報は、システム全体の使用周波数帯域を統合管理し、高密度な周波数多重を実現する。
このため、受信ノード(受信装置103)は、図10に示す各構成に加えて、監視制御部1301と、監視制御信号受信部1302と、光分波器1303と、下り信号生成部1304と、分波器1305と、を含む。分波器1305の後段には、異なる通過帯域のフィルタ123をそれぞれ備え、異なる周波数の複数の変調信号に対する複数の位相同期回路124を設けることができる。
光分波器1303は、光伝送路101から受信した変調信号を可変波長分散媒質X(1000)と、監視制御信号受信部1302とに分岐させる。この光分波器1303では、図表1306に示すように、複数の光多重装置1〜N(102)から送信される多重信号管理情報を監視制御信号受信部1302に分岐出力する。監視制御信号受信部1302では、複数の光多重装置1〜N(102)から送信される多重信号管理情報を受信し、監視制御部1301に出力する。監視制御部1301は、監視制御信号受信部1302が受信した多重信号管理情報に基づき、複数の光多重装置1〜N(102)の変調信号の出力状態等の情報に基づき、システム全体の使用周波数帯域を統合管理する。そして、監視制御部1301は、全光多重装置102の使用周波数帯域を識別し、最適な分散量を可変波長分散媒質X(1000)に設定する。図13の図表1306に示すように、各光多重装置1〜N(102)の使用周波数帯域は、変調周波数と、変調周波数に対応した占有帯域幅を有する。
図14は、多重信号管理情報の一例を示す図である。この多重信号管理情報1401は、複数の光多重装置1〜N(102)がそれぞれ出力し、監視制御部1301が管理番号を付与し、図示しない管理テーブルに管理している。多重信号管理情報1401は、管理番号と、信号挿入ノードと、変調周波数と、占有帯域幅と、中心周波数と、変調信号の使用状態(空または満)の各パラメータを含む。下り信号生成部1304は、この管理テーブルに格納されたシステム全体の多重信号管理情報を複数の光多重装置1〜N(102)に送信し、複数の光多重装置1〜N(102)は受信した多重信号管理情報を記憶する。これにより、複数の光多重装置1〜N(102)は、他の光多重装置102の使用状況を把握することができ、使用可能な周波数帯域を用いた送信を行うことができる。
例えば、図14の管理番号1は、光伝送路101上の信号挿入ノードがA−2、変調周波数が100MHz、占有帯域幅が200MHz、中心周波数が5900MHz、変調信号の使用状態が満である。管理番号3は、光伝送路101上の信号挿入ノードがA−1、変調周波数が650MHz、占有帯域幅が1300+50MHz、中心周波数が9150MHz、変調信号の使用状態が空である。空状態が満であれば変調信号が使用されている状態であり、監視制御部1301は、この満となっている管理番号の変調信号の中心周波数を用いて、可変波長分散媒質X(1000)の分散量制御を行う。すなわち、監視制御部1301は、使用中の変調信号について、管理テーブル上の多重信号管理情報1401を用いて最短周波数fLOWと最長周波数fLOW,fHighを持つ信号を検索する。
図15は、図13に示す監視制御部が行う分散量可変制御の処理内容を示すフローチャートである。監視制御部1301は、はじめに、光伝送路101の分散量Dを取得して、可変波長分散媒質X(1000)の分散量の初期値を設定する(ステップS1501)。次に、監視制御部1301は、光多重装置102の数Kを初期値1に設定する(ステップS1502)。そして、監視制御部1301は、光多重装置K(102)が送信する変調信号の中心周波数を取得する(ステップS1503)。この中心周波数は、図14に示す管理テーブル検索により取得する。
この後、監視制御部1301は、K=Nであるか判断する(ステップS1504)。Nは光伝送路101上に設けられるすべての光多重装置102の数であり、管理テーブル検索からすべての光多重装置の情報を取得できたか否かの判断に相当する。K=Nでなければ(ステップS1504:No)、Kを1インクリメントし(ステップS1506)、ステップS1503に戻る。K=Nであれば(ステップS1504:Yes)、ステップS1505に移行する。
ステップS1505では、監視制御部1301は、管理テーブルを検索し、変調信号の中で最短、最長周波数を持つ変調信号の周波数をそれぞれfLOW,fHighに設定する(ステップS1505)。そして、監視制御部1301は、上記式(16)の演算を実行し、分散量の最適値を算出する(ステップS1507)。そして、監視制御部1301は、算出された分散量の最適値を可変波長分散媒質X(1000)に設定する(ステップS1508)。この後、処理終了したか判断し(ステップS1509)、スキャンが必要であれば(ステップS1509:No)、ステップS1502に戻り、スキャン済みであれば(ステップS1509:Yes)、処理終了する。
以上説明したように、監視制御部1301が全ノードの光多重装置102で共有する多重信号管理情報を用いることで、現在使用中の周波数帯域の上限と下限をリアルタイムで把握することが可能となる。また、各ノードの光多重装置102の使用周波数に変化があるたびに、監視制御部1301が最適な分散量を計算し、可変波長分散媒質X(1000)の分散量を使用周波数に対応して制御することができるようになる。
以上説明した実施の形態によれば、光FDM伝送システムにより、光伝送路の複数のノードの光多重装置から情報を伝送することができる。複数の光多重装置はそれぞれ異なるサブキャリア周波数のサブキャリア変調信号を搬送波に重畳する。そして、上述した実施の形態では、受信側に波長分散媒質を設け、光多重装置が使用しているサブキャリア周波数に基づき、必要な分散量を設定する。これにより、受信側では、光多重装置が送信したサブキャリア変調信号を良好な信号波形を有して取り出すことができるようになる。
また、受信側において複数の光多重装置のサブキャリア周波数を監視する構成とすることにより、光多重装置の使用周波数に対応して受信側の波長分散媒質の分散量が常に最適となるように可変制御することができる。これにより、光多重装置の使用周波数が変更されても、受信側では常に安定して受信できるとともに、受信品質を高めることができるようになる。
また、本実施の形態で説明した監視制御回路1101、監視制御部1301は、予め用意されたプログラムをCPU等のプロセッサで実行することにより実現することもできる。また、このプログラムは、プロセッサが読み取り可能な記録媒体に記録され、プロセッサによって記録媒体から読み出されることによって実行できる。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)光伝送路上の複数ノードに設けられる光多重装置において入力信号をそれぞれ異なるサブキャリア周波数のサブキャリア変調信号に変換し、非線形光学媒質により搬送光に相互変調して伝送させる光周波数分割多重伝送システムに設けられる光信号受信装置において、
前記サブキャリア変調信号の周波数に対応して受信に必要な波長分散量の関係に基づく値の波長分散量を有する波長分散媒質と、
前記波長分散媒質を透過した搬送光を電気信号に変換するフォトディテクタと、
前記フォトディテクタにより変換された電気信号を用いて受信データ処理を行う多重信号受信部と、
を有することを特徴とする光信号受信装置。
(付記2)周波数と分散量の関係に基づき、前記波長分散媒質の分散量は、前記サブキャリア変調信号の周波数帯域における振幅の劣化が所定範囲内に収まる周波数に対応する値としたことを特徴とする付記1に記載の光信号受信装置。
(付記3)前記振幅の劣化の前記所定範囲は、0〜−3dBであることを特徴とする付記2に記載の光信号受信装置。
(付記4)周波数と分散量の関係に基づき、前記波長分散媒質の分散量は、前記サブキャリア変調信号の周波数帯域に対して許容される許容範囲内の値としたことを特徴とする付記1に記載の光信号受信装置。
(付記5)前記波長分散媒質は、正の分散を持つ波長分散媒質を用いることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の光信号受信装置。
(付記6)前記波長分散媒質の分散量は、前記光伝送路が有する分散量を差し引いた値に設定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の光信号受信装置。
(付記7)複数の前記サブキャリア変調信号が多重化されている場合、当該複数の前記サブキャリア変調信号群の周波数帯域の上限周波数と下限周波数とに基づく当該上限周波数の許容範囲と下限周波数の許容範囲と、前記光伝送路が有する分散量とに基づいて、前記波長分散媒質の分散量を設定することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の光信号受信装置。
(付記8)前記波長分散媒質は、分散量が可変な可変波長分散媒質を用いることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の光信号受信装置。
(付記9)前記多重信号受信部は、前記フォトディテクタより変換された電気信号が入力され、所望の周波数帯域の前記サブキャリア変調信号を通過させるフィルタと、前記フィルタを通過した前記サブキャリア変調信号を位相同期により検波する位相同期回路とを含み、
前記位相同期回路の出力振幅が最大となるように、前記可変波長分散媒質の波長分散量を制御する制御回路を有することを特徴とする付記8に記載の光信号受信装置。
(付記10)前記多重信号受信部は、前記フォトディテクタにより変換された電気信号が入力され、所望の周波数帯域の前記サブキャリア変調信号を通過させるフィルタと、前記フィルタを通過した前記サブキャリア変調信号を位相同期により検波する位相同期回路とを含み、
前記フォトディテクタにより変換された電気信号の周波数特性をモニターし、使用されている前記サブキャリア変調信号の周波数帯域を識別する電気スペクトラムアナライザと、
前記電気スペクトラムアナライザが識別した前記サブキャリア変調信号の周波数帯域の上限周波数と下限周波数とに基づく当該上限周波数の許容範囲と下限周波数の許容範囲と、前記光伝送路が有する分散量とに基づいて、前記可変波長分散媒質に設定する分散量を制御する監視制御回路を有することを特徴とする付記8に記載の光信号受信装置。
(付記11)光伝送路上の複数ノードに設けられる光多重装置において入力信号をそれぞれ異なるサブキャリア周波数のサブキャリア変調信号に変換し、非線形光学媒質により搬送光に相互変調して伝送させる光周波数分割多重伝送システムに設けられ、所定の波長分散量を有する波長分散媒質と、前記波長分散媒質を透過した搬送光を電気信号に変換するフォトディテクタと、前記フォトディテクタにより変換された電気信号を用いて受信データ処理を行う多重信号受信部と、を有する光信号受信装置の光信号受信方法において、
前記波長分散媒質には、前記サブキャリア変調信号の周波数に対応して受信に必要な波長分散量の関係に基づく値の分散量を設定することを特徴とする光信号受信方法。
(付記12)周波数と分散量の関係に基づき、前記波長分散媒質の分散量は、前記サブキャリア変調信号の周波数帯域における振幅の劣化が所定範囲内に収まる周波数に対応する値に設定することを特徴とする付記11に記載の光信号受信方法。
(付記13)光伝送路上の複数ノードに設けられる光多重装置において入力信号をそれぞれ異なるサブキャリア周波数のサブキャリア変調信号に変換し、非線形光学媒質により搬送光に相互変調して伝送させ、所定の波長分散量を有する波長分散媒質と、前記波長分散媒質を透過した搬送光を電気信号に変換するフォトディテクタと、前記フォトディテクタにより変換された電気信号を用いて受信データ処理を行う多重信号受信部とを有する光信号受信装置からなる光周波数分割多重伝送システムにおいて、
前記波長分散媒質には、前記サブキャリア変調信号の周波数に対応して受信に必要な波長分散量の関係に基づく値の分散量を設定したことを特徴とする光周波数分割多重伝送システム。
(付記14)前記サブキャリア変調信号のうち、前記光信号受信装置から伝送距離が遠いノードの前記光多重装置ほど低周波な周波数を用い、前記光信号受信装置から伝送距離が近いノードの前記光多重装置ほど高周波な周波数を用いることを特徴とする付記13に記載の光周波数分割多重伝送システム。
(付記15)前記光信号受信装置を複数有し、
複数の前記光信号受信装置の前記波長分散媒質は、前記サブキャリア変調信号に対する許容帯域が異なる分散量をそれぞれ有することにより、
複数の前記光信号受信装置により、広帯域の前記サブキャリア変調信号を受信することを特徴とする付記13または14に記載の光周波数分割多重伝送システム。
(付記16)前記光信号受信装置を複数有し、
前記波長分散媒質は複数縦列接続され、各波長分散媒質同士の接続箇所が光分波器を介して各前記光信号受信装置に接続されていることにより、
複数の前記光信号受信装置により、広帯域の前記サブキャリア変調信号を受信することを特徴とする付記13または14に記載の光周波数分割多重伝送システム。
(付記17)前記波長分散媒質として分散量が可変な可変波長分散媒質と、
複数の前記光多重装置がそれぞれ送信する前記サブキャリア変調信号の使用状態を多重信号管理情報として管理する監視制御部とを有し、
前記監視制御部は、前記サブキャリア変調信号の周波数帯域の上限周波数と下限周波数とに基づく当該上限周波数の許容範囲と下限周波数の許容範囲と、前記光伝送路が有する分散量とに基づいて、前記可変波長分散媒質に設定する分散量を制御することを特徴とする付記13または14に記載の光周波数分割多重伝送システム。
(付記18)前記多重信号管理情報は、複数の前記光多重装置がそれぞれ送信する前記サブキャリア変調信号の占有帯域幅、中心周波数、周波数空き状態の各情報を含むことを特徴とする付記17に記載の光周波数分割多重伝送システム。
(付記19)前記監視制御部が管理する前記多重信号管理情報を複数の前記光多重装置に送信する下り信号生成部を有することを特徴とする付記17または18に記載の光周波数分割多重伝送システム。
100 光周波数分割多重(光FDM)伝送システム
101 光伝送路
102 光多重装置
103 受信装置
104 光分波器
111 制御光生成部
112 光合波器
113 非線形光学媒質
121 波長分散媒質
122 フォトディテクタ
123 バンドパスフィルタ
124 位相同期回路
1000 可変波長分散媒質
1101 監視制御回路
1102 分波器
1103 電気スペクトラムアナライザ
1301 監視制御部
1401 多重信号管理情報

Claims (17)

  1. 光伝送路上の複数ノードに設けられる光多重装置において入力信号をそれぞれ異なるサブキャリア周波数のサブキャリア変調信号に変換し、非線形光学媒質により搬送光に相互変調して伝送させる光周波数分割多重伝送システムに設けられる光信号受信装置において、
    前記サブキャリア変調信号の周波数に対応して受信に必要な波長分散量の関係に基づく値の波長分散量を有する波長分散媒質と、
    前記波長分散媒質を透過した搬送光を電気信号に変換するフォトディテクタと、
    前記フォトディテクタにより変換された電気信号を用いて受信データ処理を行う多重信号受信部と、
    を有することを特徴とする光信号受信装置。
  2. 周波数と分散量の関係に基づき、前記波長分散媒質の分散量は、前記サブキャリア変調信号の周波数帯域における振幅の劣化が所定範囲内に収まる周波数に対応する値としたことを特徴とする請求項1に記載の光信号受信装置。
  3. 周波数と分散量の関係に基づき、前記波長分散媒質の分散量は、前記サブキャリア変調信号の周波数帯域に対して許容される許容範囲内の値としたことを特徴とする請求項1に記載の光信号受信装置。
  4. 前記波長分散媒質は、正の分散を持つ波長分散媒質を用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光信号受信装置。
  5. 前記波長分散媒質の分散量は、前記光伝送路が有する分散量を差し引いた値に設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の光信号受信装置。
  6. 複数の前記サブキャリア変調信号が多重化されている場合、当該複数の前記サブキャリア変調信号群の周波数帯域の上限周波数と下限周波数とに基づく当該上限周波数の許容範囲と下限周波数の許容範囲と、前記光伝送路が有する分散量とに基づいて、前記波長分散媒質の分散量を設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の光信号受信装置。
  7. 前記波長分散媒質は、分散量が可変な可変波長分散媒質を用いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の光信号受信装置。
  8. 前記多重信号受信部は、前記フォトディテクタにより変換された電気信号が入力され、所望の周波数帯域の前記サブキャリア変調信号を通過させるフィルタと、前記フィルタを通過した前記サブキャリア変調信号を位相同期により検波する位相同期回路とを含み、
    前記位相同期回路の出力振幅が最大となるように、前記可変波長分散媒質の波長分散量を制御する制御回路を有することを特徴とする請求項7に記載の光信号受信装置。
  9. 前記多重信号受信部は、前記フォトディテクタにより変換された電気信号が入力され、所望の周波数帯域の前記サブキャリア変調信号を通過させるフィルタと、前記フィルタを通過した前記サブキャリア変調信号を位相同期により検波する位相同期回路とを含み、
    前記フォトディテクタにより変換された電気信号の周波数特性をモニターし、使用されている前記サブキャリア変調信号の周波数帯域を識別する電気スペクトラムアナライザと、
    前記電気スペクトラムアナライザが識別した前記サブキャリア変調信号の周波数帯域の上限周波数と下限周波数とに基づく当該上限周波数の許容範囲と下限周波数の許容範囲と、前記光伝送路が有する分散量とに基づいて、前記可変波長分散媒質に設定する分散量を制御する監視制御回路を有することを特徴とする請求項7に記載の光信号受信装置。
  10. 光伝送路上の複数ノードに設けられる光多重装置において入力信号をそれぞれ異なるサブキャリア周波数のサブキャリア変調信号に変換し、非線形光学媒質により搬送光に相互変調して伝送させる光周波数分割多重伝送システムに設けられ、所定の波長分散量を有する波長分散媒質と、前記波長分散媒質を透過した搬送光を電気信号に変換するフォトディテクタと、前記フォトディテクタにより変換された電気信号を用いて受信データ処理を行う多重信号受信部と、を有する光信号受信装置の光信号受信方法において、
    前記波長分散媒質には、前記サブキャリア変調信号の周波数に対応して受信に必要な波長分散量の関係に基づく値の分散量を設定することを特徴とする光信号受信方法。
  11. 光伝送路上の複数ノードに設けられる光多重装置において入力信号をそれぞれ異なるサブキャリア周波数のサブキャリア変調信号に変換し、非線形光学媒質により搬送光に相互変調して伝送させ、所定の波長分散量を有する波長分散媒質と、前記波長分散媒質を透過した搬送光を電気信号に変換するフォトディテクタと、前記フォトディテクタにより変換された電気信号を用いて受信データ処理を行う多重信号受信部とを有する光信号受信装置からなる光周波数分割多重伝送システムにおいて、
    前記波長分散媒質には、前記サブキャリア変調信号の周波数に対応して受信に必要な波長分散量の関係に基づく値の分散量を設定したことを特徴とする光周波数分割多重伝送システム。
  12. 前記サブキャリア変調信号のうち、前記光信号受信装置から伝送距離が遠いノードの前記光多重装置ほど低周波な周波数を用い、前記光信号受信装置から伝送距離が近いノードの前記光多重装置ほど高周波な周波数を用いることを特徴とする請求項11に記載の光周波数分割多重伝送システム。
  13. 前記光信号受信装置を複数有し、
    複数の前記光信号受信装置の前記波長分散媒質は、前記サブキャリア変調信号に対する許容帯域が異なる分散量をそれぞれ有することにより、
    複数の前記光信号受信装置により、広帯域の前記サブキャリア変調信号を受信することを特徴とする請求項11または12に記載の光周波数分割多重伝送システム。
  14. 前記光信号受信装置を複数有し、
    前記波長分散媒質は複数縦列接続され、各波長分散媒質同士の接続箇所が光分波器を介して各前記光信号受信装置に接続されていることにより、
    複数の前記光信号受信装置により、広帯域の前記サブキャリア変調信号を受信することを特徴とする請求項11または12に記載の光周波数分割多重伝送システム。
  15. 前記波長分散媒質として分散量が可変な可変波長分散媒質と、
    複数の前記光多重装置がそれぞれ送信する前記サブキャリア変調信号の使用状態を多重信号管理情報として管理する監視制御部とを有し、
    前記監視制御部は、前記サブキャリア変調信号の周波数帯域の上限周波数と下限周波数とに基づく当該上限周波数の許容範囲と下限周波数の許容範囲と、前記光伝送路が有する分散量とに基づいて、前記可変波長分散媒質に設定する分散量を制御することを特徴とする請求項11または12に記載の光周波数分割多重伝送システム。
  16. 前記多重信号管理情報は、複数の前記光多重装置がそれぞれ送信する前記サブキャリア変調信号の占有帯域幅、中心周波数、周波数空き状態の各情報を含むことを特徴とする請求項15に記載の光周波数分割多重伝送システム。
  17. 前記監視制御部が管理する前記多重信号管理情報を複数の前記光多重装置に送信する下り信号生成部を有することを特徴とする請求項15または16に記載の光周波数分割多重伝送システム。
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