JP2014049612A - マスク位置決め方法、及びマスク位置決め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェハ上に複数のマスクを重ねて高精度に位置決めすること。
【解決手段】マスク位置決め方法において、ウェハ上に第1及び第2マスクを重ねて位置決めする。マスク位置決め方法は、磁力発生する磁力発生手段とウェハとの第1所定距離の位置で第1マスクをウェハ上に位置決めするステップと、磁力発生手段を第1所定距離の位置からウェハ側に接近させた第2所定距離の位置に移動させ第1マスクを磁力発生手段の磁力でウェハ上に吸着させるステップと、第2所定距離の位置でウェハ上に位置決めされた第1マスク上において第2マスクを位置決めするステップと、磁力発生手段を第2所定距離からウェハ側に接近させた第3所定距離の位置に移動させ第1及び第2マスクを磁発生手段の磁力でウェハ上に吸着させるステップと、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェハ上に複数のマスクを高精度に位置決めできるマスク位置決め方法、及びマスク位置決め装置に関するものである。
ウェハ上にマスクを位置決めしウェハに対して成膜が行われている。この際、ウェハ上にマスクをより高精度に位置決めすることが求められている。例えば、ガラス基板とメタルマスクを磁力で張り合わせ位置決めを行うマスク位置決め方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−146560号公報
しかしながら、上記特許文献1に示すマスク位置決め方法においては、単一のメタルマスクをウェハ上に位置決めする技術である。一方で複数のメタルマスクを重ねてウェハ上に位置決めする場合があり、そのような場合でも高精度な位置決め技術が要望させている。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、ウェハ上に複数のマスクを重ねて高精度に位置決めできるマスク位置決め方法及びマスク位置決め装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、ウェハ上に第1及び第2マスクを重ねて位置決めするマスク位置決め方法であって、磁力発生する磁力発生手段と前記ウェハとの第1所定距離の位置で、前記第1マスクを前記ウェハ上に位置決めするステップと、前記磁力発生手段を前記第1所定距離の位置から前記ウェハ側に接近させた第2所定距離の位置に移動させ、前記第1マスクを前記磁力発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着させるステップと、前記第2所定距離の位置で、前記ウェハ上に位置決めされた前記第1マスク上において前記第2マスクを位置決めするステップと、前記磁力発生手段を前記第2所定距離から前記ウェハ側に接近させた第3所定距離の位置に移動させ、前記第1及び第2マスクを前記磁発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着させるステップと、を含むことを特徴とするマスク位置決め方法である。
この一態様において、前記第1所定距離は、前記第1マスクをウェハ上に位置決めする際に、前記第1マスクが前記磁力発生手段からの磁力の影響を受けない距離であってもよい。
この一態様において、前記第2所定距離は、前記ウェハ上に位置決めされた第1マスク上において前記第2マスクを位置決めする際に、前記第2マスクが前記磁力発生手段からの磁力の影響を受けない距離であってもよい。
この一態様において、前記磁力発生手段を前記第2所定距離の位置から前記ウェハ側に接近させた第4所定距離の位置に移動させ、前記第1及び第2マスクを前記磁力発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着させるステップと、前記第4所定距離の位置で、前記ウェハ上に位置決めされた前記第1及び2マスク上において第3マスクを位置決めするステップと、を更に含み、前記磁力発生手段を前記第4所定距離から前記ウェハ側にさらに接近させた第3所定距離の位置に移動させ、前記第1、第2及び第3マスクを前記磁発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着させてもよい。
この一態様において、前記ウェハをウェハホルダに保持させるステップを更に含んでいても良い。
他方、上記目的を達成するための本発明の一態様は、磁力発生する磁力発生手段と、前記磁力発生手段から第1所定距離の位置で、前記ウェハ上に位置決めされる第1マスクと、前記磁力発生手段を前記第1所定距離から前記ウェハ側に接近させた第2所定距離の位置において前記第1マスクが前記磁力発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着されると共に、前記第2所定距離の位置で前記ウェハ上に位置決めされた前記第1マスク上において位置決めされる第2マスクと、を備えることを特徴とするマスク位置決め装置であってもよい。
この一態様において、前記磁力発生手段を移動させる移動手段と、前記移動手段の移動を制御する制御手段と、を更に備え、前記制御手段は、前記第1所定距離、前記第2所定距離、および、該第2所定距離から前記磁力発生手段を前記ウェハ側に接近し、前記第1及び第2マスクが前記磁発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着する第3所定距離、の位置に段階的に、前記磁力発生手段が移動するように前記移動手段を制御してもよい。
本発明によれば、ウェハ上に複数のマスクを重ねて高精度に位置決めできるマスク位置決め方法及びマスク位置決め装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るマスク位置決め装置の概略的な構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るマスク位置決め方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係るマスク位置決め方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係るマスク位置決め方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係るマスク位置決め方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係るマスク位置決め方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係るマスク位置決め方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係るマスク位置決め方法を説明するための図である。 マスク位置決め方法により位置決めされた下側及び上側マスクを示す図である。 下側及び上側マスクを用いてウェハ上成膜された膜の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るマスク位置決め装置によるマスク位置決め方法の処理フローの一例を示すフローチャートである。 マスク位置決め装置によるマスク位置決め方法を説明するための図である。 マスク位置決め装置によるマスク位置決め方法を説明するための図である。 マスク位置決め装置によるマスク位置決め方法を説明するための図である。 マスク位置決め装置によるマスク位置決め方法を説明するための図である。 マスク位置決め装置によるマスク位置決め方法を説明するための図である。 マスク位置決め装置によるマスク位置決め方法を説明するための図である。 マスク位置決め装置によるマスク位置決め方法を説明するための図である。 マスク位置決め装置によるマスク位置決め方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係るマスク位置決め方法の処理フローの一例を示すフローチャートである。 磁力の影響によりマスクがずれて位置決めされた状態を示す図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係るマスク位置決め装置の概略的な構成を示す図である。本実施の形態1に係るマスク位置決め装置1は、ウェハ2上に複数のマスクを重ねて高精度に位置決めできるものである。
ここで、マスクは、ウェハ2の上面に配置される下側マスク(第1マスクの一具体例)と、下側マスク上に配置される上側マスク(第2マスクの一具体例)と、から構成されている。また、下側マスク及び上側マスクは、磁性体金属で形成されたメタルマスクとして構成されている。したがって、後述の磁力発生部5の磁力により吸引される性質を有している。
マスク位置決め装置1は、ウェハ2を保持するウェハホルダ3と、ウェハホルダ3を保持するウェハホルダ保持部4と、磁力を発生する磁力発生部5と、磁力発生部5を保持する保持部6と、磁力発生部5を移動させる移動機構7と、磁力発生部5をxy軸方向へ移動させ或いは回転させるxyθステージ部8と、移動機構7及びxyθステージ部8を制御する制御部9と、を備えている。
ウェハホルダ3は、例えば、その上面にウェハ2が載置される凹状部21が形成されている。ユーザはその凹状部21の形状に沿ってウェハ2を配置することができる。一方、ウェハホルダ3の下面は、後述の磁力発生部5の複数の永久磁石51が挿入される凹部22が略等間隔で複数形成されている。ウェハホルダ3下面の各凹部22には、後述の磁力発生部5の各永久磁石51の先端部が挿入される。
ウェハホルダ保持部4は、保持部6に固定されており、磁力発生部5上にウェハホルダ3を保持する。
磁力発生部5は、磁力発生手段の一具体例であり、複数の永久磁石51と、各永久磁石51を保持する磁石ホルダ52と、を有している。各永久磁石51は磁石ホルダ52に1列或いは複数列、略等間隔で配置されている。各永久磁石51は、S極とN極とが交互に上側を向くように並んで配置されている。なお、永久磁石51として、例えば、ネオジム磁石が用いられている。永久磁石51の代わりに、磁力制御が可能な電磁石を用いることも可能である。
保持部6は、XYθステージ部8に固定されている。また、保持部6には、ウェハホルダ保持部4、移動機構7及び磁力発生部5が接続されている。
移動機構7は、移動手段の一具体例であり、例えば、磁力発生部5の側縁を保持して、上下方向へ伸縮することで、磁力発生部5を上下方向へ移動させることができる。移動機構7は、例えば、上下方向へ伸縮する伸縮機構と、伸縮機構を駆動するモータなどの駆動部と、を有している。駆動部は制御部9から送信される制御信号に応じて伸縮機構を駆動し、磁力発生部5を上下方向へ移動させることができる。例えば、制御部9は、移動機構7の伸縮機構を制御して磁力発生部5を上方向へ移動させ、磁力発生部5をウェハホルダ3に近付ける。これにより、ウェハホルダ3に保持されたウェハ2上に配置された下側及び/又は上側マスクに対する磁力発生部5の磁力を制御することができる。
xyθステージ部8は、移動機構7を介して磁力発生部5を、xy軸方向へ移動させ或いは回転させることができる。これにより、ウェハホルダ3に保持されたウェハ2上に配置された下側及び/又は上側マスクに対する磁力発生部5のxy軸方向の位置、回転方向の位置を高精度に調整することができる。なお、例えば、ボールネジ機構などを手動で回転させることで、移動機構7を介して磁力発生部5を上下方向及びxy軸方向に移動させ、あるいは回転させることもできる。
制御部9は、制御手段の一具体例であり、移動機構7及びxyθステージ部8を制御して磁力発生部5の移動を制御する。制御部9は、例えば、制御処理、演算処理等と行うCPU(Central Processing Unit)9aと、CPU9aによって実行される制御プログラム、演算プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)9bと、処理データ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)9cと、を有するマイクロコンピュータを中心にして、ハードウェア構成されている。また、これらCPU9a、ROM9b、及びRAM9cは、データバス9dによって相互に接続されている。
ところで、ウェハ上にメタルマスクを磁力発生部の磁力を用いて吸着させ位置決めする場合、その磁力の吸着力でウェハに対してメタルマスクがずれてしまうという問題が生じている。特に、複数のマスク701、702をウェハ703上に重ねて位置決めする場合、その磁力の影響でずれが大きくなり高精度な位置決めがより困難となる(図7)。
そこで、本実施の形態に係るマスク位置決め装置1は、ウェハ2上に下側マスク及び上側マスクを夫々位置決めする際に、下側マスク及び上側マスクと磁力発生部5との距離を段階的に調整する。これにより、下側マスク及び上側マスクを磁力の影響を受けることなく、夫々、ウェハ2上に高精度に位置決めできる。さらに、下側マスク及び上側マスクの位置決め後は磁力発生部5の磁力により、下側マスク及び上側マスクをウェハ2上に吸着させ、確実に固定することができる。
次に、上述した本実施の形態に係るマスク位置決め方法について詳細に説明する。
ウェハ2をウェハホルダ3に保持させる。このとき、磁力発生部5とウェハ2との距離は第1所定距離L1となっており、磁力発生部5は初期位置にある(図2A)。
次に、上記磁力発生部5とウェハ2との距離が第1所定距離L1の位置で、下側マスク10をウェハ2上で位置決めを行い(図2B)、下側マスク10をウェハ2上に貼り付ける(図2C)。このとき、第1所定距離L1は、下側マスク10をウェハ2上に位置決めする際に、下側マスク10が磁力発生部5からの磁力の影響を受けない距離となっている。このため、ユーザは磁力の影響でぶれることなく下側マスク10をウェハ2上に高精度に位置決めすることができる。なお、下側マスク10及び後述の上側マスク11が磁力発生部5からの磁力の影響を受けないとは、磁力を受けた場合でもその影響が僅かであり、その影響をユーザが感知できない状態を含むものとする。
その後、磁力発生部5を第1所定距離L1の位置からウェハ2側に接近させた第2所定距離L2(第2所定距離L2<第1所定距離L1)の位置に移動させる(図2D)。この磁力発生部5が第2所定距離L2(例えば、下側マスク10から数ミリ程度の距離)の位置において、下側マスク10が磁力発生部5の磁力でウェハ2上に吸着する。これにより、ウェハ2上に位置決めされた下側マスク10はウェハ2上に確実に固定される。
さらに、この磁力発生部5が第2所定距離L2の位置において、ウェハ2上に位置決めされた下側マスク10上において上側マスク11を位置決めし(図2E)、上側マスク11をウェハ2上に吸着された下側マスク10上に貼り付ける(図2F)。このとき、磁力発生部5の磁力は下側マスク10のみをウェハ2上に吸着させるが、上側マスク11はその磁力の影響を受けない。これは、主に下側マスク10が磁力発生部5から上側マスク11への磁力を遮断し弱めるためである。これにより、ユーザは磁力の影響でぶれることなく、上側マスク11をウェハ2及び下側マスク10上に高精度に位置決めすることができる。
最後に、磁力発生部5を第2所定距離L2の位置からウェハ2側にさらに接近させた第3所定距離L3の位置(磁力発生部5とウェハ2とが最接近した位置、第1所定距離L1>第2所定距離L2>第3所定距離L3)に移動させる(図2G)。これにより、下側マスク10及び上側マスク11を磁力発生部5の磁力でウェハ2上に吸着させ、確実に固定することができる。
上述したマスク位置決め方法を用いることで、例えば、図3Aに示すように、下側マスク10及び上側マスク11の開口位置をウェハ2の所望位置に高精度に位置決めできる。したがって、図3Bに示すように、ウェハ2上に高精度に成膜を行うことができる。
図4は、本実施の形態に係るマスク位置決め装置によるマスク位置決め方法の処理フローの一例を示すフローチャートである。
まず、磁力発生部5を移動機構7にセットし(図5A)、ロック(位置決め固定)する(図5B)(ステップS101)。次に、ウェハ2が取付けられたウェハホルダ3をウェハホルダ保持部4にセットする(図5C)(ステップS102)。
その後、磁力発生部5とウェハ2との距離が第1所定距離L1の位置において、下側マスク10をウェハ2上で位置決めを行い、下側マスク10をウェハ2上に貼り付ける(図5D)(ステップS103)。このとき、ユーザは下側マスク10をウェハ2上に磁力発生部5の磁力の影響を受けることなく高精度に位置決め貼り付けできる。
制御部9は、移動機構7を制御して磁力発生部5を第1所定距離L1の位置からウェハ2側に接近させた第2所定距離L2の位置に移動させる(図5E)(ステップS104)。そして、この磁力発生部5が第2所定距離L2の位置において、ウェハ2上に位置決めされた下側マスク10上において上側マスク11を位置決めし、上側マスク11をウェハ2上に吸着された下側マスク10上に貼り付ける(図5F)(ステップS105)。このとき、ユーザは上側マスク11をウェハ2及び下側マスク10上に、磁力発生部5の磁力の影響を受けることなく高精度に位置決め貼り付けできる。
なお、上記ウェハ2上における上側マスク11及び下側マスク10の位置決めは、例えば、多関節型のアームロボットなどを用いて行っても良い。これにより、より作業の効率化を向上させることができる。
制御部9は、移動機構7を制御して磁力発生部5を第2所定距離L2の位置からウェハ2側にさらに接近させた第3所定距離L3の位置(例えば、磁力発生部5とウェハホルダ3が接触し一体となる位置)に移動させる(図5G)(ステップS106)。これにより、下側マスク10及び上側マスク11を磁力発生部5の磁力でウェハ2上に吸着させ、確実に固定することができる。なお、制御部9は、予め設定された自動プログラムを実行することで、上述の如く、磁力発生部5を第1所定距離L1の位置から第2所定距離L2及び第3所定距離L3の位置へ自動的に移動させてもよく、あるいは、ユーザのスイッチ操作に応じて移動させてもよい。
最後に、ウェハホルダ3をウェハホルダ保持部4から外すことで(図5H)、一体となったウェハホルダ3、ウェハ2、下側マスク10、上側マスク11及び磁力発生部5を、成膜を行う装置へ移動させることができる。なお、上述の磁力発生部5のセット、ウェハホルダ3のセット及び取外しなどを、アームロボットなどを用いて行ってもよい。これにより、より作業の効率化を図ることができる。
以上、本実施の形態1に係るマスク位置決め方法において、第1所定距離L1の位置で下側マスク10をウェハ2上に位置決めし、第2所定距離L2の位置で下側マスク10を磁力発生部5の磁力でウェハ2上に吸着させ、その第2所定距離L2の位置で下側マスク10上に上側マスク11を位置決めし、第3所定距離L3の位置で下側マスク10及び上側マスク11を磁力発生部5の磁力でウェハ2上に吸着させる。これにより、第1所定距離L1の位置で、磁力発生部5の磁力の影響を受けることなく下側マスク10をウェハ2上に位置決めできる。さらに、第2所定距離L2の位置で、下側マスク10をウェハ2上に吸着させつつ、磁力発生部5の磁力の影響を受けることなく上側マスク11を下側マスク10及びウェハ2上に位置決めすることができる。このように、磁力発生部5の磁力の影響を受けることなく、ウェハ2上に複数のマスクを重ねて高精度に位置決めできる。
実施の形態2.
上記実施の形態1に係るマスク位置決め方法においては、下側マスク10及び上側マスク11の2枚のメタルマスクをウェハ2上に重ねて位置決めする方法である。一方、本実施の形態2に係るマスク位置決め方法においては、3枚のメタルマスクをウェハ2上に重ねて位置決めを行う。例えば、第1マスク(下側マスク)10、第2マスク(上側マスク)11、及び第3マスク12をこの順でウェハ2上に重ねて位置決めを行ってもよい。
図6は、本実施の形態2に係るマスク位置決め方法の処理フローの一例を示すフローチャートである。
まず、磁力発生部5を移動機構7にセットし、ロックする(ステップS201)。ウェハ2をウェハホルダ3にセットする(ステップS202)。このとき、磁力発生部5とウェハ2との距離は第1所定距離L1となっている。
次に、上記磁力発生部5とウェハ2との距離が第1所定距離L1の位置で、第1マスク10をウェハ2上で位置決めを行い、第1マスク10をウェハ2上に貼り付ける(ステップS203)。その後、磁力発生部5を第1所定距離L1の位置からウェハ2側に接近させた第2所定距離L2の位置に移動させ、第1マスク10を磁力発生部5の磁力でウェハ2上に吸着させる(ステップS204)。この磁力発生部5が第2所定距離L2の位置において、ウェハ2上に位置決めされた第1マスク10上において第2マスク11を位置決めし、第2マスク11を、ウェハ2上に吸着された第1マスク10上に貼り付ける(ステップS205)。ここまでは、上記実施の形態1に係るマスク位置決め方法と同一である。
さらに、磁力発生部5を第2所定距離L2の位置からウェハ2側にさらに接近させた第4所定距離L4(第1所定距離L1>第2所定距離L2>第4所定距離L4>第3所定距離L3)の位置に移動させ、第1マスク10及び第2マスク11を磁力発生部5の磁力でウェハ2上に吸着させる(ステップS206)。
この磁力発生部5が第4所定距離L4の位置において、ウェハ2上に位置決めされた第1マスク10及び第2マスク11上に第3マスクを位置決めし、第3マスクを第2マスク11上に貼り付ける(ステップS207)。
なお、この第4所定距離L4は、磁力発生部5の磁力が第1マスク10及び第2マスク11のみをウェハ2上に吸着し、第3マスクに対してその磁力の影響を与えない距離となっている。これにより、ユーザは第3マスクをウェハ2、第1マスク10、及び第2マスク11上に高精度に位置決めすることができる。
最後に磁力発生部5を第4所定距離L4の位置からウェハ2側に最接近させた第3所定距離L3の位置に移動させる(ステップS208)。これにより、第1マスク10、第2マスク11、第3マスクを磁力発生部5の磁力でウェハ2上に吸着させ、確実に固定することができる。なお、4枚以上のメタルマスクをウェハ2上に重ねて位置決めする場合も、上記第2所定距離及び第4所定距離と同様の中間距離を設定し、同様に磁力発生部5の磁力の影響を受けることなく高精度に位置決めすることができる。
以上、本実施の形態2に係るマスク位置決め方法によれば、磁力発生部5の磁力の影響を受けることなく、3枚以上のメタルマスクをウェハ2上に重ねて高精度に位置決めすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 マスク位置決め装置
2 ウェハ
3 ウェハホルダ
4 ウェハホルダ保持部
5 磁力発生部
6 保持部
7 移動機構
8 xyθステージ部
9 制御部
10 下側マスク
11 上側マスク

Claims (7)

  1. ウェハ上に第1及び第2マスクを重ねて位置決めするマスク位置決め方法であって、
    磁力発生する磁力発生手段と前記ウェハとの第1所定距離の位置で、前記第1マスクを前記ウェハ上に位置決めするステップと、
    前記磁力発生手段を前記第1所定距離の位置から前記ウェハ側に接近させた第2所定距離の位置に移動させ、前記第1マスクを前記磁力発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着させるステップと、
    前記第2所定距離の位置で、前記ウェハ上に位置決めされた前記第1マスク上において前記第2マスクを位置決めするステップと、
    前記磁力発生手段を前記第2所定距離から前記ウェハ側に接近させた第3所定距離の位置に移動させ、前記第1及び第2マスクを前記磁発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着させるステップと、
    を含むことを特徴とするマスク位置決め方法。
  2. 請求項1記載のマスク位置決め方法であって、
    前記第1所定距離は、前記第1マスクをウェハ上に位置決めする際に、前記第1マスクが前記磁力発生手段からの磁力の影響を受けない距離であることを特徴とするマスク位置決め方法。
  3. 請求項2記載のマスク位置決め方法であって、
    前記第2所定距離は、前記ウェハ上に位置決めされた第1マスク上において前記第2マスクを位置決めする際に、前記第2マスクが前記磁力発生手段からの磁力の影響を受けない距離であることを特徴とするマスク位置決め方法。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか1項記載のマスク位置決め方法であって、
    前記磁力発生手段を前記第2所定距離の位置から前記ウェハ側に接近させた第4所定距離の位置に移動させ、前記第1及び第2マスクを前記磁力発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着させるステップと、
    前記第4所定距離の位置で、前記ウェハ上に位置決めされた前記第1及び2マスク上において第3マスクを位置決めするステップと、を更に含み、
    前記磁力発生手段を前記第4所定距離から前記ウェハ側にさらに接近させた第3所定距離の位置に移動させ、前記第1、第2及び第3マスクを前記磁発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着させることを特徴とするマスク位置決め方法。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1項記載のマスク位置決め方法であって、
    前記ウェハをウェハホルダに保持させるステップを更に含むことを特徴とするマスク位置決め方法。
  6. 磁力発生する磁力発生手段と、
    前記磁力発生手段から第1所定距離の位置で、前記ウェハ上に位置決めされる第1マスクと、
    前記磁力発生手段を前記第1所定距離から前記ウェハ側に接近させた第2所定距離の位置において前記第1マスクが前記磁力発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着されると共に、前記第2所定距離の位置で前記ウェハ上に位置決めされた前記第1マスク上において位置決めされる第2マスクと、
    を備えることを特徴とするマスク位置決め装置。
  7. 請求項6記載のマスク位置決め装置であって、
    前記磁力発生手段を移動させる移動手段と、
    前記移動手段の移動を制御する制御手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記第1所定距離、前記第2所定距離、および、該第2所定距離から前記磁力発生手段を前記ウェハ側に接近し、前記第1及び第2マスクが前記磁発生手段の磁力で前記ウェハ上に吸着する第3所定距離、の位置に段階的に、前記磁力発生手段が移動するように前記移動手段を制御する、
    ことを特徴とするマスク位置決め装置。
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