JP2014048728A - 前面板および前面板の製造方法 - Google Patents

前面板および前面板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な方法で形成することができるコード化パターンを備えた前面板を提供する。
【解決手段】表示領域Aおよび非表示領域Aを含む前面板は、透明基板11と、透明基板11の表示領域Aに設けられ、電子ペンで読み取り可能な複数のドット21を含むコード化パターン20と、透明基板11の非表示領域Aに設けられた加飾部12と、を備えている。コード化パターン20の各ドット21は、加飾部12を構成する材料と同一の材料から構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LCDや有機ELなどの表示部の観察者側に配置され、電子ペンで読み取り可能な複数のドットを含むコード化パターンが設けられた前面板に関する。また本発明は、前面板の製造方法に関する。
近年、ユーザによって描かれた文字や画像などの情報を電子化する電子ペンが開発されており、その代表的なものとしてスウェーデンのAnoto社が開発した「アノトペン(Anoto pen)」が知られている。アノトペンは、コード化パターンを撮影するための小型カメラと、撮影したコード化パターンからアノトペンの位置座標を演算するプロセッサと、演算された位置座標等を外部機器へ送信するデータ通信ユニットとを備えている。コード化パターンが形成された専用紙の上に、ユーザがアノトペンを用いて文字や画像などを描くとき、アノトペンの小型カメラが専用紙上のコード化パターンを撮影する。撮影結果に基づいて、専用紙上で移動していたアノトペンの軌跡が算出され、この結果、ユーザによって描かれた文字や画像が認識される。
また、複数のドットを含むコード化パターンをLCDや有機ELなどの表示部が組み込まれた表示装置に形成することも提案されている。例えば特許文献1において、複数のドットを含むコード化パターンを有するドットパターン形成層によって観察側の層を構成した表示装置が提案されている。
特開2012−128828号公報
特許文献1においては、従来の表示装置の観察側にドットパターン形成層をさらに設けることにより、電子ペンによる入力が可能な表示装置が実現されている。この場合、ドットパターン形成層を準備し、そして従来の表示装置の観察側に当該ドットパターン形成層を設ける分だけ、従来の表示装置に比べて工数およびコストが増加してしまうことが考えられる。また、表示装置の厚みについても、ドットパターン形成層の分だけ増加してしまうことが考えられる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る前面板および前面板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、表示領域と、前記表示領域の周辺に位置する非表示領域と、を含む前面板において、透明基板と、前記透明基板の表示領域に設けられ、電子ペンで読み取り可能な複数のドットを含むコード化パターンと、前記透明基板の非表示領域に設けられた加飾部と、を備え、前記コード化パターンの各ドットは、前記加飾部を構成する材料と同一の材料から構成されている、前面板である。
本発明による前面板において、前記加飾部は、光を遮蔽する遮光性材料を含む遮光層を有し、前記コード化パターンの各ドットは、前記遮光層の前記遮光性材料と同一の材料から構成されていてもよい。
本発明による前面板において、前記加飾部は、光を部分的に透過させる半透光性材料を含む半透光層を有し、前記コード化パターンの各ドットは、前記半透光層の前記半透光性材料と同一の材料から構成されていてもよい。
本発明による前面板において、前記半透光層の前記半透光性材料は、赤外光を透過させるとともに可視光を遮蔽する赤外光透光性材料であってもよい。
本発明による前面板において、前記半透光層の前記半透光性材料は、可視光を透過させるとともに赤外光を遮蔽する赤外光遮光性材料であってもよい。
本発明による前面板は、前記透明基板上および前記加飾部上に設けられた保護層と、前記保護層上に設けられたタッチパネルセンサと、をさらに備えていてもよい。
本発明は、表示領域と、前記表示領域の周辺に位置する非表示領域と、を含む前面板の製造方法において、透明基板を準備する工程と、前記透明基板の非表示領域に加飾部を形成する加飾部形成工程と、を備え、前記加飾部形成工程と同時に、前記加飾部を構成する材料と同一の材料を用いて、電子ペンで読み取り可能なコード化パターンの複数のドットを前記透明基板の表示領域に形成する、前面板の製造方法である。
本発明による前面板の製造方法において、前記加飾部形成工程は、光を遮蔽する遮光性材料を用いて前記透明基板の非表示領域に遮光層を形成する遮光層形成工程を有していてもよい。この場合、前記遮光層形成工程と同時に、前記遮光性材料を用いて、前記コード化パターンの複数のドットを前記透明基板の表示領域に形成してもよい。
本発明による前面板の製造方法において、前記加飾部形成工程は、光を部分的に透過させる半透光性材料を用いて前記透明基板の非表示領域に半透光層を形成する半透光層形成工程を有していてもよい。この場合、前記半透光層形成工程と同時に、前記半透光性材料を用いて、前記コード化パターンの複数のドットを前記透明基板の表示領域に形成してもよい。
本発明による前面板の製造方法において、前記半透光層の前記半透光性材料は、赤外光を透過させるとともに可視光を遮蔽する赤外光透光性材料であってもよい。
本発明による前面板の製造方法において、前記半透光層の前記半透光性材料は、可視光を透過させるとともに赤外光を遮蔽する赤外光遮光性材料であってもよい。
本発明による前面板の製造方法は、前記透明基板上および前記加飾部上に保護層を形成する保護層形成工程と、前記保護層上にタッチパネルセンサを形成するタッチパネルセンサ形成工程と、をさらに備えていてもよい。
本発明によれば、コード化パターンの各ドットを、加飾部を構成する材料と同一の材料を用いて加飾部と同時に形成することができる。このため、コード化パターンを形成することによって工数、コストや厚みが増加することを抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における表示装置を示す平面図。 図2は、図1の表示装置をII−II方向から見た縦断面図。 図3(a)〜(d)は、本発明の第1の実施の形態において、前面板および表示装置の製造方法を示す図。 図4は、本発明の第1の実施の形態において、電子ペンがコード化パターンを読み取る様子を示す図。 図5は、本発明の第1の実施の形態の第1の変形例における表示装置の概略を示す平面図。 図6(a)〜(e)は、図5に示す表示装置の製造方法を示す図。 図7は、本発明の第1の実施の形態の第1の変形例による表示装置の一例を示す縦断面図。 図8は、本発明の第1の実施の形態の第1の変形例による表示装置のその他の例を示す縦断面図。 図9は、本発明の第1の実施の形態の第2の変形例による表示装置の一例を示す縦断面図。 図10は、本発明の第1の実施の形態の第2の変形例による表示装置のその他の例を示す縦断面図。 図11Aは、本発明の第1の実施の形態の第2の変形例による前面板のタッチパネルセンサの一例を示す平面図。 図11Bは、図11AのタッチパネルセンサをXIB−XIB方向から見た縦断面図。 図11Cは、図11AのタッチパネルセンサをXIC−XIC方向から見た縦断面図。 図12(a)〜(f)は、本発明の第1の実施の形態の第2の変形例において、前面板および表示装置の製造方法を示す図。 図13(a)〜(f)は、本発明の第2の実施の形態において、前面板および表示装置の製造方法を示す図。 図14は、本発明の第2の実施の形態の変形例による前面板を示す縦断面図。
第1の実施の形態
以下、図1乃至図4を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
まず図1および図2により、本実施の形態における表示装置60および前面板10全体について説明する。
表示装置
図1は、表示装置60を示す平面図であり、図2は、表示装置60を図1のII−II方向から見た縦断面図である。図2に示すように、表示装置60は、LCD、PDP、有機ELなどの表示部25と、表示部25の観察者側に配置された前面板10と、を備えている。図2に示すように、表示部25と前面板10との間に、透光性を有する接着層30が介在されていてもよい。
また図1および図2に示すように、表示装置60および前面板10の法線方向から見た場合、表示装置60および前面板10は、映像を表示させるための表示領域Aと、表示領域Aの周辺に位置する非表示領域Aとに区画されている。
前面板
前面板10は、表示部25を保護するために設けられるものである。この前面板10は、透明基板11と、透明基板11の表示部25側であって表示領域A内に設けられたコード化パターン20と、透明基板11の表示部25側であって非表示領域A内に設けられた加飾部12と、を有している。
(透明基板)
透明基板11の材料は、表示部25からの光を外部に取り出すことができる限り特に限定されるものではない。例えば、透明基板11の材料として、透光性や耐久性等を考慮して、ガラスやポリマー等が用いられる。ポリマーとしては、例えば、アクリル樹脂やポリカーボネートが用いられる。また、アクリル樹脂とポリカーボネートとを組み合わせることによって透明基板11が構成されてもよい。例えば、ポリカーボネートからなる基板をアクリル樹脂からなる基板によって挟むことにより透明基板11が構成されていてもよい。また、透明基板11の表面には、擦り傷を防止するためのハードコート層が形成されていてもよい。ハードコート層は、例えば、アクリル系の多価モノマーから構成される。
(加飾部)
加飾部12は、前面板10および表示装置60の意匠性を高めるために設けられるものであり、例えば図1に示すように、表示装置60の周縁部分を黒色で飾るよう形成された遮光部分13を含んでいる。遮光部分13は、後述するように、光を遮蔽する遮光性材料を含む遮光層から構成されている。また加飾部12は、光を部分的に透過させる半透光部分14をさらに含んでいてもよい。
(コード化パターン)
コード化パターン20は、後述する電子ペンで読み取り可能な複数のドット21を含んでいる。各ドット21は、電子ペンを用いて複数のドット21を読み取ることによって各ドットの位置座標を算出することができるよう、所定の規則の下で配置されている。このようなコード化パターン20の一例として、アノト社の方式によるコード化パターンが知られている。アノト社の方式によるコード化パターンにおいて、各ドット21の位置は、仮想格子の基準位置から上下左右に、所定の規則に従って変位されている。このため、複数のドット21の相対的な位置関係を読み取ることにより、各ドット21の位置座標を算出することができるようになっている。各ドット21間の平均間隔は、電子ペンを用いた入力に求められる分解能に応じて設定されるが、例えば約300μmとなっている。
コード化パターン20の各ドット21は、加飾部12を構成する材料のいずれかと同一の材料から構成されている。例えば本実施の形態において、各ドット21は、加飾部12の遮光部分13の遮光層15に含まれる遮光性材料と同一の材料から構成されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用および効果について説明する。ここでは、はじめに、前面板10および表示装置60の製造方法について説明する。次に、電子ペンを用いて前面板10のコード化パターン20を読み取る方法について説明する。
前面板の製造方法
はじめに、透明基板11を準備する。次に、透明基板11の表示部25側に加飾部12を形成する加飾部形成工程を実施する。加飾部形成工程は、光を遮蔽する遮光性材料を用いて透明基板11の非表示領域Aに遮光層15を形成する遮光層形成工程を有している。以下、遮光層形成工程について説明する。
〔遮光性材料の塗布工程〕
初めに図3(a)に示すように、透明基板11の表示部25側に遮光層15を設ける。例えば、遮光性材料を含む塗布液を透明基板11の全域にわたって塗布し、その後、塗布液を乾燥させることによって、透明基板11上に遮光層15を設ける。塗布液を塗布するための方法が特に限られることはなく、ダイコート法、スピンコート法またはディップコート法などのウェット法や、スクリーン印刷法などの印刷法が適宜用いられる。遮光層15の厚みtは、例えば1.0〜2.5μmの範囲内となっている。なお、厚みtのこの範囲は、少なくとも塗布液を乾燥させた後の遮光層15の厚みの範囲であり、例えば、最終的に前面板10が得られた際の遮光層15の厚みの範囲である。
遮光層15に含まれる遮光性材料は、その透過率が透明基板11を構成する材料の透過率よりも低くなっている限りにおいて、特に限定されるものではない。遮光性材料としては、例えば、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色着色材を含有する樹脂組成物が挙げられる。また遮光性材料は、感光性を有する感光性材料をさらに含んでいてもよい。遮光性材料に含まれる感光性材料としては、例えば、紫外線の照射により硬化する光硬化性樹脂が用いられる。
〔遮光層のパターニング工程〕
次に、紫外線などの露光光を遮光層15に所定パターンで照射する。例えば図3(b)に示すように、露光光を透過させる開口領域18aと、露光光を遮蔽する遮光領域18bと、を有する露光マスク18を介して、露光光を遮光層15に照射する。
露光マスク18は、露光・現像処理の後に遮光層15が非表示領域Aに残るよう構成されている。例えば遮光性材料として光硬化性樹脂が用いられる場合、露光マスク18は、遮光層15のうち非表示領域Aに存在している遮光層15に露光光が照射されるよう、構成されている。
その後、遮光層15に対して現像処理を施す。これによって、図3(c)に示すように、透明基板11の非表示領域Aに、遮光層15を含む遮光部分13を形成することができる。
ところで本実施の形態において、露光マスク18は、露光・現像処理の後に遮光層15が、表示領域Aのうちコード化パターン20の各ドット21が形成されるべき部分にも残るよう構成されている。例えば図3(b)に示すように、露光マスク18には、非表示領域Aに対応する部分だけでなく表示領域Aのうちドット21に対応する部分にも、開口領域18aが形成されている。このため図3(c)に示すように、上述の遮光層形成工程によって非表示領域Aに遮光層15を形成することと同時に、遮光性材料を用いて、コード化パターン20の各ドット21を透明基板11の表示領域Aに形成することができる。
このようにして、透明基板11と、透明基板11の表示領域Aに設けられ、電子ペンで読み取り可能な複数のドット21を含むコード化パターン20と、透明基板11の非表示領域Aに設けられた加飾部12と、を備えた前面板10が得られる。
表示装置の製造方法
次に、前面板10の表示部25側に接着層30を設ける。その後、前面板10と表示部25とを接着層30を介して貼り合わせる。これによって、図3(d)に示すように、前面板10と表示部25とを備えた表示装置60が得られる。
コード化パターンの読み取り方法
次に、電子ペンを用いて前面板10のコード化パターン20を読み取る方法について、図4を参照して説明する。
はじめに、コード化パターン20を読み取るための電子ペン70を準備する。電子ペン70の筐体の内部には、前面板10のコード化パターン20の複数のドット21を撮影する撮影部72が設けられている。また電子ペン70の筐体の内部には、前面板10に向けて光を放射する発光部71が必要に応じて設けられている。また電子ペン70には、前面板10上における電子ペン70の位置をユーザが確認するためのペン先73が設けられていてもよい。
前面板10のコード化パターン20を撮影し、これによって、ドット21が存在している部分とドット21が存在していない部分とを識別することができる限りにおいて、撮影部72および必要に応じて設けられる発光部71の具体的な構成が特に限られることはない。発光部71および撮影部72は、コード化パターン20の各ドット21の光学特性に応じて適宜構成される。
図4において、ドット21から電子ペン70の撮影部72に向かう光が符号Laで示されており、ドット21の周囲から電子ペン70の撮影部72に向かう光が符号Lbで示されている。光La,Lbは、発光部71から放射された後に表示装置60の構成要素によって反射された光、および/または表示装置60に入射した後に表示装置60の構成要素によって反射された外光、および/または表示部25からの光などによって構成され得る。このうち光Laの強度は、主に、ドット21の反射率や透過率に基づいて決定される。一方、光Lbの強度は、主に、ドット21の周囲の部材の反射率や透過率、例えば透明基板11の反射率や透過率に基づいて決定される。このように、光Laの強度を決定する要因と、光Lbの強度を決定する要因とは、互いに異なっている。従って、ドット21を構成する材料、および、透明基板11を構成する材料を適切に選択することにより、光Laの強度と光Lbとの間の強度に有意な差を生じさせることができる。電子ペン70は、光Laと光Lbとの間の強度差、若しくは光Laと光Lbとの間の強度比に基づいて、コード化パターン20の各ドット21の位置関係を認識することができ、この情報に基づいて、前面板10上における各ドット21の位置情報を算出することができる。これによって、ユーザによって描かれた文字や画像などの情報を電子化することができる。なお、光Laと光Lbの大小関係が特に限られることはない。
なお、電子ペン70の発光部71から放射される光の波長域が、光Laと光Lbとの間の強度差や強度比がより大きくなるよう、ドット21を構成する材料や透明基板11を構成する材料に応じて調整されていてもよい。また、電子ペン70の撮影部72の感度波長域が、光Laと光Lbとの間の強度差や強度比がより大きくなるよう、ドット21を構成する材料や透明基板11を構成する材料に応じて調整されていてもよい。電子ペン70の撮影部72の感度波長域を調整する方法としては、例えば、特定波長の光のみを透過させるフィルタを電子ペン70に設ける方法が考えられる。このように、発光部71から放射される光の波長域や撮影部72の感度波長域を適切に調整することにより、各ドット21の位置関係をより正確に認識することができる。
また、光Laと光Lbとの間の強度差や強度比がより大きくなるよう、遮光層15を構成する材料を選択することもできる。例えば、遮光層15を構成する遮光性材料として、チタンブラックを用いることができる。この場合、ドット21の表面における光の反射率を、ドット21の周囲の透明基板11の表面における光の反射率よりも十分に小さくすることができる。これによって、光Laの強度を、光Lbの強度に比べて十分に小さくすることができ、このことにより、各ドット21の位置関係をより正確に認識することができる。
本実施の形態によれば、前面板10に設けられるコード化パターン20の各ドット21を、加飾部12の遮光層15を構成する遮光性材料を用いて遮光層15と同時に形成することができる。このため、従来の前面板10を製造する場合とほぼ同等の工数およびコストで、コード化パターン20を備えた前面板10を製造することができる。また、コード化パターン20を含む層を別途準備し、この層を前面板10や表示装置60に貼り合わせる場合に比べて、前面板10および表示装置60の厚みを小さくすることができる。
なお図2および図3においては、遮光部分13を構成する遮光層15の厚みと、ドット21を構成する遮光層15の厚みとが同一である例を示したが、これに限られることはない。例えば露光マスク18としてハーフトーンマスクなどを用いることにより、遮光部分13を構成する遮光層15の厚みと、ドット21を構成する遮光層15の厚みとが異なるようにしてもよい。例えば、ドット21を構成する遮光層15の厚みが、遮光部分13を構成する遮光層15の厚みよりも小さくなっていてもよい。
第1の変形例
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。はじめに、第1の変形例について図5および図6を参照して説明する。
図1乃至図4に示す上述の実施の形態においては、コード化パターン20の各ドット21が、加飾部12の遮光部分13の遮光層15に含まれる遮光性材料と同一の材料から構成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、各ドット21が、加飾部12のその他の層に含まれる材料と同一の材料から構成されていてもよい。例えば図5に示すように、各ドット21が、加飾部12の半透光部分14を構成するために設けられる半透光層(後述)に含まれる半透光性材料と同一の材料から構成されていてもよい。
ここで半透光性材料は、光を部分的に透過させるよう構成された材料である。「部分的」とは、半透光性材料が、所定の波長域の光を透過させるとともに、その他の波長域の光を遮蔽するよう構成されていることを意味している。「遮蔽」とは、光を吸収および/または反射することによって、光の透過を妨げることである。このような半透光性材料を含む半透光層を前面板10に設けることにより、前面板10および表示装置60に様々な機能を付加することが可能になる。
以下、本変形例における前面板10および表示装置60の製造方法について、図6(a)〜(f)を参照して説明する。
前面板の製造方法
はじめに、透明基板11を準備する。次に、透明基板11の表示部25側に加飾部12を形成する加飾部形成工程を実施する。加飾部形成工程は、光を部分的に透過させる半透光性材料を用いて透明基板11の非表示領域Aに半透光層を形成する半透光層形成工程と、半透光層上に部分的に遮光層を形成する遮光層形成工程と、を有している。以下、半透光層形成工程および遮光層形成工程について説明する。
〔半透光層形成工程〕
初めに図6(a)に示すように、透明基板11の表示部25側に半透光層16を設ける。例えば、半透光性材料を含む塗布液を透明基板11の全域にわたって塗布し、その後、塗布液を乾燥させることによって、透明基板11上に半透光層16を設ける。塗布液を塗布するための方法が特に限られることはなく、ダイコート法、スピンコート法またはディップコート法などのウェット法や、スクリーン印刷法などの印刷法が適宜用いられる。半透光層16の厚みtは、例えば1.0〜2.5μmの範囲内となっている。なお、厚みtのこの範囲は、少なくとも塗布液を乾燥させた後の半透光層16の厚みの範囲であり、例えば、最終的に前面板10が得られた際の半透光層16の厚みの範囲である。
次に、紫外線などの露光光を半透光層16に所定パターンで照射する。例えば図6(b)に示すように、露光光を透過させる開口領域18aと、露光光を遮蔽する遮光領域18bとを有する露光マスク18を介して、露光光を半透光層16に照射する。
露光マスク18は、露光・現像処理の後に半透光層16が非表示領域Aに残るよう構成されている。例えば半透光層16として光硬化性樹脂が用いられる場合、露光マスク18は、半透光層16のうち非表示領域Aに存在している半透光層16に露光光が照射されるよう、構成されている。
その後、半透光層16に対して現像処理を施す。これによって、図6(c)に示すように、透明基板11の非表示領域Aに半透光層16を設けることができる。
〔遮光層形成工程〕
次に図6(d)に示すように、非表示領域Aに設けられた半透光層16の上に遮光層15を設ける。この際、遮光層15は、非表示領域Aの一部に遮光層15が存在しない領域が形成されるよう、半透光層16上に設けられる。以下の説明において、非表示領域Aのうち遮光層15が存在しない領域を開口部15aとも称する。このように開口部15aが存在するよう遮光層15を半透光層16上に設けることにより、光を部分的に透過させる半透光部分14を形成することができる。また、非表示領域Aのうち半透光層16および遮光層15の両方を含む部分は、光を遮蔽する部分、すなわち遮光部分13として機能することができる。すなわち本変形例においては、半透光層16および遮光層15を所定のパターンで透明基板11上に設けることにより、光を部分的に透過させる半透光部分14と、光を遮蔽する遮光部分13とを同時に非表示領域Aに形成することができる。
また本変形例によれば、遮光部分13が遮光層15に加えて半透光層16をさらに含んでいる。このため、遮光部分13が遮光層15のみから構成される場合に比べて、遮光部分13における光の遮光率を高めることや、遮光層15における光の反射率を低減することができる。
ところで本変形例において、露光マスク18は、露光・現像処理の後に半透光層16が、表示領域Aのうちコード化パターン20の各ドット21が形成されるべき部分にも残るよう構成されている。例えば図6(b)に示すように、露光マスク18には、非表示領域Aに対応する部分だけでなく表示領域Aのうちドット21に対応する部分にも、開口領域18aが形成されている。このため図6(c)に示すように、上述の半透光層形成工程によって非表示領域Aに半透光層16を形成することと同時に、半透光性材料を用いて、コード化パターン20の各ドット21を透明基板11の表示領域Aに形成することができる。
このようにして、透明基板11と、透明基板11の表示領域Aに設けられ、電子ペンで読み取り可能な複数のドット21を含むコード化パターン20と、透明基板11の非表示領域Aに設けられた加飾部12と、を備えた前面板10が得られる。
表示装置の製造方法
次に、前面板10の表示部25側に接着層30を設ける。その後、前面板10と表示部25とを接着層30を介して貼り合わせる。これによって、図6(e)に示すように、前面板10と表示部25とを備えた表示装置60が得られる。図6(e)に示すように、表示部25のうち前面板10の半透光部分14と対向する部分には、半透光部分14と協働して所定の機能を発揮する光学素子26が設けられている。光学素子26の具体例については後述する。
次に、半透光層16の半透光性材料の具体例、および半透光層16を含む半透光部分14によって前面板10および表示装置60にもたらされる機能の例について説明する。
例えば、ユーザの接近を感知する機能を表示装置60に設ける場合、図7に示すように、半透光層16として、赤外光Liを透過させるとともに可視光Lvを遮蔽する材料(以下、赤外光透光性材料とも称する)を含む赤外光透光層16aが透明基板11上に設けられる。また、表示部25のうち半透光部分14と対向する部分には、光学素子26の一例として、観察側に向けて赤外光Liを放射するとともに、入射してくる赤外光Liを検知する人感センサ27が設けられている。この場合、人感センサ27から放射された赤外光Liは、赤外光透光層16aを含む半透光部分14を透過してユーザに到達する。ユーザに到達した赤外光Liは、ユーザによって反射されて半透光部分14に戻り、そして、半透光部分14を透過して人感センサ27に到達する。また、半透光部分14の赤外光透光層16aが可視光を遮蔽するため、外光に含まれる可視光Lvが人感センサ27に到達することはほとんどない。すなわち、ユーザが表示装置60に接近している場合には、ユーザによって反射された赤外光Liが人感センサ27に到達するが、ユーザが表示装置60に接近していない場合には、赤外光Liおよび可視光Lvのいずれも人感センサ27にほとんど到達しない。従って、ユーザが表示装置60に接近しているかどうかを検知することができる。
赤外光透光層16aに含まれる赤外光透光性材料としては、赤外光を透過させるとともに可視光を遮蔽することができる公知の材料が適宜用いられる。例えば、黒色を呈する黒色着色材以外の着色材を少なくとも3種類含有する樹脂組成物が挙げられる。これによって、上述の遮光層15と同様の可視光に対する遮光性を実現するとともに、赤外光を透過させることができる。
以下、赤外光透光性材料について具体的に説明する。赤外光透光性材料を構成する、黒色着色材以外の着色材としては、例えば、赤色着色材、黄色着色材、青色着色材、緑色着色材、紫色着色材などを用いることができる。このように、着色材としてチタンブラック(低次酸化チタン、酸窒化チタンなど)、カーボンブラックなどの無機系の黒色着色材を用いずに、その他の着色材を用いることで、赤外光透光層16aに、可視光は遮蔽するが赤外光は透過させるという光学的特性を付与することができる。
赤色着色材としては、例えば、ジケトピロロピロール系、アントラキノン系、ペリレン系などの赤色顔料を用いることができ、黄色着色材としては、例えば、イソインドリン系、アントラキノン系などの黄色顔料を用いることができ、青色着色材としては、例えば、銅フタロシアニン系、アントラキノン系などの青色顔料を用いることができ、緑色着色材としては、例えば、フタロシアニン系、イソインドリン系などの緑色顔料を用いることができる。
さらに具体例を示せば、ピグメントレッド254(PR254)などのジケトピロロピロール系の赤色顔料、ピグメントレッド177(PR177)などのアントラキノン系の赤色顔料、ピグメントイエロー139(PY139)などのイソインドリン系の黄色顔料、ビグメントブルーPB15:6(PB15:6)などの銅フタロシアニン系の青色顔料、などを用いることができる。
また、紫色着色材としては、ビグメントバイオレット23(PV23)などのキナクリドン系の紫色顔料を用いることができる。また、これら以外の色、つまり色相を呈する、着色顔料を用いることもできる。
着色材の粒子の大きさは、平均粒径で1μm以下であり、好ましくは大よそ0.03〜0.3μmである。
赤外光透光層16aは、互いに異なる色であって黒色着色材以外の着色材を少なくとも3種類以上含む。
互いに異なる色の着色材の組み合わせは、例えば、赤色着色材と黄色着色材と青色着色材との3種類の組み合わせを挙げることができる。この赤色と黄色と青色の3色の組み合わせは、各色の着色材の含有量を調整することで、黒色着色材を含ませないで黒色を表現できる上、任意の幅広い有彩色も表現できる点で好ましい組み合わせの一つである。
前記3色からなる3種類の着色材の組み合わせは、互いに異なる色であって黒色以外の着色材として2種類を用いた組み合わせでは表現できない色でも幅広く多様に表現できる点で好ましい。また、前記紫色着色材のように、例えば前記3色の組み合わせに対して、3色以外の色の着色材をさらに含有させると、より幅広い色を表現できる。例えば、紫色着色材をさらに含有させて4種類4色の組み合わせとする。
赤色着色材と黄色着色材と青色着色材との組み合わせにおいて、各着着色材の好ましい具体例を示せば、赤色着色材としてアントラキノン系の赤色顔料或いはジケトピロロピロール系の赤色顔料、黄色着色材としてイソインドリン系の黄色顔料、青色着色材として銅フタロシアニン系の青色顔料が挙げられる。
より具体的に示せば、例えば、アントラキノン系の赤色顔料として、ピグメントレッド177(PR177)、より好ましくは、ジケトピロロピロール系の赤色顔料として、ピグメントレッド254(PR254)を用い、イソインドリン系の黄色顔料としてピグメントイエロー139(PY139)を用い、銅フタロシアニン系の青色顔料としてビグメントブルーPB15:6(PB15:6)を用いる3色組み合わせである。
この3色組み合わせによって、カーボンブラックによる黒色に比べて、遜色のない黒色を表現することができる。
次に、図7に示す表示装置60において、電子ペンを用いて前面板10のコード化パターン20を読み取る方法について説明する。図7に示す例においては、上述の図4に示す例の場合と同様に、コード化パターン20の各ドット21が、可視光を遮蔽する材料から構成されている。このため、撮影部72に入射する光Laの強度は、光Lbの強度よりも小さくなっている。電子ペン70は、このような光Laと光Lbとの間の強度比に基づいて、コード化パターン20の各ドット21の位置関係を認識することができ、この情報に基づいて、前面板10上における各ドット21の位置情報を算出することができる。これによって、ユーザによって描かれた文字や画像などの情報を電子化することができる。
次に、カメラ機能を表示装置60に設ける場合について、図8を参照して説明する。この場合、図8に示すように、半透光層16として、可視光を透過させるとともに赤外光を遮蔽する材料(以下、赤外光遮光性材料とも称する)を含む赤外光遮光層16bが透明基板11上に設けられる。また、表示部25のうち半透光部分14と対向する部分には、光学素子26の一例として、カメラ素子28が設けられている。この場合、表示装置60の半透光部分14に入射する光のうち、可視光Lvは半透光部分14を透過してカメラ素子28に到達するが、赤外光Liは半透光部分14によって遮光される。従って、カメラ素子28によって撮影された画像に、赤外光に起因するノイズが現れることを抑制することができる。
赤外光遮光層16bに含まれる赤外光遮光性材料としては、可視光を透過させるとともに赤外光を遮蔽することができる公知の材料が適宜用いられる。赤外光の遮光は、赤外光遮光層16bが赤外光を吸収することによって実現されてもよく、若しくは、赤外光遮光層16bが赤外光を反射することによって実現されてもよい。
赤外光を吸収する赤外光遮光性材料としては、例えば特許第4426637号公報または特許第4436888号公報に記載されているような、ジイモニウム塩(イジモニウム色素)を含む樹脂組成物を挙げることができる。
また赤外光遮光性材料は、単一の層として構成されていてもよく、若しくは、複数の層を積層させた積層体として構成されていてもよい。例えば特開2012−108207号公報に記載されているように、赤外光遮光性材料は、コレステリック液晶性を有する化合物の積層体であってもよい。積層数としては、2層〜8層が好ましい。コレステリック液晶層の選択反射波長としては、赤外光領域である限り特に制限なく、適宜選択することができるが、800nm〜1,800nmが好ましい。
次に、図8に示す表示装置60において、電子ペンを用いて前面板10のコード化パターン20を読み取る方法について説明する。図8に示す例において、電子ペン70の発光部71は、赤外光を放射するよう構成されている。また撮影部72は、赤外光を検知するよう構成されている。例えば撮影部72は、赤外光を透過させるとともに赤外光以外の光を遮蔽するフィルタと、フィルタを透過した赤外光を検知するカメラ素子と、を含んでいる。また上述のように、コード化パターン20の各ドット21が、赤外光を遮蔽する、例えば赤外光を反射する赤外光遮光性材料から構成されている。このため、撮影部72によって検知される、ドット21からの光Laの強度は、ドット21以外の部分からの光Lbの強度よりも大きくなっている。電子ペン70は、このような光Laと光Lbとの間の強度比に基づいて、コード化パターン20の各ドット21の位置関係を認識することができ、この情報に基づいて、前面板10上における各ドット21の位置情報を算出することができる。これによって、ユーザによって描かれた文字や画像などの情報を電子化することができる。
また図8に示す例によれば、コード化パターン20の各ドット21が、可視光を透過させる赤外光遮光性材料から構成されている。このため、表示部25から放射されて観察者側に向かう可視光は、各ドット21を透過することができる。従って、表示装置60の表示特性が劣化することを抑制しながら、前面板10および表示装置60にコード化パターン20を設けることができる。
なお、コード化パターン20の各ドット21を読み取るためのドット21および電子ペン70の構成例をいくつか説明したが、ドット21および電子ペン70の構成が上述の例に限られることはない。ドット21が、前面板10の加飾部12を構成する材料のいずれかと同一の材料から構成され、かつ、ドット21とドット21以外の部分との位置関係を電子ペン70によって読み取ることができる限りにおいて、ドット21および電子ペン70の様々な構成を採用することが可能である。
また図6においては、半透過部分14を構成する半透光層16の厚みと、ドット21を構成する半透光層16の厚みとが同一である例を示したが、これに限られることはない。例えば露光マスク18としてハーフトーンマスクなどを用いることにより、半透過部分14を構成する半透光層16の厚みと、ドット21を構成する半透光層16の厚みとが異なるようにしてもよい。例えば、ドット21を構成する半透光層16の厚みが、半透過部分14を構成する半透光層16の厚みよりも小さくなっていてもよい。
第2の変形例
次に、第2の変形例について図9乃至図12を参照して説明する。
図9に示す例において、表示装置60の前面板10は、透明基板11、コード化パターン20および加飾部12に加えて、透明基板11、コード化パターン20および加飾部12の表示部25側に設けられた保護層40と、保護層40の表示部25側に設けられたタッチパネルセンサ50と、をさらに備えている。なお前面板10にタッチパネルセンサ50が含まれる場合、表示装置60にタッチパネル装置としての機能が付与されることになる。この場合、前面板10は、表示部25を保護するという機能とともに、ユーザが触れるタッチ面としての機能も提供している。
なお図9においては、保護層40およびタッチパネルセンサ50が透明基板11、コード化パターン20および加飾部12の表示部25側に配置される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図10に示すように、保護層40およびタッチパネルセンサ50が、透明基板11、コード化パターン20および加飾部12の観察者側に配置されていてもよい。この場合、タッチパネルセンサ50の観察者側に、ユーザが触れるタッチ面となる保護層45がさらに設けられてもよい。
(タッチパネルセンサ)
次にタッチパネルセンサ50について説明する。タッチパネルセンサ50のタイプが特に限られることはなく、様々なタイプのタッチパネルセンサ50が適宜用いられ得る。例えば、被検出体からの圧力に基づいてタッチ箇所を検出する抵抗膜方式のタッチパネルセンサや、人体などの被検出体からの静電気に基づいてタッチ箇所を検出する静電容量方式のタッチパネルセンサが用いられ得る。ここでは、タッチパネルセンサ50が静電容量方式のタッチパネルセンサである場合について、図11A乃至図11Cを参照して説明する。図11Aは、静電容量方式のタッチパネルセンサ50を示す平面図であり、図11Bは,図11Aのタッチパネルセンサ50をXIB−XIB方向から見た断面図であり、図11Cは,図11Aのタッチパネルセンサ50をXIC−XIC方向から見た断面図である。
図11A乃至図11Cに示すように、静電容量方式のタッチパネルセンサ50は、保護層40上に所定のパターンで設けられた複数の第1透明導電パターン51および第2透明導電パターン52を有している。図11Aに示すように、第1透明導電パターン51は、図11Aにおける横方向に延びており、また第2透明導電パターン52は、横方向に直交する縦方向に延びている。
各第1透明導電パターン51は、横方向に沿って並べられ、各々が略正方形の形状を有する複数の第1電極部51aを有しており、各第1電極部51a間は、第1接続部51bによって接続されている。このような第1透明導電パターン51により、被検出体のタッチ箇所の縦方向における位置が検出される。同様に、各第2透明導電パターン52は、縦方向に沿って並べられ、各々が略正方形の形状を有する複数の第2電極部52aを有しており、各第2電極部52a間は、第2接続部52bによって接続されている。このような第2透明導電パターン52により、被検出体のタッチ箇所の横方向における位置が検出される。なお、タッチパネルセンサ50の法線方向から見た場合に第1接続部51bと第2接続部52bとが重なっている部分において第1透明導電パターン51と第2透明導電パターン52との間が電気的に接続されることを防ぐため、第1接続部51bと第2接続部52bとの間に絶縁層57が介在されている。
また保護層40上には、第1透明導電パターン51および第2透明導電パターン52にそれぞれ電気的に接続された第1取出配線53および第2取出配線54と、第1取出配線53および第2取出配線54に接続され、第1透明導電パターン51および第2透明導電パターン52からの信号を外部へ取り出すための端子部55と、が設けられている。
次に、タッチパネルセンサ50の各構成要素の材料について説明する。各第1透明導電パターン51および第2透明導電パターン52は、映像を表示させるための表示領域Aに配置される。このため各第1透明導電パターン51および第2透明導電パターン52は、導電性および透明性を有する材料、例えばITOなどから構成される。一方、第1取出配線53、第2取出配線54および端子部55は、表示領域Aの周辺に位置する非表示領域Aに配置される。このため、第1取出配線53、第2取出配線54および端子部55を構成する材料が透明性を有する必要はない。従って第1取出配線53、第2取出配線54および端子部55は一般に、第1透明導電パターン51および第2透明導電パターン52の材料よりも高い電気伝導率を有する金属材料から構成される。
前面板の製造方法
このようなタッチパネルセンサ50を備えた前面板10形成する方法が特に限られることはなく、様々な方法が適宜用いられ得る。例えば、はじめに図12(a)に示すように、遮光層15を有する加飾部12と、複数のドット21を含むコード化パターン20と、がその上に設けられた透明基板11を準備する。なお図12(a)においては、各ドット21が、遮光層15の遮光性材料と同一の材料から構成される例が示されている。しかしながら、これに限られることはなく、図7または図8に示す上述の第1の変形例の場合と同様に、加飾部12が半透光層16を有し、そして各ドット21が、半透光層16の半透光性材料と同一の材料から構成されていてもよい。
次に図12(b)に示すように、透明基板11,加飾部12およびコード化パターン20上に保護層40を設ける(保護層形成工程)。次に図12(c)に示すように、保護層40上に第1電極部51a(図示せず)、第1接続部51bおよび第2電極部52aを同時に形成する。例えば、はじめにITOなどの透明導電性材料からなる層を保護層40の全域にわたって設け、次に、透明導電性材料からなる層をパターニングすることによって、第1接続部51bおよび第2電極部52aを同時に形成する。その後、図12(d)に示すように、第1接続部51b上に絶縁層57を形成する。
次に図12(e)に示すように、第2電極部52a上および保護層40上に、導電性を有する導電性材料を含む導電層58を設ける。導電層58の導電性材料としては、例えば金属材料が用いられる。その後、図12(f)に示すように、フォトリソグラフィー法などを用いて導電層58をパターニングすることにより、隣接する2つの第2電極部52a間を接続する第2接続部52b、第1取出配線53(図示せず)、第2取出配線54および端子部55をそれぞれ同時に形成する。このようなタッチパネルセンサ形成工程を実施することにより、保護層40上に設けられた透明導電パターン51,52、取出配線53,54および端子部55を含むタッチパネルセンサ50を得ることができる。その後、透明導電パターン51,52、取出配線53,54および端子部55を保護するための保護層をさらに設けてもよい。
なお、図12(e)および図12(f)においては、第2接続部52bと取出配線53,54および端子部55とが同一の導電層58の導電性材料から構成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第2接続部52bを構成する材料と、取出配線53,54および端子部55を構成する材料とが異なっていてもよい。例えば、ITOなどの透光性を有する導電性材料を用いて第2接続部52bを形成し、一方、金属材料などの遮光性を有する導電性材料を用いて取出配線53,54および端子部55を形成してもよい。
本実施の形態によれば、前面板10は、電子ペン70で読み取り可能な複数のドットを含むコード化パターン20に加えて、被検出体からの静電気や圧力に基づいてタッチ箇所を検出するタッチパネルセンサ50を備えている。このため、状況に応じた様々な入力方法を実現することができる。例えば、読み取る上で高い分解能が要求される漢字などを入力する場合、ユーザは、電子ペン70を用いた、コード化パターン20に基づく入力方法を選択することができる。一方、インターネット上のサイトの閲覧など、高い分解能が不要である場合、ユーザは、指75などを用いた、タッチパネルセンサ50に基づく入力方法を選択することができる。
また本実施の形態においても、コード化パターン20の各ドット21が、加飾部形成工程と同時に、加飾部12を構成する遮光層15や半透光層16などの材料を用いて形成される。このため、加飾部12を備えた前面板10を製造する場合に比べて工数やコストを増大させることなく、加飾部12およびコード化パターン20を備えた前面板10を製造することができる。また、コード化パターン20を含む層を別途準備し、この層を前面板10や表示装置60に貼り合わせる従来の方法に比べて、前面板10および表示装置60の厚みを小さくすることができる。
なお本変形例のタッチパネルセンサ50において、第1透明導電パターン51の第1電極部51aと第2透明導電パターン52の第2電極部52aとが同一平面上、すなわち保護層40上に設けられる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、第1電極部51aと第2電極部52aとが互いに異なる平面上に設けられていてもよい。例えば、第1電極部51aと第2電極部52aとの間に絶縁層や基材などが介在されていてもよい。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
第2の実施の形態
次に図13を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
上述の第1の実施の形態および各変形例において、加飾部形成工程と同時に、加飾部12を構成する材料と同一の材料を用いて、コード化パターン20の各ドット21が形成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、前面板10のうち加飾部12以外の構成要素を形成する工程と同時に、加飾部12以外の構成要素に含まれる材料と同一の材料を用いて、コード化パターン20の各ドット21を形成してもよい。一例として、本実施の形態においては、前面板10のタッチパネルセンサ50を形成するタッチパネルセンサ形成工程と同時に、タッチパネルセンサ50の第2接続部52bに含まれる材料と同一の材料を用いて、コード化パターン20の各ドット21を形成する例について説明する。
図13(a)〜(f)は、前面板10の製造方法を示す図である。ここでは、図13(a)〜(e)に示すようにして、第2電極部52a上および保護層40上に、導電性を有する導電性材料を含む導電層58を設ける。図13(a)〜(e)に示す工程は、透明基板11の表示領域Aにドット21がまだ形成されていない点を除いて、図12(a)〜(e)に示す上述の工程と同一である。導電層58に含まれる導電性材料としては、遮光性を有する材料、例えば金属材料が用いられる。
次に、図13(f)に示すように、フォトリソグラフィー法などを用いて導電層58をパターニングする。これによって、図12(f)に示す上述の工程と同様に、第2接続部52b、第1取出配線53(図示せず)、第2取出配線54および端子部55をそれぞれ同時に形成する。また本実施の形態においては、図13(f)に示すように、表示領域Aのうちコード化パターン20の各ドット21が形成されるべき部分にも導電層58が残るよう、導電層58のパターニングを実施する。これによって、第2接続部52b、第1取出配線53、第2取出配線54および端子部55を形成することと同時に、導電層58の導電性材料を用いて、コード化パターン20の各ドット21を透明基板11の表示領域Aに形成することができる。
各ドット21を構成する導電性材料は、上述のように、遮光性を有するよう構成されている。このため、ドット21からの光Laの強度と、ドット21以外の部分からの光Lbの強度との差に基づいて、コード化パターン20の各ドット21の位置関係を認識することができる。
なお本実施の形態において、図13(f)に示すように、ドット21が電極部51a,52a上に設けられる例を示した。しかしながら、ドット21が第2接続部52bと同時に同一材料から形成される限りにおいて、ドット21が設けられる場所が限られることはない。例えば、ドット21と電極部51a,52aとの間に絶縁層が介在されていてもよい。また、第2接続部52bおよびドット21が電極部51a,52aよりも先に保護層40上に形成されてもよい。
ところで、金属材料を含む導電層58からドット21が構成されている場合、金属光沢に起因して、ドット21が観察者によって視認されてしまうことが考えらえる。この場合、ドット21が視認されることを抑制するため、図14に示すように、透明基板11の法線方向から見た場合にドット21と重なる領域に、赤外光を透過させるとともに可視光を遮蔽する材料を含む半透光層16が設けられていてもよい。この場合、前面板10に入射した外光に含まれる可視光は、主に、ドット21に到達するよりも前に半透光性層16によって遮蔽される。これによって、ドット21の金属光沢に起因してドット21が観察者によって視認されることを抑制することができる。一方、電子ペン70の発光部71から放射される赤外光は、半透光層16を透過した後、ドット21によって反射され、その後、再び半透光性層16を透過した後、電子ペン70に戻る。このため、ドット21から電子ペン70の撮影部72に向かう赤外光の強度と、ドット21の周囲から撮影部72に向かう赤外光の強度との差や比に基づいて、各ドット21の位置関係を認識することができる。このように、図14に示す例によれば、複数のドット21を含むコード化パターン20の機能を維持しながら、ドット21が観察者によって視認されることを抑制することができる。なお図示はしないが、図14に示す例において、非表示領域A内には、半透光性層16に遮光層15が積層されていてもよい。
10 前面板
11 透明基板
12 加飾部
13 遮光部分
14 半透光部分
15 遮光層
16 半透光層
20 コード化パターン
21 ドット
25 表示部
26 光学素子
40 保護層
50 タッチパネルセンサ
60 表示装置
70 電子ペン
表示領域
非表示領域

Claims (12)

  1. 表示領域と、前記表示領域の周辺に位置する非表示領域と、を含む前面板において、
    透明基板と、
    前記透明基板の表示領域に設けられ、電子ペンで読み取り可能な複数のドットを含むコード化パターンと、
    前記透明基板の非表示領域に設けられた加飾部と、を備え、
    前記コード化パターンの各ドットは、前記加飾部を構成する材料と同一の材料から構成されている、前面板。
  2. 前記加飾部は、光を遮蔽する遮光性材料を含む遮光層を有し、
    前記コード化パターンの各ドットは、前記遮光層の前記遮光性材料と同一の材料から構成されている、請求項1に記載の前面板。
  3. 前記加飾部は、光を部分的に透過させる半透光性材料を含む半透光層を有し、
    前記コード化パターンの各ドットは、前記半透光層の前記半透光性材料と同一の材料から構成されている、請求項1に記載の前面板。
  4. 前記半透光層の前記半透光性材料は、赤外光を透過させるとともに可視光を遮蔽する赤外光透光性材料である、請求項3に記載の前面板。
  5. 前記半透光層の前記半透光性材料は、可視光を透過させるとともに赤外光を遮蔽する赤外光遮光性材料である、請求項3に記載の前面板。
  6. 前記透明基板上および前記加飾部上に設けられた保護層と、
    前記保護層上に設けられたタッチパネルセンサと、をさらに備える、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の前面板。
  7. 表示領域と、前記表示領域の周辺に位置する非表示領域と、を含む前面板の製造方法において、
    透明基板を準備する工程と、
    前記透明基板の非表示領域に加飾部を形成する加飾部形成工程と、を備え、
    前記加飾部形成工程と同時に、前記加飾部を構成する材料と同一の材料を用いて、電子ペンで読み取り可能なコード化パターンの複数のドットを前記透明基板の表示領域に形成する、前面板の製造方法。
  8. 前記加飾部形成工程は、光を遮蔽する遮光性材料を用いて前記透明基板の非表示領域に遮光層を形成する遮光層形成工程を有し、
    前記遮光層形成工程と同時に、前記遮光性材料を用いて、前記コード化パターンの複数のドットを前記透明基板の表示領域に形成する、請求項7に記載の前面板の製造方法。
  9. 前記加飾部形成工程は、光を部分的に透過させる半透光性材料を用いて前記透明基板の非表示領域に半透光層を形成する半透光層形成工程を有し、
    前記半透光層形成工程と同時に、前記半透光性材料を用いて、前記コード化パターンの複数のドットを前記透明基板の表示領域に形成する、請求項7に記載の前面板の製造方法。
  10. 前記半透光層の前記半透光性材料は、赤外光を透過させるとともに可視光を遮蔽する赤外光透光性材料である、請求項9に記載の前面板の製造方法。
  11. 前記半透光層の前記半透光性材料は、可視光を透過させるとともに赤外光を遮蔽する赤外光遮光性材料である、請求項9に記載の前面板の製造方法。
  12. 前記透明基板上および前記加飾部上に保護層を形成する保護層形成工程と、
    前記保護層上にタッチパネルセンサを形成するタッチパネルセンサ形成工程と、をさらに備える、請求項7乃至11のいずれか一項に記載の前面板の製造方法。
JP2012188945A 2012-08-29 2012-08-29 前面板および前面板の製造方法 Active JP6146635B2 (ja)

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