JP2014047127A - 金属−炭素複合材、金属−炭素複合材の製造方法及び摺動部材 - Google Patents

金属−炭素複合材、金属−炭素複合材の製造方法及び摺動部材 Download PDF

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Abstract

【課題】加工性が良く、炭素の含有率が高い金属−炭素複合材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】金属−炭素複合材1は、連続している金属相3と、金属相3中に分散している炭素粒子2とを備える。炭素粒子2は、炭素基材と、炭素基材を被覆しているセラミック層とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属−炭素複合材及びその製造方法に関する。
炭素材は、軽量、化学的・熱的安定性が高い、非金属でありながら高熱伝導性、高電気伝導性、自己潤滑性を有するなどの優れた特性をもつ材料であり、種々の用途に広く用いられている。用途によっては、炭素材と金属材とを複合化して使用したいというニーズもある。
しかしながら、炭素材には、金属との濡れ性が悪く、金属材と複合化しにくく、脆性であるという問題がある。このことから、従来、炭素材と金属材との複合方法に関する研究開発が活発に行われている。
金属−炭素複合材の製造方法としては、炭素材に金属を含浸させる方法が知られている。例えば特許文献1には、多孔性炭素材にアルミニウムを含浸させる方法が開示されている。特許文献2には、黒鉛成形体に、アルミニウム、銅またはこれらの合金を加圧含浸させる方法が開示されている。
また、金属−炭素複合材の製造方法としては、金属の溶湯と粉末状の炭素材とを混合する方法も知られている。例えば特許文献3には、アルミニウム合金の融液と黒鉛粉末とを攪拌混合する方法が開示されている。特許文献4には、アルミニウム合金の融液に黒鉛粒子を投入し、その後ダイカスト鋳造する方法が開示されている。
特開2003−34587号公報 特開2010−67842号公報 特開平6−297131号公報 特開2003−138328号公報
しかしながら、特許文献1〜4に開示された方法では、炭素の含有率が高い金属−炭素複合材を製造することが困難であるという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、加工性が良く、炭素の含有率が高い金属−炭素複合材及びその製造方法を提供することにある。
本発明の金属−炭素複合材は、連続している金属相と、炭素粒子とを備えている。炭素粒子は、金属相中に分散している。炭素粒子は、炭素基材と、セラミック層とを有する。セラミック層は、炭素基材を被覆している。
なお、本発明において、「金属」には、合金が含まれるものとする。従って、「金属相」には、「合金相」が含まれる。本発明において、炭素粒子には、金属相を介さずに塊状となって存在する粒子が含まれていてもよい。
本発明に係る金属−炭素複合材のセラミック層は、SiC、AlN、Al、Si、BC、TaC、NbC、ZrC、ZnO、SiO及びZrOからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明に係る金属−炭素複合材のセラミック層の厚みは、1nm〜20μmであることが好ましい。
本発明に係る金属−炭素複合材において、炭素の含有率が50体積%以上であることが好ましい。
本発明に係る金属−炭素複合材の金属相は、Al、Cu、Ag、Ni、Bi、Sb及びこれらの金属を少なくとも1つ含む合金からなる群から選ばれる少なくとも一種を含むことが好ましい。
本発明に係る金属−炭素複合材の金属相は、1質量%〜20質量%の金属シリコンを含むことが好ましい。
本発明に係る金属−炭素複合材の金属相の厚みは、10nm〜100μmであることが好ましい。
本発明に係る金属−炭素複合材の炭素粒子の粒子径は、50nm〜500μmの範囲内にあることが好ましい。
本発明に係る金属−炭素複合材の製造方法では、炭素基材をセラミックスにより被覆して、炭素基材と、炭素基材を被覆しているセラミック層とを有する炭素粒子を得る金属粒子と炭素粒子とを混合し、金属粒子が表面に付着した炭素粒子を含む混合物を得る混合工程を行う。混合物を成形して成形体を得る。成形体を焼成する。
本発明に係る金属−炭素複合材の製造方法では、混合工程において、バインダーをさらに混合することが好ましい。
本発明に係る金属−炭素複合材の製造方法において、金属粒子の粒子径は、炭素粒子の粒子径の1/100〜1/5の範囲内にあることが好ましい。
本発明に係る金属−炭素複合材の製造方法において、混合物の成形を、冷間等方加圧成形により行うことが好ましい。
本発明に係る摺動部材は、連続している金属層と、金属層中に分散している炭素粒子とを備える。
本発明に係る摺動部材において、炭素の含有量は、10体積%〜90体積%であることが好ましい。
本発明に係る摺動部材において、炭素の含有量は、50体積%〜90体積%であることがより好ましい。
本発明によれば、加工性が良く、炭素含有量の多い金属−炭素複合材を提供することができる。
本発明に従う一実施形態における金属−炭素複合材を示す模式的断面図である。 炭素粒子の模式的断面図である。 実施例1で得られた金属−炭素複合材の光学顕微鏡写真である。 実験例1で得られた金属−炭素複合材中の、炭素粒子の断面を、走査型電子顕微鏡により元素分析した写真である 実施例1で得られた金属−炭素複合材の、表面のX線回折結果を示すグラフである。 比較例1で得られた金属−炭素複合材の、表面のX線回折結果を示すグラフである。 実施例2,3における摺動部材及び比較材料の、動摩擦係数を示すグラフである。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
図1は、本発明に従う実施形態における金属−炭素複合材を示す模式的断面図である。図2は金属−炭素複合材に含まれる炭素粒子を示す模式的断面図である。図1において、描画の便宜上、金属相3のハッチングは省略している。
図1に示すように、金属−炭素複合材1は、連続している金属相3と、複数の炭素粒子2とを備える。この金属−炭素複合材1は、摺動部材を構成している。すなわち、摺動部材を構成している金属−炭素複合材1は、連続している金属層3と、金属層3中に分散している炭素粒子2とを備えている。
複数の炭素粒子2は、金属相3中に分散している。炭素粒子2は、図2に示すように、炭素基材21とセラミック層22とを有する。炭素基材は、炭素を主成分としている。セラミック層22は、炭素基材21を被覆している。炭素基材21は、炭素以外の成分を含んでいてもよい。炭素基材21は、例えば黒鉛粒子により構成することができる。黒鉛粒子としては、例えば天然黒鉛、メソフェーズピッチ系黒鉛、人造黒鉛、キッシュ黒鉛、メソフェーズ小球体の黒鉛化物が好ましく用いられる。炭素基材21は、1種類の炭素粒子のみを含んでいてもよいし、複数種類の炭素粒子を含んでいてもよい。
セラミック層22を形成するセラミックスとしては、例えばSiC、AlN、Al、Si、BC(炭化ホウ素)、TaC、NbC、ZrC、ZnO、SiO及びZrOなどが好ましく用いられる。セラミック層22は、1種類のセラミックスのみを含んでいてもよいし、複数種類のセラミックスを含んでいてもよい。
セラミック層22を炭素粒子の表面に形成する方法としては、CVR法、気相法、液相法、機械的混合法、またはこれらを組み合わせた方法が挙げられる。また、セラミックス被覆粉末を形成する他の方法として、炭素粒子を、セラミックス粒子のスラリー中に添加することにより、炭素粒子の表面にセラミックス粒子を付着させ、セラミック層を形成する方法が挙げられる。
セラミック層22の厚みは、1nm〜20μmの範囲内であることが好ましく、さらに好ましくは200nm〜10μmの範囲内であり、さらに好ましくは500nm〜5μmの範囲内である。
炭素粒子2の粒子径は、50nm〜500μm程度であることが好ましく、1μm〜250μm程度であることがより好ましく、5μm〜100μm程度であることがさらに好ましい。炭素粒子2の粒子径が小さすぎると、炭素粒子2が凝集しやすい。炭素粒子2が凝集しすぎると、材料の加工性が低下するだけでなく、強度の低下を招く場合がある。炭素粒子2が大きすぎると、金属相3の厚みが不均一になるなど、金属−炭素複合材1の組織が粗雑になり、加工性と強度の低下を招く場合がある。
金属相3は、炭素と反応して炭化物を形成し難い金属により構成されていることが好ましい。金属相3の構成材料として好まく用いられる金属の具体例としては、例えばAl、Cu、Ag、Ni、Bi、Sbなどの金属や、これらの金属を少なくとも1つ含む合金が挙げられる。また、金属層3は、1質量%〜20質量%の金属シリコンを含むものであってもよい。
金属相3の厚みは、通常10nm〜100μm程度の範囲であることが好ましく、1μm〜10μm程度の範囲であることがより好ましい。本発明において、「金属相3の厚み」とは、光学顕微鏡や走査型電子顕微鏡による組織観察によって測定した値である。
金属−炭素複合材1における炭素の含有率は、10体積%以上であることが好ましく、50体積%以上であることがより好ましい。金属−炭素複合材1における炭素の含有率は、50体積%〜99体積%程度であることが好ましく、60体積%〜95体積%程度であることがより好ましく、70体積%〜90体積%程度であることがさらに好ましい。なお、本発明において、金属−炭素複合材1における炭素の含有率は、原材料の配合比から算出した値である。
金属−炭素複合材1の金属相3は、連続した構造を有する。金属相3は、3次元網目構造を有していることが好ましい。金属相3は、複数の炭素粒子2の間に位置している。金属相3により、複数の炭素粒子2が接続されており、一体化されている。すなわち、金属−炭素複合材1は、複数の炭素粒子2を連続した金属相3が取り囲んだ構造を有している。このため、金属−炭素複合材1は、炭素を50体積%以上含むことができる。なお、金属相3は、連続したひとつの金属相により構成されていてもよいし、孤立した複数の金属相により構成されていてもよい。また、金属−炭素複合材1において、金属相3中に炭素粒子2が塊状となって分散していてもよい。但し、金属−炭素複合材1の塑性加工が可能な程度に、炭素粒子2が金属相3中に分散していることが好ましい。
金属−炭素複合材1は、優れた加工性を有する。これは、本実施形態の金属−炭素複合材1において、炭素粒子2が金属相3とは独立した粒子として存在することに起因すると考えられる。すなわち、金属−炭素複合材1に外力が加わったときに、金属相3の塑性変形が、炭素粒子2によって妨げられないことによると考えられる。
金属−炭素複合材1は、高い強度を有する。これは、常温においては、金属の流動性がなく、金属相3が骨材として作用するためであると考えられる。
金属−炭素複合材1は、炭素を50体積%以上含む。このため、金属−炭素複合材1は、低比重であり、炭素の特性である自己潤滑性を有する。
金属−炭素複合材1は、炭素粒子2を含み、金属相3が連続している。このため、金属−炭素複合材1は、優れた導電性や優れた熱伝導率を有する。
本実施形態の金属−炭素複合材は、上述のような優れた特性を有するため、摺動部材、半導体用やLED用等の放熱材、シール材などとして好ましく使用することができる。
金属−炭素複合材1は、連続している金属層3と、金属層3中に分散している炭素粒子2とを備えるため、金属相3が骨材として作用し、高い強度を有する。また、金属−炭素複合材1は、優れた導電性や優れた熱伝導率を有する。
金属−炭素複合材1は、摺動部材として好適に用いられる。金属−炭素複合材1では、摺動時に、金属−炭素複合材1中に含まれる炭素粒子2の自己潤滑性が発現すると共に、続した構造を有する金属相3が摺動時に発生する摩擦熱や静電気の摺動面からの除去を促進する。よって、とりわけ長時間に亘る摺動時における動摩擦係数の低下や耐摩耗性を向上させることができる。また、連続した構造を有する金属相3により金属−炭素複合材1の強度が著しく向上され、摺動時における部分的な欠落や、荷重による折損の恐れを低減することができる。
金属−炭素複合材1が摺動部材を構成している場合、金属−炭素複合材1における炭素の含有率は、10〜90体積%であることが好ましい。炭素の含有率が10体積%を下回ると、炭素の自己潤滑性が発揮されにくくなり、炭素の含有率が90体積%を上回ると、金属相3が連続した構造を取りにくくなり、上記のような効果が発現されにくくなる場合がある。また、炭素の含有率は、炭素の自己潤滑性を発現する観点からは、より好ましくは50〜90体積%である。なお、本発明において、金属−炭素複合材1における炭素の含有率は、原材料の配合比から算出した値である。
以下、金属−炭素複合材1の製造方法の一例について説明する。
(セラミック層被覆工程)
まず、炭素基材21にをセラミックスにより被覆して、炭素基材21と炭素基材21を低くしているセラミック層22とを有する炭素粒子2を形成する。炭素基材21としては、上述のものを用いることができる。セラミック層22の形成方法は、気相法、液相法、機械的混合法、またはこれらを組み合わせた方法や、炭素基材21を、セラミックス粒子のスラリー中に添加することにより、炭素粒子の表面にセラミックス粒子を付着させ、セラミック層22を形成する方法などが挙げられるが、好ましくはCVR法を用いることで、炭素基材21の周囲に、均一なセラミック層22を形成することが出来る。CVR法は、例えば黒鉛るつぼ内に粉体状の炭素基材21と金属酸化物粉とを入れ、真空下で加熱して一定時間保持すると、蒸発した金属酸化物中の金属と炭素基材21の表面とが反応し、炭素基材21の表面がセラミックスに転換されて、セラミック層22が形成されるものである。
(混合工程)
次に、混合工程を行う。混合工程では、炭素粒子2と金属粒子とを混合し、金属粒子が表面に付着した炭素粒子2を含む混合物を得る。
金属粒子は、金属相3を構成する金属からなる粒子である。金属粒子の粒子径は、炭素粒子の粒子径の1/100〜1/5の範囲内であることが好ましい。この場合、炭素粒子2の表面の実質的に全体を金属粒子で覆うことが可能となる。金属粒子の粒子径は、炭素粒子2の粒子径の1/50〜1/10の範囲内であることがより好ましく、1/40〜1/20の範囲内であることがさらに好ましい。
炭素粒子2と金属粒子との混合比は、得ようとする金属−炭素複合材1における炭素の含有率に応じて適宜設定することができる。炭素の含有率が高い金属−炭素複合材1を得たい場合は、金属粒子に対する炭素粒子2の割合を多くすればよい。但し、金属粒子に対する炭素粒子2の割合が多すぎると、金属−炭素複合材1における金属の含有率が低くなりすぎる。よって、金属相3が好適に形成されなくなる場合がある。金属相3を好適に形成する観点からは、炭素粒子2と金属粒子との混合比は、炭素粒子2の表面の全体が実質的に金属粒子で覆われる程度であることが好ましい。
金属粒子には、金属相3を形成する金属の他に、金属シリコンを混合してもよい。金属シリコンを混合することで、金属相3を形成する金属が炭素粒子2中の炭素と反応し、炭化金属を形成する度合いを小さくすることができる。
金属粒子と炭素粒子2との混合は、例えば機械的混合法、スラリー法またはこれらを組み合わせた方法により行うことができる。
機械的混合法は、金属粒子と炭素粒子2とを機械的に混合する方法である。機械的混合法の具体例としては、例えば自転・公転ミキサーを使って金属粒子と炭素粒子2とを混合する方法が挙げられる。
炭素粒子2の表面に金属粒子を均一に付着させるためには、炭素粒子2と金属粒子とに加えてバインダーを混合することが好ましい。バインダーは、例えば、公知のバインダーを使用できる。好ましく使用できるバインダーの具体例としては、例えばPVA(ポリビニルアルコール)、PVB(ポリビニルブチラール)などが挙げられる。
スラリー法は、炭素粒子2と金属粒子とをスラリーにして、炭素粒子2と金属粒子とを混合する方法である。スラリー法の具体例としては、例えばゲルキャスト法、スリップキャスト法などが挙げられる。ゲルキャスト法は、例えば以下のように行うことができる。
ゲルキャスト法では、金属粒子、液体である溶媒およびバインダーを混合してスラリーとし、このスラリー中に炭素粒子2を添加し、混合した後、乾燥させると固形混合物が得られる。例えば、バインダーとしてアクリアミドとN,N’−メチレンビスアクリルアミドを加えたイソプロパノール有機溶媒に金属粒子と炭素粒子2を加え、自転・公転ミキサーで撹拌することで、スラリーを調整し、そのスラリーを型に入れて乾燥させると、固形混合物が得られる。
(成形工程)
次に、混合物を成形して成形体を得る。混合物の成形は、例えば、冷間等方加圧成形(CIP成形)などの成形機を用いたプレス成形により行うことができる。
なお、混合工程における混合と成形工程における成形とを同時に行ってもよい。例えば混合工程において、ゲルキャスト法により炭素粒子2と金属粒子とを混合すると共に所望の形状に成形してもよい。
成形機において、型として使用される成形型の構成材料は、特に限定されない。例えば、黒鉛からなる成形型が好ましく用いられる。
(焼成工程)
次に、成形体を焼成する。これにより、連続している金属相3中に複数の炭素粒子2が分散した構造を有する金属−炭素複合材1を得ることができる。成形体の焼成温度や焼成時間、焼成雰囲気の種類、焼成雰囲気の圧力等は、金属粒子や炭素粒子2の材質や形状、大きさ等に応じて適宜設定することができる。成形体の焼成温度は、例えば、金属粒子を構成する金属の軟化温度〜融解温度とすることができる。成形体の焼成時間は、例えば、1分間〜100分間程度とすることができる。焼成雰囲気の種類は、例えば、真空や、窒素、アルゴンなどの不活性ガス雰囲気とすることができる。焼成雰囲気の圧力は、例えば、0.2MPa〜100MPa程度とすることができる。
(可塑加工工程)
なお、得られた金属−炭素複合材1に対して可塑加工工程をさらに行ってもよい。可塑加工工程は、成形型などに押しつけながら加熱・加圧することにより、金属−炭素複合材1の形状を変化させる工程である。例えば、焼成する成形体の形状は、焼成に適した形状としておき、可塑加工工程において所望の形状に加工することにより、好適に焼成されており、かつ所望の形状を有する金属−炭素複合材1を容易に得ることができる。
なお、可塑加工工程における加工温度は、金属粒子を構成する金属の軟化温度〜融解温度とすることができる。可塑加工工程において金属−炭素複合材1に加える圧力は、例えば、0.2MPa〜100MPa程度とすることができる。
(接合工程)
金属−炭素複合材1は、炭素粒子2を包囲する金属相3を備えている。すなわち、金属−炭素複合材1の表面の少なくとも一部には、金属相3が露出している。よって、例えば、複数の金属−炭素複合材1を作製した後に、それら複数の金属−炭素複合材1を接触させて加圧しながら加熱することにより容易に接合することができる。従って、大型の金属−炭素複合材1は、金属−炭素複合材を複数作成した後に、それら複数の金属−炭素複合材を接合することにより容易に製造することができる。
なお、接合時の加熱温度や圧力は、金属相3の種類や接合する金属−炭素複合材の大きさ、接合面積等に応じて適宜設定することができる。接合時の加熱温度は、例えば、金属粒子を構成する金属の軟化温度〜融解温度であればよい。接合時に加える圧力は、例えば、0.2MPa〜100MPa程度とすることができる。
本実施形態の金属−炭素複合材1の製造方法では、炭素粒子2に付着させる金属粒子の炭素粒子2に対する割合を調整することにより、金属−炭素複合材1における炭素、金属の含有率を調整することができる。金属粒子は、焼成工程において複数の炭素粒子2を接合できる程度に存在していればよい。このため、成形体における金属粒子の含有率を50体積%以下とすることができる。従って、炭素の含有率が50体積%以上である金属−炭素複合材1を得ることができる。
本実施形態の金属−炭素複合材1の製造方法では、炭素粒子2の表面に金属粒子を付着させた後、炭素粒子2と金属粒子との混合物を成形及び焼成する。このため、得られる金属−炭素複合材1は、複数の炭素粒子2を連続した金属相3が取り囲んだ構造となる。これにより、金属相3中に炭素粒子2が均一に分散した金属−炭素複合材1を得ることができる。特に、金属粒子の粒子径を、炭素粒子2の粒子径の1/100〜1/5の範囲内とし、炭素粒子2の表面の実質的に全体を金属粒子で覆うことにより、金属相3の連続性をより高くすることができる。これにより、加熱時には金属の流動性により可塑性を持たせることができ、また材料全体としての熱伝導性・電気伝導性を良好にすることができる。
以下、本発明について、具体的な実施例に基づいて、さらに詳細に説明する。本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
(実施例1)
金属酸化物粉末として平均粒子径300μmのSiO粉末を用いた。炭素基材として平均粒子径20μmの人造黒鉛粒子を用いた。SiO粉末と人造黒鉛粒子とを均一に配合した上で黒鉛るつぼ内に配置し、20Pa以下の気圧下で、加熱温度1500℃とし、加熱時間2時間にて熱処理することで、黒鉛からなる炭素基材表面に、SiCからなるセラミック層が均一に形成された平均粒子径20μmの炭素粒子を得た。炭素粒子に占めるSiCの含有量は20重量%、セラミック層の厚みは1μmであった。
粒子径が1μmのアルミニウム粉末(3.56g)及び粒子径が1μmの金属シリコン粉末(0.48g)と、アクリルアミド(8g)と、N,N’−メチレンビスアクリルアミド(1g)をイソプロパノール(45g)に溶解したバインダー溶液(4.5g)とを自転・公転ミキシングにより撹拌して混合物を得た。自転・公転ミキシングは、2000rpmで60秒間行った。得られた混合物に前記炭素粒子を10g加え、自転・公転ミキシングにより、2000rpmで180秒間撹拌して混合した。次に、混合物を80℃で8時間乾燥して、乾燥物を得た。乾燥物を冷間等方加圧成形(CIP成形)により成形して成形体を得た。CIP成形時の圧力は、200MPaとした。
次に、得られた成形体を円柱形の黒鉛型に入れ、ホットプレス炉で焼成して金属−炭素複合材を得た。この焼成工程は、まず、室温から20℃/分で、700℃にまで加熱し、700℃で20分保持した後、10〜15℃/分で室温まで約2時間かけて冷却した。得られた金属−炭素複合材の形状は、高さ10mm、直径30mmの円柱であった。金属−炭素複合材中の炭素の含有量は、75体積%であった。
(比較例1)
炭素粒子としてセラミック層が形成されていないものを用い、金属シリコン粉末を全てアルミニウム粉末に置き換えた以外は、実施例1と同様にして、比較例1の金属−炭素複合材を得た。金属−炭素複合材中の炭素の含有量は、75体積%であった。
実施例1で得られたアルミニウム−炭素複合材の光学顕微鏡写真を図3に示す。図3において、色の濃い部分が炭素粒子であり、色の薄い部分がアルミニウムである。図3に示す写真から、炭素粒子は、アルミニウムに覆われており、アルミニウムは、連続した相を形成していることが分かる。
また金属−炭素複合材を焼成や焼結によって作製すると金属カーバイドが生成する。金属カーバイドの中には、空気中の水分と反応して水酸化物に変化するものがあるが、本実施例においては、アルミニウム粉と炭素基材とが反応し、Alが生じる。このAlが空気中の水分と反応して水酸化アルミニウムに変化すると、亀裂の発生、材料の崩壊といった経年劣化を起こす恐れがある。
700℃におけるアルミニウムと炭素、アルミニウムと炭化ケイ素との反応により生じる反応熱は、下式(1)(2)の通りである。
4/3Al+C → 1/3Al ΔG973=−58kJ/mol・・・(1)
4/3Al+SiC → 1/3Al+Si ΔG973=−6kJ/mol・・・(2)
反応速度は、反応熱の大きさに依存するが、反応熱が小さいほど反応速度が小さくなる。従って、SiCからなるセラミック層により被覆された金属−炭素複合材の方が、被覆されていない金属−炭素複合材よりAlを生じにくくでき、上記のような水酸化アルミニウムへの変化による不具合の発生を抑制できると考えられる。
図4は、実施例1に係る金属−炭素複合材の、炭素粒子の断面を走査型電子顕微鏡により元素分析した写真である。色の濃い部分がAl及びCであり、色の薄い部分がSiである。Siに囲まれた円形状の部位が炭素基材であることから、SiCは炭素基材の周囲を完全に覆っており、Alが生じにくくされていることが明瞭に示されている。
図5に実施例1、図6に比較例1の、金属−炭素複合材表面のX線回折結果を示す。図5には、Alに由来するピークが殆ど見られず、Alの生成が顕著に抑制されていることが表されている。対して図6では、Alに由来するピークが明確に見られており、焼成や焼結時におけるAlの生成が生じていることが表されている。
(実施例2)
粒子径が1μmのアルミニウム粉末(4.04g)と、アクリルアミド(8g)と、N,N’−メチレンビスアクリルアミド(1g)をイソプロパノール(45g)に溶解したバインダー溶液(4.5g)とを自転・公転ミキシングにより撹拌して混合物を得た。自転・公転ミキシングは、2000rpmで60秒間行った。得られた混合物に粒子径が20μmのメソ黒鉛粒子を10g加え、自転・公転ミキシングにより、2000rpmで180秒間撹拌して混合した。次に、混合物を80℃で8時間乾燥して、乾燥物を得た。乾燥物を冷間等方加圧成形(CIP成形)により成形して成形体を得た。CIP成形時の圧力は、200MPaとした。
次に、得られた成形体を円柱形の黒鉛型に入れ、ホットプレス炉で焼成して金属−炭素複合材を得た。この焼成工程は、まず、室温から20℃/分で、700℃にまで加熱し、700℃で20分保持した後、10〜15℃/分で室温まで約2時間かけて冷却した。得られた摺動部材の形状は、高さ10mm、直径30mmの円柱であった。摺動部材中の炭素の含有量は、75体積%であった。
(実施例3)
加えるメソ黒鉛粒子の量を3.3gとした以外は実施例2と同様にして、実施例3の摺動部材を得た。この摺動部材中の炭素の含有量は、25体積%であった。
実施例2及び実施例3の摺動部材を切削加工し、φ4mm×高さ9mmの円筒形状とした。この摺動部材の円形端面をアルミニウム(材質:A1050)製のディスク上に所定の荷重を印加して押し当てると共に、ディスクを回転させることで、摺動部材が800mm/secの速度でアルミニウム材料と摺動するようにした。この試験時に発生した摩擦力を測定し、印加した荷重毎の動摩擦係数を算出した。同様の試験を、黒鉛材料(東洋炭素株式会社製IG−11)及びアルミニウム材料(材質:A1050)にて行った。その結果を図7に示す。
アルミニウム材料を用いたものが、印加した荷重0.2MPaで動摩擦係数が0.7であるのに対し、他の材料の動摩擦係数は0.3以下に留まっている。印加した荷重が0.1〜1.0MPaの範囲では、実施例2及び実施例3がアルミニウム材料に対して明らかに優位にあり、且つ黒鉛材料と同等の動摩擦係数であることから、実施例2及び実施例3の金属−炭素複合材が高い機械的強度を備えつつ、黒鉛材料と同等の摺動性を備えることが表されている。
また印加した荷重1.2MPa〜3.2MPaの範囲では、実施例2の金属−炭素複合材が他の部材と比較して動摩擦係数が小さくなり、実施例2の金属−炭素複合材が高い圧力下における摺動性に優れることが表されている。また実施例2と実施例3との摩耗量を比較すると、実施例2の摩耗量が顕著に小さくなっており、耐摩耗性という点で実施例2が優位にあると考えられる。
本発明に係る金属−炭素複合材において、金属相をAgとし、金属含有量を75〜90体積%としたもの、金属相をAg−10Niとし、金属含有量を75〜80体積%としたもの、金属相をCuとし、金属含有量を90〜99体積%としたものは、電気接点として好適に用いることができる。金属相をCu−4.5Sn−2Pbとし、金属含有量を85〜95体積%としたものは、高速ベアリングとして好適に用いることができる。金属相をAl−Siとし、金属含有量を90〜99体積%としたものは、摺動部材、ベアリング、ピストンとして好適に用いることができる。金属相をAl−4.5Cuとし、金属含有量を50〜95体積%としたものは、摺動部材として好適に用いることができる。金属相をAl−4.5Cuとし、金属含有量を95〜99体積%としたものは、ベアリングとして好適に用いることができる。
1 …金属−炭素複合材
2 …炭素粒子
21…炭素基材
22…セラミック層
3 …金属相

Claims (15)

  1. 連続している金属相と、
    前記金属相中に分散している炭素粒子と、を備え、
    前記炭素粒子は、炭素基材と、前記炭素基材を被覆しているセラミック層とを有する金属−炭素複合材。
  2. 前記セラミック層は、SiC、AlN、Al、Si、BC、TaC、NbC、ZrC、ZnO、SiO及びZrOからなる群より選ばれる少なくとも1種からなる請求項1に記載の金属−炭素複合材。
  3. 前記セラミック層の厚みは、1nm〜20μmである請求項1又は2に記載の金属−炭素複合材。
  4. 炭素の含有率が50体積%以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の金属−炭素複合材。
  5. 前記金属相は、Al、Cu、Ag、Ni、Bi、Sb及びこれらの金属を少なくとも1つ含む合金からなる群から選ばれる少なくとも一種を含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の金属−炭素複合材。
  6. 前記金属相は、1質量%〜20質量%の金属シリコンを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の金属−炭素複合材。
  7. 前記金属相の厚みは、10nm〜100μmである請求項1〜6のいずれか1項に記載の金属−炭素複合材。
  8. 前記炭素粒子の粒子径は、50nm〜500μmの範囲内にある請求項1〜7のいずれか1項に記載の金属−炭素複合材。
  9. 炭素基材をセラミックスにより被覆して、炭素基材と、前記炭素基材を被覆しているセラミック層とを有する炭素粒子を得る工程と、
    金属粒子と前記炭素粒子とを混合し、前記金属粒子が表面に付着した前記炭素粒子を含む混合物を得る混合工程と、
    前記混合物を成形して成形体を得る工程と、
    前記成形体を焼成する工程と、
    を備える、金属−炭素複合材の製造方法。
  10. 前記混合工程において、バインダーをさらに混合する請求項9に記載の金属−炭素複合材の製造方法。
  11. 前記金属粒子の粒子径は、前記炭素粒子の粒子径の1/100〜1/5の範囲内にある請求項9または10に記載の金属−炭素複合材の製造方法。
  12. 前記混合物の成形を、冷間等方加圧成形により行う請求項9〜11のいずれか一項に記載の金属−炭素複合材の製造方法。
  13. 連続している金属相と、
    前記金属相中に分散している炭素粒子と、を備える摺動部材。
  14. 炭素の含有率が10〜90体積%である請求項13に記載の摺動部材。
  15. 炭素の含有率が50〜90体積%である請求項14に記載の摺動部材。

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