JP2014044600A - 音声記憶管理装置、プログラム - Google Patents

音声記憶管理装置、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014044600A
JP2014044600A JP2012187090A JP2012187090A JP2014044600A JP 2014044600 A JP2014044600 A JP 2014044600A JP 2012187090 A JP2012187090 A JP 2012187090A JP 2012187090 A JP2012187090 A JP 2012187090A JP 2014044600 A JP2014044600 A JP 2014044600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
calendar
voice
screen
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012187090A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Iwai
泰章 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2012187090A priority Critical patent/JP2014044600A/ja
Publication of JP2014044600A publication Critical patent/JP2014044600A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】日々の出来事や感じた事や学んだ事を手軽かつ持続的な記録を可能とするためのものが求められていた。
【解決手段】本発明のプログラムは、異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ所定の領域に配置したトップ画面を表示パネルに表示させるトップ画面表示モジュールと、トップ画面の第1ボタンに対する選択操作に基づいて、マイクロフォンで収音された音声を符号化して音声データを生成する音声符号化モジュールと、音声符号化モジュールで生成された音声データを現在の日時又は符号化に係る日時と関連付けた状態で記憶部に格納する音声データ格納モジュールと、トップ画面の第2ボタンに対する選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを表示パネルに表示させるカレンダー画面表示モジュールと、音声データを記憶部から読み出して再生する音声データ再生モジュールと、を具備する。
【選択図】図88

Description

本発明は、音声記憶管理装置、音声記憶管理方法、音声記憶管理プログラムに関する。
「437日前、あなたはどのような一日を過ごしましたか?」と言う質問をされて答えられる人は殆どいない。大人になると日々の生活がルーティン化し、一日の重みが薄くなる。確かに過ごしたはずの一日は記憶の彼方に消え去る。下手をすれば、5日前の出来事ですら思い出すことも困難となる。
上記質問に答えることができるであろう唯一の人は、日記をつけている人である。近年はWeb上に日記を公開している人も多く、このような人達は自身の日記やブログを手掛かりに思い出すことができる。
特許文献1には、時間順序配列で記憶されたマルチメディアファイルを自身のブログで手軽に公開する技術が開示されている。
特開2007−213547号公報
幼少期から思春期にかけて誰もが一度は日記を付けようとしたことがあり、そして、その続かなさについて身をもって体感している。本格的な日記を書こうとすればするほど煩わしさが募っていき、1週間を待たずに後ろの大半が空白の日記帳が完成する。
これに対し、ブログは外部に公表することを目的としたウェブ上の日記である。自身の体験をより多くの他者と共有することが主目的となるため、アクセス数を稼ぐことが持続のモチベーションとなる。
しかしながら、面白い出来事が毎日振ってくることなど無く、他人の単なる一日の生活を綴った日記ほど読んでいてつまらないものは無い。従ってブログを公開する者は、アクセス数を維持するために、日記から離れて着色した面白い文章を自身のHPに載せることになる。
本願発明者も学生時代に50〜100ヒット/日程度の弱小日記サイトを運営していたことがあるが、アクセス数を保つため頭を捻って面白いストーリー作成に日々励んでいたと言う経験がある。それなりの体裁で文章を校正して更新するためには一回当たり少なくとも30分から1時間の時間がかかる。
やがて、面白い話題も浮かばなくなってアクセス数が低迷し、更新する気力を失って失踪することになる。このように日記であれブログであれ、日々の生活を数年に渡り継続して記録し続けることは非常に難しい。
人間も30代に差し掛かると否が応でも自分の人生における肉体のピークが過ぎ去ったことを悟るようになる日が来る。階段を登る時の息切れ、顔のしわ、頭髪の後退、怪我のし易さ、体臭など、きっかけは人それぞれであるが、数年前の自分の方が肉体的に活動的で魅力的であったと感じることになる。
一方で、周りを見渡すと自分より年を取っていても未だ魅力を保っている人間は大勢いる。このような人達は、自身の限られた人生において一日一日を大切にし、内部に経験や知識を蓄えながら日々成長している。一日の肉体的な衰えよりもその一日で培った成長が上回るため、エネルギー溢れる20代の若者よりも遥かに魅力的な壮年の人物として目に映る。
一日を大切にすることは簡単なことではない。しかしながら、年齢による肉体の衰えを上回る成長を持続するためには、限られた人生の中で自分に与えられた一日を大切に扱うことが不可欠であり、そのためには誰かに公開するブログではなく、自身の日々を省みるための日記を付けることが最も有効な手段である。このように、本来日記は大人が付けてこそその意味を持つものである。
しかしながら、上述したように日記を付けることはとにかく面倒臭い。第1に日記帳を探すのが面倒臭い。書く内容を校正するのも面倒臭い。腕を動かして文字を書くのも面倒臭い。すべてが面倒臭い。従って、日記の重要性を理解しても日記を付ける大人は殆どいない。
それでもなお、人々が充実した人生を送るためには一日一日を大切に生きる習慣をつけることが好ましい。従って、通常の日記やブログとは異なり、手軽に日々の出来事や感じたこと、学んだことを持続的に記録することを可能とする何かが求められていた。
本発明の一態様であるプログラムは、画面を表示する表示パネルと、音声を収音するマイクロフォンと、音声を放音するスピーカーと、前記表示パネルに表示されるボタン又はアイコンを選択する操作を検知する操作検知部と、プログラムを実行するプロセッサと、データ及びプログラムを記憶する記憶部と、を少なくとも具備する装置において前記プロセッサで実行されるプログラムである。そして、当該プログラムは、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ所定の領域に配置したトップ画面を表示パネルに表示させるトップ画面表示モジュールと、前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成する音声符号化モジュールと、前記音声符号化モジュールで生成された音声データを現在の日時又は前記符号化に係る日時と関連付けた状態で記憶部に格納する音声データ格納モジュールと、前記トップ画面の第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを表示パネルに表示させるカレンダー画面表示モジュールと、音声データを前記記憶部から読み出して再生する音声データ再生モジュールと、を備えることを特徴とする。
本発明の別の一態様である音声記憶管理装置は、画面を表示する表示パネルと、ユーザからの操作入力を受ける操作入力部と、前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて前記表示パネルで表示する画面を制御する表示制御部と、前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を録音する音声録音部と、前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部と、を少なくとも具備する音声記憶管理装置であって、前記表示制御部は、前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する第1ボタンと、再生する音声データを選択する画面に移動する第2ボタンと、を含むトップ画面を表示パネルに表示する制御を行い、前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記再生ボタンの選択操作に基づいて複数の日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、前記音声録音部は、前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する。
本発明によれば、日々の出来事や感じたこと、学んだことなどを人々が手軽かつ持続的に日記として記録できることで一日一日を大切に生き、充実した人生をサポートすることができる。
実施の形態1に係る音声記憶管理装置100の外観図(正面図)である。 音声記憶管理装置100のハード構成を示すブロック図である。 ホーム画面を移した状態の音声記憶管理装置100の外観図(正面図)である。 音声記憶管理装置100の表示パネル101で表示されるトップ画面の一例である。 表示パネル101で表示される録音画面の一例である。 表示パネル101で表示される一時停止中の録音画面の一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー面の一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー移動後のカレンダー画面の一例である。 表示パネル101で表示される音声再生中のカレンダー画面の一例である。 音声記憶管理装置100の機能構成を示すブロック図である。 音声記憶管理装置100の基本処理の流れを示すフローチャート図である。 音声記憶管理装置100の録音処理の流れを示すフローチャート図である。 音声記憶管理装置100の再生処理の流れを示すフローチャート図である。 音声記憶管理装置100の記憶部(メモリー)に記憶される音声データを管理する管理ファイルの一例である。 表示パネル101で表示される録音画面の別の一例である。 音声記憶管理装置100の機能構成を示すブロック図の変形例である。 音声記憶管理装置100の機能構成を示すブロック図の変形例である。 音声記憶管理装置200の表示パネル101で表示されるトップ画面の一例である。 表示パネル101で表示されるトップ画面に含まれるカレンダーの日付を移動した状態の画面である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の別の一例である。 表示パネル101で表示される展開後のカレンダーを含むカレンダー画面の一例である。 表示パネル101で表示される異なるグラフィックの再生ボタンを配置した場合のトップ画面の一例である。 実施の形態3に係る音声記憶管理装置300の機能構成を示すブロック図である。 音声記憶管理装置300における録音処理の流れを示すフローチャート図である。 音声記憶管理装置300の表示パネル101で表示されるトップ画面の一例である。 表示パネル101で表示される録音画面の一例である。 表示パネル101で表示される録音完了画面の一例である。 録音が完了したことによりカレンダーに含まれる今日の日付のグラフィックが変更されたことを表す画面の一例である。 音声記憶管理装置300における変形例の録音処理の流れを示すフローチャート図である。 実施の形態4に係る音声記憶管理装置400の表示パネル101で表示されるトップ画面の一例である。 表示パネル101で表示される設定画面の一例である。 音声記憶管理装置400の機能構成を示すブロック図である。 表示パネル101で表示されるアラーム画面の一例である。 音声記憶管理装置400におけるアラーム処理の流れを示すフローチャート図である。 実施の形態5に係る音声記憶管理装置500の機能構成を示すブロック図である。 表示パネル101で表示される録音待機画面の一例である。 表示パネル101で表示される目標音声データの録音画面の一例である。 表示パネル101で表示される目標音声データの録音完了画面の一例である。 音声記憶管理装置500の記憶部(メモリー)に記憶される音声データを管理する管理ファイルの一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の一例である。 表示パネル101で表示される音声再生中のカレンダー画面の一例である。 表示パネル101で表示される設定画面を含むカレンダー画面の一例である。 音声記憶管理装置500に係る目標音声データ録音処理の流れを示すフローチャート図である。 音声記憶管理装置500に係る日記音声データ録音処理の流れを示すフローチャート図である。 音声記憶管理装置500に係る音声再生処理の流れを示すフローチャート図である。 表示パネル101で表示されるトップ画面の一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の一例である。 表示パネル101で表示される音声再生中のカレンダー画面の一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダーの変更方法を説明する図である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の別の一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の別の一例である。 実施の形態6に係る音声記憶管理装置600に係る表示パネル101で表示される録音画面の一例である。 音声記憶管理装置600の記憶部(メモリー)に記憶される音声データを管理する管理ファイルの一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の別の一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の別の一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の別の一例である。した状態の画面である。 音声記憶管理装置600に係る充実度選択処理の流れを示すフローチャート図である。 音声記憶管理装置600に係る充実度選択処理の変形例の流れを示すフローチャート図である。 音声記憶管理装置600に係る録音処理の流れを示すフローチャート図である。 音声記憶管理装置600に係る録音処理の変形例の流れを示すフローチャート図である。 実施の形態7に係る音声記憶管理装置700の機能構成を示すブロック図である。 記憶部(メモリー)に記憶される充実度音声データを管理する管理ファイルの一例である。 音声記憶管理装置700に係る充実度音声データ再生処理の流れを示すフローチャート図である。 表示パネル101で表示される充実度メッセージの一例である。 実施の形態8に係る音声記憶管理装置800の表示パネル101で表示される録音画面の一例である。 音声記憶管理装置800の表示パネル101で表示される選択肢が選択された状態の録音画面の一例である。 音声記憶管理装置800の記憶部(メモリー)に記憶される音声データを管理する管理ファイルの一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の一例である。 表示パネル101で表示されるカレンダー画面の一例である。 音声記憶管理装置800に係る出来事選択処理の流れを示すフローチャート図である。 音声記憶管理装置800に係る録音処理の流れを示すフローチャート図である。 実施の形態9に係る音声記憶管理装置900の表示パネル101に表示されるトップ画面の一例である。 表示パネル101に表示されるカレンダー画面の一例である。 音声記憶管理装置900の表示パネル101に表示されるトップ画面の別の一例である。 実施の形態10に係る音声記憶管理装置1000の表示パネル101に表示されるトップ画面の一例である。 メモ文章アイコンを選択した場合に表示パネル101に表示される画面の一例である。 静止画像アイコンを選択した場合に表示パネル101に表示される画面の一例である。 動画像アイコンを選択した場合に表示パネル101に表示される画面の一例である。 目標アイコンを選択した場合に表示パネル101に表示される画面の一例である。 カレンダー読み出しボタンを選択した場合に表示パネル101に表示される画面の一例である。 メモ文章記録ボタンを選択した場合に表示パネル101に表示される画面の一例である。 静止画像撮影ボタンを選択した場合に表示パネル101に表示される画面の一例である。 音声記憶管理装置1000の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態11に係る音声記憶管理装置1100の機能構成を示すブロック図である。 音声記憶管理装置1100に表示されるパスワード設定画面の一例である。 本発明のプログラムを構成するモジュールを示すブロック図である。 表示パネル101に表示されるポップアップ画面の一例である。
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において同一の符号が付された部分は実質的に同一の機能を有している。また、発明の明確化のため重複部分は適宜説明が省略されている。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る音声記憶管理装置100の正面図の一例である。音声記憶管理装置100は、具体的には携帯端末装置であり、少なくとも、画面を表示する表示パネル101と、ユーザからの操作入力を受ける操作入力部(タッチパネル)102と、ユーザ音声を入力する音声入力部(マイクロフォン)103と、音声を出力する音声出力部(スピーカー)104と、を具備する。また、音声記憶管理装置100の正面には、ユーザからの操作入力を受ける第2操作入力部(ホームボタン)105が配置されている。なお、マイクロフォン103は、外部の音声を収音するものであるため、以下の説明では音声収音部103と称する事がある。また、操作入力部102は、表示パネル101に表示されているボタンやアイコンに対する選択操作を検知するものであるため、操作検知部と称することがある。
図2は、音声記憶管理装置100のハード構成を示すブロック図である。音声記憶管理装置100は、内部に補助記憶装置(HDD:Hard Disk Drive)106と、情報処理装置(CPU:Central
Processing Unit)107と、主記憶装置(RAM:Random Access Memory)108と、を具備する。
補助記憶装置106は、音声入力部102で入力するユーザの音声データの他、本発明に係るプログラムやデータを記憶する。情報処理装置107は、操作入力部102や第2操作入力部105が受けたユーザからの操作入力に基づいて各種処理を行う。主記憶装置108は、情報処理装置107が補助記憶装置106より読み込むデータやプログラムを一時的に記憶する。
図3は、音声記憶管理装置100の表示パネル101が表示するホーム画面の一例を示している。ホームボタン(第2操作入力部)105が押下されることで当該ホーム画面が表示パネル101に表示される。ホーム画面には、音声記憶管理装置100にインストールされているアプリケーションのショートカットボタンが配置されており、本発明に係るアプリケーションのショートカットボタン109も配置されている。以下の説明では、本発明に係るアプリケーション(プログラム)を“Guild”と称することがある。また、以下の説明では、当該ホーム画面を基本画面と称する事がある。
図4は、“Guild”のトップ画面の一例を示している。ホーム画面において“Guild”のショットカットボタン109が押下されることで図4に示すトップ画面が表示される。当該トップ画面には、音声を録音するための録音ボタン110と、録音済みの音声データを再生するための再生ボタン111と、が配置されている。当該トップ画面は、本発明のアプリケーションであるGuildにおいて最初に表示される画面であるため、以下の説明では第1画面と称する事がある。
録音ボタン110が押下されると、録音画面112が読み出されて表示されると共に音声録音処理が開始される。図5は、当該録音中に表示パネル101に表示される画面の一例を示している。
録音画面112には、録音している時間を示す録音時間画面113と、録音を停止する録音停止ボタン114と、録音を一時停止する一時停止ボタン115が配置されている。また、ユーザに対して録音中であることを認識させるために、丸形状の録音マーク116が点滅又は点灯して表示されている。
録音停止ボタン114が押下されると、録音処理が終了され、録音画面112の表示も合わせて終了されて図4に示す画面に戻る。
録音中に録音一時停止ボタン115が押下された場合、トップ画面に表示されていた図5の録音画面112が図6に示す録音画面112に変更される。
図6の録音画面112において、一時停止ボタン115が録音再開ボタン117に変更されて配置されている。また、現在の状態が録音一時停止中であることを示す一時停止中アイコン118が点滅して表示されている。また、録音中であることを示す録音マーク116の点滅又は点灯は、当該録音一時停止中において、中止されてもとの状態に戻っている。録音再開ボタン117が押下された場合は、再び、図5の画面に戻り録音が再開される。
再生ボタン111が押下されると、再生する音声データを選択するためのカレンダー画面が読み出されて表示パネル101に表示される。図7は、再生ボタン111が押下されることで表示パネル101に表示されるカレンダー画面の一例を示している。本明細書では、当該再生ボタン111を押下する操作についても音声再生操作と称する。また、再生ボタン111は、再生する音声データを選択するカレンダー画面に移動するボタン(音声データを選択するカレンダー画面を読み出すボタン)であるため、当該再生ボタン111をカレンダー読出しボタン又は音声データ選択画面読出しボタンと称する事がある。
カレンダー画面には、暦に従って隣接する複数の日付が規則的に並べて配列されたカレンダー119と、トップ画面に戻るためのリターンボタン120と、別の年月日のカレンダーに移動する移動ボタン121、122と、別の年月日のカレンダーに移動する移動バー123と、が表示される。
ここで、カレンダーとは、複数の隣接する日又は週又は月又は年が所定の配列順序で規則的に並べられて配列されている表を言う。カレンダーには、図7に示すような複数の日付が2次元状に配列された表の他、1次元状や3次元状に配列されたものも含まれる。図7のカレンダー画面は、隣接する2つの月のカレンダー119が配置されている。各月のカレンダー119には、当該月における各日付を表すアイコンが、週毎に段を変えた状態で曜日と対応付けられた位置に配置されて表示されている。
各日付を表すアイコンとしては、現在の日付を示すアイコン124、音声データが記憶されている日付を示すアイコン125、音声データが記憶されていない日付を示すアイコン126、がある。カレンダー119において、各日付の位置に、上記アイコン124〜126の中から適切なアイコンが読み出されて配置される。
移動ボタン121が押下されると、カレンダー画面には、当該移動ボタンが示す方向の年月日のカレンダーが表示される。例えば、図7のように2012年7月と8月のカレンダーが表示されている状態で過去に遡る方向の移動ボタン121が押下されると、図8に示すように2012年6月と7月のカレンダーがカレンダー画面に表示される。
当該移動ボタンは表示するカレンダーを変更するためのボタンであるため、本明細書では、カレンダー変更ボタンと称する事がある。また、本明細書では、暦を戻すカレンダー変更ボタンである移動ボタン121を、特に前方向移動ボタンと称し、暦を先送りするカレンダー変更ボタンである移動ボタン122を後方向移動ボタンと称することがある。
移動バー123上で操作が行われると、操作の移動量又は移動速度に応じた年月日について操作の移動方向に繰り下がり又は繰り上がったカレンダー119がカレンダー画面に表示される。例えば、ユーザが移動バー123上に指を接触させた状態で上下に移動させる操作を行うと、カレンダー画面に表示されるカレンダーが当該操作の移動量又は移動速度に応じて繰り上がり又は繰り下がる。
図7の例では、タッチパネルに接触させた状態で上方向に指を移動させることでカレンダーが繰り下がり、下方向に指を移動させることでカレンダーが繰り上がる。この時、移動バー123に沿って指を早く動かすか又は長い距離に渡って動かすことでカレンダーの繰り上がる年月日又は繰り下がる年月日が変化することになる。
当該移動バー123は、表示するカレンダーを変更するために用いられるバーであるため、本明細書では、カレンダー変更バーと称する事がある。当該カレンダー変更バー上での接触移動が操作入力部102で検知された場合に、表示パネル101に表示しているカレンダーに含まれる日付から、接触移動の移動速度又は移動量に対応する期間に渡って当該接触移動の方向にずらした日付を含むカレンダーを表示パネル101に表示する制御が行われる。
なお、図7のように2つの月のカレンダーを纏めてカレンダー画面に表示する場合においては、移動ボタン121が押下された場合に2つ月を繰り戻して2012年5月と6月のカレンダーがカレンダー画面に表示される構成としても良い。7月のカレンダーは図7の段階で表示されているため、カレンダーの移動操作が行われた後で再度表示する必要性は低いためである。但し、図7のように移動ボタン121、122に加えて移動バー123が配置される場合には、ユーザは、移動バー123上で素早く操作することでカレンダー画面に表示させるカレンダーの年月日を大きく移動させることができるため、移動ボタン121又は移動ボタン122が押下された場合には、一ヶ月分だけカレンダーを繰り上げる又は繰り下げる処理が行われる構成としておくと良い。
図7に戻り、カレンダー119に含まれる日付の中で音声データが記憶されている日付を示すアイコン125が押下された場合に、カレンダー画面の一部に音声再生画面が表示されると共に当該音声データが再生される。
図9は、当該アイコン125が押下された場合に音声再生画面が表示されたカレンダー画面を示している。カレンダー画面には、音声再生を操作する音声再生プレイヤー127が表示される他、当該選択された日付のアイコンがアイコン125から音声再生中の音声データに関連付けられた日付であることを示すアイコン128に変更されて表示されている。当該音声再生プレイヤー127やアイコン128などが音声再生画面としてカレンダー画面の一部に表示される。
図9に示す音声再生プレイヤー127では、停止ボタン、一時停止ボタン、再生ボタン、ジャンプボタン、などの再生操作ボタンが配置されるほか、音量を変更する音量パネルや、再生済時間を示す数値や再生済時間の割合を示すゲージなどが配置されている。
続いて、本実施の形態1に係る音声記憶管理装置100の機能構成について説明する。図10は、音声記憶管理装置100の機能構成を示すブロック図である。音声記憶管理装置100は、表示パネル101と、操作入力部102と、音声入力部103と、音声出力部104と、第2操作入力部105と、記憶部129と、制御部130と、音声録音部131と、音声再生部132と、時間算出部133と、表示制御部134と、を具備する。
表示パネル101は表示制御部134からの制御に基づいて画面を表示する。
操作入力部102は、ユーザからの操作入力を受けると、当該操作入力に関する情報を制御部130に出力する。具体的にタッチパネル部である操作入力部102は、ユーザからの接触を検知した位置座標、検知した位置座標の移動方向、移動速度、移動量、などの情報を入力情報として制御部130に出力する。
ここで、上記操作入力部102が検知する操作入力に該当する接触の変化は、具体的には静電容量の変化や抵抗値の変化によって特定することができる。
音声入力部103は、外部の音を収音する。音声入力部103は、具体的には所謂マイクロフォンであり、収音したユーザの音声を音声録音部131に送る。
音声出力部104は、所謂スピーカーであり、音声再生部132で再生された音声データを電気信号から空気振動に変換して外部に放音する。
第2操作入力部105は、ユーザからの操作入力を受けると、当該操作入力に関する情報を制御部130に出力する。操作入力部105は、具体的にホームボタンであり、当該ホームボタンが押下されることで制御部130が所定の処理を行う。
記憶部129は、プログラムや各種データを記憶する。記憶部129は、具体的には補助記憶装置106や主記憶装置108で構成される。具体的に、記憶部129は、本発明に係る音声記憶管理プログラムや、表示パネル101で表示される各種ボタンに関する画像データやアイコンなどの各種データを記憶する。
制御部130は、操作入力部102や操作入力部105が受けたユーザからの操作入力に基づいて各種処理を行う。具体的には、制御部130は、第2操作入力部105が押下されると表示制御部134にホーム画面の表示指示を出す。
また、制御部130は、表示制御部134が表示パネル101にホーム画面を表示している状態でGuildのショートカットボタン109に対する押下の操作入力を操作入力部102が検知した場合に、表示制御部134にトップ画面の表示指示を出す。
また、制御部130は、表示制御部134が表示パネル101にトップ画面を表示している状態で録音ボタン110に対する押下の操作入力を操作入力部102が検知した場合に、表示制御部134に録音画面112の表示指示を出すと共に音声録音部131に音声録音指示を出す。また、録音画面112が表示パネル101に表示された状態で、当該録音画面112において録音停止操作等が操作入力部102で検知された場合に、制御部130は、当該操作内容に応じた処理を音声録音部131に実行させる。
また、制御部130は、表示制御部134が表示パネル101にトップ画面を表示している状態で再生ボタン111に対する押下の操作入力を操作入力部102が検知した場合に、表示制御部134にカレンダー画面の表示指示を出す。この時、表示制御部134は、時間算出部133より現在の年月日及び時刻に関する情報を受け取り、当該情報で示される日付を含むカレンダー119をカレンダー画面に表示させる。
また、制御部130は、表示制御部134が表示パネル101にカレンダー画面を表示している状態で、リターンボタン120に対する押下の操作入力を操作入力部102が検知した場合に、表示制御部134にトップ画面の表示指示を出す。
また、制御部130は、表示制御部134が表示パネル101にカレンダー画面を表示している状態で、移動ボタン121又は122に対する押下の操作入力を操作入力部102が検知した場合に、カレンダー画面に表示するカレンダー119を所定の期間分繰り下げる又は繰り上げる指示を表示制御部134に出す。ここでは、制御部130は、移動ボタン121又は122が押下された場合に、表示パネル101に表示するカレンダーを一か月分だけ過去方向に戻すか、又は、未来方向に進める指示を表示制御部134に出す。
また、制御部130は、表示制御部134が表示パネル101にカレンダー画面を表示している状態で、移動バー123上での接触の移動(変化)を操作入力部102が検知した場合に、当該移動(変化)の移動速度(変化速度)又は移動量(変化量)に応じた期間分、移動方向(変化方向)にカレンダー119を繰り上げる又は繰り下げる指示を表示制御部134に出す。
また、制御部130は、表示制御部134が表示パネル101にカレンダー画面を表示している状態で、音声データが記憶されている日付のアイコン125に対する操作入力を操作入力部102が検知した場合に、当該音声データを再生させる指示を音声再生部132に出すと共に、表示制御部134に音声再生プレイヤー127を表示パネル101に表示させる指示を出す。また、制御部130は、表示制御部134が表示パネル101に表示している音声再生プレイヤー127上でユーザからの再生操作等を操作入力部102が受けた場合に、当該再生操作等に応じた処理を音声再生部132や表示制御部134に実行するよう指示を出す。
続いて、本実施の形態1に係る音声記憶管理装置100の動作について説明する。図11〜図13は、音声記憶管理装置100の動作の流れを示すフローチャート図である。
まず、制御部130は、アプリ起動指示が入力されたか、すなわち、ホーム画面に表示されているGuildのショートカットボタン109が押下されたかを判定する(ステップS101)。当該アプリ起動指示が操作入力部102を介して入力されていない場合は、制御部130は当該指示が入力されるまで待機する。
一方、アプリ起動指示が入力された場合、制御部130は、表示制御部134にトップ画面表示指示を出す。表示制御部134は、当該指示に基づいて記憶部129に記憶されている録音ボタン110や再生ボタン111の画像データなどトップ画面を構成する各データを読み出し、これらのボタンを所定の位置に配置したトップ画面を表示パネル101に表示する(ステップS102)。
ステップS102でトップ画面が表示されている状態で、制御部130は、操作入力が行われたか、すなわち操作入力部102で接触が検知されたかを判定する(ステップS103)。操作入力が行われていない場合は、制御部130は、当該操作入力が行われるまで待機する。
一方、操作入力が行われた場合、制御部130は、当該入力された操作が録音開始操作であったか、すなわち、録音ボタン110を選択する(押下する)操作入力であったかを判定する(ステップS104)。操作入力部102が受けた操作入力が、録音ボタン110を押下する操作入力であった場合には、図12のステップS106に進む。
一方、操作入力部102が受けた操作入力が、録音ボタン110を押下する操作入力でなかった場合には、制御部130は、当該入力された操作が音声再生操作であったか、すなわち、当該操作入力が再生ボタン111を選択する(押下する)操作入力であったかを判定する(ステップS105)。
操作入力部102が受けた操作入力が、再生ボタン111を押下する操作入力であった場合には、図13のステップS117に進む。一方、操作入力部102が受けた操作入力が、再生ボタン111を押下する操作入力でなかった場合には、制御部130は、ステップS103で受けた操作入力は誤操作であるとしてステップS103に戻り、新たな操作入力が行われるまで待機する。
ステップS104において、操作入力部102が受けた操作入力が録音ボタン110を押下する操作入力であった場合には、制御部130は、音声録音部131に音声録音指示を出し、音声録音部131が当該指示に基づいて音声の録音処理を開始する(ステップS106)。
すなわち、音声録音部131は、録音ボタン110に対する選択操作に基づいて、音声入力部103から送られてくるユーザの音声など外部の音を所定のフォーマットに従って符号化し、音声データとして記憶部129に格納する。ここで、音声録音部131は、時間算出部133より現在の日時に関する情報を取得し、符号化したユーザの音声データを録音に係る現在の日時と関連付けた状態で記憶部129に格納する。
図14は、記憶部129に記憶される音声データを管理する音声データ管理ファイルの一例である。音声録音部131で録音された各音声データには管理番号が一意に割り当てられ、当該音声データが録音された日付が関連付けられた状態で各音声データが記憶部129に記憶される。
制御部130は、ステップS106で音声録音部131に音声録音指示を出すことに加えて表示制御部134に録音画面の表示指示を出し、表示制御部134は当該指示に基づいて現在表示パネル101に表示中のトップ画面の一部に録音画面を表示する処理を行う(ステップS107)。
具体的には、表示制御部134は、当該指示に基づいて録音画面112をトップ画面に表示すると共に、円形の録音マーク116を点滅させて表示する。なお、表示制御部134は、時間算出部133より時間に関する情報を入力し、当該時間に関する情報に基づいて録音画面112内における録音時間画面113の録音経過時間の数値を表示する。
制御部130は、ステップS107に基づいて表示制御部134が録音画面112を表示している場合に、操作入力が行われたか、すなわち操作入力部102で接触が検知されたかを判定する(ステップS108)。操作入力が行われていない場合は、制御部130は、当該操作入力が行われるまで待機する。
一方、操作入力が行われた場合、制御部130は、当該操作入力が一時停止操作の入力であったか、すなわち、一時停止ボタン115を選択する(押下する)操作入力であったかを判定する(ステップS109)。
操作入力部102が受けた操作入力が、一時停止ボタン115を押下する操作入力であった場合には、制御部130は、音声録音部131に音声録音処理の一時停止を指示し、音声録音部131は、当該指示に基づいて音声録音処理を一時停止する(ステップS110)。
また、制御部130は、表示制御部134に対して録音画面の変更指示を出し、表示制御部134は当該指示に基づいて録音画面に一時停止中アイコン118を表示するなどをすることで録音画面を変更し、ユーザに対して録音処理が一時停止されていることを提示する(ステップS111)。
続いて制御部130は、録音再開操作が入力されたか、すなわち、録音再開ボタン117が押下されたかを判定する(ステップS112)。制御部112は、入力された操作が録音再開操作でなかった場合は、録音再開操作が入力されるまで待機する。
一方、録音再開操作が入力された場合は、制御部130は、音声録音部131に録音処理の再開を指示し、当該指示を受けた音声録音部131は、録音処理を再開してステップS107に戻る(ステップS113)。
制御部130は、ステップS108で行われた操作入力が一時停止操作で無かった場合、また、録音停止操作が入力されたか、すなわち、停止ボタン114が押下されたかを判定する(ステップS114)。操作入力部102が受けた操作入力が、停止ボタン114を押下する操作入力でなかった場合には、制御部130は、ステップS108で受けた操作入力は誤操作であるとしてステップS108前段に戻り、新たな操作入力が行われるまで待機する。
一方、録音停止操作が入力された場合は、制御部130は、音声録音部131に録音処理の停止を指示し、音声録音部131は、当該指示に基づいて録音処理を停止する(ステップS115)。音声録音部131は、録音した音声データを時間算出部133から受け取った録音開始時の日時又は現在の日付と関連付けて記憶部129に格納する。
制御部130は、表示制御部134に録音画面の表示終了指示を出し、当該指示に基づいて表示制御部134は、録音画面の表示を終了する(ステップS116)。
制御部130は、ステップS116の処理が終わった時点で、ユーザからの一連の録音処理は完了したものとして、Guildのアプリケーションを終了する。表示制御部134は、当該完了処理を受けてホーム画面を表示パネル101に表示する。
次に、音声再生操作について詳しく説明する。ステップS105で音声再生操作が入力されたと判定した場合、制御部130は、表示制御部134にカレンダー画面の表示指示を出し、表示制御部134は当該指示に基づいてカレンダー画面を表示パネル101に表示する(ステップS117)。具体的には、表示制御部134は、時間算出部133より現在の日付に関する情報を受け取り、当該情報に基づいて記憶部129より現在の日付を含むカレンダー119の画像データを読み込み、各日付の位置に適切なアイコン124〜126を配置して表示する。その他、表示制御部134は、移動ボタン121、122、移動バー123、リターンボタン120、などの画像データを読み出し、所定の位置に配置して表示することでカレンダー画面を表示パネル101に表示する。
次に、制御部130は、ステップS117に基づいて表示制御部134がカレンダー画面を表示している場合に、操作入力が行われたか、すなわち操作入力部102で接触が検知されたかを判定する(ステップS118)。操作入力が行われていない場合は、制御部130は、当該操作入力が行われるまで待機する。
一方、操作入力が行われた場合、制御部130は、トップ画面に戻る操作入力であるか、すなわち、リターンボタン120が押下されたかを判定する(ステップS119)。リターンボタン120が押下されている場合は、制御部130は、表示制御部134にトップ画面の表示指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて表示パネル101にトップ画面を表示する。
一方、トップ画面に戻る操作入力ではない場合、制御部130は、カレンダー移動に関する操作入力であるか、すなわち、移動ボタン121、122が押下されたか又は移動バー123上での接触移動が検知されたかを判定する(ステップS120)。
カレンダー移動に関する操作入力が行われた場合、制御部130は、表示制御部134にカレンダーの変更指示を出し、表示制御部134は、当該変更指示に基づいて表示パネル101に表示するカレンダーを変更する(ステップS121)。その後、ステップS118に戻って新たな操作入力が行われるのを待機する。
具体的に、移動ボタン121又は122が押下された場合、制御部130は、表示制御部134に移動ボタンに対応する方向に所定の期間移動した暦のカレンダーをカレンダー画面として表示パネル101に表示させる指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて移動したカレンダーを含むカレンダー画面を表示パネル101に表示する。また、移動バー123上での接触移動が検知された場合、制御部130は、検知された接触の移動方向に移動量又は移動速度に応じた期間(年月日)移動したカレンダーをカレンダー画面として表示パネル101に表示させる指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて移動したカレンダーを含むカレンダー画面を表示パネル101に表示する。
一方、検知された操作入力がカレンダー移動に関する操作入力でない場合、制御部130は、音声再生プレイヤー127に対する操作入力であるかを判定する(ステップS122)。当該音声再生プレイヤー127に対する操作入力である場合は、音声再生部132に対して当該操作入力に応じた処理の実行を指示し、音声再生部132は、当該指示に基づいて操作入力部102で検知されたユーザからの操作入力に応じた音声再生に関する処理を実行する(ステップS123)。
一方、検知された操作入力が音声再生プレイヤー127に対する操作入力でない場合、制御部130は、表示パネル102に表示されているカレンダー119の日付を選択する操作入力であるか、すなわち日付アイコンが押下されたかを判定する(ステップS124)。当該操作入力が日付選択に関する操作入力でなかった場合は、誤操作であったとしてステップS118に戻り、新たな操作入力が行われるまで待機する。
検知された操作入力が日付選択に関する操作入力であった場合、制御部130は、選択された日付に関連付けられた音声データが記憶されているかを判定する(ステップS125)。具体的には、制御部130は、音声データに関連付けられた日付アイコン125が押下されたかを判定する。
押下された日付アイコンが音声データに関連付けられていない日付アイコン126であった場合は、再生する音声データが無いとしてステップS118に戻り、新たな操作入力が行われるまで待機する。
一方、押下された日付アイコンが音声データに関連付けられた日付アイコン125であった場合、ユーザからの操作入力は選択された日付に収録された音声データの再生指示であるとして制御部130は、音声再生部132に当該日付に収録された音声データの再生指示を出し、音声再生部132は当該指示に基づいて選択された日付に関連付けされた音声データを再生する(ステップS127)。その後、ステップS118に戻り新たな操作入力が行われるまで待機する。
以上説明したように、本実施の形態1に係る音声記憶管理装置100は、画面を表示する表示パネル101と、ユーザからの操作入力を受ける操作入力部102と、操作入力部102で受けた操作入力に基づいて表示パネル101が表示する画面を制御する表示制御部134と、操作入力部102で受けた操作入力に基づいて音声を録音する音声録音部131と、操作入力部102で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部132と、を少なくとも具備する。
当該音声記憶管理装置100において、上記表示制御部134は、操作入力部102で受けたアプリケーション起動操作に基づいて少なくとも音声を録音する音声録音ボタンと、再生する音声データを選択する画面に移動する音声再生ボタンと、を含むトップ画面を表示パネル101に表示し、操作入力部102で受けた前記音声再生ボタンの選択操作に基づいて複数の日付を含むカレンダー画面を表示パネル101に表示する制御を行う。音声録音部131は、操作入力部102で受けた上記トップ画面に含まれる音声録音ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する。音声再生部132は、操作入力部102で受けた上記カレンダー画面に含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する。
日々を大切に生きるためには、日記を付けることが非常に効果的であるが、多忙を極める日常生活の中で日記帳を取り出してきて書き留める作業は煩雑であり持続困難である。
そこで、文字を書くことで日々の出来事を記録していくのではなく、音声によって日々の出来事を記録していく構成とすることで煩雑さを大幅に軽減している。これは、文字で文章を書く場合には、ある程度の体裁レベルを超えた文章を書かなければ、後で読み返した時に何を書いてあったのかがわからなくなってしまうため、文章構成に時間をかける必要がでてくるためである。これに対し、音声で記録していく場合には、文章構成を気にせず、今日一日の出来事を思い出して適当に呟いておくだけで、後から聞きなおしても十分思い出すことが可能であることに起因する。
これは、音声にはイントネーションや間合い、ピッチ、喋り方など単なる文章の意味を超えた様々な付加情報が含まれているのに対し、文章化することでこれらの付加情報がすべて切り落とされるためである。このように情報が圧縮されるため、出来事を文章で表すためには、理路整然とした表記がなければ後から読み直してもその意味を適切に理解することができない。
一方音声日記と言う形態をとる事により、頭の中で文章構成と言う作業を行わなくても良いため、短い時間で日記を付けることができる。更に、机の前に座り、ペンと日記帳を取り出して手を動かして書き留めると言った面倒臭い作業も省かれるため、持続して日記を付けることが可能となる。
ここで、ユーザが音声日記を付けようとしてから録音を開始するまでの操作が煩わしいと、それだけで持続する気力が損なわれる。一方、本発明の音声記憶管理装置では、アプリケーションを起動するためにボタンを押す一動作と、その動作によって表示される録音ボタンを押す一動作の2つの簡易な動作だけで録音に辿り着くことができる構成を取るためユーザに煩わしさを感じさせることが無い。
ここで、音声記憶管理装置100において、表示制御部134は、音声録音部131が音声を録音している間において、当該音声録音部131における音声録音処理の一時停止を行う一時停止ボタンを表示パネル101に表示する制御を行い、音声録音部131が音声録音処理を一時停止している間において、当該音声録音部131における一時停止中の音声録音処理を再開する録音再開ボタンを前記表示パネルに表示する制御を行う構成とすると更に良好である。この場合、音声録音部131は、音声を録音している間に操作入力部102で受けた上記一時停止ボタンの選択操作に基づいて音声の録音を一時停止し、音声の録音を一時停止している間に操作入力部102で受けた録音再開ボタンの選択操作に基づいて前記音声の録音を再開する。
音声で日記を付ける場合、頭の中で喋る事を思い浮かべながら声に出していくことになるが、喋る内容が思い浮かばない間は無音状態となる。音声録音部131がこの期間も録音し続ける構成を取ると、最終的に録音された音声データ内に無音区間が残ってしまう。
音声再生部132で再生される音声にこのような無音区間が存在することは不満の原因となる。ユーザは、後から過去の出来事やその日感じたことを思い出すために音声日記を再生するのであって、このような無音区間を待たされることは時間の無駄であるためである。特に、過去の出来事の推移を確認するために、連続して音声データを再生していく場合、このような無音区間が残されていると、それを待つ時間が蓄積してしまい、不要な時間ロスに繋がって記録した日記を確認する作業が煩わしくなる。これは、過去の出来事を手軽に確認すると言った日記本来の機能を損ねている。
そこで音声録音中に音声録音処理を一時的に停止する録音一時停止ボタンを表示パネル101に表示しておくことで、ユーザは喋ることが出てこない場合は、当該録音一時停止ボタンを押して録音処理を止めておき、喋る内容が思い浮かんだ場合に、録音再開ボタンを押して録音処理を再開することを可能とすることで、最終的に記憶部129に格納される音声データに不要な無音区間が入ることを防ぐことができる。
図5、6で示したように、表示制御部134が、トップ画面において表示パネル101上の同じ位置に一時停止ボタン115と録音再開ボタン117を表示することで、ユーザは当該ポジションに指を据え置きながら一時停止・録音再開にあわせてボタンを押すことができ、簡易な操作で無音区間を排除することができる。
なお、上記説明では、一時停止ボタン115、録音再開ボタン117をそれぞれ押下することで録音処理の一時停止・再開が行われる構成としたがこれに限定されるものではない。
図15は、音声録音部131が音声録音処理を実行している間におけるトップ画面の別の一例である。トップ画面には、一時停止ボタン135が配置されている。また、録音処理開始前のトップ画面に表示されていた音声録音ボタン110の位置に録音停止ボタン136が配置されている。また、音声録音中であることを明示する録音マーク116や録音済み時間を示す録音時間画面113が表示されている。一方、音声録音中において音声録音ボタン110や音声再生ボタン111に対する操作は不要であるため、表示制御部134はこれらのボタンを表示しない構成としている。
一時停止ボタン135は表示パネル101に表示されている他のボタンと比較して大きめなボタンとして配置されている。ユーザは、録音の一時停止を行いたい場合は、当該一時停止ボタン135に接触することで録音を一時停止できる構成をとる。
この場合、制御部130は、操作入力部102で一時停止ボタン135の接触が検知されているかを判定する。音声録音ボタン110が押下されて音声の録音が行われている間において一時停止ボタン135に対する接触が検知されいる場合は、制御部130は、音声録音部131に音声録音処理の一時停止を指示し、音声録音部131は当該指示に基づいて音声録音処理を一時停止する。一方、当該一時停止ボタン135への接触が検知されていない場合は、音声録音部131は音声録音処理を実行する。
また、制御部130は、必要に応じて表示制御部134にも画面変更指示を出し、表示制御部134は、当該画面変更指示に基づいて一時停止中であることを示す画面を表示パネル101に表示する。例えば、表示制御部134は、録音マーク116を録音中である事を示す録音マークから録音中ではないことを示す録音マークに変更する。
このように構成する事で、ユーザは、音声録音中において一時停止ボタン135に指で触る又は指を離すと言う一動作を行う事で音声録音処理の一時停止・再開を指示する事ができるため、操作が簡単になってより好ましい。日記を付けるために行う録音では、通常の用途で用いられる録音と比べ、喋る内容が頭に浮かんでこずに無音となってしまう頻度が高いためである。
なお、上記説明では、一時停止ボタンを表示パネル101に表示し、ソフトウェアキーとして機能させる構成について説明したがこれに限定するものではない。例えば音声記憶管理装置100本体の側面や上面、底面、背面などに通常のボタンを配置し、このボタンを上述した一時停止ボタンとして機能させても良い。
また、音声記憶管理装置100が自動で無音区間を削除する構成としても良い。図16は、当該機能を備える音声記憶管理装置100のブロック図であり、新たに音声レベル検知部(音圧レベル検知部)137を具備する。
音声レベル検知部137は、音声入力部103で入力された音声のレベル(音量、強度、音圧など)をリアルタイムに検出し、当該検出したレベルが所定の閾値を超えているかを判定する。音声レベル検知部137は、当該検知したレベルが所定の閾値を下回っている場合は、ユーザが音声を発していないとして音声録音部131に音声録音処理を一時停止するように指示する。音声録音部131は、当該音声レベル検知部137からの指示に基づいて音声録音処理の一時停止・再開を行う。
このように音声記憶管理装置100は、音声入力部(音声収音部)131で収音された音声の音圧レベルを検知する音圧レベル検知部137を更に具備する。当該音圧レベル検知部137が検知する音声の音圧レベルが所定の基準値を下回っている場合に、音声録音部131は、音声の録音を一時的に停止し、当該音圧レベル検知部137が検知する音声の音圧レベルが所定の基準値を上回っている場合に、音声録音部131は、音声の録音を行う。当該構成とすることで、ユーザは特段の操作を行うことなく、装置側で自動的に無音区間を削除するため、利便性を向上させることができる。
また、図17に示す構成としても良い。図17において、音声記憶管理装置100は、無音区間削除部138を更に具備する。音声録音部131で録音された音声データは、無音区間削除部138に入力される。無音区間削除部138は、音声録音部131における録音処理により符号化されて生成された音声データの中から音声レベルが所定の閾値以下である区間を削除する加工を行ったうえで、加工済みの音声データを記憶部129に格納する。このような構成でも、音声データの中から無音区間を取り除く事ができ、音声データ再生時に無音区間が含まれていることへの不満を解消する事ができる。なお、無音区間削除部138は、音声データの中から所定の区間以上の長さを有する無音区間を削除する構成としても良いし、無音区間を削除する場合において、一定期間の無音区間を残す構成としても良い。無音区間を削除する事による不自然さを軽減するためである。
その他、制御部130は、音声録音部131に音声録音を開始させる場合、音声録音処理を停止させる場合、音声録音処理を一時停止させる場合、再開させる場合、などにおいて、音声再生部132に所定の音声を再生させる指示を出す構成とすると良い。音声再生部132は、当該指示に基づいて記憶部129より上記所定の音声データを読み出して再生させる。当該所定の音声としては電子音などが良い。当該構成とすることでユーザは、現在録音状態であるかどうかを表示パネル101の画面だけではなく音でも認識する事ができる。
ここで、音声記憶管理装置100は、現在の日時を算出する時間算出部133を具備し、表示制御部134は、操作入力部102で受けた音声再生ボタンの選択操作に基づいて時間算出部133で算出される現在の日付とその他の複数の日付とを含むカレンダーを表示パネル101に表示する制御を行うと更に良好である。ユーザは過去の日記を参照するために音声再生ボタンを押下してカレンダー画面を読み出し、希望する日付に関連付けられた音声データを選択することになるが、通常ユーザは近隣の日付の日記を確認することが殆どであるためである。数ヶ月前の日記や数年前の日記を参照する頻度は近隣の日付の日記を確認する頻度と比べて低いため、音声再生ボタンの選択操作に基づいて現在の日付を含むカレンダーを表示させる構成とすることで、少ない操作でユーザは希望する音声データを再生することができると考えられるためである。
ここで、ユーザが再生を希望する音声データが収録された日付が表示されるカレンダーに含まれないと言う場合が当然発生する。そこで、表示制御部134は、操作入力部102で受けた音声再生ボタンの選択操作に基づいて、少なくとも複数の日付を含むカレンダーと、カレンダー変更ボタンと、を表示パネル101に表示する制御を行い、操作入力部102で受けたカレンダー変更ボタンの選択操作に基づいて、表示パネル101に表示しているカレンダーに含まれる日付とは異なる日付を含むカレンダーを表示パネル101に表示する制御を行う。
このようにカレンダー変更ボタンをあわせて表示しておく事で、当該カレンダー変更ボタンを押す事でユーザは再生したい日付を含むカレンダーを表示パネル101に表示させる事ができる。
以上に説明したように、日記を付けるという作業は継続性が求められるため、それ自体が非常に煩雑な作業である。従って、日記を付けることをサポートする装置では、ユーザの煩雑さをできるだけ取り除く構成が求められる。ここで、音声録音と言う作業は、その字のとおり、音声を録音すると言う1つの行動であるのに対し、音声再生と言う作業は、音声データを再生すると言う1つの行動に加えて、どの音声データを再生するかと言う選択動作の2つの動作を有する。
この点を鑑み、音声録音処理についてはトップ画面から1動作で開始できるようにする一方、音声再生処理は、トップ画面から2動作で開始できるようにしている。この時、2動作で音声再生処理の開始をできるだけ高い頻度で行えるよう、トップ画面に配置した再生ボタン(カレンダー読出しボタン)が押下された場合に、表示パネル101に複数の日付を暦に従って配置したカレンダーを含むカレンダー画面を表示し、当該カレンダー内の日付が押下された場合に、当該日付に係る音声日記データを再生する構成を取る。このような構成とすることで、毎日発生する日記の録音は、ホーム画面のアプリケーションショートカットボタンを押下してアプリケーションを起動し、トップ画面に表示される録音ボタンを押下するだけで良い為、操作の煩わしさを限界まで抑えており、煩雑な日記を付ける作業の煩雑さを軽減している。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る音声記憶管理装置100では、トップ画面に音声録音ボタン110と、音声再生ボタン111を配置し、音声再生ボタン111が選択された場合に、カレンダー画面が表示され、当該カレンダー画面に含まれる日付が選択された場合に、当該選択された日付に関連付けされた音声データが再生される構成を取っていた。
このことは、音声録音についてはトップ画面から1操作で音声録音処理を開始できるものの、音声再生についてはトップ画面から最低2操作を要することを意味する。
ここで、上述したようにユーザが音声データを再生する場合は、直近の生活状況を省みるために日記を確認したいと言う要求と、長期的な観点から充実した人生を送っているかを鑑みるために日記を確認したいと言う要求の2パターンに大きく分かれる。前者は、高い頻度で生じる要求であるのに対し、後者は例えば年末など人生の節目節目で生じる要求であり頻度は低い。
それにもかかわらず、音声記憶管理装置100では、これら2つの要求に対するレスポンスを同一の事象として捉えており、利便性が低下していた。
そこで、本実施の形態2に係る音声記憶管理装置200は、ユーザが過去の日記を参照するための利便性を向上させていることを特徴とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。但し、実施の形態1で既に説明した部分については一部説明を省略する。また、音声記憶管理装置200のブロック図は図10を引用して説明する。
図18は、本実施の形態2に係る音声記憶管理装置200におけるトップ画面の一例を示している。ホーム画面において“Guild”のショットカットボタン109が押下されることで“Guild”のアプリケーションプログラムが起動され、図18に示すトップ画面が表示される。
トップ画面には、音声録音ボタン110と音声再生ボタン111に加えてカレンダー201が表示される。また、現在の日時を示す時計画面206が表示されている。また、トップ画面に表示されるカレンダー201に含まれる日付を移動する移動ボタン(カレンダー変更ボタン)204、205が表示される。
カレンダー201は、トップ画面の右半分に表示されており、現在の日付を含む複数の日付が当該カレンダー201に含まれている。カレンダー201には、音声データが関連付けられている日付と、音声データが関連付けられていない日付とで異なるグラフィックが用いられている。
図18の例では、カレンダー201として、2012年8月5日から2012年8月14日までの10日間分の日付を含むカレンダーがトップ画面に表示されており、8月6日と8月11日には音声データが収録されていない場合を示している。カレンダー201において音声データと関連付けられた日付アイコン202と音声データと関連付けられていない日付アイコン203が一次元状に一列に並べられて配置されている。
音声データと関連付けされた日付に対する選択操作が入力された場合、すなわち日付アイコン202が押下された場合、当該選択された日付に関連付けられた音声データが再生される。
移動ボタン204は、暦を戻す前方向移動ボタンであり、移動ボタン205は暦を先送りする後方向移動ボタンである。当該移動ボタン204又は205が押下される事で、カレンダー201に表示される日付が一日分移動ボタンに応じた方向に移動する。また、前方向移動ボタン204を押し続ける事でカレンダー201に表示される日付が連続的に繰り下がって行き、後方向移動ボタン205を押し続ける事でカレンダー201に表示される日付が連続的に繰り上がって行く。図19は、前方向移動ボタン204が2回押下された場合に表示パネル101に表示されるカレンダー201を示している。
なお、音声再生ボタン111が押下された場合には、実施の形態1に係る音声記憶管理装置100と同様、図7で例示したカレンダー画面が表示される。音声再生ボタン111が押下されることで読み込まれるカレンダー画面に表示されるカレンダー119には、トップ画面に表示されるカレンダー201と比較してより多くの日付を含んでいる。このように、長期的な日記確認を行う場合には、移動ボタン204、205を用いて目標とする日付に移動するのではなく、カレンダー画面を解して移動する方か操作回数が少なくて済むように設計されている。
なお、カレンダー画面に表示されるカレンダーは2ヶ月分の物に限られる物ではなく、図20のように3か月分のカレンダーやそれ以上のカレンダーが含まれていても良い。
また、再生ボタン111が押下されることで読み出されるカレンダー画面として、図21のように複数の月を含むカレンダー207が表示される構成としても良い。図21では、2006年から2012年の期間の月単位のカレンダー207が表示されている。カレンダー207は、日付を縮小して月だけを表したカレンダーであるため、このようなカレンダーを本明細書では縮小カレンダーと称する。図21では、再生ボタン111に対する選択操作に基づいて複数の月を含む縮小カレンダーが表示されているが、複数の週を含む縮小カレンダーが表示される構成であっても良い。
カレンダー画面に表示されている所定の月を選択する操作が行われると、縮小カレンダー207が展開され、図22に示すように当該選択された月に含まれる日付のカレンダー119が表示される。図22は、図21で2008年5月の部分が選択されることで当該2008年5月に含まれる日付を表示したものである。
図21の状態で移動ボタン121、122が押された場合は、表示されるカレンダーの年が変化する。
続いて、本実施の形態2に係る音声記憶管理装置200の機能構成について説明する。音声記憶管理装置200は、少なくとも、画面を表示する表示パネル101と、ユーザからの操作入力を受ける操作入力部102と、操作入力部102で受けた操作入力に基づいて表示パネル101が表示する画面を制御する表示制御部134と、音声を録音する音声録音部131と、操作入力部102で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部132と、現在の日時を算出する時間算出部133と、を具備する。
ここで、表示制御部134は、操作入力部102で受けたアプリケーション起動操作に基づいて少なくとも音声を録音する音声録音ボタンと、複数の日付を含むカレンダーと、を表示パネル101に表示する制御を行う。ここで、表示制御部134は、時間算出部133で算出された現在の日時に基づいて現在の日時を含むカレンダーを上記カレンダーとして表示する。当該カレンダーを第1カレンダー又は拡大カレンダーと称する。また、表示制御部134は、再生する音声データを選択する画面に移動する再生ボタン(カレンダー読出しボタン)を表示する。
表示制御部134は、当該再生ボタン(カレンダー読出しボタン)の選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを表示パネル101に表示する制御を行う。ここで表示されるカレンダーを第2カレンダー又は縮小カレンダーと称する。当該縮小カレンダーに含まれる日付の数は拡大カレンダーに含まれる日付の数よりも多いためである。すなわち、表示制御部134は、当該再生ボタン(カレンダー読出しボタン)の選択操作に基づいて、第1カレンダーに含まれる日付よりも多くの日付を含む第2カレンダーを表示パネル101に表示する制御を行う。
音声録音部131は、操作入力部102で受けたトップ画面に含まれる音声録音ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する。音声録音部131は、音声入力部103で収音された音声を所定の符号化方式で圧縮し、音声データとして記憶部129に格納することで録音処理を行う。音声録音部131は、録音した音声データを時間算出部133で算出される現在の日時又は録音に係る日時と関連付けて記憶部129に格納する。
音声再生部132は、操作入力部102で受けたカレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する。ここで言うカレンダーは、上記第1カレンダーと第2カレンダーの両方を含む。
以上のように、本実施の形態2に係る音声記憶管理装置200によれば、一動作で辿り着けるトップ画面に、音声録音ボタンに加えて近隣の日付アイコンが配置され、当該日付アイコンが押下されることで当該日付に係る音声データを再生する事ができる。
なお、表示制御部134は、操作入力部102で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する音声録音ボタンと、複数の日付を含むカレンダーと、カレンダー変更ボタンと、を表示パネル101に表示する制御を行うと良い。
ここで、表示制御部134は、操作入力部102で受けたカレンダー変更ボタンの選択操作に基づいて、表示パネル101に表示しているカレンダーに含まれる日付とは異なる日付を含むカレンダーを表示パネルに表示する制御を行う。
また、表示制御部134は、暦を戻す前方向移動ボタンと暦を先送りする後方向移動ボタンとを上記カレンダー変更ボタンとして表示パネル101に表示する制御を行う。そして、表示制御部134は、操作入力部102で受けた前方向移動ボタンの選択操作に基づいて、表示パネル101に表示しているカレンダーに含まれる日付よりも前の日付を含むカレンダーを表示パネル101に表示する制御を行い、操作入力部102で受けた後方向移動ボタンの選択操作に基づいて表示パネル101に表示しているカレンダーに含まれる日付よりも後の日付を含むカレンダーを表示パネル101に表示する。このように構成する事で、トップ画面に表示する第1カレンダーについても日付を移動する事ができる。
なお、トップ画面に表示される再生する音声データを選択する画面に移動する再生ボタン(カレンダー読み込みボタン)として、図23に示すグラフィックのボタン208を表示すると良い。
(実施の形態3)
日記とは日頃の出来事を継続して記録していくものである。継続性を維持するためには、“日記に凝り過ぎない”と言う事が重要である。一日の出来事を事細かく詳細に記録するという事を行うと、日記を付ける事に時間がかかり、いずれ煩わしさが募って日記を付ける事を断念してしまう可能性が非常に高い。
そこで、本実施の形態3に係る音声記憶管理装置では、ユーザが日記に対して過度に力をいれず、継続して日記を付ける事をサポートする機能を有する事を特徴とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。但し、実施の形態1、2で既に説明した部分については一部説明を省略する。
図24は、本実施の形態3に係る音声記憶管理装置300の構成を示すブロック図である。音声記憶管理装置300は、タイマー部(時間計測部)301を更に具備する事を特徴とする。なお、以下の説明では、図10で説明した操作入力部102と第2操作入力部105を纏めて操作入力部302と称する。
制御部130は、表示制御部134が表示パネル101にトップ画面を表示している状態で録音ボタン110に対する押下の操作入力を操作入力部302が検知した場合に、表示制御部134に録音画面112の表示指示を、音声録音部131に音声録音指示を、タイマー部301にタイマー開始指示をそれぞれ出す。
タイマー部301は、制御部130が操作入力部302で受けた音声録音操作に基づいて出す上記タイマー開始指示に基づいて、所定の時間計測を開始する。
タイマー部301は、上記所定の時間計測完了までの残り時間に関する情報を表示制御部134に所定の周期で送る。ここで、上記所定の周期としては一秒単位であることが好ましい。それ以下の小数点については日記を付ける上で重要な情報ではなく、一分単位では長すぎるためである。このように、タイマー部301は、上記所定の時間計測完了までの残り時間を一秒周期で表示制御部134に送る。
また、タイマー部301は、当該所定の時間計測が完了した時点で音声録音部131に対して音声録音処理の停止を指示する。
また、タイマー部301は、当該所定の時間計測が完了した時点で表示制御部134に対して録音完了画面の表示を指示する。
音声録音部131は、制御部130から出された音声録音指示に基づいて音声録音処理を開始する。すなわち、音声録音部131は、操作入力部302で受けた上記トップ画面に含まれる音声録音ボタン110に対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する。そして、音声録音部131は、上記タイマー部301から出される音声録音処理の停止指示に基づいて音声録音処理を停止する。
音声録音部131は、時間算出部133より現在の日時に関する情報を取得し、音声録音処理によって生成した音声データを現在の日時と関連付けた状態で記憶部129に格納する。
表示制御部134は、タイマー部301より所定の周期で送られてくる時間計測完了までの残り時間を表示パネル101に表示する制御を行う。
また、表示制御部134は、タイマー部301から出される録音完了画面の表示指示に基づいて録音完了画面を表示パネル101に表示する制御を行う。
図25は、音声記憶管理装置300における音声録音処理の流れを示すフローチャート図である。
図11のステップS104で音声録音ボタン110に対する選択操作が操作入力部302で検知された場合、音声録音部131は、音声録音処理を開始する(ステップS301)。
また、タイマー部302は、タイマーを張り、所定の時間計測を開始する(ステップS302)。ステップS301とステップS302は、ほぼ同時に行われる処理であり、順不同である。
次に、表示制御部134は、タイマー部301が上記所定の時間の計測を完了するまでの残り時間を表示パネル101に表示する(ステップS303)。
次に、タイマー部301は、ステップS302でセットした所定時間の計測が完了したかを所定の周期で判定する(ステップS304)。所定の時間計測が完了していない場合、ステップS303に戻り、表示制御部134が上記時間計測完了までの残り時間を表示すると共に、次の判定タイミングまで待機する。
一方、所定の時間計測が完了した場合、タイマー部301は、音声録音部131に録音停止指示を出し、音声録音部131は、録音を停止し、音声データを録音開始時又は現在の時刻と関連付けた上で記憶部129に格納して音声録音処理を終了する(ステップS305)。
また、表示制御部134は、所定の時間計測を完了したタイマー部301より出される録音完了画面表示指示に基づいて録音完了画面を表示パネル101に表示する制御を行う(ステップS306)。ここで、表示制御部134は、短い所定の時間だけ当該録音完了画面を表示する制御を行うと良い。ユーザに録音が完了した事を認識させる事ができれば十分であり、1〜5秒程度表示しておけば十分その役割を果たす事ができる。
ステップS301〜S306で示した一連の処理が完了した場合に、制御部130は、アプリケーションを終了する。具体的に制御部130は、表示制御部134にホーム画面の表示指示を出し、表示制御部134は、図3に示すホーム画面を表示パネル101に表示する制御を行う。
日記(音声日記)を付け終えた後はユーザが“Guild”のアプリケーションを更に操作する頻度は低い。日記は“付ける(録音する)”か“読む(聴く)”かのいずれかであり、これら2つの行動を同時に行う頻度は低く、また、追加録音する頻度も低いためである。そのため、録音処理が完了した時点で録音が適切に完了したことをユーザに通知した上でホーム画面に戻る事により、ユーザはホームボタン105を押下することなくメールチェックやインターネットブラウザ起動など他のアプリケーション実行に移れるため、利便性を向上させる事ができる。
続いて、表示制御部134が表示パネル101に表示する画面について説明する。
図26は、表示制御部134が表示するトップ画面の一例である。音声録音ボタン110、カレンダー読出しボタン(再生ボタン)208が所定の表示エリアに表示されている。また、画面右側の所定の表示エリアには、カレンダー201が表示されている。また、現在の日時を示す時計画面206も画面左上の所定の表示エリアに表示されている。
音声録音ボタン110が押下されると、図27に示す画面に切り替わる。図27において、更に録音残り時間を示す録音残り時間画面303が所定のエリアに表示されている。当該録音残り時間画面303には、残り時間を示す値の他、残り時間を視覚的に示すゲージが表示されている。また、録音マーク116が点滅又は点灯することで録音中であることを示している。図27では、タイマー部301が録音時間として60秒を計測する場合を示しており、録音開始から22秒が経過して残り38秒である事を示す画面が表示されている。
図28は、タイマー部301が、所定の時間計測を完了した場合に表示パネル101に表示される画面を示している。図28に示すように、表示パネル101の所定のエリアに録音完了画面304が表示されている。また、所定の時間計測が完了した事で録音処理が完了した事により、録音マーク116の点滅又は点灯が解除されている。また、現在の日付である2012年8月14日と関連付けられた状態で音声データが記憶部129に格納された事により、カレンダー201の2012年8月14日の日付アイコンが、音声データが関連付けられていない日付のアイコン203から音声データが関連付けられている日付のアイコン202に変更されて表示されている。当該画面が数秒程度表示された後に、ホーム画面に切り替えられる。
以上のように本実施の形態3に係る音声記憶管理装置300は、所定の時間計測を行うタイマー部(時間計測部)301を更に具備する。
そして、表示制御部134は、操作入力部302で受けたアプリケーション起動操作に基づいて少なくとも音声を録音する音声録音ボタンを含むトップ画面を表示パネル101に表示する制御を行う。操作入力部302で受けた上記トップ画面に含まれる音声録音ボタンに対する選択操作に基づいて、音声録音部131は音声を録音する処理を開始し、タイマー部301は所定の時間計測処理を開始する。音声録音部131は、タイマー部301が行う所定の時間計測が完了した場合に録音を終了し、音声データを現在の日時と関連付けて記憶部129に格納する。また、表示制御部134は、タイマー部301が行う所定の時間計測が完了した場合に録音を完了したことを示す録音完了画面を表示パネル101に表示する制御を行う。
当該構成とすることで、日記を付ける時間、すなわち音声データを入力する時間の上限が予め決められていることで、ユーザは、一日の出来事を事細かく何十分にも渡って喋り続けることが無くなる為、力まずに継続して日記を付ける事ができる。
なお、タイマー部301が計測する所定の時間としては、数十秒から数分である事が好ましく、より具体的には30秒から3分の間のいずれかの時間を計測する事が好ましい。通常、一日を過ごせば30秒程度喋って記録しておく出来事や一日の思い出があると思われ、また3分もあれば記録しておくことに十分な時間であるためである。
なお、タイマー部301が計測する時間を1分に設定しておく事がより好ましい。切りか良い値であり、ユーザが一日で重要な出来事や思い出、感じた事を記録するのに適した時間であるためである。また、一日1分だけ記録することにしておけば、年末に一年を振り返る意味で再生する場合でも6時間で再生が終わり、実用的な値となる。
なお、実施の形態1と同様、録音中において一時停止ボタン117を配置する構成とすると更に良好である。録音時間が決められている分、頭の中で喋る内容が浮かばないと時間だけが過ぎて言ってしまうため、録音を中断できる構成を備えている事が好ましいためである。
なお、上記説明では、実施の形態2と同様、トップ画面の一部の領域に近況の日付を含むカレンダー201を表示する場合について説明したがこれに限定される物ではなく、実施の形態1と同様、カレンダー201は表示せず、音声録音ボタン110と、再生ボタン111(カレンダー読出しボタン208)と、が配置される構成であっても良い。
なお、上記説明では録音処理が終了した場合にアプリケーションを終了し、ホーム画面に戻る場合について説明したが、これに限定されるものではない。ユーザの中には、録音した後に録音内容を確認するためにすぐ音声データを再生しようとするユーザがいる。この時、自動的にホーム画面に戻ってしまうと、再度トップ画面を立ち上げると言う不要な動作が必要となる。そのため、録音が完了した時点で、図28の画面から図29のトップ画面に変更する構成としても良い。このように、表示制御部134が、録音処理が終了した場合に、表示パネル101にトップ画面を表示する事で、ユーザはカレンダー201の中からたった今録音した音声データを確認する事ができる。
なお、トップ画面にカレンダー201を表示しない場合、表示制御部134は、カレンダー読出しボタン208に対する選択操作に基づいて表示するカレンダー画面を表示パネル101に表示する構成としても良い。当該カレンダー画面には、現在の日付を含むカレンダー119が表示されているため、ユーザは、この中から現在の日付を選択する事で、先程録音した音声データを確認する事ができる。
すなわち、表示制御部134は、タイマー部301が行う所定の時間計測が完了した場合に録音を完了したことを示す録音完了画面を所定の時間表示パネル101に表示した後に、現在の日付を含むカレンダーを表示パネル101に表示する制御を行う。
図30は、当該表示制御を行う場合の処理の流れを示すフローチャート図である。なおステップS301〜ステップS305は、既に説明しているため、説明を省略する。
タイマー部301において所定の時間計測が完了した場合、表示制御部134は、録音完了画面を表示パネル101に所定の時間表示する制御を行う(ステップS307)。ここでいう所定の時間は上述のとおり数秒で良い。その後、図13のステップS117に移動し、表示制御部134は、少なくとも現在の日付を含むカレンダー119を表示パネル101に表示する。
このように構成する事で、ユーザは録音完了した後に1動作でたった今録音した音声データを確認する事ができる。
(実施の形態4)
通常、日記を付ける時は一日が終わる時である。すなわち、就寝前に今日一日あった事を思い出しながら将来振り返るために付けるものである。ここで、就寝時に日記を付けようとする際に、日記帳が見当たらないと非常に不快な思いをする。一日の終わりにようやく布団に入って休息しようと言うモードに切り替わっている中、日記帳を探すと言う作業を強いられる事に苛立ちを生じる。また、日記帳を探すのを諦め、次の日に日記を付けると言った日記の先送りを一度行うと、先送りが習慣化し、日記を付けなくなってしまう。
このような点を鑑み、本実施の形態4に係る音声記憶管理装置では、日記を付けようとする際に音声記憶管理装置が見当たらないと言った事態を極力無くすための構成を備える事を特徴とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。但し、実施の形態1、2で既に説明した部分については一部説明を省略する。
図31は、本実施の形態4に係る音声記憶管理装置400で表示されるトップ画面の一例を示している。当該トップ画面には、音声録音ボタン110と、カレンダー読出しボタン(再生ボタン)208と、設定ボタン401と、が少なくとも配置されている。
当該トップ画面に表示されている設定ボタン401が押下されると、図32に示す設定画面402が表示パネル101に表示される。設定画面402は、少なくとも目覚ましであるアラームに関する設定を行う画面であり、図32の例ではアラームのON・OFFと、アラーム時刻と、アラーム音とについて設定が可能な構成をとっている。
ユーザは、アラームON・OFFの設定欄403でアラーム機能のON・OFFを入力し、アラーム時刻の設定欄404に希望するアラーム時刻を入力し、アラーム音の設定欄405にアラーム音として予め登録されている音の中から選択することでアラームに関する設定を行う。当該設定された情報を設定情報として記憶部129に格納される。
閉じるボタン406が押下されることで設定場面402が閉じられる。
次に、本実施の形態4に係る音声記憶管理装置400の構成について説明する。図33は、音声記憶管理装置400の構成を示すブロック図である。音声記憶管理装置400は、新たにアラーム判定部407を具備する事を特徴とする。また、制御部130が有する機能の一つとして設定機能がある。当該設定に関する機能ブロックを設定部408と称する。
制御部130は、ホーム画面で表示されるGuildのショットカットボタン109が選択された場合、表示制御部134に対してトップ画面の表示指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいてトップ画面を表示する制御を行う。
ここで、表示制御部134は、トップ画面に音声録音ボタン110と、カレンダー読出しボタン208(再生ボタン111)と、設定ボタン401と、をそれぞれ表示パネル101上の所定のエリアに配置して表示する制御を行う。
ここで、当該設定ボタン401を選択する操作入力があった場合、制御部130(設定部408)は、表示制御部134に設定画面402の表示指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて設定画面402を表示する制御を行う。
ここで、操作入力部302でアラームのON・OFFを切り替える設定操作や、アラーム時刻を指定する設定操作や、アラーム音を指定する設定操作が入力された場合、制御部130(設定部408)は、アラームON・OFFの状況や当該指定されたアラーム時刻やアラーム音をアラームに関する設定情報をして記憶部129に格納する。記憶部129は、当該設定情報を記憶する。
また、制御部130(設定部408)は、アラームがONに設定された場合、アラーム判定部407にアラーム判定を指示する。
アラーム判定部407は、制御部130(設定部408)より指示されたアラーム判定指示に基づいて、所定の周期でアラーム判定処理を実行する。
アラーム判定部407は、設定情報として記憶部129に記憶されているアラーム時刻を参照し、当該アラーム時刻と時間算出部133で算出される現在の時刻とが一致しているかの判定処理を所定の周期で行う。
アラーム判定部407は、上記判定処理の結果、設定されたアラーム時刻と現在の時刻とが一致した場合に、制御部130に現在の時刻がアラーム時刻になったことを通知する。
制御部130は、当該通知に基づいて音声再生部132にアラーム音の再生指示を出すと共に、表示制御部134にアラーム画面の表示指示を出す。また、制御部130は、操作入力部302でアラーム停止操作が入力された場合は、音声再生部132にアラーム音の再生停止指示を出し、表示制御部134にアラーム画面の表示停止指示を出す。
音声再生部132は、当該アラーム音の再生指示に基づいて、設定情報に設定されているアラーム音の音声データを記憶部129より読み出して再生する。また、音声再生部132は、当該アラーム音の再生停止指示に基づいてアラーム音音声データの再生を停止する。
表示制御部134は、アラーム画面の表示指示に基づいて表示パネル101の所定のエリアにアラーム画面を表示する制御を行う。また、アラーム画面の表示停止指示に基づいてアラーム画面の表示を停止する制御を行う。
図34は、上記アラーム画面の一例を示している。アラーム画面には、現在の時刻が設定したアラーム時刻になったことを示す内容が表示されると共に、アラーム音を停止するためのアラーム音停止ボタン409が配置されている。また、アラーム画面にはユーザに対するメッセージを表示するメッセージエリア411が設けられている。
当該アラーム音停止ボタン409が押下されることで、制御部130は、表示制御部134にアラーム画面の表示停止指示を、音声再生部132にアラーム音の再生停止指示を出す。表示制御部134は、当該表示停止指示に基づいてアラーム画面の表示を停止し、表示パネル101にホーム画面を表示する制御を行う。また、音声再生部132は、アラーム音の再生を停止する。
図35は、音声記憶管理装置400におけるアラーム機能の動作の流れを示すフローチャート図である。
制御部130(設定部408)は、アラーム設定がONにされたか、すなわち操作入力部302でアラーム設定をONとする操作入力が行われたかを判定する(ステップS401)。アラーム設定がOFFである場合は、アラーム設定がONにされるまで待機する。
一方、アラーム設定がONにされた場合、制御部130(設定部408)は、アラーム処理を開始する(ステップS402)。具体的に、制御部130は、アラーム判定部407にアラーム判定処理を開始させる。
アラーム判定部407は、記憶部129に設定情報の一部として記憶されているアラーム時刻と、時間算出部133で算出される現在の時刻とを所定の周期で比較し、現在時刻がアラーム時刻になったかを判定する(ステップS403)。現在時刻とアラーム時刻が異なる場合は、次の判定タイミングまで待機する(ステップS404)。判定周期は1分に設定しておくと良い。
アラーム判定部407における判定の結果、現在時刻がアラーム時刻と一致した場合、音声再生部132は、記憶部129に記憶されている設定情報を参照し、指定されているアラーム音の音声データを読み出して再生する(ステップS405)。
また、表示制御部134は、アラーム画面を表示パネル101に表示する制御を行う(ステップS406)。当該アラーム画面にはアラーム音を停止するためのアラーム音停止ボタン409が表示される。
次に、制御部130は、アラーム停止操作が入力されたかを判定する(ステップS407)。具体的には、アラーム画面に表示されているアラーム音停止ボタン409が押下されたかを判定する。アラーム停止操作が入力されていない場合は、当該操作が入力されるまで待機する。
一方、アラーム停止操作が入力された場合、音声再生部132は、アラーム音の再生を停止し(ステップS408)、表示制御部134は、アラーム画面の表示を停止して処理を終了する(ステップS409)。
日記は、寝る前、その一日を振り返って記録しておくべき事を残すものである。しかし、日記を付ける事がずぼらな人は、得てして物を無くしやすい。しかしながら、現代人の殆どが朝起きる再に目覚まし時計を用いて起床しているため、目覚まし時計については見当たらなくても探すと言う習性がある。そこで、音声記憶管理装置に当該目覚まし機能を追加する事で、ユーザは、布団に入って眠る際に、音声記憶管理装置の音声日記機能を用いて日記を付け、当該音声記憶管理装置の目覚まし機能を用いて次の日起床する事ができる。
ここで、アラーム機能をアプリケーションの一部として組み込む事で、操作を一元化し利便性を向上させる事ができる。
(実施の形態5)
本発明は、ユーザが一日一日を大切に生き、限られた人生を充実したものにする事を支援する音声記憶管理装置である。ここで、一日を大切に生きるためには、寝る前に一日を振り返って記録していくと言った日記とは別に、朝起きた時にその日一日をどのように生きるかを考え、宣言させる事が非常に大きな効果を有する。人は、目標を持って一日一日を生きることで、惰性に流されて生きる場合と比べて遥かに充実した時間を過ごせるためである。
しかしながら、これは簡単な事ではなく、実践できている人も非常に少ない。従って、起床した後、その日の目標を掲げる事を支援することが求められていた。そこで、本実施の形態5に係る音声記憶管理装置は、起床時に、その日の予定や目標を見直し、惰性に流されて一日を過ごすのではなく、目標に向かって生きることを支援することを目的とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。但し、実施の形態1〜4で既に説明した部分については、一部説明を省略する。
本実施の形態5において、ホーム画面で表示されたGuildのアプリケーションショートカットボタン109が選択された場合に表示されるトップ画面として図31を引用する。
図36は、本実施の形態5に係る音声記憶管理装置500の構成を示すブロック図である。音声記憶管理装置500は、表示パネル101と、音声入力部103と、音声出力部104と、記憶部129と、制御部130と、時間算出部133と、表示制御部134と、タイマー部301と、アラーム判定部407と、音声録音部531と、音声再生部532と、を具備する。
音声録音部531は、操作入力部302で受けた録音開始操作に基づいて音声を録音する処理を開始する。表示パネル101に表示されている音声録音ボタンに対する選択操作が行われた場合に、当該録音開始操作が行われたものとして音声録音部531は音声の録音処理を行う。音声録音部531は、録音処理によって生成した音声データを現在の日時と関連付けて記憶部129に格納する。
タイマー部301は、操作入力部302で受けた録音開始操作に基づいてタイマーを張り、予め設定された所定の録音時間を計測する。当該時間計測が完了した場合は、タイマー部301は、音声録音部531に録音処理の停止を指示し、音声録音部531は、当該指示に基づいてタイマー切れによる録音終了処理を行う。
アラーム判定部407は、設定されたアラーム時刻と現在時刻とが一致しているかを判定する。当該2つの時刻が一致している場合、制御部130に現在の時刻がアラーム時刻になったことを制御部130に通知し、制御部130は、アラーム処理を実行する。
具体的には、制御部130は、音声再生部532にアラーム音再生指示を出し、音声再生部532は、当該指示に基づいて記憶部129に記憶されているアラーム音の音声データを読み出して再生する。当該再生されたアラーム音は、音声出力部104より外部へ放音される。
また、制御部130は、表示制御部134にアラーム画面の表示指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいてアラーム画面を表示パネル101に表示する制御を行う。当該アラーム画面としては、図34を援用する。アラーム画面には、アラーム音を停止するアラーム音停止ボタン409が含まれる。また、アラーム画面には、ユーザに対するメッセージを表示するメッセージエリア410が設けられている。
制御部130は、アラーム停止操作が操作入力部302で入力された場合に、音声再生部532にアラーム音再生の停止を指示すると共に、表示制御部134に目覚まし後の録音待機画面の表示指示を出す。具体的には、制御部130は、操作入力部302でアラーム音停止ボタン409が押下された場合に、当該アラーム停止操作が行われたとして上記指示を音声再生部532及び表示制御部134に出す。従って、アラーム音停止ボタン409を押下するという操作が録音待機画面を表示パネル101に表示させる操作となる。
音声再生部532は、当該アラーム音の再生停止指示に基づいてアラーム音の再生を停止する。
表示制御部134は、上記録音待機画面の表示指示を受けると、表示パネル101に録音待機画面を表示させる制御を行う。図37は、当該録音待機画面の一例を示している。図37に示すように、録音待機画面には、音声を録音するための録音ボタン510が所定のエリアに配置されている。また、ユーザに対して音声録音を促すメッセージがメッセージエリア410に表示されている。
制御部130は、録音ボタン510が押下された場合に、音声録音部531に音声録音処理の開始を指示し、表示制御部134は、録音中画面を表示する制御を行う。図38は、当該録音中画面の一例であり、表示制御部134は、録音マーク116が点滅して表示する事で録音中であることをユーザに認識させる。また、録音ボタン510の代わりに録音停止ボタン511を同一エリアに配置して表示する。また、表示制御部134は、時間画面303を表示する制御を行う。当該時間画面には、録音完了までの残り時間を示しており、ここでは30秒に設定されている。また、一時停止ボタン115が所定の位置に配置されている。
ここで、アラーム後に録音ボタン511に対する操作入力に基づいて行う録音は、通常起床後に一日の目標とする事項を録音しておくことに用いられる。これから起きるであろう事項や目標を録音するものであるため、通常、就寝前に一日を振り返って日記を付けるために録音する場合と比べて録音する事項は少ない。そこで、当該起床後の録音時間は就寝前の録音時間よりも短めに設定しておく事が好ましい。この例では、トップ画面の録音ボタン110に対する選択操作で開始される録音の録音時間は60秒にタイマーがセットされているのに対し、アラーム後の録音待機画面の録音ボタン510に対する選択操作で開始される録音の録音時間は30秒と短めにタイマーがセットされている。
制御部130は、録音停止ボタン511が押下された場合は、録音を終了する指示を音声録音部531に出し、録音一時停止ボタン115が押下された場合は、録音処理を一時停止する指示を音声録音部531に出す。音声録音部531は、当該指示に基づいて録音の停止、一時停止を行う。
就寝前の音声日記を付ける場合における録音では、過去の出来事を思い出して付けるものであるため、比較的頭に喋る事が浮かんでくる。一方、起床後の一日の目標や予定を録音する場合には、自ら目標等を創造するという作業を脳内で行う必要があり、過去の出来事を思い出す場合と比べて時間を要することがある。そのため、特にアラーム後の録音待機画面より録音ボタン510の押下に基づいて開始する録音においては、表示画面に一時停止ボタン115を配置しておく事が好ましい。
録音停止ボタン511が押下された場合、または録音タイマーが完了した場合、制御部130は、録音を終了する指示を音声録音部531に出すと共に、表示制御部134に録音完了画面を表示する指示を出す。表示制御部134は、当該指示に基づいて図39に例示する画面を表示する事でユーザに録音が適切に行われた事を認識させると共に、たった今宣言した目標に向かって充実した一日を過ごす事を促すメッセージを表示する制御を行う。図39において、表示制御部134は、録音が完了した事を示す録音完了画面304と、メッセージエリア410にユーザに対するメッセージを表示する制御を行う。
音声録音部531は、録音停止ボタン511が押下された場合、または録音タイマーが完了した場合、録音処理を終了し、生成した音声データを録音に係る日付と関連付けて記憶部129に格納する。ここで、音声録音部531は、当該格納する音声データが、アラーム後の録音に基づいて生成された音声データであることを示すフラグ(情報)と更に関連付けた状態で記憶部129に格納する。
また、音声録音部531は、図31に例示するトップ画面に表示される録音ボタン110に対する操作入力が行われた場合についても録音処理を行い、生成した音声データを録音に係る日付と関連付けて記憶部129に格納する。ここで、音声録音部531は、音声録音部531は、当該格納する音声データが、トップ画面に配置された録音ボタンに対する操作入力に基づいて録音処理が行われる事により生成された音声データであることを示すフラグ(情報)と更に関連付けた状態で記憶部129に格納する。通常、当該音声データは、就寝前にユーザが自らGuildを立ち上げて日記として録音することで生成される音声データである。
図40は、音声録音部531が記憶部129に格納する音声データを管理する管理ファイルである。記憶部129が記憶する各音声データは、当該音声データが録音された日付と、アラーム後に録音されたものか(朝、その日の目標として録音されたものであるか)、トップ画面からの録音操作入力に基づいて録音されたものか(夜、その日の日記として録音されたものであるか)をしめす分類(フラグ)と関連付けられた状態で記憶されている。このように音声録音部531は、トップ画面に含まれる録音ボタン110に対する選択操作に基づいて行う録音処理で生成した音声データと、アラーム後に表示される録音待機画面に含まれる第2の録音ボタン510に対する選択操作に基づいて行う録音処理で生成した音声データとを、それぞれ判別可能な状態で録音に関わる日付と関連付けて記憶部129に格納する。
次に、音声データの再生処理について説明する。図31は、音声記憶管理装置500において、ホーム画面で表示されたGuildのアプリケーションショートカットボタン109が選択された場合に表示されるトップ画面の一例である。トップ画面には、日記を録音するための録音ボタン110と、複数の日付を含むカレンダーを読み出して表示するためのカレンダー読出しボタン208と、が配置されている。また、現在の時刻を示す時計画面206と、設定画面を呼び出す設定ボタン401と、が配置されている。
カレンダー読出しボタン208が押下された場合、図41に示すカレンダー画面が表示パネル101に表示される。表示パネル101には、現在の日付を含むカレンダー119が表示される。当該カレンダー119に含まれる各日付と対応付けられた状態で、当該日付に録音された音声データの存在を示すアイコン501、502が表示されている。ここで、アイコン501は、アラーム後に表示される録音待機画面の録音ボタン510が押下されることで録音された音声データの存在を示している。以下の説明では、当該アイコンを目標アイコン501と称する。また、アイコン502は、トップ画面に表示される録音ボタン110が押下されることで録音された音声データの存在を示している。以下の説明では、当該アイコンを日記アイコン502と称する。また、カレンダー119において現在の日付の欄503のグラフィックが他の日付の欄と異なるグラフィックになっている。
各目標アイコン501と日記アイコン502は、それぞれ対応する音声データとリンクされている。例えば、2012年8月15日の欄に配置される目標アイコン501は、2012年8月15日に録音ボタン510に対する操作入力に基づいて録音されている図40に示すNo10005の音声データ(2012_8_15_morning.wav)にリンクが張られている。
図41において、8月1日と8月7日には、ユーザから録音操作がなされていなかったため、目標アイコン501及び日記アイコン502の両方とも表示されておらず、音声データがないことを示している。また、8月3日と、8月11日は、録音ボタン110に対する操作入力に基づく録音が行われたものの、録音ボタン510に対する操作入力に基づく操作入力録音が行われなかったため、それぞれ8月3日と8月11日の欄に日記アイコン502が表示される一方、目標アイコン501は表示されていない。また、8月15日は、録音ボタン510に対する操作入力に基づく録音が行われたものの、録音ボタン110に対する操作入力に基づく操作入力録音が行われていないため、8月15日の欄に目標アイコン501が表示される一方、日記アイコン502は表示されていない。
図42は、8月5日の目標アイコン501が選択された場合に表示パネル101に表示される画面を示している。選択された目標アイコン501の変わりに、選択されて再生されている音声に対応するアイコンである事を示す再生中アイコン504が表示される。
また、音声再生プレイヤー画面505が読み出されて、カレンダーとは別のエリアに表示されている。当該音声再生プレイヤー画面505には、現在再生中の音声データを表示する再生音声データ表示欄506と、各種再生に関する操作を行う再生操作盤507と、再生に関する設定画面を呼び出す再生設定ボタン508などが配置されている。
再生操作盤507には、音声再生を停止する停止ボタン、音声再生を一時停止する一時停止ボタン、再生音声データ表示欄506に表示されている音声データを再生する再生ボタン、次の音声データにジャンプする前方向ジャンプボタン、一つ前の音声データにジャンプする後方向ジャンプボタン、その他、必要に応じて音声データの早送りを行う早送りボタンや音声データを巻き戻す巻き戻しボタンや音量を変更する音量ゲージが必要に応じて配置される。
再生設定ボタン508が押下されると、図43に例示するように再生設定画面509が表示される。再生設定画面509には、再生速度を設定する再生速度設定欄、自動的に次の音声データに移行するかどうかを設定する自動再生設定欄、自動再生設定が行われている場合に、どの音声データを自動的に再生していくかを設定する自動再生音声データ設定欄、自動再生する方向を示す自動再生方向設定欄、などが配置されている。
通常、ユーザが過去の日記や目標を振り返る場合は、その内容がわかれば十分である事が多い。例えば、457日前に自分はどのような目標を持って一日を過ごしたかや、どのような出来事があったかという事項さえ確認できれば十分である。その為には音声データの再生速度を通常速度(一倍再生)である必要は無い。むしろ、積み重なった日記や目標を、順を追って再生していく場合には、一つの目標や日記が1分程度の長さの音声データであったとしても、長い時間が係る。例えば、収録した各目標の音声データが30秒であり、各日記の音声データが1分出会った場合、一年分振り返るためには、約9時間を要することになる。
そこで、音声再生速度を変更できる構成とすることが好ましい。再生設定画面509の再生速度設定欄では、再生速度を0.5倍速、0.8倍速、1倍速、1.2倍速、1.5倍速、1.8倍速、2倍速、2.5倍速、3倍速の中から選択できるようになっている。音声再生部532は、当該設定された再生速度に基づいて音声データを再生する。
また、自動再生設定欄では、自動再生を行うかどうかを設定する。自動再生がOFFの場合は、音声再生部532は、ユーザから選択された目標アイコン501又は日記502にリンクされた音声データを再生し、当該音声データの再生が完了した時点で再生処理を終了して次の再生指示操作が入力されるまで待機する。
一方、自動再生がONの場合は、次の自動再生音声データ設定欄の内容に従って、自動的に音声データを再生していく。
自動再生音声データ設定欄は、朝に録音された目標に関する音声データ、すなわち、アラーム後に録音ボタン510が押下されることで録音された音声データのみを再生する第1再生モード、夜に録音された日記に関する音声データ、すなわち、トップ画面の録音ボタン110が押下されることで録音された音声データのみを再生する第2再生モード、及び両方の音声データを再生する第3モードのいずれかを設定する。音声再生部532は、上記設定されている再生モードに基づいて、記憶部129に記憶されている音声データの中から適切な音声データを読み出して再生する。
自動再生方向設定欄は、音声データを自動再生する方向を設定する。音声再生部532は、前方向(順方向)に設定されている場合は、日付を繰り上がる方向に音声データを自動再生し、後方向(逆方向)に設定されている場合は、日付を繰り下がる方向に音声データを自動再生する。
例えば、自動再生設定がON、自動再生音声データ設定が第1モード、自動再生方向設定が順方向である場合に8月5日の目標アイコン501が押下された場合、音声再生部532は、8月5日の目標音声データ、8月6日の目標音声データ、8月8日の目標音声データ、・・・という順序で音声データを再生していく。また、自動再生設定がON、自動再生音声データ設定が第2モード、自動再生方向設定が逆方向である場合に8月5日の日記アイコン502が押下された場合、音声再生部532は、8月5日の日記音声データ、8月4日の日記音声データ、8月3日の日記音声データ、・・・と言う順序で音声データを再生していく。また、自動再生設定がON、自動再生音声データ設定が第3モード、自動再生方向設定が順方向である場合に8月5日の日記アイコン502が押下された場合、音声再生部532は、8月5日の日記音声データ、8月6日の目標音声データ、8月6日の日記音声データ、8月8日の目標音声データ、・・・という順序で音声データを再生していく。
このように、日付と関連付けられた状態で記憶部129に記憶されている複数の音声データをどのような順序で連続的に再生して行くかを設定する設定手段が設けられる事で、ユーザは希望する条件を満たす音声データを再生して行く事ができる。
また、表示制御部134は、音声再生部532で再生される音声データにリンクされたアイコンを再生中アイコン504に置き換えて表示する制御を行う。
このように、表示制御部134は、操作入力部302で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタン110と、カレンダー画面に移動するカレンダー読出しボタン(再生ボタン)208と、を含むトップ画面を表示パネルに表示する制御を行う。カレンダー読出しボタン208が押下された場合、表示制御部134は、複数の日付を含むカレンダーに、当該日付に関連付けられた音声データへリンクされたアイコンを当該日付に対応する位置に配置したカレンダー画面を表示パネル101に表示する制御を行う。
上記アイコンに対する選択操作が行われた場合に、表示制御部134は、上記カレンダー119に含まれる複数のアイコンのうち、当該選択されたアイコンを音声再生中であることを示す再生中アイコンに変更して表示する制御を行う。
また、表示制御部134は、必要に応じて音楽再生プレイヤー505をカレンダー119とは異なるエリアに配置して表示する制御を行う。
次に、音声記憶管理装置500の動作について説明する。図44は、起床後に一日の目標として音声を録音する場合の処理の流れを示している。なお、ステップS501〜S509は、図35のステップS401〜S409と同一であるため説明を省略する。
表示制御部134は、ステップS509でアラーム画面の表示を終了した後、録音待機画面を表示する制御を行う(ステップS510)。続いて、制御部134は、録音操作が入力されたか、すなわち、録音待機画面に含まれる録音ボタン510が押下されたかを判定する(ステップS511)。録音操作が入力されていない場合は、録音操作が入力されるまで待機する。
一方、録音操作が行われた場合には、制御部134は、音声録音部531に録音開始指示を出し、表示制御部134に録音画面の表示指示を出す。音声録音部531は当該指示に基づいて音声録音処理を開始する(ステップS512)。また、表示制御部134は、当該指示に基づいて録音画面を表示する制御を行う(ステップS513)。録音画面には、現在録音中であることを示すアイコンや録音の停止や一時停止等を操作する操作盤などが含まれる。
次に、制御部134は、録音停止操作が入力されたか、具体的には、録音停止ボタンが押下されたかを判定する(ステップS514)。録音停止操作が入力されていない場合は、録音停止操作が入力されるまで待機する。一方、録音停止操作が入力された場合、制御部134は、音声録音部532に録音停止指示を出し、表示制御部134に録音画面の表示停止指示を出す。音声録音部532は、当該指示に基づいて、音声録音処理で生成した音声データを当該録音に係る現在の日付及びアラーム停止後に録音ボタン510に対する操作入力に基づいて録音された音声データである事を示すフラグと関連付けた状態で記憶部129に格納し、音声録音処理を終了する(ステップS515)。また、表示制御部134は、当該指示に基づいて録音画面の表示を終了する(ステップS516)。
なお、上記説明では、録音待機画面に配置した録音ボタン510が押下されることで、録音処理が開始される場合について説明したがこれに限定されるものではない。アラーム停止ボタンが押下された場合に、アラーム音の再生を停止すると共に直接音声録音処理に映っても良い。すなわち、音声再生部532は、操作入力部302がアラーム停止ボタンに対する選択操作を受けた場合に、アラーム音の再生を停止し、音声録音部531は、操作入力部302で受けたアラーム停止ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する。このように、アラーム停止ボタンを、アラームを停止するためのボタンとしての機能と、録音を開始するためのボタンとしての機能を併用するボタンとして使用する構成であっても良い。当該構成とすることで、アラームの停止と録音の開始に2操作を行うことなく1操作で両方の処理を行う事ができる。
また、日記を録音する際の処理は、図45のようになる。表示制御部134は、ホーム画面に表示されたショートカットボタン109が押下された場合に、少なくとも録音ボタン110を含むトップ画面を表示パネル101に表示する制御を行う(ステップS520)。続いて、制御部134は、録音操作が入力されたか、すなわち、トップ画面に含まれる録音ボタン110が押下されたかを判定する(ステップS521)。録音操作が入力されていない場合は、録音操作が入力されるまで待機する。
一方、録音操作が行われた場合には、制御部130は、音声録音部531に録音開始指示を出し、表示制御部134に録音画面の表示指示を出す。音声録音部531は当該指示に基づいて音声録音処理を開始する(ステップS522)。また、表示制御部134は、当該指示に基づいて録音画面を表示する制御を行う(ステップS523)。録音画面には、現在録音中であることを示すアイコンや録音の停止や一時停止等を操作する操作盤などが含まれる。
次に、制御部130は、録音停止操作が入力されたか、具体的には、録音停止ボタンが押下されたかを判定する(ステップS524)。録音停止操作が入力されていない場合は、録音停止操作が入力されるまで待機する。一方、録音停止操作が入力された場合、制御部130は、音声録音部532に録音停止指示を出し、表示制御部134に録音画面の表示停止指示を出す。音声録音部532は、当該指示に基づいて、音声録音処理で生成した音声データを当該録音に係る現在の日付及びトップ画面より録音ボタン110に対する操作入力に基づいて録音された音声データである事を示すフラグと関連付けた状態で記憶部129に格納し、音声録音処理を終了する(ステップS525)。また、表示制御部134は、当該指示に基づいて録音画面の表示を終了する(ステップS526)。
図46は、音声記憶管理装置500の音声再生に係る処理の流れを示すフローチャート図である。図11のステップS105で再生ボタン111(カレンダー読出しボタン208)が押下された場合、表示制御部134は、複数の日付を含むカレンダーに、当該日付に関連付けられた音声データへリンクされたアイコンを当該日付に対応する位置に配置したカレンダー画面を、前記表示パネルに表示する制御を行う(ステップS550)。すなわち、表示制御部134は、カレンダー119の各日付の欄に当該日付に録音された音声データへリンクされたアイコン501、502を配置して表示する制御を行う。
次に、制御部134は、当該カレンダーに含まれるアイコンに対する選択操作を操作入力部302が受けたか、すなわち、当該カレンダー119に含まれる目標アイコン501や日記アイコン502が押下されたかを判定する(ステップS551)。当該選択操作が入力されていない場合は、当該選択操作が新たに入力されるまで待機する。
一方、当該操作入力が行われた場合には、制御部130は、音声再生部532に当該選択されたアイコンにリンクされた音声データの再生を指示し、音声再生部532は、当該指示に基づいて、当該選択されたアイコンにリンクされた音声データを再生する(ステップS552)。また、制御部130は、表示制御部134に当該選択されたアイコンの表示変更指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて、当該選択されたアイコンを再生中アイコンに変更して表示する制御を行う(ステップS553)。
次に、制御部130は、音声再生部532が音声データの再生を完了したかを判定する(ステップS554)。具体的に、音声再生部532は、制御部130に指示された音声データの再生が完了した事を通知し、制御部130は、当該通知を受けた場合に音声データの再生が完了したと判定する。音声再生部532が音声データの再生を完了させていない場合は、待機する。
音声データの再生が完了した場合、制御部130は、表示制御部134にアイコンの表示変更指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて再生中アイコンを元のアイコンに戻して表示する制御を行う(ステップS555)。
続いて、制御部130は、音声再生に関する設定情報を参照し、自動再生がONになっているかを判定する(ステップSS556)。自動再生がOFFの場合は、ユーザから指定された音声データの再生処理が全て完了したとしてステップS551に戻り、新たな操作入力が行われるまで待機する。
一方、自動再生がONの場合、制御部130は、音声再生に関する設定情報を参照して次に再生する音声データを特定し、音声再生部532に当該特定した音声データの再生指示を出すと共に表示制御部134に当該音声データにリンクされたアイコンの表示変更指示を出す。音声再生部532は、当該指示に基づいて指示された音声データを記憶部129より読み出して再生する(ステップS557)。また、ステップS553に戻り、表示制御部134は、制御部130より指示されたアイコンを再生中アイコンに変更する。
以上のように本実施の形態5に係る音声記憶管理装置500は、画面を表示する表示パネル101と、データを記憶する記憶部129と、ユーザからの操作入力を受ける操作入力部302と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて前記表示パネルが表示する画面を制御する表示制御部134と、音声を収音するマイクロフォン(音声入力部)103と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて、マイクロフォン103で収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを録音に係る日付と関連付けた状態で記憶部129に格納する事で音声を録音する音声録音部531と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部531と、を少なくとも具備する。そして、表示制御部134は、複数の日付を含むカレンダーに、当該日付に関連付けられた音声データへリンクされたアイコンを当該日付に対応する位置に配置したカレンダー画面を、前記表示パネルに表示する制御を行う。また、音声再生部は、操作入力部302で受けたカレンダーに含まれる日付に対応する位置に配置された前記アイコンに対する選択操作に基づいて、当該アイコンにリンクされた音声データを再生する処理を開始する。
このように、カレンダーの日付の欄に当該日付に収録された音声データを示すアイコンを配置しておく事で、ユーザは、過去の出来事等を確認したい日付のアイコンを選択する事で音声データを再生することができる。
なお、表示制御部134は、操作入力部302で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタン110と、カレンダー画面に移動する再生ボタン110(カレンダー読出しボタン208)と、を含むトップ画面を表示パネルに表示する制御を行う。そして、表示制御部134は、再生ボタン110に対する操作入力に基づいて、当該カレンダー画面を表示パネル101に表示する制御を行う。音声録音部531は、操作入力部302で受けたトップ画面に含まれる録音ボタン110に対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する。このようにして、ユーザはアプリケーションを立ち上げた後、1動作で録音を行う事ができ、ユーザを煩わせる事無く日記を付けさせる事ができる。
なお、音声記憶管理装置500は、現在の日時を算出する時間算出部133と、アラーム時刻を設定する設定部408と、時間算出部133で算出された現在の時刻が設定部408で設定されたアラーム時刻になったかを判定するアラーム判定部407と、を更に具備する構成とすることが好ましい。この場合、アラーム判定部407で現在の時刻がアラーム時刻になったと判定された場合に、音声再生部532は、所定のアラーム音を再生し、表示制御部134は、当該アラーム音の再生を停止するアラーム停止ボタン409を少なくとも含むアラーム画面を前記表示パネルに表示する制御を行う。上述したようにアラーム機能を備える事で、就寝時にユーザは音声記憶管理装置500を手元においている可能性が高く、日記を付ける習慣を維持する事が期待できる。
ここで、音声再生部532は、操作入力部302がアラーム停止ボタン409に対する選択操作を受けた場合に、アラーム音の再生を停止し、表示制御部134は、操作入力部302が当該アラーム停止ボタン409に対する選択操作を受けた場合に、上記アラーム画面の表示を停止すると共に少なくとも音声を録音する(第2)録音ボタン510を含む録音待機画面を表示パネルに表示させる制御を行うと更に良好である。この場合、音声録音部532は、操作入力部302で受けた録音待機画面に含まれる第2録音ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する。このように構成することで、ユーザは、起床後に一日の目標を宣言して記録することができ、一日を充実したものとして過ごす事ができる。
ここで、音声録音部531は、アプリケーション起動時のトップ画面に含まれる録音ボタン110に対する選択操作に基づいて行う録音処理で生成した音声データと、録音待機画面に含まれる第2録音ボタン510に対する選択操作に基づいて行う録音処理で生成した音声データとを、それぞれ判別可能な状態で当該録音に関わる日付と関連付けて記憶部129に格納する構成とすることが好ましい。ユーザは、後で音声データを再生する場合に、起床時に録音した一日の目標に関する音声データと、就寝前に録音した一日の日記に関する音声データとのいずれか片方を再生したいという場合があるためである。
なお、上述したように、音声再生部532は、操作入力部302がアラーム停止ボタン409に対する選択操作を受けた場合に、アラーム音の再生を停止し、音声録音部531は、操作入力部302で受けたアラーム停止ボタン409に対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する構成とすることでユーザの操作回数を軽減する構成としても良い。
この場合は、音声録音部531は、上記トップ画面に含まれる録音ボタン110に対する選択操作に基づいて行う録音処理で生成した音声データと、アラーム停止ボタン409に対する選択操作に基づいて行う録音処理で生成した音声データとを、それぞれ判別可能な状態で録音に関わる日付と関連付けて記憶部129に格納する構成となる。
なお、表示制御部134は、トップ画面の一部のエリアに上記カレンダー画面を表示する制御を行っても良い。すなわち、表示制御部134は、操作入力部302で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも上記カレンダー画面を表示パネル101上の一部のエリアに配置し、当該カレンダー画面を配置したエリアとは別のエリアにそれぞれ音声を録音する録音ボタン110と縮小カレンダーを表示させるカレンダー読出しボタン208とを配置したトップ画面を表示する制御を行う。
図47は、一部のエリアにカレンダー画面が配置される場合のトップ画面を示している。図47からもわかるように、複数の日付を含むカレンダー201に、当該日付に関連付けられた音声データへリンクされたアイコン501、502を当該日付に対応する位置に配置したカレンダー画面を、画面右側に配置したトップ画面が表示パネル101に表示されている。画面左側には、録音ボタン110、カレンダー読出しボタン208、設定ボタン401、などが配置されている。
ここで、カレンダー読出しボタン208が押下されると、図48に示す縮小カレンダー513を画面左側のエリアに表示する。すなわち、表示制御部134は、カレンダー読出しボタン208に対する操作入力に基づいて、トップ画面の一部に配置されたカレンダー画面で表示されるカレンダー201に含まれる日付よりも多くの日付を含む縮小カレンダー513を表示パネルに表示する制御を行う。ここでは、縮小カレンダーとして2か月分のカレンダーが画面左側のエリアに配置されて表示される。
また、表示制御部134は、当該縮小カレンダー513を変更するカレンダー変更ボタン514、515を所定のエリアに配置して表示する制御を行う。ここで、カレンダー変更ボタン514は、表示パネル101に表示される縮小カレンダー513の暦を戻すボタンであるため前方向移動ボタン514と称する。また、カレンダー変更ボタン515は、表示パネル101に表示される縮小カレンダー513の暦を先送りするボタンであるため後方向移動ボタン515と称する。
表示制御部134が、現在の日付である2012年8月15日の日付を含む2012年7月と8月との2か月分の縮小カレンダー513を表示パネル101に表示する制御を行っている状態において、前方向移動ボタン514が押下された場合、表示制御部134は、7月と8月の縮小カレンダー513に変えて5月と6月の縮小カレンダー513を表示パネル101に表示する制御を行う。また、後方向移動ボタン515が押下された場合、表示制御部134は、7月と8月の縮小カレンダー513に変えて9月と10月の縮小カレンダー513を表示パネル101に表示する制御を行う。なお、カレンダー変更ボタン514、515が押下された場合、表示制御部134は、表示する縮小カレンダーを1ヶ月分だけ変更する構成としても良い。
また、表示制御部134は、カレンダー表示停止ボタン516を合わせて表示する制御を行う。当該カレンダー表示停止ボタン516が押下された場合、表示制御部134は、縮小カレンダー513等の表示を停止する制御を行い、画面を図47の状態に戻す。
図47の状態で、縮小カレンダー513に含まれる日付を選択する操作入力を操作入力部302が受けた場合に、表示制御部134は、当該選択された日付を含むカレンダーに、当該日付に関連付けられた音声データへリンクされたアイコンを当該日付に対応する位置に配置したカレンダー画面を表示パネル101に表示する制御を行う。
図48は、図47の画面を表示パネル101で表示している状態で、8月5日の日付の欄をユーザが押下した場合に表示パネル101に表示される画面を示している。表示制御部134は、操作入力部302で操作入力を受けた前記縮小カレンダー513に含まれる日付のグラフィックを変更して表示する制御を行う。具体的には、表示制御部134は、縮小カレンダー134に含まれる各日付のアイコンのうち、ユーザから選択された日付のアイコンを選択中アイコン517に変更して表示する制御を行う。
また、表示制御部134は、画面右側のエリアに配置しているカレンダー画面に含まれるカレンダー201を、当該選択された日付を含むカレンダー201に変更し、当該変更したカレンダー201に含まれる日付に関連付けられた音声データへリンクされたアイコンを当該日付欄に配置したカレンダー画面を表示パネル101に表示する制御を行う。図48では、8月5日が選択されているため、画面右側のカレンダー画面には、8月5日を挟んだ8月2日〜8月8日までの1週間分のカレンダー201が、各日付欄に当該日付に収録された音声データにそれぞれリンクされたアイコン501、502が配置された状態で表示されている。
このように、表示制御部134は、複数の日付を含む第1カレンダーを表示する第1カレンダー画面(第1カレンダー領域)と、当該第1カレンダーに含まれる日付よりも多くの日付を含む第2カレンダーを表示する第2カレンダー画面(第2カレンダー領域)と、を同一画面に表示する制御を行う。また、表示制御部134は、画面に表示される第1カレンダーに含まれる日付を変更する第1カレンダー変更ボタンと、第2カレンダーに含まれる日付を変更する第2カレンダー変更ボタンを同一画面に表示する制御を行う。第1カレンダー変更ボタンが押下された場合に第1カレンダーに含まれる日付が第1方向に移動する事で、第1カレンダー画面で表示される日付が変更され、第2カレンダー変更ボタンが押下された場合に、第2カレンダーに含まれる日付が第1方向とは異なる第2方向に移動する事で、第2カレンダー画面に含まれる日付が変更される。ここで、第1方向と第2方向が直行している事が好ましく、第1方向が画面垂直方向かつ第2方向が画面水平方向であるか、又は第1方向が画面水平方向かつ第2方向が画面垂直方向であることが好ましい。大きさの異なるカレンダーがそれぞれ対応するカレンダー変更ボタン(移動ボタン)が押下される事により直交する方向に動いていく事で、日記を記録している広い年月の中から希望する日付に容易に辿り着き、また、その日付に記録されているデータを詳しく確認する事ができる。
なお、第1カレンダーに含まれる日付を第1方向に移動する事で、第1カレンダー画面で表示される日付を変更し、また、第2カレンダーに含まれる日付が第1方向とは異なる第2方向に移動する事で、第2カレンダー画面に含まれる日付を変更する方法としては、カレンダー変更ボタンを押下する場合に限定されるものではない。
図50は、各カレンダーに含まれる日付の別の変更方法を示している。図50からも明らかなように、第1カレンダー画面に表示される第1カレンダー201において各日付は一次元状に配列されており、また、第2カレンダー画面に表示される第2カレンダー513は、各日付がマトリクス状に配置されている。すなわち、表示制御部134は、第1カレンダー画面と第2カレンダー画面を同一画面に表示する制御を行う場合であって、複数の日付を第1方向に一次元状に配置した第1カレンダー201を第1カレンダー画面(第1カレンダー領域)に表示する制御を行い、第1カレンダー201に含まれる日付よりも多くの日付をマトリクス状に配置した第2カレンダー513を第2カレンダー画面(第2カレンダー領域)に表示する制御を行う。
この状態で、タッチパネルである操作入力部302が表示パネル101に表示している第1カレンダー画面上における第1カレンダー201の日付の配列方向に沿った指の接触移動を検知した場合、表示制御部134は、第1カレンダー画面に表示される第1カレンダー201に含まれる日付を当該移動方向に基づいて変更する。すなわち、検知された接触の移動方向が当該日付の配列方向に沿った第1方向であった場合は、第1カレンダー画面に表示される第1カレンダー201に含まれる日付を暦に従って繰り上がった日付に変更し、第2方向であった場合は繰り下がった日付に変更して表示する制御を行う。ここで、日付が繰り上がる又は繰り下がる日数は、操作入力部302が検知した指の接触の移動速度又は移動距離に基づいて決定される。移動速度が速い場合や画面上での移動距離が長い場合は、より多くの日付が繰り上がる又は繰り下がる。
また、タッチパネルである操作入力部302が、上記第1カレンダーに含まれる日付の配列方向に対して直交する方向への指の接触移動を第2カレンダー画面上で検知した場合、表示制御部134は、第2カレンダー画面に表示される第2カレンダー513に含まれる日付を当該移動方向に基づいて変更する。この時、第2カレンダー画面には、2次元マトリクス状に日付が配置された月単位の第2カレンダー513が表示されているため、表示制御部134は、上記第2カレンダー画面上での接触移動(接触の変移)に基づいて、第2カレンダー画面に異なる月の第2カレンダー513を表示する制御を行う。
図50に例示した指の移動方向では、第1カレンダー201において、暦が繰り上がり(すなわち、より未来の日付が表示され)第2カレンダー513において、暦が繰り上がる(すなわち、より未来の月のカレンダーが表示される)。
このように指を表示パネル101に表示される各カレンダー画面でそれぞれ上下又は左右に移動させる事で表示させるカレンダーを変更する事ができるため操作性が向上する。
なお、上記説明では、トップ画面に配置されたカレンダー読出しボタン208が押下された場合に、表示制御部134は、第1カレンダー201を表示しているエリアとは別のエリアに、第1カレンダー201に含まれる日付よりも多くの日付を含む第2カレンダー513を表示する制御を行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、図51に示すように、カレンダー読出しボタン208が押下されることで表示パネル101に表示される第2カレンダー513として、複数の週を含むカレンダーが表示される。図51にて1st〜5thは、その月の第1週〜第5週を示している。
ここで、第1カレンダー201には2012年8月の第2週と第3週に跨る日付が表示されているため、第2カレンダー513において、当該週のグラフィックが他の週と判別可能な状態で表示されている。すなわち、表示制御部134は、第2カレンダー513に含まれる複数の週のうち、第1カレンダーに含まれる日付に対応する週のグラフィックを変更して表示する制御を行う。
ここで、操作入力部302が第2カレンダー513に含まれる週に対する選択操作を受けた場合、表示制御部134は、当該選択された週に含まれる日付を第1カレンダー201に表示する制御を行う。すなわち、表示制御部134は、第1カレンダー201に複数の日付が表示されている状態において、操作入力部302で第2カレンダー513の所定の週を選択する操作が行われた場合に、第1カレンダー201に表示していた日付を、当該選択された週に含まれる日付に置き換えて表示する制御を行う。
また、表示制御部134は、第2カレンダー513において、当該選択されて第1カレンダー201に日付が表示されている週のグラフィックを他の週のグラフィックと判別可能な状態に変更する制御を行う。このようにすることで、ユーザは第1カレンダー201を見る事でも、第2カレンダー513を見る事でも、現在第1カレンダー201に拡大して表示されている日付について認識する事ができる。
なお、カレンダー読出しボタン208が押下された場合における表示制御部134が行う表示制御としては、上記表示制御に限定されるものではない。例えば、操作入力部302でカレンダー読出しボタン208に対する選択操作が行われた場合、表示制御部134は、図52に示す縮小カレンダー207を表示パネル101に表示する制御を行っても良い。当該縮小カレンダー207には、複数の月が含まれている。この状態で、縮小カレンダー207に含まれる月に対する選択操作が行われた場合、表示制御部134は、図41に示す拡大カレンダーを表示する構成としても良い。このように、縮小カレンダー207と、拡大カレンダー119との2段階ステップに分けてユーザが表示パネル101に表示するカレンダーを指定できる構成としても良い。ユーザは、近況の日付に関する日記等を確認したい場合は、トップ画面に表示される第1カレンダー201や移動ボタン204、205で移動したカレンダーを利用し、比較的現在の日付から離れた日付の日記等を確認する場合は、まず縮小カレンダー207を読み出した後、希望する日付や月を指定して拡大カレンダー119を読み出す事で効率よく目的とする日付に辿り着く事ができる。
なお、上記説明では、録音待機画面に配置される録音ボタン510が押下されたか、又は、トップ画面に配置される録音ボタン110が押下されたかに基づいて音声データに対して目標に関する音声データか日記に関する音声データかを判別するフラグが関連付けられる構成について説明したがこれに限定されるものではない。音声録音部531は、録音処理を終了して生成した音声データを記憶部129に格納する際に、時間算出部133が算出する現在の時刻を確認し、現在の時刻に基づいて上記フラグを決定して音声データと関連付けても良い。すなわち、音声録音部531は、現在の時刻が午前の所定の時間帯(例えば午前4時〜午前10時)である場合は、録音した音声データを目標に関する音声データである事を示すフラグと関連付けて記憶部129に格納し、現在の時刻が午後の所定の時間帯(例えば午後8時〜午前3時)である場合に、日記に関する音声データであることを示すフラグと関連付けて記憶部129に格納する。このように構成しても良い。
なお、この例からもわかるように、通常大人の就寝時刻は深夜0時を回る事が多々ある。この場合、時間算出部133が算出する現在の日付と録音した音声データとをそのまま関連付けてしまうと一日ずれ込んでしまう。従って、時間算出部133が算出する現在の時刻が所定の時間帯(例えば深夜0時〜3時59分59秒までの間など)である場合は、前日の日付に関連付けて音声データを記憶部129に格納する構成とすると良い。例えば8月14日午前3時00分に録音された音声データは、8月13日の日付に関連付けられて記憶部129に格納される事になる。従って、音声データは録音に係る日付と関連付けられて記憶部129に格納されるが、0時を過ぎた深夜の所定の時間帯に録音された場合は、当該録音に係る日付とは現在の日付ではなく前日の日付となる。
(実施の形態6)
本発明の音声記憶管理装置は、カレンダー画面から過去にその日の日記やその日の目標として録音した音声データを選択して再生することで、自身の人生の記録を手軽につけることを可能としている。
ここで、記録した日記が数年に渡るようになると、日付だけではどのような一日を過ごしたかを思い出す事ができず、実際に音声データを再生する必要が出てくる。しかしながら、ユーザとしては、何も無かった日の日記を確認したいのではなく、つらい思いをした日や嬉しい思いをした日など、特に特徴のある日の出来事を重点的に確認したいという要望がある。しかしながら、上述した実施の形態に係る音声記憶管理装置では、カレンダーを見ただけではどのような一日を過ごしたかを知る事ができず、上記のような目的で日記等を確認したい場合でも総当りで音声データを聞かなければならず、不便を強いる事があった。
そこで、本実施の形態6に係る音声記憶管理装置600では、ユーザが過去の日記を確認するときに、目的にあった確認を支援する構成を備える事を特徴とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態1〜5で既に説明した部分については一部説明を省略する。なお、アプリケーション起動後に表示パネル101に表示されるトップ画面として図4を援用して説明する。また、音声記憶管理装置600の構成は、図36に示した音声記憶管理装置500の構成を援用して説明する。
音声記憶管理装置600は、画面を表示する表示パネル101と、データを記憶する記憶部129と、ユーザからの操作入力を受ける操作入力部302と、当該操作入力部302で受けた操作入力に基づいて表示パネル101が表示する画面を制御する表示制御部134と、音声を収音するマイクロフォン(音声入力部)103と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて、マイクロフォン103で収音された音声を録音する音声録音部531と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部532と、を具備する。
表示制御部134は、操作入力部302で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタン110と、再生する音声データを選択する画面に移動する再生ボタン111と、を含む図4に例示するトップ画面を表示パネル101に表示する制御を行う。
ここで、表示制御部134は、操作入力部302で受けた当該トップ画面に含まれる録音ボタン110の選択操作に基づいて、複数の選択肢を配置した選択画面を前記表示パネルに表示する制御を行う。図53は、再生ボタン110が押下されて音声録音部531で録音処理が行われている場合に表示パネル101に表示される画面の一例を示している。
図53に示すように、画面には選択画面610が表示される。選択画面は、複数の選択肢を含む画面でありユーザからの選択肢に対する選択操作に基づいて、一つの選択肢が選ばれる。図53では、当該選択肢としてユーザの今日一日の充実度(充実レベル)が表示されている。当該充実度は、ユーザが日記を付ける上で充実した一日を過ごしたかに関する全体的な印象を主観的に表したパラメータであり、満足度(満足レベル)と称される事もある。
図53では、充実度として、(レベル1)最低、(レベル2)いまいち、(レベル3)普通、(レベル4)良かった、(レベル5)最高、の5段階でユーザが指定できるようになっている。表示制御部134は、音声録音処理中に上記選択肢に対応するアイコン611〜615を選択画面610に配置して表示する制御を行う。
具体的には、制御部130は、再生ボタン110に対する選択操作が行われた場合に、音声録音部531に音声録音指示を、表示制御部134に選択画面611等の表示指示を出す。音声録音部531は、当該音声録音指示に基づいて音声録音処理を開始する。また、表示制御部134は、上記表示指示に基づいて、少なくとも所定の選択肢に対応する第1アイコン611〜第5アイコン615を選択画面として表示する制御を行う。
なお、制御部130は、停止ボタン114に対する選択操作が行われた場合に、音声録音部531に音声録音停止指示を、表示制御部134に選択画面611等の表示停止指示を出す。音声録音部531は、当該音声録音停止指示に基づいて音声録音処理を停止し、生成した音声データを、音声録音処理中に表示されていた選択肢611〜615のうちユーザから選択された選択肢と関連付けて記憶部129に格納する。また、表示制御部134は、上記表示停止指示に基づいて、選択画面610や録音画面112の表示を停止する制御を行う。
図54は、音声録音部531が、音声録音処理の基づいて記憶部129に格納する音声データを管理する管理ファイルの一例である。録音された音声データは、ユーザより選択された選択肢と関連付けられた状態で記憶部129に格納される。
図55は、音声録音中にユーザから充実度4の選択肢が選択されている場合の画面を示している。表示制御部134は、録音中に表示パネル101に表示している各選択肢に対応するアイコン611〜615のうちユーザより選択された選択肢のアイコン614を選択済アイコン616に変更して表示する制御を行う。なお、この状態でユーザの気が変わり、別の選択肢のアイコン611〜613、615のいずれかが選択された場合、現在表示中の選択済アイコン616が元のアイコン614に変更され、当該選択された選択肢のアイコンが選択済アイコン616に変更される。そして録音が停止された時点で選択されているアイコンに対応する充実度(レベル)が録音された音声データと関連付けられた状態で記憶部129に格納される。
なお、録音中にユーザから選択肢に対する選択操作が入力されなかった場合、音声録音部531は、音声データを表示中の選択肢と関連付けずに記憶部129に格納しても良いし、平均的な選択肢と関連付けて格納しても良い。図53の例では、充実度選択肢に対する選択操作が行われなかった場合、音声録音部531は、普通の充実度(レベル3)と関連付けて録音した音声データを記憶部129に格納する。
なお、ユーザが停止ボタン114を押す事で録音を停止した場合でも、まだ充実度に関する選択肢を選びきれていない場合がある。そこで、表示制御部134は、録音停止ボタンが押下されても選択画面に表示中の選択肢がユーザより選択されていない場合は選択画面を更に表示し続ける構成としても良い。その後、ユーザからいずれかの選択肢が選択された場合、すなわちいずれかの選択肢アイコンが押下された場合、既に録音停止して生成済みの音声データと当該選択された選択肢とを関連付けて記憶部129に格納する。このような構成としても良い。
図56は、表示パネル101に表示されるカレンダー画面617を示している。表示制御部134は、トップ画面に配置された再生ボタン111(カレンダー読出しボタン208)に対する選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダー617を表示パネル101に表示する制御を行う。
ここで、表示制御部134は、操作入力部302で受けたトップ画面に含まれる再生ボタン111に対する選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダー617を、当該日付に関連付けられた音声データに関連付けられたユーザより選択された選択肢を当該日付と対応付けた状態で表示パネル101に表示する制御を行う。
具体的に、図56において、複数の日付を含むカレンダー617の当該日付欄に、当該日付に関連付けられた音声データに関連付けられた選択肢に関連付けられたアイコン618を表示する制御を行う。図56では、8月4日には音声録音が行われなかったために、記憶部129に当該日付に関連付けられた音声データが記憶されておらず、従って充実度を示すアイコン618は表示されていない。
図57は、ユーザが録音時に充実度(選択肢)を選択しなかった場合にカレンダー617に表示される充実度を示すアイコンを示している。図57において、8月5日と10日は、音声データの録音が行われたために当該日付に関連付けられた音声データが記憶部129に記憶されているものの、充実度の選択がなされなかったために充実度無しのアイコン619が表示されている。
図56又は図57において、カレンダー617に含まれる各日付欄に配置されているアイコン618又は619が押下される事で、音声再生部532は、当該アイコンが配置された日付に関連付けられた音声データを再生する。
また、本実施の形態6に係る再生設定画面509において、再生データ設定欄は、上記選択肢に応じた自動再生を設定する。図56,57では、自動再生する再生データがレベル5(充実度:最高)に設定されているため、音声再生部532は、上記充実度に関連付けられている音声データをピックアップして再生する。
例えば、図56ではレベル5に関連付けられた音声データは8月1日、6日、14日、にそれぞれ録音されている。この状態で、8月14日が選択された場合、ユーザは、第1に当該選択された8月14日に関連付けられた音声データを再生する。次に、再生方向が逆方向であるため、8月14日以前の音声データであって、レベル5と関連付けられている8月6日に録音された音声データを自動再生する。その次は、8月1日に録音された音声データを自動再生する。
なお、トップ画面の一部にカレンダー画面を表示する形態をとる場合は、図58のようになる。図58では、トップ画面に複数の日付を含む第1カレンダー201と、第1カレンダーに含まれる日付より多くの日付を含む第2カレンダー513が表示されている。第1カレンダーには、当該第1カレンダーに含まれる日付に係る録音でユーザより選択された選択肢(充実度)を示すアイコン618が当該日付に対応する位置に配置されている。また、図58では、各音声データを示すアイコン501、502が合わせて対応する日付の位置に配置されている。
表示制御部134は、複数の日付を含む第1カレンダー201において、当該日付に関連付けられた音声データに関連付けられた選択肢を当該日付と対応付けた状態で表示パネル101に表示する制御を行う。具体的には、表示制御部134は、上記選択肢を示すアイコン618を、対応する日付欄の中に配置して表示する制御を行う。
当該構成とすることで、ユーザはトップ画面を見てその週の充実度を一目で判別する事ができる。
次に、音声記憶管理装置600の動作の流れについて説明する。図59は、音声記憶管理装置600において表示制御部134が行う録音時の表示制御処理の流れを示すフローチャート図である。
第1に、制御部130は、操作入力部302で録音操作(録音開始操作)に関する操作入力が行われたかを判定する(ステップS601)。具体的には、表示パネル101に表示されている録音ボタン110が押下されたかを判定する。録音操作が行われていない場合は、録音操作が行われるまで待機する。
録音操作が行われた場合、制御部130は、表示制御部134に選択画面の表示指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて選択画面を表示パネル101に表示する制御を行う(ステップS602)。当該選択画面には少なくとも複数の選択肢が設けられ、ユーザからの選択操作に基づいていずれか1つの選択肢を選択可能な構成を取っている。具体的には、表示制御部134は、異なるグラフィックの複数のアイコンを記憶部129より読み出して所定のエリアに配置したものを当該選択画面として表示パネル101に表示する制御を行う。
次に、制御部130は、操作入力部302で上記選択画面に含まれる選択肢のいずれかを選択する操作が入力されたかを判定する(ステップS603)。具体的には、表示制御部134が表示パネル101に選択画面として配置している上記アイコンを押下する操作入力が行われたかを判定する。
表示中の選択肢のいずれかが選択された場合には、表示制御部134は、選択された選択肢のグラフィックを変更して表示する制御を行う(ステップS604)。具体的には、表示制御部134は、選択されたアイコンを選択済みアイコンに変更して表示する制御を行う。
次に、制御部130は、選択された選択肢を特定する情報を記憶部129に一時的に保持し、ステップS603に戻る(ステップS605)。なお、ステップS603で別の選択肢に対する選択操作が入力された場合には、新たに選択された選択肢のグラフィックを変更すると共に前回変更したグラフィックを元に戻し(ステップS604)、新たに選択された選択肢の情報を前回の選択した選択肢の情報に上書きして保持する(ステップS605)。
一方、操作入力部302で上記選択肢を選択する操作入力が検知されなかった場合、制御部130は、録音停止操作が入力されたかを判定する(ステップS606)。録音停止操作が入力されていない場合は、ステップS603に戻り、録音停止操作が入力された場合、制御部130は、表示制御部134に選択画面の表示停止指示を出し、表示制御部134は当該表示停止指示に基づいて選択画面の表示を停止して一連の録音時における表示制御処理を終了する。
なお、上記処理は、録音時にユーザが選択肢を選択しなかった場合には、音声データと選択肢に対応する充実度と関連付けられずに音声データが記憶部129に記憶される処理である。ここで、ユーザは、日記を付け終えた後にその日の充実度を決定して入力したいという要求がある。
そこで、上記表示制御処理は図60に示す処理としても良い。図60において、ステップS601〜S606は上述した図59の処理と同一であるため説明を省略する。ステップS606で録音停止操作が入力されたと判定された場合、制御部130は、選択肢が選択済みであるか、すなわち、ステップS603でユーザより選択肢を選択する操作が既に入力されているかを判定する(ステップS608)。当該判定は、当該選択肢に関する情報が記憶部129の所定のワークエリアに一時保持されているかを参照する事で行う事ができる。既に選択肢が選択済みである場合、すなわち、ステップS605で選択肢に関する情報が記憶部129に一時保持されている場合、ステップS612に進む。
一方、選択肢が選択済みで無い場合は、制御部130は、再度選択肢を選択する操作入力が行われたかを判定する(ステップS609)。選択肢を選択する操作入力が行われていない場合は、当該操作入力が行われるまで待機する。
一方、選択肢を選択する操作入力が行われた場合、制御部130は、表示制御部134に当該選択された選択肢のグラフィック変更指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて当該選択肢のグラフィックを変更する(ステップS610)。具体的には、表示制御部134は、選択肢として表示中である複数のアイコンのうち、選択されたアイコンを選択済みアイコンに置き換えて表示する制御を行う。ステップS610はステップS604と略同一である。
続いて、制御部130は、ステップS609で選択された選択肢に関する情報を記憶部129に一時的に保持する(ステップS611)。ステップS611は、ステップS605と略同一である。
最後に、制御部130は、表示制御部134にステップS602で表示させた選択画面の表示を停止する指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて選択画面の表示を停止する制御を行い、一連の表示制御処理を終了する(ステップS612)。
なお、タイマー部が行う時間計測の完了に基づいて録音が終了する形態をとる場合は、ステップS601の後段にタイマー起動処理が入り、ステップS606の処理は、タイマー部による時間計測が完了したかどうかを判定する処理となる。
また、録音時に画面に録音画面を表示する形態をとる場合、ステップS602は、表示制御部134が選択画面と録音画面とを表示する処理となり、ステップS607及びステップS612は、それぞれ表示制御部134が上記選択画面と録音画面の表示を停止する処理となる。
次に、音声録音部531が行う音声録音処理について説明する。図61は、当該音声録音処理の流れを示すフローチャート図である。
制御部130は、操作入力部302で録音操作(録音開始操作)に関する操作入力が行われたかを判定する(ステップS621)。具体的には、表示パネル101に表示されている録音ボタン110が押下されたかを判定する。録音操作が行われていない場合は、録音操作が行われるまで待機する。なお、当該ステップS621の処理は、図59又は図60のステップS601の処理と共通である。
録音操作が入力された場合、制御部130は、音声録音部531に音声録音指示を出し、音声録音部531は、当該指示に基づいてマイクロフォン103で収音された音声の録音を開始する(ステップS622)。
次に、制御部130は、録音停止操作が入力されたかを判定する(ステップS623)。録音停止操作が入力されていない場合は、録音停止操作が入力されるまで待機する。
一方、録音停止操作が入力された場合、制御部130は、音声録音部531に音声録音停止指示を出し、音声録音部531は当該指示に基づいて音声の録音を停止する(ステップS624)。
次に、音声録音部531は、記憶部129の所定のワークエリアを参照し、選択肢が選択済みであるかを判定する(ステップS625)。すなわち、図59で示したステップS605の処理で選択肢に関する情報が記憶部129に一時保持されているかを判定する。
ステップS603でユーザからの選択肢に対する選択操作が行われており、ステップS605の処理で上記選択肢に関する情報が一時保持されている場合、音声録音部531は録音処理で生成した音声データを上記選択肢と録音に係る日付と関連付けて記憶部129に格納する(ステップS626)。ここで録音に係る日付は、時間算出部133が算出する現在の日時を参照し、所定のアルゴリズムに従って決定する。すなわち、時間算出部133が示す現在の時刻が深夜である場合は前日の日付を録音に係る日付として決定しても良い。これは、深夜に日記を付けるというユーザは生活リズムが後方に遅れており、実際に日付が変わっていても、当該日記は前日の出来事を記した日記であるためである。
一方、ステップS603でユーザからの選択肢に対する選択操作が行われておらず、上記選択肢に関する情報が記憶部129に一時保持されている場合、音声録音部531は録音処理で生成した音声データを録音に係る日付と関連付けて記憶部129に格納する(ステップS627)。なお、上記選択肢に関する情報が記憶部129に一時保持されていない場合に、平均的なユーザに提示される選択肢のうち平均的な選択肢を自動的に選択し、音声録音部531は、録音処理で生成した音声データを録音に係る日付と自動選択した選択肢と関連付けて記憶部129に格納する構成を取る。
なお、図60に示す処理のように、録音中にユーザより選択肢が選択されていない場合でも、録音停止後にユーザより選択肢が選択される構成を取る場合、処理の流れは図62のようになる。この場合、ステップS625における判定処理で、選択肢が選択済みで無い場合、すなわち、ステップS605やステップS611で選択された選択肢に関する情報が一時保持されていない場合、音声録音部531は当該選択肢に対する選択操作が行われるまで待機する構成となる。
以上のように、本実施の形態6に係る音声記憶管理装置600は、画面を表示する表示パネル101と、データを記憶する記憶部129と、ユーザからの操作入力を受ける操作入力部302と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて表示パネル101が表示する画面を制御する表示制御部134と、音声を収音するマイクロフォン(音声入力部)103と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて、マイクロフォン103で収音された音声を録音する音声録音部531(131)と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部532(132)と、を少なくとも具備する。
そして、表示制御部134は、操作入力部302で受けた録音開始操作に基づいて、複数の選択肢を配置した選択画面を表示パネル101に表示する制御を行い、操作入力部302で受けた音声再生操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを表示パネル101に表示する制御を行う。音声録音部531は、操作入力部302で受けた上記録音開始操作に基づいて、マイクロフォン103で収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを録音に係る日付及び操作入力部302で受けた上記選択画面の中からユーザより選択された選択肢と関連付けた状態で記憶部129に格納する。また、音声再生部532は、操作入力部302で受けた上記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する。
より具体的には、表示制御部134は、操作入力部134で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタン110と、再生する音声データを選択する画面に移動する再生ボタン111と、を含むトップ画面を表示パネル101に表示する制御を行う。また、表示制御部134は、操作入力部302で受けた上記トップ画面に含まれる録音ボタン110に対する選択操作に基づいて、複数の選択肢を配置した選択画面を表示パネル101に表示する制御を行う。また、表示制御部134は、操作入力部302で受けたトップ画面に含まれる再生ボタン111の選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを表示パネル101に表示する制御を行う。音声録音部531は、操作入力部302で受けたトップ画面101に含まれる上記録音ボタン110に対する選択操作に基づいて、マイクロフォン103で収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを録音に係る日付及び操作入力部302で受けた選択画面の中から選択された選択肢と関連付けた状態で記憶部129に格納する事で音声を録音する。音声再生部532は、操作入力部302で受けたカレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する。
このような構成とすることで、ユーザは後から日記の確認を目的別に行う事ができる。また、音声録音中に選択肢が表示される構成を取る事で、ユーザは喋りながら一日の充実度や満足度等を振り返って選択肢を選んでおけば、録音終了と同時に自動的に選択済みの選択肢と関連付けて音声データが記憶部129内へ格納されるため、録音終了後に第2の処理として選択肢を選択すると言った煩わしさを感じさせることがない。
ここで、表示制御部134は、ユーザの一日の充実度(充実レベル)又は満足度(満足レベル)を上記選択肢と配置した選択画面を表示パネル101に表示する制御を行う構成とすると良好である。この場合、表示制御部134は、具体的に、ユーザの充実度を表す複数のアイコンを上記選択肢として選択画面に配置して表示する制御を行う。ユーザが日記を確認する際の手掛かりとして充実度が良い手掛かりとなるためである。但し、上記選択肢のバロメーターとしては、充実度に限定されるものではない。
なお、表示制御部134は、操作入力部302で受けた上記トップ画面に含まれる再生ボタン110の選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーに、当該日付に関連付けられた音声データに関連付けられた上記選択された選択肢に対応するアイコンを当該日付と対応付けた状態で表示パネル101に表示する制御を行う構成とすると更に良好である。音声再生部532は、操作入力部302で受けた上記カレンダーに含まれる日付に対応付けられた上記アイコンに対する選択操作に基づいて、当該アイコンに関連付けられた音声データを再生する処理を開始する。
なお、上記したように制御部134は、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて充実度の登録処理を行う。従って、本明細書では、制御部130の一機能である上記充実度の登録処理を行うブロックを特に充実度登録部601と称する事がある。充実度登録部601は、録音開始指示に基づいて表示制御部134に複数の選択肢を含む選択画面の表示指示を出す。当該選択肢が表示パネル101に表示された状態で、ユーザよりいずれかの選択肢を選択する操作入力を操作入力部302が受けた場合に、当該選択された選択肢を一時的に記憶部129のワークエリアに保持する。この状態で録音停止指示が入力された場合、一時的に保持している選択肢に関する情報を充実度情報として記憶部129に格納する事で本登録を行う。音声録音部531は、当該登録された充実度情報と録音して生成した音声データとを関連付けて記憶部129に格納する事で、記憶部129に音声データが充実度と関連付けた状態で記憶される。
(実施の形態7)
実施の形態6に係る音声記憶管理装置600によれば、音声データがその日の充実度と関連付けて記憶されるため、ユーザは後日日記を確認しようとする際に、当該充実度を参照しながら特定の日記だけを抽出して確認する事ができる。
ここで、通常、ユーザは多忙な生活に追われて日々の日記を確認する事が少ない。その為、充実していない日々が続いていてもユーザは、生活改善を省みることなく過ごして終いがちになる。このことは、ユーザの人生をより充実したものにするという本発明の目的を鑑みる上で解決すべき新たな課題となる。本実施の形態7に係る音声記憶管理装置は、当該新たな課題を解決し、ユーザがより良い人生を送る事を更にサポートする事を目的とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。但し、実施の形態1〜6で既に説明した箇所については一部説明を省略する。
図63は、本実施の形態7に係る音声記憶管理装置700の構成を示すブロック図である。音声記憶管理装置700は、新たに充実度判定部701を具備する事を特徴とする。なお、制御部130の一機能として設定部408や充実度登録部601がある。
充実度判定部701は、所定のタイミングでユーザより登録された充実度が予め設定されている所定のパターンに該当するかを判定する。
図64は、上記各パターンの条件式と、当該条件式を満たした場合に読み出されて再生される音声データとの対応関係を纏めた管理ファイルである。ここでパターン01〜04は、音声録音部531における録音処理が完了したタイミングで上記充実度判定部701が行う判定に用いられる条件式である。また、パターン05及び06は充実度判定部701が週末に行う判定に用いられる条件式であり、パターン07〜11は充実度判定部701が月末に行う判定に用いられる条件式であり、パターン12〜14は充実度判定部701が年末に行う判定に用いられる条件式である。記憶部129は、当該管理ファイルの他、上記条件式を記したテキストファイル、上記充実度音声データを記憶する。
次に、音声記憶管理装置700が行う充実度判定処理について説明する。図64は、当該充実度判定処理の流れを示すフローチャート図である。
まず、制御部130は、音声録音部531で録音処理が完了したかを判定する(ステップS701)。録音処理が完了していない場合は待機する。
音声録音部531で録音処理が完了し、充実度登録部601が登録する充実度と関連付けられた状態で音声データが記憶部129に格納された段階で、制御部130は、充実度判定部701に充実度の判定指示を出す。充実度判定部701は、当該判定指示に基づいて、以下に示す判定を行う。
まず、充実度判定部701は、時刻算出部133より現在の日時に関する情報を取得し、現在の日付が12月31日であるかを判定する(ステップS702)。
今日の日付が12月31日であった場合、充実度判定部701は年度末用の充実度判定処理を行う(ステップS703)。具体的には、充実度判定部701は、年度末判定用の判定式として記憶部129に記憶されている上記パターン12〜14の判定式を用いて充実度判定を行う。
例えば、充実度判定部701は、充実度登録部601が登録した今年度の各日付の充実度を参照し、充実度が2以下である日付の数をカウントする。次に、充実度判定部701は、パターン12の条件式に基づいて上記カウントした充実度2以下の日付の数が250以上であるかを判定する。当該日付数が250以上ある場合は、充実度判定部701は、図64の管理ファイルを参照して当該条件式に対応するP12.wavの充実度音声データを該当する格納アドレスから読み出して音声再生部532に送る。P12.wavの充実度音声データは、例えば「今年は最悪の一年でしたね・・・。あなた、人生設計をもう一度見直した方がいいと思いますよ・・・。」と言った叱咤激励する内容の音声データである。
一方、上記カウントした日付数が250未満である場合、充実度登録部601が登録した今年度の各日付の充実度を再度参照し、充実度が4以上である日付の数をカウントする。次に、充実度判定部701は、パターン13の条件式に基づいて上記カウントした充実度4以上の日付の数が250以上であるかを判定する。当該日付数が250以上ある場合は、充実度判定部701は、図64の管理ファイルを参照して当該条件式に対応するP13.wavの充実度音声データを該当する格納アドレスから読み出して音声再生部532に送る。P13.wavの充実度音声データは、例えば「今年は最高の一年でしたね〜。羨ましいわ〜。来年もこの調子で行こうぜ!」と言ったユーザを労う内容の音声データである。
一方、上記パターン12及び13の条件式に該当しなかった場合は、充実度判定部701は、図64の管理ファイルを参照して当該条件式に対応するP14.wavの充実度音声データを該当する格納アドレスから読み出して音声再生部532に送る。P14.wavの充実度音声データは、例えば「今年はまあまあだったね。来年はもう少し頑張ろうや。」と言ったユーザを鼓舞する内容の音声データである。
ステップS702で 現在の日付が12月31日ではない、すなわち年末ではないと判定された場合、充実度判定部701は、現在の日付が月末であるかを判定する(ステップS704)。
今日の日付が月末であった場合、充実度判定部701は月末用の充実度判定処理を行う(ステップS705)。具体的には、充実度判定部701は、月末判定用の判定式として記憶部129に記憶されている上記パターン7〜11の判定式を用いて充実度判定を行う。
例えば、充実度判定部701は、充実度登録部601が登録した今月の各日付の充実度を参照し、充実度が2以下である日付の数をカウントする。次に、充実度判定部701は、パターン07の条件式に基づいて上記カウントした充実度2以下の日付の数が25日以上であるかを判定する。当該日付数が25日以上ある場合は、充実度判定部701は、図64の管理ファイルを参照して当該条件式に対応するP07.wavの充実度音声データを該当する格納アドレスから読み出して音声再生部532に送る。P07.wavの充実度音声データは、例えば「今月は最悪でしたね・・・。なんでこんなことになったかじっくり見直した方が良いですよ・・・。」と言った叱咤激励する内容の音声データである。
一方、カウントした日付数が16日以上25日未満ある場合は、充実度判定部701は、図64の管理ファイルを参照して当該条件式に対応するP08.wavの充実度音声データを該当する格納アドレスから読み出して音声再生部532に送る。P08.wavの充実度音声データは、例えば「今月はさんざんでしたね。気分を切り替えて来月は頑張って行きましょうや。」と言った叱咤激励する内容の音声データである。
一方、上記カウントした充実度2以下の日付数が15以下である場合、充実度登録部601が登録した今月度の各日付の充実度を再度参照し、充実度が4以上である日付の数をカウントする。次に、充実度判定部701は、パターン09の条件式に基づいて上記カウントした充実度4以上の日付の数が25日以上であるかを判定する。当該日付数が25日以上ある場合は、充実度判定部701は、図64の管理ファイルを参照して当該条件式に対応するP09.wavの充実度音声データを該当する格納アドレスから読み出して音声再生部532に送る。P13.wavの充実度音声データは、例えば「今月は最高の一年でしたね〜。羨ましいわ〜。来月もこの調子で行こうぜ!」と言ったユーザを労う内容の音声データである。
一方、上記カウントした充実度4以上の日付数が16日以上25日未満である場合は、充実度判定部701は、図64の管理ファイルを参照して当該条件式に対応するP10.wavの充実度音声データを該当する格納アドレスから読み出して音声再生部532に送る。P10.wavの充実度音声データは、例えば「今月は充実した一ヶ月でしたね。いい感じですよ。来月はもっと充実していると良いですね。」と言ったユーザを労う内容の音声データである。
一方、上記カウントした充実度4以上の日付数も15日以下出会った場合、すなわち、上記パターン07〜10の条件式に該当しなかった場合は、充実度判定部701は、図64の管理ファイルを参照して当該条件式に対応するP11.wavの充実度音声データを該当する格納アドレスから読み出して音声再生部532に送る。P11.wavの充実度音声データは、例えば「今月はまあまあだったね。来月はもう少し頑張ろうや。」と言ったユーザを鼓舞する内容の音声データである。
ステップS704に戻り、今日の日付が月末でなかった場合、充実度判定部701は、今日の日付が週末(金曜日)であるかを判定する(ステップS706)。
今日の日付が週末であった場合、充実度判定部701は週末用の充実度判定処理を行う(ステップS707)。具体的には、充実度判定部701は、週末判定用の判定式として記憶部129に記憶されている上記パターン05又はパターン06の判定式を読み出す。
次に、充実度判定部701は、充実度登録部601が登録した今週の各日付の充実度を参照し、上記読み出したパターン05及びパターン06の条件式に該当するかを判定する(ステップS710)。
具体的に、充実度判定部701は、充実度が2以下である日付の数と充実度が4以上である日付の数をそれぞれカウントする。次に、充実度判定部701は、上記カウントした充実度2以下の日付数が4日以上であるかと、充実度4以上の日付数が4日以上であるかを判定する。充実度判定部701は、図64の管理ファイルを参照し、充実度2以下の日付数が4日以上ある場合は、P05.wavの充実度音声データを、また、充実度4以上の日付数が4日以上ある場合はP06.wavの充実度音声データをそれぞれ該当する格納アドレスから読み出して音声再生部532に送る。これらの条件式に該当しない場合は、充実度判定部701は、今回は充実度音声データを再生しないとして処理を終了する。なお、P05.wavの充実度音声データは、例えば「今週は最悪でしたね・・・。来週は頑張りなさい。」と言った叱咤激励する内容の音声データであり、P06.wavは、「今週は最高でしたね!来週も頑張って。」と言った内容の音声データである。
なお、ステップS706の判定の結果、今日の日付が週末ではなかった場合は、充実度判定部701は、通常の充実度判定処理を行う(ステップS709)。具体的には、通常の充実度判定用の条件式として登録されているパターン01〜04の条件式を用いる。
充実度判定部701は、ステップS709で読み出したパターン01〜04を満たす充実度音声データがあるかを判定する(ステップS710)。該当する充実度音声データがある場合は、当該充実度音声データを読み出して音声再生部532に送る。一方、パターン01〜04を満たさない場合は、今日は充実度音声データの再生は行わないとして処理を終了する。
音声再生部532は、ステップS703、S705、S707、S710による処理に基づいて、対応する充実度音声データを記憶部129より読み出して再生し、処理を終了する(ステップS711)。
以上のように本実施の形態7に係る音声記憶管理装置700は、音声録音部531で生成される音声データと関連付けられる充実度が所定の期間に渡って所定の条件を満たしているかを所定のタイミングで判定する充実度判定部701を更に具備する事を特長とする。
当該充実度判定部701で上記所定の条件を満たしていると判定された場合に、音声再生部532は、所定の充実度音声データを再生する。これらの所定の条件に関する情報や充実度音声データは、記憶部129に録音される音声データと共に記憶される。
当該構成によれば、音声記憶管理装置700は、ユーザが入力する充実度を所定のパターンアルゴリズムと比較する事でユーザの生活状況を定期的に判断し、必要に応じてユーザに注意喚起を促す事でユーザの生活改善をサポートする事ができる。
なお、上記所定のタイミングとしては、年末や月末など区切りの良いときに行うと良い。この場合、音声記憶管理装置700は、ユーザに対して何らかのメッセージを投げかける。
一方、もう少し短い間隔として週末や通常の日において同様の処理を行っても良い。但し、毎日や各週末に注意喚起がなされる事はユーザの生活に対して過度に介入する事になり、逆に好ましくない場合もある。そこで、週末の判定や通常の判定では、特徴的なパターンが見出された場合にのみ注意喚起を促すメッセージを投げかける構成とすることが好ましい。当該構成とすることで、人生の区切り区切りで生活を省みる機会をユーザに与えると共に、より短い間隔であっても特に注意すべきときはユーザに対して適切なアドバイスを行う事が可能となる。
なお、上記説明では、所定の期間に渡って登録された充実度が所定の条件を満たすかどうかの判定処理を充実度判定部701が行い、当該条件を満たす場合に、当該条件と対応付けられた充実度音声データを読み出して音声再生部532で再生されることにより聴覚を持って注意喚起を行う構成を説明したがこれに限定される物ものではない。例えば、メッセージを文章として記憶部129に記憶しておき、表示パネル101で対応するメッセージが表示される構成としても良い。
図66は、当該表示パネル101で充実度に関するメッセージが表示される場合の一例を示している。表示制御部134は、充実度に関するメッセージを表示する表示エリア710を画面に配置して表示する制御を行う。具体的に、充実度判定部701は、充実度判定により条件を満たしていると判定された当該条件に対応付けられたメッセージを表示制御部134に送り、表示制御部134は当該送られてきたメッセージをメッセージエリア710に表示する制御を行う。
いきなりメッセージが充実度音声データで流れ出すと、ユーザからすると困る場合がある。一方、表示パネル101で同様の内容の文章がメッセージとして表示されることでユーザの生活を支援すると言う目的を達成する事ができる。
なお、上述した充実度は満足度や生活指数、幸福度、不満度、イライラ度などと言った言葉と置き換えることが可能である。ユーザの生活の質に関連するバロメーターであればどのような指標を用いても良い。また、それに合わせて充実度登録部601や充実度判定部701の言葉も置き換えられる。
(実施の形態8)
実施の形態6、7では、音声録音時に充実度を選択する構成を追加する事で、後からユーザが日記を確認しやすくしたり、ユーザの生活状況の支援を行ったりすると言った事が可能となっている。
ここで、ユーザは、日記を再生する際に手掛かりとなる情報を更に関連付けておきたい場合がある。例えば図56のように音声データが充実度と関連付けられており、対応する充実度を示すアイコンが表示されていても、なぜ、この日充実していたかという事が期間を遡れば遡るほどわからなくなり、結局当該アイコンをクリックして音声データを再生してみなければ内容がわからないといったことがユーザに対する利便性を落とす原因となっていた。
そこで、本実施の形態8に係る音声管理装置800は、後日ユーザが日記を確認する際に、音声データを開くことなくその日の内容を思い出すことを補助する構成を具備する事を特徴とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。但し、実施の形態1〜7で既に説明した箇所については一部説明を省略する。また、音声記憶管理装置800の構成は、図63に示した音声記憶管理装置700の構成を援用して説明する。
図67は、本実施の形態8に係る音声記憶管理装置800の音声録音時に表示パネル101に表示される画面の一例である。画面には、出来事選択アイコン801〜810が配置された出来事選択画面850が表示されている。
出来事選択画面850は、ユーザが音声を録音する際に、当該録音する内容に関連する項目を音声データと関連付けるために表示される画面である。例えば、ユーザが録音することで付ける日記の内容が、自身の恋愛と仕事に関連する場合には、ユーザは音声録音を行いながら、恋愛を示す出来事選択アイコン801と、仕事を示す出来事選択アイコン804を押下することで音声データと、当該押下した出来事選択アイコン801、805が示す情報(番号)とを関連付けておく事ができる。
図68は、当該2つのアイコンが押下された場合に表示パネル101に表示される画面の一例である。選択された出来事選択アイコン801、805がそれぞれ選択済みであることを示す出来事選択済みアイコン811、814にそれぞれ置き換えられて表示されている。なお、この状態で再度出来事選択済みアイコン811又は814が押下された場合は、当該押下されたアイコン811又は814は、元の出来事選択アイコン801、805に再度置き換えられて表示される。
図68のように、出来事選択アイコン801〜810のいくつかが押下された状態で録音停止ボタン114が押下されるか、又はタイマーが切れて録音が完了すると、音声録音部531は、ユーザより押下されて選択済み状態のアイコンに関連付けられた情報(番号)と関連付けて音声データを記憶部129に格納する。
図69は、記憶部129に記憶される音声データを管理する管理ファイルの一例である。当該管理ファイルにおいて、音声録音部129における音声録音処理で生成された音声データは、出来事特定情報(出来事特定番号)と関連付けられた状態で記憶されている。ここで、出来事特定情報(出来事特定番号)が示す情報(番号)は、出来事選択アイコンと関連付けられている。例えば、出来事特定情報(出来事特定番号)のNo001は、出来事選択アイコン801と関連付けられている。
音声録音中にユーザより選択された(押下された)状態で録音処理が終了した場合の、当該選択済みの出来事選択アイコンに関連付けられた情報(番号)が、図69の管理ファイルで示される出来事特定情報(出来事特定番号)として記憶管理される。例えば、図69において8月11日に録音された2012_8_11.wavにはNo001,No003,No004の出来事特定情報(出来事特定番号)が関連付けられており、当該出来事特定情報(出来事特定番号)にそれぞれ対応する“恋愛”、“音楽”、“仕事”の出来事選択アイコン801、803、804が録音中に選択されていたことを示している。
図70は、カレンダー画面の一例を示している。カレンダー画面には、カレンダー851が表示されており、各日付の欄には出来事表示アイコン852が表示されている。当該出来事表示アイコン852は、図69の管理ファイルにおける出来事特定情報(出来事特定番号)と関連付けられており、カレンダー851に含まれる各日付に対応する出来事特定情報に関連付けられた出来事表示アイコン852が読み出されてカレンダー851の当該日付欄に配置されて表示される。
なお、トップ画面の一部の領域にカレンダー画面を表示する形態では、図71のようになる。図71においてもカレンダー851に含まれる各日付の欄に当該日付に録音された音声データに関連付けられた出来事表示アイコン852を含めて表示される。
図72は、本実施の形態8に係る音声記憶管理装置800の録音時の表示処理の流れを示すフローチャート図である。
第1に、制御部130は、操作入力部302で録音操作(録音開始操作)に関する操作入力が行われたかを判定する(ステップS801)。具体的には、表示パネル101に表示されている録音ボタン110が押下されたかを判定する。録音操作が行われていない場合は、録音操作が行われるまで待機する。
録音操作が行われた場合、制御部130は、表示制御部134に出来事選択画面の表示指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて出来事選択画面を表示パネル101に表示する制御を行う(ステップS802)。当該選択画面には少なくとも複数の出来事選択アイコンが所定の配置関係で設けられ、ユーザからの選択操作に基づいて当該アイコンを選択可能な構成を取っている。
次に、制御部130は、操作入力部302で上記出来事選択画面に含まれる出来事選択アイコンを選択する操作(押下する操作)が入力されたかを判定する(ステップS803)。
表示中の出来事選択アイコンが選択された場合には、表示制御部134は、選択された出来事選択アイコンを出来事選択済みアイコンに変更して表示する制御を行うことで、当該アイコンのグラフィックを変更して表示する制御を行う(ステップS804)。
次に、制御部130は、選択された出来事選択アイコンを特定する情報(番号)を記憶部129に一時的に保持し、ステップS803に戻る(ステップS805)。なお、ステップS803で別の出来事選択アイコンに対する選択操作が入力された場合には、新たに選択された選択肢のグラフィックを追加で変更し(ステップS804)、新たに選択された出来事選択アイコンを特定する情報(番号)をこれまでに選択済みの出来事選択アイコンを特定する情報(番号)と共に保持する(ステップS805)。
一方、操作入力部302で上記選択肢を選択する操作入力が検知されなかった場合、制御部130は、録音停止操作が入力されたかを判定する(ステップS806)。録音停止操作が入力されていない場合は、ステップS803に戻り、録音停止操作が入力された場合、制御部130は、表示制御部134に出来事選択画面の表示停止指示を出し、表示制御部134は当該表示停止指示に基づいて出来事選択画面の表示を停止して一連の録音時における表示制御処理を終了する(ステップS807)。
なお、録音終了後に出来事関連アイコンを選択したいと言う要求が考えられるため、ステップS806の録音停止操作が入力された後、数秒〜数分間程度の所定の期間に渡って、出来事選択画面を表示しておく構成としても良い。その間に、ユーザから出来事選択アイコンが選択された場合にも、当該アイコンを示す情報(番号)が記憶部129のワークエリアに一時的に保持される。
次に、音声録音部531が行う音声録音処理について説明する。図73は、当該音声録音処理の流れを示すフローチャート図である。
制御部130は、操作入力部302で録音操作(録音開始操作)に関する操作入力が行われたかを判定する(ステップS821)。具体的には、表示パネル101に表示されている録音ボタン110が押下されたかを判定する。録音操作が行われていない場合は、録音操作が行われるまで待機する。
録音操作が入力された場合、制御部130は、音声録音部531に音声録音指示を出し、音声録音部531は、当該指示に基づいてマイクロフォン103で収音された音声の録音を開始する(ステップS822)。
次に、制御部130は、録音停止操作が入力されたかを判定する(ステップS823)。録音停止操作が入力されていない場合は、録音停止操作が入力されるまで待機する。
一方、録音停止操作が入力された場合、制御部130は、音声録音部531に音声録音停止指示を出し、音声録音部531は当該指示に基づいて音声の録音を停止する(ステップS824)。
次に、音声録音部531は、記憶部129の所定のワークエリアを参照し、録音した音声データを録音に係る日付及び一時保持されている選択された出来事選択アイコンを示す情報(番号)と関連付けて記憶部129に格納する(ステップS825)。
以上のように、本実施の形態8に係る音声記憶管理装置800では、音声録音部531が音声録音を行っている間に、表示制御部134は、複数の選択アイコンを所定のエリアに配置して表示パネル101に表示する制御を行う。音声録音部531は、生成した音声データを、操作入力部302で選択された選択アイコンを示す情報(番号)と関連付けて記憶部129に格納する。また、表示制御部134は、操作入力部302で受けたカレンダー画面読出し操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーに、日付に関連付けられた音声データに関連付けられた上記選択アイコンを示す情報(番号)に対応するアイコンを当該日付と対応付けた状態で表示パネル101に表示する制御を行う。
このように、ユーザが音声データを再生したい場合に、音声データの内容を示すアイコンが示されるため、ユーザは音声を再生することなくどのような内容であるかを思い出す事ができ、希望しない日記を再生すると言った行動を減らす事ができる。
(実施の形態9)
実施の形態1〜8は、就寝前に一日の記録を日記として付けるために音声録音操作を通じて音声を録音する。ここで、就寝前に一日の出来事を思い出そうとしても、時間が経過した事で思い出せない部分もある。このような場合、記録しておくべきと思われる事も音声として記録されず、時間の経過と共に脳内からも情報が風化されてしまうことも多い。
そこで、本実施の形態9に係る音声記憶管理装置は、一日の出来事を振り返って記録する日記とは別に、日常生活の中で特異的な出来事に遭遇したときに、その事象を記録する構成を更に具備する事を特徴とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。但し、実施の形態1〜8で既に説明した部分については一部説明を省略する。また、音声記憶管理装置900の構成は、図63に示した音声記憶管理装置700の構成を援用して説明する。
図74は、本実施の形態9に係る音声記憶管理装置900の表示パネル101で表示されるトップ画面を示している。トップ画面の左側の領域には、日記録音ボタン910と、メモ録音ボタン911と、カレンダー読出しボタン(再生ボタン)912と、設定ボタン401が、配置されている。また、画面右側の領域は、カレンダー画面として複数の日付欄902を含むカレンダー901が配置されている。また、現在の日時を示す時計画面206が表示される。
カレンダー901の日付欄902には、その日の充実度を示す充実度アイコン618、その日の目標音声データを示す目標アイコン501、その日の日記音声データを示す日記アイコン502、及び、メモ音声データを示すメモ音声アイコン903が配置されて表示されている。また、メモ音声アイコン903と関連付けられる形で、出来事表示アイコン852が表示されている。当該出来事表示アイコンは、関連付けられたメモ音声アイコン903に関連付けられた音声データの内容を示すアイコンである。
日記録音ボタン910は、これまで説明した録音ボタン110と同一の機能を有しており、当該日記録音ボタン910が押下されることで、日記としての音声を録音し、生成された音声データが日記である事を示す情報と関連付けられた状態で記憶部129に記憶される。
メモ音声ボタン911も、日記録音ボタン910と同様、音声データの録音を行うためのボタンである。当該メモ録音ボタン910が押下されることで、遭遇した事象を記録しておくメモとして音声を録音し、生成された音声データがメモ音声である事を示す情報と関連付けられた状態で記憶部129に記憶される。
このように、日記録音ボタン910とメモ音声ボタン911とのいずれが押下されても音声録音処理が開始されるが、生成されて記憶部129に格納される音声データには、どちらのボタンに基づいて録音された音声データであるかを示す情報が関連付けられることになる。
また、これらのボタンが押下されることで、録音画面が表示される事になるが、このとき表示される録音画面が異なる構成とすると良い。
すなわち、表示制御部134は、日記録音ボタン910が押下された場合には、その日の充実度と関連付けるため図55に示す録音画面を表示する制御を行い、メモ音声ボタン911が押下された場合には、メモを取る内容と関連付けるために図67に示す録音が面を表示する制御を行っても良い。
また、日記録音ボタン910に基づく録音開始操作とメモ録音ボタン911に基づく録音開始操作でタイマー部301が計測する録音時間を異なるようにしても良い。すなわち、タイマー部301は、日記録音ボタン910に基づく録音開始操作に基づいて第1所定時間の時間計測を行い、メモ録音ボタン911に基づく録音開始操作に基づいて第2所定時間の時間計測を行う。タイマー部301は、時間計測が完了した場合に音声録音部531に対して音声録音処理の停止を指示し、音声録音部531は当該指示に基づいて音声録音処理を停止する。このように構成しても良い。
カレンダー901の日付欄902に含まれる目標アイコン501が押下されると、音声再生部532は、当該目標アイコン501に関連付けられた音声データを記憶部129より読み出して再生する。また、カレンダー901の日付欄902に含まれる日記アイコン502が押下されると、音声再生部532は、当該日記アイコン502に関連付けられた音声データを記憶部129より読み出して再生する。また、カレンダー901の日付欄902に含まれるメモ音声アイコン903が押下されると、音声再生部532は、当該メモ音声アイコン903に関連付けられた音声データを記憶部129より読み出して再生する。
カレンダー読出しボタン(再生ボタン)912が押下されると、表示制御部134は、図75に例示するカレンダー画面を表示パネル101に表示する制御を行う。カレンダー画面で表示されるカレンダー901は、複数の日付欄902を含み、各日付欄902には、当該日付に関連付けられている情報のインデックスが表示されている。例えば、8月1日の欄には、朝に録音された目標音声データと、日記として録音された日記音声データと、3つのメモ音声データがこの日に録音されていることを示す情報が記されている。また、8月15日の欄には、上記目標音声データと、1つのメモ音声データがこの日に録音された事を示す情報が記されている。
以上のように、本実施の形態9に係る音声記憶管理装置900は、画面を表示する表示パネル101と、ユーザからの操作入力を受ける操作入力部302と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて表示パネル101が表示する画面を制御する表示制御部134と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて音声を録音する音声録音部531と、操作入力部302で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部532と、を少なくとも具備する。
表示制御部134は、操作入力部302で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する日記録音ボタン910(第1録音ボタン)及びメモ録音ボタン911(第2録音ボタン)と、を含むトップ画面を表示パネル101に表示する制御を行う。また、表示制御部134は、日記録音ボタン910(第1録音ボタン)に対する選択操作に基づいて、第1の選択項目に関する複数の選択肢を配置した第1選択画面を表示パネル101に表示する制御を行う。ここで言う第1の選択項目としては、上述した充実度や満足度以外にも日記に関連する他の項目を用いる事ができる。また、複数の選択項目に渡って、ユーザが選択できるように表示制御部134は、複数の選択項目を表示する制御を行っても良い。
また、表示制御部134は、メモ録音ボタン911(第2録音ボタン)に対する選択操作に基づいて、第2の選択項目に関する複数の選択肢を配置した第2選択画面を表示パネル101に表示する制御を行う。ここで言う第2選択項目としては、上述した出来事に関する項目であり、当該出来事に関するアイコンが選択肢として第2選択画面に配置される。音声録音部531は、操作入力部302で受けた第1録音ボタンからの音声録音指示に基づいて、マイクロフォン103で収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを、録音に係る日付と、操作入力部302で入力された選択操作に基づいて第1選択画面に配置された複数の選択肢の中から選択された選択肢と、第1録音ボタンからの音声録音指示に基づく音声データであることを示す情報と、関連付けた状態で記憶部129に格納する。また、音声録音部531は、操作入力部302で受けた第2録音ボタンからの音声録音指示に基づいて、マイクロフォン103で収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを、録音に係る日付と、操作入力部302で入力された選択操作に基づいて第2選択画面に配置された複数の選択肢の中から選択された選択肢と、第2録音ボタンからの音声録音指示に基づく音声データであることを示す情報と、関連付けた状態で記憶部129に格納する。
当該構成とすることで、日常生活の中で何かメモしておきたい出来事が起きた場合に、手軽に音声データを記録する事ができる。
なお、上記説明では、カレンダー901にメモ録音ボタン910から録音された音声データを示すメモ音声アイコン903と、音声録音時に関連付けられた出来事を示す出来事表示アイコン852とが対応付けられた状態で表示される場合について説明した。また、録音ボタン910から録音された音声データを示す日記アイコン502と、音声録音時に関連付けられた充実度と示す充実度アイコン618とが対応付けられた状態で表示される場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。
図78に示すように、また、録音ボタン910から録音された音声データを示す日記アイコンとして、当該音声データに関連付けられる充実度に対応するグラフィックのアイコン904を表示しても良い。表示制御部134は、カレンダーの日付欄に、当該日付にかかる音声データの存在を示すアイコンとして、当該音声データに関連付けられた充実度に対応するアイコンを読み出して表示する制御を行う。
また、録音ボタン911から録音された音声データを示すメモ音声アイコンとして、当該音声データに関連付けられる出来事に対応するグラフィックのアイコン905を表示しても良い。表示制御部134は、カレンダーの日付欄に、当該日付にかかる音声データの存在を示すアイコンとして、当該音声データに関連付けられた出来事に対応するアイコンを読み出して表示する制御を行う。当該出来事は、メモ音声録音時に複数選択が可能であるため、出来事アイコンをそれぞれ複数個結合したグラフィックのアイコンを合わせて記憶部129に予め記憶しておく。表示制御部134は、音声データに関連付けられた出来事に対応するアイコンを読み出してカレンダー内の対応する日付欄に配置して表示する制御を行う。
(実施の形態10)
実施の形態9に係る音声記憶管理装置900は、音声日記に加えて音声メモを録音し、これら2つ処理でそれぞれ録音される音声データを異なるアイコンを用いて適切に管理することで、日常生活で生じる気づきを手軽に録音することができる。
ここで、日常生活で生じた出来事を音声データではなく別の形態で記憶したいと言う場合が生じる。例えば、美しい景色に出くわした時に「素晴らしく雄大で感動する景色だ。」などと言う音声データを録音するよりも写真や動画でこの景色を記録したいと言う場合がある。また、電車の中の広告で何らかの興味を引かれた場合に、電車内でその事を音声でメモするということは通常周囲の乗客の目を憚って困難であるという場合がある。
そこで、本実施の形態10に係る音声記憶管理装置1000は、様々な形態で手軽にメモを取る事ができることを可能とすることを特徴とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。但し、実施の形態1〜9で既に説明した箇所については一部説明を省略する。
図77は、本実施の携帯10に係る音声記憶管理装置1000の表示パネル101で表示されるトップ画面の一例を示している。トップ画面には、カレンダー1001が所定の領域に配置される。また、各種処理を行うためのボタンとして、カレンダー画面を読み出すカレンダー読出しボタン912と、日記を録音する日記録音ボタン910と、音声メモを録音する音声メモ録音ボタン1011と、文字メモを記憶する文字メモ記録ボタン1012と、静止画像を撮影する静止画像撮影ボタン1013と、動画像を撮影する動画像撮影ボタン1014と、がそれぞれ所定の領域に配置されて表示されている。また、ユーザより選択された各種データの内容を表示するデータ表示画面1015が所定の領域に配置されて表示されている。
カレンダー1001に含まれる日付欄には、その日に音声メモ録音ボタン1011に対する操作入力に基づいて録音されたメモ音声データとリンクされたメモ音声アイコン1016、その日に文字メモ記録ボタン1012に対する操作入力に基づいて記録された文章形式のメモ文章データとリンクされたメモ文章アイコン1017、その日に静止画撮影ボタン1013に対する操作入力に基づいて撮影された静止画像データとリンクされた静止画像アイコン1018、その日動画像撮影ボタン1014に対する操作入力に基づいて撮影された動画像データとリンクされた動画像アイコン1019、がそれぞれ配置されて表示されている。
また、カレンダー1001には、その日に日記録音ボタン910に対する操作入力に基づいて録音された日記音声データとリンクされた日記アイコン502や、アラーム停止後に表示される録音待機画面に配置される録音ボタン510に対する操作入力に基づいて録音された目標音声データとリンクされた目標アイコン501も表示されている。
カレンダー1001の日付欄に表示されている各アイコンが押下されると、当該押下されたアイコンの種類に応じた処理が行われる。図78は、メモ文章アイコン1017が押下された場合の画面を示している。
図78において、ユーザより押下されたメモ文章アイコン1017が、選択中のアイコンである事を示す選択中アイコン1020に変更されて表示される。また、データ表示画面1015には、当該選択されたメモ文章アイコン1017にリンクされているメモ文章データの内容が表示されている。ここで、メモ文章データには「明日までにチケットの予約を忘れないこと。」と言う文章が含まれており、当該文章がデータ表示画面1015に表示されている。
また、図79は、静止画像アイコン1018が押下された場合の画面を示している。当該押下された静止画像アイコン1018は、選択中アイコン1020に置き換えられると共に、データ表示画面1015には、当該選択された静止画像アイコン1018にリンクされている静止画像が表示されている。また、表示する静止画像を移動する操作パネル1021が表示される。当該操作パネル1021には、データ表示画面1015に表示する静止画像を前後に撮影した静止画像に移動する移動ボタンや、静止画像を拡大して表示するための拡大表示ボタンや、表示に関する設定を行う設定ボタンなどが配置されている。
また、図80は、動画像アイコン1019が押下された場合の画面を示している。当該押下された動画像アイコン1019は、選択中アイコン1020に置き換えられると共に、データ表示画面1015では、当該選択された動画像アイコン1019にリンクされている動画像が再生されている。また、再生中の動画像を操作する操作パネル(動画再生プレイヤー)1022も合わせて表示されている。当該操作パネルには、動画像データを再生停止・一時停止する操作ボタンや、前後の動画像データに移動する移動ボタンや、動画像を拡大して表示するための拡大表示ボタンや、表示に関する設定等を行う設定ボタンなどが配置されている。
なおメモ音声アイコン1017や目標アイコン501や日記アイコン502が押下された場合には、図81に示すように、これらのアイコンにリンクされた音声データが再生されると共に、データ表示画面の領域に音声再生プレイヤー505が表示される。図81では、8月15日の目標アイコン501が押下される事で、当該アイコンにリンクされた目標音声データが再生されると共に、目標アイコン501が再生中アイコン504に変更されて表示され、また、音声再生プレイヤー505が表示されている画面を示している。
図82は、カレンダー読出しボタン912が押下された場合の、画面の一例を示している。カレンダー読出しボタン912が押下される事で、カレンダー1001に表示される日付数よりも多くの日付を含む縮小カレンダー513が画面に表示される。当該縮小カレンダー513で選択された日付の日付欄が拡大カレンダーであるカレンダー1001に表示される。当該カレンダー1001の日付欄には、当該日付に作成された上述した各データに対応するアイコンが配置され、これらのアイコンが押下されることで、対応するデータが読み出されてデータ表示画面1015に表示される。
日記録音ボタン910と音声メモ録音ボタン1011が押下された場合には、録音画面が表示パネル101に表示されて音声録音処理が開始される。ここで、上述したように、日記録音ボタン910が押下された場合に開始される録音の録音時間はタイマーで録音時間が設定される一方、メモ録音ボタン1011が押下されることで開始される録音時間は、無制限であっても良い。すなわち、録音画面からユーザによって録音停止ボタンが押下された場合に録音処理が終了する構成としても良い。
図83は、文字メモ記録ボタン1012が押下された場合に、表示パネル101に表示されるメモ入力画面の一例を示している。画面には、文字を入力するソフトキーボード画面1023と、入力される文字を表示する文字表示画面1024がそれぞれ所定の領域に配置される。また、入力された文字を文字メモとして保存するための保存ボタン1025がメモを終了してトップ画面に戻る終了ボタン1026が配置されている。
図84は、静止画像撮影ボタン1013が押下された場合に表示パネル101に表示される画面を示している。音声記憶管理装置1000に取り付けられたカメラのレンズを通して撮像された画像が画像表示領域1027に配置されると共に、写真を撮影する撮影ボタン1028が配置されている。また、トップ画面に戻るボタン120も配置されている。
なお、動画像撮影ボタン1014が押下された場合に表示パネル101に表示される画面も図84と同様であるため、説明を省略する。動画像撮影ボタン1014が押下された場合は、撮影開始ボタンや撮影停止ボタンが配置されることになる。
次に、音声記憶管理装置1000の構成について説明する。図85は、音声記憶管理装置1000の構成を示すブロック図である。音声記憶管理装置1000は、カメラ部1031と、静止画撮影部1032と、動画像撮影部1033と、を更に具備する事を特徴とする。
制御部130は、アプリケーションを起動する操作入力が操作入力部302で入力された場合に表示制御部134にトップ画面の表示指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいてトップ画面を表示する。
表示制御部134がトップ画面を表示している状態で、カレンダー1001に含まれる目標アイコン501、日記アイコン502、及び各アイコン1016〜1019に対する選択操作が操作入力部302で検知された場合、当該選択されたアイコンの種類に対応する画面を表示パネル101に表示する制御を行う。
具体的に、表示制御部134は、目標アイコン501、日記アイコン502、メモ録音ボタン1011が押下された場合、音声再生プレイヤー画面505を表示する制御を行う。また、メモ文章アイコン1017が押下された場合、データ表示画面1015に当該メモ文章アイコン1017にリンクされているメモ文章データに含まれる文章を表示する制御を行う。また、静止画像アイコン1018や動画像アイコン1019が押下された場合に、当該アイコンにリンクされた静止画像データ又は動画像データを読み込んでデータ表示画面1015に表示する制御を行う。
メモ文章ボタン1012が押下された場合、制御部130は、表示制御部134にメモ入力画面の表示指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいて図83に例示するメモ入力画面を表示パネル101に表示する制御を行う。
例えば、表示制御部134は、ソフトキーボード1023や、当該ソフトキーボードから入力された文字を表示する文字表示画面1024を所定の領域に表示する。
カメラ部1031は、静止画像撮像部1032や動画像撮像部1033からの制御に従って、画像を撮像する。
静止画像撮影ボタン1013が押下された場合、制御部130は、静止画像撮影部1032に静止画像撮影指示を出し、当該指示に基づいて静止画像撮影部1032はカメラ部1031で撮像されて送られてくる画像を表示制御部134に送る。ここで、撮影ボタン1028が押下された場合、静止画像撮影部1032は、その時点でカメラ部1031より送られてくる画像データを所定のフォーマットに従って静止画像データとして記憶部129に格納する。
動画像撮影ボタン1014が押下された場合、制御部130は、動画像撮影部1033に動画像撮影指示を出し、当該指示に基づいて動画像撮影部1033は、カメラ部1031で撮像されて送られてくる画像を表示制御部134に送る。ここで、撮影ボタン1028が押下された場合、動画像撮影部1033は、カメラ部1031より送られてくる画像データを所定のCodecに従って圧縮し、生成した動画像データを記憶部129に格納する。
以上のように、本実施の形態10に係る音声記憶管理装置1000によれば、記録したい物事を、文字、音声、写真、動画と言う様々な形態で容易に記録する事ができる。ここで、トップ画面に、これらのデータを生成するための処理を開始するボタンが配置されるため、ユーザは状況に応じてトップ画面から容易に希望する形態を選択して記録行動に移る事ができる。
なお、静止画像と動画像は共通する点が多いため、静止画像撮影ボタン1013と動画像撮影ボタン1014に分けることなく、一つのボタンを配置しても良い。この場合、当該ボタンが押下された場合に表示される画面で動画像と静止画像を切り替える切り替えボタンが配置される事になる。
また、カレンダー1001の各日付欄に配置される静止画像アイコン1018や動画像アイコン1019として、当該アイコンにリンクされた静止画像データや動画像データのサムネイル画像を利用しても良い。
また、上記説明では、メモ文章ボタン1012、静止画像撮影ボタン1013、動画像撮影ボタン1014がそれぞれトップ画面に表示される構成としたが、これに限定される物ではない。各処理を個別のアプリケーションプログラムとし、ホーム画面にこれらのアプリケーションを起動するためのショートカットボタンとして上記ボタンが表示される構成であっても良い。
但し、この場合でも、各処理によって生成されて記憶される各データは、所定のファイル名で所定のフォルダ内に記憶され、Guildのアプリケーションが表示するカレンダーに当該フォルダに含まれるファイルに対応するアイコンが表示される構成とすると良い。
なお、音声記憶管理装置1000は、音声データだけではなく文字データや写真データ(静止画像データ)、ムービーデータ(動画像データ)、などを記憶するため、情報記憶管理装置や日記管理装置などと称される事がある。
(実施の形態11)
ユーザが録音によって記録する日記にはプライバシーの高い情報が含まれる事が多い。日記はその人の人生を表すからである。ここで、ユーザが音声記憶管理装置を紛失した場合などに、当該日記が他人に聴かれると困る事がある。そこで、ユーザ以外は音声データを再生できない構成とすることが好ましい。以下、図面を参照して本実施の形態11に係る音声記憶管理装置1100について説明する。但し、実施の形態1〜10で説明した箇所については一部説明を省略する。
図86は、音声記憶管理装置1100の構成を示すブロック図である。音声記憶管理装置1100は、パスワード設定部1101と、暗号化部1102と、復号部1103と、パスワード照合部1104と、を更に具備することを特徴とする。
パスワード設定部1101は、各種データを暗号化するための暗号用パスワードを設定する。具体的には、Guildを初回に起動する場合、又は表示制御部134が表示するトップ画面に含まれる設定ボタン401が押下された場合、パスワード設定部1101は、表示制御部134にパスワード設定画面の表示指示を出す。
図87は、当該パスワード設定画面を示しており、ソフトキーボード1023とパスワードを入力する設定パスワード入力欄1105が配置されている。パスワード設定部1101は、ユーザより設定されたパスワードをパスワード情報として記憶部129に格納する。
暗号化部1102は、音声録音部531で録音された音声データをパスワード設定部1101が設定したパスワードで暗号化した上で音声データを記憶部129に格納する。
次に、操作入力部302で音声データの再生操作が入力された場合、パスワード照合部1104は、表示制御部134にパスワード入力画面の表示指示を出し、表示制御部134は、当該指示に基づいてパスワード入力画面を表示する。
パスワード照合部1104は、記憶部129に記憶されているパスワードと入力されたパスワードが一致しているかを判定する。
一致している場合は、適切なユーザからの音声再生操作であるとして、復号部1103に対して、ユーザからの再生操作で指定されている音声データを読み込み、記憶部129に記憶されているパスワード又はユーザより入力されたパスワードを用いて音声データの暗号を解除し、音声再生部532に送る。
音声生成部532は、復号部1103で復号された音声データを再生する。
以上の構成により、プライバシーの高い音声データを第3者が再生できないようにする事ができる。なお、再生のたびにパスワードを入力する事は煩雑に耐えないため、パスワード照合部1104は、パスワード照合が成功した場合にタイマー部301に所定の時間計測を開始させ、当該タイマー部301が時間計測を行っている間はパスワードの入力無しで音声再生が行われる構成となる。
以上各実施の形態で説明したように、本発明によれば手軽に日記を付けることができるため、ユーザが充実した人生を過ごす事をサポートする事ができる。
なお、上述した各機能は、少なくとも画面を表示する表示パネル101と、タッチパネルである操作入力部102と、音声を収音するマイクロフォン103と、音声を放音するスピーカー104を備える音声記憶管理装置の内部に配置されるCPU(プロセッサ)107が所定のプログラムを実行する事で実現する事ができる。
ここで、当該プログラムは、図88に示すように少なくともトップ画面表示モジュール11と、カレンダー画面表示モジュール12と、音声符号化モジュール13と、音声データ格納モジュール14と、音声データ再生モジュール15と、を備える。
トップ画面の表示指示操作が入力された場合に、トップ画面表示モジュール11は、異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ所定の領域に配置したトップ画面を表示パネル101に表示させる。
音声符号化モジュール13は、トップ画面の第1領域に配置された第1ボタンに対する選択操作に基づいて、マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成する。
音声データ格納モジュール14は、音声符号化モジュール13で生成された音声データを現在の日時又は当該符号化に係る日時と関連付けた状態で記憶部(メモリー)に格納する。ここで、音声データ格納モジュールは、例えば録音停止操作が入力されることで音声符号化モジュールが処理を停止する時の日時を上記現在の日時とすることができる。また、音声データ格納モジュール14は、トップ画面の第1領域に配置された第1ボタンに対する選択操作に基づいて、音声符号化モジュール13が処理を開始する日時を、上記録音に係る日時とすることができる。音声データ格納モジュール14は、現在の日時を算出する時計モジュールからこれら現在の日時や録音に係る日時に関する情報を取得しても良い。
カレンダー画面表示モジュール12は、トップ画面の第2領域に配置された第2ボタンに対する選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを表示パネル101に表示させる。
音声データ再生モジュール15は、音声データを記憶部(メモリー)から読み出して再生する。
ここで、上記音声データ再生モジュール15は、前記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを前記記憶部から読み出して再生する構成とすると日記の再生が簡易となるため好ましい。
また、夜型の現代人の生活を鑑みると、上記音声データ再生モジュール15は、カレンダー画面表示モジュール12が表示するカレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該選択された日付の第1時刻から次の日付の第1時刻までの間の日時と関連付けられた音声データを記憶部129から読み出して再生する構成とすると良い。ここで、第1時刻は午前0時〜午前6時の間、より好ましくは午前1時から午前4時、更に好ましくは午前3時とすると良い。但し、夜勤の人などの生活も考えて当該第1時刻はユーザが設定画面より設定できる構成とすると更に好ましい。
ここで、上記カレンダー画面表示モジュール12は、音声データが関連付けられた日付と音声データが関連付けられていない日付とをそれぞれ判別可能な状態で暦に従って規則的に配列したカレンダーを表示パネル101に表示させると良い。この場合、音声データ再生モジュール15は、カレンダーに含まれる日付のうち、音声データが関連付けられた日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを記憶部(メモリー)から読み出して再生する。
また、トップ画面表示モジュール11は、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面を表示パネル101に表示させる構成としても良い。この場合、カレンダー画面表示モジュール12は、トップ画面の第2領域に配置された第2ボタンに対する選択操作に基づいて、第1カレンダーに含まれる日付の数よりも多い数の日付又は週又は月を含む第2カレンダーを表示パネル101に表示させる構成を取ると良い。すなわち、トップ画面表示モジュール11が表示パネル101に表示させる第1カレンダーに含まれる各日付の日付欄のスペースが、カレンダー画面表示モジュール12が表示パネル101に表示させる第2カレンダーに含まれる各日付の日付欄のスペースよりも大きく設定されている事が好ましい。第2カレンダーは、各日付のスペースを小さくしてより多くの日付を含むカレンダーとすることで、素早く目的とする日付に辿り着ける事が利点となり、一方、第1カレンダーは、各日付に関連付けられた各種データに関する情報を確認できるよう、多数のアイコンや文字が配置できる事が利点となるためである。
ここで、トップ画面表示モジュール11は、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、複数の日付を一次元状に配列した第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面を表示パネル101に表示させると更に良好である。この場合、カレンダー画面表示モジュール12は、トップ画面の第2領域に配置された第2ボタンに対する選択操作に基づいて、第1カレンダーに含まれる日付の数よりも多い数の日付を2次元状に配列した第2カレンダーを表示パネル101に表示させると良い。
また、音声符号化モジュール13は、トップ画面の第1領域に配置された第1ボタンに対する選択操作に基づいて、予め設定された第1の期間に渡ってマイクロフォン103で収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成しても良い。すなわち、録音時間が予め設定されていることになる。この場合、音声データ格納モジュール14は、第1の期間に渡って音声符号化モジュール13で生成された音声データを現在の日時又は符号化に係る日時と関連付けた状態で記憶部に格納すると良い。
また、上記プログラムは、音声符号化モジュール13がマイクロフォン103で収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成している間、予め設定された第1の期間が満了するまでの残存時間を表示パネル101に表示させる残存時間表示モジュールを更に備えることが好ましい。ユーザはメリハリをもって音声の録音を行う事ができる。
また、現在の時刻が予め設定されたアラーム時刻になったかを判定するアラーム判定モジュールと、当該アラーム判定モジュールで現在の時刻が前記アラーム時刻になったと判定された場合に、前記記憶部からアラーム音声データを読み出して再生するアラーム再生モジュールと、当該アラーム音声データの再生を停止する操作に基づいて、録音ボタンを所定の領域に配置した録音待機画面を表示パネル101に表示させる録音待機画面表示モジュールと、を更に備える構成とすることがより好ましい。この場合も、音声符号化モジュール13は、録音待機画面の所定の領域に配置された上記録音ボタンに対する選択操作に基づいて、マイクロフォン103で収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成する。そして、音声データ格納モジュール14は、音声符号化モジュール13で生成された音声データを、現在の日時又は前記符号化に係る日時と関連付けた状態で、かつ、トップ画面の第1領域に配置された上記第1ボタンに対する操作入力に基づいて生成された音声データであるか又は録音待機画面の所定の領域に配置された上記録音ボタンに対する選択操作に基づいて生成された音声データであるかを判別可能な状態で記憶部(メモリー)に格納する。このように構成することで、朝と夜に目的の異なる2つの音声データを録音して適切に記憶管理することができる。
また、トップ画面表示モジュール11は、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、各日付のスペースに当該日付の第1時刻から次の日付の前記第1時刻までの間の日時と関連付けられた前記音声データとリンクされたアイコンを配置した第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面に表示させることが好ましい。この場合、音声データ再生モジュール15は、第1カレンダーに含まれる各日付のスペースに配置された前記アイコンに対する選択操作に基づいて、当該アイコンに関連付けられた音声データを記憶部129から読み出して再生する。現代人の生活リズムを鑑みると、深夜0時を回っても起きている人の割合が多いためである。そこで、各日付のスペースに当該日付の第1時刻から次の日付の前記第1時刻までの間の日時と関連付けられた前記音声データとリンクされたアイコンを配置することが日記である音声データを適切に管理する上で好ましい。ここで、第1時刻Tとしては、0時<T≦6時であることが好ましく、より好ましくは、0時<T≦4時であることが好ましく、更に好ましくは、1時≦T≦3時であることが好ましい。6時まで夜更かしする人の割合は殆ど無視できるからである。ここで、6時では朝早起きする人もいるため、夜中4時までの時間を第1時刻Tとすることが好ましい。また、統計上は夜中3時で殆どの人が就寝しているため、3時以前に第1時刻Tを設定することがより好ましい。なお、夜勤等の就労者など、生活リズムが完全に異なる人にも対応できるよう、上記第1時刻はユーザが設定できる構成としても良い。
なお、カレンダー画面表示モジュール12も同様であっても良い。すなわち、カレンダー画面表示モジュール12は、各日付欄を当該日付の第1時刻から次の日付の第1時刻までの間の日時と関連付けられた音声データとリンクしたカレンダーを表示パネル101に表示する構成としても良い。
なお、トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、複数の選択肢を配置した選択画面を表示パネル101に表示させる選択肢表示モジュールと、選択画面に配置される複数の選択肢のいずれかを選択する操作に基づいて、選択された選択肢を特定する情報を記憶部(メモリー)に格納する選択肢情報格納モジュールと、を更に備える構成とすると更に良好である。この場合、音声データ格納モジュールは、音声符号化モジュールで生成された音声データを現在の日時又は符号化に係る日時と選択肢情報と関連付けた状態で記憶部に格納する。
このように、録音された音声データが日付やその他の情報と関連付けて記憶部129に格納され、これら関連付けられた情報に基づいて読み出される構成を取り、装置内で音声データが適切に管理される。
なお、上述した音声記憶管理装置の形態としては、スマートフォンやフューチャーフォンと言った持ち運び可能な小型の携帯電話端末の他、タブレット型端末やノートPCなどの形態、その他、ヘッドマウントディスプレイの形態を取る事も可能である。
また、上述したように、本発明の音声記憶管理装置は、画面に表示するカレンダーの表示方法にも大きな特徴を有する。このような形態をとる音声記憶管理装置は、カレンダー画面を表示する表示パネル101と、ユーザからの操作入力を受けるタッチパネル部102と、タッチパネル部102で受けた操作入力に基づいて表示パネル101に表示するカレンダー画面を制御する表示制御部134と、を少なくとも具備する。ここで、表示制御部134は、複数の日付を含む第1カレンダーを第1エリアに配置し、当該第1カレンダーに含まれる日付よりも多くの日付又は週又は月を含む第2カレンダーを第2エリアにそれぞれ配置したカレンダー画面を表示パネル101に表示する制御を行う。
物理的な日記帳を用いて過去に付けた日記を確認するには日記帳をめくる事で比較的容易に目的とする日付の日記に辿り着く事ができるが、音声記憶管理装置のように限られたスペースを表示パネル101で効率良く目的の日記に辿り着くことは比較的困難である。目的とする日記に容易に辿り着けない事はユーザに煩雑な作業を強いる事になると共にユーザの時間の浪費することになり、音声記憶管理装置としての利便性を損なう事になる。
しかしながら、上述したように同一画面に縮尺度合いの異なるカレンダーの両方を表示する事で、ユーザは、現在の日付から確認したい日記の日付までの期間に応じて上記2つのカレンダーを使い分けることができる。
ここで、上記第1カレンダーには、複数の日付が一次元状に配列され、上記第2カレンダーには、当該第1カレンダーに含まれる日付よりも多くの日付又は週又は月が2次元状に配列される構成を取る事が好ましい。すなわち、表示制御部134は、第1カレンダーとして複数の日付を一次元状に配置して表示し、第2カレンダーとして当該第1カレンダーに含まれる日付よりも多くの日付又は週又は月を2次元状に配置して表示する。
このような2つのカレンダーを同一画面に表示する事でユーザは目的に応じたカレンダーの使い分けが可能となる。
ここで、表示制御部134は、上記第1カレンダーに含む日付を変更する第1カレンダー変更ボタンと、上記第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を変更する第2カレンダー変更ボタンと、をカレンダー画面に表示する制御を行うと更に良好である。この場合、タッチパネル部102が第1カレンダー変更ボタンを押下する操作を検知した場合に、表示制御部134は、当該第1カレンダーに含まれる日付を変更して表示する制御を行う。また、タッチパネル部102が上記第2カレンダー変更ボタンを押下する操作を検知した場合に、表示制御部134は、第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を変更して表示する制御を行う。表示パネル101のスペースは限られているため、第1カレンダー変更ボタンや第2カレンダー変更ボタンを押下することで、現在表示中のカレンダーの位置に、別の暦のカレンダーを表示する事で大きく画面を切り替えずに目的とする日付に辿り着く事ができ、操作性を向上させることができる。
更に好ましくは、表示制御部134は、上記第1カレンダーに含む日付を過去に遡る方向に変更する過去方向第1カレンダー変更ボタン(移動ボタン204)と、当該第1カレンダーに含む日付を未来に進む方向に変更する未来方向第1カレンダー変更ボタン(移動ボタン205)と、上記第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を過去に遡る方向に変更する過去方向第2カレンダー変更ボタン(移動ボタン514)と、当該第2カレンダーに含む日付又は週又は月を未来に進む方向に変更する未来方向第2カレンダー変更ボタン(移動ボタン515)と、をカレンダー画面に表示する制御を行う構成とする。タッチパネル部102が過去方向第1カレンダー変更ボタン(移動ボタン204)を押下する操作を検知した場合に、表示制御部134は、当該第1カレンダーに含まれる日付を過去の日付に変更して表示する制御を行う。また、タッチパネル部102が未来方向第1カレンダー変更ボタン(移動ボタン205)を押下する操作を検知した場合に、表示制御部134は、当該第1カレンダーに含まれる日付を未来の日付に変更して表示する制御を行う。また、タッチパネル部302が過去方向第2カレンダー変更ボタン(移動ボタン514)を押下する操作を検知した場合に、表示制御部134は、当該第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を過去の日付に変更して表示する制御を行う。また、タッチパネル部102が未来方向第2カレンダー変更ボタン(移動ボタン515)を押下する操作を検知した場合に、表示制御部134は、第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を未来の日付に変更して表示する制御を行う。このような構成とすることで、カレンダーの移動をよりスムースに行う事ができる。
ここで、タッチパネル部102が第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を押下する操作を検知した場合に、表示制御部134は、第1カレンダーに含まれる日付を、前記押下された日付を含む複数の日付か、又は、前記押下された週を構成する日付を含む複数の日付か、又は前記押下された月を構成する日付を含む複数の日付か、に変更して表示する制御を行う構成とすることが更に好ましい。より多くの日付を含むことになる第2カレンダーを一種の縮小カレンダーとして機能させ、より少ない日付を含む第1カレンダーを第2カレンダーで指定された日付又は週又は月付近の日付をより詳細な情報と合わせて表示する一種の拡大カレンダーとして機能させる。第1カレンダーは、第2カレンダーと比較して各日付欄にスペースの余裕があるため、当該日付に録音された音声データを示すアイコンや写真を示すアイコン、メモ書きを示すアイコン、動画を示すアイコンその他さまざまな情報のインデックスを表示しておく事ができる。
また、この場合、第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月であってユーザより押下された日付又は週又は月の部分のグラフィックを変更して表示する制御を行うと更に良好である。第2カレンダーを見るだけで第1カレンダーにどのあたりの日付が表示されているかを判別可能となるからである。
なお、上記カレンダー変更ボタンを用いてカレンダー画面に表示されている第1カレンダーに含まれる日付を変更(移動)する場合は、基本的に1プッシュにつき1日ずつ変更されていくため、目標とする日付との位置関係では何度も画面を押下しなければならなくなる。この事は、ユーザの利便性を損ねる事になる。そこで、タッチパネル部102が上記第1カレンダー上で指の接触移動を検知した場合に、表示制御部134は、当該第1カレンダーに含まれる日付を、当該移動の方向に基づいて異なる日付に変更して表示する制御を行う構成とすると更に良好である。タッチパネルにタッチして指をカレンダー上で移動する事で表示される日付の繰り上げ又は繰り下げを連続的に行う事ができるため、操作性が格段に向上する。例えば第1カレンダーに含まれる日付が縦方向に配列されている場合には、検知された指の移動方向が第1カレンダーにおける配列方向に沿っている場合に、画面に表示中の第1カレンダーに含まれる日付を当該方向に従って変更する。
ここで、タッチパネル部102が第1カレンダー上で所定の距離以上に渡って指の接触移動を検知した場合に、表示制御部134は、第1カレンダーに含まれる日付を、移動の方向に基づく方向に移動距離に応じた日数分異なる日付に変更して表示する制御を行う構成としておくことがより好ましい。誤操作と、日付の変更量(変更日数)を指の移動量(移動距離)と連動させる事ができ、操作性が向上するためである。
また、タッチパネル部102が第1カレンダー上で所定の基準値以上の移動速度で指の接触移動を検知した場合に、表示制御部134は、第1カレンダーに含まれる日付を、当該移動の方向に基づく方向に当該移動速度に応じた日数分異なる日付に変更して表示する制御を行う構成とすると更に良好である。タッチパネル上で素早く指を移動させる事でカレンダーに表示される日付を大きく変更する事ができるためである。
また、第2カレンダーについても同様の構成とすると更に良好である。タッチパネル部102が当該第2カレンダー上で指の接触移動を検知した場合に、表示制御部134は、第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を、当該移動の方向に基づいて異なる日付又は週又は月に変更して表示する制御を行うと良い。
また、上記と同様の理由で、タッチパネル部102が第2カレンダー上で所定の距離以上に渡って指の接触移動を検知した場合に、表示制御部134は、当該第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を、当該移動の方向に基づいて異なる日付又は週又は月に変更して表示する制御を行うと良い。
また、タッチパネル部102が第2カレンダー上で所定の基準値以上の移動速度で指の接触移動を検知した場合に、表示制御部134は、第2カレンダーに含まれる日付を、当該移動の方向に基づいて異なる日付又は週又は月に変更して表示する制御を行うと良い。
このような音声記憶管理装置は、カレンダーの表示方法に大きな特徴を有しているため、カレンダー表示装置と称される事がある。また、音声記憶管理装置は、音声日記管理装置、音声録音再生装置などと称される事がある。
また、上述した操作入力部102としてタッチパネルを前提として説明したが、実際のパネルに対する接触が無くても良い。操作入力部102は、表示パネル(表示部)101に表示されるボタン又はアイコンを選択する操作を検知するものであるため、操作検知部と称される事がある。
また、日記を付け忘れた場合に、後から付け足せるような構成を備えると更に良好である。この場合、例えばカレンダー画面から日記を付け忘れた日付を選択しつつ録音ボタンを押下する事で、音声録音部に録音処理を開始させ、当該録音処理で生成された音声データを現在の日時ではなく、当該選択された日付と関連付けて記憶部に格納する構成とすることで対応できる。
また、上記説明ではトップ画面に配置されるカレンダーには複数の日付欄が配置される構成について説明したがこれに限定されるものではなく、現在の日付一日分の日付欄が配置されたカレンダーとしても良い。例えば、音声データ、文字データ、写真データやその他これらのデータに付加される充実度や出来事に関する情報などが増えてくると一日分の日付欄として大きなスペースが必要となる。そこで、トップ画面に配置されるカレンダーについては1日分のカレンダーであっても良い。但し、この場合は当該1日分のカレンダーで表示される日付を移動するための移動ボタンがトップ画面に合わせて表示される事が好ましい。また、複数の日付が暦に従って規則的に配列された第2カレンダーの中から日付を選択する操作入力が行われた場合に、当該選択された日付一日分の日付欄が配置された第1カレンダーが画面を表示制御部134が表示パネル101に表示する制御を行う構成であっても良い。
なお、表示制御部134は、録音ボタン110と再生ボタン111(カレンダー読出しボタン208)とをトップ画面の左半分又は右半分にそれぞれ配置する構成とするか、又はこれら2つのボタンを上半分又は下半分の領域にそれぞれ配置する事が好ましい。例えば第1カレンダーをトップ画面に表示したり、その他の情報をトップ画面に合わせて表示したりする場合などは、上下左右のいずれか半分の領域を当該第1カレンダーやその他の情報を表示する表示領域として用いることが好ましいためである。
また、日記を後日追加できる構成としておくと更に良好である。どうしても日記を付けることができなかった日が生じるが、この時、後から日記を追加できないと、継続して日記をモチベーションが一気に低下してしまう恐れがある。人間は、完璧を求める性質があり、一日でも欠けてしまった日記帳に対する価値を見出せなくなるためである。そこで、上述した第1カレンダー又は第2カレンダーの過去の日付欄を押下した状態で所定時間待つ。当該操作が行われた場合、音声録音部131は、音声録音処理を開始し、生成した音声データを現在の日付ではなく、当該押下された日付と関連付けて記憶部129に格納する。このように構成しても良い。
すなわち、制御部130は、操作入力部(操作検知部)102で表示パネル101に表示しているカレンダーの日付欄を所定の時間押下する操作が入力されたか(検知されたか)を判断(判定)する。当該所定の時間としては、1秒から5秒の間の時間に設定される事が好ましく、より好ましくは1.5秒から4秒の間の時間であることが好ましい。最適値は3秒である。制御部130は、カレンダーの日付欄を所定の時間押下する操作が検知されたと判断(判定)した場合、音声録音部131に挿入日記の音声録音処理の開始指示を行う。当該開始指示には、挿入する日付に関する情報も合わせて制御部130から音声録音部131に通知される。音声録音部131は、当該指示に基づいて挿入日記の音声録音処理を行う。ここで、音声録音部131は、音声収音部103で収音された音声を符号化して音声データを生成し、当該生成した音声データを上記所定の期間押下された日付欄の日付と関連付けて記憶部129に格納する。
このように構成しておくことで、日記を後日適切な位置に挿入する事ができ、カレンダー画面を見たときにこれまでの全ての日付欄が日記有りであることを示すグラフィックになっているため、この完璧性を継続すべくユーザは日記を付けることを継続することが期待できる。
なお、この場合に音声録音部131は、生成した音声データを上記所定の期間押下された日付欄の日付及び挿入用に予め定められた時刻と関連付けても良いし、上記所定の期間押下された日付欄の日付及び時間算出部133が算出する現在の時刻又は録音に係る時刻と関連付けても良い。また、挿入日記である事を示すフラグと更に関連付けても良い。
また、日付欄が所定の期間押下された場合に、当該日付欄の日付と関連付けられる音声データの録音処理が開始される場合ついて説明したが、これに限るものではなく、当該日付欄の日付と関連付けられる音声データの録音処理を開始するかどうかを確認する確認画面が表示される構成であっても良い。すなわち、表示制御部134は、操作入力部102で検知されたカレンダーの日付欄の日付を所定の期間押下する操作に基づいて、当該日付欄の日付と関連付けられる音声データの録音処理を開始するかどうかを確認する確認画面を表示パネル101に表示する制御を行う。当該確認画面には、日記の挿入を行うかどうかを確認するための「Yes」ボタンと「No」ボタンが配置される。当該選択された日付に関連付けられる音声データの録音を行う事を示す「Yes」ボタンが押下された場合に、音声録音部131は音声録音処理を行い、当該選択された日付と関連付けて記憶部129に格納する。このように構成することで、誤操作に基づく録音を予防する事ができる。
また、トップ画面に表示される第1カレンダーやカレンダー画面に表示される第2カレンダーにおける各日付部分に配置される日付アイコンは、当該日付の第1時刻から次の日付の第1時刻までの間の日時と関連付けられた状態で記憶部129に格納されている日記音声データとリンクされる構成とすると良い。すなわち、表示制御部134は、各日付のスペースに当該日付の第1時刻から次の日付の前記第1時刻までの間の日時と関連付けられた日記音声データとリンクされたアイコンを配置した第1カレンダー又は第2カレンダーを表示パネル101に表示させる制御を行う。ここで、当該第1時刻は上述したように午前0時〜午前6時の間のいずれかの時刻、より好ましくは午前3時に設定しておくと良い。
但し、上述したように、目標音声データやメモ音声データ、その他静止画像や動画像など様々なデータを音声記憶管理装置が管理する場合、以下のように構成すると良い。
表示制御部134は、各日付のスペースに当該日付の第1時刻から次の日付の前記第1時刻までの間の日時と関連付けられた日記音声データとリンクされた日記アイコンを配置した第1カレンダー又は第2カレンダーを表示パネル101に表示させる制御を行う。ここで、目標音声データが記憶部129に記憶されている場合、表示制御部134は、各日付のスペースに当該日付と関連付けられた目標音声データとリンクされた目標アイコンを配置した第1カレンダー又は第2カレンダーを表示パネル101に表示させる制御を行う。その他、メモ音声データや静止画像データ、動画像データ、文字データ等が記憶部129に記憶されている場合、表示制御部134は、各日付のスペースに当該日付と関連付けられたメモ音声データ、静止画像データ、動画像データ、文字データ等とそれぞれリンクされた各アイコンを配置した第1カレンダー又は第2カレンダーを表示パネル101に表示させる制御を行う。このように、日記音声データに関しては、深夜0時を回った後であっても第1時刻以前に録音されているのであれば、当該日記音声データとリンクされたアイコンは前日の日付スペースに配置される構成となる。このように構成することがデータの管理上好ましい。なお、上述したように第1時刻を設定する設定手段を音声記憶管理装置が備えていると夜勤の人などにも利用しやすくなるため好ましい。
また、操作入力部302において、カレンダーの各日付欄に配置される日付アイコンや日記アイコン、目標アイコン、メモ音声アイコン等をユーザが所定の時間押下し続ける操作入力が検知された場合、表示制御部134は、当該アイコンに関連付けられている各音声データに関する情報を画面の所定のスペースに表示する制御を行うか、又はポップアップ画面を呼び出して当該ポップアップ画面に表示する制御を行っても良い。ここで、当該音声データに関する情報としては、音声データに関連付けられている日時や充実度、出来事特定情報、その他、当該音声データに関する情報とすることができる。
図89は、表示制御部134がトップ画面に表示している第1カレンダーの日付欄に配置された日記アイコンが所定の時間押下された場合に、ポップアップ画面1106が表示されている状況を示している。ここで、所定の時間としては、例えば0.1秒〜3秒の間とすることができ、より好ましくは、0.3秒から2秒の間、更に好ましくは0.5秒から1秒の間とすることができる。
図89において、制御部130は、表示制御部134が表示パネル101に表示しているアイコンが所定の期間押下されているか(選択され続けているか)を判定する。選択され続けている場合、制御部130は、当該選択されているアイコンに関連付けられた音声データの詳細情報を表示する指示を表示制御部134に出す。表示制御部134は、当該指示に基づいて、所定の期間以上選択され続けているアイコンに関連付けられた音声データに関する詳細情報を表示パネル101の所定の領域に表示する制御を行う。図89では、表示制御部134は、ポップアップ画面を読み出して当該ポップアップ画面に上記音声データに関する詳細情報を表示している。
図89において、ユーザから選択され続けているアイコンは、8月4日に関連付けられた日記アイコン502である。当該日記アイコンに関連付けられている音声データは8月5日の午前0時34分に録音された20120804evening.wavと言う日記音声データである。ここで、上述してきたように、録音された日付とアイコンが表示される日付は異なっているが、これは、表示制御部134が第1カレンダー201の日付欄に、各日付の第1時刻から次の日付の第1時刻の間の日時に関連付けられている(録音された)日記音声データにリンクされたアイコンを表示するよう制御しているためである。なお、表示制御部134が表示するポップアップ場面1106には、その他当該日記音声データの録音時にユーザより選択された充実度や出来事に関する情報が合わせて詳細情報として表示されている。
また、上述した音声録音部131、531が行う音声符号化処理の符号化方式としてはPCM(Pulse Code Modulation)や、ADPCM(adaptive
differential pulse code modulation)や、CELP(Code Excited Linear Prediction)などのアルゴリズムを用いると良い。
また、上記説明では、各部は音声記憶管理装置内に含まれる構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、音声記憶管理装置に外部サーバと無線通信を行う無線通信部を配置し、音声録音部が録音する音声データを無線通信部が外部サーバに無線送信する構成としても良い。この場合、複数のユーザからの音声データはサーバ群で一括管理される構成を取る。また、当該サーバ群は音声データの内容を分析する音声分析サーバを含んでおり、ユーザの音声を文字データに置き換えて音声記憶管理装置に返信する構成としても良い。このように、本発明は複数のサーバや携帯端末装置等からなる音声記憶管理システムとして構成することも可能である。
又、上述したように各装置の各機能は、所定のプログラムをCPU等の情報処理装置に実行させる事でハードウェアとソフトウェアの協調により実現しても良いし、ハードウェア単独で実現しても良い。
当該プログラムは、記録媒体に記録して提供する事が可能である。記録媒体としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、CDROM、DVD、ROMカートリッジ等の記録媒体が含まれる。
また、当該プログラムは、インターネットその他の通信媒体を介して伝送する事により提供する事が可能である。この場合、本発明の、音声記憶管理装置は、当該プログラムを外部サーバよりダウンロードする通信モジュールを具備する。通信モジュールは、外部サーバにアクセスして当該プログラムをダウンロードして記憶部129に格納する。当該プログラムがCPU107で実行される事で各種処理が行われる。
また、上記説明した各実施の形態の構成をそれぞれ組み合わせる事も当然可能である。
また、上記で説明した各装置の各部は、それぞれ半導体集積回路を用いて実現されてもよい。ここで集積回路はLSI、VLSI,ULSIと称されることもある。
その他、上述した本発明は、以下に示す構成とすることができる。
(付記1)(実施の形態1、図10)
画面を表示する表示パネルと、
ユーザからの操作入力を受ける操作入力部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて前記表示パネルで表示する画面を制御する表示制御部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を録音する音声録音部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部と、
を少なくとも具備する音声記憶管理装置であって、
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタンと、再生する音声データを選択する画面に移動する再生ボタンと、を含むトップ画面を表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記再生ボタンの選択操作に基づいて複数の日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始し、
前記音声再生部は、
前記操作入力部で受けた前記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、前記日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する、
音声記憶管理装置。
(付記2)(一時停止。図5)
前記音声録音部が音声を録音している間において、
前記表示制御部は、
前記音声録音部における音声録音処理の一時停止を行う一時停止ボタンを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部が音声録音処理を一時停止している間において、前記表示制御部は、前記音声録音部における一時停止中の前記音声録音処理を再開する録音再開ボタンを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
音声を録音している間に前記操作入力部で受けた前記一時停止ボタンの選択操作に基づいて前記音声の録音を一時停止し、
前記音声録音部は、
音声の録音を一時停止している間に前記操作入力部で受けた前記録音再開ボタンの選択操作に基づいて前記音声の録音を再開する、
付記1に記載の音声記憶管理装置。
(付記3)(一時停止。図15)
前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて前記音声録音部が音声録音処理を開始した後に、
前記表示制御部は、
前記音声録音部における音声録音処理の一時停止を行う一時停止ボタンを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
前記一時停止ボタンに対する接触が前記操作入力部で検知されている場合に前記音声の録音を一時停止し、前記一時停止ボタンに対する接触が前記操作入力部で検知されていない場合に前記音声の録音を行う、
付記1に記載の音声記憶管理装置。
(付記4)(カレンダー表示。図7、図10)
現在の日時を算出する時間算出部を更に具備し、
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けた前記再生ボタンの選択操作に基づいて前記時間算出部で算出される現在の日付とその他の複数の日付とを含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記1〜3のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記5)(カレンダー移動。図7、図8)
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けた前記再生ボタンの選択操作に基づいて、少なくとも複数の日付を含むカレンダーと、カレンダー変更ボタンと、を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記カレンダー変更ボタンの選択操作に基づいて、前記表示パネルに表示している前記カレンダーに含まれる日付とは異なる日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記1〜4のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記6)(カレンダー移動。図7、図8)
前記表示制御部は、
暦を戻す前方向移動ボタンと暦を先送りする後方向移動ボタンとを前記カレンダー変更ボタンとして前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前方向移動ボタンの選択操作に基づいて、前記表示パネルに表示しているカレンダーに含まれる日付よりも前の日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた後方向移動ボタンの選択操作に基づいて前記表示パネルに表示しているカレンダーに含まれる日付よりも後の日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記5に記載の音声記憶管理装置。
(付記7)(カレンダー移動。図7、図8)
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けた前記再生ボタンの選択操作に基づいて、少なくとも複数の日付を含むカレンダーと、カレンダー変更バーと、を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記カレンダー変更バー上での接触移動が前記操作入力部で検知された場合に、前記表示パネルに表示している前記カレンダーに含まれる日付から、前記接触移動の移動速度又は移動量の期間に渡って前記接触移動の方向にずらした日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記1〜4のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記8)(異なる日付グラフィック。図7)
前記表示制御部は、
前記カレンダーに含まれる複数の日付を、それぞれ音声データが関連付けられた日付と音声データが関連付けられていない日付とが判別可能な状態で前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声再生部は、
前記カレンダーに含まれる日付のうち、前記音声データが関連付けられた日付を選択する操作が前記操作入力部で行われた場合に、前記選択された日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する、
付記1〜7のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記9)(音声レベルによる無音区間削除。図16)
前記音声録音部が録音する音声の音圧レベルを検知する音圧レベル検知部を更に具備し、
前記音声録音部は、
前記音圧レベル検知部が検知する前記音声の前記音圧レベルが所定の基準値以下である場合に、前記音声の録音を一時的に停止する、
付記1〜8のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記10)(無音区間削除。図17)
前記音声録音部が行う録音処理によって生成された音声データの中から無音区間を削除する無音区間削除部を更に具備し、
前記無音区間削除部は、
無音区間を削除した前記音声データを記憶部に格納する、
付記1〜9のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記11)(実施の形態2。図18)
画面を表示する表示パネルと、
ユーザからの操作入力を受ける操作入力部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて前記表示パネルが表示する画面を制御する表示制御部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を録音する音声録音部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部と、
を少なくとも具備する音声記憶管理装置であって、
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタンと、複数の日付を含む第1カレンダーと、がそれぞれ所定のエリアに配置されたトップ画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始し、
前記音声再生部は、
前記操作入力部で受けた前記第1カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、前記日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する、
音声記憶管理装置。
(付記12)(一時停止。図5)
前記表示制御部は、
前記音声録音部が音声を録音している間において、前記音声録音部における音声録音処理の一時停止を行う一時停止ボタンを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部が音声録音処理を一時停止している間において、前記表示制御部は、前記音声録音部における一時停止中の前記音声録音処理を再開する録音再開ボタンを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
音声を録音している間に前記操作入力部で受けた前記一時停止ボタンの選択操作に基づいて前記音声の録音を一時停止し、
音声の録音を一時停止している間に前記操作入力部で受けた前記録音再開ボタンの選択操作に基づいて前記音声の録音を再開する、
付記11に記載の音声記憶管理装置。
(付記13)(一時停止。図15)
前記表示制御部は、
前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて前記音声録音部が音声録音処理を開始した後に、前記音声録音部における音声録音処理の一時停止を行う一時停止ボタンを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
前記一時停止ボタンに対する接触が前記操作入力部で検知されている場合に前記音声の録音を一時停止し、
前記一時停止ボタンに対する接触が前記操作入力部で検知されていない場合に前記音声の録音を行う、
付記12に記載の音声記憶管理装置。
(付記14)(カレンダー表示。図7、図10)
現在の日時を算出する時間算出部を更に具備し、
前記表示制御部は、
前記時間算出部で算出される現在の日付とその他の複数の日付とを含む第1カレンダーを所定のエリアに配置した前記トップ画面に前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記11〜13のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記15)(カレンダー移動。図7、図8)
前記表示制御部は、
少なくとも複数の日付を含む第1カレンダーとカレンダー変更ボタンとを更に含むトップ画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記カレンダー変更ボタンの選択操作に基づいて、前記表示パネルに表示している前記第1カレンダーに含まれる日付とは異なる日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記11〜14のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記16)(カレンダー移動。図7、図8)
前記表示制御部は、
暦を戻す前方向移動ボタンと暦を先送りする後方向移動ボタンとを前記カレンダー変更ボタンとして前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前方向移動ボタンの選択操作に基づいて、前記表示パネルに表示している第1カレンダーに含まれる日付よりも前の日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた後方向移動ボタンの選択操作に基づいて前記表示パネルに表示している第1カレンダーに含まれる日付よりも後の日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記15に記載の音声記憶管理装置。
(付記17)(カレンダー移動。図7、図8)
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けた前記再生ボタンの選択操作に基づいて、少なくとも複数の日付を含む第1カレンダーとカレンダー変更バーとを更に含むトップ画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記カレンダー変更バー上での接触移動が前記操作入力部で検知された場合に、前記表示パネルに表示している前記第1カレンダーに含まれる日付から、前記接触移動の移動速度又は移動量の期間に渡って前記接触移動の方向にずらした日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記11〜14のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記18)(異なる日付グラフィック。図18)
前記表示制御部は、
前記第1カレンダーに含まれる複数の日付を、それぞれ音声データが関連付けられた日付と音声データが関連付けられていない日付とが判別可能な状態で前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声再生部は、
前記第1カレンダーに含まれる日付のうち、前記音声データが関連付けられた日付を選択する操作が前記操作入力部で行われた場合に、前記選択された日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する、
付記11〜17のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記19)(第2カレンダーへ移動。図18)
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタンと、複数の日付を含む第1カレンダーと、再生する音声データを選択する画面に移動する再生ボタンと、を含むトップ画面を表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記再生ボタンの選択操作に基づいて、前記トップ画面に含まれる第1カレンダーに含まれる日付の数よりも多い複数の日付を含む第2カレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声再生部は、
前記操作入力部で受けた前記第1カレンダー又は第2カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、前記日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する、
付記11〜18のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記20)(縮小・拡大カレンダーへ移動。図21、図22)
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタンと、複数の日付を含む第1カレンダーと、再生する音声データを選択する画面に移動する再生ボタンと、を含むトップ画面を表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記再生ボタンの選択操作に基づいて、複数の週又は複数の月を含む縮小カレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記縮小カレンダーに含まれる前記週又は月を選択する操作に基づいて、前記選択された週又は月に含まれる日付を含む拡大カレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声再生部は、
前記操作入力部で受けた前記拡大カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、前記選択された日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する、
付記11〜18のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記21)(実施の形態3。録音タイマー。図24)
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて、所定の時間計測を行う時間計測部を更に具備し、
前記音声録音部は、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始し、
前記時間計測部が前記所定の時間計測を完了した場合に前記音声を録音する処理を終了する、
付記1〜20のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記22)(タイマー残り時間表示。図27)
前記表示制御部は、
前記時間計測部が行う前記所定の時間計測が完了するまでの残り時間を前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記21に記載の音声記憶管理装置。
(付記23)(タイマー時間。図27)
前記時間計測部が計測を行う前記所定の時間は、数十秒〜数分、更に好ましくは30秒から3分、更に好ましくは1分間とすることを特徴とする、
付記21又は22に記載の音声記憶管理装置。
(付記24)(実施の形態5。音声アイコン。図36、図41)
画面を表示する表示パネルと、
データを記憶する記憶部と、
ユーザからの操作入力を受ける操作入力部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて前記表示パネルが表示する画面を制御する表示制御部と、
音声を収音するマイクロフォンと、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて、前記マイクロフォンで収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを録音に係る日付と関連付けた状態で前記記憶部に格納する事で音声を録音する音声録音部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部と、
を少なくとも具備する音声記憶管理装置であって、
前記表示制御部は、
複数の日付を含むカレンダーに、前記日付に関連付けられた音声データへリンクされたアイコンを前記日付に対応する位置に配置したカレンダー画面を、前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声再生部は、
前記操作入力部で受けた前記カレンダーに含まれる日付に対応する位置に配置された前記アイコンに対する選択操作に基づいて、前記アイコンにリンクされた音声データを再生する処理を開始する、
音声記憶管理装置。
(付記25)(日記録音。図36、図31)
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタンと、前記カレンダー画面に移動する再生ボタンと、を含むトップ画面を表示パネルに表示する制御を行い、
前記再生ボタンに対する操作入力に基づいて、前記カレンダー画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する、
付記24に記載の音声記憶管理装置。
(付記26)(トップ画面の一部にカレンダー画面を表示。)
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも前記カレンダー画面を一部のエリアに配置し、前記カレンダー画面を配置したエリアとは別のエリアにそれぞれ音声を録音する録音ボタンと縮小カレンダーを表示させる再生ボタンとを配置したトップ画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記再生ボタンに対する操作入力に基づいて、複数の週又は複数の月を含む縮小カレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記縮小カレンダーに含まれる前記週又は前記月を選択する操作に基づいて、前記選択された週又は月に含まれる日付を含むカレンダーに、前記日付に関連付けられた音声データへリンクされたアイコンを前記日付に対応する位置に配置した第2カレンダー画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声再生部は、
前記操作入力部で受けた前記カレンダー画面又は前記第2カレンダー画面に表示される前記カレンダーに含まれる日付に対応する位置に配置された前記アイコンに対する選択操作に基づいて、前記アイコンにリンクされた音声データを再生する処理を開始する、
付記24に記載の音声記憶管理装置。
(付記27)(トップ画面の一部にカレンダー画面を表示。)
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも前記カレンダー画面を一部のエリアに配置し、前記カレンダー画面を配置したエリアとは別のエリアにそれぞれ音声を録音する録音ボタンと縮小カレンダーを表示させる再生ボタンとを配置したトップ画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記再生ボタンに対する操作入力に基づいて、前記カレンダー画面で表示されるカレンダーに含まれる日付よりも多くの日付を含む縮小カレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記縮小カレンダーに含まれる日付を選択する操作に基づいて、前記選択された日付を含むカレンダーに、前記日付に関連付けられた音声データへリンクされたアイコンを前記日付に対応する位置に配置した第2カレンダー画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声再生部は、
前記操作入力部で受けた前記カレンダー画面又は前記第2カレンダー画面に表示される前記カレンダーに含まれる日付に対応する位置に配置された前記アイコンに対する選択操作に基づいて、前記アイコンにリンクされた音声データを再生する処理を開始する、
付記24に記載の音声記憶管理装置。
(付記28)(実施の形態4+5。アラーム。図33、図34)
現在の日時を算出する時間算出部と、
アラーム時刻を設定する設定部と、
前記時間算出部で算出された現在の時刻が前記設定されたアラーム時刻になったかを判定するアラーム判定部と、
を更に具備し、
前記アラーム判定部で現在の時刻がアラーム時刻になったと判定された場合に、
前記音声再生部は、所定のアラーム音を再生し、
前記表示制御部は、前記アラーム音の再生を停止するアラーム停止ボタンを少なくとも含むアラーム画面を前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記25〜27のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記29)(実施の形態5。アラーム停止。図35)
前記音声再生部は、
前記操作入力部が前記アラーム停止ボタンに対する選択操作を受けた場合に、前記アラーム音の再生を停止し、
前記表示制御部は、
前記操作入力部が前記アラーム停止ボタンに対する選択操作を受けた場合に、前記アラーム画面の表示を停止すると共に少なくとも音声を録音する第2録音ボタンを含む録音待機画面を前記表示パネルに表示させる制御を行い、
前記音声録音部は、
前記操作入力部で受けた前記録音待機画面に含まれる前記第2録音ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する、
付記28に記載の音声記憶管理装置。
(付記30)(フラグ付。図40。)
前記音声録音部は、前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて行う録音処理で生成した音声データと、前記録音待機画面に含まれる前記第2録音ボタンに対する選択操作に基づいて行う録音処理で生成した音声データとを、それぞれ判別可能な状態で前記録音に関わる日付と関連付けて記憶部に格納する、
付記29に記載の音声記憶管理装置。
(付記31)(アラーム停止=録音開始。)
前記音声再生部は、
前記操作入力部が前記アラーム停止ボタンに対する選択操作を受けた場合に、前記アラーム音の再生を停止し、
前記音声録音部は、
前記操作入力部で受けた前記アラーム停止ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する、
付記28に記載の音声記憶管理装置。
(付記32)(フラグ付。図40。)
前記音声録音部は、前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて行う録音処理で生成した音声データと、前記アラーム停止ボタンに対する選択操作に基づいて行う録音処理で生成した音声データとを、それぞれ判別可能な状態で前記録音に関わる日付と関連付けて記憶部に格納する、
付記31に記載の音声記憶管理装置。
(付記33)(実施の形態6。充実度と関連付け。図53。)
画面を表示する表示パネルと、
データを記憶する記憶部と、
ユーザからの操作入力を受ける操作入力部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて前記表示パネルが表示する画面を制御する表示制御部と、
音声を収音するマイクロフォンと、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて、前記マイクロフォンで収音された音声を録音する音声録音部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部と、
を少なくとも具備する音声記憶管理装置であって、
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けた録音開始操作に基づいて、複数の選択肢を配置した選択画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた音声再生操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
前記操作入力部で受けた前記録音開始操作に基づいて、前記マイクロフォンで収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを録音に係る日付及び前記操作入力部で入力された選択操作に基づいて選択された選択肢と関連付けた状態で前記記憶部に格納し、
前記音声再生部は、
前記操作入力部で受けた前記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、前記日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する、
音声記憶管理装置。
(付記34)(実施の形態6。充実度と関連付け。図53。)
画面を表示する表示パネルと、
データを記憶する記憶部と、
ユーザからの操作入力を受ける操作入力部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて前記表示パネルが表示する画面を制御する表示制御部と、
音声を収音するマイクロフォンと、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて、前記マイクロフォンで収音された音声を録音する音声録音部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部と、
を少なくとも具備する音声記憶管理装置であって、
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタンと、再生する音声データを選択する画面に移動する再生ボタンと、を含むトップ画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンの選択操作に基づいて、複数の選択肢を配置した選択画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記再生ボタンの選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて、前記マイクロフォンで収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを録音に係る日付及び前記操作入力部で受けた前記選択画面の中から選択された選択肢と関連付けた状態で前記記憶部に格納する事で音声を録音し、
前記音声再生部は、
前記操作入力部で受けた前記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、前記日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する、
音声記憶管理装置。
(付記35)(選択肢は充実度。)
前記表示制御部は、ユーザの一日の充実度(充実レベル)又は満足度(満足レベル)を前記選択肢と配置した前記選択画面を前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記33又は34に記載の音声記憶管理装置。
(付記36)(充実度アイコン。)
前記表示制御部は、
ユーザの充実度を表す複数のアイコンを前記選択肢として選択画面に配置して前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記表示されている前記複数のアイコンのうち、ユーザより選択されたアイコンを選択されたことを示すアイコンに変更して表示する制御を行う、
付記35に記載の音声記憶管理装置。
(付記37)(カレンダーに選択肢の結果を表示。)
前記表示制御部は、前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記再生ボタンの選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーに、当該日付に関連付けられた音声データに関連付けられた前記選択された選択肢に対応するアイコンを当該日付と対応付けた状態で前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記33〜36のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記38)(再生設定)
前記音声再生部が再生する音声データに関連付けられた前記選択肢を設定する設定部を更に具備し、
前記音声再生部は、前記設定部で設定された選択肢に関連付けられた音声データを日付順に読み出して再生する、
付記33〜37のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記39)(実施の形態7。充実度判定。図63。)
前記音声録音部で生成される音声データと関連付けられる前記充実度が所定の期間に渡って所定の条件を満たしているかを所定のタイミングで判定する充実度判定部を更に具備し、
前記充実度判定部で前記所定の条件を満たしていると判定された場合に、前記音声再生部は、所定の音声データを再生する、
付記35に記載の音声記憶管理装置。
(付記40)(実施の形態8。出来事選択アイコン)
画面を表示する表示パネルと、
データを記憶する記憶部と、
ユーザからの操作入力を受ける操作入力部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて前記表示パネルが表示する画面を制御する表示制御部と、
音声を収音するマイクロフォンと、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて、前記マイクロフォンで収音された音声を録音する音声録音部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部と、
を少なくとも具備する音声記憶管理装置であって、
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する録音ボタンと、再生する音声データを選択する画面に移動する再生ボタンと、を含むトップ画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンの選択操作に基づいて、複数の出来事選択アイコンを配置した出来事選択画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記再生ボタンの選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて、前記マイクロフォンで収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを録音に係る日付及び前記操作入力部で受けた前記出来事選択画面の中から選択された前記出来事アイコンに対応する情報(番号)と関連付けた状態で前記記憶部に格納する事で音声を録音する、
音声記憶管理装置。
(付記41)(実施の形態9。メモ録音)
画面を表示する表示パネルと、
ユーザからの操作入力を受ける操作入力部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて前記表示パネルが表示する画面を制御する表示制御部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を録音する音声録音部と、
前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部と、
を少なくとも具備する音声記憶管理装置であって、
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する第1録音ボタン及び第2録音ボタンと、を含むトップ画面を表示パネルに表示する制御を行い、
前記第1録音ボタンに対する選択操作に基づいて、第1の選択項目に関する複数の選択肢を配置した第1選択画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記第2録音ボタンに対する選択操作に基づいて、第2の選択項目に関する複数の選択肢を配置した第2選択画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
前記音声録音部は、
前記操作入力部で受けた前記第1録音ボタンからの音声録音指示に基づいて、前記マイクロフォンで収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを、録音に係る日付と、前記操作入力部で入力された選択操作に基づいて前記第1選択画面に配置された複数の選択肢の中から選択された選択肢と、前記第1録音ボタンからの音声録音指示に基づく音声データであることを示す情報と、関連付けた状態で前記記憶部に格納し、
前記操作入力部で受けた前記第2録音ボタンからの音声録音指示に基づいて、前記マイクロフォンで収音された音声を音声データに変換し、当該音声データを、録音に係る日付と、前記操作入力部で入力された選択操作に基づいて前記第2選択画面に配置された複数の選択肢の中から選択された選択肢と、前記第2録音ボタンからの音声録音指示に基づく音声データであることを示す情報と、関連付けた状態で前記記憶部に格納する、
音声記憶管理装置。
(付記42)(メモ録音。)
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する前記第1録音ボタン及び前記第2録音ボタンと、再生する音声データを選択するカレンダー画面に移動する再生ボタンと、を含むトップ画面を表示パネルに表示する制御を行い、
前記操作入力部で受けた前記再生ボタンに対する操作入力に基づいて、前記音声録音部で録音された前記音声データに関連付けられたアイコンを、前記音声データに関連付けられた日付と対応する位置に配置されたカレンダー画面を前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記41に記載の音声記憶管理装置。
(付記43)(メモ録音。)
前記音声再生部は、前記操作入力部で受けた前記カレンダー画面に含まれる前記アイコンに対する選択操作に基づいて、前記アイコンに関連付けられた音声データを再生する処理を開始する、
付記42に記載の音声記憶管理装置。
(付記44)(メモ録音。)
前記表示制御部は、
前記操作入力部で受けた前記再生ボタンに対する操作入力に基づいて、前記音声録音部で録音された前記音声データに関連付けられたアイコンを、前記音声データに関連付けられた

前記音声データに関連付けられた日付と対応する位置に配置されたカレンダー画面を前記表示パネルに表示する制御を行う、
付記40〜43のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
(付記45)(カレンダー表示装置)
カレンダー画面を表示する表示パネルと、
ユーザからの操作入力を受けるタッチパネル部と、
前記タッチパネル部で受けた操作入力に基づいて表示パネルに表示するカレンダー画面を制御する表示制御部と、
を少なくとも具備するカレンダー表示装置であって、
前記表示制御部は、複数の日付を含む第1カレンダーを第1エリアに配置し、当該第1カレンダーに含まれる日付よりも多くの日付又は週又は月を含む第2カレンダーを第2エリアにそれぞれ配置したカレンダー画面を前記表示パネルに表示する制御を行う、
カレンダー表示装置。
(付記46)(カレンダー表示装置)
前記第1カレンダーには、前記複数の日付が一次元状に配列され、前記第2カレンダーには、前記第1カレンダーに含まれる日付よりも多くの日付又は週又は月が2次元状に配列されることを特徴とする、
付記40に記載のカレンダー表示装置。
(付記47)(カレンダー変更ボタン)
前記表示制御部は、前記第1カレンダーに含む日付を変更する第1カレンダー変更ボタンと、前記第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を変更する第2カレンダー変更ボタンと、を前記カレンダー画面に表示する制御を行い、
前記タッチパネル部が前記第1カレンダー変更ボタンを押下する操作を検知した場合に、前記表示制御部は、前記第1カレンダーに含まれる日付を変更して表示する制御を行い、
前記タッチパネル部が前記第2カレンダー変更ボタンを押下する操作を検知した場合に、前記表示制御部は、前記第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を変更して表示する制御を行う、
付記40又は41に記載のカレンダー表示装置。
(付記48)(カレンダー変更ボタンの方向)
前記表示制御部は、前記第1カレンダーに含む日付を過去に遡る方向に変更する過去方向第1カレンダー変更ボタンと、前記第1カレンダーに含む日付を未来に進む方向に変更する未来方向第1カレンダー変更ボタンと、前記第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を過去に遡る方向に変更する過去方向第2カレンダー変更ボタンと、前記第2カレンダーに含む日付又は週又は月を未来に進む方向に変更する未来方向第2カレンダー変更ボタンと、を前記カレンダー画面に表示する制御を行い、
前記タッチパネル部が前記過去方向第1カレンダー変更ボタンを押下する操作を検知した場合に、前記表示制御部は、前記第1カレンダーに含まれる日付を過去の日付に変更して表示する制御を行い、
前記タッチパネル部が前記未来方向第1カレンダー変更ボタンを押下する操作を検知した場合に、前記表示制御部は、前記第1カレンダーに含まれる日付を未来の日付に変更して表示する制御を行い、
前記タッチパネル部が前記過去方向第2カレンダー変更ボタンを押下する操作を検知した場合に、前記表示制御部は、前記第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を過去の日付に変更して表示する制御を行い、
前記タッチパネル部が前記未来方向第2カレンダー変更ボタンを押下する操作を検知した場合に、前記表示制御部は、前記第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を未来の日付に変更して表示する制御を行う、
付記40又は41に記載のカレンダー表示装置。
(付記49)(選択位置のグラフィックを変更)
前記タッチパネル部が前記第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を押下する操作を検知した場合に、
前記表示制御部は、
前記第1カレンダーに含まれる日付を、前記押下された日付を含む複数の日付か、又は、前記押下された週を構成する日付を含む複数の日付か、又は前記押下された月を構成する日付を含む複数の日付か、に変更して表示する制御を行い、
前記第2カレンダーに含まれる前記日付又は週又は月であって前記押下された日付又は週又は月の部分のグラフィックを変更して表示する制御を行う、
付記40〜43のいずれか1項に記載のカレンダー表示装置。
(付記50)(第1カレンダーフリップ操作)
前記タッチパネル部が前記第1カレンダー上で指の接触移動を検知した場合に、
前記表示制御部は、
前記第1カレンダーに含まれる日付を、前記移動の方向に基づいて異なる日付に変更して表示する制御を行う、
付記40〜44のいずれか1項に記載のカレンダー表示装置。
(付記51)(第1カレンダーフリップ操作)
前記タッチパネル部が前記第1カレンダー上で所定の距離以上に渡って指の接触移動を検知した場合に、
前記表示制御部は、
前記第1カレンダーに含まれる日付を、前記移動の方向に基づく方向に前記移動距離に応じた日数分異なる日付に変更して表示する制御を行う、
付記45に記載のカレンダー表示装置。
(付記52)(第1カレンダーフリップ操作)
前記タッチパネル部が前記第1カレンダー上で所定の基準値以上の移動速度で指の接触移動を検知した場合に、
前記表示制御部は、
前記第1カレンダーに含まれる日付を、前記移動の方向に基づく方向に前記移動速度に応じた日数分異なる日付に変更して表示する制御を行う、
付記45に記載のカレンダー表示装置。
(付記53)(第2カレンダーフリップ操作)
前記タッチパネル部が前記第2カレンダー上で指の接触移動を検知した場合に、
前記表示制御部は、
前記第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を、前記移動の方向に基づいて異なる日付又は週又は月に変更して表示する制御を行う、
付記40〜47のいずれか1項に記載のカレンダー表示装置。
(付記54)(第2カレンダーフリップ操作)
前記タッチパネル部が前記第2カレンダー上で所定の距離以上に渡って指の接触移動を検知した場合に、
前記表示制御部は、
前記第2カレンダーに含まれる日付又は週又は月を、前記移動の方向に基づいて異なる日付又は週又は月に変更して表示する制御を行う、
付記48に記載のカレンダー表示装置。
(付記55)(第2カレンダーフリップ操作)
前記タッチパネル部が前記第2カレンダー上で所定の基準値以上の移動速度で指の接触移動を検知した場合に、
前記表示制御部は、
前記第2カレンダーに含まれる日付を、前記移動の方向に基づいて異なる日付又は週又は月に変更して表示する制御を行う、
付記49に記載のカレンダー表示装置。
(付記56)(プログラム。実施の形態1)
画面を表示する表示パネルと、音声を収音するマイクロフォンと、音声を放音するスピーカーと、前記表示パネルに表示されるボタン又はアイコンを選択する操作を検知する操作検知部と、プログラムを実行するプロセッサと、を具備する装置において前記プロセッサで実行されるプログラムであって、
少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ所定の領域に配置したトップ画面を表示パネルに表示させるトップ画面表示モジュールと、
前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成する音声符号化モジュールと、
前記音声符号化モジュールで生成された音声データを現在の日時と関連付けた状態で記憶部(メモリー)に格納する音声データ格納モジュールと、
前記トップ画面の第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを表示パネルに表示させるカレンダー画面表示モジュールと、
を備えるプログラム。
(付記57)(プログラム。音声データ再生。)
前記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを前記記憶部(メモリー)から読み出して再生する音声データ再生モジュールを更に備える付記56に記載のプログラム。
(付記58)(プログラム。判別可能。)
前記カレンダー画面表示モジュールは、音声データが関連付けられた日付と音声データが関連付けられていない日付とをそれぞれ判別可能な状態で暦に従って規則的に配列したカレンダーを前記表示パネルに表示させ、
前記音声データ再生モジュールは、前記カレンダーに含まれる日付のうち、前記音声データが関連付けられた日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを前記記憶部(メモリー)から読み出して再生する、
付記57に記載のプログラム。
(付記59)(プログラム。無音区間非録音)
前記音声符号化モジュールは、前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、前記マイクロフォンで収音される音声のうち、音圧レベルが所定の基準値を超える区間の音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成する、
付記56〜58のいずれか1項に記載の記載のプログラム。
(付記60)(プログラム。無音区間削除)
前記音声符号化モジュールが生成した音声データの中から音圧レベルが所定の期間に渡って所定の基準値を下回っている部分のデータを削除する無音期間削除モジュールを更にCPUに実行させ、
前記音声格納モジュールは、前記無音期間削除モジュールで無音区間が削除された音声データを現在の日時と関連付けた状態で記憶部(メモリー)に格納する、
付記56〜58のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記61)(プログラム。拡大・縮小カレンダー)
前記トップ画面表示モジュールは、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、複数の日付を含む第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面を前記表示パネルに表示させ、
前記カレンダー画面表示モジュールは、前記トップ画面の前記第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、前記第1カレンダーに含まれる日付の数よりも多い数の日付を含む第2カレンダーを前記表示パネルに表示させる、
付記56〜60のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記62)(プログラム。1次元と2次元)
前記トップ画面表示モジュールは、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、複数の日付を一次元状に配列した第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面を前記表示パネルに表示させ、
前記カレンダー画面表示モジュールは、前記トップ画面の前記第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、前記第1カレンダーに含まれる日付の数よりも多い数の日付を2次元状に配列した第2カレンダーを前記表示パネルに表示させる、
付記61に記載のプログラム。
(付記63)(プログラム。拡大カレンダーからの音声再生)
前記トップ画面表示モジュールは、音声データが関連付けられた日付と音声データが関連付けられていない日付とをそれぞれ判別可能な状態で暦に従って規則的に配列したカレンダーを前記第1カレンダーとして前記第3領域に配置したトップ画面を前記表示パネルに表示させ、
前記音声データ再生モジュールは、前記第1カレンダーに含まれる日付のうち、前記音声データが関連付けられた日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを前記記憶部(メモリー)から読み出して再生する、
付記61又は62に記載のプログラム。
(付記64)(プログラム。タイマー)
前記音声符号化モジュールは、前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、予め設定された第1の期間に渡って前記マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成し、
前記音声データ格納モジュールは、前記第1の期間に渡って前記音声符号化モジュールで生成された音声データを現在の日時と関連付けた状態で記憶部(メモリー)に格納する、
付記56〜63のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記65)(プログラム。残り時間)
前記音声符号化モジュールが前記マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成している間、前記予め設定された第1の期間が満了するまでの残存時間を前記表示パネルに表示させる残存時間表示モジュールを更に備える、付記64に記載のプログラム。
(付記66)(プログラム。アラーム)
現在の時刻が予め設定されたアラーム時刻になったかを判定するアラーム判定モジュールと、
前記アラーム判定モジュールで現在の時刻が前記アラーム時刻になったと判定された場合に、前記記憶部(メモリー)からアラーム音声データを読み出して再生するアラーム再生モジュールと、
を更に備える付記56〜65のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記67)(プログラム。第2録音)
前記アラーム音声データの再生を停止する操作に基づいて、録音ボタンを所定の領域に配置した録音待機画面を表示パネルに表示させる録音待機画面表示モジュールと、
を更にCPUに実行させ、
前記音声符号化モジュールは、前記録音待機画面の前記所定の領域に配置された前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて、前記マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成し、
前記音声データ格納モジュールは、音声符号化モジュールで生成された音声データを、現在の日時と関連付けた状態で、かつ、前記トップ画面の前記第1領域に配置された前記第1ボタンに対する操作入力に基づいて生成された音声データであるか又は前記録音待機画面の前記所定の領域に配置された前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて生成された音声データであるかを判別可能な状態で前記記憶部(メモリー)に格納する、
付記66に記載のプログラム。
(付記68)(プログラム。音声アイコン)
前記トップ画面表示モジュールは、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、各日付のスペースに、当該日付の第1時刻から次の日付の前記第1時刻までの間の日時と関連付けられた前記音声データとリンクされたアイコンを配置した第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面に表示させ、
前記第1カレンダーに含まれる各日付のスペースに配置された前記アイコンに対する選択操作に基づいて、当該アイコンに関連付けられた音声データを前記記憶部(メモリー)から読み出して再生する音声データ再生モジュールを更に備える、
付記56〜67のいずれか1項に記載のプログラム、
(付記69)(プログラム。充実度)
前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、複数の選択肢を配置した選択画面を前記表示パネルに表示させる選択肢表示モジュールと、
前記選択画面に配置される前記複数の選択肢のいずれかを選択する操作に基づいて、前記選択された選択肢を特定する情報を前記記憶部(メモリー)に格納する選択肢情報格納モジュールと、
を更にCPUに実行させ、
前記音声データ格納モジュールは、前記音声符号化モジュールで生成された音声データを現在の日時と前記選択肢情報と関連付けた状態で記憶部(メモリー)に格納する、
付記56〜68に記載のプログラム。
(付記70)(プログラム。充実度)
前記カレンダー画面表示モジュールは、前記トップ画面の第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、音声データが関連付けられている日付の欄に前記音声データに関連付けられた前記選択肢情報に対応するアイコンを配置したカレンダーを表示パネルに表示させる、
付記69に記載のプログラム。
(付記71)(方法。実施の形態1)
画面を表示する表示パネルと、音声を収音するマイクロフォンと、音声を放音するスピーカーと、前記表示パネルに表示されるボタン又はアイコンを選択する操作を検知する操作検知部と、音声日記管理方法を実行するプロセッサと、データ及び音声日記管理方法を記憶する記憶部と、を少なくとも具備する装置において使用される音声日記管理方法であって、
少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ所定の領域に配置したトップ画面を表示パネルに表示させるトップ画面表示ステップと、
前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、マイクロフォンで収音された音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成する音声符号化ステップと、
前記音声符号化ステップで生成された音声データを現在の日時又は前記符号化に係る日時と関連付けた状態で記憶部に格納する音声データ格納ステップと、
前記トップ画面の第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを表示パネルに表示させるカレンダー画面表示ステップと、
音声データを前記記憶部から読み出して再生する音声データ再生ステップと、
を備える音声日記管理方法。
(付記72)
前記音声データ再生ステップは、前記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該選択された日付の第1時刻から次の日付の第1時刻までの間の日時と関連付けられた音声データを前記記憶部から読み出して再生する、
付記71に記載の音声日記管理方法。
(付記73)
前記音声データ再生ステップは、前記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該選択された日付に関連付けられた音声データを前記記憶部から読み出して再生する、
付記71に記載の音声日記管理方法。
(付記74)
前記カレンダー画面表示ステップは、音声データが関連付けられた日付と音声データが関連付けられていない日付とをそれぞれ判別可能な状態で暦に従って規則的に配列したカレンダーを前記表示パネルに表示させ、
前記音声データ再生ステップは、前記カレンダーに含まれる日付のうち、前記音声データが関連付けられた日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを前記記憶部から読み出して再生する、
付記72又は73に記載の音声日記管理方法。
(付記75)
前記トップ画面表示ステップは、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面を前記表示パネルに表示させ、
前記カレンダー画面表示ステップは、前記トップ画面の前記第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、前記第1カレンダーに含まれる日付の数よりも多い数の日付又は週又は月を含む第2カレンダーを前記表示パネルに表示させる、
付記71〜74のいずれか1項に記載の音声日記管理方法。
(付記76)
前記トップ画面表示ステップは、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、複数の日付を一次元状に配列した第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面を前記表示パネルに表示させ、
前記カレンダー画面表示ステップは、前記トップ画面の前記第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、前記第1カレンダーに含まれる日付の数よりも多い数の日付を2次元状に配列した第2カレンダーを前記表示パネルに表示させる、
付記75に記載の音声日記管理方法。
(付記77)
前記音声符号化ステップは、前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、予め設定された第1の期間に渡って前記マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成し、
前記音声データ格納ステップは、前記第1の期間に渡って前記音声符号化ステップで行われる符号化処理によって生成された音声データを現在の日時又は前記符号化に係る日時と関連付けた状態で記憶部に格納する、
付記71〜76のいずれか1項に記載の音声日記管理方法。
(付記78)
前記音声符号化ステップが前記マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成している間、前記予め設定された第1の期間が満了するまでの残存時間を前記表示パネルに表示させる残存時間表示ステップを更に備える、
付記77に記載の音声日記管理方法。
(付記79)
現在の時刻が予め設定されたアラーム時刻になったかを判定するアラーム判定ステップと、
前記アラーム判定ステップで現在の時刻が前記アラーム時刻になったと判定された場合に、前記記憶部からアラーム音声データを読み出して再生するアラーム再生ステップと、
前記アラーム音声データの再生を停止する操作に基づいて、録音ボタンを所定の領域に配置した録音待機画面を表示パネルに表示させる録音待機画面表示ステップと、
を更に備え、
前記音声符号化ステップは、前記録音待機画面の前記所定の領域に配置された前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて、前記マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成し、
前記音声データ格納ステップは、前記音声符号化ステップで生成された音声データを、現在の日時又は前記符号化に係る日時と関連付けた状態で、かつ、前記トップ画面の前記第1領域に配置された前記第1ボタンに対する操作入力に基づいて生成された音声データであるか又は前記録音待機画面の前記所定の領域に配置された前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて生成された音声データであるかを判別可能な状態で前記記憶部に格納する、
付記71〜78のいずれか1項に記載の音声日記管理方法。
(付記80)
前記トップ画面表示ステップは、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、各日付のスペースに当該日付の第1時刻から次の日付の前記第1時刻までの間の日時と関連付けられた前記音声データとリンクされたアイコンを配置した第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面に表示させ、
前記音声データ再生ステップは、前記第1カレンダーに含まれる各日付のスペースに配置された前記アイコンに対する選択操作に基づいて、当該アイコンに関連付けられた音声データを前記記憶部から読み出して再生する、
付記71〜79のいずれか1項に記載の音声日記管理方法、
(付記81)
前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、複数の選択肢を配置した選択画面を前記表示パネルに表示させる選択肢表示ステップと、
前記選択画面に配置される前記複数の選択肢のいずれかを選択する操作に基づいて、前記選択された選択肢を特定する情報を前記記憶部に格納する選択肢情報格納ステップと、
を更に備え、
前記音声データ格納ステップは、前記音声符号化ステップで生成された音声データを現在の日時又は前記符号化に係る日時と前記選択肢情報と関連付けた状態で前記記憶部に格納する、
付記71〜80に記載の音声日記管理方法。
本発明に係る音声記憶管理装置は、日々の出来事や感じたこと、学んだことなどを人々が手軽かつ持続的に日記として記録できることで一日一日を大切に生き、充実した人生をサポートすることに利用する事ができる。
100 音声記憶管理装置 101 表示パネル
102 操作入力部(タッチパネル部) 103 音声入力部(マイクロフォン)
104 音声出力部(スピーカー) 105 第2操作入力部(ホームボタン)
106 補助記憶装置(HDD) 107 情報処理装置(CPU)
108 主記憶装置(RAM) 109 ショートカットボタン
110 録音ボタン 111 再生ボタン(カレンダー読出しボタン)
112 録音画面 113 録音時間画面
114 録音停止ボタン 115 一時停止ボタン
116 録音マーク 117 録音再開ボタン
118 一時停止中アイコン 119 カレンダー
120 リターンボタン 121 カレンダー移動ボタン
122 カレンダー移動ボタン 123 カレンダー移動バー
124 現在日日付アイコン 125 音声有り日付アイコン
126 音声無し日付アイコン 127 音声再生プレイヤー
128 音声再生中日付アイコン 129 記憶部
130 制御部 131 音声録音部
132 音声再生部 133 時間算出部
134 表示制御部 135 一時停止ボタン
136 録音停止ボタン 137 音声レベル検知部(音圧レベル検知部)
138 無音区間削除部
200 音声記憶管理装置 201 カレンダー(第1カレンダー)
202 音声有り日付アイコン 203 音声無し日付アイコン
204 移動ボタン 205 移動ボタン
206 時計画面 207 カレンダー(縮小カレンダー)
300 音声記憶管理装置 301 タイマー部
302 操作入力部(操作検知部) 303 録音残り時間画面
304 録音完了画面
400 音声記憶管理装置 401 設定ボタン
402 設定画面 403 アラーム設定欄
404 アラーム時刻設定欄 405 アラーム音設定欄
406 閉ボタン 407 アラーム判定部
408 設定部 409 録音停止ボタン
410 メッセージ表示エリア
500 音声記憶管理装置 501 目標アイコン
502 日記アイコン 503 現在日付欄
504 再生中アイコン 505 音声再生プレイヤー
506 再生音声データ表示欄 507 再生操作盤
508 再生設定ボタン 509 再生設定画面
510 録音ボタン(第2録音ボタン) 511 録音停止ボタン
513 カレンダー(第2カレンダー) 514 移動ボタン
515 移動ボタン 516 閉ボタン
600 音声記憶管理装置 610 選択画面
611 第1選択肢アイコン 612 第2選択肢アイコン
613 第3選択肢アイコン 614 第4選択肢アイコン
615 第5選択肢アイコン 616 選択済アイコン
617 カレンダー(第2カレンダー) 618 充実度アイコン
619 充実度無しアイコン
700 音声記憶管理装置 701 充実度判定部
710 表示エリア
800 音声記憶管理装置 801 第1出来事アイコン
802 第2出来事アイコン 803 第3出来事アイコン
804 第4出来事アイコン 805 第5出来事アイコン
806 第6出来事アイコン 807 第7出来事アイコン
808 第8出来事アイコン 809 第9出来事アイコン
810 第10出来事アイコン 850 出来事選択画面
851 第2カレンダー 852 出来事表示アイコン
900 音声記憶管理装置 901 第1カレンダー
902 日付欄 903 メモ音声アイコン
904 充実度アイコン 905 音声アイコン
910 日記録音ボタン 911 メモ録音ボタン
912 カレンダー読出しボタン
1000 音声記憶管理装置 1001 第1カレンダー
1011 音声メモ録音ボタン 1012 文字メモ記録ボタン
1013 静止画像撮影ボタン 1014 動画像撮影ボタン
1015 データ表示画面 1016 メモ音声アイコン
1017 メモ文章アイコン 1018 静止画像アイコン
1019 動画像アイコン 1020 選択中アイコン
1021 操作盤 1022 動画像再生プレイヤー
1023 ソフトキーボード 1024 文字表示画面
1025 保存ボタン 1026 終了ボタン
1027 画像表示領域 1028 撮影ボタン
1031 カメラ部 1032 静止画像撮影部
1033 動画像撮影部
1100 音声記憶管理装置 1101 パスワード設定部
1102 暗号化部 1103 復号部
1104 パスワード照合部 1105 パスワード入力欄
1106 ポップアップ画面

Claims (15)

  1. 画面を表示する表示パネルと、音声を収音するマイクロフォンと、音声を放音するスピーカーと、前記表示パネルに表示されるボタン又はアイコンを選択する操作を検知する操作検知部と、プログラムを実行するプロセッサと、データ及びプログラムを記憶する記憶部と、を少なくとも具備する装置において前記プロセッサで実行されるプログラムであって、
    少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ所定の領域に配置したトップ画面を表示パネルに表示させるトップ画面表示モジュールと、
    前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、マイクロフォンで収音された音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成する音声符号化モジュールと、
    前記音声符号化モジュールで生成された音声データを現在の日時又は前記符号化に係る日時と関連付けた状態で記憶部に格納する音声データ格納モジュールと、
    前記トップ画面の第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、複数の日付を含むカレンダーを表示パネルに表示させるカレンダー画面表示モジュールと、
    音声データを前記記憶部から読み出して再生する音声データ再生モジュールと、
    を備えるプログラム。
  2. 前記音声データ再生モジュールは、前記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該選択された日付の第1時刻から次の日付の第1時刻までの間の日時と関連付けられた音声データを前記記憶部から読み出して再生する、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記音声データ再生モジュールは、前記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、当該選択された日付に関連付けられた音声データを前記記憶部から読み出して再生する、
    請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記カレンダー画面表示モジュールは、音声データが関連付けられた日付と音声データが関連付けられていない日付とをそれぞれ判別可能な状態で暦に従って規則的に配列したカレンダーを前記表示パネルに表示させ、
    前記音声データ再生モジュールは、前記カレンダーに含まれる日付のうち、前記音声データが関連付けられた日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを前記記憶部から読み出して再生する、
    請求項2又は3に記載のプログラム。
  5. 前記トップ画面表示モジュールは、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面を前記表示パネルに表示させ、
    前記カレンダー画面表示モジュールは、前記トップ画面の前記第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、前記第1カレンダーに含まれる日付の数よりも多い数の日付又は週又は月を含む第2カレンダーを前記表示パネルに表示させる、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記トップ画面表示モジュールは、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、複数の日付を一次元状に配列した第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面を前記表示パネルに表示させ、
    前記カレンダー画面表示モジュールは、前記トップ画面の前記第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、前記第1カレンダーに含まれる日付の数よりも多い数の日付を2次元状に配列した第2カレンダーを前記表示パネルに表示させる、
    請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記音声符号化モジュールは、前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、予め設定された第1の期間に渡って前記マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成し、
    前記音声データ格納モジュールは、前記第1の期間に渡って前記音声符号化モジュールで生成された音声データを現在の日時又は前記符号化に係る日時と関連付けた状態で記憶部に格納する、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記音声符号化モジュールが前記マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成している間、前記予め設定された第1の期間が満了するまでの残存時間を前記表示パネルに表示させる残存時間表示モジュールを更に備える、
    請求項7に記載のプログラム。
  9. 現在の時刻が予め設定されたアラーム時刻になったかを判定するアラーム判定モジュールと、
    前記アラーム判定モジュールで現在の時刻が前記アラーム時刻になったと判定された場合に、前記記憶部からアラーム音声データを読み出して再生するアラーム再生モジュールと、
    前記アラーム音声データの再生を停止する操作に基づいて、録音ボタンを所定の領域に配置した録音待機画面を表示パネルに表示させる録音待機画面表示モジュールと、
    を更に備え、
    前記音声符号化モジュールは、前記録音待機画面の前記所定の領域に配置された前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて、前記マイクロフォンで収音される音声を所定の符号化方式で符号化して音声データを生成し、
    前記音声データ格納モジュールは、前記音声符号化モジュールで生成された音声データを、現在の日時又は前記符号化に係る日時と関連付けた状態で、かつ、前記トップ画面の前記第1領域に配置された前記第1ボタンに対する操作入力に基づいて生成された音声データであるか又は前記録音待機画面の前記所定の領域に配置された前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて生成された音声データであるかを判別可能な状態で前記記憶部に格納する、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプログラム。
  10. 前記トップ画面表示モジュールは、少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、各日付のスペースに当該日付の第1時刻から次の日付の前記第1時刻までの間の日時と関連付けられた前記音声データとリンクされたアイコンを配置した第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面に表示させ、
    前記音声データ再生モジュールは、前記第1カレンダーに含まれる各日付のスペースに配置された前記アイコンに対する選択操作に基づいて、当該アイコンに関連付けられた音声データを前記記憶部から読み出して再生する、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載のプログラム、
  11. 前記トップ画面の第1領域に配置された前記第1ボタンに対する選択操作に基づいて、複数の選択肢を配置した選択画面を前記表示パネルに表示させる選択肢表示モジュールと、
    前記選択画面に配置される前記複数の選択肢のいずれかを選択する操作に基づいて、前記選択された選択肢を特定する情報を前記記憶部に格納する選択肢情報格納モジュールと、
    を更に備え、
    前記音声データ格納モジュールは、前記音声符号化モジュールで生成された音声データを現在の日時又は前記符号化に係る日時と前記選択肢情報と関連付けた状態で前記記憶部に格納する、
    請求項1乃至10に記載のプログラム。
  12. 画面を表示する表示パネルと、
    ユーザからの操作入力を受ける操作入力部と、
    前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて前記表示パネルで表示する画面を制御する表示制御部と、
    前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を録音する音声録音部と、
    前記操作入力部で受けた操作入力に基づいて音声を再生する音声再生部と、
    を少なくとも具備する音声記憶管理装置であって、
    前記表示制御部は、
    前記操作入力部で受けたアプリケーション起動操作に基づいて、少なくとも音声を録音する第1ボタンと、再生する音声データを選択する画面に移動する第2ボタンと、を含むトップ画面を表示パネルに表示する制御を行い、
    前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記再生ボタンの選択操作に基づいて複数の日付を含むカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
    前記音声録音部は、
    前記操作入力部で受けた前記トップ画面に含まれる前記録音ボタンに対する選択操作に基づいて音声を録音する処理を開始する、
    音声記憶管理装置。
  13. 前記音声再生部は、前記操作入力部で受けた前記カレンダーに含まれる日付に対する選択操作に基づいて、前記日付に関連付けられた音声データを再生する処理を開始する、
    請求項12に記載の音声記憶管理装置。
  14. 前記表示制御部は、音声データが関連付けられた日付と音声データが関連付けられていない日付とをそれぞれ判別可能な状態で暦に従って規則的に配列したカレンダーを前記表示パネルに表示する制御を行い、
    前記音声再生部は、前記カレンダーに含まれる日付のうち、前記音声データが関連付けられた日付に対する選択操作に基づいて、当該日付に関連付けられた音声データを再生する、
    請求項13に記載の音声記憶管理装置。
  15. 前記表示制御部は、
    少なくとも異なるグラフィックの第1ボタン及び第2ボタンをそれぞれ第1領域及び第2領域に配置し、第1カレンダーを第3領域に配置したトップ画面を前記表示パネルに表示する制御を行い、
    前記トップ画面の前記第2領域に配置された前記第2ボタンに対する選択操作に基づいて、前記第1カレンダーに含まれる日付の数よりも多い数の日付を含む第2カレンダーを前記表示パネルに表示させる、
    請求項12乃至14のいずれか1項に記載の音声記憶管理装置。
JP2012187090A 2012-08-28 2012-08-28 音声記憶管理装置、プログラム Pending JP2014044600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187090A JP2014044600A (ja) 2012-08-28 2012-08-28 音声記憶管理装置、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187090A JP2014044600A (ja) 2012-08-28 2012-08-28 音声記憶管理装置、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014044600A true JP2014044600A (ja) 2014-03-13

Family

ID=50395813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012187090A Pending JP2014044600A (ja) 2012-08-28 2012-08-28 音声記憶管理装置、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014044600A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2575975A (en) * 2018-07-27 2020-02-05 Less Is Mor Ltd Computer implemented methods for generating and selecting media data

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07296079A (ja) * 1993-12-22 1995-11-10 Hitachi Ltd 情報処理システム
JPH11232228A (ja) * 1998-02-12 1999-08-27 Sony Corp 通信機器
JP2005189618A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Casio Comput Co Ltd 音声録音装置及びプログラム
JP2009266283A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Sony Corp 音声記憶装置、音声記憶方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07296079A (ja) * 1993-12-22 1995-11-10 Hitachi Ltd 情報処理システム
JPH11232228A (ja) * 1998-02-12 1999-08-27 Sony Corp 通信機器
JP2005189618A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Casio Comput Co Ltd 音声録音装置及びプログラム
JP2009266283A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Sony Corp 音声記憶装置、音声記憶方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2575975A (en) * 2018-07-27 2020-02-05 Less Is Mor Ltd Computer implemented methods for generating and selecting media data

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10971261B2 (en) Optimal sleep phase selection system
JP5092357B2 (ja) 撮像表示装置、撮像表示方法
JP2007188597A (ja) コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法並びにプログラム
WO2012144396A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2016042889A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
EP1846847A1 (en) Categorizing songs on a physiological effect
US20130131849A1 (en) System for adapting music and sound to digital text, for electronic devices
JP7136099B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP3544118B2 (ja) 電子書籍表示装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2014044600A (ja) 音声記憶管理装置、プログラム
JP6115976B1 (ja) 情報処理機器、プログラム
JP2018097239A (ja) 音声再生装置及びプログラム
JP2008249878A (ja) 質問出題装置、情報編集装置、質問出題プログラム及び情報編集プログラム
JP4046483B2 (ja) 情報再生装置
JPWO2020136589A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび情報処理システム
JP5541529B2 (ja) コンテンツ再生装置、楽曲推薦方法およびコンピュータプログラム
JP2009283020A (ja) 記録装置、再生装置、及びプログラム
TWI318078B (ja)
JP2007164932A (ja) 再生装置および再生方法並びにプログラム
JP2006091313A (ja) 最適歩行促進システム、最適歩行促進方法、および最適歩行促進プログラム
KR20080016265A (ko) 반복적으로 재생되는 동영상 방명록 시스템 및 그시스템에서 수행되는 방법
JP3539754B2 (ja) 故人を祀る装置
JP2005080000A (ja) インデキシング装置、映像再生装置及び方法
JP5447930B2 (ja) 遊戯システム及び遊戯装置
JP2014182656A (ja) コンテンツ再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160524